JP4541785B2 - 振動型アクチュエータ駆動制御装置および振動型アクチュエータ駆動制御方法 - Google Patents

振動型アクチュエータ駆動制御装置および振動型アクチュエータ駆動制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、振動型アクチュエータの駆動制御に関し、特に、電気−機械エネルギー変換素子に交流信号を印加することで振動体を励振させ駆動力を得るようにした振動型アクチュエータの駆動速度の制御に関する。
電気−機械エネルギー変換素子に交流信号を印加することによって振動体に駆動力を得るようにした振動型アクチュエータでは従来、振動型アクチュエータの一種である振動型モータにおいてその加減速方法にさまざまな提案がなされている。
例えば、特許文献1では、振動型モータの加速および減速を安定して行うために、予め振動型モータの特性、特に振動型モータの駆動周波数に対する駆動速度の傾きを学習しておき、これを利用して駆動周波数の更新動作を必要に応じて繰り返すように構成しており、特性変動に関係なく円滑で安定な起動および停止制御を可能としている。
また、特許文献2では、振動型モータの起動および停止時に、異音、振動が発生することなく安定に効率良く駆動させるために、振動体に印加すべき交流電圧の周波数を、振動体の共振周波数よりも高い周波数領域(駆動周波数に対する駆動速度の傾きが負の傾きとなっている領域)において可変制御し、起動時には該交流電圧の周波数を、該周波数領域において高い周波数から低い方へと掃引して加速するようにしている。また、停止の際の減速時には該交流電圧の周波数を、該周波数領域においてその時点の周波数から高い周波数へと掃引することにより、駆動速度を徐々に低下させて停止させるようにしている。
その他にも、速度フィードバック制御により振動型モータの速度が所定の値になるように構成された振動型モータの制御装置において、マイコン等から制御装置へ送られる目標速度を、起動時は徐々に上昇させることにより加速し、停止時には徐々に減少させることにより減速し、これによって、起動時や停止時に異音を発生させないようにしている。また、振動型モータと振動型モータが接続された負荷とを含む系の機械的時定数に起因する起動遅れによって、駆動周波数が振動体の共振周波数よりも低くフィードバック制御されてしまい、これによって、振動型モータが停止してしまうことがあるが、こうしたことが上記の振動型モータ制御装置では防止されるようになっている。
特開平6−269182号公報 特開平8−47269号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明では、予め駆動周波数に対する駆動速度の傾きを学習しておく必要があるので、予備動作が必要になる。また、記憶した傾き情報は、温度等の環境条件に変動があると、厳密には変化してしまうので、常に同じ経過で加速動作を行うのは困難であり、特に振動型モータと他のアクチュエータとが協調して動作するように構成された装置では、振動型モータと他のアクチュエータとの動作に差が生じてしまい、装置動作に不具合が生じる可能性がある。さらに、傾きを記憶しておく手段が必要となるので、装置にかかるコストが高くなってしまう等といった問題があった。
また、特許文献2に記載の発明では、振動型モータの駆動速度を検知せずに交流電圧の周波数の掃引を行っているので、温度等の環境条件や負荷の状態の変動によって加速する際の動作に差が生じてしまい、特許文献1に記載の発明の上記問題点と同様に、振動型モータと他のアクチュエータとが協調して動作するように構成された装置では不具合が生じてしまう可能性がある。
さらに、マイコン等から制御装置へ送られる目標速度を徐々に変更させていく上記従来の方法では、マイコンはソフトウエアにより動作しているので、目標速度を送出するタイミングを高速化するのにも限界があり、そのために、加減速動作をスムーズに行うことができない。また、制御回路にかかるコストが高くなってしまうという問題点もあった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、振動型アクチュエータの加減速動作をスムーズに行うことができ、さらに、起動時に駆動周波数が共振周波数よりも低下して、振動型アクチュエータが停止してしまうことを防ぐようにした振動型アクチュエータ駆動制御装置および振動型アクチュエータ駆動制御方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、振動型アクチュエータが他のアクチュエータと協調して動作する場合に、アクチュエータ相互の速度差を少なくするようにした振動型アクチュエータ駆動制御装置および振動型アクチュエータ駆動制御方法を提供することを他の目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、電気−機械エネルギー変換素子に交流信号を印加することで振動体を励振させ駆動力を得るようにした振動型アクチュエータの駆動速度を制御するための振動型アクチュエータ駆動制御装置において、前記振動型アクチュエータの駆動速度に応じて周期が変化するパルスを出力するパルス出力手段と、前記振動型アクチュエータの加速時に第1の値から該第1の値よりも大きい第2の値までアップカウントするカウンタと、前記カウンタのカウント値に応じた周波数をもつクロックを出力するクロック出力手段と、前記パルス出力手段の出力するパルスの周期を、前記クロック出力手段が出力するクロックをカウントすることによって計測する計測手段と、前記計測手段によって計測されたパルス周期が目値になるように、前記振動型アクチュエータの駆動速度を制御する制御手段とを有することを特徴とする振動型アクチュエータ駆動制御装置が提供される。
また、請求項2記載の発明によれば、前記カウンタは、前記振動型アクチュエータの減速時には前記第2の値から前記第2の値よりも小さい予め定められた値でダウンカウントすることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明によれば、前記カウンタは、前記振動型アクチュエータの加速動作中であって、該カウンタのカウント値が前記第1の値と前記第2の値の間の第3の値であるときに、前記振動型アクチュエータの減速が指示された場合、前記第3の値から前記第3の値よりも小さい予め定められた値でダウンカウントすることを特徴とする。
また、請求項11記載の発明によれば、電気−機械エネルギー変換素子に交流信号を印加することで振動体を励振させ駆動力を得るようにした振動型アクチュエータの駆動速度を制御するための振動型アクチュエータ駆動制御方法において、前記振動型アクチュエータの駆動速度に応じて周期が変化するパルスを出力するパルス出力工程と、前記振動型アクチュエータの加速時に第1の値から該第1の値よりも大きい第2の値までアップカウントするカウンタ工程と、前記カウンタ工程のカウント値に応じた周波数をもつクロックを出力するクロック出力工程と、前記パルス出力工程にて出力されたパルスの周期を、前記クロックをカウントすることによって計測する計測工程と、前記計測工程にて計測されたパルス周期が目値になるように、前記振動型アクチュエータの駆動速度を制御する制御工程とを有することを特徴とする振動型アクチュエータ駆動制御方法が提供される。
本発明によれば、振動型アクチュエータの加速動作および減速動作において、加速度が一定で、かつ、速度が細かいステップで変更されるので、振動型アクチュエータの動作をスムーズに行うことができる。
また、起動時に振動型アクチュエータの駆動周波数が、振動体の固有振動数よりも低くなって、振動型アクチュエータが停止してしまうような事態の発生を防ぐことができる。
また、振動型アクチュエータの駆動周波数を操作することにより速度制御を行う場合においては、振動型アクチュエータの高速側と低速側とにおける駆動周波数対駆動速度特性の差(傾きの違い)を補完するような制御を実施することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
図2は、本発明に係る第1の実施の形態の振動型アクチュエータ駆動制御装置としての振動型モータ制御回路の構成を示すブロック図である。
図2において、101は振動型モータである。振動型モータの構成の一例を、図7および図8を参照して説明する。図7は振動型モータの分解斜視図、図8は図7の振動型モータの組立て後の斜視図である。
これらの図において、201は金属等の振動減衰損失の小さい材料で構成された板(円板)状の第1の弾性体、202は電気−機械エネルギー変換素子である圧電素子、203は不図示の電源より圧電素子202に交番信号を印加するためのフレキシブル基板、204はシャフト206の下端に形成されたネジ部と嵌合する下ナット、205は第2の弾性体である。
第1の弾性体201、圧電素子202、フレキシブル基板203、および、第2の弾性体205の中心部に設けられた貫通孔にシャフト206を挿入する。シャフト206の途中には段差が設けられており、この段差が第2の弾性体205の内壁に設けられた段差に突き当たる。シャフト206の先端(下端)部にはネジが形成され、このネジに締結部材である下ナット204を嵌合させて締め付けることで、第2の弾性体205、第1の弾性体201、圧電素子202、および、フレキシブル基板203を固定することができる。
第1の弾性体201の圧電素子202と接触していない側の表面には、移動体であるロータ207に固定された接触バネ208が加圧接触する。この接触バネ208は弾性を有しており、ロータ207に固定されて一体となって回転する。209は出力手段であるギアであり、ロータ207の回転軸方向の移動を許容し、ロータ207の回転運動の移動を追従するようにロータ207と嵌合している。210はバネ等の加圧手段であり、ロータ207のバネ受け部とギア209との間に配置され、ロータ207を第1の弾性体201の方向に押し下げるように加圧している。ギア209はシャフト206と結合した固定部材211に軸支されており、その軸方向における位置は固定部材211によって規制されている。シャフト206の下ナット204と嵌合しない側の先端(上端)部にもネジが形成されており、このネジに上ナット212を嵌合させて、固定部材211にシャフト206を固定している。固定部材211にはネジ穴が設けてあり、この固定部材211を所望の個所にネジを用いて固定することで、振動型モータを所望の個所に取り付けることができる。
圧電素子202は例えば、1つの圧電体の両面に電極膜が形成されており、片面の電極膜を2つの電極膜に分割し、電極膜が形成された2つの領域には、互いに逆向きとなるように圧電素子2の厚み方向に分極が施されている。この2つの電極膜に同一の交番信号を印加すると、圧電素子2の一方の領域は厚み方向に膨張し、他方の領域は厚み方向に収縮する。
この圧電体にさらに電極膜の位相が90度ずれるように、もう1枚の圧電体を重ね合わせ、この2つの圧電体に時間的に90度位相のずれた交番信号を印加する。
すると、振動子には第1の弾性体201を左右に振るような2つの曲げ振動(1つは振幅方向がシャフト206の軸方向と垂直な方向、もう1つは振幅方向がシャフト206の軸方向と垂直な方向)が発生する。これらの振動が合成されると、第1の弾性体201の表面には、楕円運動が励起される。
この楕円運動が励起された第1の弾性体201の表面に接触バネ208を加圧接触させれば、接触バネ208およびロータ207がこの楕円運動に押し出されるようにして移動する。
振動型モータの構成は上記の構成に限定されるものではなく、圧電素子等の電気−機械エネルギー変換素子、振動体、移動体等から構成されており、電気−機械エネルギー変換素子に2相以上の交流電圧を印加することにより振動体に進行性の振動波を発生させ、この振動エネルギーが、振動体に加圧接触されたロータ等の移動体に伝達されるように構成されたモータであってもよい。
図2に戻り、振動型モータ101の出力軸にはロータリエンコーダ102が取り付けられている。ロータリエンコーダ102からは、振動型モータ101の駆動速度に比例した周波数をもつパルス信号が出力される。よって、ロータリエンコーダ102から出力されるパルス信号の周波数または周期を計測することにより、振動型モータ101の駆動速度を検知できる。
103は速度検出回路である。詳しい内部動作に関しては後述するが、本実施の形態では速度検知の方法として、ロータリエンコーダ102から出力されるパルス信号の周期を計測することにより振動型モータ101の駆動速度を検知している。
104は減算器であり、速度検出回路103から得られる速度データと、外部から入力される目標速度データとの差である速度偏差データを算出する。
105はPI演算部であり、減算器104で算出された速度偏差データを基に比例積分演算を行う。すなわち、PI演算部105は、速度偏差データに対して比例ゲインを乗じたものと、速度偏差データを積分した値に対して積分ゲインを乗じたものとを合算し、振動型モータ101の駆動速度を可変させるための操作量データを決定する。さらに、PI演算部105は、操作量データに対して所定のオフセットを加算し、これにより、振動型モータ101の駆動周波数を決定している。振動型モータ101は、駆動周波数が、振動型モータ101の構成要素である振動体の固有振動数近傍でかつ固有振動数以上の周波数でなければ、正常に動作しないので、前記所定のオフセットの値は、駆動周波数が固有振動数よりも高い値となるような値となっている。
106は発振回路であり、PI演算部105から送られた駆動周波数に基づいたパルス信号を生成する。
107は昇圧回路であり、トランスを有しており、発振回路106から送られたパルス信号のタイミングでトランスを動作させ、振動型モータ101を十分駆動できる電圧まで昇圧された高圧パルスを発生して、振動型モータ101へ供給する。
このように構成された駆動回路において、振動型モータ101の駆動速度が目標速度に一致するように振動型モータ101がフィードバック制御される。
図1は、第1の実施の形態における速度検出回路103の内部構成を示すブロック図である。なお、従来の速度検出回路では、ロータリエンコーダから出力されるパルス信号の周期を、一定周波数のクロックをカウントすることによって計測し、これに基づいて振動型モータの駆動速度を認識するようにしていた。
図1において109は8ビットのアップダウンカウンタであり、水晶発振器Al08から出力される一定周波数のクロックに基づいてアップカウント動作およびダウンカウント動作を行っている。振動型モータ101の停止時にはアップダウンカウンタ109のカウントデータはゼロを保つようになっている。詳しくは後述するが、アップダウンカウンタ109は、外部から振動型モータ101を起動するようにハイレベルの起動停止信号が入力されると、加速動作としてゼロから255までのアップカウント動作を行う。そして、アップダウンカウンタ109のカウント値(カウントデータ)が255となったら加速完了となり、アップダウンカウンタは255を保持するような動作を行っている。
アップダウンカウンタ109のカウントデータは、レートマルチプライア110に8ビットのバイナリデータでレートデータとして入力される。レートマルチプライア110は、レートデータに応じて決まる周波数をもったパルスを出力する機能を有する。レートマルチプライア110から出力されるパルス信号の周波数は、下記式(1)によって表される。
出力周波数=M×f1/2 ・・・(1)
ここで、Mは、アップダウンカウンタ109からレートマルチプライア110に入力されたバイナリデータを10進数に変換した値、f1は、水晶発振器B111からレートマルチプライア110に入力される一定周波数のクロックの周波数、nは、アップダウンカウンタ109からレートマルチプライア110に入力されるバイナリデータのビット数である。
本実施の形態で使用するレートマルチプライア110は、アップダウンカウンタ109から8ビットのバイナリデータを入力されるように構成されているので、レートマルチプライア110から出力されるパルス信号の周波数は、水晶発振器B111が出力するクロックの周波数f1の256分の1から256分の255までの範囲の周波数となり、水晶発振器B111の出力クロック周波数の256分の1の分解能を有する。なお、水晶発振器B111が出力するクロックの周波数f1は、水晶発振器Al08が出力するクロックの周波数よりも高いものとする。
レートマルチプライア110から出力される周波数の可変するパルス信号はカウンタ112にクロックとして入力される。
113はエッジ検出回路であり、ロータリエンコーダ102からパルス信号(エンコーダ信号)が入力され、該エンコーダ信号の立ち上がりエッジを検出するように構成されている。
エッジ検出回路113がエンコーダ信号の立ち上がりエッジを検出すると、その検出信号がカウンタ112およびラッチ114に送られる。カウンタ112は、エッジ検出回路113から検出信号を受ける度に、それまでのカウント値をクリアして、レートマルチプライア110から出力されるパルス信号(クロック)のカウントを開始する。ラッチ114は、エッジ検出回路113から検出信号を受ける度に、カウンタ112のクリア前のカウント値を読み込み、保持する。
したがって、カウンタ112は、レートマルチプライア110から出力されるパルス信号(クロック)を、エンコーダ信号の立ち上がりエッジから次の立ち上がりエッジまで、すなわちエンコーダ信号の1周期に亘ってカウントし、そのカウント値をラッチ114が保持し、この値が速度データとして減算器104へ出力される。
以上の説明で分かるように、本実施の形態の速度検出回路103から出力される速度データは、エンコーダ信号の1周期の間にレートマルチプライア110から出力されるクロックの数であり、この数は、振動型モータ101の駆動速度に応じて変化するとともに、レートマルチプライア110から出力されるクロックの周波数に応じても変化する。すなわち、速度検出回路103から出力される速度データは、振動型モータ101の駆動速度が高くなるにつれて、小さい値(速度の逆数)になるが、ハイレベルの起動停止信号が入力された直後の該速度データは、振動型モータ101の駆動速度が同一であっても、小さい値から始まり、水晶発振器Al08のクロック出力ごとに漸増する値となる。
次に、振動型モータ101の加速時の動作について詳細に説明する。
図2に示す減算器104に入力される目標速度データは、加速完了後の振動型モータ101の速度に基づいて設定される。すなわち、加速完了後はアップダウンカウンタ109のカウント値(カウントデータ)が255となるので、カウンタ112の入力クロックであるレートマルチプライア110の出力パルス信号は、水晶発振器B111から出力されるクロック信号の周波数の256分の255の周波数となる。したがって、ここで水晶発振器B111の周波数を前述のようにf1とし、目標速度におけるロータリエンコーダ102の出力クロックの周波数をf2とすると、目標速度データとして設定される値は下記式(2)で表される。
目標速度データ=f1×(255/256)/f2 ・・・(2)
この目標速度データの値は、加速中および減速中も不変である。
上述したように加速時には、アップダウンカウンタ109のカウント値が、水晶発振器Al08からのクロックの出力タイミングで、ゼロから255まで増加していくので、ロータリエンコーダ102の周期を計測するために用いられるレートマルチプライア110の出力パルス信号の周波数が漸増し、目標速度データは同じ値であっても、ロータリエンコーダ102から出力されるエンコーダ信号の周波数が、下記式(3)で表される周波数となるように制御されることになる。
周波数=f2×(i/256) ・・・(3)
ここでiは、アップダウンカウンタ109のカウント値である。カウント値iは一定時間ごとに増加して行くので、ロータリエンコーダ102から出力されるエンコーダ信号の周波数が一定量ずつ増加するように制御され、結果として振動型モータ101の駆動速度が等加速度で加速されることになる。
アップダウンカウンタ109のカウント値が255に達すると、そのまま保持されるので、振動型モータ101の速度は一定速度となり、加速動作が完了する。
次に、振動型モータ101の減速時の動作について説明する。
加速動作が完了した後に減速動作が開始される場合には、アップダウンカウンタ109のカウント値は255に保持されている。減速命令は、外部から振動型モータ101に対して、ローレベルの起動停止信号が入力されることによって行われる。ローレベルの起動停止信号が入力されたアップダウンカウンタ109は、水晶発振器A108からのクロックでダウンカウントを行い、カウント値が255からゼロに至ると、その値を保持する。
アップダウンカウンタ109によるダウンカウント動作が行われている間には、上記式(3)におけるiの値が255から等時間間隔でゼロまで減少していくので、ロータリエンコーダ102から出力されるエンコーダ信号の周波数が一定量ずつ減少するように制御され、結果として振動型モータ101は等加速度で減速されることになる。なお、減速動作が完了すると同時に振動型モータ101への駆動電圧の供給も停止される。
また、振動型モータ101の加速動作の最中に減速動作を行う必要が生じた場合は、加速途中のアップダウンカウンタ109のカウント値を今度はダウンカウントする。これにより、加速動作から減速動作へ動作が移っても、動作の変わり目に振動型モータ101の速度が急激に変更されることが防止され、安定した動作を行うことができる。なお、振動型モータの減速時に速度ゼロまで減速する必要がない場合は、アップダウンカウンタ109を所定のカウント値までダウンカウントした後停止させる。
以上説明したように、本実施の形態では、図1に示すような安価なロジック回路を用いて、加速動作および減速動作を255段階という細かいステップで行うことができ、その結果、振動型モータ101の加減速をスムーズに行うことができ、かつ、振動型モータ101の駆動周波数を起動時に、振動体の固有振動数(共振周波数)よりも低い周波数に制御してしまって振動型モータ101を駆動停止させてしまうことを防ぐことができる。すなわち一般に、共振周波数よりも低い駆動周波数領域では、駆動周波数がわずか低下するだけで振動型モータの駆動速度が急激に低下する性質があるので、起動時に振動型モータ101の起動応答が遅れることによって、共振周波数よりも高い駆動周波数領域のつもりで駆動速度を上げるべく駆動周波数を低下させてしまうと、振動型モータ101が駆動停止してしまうことがあり得るが、こうした事態に陥ることを、本実施の形態では防止できる。
ところで、本実施の形態では加減速の際に目標速度データの値を変更せずにエンコーダ信号の周期を計測するためのクロックの周波数を変更することにより、振動型モータ101の駆動速度の制御を行っているが、こうした制御を行う理由は、本実施の形態で使用している制御回路に設定する目標速度データが、実際には速度の逆数に比例する値であるために、もし目標速度データを一定量ずつ変化させた場合は、振動型モータ101の実際の駆動速度が反比例的に変化してしまい、低速側では加速度が小さくて起動時間が長くなる反面、高速側では加速度が大きくなりすぎて動作が不安定となってしまうということを回避するためである。
また、振動型モータ101の駆動速度に比例した量を検出するために、ロータリエンコーダ102から一定時間において発生されるパルス数をカウントする方法もあるが、高分解能で速度情報を得ようとした場合、ロータリエンコーダ102の1回転あたりの出力パル数を多くする必要があり、高価なロータリエンコーダを使用する必要が出てくる。
また、本実施の形態のようにロータリエンコーダ102の周期を計測した後に、その計測値に対してマイコン等で逆数演算し、駆動速度に比例した量に変換する方法もあるが、マイコン等の高価な素子が必要となる。
なお、本実施の形態においては、基準クロックを発生する手段として2つの水晶発振器A108,B111を用いているが、これに代わって、水晶発振器以外の発振器を用いてもよいし、さらに、1つの発振器から別々の周期の2つのクロックを生成し、上記2つの基準クロックの代わりに使用してもよい。
また、本実施の形態のアップダウンカウンタ109およびレートマルチプライア110は8ビットのものを使用したが、ビット数は用途に応じて変更してもよいし、機能が同じであればASICやゲートアレイ等で構成してもよい。
さらに、本実施の形態では、振動型モータ101の制御において、駆動周波数を操作することにより駆動速度の制御を行っていたが、駆動電圧振幅や駆動電圧の位相差等の振動型モータの駆動速度を変更できる別のパラメータを駆動周波数の代わりに用いてもよい。また、振動型モータ101の速度制御にPI制御を用いているが、これに代わってPID制御など他の制御方法を用いてもよい。
また、通常の速度制御では、目標速度と実際の速度との偏差を検出してフィードバック制御を行うが、本実施の形態では、目標速度と実際の速度との比率に比例した量を算出して、これに基づいてフィードバック制御を行っていることになる。本実施の形態におけるこのフィードバック制御の場合、速度偏差が同じ量であっても、高速側と比較して低速側の方で、速度偏差が大きく取り扱われることになる。
一方、共振現象を使用した振動型モータの場合、駆動周波数と駆動速度との関係は、図6に示すような特性となる。すなわち、図示のように、駆動周波数に対する駆動速度の傾きは、駆動速度の低速側で小さく(ゾーン202)、高速側で大きくなる(ゾーン201)。したがって、こうした振動型モータの特性と、前述した本実施の形態における高速側と低速側とでの速度偏差の取り扱われ方の違いとは、相互に補完される関係となっている。この結果、本実施の形態では、フィードバックゲインを高速側と低速側とで異なる値にするようなことをせずとも、振動型モータに対して、幅広い駆動速度の領域で安定したフィードバック制御を実現することが可能となる。
よって、駆動周波数を変更することにより振動型モータの駆動速度を制御する制御装置においては、通常の速度制御で実施されるような、速度偏差に基づいたフィードバック制御を行うよりも、目標速度と実際の速度との比率に基づいてフィードバック制御する方が有利となる。本実施の形態は、このような制御の安定化においても寄与している。
〔第2の実施の形態〕
図3は、第2の実施の形態における速度検出回路の構成を示すブロック図である。なお、第2の実施の形態における振動型モータ制御回路の構成は、図2に示す第1の実施の形態における振動型モータ制御回路と基本的に同じであるので説明を省略し、第1の実施の形態と異なる部分である速度検出回路のみを説明する。
第2の実施の形態における振動型モータ制御回路では、該制御回路の全構成部分に水晶発振器Cl15からクロックが供給され、全構成部分はこのクロックに同期して動作する。
図3において116はダウンカウンタであり、外部から入力される加速度指令の値をロードして、水晶発振器Cl15からのクロック入力でダウンカウントして、カウンタ値がゼロになるとハイレベル信号をアップダウンカウンタ117に出力するとともに、加速度指令の値を再びロードする。すなわち、加速度指令の値に比例する時間を周期とするリングカウンタとして動作する。
カウンタ116から出力されたハイレベル信号はアップダウンカウンタ117にカウントイネーブル信号として入力される。アップダウンカウンタ117は、カウントイネーブル信号がハイレベルとなっている時のみ、水晶発振器Cl15からのクロックに基づきアップカウント動作またはダウンカウント動作を行う。すなわち、起動停止信号がハイレベルの加速動作時にはアップカウント動作を行い、ローレベルの減速動作時にはダウンカウント動作を行う。
レートマルチプライア118、エッジ検出回路120、カウンタ119は、第1の実施の形態におけるレートマルチプライア110、エッジ検出回路113、カウンタ112と基本的に同一の動作を行う。ただし、第2の実施の形態では、水晶発振器Cl15からのクロックに同期した動作となる。
なお、本実施の形態では、第1の実施の形態で使用したラッチ114の代わりにレジスタ121を使用しているが、これは、制御回路全体が同期回路であるためであり、レジスタ121が、エンコーダ信号の立ち上がりエッジのタイミングで、カウンタ119のカウント値を入力して保持する点に関しては、第1の実施の形態におけるラッチ114と同じ動作を行う。
上記構成により、本実施の形態でも、第1の実施の形態で得られた効果と同様な効果が得られる上、ダウンカウンタ116に入力される加速度指令の値に応じて、レートマルチプライア118に入力するレートデータの値が変化するタイミングを任意に設定することができるので、加速動作および減速動作の際の加速度に相当する量を任意に設定することが可能となる。すなわち例えば、ダウンカウンタ116に入力される加速度指令の値が大きくなると、起動加速時におけるアップダウンカウンタ117のカウント値が変化する速度が遅くなり、レートマルチプライア118から出力されるクロックの周波数の上昇速度も遅くなる。したがって、ダウンカウンタ116に入力される加速度指令の値を大きくすることによって、加速動作の際の加速度を低く設定することができる。
また、本実施の形態では、図3に示す制御回路を同期回路で構成しているので、ASICやゲートアレイなどで回路を構成する場合、検証が容易な信頼性の高い回路を実現することができる。
〔第3の実施の形態〕
第3の実施の形態では、本発明の振動型モータ制御回路が搭載されたカラー画像形成装置を説明する。
図4は、第3の実施の形態におけるカラー画像形成装置の構成を示す正面図である。
図4において1は原稿を読み取るためのリーダ部である。2a、2b、2c、2dは画像形成部であり、各々が、LEDアレー3a、3b、3c、3dや感光ドラム4a、4b、4c、4d等により構成されており、リーダ部1で読み取った画像を感光ドラム4a、4b、4c、4dにそれぞれ現像するような構成になっている。画像形成部2aはイエロー色、画像形成部2bはマゼンタ色、画像形成部2cはシアン色、画像形成部2dはブラック色のための現像を行う。上記4色を合成することによりフルカラーの複写が行えるようになっている。5は転写ベルトであり、記録紙を搬送するためのベルトである。記録紙は転写ベルト5上を搬送され、画像形成部2a、2b、2c、2dの部分を通過しながら各色のトナーが記録紙に転写される。6は定着ユニットであり、加熱された内蔵の定着ローラにより、記録紙上に形成されたトナーを定着させる。
上記のように構成されたカラー画像形成装置では、画像形成部2a、2b、2c、2d中の感光ドラム4a、4b、4c、4dの回転速度のムラや転写ベルト5の送り速度ムラが印字品位に大きく影響してしまう。そこで、本実施の形態では、感光ドラム4a、4b、4c、4dの駆動と転写ベルト5の駆動に、振動型モータおよび本発明の制御回路を使用している。振動型モータは低速駆動時において高トルクを発生するので、ダイレクトドライブが容易に行え、高精度な駆動を実現できる。
図5は、上述した画像形成装置において、感光ドラム4aと転写ベルト5とを拡大して示す図である。ここでは感光ドラム4aを例に取り上げて示すが、感光ドラム4b、4c、4dも同様である。
感光ドラム4aと転写ベルト5とは、弾力性を有したブレード7によって互いに押し付けられている。よって、感光ドラム4aと転写ベルト5との接触点において、速度差に基づく滑りが生じた場合、摩擦により感光ドラム4aに損傷を与えてしまう。そのため、画像形成時はもちろんのこと、感光ドラム4aおよび転写ベルト5の加速時および減速時においても、感光ドラム4aと転写ベルト5との接触点において、速度差が生じないようにする必要がある。感光ドラム4b、4c、4dと転写ベルト5との接触点においても同様なことが言える。
本実施の形態では、感光ドラム4a、4b、4c、4dと転写ベルト5の駆動源である振動型モータそれぞれの加速動作および減速動作を、上述した第1の実施の形態または第2の実施の形態における駆動回路を使用して行う。
よって、加速動作中および減速動作中においても全ての振動型モータが同じ速度で駆動されるので、感光ドラム4a、4b、4c、4dに損傷が与えられることがない。
第1の実施の形態における速度検出回路の内部構成を示すブロック図である。 本発明に係る振動型モータ制御回路の実施の形態の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態における速度検出回路の構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態におけるカラー画像形成装置の構成を示す正面図である。 図4に示す画像形成装置における感光ドラムと転写ベルトとを拡大して示す図である。 振動型モータの駆動周波数と駆動速度との関係を示す図である。 振動型モータの分解斜視図である。 図7に示す振動型モータの組立て後の斜視図である。
符号の説明
101 振動型モータ(振動型アクチュエータ)
102 ロータリエンコーダ(パルス出力手段)
103 速度検出回路
104 減算器(制御手段)
105 PI演算部(制御手段)
106 発振回路(制御手段)
107 昇圧回路(制御手段)
108 水晶発振器A
109 アップダウンカウンタ(カウンタ)
l10 レートマルチプライア(クロック出力手段)
111 水晶発振器B
112 カウンタ(計測手段)
113 エッジ検出回路
114 ラッチ

Claims (11)

  1. 電気−機械エネルギー変換素子に交流信号を印加することで振動体を励振させ駆動力を得るようにした振動型アクチュエータの駆動速度を制御するための振動型アクチュエータ駆動制御装置において、
    前記振動型アクチュエータの駆動速度に応じて周期が変化するパルスを出力するパルス出力手段と、
    前記振動型アクチュエータの加速時に第1の値から該第1の値よりも大きい第2の値までアップカウントするカウンタと、
    前記カウンタのカウント値に応じた周波数をもつクロックを出力するクロック出力手段と、
    前記パルス出力手段の出力するパルスの周期を、前記クロック出力手段が出力するクロックをカウントすることによって計測する計測手段と、
    前記計測手段によって計測されたパルス周期が目値になるように、前記振動型アクチュエータの駆動速度を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする振動型アクチュエータ駆動制御装置。
  2. 前記カウンタは、前記振動型アクチュエータの減速時には前記第2の値から前記第2の値よりも小さい予め定められた値までダウンカウントすることを特徴とする請求項1記載の振動型アクチュエータ駆動制御装置。
  3. 前記カウンタは、前記振動型アクチュエータの加速動作中であって、該カウンタのカウント値が前記第1の値と前記第2の値の間の第3の値であるときに、前記振動型アクチュエータの減速が指示された場合、前記第3の値から前記第3の値よりも小さい予め定められた値までダウンカウントすることを特徴とする請求項1記載の振動型アクチュエータ駆動制御装置。
  4. 前記クロック出力手段は、前記カウンタのカウント値をレートデータとするレートマルチプライアで構成されることを特徴とする請求項1記載の振動型アクチュエータ駆動制御装置。
  5. 前記カウンタを動作させるタイミングを外部指令に従って制御するタイミング制御手段を更に有することを特徴とする請求項1記載の振動型アクチュエータ駆動制御装置。
  6. 前記タイミング制御手段は、前記外部指令の値を周期とするリングカウンタで構成されることを特徴とする請求項5記載の振動型アクチュエータ駆動制御装置。
  7. 前記振動型アクチュエータ駆動制御装置は複数のロジック回路を含み、該複数のロジック回路は同一のクロックに応じて動作する同期回路であることを特徴とする請求項1記載の振動型アクチュエータ駆動制御装置。
  8. 前記制御手段は、前記電気−機械エネルギー変換素子に印加する交流信号の周波数を変更することにより、前記振動型アクチュエータの駆動速度を制御することを特徴とする請求項1記載の振動型アクチュエータ駆動制御装置。
  9. 前記制御手段は、前記電気−機械エネルギー変換素子に印加する交流信号の電圧を変更することにより、前記振動型アクチュエータの駆動速度を制御することを特徴とする請求項1記載の振動型アクチュエータ駆動制御装置。
  10. 前記制御手段は、前記電気−機械エネルギー変換素子に印加する複数の交流信号の位相差を変更することにより、前記振動型アクチュエータの駆動速度を制御することを特徴とする請求項1記載の振動型アクチュエータ駆動制御装置。
  11. 電気−機械エネルギー変換素子に交流信号を印加することで振動体を励振させ駆動力を得るようにした振動型アクチュエータの駆動速度を制御するための振動型アクチュエータ駆動制御方法において、
    前記振動型アクチュエータの駆動速度に応じて周期が変化するパルスを出力するパルス出力工程と、
    前記振動型アクチュエータの加速時に第1の値から該第1の値よりも大きい第2の値までアップカウントするカウンタ工程と、
    前記カウンタ工程のカウント値に応じた周波数をもつクロックを出力するクロック出力工程と、
    前記パルス出力工程にて出力されたパルスの周期を、前記クロックをカウントすることによって計測する計測工程と、
    前記計測工程にて計測されたパルス周期が目値になるように、前記振動型アクチュエータの駆動速度を制御する制御工程と
    を有することを特徴とする振動型アクチュエータ駆動制御方法。
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