JP2023004658A - 追跡管理システム、トラッキング方法、及びプログラム - Google Patents

追跡管理システム、トラッキング方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】継続的に精度の良いトラッキングを行う追跡管理システム及びトラッキング方法提供する。【解決手段】認証部、追跡部、ドア動作指示部、異常行動検知部、情報表示部及びデータ記憶部を有し、ユーザのトラッキングを行う追跡管理システムにおいて、追跡部は、ビーコン信号を用いてユーザのトラッキングを行うビーコン情報処理部121と、カメラにより得られた映像を用いてユーザのトラッキングを行う映像情報処理部122と、ビーコン情報処理部121により得られたトラッキング結果と、映像情報処理部122により得られたトラッキング結果とに基づいて、ユーザのトラッキング結果を出力する判断部123と、を備える。【選択図】図10

Description

本発明は、建物内のユーザをトラッキングする技術に関連するものである。
人物等の行動を監視して、人流を把握したり、セキュリティに活用するために、移動する人物を逐一追跡するトラッキング技術が知られている。トラッキング技術としては、例えばビーコンを用いるビーコントラッキング手法、カメラ映像からAIにより人物を特定してトラッキングを行うカメラ映像AIトラッキング手法等が知られている。
特開2019-205060号公報
しかし、ビーコントラッキング手法では、ユーザが自分自身のビーコンタグを盗難や貸出等で保持していない場合には、当該ユーザのトラッキングを行うことができない。また、カメラ映像AIトラッキング手法では、似た服装の複数ユーザを識別できず、トラッキング精度が低下する場合があり、また、カメラの死角においてトラッキングを行うことができない。すなわち、従来技術では、継続的に精度の良いトラッキングを行うことが難しい。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、継続的に精度の良いトラッキングを行うことを可能とする技術を提供することを目的とする。
開示の技術によれば、ユーザのトラッキングを行う追跡管理システムであって、
ビーコン信号を用いて前記ユーザのトラッキングを行うビーコン情報処理部と、
カメラにより得られた映像を用いて前記ユーザのトラッキングを行う映像情報処理部と、
前記ビーコン情報処理部により得られたトラッキング結果と、前記映像情報処理部により得られたトラッキング結果とに基づいて、前記ユーザのトラッキング結果を出力する判断部と
を備える追跡管理システムが提供される。
開示の技術によれば、継続的に精度の良いトラッキングを行うことを可能とする技術が提供される。
一般的なセキュリティゾーン管理を説明するための図である。 トラッキングセキュリティの概要を説明するための図である。 システムの全体構成図である。 建物における動作イメージを示す図である。 追跡管理システムの機能構成図である。 システムの動作を説明するためのフローチャートである。 2つの手法を組み合わせることを説明するための図である。 追跡のための構成を示す図である。 ビーコンリーダの配置例を示す図である。 追跡部120の構成例を示す図である。 装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(本実施の形態)を説明する。以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下で説明する実施の形態に限られるわけではない。
以下の実施の形態の説明では、本実施の形態に係る技術を適用する対象が、サーバルーム等を有するデータセンタの建物であることを想定しているが、本発明はデータセンタに限らずに適用可能である。
また、以下で説明する「ユーザ」とは、人物であることを想定しているが、人物に限定されない。例えば、「ユーザ」がロボットであってもよい。
以下、建物におけるユーザの認証及びトラッキングに関する実施例を実施例1として説明し、トラッキングの詳細例を実施例2として説明する。実施例2は実施例1に適用されることを想定するが、実施例2を、実施例1を前提とせずに単独で実施してもよい。
なお、実施例1は、エリア間を移動するユーザが存在する建物内等におけるセキュリティを向上させるとともに、ユーザの利便性を向上させるための技術に関する実施例であり、実施例2は、継続的に精度の良いトラッキングを行うことを可能とする技術に関する実施例である。実施例1と実施例2を組み合わせることでこれら両方の効果を得ることができる。
(実施例1)
<実施例1の概要>
図1は、データセンタのエリア(ゾーン)の一般的な構成を示す模式図である。図1において、L1~L5はセキュリティレベルを示し、L1からL5に向けてセキュリティレベルが高くなっている。
ユーザが建物敷地内に入ってサーバルーム内に到着するまでの一般的な動作について説明する。ユーザは、門扉から建物の敷地内に入り、入館口から建物内エントランスに入る。ユーザは、共有エリアに入るためのゲートにおいて認証を行って、共有エリアに入る。同様に、ゲートで認証を行ってサーバルーム前室に入り、ゲートで認証を行ってサーバルームに入る。
高いセキュリティを保つために、上記の各ゲートにおける認証は、生体認証+ICカード等の多要素認証により行われる。なお、レベルの比較的低い認証については、ICカードのみで行ってもよい。
しかし、上記のように、エリア間の移動の度に認証動作を行うことはユーザにとって不便である。また、認証を行ったユーザとは別のユーザが、認証なしに、認証を行ったユーザとともにエリアに入ってしまう不正が行われる可能性がある。また、ユーザの認証を行っても、一旦エリアに入った後のユーザの不審/不正な行動を検知できない。
そこで、実施例1では、エリアに入ろうとするユーザに対する認証を高いレベルで実施した後、再び認証を実施せずに、認証されたユーザを確実にトラッキングすることとしている。例えば、図2に示す例では、共有エリアへの入口のゲートでのみ高いレベルの認証を行って、その後は認証されたユーザを確実にトラッキングする。トラッキングにより、例えばサーバルーム前室のゲート付近に認証されたユーザが近づいた場合は、認証動作なしに自動的にゲートを開くことができる。
これにより、ユーザの利便性を向上させた上で、建物内にいるすべてのユーザが、常に高レベルに認証された状態を保つことができる。以下、上述した動作を実現するためのシステム構成例及び動作例を説明する。
<システム構成例>
図3は、実施例1におけるシステムの構成図である。図3に示すように、本システムは、追跡管理システム100、情報取得装置10、ドア制御装置20、認証装置30を備え、これらがネットワーク40に接続されている。
追跡管理システム100は、ユーザの認証及びトラッキング等を行うためのシステム("装置"と呼んでもよい)である。情報取得装置10は、管理対象とする建物内に複数台備えられる装置であり、ユーザのトラッキングのために必要な情報を取得して追跡管理システム100に送信する。
例えば、ユーザが保持するビーコンタグから送信されるビーコン信号に基づきユーザの位置を把握する手法を用いる場合、情報取得装置10は、ビーコンリーダである。また、例えば、カメラ映像によりユーザの位置を把握する手法を用いる場合、情報取得装置10はカメラである。実施例2で後述するように、ユーザが保持するビーコンタグから送信されるビーコン信号に基づきユーザの位置を把握する手法と、カメラ映像によりユーザの位置を把握する手法とを組み合わせる場合には、情報取得装置10はカメラ又はビーコンリーダである。
情報取得装置10として、上記のようなビーコンリーダやカメラを使用することは一例である。以下の説明では、情報取得装置10が情報を取得し、その情報を追跡管理システム100に送信し、追跡管理システム100が当該情報を受信し、その情報により、ユーザのユーザIDと当該ユーザの位置情報を得ることができるものとする。当該情報の中にユーザのユーザIDと当該ユーザの位置情報が含まれていることとしてもよい。
ドア制御装置20は、建物内のエリアへの入口となるドア毎に備えられている装置であり、追跡管理システム100からの指示に基づいて、ドアの開閉制御(解錠/施錠や、自動的に開けたり閉めたり、など)を行う。
認証装置30は、例えば、建物の入口に備えられる装置であり、生体認証+ICカード認証等のセキュリティレベルの高い認証を行うための装置である。
ある建物内でのあるユーザ(ユーザAとする)に対する追跡管理システム100による制御の例を、図4を参照して説明する。建物のエントランスには、多要素認証を行うための認証装置30が設置されているとする。また、建物内の様々な場所に情報取得装置10が置かれている。また、各エリア(部屋)の入口のドアにはドア制御装置20が配備されている。
S1(ステップ1)において、ユーザAが建物の入口で認証装置30に対して認証動作を行う。追跡管理システム100は、認証装置30から受信する情報に基づいて、ユーザAに対する認証処理を実行し、認証に成功すると、入口のドアを開ける。
その後、追跡管理システム100は、情報取得装置10から受信する情報に基づいて、ユーザAをトラッキングする(S2)。「トラッキングする」とは、認証されたユーザAについて、その位置を常時把握することである。なお、「トラッキングする」を「追跡する」と言い換えてもよい。
S3、S4のそれぞれにおいて、追跡管理システム100は、トラッキングしているユーザAが、ドアの近くにいることを検出すると、ドア制御装置20に指示することでドアを自動的に開け、該当のエリアへのユーザAの移動を許可する。
S5において、ユーザAは部屋の中(例えばサーバルーム)にいるが、追跡管理システム100はユーザAを常にトラッキングしているため、仮にユーザAが異常な動作をした場合にはそれを検知することができる。
<追跡管理システム100の構成例>
図5に、追跡管理システム100の構成例を示す。図5に示すとおり、追跡管理システム100は、認証部110、追跡部120、ドア動作指示部130、異常行動検知部140、情報表示部150、データ記憶部160を有する。各部の機能概要は下記のとおりである。
認証部110は、認証装置30からの情報に基づいて、ユーザが本人かどうかの認証を行う。追跡部120は、認証されたユーザを認識し、当該ユーザのトラッキングを行う。ドア動作指示部130は、ドア制御装置20に対して動作指示を送信する。また、ドア動作指示部130は、ラックに対する動作指示を行うことも可能である。
異常行動検知部140は、追跡部120によりトラッキングされているユーザについての異常行動検知を行う。情報表示部150は、アラート等の情報の表示を行う。データ記憶部160は各種データを格納する。
追跡管理システム100は、1台のサーバ(コンピュータ)からなる構成であってもよいし、複数台のサーバがネットワーク接続された構成であってもよい。
<追跡管理システム100の動作例>
次に、図6のフローチャートを参照して、あるユーザ(ユーザAとする)に関しての追跡管理システム100の動作例を説明する。
S101において、ユーザAは建物の入口において、認証装置30を用いて認証動作を行う。ここでは例えば「生体認証+ICカード認証」のための動作を行う。追跡管理システム100における認証部110は、認証装置30からの情報に基づいて、認証動作を行ったユーザAがユーザA本人かどうかを確認し、ユーザA本人であることが確認されたら認証成功であると判断し、認証に成功したユーザとして、ユーザAのユーザIDをデータ記憶部160に記録する。ユーザAのユーザIDをユーザID‐Aとする。
なお、認証装置30からの情報に「認証成功」又は「認証失敗」が含まれており、認証部110は、この情報に基づいて「認証成功」又は「認証失敗」を判断することとしてもよい。
なお、S101の認証においては、監視員による目視等も併用することで、必ず認証されたユーザのみが入口から中に入れるような高いセキュリティが保たれている。
認証に成功した場合はS102に進み、認証に成功しなかった場合にはS106に進む。S106において、例えば、情報表示部150が、認証に成功しなかったユーザがいる旨の情報を表示する。ここで、「表示」については、情報表示部150がディスプレイを含み、そのディスプレイに情報を表示することであってもよいし、情報表示部150がWebサーバ機能を有し、遠隔にある端末に、情報表示のための画面情報を送信することであってもよい。このように画面情報を送信することも「表示」に含まれる。
認証に成功した場合のS102において、追跡部120は、トラッキング(追跡)処理を行う。すなわち、追跡部120は、情報取得装置10からの情報と、データ記憶部160に記録された認証されたユーザAのユーザID-Aに基づいて、認証されたユーザAの位置情報を把握し、認証されたユーザAの位置情報を所定時間間隔でユーザID-Aと対応付けてデータ記憶部160に記録する。所定時間間隔は、例えば、情報取得装置10から情報が送られてくる時間間隔である。
具体的には、例えば、情報取得装置10から受信する情報には、ユーザIDと、そのユーザIDを持つユーザの位置情報が含まれる。なお、ここでの「位置情報」とは、位置情報を導くことができる情報(位置が既知である3点の電波強度等)も含まれる。なお、この場合、追跡部110は、「位置情報を導くことができる情報」から位置情報を計算し、それをユーザの位置情報として使用する。
追跡部120は、データ記憶部160を参照することにより、情報取得装置10から受信した情報に含まれるユーザIDが、認証されたユーザAのユーザID-Aと一致する場合には、その情報から得られる位置情報をユーザAの位置情報であるとしてデータ記憶部160に格納する。
また、情報取得装置10がカメラである場合において、追跡部120は、既知のAI画像認識等により、カメラにより得られた映像に含まれるユーザの映像がユーザAの映像であるかどうかを識別し、ユーザAの映像である場合には、その映像をユーザID‐Aと対応付けてデータ記憶部160に記録する。
S102の追跡処理において、情報表示部150は、認証されたユーザAの移動軌跡を建物内の地図上に表示することとしてもよい。
次にS103について説明する。データ記憶部160には、建物内の地図が格納されている。S103において、追跡部120は、ユーザAの最新の位置情報と、建物内の地図上の各ドアの位置情報とを比較することにより、ユーザAがドアの前(ドアの近く)に来たか否かを判断する。
S103における判断は例えば一定時間間隔で実施される。S103の判断がYesであればS104に進み、NoであればS102に戻って追跡を継続する。
S103がYesの場合のS104において、ドア動作指示部130は、ユーザAの位置にあるドアのドア制御装置20に対して、ドアを解錠する動作を指示する。また、ドアが自動ドアである場合、自動ドアを開く指示をしてもよい。
なお、S103において、ユーザの権限に基づく判断を加えてもよい。この場合、データ記憶部160には更に、ユーザ毎に入室可能なエリアの情報が記録されている。S103において、追跡部120は、ユーザAの最新の位置情報と、建物内の地図上の各ドアの位置情報とを比較することにより、ユーザAがドアの前(ドアの近く)に来て、かつ、そのドアの中のエリアがユーザAの入室可能なエリアが否かを判断する。この判断がYesである場合に、ドアを開ける指示がなされる。
次に、S105について説明する。S105において、異常行動検知部140は、追跡部160によりデータ記憶部160に記録される認証されたユーザAについての位置情報等に基づいて、ユーザAが異常行動を行っているか否かを判断する。
例えば、異常行動検知部140は、ある閾値以上の期間においてユーザAの位置情報に変化が無かったことを検知すると、ユーザAはその位置に当該期間留まっていると判断し、ユーザAが異常行動をしていると判断する。なお、「ユーザAの位置情報に変化が無かった」とは、位置情報の変化の大きさがある閾値以下である場合を含む。
また、異常行動検知部140は、建物内の地図に基づいて、各社の各サーバラックの位置とユーザAの位置情報とを比較し、ある閾値以上の期間においてユーザAの位置情報が、ユーザAの属する会社とは異なる会社のサーバラックの位置を示していることを検知すると、ユーザAが他社のサーバラックの前で一定時間以上動いていないと判断し、ユーザAが異常行動をとっていると判断する。
S105での判断は例えばある一定時間間隔で実施される。S105の判断がYes(異常行動検知)であればS106に進み、NoであればS102に戻って追跡を継続する。S106において、情報表示部150は、ユーザAに異常行動が検知されたことを示す情報を表示する。
<実施例1の効果>
以上説明した実施例1における処理により、ユーザはエリアに入る都度の認証を行う必要がなく、また、エリアへの不正アクセスを検知できる。また、正規なアクセスであったとしても、不審な移動や挙動をリアルタイムに検知することが可能である。すなわち、セキュリティの向上と利便性の向上を同時に達成することができる。
また、副次的な効果として、トラッキング結果を用いることで新型ウィルス感染者との濃厚接触者の判定を行うことが可能である。また、ユーザの行動分析を行うことが可能である。
(実施例2)
次に、実施例2について説明する。実施例2では、実施例1におけるトラッキングのより詳細な例について説明する。実施例2は実施例1を前提としている。ただし、実施例1を前提とすることは一例であり、実施例2で説明する手法は、実施例1のようなデータセンタ等におけるトラッキング以外の様々な分野に適用可能である。
<実施例2の概要>
トラッキングの手法として、例えば、ビーコントラッキング等のビーコン信号に基づくトラッキングと、カメラ映像AIトラッキングのように映像に基づくトラッキングがある。実施例1におけるトラッキングの手法としては、ビーコントラッキング、及びカメラ映像AIトラッキングのうちのいずれを使用してもよい。
ただし、ビーコントラッキングのみを使用してトラッキングを行う場合、ユーザの保持するビーコンタグが盗難されたり、他ユーザに不正に貸し出されたりといったリスクがある。
また、カメラ映像AIトラッキングのみを使用してトラッキングを行う場合、例えば、似た服装を着た複数のユーザが重なった場合に、個々のユーザの正確なトラッキングが困難になる。また、トイレなどのカメラが設置されていない場所でのトラッキングができない。
そこで、継続的の精度の高いトラッキングを行うために、実施例2では、図7に示すように、ビーコントラッキングとカメラ映像AIトラッキングとを組み合わせて使用する。これにより、ビーコンタグに盗難・貸出等が生じた場合でもカメラ映像AIトラッキングにより、不正を検知できる。また、カメラの死角にユーザが入った場合でも、ビーコントラッキングにより、トラッキングを継続することが可能となる。
なお、ビーコントラッキングとカメラ映像AIトラッキングの2つを組み合わせることは例であり、3つ以上の手法を組み合わせてもよい。3つ以上を組み合わせる場合でも、ビーコントラッキングとカメラ映像AIトラッキングとの間では以下で説明する処理と同様の処理が行われる。
以下、実施例2における構成と動作をより詳細に説明する。
<情報取得装置の配置構成例>
上述したように、実施例2では、ビーコントラッキングとカメラ映像AIトラッキングとを組み合わせて使用する。
ビーコントラッキングにおいては、各ユーザが、ユーザIDの情報を含む信号(ビーコン信号と呼ぶ)を無線で発出する発信機(ビーコンタグと呼ぶ)を保持する。建物内には、情報取得装置10として、複数のビーコンリーダが配置されている。図8に、配置の例として、ビーコンリーダ11、12、13が配置されている場合の例を示す。
ビーコンリーダ11、12、13のそれぞれの位置は、データ記憶部160にビーコンリーダIDとともに予め記録されており、追跡部120は、各ビーコンリーダから受信する情報に含まれるビーコンリーダIDからその位置を把握できる。
図8の例において、ユーザが保持するビーコンタグから発出されるビーコン信号をビーコンリーダ11、12、13はそれぞれ受信し、ビーコン信号の受信電波強度と、ビーコン信号に含まれるユーザIDを追跡管理システム100に送信する。
追跡管理システム100は、3点測位によりユーザの位置を特定する。すなわち、ビーコンリーダ11、12、13のそれぞれの受信電波強度からビーコンリーダ11、12、13のそれぞれとユーザとの距離を推定し、これら3つの距離と、ビーコンリーダ11、12、13のそれぞれの位置に基づいて、ユーザの位置を計算する。
なお、ビーコンタグから発出されるIDはユーザIDそのものでなくてもよく、ユーザIDと紐づけられたID(例:ユーザIDと紐づけられたビーコンタグのID)であればよい。ユーザIDと紐づけられたIDであっても「ユーザID」と呼ぶことにする。
また、ビーコン信号の通信方式はどのようなものでもよい。例えば、BLEでもよいし、無線LANでもよいし、その他の方式でもよい。
図9は、建物内でのビーコンリーダの配置の一例を示す図である。図9に示すように、ユーザがどこにいてもできるだけ3点測位が可能になるようにビーコンリーダが配置される。
なお、上記の例では、ユーザが、ビーコン信号を発信する発信機(ビーコンタグ)を保持し、建物内の既知の位置にビーコンリーダを配置する例を説明したが、発信機とリーダが逆であってもよい、つまり、建物内の既知の位置にビーコン発信機を配置して、ユーザがビーコンリーダ(例:スマートフォン)を保持する構成であってもよい。この方式では、ユーザが保持するビーコンリーダが、自身のID(ユーザID)と、3点のそれぞれからの受信電波強度を追跡管理システム100に送信する。
次に、カメラ映像AIトラッキングについて説明する。カメラ映像AIトラッキングでは、図8に示すように、カメラ14により撮影された映像が追跡管理システム100に送信される。なお、カメラは建物内の複数個所に設置されるものであり、例えば、既存の監視カメラを流用してもよい。
追跡管理システム100のデータ記憶部160には、例えば、事前学習により得られたモデル(例えばニューラルネットワークのモデル)が格納されており、追跡部120は、カメラ14により得られた映像をモデルに入力することで、映像内のユーザの位置情報とそのユーザのユーザIDをモデルからの出力として得ることができる。
<追跡管理システム100の構成>
実施例2における追跡管理システム100の構成例を説明する。実施例2における追跡管理システム100の全体の構成は実施例1と同じであり図5に示したとおりである。
実施例2では、ビーコントラッキングとカメラ映像AIトラッキングを組み合わせて使用するので、追跡部120が、図10に示すとおり、ビーコン情報処理部121、映像情報処理部122、判断部123を備える構成になる。
ビーコン情報処理部121は、ビーコンリーダから受信する情報に基づくトラッキング処理を行う。映像情報処理部122は、カメラから受信する映像に基づくトラッキング処理を行う。判断部123は、ビーコン情報処理部121により得られたトラッキング結果と、映像情報処理部122により得られたトラッキング結果から、トラッキングの結果を出力し、データ記憶部160に格納する。
なお、ビーコン情報処理部121、映像情報処理部122、判断部123はそれぞれ別々のサーバ(コンピュータ)に備えられてもよいし、これら3つのうちのいずれか2つ又は3つが1つのサーバ(コンピュータ)に備えられてもよい。また、ビーコン情報処理部121、映像情報処理部122、判断部123のいずれか1つ、いずれか2つ、又は全部を備える装置を、追跡管理装置、あるいは、追跡管理システムと呼んでもよい。
<追跡管理システム100の動作例>
次に、あるユーザ(ユーザAとする)に関しての追跡管理システム100の実施例2の動作例を説明する。全体の動作フローは実施例1と同じであり、図6に示したとおりである。以下では、実施例1と異なる点について詳細に説明する。
S101において、ユーザAの本人認証が成功した後、S102において、追跡部120は、トラッキング処理を行う。認証されたユーザAについての具体的な処理は下記のとおりである。
追跡部120のビーコン情報処理部121は、各ビーコンリーダから情報(ビーコン情報と呼ぶ)を受信する。ビーコン情報処理部121は、ビーコン情報からユーザID‐Aを取得するとともに、上述した3点測位により、ユーザID‐Aに対応する位置情報を取得する。また、これと同時に、映像情報処理部122は、カメラにより得られた映像を受信し、当該映像からユーザID-AとユーザID-Aに対応する位置情報を取得する。
ビーコン情報処理部121は、得られた位置情報とその位置情報に対応するユーザID-Aをトラッキング結果として判断部123に入力し、映像情報処理部122は、得られた位置情報とその位置情報に対応するユーザID-Aをトラッキング結果として判断部123に入力する。
判断部123は、ビーコン情報処理部121から入力されたユーザAのトラッキング結果と映像情報処理部121から入力されたユーザAのトラッキング結果とを比較し、これらが一致する場合に、正しいトラッキング結果であると判断し、位置情報とユーザID-AとをユーザAのトラッキング結果としてデータ記憶部160に記録する。なお、ビーコン情報処理部121により得られた位置情報と、映像情報処理部121により得られた位置情報との比較に関しては、これらが閾値以内の範囲の位置を示す場合に、これらが一致していると判断してよい。
このような正常にトラッキングができている状態が継続することで、実施例1で説明したように、ユーザAについての位置情報とユーザID-Aとが所定時間間隔でデータ記憶部160に記録される。また、異常行動検知等のために、映像情報処理部122によりユーザAの映像であると認識された映像も、位置情報及びユーザID-Aとともにデータ記憶部160に記録される。
ビーコン情報処理部121から入力されたユーザAのトラッキング結果と映像情報処理部121から入力されたユーザAのトラッキング結果とが一致しない場合の例を以下に例1~例3として説明する。
<例1>
ある時刻において、ビーコン情報処理部121によるユーザAのトラッキング結果(位置情報とユーザID-A)が得られたが(入力されたが)、映像情報処理部122によるユーザAのトラッキング結果が得られない(入力がない)場合、判断部123は、例えば、ユーザAがカメラの死角にいると判断し、ビーコン情報処理部121によるユーザAのトラッキング結果をデータ記憶部123に記録する。これにより、ユーザAがカメラの死角にいる場合でもユーザAのトラッキングを継続できる。
<例2>
ある時刻において、映像情報処理部122によるユーザAのトラッキング結果(位置情報とユーザID-A)が得られたが(入力されたが)、ビーコン情報処理部121によるユーザAのトラッキング結果が得られない(入力がない)場合、判断部123は、例えば、ユーザAがビーコンタグを保持していない(あるいはビーコンタグが故障した)と判断し、映像情報処理部122によるユーザAのトラッキング結果をデータ記憶部123に記録する。これにより、ユーザAがビーコンタグを使用できない場合でも、ユーザAのトラッキングを継続できる。
<例3>
ある時刻において、ビーコン情報処理部121によるユーザAのトラッキング結果と、映像情報処理部122によるユーザAのトラッキング結果が異なる場合(ユーザID-Aは同じで位置情報が異なる場合)、判断部123は、ビーコン情報処理部121により得られたユーザID‐Aの位置情報と同じ位置情報が、他のユーザ(ここではユーザBとする)の位置情報として映像情報処理部122により得られているかどうかを判断する。
ビーコン情報処理部121により得られたユーザID‐Aの位置情報と同じ位置情報が、他のユーザ(ここではユーザBとする)の位置情報として映像情報処理部122により得られている場合、判断部123は、ユーザAのビーコンタグをユーザBが保持していると判断し、例えば、「ユーザAのビーコンタグをユーザBが保持している」ことを示す情報を情報表示部150から表示する。
この場合、判断部123は、映像情報処理部122によるユーザAのトラッキング結果を正しい結果であるとしてデータ記憶部123に記録する。
つまり、映像情報処理部122によりトラッキング結果が得られたユーザAについて、ビーコン情報処理部121によるトラッキング結果に基づいて、ユーザAが正しいビーコンタグを保持しているか否かを判断する。
これにより、ユーザAが不正にビーコンタグを他人に貸した場合でもユーザAのトラッキングを継続でき、例えばユーザAの不審行動を監視できる。
<例4>
ある時刻において、ビーコン情報処理部121によるユーザAのトラッキング結果と、映像情報処理部122によるユーザAのトラッキング結果が異なる場合(ユーザID-Aは同じで位置情報が異なる場合)、判断部123は、その時刻のトラッキング結果を使用しない(データ記憶部に記録しない)こととしてもよい。これにより、例えば、映像情報処理部122が、ユーザAと同じ服装のユーザBをユーザAであると誤って認識した場合に、そのときのトラッキング結果を使用しないこととすることができる。
また、映像情報処理部122が、ユーザAとユーザBが同じ服装であることを認識し、その旨の情報を判断部123に出力することで、判断部123は、映像の誤認識が原因で位置情報の不一致が生じたことを判断できるので、ビーコン情報処理部121によるユーザAのトラッキング結果を正しいトラッキング結果としてデータ記憶部160に記憶することとしてもよい。
例4の他、例1~例3のいずれの場合でも、判断部123は、該当の事象を検知した時刻のトラッキング結果は信頼できないと判断し、その時刻のトラッキング結果を使用しない(データ記憶部に記録しない)こととしてもよい。
また、下記の例5~例7の動作を行うこととしてもよい。
<例5>
判断部123は、ビーコン情報処理部121により検知したユーザの数(ユーザ数Bとする)と、映像情報処理部122により検知したユーザの数(ユーザ数Vとする)とを比較し、ユーザ数Bよりもユーザ数Vのほうが大きい場合(つまり、ユーザ数B<ユーザ数Vの場合)、不正侵入があったと判断し、例えば情報表示部150からアラートを表示する。
<例6>
S101において建物入り口で認証された全てのユーザの情報はデータ記憶部160に格納されている。例えば、認証に成功した各ユーザについての、映像あるいは映像から得られる特徴、ユーザID等が格納される。ここではこれらの情報を総称してユーザ情報と呼ぶ。
判断部123は、映像情報処理部122で検知したユーザのユーザ情報を、データ記憶部160に格納されている認証された全てのユーザのユーザ情報と比較し、映像情報処理部122で検知したユーザのユーザ情報と一致するユーザ情報がデータ記憶部160にない場合、映像情報処理部122で検知したユーザは認証を通らずに不正に侵入した不正侵入者であると判断し、例えば情報表示部150からアラートを表示する。
<例7>
例6と同じく、判断部123は、映像情報処理部122で検知したユーザのユーザ情報を、データ記憶部160に格納されている認証された全てのユーザのユーザ情報と比較し、映像情報処理部122で検知したユーザのユーザ情報と一致するユーザ情報がデータ記憶部160にない場合、上記ユーザは不正侵入者であると判断する。
更に、映像情報処理部122により上記ユーザ(不正侵入者)が検知された位置において、ビーコン情報処理部121によって上記ユーザ(不正侵入者)が検知されている場合、判断部123は、不正侵入者によるビーコンタグの盗難があったと判断し、例えば情報表示部150からアラートを表示する。
S103において、実施例1と同様にして、追跡部120は、トラッキング結果に基づいて、ユーザAがドア付近にいるかどうかを判断することができる。
S105において、異常行動検知部140は、実施例1と同様に、トラッキング結果を用いて異常行動を検知することができる。
実施例2では、トラッキング結果(位置情報、ユーザID)とともに、認識したユーザの映像もデータ記憶部160に格納されるため、映像に基づく制御や異常検知を行うことができる。
例えば、追跡部120は、認識したユーザAの映像を分析することで、ユーザAがサーバラックの前面に向く動作を行ったこと(あるいは予め定めた動作を行ったこと)を認識すると、ラックの鍵の解錠をドア動作指示部130に指示し、ドア動作指示部130は、該当のラックに対して解錠指示を行って、ラックにおいて解錠がなされる。
また、例えば不審動作を予め定義しておいて、異常行動検知部140は、例えば、認識したユーザAの行動が不審動作に該当するか否かを映像から判断し、不審動作に該当する場合には情報表示部150からアラートを表示させる。
<実施例2の効果>
実施例2の技術により、継続的に精度の良いトラッキングを行うことが可能となる。
(ハードウェア構成例)
実施例1と実施例2のいずれにおいても、追跡管理システム自体、及び追跡管理システムを構成する各機能部はいずれも、例えば、コンピュータに、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。当該コンピュータは物理マシンであってもよいし、クラウド上の仮想マシンであってもよい。
すなわち、当該システムあるいは機能部は、コンピュータに内蔵されるCPUやメモリ等のハードウェア資源を用いて、当該システムあるいは機能部で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メール等、ネットワークを通して提供することも可能である。
図11は、本実施の形態における上記コンピュータのハードウェア構成例を示す図である。図11のコンピュータは、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置1000、補助記憶装置1002、メモリ装置1003、CPU1004、インタフェース装置1005、表示装置1006、入力装置1007、及び出力装置1008等を有する。
当該コンピュータでの処理を実現するプログラムは、例えば、CD-ROM又はメモリカード等の記録媒体1001によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体1001がドライブ装置1000にセットされると、プログラムが記録媒体1001からドライブ装置1000を介して補助記憶装置1002にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体1001より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置1002は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置1003は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置1002からプログラムを読み出して格納する。CPU1004は、メモリ装置1003に格納されたプログラムに従って、当該当該システムあるいは機能部に係る機能を実現する。
インタフェース装置1005は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。表示装置1006はプログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。入力装置1007はキーボード及びマウス、ボタン、又はタッチパネル等で構成され、様々な操作指示を入力させるために用いられる。出力装置1008は演算結果を出力する。
(実施の形態のまとめ)
本明細書には、少なくとも下記各項の追跡管理システム、トラッキング方法、及びプログラムが開示されている。
<実施例1に対応する構成>
(第1項)
エリア間を移動するユーザのトラッキングを行う追跡管理システムであって、
前記ユーザが本人か否かを確認するための認証を行う認証部と、
前記認証部により認証に成功した前記ユーザのトラッキングを行う追跡部と
を備える追跡管理システム。
(第2項)
前記認証部により前記ユーザに対して最初に認証を行い、認証に成功した後、当該ユーザに対して前記認証部による認証を行わずに、前記追跡部によるトラッキングを行う
第1項に記載の追跡管理システム。
(第3項)
前記追跡部は、前記ユーザがドア付近に位置するか否かに基づいて、ドアを開けるか否かを判定する
第1項又は第2項に記載の追跡管理システム。
(第4項)
前記追跡部により得られた前記ユーザの位置情報に基づいて、前記ユーザが異常行動を行っているか否かを判断する異常行動検知部
を更に備える第1項ないし第3項のうちいずれか1項に記載の追跡管理システム。
(第5項)
エリア間を移動するユーザのトラッキングを行う追跡管理システムが実施するトラッキング方法であって、
前記ユーザが本人か否かを確認するための認証を行う認証ステップと、
前記認証ステップにより認証に成功した前記ユーザのトラッキングを行う追跡ステップと
を備えるトラッキング方法。
(第6項)
コンピュータを、第1項ないし第4項のうちいずれか1項に記載の追跡管理システムにおける各部として機能させるためのプログラム。
<実施例2に対応する構成>
(第1項)
ユーザのトラッキングを行う追跡管理システムであって、
ビーコン信号を用いて前記ユーザのトラッキングを行うビーコン情報処理部と、
カメラにより得られた映像を用いて前記ユーザのトラッキングを行う映像情報処理部と、
前記ビーコン情報処理部により得られたトラッキング結果と、前記映像情報処理部により得られたトラッキング結果とに基づいて、前記ユーザのトラッキング結果を出力する判断部と
を備える追跡管理システム。
(第2項)
前記判断部は、前記ビーコン情報処理部により得られたトラッキング結果と、前記映像情報処理部により得られたトラッキング結果とを比較して、これらが一致する場合に、これらを正しいトラッキング結果であると判断する
第1項に記載の追跡管理システム。
(第3項)
前記判断部は、前記ユーザについて、前記ビーコン情報処理部と前記映像情報処理部のうちのいずれかのトラッキング結果が得られなかった場合において、得られたトラッキング結果を正しいトラッキング結果として出力する
第1項に記載の追跡管理システム。
(第4項)
前記判断部は、前記映像情報処理部によりトラッキング結果が得られた前記ユーザについて、前記ビーコン情報処理部によるトラッキング結果に基づいて、前記ユーザが正しいビーコンタグを保持しているか否かを判断する
第1項ないし第3項のうちいずれか1項に記載の追跡管理システム。
(第5項)
ユーザのトラッキングを行う追跡管理システムが実行するトラッキング方法であって、
ビーコン信号を用いて前記ユーザのトラッキングを行うビーコン情報処理ステップと、
カメラにより得られた映像を用いて前記ユーザのトラッキングを行う映像情報処理ステップと、
前記ビーコン情報処理ステップにより得られたトラッキング結果と、前記映像情報処理ステップにより得られたトラッキング結果とに基づいて、前記ユーザのトラッキング結果を出力するステップと
を備えるトラッキング方法。
(第6項)
コンピュータを、第1項ないし第4項のうちいずれか1項に記載の追跡管理システムにおける各部として機能させるためのプログラム。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 情報取得装置
11、12、13 ビーコンリーダ
14 カメラ
20 ドア制御装置
30 認証装置
40 ネットワーク
100 追跡管理システム
110 認証部
120 追跡部
121 ビーコン情報処理部
122 映像情報処理部
123 判断部
130 ドア動作指示部
140 異常行動検知部
150 情報表示部
160 データ記憶部
1000 ドライブ装置
1002 補助記憶装置
1003 メモリ装置
1004 CPU
1005 インタフェース装置
1006 表示装置
1007 入力装置
1008 出力装置

Claims (6)

  1. ユーザのトラッキングを行う追跡管理システムであって、
    ビーコン信号を用いて前記ユーザのトラッキングを行うビーコン情報処理部と、
    カメラにより得られた映像を用いて前記ユーザのトラッキングを行う映像情報処理部と、
    前記ビーコン情報処理部により得られたトラッキング結果と、前記映像情報処理部により得られたトラッキング結果とに基づいて、前記ユーザのトラッキング結果を出力する判断部と
    を備える追跡管理システム。
  2. 前記判断部は、前記ビーコン情報処理部により得られたトラッキング結果と、前記映像情報処理部により得られたトラッキング結果とを比較して、これらが一致する場合に、これらを正しいトラッキング結果であると判断する
    請求項1に記載の追跡管理システム。
  3. 前記判断部は、前記ユーザについて、前記ビーコン情報処理部と前記映像情報処理部のうちのいずれかのトラッキング結果が得られなかった場合において、得られたトラッキング結果を正しいトラッキング結果として出力する
    請求項1に記載の追跡管理システム。
  4. 前記判断部は、前記映像情報処理部によりトラッキング結果が得られた前記ユーザについて、前記ビーコン情報処理部によるトラッキング結果に基づいて、前記ユーザが正しいビーコンタグを保持しているか否かを判断する
    請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の追跡管理システム。
  5. ユーザのトラッキングを行う追跡管理システムが実行するトラッキング方法であって、
    ビーコン信号を用いて前記ユーザのトラッキングを行うビーコン情報処理ステップと、
    カメラにより得られた映像を用いて前記ユーザのトラッキングを行う映像情報処理ステップと、
    前記ビーコン情報処理ステップにより得られたトラッキング結果と、前記映像情報処理ステップにより得られたトラッキング結果とに基づいて、前記ユーザのトラッキング結果を出力するステップと
    を備えるトラッキング方法。
  6. コンピュータを、請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載の追跡管理システムにおける各部として機能させるためのプログラム。
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