JPH08202922A - 紙葉類取扱い装置 - Google Patents
紙葉類取扱い装置Info
- Publication number
- JPH08202922A JPH08202922A JP7008717A JP871795A JPH08202922A JP H08202922 A JPH08202922 A JP H08202922A JP 7008717 A JP7008717 A JP 7008717A JP 871795 A JP871795 A JP 871795A JP H08202922 A JPH08202922 A JP H08202922A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は異物返却路を備えた紙葉類取扱い装
置の小形化を目的とする。 【構成】 異物返却路９は紙葉類受入口の下方に、振動
可能な機構にて設置されていて、装置の一方の側面から
反対の側面に向かって傾斜している。又、異物返却路９
の一部が、加振手段１ａ，１ｂに接するように構成され
ている。この異物返却路９の幅は、流通硬貨Ｃの外径以
下となっているか、もしくは、案内板９ａにて仕切られ
ている。 【効果】 異物返却路を備えた紙葉類取扱い装置を小形
化できる。又、異物返却口をより上方に設けることがで
き、利用客へのサービス性を向上することができる。異
物の返却時間を早くでき、取り忘れを防止できる。
置の小形化を目的とする。 【構成】 異物返却路９は紙葉類受入口の下方に、振動
可能な機構にて設置されていて、装置の一方の側面から
反対の側面に向かって傾斜している。又、異物返却路９
の一部が、加振手段１ａ，１ｂに接するように構成され
ている。この異物返却路９の幅は、流通硬貨Ｃの外径以
下となっているか、もしくは、案内板９ａにて仕切られ
ている。 【効果】 異物返却路を備えた紙葉類取扱い装置を小形
化できる。又、異物返却口をより上方に設けることがで
き、利用客へのサービス性を向上することができる。異
物の返却時間を早くでき、取り忘れを防止できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、紙葉類受入口に誤って
投入された異物を装置外に導く異物返却路を有する紙葉
類取扱い装置に関し、特に装置の低価格化・小形化を実
現するのに好適な紙葉類取扱い装置に関する。
投入された異物を装置外に導く異物返却路を有する紙葉
類取扱い装置に関し、特に装置の低価格化・小形化を実
現するのに好適な紙葉類取扱い装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の装置では、特開昭６２−１２５４
９０号公報に記載されているように、誤って紙葉類受入
口に投入された異物を、紙葉類受入口の下方に設けられ
た、無端ベルト等による異物搬送機構を具備した異物返
却路によって、装置外に排出する構造となっていた。
９０号公報に記載されているように、誤って紙葉類受入
口に投入された異物を、紙葉類受入口の下方に設けられ
た、無端ベルト等による異物搬送機構を具備した異物返
却路によって、装置外に排出する構造となっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の異物返却路を設
けた紙葉類取扱い装置は、紙葉類受入口の下方に、無端
ベルト等による異物搬送機構を設けてあり、無端ベルト
を走行させることにより紙葉類受入口から無端ベルト上
に落下した異物を装置外に排出していた。そのため、無
端ベルト、ローラ、シャフト、又無端ベルトを走行させ
るための手段として、モータ、ギヤ等が必要となり、部
品点数が多く、駆動のための制御装置が必要であった。
本発明の目的は、紙葉類取扱い装置において部品点数の
少ない簡素な構成で、小形の異物返却路を実現すること
である。
けた紙葉類取扱い装置は、紙葉類受入口の下方に、無端
ベルト等による異物搬送機構を設けてあり、無端ベルト
を走行させることにより紙葉類受入口から無端ベルト上
に落下した異物を装置外に排出していた。そのため、無
端ベルト、ローラ、シャフト、又無端ベルトを走行させ
るための手段として、モータ、ギヤ等が必要となり、部
品点数が多く、駆動のための制御装置が必要であった。
本発明の目的は、紙葉類取扱い装置において部品点数の
少ない簡素な構成で、小形の異物返却路を実現すること
である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、異物返却路（図１の９）を傾斜させ、異物返却路
の幅を流通硬貨の直径より狭く構成する。
めに、異物返却路（図１の９）を傾斜させ、異物返却路
の幅を流通硬貨の直径より狭く構成する。
【０００５】
【作用】本発明によれば、異物返却路の幅（あるいは案
内板にてしきられた返却路幅）を狭く設定することによ
り、硬貨は立位状態となるため、傾斜した異物返却路を
転がり、短時間で返却口に返却することができる。又、
返却口をより高い位置に設けることができ、利用客への
サービス性を向上することができる。又、紙葉類受入口
の堆積手段（羽根車）あるいは紙葉類処理手段（羽根車
と同一軸上に設けたカム）を利用して異物返却路に振動
を与えることにより、クリップ等の異物は、容易に異物
返却路の下流側へと落下する。さらに、部品点数の少な
い機構のため、装置を小型化し安価に構成することがで
きる。なお、紙葉類分離手段より上流側で硬貨等を返却
することができるので、装置損傷を防ぎ、装置の信頼性
を高める。
内板にてしきられた返却路幅）を狭く設定することによ
り、硬貨は立位状態となるため、傾斜した異物返却路を
転がり、短時間で返却口に返却することができる。又、
返却口をより高い位置に設けることができ、利用客への
サービス性を向上することができる。又、紙葉類受入口
の堆積手段（羽根車）あるいは紙葉類処理手段（羽根車
と同一軸上に設けたカム）を利用して異物返却路に振動
を与えることにより、クリップ等の異物は、容易に異物
返却路の下流側へと落下する。さらに、部品点数の少な
い機構のため、装置を小型化し安価に構成することがで
きる。なお、紙葉類分離手段より上流側で硬貨等を返却
することができるので、装置損傷を防ぎ、装置の信頼性
を高める。
【０００６】
【実施例】本発明を紙幣取扱い装置に適用した一実施例
を図面を用いて詳細に説明する。図１は、本発明の一実
施例における紙幣取扱い装置の全体構成図である。本実
施例の紙幣取扱い装置は、紙幣の出し入れを行なうため
の、紙幣を一枚づつ分離する分離部と紙幣を堆積する堆
積部とを備えた入出金口１と、紙幣を搬送する搬送路２
と、紙幣の真偽、正損、搬送状態等を鑑別する鑑別部３
と、入金紙幣を一時堆積する一時堆積部４と、入金紙幣
を出金紙幣として金種別に収納する還流収納庫５、６
と、出金に適さない紙幣を収納する着脱可能な非還流収
納庫７と、着脱可能で回収・補充の為の紙幣を収納する
金庫８と、誤って入出金口１に投入された硬貨を受け止
め、紙幣取扱い装置の外へと導く異物返却路９と、返却
口１０から構成されている。
を図面を用いて詳細に説明する。図１は、本発明の一実
施例における紙幣取扱い装置の全体構成図である。本実
施例の紙幣取扱い装置は、紙幣の出し入れを行なうため
の、紙幣を一枚づつ分離する分離部と紙幣を堆積する堆
積部とを備えた入出金口１と、紙幣を搬送する搬送路２
と、紙幣の真偽、正損、搬送状態等を鑑別する鑑別部３
と、入金紙幣を一時堆積する一時堆積部４と、入金紙幣
を出金紙幣として金種別に収納する還流収納庫５、６
と、出金に適さない紙幣を収納する着脱可能な非還流収
納庫７と、着脱可能で回収・補充の為の紙幣を収納する
金庫８と、誤って入出金口１に投入された硬貨を受け止
め、紙幣取扱い装置の外へと導く異物返却路９と、返却
口１０から構成されている。
【０００７】図２に入出金口１周辺の構成を示す。紙幣
を堆積するための羽根車１ａは、搬送路の回転する軸に
取り付けられている。底板１ｃは櫛型となっており、紙
幣を受け止め、硬貨やクリップ等の異物が隙間から落下
するしくみになっている。異物返却路９は、底板１ｃの
下に設置され、異物を返却口１０へと導く。又、流通硬
貨を立てて転がすために、異物返却路９の幅は流通硬貨
の外径より小さくなっているか、もしくは、異物返却路
９が案内板９ａにより、流通硬貨の外径より小さく仕切
られている。さらに、異物返却路９の一上端は羽根車１
ａと接しており、搬送路２が回転すると羽根車１ａに断
続的に叩かれて振動する。なお、加振手段としてカム１
ｂを羽根車１ａと同一軸上に設けてもよい。また、図２
において、Ｃは硬貨、Ｐは押板、Ｌ1は寸法をそれぞれ
示す。
を堆積するための羽根車１ａは、搬送路の回転する軸に
取り付けられている。底板１ｃは櫛型となっており、紙
幣を受け止め、硬貨やクリップ等の異物が隙間から落下
するしくみになっている。異物返却路９は、底板１ｃの
下に設置され、異物を返却口１０へと導く。又、流通硬
貨を立てて転がすために、異物返却路９の幅は流通硬貨
の外径より小さくなっているか、もしくは、異物返却路
９が案内板９ａにより、流通硬貨の外径より小さく仕切
られている。さらに、異物返却路９の一上端は羽根車１
ａと接しており、搬送路２が回転すると羽根車１ａに断
続的に叩かれて振動する。なお、加振手段としてカム１
ｂを羽根車１ａと同一軸上に設けてもよい。また、図２
において、Ｃは硬貨、Ｐは押板、Ｌ1は寸法をそれぞれ
示す。
【０００８】図３に異物返却路９周辺の詳細図を示す。
異物返却路９は、装置の一方の側面から反対の側面に向
かって傾斜している。又、異物返却路９は、図示しない
振動可能な機構にて設置されていて、搬送路２が回転す
ると加振手段により振動する。
異物返却路９は、装置の一方の側面から反対の側面に向
かって傾斜している。又、異物返却路９は、図示しない
振動可能な機構にて設置されていて、搬送路２が回転す
ると加振手段により振動する。
【０００９】次に、入金処理時に誤投入された硬貨の動
きを説明する。入金処理時に紙幣と共に誤って硬貨が入
出金口１に投入されると、底板１ｃにより紙幣と分離さ
れて、異物返却路９に落下する。案内板９ａが設けられ
ていれば、硬貨は立ったままの状態で転がり落ち、返却
口１０へと送られる。この時、搬送路２を回転させると
異物返却路９は振動するので、より速く硬貨を返却する
ことができる。又、加振手段としてカム１ｂを設けてい
れば、上記の動作はより一層確実になる。
きを説明する。入金処理時に紙幣と共に誤って硬貨が入
出金口１に投入されると、底板１ｃにより紙幣と分離さ
れて、異物返却路９に落下する。案内板９ａが設けられ
ていれば、硬貨は立ったままの状態で転がり落ち、返却
口１０へと送られる。この時、搬送路２を回転させると
異物返却路９は振動するので、より速く硬貨を返却する
ことができる。又、加振手段としてカム１ｂを設けてい
れば、上記の動作はより一層確実になる。
【００１０】本実施例によれば、異物返却路９に振動を
与えることにより、異物返却路９の傾斜角を小さくで
き、異物返却路９の垂直方向寸法Ｌ1を小さくすること
ができる。それにより、 （１）異物返却路を備えた紙幣取扱い装置を小さくする
ことができる。 （２）返却口１０を従来のものより上方に設けることが
でき、利用客へのサービス性が向上する。 という効果が有り、かつ、加振手段に羽根車１ａを利用
しているので、機構が簡易で安価にできるという効果が
ある。加振手段カム１ｂを設けた場合でも、部材追加は
最少限におさえられる。又、硬貨が返却路を通過する速
度も速くなることから、返却時間を早くできるという効
果が有り、これは、取り忘れ防止対策にもなる。
与えることにより、異物返却路９の傾斜角を小さくで
き、異物返却路９の垂直方向寸法Ｌ1を小さくすること
ができる。それにより、 （１）異物返却路を備えた紙幣取扱い装置を小さくする
ことができる。 （２）返却口１０を従来のものより上方に設けることが
でき、利用客へのサービス性が向上する。 という効果が有り、かつ、加振手段に羽根車１ａを利用
しているので、機構が簡易で安価にできるという効果が
ある。加振手段カム１ｂを設けた場合でも、部材追加は
最少限におさえられる。又、硬貨が返却路を通過する速
度も速くなることから、返却時間を早くできるという効
果が有り、これは、取り忘れ防止対策にもなる。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、紙葉類取扱い装置の機
能を低下させることなく、小形化することができる。
又、返却口をより高い位置に設けることができ、利用客
へのサービス性を向上することができることと、部品点
数の少ない機構のため、安価にすることができる。さら
に、異物返却路での異物の落下速度も速くなるので、返
却時間を早くでき、取り忘れ防止の効果もある。
能を低下させることなく、小形化することができる。
又、返却口をより高い位置に設けることができ、利用客
へのサービス性を向上することができることと、部品点
数の少ない機構のため、安価にすることができる。さら
に、異物返却路での異物の落下速度も速くなるので、返
却時間を早くでき、取り忘れ防止の効果もある。
【図１】本発明の一実施例における紙幣取扱い装置の全
体構成図である。
体構成図である。
【図２】本発明の一実施例における紙幣取扱い装置の入
出金口周辺の詳細図である。
出金口周辺の詳細図である。
【図３】本発明の一実施例における紙幣取扱い装置の硬
貨返却路周辺の詳細図である。
貨返却路周辺の詳細図である。
１−入出金口、１ａ−羽根車、１ｂ−カム、１ｃ−底
板、２−搬送路、３−鑑別部、４−一時堆積部、５、６
−還流収納庫、７−非還流収納庫、８−金庫、９−異物
返却路、９ａ−案内板、１０−返却口、Ｃ−硬貨、Ｐ−
押板、Ｌ1−寸法。
板、２−搬送路、３−鑑別部、４−一時堆積部、５、６
−還流収納庫、７−非還流収納庫、８−金庫、９−異物
返却路、９ａ−案内板、１０−返却口、Ｃ−硬貨、Ｐ−
押板、Ｌ1−寸法。
Claims (1)
- 【請求項１】 少なくとも紙葉類受入口と、該紙葉類受
入口に投入された異物を紙葉類と分離して異物返却口に
導く異物返却路とからなる紙葉類取扱い装置において、 該異物返却路を傾斜させて配置し、該異物返却路の幅が
流通硬貨の直径より狭くなるように構成したことを特徴
とする紙葉類取扱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00871795A JP3467886B2 (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 紙葉類取扱い装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00871795A JP3467886B2 (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 紙葉類取扱い装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08202922A true JPH08202922A (ja) | 1996-08-09 |
| JP3467886B2 JP3467886B2 (ja) | 2003-11-17 |
Family
ID=11700703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00871795A Expired - Fee Related JP3467886B2 (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 紙葉類取扱い装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3467886B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006065435A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Oki Electric Ind Co Ltd | 媒体処理装置 |
| JP2010055443A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Hitachi Omron Terminal Solutions Corp | 現金自動取引装置 |
| JP2012174118A (ja) * | 2011-02-23 | 2012-09-10 | Hitachi Omron Terminal Solutions Corp | 硬貨入出金機構及び自動取引機 |
| CN102745492A (zh) * | 2012-06-29 | 2012-10-24 | 江苏保力自动化科技有限公司 | 一种涉及人民币钱把无动力输送机构 |
-
1995
- 1995-01-24 JP JP00871795A patent/JP3467886B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006065435A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Oki Electric Ind Co Ltd | 媒体処理装置 |
| JP4544940B2 (ja) * | 2004-08-25 | 2010-09-15 | 沖電気工業株式会社 | 媒体処理装置 |
| JP2010055443A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Hitachi Omron Terminal Solutions Corp | 現金自動取引装置 |
| JP2012174118A (ja) * | 2011-02-23 | 2012-09-10 | Hitachi Omron Terminal Solutions Corp | 硬貨入出金機構及び自動取引機 |
| CN102745492A (zh) * | 2012-06-29 | 2012-10-24 | 江苏保力自动化科技有限公司 | 一种涉及人民币钱把无动力输送机构 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3467886B2 (ja) | 2003-11-17 |
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Legal Events
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