JP4562083B2 - 小型電子機器 - Google Patents

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本発明は、筐体の表面に着脱自在に取り付けられる化粧パネルを具えた携帯電話機等の小型電子機器に関するものである。
従来の携帯電話機においては、多種多様なユーザの趣向に対応するため、デザインの異なる化粧パネルを用意し、該化粧パネルを携帯電話機の表面に着脱自在に取り付けられるように構成したものがある。
例えば、図14に示す携帯電話機(7)は、一対のヒンジ機構(73)(73)を介して、第1筐体(71)と第2筐体(72)とを互いに開閉可能に連結して構成される。第1筐体(71)には第2筐体(72)との対向面に、LCD(図示省略)が配備されると共に、第2筐体(72)には第1筐体(71)との対向面に、複数の操作釦(図示省略)が配備されている。
携帯電話機(7)は、第1筐体(71)の背面に着脱自在に取り付けられる化粧パネル(8)を具えている。第1筐体(71)の背面の両側部には、第1筐体(71)の長手方向に沿って直線状に伸びる一対のスライド溝(74)(74)が、その開口部を第1筐体(71)の外側に向けて形成されると共に、第1筐体(71)の端部には、一対の係止部(75)(75)が形成されている。
又、化粧パネル(8)の裏面の両側部には、化粧パネル(8)の長手方向に沿って直線状に伸びる一対のスライド係合部(81)(81)が、互いに向き合う方向に突設されると共に、化粧パネル(8)の裏面の端部には、一対の係止片(82)(82)が化粧パネル(8)の内側に向けて突設されている。
図15に示す如く、第1筐体(71)の各スライド溝(74)の略中央部には、開口部(76)が開設され、該開口部(76)に隣接する第1筐体(71)の内壁面には、内側に向けて一対のL字状リブ部(77)(77)が突設され、該リブ部(77)(77)の間には、略コ字状のロックバネ(9)が配置されている。ロックバネ(9)の中央部には、突起部(91)が形成されており、該突起部(91)が、前記開口部(76)を通してスライド溝(74)内に突出している。
又、化粧パネル(8)の各スライド係合部(81)の中央部には、化粧パネル(8)の内側に向けて凸部(83)が設けられている。
携帯電話機(7)の第1筐体(71)に化粧パネル(8)を取り付ける場合には、図14に示す第1筐体(71)の背面に沿って、ヒンジ機構(72)(72)に連結された第1筐体(71)の基端部とは反対側の端部側から前記基端部に向けて、化粧パネル(8)をスライドさせる。
化粧パネル(8)をスライドさせる過程で、化粧パネル(8)のスライド係合部(81)が第1筐体(71)のスライド溝(74)に係合し、これによって、化粧パネル(8)のスライド方向に直交する2方向の移動が不能となり、化粧パネル(8)の前記スライド方向に沿った移動のみが許容されることになる。
更に、化粧パネル(8)をスライドさせると、図15に示すスライド係合部(81)の凸部(83)が、ロックバネ(9)の突起部(91)の第1傾斜面(92a)上を摺動し、これによって、ロックバネ(9)は第1筐体(71)の内側に向けて弾性変形する。
その後、スライド係合部(81)の凸部(83)が、ロックバネ(9)の突起部(91)を乗り越えた状態で、化粧パネル(8)は、第1筐体(71)の背面の所定位置に取り付けられる。又、この状態で、図1に示す第1筐体(71)の一対の係止部(75)(75)と、化粧パネル(8)の一対の係止片(82)(82)とが、それぞれ互いに係合する。
化粧パネル(8)が第1筐体(71)の背面の所定位置に取り付けられた状態で、化粧パネル(8)の取り外し方向、即ち第1筐体(71)の基端部側から反対側の端部に向かう方向の力が、化粧パネル(8)に作用した場合には、スライド係合部(81)の凸部(83)が、ロックバネ(9)の突起部(91)の第2傾斜面(92b)を押圧し、これによって、ロックバネ(9)が第1筐体(71)の内側に向けて弾性変形して、取り外し方向の力に対して抗力を発揮する。これによって、化粧パネル(8)に一定以上の取り外し方向の力が作用しない限り、第1筐体(71)の背面から化粧パネル(8)が脱落しない様になっている。
一方、化粧パネル(8)を第1筐体(71)から取り外す場合には、図14に示す第1筐体(71)の背面に沿って、第1筐体(71)の基端部側から反対側の端部に向けてスライドさせる。
化粧パネル(8)をスライドさせる過程で、図15に示すスライド係合部(81)の凸部(83)が、ロックバネ(9)の突起部(91)の第2傾斜面(92b)上を摺動し、これによって、ロックバネ(9)は第1筐体(71)の内側に向けて弾性変形する。
スライド係合部(81)の凸部(83)が、ロックバネ(9)の突起部(91)を乗り越えた後、化粧パネル(8)を更にスライドさせると、化粧パネル(8)のスライド係合部(81)と第1筐体(71)のスライド溝(74)との係合が外れ、これによって、化粧パネル(8)の取り外しが可能となる(特許文献1参照)。
特開2003−143268号公報 [H04M 1/02]
しかしながら、上記従来の携帯電話機(7)の化粧パネル(8)の着脱構造においては、例えば、携帯電話機(7)を誤って床面に落下させた場合、第1筐体(71)或いは化粧パネル(8)に衝撃力が加わって、化粧パネル(8)に取り外し方向の力が作用することになる。このとき、図15に示す化粧パネル(8)のスライド係合部(81)の凸部(83)が、一旦ロックバネ(9)の突起部(91)を乗り越えてしまうと、取り外し方向の力に対する抗力が作用しなくなるため、化粧パネル(8)が容易に外れてしまう問題があった。
そこで、本発明の目的は、化粧パネルが容易に外れてしまうことのない小型電子機器を提供することである。
本発明の小型電子機器は、筐体(2)と、該筐体(2)の表面に沿って1軸方向にスライドさせることにより該表面に対する着脱操作が可能な化粧パネル(4)とを具え、前記筐体(2)には、前記1軸方向に沿って長孔(23)が開設され、前記化粧パネル(4)の裏面には、前記長孔(23)に嵌入可能なスライド係合部(41)が突設されている。
該化粧パネル(4)は、スライド係合部(41)が筐体(2)の長孔(23)の長手方向の一方の端部側に位置して、化粧パネル(4)の取り外しが可能な第1位置と、スライド係合部(41)が筐体(2)の長孔(23)の長手方向の他方の端部側に位置して、化粧パネル(4)が筐体(2)の所定位置に固定される第2位置との間で往復移動が可能であり、筐体(2)には、前記長孔(23)に沿って、化粧パネル(4)の移動に対して抗力を発揮すべき弾性部材が配備され、該弾性部材は、化粧パネル(4)が前記第1位置と第2位置との間の一定範囲内でスライドする過程でスライド係合部(41)に摺接すべき摺接部を有している。
上記本発明の小型電子機器において、化粧パネル(4)が筐体(2)の表面の所定位置に取り付けられた状態で、例えば、誤って床面に落下させ、筐体(2)或いは化粧パネル(4)に衝撃力が加わって、化粧パネル(4)に取り外し方向の力が作用した場合には、化粧パネル(4)は、前記第2位置から第1位置に向かって移動することになる。
ここで、化粧パネル(4)が前記第2位置と第1位置との間の一定範囲内に位置しているときには、化粧パネル(4)のスライド係合部(41)が弾性部材に摺接し、該弾性部材によって、化粧パネル(4)の取り外し方向の移動に対して抗力が発揮されることになる。
従って、上記本発明の小型電子機器によれば、化粧パネル(4)に取り外し方向の力が作用したとしても、化粧パネル(4)が前記第1位置と第2位置の間の一定範囲内に位置している限り、弾性部材によって発揮される抗力によって、化粧パネル(4)は筐体(2)に保持されることになる。
具体的構成において、前記弾性部材は、前記筐体(2)の長孔(23)に沿って設置された板バネ(5)であって、その中央部に、長孔(23)に向かって突出する平坦部(51)を有し、該平坦部(51)が前記摺接部を形成しており、前記化粧パネル(4)が前記第1位置と第2位置との間をスライドする過程で、該板バネ(5)の平坦部(51)上を前記スライド係合部(41)が摺動する。
該具体的構成において、化粧パネル(4)のスライド係合部(41)は、板バネ(5)の平坦部(51)の長さに相当する前記第1位置と第2位置との間の一定範囲内で、該平坦部(51)に摺接することになる。このとき、板バネ(5)の弾性力によって、化粧パネル(4)のスライド係合部(41)と板バネ(5)の平坦部(51)との間に大きな摺動抵抗が生じ、この結果、化粧パネル(4)の取り外し方向の移動に対して抗力が発揮されることになる。
又、具体的構成において、前記板バネ(5)には、前記平坦部(51)の一端から伸びて前記筐体(2)の長孔(23)から離間する傾斜部(52b)が形成されており、前記化粧パネル(4)が前記第2位置に位置しているとき、該化粧パネル(4)のスライド係合部(41)が、前記板バネ(5)の傾斜部(52b)に摺接し、該傾斜部(52b)の弾性付勢力によって、化粧パネル(4)が第2位置に向けて押圧される。
該具体的構成において、化粧パネル(4)が筐体(2)の表面の所定位置に取り付けられた状態で、化粧パネル(4)のスライド係合部(41)は、板バネ(5)の傾斜部(52b)に摺接しており、板バネ(5)の弾性付勢力によって、化粧パネル(4)のスライド係合部(41)は、前記筐体(2)の長孔(23)の内面に対して押し付けられることになる。これによって、例えば、スピーカから発せられる着信音により化粧パネル(4)が振動することが防止され、化粧パネル(4)が振動することによる所謂ビビリ音の発生を防止することが出来る。
更に具体的な構成において、前記化粧パネル(4)のスライド係合部(41)はL字形状に形成されて、化粧パネル(4)の裏面に対して略垂直な軸部(41a)と、該軸部(41a)の先端に化粧パネル(4)の裏面に対して略平行に突設された頭部(41b)とを有し、前記筐体(2)の長孔(23)は、前記1軸方向に沿って、幅の広い第1開口部(23a)と幅の狭い第2開口部(23b)とを有し、化粧パネル(4)は、前記第1位置にて、スライド係合部(41)が前記長孔(23)の第1開口部(23a)に嵌入可能であり、前記第2位置にて、スライド係合部(41)の軸部(41a)が前記長孔(23)の第2開口部(23b)に嵌合すると共に、頭部(41b)が該第2開口部(23b)の開口縁に係合する。
該具体的構成において、化粧パネル(4)が前記第1位置に位置している場合、即ち化粧パネル(4)のスライド係合部(41)が筐体(2)の長孔(23)の第1開口部(23a)内に位置している場合、筐体(2)の長孔(23)の第1開口部(23a)は、化粧パネル(4)のスライド係合部(41)を嵌入可能な形状を有しているため、化粧パネル(4)を筐体(2)から抵抗なく取り外すことが出来る。
一方、化粧パネル(4)が前記第2位置に位置している場合には、スライド係合部(41)の軸部(41a)が前記長孔(23)の第2開口部(23b)に嵌合すると共に、頭部(41b)が該第2開口部(23b)の開口縁に係合し、これによって、化粧パネル(4)のスライド方向に直交する2方向の移動が不能となる。
本発明の小型電子機器によれば、化粧パネル(4)が筐体(2)から容易に脱落することが防止され、これによって、化粧パネル(4)の破損や紛失を防止することが出来る。
以下、本発明を携帯電話機に実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明の携帯電話機(1)は、図1に示す如く、一対のヒンジ機構(12)(12)を介して、第1筐体(2)と第2筐体(3)とを互いに開閉可能に連結して構成される。第1筐体(2)には第2筐体(3)との対向面に、メインLCD(図示省略)が配備されると共に、第2筐体(3)には第1筐体(2)との対向面に、複数の操作釦(図示省略)が配備されている。
第1筐体(2)は、背面カバー(21)と表面カバー(22)とから構成され、背面カバー(21)の窓部から、第1筐体(2)の内部に配備されたサブLCD(11)が露出している。又、第1筐体(2)の背面カバー(21)には、化粧パネル(4)が着脱自在に取り付けられている。
図3及び図4に示す如く、化粧パネル(4)は略U字状を呈し、化粧パネル(4)のベース部(48)の両端から略平行に伸びる両側部(49)(49)の裏面には、一対のL字状のスライド係合部(41)(41)が互いに向き合う方向に突設されている。又、両側部(49)(49)の外周部の裏面には、複数対の突片(42)(42)が互いに向き合う方向に突設されている。更に、両側部(49)(49)の先端部及び基端部の裏面には、一対のL字状の係止片(43)(43)がそれぞれ突設されている。
図7に示す如く、各スライド係合部(41)は、化粧パネル(4)の裏面に対して略垂直な軸部(41a)と、該軸部(41a)の先端に該裏面に対して略平行に突設された頭部(41b)とを有している。
尚、化粧パネル(4)の材質としては、ABS樹脂やPC/ABS樹脂、或いはPMMA樹脂等の合成樹脂を用いることが出来る。
図2に示す如く、第1筐体(2)の背面カバー(21)には、図4に示す化粧パネル(4)の一対のスライド係合部(41)(41)が係合すべき一対の長孔(23)(23)が開設され、各長孔(23)は、ヒンジ機構(12)(12)に連結された背面カバー(21)の基端部から該基端部とは反対側の端部(以下、先端部という)側に向けて長い形状を有している。各長孔(23)は、背面カバー(21)の先端部側の第1開口部(23a)と、基端部側の第2開口部(23b)とから構成され、該長孔(23)の長手方向に直交する方向の第1開口部(23a)の幅は、第2開口部(23b)の幅よりも大きく形成されると共に、該第1開口部(23a)は、化粧パネル(4)のスライド係合部(41)の頭部(41b)を嵌入させることが可能な開口形状を有している。
又、第1筐体(2)の背面カバー(21)の外周部には、図4に示す化粧パネル(4)の複数対の突片(42)(42)が係合すべき複数対のガイド溝(24)(24)が形成されており、背面カバー(21)の基端部及び先端部の両側部には、図4に示す化粧パネル(4)の係止片(43)(43)が係合すべき一対の係止部(25)(25)がそれぞれ形成されている。
図5及び図6に示す如く、第1筐体(2)の背面カバー(21)の裏面には、各長孔(23)の長手方向に平行な2つの内壁面(26a)(26b)の内、第1筐体(2)の内側に位置する内壁面(26b)に沿って、略コ字状の板バネ(5)が設置されている。板バネ(5)は、前記長孔(23)の第2開口部(23b)の内壁面(26b)に沿う平坦部(51)と、該平坦部(51)の両端から伸びて第1筐体(2)の長孔(23)から離間する一対の傾斜部(52a)(52b)とを具えている。
化粧パネル(4)は、該化粧パネル(4)のスライド係合部(41)が背面カバー(21)の長孔(23)の第1開口部(23a)内に位置して、化粧パネル(4)の取り外しが可能な第1位置と、該化粧パネル(4)のスライド係合部(41)が筐体(2)の長孔(23)の第1開口部(23b)側の端部に位置して、化粧パネル(4)が背面カバー(21)の所定位置に固定された第2位置との間でスライドが可能となっている。
図5乃至図7は、化粧パネル(4)が前記第1位置に設置されている状態を示しており、この状態で、化粧パネル(4)のスライド係合部(41)は、背面カバー(21)の長孔(23)の第1開口部(23a)内に位置し、板バネ(5)から離間している。又、該スライド係合部(41)の軸部(41a)及び頭部(41b)は、図7に示す如く、背面カバー(21)と係合していないため、化粧パネル(4)を抵抗なく取り外すことが出来る。
第1筐体(2)の背面カバー(21)に化粧パネル(4)を取り付ける場合には、先ず、化粧パネル(4)のスライド係合部(41)の頭部(41b)を背面カバー(21)の長孔(23)の第1開口部(23a)内に嵌入せしめる。これによって、化粧パネル(4)は前記第1位置に位置することになる。
そして、化粧パネル(4)を背面カバー(21)の表面に沿って、背面カバー(21)の基端部方向へスライドさせる。
化粧パネル(4)をスライドさせる過程で、化粧パネル(4)のスライド係合部(41)は、背面カバー(21)の長孔(23)に沿って移動して、スライド係合部(41)の頭部(41b)が板バネ(5)の一方の傾斜部(52a)に当接する。該傾斜部(52a)は、スライド係合部(41)の頭部(41b)に押圧されて、第1筐体(2)の内側に向けて弾性変形し、これによって、化粧パネル(4)の移動が許容される。
図8乃至図10に示す前記第1位置と第2位置との間の中間位置まで、化粧パネル(4)をスライドさせると、化粧パネル(4)のスライド係合部(41)は、図8及び図9に示す如く、背面カバー(21)の長孔(23)の第2開口部(23b)内に位置し、スライド係合部(41)の頭部(41b)が板バネ(5)の平坦部(51)に摺接する。該平坦部(51)は、スライド係合部(41)の頭部(41b)に押圧されて、第1筐体(2)の内側に向けて弾性変位し、該板バネ(5)の弾性反発力によって、化粧パネル(4)のスライド係合部(41)の頭部(41b)と板バネ(5)の平坦部(51)との間の摺動抵抗が大きなものとなり、この結果、化粧パネル(4)のスライド動作に対して大きな抗力が発揮されることになる。
又、図10に示す如く、化粧パネル(4)のスライド係合部(41)の軸部(41a)が前記長孔(23)の第2開口部(23b)に嵌合すると共に、頭部(41b)が該第2開口部(23b)の開口縁に係合しているため、化粧パネル(4)のスライド方向に直交する2方向の移動が不能となり、該スライド方向に沿った化粧パネル(4)の移動のみが許容されることになる。
更に、図11乃至図13に示す前記第2位置まで化粧パネル(4)をスライドさせると、図11及び図12に示す如く、化粧パネル(4)のスライド係合部(41)の軸部(41a)が、背面カバー(21)の長孔(23)の第2開口部(23b)の内壁面に当接し、これによって、化粧パネル(4)の背面カバー(21)の基端部方向への移動が不能となる。又、この状態で、化粧パネル(4)のスライド係合部(41)の頭部(42b)は、板バネ(5)の平坦部(51)を乗り越えて傾斜部(52b)に摺接しており、板バネ(5)の弾性力によって、前記第2開口部(23b)の内壁面に押し付けられている。
又、図13に示す如く、化粧パネル(4)のスライド係合部(41)の軸部(41a)が前記長孔(23)の第2開口部(23b)に嵌合すると共に、頭部(41b)が該第2開口部(23b)の開口縁に係合しているため、これによって、化粧パネル(4)のスライド方向に直交する2方向の移動は不能となっている。
更に、図4に示す化粧パネル(4)の基端部及び先端部の裏面に突設された一対の係止片(43)(43)が、背面カバー(21)の基端部及び先端部に突設された一対の係止部(25)(25)にそれぞれ係合して、化粧パネル(4)は、背面カバー(21)の所定位置に固定されることになる。
第1筐体(2)の背面カバー(21)から化粧パネル(4)を取り外す場合には、化粧パネル(4)を前記第2位置から中間位置を経て第1位置まで、背面カバー(21)の先端部方向へスライドさせる。第1筐体(2)の背面カバー(21)に化粧パネル(4)を取り付ける上述の作業を逆の順序で行なうに過ぎないので、詳細な説明は省略する。
上記本発明の携帯電話機(1)において、化粧パネル(4)が背面カバー(21)の所定位置に取り付けられた状態で、例えば、携帯電話機(1)を誤って床面に落下させ、この結果、第1筐体(2)の背面カバー(21)或いは化粧パネル(4)に衝撃力が加わって、化粧パネル(4)に取り外し方向の力が作用した場合には、化粧パネル(4)は、前記第2位置から第1位置に向かって移動することになる。
ここで、前記第2位置と第1位置との間の中間位置においては、板バネ(5)の平坦部(51)の長さに相当する広い範囲内で、該平坦部(51)に化粧パネル(4)のスライド係合部(41)が摺接し、板バネ(5)の弾性力によって、化粧パネル(4)のスライド係合部(41)と板バネ(5)の平坦部(51)との間に大きな摺動抵抗が生じることとなり、この結果、化粧パネル(4)の取り外し方向の移動に対して抗力が発揮されることになる。
従って、上記本発明の携帯電話機(1)によれば、化粧パネル(4)に取り外し方向の力が作用したとしても、化粧パネル(4)が前記第1位置、即ち取り外し位置まで移動しない限り、化粧パネル(4)は、前記摺動抵抗によって第1筐体(2)の背面カバー(21)に保持されることになる。
これによって、化粧パネル(4)が第1筐体(2)の背面カバー(21)から容易に脱落することが防止され、この結果、化粧パネル(4)の脱落に伴う化粧パネル(4)の破損や紛失を防止することが出来る。
又、上記本発明の携帯電話機(1)によれば、化粧パネル(4)が第1筐体(2)の背面カバー(21)の所定位置に取り付けられた状態で、化粧パネル(4)のスライド係合部(41)は、図12に示す如く、板バネ(5)の傾斜部(52b)に摺接しており、板バネ(5)の弾性力によって、前記第2開口部(23b)の内壁面に押し付けられているので、例えば、スピーカから発せられる着信音によって、化粧パネル(4)が振動することはなく、化粧パネル(4)が振動することによる所謂ビビリ音は発生しない。
更に、図5及び図6に示す如く、板バネ(5)は第1筐体(2)の背面カバー(21)の裏面に設置されているので、図2に示す如く、化粧パネル(4)を背面カバー(21)から取り外した状態においても、背面カバー(21)の表面に露出することはない。従って、ユーザが板バネ(5)に触れることがないので、板バネ(5)を変形させたり破損することはない。
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、本実施例においては、化粧パネル(4)の移動に対して抗力を発揮する弾性部材として、平坦部(51)を有する板バネ(5)を採用したが、これに限らず、前記弾性部材は、化粧パネル(4)が前記第1位置と第2位置との間の広い範囲内で化粧パネル(4)の移動に対して抗力を発揮することが可能であれば、どの様な形状であっても可い。
本発明に係る携帯電話機の斜視図である。 該携帯電話機から化粧パネルを取り外した状態を示す斜視図である。 化粧パネルの斜視図である。 化粧パネルを裏面側から見た斜視図である。 化粧パネルが第1位置にあるとき、第1筐体の背面カバーを裏面側から見た平面図である。 図5のA部を拡大して示す平面図である。 図6のB−B線に沿う断面図である。 化粧パネルが中間位置にあるとき、第1筐体の背面カバーを裏面側から見た平面図である。 図8のC部を拡大して示す平面図である。 図9のD−D線に沿う断面図である。 化粧パネルが第2位置にあるとき、第1筐体の背面カバーを裏面側から見た平面図である 図11のE部を拡大して示す平面図である。 図9のF−F線に沿う断面図である。 従来の携帯電話機から化粧パネルを取り外した状態を示す斜視図である。 従来の携帯電話機の要部を拡大して示す一部破断平面図である。
符号の説明
(1) 携帯電話機
(2) 第1筐体
(21) 背面カバー
(23) 長孔
(23a) 第1開口部
(23b) 第2開口部
(24) ガイド溝
(25) 係止部
(3) 第2筐体
(4) 化粧パネル
(41) スライド係合部
(41a) 軸部
(41b) 頭部
(42) 突片
(43) 係止片
(5) 板バネ
(51) 平坦部
(52a)(52b) 傾斜部

Claims (4)

  1. 筐体(2)と、該筐体(2)の表面に沿って1軸方向にスライドさせることにより該表面に対する着脱操作が可能な化粧パネル(4)とを具えた小型電子機器において、前記筐体(2)には、前記1軸方向に沿って長孔(23)が開設され、前記化粧パネル(4)の裏面には、前記長孔(23)に嵌入可能なスライド係合部(41)が突設されており、該化粧パネル(4)は、スライド係合部(41)が筐体(2)の長孔(23)の長手方向の一方の端部側に位置して、化粧パネル(4)の取り外しが可能な第1位置と、スライド係合部(41)が筐体(2)の長孔(23)の長手方向の他方の端部側に位置して、化粧パネル(4)が筐体(2)の所定位置に固定される第2位置との間で往復移動が可能であり、筐体(2)には、前記長孔(23)に沿って、化粧パネル(4)の移動に対して抗力を発揮すべき弾性部材が配備され、該弾性部材は、化粧パネル(4)が前記第1位置と第2位置との間の一定範囲内でスライドする過程でスライド係合部(41)に摺接すべき摺接部を有していることを特徴とする小型電子機器。
  2. 前記弾性部材は、前記筐体(2)の長孔(23)に沿って設置された板バネ(5)であって、その中央部に、長孔(23)に向かって突出する平坦部(51)を有し、該平坦部(51)が前記摺接部を形成しており、前記化粧パネル(4)が前記第1位置と第2位置との間をスライドする過程で、該板バネ(5)の平坦部(51)上を前記スライド係合部(41)が摺動する請求項1に記載の小型電子機器。
  3. 前記板バネ(5)には、前記平坦部(51)の一端から伸びて前記筐体(2)の長孔(23)から離間する傾斜部(52b)が形成されており、前記化粧パネル(4)が前記第2位置に位置しているとき、該化粧パネル(4)のスライド係合部(41)が、前記板バネ(5)の傾斜部(52b)に摺接し、該傾斜部(52b)の弾性付勢力によって、化粧パネル(4)が第2位置に向けて押圧される請求項2に記載の小型電子機器。
  4. 前記化粧パネル(4)のスライド係合部(41)はL字形状に形成されて、化粧パネル(4)の裏面に対して略垂直な軸部(41a)と、該軸部(41a)の先端に化粧パネル(4)の裏面に対して略平行に突設された頭部(41b)とを有し、前記筐体(2)の長孔(23)は、前記1軸方向に沿って、幅の広い第1開口部(23a)と幅の狭い第2開口部(23b)とを有し、化粧パネル(4)は、前記第1位置にて、スライド係合部(41)が前記長孔(23)の第1開口部(23a)に嵌入可能であり、前記第2位置にて、スライド係合部(41)の軸部(41a)が前記長孔(23)の第2開口部(23b)に嵌合すると共に、頭部(41b)が該第2開口部(23b)の開口縁に係合する請求項1乃至請求項3の何れかに記載の小型電子機器。
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