JP4554109B2 - 電子部品実装機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、部品搬入部の定位置に搬入されるトレイ上の電子部品を、移載用吸着ノズルで吸着して実装部品搭載位置に移す部品移載工程と、実装部品搭載位置に供給された電子部品を実装用ヘッドへの受け渡し場所である部品吸着位置に搬送する吸着用搬送工程と、部品吸着位置に搬送された電子部品を実装用ヘッドに装備した実装用吸着ノズルで吸着して、実装用ヘッドの移動によって、電子部品を実装する回路基板上の定位置に移す部品実装工程とを実施する電子部品実装方法及び電子部品実装機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8は、従来の電子部品実装機の要部の構成を示したものである。
この電子部品実装機1は、部品搬入部3の定位置に搬入されるトレイ5上の電子部品7を、移載用吸着ノズル9で吸着して実装部品搭載位置P1に移す部品移載工程と、実装部品搭載位置P1に供給された電子部品7を実装用ヘッド11への受け渡し場所である部品吸着位置P2に搬送する吸着用搬送工程と、部品吸着位置P2に搬送された電子部品7を実装用ヘッド11に装備した3個の実装用吸着ノズル13a,13b,13cで吸着して、実装用ヘッド11の移動によって、電子部品7を実装する回路基板上の定位置に移す部品実装工程とを実施する。
【0003】
移載用吸着ノズル9は、ガイド部材14によって、部品搬入部3と実装部品搭載位置P1との間を往復可能にされていて、部品搬入部3上の電子部品7を一つずつ実装部品搭載位置P1に移す。
【0004】
前記吸着用搬送工程において、実装部品搭載位置P1から距離Sだけ離れた部品吸着位置P2に電子部品7を搬送する搬送手段としては、ガイドレール15によって実装部品搭載位置P1から部品吸着位置P2までの区間を往復動作可能なシャトルテーブル17が採用されている。
このシャトルテーブル17は、実装用ヘッド11に装備されている3個の実装用吸着ノズル13a,13b,13cの配列ピッチと同じ間隔で、3個の電子部品7を載置できる大きさに設定されている。
なお、シャトルテーブル17に載置された電子部品7は、シャトルテーブル17に埋設装備された吸着パッドによって、吸着保持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前述した電子部品実装機1では、例えば、実装用ヘッド11を、搭載される実装用吸着ノズルの個数が多いものに変更する場合には、前記シャトルテーブル17もそれに合わせて変更し、更に、前記移載用吸着ノズル9による移載範囲等も、変更する必要があり、実装用吸着ノズルの装備数の変更に対して、大幅な改造が必要となるという問題があった。
【0006】
また、シャトルテーブル17による部品吸着位置P2への電子部品の供給は、一定数の電子部品を一括して搬送するバッチ処理となり、シャトルテーブル17が部品吸着位置P2に移動している間は、移載用吸着ノズル9による移載処理ができず、装置の稼働効率が悪いという問題があった。
【0007】
更に、シャトルテーブル17上への電子部品の供給不良を検知するには、例えば、シャトルテーブル17上の電子部品の載置位置毎に、電子部品の有無を検出する部品検出センサを装備する必要があり、装備するセンサ数の増大によって装置コストが高価になるという問題もあった。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みて成されたもので、実装用ヘッド上の実装用吸着ノズルの装備数の変更に対して、構成部品等に大きな改造が必要とならず、安価にかつ柔軟に対応することができ、また、電子部品を部品吸着位置P2に搬送している間も、移載用吸着ノズルによる移載処理を継続することができて、装置の稼働率の向上による処理速度の高速化を図ることができ、更には、電子部品の供給不良の検出に必要なセンサ数を最小限にして、センサ数の低減による装置コストの低減を図ることができる電子部品実装方法及び電子部品実装機を提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明の上記目的は、電子部品がトレイに載置された状態で定位置に搬入される部品搬入部と、前記部品搬入部から適宜距離離れた実装部品搭載位置から部品吸着位置まで電子部品の搬送を行う搬送手段と、前記部品搬入部から前記搬送手段の実装部品搭載位置に電子部品を移載する移載用吸着ノズルと、前記搬送手段によって部品吸着位置に搬送された電子部品を実装用吸着ノズルで吸着して前記部品吸着位置から適宜距離離れた位置に載置されている回路基板上の定位置に実装する実装用ヘッドと、以上の各部の動作を制御する制御用コントローラとを備える電子部品実装機であって、前記搬送手段として、前記実装用ヘッドに装備される複数個の実装用吸着ノズルの配列方向に沿って走行するベルトコンベヤを使用し、前記実装部品搭載位置を前記実装用ヘッド上に装備される複数個の実装用吸着ノズルの内の最後尾の実装用吸着ノズルの吸着可能範囲に設定したことを特徴とする電子部品実装機により達成される。
【0011】
そして、上記構成によれば、実装用ヘッドにおける実装用吸着ノズルの装備数に対応した部品吸着位置は、ベルトコンベヤの搬送経路上に設定されるため、実装用ヘッド上の実装用吸着ノズルの装備数の変更に対して、 ベルトコンベヤの搬送経路上に設定される部品吸着位置の範囲設定の変更等だけで十分に対応することができ、その他の構成部品等に大きな改造が必要とならず、ソフトウエア的な対応で済ませることができる。
また、搬送手段による搬送処理が、バッチ処理ではなく連続的な処理となるため、電子部品を部品吸着位置に搬送している最中も、移載用吸着ノズルによる移載処理を継続することができ。
【0012】
なお、好ましくは、上記の電子部品実装方法及び電子部品実装機において、前記実装部品搭載位置を前記実装用ヘッド上に装備される複数個の実装用吸着ノズルの内の最後尾の実装用吸着ノズルの吸着可能範囲に設定した構成とするとよい。
このようにすると、部品吸着位置として、実装用ヘッド上に装備された例えば、4個の実装用吸着ノズルの配列に対応して、4個の部品吸着位置がベルトコンベヤ上に設定されることになり、その最後尾の部品吸着位置が実装部品搭載位置に選定されることになり、移載用吸着ノズルによって実装部品搭載位置に移載された電子部品は、直ちに、実装用ヘッドの移動動作による実装処理が可能になる。また、実装部品搭載位置から最前位置の部品吸着位置への電子部品の移動に必要な所要時間も、短縮される。
【0013】
また、更に好ましくは、上記の電子部品実装方法及び電子部品実装機において、前記搬送手段としてのベルトコンベヤの搬送経路上の適宜箇所に、電子部品の有無を検出する部品検出センサを装備し、該部品検出センサに基づいて、電子部品の供給不良を判定して、各部の動作を制御する構成とするとよい。
このようにすると、ベルトコンベヤに適正な姿勢で供給された電子部品は、必ず、ベルトコンベヤの搬送経路上に装備された部品検出センサによって検出されるため、シャトルテーブルを作用した従来の場合のように部品の有無を検出する部品検出センサを部品の搭載箇所毎に複数個装備しなくても、単一の部品検出センサだけで、電子部品の欠落等の供給不良を確実に検出することができる。
【0014】
また、更に好ましくは、上記の電子部品実装方法及び電子部品実装機において、前記搬送手段としてのベルトコンベヤは逆転可能に構成し、かつ、そのベルトコンベヤの終端又は基端に、搬送した電子部品を回収する部品廃棄箱を装備した構成とするとよい。
このようにすると、ベルトコンベヤの駆動動作の正転または逆転によって、不良な部品を速やかにベルトコンベヤの端部の部品廃棄箱に回収させて、早期に、正常な搬送処理に復帰することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電子部品実装方法及び電子部品実装機の好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3は本発明に係る電子部品実装方法を実現する電子部品実装機の第1の実施形態を示したもので、図1は本発明の第1の実施形態の電子部品実装機の外観斜視図、図2は図1に示した電子部品実装機における要部の構成を示す斜視図、図3は図2に示したベルトコンベヤによる電子部品の供給動作の説明図である。
【0016】
この第1の実施形態の電子部品実装機21は、図1の矢印Aで示す付近に部品供給機構23が装備される。
この部品供給機構23は、図2に示すように、電子部品7がトレイ5に載置された状態で定位置に搬入される部品搬入部3と、この部品搬入部3から適宜距離離れた位置に設定される単一の実装部品搭載位置P1から部品吸着位置P2まで電子部品7の搬送を行う搬送手段であるベルトコンベヤ25と、部品搬入部3からベルトコンベヤ25上に設定された実装部品搭載位置P1に電子部品7を移載する移載用吸着ノズル9と、ベルトコンベヤ25によって部品吸着位置P2に搬送された電子部品7を実装用吸着ノズル27a,27b,27c,27dで吸着して部品吸着位置P2から適宜距離離れた位置に載置されている回路基板上の定位置に実装する実装用ヘッド29と、以上の各部の動作を制御する制御用コントローラ31とを備えた構成である。
【0017】
移載用吸着ノズル9は、ガイド部材14によって、部品搬入部3と実装部品搭載位置P1との間を往復可能にされていて、部品搬入部3上の電子部品7を一つずつ実装部品搭載位置P1に移す。
【0018】
本実施形態の場合、前記実装部品搭載位置P1と部品吸着位置P2とを、前記実装用ヘッド29に装備される複数個の実装用吸着ノズル27a,27b,27c,27dの配列方向に沿って延在する直線上に設定しており、ベルトコンベヤ25は、実装用ヘッド29に装備される複数個の実装用吸着ノズル27a,27b,27c,27dの配列方向に沿って走行する。
また、ベルトコンベヤ25は、ベルトの材質として、電子部品の搬送に適した帯電防止ベルトを使用している。
また、ベルトコンベヤ25は、駆動モータ35の回転駆動力をベルトの一端が巻き掛けられた駆動ローラ36に受けることで、図中に矢印Bで示す1方向に走行駆動される。
【0019】
部品吸着位置P2は、実装用ヘッド29上での実装用吸着ノズル27a,27b,27c,27dの配列に対応した離間間隔で並ぶ4つの部品吸着位置P21,P22,P23,P24で構成されている。これらの4つの部品吸着位置P21,P22,P23,P24は、ベルトコンベヤ25の搬送方向に沿って並んでおり、最前位置の部品吸着位置P21は実装用吸着ノズル27aが電子部品7を吸着する位置、最後尾の部品吸着位置P24は実装用吸着ノズル27dが電子部品7を吸着する位置である。
複数個の実装用吸着ノズル27a,27b,27c,27dと、ベルトコンベヤ25上の電子部品27の配列ピッチが同一であるので、複数個の電子部品27を同時に吸着して取り出すことができる。
【0020】
また、本実施形態の部品供給機構23では、ベルトコンベヤ25の搬送経路上の実装部品搭載位置P1に載置される電子部品7の有無と、部品の載置姿勢の適否を検出するための部品検出センサ33を装備している。
この部品検出センサ33は、ベルトコンベヤ25上の実装部品搭載位置P1の両側に配置された投光センサ33aと、受光センサ33bとで光学的に非接触で電子部品7の有無と電子部品7の載置姿勢を検出する。
【0021】
制御用コントローラ31は、移載用吸着ノズル9による移載動作や、ベルトコンベヤ25による搬送動作、実装用ヘッド29による実装動作の全てを管理する。そして、制御用コントローラ31は、部品検出センサ33の出力を監視していて、部品検出センサ33の出力に基づいて、電子部品7の供給不良を判定して、各部の動作の停止や、供給不良の発生の警告や表示を行う。
【0022】
以上の電子部品実装機21では、部品搬入部3の定位置に搬入されるトレイ5上の電子部品7を、移載用吸着ノズル9で吸着して実装部品搭載位置P1に移す部品移載工程と、実装部品搭載位置P1に供給された電子部品7をベルトコンベヤ25により実装用ヘッド29への受け渡し場所である部品吸着位置P2に搬送する吸着用搬送工程と、ベルトコンベヤ25によって部品吸着位置P2に搬送された電子部品7を実装用ヘッド29に装備した実装用吸着ノズル27a,27b,27c,27dで吸着して、実装用ヘッド29の移動によって、電子部品7を実装する回路基板上の定位置に移す部品実装工程とを実施することで、電子部品7を所定の回路基板に実装する。
【0023】
図3(a)は、例えば、実装用ヘッド29上に装備される実装用吸着ノズルが、10個に変更された場合に、部品吸着位置P2としてベルトコンベヤ25上に設定される10個の部品吸着位置c1〜c10と、ベルトコンベヤ25の端部の実装部品搭載位置P1にベルトコンベヤ25の搬送速度に合わせて順に10個の電子部品7が移載された状態を示している。
図3(b)は、(a)に示した状態から、ベルトコンベヤ25が距離Sの搬送を行って、10個の電子部品7が各部品吸着位置c1〜c10に到着した状態を示している。
【0024】
このように、上記の構成によれば、実装用ヘッド29における実装用吸着ノズル27a,27b,27c,27dの装備数に対応した部品吸着位置P21,P22,P23,P24は、ベルトコンベヤ25の搬送経路上に設定されるため、実装用ヘッド29上の実装用吸着ノズル27a,27b,27c,27dの装備数の変更に対して、 ベルトコンベヤ25の搬送経路上に設定される部品吸着位置の範囲設定の変更等だけで十分に対応することができ、その他の構成部品等に大きな改造が必要とならず、ソフトウエア的な対応で済ませることができるため、安価にかつ柔軟に対応することができる。
【0025】
また、搬送手段による搬送処理が、バッチ処理ではなく連続的な処理となるため、電子部品7を部品吸着位置P2に搬送している最中も、移載用吸着ノズル9による移載処理を継続することができて、装置の稼働率の向上による処理速度の高速化を図ることができる。
【0026】
また、上記の構成では、ベルトコンベヤ25に適正な姿勢で供給された電子部品7は、必ず、ベルトコンベヤ25の搬送経路上に装備された部品検出センサ33によって検出されるため、シャトルテーブルを作用した従来の場合のように部品の有無を検出する部品検出センサ33を部品の搭載箇所毎に複数個装備しなくても、単一の部品検出センサ33だけで、電子部品7の欠落等の供給不良を確実に検出することができ、電子部品7の供給不良の検出に必要なセンサ数を最小限にして、センサ数の低減による装置コストの低減を図ることもできる。
【0027】
なお、本発明に係る電子部品実装方法及び電子部品実装機では、好ましくは、実装部品搭載位置P1を実装用ヘッド29上に装備される複数個の実装用吸着ノズルの内の最後尾の実装用吸着ノズル27dの吸着可能範囲に設定した構成とするとよい。
このようにすると、例えば、実装用ヘッド29に装備される実装用吸着ノズルの装備数が図3のように10個の場合を例にして説明すると、図4(a)に示すように、部品吸着位置P2としてベルトコンベヤ25上に設定される10個の部品吸着位置c1〜c10の内、その最後尾の部品吸着位置c10が実装部品搭載位置P1に選定されることになり、移載用吸着ノズル9によって部品吸着位置P1に移載された電子部品7は、直ちに、実装用ヘッド29の移動動作による実装処理が可能になる。
また、実装部品搭載位置P1から最前位置の部品吸着位置c1への電子部品7の移動に必要な所要時間も、図3(b)と図4(b)の比較から明かなように、図3(b)に示した距離Sの移動が不要になるため、短縮されて、処理の効率化が実現される。
【0028】
図5は、本発明の第3の実施形態の電子部品実装機で使用する部品供給機構41の構成を示したものである。
この部品供給機構41は、第1の実施形態に示した部品供給機構23の構成に加えて、前記搬送手段としてのベルトコンベヤ25は逆転可能に構成し、かつ、そのベルトコンベヤ25の基端に、搬送した電子部品7を回収する部品廃棄箱43を装備した構成としている。
また、移載用吸着ノズル9の吸着圧力を監視し、移載用吸着ノズル9による電子部品7の移載動作時に移載用吸着ノズル9の吸着圧力が不適正な場合には、図6のフローチャートのステップS611〜S614に示すように、移載処理の終了後に、ベルトコンベヤ25を一定量だけ逆転させて、不適正圧力で移載した部品を部品廃棄箱43に回収するようにしている。
不適正圧力で移載した電子部品7は、載置向きや姿勢が不正になって、実装用ヘッド11による吸着・実装作業中に、部品の落下や、吸着不良等の不都合を招くからである。
このようにすると、ベルトコンベヤ25の駆動動作の正転または逆転によって、不良な部品を速やかにベルトコンベヤ25の端部の部品廃棄箱43に回収させて、早期に、正常な搬送処理に復帰することができる。
【0029】
図7は、本発明の第4の実施形態の電子部品実装機で使用する部品供給機構51の構成を示したものである。
この部品供給機構51は、第3の実施形態に示した部品供給機構41の構成に加えて、ベルトコンベヤ25の基端側だけでなくベルトコンベヤ25の先端にも、搬送した電子部品7を回収する部品廃棄箱53を装備した構成としている。
このように、ベルトコンベヤ25の両端に部品廃棄箱43、53を装備することで、不要な電子部品7の更に速やかな廃棄が可能になる。
【0030】
本発明の電子部品実装機によれば、実装用ヘッドにおける実装用吸着ノズルの装備数に対応した部品吸着位置は、ベルトコンベヤの搬送経路上に設定されるため、実装用ヘッド上の実装用吸着ノズルの装備数の変更に対して、 ベルトコンベヤの搬送経路上に設定される部品吸着位置の範囲設定の変更等だけで十分に対応することができ、その他の構成部品等に大きな改造が必要とならず、ソフトウエア的な対応で済ませることができるため、安価にかつ柔軟に対応することができる。また、搬送手段による搬送処理が、バッチ処理ではなく連続的な処理となるため、電子部品を部品吸着位置に搬送している最中も、移載用吸着ノズルによる移載処理を継続することができて、装置の稼働率の向上による処理速度の高速化を図ることができる。
【0031】
また、本発明の電子部品実装機によれば、例えば、部品吸着位置として、実装用ヘッド上に装備された4個の実装用吸着ノズルの配列に対応して、4個の部品吸着位置がベルトコンベヤ上に設定されることになり、その最後尾の部品吸着位置が実装部品搭載位置に選定されることになり、移載用吸着ノズルによって実装部品搭載位置に移載された電子部品は、直ちに、実装用ヘッドの移動動作による実装処理が可能になる。また、実装部品搭載位置から最前位置の部品吸着位置への電子部品の移動に必要な所要時間も、短縮されて、処理の効率化が実現される。
【0032】
また、本発明の電子部品実装機によれば、ベルトコンベヤに適正な姿勢で供給された電子部品は、必ず、ベルトコンベヤの搬送経路上に装備された部品検出センサによって検出されるため、シャトルテーブルを作用した従来の場合のように部品の有無を検出する部品検出センサを部品の搭載箇所毎に複数個装備しなくても、単一の部品検出センサだけで、電子部品の欠落等の供給不良を確実に検出することができ、電子部品の供給不良の検出に必要なセンサ数を最小限にして、センサ数の低減による装置コストの低減を図ることができる。
【0033】
また、本発明の電子部品実装機によれば、ベルトコンベヤの駆動動作の正転または逆転によって、不良な部品を速やかにベルトコンベヤの端部の部品廃棄箱に回収させて、早期に、正常な搬送処理に復帰することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品実装機の第1の実施形態の外観斜視図である。
【図2】図1に示した電子部品実装機における要部の構成を示す斜視図である。
【図3】図2に示したベルトコンベヤによる電子部品の供給動作の説明図である。
【図4】本発明に係る電子部品実装機の第2の実施形態で使用するベルトコンベヤによる電子部品の供給動作の説明図である。
【図5】本発明に係る電子部品実装機の第3の実施形態の要部の構成を示す斜視図である。
【図6】図5に示した第3の実施形態における動作制御を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る電子部品実装機の第4の実施形態の要部の構成を示す斜視図である。
【図8】従来の電子部品実装機の要部の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
3 部品搬入部
5 トレイ
7 電子部品
9 移載用吸着ノズル
21 電子部品実装機
23 部品供給機構
25 ベルトコンベヤ
27a〜27d 実装用吸着ノズル
29 実装用ヘッド
31 制御用コントローラ
33 部品検出センサ
41 部品供給機構
43 部品廃棄箱
51 部品供給機構
53 部品廃棄箱
Claims (3)
- 電子部品がトレイに載置された状態で定位置に搬入される部品搬入部と、前記部品搬入部から適宜距離離れた実装部品搭載位置から部品吸着位置まで電子部品の搬送を行う搬送手段と、前記部品搬入部から前記搬送手段の実装部品搭載位置に電子部品を移載する移載用吸着ノズルと、前記搬送手段によって部品吸着位置に搬送された電子部品を実装用吸着ノズルで吸着して前記部品吸着位置から適宜距離離れた位置に載置されている回路基板上の定位置に実装する実装用ヘッドと、以上の各部の動作を制御する制御用コントローラとを備える電子部品実装機であって、前記搬送手段として、前記実装用ヘッドに装備される複数個の実装用吸着ノズルの配列方向に沿って走行するベルトコンベヤを使用し、
前記実装部品搭載位置を前記実装用ヘッド上に装備される複数個の実装用吸着ノズルの内の最後尾の実装用吸着ノズルの吸着可能範囲に設定したことを特徴とする電子部品実装機。 - 前記搬送手段としてのベルトコンベヤの搬送経路上の適宜箇所に、電子部品の有無を検出する部品検出センサを装備し、該部品検出センサに基づいて、電子部品の供給不良を判定して、各部の動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装機。
- 前記搬送手段としてのベルトコンベヤは逆転可能に構成し、かつ、そのベルトコンベヤの終端又は基端に、搬送した電子部品を回収する部品廃棄箱を装備したことを特徴とする請求項2に記載の電子部品実装機。
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