JP4559819B2 - 不審者検出システム及び不審者検出プログラム - Google Patents

不審者検出システム及び不審者検出プログラム Download PDF

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Description

本発明は、所定の監視空間を対象として利用者が所持する携帯端末と通信することにより不審者を検出する不審者検出システム及び不審者検出プログラムに関する。
従来、利用資格を持たない人が施設の出入り口や施設内を自由に通行することを防ぐために、通行規制を行う扉付近に資格確認装置を設置し、通行する利用者に対して資格チェックを行うシステムが用いられている。例えば、資格確認装置はカードリーダで構成され、利用者が所持するカードを読み取らせ、登録されたカードデータとの照合により資格チェックを行っている。資格チェックの結果、正規の利用者であると判断すると、その利用者が扉を通過できるよう一時的に通行規制を解除する。
しかし、利用者が通過する際に通行規制が解除されている間を狙って、カードを所持しない不審者が侵入する虞がある。この場合、上記システムでは不審者が侵入したことを検出することができない。
そこで、従来、人体を検知するためのカメラやセンサと利用者が所持するICカードを読み取るカードリーダとを併用して資格チェックを行う不審者検出システムが提案されている。このシステムでは、通行規制を行う扉付近に設置したカメラやセンサにより人体の存在を検知し、人体を検知した場合にICカードを読み取る。そして、人体を検知したにもかかわらずICカードを読み取れなかった場合に、検知した人体が不審者によるものと判定している。したがって、カードを所持していない不審者が通行しようとしたことを検知することができる。
特開平9−270011号公報
ところで、オフィスビルなどの施設では、例えば出勤時間帯には非常に多くの利用者が同時に入口を通行する。このような状況において、扉の前で1人ずつ資格チェックを行い1人ずつ通行規制を制御していると、利用者が円滑に通行できなくなってしまう。したがって、複数の利用者に対して一斉に資格チェックを行うシステムが求められている。
従来の不審者システムは、通行規制を行う扉を1人ずつ通過させることを前提としている。よって、複数の人が同時に通行するような施設に利用した場合、複数の利用者の中に不審者が1人紛れ込んでいると、不審者の存在を確実に検知することができず、また、不審者がどの人物であるか識別することができなかった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、複数の利用者の中に不審者が存在する場合であっても不審者を特定可能な不審者検出システム及び不審者検出プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明による不審者検出システムは、監視空間を撮像する撮像部と、監視空間に存在する携帯端末と無線通信する通信部と、撮像部及び通信部に接続され、監視空間に存在する不審者の検出処理を行う検出処理部とを備え、検出処理部は、撮像部から入力された画像中の人体像を抽出して人体像の位置を求める人体像抽出手段と、通信部と携帯端末との通信により携帯端末の位置を求める端末位置算出手段と、人体像の位置と携帯端末の位置とが第一の所定距離以内であれば当該人体像と当該携帯端末とを対応付けする一次対応手段と、一次対応手段で対応付けされなかった未対応の人体像が存在する場合において、監視空間に存在する人体像の数と携帯端末の数とが一致し、且つ、当該未対応の人体像及び未対応の携帯端末の位置が第一の所定距離より長い第二の所定距離以内であれば、当該人体像と当該携帯端末との二次対応付けを行うとともに、人体像の数と携帯端末の数とが不一致のときは二次対応付けを行わない二次対応手段とを具備し、一次対応手段及び二次対応手段にて携帯端末と対応付けされなかった人体像を不審者とする。
上記構成によれば、監視空間に存在する人物と携帯端末を検出し、それぞれの位置情報の比較により、人物と携帯端末とを対応付けすることができる。したがって、監視空間に複数の人物が入ってきた場合であっても、どの携帯端末をどの人物が所持しているか、どの人物が携帯端末を所持していないのかを判別可能となるため、不審者を示す人体像を特定することができる。また、携帯端末の位置測定に多少の誤差が生じた場合であっても、正規の利用者を不審者として判定してしまうことを防ぐことができるとともに、不審者がいる可能性がある場合は確実にその人物を検出することができる。したがって、より円滑かつ安全性が高い運用が可能となる。
また、上記不審者検出システムにおいて、検出処理部は、更に、携帯端末と対応付けされなかった人体像を含む不審者情報を記録する不審者記録手段を備える。
画像中の不審者を示す人体像を不審者コードと関連付けて記録したり、画像中から不審者を示す人体像を切り出して記録することで、管理者は不審者を容易に視認することができる。
また、上記出入管理システムにおいて、検出処理部は、更に、携帯端末を所持する利用者の生体情報を携帯端末と関連付けて記憶する生体情報記憶手段と、携帯端末と対応付けされた人体像と当該携帯端末と関連付けて記憶された生体情報とが同一の人物を示すか否かを判定する一致判定手段とを備え、人体像と生体情報とが一致しない場合は当該人体像を不審者とする。
人体と携帯端末の対応付けを利用して生体情報の照合を行うことにより、入力情報と登録情報とを1対1の関係で照合できるため、セキュリティ性の高いシステムを構成しつつ円滑な運用が可能となる。
また、上記出入管理システムにおいて、通信部は、人体像抽出手段により入力された画像から人体像を抽出した場合に携帯端末との通信を行う。
画像中から人体像を抽出した場合に携帯端末との通信を開始することで、不要な通信による消費電力の削減を図れる。なお、画像により不審者の侵入に対しては常時監視するため、セキュリティ性を高く維持することができる。
また、上述の目的を達成する本発明による不審者検出プログラムは、所定の監視空間が撮像された画像を入力するステップと、入力された画像中の人体像を抽出して当該人体像の位置を求めるステップと、携帯端末から受信した無線信号に基づいて当該携帯端末の位置を求めるステップと、人体像の位置と携帯端末の位置とが第一の所定距離以内であれば当該人体像と当該携帯端末とを対応付けするステップと、第一の所定距離にて対応付けされなかった未対応の人体像が存在する場合において、抽出された人体像の数と携帯端末の数とが一致し、且つ、当該未対応の人体像及び未対応の携帯端末の位置が第一の所定距離より長い第二の所定距離以内であれば、当該人体像と当該携帯端末との二次対応付けを行うとともに、人体像の数と携帯端末の数とが不一致のときは二次対応付けを行わないステップと、携帯端末と対応付けされなかった人体像を含む不審者情報を出力するステップと、を少なくとも有し、コンピュータに実行させることで所定の監視空間に存在する不審者を検出する。
本発明によれば、監視空間に存在する不審者を確実に検知するとともに、複数の人体像のうち不審者を示す人体像を特定することができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る不審者検出システムを説明する図である。
本実施形態に係る不審者検出システムは、建物内の社員通用口を監視空間Aとし、社員(資格を有する者)のみに対して電気錠付き扉2から社員専用フロアへ入ることを許し、社員以外の者が監視空間Aに入った場合に、その者を不審者として検出する。
監視空間Aは、建物内の社員通用口であり、出社時間帯などには複数の社員が同時に利用するため、ある程度の広さを備えている。
電気錠付き扉2は、電気錠を備えた自動ドアであり、監視空間Aである社員通用口から社員専用フロアへの通行を物理的に規制する。また、電気錠付き扉2は、通行管理装置1に接続され、通行管理装置1によって電気錠の施解錠、自動ドアの開閉が制御される。
カメラ3は、電気錠付き扉2の上部に設置され、監視空間Aを撮像する。また、カメラ3は通行管理装置1に接続される。
アンテナ装置4は、通行管理装置1に接続されて、監視空間に複数個(4a〜4d)設置される。送受信機能を持つアンテナ装置4aにて監視空間Aに対して質問信号を送出し、アンテナ装置4a及び受信専用のアンテナ装置4b〜4dにて携帯端末の一例であるICタグ5(以下、単に「ICタグ5」とする)からの応答信号を受信する。このように、アンテナ装置4は監視空間Aに存在する人物Bが所持するICタグ5との無線通信を行う。応答信号を受信すると、受信データを生成して通行管理装置1へ送信する。
また、任意の1つのアンテナ4bは、カメラ3と近接させて配置する。このアンテナ4bは、ICタグ5の位置を求める際、位置を表現する座標系の基準となる。これについては、後に詳述する。
ICタグ5は、利用者である人物Bに所持され、アンテナ4から送出された質問信号を受信し、自己のIDコードを含む応答信号を送出する。
通行管理装置1は、電気錠付き扉2、カメラ3、アンテナ4と接続され、種々の処理を実行するとともにシステム全体を統括する装置であり、管理者のみが使用できるように監視空間Aとは別の管理室等に設置される。
通行管理装置1による主な処理の概要について、図2を参照して説明する。
通行管理装置1は、カメラ3にて撮像された監視空間Aを写した画像を入力され(S1000)、監視空間Aに存在する人物Bを示す人体像を入力画像から抽出するとともにその位置を求める(S1100)。また、アンテナ装置4a〜4dにて生成した受信データを入力され(S1200)、複数の受信データに基づいて監視空間AにおけるICタグ5の位置を求める(S1300)。
次に、S1100にて抽出した人体像の位置とS1300にて求めたICタグ5の位置とを比較し、監視空間に存在する人物BとICタグ5の対応付けを行う(S1400)。このように、人体像とICタグ5を位置情報に基づいて対応付けすることで、監視空間Aに存在する人物BがICタグ5を所持しているか、また、所持しているICタグ5がどれであるかを識別することができる。
S1400による対応付け処理にてICタグ5と対応付けされなかった人体像が存在する場合、その人体像を示す人物Bを不審者と判定し(S1500)、後続の処理へ移行する。
以下、本実施形態の不審者検出システムにおける詳細な構成及び処理について説明する。
図3は、本実施形態に係る不審者検出システムの構成を示す図である。
本実施形態の不審者検出システムは、通行管理装置1、電気錠付き扉2、カメラ3、アンテナ装置4、ICタグ5で構成される。アンテナ装置4は、送受信アンテナ装置4a、受信アンテナ装置4b〜4dからなる。
通行管理装置1は、制御部10、操作部20、表示部30、通報部40、I/F50を備える。以下、各部について説明する。
制御部10は、操作部20、表示部30、通報部40、I/F50と接続され、主に、演算装置であるMPU100、RAM等の書き換え可能なメモリであり各種データが記憶されたデータメモリ200、RAM、ROM等のメモリであり各種プログラムが記憶されたプログラムメモリ300からなる。MPU100は、各部を介して入力されるデータ、データメモリ200及びプログラムメモリ300に記憶されたデータ及びプログラムに基づいて種々の処理を実行する。制御部10の詳細については後述する。
操作部20は、キーボードやマウス、各種スイッチで構成される。管理者は、操作部20を操作することにより、制御部10に記憶するデータの入力・修正、システムが不審者を検出した場合の警報表示の停止、後述する記録画像(不審者情報)の再生等を行う。
表示部30は、ディスプレイ、スピーカ、警報ランプからなる。表示部30は、システムが不審者を検出した際にスピーカにより警報音を発するとともに警報ランプにより警報表示する。また、操作部20の入力に基づいて、後述する記録画像(不審者情報)をディスプレイにより表示する。
通報部40は、図示しない監視センタと電話回線を介して接続され、システムが不審者を検出した際に監視センタへその旨を通報する。また、通報の際、後述する記録画像(不審者情報)を付加して送信する。通報を受けた監視センタの管制員は、受信した記録画像(不審者情報)を確認してシステムの管理者に不審者の検出を連絡する。これとともに、必要であれば対処員の派遣、警察への通報を行う。
I/F50は、通行管理装置1と電気錠付き扉2、カメラ3、アンテナ装置4とを接続するインターフェースである。制御部10は、I/F50を介して電気錠付き扉2、カメラ3、アンテナ装置4との通信を行う。
次に、通行管理装置1と接続される電気錠付き扉2、カメラ3、アンテナ装置4、及びICタグ5について説明する。
電気錠付き扉2は、監視空間Aである社員通用口から社員専用フロアへの通行を物理的に規制する扉であり、電気錠を備える。通常、電気錠付き扉2は、扉を閉鎖状態、電気錠を施錠状態に保持しており、通行管理装置1からの制御信号に基づいて一時的に電気錠を解錠するとともに扉を開放する。
カメラ3は、監視空間Aを撮像し、撮像した画像を順次通行管理装置1へ出力する。監視空間Aにいる人物を正面から撮影することが求められるため、電気錠付き扉2の上部に配置して電気錠付き扉2と正対する方向を撮像方向とするのが好ましい。
また、カメラ3は、監視空間Aに向けて直線レーザー光(可視光)を放射するレーザー光源を備える。レーザー光源は、撮像する正面方向(撮像画像の中心に現れる方向)と、この方向と異なる任意の方向に向けてレーザー光を放射可能に設計されている。本実施形態の不審者検出システムは、初期設定にて撮像画像の座標系とICタグ5の位置を示す座標系との対応関係を規定しておく必要があり、この初期設定においてレーザー光を利用する。初期設定の方法については、後に詳述する。
アンテナ装置4は、信号処理回路、アンテナ、タイマで構成され、ICタグ5と無線通信を行う。送受信アンテナ装置4aは、通行管理装置1からの制御信号に基づいて信号処理回路にて質問信号を生成し、監視空間Aに向けて質問信号を送出する。また、送受信アンテナ装置4a及び受信アンテナ装置4b〜4dは、それぞれ固有のアドレスを与えられており、監視空間Aに存在するICタグ5からの応答信号を受信すると、信号処理回路にて応答信号に自己のアドレス及び時刻データを付加した受信データを生成し、通行管理装置1へ生成した受信データを送信する。
なお、送受信アンテナ装置4a及び受信アンテナ装置4b〜4dは、ある程度の間隔をとって監視空間Aに配置されており、1つのICタグ5からの応答信号をそれぞれがICタグ5との距離によって異なるタイミングで受信し、受信データを生成する。
また、図1にて示したように、受信アンテナ装置4bはカメラ3に近接させて配置される。
ICタグ5は、アンテナ及び集積回路(ICチップ)で構成され、個別にIDコードが割り当てられている。ICタグ5は、送受信アンテナ装置4aから送出された質問信号を受信すると、自己のIDコードを含む応答信号を送出する。なお、ICタグ5は、社員等の社員専用フロアへの入場を許可された人(利用者)に対して予め配布され、利用者によって所持される。
次に、制御部10について詳述する。
前述したように、制御部10は、MPU100、データメモリ200、プログラムメモリ300を主として構成される。制御部10は、データメモリ200、プログラムメモリ300に記憶する内容に基づいて、カメラ3から入力された画像を解析して監視空間Aに存在する人物(人体像)を検出する。また、アンテナ装置4から入力された受信データを解析して監視空間AにおけるICタグ5の位置を検出する。
そして、これらの処理結果を基に監視空間Aに存在する利用者と不審者を識別し、利用者に対しては電気錠付き扉2を制御して電気錠を解錠し、扉を開放する。不審者が存在する場合には、不審者を社員専用フロアへ入れないために電気錠付き扉2を制御して電気錠を施錠状態に保持させる。それと同時に表示部30を制御し、スピーカにより警報音を発生させるとともに警報ランプにて警報表示を行わせる。さらに、通報部40を制御し、監視センタへ不審者を検出した旨を通報する。
以下、データメモリ200及びプログラムメモリ300記憶するデータ及びプログラムについて説明する。
データメモリ200には、ID情報210、不審者情報220が記憶される。ID情報210は、利用者に配布したICタグ5毎に設定されたIDコードに対し、そのICタグ5を所持する利用者の氏名、社員番号、生体情報等の個人情報が設定されたデータである。生体情報は、後述の生体情報照合に用いる生体情報の種類に応じて異なるが、本実施形態では顔の画像から抽出した特徴情報とする。
また、不審者情報220とは、不審者と判定された人体像を含むデータである。具体的には、入力画像に不審者と判定された人体像を特定する情報を付加したデータを不審者情報220とする。このように不審者情報220を記録しておくことで、利用者の中に不審者が紛れ込んでいた場合であっても、管理者や対処者は不審者検出時の画像から不審者がどの人物であったかを特定することができる。不審者の特定方法については後述する。
プログラムメモリ300には、人体像抽出プログラム310、通信制御プログラム320、位置算出プログラム330、対応付け判定プログラム340、生体情報照合プログラム350が記憶されている。MPU100は、これらのプログラムを適宜読み出して処理を実行する。
人体像抽出プログラム310は、監視空間Aを撮像した画像が入力されるとMPU100によって実行され、画像中の人物を示す領域である人体像を抽出する処理を実行する。人体像抽出プログラム310は、まず、監視空間Aに人物がいない状態の背景画像と入力画像とを比較し、輝度変化が所定以上となった領域を抽出する。そして、抽出した変化領域を形状や大きさに応じてノイズ除去・ラベリングし、1つ又は複数の人体像を生成する。本実施形態では、入力された画像を2次元極座標(r,ω)で表すこととし、人体像抽出プログラム310は抽出した人体像をこの座標系の領域P(r,ω)として表現する。これにより、監視空間Aにおける人体像の位置を認識する。
通信制御プログラム320は、入力画像から人体像が抽出されるとMPU100によって実行され、ICタグ5との通信を行うようにアンテナ装置4aを制御し、アンテナ装置4a〜4dからの入力される受信データを処理するプログラムである。受信データには検出したICタグ5のIDコードが含まれており、データメモリ200のID情報210を参照してこのIDコードが登録されているかを判定する。登録されていないIDコードである場合は、検出したICタグ5は不正に取得されたものであり、そのICタグ5を所持する人物は不審者であると判断する。よって、このときの入力画像に基づいて不審者情報220を生成し、データメモリ200に記憶する。また、所定時間を経ても受信データが入力されない場合についても、抽出された人体像を不審者と判断して不審者情報220を生成する。
このように、人物を検出してからICタグ5との通信を行わせることにより、ICタグ5を所持しない不審者のみが監視空間Aに存在した場合であっても確実に検出することができるとともに、不要な通信による消費電力を削減することができる。
位置算出プログラム330は、アンテナ装置4a〜4dから入力される複数の受信データに基づいて、検出されたICタグ5の監視空間Aにおける位置を求める。位置の算出は、TDOA(Time Difference Of Arrival)測定に基づく三辺測量方式にて行う。本実施形態では、複数のアンテナ装置4a〜4dを用いてICタグ5からの応答信号を受信しているため、同一のIDコードを含む受信データが4つ存在する。位置算出プログラム330は、同一のIDコードを含む4つの受信データについてそれぞれの受信データに含まれる受信タイミングを比較し、受信タイミングの時間差により各アンテナ装置4a〜4dからの相対位置としてICタグ5の位置を求めることができる。本実施形態では、アンテナ装置4のうちカメラ3に近接して配置された受信アンテナ装置4bからの相対位置を求める。
前述したように、位置算出プログラム330により求める位置の座標系は、入力された画像の座標系と合わせておく必要がある。よって、測定位置の座標系を画像の座標系に投影したときの対応関係を予め初期設定しておく。位置算出プログラム330は、設定された対応関係に基づいて、求めたICタグ5の位置を画像の座標系に変換して表す。初期設定の方法について、以下に説明する。
図4は、2つの座標系の対応関係を模式的に示したものである。
入力される画像は、カメラ3が撮像する正面方向を原点とする2次元極座標(r,ω)で表される。また、位置算出プログラム330にて求める位置は、受信アンテナ装置4bからの相対位置として表され、受信アンテナ装置4bの位置を原点とした3次元極座標(R,θ,φ)で表される。
初期設定の際は、まず、カメラ3のレーザー光源により、上記正面方向に対してレーザー光L1を放射する。次に、レーザー光が当たる位置にICタグ5を配置し、この状態でICタグ5との通信を実行してICタグ5の位置(R1,θ1,φ1)を求める。ここで、受信アンテナ装置4bとカメラ3は近接させて配置しているため、原点(0,0,0)から求めた位置(R1,θ1,φ1)へ向かう方向(θ1,φ1)は、レーザー光L1と同じ方向に当たり、画像の2次元極座標系に投影すると原点を示す。つまり、3次元極座標において(R,θ1,φ1)に存在する物体は、画像中では原点(0,0)に現れることになる。
ここで、求めた位置(R1,θ1,φ1)が(R1,0,0)となるように3次元極座標系を変換しておく。以上により、2次元極座標系(r,ω)及び3次元極座標系(R,θ,φ)の座標系を設定する。
続いて、カメラ3のレーザー光源により、2次元極座標系(r1,ω1)の方向へ向けてレーザー光L2を放射し、同様にICタグ5の位置(R2,θ2,φ2)を求める。ここで求めた位置(R2,θ2,φ2)にある物体は、画像中では(r1,ω1)に現れる。したがって、3次元極座標における(R,θ2,φ2)の直線上の位置を2次元極座標に投影すると、(r1,ω1)を示すことになる。
以上により、3次元極座標(R,0,0)は2次元極座標(0,0)へ、(R,θ2,φ2)は(r1,ω1)へ投影されるとういう関係が得られ、これらに基づいて3次元極座標(R,θ,φ)を2次元極座標(r,ω)に変換する際の対応関係を求め、求めた対応関係を記憶しておく。
位置算出プログラム330は、上記のようにして初期設定された対応関係に基づき、ICタグ5の測定位置を画像と同一の2次元極座標における位置K(r,ω)にて表現する。
対応付け判定プログラム340は、抽出された人体像と検出したICタグ5とを対応付けし、監視空間Aに存在するどの人物がどのICタグ5を所持しているかを識別する。監視空間Aにいる人物とその人物が所持するICタグ5とは、監視空間Aの同じ場所に存在するため、画像中における位置も同じである。よって、抽出された人体像と検出したICタグ5を位置情報に基づいて対応付けする。
抽出された人体像は2次元極座標系における領域P(r,ω)で表され、検出されたICタグ5の測定位置は同一の座標系における位置K(r,ω)で表されている。ここで、人体像の領域P(r,ω)とICタグ5の測定位置K(r,ω)の位置が第一の所定距離以内であるか否かを判定する。本実施形態では、人体像の領域P(r,ω)内にICタグ5の測定位置K(r,ω)が存在するかを判定する。領域P(r,ω)内に測定位置K(r,ω)が存在する場合、その領域P(r,ω)を示す人体像と位置K(r,ω)を示すICタグ5(のID情報)とを対応付けする。つまり、人体像を示す人物は、この人体像に対応付けされたICタグ5を所持していると認識する。画像中に複数の人体像が抽出されている場合は、全ての人体像について同様の判定を行い、ICタグ5との対応付けが可能であるか試行する。
なお、本実施形態では、人体像の領域P内にICタグ5の測定位置Kが存在するか否か、即ち第一の所定距離が0の場合を示している。しかし、これに限られるものではなく、例えば人体像の領域Pの重心点からICタグ5の測定位置Kまでの距離を人体の大きさを考慮した第一の所定距離として判定しても良い。
また、人体像の領域P内に複数のICタグ5の測定位置Kが存在する場合は、その全てのICタグ5を当該人体像と対応付けしても良く、更には、当該人体像の領域Pの重心からの距離に応じて順位を付けて対応付けしても良い。
また、第一の所定距離により対応付けされなかった人体像とICタグ5が存在する場合において、検出された全ての人体像の数とICタグ5の数とが一致する場合は、これらの人体像の領域P(r,ω)とICタグ5の測定位置K(r,ω)の位置が第一の所定距離より長い第二の所定距離以内であるか否かを判定する。本実施形態では、人体像の領域P(r,ω)の外郭からとICタグ5の測定位置K(r,ω)が近距離であるかを判定する。そして、上記条件を満たした人体像とICタグ5(のIDコード)とを対応付けする。
上述の対応付け処理によってICタグ5と対応付けされない人体像を示す人物は、ICタグ5を所持していないと判断することができるため、その人物を不審者であると判断する。不審者を検出すると、そのときの入力画像に基づいて不審者情報220を生成し、データメモリ200に記憶する。
図5を参照して、ICタグと人体像の位置対応付けの一例を説明する。同図は、画像中における人体像の位置及びICタグの測定位置を模式的に表現したものである。
前述したように、監視空間Aを撮像した画像400は2次元極座標系で表されるものとする。監視空間Aに存在する人物は、人体像抽出プログラム310にて人体像410、420、430のように抽出される。抽出された人体像410、420、430は領域P(r,ω)で表される。510、520、530、540は、検出されたICタグの測定位置を示し、K(r,ω)で表される。
今、ICタグを所持する利用者3人が監視空間Aに入ったとすると、画像中に人体像410,420,430とICタグ510,520,530が検出される。この場合、各人体像の領域とICタグの測定位置とを比較すると、ICタグ510の測定位置は人体像410の領域に含まれる(第一の所定距離以内である)ため、人体像410とICタグ510(のIDコード)とが対応付けされる。同様に、人体像420とICタグ520、人体像430とICタグ530が対応付けされる。
次に、ICタグを所持する利用者2人と同時に通行資格を有していない不審者が紛れて監視空間Aに入ったとする。すると、画像中に人体像410,420,430とICタグ510,520が検出される。この場合、人体像410とICタグ710、人体像420とICタグ520は対応付けされるが、人体像430の領域にはICタグが検出されていないため、人体像430はICタグと対応付けされることはない。そして、対応付けされなかった人体像430を、ICタグを所持していない不審者であると認識し、正規の利用者と不審者を判別する。
また、ICタグを所持する利用者3人が監視空間に入り、画像中に人体像410,420,430とICタグ510,520,540が検出されたとする。この場合、人体像410とICタグ510、人体像420とICタグ520は対応付けされるが、ICタグ540の測定位置は人体像430の領域に含まれない(第一の所定距離以内でない)ため対応付けされない。
しかしながら、検出された人体像の数とICタグの数とは一致しており、また、人体像430の領域の外郭とICタグ540の測定位置とは近距離である(第一の所定距離より長い第二の所定距離以内である)。したがって、人体像430が示す人物はICタグ540を所持した利用者であることが推測できるため、人体像430とICタグ540(のIDコード)とが対応付けされる。
ここでいう近距離の程度は、ICタグの位置検出精度や、画像に写る人体像の大きさがどの程度かによって任意に設定すればよい。
対応付け判定プログラム340は、以上のようにして人体像とICタグ(のIDコード)との対応付け判定を行い、対応付け結果を出力する。
生体情報照合プログラム350は、画像中の人体像から生体情報として顔の特徴情報を抽出し、登録された生体情報と照合することにより、その人体像を示す人物が登録された利用者であるか不審者であるか判定する。
生体情報照合プログラム350は、まず、対応付けされたICタグ5のIDコードについて登録されたID情報210から登録生体情報を読み出す。次に、対応付けされた人体像から顔領域を検出し、顔の画像から目、鼻、口、眉、輪郭等の形状、及び互い位置関係を特徴情報として抽出する。そして、対応付けされたICタグ5と人体像の組み合わせにおいて、登録生体情報と入力画像から抽出した顔の特徴情報を照合し、一致度が基準値以上であるかに基づいて照合結果を出力する。
一致判定した場合、照合対象の人体像が示す人物は、当人に配布された正規のICタグ5を所持する利用者であると認識する。一方、不一致判定した場合、照合対象の人体像が示す人物は、他人のICタグ5を不正に入手して通行しようとする不審者であると判断する。不審者を検出すると、そのときの入力画像に基づいて不審者情報220を生成してデータメモリ200に記録する。
ここで、前述したように一つの人体像に対して複数のICタグ5が対応付けされている場合は、複数のICタグ5のIDコードについて登録されたID情報210から読み出した登録生体情報との照合を行い、どれか一つと一致判定すればその人体像を示す人物は正規の利用者であると認識する。また、複数のICタグ5の対応付けに順位が与えられている場合は、順位が高いICタグ5から順次照合を行う。
次に、図6のフローチャートにより、本発明の一実施形態に係る不審者検出システムを構成する通行管理装置1の動作について説明する。
通行管理装置1は、監視空間Aを撮像するカメラ3から画像を随時入力され(S600)、人体像抽出プログラム310により画像中から人体を示す像を抽出する処理を施す(S610)。このとき、画像中における人体像の位置も求める。そして、人体像を抽出した否かを判定し、人体像を抽出した場合は次の処理に進み、抽出されない場合は次の画像入力を待機する(S620)。
人体像が抽出された場合、通信制御プログラム320により、アンテナ4aに質問信号を送出させるとともに、ICタグ5からの応答信号を受信したアンテナ4a〜4dから受信データを入力し、ICタグ5との通信処理を行う(S630)。同時に、受信データに含まれるICタグ5のIDコードがデータメモリ200のID情報210に登録されているかを検証する。
続いて、通信開始から所定時間内に登録されたIDコードを含む応答信号を受信したかを判定する(S640)。つまり、検出したICタグ5が正規のものであるかを判定する。紛失したICタグ5は、IDコードと共に失効フラグをセットして記憶しておくことで、ICタグ5を第三者に拾われて不正利用されることを防ぐことができる。
S640において、所定時間内に応答信号を受信しなかった場合、あるいは受信した応答信号に含まれたIDコードが登録されたものでなかった場合は、監視空間Aに不審者が存在すると判断する(S650)。
不審者の存在を検出すると、不審者の人体像を含む不審者情報220を生成してデータメモリ200に記録する(S660)。前述したように、入力された画像にどの人体像が不審者を示すかを特定する情報を付加し、これを不審者情報220として記録する。
また、表示部30を起動して警報音を発生するとともに警報ランプを作動し、通報部40を起動して監視センタへ不審者を検出した旨を通報する(S670)。同時に、通行管理装置1は、電気錠付き扉2を制御し、不審者の通行を遮断するために扉を閉鎖するとともに電気錠を施錠状態に保つ(S680)。
不審者検出時の処理(S650〜S680)が終了すると、この異常状態を保持したまま管理者や警備員による異常復旧操作を待機する。
S640において、受信した応答信号に含まれるIDコードが登録されたものである場合は、位置算出プログラム330により受信したIDコードに対応するICタグ5の位置を求める(S690)。
続いて、対応付け判定プログラム340により、抽出された人体像の位置と求めたICタグ5の位置とが第一の所定距離以内であるかを判定し、人体像とICタグ5の1次対応付け処理を行う(S700)。複数の人体像とICタグ5が検出されている場合には、各人体像についての1次対応付け処理を順次施す。
1次対応付け処理により全ての人体像がICタグ5と対応付けされたか否かを判定し(S710)、対応付けされなかった人体像が存在する場合、2次対応付け処理を施す(S720)。2次対応付け処理では、検出した人体像の数とICタグ5の数とが一致しているかを判定し、一致している場合であって、一次対応付け処理にて対応付けされなかった人体像の位置とICタグ5の位置とが第一の所定距離より長い第二の所定距離以内である場合に人体像とICタグ5を対応付けする。
そして、2次対応付け処理により全ての人体像がICタグ5と対応付けされたか否かを判定し(S730)、一次対応付け処理と2次対応付け処理のどちらによってもICタグ5と対応付けされなかった人体像が存在する場合、その人体像は不審者によるものと判断して前述したS650〜S680の処理を施す。
S710又はS730にて人体像とICタグ5との対応付けが正しく行われたと判定すると、続いて、生体情報照合プログラム350により、人体像の顔領域から顔の特徴情報を抽出し(S740)、この人体像と対応付けされたICタグ5について登録された生体情報と抽出した特徴情報との一致度を求めることにより生体情報照合を行う(S750)。
上記の生体情報照合による照合結果を判定し(S760)、照合が不一致である場合は、その人体像は不審者によるものと判断して、前述したS650〜S680の処理を施す。照合が一致した場合は、その人体像は正規の利用者によるものと判断し、続いて、入力された画像に存在する全ての人体像について顔照合を行ったかを判定する(S770)。
照合を行っていない人体像が存在する場合はS740に戻り、以降の処理を繰り返し行う。一方、全ての人体像について照合が一致した場合は、監視空間Aにいる人物は全て正規の利用者であると判断する(S780)。このとき、照合結果を履歴として記録するとともに、電気錠付き扉2を制御し、正規の利用者の通行を許可するために一時的に電気錠を解錠して扉を開放し、処理を終了する(S790)。
なお、上記処理において、人体像の抽出処理(S600、S610)は、以降の処理と平行して行うようにプログラムしてもよく、これにより監視空間Aに複数の人物がいる場合であっても順次人体像を抽出し、利用者と不審者の判別処理を行うことができる。
以上の実施形態にて説明した不審者検出システムによると、入力された画像から抽出した人体像の位置及び検出したICタグ(携帯端末)の位置に基づいて、監視空間にいる人物とその人物が所持するICタグとを対応付けすることができる。したがって、監視空間に複数の人物が入ってきた場合であっても、どのICタグをどの人物が所持しているか、どの人物がICタグを所持していないのかを判別可能となるため、不審者(を示す人体像)を特定することができる。よって、管理者等は、記録された不審者情報を読み出して不審者検出時の画像を表示させることにより、複数移っている人物の中からどの人物が不審者であるかを容易に視認することができる。
また、人体とICタグの対応付けを利用して生体情報の照合を行うため、入力情報と登録情報とを1対1の関係で照合でき、システムに求められる照合スピードの向上が図れる。さらに、利用者の認証のための操作が不要であるため、セキュリティ性の高いシステムを構成しつつ円滑な運用が可能である。
なお、以上に説明した実施形態において、カメラ3はパン・チルト・ズーム機能を有し、監視空間Aにおける所望の位置をクローズアップした画像が得られるようにしてもよい。このように、画像中の人物像を拡大して撮像することで、生体情報称号を行う際に正確な特徴情報を得ることができ、また、不審者の記録においても詳細な画像を用いることができる。また、画像中の人物像の一部(頭部)に撮像方向を合わせて拡大して撮像することで、後述の顔認証を行う際にさらに有効な画像となる。
また、監視空間Aにおける死角を無くすため、また、常に人物を正面から捉えるため、複数のカメラを用いてカメラ3を構成してもよい。
また、カメラ3としてステレオカメラを用いて監視空間Aを立体的に撮像し、画像中の人体像の3次元空間の位置を求めるようにしてもよい。この場合、同じく3次元空間の位置として求めたICタグ5の測定位置との比較により、実空間上の距離(監視空間Aにおける実際の距離)を求めることができる。
また、上記実施形態では、初期設定を簡単に説明するために受信アンテナ装置4bをカメラ3に近接させて配置させたが、受信アンテナ装置4bとカメラ3を一体構成としてもよい。
また、初期設定を簡単に説明するために受信アンテナ装置4bとカメラ3とを近接配置させたが、配置関係はこれに限られるものではなく、任意の配置関係にてシステムを構成することが可能である。
また、上記実施形態では、アンテナ装置4の構成を1つの送受信アンテナ装置4a、3つの受信アンテナ装置4b〜4dとしたが、少なくとも1つの送信アンテナ機能と3つの受信アンテナ機能があればよい。
また、受信アンテナ装置として複数のアンテナ素子で構成されるアレーアンテナを用い、ICタグからの信号到来方向を求めるように構成する等、ICタグの位置算出方法は任意に利用することができる。
また、上記実施形態では、利用者に所持させる携帯端末としてICタグを用いて説明したが、ICタグの他、例えば、ICカード、携帯電話など無線通信可能なものを利用することができる。
また、上記実施形態では、背景画像と入力画像との変化領域を示す図形を人体像として抽出することとしたが、変化領域を囲む矩形を人体像の領域としてもよい。
また、上記実施形態では、照合対象の生体情報として顔の特徴情報を用いたが、他の照合アルゴリズムを用いてもよい。例えば、顔画像を生体情報としてマッチング処理する照合、人物の身長や身体つき等の体格を特徴情報として用いた照合が利用可能である。
本発明の一実施形態係る不審者検出システムを説明する図である。 通行管理装置1による主な処理について説明する図である。 本発明の一実施形態に係る不審者検出システムの構成を示す図である。 2次元座標系と3次元座標系の対応関係を模式的に示した図である。 ICタグと人体像の対応付け処理の一例を説明する図である。 通行管理装置1の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1…通行管理装置
2…電気錠付き扉
3…カメラ
4a…送受信アンテナ装置
4b、4c、4d…受信アンテナ装置
5…ICタグ
10…制御部
20…操作部
30…表示部
40…通報部
50…I/F部
100…MPU
200…データメモリ
300…プログラムメモリ
410、420、430…人体像
510、520、530、540…ICタグ(位置情報)

Claims (5)

  1. 所定の監視空間を対象として利用者が所持する携帯端末と通信することにより不審者を検出する不審者検出システムにおいて、
    前記監視空間を撮像する撮像部と、
    前記監視空間に存在する携帯端末と無線通信する通信部と、
    前記撮像部及び前記通信部に接続され、前記監視空間に存在する不審者の検出処理を行う検出処理部とを備え、
    前記検出処理部は、
    前記撮像部から入力された画像中の人体像を抽出して当該人体像の位置を求める人体像抽出手段と、
    前記通信部と前記携帯端末との通信により当該携帯端末の位置を求める端末位置算出手段と、
    前記人体像の位置と前記携帯端末の位置とが第一の所定距離以内であれば当該人体像と当該携帯端末とを対応付けする一次対応手段と
    前記一次対応手段で対応付けされなかった未対応の人体像が存在する場合において、前記監視空間に存在する前記人体像の数と前記携帯端末の数とが一致し、且つ、当該未対応の人体像及び未対応の携帯端末の位置が前記第一の所定距離より長い第二の所定距離以内であれば、当該人体像と当該携帯端末との二次対応付けを行うとともに、前記人体像の数と前記携帯端末の数とが不一致のときは前記二次対応付けを行わない二次対応手段とを具備し、
    前記一次対応手段及び前記二次対応手段にて前記携帯端末と対応付けされなかった前記人体像を不審者とすることを特徴とした不審者検出システム。
  2. 前記検出処理部は、
    更に、前記携帯端末と対応付けされなかった前記人体像を含む不審者情報を記録する記録手段を備える請求項1に記載の不審者検出システム。
  3. 前記検出処理部は、更に、
    前記携帯端末を所持する利用者の生体情報を当該携帯端末と関連付けて記憶する生体情報記憶手段と、
    前記携帯端末と対応付けされた前記人体像と当該携帯端末と関連付けて記憶された前記生体情報とが同一の人物を示すか否かを判定する一致判定手段とを備え、
    前記人体像と前記生体情報とが一致しない場合は当該人体像を不審者とする請求項1又は2に記載の不審者検出システム。
  4. 前記通信部は、
    前記人体像抽出手段により前記入力された画像から人体像を抽出した場合に前記携帯端末との通信を行う請求項1乃至に記載の不審者検出システム。
  5. 所定の監視空間が撮像された画像を入力するステップと、
    前記入力された画像中の人体像を抽出して当該人体像の位置を求めるステップと、
    携帯端末から受信した無線信号に基づいて当該携帯端末の位置を求めるステップと、
    前記人体像の位置と前記携帯端末の位置とが第一の所定距離以内であれば当該人体像と当該携帯端末とを対応付けするステップと、
    前記第一の所定距離にて対応付けされなかった未対応の人体像が存在する場合において、前記抽出された前記人体像の数と前記携帯端末の数とが一致し、且つ、当該未対応の人体像及び未対応の携帯端末の位置が前記第一の所定距離より長い第二の所定距離以内であれば、当該人体像と当該携帯端末との二次対応付けを行うとともに、前記人体像の数と前記携帯端末の数とが不一致のときは前記二次対応付けを行わないステップと、
    前記携帯端末と対応付けされなかった前記人体像を含む不審者情報を出力するステップと、
    を少なくとも有し所定の監視空間に存在する不審者を検出することを特徴とした不審者検出プログラム。
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