JP3768665B2 - 周波信号生成回路及び振動型アクチュエータの駆動装置 - Google Patents

周波信号生成回路及び振動型アクチュエータの駆動装置 Download PDF

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    • H02N2/163Motors with ring stator

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Pulse Circuits (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタル的に周波数が設定できる周波信号生成回路及び振動型アクチュエータの駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
振動型アクチュエータを速度あるいは位置等の制御は、駆動周波数を制御することによって行われており、周波数を変更するための周波信号生成回路としては以下のようなものがある。
【0003】
(1):USP3,976,945号に開示の周波信号生成回路では、積分手段を用いていて、この積分手段の積分結果がD/A変換手段で設定される値になるまでの時間を遅延量として任意のタイミングを作り出している。
【0004】
(2):特開平4−351008号公報に開示の周波信号生成回路では、論理素子を遅延素子として使用し、任意の遅延素子数を選択することで任意のタイミングを作り出し、且つトータル遅延時間を基準周期と一致するように制御している。
【0005】
(3):特開平2−184277号公報に開示の周波信号生成回路では、ディジタル的に分周比を小刻みに切り替え、平均することで周波数の分解能を擬似的に上げるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記USP3,976,945号に開示の周波信号生成回路では、積分手段に供給される電流の精度が高くないと所望のタイミングを得ることが困難であり、ある基準周期を分割する場合、分割数が変動してしまう欠点があった。
【0007】
特開平4−351008号公報に開示の周波信号生成回路では、基本的にほぼ分割数分の遅延の為の論理素子が必要であり、且つ遅延量の選択手段の数を含めれば素子数が非常に多くなってしまうという欠点があった。
【0008】
特開平2−184277号公報では、周波数の分解能を擬似的に設定しているので、周波数の変調成分が可聴音となってしまうことがあった。
【0009】
本出願に係る第1の発明の目的は、ディジタル的に高精度な周波数のパルスを出力する周波信号生成回路を簡単な構成で提供することにある。
【0010】
本出願に係る第2の発明の目的は、振動型アクチュエータを高精度に駆動制御できる振動型アクチュエータの駆動装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本出願に係る第1の発明は、所定の周波数のパルス信号を発生する発振手段と、前記発振手段のパルス信号を分周率に基づき分周し、前記発振手段のパルス信号の整数倍のパルス信号の周期を決定する分周手段と、入力された周波数指令に基づいて前記分周手段のパルス信号が変化する毎に前記分周率を設定すると共に、前記分周手段のパルス信号に対する遅延データを演算する演算手段と、前記演算手段で演算された前記遅延データに基づいて前記分周手段のパルス信号のエッジのシフト量を決定する遅延手段とを有し、離散的に周波信号を生成可能な周波信号生成回路において、前記遅延手段は、前記演算手段の出力を遅延量に変換する変換手段と、前記変換手段の出力に接続されたローパスフィルタ手段と、前記ローパスフィルタ手段の出力を所定のレベルでパルス波形化し、前記分周手段のパルス信号のエッジに対して所定の量をシフトさせるパルス波形形成手段とを有し、前記演算手段は、第1の所定値と第2の所定値を交互に出力し、前記第1の所定値及び前記第2の所定値の間での切り換えを行う際の所定期間において、前記分周手段のパルス信号に対する遅延データを出力するようにしたものである。
【0012】
本出願に係る第2の発明の目的を実現する構成は、振動型アクチュエータの振動体に振動を励起するために、前記振動体の電気−機械エネルギー変換素子に駆動信号を印加する振動型アクチュエータの駆動装置において、上記した構成の周波信号生成回路と、前記周波信号生成回路の出力信号と前記発振手段の出力信号に同期して複数の位相の異なるパルスを発生する駆動パルス発生手段と、前記駆動パルス発生手段の出力信号が入力され増幅された交流電圧を前記電気−機械エネルギー変換素子に印加する電力増幅手段を有するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態を示すブロック図であり、本実施の形態は固定周期をもつパルスを基準とし、その周期の整数分の1の分解能で周期をコントロールする為に相対的な遅延時間を任意に設定出来るように構成した周波信号生成回路を示す。
【0014】
図1において、1は水晶等の圧電素子を用いた発振回路、2は不図示の指令手段からの周波数指令に基づいて発振回路1からのCLK信号のタイミングで遅延時間を決定し出力する演算手段、3は演算手段2の出力をアナログ電圧に変換する公知のD/A変換器、4は抵抗RとコンデンサCからなるローパスフィルタ、5は公知のシュミット・トリガー入力のインバータ(以下INV5と略す)である。
【0015】
図2は演算手段2の構成を示すブロック図で、22は不図示の指令手段からの周波数指令の下位8ビットが入力され、ダウンカウント値が4となると、出力EQ4=1の信号が入力されると、CLK信号の立ち上がりのタイミングで8ビットの積算レジスタ(255進数)に周波数指令の下位8ビット(2進数)を加算し、結果を255進数で積算レジスタに設定し、オーバーフローがあればCarryに出力する255進積算器である。
【0016】
23は上記周波数指令の下位8ビット以外の上位ビットに255進積算器22からのCarry信号を加算して出力する2進加算器である。
【0017】
27はCLK信号のタイミングで2進加算器23からの出力を1づつ減算する分周器で、出力EQ4=1はダウンカウント値が4であることを示し、出力Borrow=1はダウンカウント値が0であることを示す。また、分周器27は、出力Borrow=1でCLK信号が入力されると、カウント値に2進加算器23の出力値が入力される。
【0018】
従って、Borrow信号はほぼ周波数指令の上位ビットで示される周期で、CLK信号1周期分のパルスを出力することになる。
【0019】
24はDフリップフロップ(以下DFF24と略す)で、分周器27の出力Borrow=1の時に、CLK信号の立ち上がりで出力が反転するように構成されている。
【0020】
25は排他的論理和素子であり、DFF24の反転出力が1の場合は255進積算器22の出力をすべて反転し、DFF24の反転出力が0の場合は255進積算器22の出力をそのまま出力する。
【0021】
26は3入力1出力(各8ビット)のセレクタで、入力Aの入力信号が1であると入力D3の入力値が出力OUTから出力され、入力Aの入力信号が0の場合は、入力Bの入力信号が0なら入力D1の入力値が、入力Bの入力信号が1なら入力D2の入力値が出力OUTにそれぞれ出力される。なお、入力D1と入力D2の入力値は予め設定されている。
【0022】
図3は図2の各部の波形を示す。
【0023】
図3において、CLK信号の1周期ごとに、2進加算器23からの出力値をダウンカウントしており、ダウンカウント値が4となると、出力EQ4から1(ハイレベル)の信号を1CLKパルス分だけ出力する。そこで、この出力EQ4=1の信号が入力された255進積算器22は、周波数指令の下位8ビットを加算する。例えば、周波数指令値の下位8ビットの値を70とすると、255進積算器22の現在のカウント値が200である場合、これに70を加えると270となり、オーバーフローして15(270−255)を積算したこととなり、この値を出力する。なお、オーバーフローを示すキャリー(Carry)信号は、次の出力EQ4=1のタイミングに合わせて出力される。
【0024】
また、分周器27はさらにダウンカウントを続け、カウント値が0になると出力Borrow=1(ハイレベル)の信号を1周期のCLKパルス分だけ出力する。
【0025】
DFF24は、Borrow=1により、次のBorrow=1のパルスが立ち下がるまでの間、すなわち分周器23により決められた1分周の間は出力QからのHiLo信号が0(ロウレベル)を維持し、次の1分周の間では出力QからのHiLo信号が1(ハイレベル)を維持し、これを交互に繰り返す。図3においては、上記周波数の上位ビットは10に設定されており、分周期27にBorrow=1で入力されてダウンカウントを行い、Carry=1の時には10+1=11がBorrow=1で入力されダウンカウントを行っている。
【0026】
一方、EQ4=1が出力されるときは、まだダウンカウント値は0となっていないので、排他的論理和素子25の一方の入力には積算器22から積算値15が入力される。この場合、DFF24の出力(バー)QはLOレベルなので、排他的論理和素子25の出力は15となり、この値がセレクタ26の入力D3に入力されることになる。
【0027】
そして、セレクタ26では、Borrow=0、HILO=1の間、FF(積算値255)の値が出力され、分周器27のダウンカウントの終了を示すBorrow=1の信号を受けると、出力OUTからD3入力である値15を1CLKパルスの間、遅延命令として出力する。
【0028】
さらに、セレクタ26では、分周器27により新たなダウンカウントが開始されるのに伴い(Borrow=0、HILO=0)、00(積算値0)の値をD1から出力する。なお、D3の値が出力されるまでは、FF(積算値255)の値が出力されることになる。この値はパルス波形として見ると、ハイレベルとローレベルにそれぞれ相当する。
【0029】
すなわち、セレクタ26の入力D3から出力される255進積算器22の積算値(1〜254)は、CLK信号の1周期におけるエッジに対し、どれだけずれているか(遅れているか)を表すことになる。
【0030】
また、図26に示す場合は周波数指令の値が70のままで、255進積算値22の積算値が15の場合に、分周器27のダウンカウント値が4となると、出力EQ=1となり、255進積算値22は、新たに周波数指令70を加算し、積算値85(70+15)を排他的論理和素子25に出力する。この場合、セレクタ26に入力するDFF24からのHiLo信号は0(ロウ)であるため、排他的論理和素子25の出力は、255進積算器22からの積算値の反転値である170(255−85)となる。
【0031】
したがって、Borrow信号=1が出力される1CLK信号の間、170の値を有する遅延命令がセレクタ26から出力されることになる。
【0032】
以上のように、演算手段2は、図2におけるセレクタ26の出力である遅延指令が0と255を繰り返し、切り替わる時にCLK信号一周期の間、遅延データを設定する。
【0033】
その結果、図1におけるD/A変換器3の変換出力DA0、ローパスフィルター4の出力F0、INV5の出力P0の描く波形を図4に示す。
【0034】
図4において、D/A変換器3の出力が0から255又255から0に変化する時に、CLK信号の一周期の間、前述の遅延データが設定されている。破線で示すスレッショルドレベルは、INV5の入力の0と1の境界を示す。また、DA0(1),F0(1),P0(1)は、波形の一方側(立ち上げ側)を示し、DA0(2),F0(2),P0(2)は、波形の他方側(立ち下げ側)を示しており、丁度反転した関係にある。F0、P0の波形を時間を短縮して見た波形を図5に示す。
【0035】
すなわち、遅延時間を含んだアナログ信号としての信号F0(3)は、破線で示すスレッショルドレベルによって、矩形波として出力されることになる[P0(3)]。
【0036】
ここで、本実施の形態においては、前述のように、CLK信号の一周期を255分割するが、この原理を図6を用いて説明する。
【0037】
D/A変換器3の出力DA0が0から255に変化する時に、CLK信号の一周期の間に設定される遅延データが遅延量0であった場合の波形がDA0(4)、ローパスフィルタ4の出力がF0(4)、INV5の出力がP0(4)である。この場合の遅延データは255である。
【0038】
また、CLK信号1クロック分遅延した各回路の出力波形がDA0(7)、F0(7)、P0(7)である。この場合の遅延データは0が設定されており、上記遅延量0の場合よりCLK信号一周期分遅れてDA0に255が設定される。従って、TD1=TD2であり、P0(7)の立ち上がりタイミングはP0(4)の立ち上がりからCLK信号1クロック分遅れていることは明白である。
【0039】
255進積算器22の出力は、0から254の間であり、この間のどの値が遅延データとして設定されたとしても、P0の立ち上がりはP0(4)とP0(7)の立ち上がりの間にあるため、CLK一周期の期間を255分割することが可能となる。
【0040】
図6において、例えば電圧値に変換された遅延データDA0(CLK信号の1周期の間でサンプリングされている)は、ローパスフィルター4により、出力値が増える、遅延データが大きい程その増加カーブが急しゅんになり、遅延データが小さいほどその増加カーブが緩やかになる。
【0041】
そこで、ローパスフィルター4からの出力F0に対して、INV5の破線で示すスレッショルドレベルで切ると、遅延データが大きいほど、遅延量が小さくなっている。
【0042】
また、遅延量0が遅延データ255、遅延量1が254、 ...遅延量254が遅延データ1、遅延量255が遅延データ0にそれぞれ対応しており、遅延量を2進数で表して反転するとで遅延データになる。
【0043】
D/A変換器3の出力DA0が255から0に変化する場合は、遅延量0が遅延データ0、1が1...255が255に対応している。
【0044】
ここで、ローパスフィルタ4を構成するRCの時定数は、遅延データが255の時にローパスフィルタ4の出力が上記CLK信号1クロック分の時間でINV5の入力の0と1の境界電圧を超えないように設定されている。図32に時定数の違いによる遅延データと遅延時間の関係を示す。これは、CLK信号1クロックの時間が100[nSec]の場合の例を表しており、時定数が大きい場合、図の(1)のようになり遅延データ(D/A変換器3に設定される値)が大きいほど遅延時間が小さくなっている。(2)は上記境界ぎりぎりの場合で、(1)と同様に滑らかな曲線で変化していることがわかる。(3)は上記境界を超えてしまった場合を示しておりフルスケールは他の例と同じだが、途中から曲線の傾きが急に変化していることがわかる。このような急な変化は、周波数の変動を大きくするため、境界電圧を超えない方が望ましいことがわかるであろう。
【0045】
(第2の実施の形態)
図7は、本発明の第2の実施の形態の周波信号生成回路を示すブロック図である。
【0046】
図7において、6はラダー抵抗型のD/A変換器、7はパルスの変化時に発生するチャタリングをキャンセルする為のチャタリング除去手段である。
【0047】
図8にラダー抵抗型D/A変換器の回路例を示す。
【0048】
図8から分かるように、ラダー抵抗型D/A変換器は抵抗(R,2R)のみで構成されており、出力に接続されたコンデンサCとラダー抵抗型D/A変換器の出力抵抗との関係でローパスフィルタを構成している。
【0049】
例えば、図8のRを10KΩにし、上記コンデンサCを100pFにすれば、時定数が1μSecに設定される。なお、INV5の出力P1までの動作は第1の実施の形態とほとんど同じであるが、上記ローパスフィルタの時定数が大きいと、INV5はシュミットトリガーであるので入力にヒステリシスがあるが、ノイズの影響を受けやすくなり、このため出力P1にチャタリングが発生することがある。
【0050】
図9にチャタリングの例を示す。破線はINV5の入力F1(1)の0と1の境界である。INV5の出力P1が変化する時にチャタリングが発生していることがわかる。
【0051】
チャタリング除去手段7の回路例を図10に、動作波形を図11に示す。
【0052】
8は公知のインバータ、9、10、14、15はリセット端子付きのDフリップフロップ、11、16はDフリップフロップ、12、13はRSフリップフロップである。P2にはチャタリングが発生しているが、出力であるC2ではチャタリングが除去されていることが分かる。
【0053】
(第3の実施の形態)
図12発明の第3の実施の形態を示すブロック図である。
【0054】
図において、17は不図示の設定手段からの周波数指令に基づいて遅延時間を演算する演算手段、18はシュミットトリガ入力のバッファ(以下BUFFと略す)、19はインバータ(以下INVと略す)、20はローパスフィルタ4のコンデンサCの電荷をリセットするためのトランジスタである。
【0055】
上記第1、第2の実施の形態では、D/A変換器の出力が0から255に変化する時と255から0に変化する時に遅延データが設定されるが、本実施の形態は0から511に変化する時のみ遅延データが設定される。
【0056】
9、10、11はP3に発生するチャタリングを除去するように動作し、C3にP3のチャタリングが除去されて出力される。
【0057】
図13各部の波形を示しており、D/A変換器3の出力DA3が0から511に変化する時にCLK信号一周期の間遅延データが設定される。破線はBUFF18の入力の0と1の境界を示す。
【0058】
DA3の出力が0から511に変化すると、F3(1)が増加してゆき、上記0と1の境界に達するとC3(1)が1になり、しばらくしてDA3、F3(1)、C3(1)が全て0になる。
【0059】
図14ャタリングを除去する様子を示す波形である。P3(2)の立ち上がりに発生したチャタリングがC3(2)で除去されている。
【0060】
F3、C3の波形を時間を短縮して見た波形を図15に示す。
【0061】
演算手段17の回路例を図16に示す。28は511進積算器46の9ビットの各出力を反転するインバータ、29はリセット端子付きのDフリップフロップ、46はEQ4=1の時のCLK信号の立ち上がりのタイミングで不図示の設定手段によって設定される周波数指令の下位9ビット(2進数)を内部の積算レジスタ(511進数)に加算し、511進数で積算レジスタに設定する511進積算器である。
【0062】
511進積算器46がオーバーフロウした場合はCarryに1が出力される。2進加算器23は不図示の設定手段からの周波数指令の下位9ビットを除いた上位ビットとCarry信号を加算している。
【0063】
分周器27はCLK信号のタイミングで1づつ減算し、EQ4=1はカウント値が4であることを示し、Borrow=1はカウント値が0であることを示す。又、Borrow=1でCLK信号が入力されると、カウント値に2進加算器23の出力値が入力される。
【0064】
従って、Borrow信号はほぼ周波数指令の上位ビットで示される周期でCLK信号1周期分のパルスを出力することになる。Dフリップフロップ29(以下DFFと略す)は、Borrow=1の時に、CLK信号の立ち上がりで出力が反転し、Clear=0でリセットされる。
【0065】
INV28では、511進積算器46の出力をすべて反転して出力する。47は3入力1出力(各9ビット)のセレクタで、Aが1ならD3がOUTに出力され、Aが0の場合は、Bが0ならD1が、Bが1ならD2がOUTに出力される。動作波形を図17に示す。
【0066】
遅延指令がBorrow=1になると指令が0から511に変化し、その際、CLK信号1クロック分の間遅延データが設定されている。そしてClear=1で遅延指令は0にリセットされている。
【0067】
(第4の実施の形態)
図18は、本発明の第4の実施の形態を示すブロック図であり、21は積分手段である。上記第3の実施の形態では、D/A変換器の出力がローパスフィルタ4に入力されたが、本実施の形態では積分手段21に入力している。
【0068】
図12のようにローパスフィルタ4を用いた場合、F3は指数関数的に変化するが、本実施の形態のように積分手段21を用いた場合、積分手段21の出力F4が直線的に変化するので、遅延時間の直線性が改善される。
【0069】
なお、9、10、11はP4に発生するチャタリングを除去するように動作し、C4にP4のチャタリングが除去されて出力される。図19はチャタリングを除去する様子を示す波形である。P4(1)の立ち上がりに発生したチャタリングがC4(1)で除去されている。
【0070】
ここで、本実施の形態はCLK信号の一周期を511分割するが、この原理を図20を用いて説明する。D/A変換器3の出力DA0が0から511に変化する時に、CLK信号の一周期の間設定される遅延データが遅延量0であった場合の波形がDA4(2)、F4(2)、P4(2)である。この場合の遅延データは511である。CLK信号1クロック分遅延した波形がDA4(5)、F4(5)、P4(5)である。遅延データ0が設定されており、上記遅延量0の場合よりCLK信号一周期分遅れてDA0に511が設定される。
【0071】
従って、P4(5)の立ち上がりタイミングはP4(2)の立ち上がりからCLK信号1クロック分遅れていることは明白である。511進積算器46の出力は0から511の間であり、この間のどの値が遅延データとして設定されたとしても、P4の立ち上がりはP4(2)とP4(5)の立ち上がりの間にあるため、CLK一周期の期間を511分割することが可能となる。
【0072】
図20から分かるように、遅延データが大きいほど、遅延量が小さくなっている。また遅延量0が遅延データ511、1が510 ... 510が1、511が0にそれぞれ対応しており、遅延量を2進数で表して反転するとで遅延データになる。DA4が511から0に変化する場合は、Clear信号によってリセットされるため遅延データは設定されない。
【0073】
図21はD/A変換器3の代わりに電流出力型D/A変換器51を用い、積分手段をコンデンサで構成した例である。動作波形は、図19のP4をP5に、C4をC5に置き換えることで同様の動作を行う。また、D/A変換器51が電流出力型なので、コンデンサ51だけで積分手段の代わりに積分器を構成することができる。
【0074】
また、積分手段21の時定数は、遅延データが511の時に積分手段21の出力が上記CLK信号1クロック分の時間でBUFF18の入力の0と1の境界電圧を超えないように設定されている。図33に時定数の違いによる遅延データと遅延時間の関係を示す。これは、CLK信号1クロックの時間が100[nSec]の場合の例を表しており、時定数が大きい場合、図の(1)のようになり遅延データ(D/A変換器3に設定される値)が大きいほど遅延時間が小さくなっている。(2)は上記境界ぎりぎりの場合で、(1)と同様に直線的に変化していることがわかる。(3)は上記境界を超えてしまった場合を示しておりフルスケールは他の例と同じだが、途中から曲線に変化していることがわかる。このようなことから、境界電圧を超えない方が望ましいことがわかるであろう。
【0075】
(第5の実施の形態)
図22は本発明の第5の実施の形態を示すブロック図であり、図23は振動型アクチュエータの一つである円環型のアクチュエータを示す側面図である。まずアクチュエータの簡単な説明をする。
【0076】
図23において、振動体は、リング状の弾性体101の片面に電気−機械エネルギー変換素子としての圧電素子103を貼り付けて構成され、弾性体101に接触体としてのロータ102が不図示の加圧手段によりで加圧接触している。
【0077】
104は弾性体101に接着され、ロータ102との間に挟まれている摩擦材、105はロータ中心に接続された回転軸である。
【0078】
圧電体103は、図25に示す形状で表面が複数の電極に分割されている。またこの電極は2つの駆動用電極グループ(103−a,103−b)と一つのセンサ電極部(103−c)からなっており、以下それぞれ103−aをA相、103−bをB相、103−cをS相と称す。
【0079】
図23に示す振動型アクチュエータは、このA相とB相に時間的位相差が90度の交流電圧を印加することで弾性体101に進行性の振動波を発生させ、この振動の力を弾性体101に摩擦材104を介して加圧接触しているロータ102へ摩擦力を介して伝達し、ロータ102を回転するように構成されている。
【0080】
このように振動型アクチュエータは、2つの交流電圧を印加することでロータ102と弾性体101が相対的に回転することになる。以下図22のブロック図を説明する。
【0081】
本実施の形態は、振動型アクチュエータの速度制御を行う回路例を示したもので、パルス発生手段を周波数が高精度で且つ分解能の高い上記第1から第4の実施の形態に示したような方式を使うことで、高精度な速度制御を行うものである。
【0082】
33は上記した構成による振動型アクチュエータ。34は振動型アクチュエータ33の回転速度を検出するための公知のロータリーエンコーダ、35は振動型アクチュエータ33の回転速度に比例する周波数のパルスを出力するロータリーエンコーダ34の出力パルスの周期をカウントする周期カウンタ、48は不図示の指令手段からの速度指令から振動型アクチュエータ33の回転速度に応じて変化する周期カウンタ35の出力を減算する減算器、30は減算器48の出力を積分すると共に、この積分値を所定の初期周波数と加算して振動型アクチュエータ33を駆動する周波数を決定する演算手段である。
【0083】
またこの演算手段30は不図示の指令手段からのON/OFF指令がOFFの場合積分値がリセットされる。
【0084】
31は不図示の指令手段からのパルス幅指令と演算手段30からの周波数指令に応じてパルス幅と周波数をもつパルスで90°づつ位相のずれた4相のパルスを発生する4相パルス発生手段であり、ON/OFF指令がOFFの場合は出力パルスが全てOFFになる。32は4相パルス発生手段31からの4相パルスに応じて2相で位相差が90°の高圧交流電圧を発生する電力増幅手段である。以下に動作を説明する。
【0085】
ON/OFF指令がOFFの時、4相パルス発生手段31の出力周波数は上記初期周波数となる。ON/OFF指令がONになると、振動型アクチュエータ33の停止時には周期カウンタがオーバーフロウしているので、減算器48の出力は負の値となる。従って演算手段30の積分値は負の値となり、駆動周波数は低くなり共振周波数に近づいていく。すると振動型アクチュエータ33の回転速度が早くなっていき、周期カウンタ35の出力が小さくなってゆき速度指令に近づいていく。このようにして速度制御が行われる。
【0086】
また、ここでは演算手段30で一回の積分を行う積分制御の例を示したが、積分した結果を更に積分する二重積分を行ったり、積分結果と減算器48の出力とを所定の比で加算するように構成しても良い。また演算手段30の演算方法にファジー理論等の高度な制御理論を用いても良いことは当然である。
【0087】
次に4相パルス発生手段31の内部構成を図25に示す。36はパルス発生器であり、不図示の指令手段からの周波数指令、ON/OFF指令に応じて周波数指令に基づく周波数の4相の所定のパルス幅のパルスを発生する。またON/OFF指令がOFFの場合、出力パルスが全てOFFされる。
【0088】
37、38はパルス発生器36の出力パルスのパルス幅を不図示の指令手段からのパルス幅指令に応じたパルス幅に変更するためのパルス幅設定手段である。パルス幅指令がパルス発生器36の出力パルス幅を超える場合はパルス発生器36の出力パルス幅が優先的に設定される。図26、図27に波形例を示す。
【0089】
この波形は、パルス発生器36の基準パルス発生手段として図7に示した回路を用いた場合の波形を示している。C1は図7の出力波形であり、パルス発生器36の出力パルス(Φ0、Φ1、Φ2、Φ3)はC1に応じて順次発生している。Φ0、Φ1、Φ2、Φ3の順にそれぞれ90°づれている。
【0090】
図26はΦ0〜Φ3がC1の一周期分のパルス幅で、図27は一周期半のパルス幅である。
【0091】
図28はパルス幅設定手段の回路例を示し、39はダウンカウンタで、Load=1で、CLK信号の立ち上がりで不図示の指令手段からのパルス幅指令がカウンタにセットされ、Load=0で、CLKの立ち上がり毎にカウンタ値が1づつ減算される。
【0092】
40はリセット入力付きのDフリップフロップ、41はインバータ、42はNOR素子、43、44はAND素子である。図29に各部の波形を示す。
【0093】
パルス幅指令がΦ0(3)とΦ2(3)の間にダウンカウンタ39に設定され、Φ0(3)又はΦ2(3)が1の時に減算カウントが始まり、パルス幅指令で決まる時間減算を続けるとCarry信号が出力される。すると、PA0、PA1が0になる。パルス幅指令が大きいとCarryが出力される前にΦ0、Φ2が0になるので、PA0、PA1が0になる。
【0094】
電力増幅手段の構成を図30に示す。45はMOSFETを駆動するドライバで、PA0=1でMOS1がON、MOS2がOFF、PA0=0で、MOS1がOFF、MOS2がONになる。
【0095】
同様にして、PA1に対応してMOS3、MOS4が、PB0に対応してMOS5、MOS6が、PB1に対応してMOS7、MOS8がそれぞれ対応している。そして、MOSFETの出力がT1,T2のトランスで増幅され、インダクタ素子L1、L2を介して振動型アクチュエータに印加される。
【0096】
図31はプログラムにより内部に論理回路を形成可能とするデバイス(プログラマブルロジックデバイス)に、図22に示すデジタル回路を内部に構成したものである。
【0097】
図において、60は回路構成がプログラムによって変更できる公知のFPGAデバイスで、61は速度指令をFPGAデバイス60に出力すると共に、FPGAデバイス60の回路構成をプログラムするための公知のCPU、62はCPU61のプログラムおよびデバイス60のプログラムが記憶された公知のフラッシュROMを含むEEPROMである。
【0098】
D/A変換手段は、抵抗R,2Rからなるラダー抵抗で構成され、コンデンサCとラダー抵抗の出力抵抗RとコンデンサCでローパスフィルタを構成している。
【0099】
デバイス60には、エンコーダ34の出力パルスの周期を検出する周期カウンタ、速度指令と周期カウンタの差を演算処理して振動型アクチュエータ33の駆動周波数を決定する演算処理部、電力増幅手段32をドライブする4相のパルスを発生するためのパルス生成部のD/A変換手段及びローパスフィルタを除くデジタル回路等が組み込まれるようにCPU61から回路情報がプログラムされている。また、CPU61は、不図示の指令手段から速度や位置の指令が入力され、これに基づいてデバイス60に速度指令を発生するようにプログラムされており、EEPROM62に記憶されたプログラムにしたがって動作する。
【0100】
また、EEPROM62には、不図示の指令手段からデバイス60の回路情報及びCPU61のプログラムが転送されており、CPU61内に予めプログラムされている転送プログラムによってEEPROM62に転送される。
【0101】
【発明の効果】
以上説明したように、本出願に係る第1の発明によれば、各パーツに多少のパラメータの変動があっても任意に設定された固定周期を所望の分割数で確実に分割することが出来、生成された周波信号を滑らかで且つ単調に変化させることが可能になる。
【0102】
また、分割精度を高めたことで、生成された周波信号の変動を小さくすることが可能になる。
【0104】
本出願に係る第2の発明によれば、振動型アクチュエータの駆動周波数の精度が高く且つ分解能が高いので所望の駆動状態を正確に実現できる他、周波数変動が少ないので静寂な動作を実現できる。
【0105】
また、振動型アクチュエータを静寂で高精度な速度制御を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示すブロック図
【図2】図1の演算手段2の構成を示すブロック図
【図3】図2の各部の波形を示すタイミングチャート図
【図4】図1の各部の波形を示すタイミングチャート図(1)
【図5】図1の各部の波形を示すタイミングチャート図(2)
【図6】図1の遅延波形の原理を説明する図
【図7】第2の実施の形態を示すブロック図
【図8】図7のラダー抵抗型D/A変換器を示す回路図
【図9】図7の各部の波形を示すタイミングチャート図
【図10】図7のチャタリング除去手段の例を示す回路図
【図11】図10の各部の波形を示すタイミングチャート図
【図12】第3の実施の形態を示すブロック図
【図13】図12の各部の波形を示すタイミングチャート図(1)
【図14】図12の各部の波形を示すタイミングチャート図(2)
【図15】図12の各部の波形を示すタイミングチャート図(3)
【図16】演算手段17の構成を示すブロック図
【図17】図16の各部の波形を示すタイミングチャート図
【図18】第4の実施の形態を示すブロック図
【図19】図18の各部の波形を示すタイミングチャート図
【図20】図18の遅延波形の原理を説明する図
【図21】第4の実施の形態の変形例を示すブロック図
【図22】第5の実施の形態を示すブロック図
【図23】振動型アクチュエータの構成を示す構成図
【図24】圧電素子の電極構造を示す図
【図25】4相パルス発生手段31の構成を示すブロック図
【図26】図25の各部の波形を示すタイミングチャート図(1)
【図27】図25の各部の波形を示すタイミングチャート図(2)
【図28】パルス幅設定手段37の構成を示す回路図
【図29】図28の各部の波形を示すタイミングチャート図
【図30】電力増幅手段32の構成を示すブロック図
【図31】第5の実施の形態の変形例を示すブロック図
【図32】ローパスフィルタ4の時定数による遅延データと遅延時間の関係を示す図
【図33】積分手段21の時定数による遅延データと遅延時間の関係を示す図
【図符号の説明】
1 発振回路
2,17,30 演算手段
3 D/A変換器
4 ローパスフィルタ
5,8,19,28,41 インバータ
6 ラダー型D/A変換器
7 チャタリング除去手段
9,10,11,14,15,16,24,29,40 Dフリップフロップ
12,13 RSフリップフロップ
18 バッファ
20 トランジスタ
21 積分手段
22 255進積算器
23 2進加算器
25 排他的論理和素子
2647 セレクタ
27 分周器
31 4相パルス発生手段
32 電力増幅手段
33 振動型アクチュエータ
34 ロータリーエンコーダ
35 周期カウンタ
36 パルス発生手段
37,38 パルス幅設定手段
39 ダウンカウンタ
42 NOR素子
43,44 AND素子
46 511進積算器
48 減算器
51 電流型D/A変換器
52 コンデンサ
60 プログラマブルロジックデバイス
61 CPU
62 EEPROM

Claims (14)

  1. 所定の周波数のパルス信号を発生する発振手段と、前記発振手段のパルス信号を分周率に基づき分周し、前記発振手段のパルス信号の整数倍のパルス信号の周期を決定する分周手段と、入力された周波数指令に基づいて前記分周手段のパルス信号が変化する毎に前記分周率を設定すると共に、前記分周手段のパルス信号に対する遅延データを演算する演算手段と、前記演算手段で演算された前記遅延データに基づいて前記分周手段のパルス信号のエッジのシフト量を決定する遅延手段とを有し、離散的に周波信号を生成可能な周波信号生成回路において、
    前記遅延手段は、前記演算手段の出力を遅延量に変換する変換手段と、前記変換手段の出力に接続されたローパスフィルタ手段と、前記ローパスフィルタ手段の出力を所定のレベルでパルス波形化し、前記分周手段のパルス信号のエッジに対して所定の量をシフトさせるパルス波形形成手段とを有し、
    前記演算手段は、第1の所定値と第2の所定値を交互に出力し、前記第1の所定値及び前記第2の所定値の間での切り換えを行う際の所定期間において、前記分周手段のパルス信号に対する遅延データを出力することを特徴とする周波信号生成回路。
  2. 前記ローパスフィルタ手段に含まれるコンデンサの電荷をリセットするトランジスタを有すること特徴とする請求項1に記載の周波信号生成回路。
  3. 前記変換手段は、ラダー抵抗あるいは抵抗アレーであり、前記ローパスフィルタ手段はラダー抵抗の出力抵抗と容量素子で構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の周波信号生成回路。
  4. 前記ローパスフィルタ手段のカットオフ周波数は、前記発振手段の出力信号の周波数より低く、生成された出力周波数より高いことを特徴とする請求項1または2に記載の周波信号生成回路。
  5. 前記ローパスフィルタ手段の時定数は、前記発振手段の出力信号の1周期の間に該ローパスフィルタ手段の出力が前記所定のレベルに達しないように決定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の周波信号生成回路。
  6. 所定の周波数のパルス信号を発生する発振手段と、前記発振手段のパルス信号を分周率に基づき分周し、前記発振手段のパルス信号の整数倍のパルス信号の周期を決定する分周手段と、入力された周波数指令に基づいて前記分周手段のパルス信号が変化する毎に前記分周率を設定すると共に、前記分周手段のパルス信号に対する遅延データを演算する演算手段と、前記演算手段で演算された前記遅延データに基づいて前記分周手段のパルス信号のエッジのシフト量を決定する遅延手段とを有し、離散的に周波信号を生成可能な周波信号生成回路において、
    前記遅延手段は、前記演算手段の出力を遅延量に変換する変換手段と、前記変換手段の出力に接続された積分手段と、前記積分手段の出力を所定のレベルでパルス波形化し、前記分周手段のパルス信号のエッジに対して所定の量をシフトさせるパルス波形形成手段とを有し、
    前記演算手段は、第1の所定値と第2の所定値を交互に出力し、前記第1の所定値及び前記第2の所定値の間での切り換えを行う際の所定期間において、前記分周手段のパルス信号に対する遅延データを出力することを特徴とする周波信号生成回路。
  7. 前記変換手段は、デジタル入力に対する電流を前記遅延量として出力する電流出力型の変換手段であり、前記積分手段はコンデンサであることを特徴とする請求項6に記載の周波信号生成回路。
  8. 前記パルス波形形成手段はシュミットトリガーであること特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7に記載の周波信号生成回路。
  9. 前記演算手段は、(2のn乗マイナス1)進数と2進数の加算又は減算手段からなり、前記周波数指令の一部は(2のn乗マイナス1)進数に変換された後、前回設定した遅延データに(2のn乗マイナス1)進数でnビットの加算又は減算がなされ新しい遅延データとして出力され、このnビット演算のオーバーフロー又はボローが該周波数指令に加算又は減算され、新しい分周率として出力されることを特徴とする請求項1、5または6に記載の周波信号生成回路。
  10. 前記パルス波形形成手段は論理素子であって、前記論理素子の出力にチャタリングキャンセル手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の周波信号生成回路。
  11. 前記積分手段の時定数は、前記発振手段の出力信号の1周期の間に該積分手段の出力が前記所定のレベルに達しないように決定されていることを特徴とする請求項6または7に記載の周波信号生成回路。
  12. 前記演算手段は、前記遅延データをデジタル値として演算し、前記変換手段は、該遅延データをD/A変換してアナログ量として設定するD/A変換手段であることを特徴とする請求項1、2または6に記載の周波信号生成回路。
  13. 振動型アクチュエータの振動体に振動を励起するために、前記振動体の電気−機械エネルギー変換素子に駆動信号を印加する振動型アクチュエータの駆動装置において、請求項1から12のいずれか一つに記載の周波信号生成回路と、前記周波信号生成回路の出力信号と前記発振手段の出力信号に同期して複数の位相の異なるパルスを発生する駆動パルス発生手段と、前記駆動パルス発生手段の出力信号が入力され増幅された交流電圧を前記電気−機械エネルギー変換素子に印加する電力増幅手段を有することを特徴とする振動型アクチュエータの駆動装置。
  14. 前記駆動パルス発生手段は、前記周波信号生成回路の出力信号に同期して複数のパルスを順次オンあるいはオフし、オン期間あるいはオフ期間は、前記発振手段の出力信号をパルス幅指令で決まる回数をカウントすることで決定することを特徴とする請求項13に記載の振動型アクチュエータの駆動装置。
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