JP4804124B2 - 携帯型電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、外部接続端子を保護するためのカバー部材を具えた携帯電話機等の携帯型電子機器に関するものである。
従来の携帯電話機においては、例えば図18に示す如く、筐体(5)の下端部に開設された開口部(51)から外部接続端子(52)が露出しており、該開口部(51)にコネクタを嵌入せしめて、外部接続端子(52)にコネクタの先端部を係合せしめることにより、パーソナルコンピュータ等の外部機器を接続して、相互のデータ通信を行なうことが出来る様になっている。又、開口部(51)には、該開口部(51)を閉塞して外部接続端子(52)を保護するためのカバー部材(6)が取り付けられている。
カバー部材(6)は弾性材からなり、図19に示す如く、前記開口部(51)を閉塞するカバー部(61)と、カバー部(61)の裏面に突設された舌片(62)とを具え、舌片(62)の両側部には一対のフック部(63)(63)が形成されている。一方、図18に示す筐体(5)の開口部(51)の奥方には一対のピン(図示省略)が突設されている。
カバー部材(6)の舌片(62)を前記開口部(51)に挿入すると、一対のフック部(63)(63)が前記一対のピンにそれぞれ当接して内側に屈曲変形し、舌片(62)が前記一対のピンの間を通過する。その後、一対のフック部(63)(63)が弾性復帰して、前記一対のピンと互いに係合する。この結果、カバー部材(6)が筐体(5)に取り付けられることになる。
上記携帯電話機をパーソナルコンピュータと接続する際には、一対のフック部(63)(63)が前記一対のピンにそれぞれ当接する位置までカバー部材(6)を筐体(5)から引き出すことにより、開口部(51)から外部接続端子(52)を露出させる(特許文献1参照)。
特開2002−141140号公報 [H01R 13/52]
ところで上記従来の携帯電話機において、カバー部材(6)を筐体(5)から引き出す際に、カバー部材(6)に引き出し方向の過大な力が作用した場合には、カバー部材(6)が筐体(5)から外れてしまうため、カバー部材(6)を紛失してしまう虞がある。
この問題を解決するためには、一対のフック部(63)(63)の前記一対のピンに対する係合深さを大きく設定すればよいが、係合深さを大きくすると、カバー部材(6)が筐体(5)から外れ難くなる反面、カバー部材(6)の取り付けが困難となり、取り付け時にカバー部材(6)が損傷を受ける虞がある。
そこで、本発明の目的は、カバー部材が外れ難く、且つ取り付け時にカバー部材が損傷を受けることのない携帯型電子機器を提供することである。
本発明に係る携帯型電子機器は、筐体(1)の内部に、外部機器との接続のための外部接続端子(14)が配備されると共に、該外部接続端子(14)を露出させるための開口部(11)が前記筐体(1)の端部に開設され、該筐体(1)の端部には、前記開口部(11)を閉塞することが可能なカバー部材(3)が取り付けられている。
前記カバー部材(3)は、前記開口部(11)を塞ぐカバー部(31)と、該カバー部(31)の内面に突設された板状の舌片(32)とを具え、前記筐体(1)の内部には、カバー部材(3)の舌片(32)の挿入を案内する板状のガイド片(41)が配備されて、該ガイド片(41)と筐体(1)の内面との間に、カバー部材(3)の舌片(32)の挿入空間が形成されている。
そして、前記筐体(1)の内面には、前記ガイド片(41)へ向けて係止片(18)が突設されて、前記挿入空間が係止片(18)の突出により狭められると共に、前記カバー部材(3)の舌片(32)には、カバー部材(3)の挿入完了状態にて前記係止片(18)が係合すべき係合孔(33)が開設され、
前記カバー部材(3)の舌片(32)が前記挿入空間へ挿入される過程で、前記カバー部材(3)の舌片(32)とガイド片(41)は、それぞれの板状の形状が舌片(32)の挿入方向と前記係止片(18)の突出方向とに平行な面内で湾曲する様に弾性変形して、該舌片(32)の先端部がガイド片(41)と係止片(18)の間の間隙を通過することが許容され、カバー部材(3)の係合孔(33)が前記係止片(18)と対向する位置までカバー部材(3)の舌片(32)が挿入されることにより、該舌片(32)とガイド片(41)が弾性復帰し、挿入完了状態では、カバー部材(3)の係合孔(33)が係止片(18)に係合して、カバー部材(3)に抜け止めが施される。
上記本発明の携帯型電子機器において、カバー部材(3)を筐体(1)の端部に取り付けるべく、カバー部材(3)の舌片(32)を前記挿入空間内へ挿入する過程で、前記ガイド片(41)に生じる弾性変形により、カバー部材(3)の舌片(32)の挿入が許容される。更にカバー部材(3)を前記挿入空間内へ挿入し、カバー部材(3)の係合孔(33)が係止片(41)の突設位置に到達すると、該係止片(41)が係合孔(33)に侵入し、該係止片(41)と係合孔(33)とが互いに係合すると共に、前記ガイド片(41)が弾性復帰する。この結果カバー部材(3)に抜け止めが施され、カバー部材(3)が筐体(1)の端部に取り付けられることになる。
上記本発明の携帯型電子機器によれば、カバー部材(3)の取り付け時に、カバー部材(3)に作用する力は、その大部分がガイド片(41)の弾性変形によって吸収されることになるので、カバー部材(3)の舌片(32)に加わる力は従来よりも小さなものとなる。従って、カバー部材(3)の取り付け時に、カバー部材(3)に大きな力が作用することはなく、よってカバー部材(3)が損傷を受けることはない。
又、カバー部材(3)が筐体(1)の端部に取り付けられた状態で、該カバー部材(3)に取り外し方向の力が作用したとしても、カバー部材(3)の係合孔(33)と係止片(18)との係合によって、カバー部材(3)の取り外し操作に対して大きな抵抗力が発揮されることになる。従って、カバー部材(3)に取り外し方向の過大な力が作用した場合にも、カバー部材(3)が筐体(1)の端部から外れてしまうことはない。
具体的構成において、前記ガイド片(41)と係止片(18)の間の間隙は、前記カバー部材(3)の挿入方向とは直交する方向に沿う該カバー部材(3)の舌片(32)の厚さよりも小さく設定されると共に、前記ガイド片(41)は、前記係止片(18)との対向部が該係止片(18)から離間する方向に弾性変形可能に支持されている。
具体的には、前記筐体(1)の内部には、前記外部接続端子(14)が実装された回路基板(13)と、該回路基板(13)を保持するホルダ部材(4)とが配備され、前記外部接続端子(14)に対向するホルダ部材(4)の端部に、前記ガイド片(41)が突設されている。
上記具体的構成において、前記ガイド片(41)と係止片(18)の間の間隙は、カバー部材(3)の舌片(32)の厚さよりも小さく設定されているので、カバー部材(3)を筐体(1)の端部に取り付けるべく、カバー部材(3)の舌片(32)を筐体(1)の内部へ挿入する過程で、該舌片(32)は係止片(18)に当接することになる。この状態から更にカバー部材(3)を筐体(1)の内部へ挿入すると、前記ガイド片(41)の係止片(18)との対向部が、前記係止片(18)から離間する方向に弾性変形し、これによって舌片(32)の先端部が、前記ガイド片(41)と係止片(18)の間の間隙を通過することが可能となる。更にカバー部材(3)を筐体(1)の内部へ挿入し、カバー部材(3)の係合孔(33)が係止片(41)の突設位置に到達すると、該係止片(41)が係合孔(33)に侵入し、該係止片(41)と係合孔(33)とが互いに係合すると共に、前記ガイド片(41)が弾性復帰する。この結果、カバー部材(3)が筐体(1)の端部に取り付けられることになる。
又、具体的構成において、前記ガイド片(41)の先端の両側部には、前記回路基板(13)に向けて一対の突片(43)(43)が突設されており、ガイド片(41)は、前記一対の突片(43)(43)とガイド片(41)の基端部側とが回路基板(13)の表面に当接することにより、該回路基板(13)上に支持されている。
該具体的構成において、ガイド片(41)は、先端の両側部に突設された一対の突片(43)(43)と基端部側とが回路基板(13)の表面に当接して回路基板(13)上に支持されているに過ぎず、ガイド片(41)の係止片(18)との対向部は、回路基板(13)の表面から浮いた状態となる。従って、ガイド片(41)の係止片(18)との対向部は、カバー部材(3)の舌片(32)の先端部が押し付けられることによって、係止片(18)から離間する方向に容易に弾性変形することになる。
更に具体的構成において、前記係止片(18)には、前記カバー部材(3)の舌片(32)の先端部を前記ガイド片(41)へ向けてガイドするガイド面(18a)が設けられると共に、前記カバー部材(3)の舌片(32)の先端部には、前記ガイド面(18a)に沿う傾斜面(35)が形成されている。
該具体的構成において、筐体(1)の開口部(11)を通して、カバー部材(3)の舌片(32)を筐体(1)の内部へ挿入する過程で、該舌片(32)の先端の傾斜面(35)が、係止片(18)のガイド面(18a)に当接し、該ガイド面(18a)と舌片(32)の傾斜面(35)のカム作用によって、カバー部材(3)の舌片(32)は、前記ガイド片(41)に押し付けられることになる。これによって、前記ガイド片(41)が係止片(18)から離間する方向に弾性変形することになる。
更に具体的構成において、前記カバー部材(3)の係合孔(33)は、前記カバー部材(3)の挿入方向に沿って伸びる長孔状に形成され、該係合孔(33)の範囲内で、該カバー部材(3)を前記挿入方向に沿って往復移動させることにより、前記筐体(1)の開口部(11)を閉塞する第1位置と、該開口部(11)から前記外部接続端子(14)を露出させる第2位置との間のカバー部材(3)の開閉操作が可能である。
該具体的構成によれば、カバー部材(3)を筐体(1)の端部に取り付けた後には、前記カバー部材(3)の挿入方向に沿って伸びる長孔状に形成された係合孔(33)のガイド効果によって、該係合孔(33)の範囲内で、前記第1位置と第2位置との間のカバー部材(3)のスムーズな往復移動が可能となる。
更に又、具体的構成において、前記ガイド片(41)には、前記カバー部材(3)の挿入方向に沿って伸びる少なくとも1条のリブ(42)が、前記係止片(18)よりも前記筐体(1)の奥方側に突設され、該リブ(42)には、頂部に平坦面(42b)が設けられると共に、該平坦面(42b)とガイド片(41)の表面との間を連繋する傾斜面(42a)が前記係止片(18)側の端部に設けられ、前記カバー部材(3)の舌片(32)は、前記ガイド片(41)と係止片(18)の間隙を通過した後、前記リブ(42)の傾斜面(42a)及び平坦面(42b)上を摺動する。
該具体的構成において、前記カバー部材(3)の舌片(32)は、前記係止片(18)とガイド片(41)の間の間隙を通過した後、前記リブ(42)の傾斜面(42a)を経て平坦面(42b)上を摺動することになる。前記カバー部材(3)の舌片(32)は、前記リブ(42)の傾斜面(42a)上を摺動する過程で、前記ガイド片(41)の表面からこれに対向する筐体(1)の内面に向かって徐々に押し上げられることになる。これに伴って、該舌片(32)の係合孔(33)に対する前記係止片(18)の侵入量、即ち係合深さが徐々に大きくなり、前記カバー部材(3)の舌片(32)が、前記リブ(42)の傾斜面(42a)を経て平坦面(42b)上へ至ると、前記係合深さは最大となる。
上述の如く、該具体的構成によれば、前記係止片(18)のカバー部材(3)の係合孔(33)に対する係合深さは、カバー部材(3)の筐体(1)の端部への挿入操作に応じて更に大きなものとなる。従って、カバー部材(3)に取り外し方向の過大な力が作用した場合にも、カバー部材(3)が筐体(1)の端部から外れてしまうことはない。
本発明に係る携帯型電子機器によれば、カバー部材が外れ難く、且つ取り付け時にカバー部材が損傷を受けることはない。
以下、本発明を携帯電話機に実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明の携帯電話機は、図1に示す如く、第1筐体(1)と第2筐体(2)とをヒンジ機構(21)を介して互いに開閉可能に連結して構成される。第1筐体(1)の第2筐体(2)との対向面には、複数の操作釦(図示省略)が配備されると共に、第2筐体(2)の第1筐体(1)との対向面には、液晶ディスプレイ(図示省略)が配備されている。
第1筐体(1)は、前面ケース半体(15)と背面ケース半体(16)とを互いに接合して構成され、背面ケース半体(16)の先端部には、外部機器との接続のための外部接続端子(図示省略)を露出させるための開口部(11)が開設されると共に、前記外部接続端子を保護すべく該開口部(11)を閉塞するカバー部材(3)が取り付けられている。カバー部材(3)は、第1筐体(1)の先端部に取り付けられた状態で、開口部(11)を閉塞する第1位置と、該開口部(11)から前記外部接続端子を露出させる第2位置との間で往復移動が可能となっている。
第1筐体(1)の内部には、図2及び図4に示す如く、キー基板(12)と、メイン基板(13)と、両基板(12)(13)の間に介在する平板状のホルダ部材(4)とが配備され、両基板(12)(13)は、ホルダ部材(4)に保持されている。
メイン基板(13)の先端部には、外部接続端子(14)が取り付けられており、ホルダ部材(4)には、外部接続端子(14)との対向部から図1に示す第1筐体(1)の開口部(11)に向けて矩形状のガイド片(41)が突設されている。
キー基板(12)に対向するガイド片(41)の表面には、図3及び図10に示す如く、両側部に沿って一対のリブ(42)(42)が、キー基板(12)に向けて突設されている。各リブ(42)の頂部には、平坦面(42b)が形成されると共に、各リブ(42)の両端部には、ガイド片(41)の表面と平坦面(42b)とを連繋する傾斜面(42a)(42c)が形成されている。
又、メイン基板(13)に対向するガイド片(41)の裏面には、図5に示す如く、先端部の両側部に一対の立方体状の突片(43)(43)が、メイン基板(13)に向けて突設されている。メイン基板(13)がホルダ部材(4)に保持された状態で、一対の突片(43)(43)がメイン基板(13)の表面に当接することになる。
図6及び図7に示す如く、カバー部材(3)は、図1に示す第1筐体(1)の開口部(11)を塞ぐカバー部(31)と、該カバー部(31)の内面に突設されて図2乃至図4に示すホルダ部材(4)のガイド片(41)に沿う舌片(32)とを具えている。カバー部(31)の両側部には、一対のフック部(34)(34)が突設されており、カバー部材(3)のカバー部(31)が図1に示す第1筐体(1)の開口部(11)を閉塞した状態で、両フック部(34)(34)は、開口部(11)の開口縁に係合することになる。
又、カバー部材(3)の舌片(32)には、該カバー部材(3)の往復移動方向に沿って伸びる長孔状の係合孔(33)が開設されると共に、先端部には、傾斜面(35)が形成されている。
図11乃至図13に示す如く、前面ケース半体(15)の内面には、図2乃至図4に示すホルダ部材(4)のガイド片(41)に対向して、3条のリブ(17a)(17b)(17a)が突設され、中央のリブ(17b)には、図6及び図7に示すカバー部材(3)の係合孔(33)に侵入して、該カバー部材(3)を係止する係止片(18)が突設されている。
係止片(18)には、図6及び図7に示すカバー部材(3)の舌片(32)の先端部を図2乃至図4に示すホルダ部材(4)のガイド片(41)に向けてガイドするガイド面(18a)が形成されている。
図14に示す如く、係止片(18)とガイド片(41)との間には、カバー部材(3)の舌片(32)の厚さよりも小さな間隙Dが形成されている。
カバー部材(3)を第1筐体(1)の先端部に取り付ける場合には、図1に示す第1筐体(1)の開口部(11)を通して、図8及び図9に示す如く、カバー部材(3)の舌片(32)を第1筐体(1)の内部に挿入する。
図14に示す如く、係止片(18)とガイド片(41)の間の間隙Dは、カバー部材(3)の舌片(32)の厚さよりも小さいため、カバー部材(3)の舌片(32)を第1筐体(1)の内部に挿入する過程で、該舌片(32)の先端部は、係止片(18)のガイド面(18a)に当接することになる。
カバー部材(3)の舌片(32)の先端部には、係止片(18)のガイド面(18a)に沿う傾斜面(35)が形成されているので、該傾斜面(35)と係止片(18)のガイド面(18a)のカム作用によって、カバー部材(3)の舌片(32)の先端部は、ガイド片(41)に押し付けられることになる。
ここで、ガイド片(41)は、図3及び図5に示す先端の両側部に突設された一対の突片(43)(43)と基端部側とがメイン基板(13)の表面に当接してメイン基板(13)上に支持されているに過ぎず、ガイド片(41)の係止片(18)との対向部は、メイン基板(13)の表面から浮いた状態となっており、更にガイド片(41)は薄板状に形成されているため、カバー部材(3)の舌片(32)の先端部が押し付けられることによって、図15に示す如く、ガイド片(41)の係止片(18)との対向部が、係止片(18)から離間する方向に容易に弾性変形することになる。これと同時に、舌片(32)の先端は、中央部が係止片(18)から離間する方向に屈曲して凹曲面状に弾性変形し、ガイド片(41)と係止片(18)の間の間隙を通過することが可能となる。
カバー部材(3)を第1筐体(1)の内部へ更に挿入すると、カバー部材(3)の舌片(32)の先端部が、係止片(18)とガイド片(41)の間の間隙を通過して弾性復帰し、舌片(32)の両側部が、図3及び図10に示すガイド片(41)の両リブ(42)(42)の傾斜面(42a)へ至り、該傾斜面(42a)上を摺動することになる。これにより、カバー部材(3)の舌片(32)の先端は、両側部がガイド片(41)の表面から徐々に押し上げられて、凹曲面状に弾性変形することになる。
その後、図16に示す如く、カバー部材(3)の舌片(32)の先端部が、係止片(18)とガイド片(41)の間の間隙を完全に通過して、舌片(32)に開設された係合孔(33)の一端が係止片(18)の突設位置に到達すると、該係止片(41)が係合孔(33)に侵入して、該係止片(18)と係合孔(33)とが互いに係合すると共に、ガイド片(41)が弾性復帰する。
このとき、カバー部材(3)の舌片(32)の先端部は、各リブ(42)の傾斜面(42a)を経て平坦面(42b)上に位置しているため、カバー部材(3)の舌片(32)は、ガイド片(41)の表面から第1筐体(1)の内面に向けて押し上げられた状態が維持される。これにより、舌片(32)に開設された係合孔(33)に対する係止片(18)の係合深さは大きなものとなる。この様にして、カバー部材(3)を第1筐体(1)の先端部に取り付けることが出来る。
この状態で、カバー部材(3)は、カバー部(31)が第1筐体(1)の開口部(11)から離間し、該開口部(11)から外部接続端子(14)が露出した前記第2位置に位置している。
カバー部材(3)が前記第2位置まで引き出された状態で、カバー部材(3)に更に引き出し方向の力が作用したとしても、上述の如く、カバー部材(3)の係合孔(33)に対する係止片(18)の係合深さは大きなものであるため、該係合孔(33)と係止片(18)との係合によって、カバー部材(3)の引き出し操作に対して大きな抵抗力が発揮されることになる。従って、カバー部材(3)に引き出し方向の過大な力が作用した場合にも、カバー部材(3)が第1筐体(1)の先端部から外れてしまうことはない。
カバー部材(3)が前記第2位置に到達した状態から、カバー部材(3)を更に第1筐体(1)の内部へ挿入することにより、図17に示す如く、カバー部材(3)は、カバー部(31)が第1筐体(1)の開口部(11)を閉塞する前記第1位置に向かって移動し、その後、カバー部材(3)が前記第1位置に至ると、カバー部材(3)の両フック部(34)(34)が、第1筐体(1)の開口部(11)の開口縁に係合することになる。
図17に示す如く、前記第2位置から第1位置への移動の過程で、カバー部材(3)の舌片(32)の両側部は、図3及び図10に示すガイド片(41)の両リブ(42)(42)の平坦面(42b)上を摺動することになる。従って、舌片(32)に開設された係合孔(33)に対する係止片(18)の係合深さは、前記第1位置においても大きいまま維持される。
上述の如く、本発明の携帯電話機によれば、カバー部材(3)の取り付け時に、カバー部材(3)に作用する力は、その大部分がガイド片(41)の弾性変形によって吸収されることになるので、カバー部材(3)の舌片(32)に加わる力は従来よりも小さなものとなる。従って、カバー部材(3)の取り付け時に、カバー部材(3)に大きな力が作用することはなく、カバー部材(3)が損傷を受けることはない。
又、カバー部材(3)を第1筐体(1)の先端部に取り付けた後には、カバー部材(3)の舌片(32)の係合孔(33)に対する前記係止片(18)の係合深さは大きなものとなるので、カバー部材(3)に引き出し方向の過大な力が作用した場合にも、カバー部材(3)が第1筐体(1)の先端部から外れてしまうことはない。
更に、カバー部材(3)を第1筐体(1)の先端部に取り付けた後には、カバー部材(3)の挿入方向に沿う長孔状に形成された係合孔(33)のガイド効果によって、該係合孔(18)の範囲内で、カバー部材(3)を前記第1位置と第2位置との間でスムーズに往復移動させることが出来る。
本発明に係る携帯電話機の閉状態を示す斜視図である。 キー基板、ホルダ部材及びメイン基板を表側から見た分解斜視図である。 図2のA部の拡大図である。 キー基板、ホルダ部材及びメイン基板を裏側から見た分解斜視図である。 図3のB部の拡大図である。 カバー部材を表側から見た斜視図である。 カバー部材を裏側から見た斜視図である。 第1筐体にカバー部材の舌片を挿入した状態を示す平面図である。 図8のD部の拡大図である。 図8のD部の斜視図である。 前面ケース半体の裏面図である。 図11のE部の拡大図である。 図12のE部の斜視図である。 第1筐体にカバー部材を取り付ける過程の第1段階を示す図8のC−C線に沿う一連の断面図である。 第1筐体にカバー部材を取り付ける過程の第2段階を示す図8のC−C線に沿う一連の断面図である。 第1筐体にカバー部材を取り付ける過程の第3段階を示す図8のC−C線に沿う一連の断面図である。 第1筐体にカバー部材を取り付ける過程の第4段階を示す図8のC−C線に沿う一連の断面図である。 従来の携帯電話機及びカバー部材を示す斜視図である。 図18のカバー部材を上方から見た平面図である。
符号の説明
(1) 第1筐体
(11) 開口部
(12) キー基板
(13) メイン基板
(14) 外部接続端子
(15) 前面ケース半体
(16) 背面ケース半体
(17a)(17b) リブ
(18) 係止片
(18a) ガイド面
(2) 第2筐体
(3) カバー部材
(31) カバー部
(32) 舌片
(33) 係合孔
(34) フック部
(35) 傾斜面
(4) ホルダ部材
(41) ガイド片
(42) リブ
(42a)(42c) 傾斜面
(42b) 平坦面
(43) 突片

Claims (8)

  1. 筐体(1)の内部に、外部機器との接続のための外部接続端子(14)が配備されると共に、該外部接続端子(14)を露出させるための開口部(11)が前記筐体(1)の端部に開設され、該筐体(1)の端部には、前記開口部(11)を閉塞することが可能なカバー部材(3)が取り付けられている携帯型電子機器において、
    前記カバー部材(3)は、前記開口部(11)を塞ぐカバー部(31)と、該カバー部(31)の内面に突設された板状の舌片(32)とを具え、前記筐体(1)の内部には、カバー部材(3)の舌片(32)の挿入を案内する板状のガイド片(41)が配備されて、該ガイド片(41)と筐体(1)の内面との間に、カバー部材(3)の舌片(32)の挿入空間が形成され、
    前記筐体(1)の内面には、前記ガイド片(41)へ向けて係止片(18)が突設されて、前記挿入空間が係止片(18)の突出により狭められると共に、前記カバー部材(3)の舌片(32)には、カバー部材(3)の挿入完了状態にて前記係止片(18)が係合すべき係合孔(33)が開設され、
    前記カバー部材(3)の舌片(32)が前記挿入空間へ挿入される過程で、前記カバー部材(3)の舌片(32)とガイド片(41)は、それぞれの板状の形状が舌片(32)の挿入方向と前記係止片(18)の突出方向とに平行な面内で湾曲する様に弾性変形して、該舌片(32)の先端部がガイド片(41)と係止片(18)の間の間隙を通過することが許容され、カバー部材(3)の係合孔(33)が前記係止片(18)と対向する位置までカバー部材(3)の舌片(32)が挿入されることにより、該舌片(32)とガイド片(41)が弾性復帰し、挿入完了状態では、カバー部材(3)の係合孔(33)が係止片(18)に係合して、カバー部材(3)に抜け止めが施されることを特徴とする携帯型電子機器。
  2. 前記カバー部材(3)の舌片(32)が前記挿入空間へ挿入される過程で、該舌片(32)の先端部が前記ガイド片(41)と係止片(18)の間の間隙を通過する際に該舌片(32)の先端部がガイド片(41)の表面に押し付けられることにより、ガイド片(41)が舌片(32)の先端部の挿入を許容する方向に弾性変形すると共に、舌片(32)の先端部がガイド片(41)と係止片(18)の間の間隙を通過可能に弾性変形する請求項1に記載の携帯型電子機器。
  3. 前記ガイド片(41)と係止片(18)の間の間隙は、前記カバー部材(3)の挿入方向とは直交する方向に沿う該カバー部材(3)の舌片(32)の厚さよりも小さく設定されると共に、前記ガイド片(41)は、前記係止片(18)との対向部が該係止片(18)から離間する方向に弾性変形可能に支持されている請求項1又は請求項2に記載の携帯型電子機器。
  4. 前記筐体(1)の内部には、前記外部接続端子(14)が実装された回路基板(13)と、該回路基板(13)を保持するホルダ部材(4)とが配備され、前記外部接続端子(14)に対向するホルダ部材(4)の端部に、前記ガイド片(41)が突設されている請求項1乃至請求項3の何れかに記載の携帯型電子機器。
  5. 前記ガイド片(41)の先端の両側部には、前記回路基板(13)に向けて一対の突片(43)(43)が突設されており、ガイド片(41)は、前記一対の突片(43)(43)とガイド片(41)の基端部側とが回路基板(13)の表面に当接することにより、該回路基板(13)上に支持されている請求項4に記載の携帯型電子機器。
  6. 前記係止片(18)には、前記カバー部材(3)の舌片(32)の先端部を前記ガイド片(41)へ向けてガイドするガイド面(18a)が設けられると共に、前記カバー部材(3)の舌片(32)の先端部には、前記ガイド面(18a)に沿う傾斜面(35)が形成されている請求項1乃至請求項5の何れかに記載の携帯型電子機器。
  7. 前記カバー部材(3)の係合孔(33)は、前記カバー部材(3)の挿入方向に沿って伸びる長孔状に形成され、該係合孔(33)の範囲内で、該カバー部材(3)を前記挿入方向に沿って往復移動させることにより、前記筐体(1)の開口部(11)を閉塞する第1位置と、該開口部(11)から前記外部接続端子(14)を露出させる第2位置との間のカバー部材(3)の開閉操作が可能である請求項1乃至請求項6の何れかに記載の携帯型電子機器。
  8. 前記ガイド片(41)には、前記カバー部材(3)の挿入方向に沿って伸びる少なくとも1条のリブ(42)が、前記係止片(18)よりも前記筐体(1)の奥方側に突設され、該リブ(42)には、頂部に平坦面(42b)が設けられると共に、該平坦面(42b)とガイド片(41)の表面との間を連繋する傾斜面(42a)が前記係止片(18)側の端部に設けられ、前記カバー部材(3)の舌片(32)は、前記ガイド片(41)と係止片(18)の間隙を通過した後、前記リブ(42)の傾斜面(42a)及び平坦面(42b)上を摺動する請求項1乃至請求項7の何れかに記載の携帯型電子機器。
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