JP4544198B2 - 車両用シート装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に配置される車両用シート装置に関する。
車両用シート装置においては、シートバックを倒すことでシートをフルフラット状にできるものがある(例えば、特許文献1参照)。このようなシートでは、走行時のホールド性を良くするために通常はシートバックの幅方向両側が車両前方側へ突出しているので、シートをフルフラット状にしても、シートバックの幅方向中央部と幅方向両側部との間に段差を残した状態となっている。
このため、この従来の車両用シート装置では、フルフラット状態のシート上に乗員が横になる場合、シートバック上での拘束性が高く、くつろぎにくい。
特開平11−266952号公報
本発明は、上記事実を考慮して、走行時のホールド性を確保しながら、フルフラット時にくつろぎやすいシートアレンジが可能な車両用シート装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載する本発明の車両用シート装置は、乗員が着座するシートクッションと、略逆U字状のシートバックフレームにより骨格部が構成され、前記シートクッションの後端部に配置されてリクライニング機構によって傾倒可能とされ、起立状態では、背もたれ面側のシート幅方向における両側部が中央部に比べて突出したシートバックと、前記シートバックを前記シートクッションと平坦状に連続させる後倒時に前記シートバックの前記中央部を前記両側部との段差をなくす方向へ変位させる変位手段と、を有し、前記変位手段は、前記シートバックフレームの正面視で前記シートバックフレームの内側に配置され、略矩形枠状に形成されると共に左右両サイド部間に架け渡された複数本のSバネを介して前記シートバックの前記中央部を支持するサブフレームと、前記シートバックフレームのサイド部に一端部が相対回転可能に連結されると共に、他端部が前記サブフレームのサイド部に相対回転可能に連結されるリンク部材と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載する本発明の車両用シート装置によれば、シートバックは、起立状態では、背もたれ面側のシート幅方向における両側部が中央部に比べて突出しているので、走行時には、着座した乗員の側方が背もたれ面側の両側部によって支持され、走行時のホールド性を確保することができる。また、シートバックをシートクッションと平坦状に連続させる後倒時(シートのフルフラット時)には、変位手段がシートバックの中央部を両側部との段差をなくす方向へ変位させるので、シートバックの中央部の表面と両側部の表面とが面一になる。これによって、乗員がシート上で横になる場合にくつろぎやすいシートアレンジになる。
ここで、変位手段はサブフレーム及びリンク部材を含んで構成されている。サブフレームは、シートバックフレームの正面視でシートバックフレームの内側に配置され、略矩形枠状に形成されると共に左右両サイド部間に架け渡された複数本のSバネを介してシートバックの中央部を支持する。これに対して、リンク部材は、シートバックフレームのサイド部に一端部が相対回転可能に連結されると共に、他端部がサブフレームのサイド部に相対回転可能に連結される。これらにより、変位手段は、リクライニング機構によるシートバックの傾倒時にリンク部材を回動させることで、サブフレームを変位させる。これによって、シートバックの中央部が変位する。
請求項2に記載する本発明の車両用シート装置は、請求項1記載の構成において、前記変位手段は、前記リクライニング機構による前記シートバックの傾倒時に前記シートバックの回動方向と同じ方向に前記リンク部材を回動させることで前記サブフレームを変位させることを特徴とする
請求項2に記載する本発明の車両用シート装置によれば、変位手段は、リクライニング機構によるシートバックの傾倒時にシートバックの回動方向と同じ方向にリンク部材を回動させることでサブフレームを変位させる。これによって、シートバックの中央部が変位する。
請求項に記載する本発明の車両用シート装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記変位手段は、前記リクライニング機構による前記シートバックの傾倒に機械的に連動して前記中央部を変位させることを特徴とする。
請求項に記載する本発明の車両用シート装置によれば、変位手段は、リクライニング機構によるシートバックの傾倒に機械的に連動して中央部を変位させるので、簡単な機械的構成でシートのフルフラット時にシートバックの中央部と両側部との段差をなくして面一状態にすることができる。
請求項に記載する本発明の車両用シート装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記シートバックの位置を検出する位置検出手段を有し、前記位置検出手段からの出力信号に基づいて前記変位手段が前記中央部を変位させることを特徴とする。
請求項に記載する本発明の車両用シート装置によれば、シートバックの位置を検出する位置検出手段からの出力信号に基づいて変位手段が中央部を変位させるので、シートのフルフラット時には、シートバックにおけるフルフラットの位置を検出した位置検出手段からの出力信号に基づいて変位手段がシートバックの中央部を両側部との段差をなくす方向へ変位させる。これによって、シートバックの中央部の表面と両側部の表面とが面一になる。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の車両用シート装置によれば、走行時のホールド性を確保しながら、フルフラット時にくつろぎやすいシートアレンジにできるという優れた効果を有する。
請求項2に記載の車両用シート装置によれば、リクライニング機構によるシートバックの傾倒時にシートバックの回動方向と同じ方向にリンク部材を回動させることでサブフレームを変位させるので、これによって、シートバックの中央部を変位させることができるという優れた効果を有する。
請求項に記載の車両用シート装置によれば、簡単な機械的構成で、シートのフルフラット時にシートバックの中央部の表面と両側部の表面とを面一にすることができるという優れた効果を有する。
請求項に記載の車両用シート装置によれば、位置検出手段からの出力信号に基づいて、シートのフルフラット時にシートバックの中央部の表面と両側部の表面とを面一にすることができるという優れた効果を有する。
[第1実施形態]
本発明における車両用シート装置の第1の実施形態を図面に基づき説明する。なお、図中の矢印UPは車両の上方向、矢印FRは車両の前方向をそれぞれ示す。
図1に示されるように、車両用シート装置10は、乗員が着座するシートクッション12と、このシートクッション12の後端部に配置されてリクライニング機構14(図2参照)によって傾倒可能とされたシートバック16と、このシートバック16の上端部に上下調節可能に設けられて乗員の頭部を支持するヘッドレスト18と、を含んで構成されている。
シートクッション12の上面部は、乗員が着座する着座部12Aとされている。シートクッション12は、スライド機構(図示省略)によって車両前後方向にスライド移動可能とされている。図2に示されるように、シートクッション12の後端側に配置されるリクライニング機構14には、リクライニング中心軸15がシート幅方向(図2では紙面垂直な方向)を軸方向として配置されており(図4参照)、リクライニング時にはシートバック16がリクライニング中心軸15を回転中心軸として回転するようになっている。
着座した乗員の背中を支持するためのシートバック16は、シート後部を構成しており、シートバック16の骨格部を構成するシートバックフレーム20を備えている。シートバックフレーム20には、図5に示されるように、シートバックパッド22が取り付けられている。シートバックパッド22は、ウレタン等の樹脂を用いて所定の硬度に設定されてシートバック16の形状を作り出すと共に弾性変形可能とされている。シートバックパッド22の表面は、表皮材24によって覆われている。
図1に示されるように、シートバック16は、起立状態では、背もたれ面17側のシート幅方向(矢印10W方向)における両側部としてのサイドサポート部16Aが中央部としての背もたれ部16Bに比べて車両前方側へ突出している。サイドサポート部16Aは、走行時のホールド性を確保するために設けられており、走行状態では、着座した乗員の側方を支持するようになっている。
図4に示されるように、シートバックフレーム20は、シート幅方向(矢印10W方向)の側部内に配置されてシート上下方向(矢印10H方向)へ延在されるサイド部20Aと、シートバック16内の上部においてシート幅方向(矢印10W方向)に沿って延在すると共に屈曲された両側が一対のサイド部20Aと強固に固着されるトップ部20Bと、を備えており、全体としては略逆U字状に形成されている。左右一対のサイド部20Aは、プレス成形により板材を折り曲げて形成されており、互いに対向する略コ字状若しくは略C字状の開き断面とされている。トップ部20Bは、パイプ材を略コ字状に折り曲げて形成されている。トップ部20Bにおけるシート幅方向(矢印10W方向)の中央寄りには、支持筒部20Cがアーク溶接されており、この支持筒部20Cにヘッドレスト18用のステー19を挿脱できるようになっている。
図2及び図4に示されるように、シートバックフレーム20のサイド部20Aには、リンク部材26を介して略矩形枠状のサブフレーム30が連結されている。リンク部材26は、シートバックフレーム20における各サイド部20Aのシート幅方向(矢印10W方向)の内側に2個ずつ(計4個)配設されてその一端部がサイド部20Aに軸部28回りに相対回転可能に連結されている。また、各リンク部材26の他端部は、サブフレーム30の左右両サイド部30Aのシート幅方向(矢印10W方向)の外側に配設されてサブフレーム30に軸部29回りに相対回転可能に連結されている。軸部28、29の軸方向は、シート幅方向(矢印10W方向)とされている。
図4に示されるように、サブフレーム30の左右両サイド部30A間には、波状に湾曲したSバネ32が平面状に複数本架け渡されている。これらのSバネ32は、シートバックパッド22(図5参照)等を介して乗員の背部を支持するようになっている。
図2に示されるように、サブフレーム30のサイド部30Aの下部には、サイド部30Aの延在方向に沿って開口した長孔34がシート幅方向(図2では紙面垂直な方向)に貫通して形成されている。長孔34内には、シート幅方向に延在するピン36が配設されており、このピン36は、長孔34に沿って移動可能とされている。ピン36には、リンクロッド38の一端部がピン36の軸方向に直角に取り付けられており、サブフレーム30は、このリンクロッド38を介してリクライニング機構14の回転体14Aに連結されている。図4に示されるように、リンクロッド38の他端部は、略直角に屈曲された軸部38Aとされ、回転体14Aに相対回転可能に連結されている。軸部38Aの軸方向は、シート幅方向とされている。回転体14Aは、リクライニング時にリクライニング中心軸15回りに回転するようになっている。
図3に示されるように、シートバック16をシートクッション12と平坦状に連続させる後倒状態(シートのフルフラット状態)では、リンクロッド38の一端部に固定されたピン36が長孔34の内端部を押圧しており、シートバックフレーム20にリンク部材26を介して連結されたサブフレーム30が、上方へ押し上げられている。ここで、シートバックフレーム20に対してサブフレーム30が相対移動すると、図6に示されるように、シートバックパッド22における背もたれ部16Bの対応部分もこれに連動してシートバックフレーム20に対して相対移動するようになっている。
すなわち、図2に示されるリンク部材26、軸部28、29、サブフレーム30、Sバネ32(図4参照)、長孔34、ピン36、及び、リンクロッド38を含んで構成される変位機構部40が、本実施形態における変位手段とされ、変位機構部40は、リクライニング機構14によるシートバック16の傾倒(傾動)に機械的に連動して図6に示される背もたれ部16Bを変位させ、シートバック16をシートクッション12(図3参照)と平坦状に連続させる後倒時(シートのフルフラット時)には、シートバック16の背もたれ部16Bをサイドサポート部16Aとの段差をなくす方向へ変位させるようになっている。
(作用・効果)
次に、上記実施形態の作用並びに効果を説明する。
図1に示されるように、シートバック16は、起立状態では、サイドサポート部16Aが背もたれ部16Bに比べて突出しているので、走行時には、着座した乗員の側方がサイドサポート部16Aによって支持され、走行時のホールド性を確保することができる。これによって、シートバック16は、乗員を適度に拘束して良好な運転姿勢を保持する。
図2に示されるようなシートバック16の起立状態から、リクライニング機構14によってシートバック16を傾倒させ、図3に示されるようなシートバック16の後倒状態(シートのフルフラット状態)に移行させる場合には、図2に示されるリクライニング機構14の回転体14Aが回転し、シートバックフレーム20が車両後方側へ傾倒すると共にそれに伴ってリンク部材26及びサブフレーム30が車両後下方へ変位する。
このとき、回転体14A及びサブフレーム30に連結されるリンクロッド38は、車両後方側へ変位しながらピン36をサブフレーム30の長孔34内に沿って車両後方側に移動させる。ピン36が長孔34の内端部に当った後は、リンクロッド38がピン36を介して長孔34の内端部を押圧する。これによって、サブフレーム30が車両後方側へ押圧され、リンク部材26が軸部28を支点として軸部28回りに車両後方側へ回転する。図3に示されるように、リンク部材26の回転により、リンク部材26と連結されるサブフレーム30は、背もたれ面17側(側面視でシートバックフレーム20から離間する方向)へ変位し、図6に示されるように、Sバネ32全体もサブフレーム30と共に変位(上昇)する。Sバネ32のバネ面は、背もたれ部16Bを押圧し、背もたれ部16Bをサイドサポート部16Aとの段差をなくす方向へ(サイドサポート部16Aとの段差がなくなる位置まで)変位させる。
このように、図3に示されるシートバック16をシートクッション12と平坦状に連続させる後倒時(シートのフルフラット時)には、変位機構部40がリクライニング機構14によるシートバック16の傾倒に機械的に連動して図6に示されるシートバック16の背もたれ部16Bをサイドサポート部16Aとの段差をなくす方向へ変位させるので、シートバック16の背もたれ部16Bの表面とサイドサポート部16Aの表面とが面一になる(天板のフラット化)。このように、フラットな状態に形態変形されることで、乗員がシート上で横になるうえでくつろぎやすいシートアレンジになる。
以上のように、本実施形態の車両用シート装置10によれば、簡単な機械的構成(リンク機構)で、走行時のホールド性を確保しながら、フルフラット時に快適でくつろぎやすいシートアレンジにできる(快適なくつろぎ空間の提供)。
また、車両用シート装置10は、Sバネ32のバネ面全体を変位させているので、フルフラット時にもバネ感が損なわれず、軟らかい状態で乗員が寝やすいという利点があり、また、意匠性も損なわれない。
[第2実施形態]
次に、車両用シート装置10の第2の実施形態を図7及び図8に基づき説明する。第2の実施形態は、車両用シート装置10が、シートバック16の位置を検出する位置検出手段としての位置検出センサ50を有し、この位置検出センサ50からの出力信号に基づいて変位機構部42が背もたれ部16B(図1参照)を変位させる点が特徴であり、他の構成については、第1の実施形態とほぼ同様の構成である。なお、第1の実施形態と実質的に同様の構成部については、同一符号を付して説明を省略する。
図7及び図8に示されるように、リンク部材26におけるシートバックフレーム20側の端部には、ギヤ52が固着されている。このギヤ52は、駆動モータ54の回転軸に設けられたモータギヤ56と噛み合っている。なお、図8では、ギヤ52、駆動モータ54、及び、モータギヤ56が図中の右側に配置されているが、これらは、図中の左側に配置してもよい。
図8に示されるように、駆動モータ54は、シートバックフレーム20に固定され、制御装置60によって給電制御がなされるようになっている。制御装置60は、ドライバ62とECU64とから構成されており、駆動モータ54は、ドライバ62を介して車両に搭載されたバッテリー66に電気的に接続されている。これによって、駆動モータ54には、バッテリー66からの電流がドライバ62を介して供給されるようになっている。ドライバ62は、ECU64に接続され、ドライバ62を介した駆動モータ54への給電の有無、供給電流の方向、及び大きさがECU64によって制御されている。
ECU64は、シートバック16の位置に応じて信号を出力する位置検出センサ50に接続されている。位置検出センサ50は、シートクッション12(図7参照)の後方に配置され、シートバック16の傾倒時における移動位置(傾倒角度)に応じた信号をECU64に出力するように構成されている。すなわち、位置検出センサ50は、例えば、図7に示されるシートバック16がシートクッション12と平坦状に連続する後倒位置にある場合を含む所定範囲内の位置では、Highレベルの信号を出力し、それ以外の位置では、Lowレベルの信号を出力するようになっている。
ここで、本実施形態では、リンク部材26、軸部28、29、サブフレーム30、Sバネ32(図8参照)、ギヤ52、駆動モータ54、モータギヤ56、制御装置60、及び、バッテリー66を含んで構成される変位機構部42が、変位手段とされ、変位機構部42は、シートバック16をシートクッション12と平坦状に連続させる後倒時に位置検出センサ50からの出力信号に基づいてシートバック16の背もたれ部16B(図1参照)をサイドサポート部16A(図1参照)との段差をなくす方向へ電動で変位させるようになっている。
このように構成される車両用シート10によれば、シートバック16をリクライニング機構14によって傾倒させてシートクッション12と平坦状に連続する後倒状態(シートのフルフラット状態)に移行させると、図8に示される位置検出センサ50がHighレベルの信号をECU64に出力する。ECU64は、位置検出センサ50から入力される信号がLowレベルの信号からHighレベルの信号に変わると、駆動モータ54への給電を開始させる操作信号をドライバ62に出力する。操作信号が入力されたドライバ62は、バッテリー66からの電流を駆動モータ54に供給し、これにより、駆動モータ54が回転する。駆動モータ54の回転力は、モータギヤ56、ギヤ52を介してリンク部材26に伝達され、図7に示されるように、リンク部材26が軸部28を支点として軸部28回りに車両後方側へ回転する。
このリンク部材26の回転により、第1の実施形態と同様に、リンク部材26と連結されるサブフレーム30は、背もたれ面17側(側面視でシートバックフレーム20から離間する方向)へ変位し、図8に示されるSバネ32もサブフレーム30と共に変位する。Sバネ32のバネ面は、背もたれ部16B(図1参照)を押圧し、背もたれ部16Bをサイドサポート部16A(図1参照)との段差をなくす方向へ(サイドサポート部16Aとの段差がなくなる位置まで)変位させる。これによって、くつろぎやすいシートアレンジにすることができる。
[実施形態の補足説明]
なお、上記実施形態では、車両用シート装置は、図1に示されるように、運転席と助手席とが分離したようなセパレートタイプのシートに適用されているが、車両用シート装置は、横長のベンチシート等のような他のシートに適用してもよい。
なお、シートバックをシートクッションと平坦状に連続させる後倒時に、変位手段がシートバックのシート幅方向における中央部を両側部との段差をなくす方向へ変位させると共に、シートクッションについても変位手段がシート幅方向における中央部を両側部との段差をなくす方向へ変位させるような構成としてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る車両用シート装置を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る車両用シート装置の構成を示す概略的な側断面図である。 図2の状態からシートバックを後倒した状態を示す側断面図である。 本発明の第1の実施形態におけるシートバックの構成を示す概略的な正面図である(表皮材、シートバックパッド等は透視した状態で示す)。 図1の5−5線断面に相当する断面図である。 図5の状態からSバネによって背もたれ部が押し上げられた状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る車両用シート装置の構成を示す概略的な側断面図である。 本発明の第2の実施形態におけるシートバックの構成を示す概略的な正面図である(表皮材、シートバックパッド等は透視した状態で示す)。
符号の説明
10 車両用シート装置
10W シート幅方向
12 シートクッション
14 リクライニング機構
16 シートバック
16A サイドサポート部(両側部)
16B 背もたれ部(中央部)
17 背もたれ面
26 リンク部材
30 サブフレーム
32 Sバネ
40 変位機構部(変位手段)
42 変位機構部(変位手段)
50 位置検出センサ(位置検出手段)

Claims (4)

  1. 乗員が着座するシートクッションと、
    略逆U字状のシートバックフレームにより骨格部が構成され、前記シートクッションの後端部に配置されてリクライニング機構によって傾倒可能とされ、起立状態では、背もたれ面側のシート幅方向における両側部が中央部に比べて突出したシートバックと、
    前記シートバックを前記シートクッションと平坦状に連続させる後倒時に前記シートバックの前記中央部を前記両側部との段差をなくす方向へ変位させる変位手段と、
    を有し、
    前記変位手段は、
    前記シートバックフレームの正面視で前記シートバックフレームの内側に配置され、略矩形枠状に形成されると共に左右両サイド部間に架け渡された複数本のSバネを介して前記シートバックの前記中央部を支持するサブフレームと、
    前記シートバックフレームのサイド部に一端部が相対回転可能に連結されると共に、他端部が前記サブフレームのサイド部に相対回転可能に連結されるリンク部材と、
    を備えることを特徴とする車両用シート装置。
  2. 前記変位手段は、前記リクライニング機構による前記シートバックの傾倒時に前記シートバックの回動方向と同じ方向に前記リンク部材を回動させることで前記サブフレームを変位させることを特徴とする請求項1記載の車両用シート装置。
  3. 前記変位手段は、前記リクライニング機構による前記シートバックの傾倒に機械的に連動して前記中央部を変位させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用シート装置。
  4. 前記シートバックの位置を検出する位置検出手段を有し、前記位置検出手段からの出力信号に基づいて前記変位手段が前記中央部を変位させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用シート装置。
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