JP4925419B2 - 情報収集システム、及び、モバイル端末 - Google Patents
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Description
更に、GPS( Global Positioning System )等の位置情報システム( GIS )(特許文献3参照。)や IC タグ( RFID タグ、無線 IC タグとも呼ばれる)を使用した位置情報システム(特許文献4参照。)は存在するが、両者を組み合わせた位置情報システムはない。また、GIS による位置情報システムは、大きな範囲で現在位置を割り出しマップ上に表示することは可能だがビルの内部など現在いる階や部屋など詳細な情報を得ることはできない。
GIS による位置情報システムでは、車や飛行機などの大きな移動体の位置を把握することは可能だが、駅構内、ビル、大規模スーパーマーケットやショッピングモールなどで人物の位置を正確に把握することはできない。
また本発明は、カメラで撮像された画像から、画像処理によって盗難者等の不審人物を含む入場者の顔画像を抽出し、静止画で録画することで、大幅に録画効率を上げることが可能な情報収集システムの提供を目的とする。
更に、本発明は、盗難者等の不審人物を含む入場者の、顔画像によるデータベースを構築することで、システムに接続される全てのカメラに映し出された人物の顔画像と、構築したデータベースに登録された盗難者とを比較することで自動的に盗難経験者を判別し、管理者等に警告を発することが可能な情報収集ラシステムを提供することを目的とする。
また、本発明は、位置情報が記録または登録されたカメラから、画像と共に位置情報を受信することで、モニタ側で自動的に設置されたカメラの中から適切なカメラを、カメラ選択を行うマップ上にカメラ選択アイコンとして配置することが可能な情報収集システムを提供することを目的とする。
また更に、本発明は、建物内部のカメラや照明など広範囲に多数設置される電気機器に、現在位置情報を記録した IC タグを組込むことで、IC タグリーダが内蔵されたモバイル端末から現在の詳細な位置をマップ上に表示することが可能情報収集システムを提供することを目的とする。
更に本発明のカメラが WEB カメラである場合、管理サーバから WEB カメラにアクセスした際、カメラは位置情報をサーバ側に伝送することでサーバはカメラの位置情報から GIS(地図情報システム)にカメラ選択用アイコンを自動的に配置することを特徴とする。
また、位置情報が記録された IC タグをカメラに組込むことで位置設定を行なう場合、上記特徴に加えて IC タグリーダで直接、カメラから位置情報を読み取ることで本カメラ設置場所であればどこでも現在位置を把握可能である。
また好ましくは、次に IC タグの位置情報をもとに地図データ上に現在位置を表示することを特徴とする。また、必要に応じてモバイル端末からオペレーションセンターにアクセスすることができ、モバイル端末でオペレータと双方向通話することができる。この場合、カメラで撮像した使用者の顔画像も配信し、お互いに顔画像(動画)付きで会話することができる。
また本発明によれば、盗難者等の不審人物を含む入場者の顔画像によるデータベースを構築することで、システムに接続される全てのカメラに映し出された人物の顔画像と、構築したデータベースに登録された盗難者等の不審人物を含む入場者の画像とを比較することで自動的に盗難等の犯罪経験者を判別し、管理者等に警告を発することが可能となる。
また本発明によれば、監視カメラから、画像と共に位置情報を受信することで、モニタ側で自動的に設置されたカメラの中から適切なカメラをマップ上に図形として配置することができる。
また本発明によれば、建物内部の監視カメラや照明など、広範囲に多数設置される電気機器に、現在位置情報を記録した IC タグを組み込むことで、IC タグリーダが内蔵されたモバイル端末から現在の詳細な位置をマップ上に表示することが可能となる。
また本発明によれば、設置時に設置位置情報を WEB カメラに記録し、管理サーバにその位置情報を配信することで、カメラ増設に伴うアプリケーションソフトの変更を行なうことなく、操作画面のマップ上にカメラ選択アイコンを自動的に配置することができる。
また本発明によれば、WEB カメラに設置された位置情報(縦、横、高さ)を記録した IC タグを組み込むことで、カメラの設置場所であればどこでもカメラから IC タグリーダにより位置情報を読み出すと共に、画像付きでオペレータと双方向通信することが可能である。また監視カメラのほかにビル内部の照明や壁、市街地の電柱や道路などに本 IC タグを組み込むことで、建物内部や地下など GIS よりも更に詳細に位置情報を知ることが可能である。
更に、位置情報を記録した IC タグを監視カメラに組み込み、組み込まれたカメラの出力画像と位置情報を関連付けしてモニタに表示する。そして、この位置情報(例えば、緯度、経度、高度の情報)によって、カメラ側で現在位置を3次元で詳細に把握することができるものである。
図1は、本発明を LAN( Local Area Network )で実現させた場合のシステム構成の一実施例を示すブロック図である。1-1 と 1-2 は IC タグリーダ、2 はアクセスポイント、3 はカメラ、4 は画像処理装置、5 は蓄積配信サーバ、6 は LAN である。カメラ 3 は、例えば、LAN 6 と送受信可能な監視用のメガピクセル WEB カメラである。また、LAN 6 は、無線または有線で、カメラ 3 、画像処理装置 4 、及び、蓄積配信サーバ 5 と結合しており、相互にアクセス可能である。なお、LAN 6 は、他のネットワーク回線とも結合している場合もある。
カメラ 3 は、所定のフレームレート(例えば、30 fps 、例えば、15 fps )で視野内を撮像し、取得した画像データを、LAN 6 を介して、1フレーム単位で画像処理装置 4 に出力する。
また、一時記憶装置に記録したデータベースを長期保存用データとして、別媒体に記録することができるので、データベースが有限であって上書き保存を繰り返すような場合でも、別媒体に転送やコピーすることによってデータがなくならないようにすることができる。
また、この顔等のデータベースは、顧客情報としても利用可能で、特別のお客が来店したときには、即座に有効な待遇を、対象顧客に提供できるように店員に指示を出せるシステム、あるいは店員が気づくシステムを提供できる。例えば、特定顧客が、事前に来店とその内容を連絡してあったときにもその目的や提供しなければならないサービスを、来店が確認されたと同時にディスプレイに表示する、またはプリントアウトする、またはスピーカから音声出力する等によって、店員は速やかに対応すべき内容が分かるので、接客への対応性が向上する。
LAN I/F 部 21 は、LAN 6 を介して入力されるデータの種類を判別し、入力データが画像であるならば、画像処理装置 4 内で処理可能な形式に変換して、画像フレームメモリ 24 に出力する。
また、入力データが IC タグ情報であるならば、LAN I/F 部 21 は、そのデータを IC タグ情報検出部 27 に出力する。IC タグ情報検出部 27 は、入力されたデータから IC タグ情報を抽出し、抽出した IC タグ情報を配信データ生成部 28 に出力する。
顔画像を比較して、前の顔画像と新しい顔画像とが異なっていると判定された場合には、配信用顔画像メモリに記録更新する。また、顔画像が、前の顔画像と新しい顔画像とが、同じであると判定された場合には、目や鼻の画像単位でテンプレートマッチング(予め登録されている他方向から見た目や鼻などの画像部品とのマッチング)から顔角度を認識し、顔角度が正面であると認識された場合には配信用顔画像メモリ 26 のデータを更新させ、正面以外の顔角度であると認識された場合であれば、何も更新しない。
なお、顔画像の比較や判定には、周知のアルゴリズムを使用する。
蓄積配信サーバ 5 は、配信されたパケットデータから、画像処理装置 4 の IP アドレスを認識し、予め登録された、レジの IP アドレスから、レジ情報とこのパケットデータとを対応付けして、データベースを構築する。
以上の作業により、蓄積配信サーバには、購入者(買物客)の正面から見た顔画像と複数の購入品を対応させたデータが記録される。
図3と図4を参照して、本発明の一実施例の店舗の出口やゲートなどに設置した IC タグリーダによって盗難を発見、防止するシステムについて説明する。
既に図1で説明したことは、ここでは説明しない。7 は店舗の出口やゲートなどに設置された警報音鳴動機能付き IC タグリーダ、8 は店舗の出口やゲートに設置されたカメラ、9 は画像処理装置、10 は監視用 PC( Personal Computer )、30 はデパートの出入口である。IC タグリーダ 7 、カメラ 8 、画像処理装置 9 、及び、監視用 PC 10 もまた、LAN 6 に結合され、LAN 6 を介して結合された他の機器と相互にアクセス可能である。また、カメラ 8 は、例えば、LAN 6 と送受信可能な監視用のメガピクセル WEB カメラである。
カメラ 8 は、所定のフレームレート(例えば、30 fps 、例えば、15 fps )で視野内を撮像し、取得した画像データを、LAN 6 を介して、1フレーム単位で画像処理装置 9 に出力する。
もし、同じコードが存在した場合は照合したことを時刻情報や出入口情報と共に記録する(ステップS33 )。また、同じコードが存在しない場合には、盗難品と判別し、警報音を鳴動させると共に、カメラ 8 から入力された画像について画像処理装置 9 で抽出した顔画像を監視用PCに表示すると共に蓄積配信サーバに記録する(ステップ S34 )。
またステップ S33 において、同じコードが存在したと判定された場合でも、カメラ 8 から入力された画像について画像処理装置 9 で抽出した顔画像を蓄積配信サーバに記録しておけば、売場内やデパート内で盗難や紛失があったと分かった時に、犯人や不審者等の特定に役立てることができる。
なお、本処理動作は、情報収集システムが動作している限り停止しない。
更に、従来型の常時映像を動画で記録する監視システムとは異なり、アラーム(警報出力、または発報)時の静止画のみを記録するため、録画効率を大幅に向上することが可能である。
なお、図3及び図4の実施例では、出入口の数が1つであったが複数あっても良いし、出入口内のカメラ、画像処理装置、及び、IC タグリーダの数も1つではなく、いくつあっても良い。また、IC タグリーダでなく、一部またはすべてが IC タグリーダ/ライタであっても良い。
図5は、店舗内、通路、店舗周辺、店舗の外の建物や道路などを監視するカメラと組合せた盗難防止システムの一実施例の構成を示すブロック図である。図1〜図4と同一の参照番号を付したものは、図1〜図3と同等なため説明を省略する。その他、11 は店舗内や通路などに設置された監視用のカメラ、12 はカメラ 11 用の画像処理装置である。カメラ 11 は、LAN 6 と送受信可能なカメラ、例えば、メガピクセル WEB カメラである。また、カメラ 11 と画像処理装置 12 とは、LAN 6 を介して結合しており、相互にアクセス可能である。また、なお、LAN 6 は、他のネットワーク回線とも結合している場合もある。更に、カメラ 11 と画像処理装置 12 とは、結合された LAN 6 等のネットワーク回線を介して結合された他の機器と相互にアクセス可能である。
図6は、盗難者の情報や行動軌跡、ゲート扉などをモニタ、制御するための盗難者追尾システムの構成を示すブロック図である。図1〜図5と同一の参照番号を付したものは、図1〜図3と同等なため説明を省略する。その他、13 は、本システムを管理するための管理サーバである。
また行動軌跡から行動範囲予測を行ない、ゲート扉などの開閉制御を行なう。
時間順にカメラの位置情報が管理サーバに受信されるため、盗難者の行動範囲、方向を検知することができる。
この表示画面(ページ)は、WEB 配信され、監視用 PC 10 で閲覧することが可能である。
この監視画面により盗難者の行動エリアを把握することができ、ゲート扉などの電子錠を遠隔制御することで盗難者を特定のエリアに閉じ込めることが可能である。
図8は、本発明の一実施例の監視システムを説明するための図で、WEB カメラ 81 と管理サーバ 82 と監視用 PC 83 が接続されたネットワーク型監視システムの系統図である。WEB カメラ 81 は、例えば、メガピクセルカメラである。また、監視用 PC 83 は、本システムの設定や操作用のPC でもある。
1階フロア( 1F )85 、2階フロア( 2F )86 、3階フロア( 3F )87 の監視が必要な場所には、それぞれ WEB カメラが監視用に設置され、LAN 84 によって管理サーバ 82 と監視用 PC 83 に結合されている。図8では、煩雑なため、WEB カメラ 81 1台で示し、他の WEB カメラについては省略している。
図9は、位置情報記録 IC タグ内蔵の監視カメラを用いた位置情報システムの構成を説明するための図である。91 は監視用 WEB カメラ、92 はアクセスポイント、93 は IC タグリーダ、94 は無線 LAN 内蔵操作用モバイル端末、95 は管理サーバ、96 はオペレータ用 WEB カメラ付き監視 PC 、97 は LAN 、911 、912 、913 は、それぞれ監視エリア、921 はオペレータ室である。
モバイル端末 94 は、現在の位置座標から、マップデータ上に現在位置を表示できるうえ、関連箇所や連絡先(電話番号、アドレス、アクセスポイント、等)の情報を表示することができる。また更に、このアプリケーションソフトにより不明なことがあればオペレータ室 921 にアクセスし、オペレータと会話することが可能である。
監視カメラ 71 は、通常、床下から 2 m 以上の高さに設置されている(例えば、天井から吊り下げられている)ため、 IC タグは UHF 帯の長距離用 IC タグを使用している。
図11は、ダウンロードされたアプリケーションソフトのイメージ画面である。60 はシステム使用者のディスプレイ上に表示された表示画面、61 は表示画面 60 内のオペレータ表示部、62 は表示画面 60 内の地図情報表示部、63 は表示画面 60 内のオペレータ接続ボタン、64 はオペレータ表示部 61 内に表示されたオペレータの画像である。
WEB 監視カメラにおいて、設置時に設置位置情報をカメラに記録し、管理サーバに位置情報を配信することで、カメラ増設に伴うアプリケーションソフトの変更を行なうことなく操作画面のマップ上にカメラ選択アイコンを自動的に配置可能である。
WEB カメラに上記位置情報(縦、横、高さ)を記録した IC タグを組み込むことで、カメラ設置場所であればどこでもカメラから IC タグリーダにより位置情報を読み出すと共に、画像付きでオペレータと双方向通信することが可能である。また監視カメラのほかにビル内部の照明や壁、市街地の電柱や道路などに本 IC タグを組み込むことで、建物内部や地下など GPS 等の GIS よりも更に詳細に位置情報を知ることが可能である。
図12は、図3と同様に、店舗の出口やゲートなどに IC タグリーダを設置した場合の盗難防止システムの一実施例の構成図である。1-1′及び 1-2′は IC タグリーダ/ライタ、他は、図3と同様の構成である。
図12のシステム構成において、IC タグリーダ/ライタ 1-1′及び 1-2′は、商品の清算のための場所(レジ)毎に設置されている。
レジに設置された IC タグリーダ/ライタ 1-1′及び 1-2′は、買物客が清算するために、売場内から持ってきた物品に取付けてある IC タグから IC タグ内の情報を読取り、かつ、その物品に付けられた IC タグに購入されたことを情報として書込む。そして、無線 LAN 手段によってアクセスポイント 2 に送信する。IC タグに書込まれる購入情報としては、例えば、レジの番号、購入時刻、支払いの紙幣や硬貨の種類、つり銭、同時に購入された物品の情報、等である。
更に、領収書の発行場所が異なっている場合や、包装の場所や配達の取り扱い場所、等、別の場所でのサービスまたは手続きが必要な場合に、必要となる情報をIC タグに書き込み、該当する場所にその物品が移動していったときに、必要なサービスまたは手続きがスムーズに行われるように IC タグ情報を用いることもできる。
従って、未払いの情報を読取った時には、警報や注意音が鳴るようにし、盗難等を防止することができる。また更に、カメラ 3 の画像をデータベースに記録しておき、かつ、盗難者等の不審者の顔画像を抽出して、IC タグの情報やレジ情報、時間情報、位置情報、等もデータベースのデータとして蓄積しておくことで、参考データや将来の盗難等の犯罪の抑制のためのデータとして利用することができる。
Claims (3)
- マップデータを備えるアプリケーションを有する管理サーバと、
位置情報及び前記管理サーバのアドレス情報を記憶したICタグを有する監視カメラと、
ICタグリーダを有し、管理サーバと通信可能なモバイル端末と、を備え、
前記モバイル端末は、前記ICタグリーダを用いて前記監視カメラのICタグから前記位置情報及び前記管理サーバのアドレス情報を読み取り、前記管理サーバのアドレス情報に基づいて前記管理サーバにアクセスして前記アプリケーションを起動し、マップ及び前記位置情報に応じたマップ上の位置を画面に表示することを特徴とする情報収集システム。 - 前記アプリケーションにより表示される画面には、さらにオペレータの連絡先情報が表示されることを特徴とする請求項1に記載の情報収集システム。
- マップデータを備えるアプリケーションと、ICタグリーダを有し、
前記ICタグリーダを用いてICタグから位置情報を読み取り、前記アプリケーション上でマップ及び前記位置情報に応じたマップ上の位置を画面に表示することを特徴とするモバイル端末。
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