JP4559606B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フラッシュメモリ等の電気的に書込み及び消去が可能な不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、その低コスト性や電気的消去機能を有することから、ゲート〜チャネル間に電荷蓄積層であるフローティングゲートを備えた複数のメモリセルを有し、電気的に書込み及び消去可能な不揮発性半導体記憶装置(所謂フラッシュメモリ)が、デジタルスチルカメラやデジタルオーディオ,フラッシュカードなどのデータストレージ用途に多く利用されるようになっている。かかるフラッシュメモリでは、従来、高速な書換え動作とともに、大容量化が求められおり、この大容量化を図る技術の1つとして、多値技術が知られている。2値フラッシュメモリでは、メモリセルのしきい値電圧の低い状態を“1”(又は“0”)に、また、メモリセルのしきい値電圧の高い状態を“0”(又は“1”)に対応させるのに対して、多値技術を用いたフラッシュメモリ(以下、多値フラッシュメモリという)では、メモリセルのしきい値電圧を3つ以上の複数の状態に対応させるように制御が行なわれる。
【0003】
例えば4つの値を記憶させるには、メモリセルのしきい値電圧を4つの状態にして、それぞれ、“11”,“10”,“00”,“01”に対応させればよい。ここで、“11”は、しきい値電圧の最も低い状態に対応し、“01”は、しきい値電圧の最も高い状態を対応するものとする。これにより、1つのメモリセルに2ビットのデータを記憶させることが可能となる。
【0004】
図13及び14には、多値フラッシュメモリのメモリセルに付与される各データに応じて規定されたしきい値電圧の一例を示す。この例では、“11”に対応する最も低い状態であるしきい値電圧がVF0〜VFU0(例えば1V〜1.7V),“10”に対応する状態のしきい値電圧がVF1〜VFU1(例えば2.3V〜2.7V),“00”に対応する状態のしきい値電圧がVF2〜VFU2(例えば3.3V〜3.7V),“01”に対応する状態のしきい値電圧がVF3以上(例えば4.3V以上)と規定されている。
このように、多値フラッシュメモリでは、通常、各データに対応する複数のしきい値電圧が並列して規定される。かかる場合には、従来の2値フラッシュメモリと比較して、メモリセルのしきい値電圧をより精度良く制御する必要がある。
【0005】
図15に、従来の多値フラッシュメモリにおける書込み動作の手順を示す。書込み動作が開始されると、データが入力される(S51)。データ入力後、まず、“01”状態が書き込まれるべきメモリセルに対して、(例えば18Vの)書込みパルスが印加される(S52)。そして、この書込みパルスの印加に伴ない、電圧VF3で書込みべリファイが行なわれる(S53)。この書込みベリファイでは、例えばワード線電圧に所定のベリファイ電圧を印加することによりメモリセルのデータを読み出し、この読み出したデータと書き込まれるべきデータとを比較することにより、データの書込みが正常に行なわれたか否かが判定される。かかる書込みパルス印加及び書込みベリファイは、データの書込みが正常に行なわれたと判定されるまで、所定の間隔で繰り返される。規定回数(例えば10回)に至るまでに全てのメモリセルについてべリファイ動作がパスすると、次に、“00”の書込みパルス印加(S54)に移る。但し、既にしきい値電圧がVF3以上になったメモリセルに対しては、書込みパルスがそれ以上印加されないようにする。他方、規定回数になっても書込みべリファイがパスしない場合、すなわちしきい値電圧がVF3以上でないメモリセルが存在する場合にはタイムオーバーとなり、エラー終了する。
S54及びS55,S56及びS57では、それぞれ、“00”,“10”状態について、前述した“01”状態と同様に、書込みパルス印加及び書込みベリファイを行なう。
【0006】
S52〜S57において、“01”,“00”,“10”の書込みパルス印加及び書込みべリファイが正常に終了すると、引き続き、“11”,“10”,“00”状態の上裾べリファイ動作を行なう(S58〜S60)。上裾ベリファイとは、しきい値電圧が高くなりすぎたメモリセルを検出する動作である。上裾ベリファイが、“11”,“10”,“00”の全てについてパスした場合には、書込み動作は正常に終了する。他方、例えば“00”状態にあるべきメモリセルのしきい値電圧がVFU2以上になっていた場合には、上裾べリファイは「書込み不良(以下、フェイルという)」と認識され、フェイルが2回目か否かが判定される(S61)。フェイルが1回目である場合には、消去が行なわれ(S62)、セクタ内のメモリセルのしきい値電圧を“11”状態に戻した上で、再度、S52より1回目と同様の書込み動作を行なう。
【0007】
次に、図16及び17を参照して、従来の多値フラッシュメモリにおける消去動作について説明する。図16は、消去状態のメモリセルのしきい値電圧とベリファイ電圧との関係の一部を示す図であり、図17は、上記消去動作についてのフローチャートである。多値フラッシュメモリにおける消去動作は、2値フラッシュメモリの場合と同様である。消去動作が開始されると、まず、負の高電圧である消去パルスが印加される(S71)。この消去パルスの印加に伴ない、メモリセルのしきい値電圧が、図16に示すように、所定のベリファイ電圧(例えば1.6VであるVER)以下になったかを判定する消去ベリファイが行なわれる(S72)。消去パルス印加及び消去ベリファイは、データの消去が正常に行なわれたと判定されるまで、所定の間隔で繰り返される。規定回数(例えば10回)に至るまでに全てのメモリセルについてべリファイ動作がパスすると、次に、デプリートチェック(S73)に移る。他方、規定回数になっても消去べリファイがパスしない場合、すなわちしきい値電圧がVER以下でないメモリセルが存在する場合にはタイムオーバーとなり、エラー終了する。
【0008】
S73のデプリートチェックでは、しきい値電圧が低くなりすぎた(VF0)メモリセルがないかを判定する。このデプリートチェックがパスすれば、消去動作は正常終了となる。デプリートチェックにてNGと判定された場合には、メモリセルのしきい値電圧がVF0以上になるように、“11”の書戻しパルスが印加される(S74)。この書戻しパルスの印加に伴ない、全てのメモリセルのしきい値電圧がVF0以上であるか否かを判定する書戻しベリファイが行なわれる(S75)。書戻しベリファイがパスすると、引き続き、“11”の上裾ベリファイが行なわれ(S76)、しきい値電圧がVFU0以上になったメモリセルが検出される。この“11”の上裾ベリファイがOKと判定された場合には、正常終了となる。他方、“11”の上裾ベリファイがフェイルと判定された場合には、フェイルが2回目であるか否かが判定される(S77)。フェイルが1回目である場合には、再度、S71より1回目と同様の消去動作を行なう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、書込み動作においては、メモリセルのしきい値電圧を所望の範囲内に制御するためには、比較的短い時間の書込みパルス印加及び書込みベリファイを繰り返す必要がある。通常、これに応じて、図18に示すように、最初は短いパルスで書込みを行ない、徐々に長い書込みパルスが印加されるようになっており、これによって、しきい値電圧を精度良く制御し、トータルの書込み時間を短くすることができる。しかしながら、それでもなお、不規則な挙動により、あるメモリセルのしきい値電圧が所望の範囲内に収まらない場合がある。例えば、図14において“00”状態に書き込んだメモリセルのうちの1つのみについて、しきい値電圧がVFU2以上になった場合には、“00”の上裾ベリファイでフェイルとなり、セクタ消去した上で再書込みが行なわれる。再書込みを行なうとほとんどの場合にはパスとなるが、稀に再度フェイルすることもあり、この場合、エラー終了となってしまう。
【0010】
書込み不良を抑制するには、1回の書込みパルス印加の時間を更に短くするか若しくは書込みパルスの電圧値を低く設定することにより、1回の書込みパルス印加によるメモリセルのしきい値電圧の変動を小さくする方法が考えられる。しかしながら、このような方法を用いた場合、書込み動作が正常に終了するまでの時間が長くなる。かかる問題は、消去動作時の“11”の書戻しパルス印加についても同様に当てはまる。
【0011】
本発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたもので、正常に書込み及び消去動作が終了するまでに要する平均時間を短縮化し、また、書込み及び消去動作の不良率を抑制することができる不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様において、不揮発性半導体記憶装置は、ワード線及びビット線に対する所定の幅及び電圧を有する書込みパルスの印加に応じてしきい値電圧が変化し、しきい値電圧に応じた値のデータが書き込まれるメモリセルを有し、データの書込み動作において、上記書込みパルスの印加毎に、データをそのしきい値電圧から判定するベリファイを行なう不揮発性半導体装置において、
1回目のデータの書込み動作にて上裾ベリファイ不良となり書込み動作を再度実行する際に、前記上裾ベリファイ不良が生じたメモリセルに書き込むべきデータを該上裾ベリファイ不良が生じたメモリセルとは異なるメモリセルに書き込むとともに、該上裾ベリファイ不良が生じたメモリセルには、しきい値電圧が最も高くなる書き込みレベルに対応するデータが書き込まれるように、書き込まれるデータと上記メモリセルのしきい値電圧との対応関係が変更されることを特徴とする。
【0013】
本発明の他の態様において、不揮発性半導体記憶装置は、ワード線及びビット線に対する所定の幅及び電圧を有する書込みパルスの印加に応じてしきい値電圧が変化し、しきい値電圧に応じた値のデータが書き込まれるメモリセルを有し、データの書込み動作において、上記書込みパルスの印加毎に、データをそのしきい値電圧から判定するベリファイを行なう不揮発性半導体装置において、
1回目のデータの書込み動作にて上裾ベリファイ不良となり書込み動作を再度実行する際に、前記上裾ベリファイ不良が生じたメモリセルに書き込むべきデータを該上裾ベリファイ不良が生じたメモリセルとは異なるメモリセルに書き込むとともに、該上裾ベリファイ不良が生じたメモリセルには、しきい値電圧が最も高くなる書き込みレベルに対応するデータが書き込まれるように、データが書き込まれるメモリセルとデータのYアドレスとの対応関係が変更されることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
実施の形態1.
図1に、データストレージ用途に用いられるAND型の多値フラッシュメモリに含まれた複数のメモリセルアレイの回路図の一部を示す。この多値フラッシュメモリは、ワード線およびビット線への印加電圧に応じてしきい値電圧が変化し、しきい値電圧に応じた値のデータを記憶するメモリセルを有しており、データを該メモリセルに書き込む動作および書き込まれたデータをそのしきい値電圧の範囲に基づき判定するベリファイ動作を複数回(実施の形態では2回)行なう。各メモリセル(001)は1トランジスタで構成され、各メモリセルは、ゲート,ドレイン及びソースを有している。ゲートはワード線(WL)に接続され、ドレインはサブビット線(SBL)及び選択トランジスタ(002)を介してグローバルビット線(GBL)に接続され、ソースは、選択トランジスタ(003)を介してソース線(SL)に接続されている。メモリセルでの書込み動作及び消去動作は、通常、1ワード線単位(以下、1セクタ単位という)で行なわれる。書込みは、ワード線(WL)に正の高電圧(例えば18V)をかけ、メモリセルのしきい値電圧を上げることにより行なわれる。但し、書込みをしたくないメモリセルに対してはドレインに正の書込み阻止電圧(例えば6V)を印加することにより、しきい値電圧を上げないようにする。消去動作では、ワード線に負の高電圧(例えば−17V)をかけ、メモリセルのしきい値電圧を低くする。
【0024】
各書込み及び消去動作は、メモリ内部の制御回路(不図示)により自動的に行なわれる。自動書込み動作では、1セクタ単位に、書込みパルス印加とメモリセルが所望の範囲内のしきい値電圧になったか否かを判定する書込みベリファイとが繰り返され、全てのメモリセルのしきい値電圧が所望の範囲内になった時点で終了し、外部のシステムに書込み動作が完了したことを知らせる。
【0025】
図2は、本実施の形態1に係る多値フラッシュメモリにおける書込み動作についてのフローチャートである。なお、この多値フラッシュメモリでは、図13及び14に示されるものと同様に、メモリセルに付与される各データに応じて、しきい値電圧が規定されている。書込み動作が開始されると、データが入力される(S11)。データ入力後、まず、“01”状態が書き込まれるべきメモリセルに対して、(例えば18Vの)書込みパルスが印加される(S12)。そして、この書込みパルスの印加に伴ない、電圧VF3で書込みべリファイが行なわれる(S13)。この書込みベリファイでは、例えばワード線電圧に所定のベリファイ電圧を印加することによりメモリセルのデータを読み出し、この読み出したデータと書き込まれるべきデータとを比較することにより、データの書込みが正常に行なわれたか否かが判定される。かかる書込みパルス印加及び書込みベリファイは、データの書込みが正常に行なわれたと判定されるまで、所定の間隔で繰り返される。規定回数(例えば10回)に至るまでに全てのメモリセルについてべリファイ動作がパスすると、次に、“00”の書込みパルス印加(S14)に移る。但し、既にしきい値電圧がVF3以上になったメモリセルに対しては、書込みパルスがそれ以上印加されないようにする。他方、規定回数になっても書込みべリファイがパスしない場合、すなわちしきい値電圧がVF3以上でないメモリセルが存在する場合にはタイムオーバーとなり、エラー終了する。
S14及びS15,S16及びS17では、それぞれ、“00”,“10”状態について、前述した“01”状態と同様に、書込みパルス印加及び書込みベリファイを行なう。“00”及び“10”状態に対応する書込みパルス印加の場合には、“01”の書込みパルス印加の場合と書込みパルスの電圧値やべリファイ動作の規定回数を変えてもよい。
【0026】
S12〜S17において、“01”,“00”,“10”の書込みパルス印加及び書込みべリファイが正常に終了すると、引き続き、“11”,“10”,“00”状態の上裾べリファイ動作を行なう(S18〜S20)。上裾ベリファイとは、しきい値電圧が高くなりすぎたメモリセルを検出する動作である。上裾ベリファイが、“11”,“10”,“00”の全てについてパスした場合には、書込み動作は正常に終了する。他方、例えば“00”状態にあるべきメモリセルのしきい値電圧がVFU2以上になっていた場合には、上裾べリファイはフェイルと認識され、フェイルが2回目であるか否かが判定される(S21)。フェイルが1回目である場合には、消去が行なわれ(S22)、更に、2回目の書込み動作の条件が変更される(S23)。このとき、図3及び4を参照して詳細に説明するが、再書込み動作において、1回目の書込み動作の場合と比較して、再書込み動作開始直後のベリファイの間隔が狭くなるように、書込み動作の条件が変更される。その上で、再度、S12より1回目と同様の書込み動作が行なわれる。
【0027】
図3(a)及び(b)には、それぞれ、多値フラッシュメモリでの1回目の書込み動作及び再書込み動作における各書込みパルス印加の時間間隔(以下、書込みパルス幅という)が示される。この実施の形態1では、書込みパルス幅の初期値が、1回目の書込み動作について、5μsに設定され、他方、再書込み動作については、1回目の書込み動作における初期値の半分である2.5μsに設定されている。1回目の書込み動作及び再書込み動作に用いられる書込みパルス幅は、その初期値以降、各々が1つ前の書込みパルス幅の2倍の幅を有するように増加する。
【0028】
このように、再書込み動作における書込みパルス幅の初期値として、1回目の書込み動作と比較して短い幅を用いることにより、再書込み動作開始直後のベリファイの間隔を狭くすることができる。その結果、図4を参照して説明するように、再書込み動作において、書込み不良率を抑制することが可能となる。
【0029】
図4に、本実施の形態1に係る上記多値フラッシュメモリの書込み動作における、書込みパルス時間と予め設定されたメモリセルのしきい値電圧との関係を示す。図4(a)及び(b)は、それぞれ、1回目の書込み動作および再書込み動作に関するものである。例として“10”状態が書き込まれるべきメモリセルの中に、書込み動作が速いメモリセルが存在する場合を考える。
【0030】
図4(a)に示すように、書込みパルスをN回印加した後のベリファイNでは、しきい値電圧がVF1以下であり、そのため、書込み動作は未終了である。再度書込みパルス印加後、ベリファイ(N+1)を行なうと、書込み動作が速いメモリセルについて、点P1で示すように、しきい値電圧はVFU1よりも高くなる。すなわち、“10”の上裾ベリファイではフェイルとなり、エラー終了になってしまう。この場合には、消去を行なった上で、引き続き、再書込み動作が行なわれるが、前述したように、再書込み動作では、書込みパルス幅の初期値として、1回目の書込み動作と比較して短い幅が用いられ、これにより、書込み動作開始直後に、ベリファイが細かく行なわれるようになる(図4(b)参照)。その結果、1回目の書込み動作でエラー終了になったしきい値電圧は、点P2で示すように、ベリファイ(N'+1)にて、予め設定された所定のしきい値電圧範囲内に収まり、パスされることになる。
【0031】
このように、再書込み動作における書込みパルス幅の初期値が、1回目の書込み動作のそれよりも小さく設定されることにより、再書込み動作開始直後に、ベリファイが細かく行なわれるようになり、その結果、再書込み動作において、書込み不良率を抑制することができる。また、1回目の書込みのベリファイを粗く設定し、2回目の書込みのベリファイを1回目のそれよりも細かくすることで、書込み不良率を今までと同程度に確保しつつ、平均的な書込み速度を一層上げることができる。
【0032】
なお、前述した実施の形態1では、再書込み動作における書込みパルス幅の初期値を、1回目の書込み動作の場合よりも短くし、かつ、初期値以降、各々が1つ前の書込みパルス幅の2倍の幅を有するように設定したが、これに限定されることなく、再書込み動作開始直後にベリファイがより細かく行なわれるのであれば、いかなる設定をも適用可能である。例えば、図5に示すように、1回目の書込み動作における書込みパルス幅が、初期値以降、各々が1つ前の書込みパルス幅の2倍の幅を有するように設定されるに対して、再書込み動作における書込みパルス幅が、初期値以降、各々が1つ前の書込みパルス幅の1.5倍の幅を有するように設定されてもよい。また、図6に示すように、1回目の書込み動作における書込みパルス幅が、一様に、各々が1つ前の書込みパルス幅の2倍の幅を有するように設定されるのに対して、再書込み動作における書込みパルス幅は、再書込み動作開始後の所定数(この例では4つ)の書込みパルスについて、等幅を有するとともに、それ以降の書込みパルスについて、各々が1つ前の書込みパルス幅の2倍の幅を有するように設定されてもよい。
【0033】
これら図5及び図6に示すように、書込みパルス幅の設定を行なった場合にも、上記実施の形態1における場合と同様に、再書込み動作において、書込み不良率を抑制することができる。また、また、1回目の書込みのベリファイを粗く設定し、2回目の書込みのベリファイを1回目のそれよりも細かくすることで、書込み不良率を今までと同程度に確保しつつ、平均的な書込み速度を一層上げることができる。
【0034】
以下、本発明の別の実施の形態について説明する。
実施の形態2.
図7に、本発明の実施の形態2に係る多値フラッシュメモリの書込み動作における書込みパルス時間と予め設定されたメモリセルのしきい値電圧との関係を示す。この実施の形態2では、1回目の書込み動作と再書込み動作とで、ワード線に印加される書込みパルスの電圧値が変更される。かかる書込み条件の変更を、“10”の書込みパルス印加が1回目の書込み動作でフェイルする場合について説明する。1回目の書込み動作において、“10”の書込みパルス印加に用いる電圧(以下、書込み電圧という)が17.0Vに設定され、これが、点P3で示すように、ベリファイ(N+1)にてフェイルになるとする。このフェイルを解消すべく、再書込み動作では、書込み電圧が16.5Vに設定され、1回目の書込み電圧よりも低い値が用いられる。
【0035】
これにより、同じ書込みパルス幅であっても、メモリセルのしきい値電圧の変動が小さくなるため、1回目の書込み動作でエラー終了になったしきい値電圧は、点P4で示すように、ベリファイ(N+1)にて、予め設定された所定のしきい値電圧範囲内に収まり、パスされることになる。その結果、再書込み動作において、書込み不良率を抑制することができる。また、1回目の書込みパルスの電圧値を高く設定し、2回目の書込みパルスの電圧値を1回目のそれよりも低くすることで、書込み不良率を今までと同程度に確保しつつ、平均的な書込み速度を一層上げることができる。
【0036】
実施の形態3.
図8に、本発明の実施の形態3に係る多値フラッシュメモリの1回目の書込み動作及び再書込み動作について設定されるメモリセルのしきい値電圧を示す。この実施の形態3では、再書込み動作における上裾ベリファイの電圧レベル(すなわちメモリセルに設定されたしきい値電圧の基準範囲の上限をなす電圧レベル)が、1回目の書込み動作のそれよりも高く設定される。1回目の書込み動作では、“11”の上裾ベリファイの電圧VFU0を1.7V,“10”の上裾ベリファイの電圧VFU1を2.7V,“00”の上裾ベリファイの電圧VFU2を3.7Vとする。これに対して、再書込み動作では、上裾ベリファイの電圧レベルとして、上記電圧レベルVFU0〜VFU2をそれぞれ0.1V上げてなる電圧レべルVFU0’〜VFU2’が用いられる。これにより、許容されるメモリセルのしきい値電圧範囲が広くなる。その結果、再書込み動作において、書込み不良率を抑制することができる。
【0037】
なお、この場合、“10”状態と“00”状態とのしきい値電圧の電圧差は、1回目の書込み動作において0.6V確保されているのに対して、再書込み動作では0.5Vしかなく、データの信頼性としては0.6V確保される場合に比べ劣ることが知られている。しかしながら、一般に、1回目の書込み動作でフェイルする確率が十分に小さい(例えば10-5)ならば、このことは、ほとんど問題にならないとされている。
【0038】
この方法に関連して、図9に、上記実施の形態3の変形例に係る1回目の書込み動作及び再書込み動作について設定されるメモリセルのしきい値電圧を示す。この変形例では、再書込み動作における書込みベリファイの電圧レベル(すなわちメモリセルに設定されたしきい値電圧の基準範囲の下限をなす電圧レベル)が、1回目の書込み動作のそれよりも低く設定される。図から分かるように、再書込み動作における書込みベリファイの電圧レベルとして、1回目の書込み動作における書込みベリファイの電圧レベルVF1及びVF2をそれぞれ0.1V下げてなる電圧レべルVF1’〜VF2’が用いられる。これにより、上記実施の形態3における場合と同様に、許容されるメモリセルのしきい値電圧範囲が広くなる。その結果、再書込み動作において、書込み不良率を抑制することができる。
【0039】
実施の形態4.
図10に、本発明の実施の形態4に係る1回目の書込み動作及び再書込み動作について設定されるメモリセルのしきい値電圧を示す。この実施の形態4では、1回目の書込み動作でフェイルが生じた場合に、メモリセルに書き込まれるデータとしきい値電圧との対応関係を変更した上で再書込み動作が行なわれる。図10に示すように、1回目の書込み動作では、メモリセルのしきい値電圧が低い状態から順に、“11”,“10”,“00”,“01”に対応させて書込み動作が行なわれる。この場合に、“00”状態に書き込まれるべきメモリセルの中に書込み動作が速いメモリセルが存在し、“00”の上裾ベリファイでフェイルが生じるとする。
【0040】
1回目の書込み動作において“00”の上裾ベリファイで生じたフェイルを解消するために、再書込み動作では、メモリセルのしきい値電圧が低い状態から順に、“11”,“01”,“10”,“00”に対応させるように変更を行なう。これにより、フェイルとなったメモリセルは、しきい値電圧の最も高い状態に書き込まれることになる。しきい値電圧が最も高い書込みレベルでは、該しきい値電圧が高くなりすぎても、上裾ベリファイを行なわないので問題はなく、フェイルが生じることはない。
【0041】
この実施の形態4では、前述したように、多値フラッシュメモリに対するデータの書込み時に、メモリセルのしきい値電圧とデータとの対応関係を変更した後、その多値フラッシュメモリからのデータの読出し時に、データが正常に読み出されるべく、次の構成を用いるようにしてもよい。例えば、1本のワード線につき、通常のメモリセルと同様の構成を備えたメモリセルを通常のメモリセルとは別に4つ設ける。これらの4つのメモリセル(以下、EMC(1),EMC(2),EMC(3),EMC(4)とあらわす)を外部からのアクセスを通常不可能とし、データの書込み時に、必ず、メモリ内部の動作によって、EMC(1)〜EMC(4)に対し、それぞれ、”01”,”00”,”10”,”11”を入力するようにする。
【0042】
この構成では、データの書込み時にメモリセルのしきい値電圧とデータとの対応関係が変更されなかった場合、そのワード線からデータが読み出されるに際して、EMC(1)〜EMC(4)の”01”,”00”,”10”,”11”が読み出され、通常のメモリセルに書き込まれたデータと照合される。この場合、通常のメモリセルに書込まれたデータは、EMC(1)〜EMC(4)に入力されたデータと同じであり、そのまま外部に出力される。
【0043】
また、一方、データの書込み時にメモリセルのしきい値電圧とデータとの対応関係が変更された場合には、そのワード線からデータが読み出されるに際して、EMC(1)〜EMC(4)に入力された”01”,”00”,”10”,”11”が読み出され、通常のメモリセルに書き込まれたデータと照合される。この場合には、書込み時にメモリ内部で”01”及び”00”の対応関係が変更されたことが認識され、通常のメモリセルに書き込まれたデータの”01”と”00”が入れ替えられた上で、外部に出力される。
【0044】
このように、通常のメモリセルとは別に、常時一定の電圧値が入力されるようなメモリセルを設けることにより、メモリセルのしきい値電圧とデータとの対応関係がどのように変更されても、データの読出し時にデータが正常に読み出されるようにすることができる。
【0045】
図11には、データが書き込まれるべきメモリセルとYアドレス(データI/O)との対応関係を1回目の書込み動作と再書込み動作とで変更する例を示す。1回目の書込み動作では、4つのメモリセルM0,M1,M2,M3について、M0の下位ビット及び上位ビットが、それぞれ、I/O=0,4に対応させられ、M1の下位ビット及び上位ビットが、それぞれ、I/O=1,5に対応させられ、また、M2の下位ビット及び上位ビットが、それぞれ、I/O=2,6に対応させられ、更に、M3の下位ビット及び上位ビットが、それぞれ、I/O=3,7に対応させられる。このとき、M2のI/O=2,6に対して、データ“0”,“0”が書込みデータとして入力されると、メモリセルM2のしきい値電圧は、“00”状態に書き込まれる。“00”の書込みでフェイルが発生して再書込みを行なう際には、メモリセルとI/Oとの関係を変更する。
【0046】
この変更に際して、例えばM1にI/O=2,6を対応させ、M2にはI/O=3,7を対応させることにより、1回目の書込み動作における場合とは異なるデータを書き込むことができる。かかる方法は、1回目の書込みでフェイルとなったメモリセルが再書込み時にもフェイルする確率が比較的高い場合に、書込み不良率を抑制するのに有効である。
【0047】
実施の形態5.
前述した実施の形態1〜4では、書込み動作時における書込み速度の向上や書込み不良率の抑制が図られていたが、図12に示すように、1回目の消去動作と再消去動作とで書戻しの条件を変更することにより、再消去動作時の消去不良率を抑制することも可能である。図12は、本発明の実施の形態5に係る消去動作についてのフローチャートである。消去動作が開始されると、まず、負の高電圧である消去パルスが印加される(S31)。この消去パルスの印加に伴ない、メモリセルのしきい値電圧が、所定のベリファイ電圧以下になったかを判定する消去ベリファイが行なわれる(S32)。消去パルス印加及び消去ベリファイは、データの消去が正常に行なわれたと判定されるまで、所定の間隔で繰り返される。規定回数(例えば10回)に至るまでに全てのメモリセルについてべリファイ動作がパスすると、次に、デプリートチェック(S33)に移る。他方、規定回数になっても消去べリファイがパスしない場合、すなわちしきい値電圧がVER以下でないメモリセルが存在する場合にはタイムオーバーとなり、エラー終了する。
【0048】
S33のデプリートチェックでは、しきい値電圧が低くなりすぎたメモリセルがないかを判定する。このデプリートチェックがパスすれば、消去動作は正常終了となる。デプリートチェックにてNGと判定された場合には、メモリセルのしきい値電圧が所定値以上になるように、“11”の書戻しパルスが印加される(S34)。この書戻しパルスの印加に伴ない、全てのメモリセルのしきい値電圧が所定値以上であるか否かを判定する書戻しベリファイが行なわれる(S35)。書戻しベリファイがパスすると、引き続き、“11”の上裾ベリファイが行なわれ(S36)、しきい値電圧がVFU0以上になったメモリセルが検出される。この“11”の上裾ベリファイがOKと判定された場合には、正常終了となる。他方、“11”の上裾ベリファイがフェイルと判定された場合には、フェイルが2回目であるか否かが判定される(S37)。フェイルが1回目である場合には、例えば書戻しパルスやベリファイ電圧などの書戻し条件が変更される(S38)。その上で、再度、S31より1回目と同様の消去動作が行なわれる。
【0049】
消去動作での“11”の書戻しパルス印加に伴ない、“11”の上裾ベリファイでフェイルする確率は非常に小さい。その上、再消去動作に際して、実施の形態1〜3で説明したような方法を用いることにより、2回目でフェイルする確率を下げれば、消去不良率を抑制することができる。また、この消去不良率の抑制に伴ない、平均的な消去速度を上げることができる。
【0050】
なお、本発明は、例示された実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】
本発明の一態様によれば、書込み動作を再度実行する際に、書き込まれるデータと上記メモリセルのしきい値電圧との間の対応関係が変更されるため、書込み不良率を抑制することができ、これに伴ない、平均的な書込み速度を上げることができる。
【0052】
本発明の他の態様によれば、書込み動作を再度実行する際に、データが書き込まれるメモリセルとデータのYアドレスとの対応関係が変更されるため、書込み不良率を抑制することができ、これに伴ない、平均的な書込み速度を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る多値フラッシュメモリに含まれるメモリセルの回路図の一部である。
【図2】 上記実施の形態1に係る多値フラッシュメモリの書込み動作についてのフローチャートである。
【図3】 上記多値フラッシュメモリの書込み動作に関して設定された書込みパルス幅を示す図である。
【図4】 上記多値フラッシュメモリの書込み動作における、書込みパルス時間とメモリセルのしきい値電圧との関係を示す図である。
【図5】 上記多値フラッシュメモリに関して設定された書込みパルス幅の第1の変形例を示す図である。
【図6】 上記多値フラッシュメモリに関して設定された書込みパルス幅の第2の変形例を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態2に係る多値フラッシュメモリの書込み動作における書込みパルス時間と予め設定されたメモリセルのしきい値電圧との関係を示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態3に係る多値フラッシュメモリの1回目の書込み動作及び再書込み動作について設定されるメモリセルのしきい値電圧を示す図である。
【図9】 上記実施の形態3の変形例に係る1回目の書込み動作及び再書込み動作について設定されるメモリセルのしきい値電圧を示す図である。
【図10】 本発明の実施の形態4に係る1回目の書込み動作及び再書込み動作について設定されるメモリセルのしきい値電圧を示す図である。
【図11】 データが書き込まれるべきメモリセルとYアドレスとの対応関係を1回目の書込み動作と再書込み動作とで変更する例を示す図である。
【図12】 本発明の実施の形態5に係る多値フラッシュメモリにおける消去動作についてのフローチャートである。
【図13】 多値フラッシュメモリのメモリセルに付与される各データに応じて規定されたしきい値電圧(書込みベリファイ電圧)の一例を示す図である。
【図14】 多値フラッシュメモリのメモリセルに付与される各データに応じて規定されたしきい値電圧(上裾ベリファイ電圧)の一例を示す図である。
【図15】 従来の多値フラッシュメモリにおける書込み動作についてのフローチャートである。
【図16】 従来の多値フラッシュメモリにおける消去状態のメモリセルのしきい値電圧とベリファイ電圧との関係の一部を示す図である。
【図17】 従来の多値フラッシュメモリにおける消去動作についてのフローチャートである。
【図18】 従来の多値フラッシュメモリの書込み動作に関して設定された書込みパルス幅を示す図である。
【符号の説明】
001 メモリセル,002,003 選択トランジスタ,GBL グローバルビット線,WL(0)〜WL(n) ワード線,SL ソース線,SBL サブビット線
Claims (2)
- ワード線及びビット線に対する所定の幅及び電圧を有する書込みパルスの印加に応じてしきい値電圧が変化し、しきい値電圧に応じた値のデータが書き込まれるメモリセルを有し、データの書込み動作において、上記書込みパルスの印加毎に、データをそのしきい値電圧から判定するベリファイを行なう不揮発性半導体装置において、
1回目のデータの書込み動作にて上裾ベリファイ不良となり書込み動作を再度実行する際に、前記上裾ベリファイ不良が生じたメモリセルに書き込むべきデータを該上裾ベリファイ不良が生じたメモリセルとは異なるメモリセルに書き込むとともに、該上裾ベリファイ不良が生じたメモリセルには、しきい値電圧が最も高くなる書き込みレベルに対応するデータが書き込まれるように、書き込まれるデータと上記メモリセルのしきい値電圧との対応関係が変更されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - ワード線及びビット線に対する所定の幅及び電圧を有する書込みパルスの印加に応じてしきい値電圧が変化し、しきい値電圧に応じた値のデータが書き込まれるメモリセルを有し、データの書込み動作において、上記書込みパルスの印加毎に、データをそのしきい値電圧から判定するベリファイを行なう不揮発性半導体装置において、
1回目のデータの書込み動作にて上裾ベリファイ不良となり書込み動作を再度実行する際に、前記上裾ベリファイ不良が生じたメモリセルに書き込むべきデータを該上裾ベリファイ不良が生じたメモリセルとは異なるメモリセルに書き込むとともに、該上裾ベリファイ不良が生じたメモリセルには、しきい値電圧が最も高くなる書き込みレベルに対応するデータが書き込まれるように、データが書き込まれるメモリセルとデータのYアドレスとの対応関係が変更されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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