JP4536412B2 - 記録再生装置および信号処理回路 - Google Patents
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Description
最初に、図1を参照して、記録再生装置の符号器および復号器の概要と主要な特徴について説明する。図1は、実施例に係る記録再生装置の構成を示す機能ブロック図である。
本実施例に係る記録再生装置20は、情報語を示す複数の連続したビットである情報ビット列を符号語を示す複数の連続したビットである符号ビット列に符号化するRLL符号器207と符号ビット列を情報ビット列に復号化するRLL復号器237を有する装置であり、0ランに関する複数の拘束条件を満足する高符号化率のRLL符号に対して用いることができることを特徴とする。
図1に示すように、本実施例に係る記録再生装置20は、磁気ディスク、光ディスク、磁気光ディスクなどの記録装置であり、ハードディスクコントローラ(以下においては「HDC」という。)200、リードチャンネル(以下においては「RDC」という。)202、ヘッドIC204を有する。
次に、図1に示すRLL符号器207が満足するRLL拘束条件について説明する。図1に示すRLL符号器207が満足しなければならない一般的なRLL拘束条件は、G拘束条件とX拘束条件である。G拘束条件とは、情報ビット列の内の連続する0の最大ビット数を限定する拘束条件であり、X拘束条件とは、情報ビット列の所定の数のビット毎の連続する0の最大ビット数を限定する拘束条件である。特に、X拘束条件において情報ビット列の2ビット毎の連続する0の最大ビット数を限定する拘束条件をI拘束条件と呼ぶ。G拘束条件によってデータのエラー伝播が抑制され、データの復号時の同期が取りやすくなる。また、I拘束条件によってG拘束条件で抑制できないデータのエラー伝播が抑制される。
(0、G/I、r/R、l/L)=(0、10/10、5/5、5/5)
ここで、
G=10拘束条件;連続する0の最大ビット数が10ビットであることを表す。
I=10拘束条件;偶数・奇数ビットをみたときの連続する0の最大ビット数が10ビットであることを表す。
r=5右端拘束条件;右端の連続する0の最大個数が5ビットであることを表す。
l=5左端拘束条件;左端の連続する0の最大個数が5ビットであることを表す。
R=5右端拘束条件;偶数・奇数ビットをみたときの右端の連続する0の最大個数が5ビットであることを表す。
L=5左端拘束条件;偶数・奇数ビットをみたときの左端の連続する0の最大個数が5ビットであることを表す。
該当する情報ビット列の右端拘束条件r+右隣の情報ビット列の左端拘束条件l≦G拘束条件
該当する情報ビット列の左端拘束条件l+左隣の情報ビット列の右端拘束条件r≦G拘束条件
該当する情報ビット列の右端拘束条件R+右隣の情報ビット列の左端拘束条件L≦I拘束条件
該当する情報ビット列の左端拘束条件L+右隣の情報ビット列の右端拘束条件R≦I拘束条件
以下においては、r拘束条件、l拘束条件、R拘束条件およびL拘束条件は、陽に現われないが、右端処理、左端処理の拘束条件として適用される。
次に、図3を参照して、図1に示すRLL符号器207の構成について説明する。図3は、図1に示すRLL符号器207の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、RLL符号器207は、n=200ビットの情報ビット列を(n+1)=201ビットの符号ビット列に変換する高符号化率の符号器で、置換法符号器(1)207a、右端処理符号器(1)207b、左端処理符号器207c、中間処理符号器207d、インターリーブ符号器207e、置換法符号器(2)207f、右端処理符号器(2)207g、プリコーダ207hを有する。ここでは、(4−1)置換法符号器(1)、(4−2)右端処理符号器(1)、(4−3)左端処理符号器、(4−4)中間処理符号器、(4−5)インターリーブ符号器、(4−6)置換法符号器(2)、(4−7)右端処理符号器(2)、(4−8)プリコーダの順番に説明する。
置換法符号器(1)207aは、情報ビット列の内のG拘束条件に違反しているビット列から10ビットのビット列を抜き取って、抜き取ったビット列を10ビットのアドレス列に置換処理する符号器である。ここで、図5を参照して、図3に示す置換法符号器(1)207aが情報ビット列を符号ビット列に変換する一例について説明する。図5は、図3に示す置換法符号器(1)207aが情報ビット列を符号ビット列に変換する一例を示す図である。
P=1;入力された情報ビット列6aは、G、I、r、R、l、L拘束条件を全て満たす。
P=0;入力された情報ビット列6aは、G、I、r、R、lまたはL拘束条件のいずれかを満たさない。
M=1;GまたはI拘束条件に違反したビット列とアドレス列との置換処理がインターリーブ処理前であることを示す。
M=0;GまたはI拘束条件に違反したビット列とアドレス列との置換処理がインターリーブ処理後であることを示す。
D=1;デリミタ6b−21cの次にデータ部6b−3が来ることを示す。
D=0;デリミタ6b−21cの次に他のアドレス列が来ることを示す。
(a)00000***
(b)*0*0*0*0
また、図15に示すように、アドレスコード変換表16は、図5に示す情報ビット列6aの“10”パターンの数“i”とインターリーブ処理後のアドレスコード“F2(i)”とを対応付ける表であり、アドレスコードは、G=10拘束条件およびI=10拘束条件に違反する可能性のある以下の3つのビット列を除いてある。
(a)00000***
(b)*0*0*0*0
(c)0*0*0*0*
なお、“*”は、0または1のビットを示す。
図3の説明に戻ると、右端処理符号器(1)207bは、情報ビット列の右端の0のビット列を含む右端の10ビットのビット列を抜き取って、抜き取ったビット列をビット列の特定のビット列を残した10ビットのアドレス列に置き換える右端処理を行う符号器である。ここで、図6を参照して、図3に示す置換法符号器(1)207aが符号ビット列間におけるI=10拘束条件を満足するデータ部7b−3に変換する一例について説明する。図6は、図3に示す右端処理符号器(1)207bが符号ビット列間におけるI=10拘束条件を満足するデータ部7b−3に変換する一例を示す図である。
図3の説明に戻ると、左端処理符号器207cは、情報ビット列の内の左端の0のビット列を含む左端の10ビットのビット列を抜き取って、抜き取ったビット列をビット列の内の特定のビット列を残した10ビットのアドレス列に置き換える左端処理を行う符号器である。ここで、図7を参照して、図3に示す左端処理符号器207cが符号ビット列間におけるI=10拘束条件を満足する符号ビット列8bに変換する一例について説明する。図7は、図3に示す左端処理符号器207cが符号ビット列間におけるI=10拘束条件を満足する符号ビット列8bに変換する一例を示す図である。
図3の説明に戻ると、中間処理符号器207dは、データ列の中間より左にある0のビット列を含む10ビットのビット列を抜き取って、抜き取ったビット列をビット列の内の特定のビット列を残した10ビットのアドレス列に置換する符号器である。ここで、図8を参照して、図3に示す中間処理符号器207dがインターリーブ処理後に符号ビット列間におけるI=10拘束条件を満足するデータ部9b−3に変換する一例について説明する。図8は、図3に示す中間処理符号器207dがインターリーブ処理後に符号ビット列間におけるI=10拘束条件を満足するデータ部9b−3に変換する一例を示す図である。
図3の説明に戻ると、インターリーブ符号器207eは、データ部を複数のビット列に分割して複数のビット列から順次1ビットづつビットを取り出して、取り出したビットを1ビットづつ順次並べて新たに生成したビット列とデータ部とを交換するインターリーブ処理を行う符号器である。ここで、図9を参照して、図3に示すインターリーブ符号器207eがG=10拘束条件を満足していたデータ部10a−3をI=10拘束条件を満足するデータ部10b−3に変換する一例について説明する。図9は、図3に示すインターリーブ符号器207eがG=10拘束条件を満足していたデータ部10a−3をI=10拘束条件を満足するデータ部10b−3に変換する一例を示す図である。
図3の説明に戻ると、置換法符号器(2)207fは、データ部の内のG拘束条件に違反しているビット列から10ビットのビット列を抜き取って、抜き取ったビット列をビット列のアドレス列と置換する符号器である。
図3の説明に戻ると、右端処理符号器(2)207gは、データ部の内のr拘束条件に違反をしている右端の0のビット列を含む10ビットのビット列を抜き取って、抜き取ったビット列をビット列の特定のビット列を残した10ビットのアドレス列へ置換する符号器である。ここで、図10および図11を参照して、図3に示す右端処理符号器(2)207gが符号ビット列11aおよび12aをr=5拘束条件もしくは右隣の符号ビット列間におけるG=10拘束条件を満足する符号ビット列11bおよび12bに変換する一例について説明する。図10は、図3に示す右端処理符号器(2)207gが符号ビット列11aを右隣の符号ビット列間におけるG=10拘束条件を満足する符号ビット列11bに変換する一例を示す図である。また、図11は、図3に示す右端処理符号器(2)207gが符号ビット列12aを右隣の符号ビット列間におけるG=10拘束条件を満足する符号ビット列12bに変換する一例を示す図である。
図3の説明に戻ると、プリコーダ207hは、置換法符号器(1)207a〜右端処理符号器(2)207gによって変換された符号ビット列をNRZ列へ変換する符号器である。
次に、図4を参照して、図1に示すRLL復号器237の構成について説明する。図4は、図1に示すRLL符号器237の構成を示す機能ブロック図である。RLL復号器237は、RLL拘束条件を満たすn=201ビットの符号ビット列をn=200ビットの情報ビット列へ変換する高符号化率の復号器で、プリコーダ237aと右端処理復号器(2)237b〜置換法復号器(1)237hを有する。プリコーダ237aは、RLL拘束条件を満たすn=201ビットのNRZ列を符号ビット列へ変換する復号器である。また、右端処理復号器(2)237b〜置換法復号器(1)237hは、n=201ビットの符号ビット列をn=200ビットの情報ビット列に変換する複数の復号器である。復号器の復号処理は、符号器の符号処理を逆に辿ることによって得られるので説明は省略する。
次に、図16〜図20を参照して、図2に示すRLL符号器207の符号化手順について説明する。図16〜図20は、図2に示すRLL符号器207の符号化手順を示すフローチャートである。ここでは、符号化手順を(6−1)第1の置換処理手順、(6−2)第1の右端処理手順と左端処理手順、(6−3)中間処理手順とインターリーブ処理手順、(6−4)第2の置換処理手順、(6−5)第2の右端処理手順の順番で説明する。
まず、図16を参照して、図3に示す置換法符号器(1)207aの第1の置換処理手順について説明する。図16は、図3に示す置換法符号器(1)207aの第1の置換処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、置換法符号器(1)207aは、符号ビット列の先頭にピボットPを置いて、P=1にリセットし(ステップS1701)、“10”パターンカウンタでデータ部の“10”の場所を探す(ステップS1702)。そして、置換法符号器(1)207aは、“10”の場所はあるか否かを調べる(ステップS1703)。その結果、“10”の場所がある場合は(ステップS1703肯定)、置換法符号器(1)207aは、“10”パターンカウンタを“10”の場所に移動させ、カウンタ値を1増やす(ステップS1704)。そして、置換法符号器(1)207aは、“10”パターンカウンタの現在の場所はG拘束条件違反をしているか否かを調べる(ステップS1705)。その結果、“10”パターンカウンタの現在の場所はG拘束条件違反をしていない場合は(ステップS1705否定)、置換法符号器(1)207aは、“10”パターンカウンタでデータ部の次の“10”の場所を探す(ステップS1706)。
次に、図17を参照して、図3に示す右端処理符号器(1)207bおよび左端処理符号器207cの第1の右端処理手順と左端処理手順について説明する。図17は、図3に示す右端処理符号器(1)207bおよび左端処理符号器207cの第1の右端処理手順と左端処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、右端処理符号器(1)207bは、符号ビット列のデータ部の右端に6ビット以上の0ランが有るか否かを調べる(ステップS1801)。その結果、符号ビット列のデータ部の右端に6ビット以上の0ランがない場合は(ステップS1801否定)、右端処理符号器(1)207bは、次の手順に進む。
次に、図18を参照して、図3に示す中間処理符号器207dおよびインターリーブ符号器207eの中間処理手順とインターリーブ処理手順について説明する。図18は、図3に示す中間処理符号器207dおよびインターリーブ符号器207eの中間処理手順とインターリーブ処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、中間処理符号器207dは、符号ビット列のデータ部の中間に6ビット以上の0ランが有るか否かを調べる(ステップS1901)。その結果、符号ビット列のデータ部の中間に6ビット以上の0ランがない場合は(ステップS1901否定)、中間処理符号器207dは、インターリーブ処理手順に進む。
次に、図19を参照して、図3に示す置換法符号器(2)207fの第2の置換処理手順について説明する。図19は、図3に示す置換法符号器(2)207fの第2の置換処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、置換法符号器(2)207fは、“10”パターンカウンタでデータ部の“10”の場所を探す(ステップS2001)。そして、“10”の場所はあるか否かを調べる(ステップS2002)。その結果、 “10”の場所がある場合は(ステップS2002肯定)、置換法符号器(2)207fは、“10”パターンカウンタを“10”の場所に移動させ、カウンタ値を1増やす(ステップS2003)。そして、置換法符号器(2)207fは、“10”パターンカウンタの現在の場所はG拘束条件違反をしているか否かを調べる(ステップS2004)。その結果、“10”パターンカウンタの現在の場所はG拘束条件違反をしていない場合は(ステップS2004否定)、置換法符号器(2)207dは、“10”パターンカウンタでデータ部の次の“10”の場所を探す(ステップS2005)。
次に、図20を参照して、図3に示す右端処理符号器(2)207gの第2の右端処理手順について説明する。図20は、図3に示す右端処理符号器(2)207gの第2の右端処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、右端処理符号器(2)207gは、符号ビット列のデータ部の長さが10ビット以上であるか否かを調べる(ステップ2101)。
次に、図21および図22を参照して、図4に示すRLL復号器237の復号化手順について説明する。図21は、図4に示すRLL復号器の復号処理手順の内の第2の右端処理手順、第2の置換処理手順およびデインターリーブ処理手順を示すフローチャートである。また、図22は、図4に示すRLL復号器の復号処理手順の内の中間処理手順、左端処理手順、第1の右端処理手順および第1の置換処理手順を示すフローチャートである。ここでは、(7−1)第2の右端処理手順、第2の置換処理手順およびデインターリーブ処理手順、(7−2)中間処理手順、左端処理手順、第1の右端処理手順および第1の置換処理手順の順番で説明する。
図21に示すように、右端処理復号器(2)237bは、符号ビット列のピボットがP=0であるか否かを調べる(ステップS2301)。その結果、符号ビット列のピボットがP=1である場合は(ステップS2301否定)、右端処理復号器(2)237bは、ステップS2308に進む。
図22に示すように、中間処理復号器237eは、符号ビット列のピボットがP=0か否かを調べる(ステップS2401)。その結果、符号ビット列のピボットがP=1である場合は(ステップS2401否定)、中間処理復号器237eは、本手順を終了する。
、符号ビット列のアドレス列に“110*****1D”がある場合は(ステップS2402肯定)、中間処理復号器237eは、符号ビット列のデータ部の中間に“000000*****”を戻す(ステップS2403)。
前記符号器は、
前記情報ビット列を連続する0の列に関する複数の拘束条件を満足する高符号化率ランレングス限定符号である符号ビット列に符号化する符号化手段を備え、
前記復号器は、
前記符号化手段によって符号化された符号ビット列を前記情報ビット列に復号化する復号化手段を備えたことを特徴とする記録再生装置。
前記アドレス列は、前記拘束条件に違反しているビット列の位置情報と、前記データ列のインターリーブ処理を行った回数であるマーカと、該アドレス列に続くビット列が他のアドレス列であるか、前記データ列であるかを識別するデリミタとを有し、
前記拘束条件に違反しているビット列と前記アドレス列とを置換処理する置換処理手段と、
前記データ列を複数のビット列に分割し、該複数のビット列から順番に1ビットづつビットを取り出して、取り出したビットを1ビットづつ順番に並べて新たに生成したビット列と該データ列とを交換するインターリーブ処理を行うインターリーブ処理手段と、
をさらに備え、
前記符号化手段は、前記置換処理手段による置換処理と前記インターリーブ処理手段によるインターリーブ処理とを複数回交互に行って、前記情報ビット列を前記複数の拘束条件を満足する符号ビット列に符号化することを特徴とする付記1に記載の記録再生装置。
前記符号化手段は、前記第1の置換処理手段によって前記情報ビット列を、前記G拘束条件を満足する符号ビット列に符号化することを特徴とする付記1、2または3に記載の記録再生装置。
前記符号化手段は、前記第1の右端処理手段によって前記情報ビット列を、前記X拘束条件を満足する符号ビット列に符号化することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の記録再生装置。
前記符号化手段は、前記左端処理手段によって前記情報ビット列を、前記X拘束条件を満足する符号ビット列に符号化することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の記録再生装置。
前記中間処理手段によって中間処理された前記所定の数に等分割したデータ列のそれぞれから順次1ビットづつビットを取り出して、取り出したビットを1ビットづつ順次並べて新たに生成したビット列と該データ列とを交換するインターリーブ処理を行うインターリーブ処理手段と、
をさらに備え、
前記符号化手段は、前記中間処理手段と前記インターリーブ手段によって前記情報ビット列を、前記X拘束条件を満足する符号ビット列に符号化することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の記録再生装置。
前記符号化手段は、前記第2の置換処理手段によって前記情報ビット列を前記G拘束条件と前記X拘束条件とを同時に満足する符号ビット列に符号化することを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の記録再生装置。
前記符号化手段は、前記第2の右端処理手段によって前記符号ビット列間において前記G拘束条件と前記X拘束条件とを同時に満足する高符号化率の符号ビット列に符号化することを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の記録再生装置。
前記符号器は、
前記情報ビット列を連続する0の列に関する複数の拘束条件を満足する高符号化率ランレングス限定符号である符号ビット列に符号化する符号化工程を含み、
前記復号器は、
前記符号化工程によって符号化された符号ビット列を前記情報ビット列に復号化する復号化工程を含んだことを特徴とする記録再生方法。
前記アドレス列は、前記拘束条件に違反しているビット列の位置情報と、前記データ列のインターリーブ処理を行った回数であるマーカと、該アドレス列に続くビット列が他のアドレス列であるか、前記データ列であるかを識別するデリミタとを有し、
前記拘束条件に違反しているビット列と前記アドレス列とを置換処理する置換処理工程と、
前記データ列を複数のビット列に分割し、該複数のビット列から順番に1ビットづつビットを取り出して、取り出したビットを1ビットづつ順番に並べて新たに生成したビット列と該データ列とを交換するインターリーブ処理を行うインターリーブ処理工程と、
をさらに含み、
前記符号化工程は、前記置換処理工程による置換処理と前記インターリーブ処理工程によるインターリーブ処理とを複数回交互に行って、前記情報ビット列を前記複数の拘束条件を満足する符号ビット列に符号化することを特徴とする付記13に記載の記録再生方法。
前記符号器は、
前記情報ビット列を連続する0の列に関する複数の拘束条件を満足する高符号化率ランレングス限定符号である符号ビット列に符号化する符号化手順をコンピュータに実行させ、
前記復号器は、
前記符号化手順によって符号化された符号ビット列を前記情報ビット列に復号化する復号化手順をコンピュータに実行させることを特徴とする記録再生プログラム。
前記アドレス列は、前記拘束条件に違反しているビット列の位置情報と、前記データ列のインターリーブ処理を行った回数であるマーカと、該アドレス列に続くビット列が他のアドレス列であるか、前記データ列であるかを識別するデリミタとを有し、
前記拘束条件に違反しているビット列と前記アドレス列とを置換処理する置換処理手順と、
前記データ列を複数のビット列に分割し、該複数のビット列から順番に1ビットづつビットを取り出して、取り出したビットを1ビットづつ順番に並べて新たに生成したビット列と該データ列とを交換するインターリーブ処理を行うインターリーブ処理手順と、
をさらにコンピュータに実行させ、
前記符号化手順は、前記置換処理手順による置換処理と前記インターリーブ処理手順によるインターリーブ処理とを複数回交互に行って、前記情報ビット列を前記複数の拘束条件を満足する符号ビット列に符号化することを特徴とする付記16に記載の記録再生プログラム。
1b、2b、3c、3d、4c、4d 拘束条件違反している符号ビット列
6a 情報ビット列、
6b、7a、7b、8a、8b、9a、9b、10a、10b、11a、11b、12a、12b 符号ビット列
6b−1、7a−1、7b−1、8a−1、8b−1、9a−1、9b−1、10aー1、10b−1、11a−1、11b−1、12a−1、12b−1 ピボット
6b−2、7a−2、7b−2、8a−2、8b−2、9a−2、9b−2、10aー2、10b−2、11a―2、11b−2、12aー2、12b−2 アドレス部
6b−3、7a−3、7b−3、8a−3、8b−3、9a−3、9b−3、10aー3、10b−3、11a−3、11b−3、12a−3 データ部
6b−21、7b−21、8b−21、9b−21、11b−21、12b−21 アドレス列
6b−21a アドレスコード
6b−21b マーカ
6b−21c デリミタ
13−1a、13−2a、13−3a、13−4a、13−1b、13−2b、13−3b、13−4b、14−11a、14−12a、14−21a、14−22a、14−31a、14−32a、14−41a、14−42a、14−51a、14−52a、14−61a、14−62a、14−71a、14−72a、14−81a、14−82a、14−11b、14−12b、14−21b、14−22b、14−31b、14−32b、14−41b、14−42b、14−51b、14−52b、14−61b、14−62b、14−71b、14−72b、14−81b、14−82b 符号ビット列
15 インターリーブ処理前のアドレスコード変換表
16 インターリーブ処理後のアドレスコード変換表
20 記録再生装置
200 ハードディスクコントローラまたはHDC
202 リードチャンネルまたはRDC
204 ヘッドIC
206 CRC符号器
207 RLL符号器
207a 置換法符号器(1)
207b 右端処理符号器(1)
207c 左端処理符号器
207d 中間処理符号器
207e インターリーブ符号器
207f 置換法符号器(2)
207g 右端処理符号器(2)
207h プリコーダ
208 ECC符号器
212 記録補償部
214 ドライバ
216 ドライバ
218 アンプ
220 サーマルアスぺリティ検出部(TA検出部)
222 可変利得アンプ(VGA)
224 ローパスフィルタ(LPF)
226 ADコンバータ(ADC)
228 FIRフィルタ(FIR)
229 ビタビ復号器
232 PLL
234 自動利得制御器(AGC)
236 ECC復号器
237 RLL復号器
237a プリコーダ
237b 右端処理復号器(2)
237c 置換法復号器(2)
237d デインターリーブ復号器
237e 中間処理復号器
237f 左端処理復号器
237g 右端処理復号器(1)
237h 置換法復号器(1)
238 CRC復号器
Claims (7)
- 情報語を示す複数の連続したビットである情報ビット列を符号化する符号器を有する記録再生装置であって、
前記符号器は、
前記情報ビット列のうち、値がゼロのビットが連続する最大数を規定するG拘束条件に違反する範囲を、当該範囲の前記情報ビット列における位置情報を含むアドレス列に置き換え、前記情報ビット列のうち、前記G拘束条件を満足する範囲をデータ列として残して前記情報ビット列を前記G拘束条件を満たす第1の符号ビット列に置換する第1の置換符号器と、
前記第1の符号ビット列の前記データ列を並べ替えて、値がゼロのビットが2ビット毎に出現する最大数を規定するI拘束条件を満たす第2の符号ビット列を出力するインターリーブ符号器と、
前記第2の符号ビット列のうち、前記G拘束条件に違反する範囲をアドレス列に置き換えて前記G拘束条件と前記I拘束条件との双方を満たす第3の符号ビット列に置換する第2の置換符号器と、
を備えたことを特徴とする記録再生装置。 - 前記第1乃至第3の符号ビット列は、前記情報ビット列が前記G拘束条件に違反していたかを示す1ビットのデータであるピボットを有し、
前記アドレス列は、前記位置情報と、前記インターリーブ符号器による並べ替えの前に置換を行なったか否かを示すマーカと、後続のビット列が他のアドレス列であるか前記データ列であるかを示すデリミタとを有することを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。 - 前記第1および第2の置換符号器は、前記G拘束条件に違反する範囲を含む前記G拘束条件と同数のビットを、前記G拘束条件のビット数に比して2ビット少ない位置情報に変換し、前記マーカおよび前記デリミタを付与して前記G拘束条件とビット数が同一のアドレス列に置換することを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
- 前記第1の符号ビット列の前記データ列の端部が、値がゼロのビットが連続する最大数を規定する端部用の拘束条件に違反する場合に、当該端部について置換を行なう第1の端部処理符号器と、
前記第3の符号ビット列の前記データ列の端部が、値がゼロのビットが連続する最大数を規定する端部用の拘束条件に違反する場合に、当該端部について置換を行なう第2の端部処理符号器と、
を更に備え、
前記インターリーブ符号器は、前記第1の端部処理符号器による置換を施したデータ列に対して並べ替えを行なうことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の記録再生装置。 - 前記インターリーブ符号器は、
前記データ列が2nビット(nは自然数)である場合には前記データ列の1ビットからnビットを前半データ列、n+1ビットから2nビットを後半データ列とし、また、前記データ列が2n+1ビット(nは自然数)である場合には前記データ列の1ビットからn+1ビットを前半データ列、n+2ビットから2n+1ビットを後半データ列とし、
前記前半データ列と前記後半データ列のそれぞれの先頭ビットから順に、かつ前記前半データ列と前記後半データ列から交互に1ビットずつ取り出して、取り出した順にビットを並べることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の記録再生装置。 - 前記前半データ列における前記後半データ列側の端部、もしくは前記後半データ列における前記前半データ列側の端部において、値がゼロのビットが前記G拘束条件のビット数の半分以上連続する場合に、当該端部をアドレス列に置換する中間処理符号器をさらに備え、
前記インターリーブ符号器は、前記中間処理符号器による置換を施したデータ列に対して並べ替えを行なうことを特徴とする請求項5に記載の記録再生装置。 - 情報語を示す複数の連続したビットである情報ビット列を符号化する信号処理回路であって、
前記情報ビット列のうち、値がゼロのビットが連続する最大数を規定するG拘束条件に違反する範囲を、当該範囲の前記情報ビット列における位置情報を含むアドレス列に置き換え、前記情報ビット列のうち、前記G拘束条件を満足する範囲をデータ列として残して前記情報ビット列を前記G拘束条件を満たす第1の符号ビット列に置換する第1の置換符号器と、
前記第1の符号ビット列の前記データ列を並べ替えて、値がゼロのビットが2ビット毎に出現する最大数を規定するI拘束条件を満たす第2の符号ビット列を出力するインターリーブ符号器と、
前記第2の符号ビット列のうち、前記G拘束条件に違反する範囲をアドレス列に置き換えて前記G拘束条件と前記I拘束条件との双方を満たす第3の符号ビット列に置換する第2の置換符号器と、
を備えたことを特徴とする信号処理回路。
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