JP4530594B2 - ブレーキ装置のケーブル導入構造 - Google Patents
ブレーキ装置のケーブル導入構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4530594B2 JP4530594B2 JP2001302682A JP2001302682A JP4530594B2 JP 4530594 B2 JP4530594 B2 JP 4530594B2 JP 2001302682 A JP2001302682 A JP 2001302682A JP 2001302682 A JP2001302682 A JP 2001302682A JP 4530594 B2 JP4530594 B2 JP 4530594B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- backing plate
- brake
- cable
- introduction member
- cable introduction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/14—Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2125/00—Components of actuators
- F16D2125/18—Mechanical mechanisms
- F16D2125/58—Mechanical mechanisms transmitting linear movement
- F16D2125/60—Cables or chains, e.g. Bowden cables
- F16D2125/62—Fixing arrangements therefor, e.g. cable end attachments
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はブレーキ装置に係り、特に、バッキングプレートの背後からブレーキケーブルを導入するための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バッキングプレートに配設されたブレーキシューがブレーキケーブルにより機械的に回転ドラムに押圧されて制動力を発生するブレーキ装置が、車両用パーキングブレーキなどに用いられているが、このようなブレーキ装置においてバッキングプレートの背後からブレーキケーブルをそのバッキングプレートと略平行になるように導入するための構造は、図6或いは図7に示すように構成されているのが普通である。図6は、略平坦なバッキングプレート100に取付穴102を形成するとともに、その取付穴102部分にケーブル導入部材104をボルト106により固設し、そのケーブル導入部材104にバッキングプレート100に対して傾斜するように設けられた挿通穴108内に、バッキングプレート100の背後すなわち図6(b) における下方側からブレーキケーブル110を挿入してブレーキ装置側(図6(b) の上方側)へ導くようになっている。また、ブレーキケーブル110が連結されるブレーキレバーなどを原位置に戻すリターンスプリング112が、ブレーキケーブル110と同心に配設され、その一端部がケーブル導入部材104に着座させられるようになっている。図6の(a) は、バッキングプレート100と直角な方向であってブレーキシューなどが配設されるブレーキ装置側から見た正面図で、(b) は(a) におけるB−B断面図である。
【0003】
また、図7は、バッキングプレート100に所定の傾斜部120を絞り加工によって設け、その傾斜部120に対して略垂直にケーブル導入部材122を固定したもので、ケーブル導入部材122には複数の係止爪124が設けられ、傾斜部120に設けられた取付穴126から挿入されることにより、係止爪124を介してワッタッチで離脱不能にバッキングプレート100に取り付けられるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6の場合は、ボルト106を用いてケーブル導入部材104をバッキングプレート100に固設する必要があるため、組付作業が面倒で時間が掛かる一方、図7の場合は、ワンタッチで組付作業を行うことができるものの、バッキングプレート100に過酷な絞り加工を行う必要があるため、バッキングプレート100の製造工程を増やす必要があるとともに材質が制約されてコスト高になる場合があった。
【0005】
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、バッキングプレートに過酷な絞り加工を施すことなくケーブル導入部材をワンタッチでバッキングプレートに配設できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、第1発明は、バッキングプレートに配設されたブレーキシューがブレーキケーブルにより機械的に回転ドラムに押圧されて制動力を発生するブレーキ装置において、そのバッキングプレートの背後からそのブレーキケーブルをそのバッキングプレートと略平行になるように導入するための構造であって、(a) 前記バッキングプレートに設けられた取付穴と、(b) 前記バッキングプレートの取付穴内に嵌合されるとともに、前記ブレーキケーブルが挿通させられる挿通穴がそのバッキングプレートに対して傾斜するように設けられたケーブル導入部材と、(c) 前記バッキングプレートの取付穴部分に配設され、前記ケーブル導入部材をその取付穴内に嵌合する際にそのケーブル導入部材と係合して弾性変形させられるとともに、そのケーブル導入部材が所定の組付位置まで嵌合されると、そのケーブル導入部材に設けられた係合凹所と係合させられてそのケーブル導入部材をそのバッキングプレートに位置決めする位置決めスプリングと、を有し、且つ、(d) 前記位置決めスプリングは線材を所定形状に曲げ加工したもので、略U字形状の固定部を有するとともに、そのU字形状の開口側の一対の端部に連続して一対の係合部が設けられ、前記ケーブル導入部材を挟むように両側から係合させられるようになっている一方、(e) 前記バッキングプレートには、前記固定部を前記U字形状の回曲側から挿入可能なブリッジ状の切り浮かし部、およびその切り浮かし部に挿入された回曲部が弾性変形しながら乗り越えることにより離脱不能に係合させられる切り起こし部、が設けられていることを特徴とする。
【0008】
【発明の効果】
このようなブレーキ装置のケーブル導入構造においては、バッキングプレートに設けられた取付穴内にケーブル導入部材を嵌合する際に、そのバッキングプレートに配設された位置決めスプリングがケーブル導入部材と係合して弾性変形させられるとともに、ケーブル導入部材が所定の組付位置まで嵌合されると係合凹所と係合させられ、そのケーブル導入部材がバッキングプレートに位置決めされるようになっているため、ケーブル導入部材をワンタッチでバッキングプレートに配設できる。また、ケーブル導入部材にはバッキングプレートに対して傾斜するように挿通穴が設けられ、ブレーキケーブルはその挿通穴内を挿通させられてバッキングプレートと略平行になるように導入されるため、バッキングプレートに対して必ずしも過酷な絞り加工などを行う必要がなく、バッキングプレートの絞り工程を簡素化できるとともに材質の設定の自由度が高くなってコストダウンを図ることができる。
【0009】
また、位置決めスプリングに略U字形状の固定部が設けられ、その固定部が回曲側からバッキングプレートの切り浮かし部に挿入されるとともに、弾性変形しながら切り起こし部を乗り越えることにより、バッキングプレートに離脱不能に取り付けられるため、位置決めスプリングの取付構造が簡単で安価に構成される。また、U字形状の開口側の一対の端部に連続して一対の係合部が設けられ、ケーブル導入部材を挟むように両側から係合させられてそのケーブル導入部材を位置決めするため、位置決めスプリングの姿勢が安定してケーブル導入部材を確実に位置決めできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明は、例えば(a) バッキングプレートに互いに接近離間可能に略対称的に配設された円弧形状の一対のブレーキシューと、(b) その一対のブレーキシューの一方に前記バッキングプレートに対して略垂直な軸心まわりの相対回動可能に連結されたブレーキレバーと、(c) そのブレーキレバーと他方のブレーキシューとに跨がって配設されたストラットと、を有し、(d) 前記ブレーキレバーに接続されたブレーキケーブルがバッキングプレートと略平行な方向へ引っ張られてブレーキレバーが回動させられることにより、ストラットを介して一対のブレーキシューが互いに離間させられ、車輪に配設された回転ドラムに押圧されて制動力を発生するパーキングブレーキ用或いは常用ブレーキ用の車両用ブレーキ装置に好適に適用されるが、他の車両用ブレーキ装置や車両以外のブレーキ装置にも適用され得る。ブレーキレバーとブレーキシューとの係合構造、ブレーキレバーとストラットとの係合構造は、例えばバッキングプレートに対して略垂直な連結ピンなどで連結するものでも良いが、切欠などで位置決めしつつスプリングなどで相対回動可能に当接させるだけでも良い。
【0011】
ケーブル導入部材は、例えば予めブレーキケーブルのアウタケーシングの先端に一体的に固定されるケーシングキャップにて構成され、挿通穴からブレーキケーブルが突き出した状態でバッキングプレートに取り付けられるようにすることもできるが、ケーブル導入部材を単体でバッキングプレートに取り付けた後に、挿通穴内にブレーキケーブルを挿通させるとともにアウタケーシングをケーブル導入部材に固定するようにしても良い。
【0012】
ケーブル導入部材には、バッキングプレートに対して傾斜するように挿通穴が設けられるため、略平坦なバッキングプレートに対しても適用可能であるが、バッキングプレートに絞り加工等を施して傾斜部を設け、その傾斜部にケーブル導入部材を取り付けるようにすることも可能である。
【0013】
ケーブル導入部材には、例えば任意の一直線方向の両端部に一対の係合凹所が設けられ、両側から挟むように位置決めスプリングが係合させられる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明が適用されたリーディング・トレーリング型の車両用ドラムブレーキ8を示す図で、(a) は正面図、(b) は(a) におけるB−B断面拡大図であり、車輪を回転可能に支持している車体側部材に固設されるバッキングプレート10には、円弧状を成す一対のブレーキシュー12、14がシューホールドダウン装置16、18により互いに拡開可能に設けられている。ブレーキシュー12、14は、バッキングプレート10の板面と略平行に位置するシューウェブ20と、そのシューウェブ20の外周側端縁に固着されたシューリム22と、そのシューリム22の外周面に固着されたライニング24とを備えてそれぞれ構成されている。本実施例ではブレーキシュー14がリーディングシューで、ブレーキシュー12がトレーリングシューである。車両用ドラムブレーキ8はブレーキ装置に相当する。
【0016】
一対のブレーキシュー12、14の一端部(上端部)は、バッキングプレート10に固定されたホイールシリンダ26の両端部とそれぞれ係合させられて、常用ブレーキの制動時、すなわち常用ブレーキ操作部材であるブレーキペダルの踏込み操作時には、そのホイールシリンダ26によってそれぞれ離間する方向へ拡開させられ、車輪と共に回転する回転ドラム27に押圧されて制動力を発生する。ホイールシリンダ26の近傍であってバッキングプレート10の内周側の位置には、ブレーキシュー12、14に跨がってリターンスプリング(実施例では引張コイルスプリング)28が張設され、互いに接近する方向へ付勢されているとともに、リターンスプリング28の内部を挿通するようにストラット30が配設され、非制動時にリターンスプリング28の付勢力に従って接近させられる一対のブレーキシュー12、14の接近位置(待機位置)が規定されるようになっている。なお、ブレーキシュー12、14の他端部(下端部)は、バッキングプレート10に固定されたアンカ32にそれぞれ当接させられている。
【0017】
一方のブレーキシュー12のシューウェブ20のバッキングプレート10側の面には、ブレーキレバー34がホイールシリンダ26側に位置する部分においてシューウェブ20に対して略垂直な取付軸36の軸心まわりに回動可能に取り付けられているとともに、前記ストラット30は、このブレーキレバー34と他方のブレーキシュー14とに跨がって配設されている。ブレーキレバー34の先端部(下端部)にはブレーキケーブル38が連結されており、運転席に設けられたパーキングブレーキ用の操作部材(パーキングブレーキレバーなど)が操作されてブレーキケーブル38が図1(a) の右方向へ引っ張られると、ブレーキレバー34が取付軸36の左まわりに回動させられ、ストラット30を介してブレーキシュー14が右方向へ移動させられることにより、回転ドラム27に押圧されて制動力を発生するとともに、反作用で取付軸36と共にブレーキシュー12が左方向へ移動させられ、回転ドラム27に押圧されて制動力を発生する。ブレーキレバー34は、パーキングブレーキの非作動時にはリターンスプリング28および39の作用で係合突起34aがブレーキシュー12のシューリム22に当接する一定の原位置に保持され、ブレーキシュー12はブレーキレバー34を介してストラット30により接近位置が規定される。
【0018】
ストラット30は、ブレーキレバー34を介して一方のブレーキシュー12に回転不能に係合させられた第1ストラット部材40と、他方のブレーキシュー14のシューウェブ20に回転不能に係合させられた第2ストラット部材42と、それ等のストラット部材40、42の間に回転可能に配設されたアジャスタホイール44とを備えている。円板形状のアジャスタホイール44には、雄ねじが設けられたねじ軸48および円柱形状の嵌合軸50が互いに反対方向へ突き出すように中心線上に一体的に設けられており、ねじ軸48は第1ストラット部材40に設けられたねじ穴に螺合されている一方、嵌合軸50は第2ストラット部材42に設けられた嵌合穴に相対回転可能に嵌合されている。
【0019】
上記アジャスタホイール44は、ブレーキシュー14に配設されたアジャストレバー52と共にシュー間隙自動調節機構54を構成しており、そのアジャストレバー52によってアジャスタホイール44が一方向へ回転させられると、ねじの作用で第1ストラット部材40がアジャスタホイール44から離間させられてストラット30の全長が伸長し、非制動時における一対のブレーキシュー12、14の接近位置が離間させられることにより、ライニング24の摩耗に拘らずブレーキシュー12、14と回転ドラム27との間のシュー間隙(両方の合計)が略一定に維持される。
【0020】
アジャストレバー52は、ブレーキシュー14のシューウェブ20に対して垂直な取付軸56の軸心まわりに回動可能に、シューウェブ20のバッキングプレート10側に配設されているとともに、そのブレーキシュー14との間に設けられた引張コイルスプリング58によって取付軸56の左まわりへ付勢され、常には押圧部52aが第2ストラット部材42に係合させられて、その第2ストラット部材42を第1ストラット部材40側へ付勢している。引張コイルスプリング58はレバー付勢手段に相当する。これにより、常用ブレーキの制動時に一対のブレーキシュー12、14が拡開させられる際には、その拡開に伴ってストラット30が反対側のブレーキシュー12に追従して移動させられるとともに、アジャストレバー52は、そのストラット30とブレーキシュー14との相対移動に伴って取付軸56まわりに回動させられる。アジャストレバー52の回動量は、ブレーキシュー12、14の拡開量すなわち非制動時におけるシュー間隙に対応し、その回動量が一定量を越えると先端の爪部52bがアジャスタホイール44に係合させられ、そのアジャスタホイール44を一方向へ回転させてストラット30を伸長させる。
【0021】
常用ブレーキの解除時には、リターンスプリング28の付勢力に従ってブレーキシュー14と第2ストラット部材42とが当接するまでストラット30が右方向へ移動させられるのに伴い、アジャストレバー52は引張コイルスプリング58の付勢力に抗して取付軸56の右まわりに戻り回動させられる。アジャスタホイール44の外周部には、前記一方向と反対方向へ歯先が傾斜している鋸歯が全周に設けられており、制動時(ブレーキシュー12、14の拡開時)にはアジャストレバー52の爪部52bと係合させられることによりその一方向へ回転させられるが、制動解除時のアジャストレバー52の戻り回動時には、ねじ軸48等の摩擦による回転抵抗によってアジャスタホイール44の戻り回転が阻止され、爪部52bが鋸歯を乗り越えるようになっている。
【0022】
一方、前記ブレーキケーブル38は、アウタケーシング60内を挿通させられて運転席の操作部材からバッキングプレート10の背面まで導かれているとともに、アウタケーシング60は、先端に固設されたケーシングキャップ62を介してバッキングプレート10の背面側に固定されている。図2は、ケーシングキャップ62の配設部分を示す拡大図で、(a) は図1(a) に対応する正面図、(b) は(a) におけるB−B断面図である。また、図3および図4は、それぞれ図2(a) におけるIII −III 断面図、IV−IV断面図である。これらの図において、ケーシングキャップ62にはバッキングプレート10に対して傾斜するように挿通穴64が設けられており、ブレーキケーブル38はその挿通穴64を挿通してバッキングプレート10の背後からブレーキシュー12、14等が配設された表側へ導入され、バッキングプレート10と略平行に延び出してブレーキレバー34に連結されている。また、ブレーキレバー34を原位置へ戻すリターンスプリング39は圧縮コイルスプリングで、ブレーキケーブル38と同心に配設されているとともに、ブレーキレバー34と反対側の端部がケーシングキャップ62に着座させられている。ケーシングキャップ62はケーブル導入部材に相当する。
【0023】
ケーシングキャップ62は、その一部がバッキングプレート10に設けられた取付穴66内に背面側から嵌合されており、予めバッキングプレート10に配設された位置決めスプリング68によって位置決め固定されている。位置決めスプリング68は、ばね鋼などから成る断面が円形の線材を所定形状に曲げ加工したもので、略U字形状の固定部68aを備えている一方、バッキングプレート10には、ブリッジ状の切り浮かし部70および切り起こし部72が設けられており、固定部68aがその回曲側から切り浮かし部70内に挿入されるとともに弾性変形しながら切り起こし部72を乗り越えることにより、バッキングプレート10に離脱不能に取り付けられている。固定部68aのU字形状の開口側の一対の端部には、切り浮かし部70よりも広く離間するようにクランク状に一対の係合部68b、68cが設けられ、バッキングプレート10の表面に略接する状態で取付穴66の端部付近を通過するように延び出しており、ケーシングキャップ62の長手方向の両端部に設けられた係合凹所62a、62bと係合させられることにより、そのケーシングキャップ62をバッキングプレート10に固定している。一方の係合凹所62aには係合部68bのみが嵌め入れられているが、段部62dとバッキングプレート10との係合で、ケーシングキャップ62が確実にバッキングプレート10に固定されるようになっている一方、他方の係合凹所62bには係合部68bと共にバッキングプレート10が嵌め入れられて、ケーシングキャップ62をバッキングプレート10に位置決め固定している。なお、係合部68b、68cの先端部は、それぞれバッキングプレート10から略直角に立ち上がるように曲げ加工されており、その先端部を把持することにより容易に固定部68aを切り浮かし部70内に挿入できるようになっている。
【0024】
そして、上記ケーシングキャップ62をバッキングプレート10に接続する際には、先ず図5に示すように係合凹所62b側を取付穴66内に嵌合するとともに、その係合凹所62b内に係合部68cと共にバッキングプレート10を嵌め入れる。その後、その係合凹所62bを支点として、矢印Aで示すようにケーシングキャップ62を左まわりに回動させながら係合凹所62a側を取付穴66内に嵌合する。この時、係合部68bはケーシングキャップ62の傾斜面62cに摺接して外側へ弾性変形させられ、ケーシングキャップ62が所定の組付位置まで嵌合されると、係合凹所62aがバッキングプレート10上に突き出して係合部68bが嵌め入れられるとともに、段部62dがバッキングプレート10と係合させられて、ケーシングキャップ62の係合凹所62a側がバッキングプレート10に位置決め固定される。なお、図5のように、予めケーシングキャップ62のみをバッキングプレート10に取り付けることもできるが、アウタケーシング60の先端にケーシングキャップ62を固設した状態でバッキングプレート10に取り付けるようにしても良い。
【0025】
このように本実施例では、ケーシングキャップ62の係合凹所62b側を取付穴66内に嵌合して係合凹所62b内に係合部68cおよびバッキングプレート10を嵌め入れた状態で、その係合凹所62bを支点として係合凹所62a側を取付穴66内に嵌合することにより、位置決めスプリング68の係合部68bがケーシングキャップ62の傾斜面62cと係合して外側へ弾性変形させられるとともに、ケーシングキャップ62が所定の組付位置まで嵌合されると係合凹所62a内に係合部68bが嵌め入れられ、反対側の係合凹所62bとバッキングプレート10および係合部68cとの係合と相まって、ケーシングキャップ62がバッキングプレート10に位置決め固定されるため、ケーシングキャップ62をワンタッチで容易且つ迅速にバッキングプレート10に接続できる。このため、必ずしもブレーキメーカー側でブレーキケーブル38を車両用ドラムブレーキ8に組み付ける必要がなく、自動車メーカー側で車両用ドラムブレーキ8を車体に組み付けるとともに、ケーシングキャップ62の組付けと同時にブレーキケーブル38を車両用ドラムブレーキ8に接続することが可能で、組付けの自由度が高くなる。
【0026】
また、ケーシングキャップ62にはバッキングプレート10に対して傾斜するように挿通穴64が設けられ、ブレーキケーブル38はその挿通穴64内を挿通させられてバッキングプレート10と略平行になるように導入されるため、バッキングプレート10に対して過酷な絞り加工などを行う必要がなく、本実施例では平坦なままのバッキングプレート10に対してケーシングキャップ62を接続するようになっているため、バッキングプレート10の絞り工程を簡素化できるとともに材質の設定の自由度が高くなってコストダウンを図ることができる。
【0027】
また、位置決めスプリング68にU字形状の固定部68aが設けられ、その固定部68aが回曲側からバッキングプレート10の切り浮かし部70に挿入されるとともに、弾性変形しながら切り起こし部72を乗り越えることにより、バッキングプレート10に離脱不能に取り付けられるため、位置決めスプリング68の取付構造が簡単で安価に構成される。
【0028】
また、固定部68aのU字形状の開口側の一対の端部に連続して一対の係合部68bおよび68cが設けられ、ケーシングキャップ62を長手方向の両側から挟むように係合させられてそのケーシングキャップ62を位置決めするため、位置決めスプリング68の姿勢が安定してケーシングキャップ62を確実に位置決めできる。
【0029】
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたリーディング・トレーリング型ドラムブレーキを示す図で、(a) は正面図、(b) は(a) のB−B断面拡大図である。
【図2】図1のドラムブレーキに対してブレーキケーブルを導入する部分を拡大して示す図で、(a) は図1(a) に対応する正面図、(b) は(a) におけるB−B断面図である。
【図3】図2の(a) におけるIII −III 断面図である。
【図4】図2の(a) におけるIV−IV断面図である。
【図5】図1のドラムブレーキのバッキングプレートにブレーキケーブルのケーシングキャップを組み付ける手順を説明する図である。
【図6】従来のブレーキケーブルの導入構造を示す図で、(a) は正面図、(b) は(a) におけるB−B断面図である。
【図7】従来のブレーキケーブルの導入構造の別の例を示す図である。
【符号の説明】
8:車両用ドラムブレーキ(ブレーキ装置) 10:バッキングプレート 12、14:ブレーキシュー 27:回転ドラム 38:ブレーキケーブル 62:ケーシングキャップ(ケーブル導入部材) 62a、62b:係合凹所 64:挿通穴 66:取付穴 68:位置決めスプリング 68a:固定部 68b、68c:係合部 70:切り浮かし部 72:切り起こし部
Claims (1)
- バッキングプレートに配設されたブレーキシューがブレーキケーブルにより機械的に回転ドラムに押圧されて制動力を発生するブレーキ装置において、該バッキングプレートの背後から該ブレーキケーブルを該バッキングプレートと略平行になるように導入するための構造であって、
前記バッキングプレートに設けられた取付穴と、
前記バッキングプレートの取付穴内に嵌合されるとともに、前記ブレーキケーブルが挿通させられる挿通穴が該バッキングプレートに対して傾斜するように設けられたケーブル導入部材と、
前記バッキングプレートの取付穴部分に配設され、前記ケーブル導入部材を該取付穴内に嵌合する際に該ケーブル導入部材と係合して弾性変形させられるとともに、該ケーブル導入部材が所定の組付位置まで嵌合されると、該ケーブル導入部材に設けられた係合凹所と係合させられて該ケーブル導入部材を該バッキングプレートに位置決めする位置決めスプリングと、
を有し、且つ、前記位置決めスプリングは線材を所定形状に曲げ加工したもので、略U字形状の固定部を有するとともに、該U字形状の開口側の一対の端部に連続して一対の係合部が設けられ、前記ケーブル導入部材を挟むように両側から係合させられるようになっている一方、
前記バッキングプレートには、前記固定部を前記U字形状の回曲側から挿入可能なブリッジ状の切り浮かし部、および該切り浮かし部に挿入された回曲部が弾性変形しながら乗り越えることにより離脱不能に係合させられる切り起こし部、が設けられている
ことを特徴とするブレーキ装置のケーブル導入構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001302682A JP4530594B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | ブレーキ装置のケーブル導入構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001302682A JP4530594B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | ブレーキ装置のケーブル導入構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003106351A JP2003106351A (ja) | 2003-04-09 |
| JP4530594B2 true JP4530594B2 (ja) | 2010-08-25 |
Family
ID=19122881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001302682A Expired - Fee Related JP4530594B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | ブレーキ装置のケーブル導入構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4530594B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59174614U (ja) * | 1983-04-30 | 1984-11-21 | 株式会社 興和製作所 | レバ−とノブの差込結合構造 |
| JPS62199542U (ja) * | 1986-06-09 | 1987-12-18 | ||
| JP2545898Y2 (ja) * | 1991-06-17 | 1997-08-27 | トキコ株式会社 | ドラムブレーキ |
| JP2589454Y2 (ja) * | 1993-06-28 | 1999-01-27 | 曙ブレーキ工業株式会社 | パーキングケーブル用口金とドラムブレーキの裏板との連結構造 |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001302682A patent/JP4530594B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2003106351A (ja) | 2003-04-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6508341B1 (en) | Parking brake device for vehicle | |
| EP0908641A1 (en) | Drum brake device | |
| JP4530594B2 (ja) | ブレーキ装置のケーブル導入構造 | |
| JP4672130B2 (ja) | シュー間隙自動調節機構付きドラムブレーキ | |
| US6065571A (en) | Drum brake system and device | |
| JP2000163147A (ja) | ペダルブラケットの構造 | |
| US6679354B1 (en) | Actuator mechanism for drum in hat brake | |
| EP1108916A2 (en) | Brake cable mounting structure for a drum brake | |
| JP4597345B2 (ja) | ドラムブレーキ | |
| JP4540820B2 (ja) | ドラムブレーキ、およびブレーキシュー | |
| JP4540836B2 (ja) | ドラムブレーキ | |
| JP2002168274A (ja) | ドラムブレーキ | |
| JP2628791B2 (ja) | 自動調節装置を備えた機械作動形ブレーキ | |
| JP3553590B2 (ja) | ドラムブレーキアクチュエータ | |
| US8250946B2 (en) | Parking brake for a vehicle | |
| JP3910460B2 (ja) | ドラムブレーキのケーブルガイド | |
| JP3660507B2 (ja) | ディスクブレーキ | |
| JP4224288B2 (ja) | 制動部材及び摩擦部材の固定方法 | |
| JP2003021180A (ja) | シュー間隙自動調節機構付ドラムブレーキ | |
| JP4467848B2 (ja) | シュー間隙自動調節機構付ドラムブレーキ | |
| JPH0527719Y2 (ja) | ||
| JPH0129296Y2 (ja) | ||
| JP2002098180A (ja) | シュー間隙自動調節機構付き車両用ドラムブレーキ | |
| JP2002048172A (ja) | シュー間隙自動調節機構付ドラムブレーキ | |
| JPS5814254Y2 (ja) | ドラムブレ−キ装置の自動間隙調整装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080708 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100316 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100323 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100427 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100525 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100608 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618 Year of fee payment: 3 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |