JP4540625B2 - 部品実装条件決定方法 - Google Patents

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本発明は、部品を吸着し基板に装着する部品実装機における部品実装条件決定方法に関する。
従来、プリント基板上に部品を実装する部品実装機において、部品の装着ヘッドを高速に移動させると、部品実装時に部品の落下や位置ずれが生じる場合がある。このため、基板の生産効率を低下させない範囲で、部品の装着ヘッドを高速に移動させる必要がある。
このような、装着ヘッドの速度を制御する方法として、部品の形状および寸法や、直前の装着ヘッドの設定速度に基づいて、装着ヘッドの移動速度を決定する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−270596号公報
しかしながら、従来の装着ヘッドの移動速度決定方法では、装着ヘッドを構成する吸着ノズルによる部品の吸着力の低下については考慮していない。すなわち、吸着ノズルは、部品を真空吸着した状態で保持する。しかし、例えば、部品の大きさに比べて吸着ノズルの径が大きすぎるような場合には、部品と吸着ノズルとの間に隙間が生じる。このような隙間が生じると、隙間からエアーがリークしてしまい、吸着ノズルによる部品の吸着力が低下してしまう。
特許文献1に記載の方法では、このようなエアーのリークによる吸着力の低下を考慮することなく、装着ヘッドの移動速度を決定している。このため、場合によっては、カメラにより部品の吸着状態を認識した後に、吸着した部品を落としたり、装着ヘッドの移動時に部品の吸着位置ずれが発生したりという問題がある。
図30および図31を用いて、エアーのリークによる部品の落下現象について説明する。
図30は、装着ヘッドを模式的に示す図である。装着ヘッド8には、4本の吸着ノズル12a〜12dが備えられているものとする。吸着ノズル12a〜12dは、装着ヘッド8の内部に設けられた真空室11と接続されている。また、真空室11は、真空発生装置16と接続されており、真空発生装置16が真空室11内のエアーを吸引することにより、真空室11内を真空状態にするような構造になっている。これにより、真空室11に接続された吸着ノズル12a〜12dは、それぞれ部品14a〜14dを真空吸着することができる。
また、部品14a〜14dを吸着するのに必要な真空圧は、同図に示すようにそれぞれ−20kPa、−30kPa、−15kPaおよび−20kPaであるものとする。
図31は、部品の吸着数と真空室11内の真空圧との関係を示すグラフである。なお、ここでの真空圧は、大気圧を0kPaとするゲージ圧であるものとする。同図に示すように、吸着ノズル12a〜12dが部品を吸着していない場合には、吸着ノズル12a〜12dのすべての弁が閉じられている。このため、真空室11a内の真空圧は、−40kPaである。一方、部品を1つずつ吸着するにつれ、部品と吸着ノズルとの間に生じる隙間からエアーのリークが生じる。このため、真空室11内の真空圧は、−40kPaから徐々に増加する。部品を4つ吸着した状態では、真空室11内の真空圧は−30kPaより大きくなる。部品14bを保持するためには、−30kPa以下の真空圧が必要である。このため、吸着ノズル12bは部品14bを真空吸着することができなくなり、部品14bを落としてしまう。部品14bが落下すると、吸着ノズル12bの弁が開いたままの状態になるため、吸着ノズル12bよりエアーが勢いよくリークする。このため、真空室11内の真空圧はさらに上昇し、吸着ノズル12aおよび12dが部品14aおよび14dを落としてしまう。部品14aおよび14dが落下すると、さらに、真空室11内の真空圧が上昇し、吸着ノズル12cも部品14cを落としてしまい、最終的にすべての部品が落下してしまうことになる。
また、部品を3つしか吸着しない状態では、真空圧は−30kPa未満であるが、−30kPaに近い値を示している。このため、吸着ノズル12bによる部品14bの吸着力が不十分であり、装着ヘッド8の移動時に部品14bの位置ずれが生じたり、部品14bが落下したりする場合がある。
なお、図32は、同一の部品を吸着した場合の当該部品の吸着数と真空室11内の真空圧との関係を、吸着ノズルのサイズごとに示した図である。図32(a)は、上述の関係を示した表であり、図32(b)は、上述の関係を示したグラフである。吸着ノズルの内径は、SX、SA、S、Mの順に大きくなっていく。図32(a)および図32(b)に示すように、部品の吸着数の増加に伴う真空圧の増加は、吸着ノズル内径が大きいほど顕著であることがわかる。これは、吸着ノズルの内径が大きいほど吸着時に部品との間に生じる隙間が大きくなるからである。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、吸着ノズルによる部品の吸着力が低下した場合であっても、正確な位置精度で基板上に部品を実装することができる実装条件を決定する部品実装条件決定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る部品実装条件決定方法は、部品を吸着し基板に装着する吸着ノズルを有する装着ヘッドを備える部品実装機における部品実装条件を決定する方法であって、前記吸着ノズルによる定常状態の吸着力よりも前記吸着ノズルによる部品吸着時に部品の吸着力が低下する場合には、前記装着ヘッドの移動速度を予め定められた移動速度よりも低下させる移動速度低下ステップを含む。
この方法によると、吸着ノズルによる部品の吸着力が低下した場合には、装着ヘッドの移動速度を低下させている。このため、吸着ノズルによる部品の吸着力が低下した場合であっても、正確な位置精度で基板上に部品を実装することができる。
好ましくは、前記移動速度低下ステップは、前記吸着ノズルによる部品の吸着面をカメラで撮像する撮像ステップと、撮像された部品の吸着面の画像と前記吸着ノズルのサイズとに基づいて、前記吸着ノズルで部品を吸着した際に生じる前記部品と前記吸着ノズルとの間の隙間量を算出する隙間量算出ステップと、算出された前記隙間量に基づいて、前記吸着ノズルによる部品の吸着力を取得する吸着力取得ステップと、取得された前記吸着力に基づいて、前記装着ヘッドの移動速度を低下させる低下ステップとを含む。
部品実装機において部品切れを生じ、部品切れを起こした部品と同一の特性を有するが異型の部品に部品換えが行なわれたような場合には、吸着ノズルと部品との隙間の面積が異なるため、エアーのリーク量が変化する。しかし、そのような場合であっても、この方法によると適切な装着ヘッドの移動速度を決定することができる。
さらに好ましくは、前記装着ヘッドは、さらに、前記吸着ノズルによる吸着圧力を測定する吸着圧センサを有し、前記移動速度低下ステップは、前記吸着圧センサにより前記吸着ノズルによる部品吸着時の吸着圧力を測定する吸着圧力測定ステップと、測定された前記吸着圧力が規定値未満となった場合に、前記装着ヘッドの移動速度を低下させる低下ステップとを含む。
なお、本発明は、このような特徴的なステップを備える部品実装条件決定方法として実現することができるだけでなく、部品実装条件決定方法に含まれる特徴的なステップを手段とする部品実装条件決定装置として実現したり、部品実装条件決定方法に含まれる特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)等の記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは言うまでもない。
本発明によると、吸着ノズルによる部品の吸着力が低下した場合であっても、正確な位置精度で基板上に部品を実装することができる実装条件を決定する部品実装条件決定方法を提供することができる。
このため、回路基板を生産する際の歩留まりが向上するという効果がある。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態に係る部品実装システムについて説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る部品実装システムの構成を示す外観図である。
部品実装システム10は、基板上に部品を装着し、回路基板を生産するシステムであり、部品実装機100と、部品実装条件決定装置300とを備えている。
部品実装機100は、上流から下流に向けて回路基板20を送りながら電子部品を実装していく装置であり、同時かつ独立して部品実装を行う2つのサブ設備(前サブ設備110および後サブ設備120)を備える。各サブ設備110(120)は、直交ロボット型装着ステージであり、部品テープを収納する最大48個の部品カセット114の配列からなる2つの部品供給部115aおよび115bと、それら部品カセット114から最大10個の部品を吸着し回路基板20に装着することができる10個の吸着ノズル(以下、単に「ノズル」ともいう。)を有する装着ヘッド112(10ノズルヘッド)と、その装着ヘッド112を移動させるXYロボット113と、装着ヘッド112に吸着された部品の吸着状態を2次元または3次元的に検査するための部品認識カメラ116と、トレイ部品を供給するトレイ供給部117等を備える。
この部品実装機100は、具体的には、高速装着機と呼ばれる部品実装機と多機能装着機と呼ばれる部品実装機それぞれの機能を併せもつ実装機である。高速装着機とは、主として□10mm以下の電子部品を1点あたり0.1秒程度のスピードで装着する高い生産性を特徴とする設備であり、多機能装着機とは、□10mm以上の大型電子部品やスイッチ・コネクタ等の異形部品、QFP(Quad Flat Package)・BGA(Ball Grid Array)等のIC部品を装着する設備である。
すなわち、この部品実装機100は、ほぼ全ての種類の電子部品(装着対象となる部品として、0.6mm×0.3mmのチップ抵抗から200mmのコネクタまで)を装着できるように設計されており、この部品実装機100を必要台数だけ並べることで、生産ラインを構成することができる。
図2は、部品実装機100の主要な構成を示す平面図である。
シャトルコンベヤ118は、トレイ供給部117から取り出された部品を載せて、装着ヘッド112による吸着可能な所定位置まで運搬するための移動テーブル(部品搬送コンベア)である。ノズルステーション119は、各種形状の部品種に対応するための交換用ノズルが置かれるテーブルである。
各サブ設備110(または120)を構成する2つの部品供給部115aおよび115bは、それぞれ、部品認識カメラ116を挟んで左右に配置されている。したがって、部品供給部115aまたは115bにおいて部品を吸着した装着ヘッド112は、部品認識カメラ116を通過した後に、回路基板20の実装点に移動し、吸着した全ての部品を順次装着していく動作を繰り返す。「実装点」とは、部品を装着すべき基板上の座標点のことであり、同一部品種の部品が異なる実装点に装着される場合もある。同一の部品種に係る部品テープに並べられた部品(実装点)の個数の合計は、その部品種の部品数(実装すべき部品の総数)と一致する。
ここで、装着ヘッド112による部品の吸着・移動・装着という一連の動作の繰り返しにおける1回分の動作(吸着・移動・装着)、またはそのような1回分の動作によって実装される部品群を「タスク」と呼ぶ。例えば、装着ヘッド112によれば、1個のタスクによって実装される部品の最大数は10となる。なお、ここでいう「吸着」には、ヘッドが部品を吸着し始めてから移動するまでの全ての吸着動作が含まれ、例えば、1回の吸着動作(装着ヘッド112の上下動作)で10個の部品を吸着する場合だけでなく、複数回の吸着動作によって10個の部品を吸着する場合も含まれる。
図3は、装着ヘッド112と部品カセット114の位置関係を示す模式図である。この装着ヘッド112は、「ギャングピックアップ方式」と呼ばれる作業ヘッドであり、最大10個の吸着ノズル112a〜112dを装着することが可能であり、このときには、最大10個の部品カセット114それぞれから部品を同時に(1回の上下動作で)吸着することができる。
装着ヘッド112には、さらに、部品カセット114から部品を吸着する際に、部品の形状を認識するためのカメラ130が設けられている。
図4は、装着ヘッド112を模式的に示す図である。装着ヘッド112には、上述したように10個の吸着ノズル112a〜112dが設けられており、また、装着ヘッド112の内部には、吸着ノズル112a〜112dに接続された真空室132が設けられている。真空室132は、部品実装機100内に設けられた真空発生装置134に接続されている。真空発生装置134が真空室132内のエアーを吸引することにより、真空室132内を真空状態にするような構造になっている。これにより、真空室132に接続された吸着ノズル112a〜112dは、部品を真空吸着することができる。
図5は、部品実装条件決定装置300の内部構成を示すブロック図である。
部品実装条件決定装置300は、部品実装機100が備える装着ヘッド112の移動速度を決定する装置であり、部品ライブラリ記憶部310と、入力部312と、表示制御部314と、表示部316と、ヘッド速度決定部318と、ヘッド速度更新表記憶部320とを備えている。
部品ライブラリ記憶部310は、後述する部品ライブラリ310aを記憶する記憶装置である。
表示部316は、文字や画像等を表示する装置であり、具体的には液晶ディスプレイなどである。
入力部312は、各種データを入力するためにユーザが使用する装置であり、具体的にキーボードやマウス等である。
表示制御部314は、部品ライブラリ310aに含まれるデータや、入力部312より入力されたデータを表示部316に表示する制御を行なう処理部である。
ヘッド速度更新表記憶部320は、後述する装着ヘッド112の移動速度を決定するためのヘッド速度更新表320aを記憶している記憶装置である。
ヘッド速度決定部318は、入力部312により入力されたデータとヘッド速度更新表320aとに基づいて、装着ヘッド112の移動速度を決定する処理部である。
図6は、部品ライブラリ310aの一例を示す図である。部品ライブラリ310aは、部品実装機100が扱うことができる全ての部品種それぞれについての固有の情報を集めたライブラリであり、部品種ごとの部品サイズ、タクト(一定条件下における部品種に固有のタクト)、その他の制約情報(使用可能な吸着ノズルのタイプ、部品認識カメラ116による認識方式、装着ヘッド112のヘッド速度レベル等)からなる。なお、同図には、参考として、各部品種の部品の外観も併せて示されている。
装着ヘッド112によるヘッド速度レベルは、装着ヘッド112による装着時の最高移動可能速度のレベルを示しており、「1」が最高速であり、値が大きくなるにつれ低速になる。
このヘッド速度レベルは、図7に示すようなテーブルに基づいて予め定められている。同図に示すテーブルの各レコードは、部品種別と、使用データと、判別式と、ヘッド速度レベルとを含む。例えば、部品種別が箱型汎用部品の場合には、部品の厚みTを使用し、同図に示す判別式に基づいて、ヘッド速度レベルが決定される。このとき、厚みTが1.0mmとすると、ヘッド速度レベルが3と決定される。
図8は、ヘッド速度更新表320aの一例を示す図である。ヘッド速度更新表320aは、吸着ノズルからのエアーのリーク度合いを示すリークパラメータと、リークパラメータに基づき定められる装着ヘッド112の移動速度の変化度合いを示すヘッド速度変化度とからなる。例えば、リークパラメータが「0」の場合には、装着ヘッド112の速度変更はないが、リークパラメータが「1」の場合には、装着ヘッド112を現在のヘッド速度レベルで示される速度よりも10%ダウンさせることとなる。
図9〜図14は、吸着ノズル112aにより部品を吸着した際のエアーのリーク現象について説明する図である。なお、その他の吸着ノズルで部品を吸着した場合にも同様の現象を生じる。
図9は、吸着ノズル112aにより吸着面が曲面形状を有する部品を吸着した場合を説明する図である。図9(a)は、凸円弧形状を有する部品340を吸着ノズル112aにより吸着した様子を示す図である。図9(b)に示した状態を部品340の側方から見た図である。部品340の吸着ノズル112aとの接触面が凸円弧形状をしていることより、吸着ノズル112aと部品340との間に隙間ができ、そこから図中矢印方向にエアーがリークする。
図10は、吸着ノズル112aによりIC(Integrated Circuit)部品を吸着した場合を説明する図である。図10(a)は、IC部品342の一例を示す図である。図10(b)は、IC部品342の幅よりも大きな内径を有する吸着ノズル112aを用いてIC部品342を吸着した様子を示しており、図10(c)は、図10(b)に示す状態をIC部品342の下方から見た図である。IC部品342の幅よりも吸着ノズル112aの内径のほうが大きいことより、IC部品342の吸着時にIC部品と吸着ノズル112aとの間に隙間344ができ、そこからエアーがリークする。
図11は、吸着ノズル112aによりネジ穴を有する部品を吸着した場合を説明する図である。図11(a)は、ネジ穴を有する部品346である。図11(b)は、ネジ穴を有する部品346を吸着した状態を示す図である。図11(b)に示すように、部品346の吸着時に部品346のネジ穴と吸着ノズル112aとの間に隙間ができ、そこから図中矢印方向にエアーがリークする。
図12は、コネクタ部品348を吸着している状態を吸着ノズル112aの上方から見た場合の模式図である。コネクタ部品348の内側領域348bは、その外周領域348aに比べて一段低くなっている。このため、このような凹凸のあるコネクタ部品348を吸着した場合には、吸着ノズル112aとの間に隙間350ができ、そこからエアーがリークする。
図13は、吸着ノズル112aによりチップ部品を吸着した場合を説明する図である。図13(a)は、チップ部品352を示す図である。図13(b)は、吸着ノズル112aがチップ部品352を吸着した状態をチップ部品352の下方から見た図である。このように、チップ部品352の短辺の長さに比べて吸着ノズル112aの内径の方が大きい場合には、隙間354ができ、そこからエアーがリークする。
図14は、吸着ノズル112aによりチップ部品を吸着した場合を説明する図である。図14(a)は、吸着位置ずれがなく吸着ノズル112aがチップ部品356を吸着した状態をチップ部品356の下方から見た図である。この図のように、チップ部品356の短辺の長さに比べて吸着ノズル112aの内径の方が小さい場合には、チップ部品356と吸着ノズル112aとの間に隙間を生じることなく、部品を吸着することができる。ただし、部品吸着時に位置ずれが生じている場合にはこの限りではない。図14(b)は、吸着位置ずれを生じて吸着ノズル112aがチップ部品356を吸着した状態をチップ部品356の下方から見た図である。このように、部品吸着時に位置ずれが生じている場合には、隙間358が生じ、そこからエアーがリークする。
次に、部品実装条件決定装置300が実行する処理について説明する。図15は、部品実装条件決定装置300が実行する処理のフローチャートである。
表示制御部314は、部品ライブラリ310aを参照して、各部品種ごとにリークパラメータの入力画面を表示する(S2)。図16は、リークパラメータの入力画面の一例を示す図である。この画面は、図6に示した部品ライブラリ310aの部品名「0603CR」に対するリークパラメータの入力画面である。入力画面370には、部品名と、部品サイズと、吸着ノズルと、装着ヘッド112のヘッド速度レベルとが表示されている。入力画面370には、さらに、リークパラメータを入力するための入力欄372が表示されている。
オペレータが、入力欄372にリークパラメータを入力すると(S4)、ヘッド速度決定部318が、入力されたリークパラメータについて、図8に示すヘッド速度更新表320aを参照して、当該リークパラメータに対応するヘッド速度変化度を取得する。また、ヘッド速度決定部318は、取得したヘッド速度変化度に基づいて、着目している部品種のヘッド速度レベルで示される移動速度を変化させることにより、装着ヘッド112の移動速度を決定する(S6)。例えば、図16に示した入力画面370では、リークパラメータとして「1」が設定されている。また、ヘッド速度レベルは「1」である。図8に示されるようにリークパラメータが「1」の場合には、装着ヘッド112の移動速度を10%ダウンさせることとなる。このため、ヘッド速度決定部318は、装着ヘッド112のヘッド速度レベルが「1」で示される移動速度を10%ダウンさせた速度を新たな装着ヘッド112の移動速度と決定する。
このようにして、部品種ごとに装着ヘッド112の移動速度が決定される。装着ヘッド112により回路基板20に部品が装着される際には、移動速度決定処理(S6)で決定された移動速度に基づいて、装着ヘッド112が移動することになる。なお、装着ヘッド112は、複数の部品を吸着することができるため、装着ヘッド112の移動時には、現在吸着している複数の部品にそれぞれ対応する複数の移動速度のうちの最小速度で装着ヘッド112は移動することになる。
以上説明したように、実施の形態1によると、リークパラメータを設定することにより、部品と吸着ノズルとの隙間によるエアーのリークを考慮して装着ヘッド112の移動速度を決定することができる。このため、装着ヘッド112の移動時に、部品を落下させたり、部品の吸着位置ずれを生じたりすることがなくなる。よって、正確な位置精度で基板上に部品を実装することができるようになる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係る部品実装機について説明する。
本実施の形態では、吸着ノズルによる部品の吸着面をカメラで撮像し、撮像された画像から装着ヘッド112の移動速度を決定する点が実施の形態1と異なる。
本実施の形態に係る部品実装機100の構成は、実施の形態1に示したものと同様である。ただし、図17に示すように、部品の実装条件を決定するための処理部がさらに備えられている点が、実施の形態1に示した部品実装機100とは異なる。
図17に示すように、部品実装機100は、カメラ130と、隙間量算出部382と、ヘッド速度決定部384と、ヘッド制御部386と、装着ヘッド112と、リークパラメータ算出表記憶部390と、ヘッド速度更新表記憶部320とを含む。
カメラ130、装着ヘッド112およびヘッド速度更新表記憶部320は、実施の形態1で説明したものと同様であるため、その詳細な説明はここでは繰り返さない。
隙間量算出部382は、カメラ130で撮像された部品の画像から部品のサイズを求め、当該サイズと吸着ノズル112aの内径とから、部品と吸着ノズル112aとの間に生じる隙間量を算出する処理部である。
リークパラメータ算出表記憶部390は、後述するリークパラメータを算出するためのリークパラメータ算出表390aを記憶している記憶装置である。
図18は、リークパラメータ算出表390aの一例を示す図である。リークパラメータ算出表390aは、隙間面積とリークパラメータとを対応付ける表であり、例えば、隙間面積aが0mm2以上5mm2未満の場合には、リークパラメータは「0」と導き出される。
ヘッド速度決定部384は、隙間量算出部382で求められた隙間量とリークパラメータ算出表390aとヘッド速度更新表320aとに基づいて、装着ヘッド112の移動速度を決定する処理部である。
ヘッド制御部386は、ヘッド速度決定部384において決定された移動速度に基づいて、装着ヘッド112を移動させる制御を行なう処理部である。
次に、部品実装機100が実行する処理について説明する。図19は、部品実装機100が実行する処理のフローチャートである。
部品供給部115aまたは115bにおいて部品カセット114の交換が行なわれた際に、部品実装機100は、部品カセット114の部品吸着口にカメラ130を移動させ、吸着ノズル112aによる部品の吸着面を撮像する(S12)。
隙間量算出部382は、カメラ130で撮像された部品の画像と、当該部品を吸着する際に使用される吸着ノズル112aの内径とから、吸着ノズル112aにより部品を吸着する際に生じる隙間の面積を算出する(S14)。
図20は、吸着ノズルと部品と隙間との関係を示す図である。部品400の短辺402の長さをxとし、吸着ノズル112aの内径404をyとする。x≧yの場合には、吸着ノズル112aが部品400の中心を吸着すれば部品400と吸着ノズル112aとの間には隙間は生じない。このため、隙間面積aを0とする。一方、x<yの場合には、部品400と吸着ノズル112aとの間に隙間406が生じる。このとき、隙間面積aは次式(1)により算出することができる。
Figure 0004540625
ヘッド速度決定部384は、式(1)に基づいて算出された隙間面積aに対応するリークパラメータを、リークパラメータ算出表390aから抽出する(S16)。なお、ヘッド速度決定部384は、隙間面積aから所定の演算によりリークパラメータを算出するようにしてもよい。
また、ヘッド速度決定部384は、抽出されたリークパラメータに対応するヘッド速度変化度をヘッド速度更新表320aより抽出し、抽出されたヘッド速度変化度に基づいて、現在の装着ヘッド112の移動速度をダウンさせる(S18)。
ヘッド制御部386は、ダウンした後の移動速度で装着ヘッド112を移動させ、部品400を回路基板20上に装着する(S20)。
以上説明したように、実施の形態2によると、部品を撮像した画像に基づいて、部品を吸着ノズルで吸着した際に生じる隙間面積を計算し、隙間面積によりエアーのリークを考慮した装着ヘッドの移動速度を決定することができる。このため、装着ヘッドの移動時に、部品を落下させたり、部品の吸着位置ずれを生じたりすることがなくなる。よって、正確な位置精度で基板上に部品を実装することができるようになる。
また、部品実装機において部品切れを生じ、部品切れを起こした部品と同一の特性を有するが異型の部品に部品換えが行なわれたような場合には、吸着ノズルと部品との隙間の面積が異なるため、エアーのリーク量が変化する。しかし、そのような場合であっても、本実施の形態によると、部品換えの時点で隙間量を算出しなおす。このため、適切な装着ヘッドの移動速度を決定することができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3に係る部品実装機について説明する。
本実施の形態では、装着ヘッドの真空室内の圧力(真空圧)をセンサで検知し、検知された真空圧から装着ヘッドの移動速度を決定する点が上述の実施の形態1および2とは異なる。
本実施の形態に係る部品実装機100の構成は実施の形態1に示したものと同様である。ただし、図21に示すように、部品の実装条件を決定するための処理部がさらに備えられている点が実施の形態1に示した部品実装機100とは異なる。
図21に示すように、部品実装機100は、吸着圧センサ412と、部品ライブラリ記憶部416と、ヘッド速度決定部418と、ヘッド速度テーブル記憶部420と、ヘッド制御部422と、装着ヘッド112とを備えている。
吸着圧センサ412は、図4に示したような装着ヘッド112内の真空室132内の圧力を計測するセンサである。なお、以下の説明では、「吸着圧」といった場合には、ゲージ圧で真空圧を表現した場合の絶対値を示すものとする。
部品ライブラリ記憶部416は、後述する部品ライブラリ416aを記憶する記憶装置である。
ヘッド速度テーブル記憶部420は、後述するヘッド速度テーブル420aを記憶する処理部である。
ヘッド速度決定部418は、吸着圧センサ412の出力値、部品ライブラリ416aおよびヘッド速度テーブル420aに基づいて、装着ヘッド112の移動速度を決定する処理部である。
ヘッド制御部422は、ヘッド速度決定部418により決定された移動速度に基づいて、装着ヘッド112を移動させる制御を行なう処理部である。
図22は、部品ライブラリ416aの一例を示す図である。部品ライブラリ416aは、図6に示した部品ライブラリ310aに加えて、ヘッド速度決定部418で決定された変更後の装着ヘッド112のヘッド速度レベルを入力するための欄「変更後ヘッド速度レベル」が設けられている。
図23は、ヘッド速度テーブル420aの一例を示す図である。ヘッド速度テーブル420aは、吸着圧センサ412で計測された吸着圧と、現在の装着ヘッド112のヘッド速度レベルと、変更後の装着ヘッド112のヘッド速度レベルとの関係を示したテーブルである。例えば、吸着圧pが35kPaであり、かつ現在の装着ヘッド112のヘッド速度レベルが1の場合には、変更後の装着ヘッド112のヘッド速度レベルは2となる。また、同図中の「NA」は、部品を吸着するための吸着圧が小さく、かつこれ以上ヘッド速度レベルを低下させることができないため、部品を吸着しないことを示している。
次に、部品実装機100が実行する処理について説明する。図24は、部品実装機100が実行する処理のフローチャートである。
部品実装機100が回路基板20の生産を開始する(S32)。その間、吸着圧センサ412は常に真空室132内の真空圧(吸着圧)を測定する。吸着圧が規定値以上の場合には(S34でNO)、生産が続行される(S32)。
吸着圧が規定値未満になった場合には(S34でYES)、ヘッド制御部422は、現在、装着ヘッド112が部品を吸着中か否かを判断し(S36)、吸着中の場合には吸着動作を中止させる(S38)。
その後、ヘッド速度決定部418が、図23に示したヘッド速度テーブル420aに基づいて、現在の吸着圧と装着ヘッド112のヘッド速度レベルとから、更新後のヘッド速度レベルを算出する。また、ヘッド制御部422は、更新後のヘッド速度レベルに基づいて、装着ヘッド112を移動させる(S40)。例えば、現在の吸着圧pが25kPaであり、かつ装着ヘッド112のヘッド速度レベルが「2」の場合には、装着ヘッド112のヘッド速度レベルを「4」に変更する。
また、ヘッド速度決定部418は、算出されたヘッド速度レベルを部品ライブラリ416aの「変更後ヘッド速度レベル」欄に書き込む(S42)。回路基板20にすべての部品実装が完了した場合には(S46でYES)、部品実装機100による処理を終了し、完了していない場合には(S46でNO)、部品実装機100による生産を続行する(S32)。
以上説明したように、実施の形態3によると、装着ヘッド112内の真空室132の真空圧に基づいて、吸着ノズルによる吸着力が規定値よりも減少したと判断した場合には、装着ヘッド112の移動速度を減少させるような制御を行なうことができる。このため、装着ヘッド112の移動時に、部品を落下させたり、部品の吸着位置ずれを生じたりすることがなくなる。よって、正確な位置精度で基板上に部品を実装することができるようになる。
また、部品ライブラリ更新処理(図24のS42)で、部品ライブラリ416aの「変更後ヘッド速度レベル」欄に、真空室132内の吸着圧から算出された速度レベルを書き込むようにしている。これにより、部品実装時に同様の吸着圧の低下が生じた場合には、部品ライブラリ416aに書き込まれた変更後ヘッド速度レベルを参照するだけで、低下すべき装着ヘッド112の移動速度を特定することができる。
以上、本発明の実施の形態に係る部品実装システムおよび部品実装機について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、実施の形態1で説明した部品実装条件決定装置300の機能が部品実装機100内に設けられていても良い。
また、実施の形態2または3で説明した部品実装機100による装着ヘッド112の移動速度決定のための機能が、部品実装機100とは別の装置である部品実装条件決定装置に設けられていても良い。
また、図25に示すように、装着ヘッド112の内部に2つの真空室132aおよび132bを設けても良い。この場合、真空室132aおよび132bに対して、それぞれ真空発生装置134aおよび134bが設けられる。また、真空室132aには5本の吸着ノズル112a〜112bが接続され、真空室132bには5本の吸着ノズル112c〜112dが接続されている。
また、図26に示すように、装着ヘッド112の内部に吸着ノズルごとに吸着室を設けても良い。すなわち、吸着ノズル112a〜112dにそれぞれ対応する真空室132a〜132dが設けられる。また、真空室132a〜132dに対してそれぞれ真空発生装置134a〜134dが設けられる。
さらに、図27に示すように、吸着ノズル112aが1つだけ備えられた装着ヘッド112であっても良い。この場合には、吸着ノズル112aに対して装着ヘッド112内に真空室132が設けられる。また、真空室132に対して真空発生装置134が設けられる。
図26および図27に示すように、吸着ノズルごとに真空室が設けられる場合には、他の吸着ノズルからのエアーのリークが生じたとしても、吸着力の低下の影響を受けることがない。このため、図24のフローチャートにおいて、部品吸着力が落ちたとしても、部品吸着動作を中止すると処理(S38)は実行せずに、装着ヘッドの速度を低下させるのみですむ。
また、図17に示した部品実装機100の隙間量算出部382では、部品と吸着ノズル112aとの間に生じる隙間の面積を算出するようにしているが、カメラ130の代わりに3次元計測が可能なカメラを用いることにより、隙間の体積を算出し、隙間の体積とリークパラメータとの対応関係を示した表から、リークパラメータを算出するようにしてもよい。
また、図17に示した部品実装機100のヘッド速度決定部384では、隙間面積からリークパラメータを算出し、リークパラメータに基づいて装着ヘッド112の移動速度を決定しているが、図28に示すような、隙間面積とヘッド速度レベルとの対応表を記憶しておき、隙間面積からヘッド速度レベルを直接求め、ヘッド速度レベルに基づいて装着ヘッド112の移動速度を決定するようにしても良い。
また、図21に示した部品実装機100のヘッド速度決定部418は、ヘッド速度テーブル420aの代わりに、図29に示すようなリークパラメータテーブルを用いて装着ヘッド112の速度を決定しても良い。図29に示すリークパラメータテーブルは、吸着圧センサ412で計測された吸着圧と、現在の装着ヘッド112のヘッド速度レベルと、リークパラメータとの関係を示したテーブルである。例えば、吸着圧pが47kPaであり、現在の装着ヘッド112のヘッド速度レベルが「2」の場合には、リークパラメータは「1」となる。このため、ヘッド速度決定部418は、現在のヘッド速度レベル「2」に対応する速度を10%ダウンさせた速度を新たな速度として決定する。
なお、本明細書中で「速度」という場合には、「加速度」を含むものとし、「速度」を「加速度」に置き換えても構わない。
本発明は、回路基板に電子部品を実装する部品実装機等に適用できる。
実施の形態1に係る部品実装システムの構成を示す外観図である。 部品実装機の主要な構成を示す平面図である。 装着ヘッドと部品カセットの位置関係を示す模式図である。 装着ヘッドを模式的に示す図である。 部品実装条件決定装置の内部構成を示すブロック図である。 部品ライブラリの一例を示す図である。 ヘッド速度レベルを決定するためのテーブルの一例を示す図である。 ヘッド速度更新表の一例を示す図である。 吸着ノズルにより吸着面が曲面形状を有する部品を吸着した場合を説明する図である。 吸着ノズルによりIC部品を吸着した場合を説明する図である。 吸着ノズルによりネジ穴を有する部品を吸着した場合を説明する図である。 コネクタ部品を吸着している状態の吸着ノズルを上方から見た模式図である。 吸着ノズルによりチップ部品を吸着した場合を説明する図である。 吸着ノズルによりチップ部品を吸着した場合を説明する図である。 部品実装条件決定装置が実行する処理のフローチャートである。 リークパラメータの入力画面の一例を示す図である。 部品実装機がさらに備える処理部の構成を示す図である。 リークパラメータ算出表の一例を示す図である。 部品実装機が実行する処理のフローチャートである。 吸着ノズルと部品と隙間との関係を示す図である。 部品実装機がさらに備える処理部の構成を示す図である。 部品ライブラリの一例を示す図である。 ヘッド速度テーブルの一例を示す図である。 部品実装機が実行する処理のフローチャートである。 装着ヘッドの他の構成例を示す図である。 装着ヘッドの他の構成例を示す図である。 装着ヘッドの他の構成例を示す図である。 隙間面積とヘッド速度レベルとの対応表を示す図である。 リークパラメータテーブルの一例を示す図である。 装着ヘッドを模式的に示す図である。 部品の吸着数と真空室内の真空圧との関係を示すグラフである。 部品の吸着数と真空室内の真空圧との関係を、吸着ノズルのサイズごとに示した図である。
符号の説明
10 部品実装システム
20 回路基板
100 部品実装機
112 装着ヘッド
112a〜112d 吸着ノズル
130 カメラ
132、132a〜132d 真空室
134、134a〜134d 真空発生装置
300 部品実装条件決定装置
310、416 部品ライブラリ記憶部
310a、416a 部品ライブラリ
312 入力部
314 表示制御部
316 表示部
318、384 ヘッド速度決定部
320 ヘッド速度更新表記憶部
320a ヘッド速度更新表
382 隙間量算出部
386、422 ヘッド制御部
390 リークパラメータ算出表記憶部
390a リークパラメータ算出表
412 吸着圧センサ
418 ヘッド速度決定部
420 ヘッド速度テーブル記憶部
420a ヘッド速度テーブル

Claims (5)

  1. 部品を吸着し基板に装着する吸着ノズルを有する装着ヘッドを備える部品実装機における部品実装条件を決定する方法であって、
    前記吸着ノズルからのエアーのリーク度合いが大きいほど、前記装着ヘッドの移動速度を低下させる移動速度低下ステップを含み、
    前記移動速度低下ステップは、
    前記吸着ノズルによる部品の吸着面をカメラで撮像する撮像ステップと、
    撮像された部品の吸着面の画像と前記吸着ノズルのサイズとに基づいて、前記吸着ノズルで部品を吸着した際に生じる前記部品と前記吸着ノズルとの間の隙間量を算出する隙間量算出ステップと、
    算出された前記隙間量に基づいて、前記吸着ノズルによる部品の吸着力を取得する吸着力取得ステップと、
    取得された前記吸着力に基づいて、前記装着ヘッドの移動速度を低下させる低下ステップとを含む
    ことを特徴とする部品実装条件決定方法。
  2. 前記部品は、前記吸着ノズルと対向する面が曲面形状を含む部品である
    ことを特徴とする請求項に記載の部品実装条件決定方法。
  3. 前記部品は、前記吸着ノズルと対向する面の一辺の長さが前記吸着ノズルの部品吸着部分の内径未満の部品である
    ことを特徴とする請求項に記載の部品実装条件決定方法。
  4. 前記部品は、前記吸着ノズルと対向する面が凹凸形状を含む部品である
    ことを特徴とする請求項に記載の部品実装条件決定方法。
  5. 前記部品は、前記吸着ノズル対向する面がネジ穴形状を含む部品である
    ことを特徴とする請求項に記載の部品実装条件決定方法。
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