JP4536412B2 - 記録再生装置および信号処理回路 - Google Patents

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Description

この発明は、記録再生装置および信号処理回路に関し、特に連続する0の列(以下においては「0ラン」という。)に関する複数の拘束条件を満足する高符号化率のランレングス限定符号に対して用いることができる記録再生装置および信号処理回路に関するものである。
従来から、情報ビット列を符号ビット列に符号化する符号器と符号ビット列を情報ビット列に復号化する復号器を有する記録再生装置は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどの記録再生装置として広く用いられている。かかる記録再生装置では、データを記録する場合は、ECC(Error Correcting Code)符号化の後にランレングス限定(以下においては、「RLL(Run Length Limitted)」という。)符号化を行い、データを再生する場合は、RLL復号化の後にECC復号化を行っていたが、このようなコンフィギュレーションでは、RLL復号化の際にエラーが伝播しやすく、ECC復号化での誤り訂正の限界を超えてしまう。例えば、特許文献1では、データを記録する場合は、ECC符号化の後にRLL符号化を行い、データを再生する場合は、RLL復号化の後にECC復号化を行う記録再生装置の従来技術が開示されている。
これに対して、パーミュテーション法では、RLL符号化とECC符号化、RLL復号化とECC復号化の順番を逆にして、ECC復号化で誤り訂正を行った後でRLL復号化を行うので、高符号化率RLL符号が適用でき、SN比が改善できる。また、パーミュテーション法において高符号化率RLL符号を用いるために、計算量が少なく、回路規模が小さい置換法を適用することが期待されている。例えば、非特許文献1では、置換法についての従来技術が開示されている。
特開2003−68024号公報 A.J. van Wijingaarden and K.A. Schouhamer Immink、"Construction of Constrained Codes employing Sequence Replacement Techniques"、Proc. IEEE ISIT97、Ulm,Germany. pp. 144、 June 29、1997
しかしながら、従来の置換法は、連続する0の最大ビット数を限定するG拘束条件を満足しているが、2ビット毎の連続する0の最大ビット数を限定するI拘束条件を満足しない。また、符号ビット列間の処理に対してもG拘束条件を満足しているが、I拘束条件を満足していないという課題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、0ランに関する複数の拘束条件を満足する高符号化率のRLL符号に対して用いることができる記録再生装置および信号処理回路を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、開示の記録再生装置および信号処理回路は、情報ビット列のうち、G拘束条件に違反する範囲をアドレス列に置き換え、G拘束条件を満足する範囲をデータ列として残してG拘束条件を満たす第1の符号ビット列に置換する。そして、開示の装置および回路は、第1の符号ビット列のデータ列を並べ替えてI拘束条件を満たす第2の符号ビット列を作成し、第2の符号ビット列のうち、G拘束条件に違反する範囲をアドレス列に置き換えてG拘束条件とI拘束条件との双方を満たす第3の符号ビット列に置換する。
開示の記録再生装置および信号処理回路によれば、情報ビット列をG拘束条件とI拘束条件との双方を満たす符号ビット列に符号化することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る記録再生装置および信号処理回路の好適な実施例を詳細に説明する。ここでは、(1)符号器および復号器の概要と主要な特徴、(2)記録再生装置の構成、(3)RLL拘束条件、(4)RLL符号器の構成、(5)RLL復号器の構成、(6)RLL符号器の符号化手順、(7)RLL復号器の復号化手順の順番で説明する。
(1)符号器および復号器の概要と主要な特徴
最初に、図1を参照して、記録再生装置の符号器および復号器の概要と主要な特徴について説明する。図1は、実施例に係る記録再生装置の構成を示す機能ブロック図である。
本実施例に係る記録再生装置20は、情報語を示す複数の連続したビットである情報ビット列を符号語を示す複数の連続したビットである符号ビット列に符号化するRLL符号器207と符号ビット列を情報ビット列に復号化するRLL復号器237を有する装置であり、0ランに関する複数の拘束条件を満足する高符号化率のRLL符号に対して用いることができることを特徴とする。
RLL符号器207は、情報ビット列を0ランに関する複数の拘束条件を満足する高符号化率RLL符号である符号ビット列に符号化し、RLL復号器237は、RLL符号器207によって符号化された符号ビット列を情報ビット列に復号化することとしたので、0ランに関する複数の拘束条件を満足する高符号化率のRLL符号に対して用いることができる。
(2)記録再生装置の構成
図1に示すように、本実施例に係る記録再生装置20は、磁気ディスク、光ディスク、磁気光ディスクなどの記録装置であり、ハードディスクコントローラ(以下においては「HDC」という。)200、リードチャンネル(以下においては「RDC」という。)202、ヘッドIC204を有する。
データを記録する場合、HDC200は、CRC(Cyclic Redundancy Check)符号器206、RLL符号器207、ECC符号器208を介して符号化を行う。CRC符号器206は、ECCの誤り訂正を検出するために用いられるものである。
RLL符号器207は、nビットの情報ビット列をRLL拘束条件を満たす(n+1)ビットの符号ビット列へ変換する高符号化率の符号器である。なお、符号化率は、情報ビット列のビット数と符号ビット列のビット数との比で定義するので、RLL符号器207の符号化率は、n/(n+1)となる。高符号化率とは、この比が1に近いことを表し、この比が1に近いほど符号器の性能がよいことを意味する。
ECC符号器208は、誤り訂正を行う符号器である。またRDC202は、記録補償器212、ドライバ214を介してヘッドIC204のドライバ216に記録データを送出する。記録補償部212は、磁化反転が隣接する個所で反転間隔を広げる補償処理を行う。また、ヘッドIC204は、ドライバ216によって記録ヘッドへライト電流を発生させる。
一方、データを再生する場合は、ヘッドIC204は、再生ヘッドから入力したアナログ電圧をアンプ218で増幅し、RDC202に送出する。RDC202は、サーマルアスぺリティ検出部(TA検出部)220の検出処理の後、可変利得アンプ(VGA)222、ローパスフィルタ(LPF)224、ADコンバータ(ADC)226を介してデジタル信号へ変換する。また、RDC202は、FIRフィルタ(FIR)228によって波形等化を行った後、ビタビ復号器229でビタビ復号を行い、HDC200に出力する。また、RDC202は、信号をサンプリングするタイミングを制御するPLL232および可変利得アンプ(VGA)222の利得を制御する自動利得制御器(AGC)234を有する。
HDC200は、RDC202から入力したデータをECC復号器236で誤り訂正した後、RLL復号器237で高符号化率のRLL符号ビット列をRLL符号器207の符号化処理を逆にたどることによって情報ビット列に復号化する。また、CRC復号器238で検査処理をして、データを再生する。
(3)RLL拘束条件
次に、図1に示すRLL符号器207が満足するRLL拘束条件について説明する。図1に示すRLL符号器207が満足しなければならない一般的なRLL拘束条件は、G拘束条件とX拘束条件である。G拘束条件とは、情報ビット列の内の連続する0の最大ビット数を限定する拘束条件であり、X拘束条件とは、情報ビット列の所定の数のビット毎の連続する0の最大ビット数を限定する拘束条件である。特に、X拘束条件において情報ビット列の2ビット毎の連続する0の最大ビット数を限定する拘束条件をI拘束条件と呼ぶ。G拘束条件によってデータのエラー伝播が抑制され、データの復号時の同期が取りやすくなる。また、I拘束条件によってG拘束条件で抑制できないデータのエラー伝播が抑制される。
本実施例では、G拘束条件およびI拘束条件を情報ビット列および情報ビット列間において満足する高符号化率のRLL符号に対して適用するRLL符号器207について検討する。本実施例においてRLL符号器207が満足する拘束条件をさらに具体的に表記すると以下のようになる。
(0、G/I、r/R、l/L)=(0、10/10、5/5、5/5)
ここで、
G=10拘束条件;連続する0の最大ビット数が10ビットであることを表す。
I=10拘束条件;偶数・奇数ビットをみたときの連続する0の最大ビット数が10ビットであることを表す。
なお、G拘束条件、I拘束条件は、該当する情報ビット列だけではなく、該当する情報ビット列の右隣または左隣の情報ビット列との間でも満足されなければならない。そこで、該当する情報ビット列の右端または左端のビット列について以下のような拘束条件が適用される。
r=5右端拘束条件;右端の連続する0の最大個数が5ビットであることを表す。
l=5左端拘束条件;左端の連続する0の最大個数が5ビットであることを表す。
R=5右端拘束条件;偶数・奇数ビットをみたときの右端の連続する0の最大個数が5ビットであることを表す。
L=5左端拘束条件;偶数・奇数ビットをみたときの左端の連続する0の最大個数が5ビットであることを表す。
すなわち、該当する情報ビット列の右端拘束条件r、Rまたは左端拘束条件l、Lと、該当する情報ビット列の右隣の情報ビット列の左端拘束条件l、Lまたは左隣の情報ビット列の右端拘束条件r、Rとの間には次のような関係がある。
該当する情報ビット列の右端拘束条件r+右隣の情報ビット列の左端拘束条件l≦G拘束条件
該当する情報ビット列の左端拘束条件l+左隣の情報ビット列の右端拘束条件r≦G拘束条件
該当する情報ビット列の右端拘束条件R+右隣の情報ビット列の左端拘束条件L≦I拘束条件
該当する情報ビット列の左端拘束条件L+右隣の情報ビット列の右端拘束条件R≦I拘束条件
以下においては、r拘束条件、l拘束条件、R拘束条件およびL拘束条件は、陽に現われないが、右端処理、左端処理の拘束条件として適用される。
ここで、図2−1〜図2−4を参照して、図1に示すRLL符号器207が満足するRLL拘束条件の具体例について説明する。図2−1は、図1に示すRLL符号器207が満足するr=5拘束条件の具体例を示す図である。また、図2−2は、図1に示すRLL符号器207が満足するl=5拘束条件の具体例を示す図である。また、図2−3は、図1に示すRLL符号器207が満足するR=5拘束条件の具体例を示す図である。また、図2−4は、図1に示すRLL符号器207が満足するL=5拘束条件の具体例を示す図である。
図2−1に示すように、符号ビット列1aがr=5拘束条件に違反していない(G拘束条件に違反するおそれがない)ビット列で、符号ビット列1bがr=5拘束条件に違反している(G拘束条件に違反するおそれがある)ビット列である。また、図2−2に示すように、符号ビット列2aがl=5拘束条件に違反していない(G拘束条件に違反するおそれがない)ビット列で、符号ビット列2bがl=5拘束条件に違反している(G拘束条件に違反するおそれがある)ビット列である。
また、図2−3に示すように、符号ビット列3a、3bがR=5拘束条件に違反していない(I拘束条件に違反するおそれがない)ビット列で、符号ビット列3c、3dがR=5拘束条件に違反している(I拘束条件に違反するおそれがある)ビット列である。また、図2−4に示すように、符号ビット列4a、4bがL=5拘束条件に違反していない(I拘束条件に違反するおそれがない)ビット列で、符号ビット列4c、4dがL=5拘束条件に違反している(I拘束条件に違反するおそれがある)ビット列である。
(4)RLL符号器の構成
次に、図3を参照して、図1に示すRLL符号器207の構成について説明する。図3は、図1に示すRLL符号器207の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、RLL符号器207は、n=200ビットの情報ビット列を(n+1)=201ビットの符号ビット列に変換する高符号化率の符号器で、置換法符号器(1)207a、右端処理符号器(1)207b、左端処理符号器207c、中間処理符号器207d、インターリーブ符号器207e、置換法符号器(2)207f、右端処理符号器(2)207g、プリコーダ207hを有する。ここでは、(4−1)置換法符号器(1)、(4−2)右端処理符号器(1)、(4−3)左端処理符号器、(4−4)中間処理符号器、(4−5)インターリーブ符号器、(4−6)置換法符号器(2)、(4−7)右端処理符号器(2)、(4−8)プリコーダの順番に説明する。
(4−1)置換法符号器(1)
置換法符号器(1)207aは、情報ビット列の内のG拘束条件に違反しているビット列から10ビットのビット列を抜き取って、抜き取ったビット列を10ビットのアドレス列に置換処理する符号器である。ここで、図5を参照して、図3に示す置換法符号器(1)207aが情報ビット列を符号ビット列に変換する一例について説明する。図5は、図3に示す置換法符号器(1)207aが情報ビット列を符号ビット列に変換する一例を示す図である。
同図に示すように、情報ビット列6aは、G=10拘束条件違反のビット列、すなわち10ビットを超える0のビット列を持っている。置換法符号器(1)207aは、情報ビット列6aの前に“1”をおいて先頭から“10”パターンカウンタで“10”パターンの数をカウントする。そして、“10”パターンの数と別途説明するアドレスコード変換表から8ビットのアドレスコードを求め、G=10拘束条件違反のビット列のアドレスとする。さらに、図5に示すように、G=10拘束条件違反のビット列から10ビットのビット列を抜き取って、抜き取った10ビットのビット列を10ビットのアドレス列で置換する。このように置換することによって、置換法符号器(1)207aは、情報ビット列6aをG=10拘束条件を満足する符号ビット列6bに変換できる。
ここで、さらに符号ビット列6bのフォーマットについて説明する。符号ビット列6bは、ピボット6b−1、アドレス部6b−2、データ部6b−3を有する。ピボット6b−1は、符号ビット列6bが、RLL拘束条件を満たすか否かを識別する1ビットのデータであり、以下のように定義されている。
P=1;入力された情報ビット列6aは、G、I、r、R、l、L拘束条件を全て満たす。
P=0;入力された情報ビット列6aは、G、I、r、R、lまたはL拘束条件のいずれかを満たさない。
また、アドレス部6b‐2は、G拘束条件またはI拘束条件に違反したビット列を置換した複数のアドレス列を有する。例えば、アドレス列6b−21は、アドレス6b−21a、マーカ(M)6b−21b、デリミタ(D)6b−21cを有する。アドレス6b−21aは、前述の“10”パターンの数と別途説明するアドレスコード変換表から求められた8ビットのアドレスコードである。
また、マーカ(M)6b−21bは、1ビットのデータであり、以下のように定義される。
M=1;GまたはI拘束条件に違反したビット列とアドレス列との置換処理がインターリーブ処理前であることを示す。
M=0;GまたはI拘束条件に違反したビット列とアドレス列との置換処理がインターリーブ処理後であることを示す。
また、デリミタ(D)6b−21cは、1ビットのデータであり、以下のように定義される。
D=1;デリミタ6b−21cの次にデータ部6b−3が来ることを示す。
D=0;デリミタ6b−21cの次に他のアドレス列が来ることを示す。
ここで、右端処理符号器(1)207bの説明に入る前に、図14および図15を参照して、図5に示す情報ビット列6aの“10”パターンの数からインターリーブ処理前後でアドレスコードを求めるアドレスコード変換表の一例について説明する。図14は、図5に示す情報ビット列6aの“10”パターンの数からインターリーブ処理前の置換法符号器(1)207aの置換処理においてアドレスコードを求めるアドレスコード変換表15の一例を示す図である。また、図15は、図5に示す情報ビット列6aの“10”パターンの数からインターリーブ処理後の置換法符号器(2)207fの置換処理においてアドレスコードを求めるアドレスコード変換表16の一例を示す図である。
図14に示すように、アドレスコード変換表15は、図5に示す情報ビット列6aの“10”パターンの数“i”とインターリーブ処理前のアドレスコード“F1(i)”とを対応付ける表であり、アドレスコードは、G=10拘束条件およびI=10拘束条件に違反する可能性のある以下の2つのビット列を除いてある。
(a)00000***
(b)*0*0*0*0
また、図15に示すように、アドレスコード変換表16は、図5に示す情報ビット列6aの“10”パターンの数“i”とインターリーブ処理後のアドレスコード“F2(i)”とを対応付ける表であり、アドレスコードは、G=10拘束条件およびI=10拘束条件に違反する可能性のある以下の3つのビット列を除いてある。
(a)00000***
(b)*0*0*0*0
(c)0*0*0*0*
なお、“*”は、0または1のビットを示す。
このように、置換法符号器(1)207aと置換法符号器(2)207fは、G拘束条件およびI拘束条件に違反するおそれのあるビット列を除いたアドレスコード変換表を用いてアドレス列を生成することとしたので、G拘束条件とI拘束条件を満足する高符号化率のRLL符号に対して用いることができる。
(4−2)右端処理符号器(1)
図3の説明に戻ると、右端処理符号器(1)207bは、情報ビット列の右端の0のビット列を含む右端の10ビットのビット列を抜き取って、抜き取ったビット列をビット列の特定のビット列を残した10ビットのアドレス列に置き換える右端処理を行う符号器である。ここで、図6を参照して、図3に示す置換法符号器(1)207aが符号ビット列間におけるI=10拘束条件を満足するデータ部7b−3に変換する一例について説明する。図6は、図3に示す右端処理符号器(1)207bが符号ビット列間におけるI=10拘束条件を満足するデータ部7b−3に変換する一例を示す図である。
同図に示すように、符号ビット列7aは、インターリーブ処理後に右隣の符号ビット列間におけるI=10拘束条件違反のおそれのあるビット列、すなわち符号ビット列7aの右端で5ビットを超える0のビット列を持っている。右端処理符号器(1)207bは、符号ビット列7aの右端にある11ビットのビット列を抜き取り、抜き取った11ビットの最初の5ビットを用いたアドレス列7b−21に置き換える右端処理をし、符号ビット列7bの最終ビットに1のビットを付加する。このように右端処理することによって、右端処理符号器(1)207bは、データ部7a−3を右隣の符号ビット列間におけるI=10拘束条件を満足するデータ部7b−3に変換できる。
(4−3)左端処理符号器
図3の説明に戻ると、左端処理符号器207cは、情報ビット列の内の左端の0のビット列を含む左端の10ビットのビット列を抜き取って、抜き取ったビット列をビット列の内の特定のビット列を残した10ビットのアドレス列に置き換える左端処理を行う符号器である。ここで、図7を参照して、図3に示す左端処理符号器207cが符号ビット列間におけるI=10拘束条件を満足する符号ビット列8bに変換する一例について説明する。図7は、図3に示す左端処理符号器207cが符号ビット列間におけるI=10拘束条件を満足する符号ビット列8bに変換する一例を示す図である。
同図に示すように、符号ビット列8aは、インターリーブ処理後に左隣の符号ビット列間におけるI=10拘束条件違反のおそれのあるビット列、すなわち符号ビット列7aの左端で5ビットを超える0のビット列を持っている。左端処理符号器207cは、符号ビット列8aの左端にある10ビットのビット列を抜き取り、抜き取った10ビットの後半の4ビットを残したアドレス列8b−21に置き換える左端処理をする。このように左端処理することによって、左端処理部207cは、符号ビット列8a−3を左隣の符号ビット列間におけるI=10拘束条件を満足する符号ビット列8bに変換できる。
(4−4)中間処理符号器
図3の説明に戻ると、中間処理符号器207dは、データ列の中間より左にある0のビット列を含む10ビットのビット列を抜き取って、抜き取ったビット列をビット列の内の特定のビット列を残した10ビットのアドレス列に置換する符号器である。ここで、図8を参照して、図3に示す中間処理符号器207dがインターリーブ処理後に符号ビット列間におけるI=10拘束条件を満足するデータ部9b−3に変換する一例について説明する。図8は、図3に示す中間処理符号器207dがインターリーブ処理後に符号ビット列間におけるI=10拘束条件を満足するデータ部9b−3に変換する一例を示す図である。
同図に示すように、符号ビット列9aは、データ部9a−3にインターリーブ処理後にI=10拘束条件違反のおそれのあるビット列、すなわちデータ部9a−3の中間より左に5ビットを超える0のビット列を持っている。中間処理符号器207dは、符号データ部9a−3の中間にある11ビットのビット列を抜き取り、抜き取った11ビットの後半の5ビットを残したアドレス列9b−21に置換し、抜き取った11ビットのビット列の代わりにデータ部1とデータ部2の間に1のビットを代入する。このように中間処理することによって、中間処理符号器207dは、データ部9a−3をインターリーブ処理後に右隣の符号ビット列間におけるI=10拘束条件を満足するデータ部9b−3に変換できる。
(4−5)インターリーブ符号器
図3の説明に戻ると、インターリーブ符号器207eは、データ部を複数のビット列に分割して複数のビット列から順次1ビットづつビットを取り出して、取り出したビットを1ビットづつ順次並べて新たに生成したビット列とデータ部とを交換するインターリーブ処理を行う符号器である。ここで、図9を参照して、図3に示すインターリーブ符号器207eがG=10拘束条件を満足していたデータ部10a−3をI=10拘束条件を満足するデータ部10b−3に変換する一例について説明する。図9は、図3に示すインターリーブ符号器207eがG=10拘束条件を満足していたデータ部10a−3をI=10拘束条件を満足するデータ部10b−3に変換する一例を示す図である。
同図に示すように、インターリーブ符号器207eは、符号ビット列10aのデータ部10a―3の中間で2つのビット列に分割する。例えば、データ部10a−3が、m=2tの偶数ビットである場合は、tビットの2つのビット列に分割する。m=(2t+1)の奇数ビットの場合は、例えば前半を(t+1)ビット、後半をtビットのビット列に分割する。そして、前半のビット列と後半のビット列の先頭のビットから交互に1ビットづつ並べて新たに生成したm=2tビットまたはm=(2t+1)ビットのビット列とデータ部10a−3とを交換するインターリーブ処理を行う。このようにインターリーブ処理することによって、G=10拘束条件を満足していたデータ部10a−3をI=10拘束条件を満足するデータ部10b−3に変換することができる。
(4−6)置換法符号器(2)
図3の説明に戻ると、置換法符号器(2)207fは、データ部の内のG拘束条件に違反しているビット列から10ビットのビット列を抜き取って、抜き取ったビット列をビット列のアドレス列と置換する符号器である。
図5に示すように、置換法符号器(2)207fは、符号ビット列のG=10拘束条件違反のビット列から10ビットのビット列を抜き取って、抜き取った10ビットのビット列を10ビットのアドレス列で置換処理する。このように置換処理することによって、置換法符号器(2)207fは、符号ビット列のデータ部をG=10拘束条件を満足するデータ部に変換できる。
(4−7)右端処理符号器(2)
図3の説明に戻ると、右端処理符号器(2)207gは、データ部の内のr拘束条件に違反をしている右端の0のビット列を含む10ビットのビット列を抜き取って、抜き取ったビット列をビット列の特定のビット列を残した10ビットのアドレス列へ置換する符号器である。ここで、図10および図11を参照して、図3に示す右端処理符号器(2)207gが符号ビット列11aおよび12aをr=5拘束条件もしくは右隣の符号ビット列間におけるG=10拘束条件を満足する符号ビット列11bおよび12bに変換する一例について説明する。図10は、図3に示す右端処理符号器(2)207gが符号ビット列11aを右隣の符号ビット列間におけるG=10拘束条件を満足する符号ビット列11bに変換する一例を示す図である。また、図11は、図3に示す右端処理符号器(2)207gが符号ビット列12aを右隣の符号ビット列間におけるG=10拘束条件を満足する符号ビット列12bに変換する一例を示す図である。
図10に示すように、符号ビット列11aのデータ部11a−3が11ビット以上である場合は、右端処理符号器(2)207gは、右端処理符号器(1)207bの場合と同様に処理をする。一方、図11に示すように、符号ビット列12aのデータ部12a−3が10ビットである場合は、右端処理符号器(2)207gは、符号ビット列12aの右端にある10ビットのビット列を抜き取り、抜き取った10ビットの前半の4ビットを残したアドレス列12b−21に置き換える右端処理を行う。このように右端処理することによって、右端処理符号器(2)207gは、符号ビット列12aを右隣の符号ビット列間におけるG=10拘束条件を満足するように変換できる。
次に、図12−1〜図12−4を参照して、図3に示す右端処理符号器(2)207gの右端処理の別な例について説明する。図12−1〜図12−4は、図3に示す右端処理符号器(2)207gの右端処理の別な例を示す図である。同図に示すように、右端処理符号器(2)207gは、データ部が10ビット未満であり、r=5拘束条件に違反している場合、データ部の左隣のアドレス列のデリミタの値を変えて、データ部をデータ部の特定のビット列を残したデータ部へ置き換える右端処理を行う。
右端処理符号器(2)207gは、情報ビット列のビット長が例えばn=206〜209ビットで、アドレス列のビット長が10ビットである場合に、情報ビット列のデータ部のビット長が6〜9ビットになりえるので、図10、図11のように10ビットのビット列を抜き取ると、アドレス部の一部も抜き取らなければならない現象が生じる。これを避けるために、右端処理符号器(2)207gは、データ部が10ビット未満であり、r=5拘束条件に違反している場合、データ部の左隣のアドレス列のデリミタの値を変えて、データ部をデータ部の特定のビット列を残したデータ部へ置き換える右端処理を行う。
図12−1に示すように、符号ビット列13−1aは、データ部のビットが9ビットであり、r=5拘束条件に違反しているので、右端処理符号(2)207gは、符号ビット列13−1bのようにデータ部の左隣のデリミタの値を0に変えて、データ部をデータ部の特定のビット列“a1a2a3”を残したデータ部“11a1a2a31111”へ置き換える右端処理を行うことによって、符号ビット列間のG=10拘束条件違反を避けることができる。また、図12−2、図12−3、図12−4は、符号ビット列13−2a、13−3a、13−4aのデータ部のビットがそれぞれ8ビット、7ビット、6ビットであり、r=5拘束条件に違反しているので、右端処理符号(2)207gは、図12−1の場合と同様に右端処理を行うことにより、符号ビット列間のG=10拘束条件違反を避けることができる。
次に、図13−1〜図13−8を参照して、図3に示す右端処理符号器(2)207gの右端処理のさらに別な例について説明する。図13−1〜図13−8は、図3に示す右端処理符号器(2)207gの右端処理のさらに別な例を示す図である。図13−1〜図13−8は、G=8拘束条件およびI=8拘束条件を満足する符号ビット列であるが、G=10拘束条件、I=10拘束条件を満足する符号ビット列の場合も同様に取り扱うことができる。
同図に示すように、右端処理符号器(2)207gは、符号ビット列の右端のビット列と符号ビット列の右隣の符号ビット列のピボットと右隣の符号ビット列の左端のビット列とがG拘束条件に違反している場合は、右端のビット列を特定のアドレス列に置換し、右隣の符号ビット列のピボットの値を反転させる。
図13−1に示すように、符号ビット列14−11aは、右端に8ビットの0のビット列を有し、その右隣の符号ビット列のピボットが0であるので、符号ビット列間のG拘束条件違反となっている。そこで、右端処理符号器(2)207gは、符号ビット列14−11aの右端の8ビットの0のビット列を2進数の127のアドレスコードを持つアドレス列、すなわち“1111111D”のアドレス列に変換し、さらに符号ビット列14−12aのピボットを1に反転させることによって、符号ビット列間のG=8拘束条件違反を避けることができる。
図13−2〜図13−8も同様にして、符号ビット列14−21a〜14−81aの右端の8ビットの0のビット列を2進数の126,125、124、123,122,121、120のアドレスコードを持つアドレス列“1111110D”、“1111101D”、“1111100D”、“1111011D”、“1111010D”、“1111001D”、“1111000D”に右端処理し、さらに符号ビット列14−12a〜14−82aのピボットを1に反転させることによって、符号ビット列間のG=8拘束条件違反を避けることができる。
(4−8)プリコーダ
図3の説明に戻ると、プリコーダ207hは、置換法符号器(1)207a〜右端処理符号器(2)207gによって変換された符号ビット列をNRZ列へ変換する符号器である。
(5)RLL復号器の構成
次に、図4を参照して、図1に示すRLL復号器237の構成について説明する。図4は、図1に示すRLL符号器237の構成を示す機能ブロック図である。RLL復号器237は、RLL拘束条件を満たすn=201ビットの符号ビット列をn=200ビットの情報ビット列へ変換する高符号化率の復号器で、プリコーダ237aと右端処理復号器(2)237b〜置換法復号器(1)237hを有する。プリコーダ237aは、RLL拘束条件を満たすn=201ビットのNRZ列を符号ビット列へ変換する復号器である。また、右端処理復号器(2)237b〜置換法復号器(1)237hは、n=201ビットの符号ビット列をn=200ビットの情報ビット列に変換する複数の復号器である。復号器の復号処理は、符号器の符号処理を逆に辿ることによって得られるので説明は省略する。
(6)RLL符号器の符号化手順
次に、図16〜図20を参照して、図2に示すRLL符号器207の符号化手順について説明する。図16〜図20は、図2に示すRLL符号器207の符号化手順を示すフローチャートである。ここでは、符号化手順を(6−1)第1の置換処理手順、(6−2)第1の右端処理手順と左端処理手順、(6−3)中間処理手順とインターリーブ処理手順、(6−4)第2の置換処理手順、(6−5)第2の右端処理手順の順番で説明する。
(6−1)第1の置換処理手順
まず、図16を参照して、図3に示す置換法符号器(1)207aの第1の置換処理手順について説明する。図16は、図3に示す置換法符号器(1)207aの第1の置換処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、置換法符号器(1)207aは、符号ビット列の先頭にピボットPを置いて、P=1にリセットし(ステップS1701)、“10”パターンカウンタでデータ部の“10”の場所を探す(ステップS1702)。そして、置換法符号器(1)207aは、“10”の場所はあるか否かを調べる(ステップS1703)。その結果、“10”の場所がある場合は(ステップS1703肯定)、置換法符号器(1)207aは、“10”パターンカウンタを“10”の場所に移動させ、カウンタ値を1増やす(ステップS1704)。そして、置換法符号器(1)207aは、“10”パターンカウンタの現在の場所はG拘束条件違反をしているか否かを調べる(ステップS1705)。その結果、“10”パターンカウンタの現在の場所はG拘束条件違反をしていない場合は(ステップS1705否定)、置換法符号器(1)207aは、“10”パターンカウンタでデータ部の次の“10”の場所を探す(ステップS1706)。
一方、“10”パターンカウンタの現在の場所はG拘束条件違反をしている場合は(ステップS1705肯定)、置換法符号器(1)207aは、10ビットの0ランを除去し、アドレス列へ置換し(ステップS1707)、データ部の前に移動する(ステップS1708)。そして、置換法符号器(1)207aは、アドレスコード変換表15からアドレスコードを求め(ステップS1709)、マーカM=1、デリミタD=1と置く(ステップS1710)。さらに、置換法符号器(1)207aは、現在のアドレス列の前に他のアドレス列があれば、そのアドレス列のデリミタをD=0に変える(ステップS1711)。
そして、置換法符号器(1)207aは、現在の場所は、未だG拘束条件違反をしているか否かを調べる(ステップS1712)。その結果、現在の場所は、未だG拘束条件違反をしている場合は(ステップS1712肯定)、置換法符号器(1)207aは、ステップS1707に戻り、ステップS1707〜ステップS1711の手順を繰り返す。一方、現在の場所は、G拘束条件違反をしていない場合は(ステップS1712否定)、ステップS1706に戻る。
これに対して、“10”の場所がない場合は(ステップS1703否定)、置換法符号器(1)207aは、さらに符号ビット列にアドレス列はあるか否かを調べる(ステップS1713)。その結果、符号ビット列にアドレス列がある場合は(ステップS1713肯定)、置換法符号器(1)207aは、ピボットをP=0とリセットする(ステップS1714)。一方、符号ビット列にアドレス列がない場合は(ステップS1713否定)、置換法符号器(1)207aは、本手順を終了する。このようにして、本手順によれば置換法符号器(1)207aは、情報ビット列をG拘束条件を満足する符号ビット列に置換することができる。
(6−2)第1の右端処理手順と左端処理手順
次に、図17を参照して、図3に示す右端処理符号器(1)207bおよび左端処理符号器207cの第1の右端処理手順と左端処理手順について説明する。図17は、図3に示す右端処理符号器(1)207bおよび左端処理符号器207cの第1の右端処理手順と左端処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、右端処理符号器(1)207bは、符号ビット列のデータ部の右端に6ビット以上の0ランが有るか否かを調べる(ステップS1801)。その結果、符号ビット列のデータ部の右端に6ビット以上の0ランがない場合は(ステップS1801否定)、右端処理符号器(1)207bは、次の手順に進む。
一方、符号ビット列のデータ部の右端に6ビット以上の0ランがある場合は(ステップS1801肯定)、右端処理符号器(1)207bは、さらに符号ビット列のデータ部の長さが11ビット以上あるか否かを調べる(ステップS1802)。その結果、符号ビット列のデータ部の長さが11ビット未満である場合は(ステップS1802否定)、右端処理符号器(1)207bは、次の手順に進む。
一方、符号ビット列のデータ部の長さが11ビット以上である場合は(ステップS1802肯定)、右端処理符号器(1)207bは、右端の10ビットを除去し、アドレス列へ変換する(ステップS1803)。そして、第1の右端処理符号器207bは、ピボットをP=0にリセットする(ステップS1804)。さらに、左端処理符号器207cは、符号ビット列のピボットP=1であるか否かを調べる(ステップS1805)。その結果、符号ビット列のピボットP=1でない場合は(ステップS1805否定)、左端処理符号器207cは、左端処理を行わずに終了する。
一方、符号ビット列のピボットP=1である場合は(ステップS1805肯定)、左端処理符号器207cは、さらに符号ビット列のデータ部の左端に6ビット以上の0ランがあるか否かを調べる(ステップS1806)。その結果、符号ビット列のデータ部の左端に6ビット以上の0ランがない場合は(ステップS1806否定)、左端処理符号器207cは、本手順を終了する。
一方、符号ビット列のデータ部の左端に6ビット以上の0ランがある場合は(ステップS1806肯定)、左端処理符号器207cは、符号ビット列の左端の10ビットを除去し、アドレス列へ変換する(ステップS1807)。そして、左端処理符号器207cは、符号ビット列のピボットをP=0とリセットして(ステップS1808)、本手順を終了する。このようにして、本手順によれば右端処置符号器(1)207bおよび左端処理符号器207cは、インターリーブ処理後に符号ビット列および符号ビット列間においてI拘束条件を満足する符号ビット列に置換することができる。
(6−3)中間処理手順とインターリーブ処理手順
次に、図18を参照して、図3に示す中間処理符号器207dおよびインターリーブ符号器207eの中間処理手順とインターリーブ処理手順について説明する。図18は、図3に示す中間処理符号器207dおよびインターリーブ符号器207eの中間処理手順とインターリーブ処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、中間処理符号器207dは、符号ビット列のデータ部の中間に6ビット以上の0ランが有るか否かを調べる(ステップS1901)。その結果、符号ビット列のデータ部の中間に6ビット以上の0ランがない場合は(ステップS1901否定)、中間処理符号器207dは、インターリーブ処理手順に進む。
一方、符号ビット列のデータ部の中間に6ビット以上の0ランがある場合は(ステップS1901肯定)、中間処理符号器207dは、さらに符号ビット列のデータ部の長さが11ビット以上あるか否かを調べる(ステップS1902)。その結果、符号ビット列のデータ部の長さが11ビット未満である場合は(ステップS1902否定)、中間処理符号器207dは、インターリーブ処理手順に進む。
一方、符号ビット列のデータ部の長さが11ビット以上である場合は(ステップS1902肯定)、中間処理符号器207dは、データ部の中間の10ビットを除去し、アドレス列へ変換する(ステップS1903)。そして、中間処理符号器207dは、ピボットをP=0にリセットする(ステップS1904)。さらに、インターリーブ符号器207eは、符号ビット列のデータ部を2つに分け、インターリーブする(ステップS1905)。このようにして、本手順に依れば、中間処理符号器207dおよびインターリーブ符号器207eは、G拘束条件を満足する符号ビット列をI拘束条件を満足する符号ビット列に変換することができる。
(6−4)第2の置換処理手順
次に、図19を参照して、図3に示す置換法符号器(2)207fの第2の置換処理手順について説明する。図19は、図3に示す置換法符号器(2)207fの第2の置換処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、置換法符号器(2)207fは、“10”パターンカウンタでデータ部の“10”の場所を探す(ステップS2001)。そして、“10”の場所はあるか否かを調べる(ステップS2002)。その結果、 “10”の場所がある場合は(ステップS2002肯定)、置換法符号器(2)207fは、“10”パターンカウンタを“10”の場所に移動させ、カウンタ値を1増やす(ステップS2003)。そして、置換法符号器(2)207fは、“10”パターンカウンタの現在の場所はG拘束条件違反をしているか否かを調べる(ステップS2004)。その結果、“10”パターンカウンタの現在の場所はG拘束条件違反をしていない場合は(ステップS2004否定)、置換法符号器(2)207dは、“10”パターンカウンタでデータ部の次の“10”の場所を探す(ステップS2005)。
一方、“10”パターンカウンタの現在の場所はG拘束条件違反をしている場合は(ステップS2004肯定)、置換法符号器(2)207fは、10ビットの0ランを除去し、アドレス列へ置換し(ステップS2006)、データ部の前に移動する(ステップS2007)。そして、置換法符号器(2)207fは、アドレスコード変換表16からアドレスコードを求め(ステップS2008)、マーカM=0、デリミタD=1と置く(ステップS2009)。さらに、置換法符号器(2)207fは、現在のアドレス列の前に他のアドレス列があれば、そのアドレス列のデリミタをD=0に変える(ステップS2010)。
そして、置換法符号器(2)207fは、現在の場所は、未だG拘束条件違反をしているか否かを調べる(ステップS2011)。その結果、現在の場所は、未だG拘束条件違反をしている場合は(ステップS2011肯定)、置換法符号器(2)207fは、ステップS2006に戻り、ステップS2006〜ステップS2010の手順を繰り返す。一方、現在の場所は、G拘束条件違反をしていない場合は(ステップS2011否定)、ステップS2005に戻る。
これに対して、“10”の場所がない場合は(ステップS2002否定)、置換法符号器(2)207fは、さらに符号ビット列にアドレス列はあるか否かを調べる(ステップS2012)。その結果、符号ビット列にアドレス列がある場合は(ステップS2012肯定)、置換法符号器(2)207fは、ピボットをP=0とリセットする(ステップS2013)。一方、符号ビット列にアドレス列がない場合は(ステップS2012否定)、置換法符号器(2)207fは、本手順を終了する。このようにして、本手順によれば置換法符号器(2)207fは、I拘束条件を満足する符号ビット列をI拘束条件とG拘束条件を満足する符号ビット列に置換することができる。
(6−5)第2の右端処理手順
次に、図20を参照して、図3に示す右端処理符号器(2)207gの第2の右端処理手順について説明する。図20は、図3に示す右端処理符号器(2)207gの第2の右端処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、右端処理符号器(2)207gは、符号ビット列のデータ部の長さが10ビット以上であるか否かを調べる(ステップ2101)。
その結果、符号ビット列のデータ部の長さが10ビット以上である場合は(ステップ2101肯定)、右端処理符号器(2)207gは、さらに符号ビット列のデータ部の右端に6ビット以上の0ランがあるか否かを調べる(ステップS2102)。その結果、符号ビット列のデータ部の右端に6ビット以上の0ランがある場合は(ステップ2102肯定)、右端処理符号器(2)207gは、符号ビット列の右端の10ビットを除去し、アドレス列に変換し(ステップS2103)、ピボットをP=0にリセットする(ステップS2104)。一方、符号ビット列のデータ部の右端に6ビット以上の0ランがない場合は(ステップ2102肯定)、右端処理符号器(2)207gは、本手順を終了する。
一方、符号ビット列のデータ部の長さが10ビット未満である場合は(ステップ2101否定)、右端処理符号器(2)207gは、さらに符号ビット列のデータ部の右端に6ビット以上の0ランがあるか否かを調べる(ステップS2105)。その結果、符号ビット列のデータ部の右端に6ビット以上の0ランがない場合は(ステップS2105否定)、右端処理符号器(2)207gは、本手順を終了する。
一方、符号ビット列のデータ部の右端に6ビット以上の0ランがある場合は(ステップS2105肯定)、右端処理符号器(2)207gは、データ部を特定のビット列を残したデータ部へ置き換える右端処理を行い(ステップS2106)、データ部の左隣のデリミタの値を0に変更する(ステップS2107)。このようにして、本手順に依れば右端処理符号器(2)207gは、I拘束条件を満足し、さらに符号ビット列間におけるG拘束条件を満足するように変換することができる。
(7)RLL復号器の復号化手順
次に、図21および図22を参照して、図4に示すRLL復号器237の復号化手順について説明する。図21は、図4に示すRLL復号器の復号処理手順の内の第2の右端処理手順、第2の置換処理手順およびデインターリーブ処理手順を示すフローチャートである。また、図22は、図4に示すRLL復号器の復号処理手順の内の中間処理手順、左端処理手順、第1の右端処理手順および第1の置換処理手順を示すフローチャートである。ここでは、(7−1)第2の右端処理手順、第2の置換処理手順およびデインターリーブ処理手順、(7−2)中間処理手順、左端処理手順、第1の右端処理手順および第1の置換処理手順の順番で説明する。
(7−1)第2の右端処理手順、第2の置換処理手順およびデインターリーブ処理手順
図21に示すように、右端処理復号器(2)237bは、符号ビット列のピボットがP=0であるか否かを調べる(ステップS2301)。その結果、符号ビット列のピボットがP=1である場合は(ステップS2301否定)、右端処理復号器(2)237bは、ステップS2308に進む。
一方、符号ビット列のピボットがP=0である場合は(ステップS2301肯定)、右端処復号器(2)237bは、符号ビット列のアドレス列のデリミタDが全て0であるか否かを調べる(ステップS2302)。その結果、符号ビット列のアドレス列のデリミタDが全て0である場合は(ステップS2302肯定)、右端処理復号器(2)237bは、右端処理符号器(2)207gが行った第2の右端処理手順(オプション)の変換を逆に辿ってデータ部を元に戻す(ステップS2303)。
一方、符号ビット列のアドレス列のデリミタDが全て0でない場合は(ステップS2302否定)、右端処理復号器(2)237bは、さらに符号ビット列のアドレス列に“111*****0D”があるか否かを調べる(ステップS2304)。なお、ここで“*”は、0または1である。その結果、符号ビット列のアドレス列に“111*****0D”がある場合は(ステップS2304肯定)、右端処理復号器(2)237bは、符号ビット列の右端に“*****000000”を戻す(ステップS2305)。
一方、符号ビット列のアドレス列に“111*****0D”がない場合は(ステップS2304否定)、置換法復号器(2)237cは、符号ビット列のアドレス列にM=0となるアドレスが残っているか否かを調べる(ステップS2306)。その結果、符号ビット列のアドレス列にM=0となるアドレスが残っている場合は(ステップS2306肯定)、置換法復号器(2)237cは、M=0となる各アドレス列のアドレスコードに対応する場所へ10ビットの0ランを挿入する(ステップS2307)。
一方、符号ビット列のアドレス列にM=0となるアドレスが残ってない場合は(ステップS2306否定)、デインターリーブ復号器237dは、インターリーブされた符号ビット列のデータ部を元に戻す(ステップS2308)。このようにして、本手順に依れば、G拘束条件およびI拘束条件を同時に満足する符号ビット列をG拘束条件を満足する符号ビット列に復号化することができる。
(7−2)中間処理手順、左端処理手順、第1の右端処理手順および第1の置換処理手順
図22に示すように、中間処理復号器237eは、符号ビット列のピボットがP=0か否かを調べる(ステップS2401)。その結果、符号ビット列のピボットがP=1である場合は(ステップS2401否定)、中間処理復号器237eは、本手順を終了する。
一方、符号ビット列のピボットがP=0である場合は(ステップS2401肯定)、中間処理復号器237eは、符号ビット列のアドレス列に“110*****1D”があるか否かを調べる(ステップS2402)。なお、“*”は、0または1である。その結果
、符号ビット列のアドレス列に“110*****1D”がある場合は(ステップS2402肯定)、中間処理復号器237eは、符号ビット列のデータ部の中間に“000000*****”を戻す(ステップS2403)。
一方、符号ビット列のアドレス列に“110*****1D”がない場合は(ステップS2402否定)、左端処理復号器237fは、さらに符号ビット列のアドレス列に“1011****1D”があるか否かを調べる(ステップS2404)。その結果、符号ビット列のアドレス列に“1011****1D”がある場合は(ステップS2404肯定)、左端処理復号器237fは、符号ビット列のデータ部の左端に“000000****”を戻す(ステップS2405)。
一方、符号ビット列のアドレス列に“1011****1D”がない場合は(ステップS2404否定)、右端処理復号器(1)237gは、さらに符号ビット列のアドレス列に“111*****1D”があるか否かを調べる(ステップS2406)。その結果、符号ビット列のアドレス列に“111*****1D”がある場合は(ステップS2406肯定)、右端処理復号器(1)237gは、符号ビット列のデータ部の右端に“*****000000”を戻す(ステップS2407)。
一方、符号ビット列のアドレス列に“111*****1D”がない場合は(ステップS2406否定)、置換法復号器(1)237hは、さらに符号ビット列のアドレス列にM=1となるアドレスが残っているか否かを調べる(ステップS2408)。その結果、符号ビット列のアドレス列にM=1となるアドレスが残っている場合は(ステップS2408肯定)、M=1となる各アドレス列のアドレスコードに対応する場所へ10ビットの0ランを挿入する(ステップS2409)。一方、符号ビット列のアドレス列にM=1となるアドレスが残っていない場合は(ステップS2408否定)、置換法復号器(1)237hは、本手順を終了する。このようにして、本手順に依ればG拘束条件を満足する符号ビット列を情報ビット列に復号化することができる。
上述してきたように、本実施例1では、RLL符号器207は、情報ビット列を0ランに関する複数の拘束条件を満足する高符号化率RLL符号である符号ビット列に符号化し、RLL復号器237は、RLL符号器207によって符号化された符号ビット列を情報ビット列に復号化することとしたので、0ランに関する複数の拘束条件を満足する高符号化率のRLL符号に対して符号化、復号化ができる。
また、符号ビット列は、符号ビットの先頭にあり、情報ビット列が拘束条件に違反しているビット列を含んでいたか否かを識別する1ビットのデータであるピボットと、拘束条件に違反しているビット列のアドレス情報を示すビット列であるアドレス列と、情報ビットから拘束条件に違反しているビット列を抜き取ったビット列であるデータ列とを有し、アドレス列は、拘束条件に違反しているビット列の位置情報と、データ列のインターリーブ処理を行った回数であるマーカと、アドレス列に続くビット列が他のアドレス列であるか、データ列であるかを識別するデリミタとを有し、符号器207a〜207d、207f〜207gは、拘束条件に違反しているビット列とアドレス列とを置換処理し、インターリーブ符号器207eは、データ列を複数のビット列に分割し、複数のビット列から順番に1ビットづつビットを取り出して、取り出したビットを1ビットづつ順番に並べて新たに生成したビット列とデータ列とを交換するインターリーブ処理をし、RLL符号器207は、置換処理とインターリーブ処理を複数回交互に行って、情報ビット列を複数の拘束条件を満足する符号ビット列に符号化することとしたので、0ランに関する複数の拘束条件を満足する高符号化率のRLL符号に対して用いることができる。
また、RLL符号器207は、情報ビット列を用いて、情報ビット列の内の連続する0の最大ビット数を限定するG拘束条件と、情報ビット列の内の偶数ビットまたは奇数ビットに関する連続する0の最大ビット数を限定するI拘束条件とを同時に満足する符号ビット列に符号化することとしたので、G拘束条件とI拘束条件を満足する高符号化率のRLL符号に対して用いることができる。
また、置換法符号器(1)207aは、情報ビット列のG拘束条件に違反しているビット列から最大ビット数のビット列を抜き取って、抜き取ったビット列をアドレス列に置換処理することとしたので、情報ビット列を、G拘束条件を満足する符号ビット列に符号化することができる。
また、右端処理符号器(1)207bは、データ列からI拘束条件に違反するおそれのある右端の0のビット列を含む右端の最大ビット数のビット列を抜き取って、抜き取ったビット列をビット列の特定のビット列を残したアドレス列に置き換える右端処理を行うこととしたので、情報ビット列を、I拘束条件を満足する符号ビット列に符号化することができる。
また、左端処理符号器207cは、データ列からI拘束条件に違反するおそれのある左端の0のビット列を含む左端の最大ビット数のビット列を抜き取って、抜き取ったビット列をビット列の特定のビット列を残したアドレス列に置き換える左端処理を行うこととしたので、情報ビット列を、I拘束条件を満足する符号ビット列に符号化することができる。
また、中間処理符号器207dは、データ列を2つに等分割し、等分割したデータ列間の境界でI拘束条件に違反するおそれのある0のビット列を含む最大ビット数のビット列を抜き取って、抜き取ったビット列をビット列の特定のビット列を残したアドレス列に置き換える中間処理を行い、インターリーブ符号器207eは、中間処理符号器207dによって中間処理された2つに等分割したデータ列のそれぞれから順次1ビットづつビットを取り出して、取り出したビットを1ビットづつ順次並べて新たに生成したビット列とデータ列とを交換するインターリーブ処理を行うこととしたので、情報ビット列を、I拘束条件を満足する符号ビット列に符号化することができる。
また、置換法符号器(2)207fは、データ列のG拘束条件に違反しているビット列から最大ビット数のビット列を抜き取って、抜き取ったビット列をアドレス列に置換処理することとしたので、情報ビット列をG拘束条件とI拘束条件とを同時に満足する符号ビット列に符号化することができる。
また、右端処理符号器(2)207gは、データ列のG拘束条件に違反をするおそれのある右端の0のビット列を含む最大ビット数のビット列を抜き取って、抜き取ったビット列をビット列の特定のビット列を残したアドレス列に置き換える右端処理を行うこととしたので、符号ビット列間においてG拘束条件とI拘束条件とを同時に満足する高符号化率の符号ビット列に符号化することができる。
また、右端処理符号器(2)207gは、データ列が最大ビット数未満であり、データ列がG拘束条件に違反するおそれがある場合、データ列の左隣のアドレス列のデリミタの値を変えて、データ列をデータ列の特定のビット列を残したデータ列に置き換える右端処理を行うこととしたので、情報ビット列のビット数が異なる場合にも、同じ拘束条件を満足する高符号化率の符号ビット列に符号化することができる。
また、右端処理符号器(2)207gは、符号ビット列の右端のビット列と符号ビット列の右隣の符号ビット列のピボットと右隣の符号ビット列の左端のビット列とがG拘束条件に違反している場合は、右端のビット列を特定のアドレス列に右端処理し、右隣の符号ビット列のピボットの値を反転させることとしたので、隣接する符号ビット列間の拘束条件の違反を防ぐことができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施例にて実施されてもよいものである。
例えば、本実施例では、所定の数が2のX拘束条件、すなわちI拘束条件を用いて符号化を行う場合について説明したが、これだけに限定されるものではなく、所定の数が2以外のX拘束条件、所定の数が3や4のX拘束条件を用いて符号化を行う場合に適用することができる。
また、本実施例では、情報ビット列が200ビットの場合について説明したが、これだけに限定されるものではなく、情報ビット列が200ビット以外の場合、例えば情報ビット列が207ビット、208ビットの場合に適用することができる。
(付記1)情報語を示す複数の連続したビットである情報ビット列を符号語を示す複数の連続したビットである符号ビット列に符号化する符号器と該符号ビット列を該情報ビット列に復号化する復号器を有する記録再生装置であって、
前記符号器は、
前記情報ビット列を連続する0の列に関する複数の拘束条件を満足する高符号化率ランレングス限定符号である符号ビット列に符号化する符号化手段を備え、
前記復号器は、
前記符号化手段によって符号化された符号ビット列を前記情報ビット列に復号化する復号化手段を備えたことを特徴とする記録再生装置。
(付記2)前記符号ビット列は、該符号ビットの先頭にあり、前記情報ビット列が前記拘束条件に違反しているビット列を含んでいたか否かを識別する1ビットのデータであるピボットと、前記拘束条件に違反しているビット列のアドレス情報を示すビット列であるアドレス列と、前記情報ビットから前記拘束条件に違反しているビット列を抜き取ったビット列であるデータ列とを有し、
前記アドレス列は、前記拘束条件に違反しているビット列の位置情報と、前記データ列のインターリーブ処理を行った回数であるマーカと、該アドレス列に続くビット列が他のアドレス列であるか、前記データ列であるかを識別するデリミタとを有し、
前記拘束条件に違反しているビット列と前記アドレス列とを置換処理する置換処理手段と、
前記データ列を複数のビット列に分割し、該複数のビット列から順番に1ビットづつビットを取り出して、取り出したビットを1ビットづつ順番に並べて新たに生成したビット列と該データ列とを交換するインターリーブ処理を行うインターリーブ処理手段と、
をさらに備え、
前記符号化手段は、前記置換処理手段による置換処理と前記インターリーブ処理手段によるインターリーブ処理とを複数回交互に行って、前記情報ビット列を前記複数の拘束条件を満足する符号ビット列に符号化することを特徴とする付記1に記載の記録再生装置。
(付記3)前記符号化手段は、前記情報ビット列を用いて、該情報ビット列の内の連続する0の最大ビット数を限定するG拘束条件と、該情報ビット列の所定の数のビット毎の連続する0の最大ビット数を限定するX拘束条件とを同時に満足する符号ビット列に符号化することを特徴とする付記1または2に記載の記録再生装置。
(付記4)前記情報ビット列の前記G拘束条件に違反しているビット列から前記最大ビット数のビット列を抜き取って、抜き取ったビット列を前記アドレス列に置換処理する第1の置換処理手段をさらに備え、
前記符号化手段は、前記第1の置換処理手段によって前記情報ビット列を、前記G拘束条件を満足する符号ビット列に符号化することを特徴とする付記1、2または3に記載の記録再生装置。
(付記5)前記データ列から前記X拘束条件に違反するおそれのある右端の0のビット列を含む右端の前記最大ビット数のビット列を抜き取って、抜き取ったビット列を該ビット列の特定のビット列を残した前記アドレス列に置き換える右端処理を行う第1の右端処理手段をさらに備え、
前記符号化手段は、前記第1の右端処理手段によって前記情報ビット列を、前記X拘束条件を満足する符号ビット列に符号化することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の記録再生装置。
(付記6)前記データ列から前記X拘束条件に違反するおそれのある左端の0のビット列を含む左端の前記最大ビット数のビット列を抜き取って、抜き取ったビット列を該ビット列の特定のビット列を残した前記アドレス列に置き換える左端処理を行う左端処理手段をさらに備え、
前記符号化手段は、前記左端処理手段によって前記情報ビット列を、前記X拘束条件を満足する符号ビット列に符号化することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の記録再生装置。
(付記7)前記データ列を前記所定の数に等分割し、等分割したデータ列間の境界のそれぞれで前記X拘束条件に違反するおそれのある0のビット列を含む前記最大ビット数のビット列を抜き取って、抜き取ったビット列を該ビット列の特定のビット列を残した前記アドレス列に置き換える中間処理を行う中間処理手段と、
前記中間処理手段によって中間処理された前記所定の数に等分割したデータ列のそれぞれから順次1ビットづつビットを取り出して、取り出したビットを1ビットづつ順次並べて新たに生成したビット列と該データ列とを交換するインターリーブ処理を行うインターリーブ処理手段と、
をさらに備え、
前記符号化手段は、前記中間処理手段と前記インターリーブ手段によって前記情報ビット列を、前記X拘束条件を満足する符号ビット列に符号化することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の記録再生装置。
(付記8)前記データ列の前記G拘束条件に違反しているビット列から前記最大ビット数のビット列を抜き取って、抜き取ったビット列を該ビット列の前記アドレス列に置換処理する第2の置換処理手段を備え、
前記符号化手段は、前記第2の置換処理手段によって前記情報ビット列を前記G拘束条件と前記X拘束条件とを同時に満足する符号ビット列に符号化することを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の記録再生装置。
(付記9)前記データ列の前記G拘束条件に違反をするおそれのある右端の0のビット列を含む前記最大ビット数のビット列を抜き取って、抜き取ったビット列を該ビット列の特定のビット列を残した前記アドレス列に置き換える右端処理を行う第2の右端処理手段をさらに備え、
前記符号化手段は、前記第2の右端処理手段によって前記符号ビット列間において前記G拘束条件と前記X拘束条件とを同時に満足する高符号化率の符号ビット列に符号化することを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の記録再生装置。
(付記10)前記第2の右端処理手段は、前記データ列が前記最大ビット数未満であり、該データ列が前記G拘束条件に違反するおそれがある場合、該データ列の左隣の前記アドレス列のデリミタの値を変えて、該データ列を該データ列の特定のビット列を残した前記データ列に置き換える右端処理を行うことを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の記録再生装置。
(付記11)前記第2の右端処理手段は、前記符号ビット列の右端のビット列と該符号ビット列の右隣の符号ビット列の前記ピボットと該右隣の符号ビット列の左端のビット列とが前記G拘束条件に違反している場合は、該右端のビット列を特定のアドレス列に置換し、該右隣の符号ビット列のピボットの値を反転させることを特徴とする付記1〜10のいずれか一つに記載の記録再生装置。
(付記12)前記第1の置換処理手段と前記第2の置換処理手段は、前記G拘束条件および前記X拘束条件に違反するおそれのあるビット列を除いたアドレスコード変換表を用いて前記アドレス列を生成することを特徴とする付記4または8に記載の記録再生装置。
(付記13)情報語を示す複数の連続したビットである情報ビット列を符号語を示す複数の連続したビットである符号ビット列に符号化する符号器と該符号ビット列を該情報ビット列に復号化する復号器を有する記録再生装置に用いられる記録再生方法であって、
前記符号器は、
前記情報ビット列を連続する0の列に関する複数の拘束条件を満足する高符号化率ランレングス限定符号である符号ビット列に符号化する符号化工程を含み、
前記復号器は、
前記符号化工程によって符号化された符号ビット列を前記情報ビット列に復号化する復号化工程を含んだことを特徴とする記録再生方法。
(付記14)前記符号ビット列は、該符号ビットの先頭にあり、前記情報ビット列が前記拘束条件に違反しているビット列を含んでいたか否かを識別する1ビットのデータであるピボットと、前記拘束条件に違反しているビット列のアドレス情報を示すビット列であるアドレス列と、前記情報ビットから前記拘束条件に違反しているビット列を抜き取ったビット列であるデータ列とを有し、
前記アドレス列は、前記拘束条件に違反しているビット列の位置情報と、前記データ列のインターリーブ処理を行った回数であるマーカと、該アドレス列に続くビット列が他のアドレス列であるか、前記データ列であるかを識別するデリミタとを有し、
前記拘束条件に違反しているビット列と前記アドレス列とを置換処理する置換処理工程と、
前記データ列を複数のビット列に分割し、該複数のビット列から順番に1ビットづつビットを取り出して、取り出したビットを1ビットづつ順番に並べて新たに生成したビット列と該データ列とを交換するインターリーブ処理を行うインターリーブ処理工程と、
をさらに含み、
前記符号化工程は、前記置換処理工程による置換処理と前記インターリーブ処理工程によるインターリーブ処理とを複数回交互に行って、前記情報ビット列を前記複数の拘束条件を満足する符号ビット列に符号化することを特徴とする付記13に記載の記録再生方法。
(付記15)前記符号化工程は、前記情報ビット列を用いて、該情報ビット列の内の連続する0の最大ビット数を限定するG拘束条件と、該情報ビット列の所定の数のビット毎の連続する0の最大ビット数を限定するX拘束条件とを同時に満足する符号ビット列に符号化することを特徴とする付記13または14に記載の記録再生方法。
(付記16)情報語を示す複数の連続したビットである情報ビット列を符号語を示す複数の連続したビットである符号ビット列に符号化する符号器と該符号ビット列を該情報ビット列に復号化する復号器を有する記録再生装置に用いられる記録再生プログラムであって、
前記符号器は、
前記情報ビット列を連続する0の列に関する複数の拘束条件を満足する高符号化率ランレングス限定符号である符号ビット列に符号化する符号化手順をコンピュータに実行させ、
前記復号器は、
前記符号化手順によって符号化された符号ビット列を前記情報ビット列に復号化する復号化手順をコンピュータに実行させることを特徴とする記録再生プログラム。
(付記17)前記符号ビット列は、該符号ビットの先頭にあり、前記情報ビット列が前記拘束条件に違反しているビット列を含んでいたか否かを識別する1ビットのデータであるピボットと、前記拘束条件に違反しているビット列のアドレス情報を示すビット列であるアドレス列と、前記情報ビットから前記拘束条件に違反しているビット列を抜き取ったビット列であるデータ列とを有し、
前記アドレス列は、前記拘束条件に違反しているビット列の位置情報と、前記データ列のインターリーブ処理を行った回数であるマーカと、該アドレス列に続くビット列が他のアドレス列であるか、前記データ列であるかを識別するデリミタとを有し、
前記拘束条件に違反しているビット列と前記アドレス列とを置換処理する置換処理手順と、
前記データ列を複数のビット列に分割し、該複数のビット列から順番に1ビットづつビットを取り出して、取り出したビットを1ビットづつ順番に並べて新たに生成したビット列と該データ列とを交換するインターリーブ処理を行うインターリーブ処理手順と、
をさらにコンピュータに実行させ、
前記符号化手順は、前記置換処理手順による置換処理と前記インターリーブ処理手順によるインターリーブ処理とを複数回交互に行って、前記情報ビット列を前記複数の拘束条件を満足する符号ビット列に符号化することを特徴とする付記16に記載の記録再生プログラム。
(付記18)前記符号化手順は、前記情報ビット列を用いて、該情報ビット列の内の連続する0の最大ビット数を限定するG拘束条件と、該情報ビット列の所定の数のビット毎の連続する0の最大ビット数を限定するX拘束条件とを同時に満足する符号ビット列に符号化することを特徴とする付記16または17に記載の記録再生プログラム。
以上のように、本発明にかかる記録再生装置および信号処理回路は、磁気記録再生装置に有用であり、特に、磁気ディスク装置、光ディスク装置、磁気光ディスク装置などに適している。
実施例に係る記録再生装置の構成を示す機能ブロック図である。 図1に示すRLL符号器が満足するr=5拘束条件の具体例を示す図である。 図1に示すRLL符号器が満足するl=5拘束条件の具体例を示す図である。 図1に示すRLL符号器が満足するR=5拘束条件の具体例を示す図である。 図1に示すRLL符号器が満足するL=5拘束条件の具体例を示す図である。 図1に示すRLL符号器の構成を示す機能ブロック図である。 図1に示すRLL復号器の構成を示す機能ブロック図である。 図3に示す置換法符号器(1)が情報ビット列を符号ビット列に変換する一例を示す図である。 図3に示す右端処理符号器(1)が符号ビット列間におけるI=10拘束条件を満足するデータ部に変換する一例を示す図である。 図3に示す左端処理符号器が符号ビット列間におけるI=10拘束条件を満足する符号ビット列に変換する一例を示す図である。 図3に示す中間処理符号器がインターリーブ処理後に符号ビット列間におけるI=10拘束条件を満足するデータ部に変換する一例を示す図である。 図3に示すインターリーブがG=10拘束条件を満足していたデータ部をI=10拘束条件を満足するデータ部に変換する一例を示す図である。 図3に示す右端処理符号器(2)が符号ビット列間におけるG=10拘束条件を満足する符号ビット列に変換する一例を示す図である。 図3に示す右端処理符号器(2)が符号ビット列間におけるG=10拘束条件を満足する符号ビット列に変換する一例を示す図である。 図3に示す右端処理符号器(2)の右端処理の別な例を示す図である。 図3に示す右端処理符号器(2)の右端処理の別な例を示す図である。 図3に示す右端処理符号器(2)の右端処理の別な例を示す図である。 図3に示す右端処理符号器(2)の右端処理の別な例を示す図である。 図3に示す右端処理符号器(2)の右端処理のさらに別な例を示す図である。 図3に示す右端処理符号器(2)の右端処理のさらに別な例を示す図である。 図3に示す右端処理符号器(2)の右端処理のさらに別な例を示す図である。 図3に示す右端処理符号器(2)の右端処理のさらに別な例を示す図である。 図3に示す右端処理符号器(2)の右端処理のさらに別な例を示す図である。 図3に示す右端処理符号器(2)の右端処理のさらに別な例を示す図である。 図3に示す右端処理符号器(2)の右端処理のさらに別な例を示す図である。 図3に示す右端処理符号器(2)の右端処理のさらに別な例を示す図である。 図5に示す情報ビット列の“10”パターンの数からインターリーブ処理前の置換法符号器(1)の置換処理においてアドレスコードを求めるアドレスコード変換表の一例を示す図である。 図5に示す情報ビット列の“10”パターンの数からインターリーブ処理後の置換法符号器(2)の置換処理においてアドレスコードを求めるアドレスコード変換表の一例を示す図である。 図3に示す置換法符号器(1)の第1の置換処理手順を示すフローチャートである。 図3に示す右端処理符号器(1)および左端処理符号器の第1の右端処理手順と左端処理手順を示すフローチャートである。 図3に示す中間処理符号器およびインターリーブ符号器の中間処理手順とインターリーブ処理手順を示すフローチャートである。 図3に示す置換法符号器(2)の第2の置換処理手順を示すフローチャートである。 図3に示す右端処理符号器(2)の第2の右端処理手順を示すフローチャートである。 図4に示すRLL復号器の復号処理手順の内の第2の右端処理手順、第2の置換処理手順およびデインターリーブ処理手順を示すフローチャートである。 図4に示すRLL復号器の復号処理手順の内の中間処理手順、左端処理手順、第1の右端処理手順および第1の置換処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1a、2a、3a、3b、4a、4b 拘束条件違反していない符号ビット列
1b、2b、3c、3d、4c、4d 拘束条件違反している符号ビット列
6a 情報ビット列、
6b、7a、7b、8a、8b、9a、9b、10a、10b、11a、11b、12a、12b 符号ビット列
6b−1、7a−1、7b−1、8a−1、8b−1、9a−1、9b−1、10aー1、10b−1、11a−1、11b−1、12a−1、12b−1 ピボット
6b−2、7a−2、7b−2、8a−2、8b−2、9a−2、9b−2、10aー2、10b−2、11a―2、11b−2、12aー2、12b−2 アドレス部
6b−3、7a−3、7b−3、8a−3、8b−3、9a−3、9b−3、10aー3、10b−3、11a−3、11b−3、12a−3 データ部
6b−21、7b−21、8b−21、9b−21、11b−21、12b−21 アドレス列
6b−21a アドレスコード
6b−21b マーカ
6b−21c デリミタ
13−1a、13−2a、13−3a、13−4a、13−1b、13−2b、13−3b、13−4b、14−11a、14−12a、14−21a、14−22a、14−31a、14−32a、14−41a、14−42a、14−51a、14−52a、14−61a、14−62a、14−71a、14−72a、14−81a、14−82a、14−11b、14−12b、14−21b、14−22b、14−31b、14−32b、14−41b、14−42b、14−51b、14−52b、14−61b、14−62b、14−71b、14−72b、14−81b、14−82b 符号ビット列
15 インターリーブ処理前のアドレスコード変換表
16 インターリーブ処理後のアドレスコード変換表
20 記録再生装置
200 ハードディスクコントローラまたはHDC
202 リードチャンネルまたはRDC
204 ヘッドIC
206 CRC符号器
207 RLL符号器
207a 置換法符号器(1)
207b 右端処理符号器(1)
207c 左端処理符号器
207d 中間処理符号器
207e インターリーブ符号器
207f 置換法符号器(2)
207g 右端処理符号器(2)
207h プリコーダ
208 ECC符号器
212 記録補償部
214 ドライバ
216 ドライバ
218 アンプ
220 サーマルアスぺリティ検出部(TA検出部)
222 可変利得アンプ(VGA)
224 ローパスフィルタ(LPF)
226 ADコンバータ(ADC)
228 FIRフィルタ(FIR)
229 ビタビ復号器
232 PLL
234 自動利得制御器(AGC)
236 ECC復号器
237 RLL復号器
237a プリコーダ
237b 右端処理復号器(2)
237c 置換法復号器(2)
237d デインターリーブ復号器
237e 中間処理復号器
237f 左端処理復号器
237g 右端処理復号器(1)
237h 置換法復号器(1)
238 CRC復号器

Claims (7)

  1. 情報語を示す複数の連続したビットである情報ビット列を符号化する符号器を有する記録再生装置であって、
    前記符号器は、
    前記情報ビット列のうち、値がゼロのビットが連続する最大数を規定するG拘束条件に違反する範囲を、当該範囲の前記情報ビット列における位置情報を含むアドレス列に置き換え、前記情報ビット列のうち、前記G拘束条件を満足する範囲をデータ列として残して前記情報ビット列を前記G拘束条件を満たす第1の符号ビット列に置換する第1の置換符号器と、
    前記第1の符号ビット列の前記データ列を並べ替えて、値がゼロのビットが2ビット毎に出現する最大数を規定するI拘束条件を満たす第2の符号ビット列を出力するインターリーブ符号器と、
    前記第2の符号ビット列のうち、前記G拘束条件に違反する範囲をアドレス列に置き換えて前記G拘束条件と前記I拘束条件との双方を満たす第3の符号ビット列に置換する第2の置換符号器と、
    を備えたことを特徴とする記録再生装置。
  2. 前記第1乃至第3の符号ビット列は、前記情報ビット列が前記拘束条件に違反していたかを示す1ビットのデータであるピボットを有し、
    前記アドレス列は、前記位置情報と、前記インターリーブ符号器による並べ替えの前に置換を行なったか否かを示すマーカと、後続のビット列が他のアドレス列であるか前記データ列であるかを示すデリミタとを有することを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 前記第1および第2の置換符号器は、前記G拘束条件に違反する範囲を含む前記G拘束条件と同数のビットを、前記G拘束条件のビット数に比して2ビット少ない位置情報に変換し、前記マーカおよび前記デリミタを付与して前記G拘束条件とビット数が同一のアドレス列に置換することを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
  4. 前記第1の符号ビット列の前記データ列の端部が、値がゼロのビットが連続する最大数を規定する端部用の拘束条件に違反する場合に、当該端部について置換を行なう第1の端部処理符号器と、
    前記第3の符号ビット列の前記データ列の端部が、値がゼロのビットが連続する最大数を規定する端部用の拘束条件に違反する場合に、当該端部について置換を行なう第2の端部処理符号器と、
    を更に備え、
    前記インターリーブ符号器は、前記第1の端部処理符号器による置換を施したデータ列に対して並べ替えを行なうことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の記録再生装置。
  5. 前記インターリーブ符号器は、
    前記データ列が2nビット(nは自然数)である場合には前記データ列の1ビットからnビットを前半データ列、n+1ビットから2nビットを後半データ列とし、また、前記データ列が2n+1ビット(nは自然数)である場合には前記データ列の1ビットからn+1ビットを前半データ列、n+2ビットから2n+1ビットを後半データ列とし、
    前記前半データ列と前記後半データ列のそれぞれの先頭ビットから順に、かつ前記前半データ列と前記後半データ列から交互に1ビットずつ取り出して、取り出した順にビットを並べることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の記録再生装置。
  6. 前記前半データ列における前記後半データ列側の端部、もしくは前記後半データ列における前記前半データ列側の端部において、値がゼロのビットが前記G拘束条件のビット数の半分以上連続する場合に、当該端部をアドレス列に置換する中間処理符号器をさらに備え、
    前記インターリーブ符号器は、前記中間処理符号器による置換を施したデータ列に対して並べ替えを行なうことを特徴とする請求項5に記載の記録再生装置。
  7. 情報語を示す複数の連続したビットである情報ビット列を符号化する信号処理回路であって、
    前記情報ビット列のうち、値がゼロのビットが連続する最大数を規定するG拘束条件に違反する範囲を、当該範囲の前記情報ビット列における位置情報を含むアドレス列に置き換え、前記情報ビット列のうち、前記G拘束条件を満足する範囲をデータ列として残して前記情報ビット列を前記G拘束条件を満たす第1の符号ビット列に置換する第1の置換符号器と、
    前記第1の符号ビット列の前記データ列を並べ替えて、値がゼロのビットが2ビット毎に出現する最大数を規定するI拘束条件を満たす第2の符号ビット列を出力するインターリーブ符号器と、
    前記第2の符号ビット列のうち、前記G拘束条件に違反する範囲をアドレス列に置き換えて前記G拘束条件と前記I拘束条件との双方を満たす第3の符号ビット列に置換する第2の置換符号器と、
    を備えたことを特徴とする信号処理回路。
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