JP2669023B2 - 超音波モータの駆動回路 - Google Patents
超音波モータの駆動回路Info
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- JP2669023B2 JP2669023B2 JP1002625A JP262589A JP2669023B2 JP 2669023 B2 JP2669023 B2 JP 2669023B2 JP 1002625 A JP1002625 A JP 1002625A JP 262589 A JP262589 A JP 262589A JP 2669023 B2 JP2669023 B2 JP 2669023B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、超音波モータの駆動回路、更に詳しくは、
外的要因によって超音波モータの特性が変化しても、常
に効率よく回転する駆動周波数を自動的に追尾する帰還
回路を有する超音波モータの駆動回路に関する。
外的要因によって超音波モータの特性が変化しても、常
に効率よく回転する駆動周波数を自動的に追尾する帰還
回路を有する超音波モータの駆動回路に関する。
[従来の技術] 近年、超音波モータの開発が著しい勢いで行なわれて
いるが、これはこのモータが従来のDCモータに比べ、低
速高トルクが得られ、音も静かである等の長所があるた
めである。この種超音波モータを例えば、カメラのフィ
ルム巻上げなどに使用した場合には、低速高トルクであ
るためにギヤーによる減速を必要としないダイレクト駆
動が可能になり、これによって機構が単純でしかも制御
しやすくなるから、機械的駆動系の大きさを従来よりも
小さくすることができるというメリットがある。そし
て、これに使用する超音波モータについては、例えば特
開昭58−148682号公報に開示されている進行波型超音波
モータ、および特開昭61−49670号公報に開示されてい
る定在波型超音波モータなど、いずれの場合でも実現で
きる。
いるが、これはこのモータが従来のDCモータに比べ、低
速高トルクが得られ、音も静かである等の長所があるた
めである。この種超音波モータを例えば、カメラのフィ
ルム巻上げなどに使用した場合には、低速高トルクであ
るためにギヤーによる減速を必要としないダイレクト駆
動が可能になり、これによって機構が単純でしかも制御
しやすくなるから、機械的駆動系の大きさを従来よりも
小さくすることができるというメリットがある。そし
て、これに使用する超音波モータについては、例えば特
開昭58−148682号公報に開示されている進行波型超音波
モータ、および特開昭61−49670号公報に開示されてい
る定在波型超音波モータなど、いずれの場合でも実現で
きる。
ところが、その反面、超音波モータでは、その駆動回
路としてより複雑な回路を必要としている。即ち、小形
DCモータでは、直流電源電圧(通常数ボルト以上)をそ
のまま印加するだけで回転させることができるが、超音
波モータの場合は普通、周波数20KHz以上、電圧振幅数
十ボルト(実効値)以上の交流電源を印加しなければな
らない。そのため、最低でも発振器と電力増幅器が必要
になる。更に、例えば、進行波型超音波モータのよう
に、位相の異なる同周波数,同振幅の出力を複数必要と
するものもあり、この場合、移相器も必要となる。また
超音波モータは、温度,負荷,モータに印加する電圧値
などといった要素により、最適駆動周波数、つまり効率
が高く、回転数、トルクが充分に大きくとれる周波数が
変化する場合が多い。このようなときには、超音波モー
タの電気−機械エネルギー変換素子である振動子の一部
にモニタ電極を設けて、そこから得られる電圧信号また
は位相信号により駆動周波数を補正したり、あるいは温
度センサを取り付けてその信号により駆動周波数を補正
する必要がある。そのため、上述の機能を持つ駆動周波
数補正回路が必要となる。
路としてより複雑な回路を必要としている。即ち、小形
DCモータでは、直流電源電圧(通常数ボルト以上)をそ
のまま印加するだけで回転させることができるが、超音
波モータの場合は普通、周波数20KHz以上、電圧振幅数
十ボルト(実効値)以上の交流電源を印加しなければな
らない。そのため、最低でも発振器と電力増幅器が必要
になる。更に、例えば、進行波型超音波モータのよう
に、位相の異なる同周波数,同振幅の出力を複数必要と
するものもあり、この場合、移相器も必要となる。また
超音波モータは、温度,負荷,モータに印加する電圧値
などといった要素により、最適駆動周波数、つまり効率
が高く、回転数、トルクが充分に大きくとれる周波数が
変化する場合が多い。このようなときには、超音波モー
タの電気−機械エネルギー変換素子である振動子の一部
にモニタ電極を設けて、そこから得られる電圧信号また
は位相信号により駆動周波数を補正したり、あるいは温
度センサを取り付けてその信号により駆動周波数を補正
する必要がある。そのため、上述の機能を持つ駆動周波
数補正回路が必要となる。
このような機能を持つものとして、例えば本出願人が
先に出願した特願昭63−33593号および特願昭63−35529
号に開示した駆動回路がある。この回路は、進行波型超
音波モータの駆動用を例示しているが、勿論、定在波型
超音波モータにも適用が可能である。
先に出願した特願昭63−33593号および特願昭63−35529
号に開示した駆動回路がある。この回路は、進行波型超
音波モータの駆動用を例示しているが、勿論、定在波型
超音波モータにも適用が可能である。
上記特願昭63−33593号に記載したものは、アップダ
ウンカウンタ(以下、UP/DNカウンタと略記する)とD/A
コンバータにより発振周波数が電圧制御され、主として
アナログ回路で形成されている電圧制御発振器(以下、
VCOと略記する)の発振周波数の最適駆動周波数に対す
る高低から追尾方向を検出回路で判断し、UP/DNカウン
タでアップカウントまたは、ダウンカウントし、D/Aコ
ンバータでアナログ電圧に変換してVCOを電圧制御し、
これによって発振周波数の最適駆動周波数への自動追尾
を行なっている。そこで、VCOの発振周波数がUP/DNカウ
ンタの上限周波数または下限周波数に達すると、次のク
ロックパルスで下限周波数または上限周波数に戻り、再
度アップカウントまたはダウンカウントするから、超音
波モータに負荷が急激に加えられたり過大になったりし
て発振周波数が適正駆動周波数から逸脱(以下、周波数
の飛びと呼称する)しても、UP/DNカウンタの繰返し動
作によって適正駆動周波数に戻すことができるようにな
っている。
ウンカウンタ(以下、UP/DNカウンタと略記する)とD/A
コンバータにより発振周波数が電圧制御され、主として
アナログ回路で形成されている電圧制御発振器(以下、
VCOと略記する)の発振周波数の最適駆動周波数に対す
る高低から追尾方向を検出回路で判断し、UP/DNカウン
タでアップカウントまたは、ダウンカウントし、D/Aコ
ンバータでアナログ電圧に変換してVCOを電圧制御し、
これによって発振周波数の最適駆動周波数への自動追尾
を行なっている。そこで、VCOの発振周波数がUP/DNカウ
ンタの上限周波数または下限周波数に達すると、次のク
ロックパルスで下限周波数または上限周波数に戻り、再
度アップカウントまたはダウンカウントするから、超音
波モータに負荷が急激に加えられたり過大になったりし
て発振周波数が適正駆動周波数から逸脱(以下、周波数
の飛びと呼称する)しても、UP/DNカウンタの繰返し動
作によって適正駆動周波数に戻すことができるようにな
っている。
ところで、超音波モータは幾つかの振動モードを持っ
ており、1つのモードで駆動する場合には他のモードに
入らないよう最高周波数fmaxと最低周波数fminを設定し
ておく必要がある。しかも、このような周波数範囲の設
定が簡単にできなければ産業上利用する意味が失われ
る。そこで、上記特願昭63−35529号にて提案したもの
では、上記特願昭63−33593号と同じようにVCO,検出回
路,UP/DNカウンタ,D/Aコンバータから構成される駆動回
路において、VCOに鋸歯状 波発振器を使用し、鋸歯状波発振電圧のローレベル電位
を変化させて発振周波数を制御している。
ており、1つのモードで駆動する場合には他のモードに
入らないよう最高周波数fmaxと最低周波数fminを設定し
ておく必要がある。しかも、このような周波数範囲の設
定が簡単にできなければ産業上利用する意味が失われ
る。そこで、上記特願昭63−35529号にて提案したもの
では、上記特願昭63−33593号と同じようにVCO,検出回
路,UP/DNカウンタ,D/Aコンバータから構成される駆動回
路において、VCOに鋸歯状 波発振器を使用し、鋸歯状波発振電圧のローレベル電位
を変化させて発振周波数を制御している。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このようなVCO,検出回路,UP/DNカウン
タ,D/Aコンバータで構成された従来の駆動回路では回路
のディジタル化,調整の自動化には限界がある。即ち、
上述の特願昭63−33593号および特願昭63−35529号にお
ける駆動回路のD/AコンバータとVCOの部分で、まだアナ
ログ回路部分が残されており、IC化を図ろうとしても、
そのアナログ部分におけるコンデンサ,抵抗器や、調整
のための可変抵抗器はIC化できないから、外付け部品と
して残ることになる。従って、その分だけスペースが必
要となり、コストが嵩むことになる。更に、調整につい
てもレーザトリミングといった方法を想定しており、そ
れを実施するためには新たな設備が必要となる。更にま
た、本出願人が先に出願した特願昭63−119987号には基
準位相発生の方法が開示されているが、この方法では基
準位相の設定は可変抵抗器により行なっており、従って
自動化が難しいという欠点があった。
タ,D/Aコンバータで構成された従来の駆動回路では回路
のディジタル化,調整の自動化には限界がある。即ち、
上述の特願昭63−33593号および特願昭63−35529号にお
ける駆動回路のD/AコンバータとVCOの部分で、まだアナ
ログ回路部分が残されており、IC化を図ろうとしても、
そのアナログ部分におけるコンデンサ,抵抗器や、調整
のための可変抵抗器はIC化できないから、外付け部品と
して残ることになる。従って、その分だけスペースが必
要となり、コストが嵩むことになる。更に、調整につい
てもレーザトリミングといった方法を想定しており、そ
れを実施するためには新たな設備が必要となる。更にま
た、本出願人が先に出願した特願昭63−119987号には基
準位相発生の方法が開示されているが、この方法では基
準位相の設定は可変抵抗器により行なっており、従って
自動化が難しいという欠点があった。
以上をまとめると、駆動回路のディジタル化・IC化を
行なう際、上述の方法では限界があって、回路の占有す
るスペースの縮小や調整の自動化をこれ以上進めるのが
困難になるという問題が発生した。
行なう際、上述の方法では限界があって、回路の占有す
るスペースの縮小や調整の自動化をこれ以上進めるのが
困難になるという問題が発生した。
そこで、本発明の目的は、上述の問題点を解消し、回
路のIC化や調整の自動化が容易に行なえる構成の超音波
モータの駆動回路を提供するにある。
路のIC化や調整の自動化が容易に行なえる構成の超音波
モータの駆動回路を提供するにある。
[課題を解決するための手段および作用] 本発明による超音波モータの駆動回路は、電気−機械
エネルギー変換素子に交流信号を印加することにより、
被駆動体を駆動する超音波モータの駆動回路において、 上記交流信号に比べ高い周波数の原振信号を出力する
発振手段と、この発振手段の出力を複数のパルス信号と
して分周移相して出力する分周移相手段と、この分周移
相手段の出力を増幅して上記交流信号を生成する電力増
幅手段とを具備しており、上記パルス信号の少なくとも
1つの、隣接する立ち上がりと立ち下がりとの幅、もし
くは立ち下がりと立ち上がりとの幅を、該幅に対応する
上記分周移相手段の分周数を上記発振手段の出力もしく
は該出力を分周した出力の1周期分に相当する変化量に
て上記パルス信号の1周期中で周期的に変化させること
によって変化させ、これにより上記複数のパルス信号に
おける周波数を変化させることを特徴とし、また、 電気−機械エネルギー変換素子に交流信号を印加する
ことにより、被駆動体を駆動する超音波モータの駆動回
路において、 上記交流信号に比べ高い周波数の原振信号を出力する
発振手段と、この発振手段の出力を複数のパルス信号と
して分周移相して出力する分周移相手段と、この分周移
相手段の出力を増幅して上記交流信号を生成する電力増
幅手段とを具備しており、上記分周移相手段の分周比を
可変にし、一定の周期毎に一時的に該分周比を変化させ
ることにより、上記交流信号の周波数を変化させること
を特徴とし、また、 電気−機械エネルギー変換素子に交流信号を印加する
ことにより、被駆動体を駆動する超音波モータの駆動回
路において、 上記交流信号に比べ高い周波数の原振信号を出力する
発振手段と、この発振手段の出力をカウントし分周する
分周器と、この分周器のカウント数を複数のディジタル
信号にて設定するカウント数設定手段とを具備してお
り、上記カウント数設定手段は、上記分周器に入力する
複数のディジタル信号のうち、下位ビット側の一部のデ
ィジタル信号のみが可変であることを特徴とする。そし
て、上記カウント数設定手段は、可変なディジタル信号
を最小値に設定した場合に、上記交流信号の周波数が超
音波モータの共振周波数よりも低くなるように、かつ、
該ディジタル信号を最大値に設定した場合に、該交流信
号の周波数が超音波モータの共振周波数よりも高くなる
ように、上位ビット側の固定されたディジタル信号が設
定されている。
エネルギー変換素子に交流信号を印加することにより、
被駆動体を駆動する超音波モータの駆動回路において、 上記交流信号に比べ高い周波数の原振信号を出力する
発振手段と、この発振手段の出力を複数のパルス信号と
して分周移相して出力する分周移相手段と、この分周移
相手段の出力を増幅して上記交流信号を生成する電力増
幅手段とを具備しており、上記パルス信号の少なくとも
1つの、隣接する立ち上がりと立ち下がりとの幅、もし
くは立ち下がりと立ち上がりとの幅を、該幅に対応する
上記分周移相手段の分周数を上記発振手段の出力もしく
は該出力を分周した出力の1周期分に相当する変化量に
て上記パルス信号の1周期中で周期的に変化させること
によって変化させ、これにより上記複数のパルス信号に
おける周波数を変化させることを特徴とし、また、 電気−機械エネルギー変換素子に交流信号を印加する
ことにより、被駆動体を駆動する超音波モータの駆動回
路において、 上記交流信号に比べ高い周波数の原振信号を出力する
発振手段と、この発振手段の出力を複数のパルス信号と
して分周移相して出力する分周移相手段と、この分周移
相手段の出力を増幅して上記交流信号を生成する電力増
幅手段とを具備しており、上記分周移相手段の分周比を
可変にし、一定の周期毎に一時的に該分周比を変化させ
ることにより、上記交流信号の周波数を変化させること
を特徴とし、また、 電気−機械エネルギー変換素子に交流信号を印加する
ことにより、被駆動体を駆動する超音波モータの駆動回
路において、 上記交流信号に比べ高い周波数の原振信号を出力する
発振手段と、この発振手段の出力をカウントし分周する
分周器と、この分周器のカウント数を複数のディジタル
信号にて設定するカウント数設定手段とを具備してお
り、上記カウント数設定手段は、上記分周器に入力する
複数のディジタル信号のうち、下位ビット側の一部のデ
ィジタル信号のみが可変であることを特徴とする。そし
て、上記カウント数設定手段は、可変なディジタル信号
を最小値に設定した場合に、上記交流信号の周波数が超
音波モータの共振周波数よりも低くなるように、かつ、
該ディジタル信号を最大値に設定した場合に、該交流信
号の周波数が超音波モータの共振周波数よりも高くなる
ように、上位ビット側の固定されたディジタル信号が設
定されている。
[実 施 例] 本発明の実施例を説明するのに先立って、第2〜5図
を用いて超音波モータにおける最適駆動周波数の自動追
尾につき、その動作原理を、また第6図を用いて駆動周
波数の分解能を、それぞれ説明する。
を用いて超音波モータにおける最適駆動周波数の自動追
尾につき、その動作原理を、また第6図を用いて駆動周
波数の分解能を、それぞれ説明する。
第2図は、ディジタル化した超音波モータの駆動回路
の一例を示すブロック系統図で、第3図は上記第2図に
おける各部の動作を示すタイミングチャートである。図
において、符号1は発振器であり、超音波モータ5(こ
こでは定在波型超音波モータ)の最適駆動周波数f0に比
べ、十分高い周波数f1のクロックパルスCLK1を発生す
る。このクロックパルスCLK1は分周器2によって第3図
に示されているクロックパルスCLK2に変換される。この
分周器2はここでは8ビットのプリセッタブルダウンカ
ウンタが使用され、そのプリセット入力端P5〜P8は予め
所定値に設定され、プリセット入力端P1〜P4は後述する
アンドゲート12の出力信号Q51〜Q54によりプリセットさ
れるようになっている。そこで、この分周器2はプリセ
ット値からダウンカウントを始め、出力が(00……0)
になると再びプリセットされる機構となっていて、これ
により周期がプリセット値×(CLK1の周期)であるクロ
ックパルスCLK2を出力するようになっている。上記クロ
ックパルスCLK2はリングカウンタで構成されている1/4
分周・移相器3で1/4分周される。その出力は第3図に
示されている移相器出力信号φ1〜φ4であって、この
うち、信号φ1とφ3が電力増幅器4に送られる。この
電力増幅器4は第4図に示す構成になっていて、信号φ
1とφ3が交互にトランジスタTr1およびTr3をオンし、
それによってトランスL1の2次側から電圧V0で最適駆動
周波数f0の交流電圧V0を出力する。この電圧V0をモータ
5に印加すると、モータ5は回転を始める。
の一例を示すブロック系統図で、第3図は上記第2図に
おける各部の動作を示すタイミングチャートである。図
において、符号1は発振器であり、超音波モータ5(こ
こでは定在波型超音波モータ)の最適駆動周波数f0に比
べ、十分高い周波数f1のクロックパルスCLK1を発生す
る。このクロックパルスCLK1は分周器2によって第3図
に示されているクロックパルスCLK2に変換される。この
分周器2はここでは8ビットのプリセッタブルダウンカ
ウンタが使用され、そのプリセット入力端P5〜P8は予め
所定値に設定され、プリセット入力端P1〜P4は後述する
アンドゲート12の出力信号Q51〜Q54によりプリセットさ
れるようになっている。そこで、この分周器2はプリセ
ット値からダウンカウントを始め、出力が(00……0)
になると再びプリセットされる機構となっていて、これ
により周期がプリセット値×(CLK1の周期)であるクロ
ックパルスCLK2を出力するようになっている。上記クロ
ックパルスCLK2はリングカウンタで構成されている1/4
分周・移相器3で1/4分周される。その出力は第3図に
示されている移相器出力信号φ1〜φ4であって、この
うち、信号φ1とφ3が電力増幅器4に送られる。この
電力増幅器4は第4図に示す構成になっていて、信号φ
1とφ3が交互にトランジスタTr1およびTr3をオンし、
それによってトランスL1の2次側から電圧V0で最適駆動
周波数f0の交流電圧V0を出力する。この電圧V0をモータ
5に印加すると、モータ5は回転を始める。
次に、モータ駆動周波数を自動追尾すると共に駆動周
波数を調整する機構について述べる。
波数を調整する機構について述べる。
一般に、定在波型超音波モータの場合、最適駆動周波
数f0は温度に依存する場合が多い。今、超音波モータ5
の最適駆動周波数f0のモータ温度Tに対する特性線図が
第5図に示すものであったとすると、超音波モータ5に
取り付けた温度センサ6の出力を検出して駆動周波数
を、例えば温度T1なら駆動周波数をf1に、T2ならf2に…
…といった調子で変えてゆけば良いことになる。
数f0は温度に依存する場合が多い。今、超音波モータ5
の最適駆動周波数f0のモータ温度Tに対する特性線図が
第5図に示すものであったとすると、超音波モータ5に
取り付けた温度センサ6の出力を検出して駆動周波数
を、例えば温度T1なら駆動周波数をf1に、T2ならf2に…
…といった調子で変えてゆけば良いことになる。
そこで、温度センサ6の出力信号を温度検出器7でデ
ィジタル化し、更にその信号をエンコーダ8によってコ
ード化し、加算器9を介して分周器2のプリセット入力
端子の下位4ビットP1〜P4に入力する。ここで、加算器
9を介しているのは、周波数調整のためである。つまり
スイッチ,メモリなどのディジタル信号設定手段により
構成された周波数調整手段10の出力が加算器9によりエ
ンコーダ8の出力に加算されるので、周波数調整手段10
を操作すれば、駆動周波数の基準点を移動させることが
できる。
ィジタル化し、更にその信号をエンコーダ8によってコ
ード化し、加算器9を介して分周器2のプリセット入力
端子の下位4ビットP1〜P4に入力する。ここで、加算器
9を介しているのは、周波数調整のためである。つまり
スイッチ,メモリなどのディジタル信号設定手段により
構成された周波数調整手段10の出力が加算器9によりエ
ンコーダ8の出力に加算されるので、周波数調整手段10
を操作すれば、駆動周波数の基準点を移動させることが
できる。
今、温度がT1からT2に上昇したとすると、温度検出器
7によりエンコーダ8へその情報が伝えられ、エンコー
ダ8の4ビット信号は1だけ増加する。すると、加算器
9の4ビット信号も1たけ増加し、プリセット値が1だ
け増加することになる。そのため、クロックパルスCLK2
の周期はクロックパルスCLK1の1周期分だけ長くなり、
結局それを1/4分周した交流電圧V0の周波数f0はf1からf
2への低い方へΔfだけ変化する。ここで、f1とf2の差
Δfはこの駆動周波数の分解能であり、要するに、プリ
セット値が1だけ変化したときに変化する周波数の量で
ある。
7によりエンコーダ8へその情報が伝えられ、エンコー
ダ8の4ビット信号は1だけ増加する。すると、加算器
9の4ビット信号も1たけ増加し、プリセット値が1だ
け増加することになる。そのため、クロックパルスCLK2
の周期はクロックパルスCLK1の1周期分だけ長くなり、
結局それを1/4分周した交流電圧V0の周波数f0はf1からf
2への低い方へΔfだけ変化する。ここで、f1とf2の差
Δfはこの駆動周波数の分解能であり、要するに、プリ
セット値が1だけ変化したときに変化する周波数の量で
ある。
こうして、モータ温度TがT1,T2,………T8と変化する
と、エンコーダ8および加算器9の出力、つまり分周器
2の下位4ビットのプリセット値は順に1だけ増加して
ゆくので、駆動周波数はf1,f2,……f8と変化していくこ
とになる。逆に、温度がT8,T7,……T1へと変化すると、
分周器2の下位4ビットのプリセット値は順に1だけ減
少してゆくので、f8,f7,……f1と変化する。
と、エンコーダ8および加算器9の出力、つまり分周器
2の下位4ビットのプリセット値は順に1だけ増加して
ゆくので、駆動周波数はf1,f2,……f8と変化していくこ
とになる。逆に、温度がT8,T7,……T1へと変化すると、
分周器2の下位4ビットのプリセット値は順に1だけ減
少してゆくので、f8,f7,……f1と変化する。
このようにして超音波モータ5の最適駆動周波数を自
動追尾することができることになる。
動追尾することができることになる。
ところで、この駆動回路では、電力増幅器4と温度セ
ンサ6と温度検出器7の一部を除けば全てディジタル化
することができ、従って、殆んどの部分を1個のICの中
に収めることができる。更に、周波数の調整についても
ディジタル信号によって行なえるので、IC内部または他
のICにメモリ機能を持たせると、電気的信号の授受で自
動調整ができ、調整工数が殆んどかからなくなる。ま
た、ディジタル信号で制御するため、温度特性を持た
ず、ノイズによる誤動作もないから、安定した出力が期
待できる。
ンサ6と温度検出器7の一部を除けば全てディジタル化
することができ、従って、殆んどの部分を1個のICの中
に収めることができる。更に、周波数の調整についても
ディジタル信号によって行なえるので、IC内部または他
のICにメモリ機能を持たせると、電気的信号の授受で自
動調整ができ、調整工数が殆んどかからなくなる。ま
た、ディジタル信号で制御するため、温度特性を持た
ず、ノイズによる誤動作もないから、安定した出力が期
待できる。
ところが、上述の駆動回路は周波数分解能が低いため
に、実用上の問題がある。今、発振器1の発振周波数を
例えば12MHz、駆動周波数を40KHz付近とすると、分周器
2のプリセット値が1増えるとクロックパルスCLK2は 秒長くなり、更に1/4分周・移相器3で1/4分周されるか
ら、結局 秒だけ周期が大となる。ここで、fNをプリセット値Nの
ときの周波数、fN+1をプリセット値N+1のときの周波
数とし、周波数の分解能をΔf=fN−fN+1と定義すると となる。また、同様に駆動周波数が70KHz付近だと といった大きな値となる。
に、実用上の問題がある。今、発振器1の発振周波数を
例えば12MHz、駆動周波数を40KHz付近とすると、分周器
2のプリセット値が1増えるとクロックパルスCLK2は 秒長くなり、更に1/4分周・移相器3で1/4分周されるか
ら、結局 秒だけ周期が大となる。ここで、fNをプリセット値Nの
ときの周波数、fN+1をプリセット値N+1のときの周波
数とし、周波数の分解能をΔf=fN−fN+1と定義すると となる。また、同様に駆動周波数が70KHz付近だと といった大きな値となる。
ところが、温度変化に対する最適駆動周波数の変化の
割合は、せいぜい10℃につき100〜200Hz程度か、それ以
下である。従って、40KHz付近では30〜50℃毎に、70KHz
付近では80〜160℃毎に分周器2のプリセット入力を変
えて最適駆動周波数を切替える程度の周波数補正しかで
きないことになる。
割合は、せいぜい10℃につき100〜200Hz程度か、それ以
下である。従って、40KHz付近では30〜50℃毎に、70KHz
付近では80〜160℃毎に分周器2のプリセット入力を変
えて最適駆動周波数を切替える程度の周波数補正しかで
きないことになる。
また、駆動周波数の設定も同様に40KHzで530Hz毎、70
KHzで1600Hz毎にしか設定できないから、各々のモータ
の最適駆動周波数に設定できない可能性が高い。
KHzで1600Hz毎にしか設定できないから、各々のモータ
の最適駆動周波数に設定できない可能性が高い。
発振周波数をもっと高くすれば、分解能は向上する
が、一般的に、周波数を高くしてゆくと、回路の消費電
流が大きくなり、IC化した場合コストが上昇する。加え
てこの回路から発生する高周波ノイズの他の回路に与え
られる影響が大となる等の問題が発生してしまうのであ
まり高くできないという事情がある。
が、一般的に、周波数を高くしてゆくと、回路の消費電
流が大きくなり、IC化した場合コストが上昇する。加え
てこの回路から発生する高周波ノイズの他の回路に与え
られる影響が大となる等の問題が発生してしまうのであ
まり高くできないという事情がある。
また、ICにより発振周波数の上限が必然的に定まると
いう問題もある。第6図にICの動作電源電圧範囲と動作
速度(周波数)の関係を示したが、これによれば、5Vに
おいてはスタンダードC−MOSタイプのICで2MHz、ハイ
スピードC−MOSタイプのICで30MHz、TTLICで25MHz程度
であるから、分解能は先に述べた値の1/2程度しか向上
させられないことになる。
いう問題もある。第6図にICの動作電源電圧範囲と動作
速度(周波数)の関係を示したが、これによれば、5Vに
おいてはスタンダードC−MOSタイプのICで2MHz、ハイ
スピードC−MOSタイプのICで30MHz、TTLICで25MHz程度
であるから、分解能は先に述べた値の1/2程度しか向上
させられないことになる。
そこで、1/4分周・移相器3の出力φ1〜φ4のう
ち、いずれか1つまたは複数個の信号のオン時間、つま
り出力“H"の時間、またはオフ時間、つまり出力“L"の
時間のみを変化させることにした。即ち、第3図に示し
た移相器出力信号φ1〜φ4のオン時間t1,t2,t3,t4の
うち、例えばt2のみを増減させるような回路を構成し
て、周波数の分解能を向上させることとした。この場
合、上述の発振周波数が12MHzでは駆動周波数が40KHz付
近の場合、 となり、また駆動周波数が70KHz付近の場合、 となる。
ち、いずれか1つまたは複数個の信号のオン時間、つま
り出力“H"の時間、またはオフ時間、つまり出力“L"の
時間のみを変化させることにした。即ち、第3図に示し
た移相器出力信号φ1〜φ4のオン時間t1,t2,t3,t4の
うち、例えばt2のみを増減させるような回路を構成し
て、周波数の分解能を向上させることとした。この場
合、上述の発振周波数が12MHzでは駆動周波数が40KHz付
近の場合、 となり、また駆動周波数が70KHz付近の場合、 となる。
勿論、オン時間t2のみではなく、例えばオン時間t2と
t4を同時に変えていっても分解能は従来に比べ、約2倍
向上する。またオン時間t1,t2,t3,t4をこの順に1回に
つき発振周波数1周期分だけ増減させてもオン時間t2の
みを増減させる場合と同様の効果がある。
t4を同時に変えていっても分解能は従来に比べ、約2倍
向上する。またオン時間t1,t2,t3,t4をこの順に1回に
つき発振周波数1周期分だけ増減させてもオン時間t2の
みを増減させる場合と同様の効果がある。
この場合、オン時間t1〜t4の各々の時間幅が異なるこ
とになるから電力増幅器4の出力V0は多少歪んでくる
が、その歪の量はさほど大きいものではなく、超音波モ
ータ自体としても波形の歪みにはそれ程敏感でないため
に、全く支障はない。
とになるから電力増幅器4の出力V0は多少歪んでくる
が、その歪の量はさほど大きいものではなく、超音波モ
ータ自体としても波形の歪みにはそれ程敏感でないため
に、全く支障はない。
なお、ここでは1/4分周・移相器3を例にあげたが、1
/4でなくとも1/2n(n=1,2,……)を満たすものであれ
ばどの場合でも同様に効果が得られる。
/4でなくとも1/2n(n=1,2,……)を満たすものであれ
ばどの場合でも同様に効果が得られる。
また、ここにもう1つの分解能向上の方法がある。即
ち、ある一定の周期で、駆動周波数を切換えることによ
り、ある単位時間当たりの平均周波数を変化させる手段
である。例えば、第2図の場合で言えば、10回中9回は
40KHz付近のある値とし、残る1回はプリセット値を1
つ増やすとする。すると、fN′を平均周波数として、平
均周波数の分解能をΔf′=fN′−fN+1′とすると、 となり、同様に70KHz付近では となる。このようにM回中m回(m=0,1,2,……,M−
1)は別の周波数に設定するようにすると、分解能は格
段に向上することとなる。
ち、ある一定の周期で、駆動周波数を切換えることによ
り、ある単位時間当たりの平均周波数を変化させる手段
である。例えば、第2図の場合で言えば、10回中9回は
40KHz付近のある値とし、残る1回はプリセット値を1
つ増やすとする。すると、fN′を平均周波数として、平
均周波数の分解能をΔf′=fN′−fN+1′とすると、 となり、同様に70KHz付近では となる。このようにM回中m回(m=0,1,2,……,M−
1)は別の周波数に設定するようにすると、分解能は格
段に向上することとなる。
この方式で駆動した時のモータへの影響であるが、こ
の周波数の切換え周期が十分に短かければ問題はない。
というのは、超音波モータの応答性は確かに高いもので
あるが、それにも限界があって、少なくとも数msec以上
の時間は必要である。逆に言えば、その範囲内で周波数
を切換えても顕著な影響は現れないことになるからであ
る。
の周波数の切換え周期が十分に短かければ問題はない。
というのは、超音波モータの応答性は確かに高いもので
あるが、それにも限界があって、少なくとも数msec以上
の時間は必要である。逆に言えば、その範囲内で周波数
を切換えても顕著な影響は現れないことになるからであ
る。
第1図は、本発明の第1実施例を示す超音波モータの
駆動回路のブロック系統図である。この第1実施例にお
いては、上述の自動追尾の原理を説明した第2図中の構
成部材と同じ構成部材については同じ符号を付してその
説明を省略する。
駆動回路のブロック系統図である。この第1実施例にお
いては、上述の自動追尾の原理を説明した第2図中の構
成部材と同じ構成部材については同じ符号を付してその
説明を省略する。
この第1実施例が上記第2図と大きく異なる点は、加
算回路9に代えてナンドゲート11a,11cおよびアンドゲ
ート12を設けたことである。以下に、そのナンドゲート
11a,11cおよびアンドゲート12を中心とした動作につい
て詳細に説明する。
算回路9に代えてナンドゲート11a,11cおよびアンドゲ
ート12を設けたことである。以下に、そのナンドゲート
11a,11cおよびアンドゲート12を中心とした動作につい
て詳細に説明する。
温度センサ6から出力されたセンサ出力信号は、温度
検出器7でディジタル信号化され、更にエンコーダ8に
よりコード化される。即ち、温度が低い方から高い方へ
と変化していくと、エンコーダ8の出力は(Q1,Q2,Q3,Q
4)=(HHHH),(LHHH),(HLHH)………,(HLL
L),(LLLL)と順に切換わっていく。
検出器7でディジタル信号化され、更にエンコーダ8に
よりコード化される。即ち、温度が低い方から高い方へ
と変化していくと、エンコーダ8の出力は(Q1,Q2,Q3,Q
4)=(HHHH),(LHHH),(HLHH)………,(HLL
L),(LLLL)と順に切換わっていく。
ナンドゲート11aは、移相器出力信号φ1が“H"のと
きには、その出力が(Q11,Q12,Q13,Q14)=(▲
▼,▲▼,▲▼,▲▼)となるが、φ1=
Lのときには常に(HHHH)を出力する。同様にナンドゲ
ート11cについてもQ61〜Q64を周波数調整手段10の出力
とすれば、φ3=Hのときに、その出力が(Q31,Q32,Q3
3,Q34)=(▲▼,▲▼,▲▼,▲
▼)となり、φ3=Lのとき、常に(HHHH)を出
力する。ところで移相器出力信号φ1が“H"ならφ3は
“L"なので、φ1が“H"のときアンドゲート12の出力信
号は(Q51,Q52,Q53,Q54)=(Q11,Q12,Q13,Q14)=(▲
▼,▲▼,▲▼,▲▼)となり、φ3
=Hならφ1=Lとなるので、(Q51,Q52,Q53,Q54)=
(Q31,Q32,Q33,Q34)=(▲▼,▲▼,▲
▼,▲▼)となる。更に、φ2=Hまたは
φ4=Hのときには、φ1=φ3=Lであるから、(Q5
1,Q52,Q53,Q54)=(HHHH)となる。
きには、その出力が(Q11,Q12,Q13,Q14)=(▲
▼,▲▼,▲▼,▲▼)となるが、φ1=
Lのときには常に(HHHH)を出力する。同様にナンドゲ
ート11cについてもQ61〜Q64を周波数調整手段10の出力
とすれば、φ3=Hのときに、その出力が(Q31,Q32,Q3
3,Q34)=(▲▼,▲▼,▲▼,▲
▼)となり、φ3=Lのとき、常に(HHHH)を出
力する。ところで移相器出力信号φ1が“H"ならφ3は
“L"なので、φ1が“H"のときアンドゲート12の出力信
号は(Q51,Q52,Q53,Q54)=(Q11,Q12,Q13,Q14)=(▲
▼,▲▼,▲▼,▲▼)となり、φ3
=Hならφ1=Lとなるので、(Q51,Q52,Q53,Q54)=
(Q31,Q32,Q33,Q34)=(▲▼,▲▼,▲
▼,▲▼)となる。更に、φ2=Hまたは
φ4=Hのときには、φ1=φ3=Lであるから、(Q5
1,Q52,Q53,Q54)=(HHHH)となる。
プリセット入力端P5〜P8が予め所定値に設定された分
周器2のプリセット入力端P1〜P4へのプリセットのタイ
ミングおよび1/4分周・移相器3から出力される移相器
出力信号φ1〜φ4の切換のタイミングは、先に分周器
2がプリセットされ、すぐ後に移相器出力信号φ1〜φ
4を切換えているので、φ1=Hの時間t1の長さを決め
るプリセット値はφ4=HのときのQ51〜Q54の値という
ことになる。同様にφ2=Hの時間t2はφ1=Hのとき
の、φ3=Hの時間t3はφ2=Hのときの、φ4=Hの
時間t4はφ3=Hのときの、各時点におけるQ51〜Q54の
値によってそれぞれ決まることになる。従って、t1およ
びt3は常に一定で、t2はエンコーダ8の出力、t4は周波
数調整手段10の出力によって、それぞれ変わることにな
る。
周器2のプリセット入力端P1〜P4へのプリセットのタイ
ミングおよび1/4分周・移相器3から出力される移相器
出力信号φ1〜φ4の切換のタイミングは、先に分周器
2がプリセットされ、すぐ後に移相器出力信号φ1〜φ
4を切換えているので、φ1=Hの時間t1の長さを決め
るプリセット値はφ4=HのときのQ51〜Q54の値という
ことになる。同様にφ2=Hの時間t2はφ1=Hのとき
の、φ3=Hの時間t3はφ2=Hのときの、φ4=Hの
時間t4はφ3=Hのときの、各時点におけるQ51〜Q54の
値によってそれぞれ決まることになる。従って、t1およ
びt3は常に一定で、t2はエンコーダ8の出力、t4は周波
数調整手段10の出力によって、それぞれ変わることにな
る。
そこで、温度が上昇すると、▲▼〜▲▼の値
が大きくなるので、オン時間t2も大きくなり、結果とし
て、駆動周波数は低くなる。逆に温度が下降すると、駆
動周波数が高くなる。このときの駆動周波数の分解能Δ
fは、前述のように40KHzのときで133Hz、70KHzのとき
で406Hzとなる。
が大きくなるので、オン時間t2も大きくなり、結果とし
て、駆動周波数は低くなる。逆に温度が下降すると、駆
動周波数が高くなる。このときの駆動周波数の分解能Δ
fは、前述のように40KHzのときで133Hz、70KHzのとき
で406Hzとなる。
また、駆動周波数の調整についても、全く同様な考え
方で周波数調整手段10の出力Q61〜Q64によりt4の時間幅
だけを変えられるから、温度による補正とは独立に行な
うことができる。
方で周波数調整手段10の出力Q61〜Q64によりt4の時間幅
だけを変えられるから、温度による補正とは独立に行な
うことができる。
以上述べたように、この第1実施例によれば、簡単な
回路の構成で、従来の方式に比べ分解能を向上させるこ
とができる。
回路の構成で、従来の方式に比べ分解能を向上させるこ
とができる。
第7図は、本発明の第2実施例を示す超音波モータの
駆動回路のブロック系統図である。上記第1実施例では
移相信号を得るのに1/4分周・移相器3を用いて1/4分周
しているが、特に1/4分周でなくとも、1/2n分周(n=
1,2,……)であればよい。そこで、この第2実施例では
1/4分周に代えて1/2分周、つまり1/2n分周におけるn=
1の例を用いている。そして、上記第1実施例と同じ構
成部材については同一の符号を付してその説明を省略す
る。
駆動回路のブロック系統図である。上記第1実施例では
移相信号を得るのに1/4分周・移相器3を用いて1/4分周
しているが、特に1/4分周でなくとも、1/2n分周(n=
1,2,……)であればよい。そこで、この第2実施例では
1/4分周に代えて1/2分周、つまり1/2n分周におけるn=
1の例を用いている。そして、上記第1実施例と同じ構
成部材については同一の符号を付してその説明を省略す
る。
1/2分周器3Aの出力は、デューティ比が約50%で、周
波数はf0付近の方形波である。この方形波信号はバンド
パスフィルタ13により周波数成分f0の正弦波のみが通過
し、他はカットされる。この正弦波出力は励振トランス
L12,バイアス抵抗R11,R12,R13、プッシュプル増幅用ト
ランジスタTr11,Tr12,出力トランスL11から構成された
プッシュプル電力増幅器4Aで電力増幅される。温度セン
サ6からエンコーダ8までの動作は上記第1実施例と同
じである。
波数はf0付近の方形波である。この方形波信号はバンド
パスフィルタ13により周波数成分f0の正弦波のみが通過
し、他はカットされる。この正弦波出力は励振トランス
L12,バイアス抵抗R11,R12,R13、プッシュプル増幅用ト
ランジスタTr11,Tr12,出力トランスL11から構成された
プッシュプル電力増幅器4Aで電力増幅される。温度セン
サ6からエンコーダ8までの動作は上記第1実施例と同
じである。
エンコーダ8の出力と周波数調整手段10の出力とは前
記第2図で説明したように、加算器9により加算され
る。そして、ナンドゲート11によって、1/2分周器3Aの
出力が“H"になるときのみ分周器2のプリセット値が変
化するので、加算器9の出力によって、1/2分周器3Aの
出力が“L"になる時間が変化することになる。これによ
り、駆動周波数の補正・調整が行なわれる。
記第2図で説明したように、加算器9により加算され
る。そして、ナンドゲート11によって、1/2分周器3Aの
出力が“H"になるときのみ分周器2のプリセット値が変
化するので、加算器9の出力によって、1/2分周器3Aの
出力が“L"になる時間が変化することになる。これによ
り、駆動周波数の補正・調整が行なわれる。
ところで、1/2n分周・移相器(n=1,2,……)のn=
1以外の例は基本的に上記第1実施例と同様の回路で構
成できる。例えばn=3のときには、移相器出力信号φ
1〜φ6の出力が得られるから、電力増幅器へは信号φ
1とφ4といったように180゜位相のずれた2出力を使
用すれば容易に構成できる。
1以外の例は基本的に上記第1実施例と同様の回路で構
成できる。例えばn=3のときには、移相器出力信号φ
1〜φ6の出力が得られるから、電力増幅器へは信号φ
1とφ4といったように180゜位相のずれた2出力を使
用すれば容易に構成できる。
第8図(A)は、本発明の第3実施例を示す超音波モ
ータの駆動回路である。上記第1,第2実施例に示された
超音波モータの駆動回路は、何れも定在波型超音波モー
タに適用されるが、進行波型超音波モータにもこの駆動
回路の適用が可能で、この第3実施例はその一例であ
る。
ータの駆動回路である。上記第1,第2実施例に示された
超音波モータの駆動回路は、何れも定在波型超音波モー
タに適用されるが、進行波型超音波モータにもこの駆動
回路の適用が可能で、この第3実施例はその一例であ
る。
また、この第3実施例においても、上記第1,第2実施
例と同一の構成部材については、同じ符号をつけてその
説明を省略する。
例と同一の構成部材については、同じ符号をつけてその
説明を省略する。
一般に、定在波型と進行波型の各超音波モータの駆動
回路の違いは、定在波型の場合は単相出力で済むのに対
し、進行波型は位相が90゜異なる同振幅・同周波数の2
相出力が必要であるという点である。そこで、この第3
実施例では1/4分周・移相器の出力φ1〜φ4のうち、
信号φ1とφ3を電力増幅器4aへ、信号φ2とφ4を電
力増幅器4bへそれぞれ供給して、位相が90゜異なる2相
出力VaとVbを発生させ、超音波モータ5Aの駆動電極5a,5
bに供給する。
回路の違いは、定在波型の場合は単相出力で済むのに対
し、進行波型は位相が90゜異なる同振幅・同周波数の2
相出力が必要であるという点である。そこで、この第3
実施例では1/4分周・移相器の出力φ1〜φ4のうち、
信号φ1とφ3を電力増幅器4aへ、信号φ2とφ4を電
力増幅器4bへそれぞれ供給して、位相が90゜異なる2相
出力VaとVbを発生させ、超音波モータ5Aの駆動電極5a,5
bに供給する。
以下に、この第3実施例における周波数補正回路につ
いて説明する。なお、この説明中では各部から出力され
る信号の位相角名をその信号名とする。
いて説明する。なお、この説明中では各部から出力され
る信号の位相角名をその信号名とする。
進行波型超音波モータの周波数補正の方法は幾つか提
案されているが、その中でもモータへの入力信号Va,Vb
とモニタ電極からのフィードバック信号QFBの位相差を
一定に保つよう、周波数の補正を行なうという方法が優
れている。この方法による駆動回路の中でも、本出願人
が先に出願した特願昭63−33593号に述べてあるもの
は、前記従来例で説明したように周波数の飛びやスター
ト周波数の設定といった問題を解決しており、非常に有
用なものである。ここで述べる第3実施例の駆動回路
は、その長所を生かしたまま、更にディジタル化を進め
ることによって回路規模の縮小、周波数調整の合理化を
進めたものである。
案されているが、その中でもモータへの入力信号Va,Vb
とモニタ電極からのフィードバック信号QFBの位相差を
一定に保つよう、周波数の補正を行なうという方法が優
れている。この方法による駆動回路の中でも、本出願人
が先に出願した特願昭63−33593号に述べてあるもの
は、前記従来例で説明したように周波数の飛びやスター
ト周波数の設定といった問題を解決しており、非常に有
用なものである。ここで述べる第3実施例の駆動回路
は、その長所を生かしたまま、更にディジタル化を進め
ることによって回路規模の縮小、周波数調整の合理化を
進めたものである。
モニタ電極5cから取り出され、電圧がVFB、位相角が
θFBの正弦波のフィードバック信号θFBは波形整形器14
により電圧VFB′位相角θFB′の方形波信号θFB′に変
換される。この方形波信号θFB′の位相θFB′は、ここ
では立ち上がりエッジを指して言っている。この方形波
信号θFB′を遅延器17から出力される基準位相信号θre
fの立ち上がりエッジと比較し、θFB′のほうが進んで
いれば“L"、遅れていれば“H"を、位相比較器15が出力
する。上記基準位相信号θrefは、モータ5Aに入力され
るモータ駆動電圧VaまたはVbの位相、またはVa,Vbを遅
延させた信号の位相を用いてもよいが、ここでは、アナ
ログ的な処理をなるべくしないようにするため、移相器
出力信号φ1をディジタル的に遅延させた信号を用いて
いる。即ち、移相器出力信号φ1の立ち上がりエッジに
より、遅延器17がクロックパルスCLK1をカウントして、
ある一定数を数えると、ワンショットパルスを基準位相
信号θrefとして出力する。この一定数は、勿論ディジ
タル的に設定できるものであり、これにより基準位相信
号θrefを進めたり遅れさせたりすることが可能で、し
かも、その設定の細かさが駆動周波数に比べ十分高い発
振周波数であるクロックパルスCLK1に依っており、その
設定の範囲も360゜をカバーするので、例えば本出願人
が先に出願した基準位相の設定に関する前記特願昭63−
119987号記載のものに比べて何の遜色もない。ここで、
設定の細かさについて言えば、発振周波数が例えば12MH
z,駆動周波数が例えば40KHzとすると、300ステップ、即
ち、1.2゜の位相毎に設定できる。
θFBの正弦波のフィードバック信号θFBは波形整形器14
により電圧VFB′位相角θFB′の方形波信号θFB′に変
換される。この方形波信号θFB′の位相θFB′は、ここ
では立ち上がりエッジを指して言っている。この方形波
信号θFB′を遅延器17から出力される基準位相信号θre
fの立ち上がりエッジと比較し、θFB′のほうが進んで
いれば“L"、遅れていれば“H"を、位相比較器15が出力
する。上記基準位相信号θrefは、モータ5Aに入力され
るモータ駆動電圧VaまたはVbの位相、またはVa,Vbを遅
延させた信号の位相を用いてもよいが、ここでは、アナ
ログ的な処理をなるべくしないようにするため、移相器
出力信号φ1をディジタル的に遅延させた信号を用いて
いる。即ち、移相器出力信号φ1の立ち上がりエッジに
より、遅延器17がクロックパルスCLK1をカウントして、
ある一定数を数えると、ワンショットパルスを基準位相
信号θrefとして出力する。この一定数は、勿論ディジ
タル的に設定できるものであり、これにより基準位相信
号θrefを進めたり遅れさせたりすることが可能で、し
かも、その設定の細かさが駆動周波数に比べ十分高い発
振周波数であるクロックパルスCLK1に依っており、その
設定の範囲も360゜をカバーするので、例えば本出願人
が先に出願した基準位相の設定に関する前記特願昭63−
119987号記載のものに比べて何の遜色もない。ここで、
設定の細かさについて言えば、発振周波数が例えば12MH
z,駆動周波数が例えば40KHzとすると、300ステップ、即
ち、1.2゜の位相毎に設定できる。
さて、位相比較器15の出力信号は、そのままUP/DNカ
ウンタ16のUP/DN信号となる、つまり、“L"ならばDNカ
ウント、“H"ならばUPカウントを行なう。このときのUP
/DNカウンタ16のクロックパルスは、移相器出力信号φ
2を用いているが、別の信号でも構わないし、更にφ2
を分周したものでも構わない。UP/DNカウンタ16から出
力されるカウンタ出力信号Q71〜Q74は、前記特願昭63−
33593号記載のものではD/Aコンバータに接続されていた
が、この第3実施例では、アナログ値に変換せず、直接
ディジタル的に駆動周波数を変えるようになっている。
ウンタ16のUP/DN信号となる、つまり、“L"ならばDNカ
ウント、“H"ならばUPカウントを行なう。このときのUP
/DNカウンタ16のクロックパルスは、移相器出力信号φ
2を用いているが、別の信号でも構わないし、更にφ2
を分周したものでも構わない。UP/DNカウンタ16から出
力されるカウンタ出力信号Q71〜Q74は、前記特願昭63−
33593号記載のものではD/Aコンバータに接続されていた
が、この第3実施例では、アナログ値に変換せず、直接
ディジタル的に駆動周波数を変えるようになっている。
ナンドゲート11aおよびアンドゲート12は上記第1実
施例で説明したように、UP/DNカウンタ16がアップカウ
ントしていくと、φ2=Hの時間t2が短かくなり、逆に
ダウンカウントしていくと、時間t2は長くなる。そこ
で、上記方形波信号θFB′の位相θFB′が進むと時間t2
が長くなるから駆動周波数が低くなり、遅れると時間t2
が短くなるから駆動周波数は高くなる。このようにし
て、超音波モータの適正駆動周波数への周波数補正、つ
まり周波数自動追尾が行なわれることになる。
施例で説明したように、UP/DNカウンタ16がアップカウ
ントしていくと、φ2=Hの時間t2が短かくなり、逆に
ダウンカウントしていくと、時間t2は長くなる。そこ
で、上記方形波信号θFB′の位相θFB′が進むと時間t2
が長くなるから駆動周波数が低くなり、遅れると時間t2
が短くなるから駆動周波数は高くなる。このようにし
て、超音波モータの適正駆動周波数への周波数補正、つ
まり周波数自動追尾が行なわれることになる。
ところで、UP/DNカウンタの性質により、例え、周波
数の飛びが発生しても、出力が(LLLL)から(HHHH)
へ、または(HHHH)から(LLLL)へと切換わって再びダ
ウンカウントまたはアップカウントを始め、駆動周波数
の最適点f0に戻ることができる。また、超音波モータが
起動していない場合、フィードバック信号θFBが出力さ
れないから、位相比較器15は“H"または“L"のいずれか
のUP/DN信号を出力し続けるので、UP/DNカウンタ16が常
にアップカウントまたはダウンカウントし続け、これに
よって丁度駆動周波数をスイープする形となり、超音波
モータが回転し始めてフィードバック信号θFBが現われ
たところで最適点をキャッチすることになるから、スタ
ート周波数の設定が不要となる。
数の飛びが発生しても、出力が(LLLL)から(HHHH)
へ、または(HHHH)から(LLLL)へと切換わって再びダ
ウンカウントまたはアップカウントを始め、駆動周波数
の最適点f0に戻ることができる。また、超音波モータが
起動していない場合、フィードバック信号θFBが出力さ
れないから、位相比較器15は“H"または“L"のいずれか
のUP/DN信号を出力し続けるので、UP/DNカウンタ16が常
にアップカウントまたはダウンカウントし続け、これに
よって丁度駆動周波数をスイープする形となり、超音波
モータが回転し始めてフィードバック信号θFBが現われ
たところで最適点をキャッチすることになるから、スタ
ート周波数の設定が不要となる。
また、本出願人により先に出願された特願昭63−3552
9号の中で最大周波数fmaxならびに最小周波数fminの設
定を容易にする方法について述べているが、この第3実
施例においては、周波数調整手段10,ナンドゲート11b,
アンドゲート12により、時間t3を変えて最大周波数fmax
と最小周波数fminをシフトしている。これらはディジタ
ル信号により制御できるので、特願昭63−35529号記載
のものに比べて更に回路の小型化・調整の簡略化が計れ
ることとなる。
9号の中で最大周波数fmaxならびに最小周波数fminの設
定を容易にする方法について述べているが、この第3実
施例においては、周波数調整手段10,ナンドゲート11b,
アンドゲート12により、時間t3を変えて最大周波数fmax
と最小周波数fminをシフトしている。これらはディジタ
ル信号により制御できるので、特願昭63−35529号記載
のものに比べて更に回路の小型化・調整の簡略化が計れ
ることとなる。
というわけで、この第3実施例では、電力増幅器4a,4b
および波形整形器14以外はすべてディジタル化してある
ので、ワンチップのIC化が可能であり、上記波形整形器
14についても第8図(B)に示すように、フィードバッ
ク信号θFBを抵抗R22を介してダイオードD21,D22,D23,D
24に印加して方形波に変換し、トランジスタTr21,抵抗R
21でスイッチング増幅して方形波信号θFB′を得るよう
にすれば、IC化できる。従って、調整もすべてディジタ
ル信号により行なえるので、可変抵抗器などの外付け部
品が一切不要で、しかも自動調整が可能であり、勿論、
電源電圧もIC駆動可能な範囲で動作可能となる。
および波形整形器14以外はすべてディジタル化してある
ので、ワンチップのIC化が可能であり、上記波形整形器
14についても第8図(B)に示すように、フィードバッ
ク信号θFBを抵抗R22を介してダイオードD21,D22,D23,D
24に印加して方形波に変換し、トランジスタTr21,抵抗R
21でスイッチング増幅して方形波信号θFB′を得るよう
にすれば、IC化できる。従って、調整もすべてディジタ
ル信号により行なえるので、可変抵抗器などの外付け部
品が一切不要で、しかも自動調整が可能であり、勿論、
電源電圧もIC駆動可能な範囲で動作可能となる。
第9図は、本発明の第4実施例を示す超音波モータの
駆動回路のブロック系統図で、上記第3実施例と同様に
進行波型超音波モータ5Aを駆動するように構成されてい
る。この第4実施例が上記第3実施例と大きく異なる点
は、マイクロコンピュータを使ったことで、上記第3実
施例と同一の構成部材については同一符号を付してその
説明を省略する。
駆動回路のブロック系統図で、上記第3実施例と同様に
進行波型超音波モータ5Aを駆動するように構成されてい
る。この第4実施例が上記第3実施例と大きく異なる点
は、マイクロコンピュータを使ったことで、上記第3実
施例と同一の構成部材については同一符号を付してその
説明を省略する。
基準位相信号θrefと方形波信号θFB′との両信号を
比較し、適正な周波数に調整する機能を有するマイクロ
コンピュータ18は、基準位相信号θrefに対し、方形波
信号θFB′が進んでいるか遅れているかを判断し、更に
そのずれが何パルス分であるかを読み取る。そのずれ量
と位相の進み・遅れによりマイクロコンピュータ18は、
その出力信号Q101〜Q106の値を予じめ定めてある規則に
従って定める。出力信号Q101〜Q106はエンコーダ8aによ
り、コード変換され、下記第1表に示すエンコーダ出力
信号となる。
比較し、適正な周波数に調整する機能を有するマイクロ
コンピュータ18は、基準位相信号θrefに対し、方形波
信号θFB′が進んでいるか遅れているかを判断し、更に
そのずれが何パルス分であるかを読み取る。そのずれ量
と位相の進み・遅れによりマイクロコンピュータ18は、
その出力信号Q101〜Q106の値を予じめ定めてある規則に
従って定める。出力信号Q101〜Q106はエンコーダ8aによ
り、コード変換され、下記第1表に示すエンコーダ出力
信号となる。
このエンコーダ出力信号Q111〜Q114,Q121〜Q124,Q131
〜Q134,Q141〜Q144は、それぞれナンドゲート11a,11b,1
1c,11dに送られ、移相器出力信号φ1〜φ4が“H"にな
ったときにのみ通過できるようになっている。アンドゲ
ート12aは、Q51=Q11・Q21・Q31・Q41,Q52=Q12・Q22・
Q32・Q42、Q53=Q13・Q23・Q33・Q43、Q54=Q14・Q24・
Q34・Q44の各式で表わされる回路配線となっているか
ら、上記第1実施例で述べたように、エンコーダ出力信
号Q111〜Q114の値によりφ2=Hの時間t2が、エンコー
ダ出力信号Q121〜Q124の値によりφ3=Hの時間t3が、
エンコーダ出力信号Q131〜Q134の値によりφ4=Hの時
間t4が、エンコーダ出力信号Q141〜Q144の値によりφ1
=Hの時間t1が、それぞれ変化する。従って、第9図か
ら解るように、マイコン出力が1つずつ値が大きくなっ
てゆくと、時間t2,t3,t4,t1の順にクロックパルスCLK1
の1周期分ずつ時間が短縮し、逆にマイコン出力が1つ
ずつ小さくなってゆくと、今度はクロックパルスCLK1の
1周期分ずつ時間が増大してゆく。即ち、マイコン出力
が大きくなると、周波数が高くなり、小さくなると周波
数が低くなる。さて、マイクロコンピュータ18は基準位
相信号θrefと方形波信号θFB′の値を読み込んでマイ
コン出力信号Q101〜Q106を出力し、一定時間後に再び同
様のことを繰返す。そして基準位相信号θrefと方形波
信号θFB′の位相差がある範囲内、即ちずれのパルス数
が一定値以内になると出力値を固定する。
〜Q134,Q141〜Q144は、それぞれナンドゲート11a,11b,1
1c,11dに送られ、移相器出力信号φ1〜φ4が“H"にな
ったときにのみ通過できるようになっている。アンドゲ
ート12aは、Q51=Q11・Q21・Q31・Q41,Q52=Q12・Q22・
Q32・Q42、Q53=Q13・Q23・Q33・Q43、Q54=Q14・Q24・
Q34・Q44の各式で表わされる回路配線となっているか
ら、上記第1実施例で述べたように、エンコーダ出力信
号Q111〜Q114の値によりφ2=Hの時間t2が、エンコー
ダ出力信号Q121〜Q124の値によりφ3=Hの時間t3が、
エンコーダ出力信号Q131〜Q134の値によりφ4=Hの時
間t4が、エンコーダ出力信号Q141〜Q144の値によりφ1
=Hの時間t1が、それぞれ変化する。従って、第9図か
ら解るように、マイコン出力が1つずつ値が大きくなっ
てゆくと、時間t2,t3,t4,t1の順にクロックパルスCLK1
の1周期分ずつ時間が短縮し、逆にマイコン出力が1つ
ずつ小さくなってゆくと、今度はクロックパルスCLK1の
1周期分ずつ時間が増大してゆく。即ち、マイコン出力
が大きくなると、周波数が高くなり、小さくなると周波
数が低くなる。さて、マイクロコンピュータ18は基準位
相信号θrefと方形波信号θFB′の値を読み込んでマイ
コン出力信号Q101〜Q106を出力し、一定時間後に再び同
様のことを繰返す。そして基準位相信号θrefと方形波
信号θFB′の位相差がある範囲内、即ちずれのパルス数
が一定値以内になると出力値を固定する。
この方法では、時間t1〜t4の時間差が最大でもクロッ
クパルスCLK1の1周期分であるから、波形の歪みは極め
て小さくなる。そのため、第4図では分周器2のプリセ
ット値が4ビットにすぎないが、更にビット画数を増や
して変化させる周波数の幅を広げることも可能となる。
クパルスCLK1の1周期分であるから、波形の歪みは極め
て小さくなる。そのため、第4図では分周器2のプリセ
ット値が4ビットにすぎないが、更にビット画数を増や
して変化させる周波数の幅を広げることも可能となる。
なお、この第4実施例の駆動回路では、分周器2のプ
リセット値の上位4ビットについてもマイコン出力信号
Q107〜Q110によって制御するようになっている。これに
より、例えば駆動周波数を大きく変化させて、複数の超
音波モータを切換え駆動することが可能となる。
リセット値の上位4ビットについてもマイコン出力信号
Q107〜Q110によって制御するようになっている。これに
より、例えば駆動周波数を大きく変化させて、複数の超
音波モータを切換え駆動することが可能となる。
また、図には示していないが、モータの回転数検知手
段を設けて、速度制御を加えることも可能になる。即
ち、モータの回転数は駆動周波数により変化するので、
マイクロコンピュータ18に速度信号を入力し、所定の速
度になるよう、マイコン出力をコントロールさせればよ
い。
段を設けて、速度制御を加えることも可能になる。即
ち、モータの回転数は駆動周波数により変化するので、
マイクロコンピュータ18に速度信号を入力し、所定の速
度になるよう、マイコン出力をコントロールさせればよ
い。
第10図は、本発明の第5実施例を示す超音波モータの
駆動回路のブロック系統図である。この第5実施例は、
上記第1,第2実施例と同様に定在波型の超音波モータ5
に適用されるが、更に分解能が必要な場合、あるいは発
振周波数を下げて分解能を維持したい場合に有用で温度
変化1℃ずつに対して周波数を変化させることができ
る。そして、この第5実施例が上記第1実施例と大きく
異なる点は、新たに加算器19およびデューティ可変1/4
分周器20が付加されたことのみで、上記第1実施例と同
じ構成部材には同一符号を付して、その説明を省略す
る。
駆動回路のブロック系統図である。この第5実施例は、
上記第1,第2実施例と同様に定在波型の超音波モータ5
に適用されるが、更に分解能が必要な場合、あるいは発
振周波数を下げて分解能を維持したい場合に有用で温度
変化1℃ずつに対して周波数を変化させることができ
る。そして、この第5実施例が上記第1実施例と大きく
異なる点は、新たに加算器19およびデューティ可変1/4
分周器20が付加されたことのみで、上記第1実施例と同
じ構成部材には同一符号を付して、その説明を省略す
る。
エンコーダ8から加算器19へ供給されるエンコーダ出
力信号Q1,Q2,Q3,Q4は4℃上昇すると値が1だけ減るよ
うになっている。即ち、第2表に示すように、0〜3℃
ではエンコーダ出力信号Q1,Q2,Q3,Q4は1111、4〜7℃
では0111、8〜11℃では1011……というように出力され
る。
力信号Q1,Q2,Q3,Q4は4℃上昇すると値が1だけ減るよ
うになっている。即ち、第2表に示すように、0〜3℃
ではエンコーダ出力信号Q1,Q2,Q3,Q4は1111、4〜7℃
では0111、8〜11℃では1011……というように出力され
る。
また、このエンコーダ8は、デューティ可変1/4分周
器20に、2ビットからなり、温度1℃につき1だけ増え
るようなエンコーダ出力信号Q5,Q6を出力する。する
と、デューティ可変1/4分周器20は、エンコーダ出力信
号Q5,Q6が(00)のときにはデューティ比が0、つま
り、常に“L"の、(10)のときにはデューティ比が1/4
の、(01)のときにはデューティ比が2/4の、(11)の
ときにはデューティ比が3/4のデューティ比可変出力信
号Q7を出力する。ただし、1/4分周器であるから、周波
数は駆動周波数の1/4である。
器20に、2ビットからなり、温度1℃につき1だけ増え
るようなエンコーダ出力信号Q5,Q6を出力する。する
と、デューティ可変1/4分周器20は、エンコーダ出力信
号Q5,Q6が(00)のときにはデューティ比が0、つま
り、常に“L"の、(10)のときにはデューティ比が1/4
の、(01)のときにはデューティ比が2/4の、(11)の
ときにはデューティ比が3/4のデューティ比可変出力信
号Q7を出力する。ただし、1/4分周器であるから、周波
数は駆動周波数の1/4である。
加算器19はエンコーダ8から出力されたエンコーダ出
力信号Q1〜Q4と、デューティ可変1/4分周器20から出力
されたデューティ比可変出力信号Q7とを加算する。その
ため、例えばデューティ比可変出力信号Q7のデューティ
比が1/4であると、加算器19から出力された加算器出力
信号Q1′,Q2′,Q3′,Q4′は4回中3回は(Q1,Q2,Q3,Q
4)となるが、4回中1回は(Q1,Q2,Q3,Q4)+1とな
る。即ち、4回に1度は時間t2の値がクロックパルスCL
K1の1周期分だけ小さくなる。同様に、デューティ比が
2/4だと4回に2度、デューティ比が3/4だと4回中3
度、時間t2の値がそれぞれ小さくなることになる。従っ
て、平均的な周波数というものを考えると、1/4×Δf
(Δfは第1図での分解能)ずつ変化していることとな
る。
力信号Q1〜Q4と、デューティ可変1/4分周器20から出力
されたデューティ比可変出力信号Q7とを加算する。その
ため、例えばデューティ比可変出力信号Q7のデューティ
比が1/4であると、加算器19から出力された加算器出力
信号Q1′,Q2′,Q3′,Q4′は4回中3回は(Q1,Q2,Q3,Q
4)となるが、4回中1回は(Q1,Q2,Q3,Q4)+1とな
る。即ち、4回に1度は時間t2の値がクロックパルスCL
K1の1周期分だけ小さくなる。同様に、デューティ比が
2/4だと4回に2度、デューティ比が3/4だと4回中3
度、時間t2の値がそれぞれ小さくなることになる。従っ
て、平均的な周波数というものを考えると、1/4×Δf
(Δfは第1図での分解能)ずつ変化していることとな
る。
今、発振器1の発振周波数が12MHz、モータ駆動周波
数が40KHzとすると、平均周波数の分解能Δf′は Δf′=Δf×1/4=133×1/4≒33Hz となり、駆動周波数が70KHzの場合は Δf′=Δf×1/4=406×1/4≒102Hz となる。このような平均的な周波数でも、超音波モータ
においては有効である。というのは超音波モータの応答
速度は速くても数msecであるが、ここではその切換周期
が であり、応答速度に比べるて十分小さいから、その切換
えによる影響は現れないこととなる。このようにして、
このデューティ可変1/4分周器20および加算器19によっ
て駆動周波数の分解能が向上することになる。
数が40KHzとすると、平均周波数の分解能Δf′は Δf′=Δf×1/4=133×1/4≒33Hz となり、駆動周波数が70KHzの場合は Δf′=Δf×1/4=406×1/4≒102Hz となる。このような平均的な周波数でも、超音波モータ
においては有効である。というのは超音波モータの応答
速度は速くても数msecであるが、ここではその切換周期
が であり、応答速度に比べるて十分小さいから、その切換
えによる影響は現れないこととなる。このようにして、
このデューティ可変1/4分周器20および加算器19によっ
て駆動周波数の分解能が向上することになる。
ところで、このデューティ可変1/4分周器20は特に1/4
である必要はなく、1/m(m=2,3,4,……)において実
現可能である。
である必要はなく、1/m(m=2,3,4,……)において実
現可能である。
また、ここでは定在波型超音波モータの駆動回路につ
いて述べたが、進行波型超音波モータの駆動回路にも応
用できることは言うまでもない。
いて述べたが、進行波型超音波モータの駆動回路にも応
用できることは言うまでもない。
更にまた、第10図中のナンドゲート11a,11c、アンド
ゲート12を省略して、加算器19の出力を直接プリセット
値として分周器2に印加しても、それだけで十分な効果
が期待できる。
ゲート12を省略して、加算器19の出力を直接プリセット
値として分周器2に印加しても、それだけで十分な効果
が期待できる。
以上5つの実施例について述べたが、この方法はディ
ジタル回路だけでなく、アナログ回路を含んだ駆動回路
においても適用でき、十分な効果を得ることができるこ
と勿論である。
ジタル回路だけでなく、アナログ回路を含んだ駆動回路
においても適用でき、十分な効果を得ることができるこ
と勿論である。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、周波数の分解能を
著しく向上させることができる。そこで、以前は実現で
きなかった駆動回路のディジタル化が十分実用的なレベ
ルで実現できるので、IC化により回路の規模の縮小が可
能となる。また調整もディジタル的な処理が行なえるた
め、調整工数が省けることになる。更にまた、ディジタ
ル信号であるが故に、ノズルに強く、発振器に水晶振動
子を使用できるため温度依存性が小さいので、悪条件に
対しても安定した動作が期待できるという数々の顕著な
効果が発揮される。
著しく向上させることができる。そこで、以前は実現で
きなかった駆動回路のディジタル化が十分実用的なレベ
ルで実現できるので、IC化により回路の規模の縮小が可
能となる。また調整もディジタル的な処理が行なえるた
め、調整工数が省けることになる。更にまた、ディジタ
ル信号であるが故に、ノズルに強く、発振器に水晶振動
子を使用できるため温度依存性が小さいので、悪条件に
対しても安定した動作が期待できるという数々の顕著な
効果が発揮される。
第1図は、本発明の第1実施例を示す超音波モータの駆
動回路のブロック系統図、 第2図は、最適駆動周波数の自動追尾の動作原理を説明
するためのディジタル化した超音波モータの駆動回路の
ブロック系統図、 第3図は、上記第2図における各部の動作を説明するタ
イミングチャート、 第4図は、上記第2図における電力増幅器の一例を示す
回路図、 第5図は、超音波モータにおける最適駆動周波数f0のモ
ータ温度Tに対する特性線図、 第6図は、各種のICにおける動作電源電圧範囲の動作速
度に対する特性線図、 第7図は、本発明の第2実施例を示す超音波モータの駆
動回路のブロック系統図、 第8図(A)は、本発明の第3実施例を示す超音波モー
タの駆動回路のブロック系統図、第8図(B)は、波形
整形器の変形例を示す回路図、 第9図は、本発明の第4実施例を示す超音波モータの駆
動回路のブロック系統図、 第10図は、本発明の第5実施例を示す超音波モータの駆
動回路のブロック系統図である。 1……発振器 3……1/4分周・移相器(分周移相器) 3A……1/2分周器(分周移相器) 4,4a,4b,4A……電力増幅器 5……定在波型超音波モータ(超音波モータ) 5A……進行波型超音波モータ(超音波モータ)
動回路のブロック系統図、 第2図は、最適駆動周波数の自動追尾の動作原理を説明
するためのディジタル化した超音波モータの駆動回路の
ブロック系統図、 第3図は、上記第2図における各部の動作を説明するタ
イミングチャート、 第4図は、上記第2図における電力増幅器の一例を示す
回路図、 第5図は、超音波モータにおける最適駆動周波数f0のモ
ータ温度Tに対する特性線図、 第6図は、各種のICにおける動作電源電圧範囲の動作速
度に対する特性線図、 第7図は、本発明の第2実施例を示す超音波モータの駆
動回路のブロック系統図、 第8図(A)は、本発明の第3実施例を示す超音波モー
タの駆動回路のブロック系統図、第8図(B)は、波形
整形器の変形例を示す回路図、 第9図は、本発明の第4実施例を示す超音波モータの駆
動回路のブロック系統図、 第10図は、本発明の第5実施例を示す超音波モータの駆
動回路のブロック系統図である。 1……発振器 3……1/4分周・移相器(分周移相器) 3A……1/2分周器(分周移相器) 4,4a,4b,4A……電力増幅器 5……定在波型超音波モータ(超音波モータ) 5A……進行波型超音波モータ(超音波モータ)
Claims (4)
- 【請求項1】電気−機械エネルギー変換素子に交流信号
を印加することにより、被駆動体を駆動する超音波モー
タの駆動回路において、 上記交流信号に比べ高い周波数の原振信号を出力する発
振手段と、 この発振手段の出力を複数のパルス信号として分周移相
して出力する分周移相手段と、 この分周移相手段の出力を増幅して上記交流信号を生成
する電力増幅手段と、 を具備しており、上記パルス信号の少なくとも1つの、
隣接する立ち上がりと立ち下がりとの幅、もしくは立ち
下がりと立ち上がりとの幅を、該幅に対応する上記分周
移相手段の分周数を上記発振手段の出力もしくは該出力
を分周した出力の1周期分に相当する変化量にて上記パ
ルス信号の1周期中で周期的に変化させることによって
変化させ、これにより上記複数のパルス信号における周
波数を変化させることを特徴とする超音波モータの駆動
回路。 - 【請求項2】電気−機械エネルギー変換素子に交流信号
を印加することにより、被駆動体を駆動する超音波モー
タの駆動回路において、 上記交流信号に比べ高い周波数の原振信号を出力する発
振手段と、 この発振手段の出力を複数のパルス信号として分周移相
して出力する分周移相手段と、 この分周移相手段の出力を増幅して上記交流信号を生成
する電力増幅手段と、 を具備しており、上記分周移相手段の分周比を可変に
し、一定の周期毎に一時的に該分周比を変化させること
により、上記交流信号の周波数を変化させることを特徴
とする超音波モータの駆動回路。 - 【請求項3】電気−機械エネルギー変換素子に交流信号
を印加することにより、被駆動体を駆動する超音波モー
タの駆動回路において、 上記交流信号に比べ高い周波数の原振信号を出力する発
振手段と、 この発振手段の出力をカウントし分周する分周器と、 この分周器のカウント数を複数のディジタル信号にて設
定するカウント数設定手段と、 を具備しており、上記カウント数設定手段は、上記分周
器に入力する複数のディジタル信号のうち、下位ビット
側の一部のディジタル信号のみが可変であることを特徴
とする超音波モータの駆動回路。 - 【請求項4】上記カウント数設定手段は、可変なディジ
タル信号を最小値に設定した場合に、上記交流信号の周
波数が超音波モータの共振周波数よりも低くなるよう
に、かつ、該ディジタル信号を最大値に設定した場合
に、該交流信号の周波数が超音波モータの共振周波数よ
りも高くなるように、上位ビット側の固定されたディジ
タル信号が設定されていることを特徴とする、請求項3
に記載の超音波モータの駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1002625A JP2669023B2 (ja) | 1989-01-09 | 1989-01-09 | 超音波モータの駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1002625A JP2669023B2 (ja) | 1989-01-09 | 1989-01-09 | 超音波モータの駆動回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02184277A JPH02184277A (ja) | 1990-07-18 |
JP2669023B2 true JP2669023B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=11534581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1002625A Expired - Lifetime JP2669023B2 (ja) | 1989-01-09 | 1989-01-09 | 超音波モータの駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2669023B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3768665B2 (ja) | 1997-12-12 | 2006-04-19 | キヤノン株式会社 | 周波信号生成回路及び振動型アクチュエータの駆動装置 |
US6597083B2 (en) * | 2001-12-19 | 2003-07-22 | Caterpillar Inc. | Method and apparatus for compensating for temperature induced deformation of a piezoelectric device |
JP2011254610A (ja) * | 2010-06-02 | 2011-12-15 | Funai Electric Co Ltd | 超音波モータの駆動装置 |
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-
1989
- 1989-01-09 JP JP1002625A patent/JP2669023B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH02184277A (ja) | 1990-07-18 |
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