JP2005224490A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯乾燥機において、洗浄、乾燥性能を向上させるとともに省スペース性、低重量性、低騒音、低振動性に優れた機能を実現する。
【解決手段】洗濯乾燥機の送風回路内に、熱電モジュール、放熱器32、吸熱器30で構成した熱電モジュールユニット54を設置した。熱電モジュールユニット54を用いることにより、吸熱器30で吸熱した熱を熱電モジュール51で回収して再び放熱器32で放熱して、熱電モジュール51に入力したエネルギー以上の熱量を衣類4に与えることができるので、乾燥時間の短縮と省エネを実現することが可能になる。さらに熱電モジュールユニット54は圧縮機に比べて小型軽量で騒音や振動の発信源が無いため、洗濯乾燥機本体の小型軽量化や低騒音、低振動化に貢献できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、洗濯・脱水と乾燥を同一回転槽内で行う洗濯乾燥機に関するものである。
従来のドラム式の洗濯乾燥機は図12に示すような構成であった。以下、その構成について説明する。
図に示すように、筐体1の内部には、複数のサスペンション2によって弾性的に支持された円筒状の水槽3を設け、洗濯・脱水時の振動をサスペンション2によって吸収する構成としている。
水槽3の内部には、洗濯または乾燥対象物4(以下、衣類という)を収容する円筒状で横軸型の回転槽5を回転可能に配設し、駆動モータ6により回転軸6aを回転させて回転駆動する。
回転槽5の内壁には衣類を撹拌する複数のバッフル(図示せず)が設けられ、回転槽5の周壁には小孔5aを多数設けている。筐体1の前面には衣類4を出し入れする開口部1aと、これを開閉する扉7が設けられている。
水槽3および回転槽5の前面側にも同様の開口部3a,5bを有し、この水槽3の開口部3aはベローズ8によって筐体1の開口部1aと水密に連結されている。水槽3の底部には洗濯水を排出する排水口9を有し、排水弁10を介して排水ホース11に連結され、その先端部は機外に導出されている。
送風機12は、ヒータ13によって加熱された温風を給気口14から回転槽5内に送風供給するものである。循環ダクト15は、回転槽5および水槽3を通過した湿った乾燥用空気の除湿を行うもので、一端を水槽3の下部の排気口16に接続し、他端を送風機12に接続している。給水弁17は、水道の蛇口等に接続された給水ホース18からの給水を制御する。
上記構成において、洗濯運転を行う場合は、扉7を開いて回転槽5内へ衣類4および洗剤を入れて運転を開始する。
まず、給水弁17が洗濯水側の給水口を開き、水槽3および回転槽5内に所定量の水が供給されると、駆動モータ6が作動し回転槽5が回転駆動され洗浄動作を行う。
所定時間後、駆動モータ6が停止して排水弁10が開き、汚れた水が回転槽5および水槽3から排水され、排水ホース11を介して機外の排水場所へ排水される。
次に、上記と同様に水槽3および回転槽5に水が供給され、すすぎ動作を行う。すすぎが終了すると排水弁10が開いて排水された後、回転槽5が駆動モータ6により高速で回転駆動されることにより、衣類4の脱水が行われる。
以上のように洗濯運転が終了すると、乾燥運転が開始する。乾燥工程では駆動モータ6により低速で回転槽5を回転駆動させ衣類4を撹拌しながら、送風機12により矢印19の方向に送風された空気は、ヒータ13で加熱されて温風となり、給気口14から回転槽5内へ送り込まれる。この温風は、衣類4の水分を奪った後、回転槽5の小孔5aから水槽3内を通過して排気口16を経て循環ダクト15へ至る。
このとき給水弁17が冷却水側の給水口を開いており、循環ダクト15内には冷却水が注水されている。衣類4の水分を奪って湿気を含んだ温風がこの循環ダクト15内を通過するとき、冷却水により冷却されて水分の結露が起こり、湿った温風は除湿されて矢印に示すように再び送風機12へ戻る。
この冷却水および結露水は、排水弁10を介して機外へ排水される。この送風機12、ヒータ13、給気口14、回転槽5、水槽3、排気口16、循環ダクト15の循環経路で温風を循環させることにより、回転槽5内の衣類4を乾燥させることができる。
上記従来の構成では、衣類4の乾燥に使用された熱は、循環ダクト15の冷却水もしくは筐体1からの放熱によって全て外部に捨てられるものであり、再利用されることがなかった。
そこで、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器と、高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と、減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結したヒートポンプ装置を衣類乾燥機に設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この構成によれば、衣類より蒸発させた水分を吸熱器に結露させることにより効率よく衣類の乾燥が行えることが分かっている。
特開平7−178289号公報
しかしながら、ヒートポンプ装置は、上述したように圧縮機と放熱器と絞り手段と吸熱器とを銅管などの管路で連結して高圧の冷媒を循環させるが、冷凍サイクルを構成するスペースが洗濯乾燥機本体に比べて大きくなるため洗濯乾燥機が大型化になることや、圧縮機を使用していることから重量の増加や、騒音、振動が増加するという課題の対策も不可欠であった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、洗浄、乾燥性能を向上させるとともに省スペース性、低重量性、低騒音、低振動性に優れた洗濯乾燥機を実現することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯乾燥機は、筐体内に弾性支持された水槽と、水槽内に回転可能に設けられ衣類を収容する回転槽と、通電の極性に応じて吸熱と放熱の相反する作用をする第1の面と、第2の面とを持った複数の熱電モジュールもしくは熱電モジュールと同じ特性を有する熱電素子チップ等の熱電変換デバイスを複数備え、第1の面と、第2の面とをその面の熱作用を促進する熱作用促進媒体と熱結合し、第1の面側及び第2の面側各々に熱作用促進媒体を含む風回路を構成し、同一風回路内に面する複数の熱電モジュールの面においてそれぞれ放熱及び吸熱の作用を行う放熱器及び吸熱器を具備し、送風手段によって前記放熱器で加熱した空気を前記回転槽内へ供給する給気口ホースと、送風手段によって前記回転槽内へ供給された空気を前記水槽外へ排出する排気口ホースとを具備し、給気口ホースは前記放熱器に空気を流す放熱器風路の出口と、排気口ホースは前記吸熱器に空気を流す吸熱器風路の入口とそれぞれ連結したものである。
これにより、熱電モジュールより構成される熱交換ユニットである熱電モジュールユニットを風回路内に設置することにより、洗浄、乾燥性能を向上させると共に省スペース性、低重量性、低騒音、低振動性に優れた洗濯乾燥機を実現することができるものである。
本発明の洗濯乾燥機は、洗浄、乾燥性能を向上させるとともに省スペース性、低重量性、低騒音、低振動性に優れた洗濯乾燥機を実現することができる。
第1の発明は、筐体内に弾性支持された水槽と、水槽内に回転可能に設けられ衣類を収容する回転槽と、通電の極性に応じて吸熱と放熱の相反する作用をする第1の面と、第2の面とを持った複数の熱電モジュールもしくは熱電モジュールと同じ特性を有する熱電素子チップ等の熱電変換デバイスを複数備え、第1の面と、第2の面とをその面の熱作用を促進する熱作用促進媒体と熱結合し、第1の面側及び第2の面側各々に熱作用促進媒体を含む風回路を構成し、同一風回路内に面する複数の熱電モジュールの面においてそれぞれ放熱及び吸熱の作用を行う放熱器及び吸熱器を具備し、送風手段によって前記放熱器で加熱した空気を前記回転槽内へ供給する給気口ホースと、送風手段によって前記回転槽内へ供給された空気を前記水槽外へ排出する排気口ホースとを具備し、給気口ホースは前記放熱器に空気を流す放熱器風路の出口と、排気口ホースは前記吸熱器に空気を流す吸熱器風路の入口とそれぞれ連結したものであり、熱電モジュールユニットを含む風回路を具備することにより、省スペース、低重量、低騒音、低振動を実現することができる。
第2の発明は、特に、第1の温水供給手段を有するものであり、洗濯乾燥機の洗濯及び濯ぎ性能を向上することができる。
第3の発明は、特に、第1又は2いずれか一つの発明の複数の熱電モジュールを具備する風回路が水槽に固定されているものであり、熱電モジュールユニットを含む風回路の省スペースが可能となり、洗濯乾燥機本体の小型、軽量化を実現することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか一つの発明の風回路内に風量調整を行うダンパーを具備するものであり、洗剤や洗濯水の原液、濯ぎ水、脱水時の排水が風回路に侵入することを防止することができるため熱交換器の腐食を防止できる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか一つの発明の熱電モジュールの通電極性を切り換える切り換え手段を備えているものであり、通常乾燥運転時に放熱器である熱交換器を吸熱器にすることにより、熱交換器表面に結露水を発生させることによりリントを除去することができる。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか一つの発明の通常乾燥運転時に対して逆方向に風を流す風路を構成したものであり、熱交換器の主に風上側に付着するリントを除去するのに有効である。
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれか一つの発明の複数の熱電モジュールは断熱材を介して連結されているもので、熱電モジュール間の熱の移動が抑えられるため乾燥又は温水供給を効率よく行うことができる。
第8の発明は、特に、第1〜7のいずれか一つの発明の風回路の外周部は断熱材により構成されているものであり、放熱器又は吸熱器が風回路外の空気の熱の授受による影響を受けないため効率よく乾燥又は温水供給をすることができる。
第9の発明は、特に、第1〜8のいずれか一つの発明の外気温度センサーにより作動する熱電モジュールの数又は入力を制御するものであり、外気温度を検知することにより乾燥時の立ち上がり仕様を選択することが可能となり、あらゆる外気温度において乾燥の立ち上がり性を向上させるので乾燥性能に優れた洗濯乾燥機を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。従来例と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥機の外観斜視図で、図2は筐体1の背面1b方向から見た断面図を示す。図3は図2のA−A線に沿って切断した断面図である。また、図4は本実施の形態の熱電モジュールユニットの構成と乾燥用空気の流れを示すシステム概念図である。図5は温水供給時の制御パターン図、図6は熱電モジュールの概略断面図、図7は熱電モジュールユニットの概略断面図である。
図に示すように、筐体1の内部には、複数のサスペンション2によって弾性的に支持された円筒状の水槽3を設け、洗濯・脱水時の振動をサスペンション2によって吸収する。水槽3の内部には、衣類4を収容する円筒状で横軸型の回転槽5を回転可能に設け、駆動モータ6により回転駆動される。
筐体1の前面には衣類4を出し入れする開口部1aと、これを開閉する扉7が設けられている。水槽3および回転槽5の前面側にも同様の開口部3a、5bを有し、この水槽3の開口部3aはベローズ8によって筐体1の開口部1aと水密に連結されている。水槽3の底部には洗濯水を排出する排水口9を有し排水弁10に連結されている。
送風手段を構成する送風機12は、筐体1の上面1cと側面1dが成す隅部空間に位置するように、水槽3の上部に設けられている。送風機12は水槽3の外面に設けた給気ダクト20と連通し、給気ダクト20の給気ダクト入口21から入った空気を矢印cの方向に送風して給気口14から回転槽5内に供給する。
また、水槽3の外面には、水槽3の背面部の排気口16と連通する排気ダクト22を設け、回転槽5および水槽3を通過して排気口16から出てきた空気を矢印dのように排気ダクト出口23へ導出する。
水槽3の下部には、熱電モジュールユニット54を構成する熱交換器からなる吸熱器30に矢印aの方向に空気を流す吸熱器風路31と、同様に熱交換器からなる放熱器32に矢印bの方向に空気を流す放熱器風路33とが水平方向に並べて配設され、この吸熱器風路31と放熱器風路33とは循環ダクト34で連通して吸熱器30および放熱器32を通過する空気が直線的に流れるようになっている。
この吸熱器風路31と放熱器風路33と循環ダクト34は一体に構成され、筐体1内の取り付けべ一ス35に固定されている。
吸熱器風路31の入口と排気ダクト出口23とは、蛇腹状の伸縮可能な可撓性材料からなる排気口ホース36を介して連通している。放熱器風路33の出口と給気ダクト入口21も同様に、蛇腹状の伸縮可能な可撓性材料からなる給気口ホース37を介して連通している。
また、吸熱器風路31の入口部には、空気中の異物を除去するフィルター手段として合繊ネット等からなるエアフィルター38を着脱可能に設けている。また風回路内に風量調整を行う給気ダンパー40及び排気ダンパー41を設けている。さらに、吸熱器風路31の下流側の下部には、除湿水を排出する排出口39を設けている。
送風機12で送風される乾燥用空気は、図4の矢印42に示すように、給気ダクト20を通り給気口14から給気ダンパー40を通過して回転槽5内に入り、回転槽5内の衣類4を通過した後、排気ダンパー41を通過して排気口16から出て、排気ダクト22を通って吸熱器風路31の吸熱器30を通過し、循環ダクト34を介して放熱器風路33の放熱器32を通過して送風機12へ戻り、循環するようになっている。
また、放熱器内には給水ホース34が通っており、b方向に水を流すことができる。放熱器32の熱は給水ホース34内の水に授受できるようになっており、給水バルブ35を介して水槽3内に温水を供給できるようになっている。
また、図6に示すように、熱電モジュールユニヅト54内に具備されている熱電モジュール43は複数のP型半導体44とN型半導体45が設置され、はんだ層46を介して銅電極47で接合され、銅電極47は2枚のアルミナセラミック48と接合されている。
P型半導体44、N型半導体45は交互に直流電流が流れるように電気回路が構成され、N型半導体45からP型半導体44に電流が流れると双方の半導体を接続する銅電極47側の面に吸熱の作用が発生し、反対側の面に放熱の作用が発生する。すなわち熱電モジュール43は通電の極性に応じて吸熱と放熱の相反する作用をする第1の面49と、第2の面50とを持っている。
また図7に示すように、熱電モジュールユニット54は熱電モジュールA51aの第1の面と第2の面に熱作用促進媒体として第1の吸熱器30aと第1の放熱器32aを密着固定した冷却ユニットA52a、及び同一仕様の冷却ユニットB52b、冷却ユニヅトC52cを内蔵している。各冷却ユニットは断熱材55を介して直列に固定されている。3個の冷却ユニットの外周部である循環ダクト34は断熱材で構成されている。
以上のような構成において、次に、この動作について説明する。洗浄工程では、排水弁10を閉じた状態で水槽3内に所定の水位57に達するまで給水を行い、駆動モータ6により衣類4と洗浄水の入った回転槽5を回転させて洗浄を行う。
このとき、風回路内に二つのダンパー40,41を設けているので、吸熱器30に洗浄水が浸入しにくいようになっている。また、放熱器32内には給水ホース34が通っており、放熱器32の熱を給水ホース34内の水に授受できるので、給水バルブ35を介して水槽3内に温水を供給できるようになっているので洗浄力や濯ぎ力を向上することができる。
また、洗浄後の濯ぎ工程でも、洗浄工程と同様に水槽3内に給水され、回転槽5を回転させて衣類4の濯ぎを行う。脱水工程では、排水弁10を開いて機外へ水を排水した後、駆動モータ6により衣類4の入った回転槽5を高速回転して脱水する。
乾燥工程では、熱電モジュールユニット54の熱電モジュール51を作動させると、放熱器32の放熱により加熱された温風が給気ダクト20を通って給気口14から回転槽5内に送風される。回転槽5は駆動モータ6により回転駆動され、衣類4は上下に撹拌される。
回転槽5内に送風された温風は、この衣類4の隙間を通るときに水分を奪い、湿った状態で水槽3の排気口16を経て排気ダクト22、排気口ホース36を通り、エアフィルター38を通過してリント等の異物が除去され、吸熱器風路31に至る。
この湿った温風は、吸熱器30を通過する際に顕熱と潜熱が奪われて除湿され、乾いた空気と除湿水に分離される。この乾いた空気は、循環ダクト34を通って放熱器風路33に入り、放熱器32で再び加熱され温風となって給気口ホース37、給気ダクト20を通り、送風機12へと循環する。一方、吸熱器30で結露した除湿水は、底部の排出口39から機外へ排出される。
このように熱電モジュールユニット54を用いることにより、吸熱器30で吸熱した熱を熱電モジュール51で回収して再び放熱器32で放熱して、熱電モジュール51に入力したエネルギー以上の熱量を衣類4に与えることができるので、乾燥時間の短縮と省エネを実現することが可能になる。
さらに熱電モジュールユニット54は圧縮機に比べて小型軽量で騒音や振動の発信源が無いため、洗濯乾燥機本体の小型軽量化や低騒音、低振動化に貢献できるものである。
また複数の熱電モジュール51は断熱材55を介して連結されているので熱電モジュール51間の熱の移動が抑えられるため乾燥又は温水供給を効率よく行うことができる。
また、風回路の外周部を構成する循環ダクト34は断熱材56により構成されているので、放熱器32又は吸熱器30が風回路外の空気の熱の授受による影響を受けないため効率よく乾燥又は温水供給をすることができる。
また、熱電モジュール51の通電極性を切り換える切り換え手段を備えているので通常乾燥運転時に放熱器32の機能である熱交換器を吸熱器30の機能にすることにより、熱交換器表面に結露水を発生させることによりリントを除去することができる。
以上のように、熱電モジュール51より構成される熱交換ユニットである熱電モジュールユニット54を風回路内に設置することにより、洗浄、乾燥性能を向上させると共に省スペース性、低重量性、低騒音、低振動性に優れた洗濯乾燥機を実現することができるものである。
なお、本実施の形態では、熱交換器の方式としてヒートシンクタイプをレイアウトしているが、熱交換方式としてはフィンチューブタイプを使用した液循環方式でもよく、又その場合熱交換器の方式としてはパラレルフロー、サーペンタイン、ドロンカップタイプを使用しても良い。
また給水ホースを放熱器内に通して熱交換させたが、ヒートシンクと給水ホースは熱作用促進媒体を介して熱結合させてもよい。また、熱電モジュールユニットは熱電モジュールを3個連結したが、3個に限らず複数個連結してもよい。
(実施の形態2)
図8及び図9は本発明の第2の実施の形態における洗濯乾燥機を示すものであり、第1の実施の形態と同一構成は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
複数の熱電モジュール51を具備する風回路が水槽に固定されている。これにより熱電モジュールユニット54を含む風回路の省スペースが可能となり、洗濯乾燥機本体の小型、軽量化を実現することができる。
(実施の形態3)
図10は本発明の第3の実施の形態における洗濯乾燥機を示すものであり、第1の実施の形態と同一構成は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
通常乾燥運転時に対して逆方向に風を流す風路を構成している。これにより熱交換器の主に風上側に付着するリントを除去することができる。
(実施の形態4)
図11は本発明の第4の実施の形態における洗濯乾燥機を示すものであり、第1の実施の形態と同一構成は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
外気温度センサー55により作動する熱電モジュール51の数又は入力を制御するものである。これにより外気温度を検知することにより乾燥時の立ち上がり仕様を選択することが可能となり、あらゆる外気温度において乾燥の立ち上がり性を向上させるので乾燥性能に優れた洗濯乾燥機を実現することができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯乾燥機は、送風回路内に熱電モジュールユニットを設置することにより、洗浄、乾燥性能を向上させるとともに省スペース性、低重量性、低騒音、低振動性に優れた機能を実現することができるので、乾燥、除湿を行う洗濯機等に有用である。
本発明の実施の形態1の洗濯乾燥機の外観斜視図 同洗濯乾燥機の要部断面図 同洗濯乾燥機の要部断面図 同洗濯乾燥機のシステム概念図 同洗濯乾燥機の温水供給時の制御パターン図 同洗濯乾燥機の熱電モジュールの概略断面図 同洗濯乾燥機の熱電モジュールユニットの概略断面図 本発明の実施の形態2の洗濯乾燥機の外観斜視図 同洗濯乾燥機の要部断面図 本発明の実施の形態3の洗濯乾燥機のシステム概念図 本発明の実施の形態4の洗濯乾燥機の制御パターン図 従来の洗濯乾燥機の断面図
符号の説明
1 筐体
2 サスペンション
3 水槽
5 回転槽
12 送風機
30 吸熱器
31 吸熱器風路
32 放熱器
33 放熱器風路
36 排気口ホース
37 給気口ホース
38 エアフィルター
39 排出口
54 熱電モジュールユニット

Claims (9)

  1. 筐体内に弾性支持された水槽と、水槽内に回転可能に設けられ衣類を収容する回転槽と、通電の極性に応じて吸熱と放熱の相反する作用をする第1の面と、第2の面とを持った複数の熱電モジュールもしくは熱電モジュールと同じ特性を有する熱電素子チップ等の熱電変換デバイスを複数備え、第1の面と、第2の面とをその面の熱作用を促進する熱作用促進媒体と熱結合し、第1の面側及び第2の面側各々に熱作用促進媒体を含む風回路を構成し、同一風回路内に面する複数の熱電モジュールの面においてそれぞれ放熱及び吸熱の作用を行う放熱器及び吸熱器を具備し、送風手段によって前記放熱器で加熱した空気を前記回転槽内へ供給する給気口ホースと、送風手段によって前記回転槽内へ供給された空気を前記水槽外へ排出する排気口ホースとを具備し、給気口ホースは前記放熱器に空気を流す放熱器風路の出口と、排気口ホースは前記吸熱器に空気を流す吸熱器風路の入口とそれぞれ連結した洗濯乾燥機。
  2. 温水供給手段を有する請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 複数の熱電モジュールを具備する風回路が水槽に固定されている請求項1または2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 風回路内に風量調整を行うダンパーを具備する請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗濯乾燥機。
  5. 熱電モジュールの通電極性を切り換える切り換え手段を備えている請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗濯乾燥機。
  6. 通常乾燥運転時に対して逆方向に風を流す風路を構成した請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗濯乾燥機。
  7. 複数の熱電モジュールは断熱材を介して連結されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の洗濯乾燥機。
  8. 風回路の外周部は断熱材により構成されている請求項1〜7のいずれか一項に記載の洗濯乾燥機。
  9. 外気温度センサーにより作動する熱電モジュールの数又は入力を制御する請求項1〜8のいずれか一項に記載の洗濯乾燥機。
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