JP4379269B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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本発明は、洗濯・脱水と乾燥を同一回転槽内で行う洗濯乾燥機に関するものである。
従来例の構成及びその動作を図13に基づいて説明する。図13はドラム式の衣類乾燥機を示すもので、筐体1内に水平軸2を中心軸として回転する回転ドラム3が配置してある。
前記回転ドラム3の前面に形成された衣類投入口4は筐体1の前面に開口しており、扉5で開閉されるようにしてある。
筐体1内には、回転ドラム3の内部に設定される乾燥室6を含む空気循環路7が構成してある。空気循環路7は、途中に乾燥室6、送風室8、熱交換室9などを有し、乾燥室6の空気がその背壁の回転ドラム側排気口10から送風室8に流れ、次いで熱交換室9を通って乾燥室6の前方に設けた給気口11から再度この乾燥室6に循環するようにしてある。
12はモータで、その回転はベルト13、14を介して回転ドラム3及びファン15に伝達される。
送風室8にはファン15が、熱交換室9には上流側に吸熱器16、下流側に放熱器17がそれぞれ配置してある。
これら吸熱器16、放熱器17は圧縮機18、キャピラリーチューブ等の膨張機構19などでヒートポンプを構成されている。
以上のように構成された洗濯乾燥機について、以下その動作について説明する。
まず、乾燥室6からの高湿空気が前記吸熱器16で冷却されて除湿され、その後乾燥空気となって放熱器17に至り、加熱され高温空気となる。
そしてこの高温空気は給気口11から乾燥室6に供給され、その中の衣類Aの乾燥に供される。
特開平7−178289号公報
しかしながら、上記従来の構成では、吸熱器16と放熱器17に均一に空気を流すためには吸熱器16を通った空気の乱れをなくす必要がある。そのためには吸熱器16と放熱器17をある程度離す必要があるため、熱交換室9が大きくなり、筐体1も大きくなるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、除湿性能の低下を最小限に抑えかつ吸熱器16と放熱器17が配置されている熱交換室9をコンパクトに構成することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯乾燥機は、筐体内に弾性支持された水槽と、前記水槽内に回転可能に設けられ衣類を収容する回転槽と、圧縮機と圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器と高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように連結したヒートポンプ装置と、送風手段により乾燥用空気を前記水槽外へ排気する排気口から前記吸熱器および前記放熱器を経て前記回転槽内へ供給する風路とを具備し、前記風路内には、前記吸熱器と前記放熱器の間に空間部と、乾燥用空気が前記吸熱器を通過せずに前記放熱器に至るバ
イパス手段とを設け、前記空間部は、前記放熱器の通風方向の長さより小さくしたものである。
これにより、除湿性能の低下を最小限に抑えかつ吸熱器と放熱器が配置されている熱交換室をコンパクトに構成することができるものである。
また、本発明の洗濯乾燥機は、風回路内において、吸熱器に風バイパス手段を設けたものである。
これにより、吸熱器に流れる空気の流速が遅くなり高湿の空気との接触時間が長くなるため除湿性能を向上することができるものである。
本発明の洗濯乾燥機は、吸熱器を通った空気の乱れを最小限に抑えられた位置に放熱器を配置することにより除湿性能の低下を最小限に抑えかつ吸熱器と放熱器が配置されている熱交換室をコンパクトに構成する洗濯乾燥機を実現できるものである。
また、本発明の洗濯乾燥機は、吸熱器に流れる空気の流速が遅くなり高湿の空気との接触時間が長くなるため除湿性能を向上し、乾燥性能の優れた洗濯乾燥機を実現することができるものである。
請求項1に記載の発明は、筐体内に弾性支持された水槽と、前記水槽内に回転可能に設けられ衣類を収容する回転槽と、圧縮機と圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器と高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように連結したヒートポンプ装置と、送風手段により乾燥用空気を前記水槽外へ排気する排気口から前記吸熱器および前記放熱器を経て前記回転槽内へ供給する風路とを具備し、前記風路内には、前記吸熱器と前記放熱器の間に空間部と、乾燥用空気が前記吸熱器を通過せずに前記放熱器に至るバイパス手段とを設け、前記空間部は、前記放熱器の通風方向の長さより小さくするものであり、吸熱器を通った空気の乱れを最小限に抑えられた位置に放熱器を配置することにより除湿性能の低下を最小限に抑えかつ吸熱器と放熱器が配置されている熱交換室をコンパクトに構成する洗濯乾燥機を実現することができる。
また、吸熱器に流れる空気の流速が遅くなり高湿の空気との接触時間が長くなるため除湿性能を向上し、乾燥性能の優れた洗濯乾燥機を実現することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明の吸熱器および放熱器を乾燥用空気の通風方向に対して略平行に傾斜させるものであり、風回路の断面積が小さくなることにより吸熱器と放熱器が配置されている熱交換室の断面積をコンパクトに構成する洗濯乾燥機を実現することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明のヒートポンプ装置吸気口、ヒートポンプ装置排気口の配置方向と吸熱器、放熱器の配置方向が略垂直になっているものであり、ヒートポンプ装置吸気口とヒートポンプ装置排気口を同じ方向に配置していることにより水槽、回転槽への接続を容易に構成する洗濯乾燥機を実現することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の発明のヒートポンプ装置吸気口の面とヒートポンプ装置排気口の面が略垂直になっているものであり、ヒートポンプ装置吸気口とヒートポンプ装置排気口の断面積を大きくなることにより吸熱器と放
熱器に均一に空気が流れるため除湿性能を向上し、乾燥性能の優れた洗濯乾燥機を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥機の外観斜視図で、図2は筐体21の背面21b方向から見た断面図を示す。図3は図2のA−A線に沿って切断した断面図である。また、図4は本実施の形態のヒートポンプ装置の構成と乾燥用空気の流れを示すシステム概念図である。
図に示すように、筐体21の内部には、複数のサスペンション22によって弾性的に支持された円筒状の水槽23を設け、洗濯・脱水時の振動をサスペンション22によって吸収する。水槽23の内部には、衣類24を収容する円筒状で横軸型の回転槽25を回転可能に設け、駆動モータ26により回転駆動される。筐体21の前面には衣類24を出し入れする開口部21aと、これを開閉する扉27が設けられている。水槽23および回転槽25の前面側にも同様の開口部23a、25bを有し、この水槽23の開口部23aはベローズ28によって筐体21の開口部21aと水密に連結されている。水槽23の底部には洗濯水を排出する排水口29を有し排水弁30に連結されている。
送風手段を構成する送風機32は、筐体21の背面21bと側面21dが成す隅部空間に位置するように、水槽23の横部に設けられている。送風機32は水槽23の外面に設けた給気ダクト33と連通し、給気ダクト33の給気ダクト入口34から入った空気を矢印cの方向に送風して給気口35から回転槽25内に供給する。また、水槽23の外面には、水槽23の背面部の排気口36と連通する排気ダクト37を設け、回転槽25および水槽23を通過して排気口36から出てきた空気を矢印dのように排気ダクト出口38へ導出する。
水槽23の下部には、ヒートポンプ装置56を構成する熱交換器からなる吸熱器39に矢印aの方向に空気を流す吸熱器風路40と、同様に熱交換器からなる放熱器41に矢印bの方向に空気を流す放熱器風路42とが水平方向に並べて配設され、この吸熱器風路40と放熱器風路42とは循環ダクト43で連通して吸熱器39および放熱器41を通過する空気が直線的に流れるようになっている。
この吸熱器風路40と放熱器風路42と循環ダクト43は一体に構成され、筐体21内の取り付けベース44に固定されている。
吸熱器風路40の入口と排気ダクト出口38とは、蛇腹状の伸縮可能な可撓性材料からなる排気口ホース45を介して連通している。放熱器風路42の出口と給気ダクト入口34も同様に、蛇腹状の伸縮可能な可撓性材料からなる給気口ホース46を介して連通している。また、吸熱器風路40の入口部には、空気中の異物を除去するフィルター手段として合繊ネット等からなるエアフィルター47を着脱可能に設けている。さらに、吸熱器風路40の下流側の下部には、除湿水を排出する排出口48を設けている。
送風機32で送風される乾燥用空気は、図4の矢印50に示すように、給気ダクト33を通り給気口35から回転槽25内に入り、回転槽25内の衣類24を通過した後、排気口36から出て、排気ダクト37を通って吸熱器風路40の吸熱器39を通過し、循環ダクト43を介して放熱器風路42の放熱器41を通過して送風機32へ戻り、循環するよ
うになっている。
また、ヒートポンプ装置56は、圧縮機51、および圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器41、および高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り弁や毛細管等からなる絞り手段52、絞り手段52と並列に二方弁54、および減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器39とを冷媒が循環するように管路53で連結されており、冷媒は矢印55の方向に流れて循環し、ヒートポンプサイクルを実現する。
以上のような構成において、次に、この動作について説明する。洗浄工程では、排水弁30を閉じた状態で水槽23内に所定の水位57に達するまで給水を行い、駆動モータ26により衣類24と洗浄水の入った回転槽25を回転させて洗浄を行う。このとき、排気ダクト37内には一部の洗浄水が入るが、排気ダクト37は途中経路を上方に持ち上げた形状にして吸熱器39に洗浄水が浸入しにくいようになっている。
また、洗浄後の濯ぎ工程でも、洗浄工程と同様に水槽23内に給水され、回転槽25を回転させて衣類24の濯ぎを行う。脱水工程では、排水弁30を開いて機外へ水を排水した後、駆動モータ26により衣類24の入った回転槽25を高速回転して脱水する。
乾燥工程では、ヒートポンプ装置の圧縮機51を作動させると、冷媒が圧縮され、この圧力により放熱器41、絞り手段52、吸熱器39を循環する。放熱器41では冷媒の圧縮で熱が放出され、吸熱器39では絞り手段52で減圧されて低圧となった冷媒により熱が吸収される。このとき送風機32が作動し、放熱器41及び圧縮機51の放熱により加熱された温風が給気ダクト33を通って給気口35から回転槽25内に送風される。回転槽25は駆動モータ26により回転駆動され衣類24は上下に撹拌される。
回転槽25内に送風された温風は、この衣類24の隙間を通るときに水分を奪い、湿った状態で水槽23の排気口36を経て排気ダクト37、排気口ホース45を通り、エアフィルター47を通過してリント等の異物が除去され、吸熱器風路40に至る。この湿った温風は、吸熱器39を通過する際に顕熱と潜熱が奪われて除湿され、乾いた空気と除湿水に分離される。この乾いた空気は、循環ダクト43を通って放熱器風路42に入り、放熱器41及び圧縮機51で再び加熱され温風となって給気口ホース46、給気ダクト33を通り、送風機32へと循環する。
一方、吸熱器39で結露した除湿水は、底部の排出口48から機外へ排出される。このようにヒートポンプ装置56を用いることにより、吸熱器39で吸熱した熱を冷媒で回収して再び放熱器41で放熱して、圧縮機51に入力したエネルギー以上の熱量を衣類24に与えることができるので、乾燥時間の短縮と省エネを実現することが可能になる。
また、吸熱器風路40から吸熱器39を通った空気は吸熱器39により乱される。しかし空気が乱れていると放熱器41を通っても熱交換の効率が非常に悪くなる。図5、図6のように吸熱器39と放熱器41との間の距離をDB、放熱器41の幅をDAとするとDB/DA<1で吸熱器39を通った空気の乱れがなくなり除湿性能がそれ以上あがらない最適な距離が存在する。つまり吸熱器39と放熱器41との距離をDB/DA≧1となるように必要以上にあけなくても除湿性能を確保することができる。
以上のように、吸熱器39を通った空気の乱れを最小限に抑えられる位置つまりDB/DA<1に放熱器41を配置することにより除湿性能の低下を最小限に抑えかつ吸熱器39と放熱器41が配置されている熱交換室をコンパクトに構成する洗濯乾燥機を実現することができる。
なお、熱交換器の方式及びレイアウトとしてフィンチューブタイプを前後にレイアウトしているが、熱交換器の方式としてはスパイラルタイプ、サーペンタインを使用しても良く、ヒートポンプ装置のレイアウトによっては略上下に並べて配設しても同様の効果が得られる。
また、ヒートポンプ装置に使用する冷媒は、フロン系に限らず自然冷媒である二酸化炭素やイソブタン、プロパンを使用しても同様の効果が得られる。
(実施の形態2)
図7、図8は本発明の第2の実施の形態における洗濯乾燥機を示すものであり、第1の実施の形態と同一構成要件は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
吸熱器風路40と吸熱器39の間に風バイパス手段61を設けるものである。吸熱器39と放熱器41との距離をDD、放熱器の幅をDCとし、吸熱器39を通る空気aが吸熱器39にあたる断面積をAA、放熱器41を通る空気bが放熱器41にあたる断面積をABとするとDD/DC<1において0.7<AA/AB<1ではAA/AB=1での除湿性能を上回る最適な面積比と距離が存在する。これは、吸熱器39を通る空気の流速が遅くなり高湿の空気と吸熱器39との接触時間が長くなるため除湿性能が向上し、乾燥性能の優れた洗濯乾燥機を実現することができる。
なお、風バイパス手段61は吸熱器風路40の断面積ACと吸熱器39を通る空気aが吸熱器39にあたる断面積AAとの比が0.7>AA/AC>1としても同様の効果が得られる。
(実施の形態3)
図9は本発明の第3の実施の形態における洗濯乾燥機を示すものであり、第1の実施の形態と同一構成要件は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
吸熱器風路40、循環ダクト43、放熱器風路42の中で吸熱器39と放熱器41を略平行に傾斜させるものである。傾斜角度が30度から90度の間では除湿性能はほとんど低下することなく吸熱器風路40、循環ダクト43、放熱器風路42の断面積をコンパクトに構成する洗濯乾燥機を実現することができる。
なお、図10のように吸熱器風路40、循環ダクト43、放熱器風路42を吸熱器39、放熱器41の上面、下面の全体に接触するような構成でも同様の効果が得られる。
(実施の形態4)
図11は本発明の第4の実施の形態における洗濯乾燥機を示すものであり、第1の実施の形態と同一構成要件は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
ヒートポンプ装置吸気口62、ヒートポンプ装置排気口63の配置方向と吸熱器39、放熱器41の配置方向が略垂直になっているものである。ヒートポンプ装置56の位置が水槽23、回転槽25の下部に位置する場合はヒートポンプ装置吸気口62、ヒートポンプ装置排気口63を上方向に配置し、ヒートポンプ装置56の位置が水槽23、回転槽25の上部に位置する場合はヒートポンプ装置吸気口62、ヒートポンプ排気口63を下方向に配置することにより水槽23、回転槽25への接続を容易に構成する洗濯乾燥機を実現することができる。
なお、ヒートポンプ装置吸気口62、ヒートポンプ装置排気口63の配置方向を上下方向としたが、水槽23、回転槽25の位置がヒートポンプ装置56の前後方向及び左右方
向に位置する場合はヒートポンプ装置吸気口62、ヒートポンプ装置排気口63の配置方向を前後方向及び左右方向に配置することにより同様の効果が得られる。
(実施の形態5)
図12は本発明の第5の実施の形態における洗濯乾燥機を示すものであり、第1の実施の形態と同一構成要件は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
ヒートポンプ装置吸気口62の面62aとヒートポンプ排気口63の面63aが略垂直になっているものである。ヒートポンプ装置吸気口62の面62aとヒートポンプ排気口63の面63aを略垂直に配置することによりヒートポンプ装置吸気口62とヒートポンプ装置排気口63の断面積を大きくすることができる。そのことにより吸熱器39と放熱器41に均一に空気が流れ、またヒートポンプ装置吸気口62、ヒートポンプ装置排気口63の抵抗が減少することにより吸熱器39、放熱器41を通る空気の量が増加するため除湿性能が向上し、乾燥性能の優れた洗濯乾燥機を実現することができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯乾燥機は、除湿性能の低下を最小限に抑えかつ吸熱器と放熱器が配置されている熱交換室をコンパクトに構成でき、かつ吸熱器に流れる空気の流速が遅くなり高湿の空気との接触時間が長くなるため除湿性能を向上して乾燥時間が短縮することができるので乾燥、除湿を行う洗濯機等に有用である。
本発明の実施の形態1の洗濯乾燥機の外観斜視図 本発明の実施の形態1の洗濯乾燥機の要部断面図 本発明の実施の形態1の洗濯乾燥機の要部断面図 本発明の実施の形態1の洗濯乾燥機のシステム概念図 本発明の実施の形態1の洗濯乾燥機の要部断面図 本発明の実施の形態1の洗濯乾燥機の特性図 本発明の実施の形態2の洗濯乾燥機の要部断面図 本発明の実施の形態2の洗濯乾燥機の特性図 本発明の実施の形態3の洗濯乾燥機の要部断面図 本発明の実施の形態3の洗濯乾燥機の要部断面図 本発明の実施の形態4の洗濯乾燥機の要部断面図 本発明の実施の形態5の洗濯乾燥機の要部断面図 従来の洗濯乾燥機の断面図
21 筐体
23 水槽
25 回転槽
32 送風機
35 給気口
36 排気口
39 吸熱器
41 放熱器
51 圧縮機
52 絞り手段
56 ヒートポンプ装置
61 風バイパス手段
62 ヒートポンプ装置吸気口
62a ヒートポンプ装置吸気口の面
63 ヒートポンプ装置排気口
63a ヒートポンプ装置排気口の面
α 傾斜角度

Claims (4)

  1. 筐体内に弾性支持された水槽と、前記水槽内に回転可能に設けられ衣類を収容する回転槽と、圧縮機と圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器と高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように連結したヒートポンプ装置と、送風手段により乾燥用空気を前記水槽外へ排気する排気口から前記吸熱器および前記放熱器を経て前記回転槽内へ供給する風路とを具備し、前記風路内には、前記吸熱器と前記放熱器の間に空間部と、乾燥用空気が前記吸熱器を通過せずに前記放熱器に至るバイパス手段とを設け、前記空間部は、前記放熱器の通風方向の長さより小さくしたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 吸熱器および放熱器は、乾燥用空気の通風方向に対して略平行に傾斜させたことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. ヒートポンプ装置吸気口、ヒートポンプ装置排気口の配置方向と吸熱器、放熱器の配置方向が略垂直になっていることを特徴とする請求項1または2記載の洗濯乾燥機。
  4. ヒートポンプ装置吸気口の面とヒートポンプ装置排気口の面が略垂直になっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
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