JP4793535B2 - 貼付剤の製造方法 - Google Patents
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図1は本発明にかかる貼付剤の製造方法で製造された貼付剤の一実施例を示す要部透視平面図、図2は図1のX−X線断面を図解的に示す図、図3は本発明の貼付剤の製造工程の一例を図解的に示す図、図4は本発明の貼付剤の製造工程の他の例を図解的に示す図、図5は端辺折曲部に用いる装置を図解的に示す図、図6は反転部を図解的に示す図、図7は長尺重合シートを図解的に示す図、図8は幅寄せ部を図解的に示す図であり、図中の1は積層体、1’は貼付剤、2は基材、3は粘着剤層、4は折目、5は長尺重合シート、5’は重合シート、50,50”は第1長尺シート、50’は第1シート、51,51”は第2長尺シート、51’は第2シート、αは重ね代部、βは折部、Aは第1給紙部、Bは端辺折曲部、Cは超音波振動部、Dは反転部、Eは重合部、Fは第2給紙部,Gは粘着剤塗布部、Hは貼着部、Iは第3給紙部、Jは両端部切断部、Kは横方向切断部、Lは半裁部、Mは幅寄せ部をそれぞれ示す。
図3は本発明の貼付剤の製造工程の一例を図解的に示す図であって、第1給紙部Aから繰り出された一方の端辺が曲線状の凹部と凸部を有する繰返し形状に形成された合成樹脂製の第1長尺シート50は端辺折曲部B(図5参照)において、前記曲線状の凹部と凸部を有する繰返し形状からなる端辺が折部βで折り返されて重ね合わされ、続いて超音波振動部Cにおいて、前記折部β(図5参照)に超音波ホーンを圧接して超音波振動を与えてその両側のシートに膨らみが生じることがない折目(折り畳まれた折目)4(図1、2参照)からなる重ね代部α(図1、2参照)を形成し、続いて反転部D(図6参照)にて前記重ね代部α(図1、2参照)が下側に位置するように前記第1長尺シート50を反転し、続いて重合部Eにて第2給紙部Fから繰り出された一方の端辺が曲線状の凹部と凸部を有する繰返し形状に形成された合成樹脂製の第2長尺シート51の前記曲線状の凹部と凸部を有する繰返し形状からなる端辺が前記第1長尺シート50の重ね代部αの折り畳まれた前記一方の端辺上に、かつ、前記第1長尺シート50の折り返された凸部(あるいは凹部)と前記第2長尺シート51の凹部(あるいは凸部)が対応するように重ね合わせて前記第1長尺シート50と前記第2長尺シート51のそれぞれの他方の端辺が両端を構成する長尺重合シート5(図7参照)を形成し、続いて粘着剤塗布部Gにおいて、前記長尺重合シート5(図7参照)の前記重ね代部α(図1、2参照)の反対面に薬効成分を有する粘着剤を塗布して粘着剤層3(図1、2参照)を形成し、続いて貼着部Hにおいて、前記粘着剤層3(図1、2参照)面に第3給紙部Iから繰り出した基材2を貼着して長尺状の積層体1(図3参照)となし、続いて長尺方向の両端部を両端部切断部Jで連続して切断すると共に長尺方向に直交する方向を横方向切断部Kで一定間隔に切断することにより本発明の貼付剤1’(図1参照)を連続的に製造することができる。
図4は本発明の貼付剤の製造工程の他の例を図解的に示す図であって、第1給紙部Aから繰り出された幅広(図3で示した前記第1長尺シート50の約倍幅)の合成樹脂製の長尺シート52を半裁部L(図4参照)において、周知のダイロールカッターにて曲線状の凹部と凸部を有する繰返し形状で半裁して図3の第1長尺シート50および第2長尺シート51に相当する第1長尺シート50”および第2長尺シート51”となし、続いて前記端辺折曲部B(図5参照)において、前記第1長尺シート50”の前記曲線状の凹部と凸部を有する繰返し形状からなる端辺が折部β(図5参照)で折り返されて重ね合わされ、続いて超音波振動部Cにおいて、前記折部βに超音波ホーンを圧接して超音波振動を与えてその両側のシートに膨らみが生じることがない折目(折り畳まれた折目)4(図1、2参照)からなる重ね代部α(図1、2参照)を形成し、続いて反転部D(図6参照)にて前記重ね代部αを有する前記第1長尺シート50”、および、前記第2長尺シート51”を図3で説明したようにそれぞれ反転し、続いて幅寄せ部M(図8参照)において、前記第1長尺シート50”と前記第2長尺シート51”とをそれぞれ幅寄せすると共に重合部Eにて前記第1長尺シート50”の前記重ね代部αの折り畳まれた前記曲線状の凹部と凸部を有する繰返し形状からなる端辺上に、かつ、前記第1長尺シート50”の折り返された凸部(あるいは凹部)と前記第2長尺シート51”の凹部(あるいは凸部)が対応するように重ね合わせて前記第1長尺シート50”と前記第2長尺シート51”のそれぞれの他方の端辺(未切断端辺)が両端を構成する長尺重合シート5(図7参照)を形成するものであって、これ以降の工程は図3で説明した方法と同じであり、説明は省略する。このような製造方法を採ることにより、1本の長尺シートからインラインで貼付剤1’を製造することができるために、極めて効率的である。
1’ 貼付剤
2 基材
3 粘着剤層
4 折目
5 長尺重合シート
5’ 重合シート
50,50” 第1長尺シート
50’ 第1シート
51,51” 第2長尺シート
51’ 第2シート
α 重ね代部
β 折部
A 第1給紙部
B 端辺折曲部
C 超音波振動部
D 反転部
E 重合部
F 第2給紙部
G 粘着剤塗布部
H 貼着部
I 第3給紙部
J 両端部切断部
K 横方向切断部
L 半裁部
M 幅寄せ部
Claims (4)
- 基材と、該基材表面に形成された粘着剤層と、該粘着剤層表面の一部を覆う第一領域と該第一領域に折目を介して連接し該折目の方向に沿って凹部と凸部を有する繰り返し形状からなる端辺を備え、該第一領域の上に重ね合わされる第二領域からなる合成樹脂製の第1シートと、該粘着剤層表面の残りの部分を覆う第三領域と該第三領域に連接し前記折目の方向に沿って凹部と凸部を有する繰り返し形状からなる端辺を備え、前記第1シートの上に重ね合わされる第四領域からなる合成樹脂製の第2シートとを備えた貼付剤の製造方法であって、該貼付剤の製造方法は、凹部と凸部を有する繰り返し形状からなる一方の端辺を備えた合成樹脂製の第1長尺シートに対して、前記一方の端辺を連続して他方の端辺側に折り返すことにより、この折り返しにより形成された連続する折部を挟んで前記第1長尺シートの一方の端辺側に配置された部分を、この折り返しにより形成された連続する折部を挟んで前記第1長尺シートの他方の端辺側に配置された部分に重ね合わせる工程と、前記折り返しにより形成された連続する折部に超音波ホーンを圧接して超音波振動を与えて折目を連続形成することにより、該連続する折目を挟んで前記第1長尺シートの他方の端辺側に配置された部分を前記第1シートの第一領域を形成するための第一領域予定部となし、該連続する折目を挟んで前記第1長尺シートの一方の端辺側に配置された部分を前記第1シートの第二領域を形成するための第二領域予定部となし、該第1長尺シートの第一領域予定部に第二領域予定部が連続して重ね合わされた重ね代部を形成する工程と、凹部と凸部を有する繰り返し形状からなる一方の端辺を備えた合成樹脂製の第2長尺シートの前記一方の端辺側の部分を、前記第1長尺シートの重ね代部の前記第二領域予定部上に連続して重ね合わせることにより、前記第1シートの連続する折目の位置を挟んで前記第2長尺シートの他方の端辺側に配置された部分を前記第2シートの第三領域を形成するための第三領域予定部となし、前記第1シートの連続する折目の位置を挟んで前記第2長尺シートの一方の端辺側に配置され第1シートに重ねられた部分を前記第2シートの第四領域を形成するための第四領域予定部となし、前記第1長尺シートの第二領域予定部上から前記第2長尺シートの第四領域予定部を連続して重ね合わされた長尺重合シートを形成する工程と、前記長尺重合シートの前記重ね代部と反対側の前記第1シートの第一領域予定部と前記第2シートの第三領域予定部から構成される面に薬効成分を有する粘着剤を塗布して粘着剤層を形成する工程と、前記粘着剤層面に基材を貼合して長尺状の積層体とする工程と、前記積層体の長尺方向の両端部を切断すると共に前記長尺方向に直交する方向を切断する工程とからなることを特徴とする貼付剤の製造方法。
- 基材と、該基材表面に形成された粘着剤層と、該粘着剤層表面の一部を覆う第一領域と該第一領域に折目を介して連接し該折目の方向に沿って凹部と凸部を有する繰り返し形状からなる端辺を備え、該第一領域の上に重ね合わされる第二領域からなる合成樹脂製の第1シートと、該粘着剤層表面の残りの部分を覆う第三領域と該第三領域に連接し前記折目の方向に沿って凹部と凸部を有する繰り返し形状からなる端辺を備え、前記第1シートの上に重ね合わされる第四領域からなる合成樹脂製の第2シートとを備えた貼付剤の製造方法であって、該貼付剤の製造方法は、合成樹脂製の長尺シートを長尺方向に凹部と凸部を有する繰り返し形状で切断して凹部と凸部を有する繰り返し形状からなる一方の端辺を備えた合成樹脂製の第1長尺シートと凹部と凸部を有する繰り返し形状からなる一方の端辺を備えた合成樹脂製の第2長尺シートに分割する工程と、前記第1長尺シートに対して、前記一方の端辺を連続して他方の端辺側に折り返すことにより、この折り返しにより形成された連続する折部を挟んで前記第1長尺シートの一方の端辺側に配置された部分を、この折り返しにより形成された連続する折部を挟んで前記第1長尺シートの他方の端辺側に配置された部分に重ね合わせる工程と、前記折り返しにより形成された連続する折部に超音波ホーンを圧接して超音波振動を与えて折目を連続形成することにより、該連続する折目を挟んで前記第1長尺シートの他方の端辺側に配置された部分を前記第1シートの第一領域を形成するための第一領域予定部となし、該連続する折目を挟んで前記第1長尺シートの一方の端辺側に配置された部分を前記第1シートの第二領域を形成するための第二領域予定部となし、該第1長尺シートの第一領域予定部に第二領域予定部が連続して重ね合わされた重ね代部を形成する工程と、前記第1長尺シートと前記第2長尺シートとを幅寄せし、前記第2長尺シートの前記一方の端辺側の部分を、前記第1長尺シートの重ね代部の前記第二領域予定部上に連続して重ね合わせることにより、前記第1シートの連続する折目の位置を挟んで前記第2長尺シートの他方の端辺側に配置された部分を前記第2シートの第三領域を形成するための第三領域予定部となし、前記第1シートの連続する折目の位置を挟んで前記第2長尺シートの一方の端辺側に配置され第1シートに重ねられた部分を前記第2シートの第四領域を形成するための第四領域予定部となし、前記第1長尺シートの第二領域予定部上から前記第2長尺シートの第四領域予定部を連続して重ね合わされた長尺重合シートを形成する工程と、前記長尺重合シートの前記重ね代部と反対側の前記第1シートの第一領域予定部と前記第2シートの第三領域予定部から構成される面に薬効成分を有する粘着剤を塗布して粘着剤層を形成する工程と、前記粘着剤層面に基材を貼合して長尺状の積層体とする工程と、前記積層体の長尺方向の両端部を切断すると共に前記長尺方向に直交する方向に切断する工程とからなることを特徴とする貼付剤の製造方法。
- 前記第1長尺シートの第二領域予定部上から前記第2長尺シートの第四領域予定部を連続して重ね合わされた長尺重合シートであって、前記第1長尺シートの第二領域予定部の端辺の凹部に対して前記第2長尺シートの第四領域予定部の端辺の凸部が、また、前記第1長尺シートの第二領域予定部の端辺の凸部に対して前記第2長尺シートの第四領域予定部の端辺の凹部が対応するように重ね合わされていることを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の貼付剤の製造方法。
- 基材と、該基材表面に形成された粘着剤層と、該粘着剤層表面の一部を覆う第一領域と該第一領域に折目を介して連接し該折目の方向に沿って凹部と凸部を有する繰り返し形状からなる端辺を備え、該第一領域の上に重ね合わされる第二領域からなる合成樹脂製の第1シートと、該粘着剤層表面の残りの部分を覆う第三領域と該第三領域に連接し前記折目の方向に沿って凹部と凸部を有する繰り返し形状からなる端辺を備え、前記第1シートの上に重ね合わされる第四領域からなる合成樹脂製の第2シートとを備えた貼付剤であって、前記第1シートの折目は、前記第1シートを折り返すことにより形成された折部に対し更に超音波ホーンを圧接して超音波振動を与えて形成したことを特徴とする貼付剤。
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