JP4558300B2 - シールシート - Google Patents

Description

本発明は、複数の画像が利用者によりレイアウトされて印刷され、各画像毎に裁断されて写真シールとして使用されるシールシートに関する。

例えば、プリントクラブ（登録商標）と呼ばれる自動写真撮影装置などのシール印刷装置において、所定幅の長尺のシールシート上に、利用者の写真などの画像をレイアウトして印刷し、これを所定長に切断して利用者に提供し、或いは、予め所定長に切断された所定幅のシールシートに、利用者の写真などの画像をレイアウトして印刷し、利用者に提供することが行われている。

ところで、従来のシール印刷装置は、上記のようなシールシート上に印刷される画像のレイアウトが予め定められているものが殆どであったが、近年では、特許第３１９６８９７号のように、いくつかの推奨レイアウトから利用者が好みのレイアウトを選択できるようにしたり、特開２００３−１９５４１２号公報のように、種々の異なるサイズの画像を利用者が希望する位置に自由にレイアウトできるようにするなど、画像のレイアウトにアミューズメント性が付加されたシール印刷装置が使用されている。

このようなシール印刷装置により画像印刷が行われるシールシートは、裏面に粘着層が設けられた表装シートが剥離シート上に積層されて構成され、画像の印刷は表装シートの表面に行われるようになっている。そして、利用者に提供されたシールシートは、カッターやはさみなどで、印刷された画像毎に裁断して画像シールの状態とし、その後、裏面の剥離シートを剥がして物品や台紙に貼付するなどして使用される。

ここで、剥離シートの剥離は、通常、裁断した写真シールの端部を爪先でつついて剥離させていくなどにより行われているが、端部においても剥離シートが粘着層に密着しているために、このような方法による剥離は困難であるという問題がある。また、爪先で写真シールの端部をつついているうちに、シールシート上の画像に傷や皺がついてしまったり、あるいは、指先を写真シールの端部で痛めてしまう可能性があるという問題もある。

シールシート上に印刷される画像のレイアウトが予め分かっていれば、各画像が配置される部分の剥離シートに切り込みを入れておくことにより、剥離シートの剥離を容易に行い得るようにすることも可能であるが、上記の通り、近年では、利用者の好みに応じて印刷される画像のサイズや配置位置が変更されるシール印刷装置も増加しており、剥離シートに切り込みが施されたシールシートは従来使用されてこなかった。
特許第３１９６８９７号 特開２００３−１９５４１２号公報

本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、複数の画像が利用者によりレイアウトされるシール印刷装置に使用される画像プリント用のシールシートであって、剥離シートの剥離性が高められたシールシートを提供することを目的とする。

本発明は、上記課題を解決したものであり、剥離シート上に粘着材層を介して表装シートが積層されて構成され、利用者により選択されたレイアウトに従って複数の画像が前記表装シート上の所定の印刷領域に印刷される、画像プリント用のシールシートであって、前記剥離シートには、前記シールシートへの印刷の際の紙送り方向に沿って蛇行する切り込み線が形成されていることを特徴とするシールシートである。

即ち、本発明のシールシートは、利用者による、印刷される画像のサイズや配置の選択を可能とすることにより、画像レイアウトの自由度が高められたシール印刷装置に使用されるシールシートを前提とするものである。

そして、本発明では、シールシートへの印刷の際の紙送り方向に沿って蛇行する切り込み線が剥離シートに施されているため、より少ない切り込み線の本数をもって、利用者が行ったレイアウトの態様に関わらず、全ての画像印刷位置において少なくとも一箇所の切り込み線が施されている状態とすることが可能となる。

また、このように、少ない本数の切り込み線で上記本発明の目的が達成されるため、印刷の際にシールシートの紙送り方向に作用する引張力に対する強度が、切り込み線を入れることにより低下する程度を小さくすることができる。

更に、装置内のローラが送り出す方向（印刷の際の紙送り方向）と平行又は垂直方向に直線状の切り込み線が形成されている場合には、ローラが剥離シートの一部を誤って巻き剥がしてしまう恐れがあるが、切り込み線を紙送り方向に沿って蛇行する形状とすることにより、ローラによる巻き剥がしの危険性をある程度減少させる効果が期待できる。

そして、本発明のシールシートを画像毎に裁断して写真シールの状態にした後においては、切り込み線の近傍で表装シートが内側になるように湾曲させることで、蛇行する切り込み線の湾曲した部分が粘着層から剥離して立ち上がり、この部分を把持部にして剥離シートの剥離を行うことが可能であり、剥離シートの剥離を極めて容易なものとすることができる。

ここで、本発明の紙送り方向に沿って蛇行する切り込み線は、例えば、波線状、折れ線、或いは、その他の任意の曲線、或いは、折れ線を組み合わせた形状とすることができる。

また、本発明におけるレイアウトは、印刷の際の紙送り方向に平行な複数の縦区画線と、紙送り方向に垂直な複数の横区画線により区画される複数の矩形状の基本領域に印刷領域を分割し、単一の基本領域、又は、連接する複数の基本領域よりなるブロック上に、単一の基本領域、又は、ブロックのサイズに拡大、又は、縮小された画像が配置されるものとし、更には、切り込み線を、上記縦区画線に交差するように形成することにより、利用者が選択したレイアウトの態様に関わらず、全ての画像印刷位置において少なくとも一箇所の切り込み線が施されている状態をより容易に実現することができる。

また、切り込み線を、所定の周期で山部と谷部が反復する波線状、或いは、折れ線状に形成した場合には、その周期（切り込み線の隣接する山部間の距離、又は、隣接する谷部間の距離）を、基本領域の紙送り方向の寸法の２倍以下とすれば、切り込み線を一つ置きの縦区画線毎に設けた場合でも、全ての画像印刷位置において少なくとも一箇所の切り込み線が施されている状態を実現することが可能となるが、画像の印刷や切り込み線の位置ずれを考慮すれば、この周期は、基本領域の紙送り方向の寸法の１．５倍以下とすることが好ましい。

なお、本発明の切り込み線は、切り込み線の全長に渡って連続して形成しても良いが、例えば、切り込み線の延長方向に切断部と非切断部が反復する、ミシン目状の切り込み線としても良い。また、本発明の切り込み線は、剥離シートの全厚みを切断するものとしても良いし、切り込み線の全長、或いは、その一部において、剥離シートの厚みの一部が切断されずに残されている切り込みとしても良い。

また、本発明のシールシートに使用される表装シートや剥離シートの材質や厚みに特に制限はなく、紙やプラスチック、或いは、これらの複合材を使用した任意の厚みの表装シート、剥離シートを使用することができ、また、粘着層には、適度の接着性を得ることができる任意の材料を使用することができる。

図１〜３は、本発明のシールシート１の第１の実施形態を示す説明図である。

図１に示されるように、本発明のシールシート１は、表装シート２と、表装シート２の裏面に設けられた粘着層３と、粘着層３により保持される剥離シート４よりなる３層構造を成している。

図２、３は、幅方向寸法Ｌ１の長尺のシールシート１に画像印刷を行い、更に、長手方向寸法がＬ２となるように切断部Ｃ１、Ｃ２において切断した状態のシールシート１の表装シート２側から見た表面図、及び、剥離シート４側から見た裏面図である。

図２、３における破線Ｄ１、Ｄ２は、レイアウトが行われる際の基準となる基本領域Ｂを区画する縦区画線、及び、横区画線である。なお、これら縦区画線Ｄ１、横区画線Ｄ２、或いは、基本領域Ｂは、その位置データが、画像のレイアウトの際のデータ処理などにおいて使用されることはあるが、実際にシールシート上に印刷その他の方法により形成されるものではない。また、図中の矢印Ａは、印刷の際の紙送り方向を示している。

図２に示されるように、表装シート２上において、枠部分を残した印刷領域２ａは、紙送り方向Ａに平行な５本の縦区画線Ｄ１、及び、紙送り方向Ａに垂直な５本の横区画線Ｄ２により、３６個の矩形状の基本領域Ｂに分割されている。

そして、１３枚の画像が、印刷領域２ａにおいて、基本領域のサイズの画像２ｂ−１、又は、連接する２、４、又は、８個の基本領域よりなるブロックのサイズの画像２ｂ−２、２ｂ−３、２ｂ−４として、いずれかの基本領域、又は、ブロック上にレイアウトされている。

なお、本発明のシールシート１は、利用者の好みに応じて画像をレイアウトすることができるシール印刷装置に使用されることが前提とされるものであり、図２に示される態様に限らず、基本領域、又は、連接する複数の基本領域よりなるブロック上に、単一の基本領域、又は、前記ブロックのサイズに拡大、又は、縮小された画像が配置されることで、利用者の好みに応じたそれぞれ異なるレイアウトで画像が印刷されるものである。

図３に示されるように、剥離シート４には、紙送り方向Ａに沿って蛇行する切り込み線４ａが形成されている。そして、この切り込み線４ａは、所定の高さの山部Ｍと谷部Ｖが周期的に反復する波線状の形状とされている。

図３から明らかなように、上記のようなシールシート１であれば、どのサイズの画像２ｂ−１〜２ｂ−４がどの基本領域Ｂ、又は、ブロックにレイアウトされていても、画像が印刷される全ての位置に必ず切り込み線４ａが存在することになる。

従って、個々の画像に裁断して写真シールとした状態で、切り込み線４ａの近くにおいて、写真シールを表装シート２が内側になるように湾曲させることにより、山部Ｍ、又は、谷部Ｖのところで剥離シート４が粘着層３から剥離して立ち上がるため、立ち上がった部分を把持部にして剥離シート４全体を容易に剥離することができる。

また、本発明では、縦区画線Ｄ１の本数と同数の切り込み線４ａを設けて、全ての縦区画線Ｄ１にそれぞれの切り込み線４ａが交差するようにしても構わないが、図３に示すように、一つ置きの縦区画線Ｄ１毎に１本の切り込み線４ａを形成した場合であっても、上記のような効果が達成される。従って、より少ない本数の切り込み線４ａをもって、本発明の目的を達成し、かつ、切り込み線４ａを設けることによるシールシート１の紙送り方向Ａへの引張力に対する強度が低下する程度を小さくすることができる。

図４は、本発明の第２の実施形態に係るシールシート１の剥離シート４側から見た裏面図である。

図４のシールシート１は、切り込み線４ａが山部Ｍと谷部Ｖが周期的に反復する折れ線状とされている点を除いて、第１の実施形態と同様の構成を有しており、第１の実施形態と同様の効果を奏することができる。

なお、図３、４に示した例では、ともに、波線状、又は、折れ線状の切り取り線４ａの隣接する山部から山部の距離（又は、隣接する谷部から谷部の距離）が、基本領域の紙送り方向Ａの寸法と一致する場合が示されているが、この距離は、基本領域の紙送り方向Ａの寸法の２倍以下とすることで、各画像の位置に切り込み線４ａが必ず存在するようにすることが可能であり、印刷や切り込み線の位置がずれる場合を考慮すれば、この距離は、基本領域の紙送り方向Ａの寸法の１．５倍以下とすることが好ましい。

同様に、印刷や切り込み線４ａの位置がずれる場合を考慮すると、切り込み線４ａの山部、谷部の高さをある程度大きくしておくことが望ましく、例えば、基本領域の幅方向寸法の１／６〜１／３程度とすることが適当である。

また、切り込み線４ａは、図１に示すように、剥離シート４の厚み全体を切断して形成しても良いが、図５に示すように、剥離シート４の厚みの一部を残した切り込み線４ａとしても構わない。また、切り込み線４ａは、必ずしも、その延長方向に連続して形成されている必要はなく、例えば、ミシン目状に断続して形成されたものでも構わない。

なお、シールシート１は、利用者には、図２、３、又は、４に示すような所定寸法に切断された状態で提供されるが、本発明のシールシート１は、例えばロール状に巻かれた長尺の状態でプリンターに供給されて印刷が行われ、その後、所定寸法に切断するものであっても良く、或いは、予め所定寸法に切断した状態でプリンターに供給されて印刷が行われるものであっても構わない。

本発明のシールシート１は、例えば、図６に示す態様により製造することができる。

図示されるように、長尺の状態で供給される表装シート２は、第１のライン５を搬送され、グラビアローラ５ａにおいて、その下面に粘着材５ｂが塗布されて、粘着層３が形成される。

一方、長尺の状態で供給される剥離シート４は、プレスカットローラ６ａが設置された第２のライン６を搬送される。このプレスカットローラ６ａの表面には、その円周方向に沿って蛇行する、例えば、波線状、或いは、折れ線状の切断歯が３本所定間隔で立設されており、剥離シート４がバックアップローラ６ｂから所定の圧力を受けつつ、プレスカットローラ６ａを通過することにより、剥離シート４に連続的に波線状の切り込み線が形成される。

その後、表装シート２と剥離シート４は、圧接ローラ７ａ、７ｂにおいて接着され、シールシート１として図示されないロールに巻き取られる。

図７は、本発明のシールシートの印刷に使用されるシール印刷装置１０の説明図である。

シール印刷装置１０は、シールシート１上に印刷する画像を撮影するためのＣＣＤカメラ１１と、撮影画像の確認のための液晶ディスプレイ１２とを有しており、その下方には、撮影された映像を表示し、らくがき等の画像への編集を行うためのタッチパネル式モニタ１３とタッチペン１４のセットを有している。

また、シール印刷装置１０の正面には、更に、撮影の際の照明を行うための照明装置１５、効果音や利用者に対する案内などを再生するためのスピーカ１６、投入された利用料金を受け入れるためのコイン投入口１７も設けられている。

更に、シール印刷装置１０の側面には、レイアウトの設定を行うためのタッチパネル式モニタ１８とタッチペン１９のセット、及び、写真シールを排出するシール排出口２０が備えられている。

また、このシール印刷装置１０には、ロール状に巻かれたシールシート１を矢印Ａ方向に搬送しつつ、後述の手順により選択されたレイアウトに従って画像を印刷する印字部２１ａと、画像印刷が施されたシールシート１を所定寸法に切断する切断手段２１ｂとを備え、切断されたシールシート１をシール排出口２０から排出して利用者に提供するプリンター２１が内蔵されている。なお、図７に示される矢印Ａの方向は、図２、３、又は、４における矢印Ａの方向と対応している。

更に、シール印刷装置１０の内部には、ＣＰＵ、及び、ＲＡＭ、ＲＯＭなどの記憶装置を有する制御装置が備えられており、この制御装置により、ＣＣＤカメラ１１、液晶ディスプレイ１２、タッチパネル式モニタ１３、１８、タッチペン１４、１９、照明装置１５、スピーカ１６、プリンター２１などの外部機器が集中的に制御されるようになっており、利用料金の受け入れが検知された場合には、順次、ＣＣＤカメラ１１により利用者の写真を複数撮影し、タッチパネル式モニタ１３とタッチペン１４から、らくがきなどの画像に対する編集入力の受け付けを行い、タッチパネル式モニタ１８とタッチペン１９から、利用者による画像レイアウトの選択の受け付けを行うようにされている。

画像レイアウトの選択の受け付けは、例えば、図８に示すレイアウト受付画面３０をタッチパネル式モニタ１８に表示して行われる。

レイアウト受付画面３０は、シールシート１上の印刷領域２ａに対応するレイアウトエリア３１と、らくがき処理後の複数の画像３２をサムネイル表示する候補画像表示エリアと、複数の画像サイズ選択ボタン３３を表示する画像サイズ選択エリアと、レイアウト処理に許容された残り時間を表示する残り時間表示エリア３４とを有している。

上記レイアウトエリア３１は、破線４０により３６個の基本領域に分割されて表示されている。また、画像サイズ選択ボタン３３の「極小」、「小」、「中」、「大」は、それぞれ、図中の４１、４２、４３、４４に例示される、基本領域、２つの連接する基本領域からなるブロック、４つの連接する基本領域からなるブロック、８つの連接する基本領域からなるブロックのサイズに対応している。

利用者は、タッチペン１９を操作して、候補画像表示エリアからいずれかの画像を選択し、画像のサイズを画像サイズ選択ボタン３３から選択した後に、レイアウトエリア３１内の所望の位置を指定することにより、希望のサイズに拡大、縮小された画像を希望の位置に配置することができ、これを繰り返すことにより、撮影された複数の画像のレイアウトを行うことができる。

なお、ある程度画像の配置が進行し、利用者が選択したサイズの画像を利用者が指定した位置に配置することで、先に配置した画像と重複が生じることになる場合には、そのような指定は受け付けないようにされており、また、既に配置された画像と重複を生じることなく配置することができなくなったサイズについては、画像サイズ選択ボタン３３が選択できないようにされる。

また、利用者が行った入力の取り消しは、画面下の取消ボタン３５を操作することにより行うことができ、レイアウトが完了した場合には、終了ボタン３６を操作することにより、レイアウトの処理を終了させることができる。

また、利用者は、上記のような方法によるレイアウトの選択に代えて、画面下のおまかせボタン３７により、事前に準備された推奨レイアウトから好みのレイアウトを選択することもできる。

おまかせボタン３７は４つあり（１〜４）、各ボタンをタッチペン１９により操作することで、事前に準備されたそれぞれの推奨レイアウトがレイアウトエリア３１に表示され、利用者がそのレイアウトで良いと思った場合には、終了ボタン３６を操作することでレイアウトの選択を行うことができる。

終了ボタン３６が操作され、或いは、残り時間がゼロになると、その時点でレイアウトエリアに表示されているレイアウトに従う画像データがプリンター２１に送信され、ロール状に巻かれたシールシート１が矢印Ａ方向に搬送されて、図２に示すようなレイアウトで画像印刷が行われる。その後、シールシート１は、印刷領域２ａを含む所定寸法に切断され、シール排出口２０から排出されるて利用者に提供される。

利用者は、はさみやカッターにより、提供されたシールシート１を画像毎に切断して写真シールの状態にし、裏側の剥離シート４を剥離して使用するが、その際、剥離シート４には、例えば、波線状、或いは、折れ線状などの蛇行する切り込み線４ａが施されており、表装シート２を内側にするように湾曲させることで切り込み線４ａの山部Ｍ又は谷部Ｖが粘着層３から剥離して立ち上がるため、この部分を把持部にして当該写真シール裏側の剥離シート４の全体を容易に剥離させることが可能である。

なお、上記した実施形態は例として示したものであり、本発明は、特許請求の範囲に記載の範囲で種々の改変が可能である。

例えば、シールシートに印刷される画像は、必ずしも写真画像である必要はなく、図形やマーク、記号などであっても構わない。また、シール印刷装置が備えるＣＣＤカメラにより撮影した写真画像ではなく、別体の撮影手段で撮影した写真画像をシール印刷装置に取り込んで印刷するようにしても構わない。

また、上記した実施形態では、画像のサイズ、位置を利用者が選択していく方法と、予め準備された推奨レイアウトから利用者が選択する方法のいずれかによりレイアウトの選択が行われる場合を説明したが、レイアウトの選択は、これら２種類の方法のいずれか一方でのみ行いうるようにしても良く、或いは、これら２種類の方法以外の方法により利用者がレイアウトを選択するものとしても構わない。

本発明の一実施形態に係るシールシートの要部断面図である。 本発明の一実施形態に係るシールシートの表面図である。 本発明の一実施形態に係るシールシートの裏面図である。 本発明の他の実施形態に係るシールシートの裏面図である。 本発明の他の実施形態に係るシールシートの要部断面図である。 本発明のシールシートの例示的な製造工程を示す説明図である。 本発明のシールシートにレイアウトされた画像を印刷するシール印刷装置の一例を示す説明図である。 本発明のシールシートに印刷される画像のレイアウト選択を受け付ける際に表示されるレイアウト受付画面を示す説明図である。

符号の説明

１ シールシート
２ 表装シート
２ａ 印刷領域
２ｂ−１〜４ 写真画像
Ｂ 基本領域
Ｃ１、Ｃ２ 切断部
Ｄ１、Ｄ２ 縦区画線
３ 粘着層
４ 剥離シート
４ａ 切り込み線
５ａ グラビアローラ
５ｂ 粘着材
６ａ プレスカットローラ
６ｂ バックアップローラ
７ａ、７ｂ 圧接ローラ
１０ シール印刷装置
１１ ＣＣＤカメラ
１２ 液晶ディスプレイ
１３ タッチパネル式モニタ
１４ タッチペン
１５ 照明装置
１６ スピーカ
１７ コイン投入口
１８ タッチパネル式モニタ
１９ タッチペン
２０ シール排出口
２１ プリンター
３０ レイアウト受付画面
３１ レイアウトエリア
３２ サムネイル画像
３３ 画像サイズ選択ボタン
３４ 時間表示エリア
３５ 取消ボタン
３６ 終了ボタン
３７ おまかせボタン
４０ 破線
４１ 基本領域
４２〜４４ ブロック

Claims (1)

1. 剥離シート上に粘着材層を介して表装シートが積層されて構成され、利用者により選択されたレイアウトに従って複数の画像が前記表装シート上の所定の印刷領域に印刷される、画像プリント用のシールシートであって、
   前記レイアウトは、前記紙送り方向に平行な複数の縦区画線と、前記紙送り方向に垂直な複数の横区画線により区画される複数の矩形状の基本領域に前記印刷領域を分割し、単一の前記基本領域、又は、連接する複数の前記基本領域よりなるブロック上に前記画像が、前記単一の基本領域、又は、前記ブロックのサイズに拡大、又は、縮小されて配置されるものであり、
   前記剥離シートには、前記シールシートへの印刷の際の紙送り方向に沿って、一つ置きの前記縦区画線毎に１本の蛇行する切り込み線が形成され、
   前記切り込み線は、所定の周期で山部と谷部が反復する波線状、又は、折れ線状であり、
   前記切り込み線の隣接する山部間の距離、又は、隣接する谷部間の距離は、前記基本領域の前記紙送り方向の寸法の１．５倍以下である
   ことを特徴とするシールシート。

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