JP4546235B2 - 錠構造 - Google Patents

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本発明は、例えば押下操作によってサムターン摘みの回転規制が解除されるボタンを備えた部品点数の多い防犯サムターンに用いて好適な錠構造に関し、さらに詳しくは、左右勝手を同一製品で対応可能とする改良技術に関する。
扉は、吊り元が右側のものと左側のものとの2種類があり、吊り元が右側である場合には開閉端である戸先が左側となり、吊り元が左側である場合には開閉端である戸先が右側となる。このような扉に施錠装置が設けられる場合には、扉の戸先側に錠箱が内蔵される。このため、右側の戸先に設けられる施錠装置は右勝手用となり、左側の戸先に設けられる施錠装置は左勝手用となる。
錠箱に設けられるサムターンは、その操作を行い易くするため、及びその姿勢位置で施錠状態・解錠状態を容易に視認可能なように摘みが略板状に形成され、この摘みが垂直姿勢が解錠状態となり、水平姿勢で施錠状態となる。通常、この摘みは、操作性、視認性を考慮して回転範囲を90度の範囲とされ、垂直姿勢から上端側が戸先に向かって回転されることで、解錠状態から施錠状態へ移行し、内蔵の施錠機構が作動して戸先からデッドボルトが突出されるようになっている。このため、右側が戸先となる扉には、施錠状態への摘みの回転方向が右回りとなる右勝手用の錠箱が必要となり、左側が戸先となる扉には、施錠状態への摘みの回転方向が左回りとなる左勝手用の錠箱が必要となる。
上記のように、扉の吊り元が左右で異なる場合、戸先も左右に異なることから、右勝手用、左勝手用の錠箱が必要となり、すなわち、摘みの垂直姿勢から右回り90度で解錠から施錠となる機構と、摘みの垂直姿勢から左回り90度で解錠から施錠となる機構とで2種類が必要となる。従来ではこれらの右勝手(右回り)用、左勝手(左回り)用の2種類の錠箱を、内部構成部材を右勝手用、左勝手用に分けて製作することで、それぞれの扉に対応可能となった錠箱を揃えていた。
しかしながら、例えば摘みにボタンを設け、このボタンの押下により摘みの回動規制を解除するように対策された防犯サムターンなどの錠構造では、左右勝手で異なる部品数が増大し、それぞれの製品コストが高くなる問題があった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、例えば摘みを回転規制するボタンを備えた部品点数の多い防犯サムターンであっても、左右勝手を考慮することなく、一つの製品で左右勝手に対応可能となる錠構造錠構造を提供し、もって、防犯サムターンを備えた錠構造のコスト低減を図ることを目的とする。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の錠構造は、一定の角度範囲内で回動自在な回転入力部19を有し該回転入力部19の一方の回転端でデッドボルト9を突出させ、他方の回転端でデッドボルト9を引き込む錠箱1と、
前記回転入力部19の回転中心線を軸線とし、該軸線上に配置されるとともに、該軸線の方向で前記錠箱1に対して近接及び離反可能とされ、且つ該軸線に対して回動自在とされるサムターンユニット3と、
前記サムターンユニット3に設けられ、扉面に突出する摘み23が連動連結されて、前記サムターンユニット3のサムターン筒17に対して回動自在とされるとともに、該サムターンユニット3が前記錠箱1に対して近接配置されることで前記一定の角度ごとに前記回転入力部19に嵌入する連結突起29と、
前記錠箱1と前記サムターンユニット3との間に亘って設けられ、該サムターンユニット3が前記軸線方向の前記錠箱1に近接する位置に配置された際に、前記錠箱1と前記サムターンユニット3とを前記一定の角度ごとに相対回転不能に嵌合する回転規制手段5と、
前記錠箱1に対して前記サムターンユニット3を前記軸線方向に近接するように付勢する付勢手段7と、
前記摘み23の表裏面に設けられ、それぞれが押下されることで前記サムターン筒17に対し前記摘み23を回動自在とするボタン25と、
を具備し、
前記ボタン25を押下した状態での前記摘み23の回動操作により、該摘み23が前記サムターン筒17に対して回動し、前記連結突起29を介して前記回転入力部19を回動させて前記デッドボルト9の進退が行われ、
前記ボタン25を押下せずに前記摘み23を摘み、前記サムターンユニット3を前記錠箱1から離反方向に移動して、前記錠箱1に対して所望の位相角度となるよう回動された後、前記サムターンユニット3を前記錠箱1に近接配置し、前記回転規制手段5によって嵌合されることで、前記錠箱1と前記サムターンユニット3とが所望の相対回転角度で連結され、
且つ、前記ボタン25を押下して前記摘み23を摘み、前記サムターンユニット3を離反方向に移動して、前記摘み23にて前記連結突起29を前記サムターンユニット3に対して所望の位相角度に回転した後に、前記サムターンユニット3を前記錠箱1に近接配置して、前記回転入力部19に前記連結突起29を嵌入させて、前記摘み23の向きを所望の方向として連動連結させて、
扉の左右勝手に応じた前記デッドボルト9の進退位置による施解錠状態と前記摘み23の姿勢とを変更可能とすることを特徴とする。
この錠構造では、サムターンユニット3が、付勢手段7の付勢力に抗して、ボタン25を押下せずに摘み23を摘み錠箱1から離反方向に移動され、錠箱1に対し所望の位相角度となるように回転された後、再び付勢手段7の付勢力にて錠箱1に近接配置されて、回転規制手段5によって嵌合されることで、錠箱1とサムターンユニット3とが所望の相対回転角度で連結可能となる。また、ボタン25を押下して摘み23を摘み、錠箱1に対し、サムターンユニット3を軸線方向に離反させて、摘み23をサムターン筒17に対して所定の回転姿勢に回転配置させた後、前記サムターンユニット3を前記錠箱1に近接配置して、サムターンユニット3の連結突起29を、錠箱1の回転入力部19へ連結させることで、施錠時に、摘み23がそれぞれの戸先に向かう回転方向の右勝手用、左勝手用として作動可能となる。
請求項2記載の錠構造は、前記錠箱1に近接配置された前記サムターンユニット3の軸線方向の移動を規制するサムターンユニット移動規制手段を具備したことを特徴とする。
この錠構造では、サムターンユニット3の軸線方向の移動がサムターンユニット移動規制手段によって規制され、サムターンユニット3が引き出し不能となり、右勝手用、左勝手用への変更が不能となる。
本発明に係る請求項1記載の錠構造によれば、サムターンユニットを錠箱に対し軸線方向に移動自在にし、この軸線方向の錠箱に近接配置された錠箱とサムターンユニットとを一定の角度ごとに相対回転不能に嵌合する回転規制手段を、錠箱とサムターンユニットとの間に亘って設けたので、錠箱に対し、ボタンを押下せずに摘みを摘みサムターンユニットを錠箱から付勢手段に抗して離反方向に移動させて、錠箱に対し所望の位相角度となるように回転させた後、付勢手段の付勢力にて再び錠箱に近接配置して回転規制手段を嵌合させることで、錠箱とサムターンユニットとを所望の相対回転角度で連結することができる。したがって、同一の錠構造であっても、それぞれの戸先に向かう回転方向の右勝手用、左勝手用として作動させることができるようになる。また、ボタンを押下して摘みを摘みサムターンユニットを付勢手段に抗して離反方向に移動して、摘みにて連結突起をサムターンユニットに対して所望の位相角度に回転した後に、サムターンユニットを錠箱に近接配置して、回転入力部に連結突起を嵌入させて、摘みの向きを所望の方向として連動連結させて、扉の左右勝手に応じたデッドボルトの進退位置による施解錠状態と摘みの姿勢とを変更可能とすることができる。この結果、構成部材が共通化され、製品コストを低減することができる。また、工場出荷段階での左右勝手の容易な変更や、或いは施工現場での左右勝手の容易な変更を可能にすることができる。
請求項2記載の錠構造によれば、サムターンユニット移動規制手段によって、サムターンユニットの軸線方向の移動が規制されるので、通常操作状態でのサムターンユニットの不要な引き出しや、悪戯による左右勝手の変更を防止することができる。
以下、本発明に係る錠構造の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る錠構造の一部分を切り欠いた斜視図、図2は図1に示した錠構造の分解斜視図、図3は図1の縦断面図、図4はサムターンユニットの連結突起と錠箱の回転入力部との分解斜視図である。
本実施の形態による錠構造は、図1,図2に示すように、錠箱1と、サムターンユニット3と、回転規制手段5と、付勢手段7とを主要な部材に構成されている。
錠箱1は、図示しないラッチボルト、デッドボルト、及びこれらを扉の木口から進退させる錠機構部を内設している。錠箱1のデッドボルトは、扉の屋外側の面に設けたシリンダー錠を合鍵(キー)によって、又は扉の屋内側の面に設けられた後述のサムターン摘み(以下「摘み」と称す)を回動することによって扉の木口から進退可能となっている。
本実施の形態において、錠箱1は、エスカチオン11によって覆われている。エスカチオン11は、基板13と、カバー15とからなる。エスカチオン11は、ステンレス材、アルミ材、或いは合成樹脂材からなり、扉の表面材と適合する塗装、表面処理等が適宜施されたものとなっている。このエスカチオン11は、その変形例としては、錠箱1の外板を同様に形成した共用部材であってもよい。つまり、エスカチオン11は、錠箱1を覆う別部材であっても、また、同様に形成した錠箱1の外板であってもよい。本実施の形態では、後者、すなわち、エスカチオン11として形成された基板13が錠箱1の外板となった例を説明する。
図3に示すように、錠箱1は、ケース17に基板13が固定されている。ケース17には開口が設けられ、この開口には一定の角度、本実施の形態では90度の範囲を回動自在とされる回転入力部19が設けられている。この回転入力部19は、ケース17に内蔵される図示しない錠機構部に連動連結されており、その回転角度範囲が予め設定されているとともに、その回転端で上記デッドボルトの進退動作、すなわち、一方の回転端でデッドボルト9が突出し、他方の回転端でデッドボルト9が引き込まれる(図6(b)参照)。突出するデッドボルト9は、扉木口に対向する扉枠の係合穴45に嵌入する。また、この回転入力部19には、図4に示すように、四角穴21が形成される。
サムターンユニット3は、屋内側に突出する回動自在な摘み23を有する。摘み23には、本実施の形態では、押下可能な一対のボタン25,25が表裏に設けられ、摘み23はボタン25が押下されることでサムターン筒27に対して回動自在となる。サムターンユニット3には摘み23の回動と連動して回動する連結突起29を摘み23と反対側に突出させている。この連結突起29は、錠箱1に設けられた回転入力部19の四角穴21に90度ごとに相対回転不能に嵌合する四角柱で形成されている。サムターンユニット3は、錠箱1に対し軸線方向に近接配置されることで(図3に示した配置位置)、連結突起29が回転入力部19に嵌入される。連結突起29と回転入力部19とは、一定の角度ごと、すなわち、本実施の形態では、四角穴21と四角柱(連結突起29)との組み合わせであることから90度ごとに嵌入する。
回転規制手段5は、錠箱1とサムターンユニット3との間に亘って設けられる。本実施の形態では、サムターン筒27と基板13とに亘って設けられる。回転規制手段5は、基板13に設けられた段部付きリング31と、サムターン筒27の後部外周に設けられた外周段部33とからなる。この回転規制手段5は、軸線方向に近接配置された基板13とサムターン筒27とを、一定の角度(90度)ごとに相対回転不能に嵌合する。
カバー15とサムターンユニット3との間には付勢手段7が設けられる。この付勢手段7は、コイルバネなどからなり、このコイルバネ7は錠箱1の基板13とサムターンユニット3のサムターン筒27とを軸線方向に近接するように付勢する。一方、サムターンユニット3は、コイルバネ7の付勢力に抗して手前側(室内側)へ引っ張られることで、段部付きリング31と外周段部33との係合が外れ、基板13に対して相対回転自在となる。コイルバネ7は、一端がサムターン筒27の後部外周に形成されたフランジ35に当接され、他端がカバー15の円錐状膨出37の内側折り曲げ部39に、スペーサリング41を介して当接される。
なお、上記の錠構造は、錠箱1に近接配置されたサムターンユニット3の軸線方向の移動を規制する図示しないサムターンユニット移動規制手段を備えるものであってもよい。このサムターンユニット移動規制手段は、例えばカバー15と、サムターンユニット3とに亘って挿入される軸線直交方向の規制ピンとすることができる。このような錠構造では、サムターンユニット3の軸線方向の移動がサムターンユニット移動規制手段によって規制され、サムターンユニット3が引き出し不能となり、右勝手用、左勝手用への変更が不能となる。
したがって、この錠構造によれば、サムターンユニット移動規制手段によって、サムターンユニット3の軸線方向の移動が規制されるので、通常操作状態でのサムターンユニット3の不要な引き出しや、悪戯による左右勝手の変更を防止することができる。
次に、上記のように構成された錠構造の作用を説明する。
図5は図1に示した錠構造の左右勝手の変更過程を(a)(b)に表した動作説明図、図6は錠機構回転範囲、勝手変更前後の摘みと錠箱との関係を(a)〜(d)で表した動作説明図である。
上記した構成を有する錠構造は、図5(a)に示すように、摘み23を、コイルバネ7の付勢力に抗して引っ張り(引き出し)、図5(b)に示すように、90度回転させ、コイルバネ7の付勢力にて戻すことで、摘み23の回転範囲の位置が変更される。
摘み23は、両面のボタン25を押下しなければサムターン筒27に対して回転することがないことから、ボタン25を押下しないように摘み23を摘んで、コイルバネ7の付勢力に抗して引出し、90度回転させる。手を離せばコイルバネ7の付勢力で再び係合状態となる。サムターン筒27と基板13の段部付きリング31、外周段部33の組み合わせで、互いが、軸線方向に係合し、周方向(回転方向)には回転しないようになり、連結突起29と回転入力部19とが嵌合し、連動連結状態となる。
図6(a)に示すように、摘み23の回転範囲は、錠箱1の内部構造で規制されており、本実施の形態では90度とされ、内部機構との連結がない場合には、360度回転するものとなっている。図6(b)に示すように、右勝手に錠構造が用いられた場合、摘み23が垂直姿勢で解錠状態であり、右回転して水平姿勢で施錠状態となる。この際、回転入力部19は、摘み23の操作と共に90度の範囲で回動されることとなる。
一方、図6(c)に示すように、図6(b)と同様の構成のまま錠構造が左勝手に用いられた場合、摘み23が水平姿勢で解錠状態となり、垂直姿勢で施錠状態となる。すなわち図6(b)に示す解錠或いは施錠状態となっている錠機構が左右反転に変更されていながら、摘み23の姿勢が変更されない図6(c)に示される状態となる。
そこで、本実施の形態による錠構造では、図6(d)に示すように、サムターンユニット3が引き出され(図5参照)、連結突起29と回転入力部19との位相が90度ずらされることで、左勝手であっても摘み23が垂直姿勢で解錠状態となり、水平姿勢で施錠状態となる。この状態では、左回転で解錠状態から施錠状態となる仕様となる。
ここで、図6中では、回転入力部19及びこれに嵌入する連結突起29の各回転向きを容易に判断可能なように、回転入力部19では太線で示し、また、連結突起29では三角印を付した。図6(b)に示すように、右勝手(右回転)状態では、太線と三角印とを一致させて連結状態としている。また、図6(d)に示すように、左勝手(左回転)状態では、太線と三角印とが90度位相、この図においては右へ90度回転させ、位相をずらしている。なお、図6(b)(c)(d)における左側の図では、右勝手(右回転)状態での解錠状態を左勝手(左回転)状態の施錠状態への変更、右側の図では、右勝手(右回転)状態での施錠状態を左勝手(左回転)状態の解錠状態への変更を示している。
この錠構造では、サムターンユニット3が、錠箱1から離反方向に移動され、錠箱1に対し所望の位相角度となるように回転された後、再び錠箱1に近接配置されて、回転規制手段5によって嵌合されることで、錠箱1とサムターンユニット3とが所望の相対回転角度で連結可能となる。これにより、同一の錠構造であっても、例えば解錠状態の錠箱1に対し、摘み23を所定の回転姿勢(垂直姿勢)に回転配置させたサムターンユニット3の連結突起29を、錠箱1の回転入力部19へ連結させることで、施錠時に、摘み23がそれぞれの戸先に向かう回転方向の右勝手用、左勝手用として作動可能となる。
したがって、上記の錠構造によれば、サムターンユニット3を錠箱1に対し軸線方向に移動自在にし、軸線方向に近接配置された錠箱1とサムターンユニット3とを一定の角度ごとに相対回転不能に嵌合する回転規制手段5を、錠箱1とサムターンユニット3との間に亘って設けたので、錠箱1の回転入力部19に対し、サムターンユニット3を錠箱1から離反方向に移動させて、錠箱1に対し所望の位相角度となるように回転させた後、再び錠箱1に近接配置して回転規制手段5を嵌合させることで、錠箱1とサムターンユニット3とを所望の相対回転角度で連結することができる。つまり、同一の錠構造であっても、それぞれの戸先に向かう回転方向の右勝手用、左勝手用として作動させることができるようになる。この結果、構成部材が共通化され、製品コストを低減することができる。また、工場出荷段階での左右勝手の容易な変更や、或いは現場での左右勝手の容易な変更を可能にすることができる。
なお、上述した実施の形態では、右勝手の状態から左勝手へと変更する例について述べたが、左勝手から右勝手に変更する場合も同様で、サムターンユニット3を錠箱1に対して軸線離反方向に移動させ、サムターンユニット3を回転し、再び錠箱1に近接配置して連結することで変更可能である。
また、サムターン摘み23にボタン25を備え、このボタン25を押下することで、摘み23がサムターン筒27に対して回動自在となり、施錠或いは解錠の操作が行える例について述べたが、ボタン25を備えていない、例えば略板状の摘みや、その他の形状の摘みとされた構成のサムターンユニット3としても上記同様の効果を得ることが可能である。
さらに、特に詳述はしていないが、錠機構の内部構造については、上述したような例えば90度などの一定の角度範囲内を回動し、回転端で施錠・解錠となるものであれば、特に限定されるものではない。
本発明に係る錠構造の一部分を切り欠いた斜視図である。 図1に示した錠構造の分解斜視図である。 図1の縦断面図である。 サムターンユニットの連結突起と錠箱の回転入力部との分解斜視図である。 図1に示した錠構造の左右勝手の変更過程を(a)(b)に表した動作説明図である。 錠機構回転範囲、勝手変更前後の摘みと錠箱との関係を(a)〜(d)で表した動作説明図である。
符号の説明
1…錠箱
3…サムターンユニット
5…回転規制手段
7…付勢手段(コイルバネ)
19…回転入力部
23…摘み
25…ボタン
27…サムターン筒
29…連結突起

Claims (2)

  1. 一定の角度範囲内で回動自在な回転入力部を有し該回転入力部の一方の回転端でデッドボルトを突出させ、他方の回転端でデッドボルトを引き込む錠箱と、
    前記回転入力部の回転中心線を軸線とし、該軸線上に配置されるとともに、該軸線の方向で前記錠箱に対して近接及び離反可能とされ、且つ該軸線に対して回動自在とされるサムターンユニットと、
    前記サムターンユニットに設けられ、扉面に突出する摘みが連動連結されて、前記サムターンユニットのサムターン筒に対して回動自在とされるとともに、該サムターンユニットが前記錠箱に対して近接配置されることで前記一定の角度ごとに前記回転入力部に嵌入する連結突起と、
    前記錠箱と前記サムターンユニットとの間に亘って設けられ、該サムターンユニットが前記軸線方向の前記錠箱に近接する位置に配置された際に、前記錠箱と前記サムターンユニットとを前記一定の角度ごとに相対回転不能に嵌合する回転規制手段と、
    前記錠箱に対して前記サムターンユニットを前記軸線方向に近接するように付勢する付勢手段と、
    前記摘みの表裏面に設けられ、それぞれが押下されることで前記サムターン筒に対し前記摘みを回動自在とするボタンと、
    を具備し
    前記ボタンを押下した状態での前記摘みの回動操作により、該摘みが前記サムターン筒に対して回動し、前記連結突起を介して前記回転入力部を回動させて前記デッドボルトの進退が行われ、
    前記ボタンを押下せずに前記摘みを摘み、前記サムターンユニットを前記錠箱から離反方向に移動して、前記錠箱に対して所望の位相角度となるよう回動された後、前記サムターンユニットを前記錠箱に近接配置し、前記回転規制手段によって嵌合されることで、前記錠箱と前記サムターンユニットとが所望の相対回転角度で連結され、
    且つ、前記ボタンを押下して前記摘みを摘み、前記サムターンユニットを離反方向に移動して、前記摘みにて前記連結突起を前記サムターンユニットに対して所望の位相角度に回転した後に、前記サムターンユニットを前記錠箱に近接配置して、前記回転入力部に前記連結突起を嵌入させて、前記摘みの向きを所望の方向として連動連結させて、
    扉の左右勝手に応じた前記デッドボルトの進退位置による施解錠状態と前記摘みの姿勢とを変更可能とすることを特徴とする錠構造。
  2. 前記錠箱に近接配置された前記サムターンユニットの軸線方向の移動を規制するサムターンユニット移動規制手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の錠構造。
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