JP4973028B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗濯・脱水と乾燥を、同一の回転槽内で行う洗濯乾燥機に関するものである。
従来のこの種の洗濯乾燥機について、図9を用いて説明する。
図9に示すように、従来の洗濯乾燥機は、筐体1の内部に、複数のサスペンション2によって弾性的に支持された円筒状の水槽3を設け、洗濯・脱水時の振動をサスペンション2によって吸収する構成としている。また、水槽3の内部には、衣類等の洗濯または乾燥の対象となるいわゆる乾燥対象物4(以下、衣類4と称す)を収容する円筒状で横軸型の回転槽5を回転可能に設け、駆動モータ6により回転軸6aを介して回転槽5を回転駆動する構成である。
回転槽5の内壁には衣類4を撹拌する複数のバッフル(図示せず)が設けられ、回転槽5の周壁には小孔5aを多数設けている。
筐体1の前面には、衣類4を出し入れする開口部1aと、これを開閉する扉7が設けられている。また、水槽3および回転槽5の前面側にもそれぞれ同様の開口部3a、5bを有し、さらに、水槽3の開口部3aは、ベローズ8によって筐体1の開口部1aと水密に連結されている。
また、水槽3の底部には、洗濯水を排出する排水口9を有し、その排水口9は、排水弁10を介して排水ホース11に連結され、その先端部は洗濯乾燥機の外に導出されている。
送風機12は、ヒータ13によって加熱された温風を、給気口14から回転槽5内に送風供給するものである。
循環ダクト15は、回転槽5および水槽3を通過し、湿った空気の除湿を行うもので、一端を水槽3の下部の排気口16に接続し、他端を送風機12に接続している。
給水弁17は、水道の蛇口(図示せず)等に接続された給水ホース18から水槽3への給水を制御する。
上記のように構成された従来の洗濯乾燥機の動作は、以下の通りである。
洗濯運転を行う場合は、扉7を開いて回転槽5内へ衣類4および洗剤を入れて運転を開始する。
その運転は、まず、給水弁17が洗濯水側の給水口(図示せず)を開き、水槽3および回転槽5内に所定量の水を供給する。そして、駆動モータ6が作動し、回転槽5が回転駆動され、洗浄動作を行う。
所定時間後、駆動モータ6が停止して排水弁10が開き、汚れた水が回転槽5および水槽3から排水され、排水ホース11を介して洗濯乾燥機外の排水場所へ排水される。
排水が完了すると、排水弁10が閉じ、次に上述と同様に水槽3および回転槽5に水が供給され、濯ぎ動作を行う。
濯ぎが終了すると、排水弁10が開いて排水が行われ、その後、回転槽5が駆動モータ6により高速で回転駆動され、これによって衣類4の脱水が行われる。
以上のように洗濯・濯ぎ運転が終了すると、乾燥運転が開始される。
乾燥工程では、駆動モータ6により低速で回転槽5を回転駆動させ、衣類4を撹拌しな
がら、ヒータ13で加熱された温風が送風機12により矢印a方向に送風され、送風路20を通って給気口14から矢印bに示す如く回転槽5内へ送り込まれる。この温風は、衣類4の水分を奪った後、回転槽5の小孔5aから水槽3内を通過し、排気口16を経て循環ダクト15へ至る。
このとき給水弁17は、冷却水側の給水口を開いており、その結果、循環ダクト15内には冷却水が注水されている。
衣類4の水分を奪って湿気を含んだ温風は、循環ダクト15内を通過するとき、冷却水により冷却されて水分の結露が起こり、湿った温風は前記結露によって除湿され、矢印cに示すように再び送風機12へ戻る。
一方、前記冷却水および結露水は、排水弁10を介して洗濯乾燥機外へ排水される。
このように、従来の洗濯乾燥機は、ヒータ13、送風機12、給気口14、回転槽5、水槽3、排気口16、循環ダクト15の循環経路で温風を循環させることにより、回転槽5内の衣類4を乾燥させることができる。
しかしながら、上記従来の洗濯乾燥機の構成では、衣類4の乾燥に使用された熱は、循環ダクト15の冷却水もしくは筐体1からの放熱によって全て外部に捨てられるものであり、再利用されることがなかった。
そこで、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器と、高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と、減圧されて低圧となった冷媒で周囲から熱を奪う吸熱器とを、冷媒が循環するように管路で連結して構成したヒートポンプ装置を洗濯乾燥機に設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この構成によれば、衣類より蒸発させた水分を吸熱器に結露させることにより効率よく衣類の乾燥が行えると共に、衣類からの水分を含んだ温風の熱が吸熱器で吸収され、それが冷媒を介して圧縮機に送られ、圧縮機で暖められた冷媒の熱が放熱器で放熱されて前記温風を再加熱することで、熱を有効に活用することができる。
特公平6−75628号公報
しかしながら、上記従来の洗濯乾燥機に設けられたヒートポンプ装置は、上述したように圧縮機と、放熱器と、絞り手段と、吸熱器とを銅管等の管路で連結して高圧の冷媒を循環させる構成としているが、放熱器や吸熱器等の熱交換器は、通常フィンチューブタイプであり、フィン材料としてアルミニウムを使用し、チューブとして銅管を使用している。
洗濯乾燥機においては、前述の如くアルミニウムあるいは銅等の金属材料を用いた場合、乾燥用風回路内に洗濯水の原液や有機酸等が侵入して熱交換器を腐食し、熱交換性能の低下、あるいは冷媒の漏洩の原因となり、この腐食対策が不可欠であった。また風回路内を通過するリント(糸屑)が熱交換器へ付着することによる風量低下や熱交換性能低下対策も不可欠であった。
通常、洗濯時あるいは濯ぎ時には、かかる運転時に発生する泡等が循環ダクト15内から送風機12側へ侵入しないようにダンパーを閉塞する等の策が講じられているが、その効果は確実性に欠けるもので、若干の泡等が漏入する場合があり、上述の熱交換器への対応は重要な課題である。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、放熱器や吸熱器が洗濯水や有機酸による腐食の影響やリントによる風量低下や熱交換性能低下を受けにくくし、信頼性、耐久性、乾燥性能に優れた洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の衣類乾燥装置は、吸熱器を固定する支持台のリブに泡または洗浄水を通すための通路を設けたものである
れにより、熱交換風路に侵入した泡又は洗浄水は、熱交換器である吸熱器及び放熱器への接触を極力抑えた状態で貯水室へ直接流れ込むため、熱交換器の耐腐食性が向上をはかることができ、その結果、前述の如く熱交換器の腐食に起因する熱交換性能の低下が抑制され、それらの部品の信頼性、耐久性を向上させ、優れた乾燥性能を保持する洗濯乾燥機を実現することができる。
本発明の洗濯乾燥機は、吸熱器や放熱器等の熱交換器が、洗濯水や有機酸による腐食の影響やリントによる風量低下や熱交換性能低下を受けにくくし、信頼性、耐久性、乾燥性能に優れた洗濯乾燥機を実現することができる。
請求項1に記載の発明は、筐体内に弾性支持された水槽と、前記水槽内に回転自在に設けられ衣類を収容する回転槽と、冷媒を圧縮する圧縮機と、前記冷媒の熱を放熱する放熱器と、高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と、減圧されて低圧となった冷媒で周囲から熱を奪う吸熱器と、送風手段により前記水槽内より送風される湿潤空気を、前記吸熱器と放熱器を通過させた後に前記水槽内へと導く熱交換風路と、前記吸熱器で発生した結露水を貯める貯水室と、前記吸熱器を固定する支持台とを設け、前記貯水室は前記吸熱器の直下に設けられ、前記支持台は、前記支持台の底面から前記吸熱器の下部端面に向かって上方に突出するリブにより前記吸熱器を固定する構成とし、前記リブに切り欠きを設け、前記支持台の底面と前記リブで構成される空間に流れ込む洗剤成分を含む液体は、前記支持台の底面および前記支持台の前記リブに沿って前記切り欠きから前記貯水室に導かれる構成としたものである。
かかる構成とすることにより、吸熱器や放熱器等の熱交換器が、洗濯水や有機酸による腐食、あるいはリントによる風量低下等に起因する熱交換性能の低下を受けにくくし、信頼性、耐久性、乾燥性能に優れた洗濯乾燥機を実現することができる。
請求項2に記載の発明は、前記支持台の底面を前記通路に向かって傾斜させたものである。
かかる構成とすることにより、前記支持台を流れる流体の前記通路への導きが円滑となり、前記流体による前記吸熱器や放熱器等への影響を一層抑制することができるものである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の外観斜視図、図2は、同洗濯乾燥機の図1のB−B線による筐体の右側面1c方向から見た断面図、図3は、同洗濯乾燥機
の図1のC−C線による筐体の背面1b方向から見た一部切り欠き断面図、図4は、図2の熱交換風路部の拡大図、図5は、同洗濯乾燥機の図4のA−A線による熱交換風路部の断面図、図6は、同洗濯乾燥機に搭載されたヒートポンプ装置の構成と乾燥用空気の流れを示すシステム概念図である。
なお、以下の説明において、従来技術の洗濯乾燥機と同一の部分については、同一の符号を付し、ここでは主要部を中心に説明する。
図1および図2、図3に示すように、本実施の形態1における洗濯乾燥機の本体を構成する筐体1の内部には、複数のサスペンション2によって弾性的に支持された円筒状の水槽3が設けられ、洗濯・脱水時における水槽3の振動をサスペンション2によって吸収する構成となっている。
水槽3の内部には、衣類4を収容する円筒状で横軸型の回転槽5が回転可能に設けられており、駆動モータ6により回転駆動される。筐体1の前面には、衣類4を出し入れする開口部1aと、これを開閉する扉7が設けられている。
水槽3および回転槽5の前面側にもそれぞれ同様の開口部3a、5bを有し、この水槽3の開口部3aは、ベローズ8によって筐体1の開口部1aと水密に連結されている。水槽3の底部には、水槽3内の洗濯水を排出する排水口(図示せず)を有し、排水弁(図示せず)、排水ホース11に連結されている。
送風手段を構成する送風機12は、筐体1の上面1dと水槽3により形成される隅部空間(筐体1の上部)に位置するように、水槽3の外周面に設けられている。筐体1の背面1b下部には、後述するヒートポンプ装置30の構成要件である吸熱器21と放熱器23を収納した熱交換室25が設けられている。熱交換室25の内部において、吸熱器21は風上側に位置して略垂直方向に配置され、放熱器23は風下側に位置して下部が吸熱器21から離れる方向に若干傾斜して取付けられている。放熱器23を傾斜させているのは、熱交換室25内を流れる気流の方向が円滑に変更できるようにする理由からである。
送風機12の送風側は、振動の伝播を緩和するための可撓性接続管19、および吸熱器風路22を介して熱交換室25に連通しており、したがって、送風機12からの送風は、吸熱器21に供給される。また、熱交換室25の風下側は、放熱器風路24および振動緩和のための可撓性接続管19、送風路20を介して水槽3の背面開口に連通している。
一方、送風機12の吸入側には、水槽3の上部に設けた排気口16と連通する循環ダクト15が設けられている。
したがって、送風機12による送風は、水槽3、循環ダクト15から吸入され、矢印eで示す如く吸熱器風路22を通り、熱交換室25へ流入する。そして、ここから矢印fで示す如く放熱器風路24を通り、送風路20を流れて矢印bで示す如く水槽3から回転槽5へ戻る循環を繰り返す。
さらに吸熱器風路22と放熱器風路24と熱交換室25は、ユニット化が可能であり、コンパクトに構成することができる。本実施の形態1においては、それらをユニット化し、ヒートポンプユニットとして筐体1の背面下部に固定している。
また、熱交換室25における吸熱器21と放熱器23は、図4に示す如く、それぞれの下端部が支持台32a、32bへ載置された状態にあり、適宜手段にて固定されている。特に、吸熱器21を支持する支持台32aには、吸熱器21の下端部側に突出するリブ3
2cが設けられており、所定の深さを設けて吸熱器風路22からの液体成分(洗濯水等)が吸熱器21の下端に付着するのを抑制している。リブ32cの形成により、吸熱器21下端と支持台32aの間に所定の空間32dを形成している。さらに、リブ32cの一側部には、図5に示す如く支持台32aに滞留する前記液体成分を排出する切欠き状の排出口33が設けられている。
また、支持台32aの底面34は、図5に示す如く排出口33に向かって傾斜しており、滞留する液体成分の排出を促す構成となっている。
さらに、放熱器23側の支持台32bは、図4に示す如く風の流れ方向と反対方向に傾斜しており、この傾斜によって気流の方向変更を円滑にするとともに、支持台32bに残留する液体成分の流下を促す構成としている。
また、熱交換室25の底部には、吸熱器21の結露水等を貯留する貯水室29が設けられており、支持台32a、32bからの液体成分をも貯留する。そして、この貯水室29に滞留する液体成分は、排水ポンプ31にて定期的に汲み出され、排水ホース11より機外へ排出される構成となっている。
なお、必要に応じて吸熱器21の支持台32aを放熱器23の支持台32bと同様に、平板状とし、風の流れる方向に傾斜させた構成としても良い。
さらに、ヒートポンプ装置30は、図6に示すように、環境への影響が少ない可燃性冷媒を用い、冷媒を圧縮する縦型の圧縮機26と、圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器23と、高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り弁や毛細管等からなる絞り手段27と、減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器21を、冷媒が循環するように管路28で連結して構成されており、冷媒は矢印hで示す方向に流れて循環し、ヒートポンプサイクルを実現する。
以上のような構成における洗濯乾燥機の動作について説明する。
洗濯(洗浄)工程では、排水弁(図示せず)を閉じた状態で給水弁17を開放することにより、水槽3内への給水が行われる。そして水槽3内に所定の水位に達するまで給水を行い、駆動モータ6を駆動して衣類4と洗濯水の入った回転槽5を回転させて洗濯を所定時間行う。
また、次の洗濯後の濯ぎ工程においても、前述の洗濯工程と同様に水槽3内に給水を行い、その後回転槽5を回転させて衣類4の濯ぎを行う。
さらに次の脱水工程では、排水弁を開いて水槽3内の水を洗濯乾燥機の外へ排水した後、駆動モータ6により衣類4の入った回転槽5を一方向に高速回転してその遠心力により、衣類4の脱水を行う。
そして、前述の脱水工程が終了すると、乾燥工程に移る。図6において、前記乾燥工程では、ヒートポンプ装置30の運転を行う。すなわち、縦型の圧縮機26を作動させることにより、冷媒は圧縮され、この圧力により放熱器23、絞り手段27、吸熱器21を循環する。
放熱器23では冷媒の圧縮によって熱が放出され、吸熱器21では絞り手段27によって減圧されて低圧となった冷媒により熱が吸収される。
これと平行して送風機12が運転され、放熱器23の放熱により加熱された温風が送風路20を通って給気口14から回転槽5内に送風される。回転槽5は駆動モータ6により回転駆動され、衣類4は上下に撹拌される。
回転槽5内に供給された温風は、衣類4の隙間を通るときに水分を奪い、湿った状態で水槽3の排気口16を経て循環ダクト15から送風機12を通り、吸熱器21に至る。この湿った温風は、吸熱器21を通過する際に顕熱と潜熱が奪われて除湿され、乾いた空気と結露水に分離される。
前記乾いた空気は、続いて放熱器23を通過する際にこの放熱器23で再び加熱され温風となり、前述と同様に再び水槽3、回転槽5内へ供給され、以下、前述の循環を繰り返す。結露水は吸熱器21の下部に設けられた貯水室29に貯水され、排水ポンプ31を介して排水ホース11より機外へ排出される。
このようにヒートポンプ装置30を用いることにより、吸熱器21で吸熱した熱を冷媒で回収して再び放熱器23で放熱して、縦型の圧縮機26に入力したエネルギー以上の熱量を衣類4に与えることができるため、乾燥効率を向上させることができるので乾燥時間の短縮と省エネルギーを実現することが可能になる。
また図4および図5に示すように、吸熱器21を固定する支持台32aにおいて吸熱器21の下部端面より下方に空間32dを設け、そして空間32dの下部に位置して空間32dへ侵入した泡または洗濯水を通すための排出口33を設けているので、吸熱器風路22あるいは放熱器風路24に侵入した泡又は洗濯水は、熱交換器である吸熱器21及び放熱器23に直接接触することが抑制され、しかも支持台32aの底面34は排出口33に向かって傾斜していることもあって、洗濯水等は速やかに排出口33より貯水室29へ流れ込むので、吸熱器21及び放熱器23の耐腐食性が向上する。
かかる空間32dへの泡等の侵入は、循環ダクト15等からの侵入によるものであるが、その量は排気口16、あるいは給気口14の位置設定等によって規制されることから少なく、吸熱器21が浸ることは極めて少ないものである。
したがって、吸熱器21および放熱器23の腐食等に起因する熱交換性能の低下が抑制され、ヒートポンプ装置30の信頼性、耐久性を向上させ、優れた乾燥性能を保持することができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2における先の実施の形態1の洗濯乾燥機の熱交換風路の異なる構成を示す図5相当図である。
図7において、先の実施の形態1と相違する点は、支持台32aに設けた排出口33を複数とし、左右に位置して設けた点である。そして、支持台32aの底面34は、中央を境にそれぞれの排出口33に向かって傾斜した所謂山形としている。
かかる構成においても、吸熱器風路22を伝って流入する洗濯水等は、支持台32aで受けられた後、支持台32aの底面に沿ってそれぞれの排出口33から貯水室29へ導かれ、前述と同様に機外へ排出される。
かかる場合は、排出口33が複数であることから、排出面積が広くなり、洗濯水等の排出もより円滑となる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3における先の実施の形態1および2における洗濯乾燥機の熱交換風路のさらに異なる構成を示す図5相当図である。
図8において、先の実施の形態1および2と相違する点は、支持台32aに設けた排出口33を、支持台32aの中央部に位置して設けた点である。そして、支持台32aの底面34は、中央の排出口33に向かって傾斜している。
かかる構成においても、吸熱器風路22を伝って流入する洗濯水等は、支持台32aで受けられた後、支持台32aの底面に沿って中央へ導かれ、排出口33から貯水室29へ流れ落ちた後、前述と同様に機外へ排出される。
なお、上記各実施の形態1、2、3では、支持台32aに設けた排出口33を、切欠き状として説明したが、破線で示す如く、支持台32aの底面34を貫通する排出口35としても同様の作用効果が期待できるものである。
さらに、同各実施の形態に示す洗濯乾燥機の構成において、衣類4の出し入れを行うための開口部1aを、回転槽5の駆動モータ6を有する水槽3の面と相反する面に設けた構成としているが、この開口部1aは、前記場所に限定されるものではなく、水槽3および回転槽5の如何なる位置に設定しても良い。
また、同各実施の形態に示す洗濯乾燥機の形態についてもドラム式の洗濯乾燥機に限るものではなく、パルセータ方式の縦型の洗濯乾燥機に適用することも可能であり、本発明の技術的範囲を逸脱するものではない。
さらに、同各実施の形態において、ヒートポンプ装置30に使用する冷媒は、可燃性冷媒としたが自然冷媒である二酸化炭素あるいはHFC系冷媒を使用しても良く、圧縮機26についても、縦型に限らず、横型を用いても良い。
以上のように、本発明にかかる洗濯乾燥機は、熱交換風路内の泡または洗濯水を、専用通路を経由して貯水室へ導くようにしているので、熱交換器への腐食の影響や風回路として風量低下や熱交換性能低下が受けにくくなり、その結果、ヒートポンプ装置の信頼性、耐久性を向上させ、優れた乾燥性能を保持することができ、乾燥、除湿を行う洗濯機等に広く適用できる。
本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の外観斜視図 同実施の形態における洗濯乾燥機の図1のB−B線による側面方向からの断面図 同実施の形態における洗濯乾燥機の図1のC−C線による背面方向からの一部切り欠き断面図 同実施の形態における洗濯乾燥機の図2の熱交換風路部の拡大図 同実施の形態における洗濯乾燥機の図4のA−A線による断面図 同実施の形態における洗濯乾燥機のシステム構成を示す概念図 本発明の実施の形態2における洗濯乾燥機の図5相当図 本発明の実施の形態3における洗濯乾燥機の図5相当図 従来の洗濯乾燥機の断面図
1 筐体
3 水槽
4 衣類
5 回転槽
12 送風機(送風手段)
21 吸熱器
23 放熱器
26 圧縮機
27 絞り手段
29 貯水室
32a 支持台
32b 支持台
32d 空間
33 排出口(通路)
34 底面
35 排出口(通路)

Claims (2)

  1. 筐体内に弾性支持された水槽と、前記水槽内に回転自在に設けられ衣類を収容する回転槽と、冷媒を圧縮する圧縮機と、前記冷媒の熱を放熱する放熱器と、高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と、減圧されて低圧となった冷媒で周囲から熱を奪う吸熱器と、送風手段により前記水槽内より送風される湿潤空気を、前記吸熱器と放熱器を通過させた後に前記水槽内へと導く熱交換風路と、前記吸熱器で発生した結露水を貯める貯水室と、前記吸熱器を固定する支持台とを設け、
    前記貯水室は前記吸熱器の直下に設けられ、
    前記支持台は、前記支持台の底面から前記吸熱器の下部端面に向かって上方に突出するリブにより前記吸熱器を固定する構成とし、前記リブに切り欠きを設け、
    前記支持台の底面と前記リブで構成される空間に流れ込む洗剤成分を含む液体は、前記支持台の底面および前記支持台の前記リブに沿って前記切り欠きから前記貯水室に導かれる構成とした洗濯乾燥機。
  2. 前記支持台の底面を前記切り欠きに向かって傾斜させた請求項1に記載の洗濯乾燥機。
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