JP4544940B2 - 媒体処理装置 - Google Patents

媒体処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4544940B2
JP4544940B2 JP2004244583A JP2004244583A JP4544940B2 JP 4544940 B2 JP4544940 B2 JP 4544940B2 JP 2004244583 A JP2004244583 A JP 2004244583A JP 2004244583 A JP2004244583 A JP 2004244583A JP 4544940 B2 JP4544940 B2 JP 4544940B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving means
medium receiving
medium
coins
comb teeth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004244583A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006065435A (ja
Inventor
一 利谷
健太郎 鎌形
由之 登坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2004244583A priority Critical patent/JP4544940B2/ja
Priority to CN2010102519912A priority patent/CN101916468B/zh
Priority to CN 200510096585 priority patent/CN1746926B/zh
Publication of JP2006065435A publication Critical patent/JP2006065435A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4544940B2 publication Critical patent/JP4544940B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、紙幣入出金機などの媒体処理装置における紙葉状の媒体および固定形状の媒体の処理に関するものである。
一般に、紙幣入出金機では、紙葉状の媒体である紙幣などのほかに手数料の支払いなどでは固定形状の媒体である硬貨なども扱うため、紙幣しか入金できない操作の場合でも、入金口に誤って硬貨が投入されたり、硬貨を投入する操作の場合でも硬貨以外のクリップなどの異物も一緒に投入されたりする場合がある。或いは、紙幣のみを投入した場合であっても紙幣を折り曲げたまま入金口に入れたり、正常な紙幣の間に折りたたみ紙幣が入りそのまま投入されたりする場合もある。
従来の紙幣入出金機では、図12に示したように、図中矢印"開"の方向に移動させて開ける入金口1と、紙幣11の投入を導く入金ダクト2と、入金ダクト2の底部に図13に示したような第1の櫛歯36と第2の櫛歯37の紙幣受け手段を設けこれらの高さ方向の段差間にセンサ3を配置し、さらに下側に異物落下受け5を設けた構成としている。
以上の構成により、通常の入金動作においては入金口1に折れのない正常な紙幣だけが投入されるので入金処理を行うことができるが、2つ折れ紙幣10'や硬貨12などを投入された場合は、その入金処理を行うことができないので、以下のようにして返却するようにしている。
すなわち、紙幣11等の投入を検知すると、一旦入金口1を閉め、ピン38に連結された図示しない動力により振動を与え、紙幣11を揃えるとともに、硬貨12などの異物は、第1の櫛歯36と第2の櫛歯37隙間から異物落下受け5に落として、図示しない返却容器に集積し、利用者に硬貨等の返却の旨を通知するようにしている。
一方、2つ折れ紙幣10'は、第1の櫛歯36と第2の櫛歯37により落下せず、第2の櫛歯37の位置に止まるのでセンサ3により折れ紙幣10'を検出し、利用者に折れ紙幣が投入された旨及び折れを直して再投入するように通知して入金口1を開け、返却するようにしている。(例えば、特許文献1参照。)。
以上のように、硬貨12などの異物は落下させ、紙幣11は第1の櫛歯36に保持し、折れ紙幣10'は第2の櫛歯37で保持するようにするために、通常、以下のように櫛歯の幅、間隔を設定している。入金口1から底部の櫛歯を見た図15を用いて以下説明する。
まず、日本国紙幣・硬貨を取り扱う場合では、大きさが最も大きい紙幣は1万円紙幣でありその幅は約160mm×76mmであり、硬貨で最も大きいものは500円硬貨であり、その直径は約26.5mmである。一方小さい紙幣は1000円紙幣であり幅は、約150mm×76mmである。
まず、一定の余裕を持って前記幅を有する1万円紙幣を入金ダクト2に格納し、一定のマージンを持って500円硬貨を櫛歯の隙間より落下させるようにするには、以下のような寸法とする必要がある。
すなわち、入金ダクト2の幅Bを最大紙幣の長手方向の幅を考慮して例えば170mmとし、各櫛歯の幅D1、D2は、確実に硬貨を落下するために出来るだけ狭くするのがよいが一定の強度を有する必要があるので通常2mm程度とし、櫛歯の間隔C1〜C3を均等の幅とすると、間隔C1〜C3は、(170mm−櫛歯の幅2mm*櫛歯4個)/間隔数5=32.4mmとなる。
一方、紙幣11の厚み方向の幅Lは、限度枚数(一般に100枚程度)の紙幣を利用者が入金ダクト2に余裕をもって投入できるように少なくとも35mm以上程度の幅とすることが必要である。従って、櫛歯の隙間の対角寸法は、√(32.4mm^2+35mm^2)=約47mmとなる。
そうすると、最大硬貨である直径約26.5mmの500円硬貨は、通常は、問題なく櫛歯の隙間とすり抜け異物落下受け5に落下される。そして、2つ折れ紙幣10'は、最小紙幣である1000円紙幣の長手方向は150mm/2=75mm程度となるので、斜めに置かれたとしても、第1の櫛歯36と第2の櫛歯37の対角寸法(約47mm)より大きいので、落下せずに止めることができる。
特開昭63−241689号公報
しかしながら、4つ折れ紙幣などの場合では、紙幣の幅が150mm/4=38mm程度となるので、図14、図15に示したように4つ折れ紙幣10bが斜めに置かれた場合、前述の対角寸法約47mmとなる第1の櫛歯36と第2の櫛歯37の隙間をすり抜けて落下してしまい、そのまま返却容器に排出されればよいが、途中のダクト等に引っ掛かった場合などでは、排出されない場合もあり、確実な返却ができないという問題があった。
或いは、前述のように櫛歯に振動を与え、硬貨12などを落下させるようにするが、図13、図14に示したような上面が平らな櫛歯の形状では、落下せずにとどまる場合もあった。
或いは、また、返却容器は装置が大きくなるのでできるだけ小さくするのが一般的であるが、図16に示したように、多量の硬貨12等が投入された場合などでは、硬貨12等は櫛歯の隙間とすり抜けて落下し返却ダクト9を経由し返却容器13にそのまま順次集積されるので、返却容器13が一杯になって溢れて装置内にこぼれたり、利用者が取り出す際に撒き散らしたりしてしまうような不具合があった。
本発明は、前述の課題を解決するため次の構成を採用する。すなわち、紙幣硬貨を取扱う媒体処理装置において、紙幣を受ける第1の媒体受け手段と、第1の媒体受け手段より先端位置の高さが低い第2の媒体受け手段を、紙幣と硬貨が投入される投入口底部に、硬貨の最大直径寸法以下の間隔で交互に配置し、硬貨が投入された場合は、第1の媒体受け手段と第2の媒体受け手段の間から落下させて返却し、4つ折れ紙幣が投入された場合は、第2の媒体受け手段で受けるようにした。或いは別の発明では、紙幣硬貨を取扱う媒体処理装置において、所定の間隔で櫛歯を有し、紙幣を受ける第1の媒体受け手段と、第1の媒体受け手段の下方であって、第1の媒体受け手段の方向と略直交する方向に第2の媒体受け手段を配置し、第1の媒体受け手段と第2の媒体受け手段とで仕切られて形成した隙間の対角寸法を、4つ折れ紙幣の折り方向の寸法以下とし、硬貨が投入された場合は、第1の媒体受け手段の櫛歯の間から落下させて返却し、4つ折れ紙幣が投入された場合は、第2の媒体受け手段で受けるようにした。
本発明の媒体処理装置によれば、入金口の底部に、交互に高さの異なる櫛歯を設けたので、4つ折れ紙幣の場合でも落下することなく確実に検出し利用者に返却することができ、また硬貨の異物は適確に落下させて返却容器に収納することができる。
以下、本発明に係る実施の形態例を、図面を用いて説明する。なお図面に共通する要素には同一の符号を付す。
実施例1の紙幣入出金機は、入金口1の底部に、硬貨の直径以下の間隔で、交互或いは周期的に高さの異なる櫛歯を複数設けたものである。
(構成)
実施例1の紙幣入出金機は、図1に示したように、図中矢印"開"の方向に移動させて開ける入金口1と、紙幣11の投入を導く入金ダクト2と、入金ダクト2の底部に、図2に示したように所定の間隔で配置され、それぞれ高さが異なる第1の櫛歯6と第2の櫛歯7を交互に設け、これら櫛歯の高さ方向の段差間にセンサ3を配置し、さらに底部側に異物落下受け5及び返却ダクト9を配置し、返却容器13に硬貨12等の異物を収納する構成としている。
(動作)
以上の構成により、通常の入金動作においては、紙幣だけが投入され入金処理が行われるが、折れ紙幣10や硬貨12などが投入された場合、入金処理することができないので、以下のように返却する。
すなわち、紙幣11等の投入を検知すると、一旦入金口1を閉め、第1の櫛歯6或いは第2の櫛歯7に図示しない動力により一定の振動を与え、紙幣11を揃える。そして、図2のA−A断面図である図3に示したように、硬貨12等の異物は、第1の櫛歯6と第2の櫛歯7に段差があるので、第1、第2の櫛歯位置にとどまることはなく、矢印Bのように櫛歯の隙間から異物落下受け5に滑り落ち、返却ダクト9を経由して返却容器13に収納される。そして、利用者に硬貨等の返却をした旨の通知が行われる。
なお、第1の櫛歯6と第2の櫛歯7に段差があり、硬貨12などは自然に落下するので、前述のような振動を与えないようにしてもよいし、第1の櫛歯6と第2の櫛歯7の間隔を硬貨で最も大きい500円硬貨の直径約26.5mm以下とすることができる。
一方、第1の櫛歯6と第2の櫛歯7の間隔を硬貨で最も大きい500円硬貨の直径約26.5mm以下とすることができるので、4つ折れ紙幣10(折れ方向幅約38mm)であっても第2の櫛歯7の位置に停めることができ、センサ3により4つ折れ紙幣10を確実に検出し、利用者に折れ紙幣が投入された旨及び折れを直して再投入するように通知して入金口1を開け、返却することができる。
以上の説明では、図3の断面図ように櫛歯の形状として、高さ方向に長い櫛歯の例として説明したが、上部の形状を硬貨等が落下しやすい形状としたものであればなんでもよく、図4、図5に示したような三角柱や円柱などの形状としてもよいし、或いは、これらを複合するようにしてもよい。
また、第1、第2の櫛歯を設けるように説明したが、図6に示したような第3或いはそれ以上の櫛歯を設けた構成としてもよい。なお、図6の例の場合では、第1の櫛歯と第2の櫛歯、或いは第2と第3の櫛歯の高さ方向の段差間に折れ紙幣を検知する第1のセンサ3と第2のセンサ3'を設けるようにし、各センサで紙幣を検出した場合、折れ紙幣が投入されたと判定し、返却するようにするとよい。
(実施例1の効果)
以上詳細に述べたように、実施例1の紙幣入出機によれば、入金口1の底部に、交互または周期的に高さの異なる櫛歯を設けたので、4つ折れ紙幣などの場合でも落下することなく確実に検出し利用者に返却することができ、また硬貨等の異物は適確に落下させ返却容器に収納することができる。また、櫛歯の先端を平坦でない形状とし交互または周期的に高さの異なる櫛歯を設けたので、櫛歯を振動させる必要もなく振動のための動力も不要とすることもできるという経済的効果もある。
実施例2の紙幣入出金機は、入金口1の底部に、第1の櫛歯と当該第1の櫛歯の方向と略直交する方向にシャフト状の紙幣受け手段を設けたものである。
(構成)
第2の実施例の紙幣入出金機では、第2の櫛歯の代わりにシャフトを設けた構成以外は、実施例1の構成と同様であるので、簡略化のために同様の部分については詳細な説明は省略する。
図7及び図8は、実施例2の紙幣入出金機の構成および第1の櫛歯6、シャフト8の構造図である。同図に示したように、入金ダクト2の底部には、第1の櫛歯6(図8では台形状の櫛歯の例を示している)を設け、その下側にセンサ3を配置し、さらにその下側にシャフト8を第1の櫛歯の方向と略直交する方向である紙幣長手方向に設ける構成としている。
(動作)
以上の構成により、実施例2の紙幣入出金機は以下のように動作する。まず、通常の入金動作においては、紙幣だけが投入され入金処理が行われるが、折れ紙幣10や硬貨12などが投入された場合、入金処理することができないので、以下のようにしてこれらを返却するようにする。
すなわち、紙幣11等の投入を検知すると、一旦入金口1を閉め、第1の櫛歯6或いはシャフト8に図示しない動力により一定の振動を与え、紙幣11を揃えるとともに、硬貨12等の異物はすり抜ける充分な隙間が設けられているので、図8に示したように、第1の櫛歯6やシャフト8にとどまることはなく、隙間から図中矢印のように落下し異物落下受け5に滑り落ち、返却ダクト9を経由して返却容器13に収納される。そして、利用者に硬貨等の返却をした旨の通知が行われる。
また、図9、図10に示したように紙幣11間に硬貨12が挟まり入金された場合などにおいても、前述の振動により硬貨12が紙幣11の間から図中矢印のように落下し、第1の櫛歯をすり抜けてシャフト8にぶつかるが、矢印Bのようにさらに落下し、異物落下受け5、返却ダクト9を経由し返却容器13に収納される。
なお、第1の櫛歯6の隙間から硬貨12は自然に落下するので前述のような振動を与えないようにしても勿論よい。
一方、折れ紙幣10については、第1の櫛歯6の間隔を最大硬貨である500円硬貨の直径約26.5mmが通過する間隔、例えば30mm程度とすることができるので、紙幣の厚さ方向の隙間幅を20mm程度とすると、その対角寸法は、√(30^2+20^2)=36mmとなり、4つ折れ紙幣10(折れ方向の幅約38mm)であってもシャフト8の位置に確実に留めることができる。そして、センサ3により4つ折れ紙幣10を確実に検出し、利用者に折れ紙幣が投入された旨及び折れを直して再投入するように通知して入金口1を開け、返却する。
なお、以上の説明では、図8、図9のようにシャフト8の形状として、円柱状の形状や三角柱状の形状として説明したが、上部形状を硬貨等が落下しやすい形状としたものであればよく、また、部分的にこれらの形状を複合するようにしてもよい。
或いは、以上の説明では、シャフト8を1本設けるように説明したが、2本以上としても勿論よいし、一定の段差をつけて設けるようにしてもよい。
或いは、以上の図の説明では、シャフトを第1の櫛歯と直交する方向として説明したが、正確に直交する必要はなく、一定の角度で斜め方向に設けるようにしてもよい。
(実施例2の効果)
以上詳細に述べたように、実施例2の紙幣入出機によれば、入金口1の底部に、第1の櫛歯と高さの異なる位置に櫛歯の方向と略直交する方向にシャフト状の紙幣受け手段を設けたので、4つ折れ紙幣などの場合でも落下することなく確実に検出し利用者に返却することができ、また硬貨等の異物は確実に落下させ返却容器に収納することができる。さらに、櫛歯等を振動させる必要もないので振動のための動力も不要となるという経済的効果もある。
実施例3の紙幣入出金機は、返却容器の上流側に硬貨を規制して搬送する搬送部を設けたものである。
(構成)
実施例3の紙幣入出金機の構成は、返却容器の上流側に硬貨等を規制して搬送する搬送部を設けた以外は、実施例1と同様であるので、簡略化のために同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
図11は実施例3の紙幣入出金機の構成図である。同図に示したように、入金ダクト2の下側に第1の櫛歯6を設け、その下側にセンサ3を配置し、さらにその下側にシャフト8を紙幣長手方向に設ける構成は実施例2と同様である。さらにその下側に返却ダクト9'を配置し、その下側に、搬送部30を配置しており、その右側には硬貨12等を収納し利用者に返却する返却容器13が設けられている。なお、返却ダクト9'は必要な構成ではなく、第1の櫛歯6の下側に搬送部30を配置するような構成としても勿論よい。
そして、前記搬送部30は、左右両側に規制部33a、33bが配置され、規制部33bは搬送ベルト32上部表面からΔdsの隙間ができるように配置されている。そして、さらに下側の左側には、搬送ベルト32を矢印E及びF方向に移動させる搬送ローラ31aと右側に搬送プーリ31bが設けられている。なお、前記Δdsは、想定される硬貨の内、最も厚い硬貨の厚さより広い幅とし、日本の硬貨であれば500円硬貨の厚さが約2mmであるので、3mm程度以上とすればよい。
(動作)
以上の構成により、実施例3の紙幣入出金機は以下のように動作する。まず、硬貨12などが投入されると、入金口1を閉じ、第1の櫛歯6或いはシャフト8に図示しない動力により一定の振動を与える。すると、第1の櫛歯6とシャフト8隙間から硬貨12などが落下し、異物落下受け5を滑り落ち、返却ダクト9を経由して搬送ベルト32上に集積される。
すると、硬貨等が集積したことを図示しないセンサ等により検知し、搬送ローラ31aを駆動し、搬送ベルト32を矢印E方向に搬送させる。すると、集積された硬貨12は右側の規制部33bにぶつかり、一枚の硬貨12bは隙間Δdsを通過し、返却硬貨12bとして返却容器13に収納される。一方、規制部33bにぶつかり規制された残留硬貨12aは、前記下側の硬貨12bが隙間Δdsを通過すると搬送ベルト32上に落下し、搬送ベルト32の搬送により隙間Δdsを通って返却容器13に収納される。
以上の動作が繰り返され、図示しないセンサ等により返却容器13が適度に一杯になることを検知し(光学的なセンサでも重量のセンサなどでもよい)、適度に一杯になったときに、搬送ローラ31aを逆回転させ、搬送ベルト32をF方向に一定量戻して停止する。そして、利用者が返却容器13から返却硬貨を取り出しことを検出すると、再び前述と同様の動作により、硬貨12等を返却容器13に順次収納する。
以上の動作を行うことにより、返却容器13に硬貨12bが溢れることなく、常に適度な量で集積されることになる。
なお、以上の説明では、Δdsを一枚の硬貨が通過する高さとして説明したが、2枚以上の硬貨が通過する適当な高さとしても勿論よい。或いは、搬送部30の搬送をベルトにて行う例を示したが、ベルトで有る必要はなく、1個或いは3個以上のローラとした構成としてもよいし、超音波モータを用いた搬送機構としてもよい。或いは、紙幣11の厚さ方向に搬送ベルト32を設ける構成として説明したが、紙幣11の長手方向に搬送ベルト32を設ける構成としても勿論よい。
(実施例3の効果)
以上詳細に述べたように、実施例3の紙幣入出機によれば、返却容器13の上流側に硬貨12等を規制して搬送する搬送部を設けたので、多量の硬貨等が投入された場合などでも、返却容器13が一杯になって溢れて装置内にこぼれたり、利用者が硬貨等を取り出す際に撒き散らしたりしてしまうようなことがない。
《その他の変形例》
以上述べた実施形態例の他、以下の変形例の実施形態としても本発明の同様の作用、効果が得られる。すなわち、
(1)以上の実施例の説明では、日本国の紙幣・硬貨を取り扱う例を示したが、勿論諸外国の紙幣・硬貨を取り扱う場合においても、その最小紙幣、最大硬貨の寸法により櫛歯の間隔やΔds等を若干補正する必要があるが、同様の作用・効果が得られる。
(2)以上の実施例の説明では、紙幣および硬貨を取り扱う媒体として説明したが、紙幣ではなく債権証書や入場券などのように折れる紙葉状の媒体、或いは硬貨ではなくカードなどのように折れない媒体であればよく、また円形状のものでなくても同様の作用・効果が得られる。
(3)以上の実施例の説明では、櫛歯やシャフトの材料については説明しなかったが、紙幣等の紙葉状の媒体を保持できる程度の強度のある材料であれば任意でよい。例えば、紙葉状の媒体は保持できる強度で、一般に紙葉状の媒体より重い固定状の媒体は保持できない中間の強度の材料とするようにしてもよい。このような材料にすれば、折れた紙葉類の媒体の落下を防止するために櫛歯の間隔をさらに狭くしても、異物である重い媒体は落下させることができる。
以上述べたように、本発明は、紙葉状の媒体や固定形状の媒体を取り扱う紙幣入出金機や債権回収発行機や券回収発行機などの媒体処理装置に広く用いることができる。
実施例1の入金機構の構成図である。 実施例1の櫛歯の構成図である。 図2の櫛歯のA−A断面図である。 別の櫛歯の例(図2のA−A断面図)である。 別の櫛歯の例(図2のA−A断面図)である。 別の櫛歯の例(図2のA−A断面図)である。 実施例2の入金機構の構成である。 実施例2の櫛歯の構成及び動作説明図である。 実施例2の櫛歯の構成及び動作説明図である。 実施例2の紙幣入出金機の動作説明図である。 実施例3の入金機構の構成図である。 従来の入金機構の構成図である。 従来の櫛歯の構成図である。 従来の櫛歯の構成図である。 従来の櫛歯の上面図である。 従来の入金機構の構成及び動作説明図である。
符号の説明
1 入出金口
2 入金ダクト
3 センサ
5 異物落下受け
6、36 第1の櫛歯
7、37 第2の櫛歯
8 シャフト
9 返却ダクト
10、10a、10b 4つ折れ紙幣
10' 2つ折れ紙幣
11 紙幣
12 硬貨
13 返却容器
30 搬送部
33 規制部

Claims (5)

  1. 紙幣硬貨を取扱う媒体処理装置において、
    紙幣を受ける第1の媒体受け手段と、
    第1の媒体受け手段より先端位置の高さが低い第2の媒体受け手段を、紙幣と硬貨が投入される投入口底部に、硬貨の最大直径寸法以下の間隔で交互に配置し、
    硬貨が投入された場合は、第1の媒体受け手段と第2の媒体受け手段の間から落下させて返却し、4つ折れ紙幣が投入された場合は、第2の媒体受け手段で受けることを特徴とする媒体処理装置。
  2. 紙幣硬貨を取扱う媒体処理装置において、
    所定の間隔で櫛歯を有し、紙幣を受ける第1の媒体受け手段と、
    第1の媒体受け手段の下方であって、第1の媒体受け手段の方向と略直交する方向に第2の媒体受け手段を配置し、
    第1の媒体受け手段と第2の媒体受け手段とで仕切られて形成した隙間の対角寸法を、4つ折れ紙幣の折り方向の寸法以下とし、
    硬貨が投入された場合は、第1の媒体受け手段の櫛歯の間から落下させて返却し、4つ折れ紙幣が投入された場合は、第2の媒体受け手段で受けることを特徴とする媒体処理装置。
  3. 第1の媒体受け手段の先端位置と第2の媒体受け手段の先端位置の間に、紙幣を検知する紙幣検知手段を設け、
    4つ折れ紙幣が投入された場合は、前記紙幣検知手段で検知して通知することを特徴とする請求項1または請求項2記載の媒体処理装置。
  4. 前記媒体受け手段の上面を平坦でない形状としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の媒体処理装置。
  5. 前記媒体受け手段を通過し落下した硬貨を収納する返却容器の上流に、硬貨が通過する高さを規制して前記返却容器へ所定枚数以下ずつ収納可能とした搬送部を水平に設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の媒体処理装置。
JP2004244583A 2004-08-25 2004-08-25 媒体処理装置 Expired - Fee Related JP4544940B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004244583A JP4544940B2 (ja) 2004-08-25 2004-08-25 媒体処理装置
CN2010102519912A CN101916468B (zh) 2004-08-25 2005-08-25 介质处理装置
CN 200510096585 CN1746926B (zh) 2004-08-25 2005-08-25 介质处理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004244583A JP4544940B2 (ja) 2004-08-25 2004-08-25 媒体処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006065435A JP2006065435A (ja) 2006-03-09
JP4544940B2 true JP4544940B2 (ja) 2010-09-15

Family

ID=36111908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004244583A Expired - Fee Related JP4544940B2 (ja) 2004-08-25 2004-08-25 媒体処理装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4544940B2 (ja)
CN (2) CN101916468B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5028910B2 (ja) 2006-08-23 2012-09-19 沖電気工業株式会社 媒体処理装置
JP5664355B2 (ja) * 2011-03-09 2015-02-04 沖電気工業株式会社 紙葉類処理装置及び取引装置
JP5821599B2 (ja) * 2011-12-13 2015-11-24 沖電気工業株式会社 異物排出装置及び紙葉類取扱装置
JP5690786B2 (ja) * 2012-09-05 2015-03-25 東芝テック株式会社 貨幣入出金装置
CN103268672B (zh) * 2013-04-21 2015-03-25 李陈 地铁车票自助售票机的接币槽结构
CN105096448A (zh) * 2015-08-25 2015-11-25 昆山古鳌电子机械有限公司 纸币处理装置
JP6665619B2 (ja) * 2016-03-23 2020-03-13 日本電気株式会社 現金処理装置
CN106296981A (zh) * 2016-07-29 2017-01-04 华南理工大学 一种搭载纸币整理机构的钱币分离装置

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62125489A (ja) * 1985-11-26 1987-06-06 富士通株式会社 自動取引装置
JPS62260290A (ja) * 1986-05-07 1987-11-12 グローリー工業株式会社 硬貨入金機の計数処理方法
JPS634391A (ja) * 1986-06-25 1988-01-09 株式会社日立製作所 紙葉類挾持機構
JPS63241689A (ja) * 1987-03-30 1988-10-06 株式会社東芝 自動取引装置
JPH01234913A (ja) * 1988-03-16 1989-09-20 Hitachi Ltd 端末装置
JPH01147469U (ja) * 1988-04-01 1989-10-12
JPH05258150A (ja) * 1992-03-13 1993-10-08 Hitachi Ltd 紙幣自動取扱い装置
JPH08202922A (ja) * 1995-01-24 1996-08-09 Hitachi Ltd 紙葉類取扱い装置
JPH10172025A (ja) * 1996-12-12 1998-06-26 Glory Ltd 紙幣収納装置
JP2002074458A (ja) * 2000-09-01 2002-03-15 Hitachi Ltd 紙葉類取扱装置
JP2004147880A (ja) * 2002-10-30 2004-05-27 Aruze Corp 遊技機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0141645A3 (en) * 1983-11-07 1988-09-07 NABISCO BRANDS, Inc. Canine biscuit containing discrete particles of meat and other materials and method for making same
DE19603876A1 (de) * 1996-02-03 1997-08-07 Reis Standardwerk Einrichtung zum durchmesserabhängigen Sortieren und/oder Zählen von Münzen längs einer Sortierstrecke
CN2291684Y (zh) * 1997-02-28 1998-09-16 吴时欣 硬币分拣机

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62125489A (ja) * 1985-11-26 1987-06-06 富士通株式会社 自動取引装置
JPS62260290A (ja) * 1986-05-07 1987-11-12 グローリー工業株式会社 硬貨入金機の計数処理方法
JPS634391A (ja) * 1986-06-25 1988-01-09 株式会社日立製作所 紙葉類挾持機構
JPS63241689A (ja) * 1987-03-30 1988-10-06 株式会社東芝 自動取引装置
JPH01234913A (ja) * 1988-03-16 1989-09-20 Hitachi Ltd 端末装置
JPH01147469U (ja) * 1988-04-01 1989-10-12
JPH05258150A (ja) * 1992-03-13 1993-10-08 Hitachi Ltd 紙幣自動取扱い装置
JPH08202922A (ja) * 1995-01-24 1996-08-09 Hitachi Ltd 紙葉類取扱い装置
JPH10172025A (ja) * 1996-12-12 1998-06-26 Glory Ltd 紙幣収納装置
JP2002074458A (ja) * 2000-09-01 2002-03-15 Hitachi Ltd 紙葉類取扱装置
JP2004147880A (ja) * 2002-10-30 2004-05-27 Aruze Corp 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
CN1746926A (zh) 2006-03-15
CN101916468B (zh) 2012-11-21
JP2006065435A (ja) 2006-03-09
CN101916468A (zh) 2010-12-15
CN1746926B (zh) 2011-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5125006B2 (ja) 紙幣処理装置
TWI403983B (zh) Paper processing apparatus and method
JPH0721832B2 (ja) 紙幣処理装置
CN101916468B (zh) 介质处理装置
JP6052059B2 (ja) 媒体集積装置及び媒体処理装置
JP6165652B2 (ja) 紙葉類入出装置
JP5028910B2 (ja) 媒体処理装置
WO2015107730A1 (ja) 紙幣処理装置及び紙幣取引装置
JP4425603B2 (ja) 硬貨入出金装置
JP4111081B2 (ja) 紙幣入出金装置
JP6532662B2 (ja) 紙葉類繰出機構および紙葉類処理装置
JP6511764B2 (ja) 媒体集積装置及び媒体取引装置
JP5176515B2 (ja) 硬貨処理装置および自動取引装置
JP4178726B2 (ja) 紙幣処理装置
JP4294439B2 (ja) 硬貨貯留装置
JP6828447B2 (ja) 紙葉類処理装置
JP5527393B2 (ja) 紙幣処理装置
JP6099441B2 (ja) 紙葉類集積装置および紙葉類集積方法
JPH0962896A (ja) 現金自動取引装置の異物排除方法
JP2018184289A (ja) 媒体処理装置及び自動取引装置
JP4608814B2 (ja) 媒体処理装置
JPH08202922A (ja) 紙葉類取扱い装置
JP2009080611A (ja) 現金自動取引装置
JP2003151006A (ja) 現金自動処理装置
CN115136213A (zh) 纸张类处理装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060923

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060929

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20061013

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100629

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4544940

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees