JP4531414B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗濯・脱水と乾燥を同一回転槽内で行う洗濯乾燥機に関するものである。
従来のドラム式の洗濯乾燥機は、図13に示すような構成であった。以下、その構成について説明する。
図に示すように、筐体1の内部には、複数のサスペンション2によって弾性的に支持された円筒状の水槽3を設け、洗濯・脱水時の振動をサスペンション2によって吸収する構成としている。水槽3の内部には、洗濯または乾燥対象物4(以下、衣類という)を収容する円筒状で横軸型の回転槽5を回転可能に配設し、駆動モータ6により回転軸6aを回転させて回転駆動する。回転槽5の内壁には衣類を撹拌する複数のバッフル(図示せず)が設けられ、回転槽5の周壁には小孔5aを多数設けている。
筐体1の前面には衣類4を出し入れする開口部1aと、これを開閉する扉7が設けられている。水槽3および回転槽5の前面側にも同様の開口部3a,5bを有し、この水槽3の開口部3aはベローズ8によって筺体1の開口部1aと水密に連結されている。水槽3の底部には洗濯水を排出する排水口9を有し、排水弁10を介して排水ホース11に連結され、その先端部は機外に導出されている。
送風機12は、ヒータ13によって加熱された温風を給気口14から回転槽5内に送風供給するものである。循環ダクト15は、回転槽5および水槽3を通過した湿った乾燥用空気の除湿を行うもので、一端を水槽3の下部の排気口16に接続し、他端を送風機12に接続している。給水弁17は、水道の蛇口等に接続された給水ホース18からの給水を制御する。
上記構成において、洗濯運転を行う場合は、扉7を開いて回転槽5内へ衣類4および洗剤を入れて運転を開始する。
まず、給水弁17が洗濯水側の給水口を開き、水槽3および回転槽5内に所定量の水が供給されると、駆動モータ6が作動し回転槽5が回転駆動され洗浄動作を行う。
所定時間後、駆動モータ6が停止して排水弁10が開き、汚れた水が回転槽5および水槽3から排水され、排水ホース11を介して機外の排水場所へ排水される。
次に、上記と同様に水槽3および回転槽5に水が供給され、すすぎ動作を行う。すすぎが終了すると排水弁10が開いて排水された後、回転槽5が駆動モータ6により高速で回転駆動されることにより、衣類4の脱水が行われる。
以上のように洗濯運転が終了すると、乾燥運転が開始する。乾燥工程では駆動モータ6により低速で回転槽5を回転駆動させ衣類4を撹拌しながら、送風機12により矢印19の方向に送風された空気は、ヒータ13で加熱されて温風となり、給気口14から回転槽5内へ送り込まれる。
この温風は、衣類4の水分を奪った後、回転槽5の小孔5aから水槽3内を通過して排気口16を経て循環ダクト15へ至る。
このとき給水弁17が冷却水側の給水口を開いており、循環ダクト15内には冷却水が注水されている。衣類4の水分を奪って湿気を含んだ温風がこの循環ダクト15内を通過するとき、冷却水により冷却されて水分の結露が起こり、湿った温風は除湿されて矢印に示すように再び送風機12へ戻る。この冷却水および結露水は排水弁10を介して機外へ排水される。
この送風機12、ヒータ13、給気口14、回転槽5、水槽3、排気口16、循環ダクト15の循環経路で温風を循環させることにより、回転槽5内の衣類4を乾燥させることができる。
上記従来の構成では、衣類4の乾燥に使用された熱は、循環ダクト15の冷却水もしくは筺体1からの放熱によって全て外部に捨てられるものであり、再利用されることがなかった。
そこで、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器と、高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と、減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結したヒートポンプ装置を衣類乾燥機に設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この構成によれば、衣類より蒸発させた水分を吸熱器に結露させることにより効率よく衣類の乾燥が行えることが分かっている。
特開平7−178289号公報
しかしながら、ヒートポンプ装置は、上述したように圧縮機と放熱器と絞り手段と吸熱器とを銅管などの管路で連結して高圧の冷媒を循環させるが、放熱器や吸熱器等の熱交換器は通常フィンチューブタイプであり、フィン材料としてアルミニウムを使用し、チューブとして銅管を使用している。
洗濯乾燥機においては、乾燥用風回路内に洗濯水の原液や有機酸等が侵入して熱交換器を腐食し、熱交換性能を落としたり冷媒が漏洩したりする心配があり、この腐食対策が不可欠であった。また風回路内を通過するリント(糸くず)が熱交換器へ付着することによる風量低下や熱交換性能低下対策も不可欠であった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、ヒートポンプ装置の熱交換器が洗濯水や有機酸による腐食の影響やリントによる風量低下や熱交換性能低下を受けにくくし、信頼性、耐久性、乾燥性能に優れた洗濯乾燥機を実現することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯乾燥機は、筺体内に弾性支持された水槽と、水槽内に回転可能に設けられ衣類を収容する回転槽と、圧縮機と圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器と高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結したヒートポンプ装置と、送風手段によって前記放熱器で加熱した空気を前記回転槽内へ供給する給気口ホースと、送風手段によって前記回転槽内へ供給された空気を前記水槽外へ排出する排気口ホースとを具備し、前記ヒートポンプ装置を構成する熱交換器である放熱器と吸熱器の間に配置され、かつ前記放熱器と前記吸熱器に洗浄液を噴射して該放熱器と吸熱器を洗浄する手段を有する洗濯乾燥機において、洗濯終了時、前記洗濯後の濯ぎ終了時、前記濯ぎ後の脱水終了時、前記脱水後の乾燥終了時の任意のタイミングで前記熱交換器の洗浄を行うようにしたものである。
これにより、送風回路内に洗濯水の原液や有機酸やリントが侵入しても熱交換器の洗浄手段を有することにより、熱交換器への腐食の影響や風回路として風量低下や熱交換性能低下を受けにくくしているので、ヒートポンプ装置の信頼性、耐久性を向上させ、優れた乾燥性能を保持することができるものである。
また、衣類乾燥工程を実施しない運転制御においても洗剤や洗濯水原液を熱交換器から除去することができるため、熱交換器の腐食を防止することができるものである。
本発明の洗濯乾燥機は、ヒートポンプ装置の熱交換器が洗濯水や有機酸による腐食の影響やリントによる風量低下や熱交換性能低下を受けにくくし、信頼性、耐久性、乾燥性能に優れた洗濯乾燥機を実現することができる。
さらに、洗濯終了時、前記洗濯後の濯ぎ終了時、前記濯ぎ後の脱水終了時のように、衣類乾燥工程を実施しない運転制御においても洗剤や洗濯水原液を熱交換器から除去することができるため、熱交換器の腐食を防止することができる。
第1の発明は、筺体内に弾性支持された水槽と、水槽内に回転可能に設けられ衣類を収容する回転槽と、圧縮機と圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器と高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結したヒートポンプ装置と、送風手段によって前記放熱器で加熱した空気を前記回転槽内へ供給する給気口ホースと、送風手段によって前記回転槽内へ供給された空気を前記水槽外へ排出する排気口ホースとを具備し、前記給気口ホースおよび排気口ホースは可撓性筒状部材で構成されるとともに前記水槽に対して同方向に導出し、給気口ホースは前記放熱器に空気を流す放熱器風路の出口と、排気口ホースは前記吸熱器に空気を流す吸熱器風路の入口とそれぞれ連結し、前記ヒートポンプ装置を構成する熱交換器である放熱器と吸熱器の間に配置され、かつ前記放熱器と前記吸熱器に洗浄液を噴射して該放熱器と吸熱器を洗浄する手段を有する洗濯乾燥機において、洗濯終了時、前記洗濯後の濯ぎ終了時、前記濯ぎ後の脱水終了時、前記脱水後の乾燥終了時の任意のタイミングで前記熱交換器の洗浄を行うようにしたものであり、熱交換器への腐食の影響や風回路として風量低下や熱交換性能低下を受けにくくしているので、ヒートポンプ装置の信頼性、耐久性を向上させ、優れた乾燥性能を保持することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の洗浄に水道水を使用するもので、洗濯、すすぎ用に既に使用している水道設備を共用することにより本体全体をコンパクトに構成できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。従来例と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の外観斜視図で、図2は筺体1の背面1b方向から見た断面図を示す。図3は図2のA−A線に沿って切断した断面図である。また、図4は本実施の形態のヒートポンプ装置の構成と乾燥用空気の流れを示すシステム概念図である。
図に示すように、筐体1の内部には、複数のサスペンション2によって弾性的に支持された円筒状の水槽3を設け、洗濯・脱水時の振動をサスペンション2によって吸収する。水槽3の内部には、衣類4を収容する円筒状で横軸型の回転槽5を回転可能に設け、駆動モータ6により回転駆動される。
筺体1の前面には衣類4を出し入れする開口部1aと、これを開閉する扉7が設けられている。水槽3および回転槽5の前面側にも同様の開口部3a,5bを有し、この水槽3の開口部3aはベローズ8によって筺体1の開口部1aと水密に連結されている。水槽3の底部には洗濯水を排出する排水口9を有し排水弁10に連結されている。
送風手段を構成する送風機12は、筺体1の上面1cと側面1dが成す隅部空間に位置するように、水槽3の上部に設けられている。送風機12は水槽3の外面に設けた給気ダクト20と連通し、給気ダクト20の給気ダクト入口21から入った空気を矢印cの方向に送風して給気口14から回転槽5内に供給する。
また、水槽3の外面には、水槽3の背面部の排気口16と連通する排気ダクト22を設け、回転槽5および水槽3を通過して排気口16から出てきた空気を矢印dのように排気ダクト出口23へ導出する。
水槽3の下部には、ヒートポンプ装置を構成する熱交換器からなる吸熱器30に矢印aの方向に空気を流す吸熱器風路31と、同様に熱交換器からなる放熱器32に矢印bの方向に空気を流す放熱器風路33とが水平方向に並べて配設され、この吸熱器風路31と放熱器風路33とは循環ダクト34で連通して吸熱器30および放熱器32を通過する空気が直線的に流れるようになっている。この吸熱器風路31と放熱器風路33と循環ダクト34は一体に構成され、管体1内の取り付けベース35に固定されている。
吸熱器風路31の入口と排気ダクト出口23とは、蛇腹状の伸縮可能な可撓性材料からなる排気口ホース36を介して連通している。放熱器風路33の出口と給気ダクト入口21も同様に、蛇腹状の伸縮可能な可撓性材料からなる給気口ホース37を介して連通している。
また、吸熱器風路31の入口部には、空気中の異物を除去するフィルター手段として合繊ネット等からなるエアフィルター38を着脱可能に設けている。さらに、吸熱器風路31の下流側の下部には、除湿水を排出する排出口39を設けている。
送風機12で送風される乾燥用空気は、図4の矢印40に示すように、給気ダクト20を通り給気口14から回転槽5内に入り、回転槽5内の衣類4を通過した後、排気口16から出て、排気ダクト22を通って吸熱器風路31の吸熱器30を通過し、循環ダクト34を介して放熱器風路33の放熱器32を通過して送風機12へ戻り、循環するようになっている。
また、ヒートポンプ装置は、圧縮機41、および圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器32、および高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り弁や毛細管等からなる絞り手段42、および減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器30とを冷媒が循環するように管路43で連結されており、冷媒は矢印44の方向に流れて循環し、ヒートポンプサイクルを実現する。
また、風路内には、図2に示す如く、吸熱器30と放熱器32の間に配置され、吸熱器30や放熱器32に洗浄液を噴出させる洗浄手段46を設けている。洗浄手段46は水道水の給水弁17及び給水ホース18に連結されている。
以上のような構成において、次に、この動作について説明する。
洗濯工程では、排水弁10を閉じた状態で水槽3内に所定の水位45に達するまで給水を行い、駆動モータ6により衣類4と洗浄水の入った回転槽5を回転させて洗濯を行う。このとき、排気ダクト22内には一部の洗浄水が入るが、排気ダクト22は途中経路を上方に持ち上げた形状にして吸熱器30に洗浄水が浸入しにくいようになっている。
また、洗濯後の濯ぎ工程でも、洗濯工程と同様に水槽3内に給水され、回転槽5を回転させて衣類4の濯ぎを行う。脱水工程では、排水弁10を開いて機外へ水を排水した後、
駆動モータ6により衣類4の入った回転槽5を高速回転して脱水する。
乾燥工程では、ヒートポンプ装置の圧縮機41を作動させると、冷媒が圧縮され、この圧力により放熱器31、絞り手段42、吸熱器30を循環する。放熱器32では冷媒の圧縮で熱が放出され、吸熱器30では絞り手段42で減圧されて低圧となった冷媒により熱が吸収される。
このとき送風機12が作動し、放熱器32の放熱により加熱された温風が給気ダクト20を通って給気口14から回転槽5内に送風される。回転槽5は駆動モータ6により回転駆動され衣類4は上下に撹拌される。
回転槽5内に送風された温風は、この衣類4の隙間を通るときに水分を奪い、湿った状態で水槽3の排気口16を経て排気ダクト22、排気口ホース36を通り、エアフィルター38を通過してリント等の異物が除去され、吸熱器風路31に至る。
この湿った温風は、吸熱器30を通過する際に顕熱と潜熱が奪われて除湿され、乾いた空気と除湿水に分離される。この乾いた空気は、循環ダクト34を通って放熱器風路33に入り、放熱器32で再び加熱され温風となって給気口ホース37、給気ダクト20を通り、送風機12へと循環する。一方、吸熱器30で結露した除湿水は、底部の排出口39から機外へ排出される。
このようにヒートポンプ装置を用いることにより、吸熱器30で吸熱した熱を冷媒で回収して再び放熱器32で放熱して、圧縮機41に入力したエネルギー以上の熱量を衣類4に与えることができるので、乾燥時間の短縮と省エネを実現することが可能になる。
また、一連の衣類4の洗濯、濯ぎ、脱水、乾燥に至る工程の中で排気口16や給気口14より侵入した水溶液や蒸発水分を含んだ空気は陰イオンや有機酸を含んでいる可能性が大であるため熱交換器である吸熱器30や放熱器32を通過する際にフィンや配管に付着し、腐食を促進させる原因になるが、洗浄手段46を具備しているため熱交換器洗浄用水溶液を熱交換器である吸熱器30や放熱器32へ満遍なく噴射し、熱交換器の表面を任意のタイミングで洗浄する制御を行うことができる。
図12は、本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の制御パターンを示すものである。すなわち、A〜Dのあらゆる運転のパターンにおいても熱交換器の表面を任意のタイミングで洗浄する制御を行うことができるもので、パターンAは、洗濯、濯ぎ、脱水、乾燥の工程において、乾燥工程の終了時に熱交換器の洗浄を行なうものであり、パターンBは、洗濯、濯ぎ、脱水の工程において、脱水工程の終了時に熱交換器の洗浄を行なうものであり、パターンCは、洗濯、濯ぎの工程において、濯ぎ乾燥工程の終了時に熱交換器の洗浄を行なうものであり、パターンDは、洗濯工程の終了時に熱交換器の洗浄を行うものである。したがって、衣類乾燥工程を実施しない運転制御においても洗剤や洗濯水原液を熱交換器から除去することができるため、熱交換器の腐食を防止することができる。
以上のように、ヒートポンプ装置は、熱交換器洗浄用水溶液を熱交換器である吸熱器30や放熱器32へ満遍なく噴射し、熱交換器の表面を洗浄することができる洗浄手段46を設けているため腐食を防止することができ、また、同時に熱交換器の表面に付着しているリントを除去することが可能となるため、ヒートポンプ装置の信頼性、耐久性が向上できるものである。
なお、本実施の形態では熱交換器の方式及びレイアウトとしてフィンチューブタイプを前後にレイアウトしているが、熱交換器の方式としてはパラレルフロー、サーペンタイ
ン、ドロンカップ、アルミニウム製のヒートシンクを使用しても良く、ヒートポンプ装置のレイアウトによっては略上下に並べて配設しても良い。使用材料はアルミニウム、銅に限らずステンレスを使用しても良い。
また、ヒートポンプ装置に使用する冷媒は、フロン系に限らず自然冷媒である二酸化炭素やイソブタン、プロパンを使用しても良い。
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2における洗濯乾燥機を示すものであり、実施の形態1と同一構成は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
筺体1の内部の水槽3に給水ホース18を介して水道水を供給する給水弁17から、熱交換器の洗浄手段46へ給水ホース47を分岐させている。これにより洗濯、濯ぎ用に既に使用している水道設備を共用することにより本体全体をコンパクトに構成できる。
給水弁17と洗浄手段46を繋ぐ給水ホース47には、まず水の浄化手段48を設けている。これにより水道水中に含まれる塩素等の不純物を除去することができる。
さらに水道水へ熱交換器洗浄用洗剤の混入手段49を設けている。これにより熱交換器の洗浄性能を向上することができる。
そして貯水槽50及び水溶液噴出手段51を設けている。これにより洗浄水を安定して勢い良く熱交換器に噴射できるので洗浄効果を向上することができる。
(実施の形態3)
図6は本発明の実施の形態3における洗濯乾燥機を示すものであり、実施の形態1と同一構成は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
筐体1の内部の水槽3に給水ホース(図示せず)を介して水道水を供給する給水方式とは別個に熱交換器の洗浄水専用タンク52及び水溶液噴出手段51を設けたものである。これにより水道設備が不備な場合でも専用タンクを具備していることから熱交換器の洗浄を行うことができる。
(実施の形態4)
図7は本発明の実施の形態4における洗濯乾燥機を示すものであり、実施の形態1と同一構成は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
ヒートポンプ装置の風回路内において通常の乾燥運転時の空気の流れと逆の方向に洗浄用水溶液を噴出させるものである。これにより風回路における熱交換器のフィンの風上側に主に付着を開始するリントを風下側から洗浄用水溶液を噴出させることにより熱交換器の洗浄性能を向上することができる。
参考例1
図8は本発明の参考例1における洗濯乾燥機を示すものであり、実施の形態1と同一構成は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
ヒートポンプ装置の風回路内において放熱器32、吸熱器30の順に略上下の位置に設置し、下から上に風を流す風路を構成したものである。これにより吸熱器30で発生した結露水がフィンの下部に向かって流れるため、フィン先端に付着するリントを除去することができる。
参考例2
図9は本発明の参考例2における洗濯乾燥機を示すものであり、実施の形態1と同一構成は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
ヒートポンプ装置の風回路内において、通常乾燥運転時に対して逆方向に風を流す風路を構成したものである。これにより熱交換器の主に風上側に付着するリントを除去するに有効である。
参考例3
図10は本発明の参考例3における洗濯乾燥機を示すものであり、実施の形態1と同一構成は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
ヒートポンプ装置内の管路に四方弁切り換え手段54を有するものである。四方弁を切り換えた場合、冷媒循環方向が通常乾燥時と逆の方向になるため、通常乾燥運転時に放熱器32である熱交換器が吸熱器となるため熱交換器表面に結露水を発生させることによりリントを洗い流し除去することができる。
参考例4
図11は本発明の参考例4における洗濯乾燥機を示すものであり、実施の形態1と同一構成は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
ヒートポンプ装置において、圧縮機41を運転させず、風路内の空気のみを循環させる送風機12を運転する制御手段を有するものである。これにより吸熱器に付着した結露水を早く乾燥除去できるため熱交換器の腐食を防止できる。
以上のように、本発明にかかる洗濯乾燥機は、ヒートポンプ装置の送風回路内に洗濯水の原液や有機酸やリントが侵入しても熱交換器の洗浄手段を有することにより、熱交換器への腐食の影響や風回路として風量低下や熱交換性能低下を受けにくくしており、ヒートポンプ装置の信頼性、耐久性を向上させ、優れた乾燥性能を保持することができるので乾燥、除湿を行う洗濯機等に有用である。
本発明の実施の形態1の洗濯乾燥機の外観斜視図 同洗濯乾燥機の要部断面図 同洗濯乾燥機の要部断面図 同洗濯乾燥機のシステム概念図 本発明の実施の形態2の洗濯乾燥機の要部断面図 本発明の実施の形態3の洗濯乾燥機の要部断面図 本発明の実施の形態4の洗濯乾燥機の要部断面図 本発明の参考例1の洗濯乾燥機の要部断面図 本発明の参考例2の洗濯乾燥機の要部断面図 本発明の参考例3の洗濯乾燥機の要部断面図 本発明の参考例4の洗濯乾燥機の要部断面図 本発明の実施の形態の洗濯乾燥機の制御パターン図 従来の洗濯乾燥機の断面図
1 筺体
2 サスペンション
3 水槽
5 回転槽
12 送風機
30 吸熱器
31 吸熱器風路
32 放熱器
33 放熱器風路
36 排気口ホース
37 給気口ホース
38 エアフィルター
39 排出口
41 圧縮機
42 絞り手段
43 管路
46 洗浄手段

Claims (2)

  1. 筐体内に弾性支持された水槽と、水槽内に回転可能に設けられ衣類を収容する回転槽と、圧縮機と圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器と高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結したヒートポンプ装置と、送風手段によって前記放熱器で加熱した空気を前記回転槽内へ供給する給気口ホースと、送風手段によって前記回転槽内へ供給された空気を前記水槽外へ排出する排気口ホースとを具備し、前記給気口ホースおよび排気口ホースは可撓性筒状部材で構成されるとともに前記水槽に対して同方向に導出し、給気口ホースは前記放熱器に空気を流す放熱器風路の出口と、排気口ホースは前記吸熱器に空気を流す吸熱器風路の入口とそれぞれ連結し、前記ヒートポンプ装置を構成する熱交換器である放熱器と吸熱器の間に配置され、かつ前記放熱器と前記吸熱器に洗浄液を噴射して該放熱器と吸熱器を洗浄する手段を有する洗濯乾燥機において、洗濯終了時、前記洗濯後の濯ぎ終了時、前記濯ぎ後の脱水終了時、前記脱水後の乾燥終了時の任意のタイミングで前記熱交換器の洗浄を行うようにした洗濯乾燥機。
  2. 洗浄に水道水を使用する請求項1に記載の洗濯乾燥機。
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