JP4529820B2 - 画像処理装置およびその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置およびその方法に関し、特に、カラー画像データの地肌を検出して、その地肌を有効に除去することができるようにした画像処理装置およびその方法に関する。
近年、デジタルカメラの普及に伴い、黒板やホワイトボードに書き込まれた情報や掲示物、チラシ、雑誌、新聞の一部情報や名刺等をデジタルカメラで撮影して情報を記録するケースが見受けられる。
これには、デジタルカメラの性能が向上し、解像度が上昇して可搬性良く出先で簡単に撮影対象を撮影して情報を記録することができるようになった要因が考えられる。
従来は、チラシ、雑誌等の紙面の情報を記録する際には、半固定式のスキャナーが用いられ、その際には、均一なライティング(照明)状態が得られた。
しかし、デジタルカメラで情報を記録する際には、撮影時に常に均一なライティング状態を得ることは難しく、そのような均一でないライティング状態により撮影された画像にはムラが生じてしまう。
また、紙の原稿等をデジタルカメラで撮影した場合には、画像データに紙の地肌も撮影されて汚くなってしまう。
ムラのあるカラー画像データは、カラーコピー、カラースキャン等でも、撮影された画像データ中の地肌を除去することは困難である。
撮影された画像データの地肌を除去する従来技術として、特許文献1に示すように、貼り合せ原稿等の地肌の画像データを示す地肌レベルが急激に変化する場合や地肌レベルが連続的に変化するようなムラのある原稿であっても、原稿のエリア毎に地肌レベルを検知し、自然な地肌除去処理をすることができる画像処理装置が提案されている。
なお、特許文献1に記載された技術においては、貼り合せ原稿に対する地肌除去処理として、検出する地肌レベルを急激に切り替える方式が提案され、また、ムラのある原稿に対する地肌除去処理として、地肌レベルが徐々に連続的に変化するように調整する方式が提案されている。
特開2002−247363号公報
しかし、特許文献1に記載された技術においては、原稿の画像データの濃度値だけに注目して処理を行うため、それぞれの画素が色空間のチャンネルの値で表現されるカラー画像データへの対応がなされていなかった。
それで、例えば、RGBの色空間で表現されるカラー画像データの場合に、R、G、Bのそれぞれのチャンネルに対して特許文献1に示す発明を適用すると、色合いが変わる、色滲みが発生する等の不都合が生じた。
そこで、この発明は、原稿の画像データがカラーであっても、カラー画像データの地肌を検出して、その地肌を有効に除去することができる画像処理装置およびその方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する為、請求項1の発明の画像処理装置は、画像データを入力する画像データ入力手段と、前記画像データ入力手段で入力した画像データを所定の色空間における各チャンネルのデータに変換する変換手段と、前記変換手段で変換された前記各チャンネルのデータからそれぞれ地肌レベルを検出する地肌検出手段と、前記地肌検出手段で検出した前記各チャンネルの地肌レベルに基づき各チャンネルの地肌除去レベルを算出する算出手段と、前記所定の色空間における各チャンネルの優先順位を操作者より受け付ける優先順位受付手段と、前記優先順位が第1位のチャンネルの前記算出手段で算出された地肌除去レベルと、地肌除去処理対象画素の該第1位のチャンネルのデータとに基づき当該地肌除去処理対象画素が地肌である可能性があるか否かを判断する第1の判断手段と、前記第1の判断手段で当該地肌除去処理対象画素が地肌である可能性があると判断された場合に、前記優先順位が第2位のチャンネルの前記算出手段で算出された地肌除去レベルと当該地肌除去処理対象画素の当該第2位のチャンネルのデータとに基づき当該地肌除去処理対象画素が地肌である否かの判断を行う第2の判断手段と、前記第2の判断手段で当該地肌除去処理対象画素が地肌であると判断された場合に、当該地肌除去処理対象画素の前記優先順位が第1位以外のチャンネルのデータに対する前記画像データの地肌除去処理を実行する第1の地肌除去処理手段と、前記第2の判断手段で当該地肌除去処理対象画素が地肌であると判断されない場合、或いは、前記第1の判断手段で当該地肌除去処理対象画素が地肌である可能性がないと判断された場合に、当該地肌除去処理対象画素の前記優先順位が第1位以外のチャンネルのデータに対する前記画像データの地肌除去処理を実行する第2の地肌除去処理手段と、前記第1の地肌除去処理手段或いは前記第2の地肌除去処理手段で前記画像データの地肌除去処理がされた各チャンネルのデータに基づき地肌が除去された画像データを生成する生成手段とを具備するように構成される。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記画像データ入力手段で入力した画像データを複数の領域に分割する領域分割手段を更に具備し、前記地肌検出手段による地肌レベルの検出および前記算出手段による地肌除去レベルの算出および、前記第1の地肌除去処理手段による地肌除去処理或いは前記第2の地肌除去処理手段による地肌除去処理を前記領域分割手段で分割された領域毎に行うように構成される。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記所定の色空間における各チャンネルは、色相を表すHチャンネルと、明度式を表すIチャンネルと、彩度を表すSチャンネルとからなり、前記優先順位受付手段は、前記Hチャンネルを第1の優先順位、前記Iチャンネルを第2の優先順位、前記Sチャネンルを第3の優先順位と受け付け前記第1の判断手段は、前記地肌除去処理対象画素の前記Hチャンネルのデータが所定の範囲内である場合に当該地肌除去処理対象画素を地肌と判断し、前記第2の判断手段は、前記地肌除去処理対象画素の前記Iチャンネルのデータが当該チャンネルの地肌除去レベルより低い場合は、当該地肌除去処理対象画素を地肌と判断するように構成される。
また、請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記第1の地肌除去処理手段は、前記地肌除去処理対象画素の前記Iチャンネルのデータおよび前記地肌除去処理対象画素の前記Sチャンネルのデータを最小の値にすることにより当該地肌除去処理対象画素に対する前記画像データの地肌除去処理を実行し、前記第2の地肌除去処理手段は、前記地肌除去処理対象画素の前記Iチャンネルのデータを前記Iチャンネルの地肌レベルにしたがって下げるとともに、前記地肌除去処理対象画素の前記Sチャンネルのデータを前記Iチャンネルの当該地肌除去処理対象画素のデータの下げ量に対応して下げることにより当該地肌除去処理対象画素に対する前記画像データの地肌除去処理を実行するように構成される。
また、請求項5の発明の画像処理方法は、所定の色空間における各チャンネルの優先順位を操作者より優先順位受付手段により受け付け、画像データを画像データ入力手段により入力し、前記画像データ入力手段で入力した画像データを前記所定の色空間における各チャンネルのデータに変換手段により変換し、前記変換手段で変換された前記各チャンネルのデータからそれぞれ地肌レベルを地肌検出手段により検出し、前記地肌検出手段で検出した前記各チャンネルの地肌レベルに基づき各チャンネルの地肌除去レベルを算出手段により算出し、前記優先順位が第1位のチャンネルの前記算出手段で算出された地肌除去レベルと、地肌除去処理対象画素の該第1位のチャンネルのデータとに基づき当該地肌除去処理対象画素が地肌である可能性があるか否かを第1の判断手段で判断し、前記第1の判断手段で当該地肌除去処理対象画素が地肌である可能性があると判断された場合に、前記優先順位が第2位のチャンネルの前記算出手段で算出された地肌除去レベルと当該地肌除去処理対象画素の当該第2位のチャンネルのデータとに基づき当該地肌除去処理対象画素が地肌である否かの判断を第2の判断手段により行い、更に、前記第2の判断手段で当該地肌除去処理対象画素が地肌であると判断された場合に、当該地肌除去処理対象画素の前記優先順位が第1位以外のチャンネルのデータに対する前記画像データの地肌除去処理を第1の地肌除去処理手段により実行し、前記第2の判断手段で当該地肌除去処理対象画素が地肌であると判断されない場合、或いは、前記第1の判断手段で当該地肌除去処理対象画素が地肌である可能性がないと判断された場合に、当該地肌除去処理対象画素の前記優先順位が第1位以外のチャンネルのデータに対する前記画像データの地肌除去処理を第2の地肌除去処理手段により実行し、前記第1の地肌除去処理手段或いは前記第2の地肌除去処理手段で前記画像データの地肌除去処理された各チャンネルのデータに基づき地肌が除去された画像データを生成する。
本発明の画像処理装置およびその方法によれば、画像データを入力する画像データ入力手段と、前記画像データ入力手段で入力した画像データを所定の色空間における各チャンネルのデータに変換する変換手段と、前記変換手段で変換された前記各チャンネルのデータからそれぞれ地肌レベルを検出する地肌検出手段と、前記地肌検出手段で検出した前記各チャンネルの地肌レベルに基づき各チャネルの地肌除去レベルを算出する算出手段と、前記算出手段で算出した各チャネルの地肌除去レベルに基づき前記各チャンネル毎に地肌除去処理を行う地肌除去手段と、前記地肌除去手段で地肌除去処理された各チャンネルのデータに基づき地肌が除去された画像データを生成する生成手段とを具備するように構成したので、カラー画像データの地肌を示す画像情報を検出して、その地肌を有効に除去することができるという効果を奏する。
以下、本発明に係わる画像処理装置およびその方法の実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる画像処理装置における構成について示したブロック図である。
本発明に係わる画像処理装置は、パーソナルコンピュータに、カラー画像用地肌検出部101、カラー画像用地肌除去部102、ユーザ指示部103、処理速度吸収用メモリ104、HIS空間変換部105、RGB空間変換部106を備えて構成される。
カラー画像用地肌検出部101は、地肌レベル検出部107と地肌除去レベル算出部108を有している。
地肌レベル検出部107は、処理速度吸収用メモリ104に入力されたHIS(Hue Intensity Saturation)空間で表されるカラー画像データを地肌の分布に応じて複数のエリアに分割し、分割されたエリア毎にエリア内に存在する画素のHIS空間のH(色相)、I(明度)、S(彩度)の各チャンネル毎の値によって、ヒストグラムを作成する。
作成したヒストグラムから、地肌レベルとして閾値をH、I、Sの各チャンネル毎に決定し、また、ユーザ指示部103より入力される地肌除去の優先順位が1位のチャンネルについては、地肌レベルとして地肌の範囲を示す範囲値を決定する。
このように作成したヒストグラムより、地肌レベルとして閾値と範囲値を決定する。
閾値は、作成したヒストグラムをH、I、S毎に作成し頻度最大値をもって閾値と決定するが、他に、作成したヒストグラムを解析して決定するやり方や、エリア内のH、I、Sの各チャンネルのそれぞれの平均値、中間値を計算して算出した値を閾値と決定するやり方も可能である。
範囲値は、閾値からの幅であり、ユーザ指示部103よりユーザの所望する地肌除去基準がカラー画像用地肌検出部101に送られ、送られた地肌除去基準に応じて地肌レベル検出部107に予め設定されているデータ列から決定される。
そして、検出された地肌レベルは、カラー画像用地肌検出部101内の地肌除去レベル算出部108により、入力カラー画像データがムラ原稿や貼り合せ原稿の場合に対応して、地肌レベルを調整して地肌除去レベルが算出される。
地肌除去レベル算出部108で、入力カラー画像データがムラ原稿の場合には、分割されたエリアのチャンネル毎の地肌レベルが徐々に連続的に変化するように調整する方式が行われ、貼り合せ原稿の場合には、分割されたエリアのチャンネル毎の地肌レベルが急激に切り替えられる方式によって調整が行われて、分割されたエリアにおけるチャンネル毎に地肌除去レベルが算出される。
カラー画像用地肌除去部102は、カラー画像用地肌検出部101から送られた地肌除去レベルを元に処理速度吸収用メモリ104に保存されているカラー画像データの地肌除去処理を行う。
カラー画像用地肌除去部102に送られる情報は、地肌除去レベル算出部108で地肌除去レベルが算出された後に、カラー画像用地肌検出部101から、地肌除去レベルである各チャンネル毎の閾値と、優先順位が1位のチャンネルの範囲値と、優先して地肌除去するチャンネルの優先順位とが送られる。
カラー画像用地肌除去部102において地肌除去されるカラー画像データは、処理速度吸収用メモリ104からカラー画像用地肌除去部102に送られる。
ユーザ指示部103は、地肌除去する強弱を地肌除去基準として、ユーザが地肌除去基準を強、中、弱で入力したり、場合によっては、範囲値をユーザが直接入力したり、地肌レベルを表す範囲値を自動で決定する選択の入力をユーザが行う。
また、ユーザ指示部103から、地肌除去処理が行われる際に、優先して地肌除去を行うH、I、Sのチャンネルの優先順位が、ユーザによって入力される。
処理速度吸収用メモリ104は、地肌除去処理されるHISの色空間で表現されるカラー画像データが入力され、表現されるカラー画像データが、カラー画像用地肌検出部101で閾値と範囲値が検出される際に、処理速度を上げる為に、地肌除去の対象となるカラー画像データを処理速度吸収用メモリ104内に保存する処理を行う。
HIS空間変換部105は、地肌除去の対象となるカラー画像データがRGB(Red Green Blue)の色空間で表現されている場合に、RGBの色空間で表現されているカラー画像データをHISの色空間で表現するように、RGBからHISへの色空間の変換処理を行う。
HIS空間変換部105で変換されたカラー画像データはHISの色空間で表され、H、I、Sの各チャンネルの値がともに0から255へ拡張されて処理速度吸収用メモリ104に送られる。
RGB空間変換部106は、カラー画像用地肌除去部102によって地肌が除去されたHISの色空間で表現されるカラー画像データを、RGBの色空間で表現されるように変換する処理を行う。
このように、本発明に係わる画像処理装置には、RGBの色空間によって表現されたカラー画像データがHIS空間変換部105に入力され、HIS空間変換部105において入力カラー画像データの色空間がRGBからHISに変換されて処理速度吸収用メモリ104に保存される。
そして、ユーザ指示部103より入力された地肌除去基準等の情報により、カラー画像用地肌検出部101内で地肌除去レベルが算出され、カラー画像用地肌除去部102で入力カラー画像データの地肌除去処理が行われ、RGB空間変換部106でHIS空間からRGB空間に変換されて、地肌除去処理されたRGB空間のカラー画像データが生成される。
次に、カラー画像データが地肌の分布に応じて複数のエリアに分割されて、分割されたエリアのうちの1つのエリア内に存在するM×N(縦×横)個の画素について図2を参照して説明を行う。
図2は、カラー画像データが地肌の分布に応じて複数のエリアに分割されて、1つのエリア内に存在するM×N個の画素について示す模式図である。
図2に示すように、カラー画像データは、複数のエリアに分割され、1つのエリアであるエリア201内にはM×N個の画素が存在する。
カラー画像用地肌検出部101ないの地肌レベル検出部107において、1つのエリア内に存在するM×N個の画素のH、I、Sの各チャンネルの値についてヒストグラムが形成されて、地肌レベルである閾値と範囲値とが求められる。
次に、処理速度吸収用メモリ104に保存されたカラー画像データの分割されたエリアのうちの1つのエリア内に存在するM×N個の画素のH、I、Sの各チャンネルの値によって形成されるヒストグラムについて図3を参照して説明する。
図3は、処理速度吸収用メモリ104に保存されたカラー画像データの分割されたエリアのうちの1つのエリア内に存在するM×N個の画素のH、I、Sの各チャンネルの値によって形成されるヒストグラムである。
図3(a)は、処理速度吸収用メモリ104に保存されたカラー画像データの分割されたエリアのうちの1つのエリア内に存在するM×N個の画素のHのチャンネルの値で形成されるヒストグラム、図3(b)は、処理速度吸収用メモリ104に保存されたカラー画像データの分割されたエリアのうちの1つのエリア内に存在するM×N個の画素のIのチャンネルの値で形成されるヒストグラム、図3(c)は、処理速度吸収用メモリ104に保存されたカラー画像データの分割されたエリアのうちの1つのエリア内に存在するM×N個の画素のSのチャンネルの値で形成されるヒストグラムである。
処理速度吸収用メモリ104に保存されたカラー画像データの分割されたエリアのうちの1つのエリアには、図2を参照して説明したように、M×N個の画素が存在し、M×N個の画素の各画素のH、I、Sの各チャンネルの値によってH、I、S毎にヒストグラムが形成される。
1つのエリアについてのH、I、S毎のヒストグラムはカラー画像用地肌検出部101において形成され、カラー画像データの地肌を除去する為に必要な地肌レベルを示す閾値と範囲値とが形成された各ヒストグラムより求められる。
図3に示すように、1つのエリアにおける画素のH、I、Sの各チャンネルによるヒストグラムが形成され、形成されたヒストグラムの山を形成する値である、エリア内の画素において使用される頻度の高いH、I、Sの値が、閾値として地肌レベル検出部107で決定される。
例えば、図3(a)に示すHについてのヒストグラムにおいては、ヒストグラムにおいて山を形成しているHの値がk(301)であり、ヒストグラムが形成されたエリア内で使用される頻度が最も高いので、Hについての閾値はk(301)となる。
他のチャンネルであるS、Iの閾値についても同様に求められ、図3(b)に示すSについてのヒストグラムと図3(c)に示すIについてのヒストグラムから、使用される頻度の高いS、Iの値がそれぞれのチャンネルの閾値として求められる。
次に、カラー画像用地肌検出部101において、カラー画像データが分割されたエリアのうちの1つのエリアにおいて、H、I、Sに関する閾値を決定する他のやり方について図4を参照して説明を行う。
図4は、カラー画像用地肌検出部101において、カラー画像データが分割されたエリアのうちの1つのエリアにおいて、H、I、Sの各チャンネルの閾値を決定するやり方の1つであって、作成されたヒストグラムに解析を行って各チャンネルの閾値を決定するやり方について示したヒストグラムである。
カラー画像データが分割されたエリアのうちの1つのエリアにおいて、H、I、Sの各チャンネルの閾値を決定するやり方は、H、I、S毎にヒストグラムを作成して頻度最大値を閾値とするやり方を説明したが、それ以外に、作成されたヒストグラムを他の解析手法により解析して閾値を決定することも可能である。
例えば、他の解析手法として、図4に示すようにエリア内の1つのチャンネルについてのヒストグラムに2つの山が形成された状態となった場合には、1つの山を示す値p(401)ともう1つの山を示す値q(402)との中間地であるr(403)を閾値とする解析手法も可能である。
このように、エリア内の画素について、H、I、Sの各チャンネル毎にヒストグラムを形成して、頻度最大値を閾値とするやり方以外に、ヒストグラムを解析して閾値を決定することができる。
次に、カラー画像用地肌検出部101内の地肌レベル検出部107で検出される地肌レベルの色空間における範囲を示す範囲値について図5を参照して説明を行う。
図5は、カラー画像用地肌検出部101内の地肌レベル検出部107で検出される地肌レベルの色空間における範囲を示す範囲値について示すヒストグラムである。
図5に示すように、ユーザ指示部104より入力される、優先して地肌除去するH、I、Sのチャンネルの優先順位において最優先順位となったチャンネルについてのヒストグラムより頻度最大値を閾値として、閾値β(501)が求められる。
そして、閾値β(501)を中心として、次に説明する−α1(502)、+α2(503)を地肌除去対象となる地肌レベルの色空間における範囲を示す範囲値として、β−α1からβ+α2までが地肌除去処理される地肌除去範囲となる。
次に、地肌除去処理される地肌レベルを示す範囲値となるα1(502)、α2(503)の求め方について図6を参照して説明を行う。
図6は、ユーザ指示部103に属する、ユーザが地肌除去基準の強弱を入力するユーザインタフェース画面の一例であるユーザインタフェース画面601の画面構成図である。
図6に示すように、ユーザインタフェース画面601より、カラー画像データの地肌除去処理を行うユーザによってカラー画像データの地肌を除去するレベルの強さが強、中、弱より選択される。
ユーザによって地肌除去基準が選択されると、選択されたレベルがユーザ指示部103からカラー画像用地肌検出部101内の地肌レベル検出部107に送られ、カラー画像用地肌検出部101内に予め設定されているデータ列より、地肌除去処理される地肌レベルを示す範囲値となるα1(502)、α2(503)の値が決定される。
すなわち、地肌除去基準が「強」が選択された場合には、地肌除去処理される地肌レベルである範囲値となるα1(502)、α2(503)の値が大きく設定されることで、地肌除去処理される地肌の範囲が広くなり、広い範囲の地肌が除去されることになる。
地肌除去処理される地肌レベルを示す範囲値となるα1(502)、α2(503)を求める他のやり方としては、ユーザ指示部103からα1(502)、α2(503)の値が直接入力されてもよい。
ユーザ指示部103からα1(502)、α2(503)の値が直接入力される場合には、α1(502)、α2(503)の値が入力される図示しないユーザインタフェース画面よりユーザによって入力が行われる。
また、地肌除去処理される地肌レベルの範囲値となるα1(502)、α2(503)を求める他のやり方として、カラー画像用地肌検出部101で、作成されたヒストグラムにおける山の麓が自動的に検出されて、1つの山の麓から山の頂点を挟んで向かい側の麓までを地肌を表す範囲として、範囲値であるα1(502)、α2(503)を決定するやり方も可能である。
地肌除去処理される地肌レベルの範囲値となるα1(502)、α2(503)をヒストグラムの山の麓から自動的に検出して求めるやり方は、ユーザ指示部103より、α1(502)、α2(503)が自動で求めることが選択される図示しないユーザインタフェース画面よりユーザによって選択される。
なお、地肌除去処理される地肌除去範囲を示す範囲値は閾値からの幅としてα1(502)、α2(503)を求めるのではなく、色空間における範囲を範囲値をしてもよい。
つまり、上述の例では、α1(502)、α2(503)を範囲値としたが、範囲を示すβ−α1、β+α2を範囲値として、地肌を示す範囲がβ−α1からβ+α2であるとしてもよい。
次に、カラー画像用地肌除去部102で行われる地肌除去処理について説明を行う。
カラー画像用地肌検出部101内の地肌レベル検出部107で地肌レベルが検出された後、入力された地肌除去されるカラー画像データが貼り合せ原稿やムラ原稿の場合でも自然な地肌除去処理ができるように、地肌除去レベル算出部108で、検出された地肌レベルが調整されて地肌除去レベルが算出され、カラー画像用地肌検出部101からカラー画像用地肌除去部102に、算出された地肌除去レベルであるH、I、Sの各チャンネルの閾値と、優先して地肌除去を行うH、I、Sのチャンネルの優先順位と、地肌除去レベルである閾値からの範囲値とが送られる。
カラー画像用地肌除去部102は、処理速度吸収用メモリ104に保存されたカラー画像データより、カラー画像用地肌検出部101から受け取った数値を基にして地肌除去処理を行う。
ここで、地肌除去処理されるカラー画像データの分割されたエリアの1つのエリアに存在するM×N個の画素のうちの、地肌除去処理が行われる1つの画素に注目して、該画素のHISの値をそれぞれHn、In、Snとして、該画素に行われる地肌除去処理について説明を行う。
処理速度吸収用メモリ104に保存されたカラー画像データの地肌除去処理は、分割されたエリア内に存在するM×N個の画素すべてに地肌除去処理が行われて、エリア内の地肌除去処理が行われる。
1つのエリアに行われる地肌除去処理が全てのエリアについて行われて、処理速度吸収用メモリ104に保存されたカラー画像データの地肌除去処理が行われる。
カラー画像用地肌検出部101よりカラー画像用地肌除去部102に送られた情報は、ユーザ指示部103より入力されたチャンネルの優先順位がH、I、Sの順番であり、地肌除去処理されるエリア内のH、I、S毎の地肌除去レベルである閾値がそれぞれH_Histmax、I_histmax、S_histmaxであり、そして、優先順位の一番高いHについての地肌除去処理が行われる地肌を示す範囲である地肌除去レベルである範囲値をH_α1からH_α2であるとして説明を行う。
なお、Hは色相であるため、実際の値は、0、1、2、・・・254、255、0、1・・・というようにリング構造をとるので、H_α1が254、H_α2が10の時には、地肌除去処理が行われる地肌を示す範囲は、254、255、0、1、・・・9、10となる。
地肌除去処理が行われるエリア内の1つの画素に行われる地肌除去処理を示す処理フローについて図7を参照して説明する。
図7は、地肌除去処理が行われるエリア内の1つの画素について行われる地肌除去処理の処理フローを示したフローチャートである。
まず、ユーザ指示部103より地肌除去を行うチャンネルの優先順位である、H、I、Sの順番が受け付けられる(ステップ701)。
次に、カラー画像用地肌検出部101内の地肌レベル検出部107で、処理速度吸収用メモリ104に入力されたHIS空間で表されるカラー画像データが図2を参照して説明したように複数のエリアに分割され、分割されたエリアのうちの1つのエリア内に存在する画素のH、I、Sの各チャンネルの値によってヒストグラムが形成されH、I、Sの各チャンネル毎に地肌レベルである閾値と地肌レベルである範囲値が決定され(ステップ702)、さらに、カラー画像用地肌検出部101内の地肌除去レベル算出部108で、地肌除去レベルが各チャンネル毎の閾値にH_Histmax、I_histmax、S_histmaxと算出され、そして、ユーザ指示部103より受け付けた優先順位が1位のチャンネルについて地肌を示す範囲がH_α1からH_α2であるとして算出される(ステップ703)。
そして、カラー画像用地肌除去部102において、分割されたエリア内の1つの画素の画素値はHn、In、Snであり、優先順位はH、I、Sの順番なので、優先順位が1位のチャンネルであるHのチャンネルについての判断が行われ(ステップ704)、そしてHについての判断結果に応じて2位のIのチャンネルについての判断が行われ(ステップ705)、ステップ704、705の結果に応じてチャンネルH、I、Sについて地肌除去処理された値が求められる(ステップ706若しくはステップ707)。
なお、ステップ704で行われる優先順位が1位のチャンネルについての判断は、地肌除去処理が行われる画素の画素値が地肌を表す範囲に含まれているかどうかによって行われる。
つまり、優先順位1位のチャンネルであるHについて、画素値であるHnが、H_α1<Hn<H_α2となっているかどうかの判断が行われる。
また、ステップ705で行われる優先順位が2位のチャンネルについての判断は、地肌除去処理が行われる画素の画素値が地肌レベルである閾値以下であるかどうかによって行われる。
つまり、優先順位2位のチャンネルであるIについて、画素値であるInが、In<I_histmaxとなっているかどうかの判断が行われる。
優先順位1位のチャンネルについての判断がYESである場合、つまり、H(色相)の値であるHnが、H_α1<Hn<H_α2となっている場合には(ステップ704でYES)、処理される画素は地肌の可能性があると判断されてステップ705に進み、次に、ステップ705において、優先順位2位のチャンネルであるI(明度)についての判断が行われ、Iの値であるInが、In<I_histmaxとなっているかどうかが判断される。
優先順位2位のチャンネルについての判断がYESである場合、つまり、Iの値であるInが、In<I_histmaxとなっている場合には(ステップ705でYES)、処理される画素は地肌であると判断されて、画素値であるHn、In、Snの値を、色相を表すHnの値は変えずに、Iの値を色が最も明るくなる値である0とし、Sの値を色が最も鮮やかでない灰色に近くなる値である0に決定する(ステップ706)。
なお、本実施例において、明度に関しては、色空間上の値の範囲を0から255として、明度の値が0に近づくほど色の明るさが明るくなって白に近づき、明度の値が255に近づくほど色の明るさが暗くなって黒に近づくような明度を表す色空間を想定しているが、別の色空間であって、明度の値が255に近づくほど色の明るさが明るくなって白に近づき、明度の値が0に近づくほど色の明るさが暗くなって黒に近づくような明度を表す色空間においては、ステップ706で決定されるIの値は0でなく255となり明度Iは明るい色に決定される。
また、ステップ704において、優先順位1位のチャンネルについての判断がNOである場合、つまり、Hの値であるHnが、H_α1<Hn<H_α2となっていない場合(ステップ704でNO)や、或いは、ステップ705において、優先順位2位のチャンネルについての判断がNOである場合、つまり、I(明度)の値であるInが、In<I_histmaxとなっていない場合(ステップ705でNO)には、各チャンネルの地肌除去された値は、Hの値はHnとなり、I、Sの値はLUT(Look Up Table)が使用されて決定される(ステップ707)。
ここで、ステップ704でNO、または、ステップ705でNOとなった場合に、ステップ707においてI、Sの値をLUTによって決定するやり方について、図8を参照して説明を行う。
図8は、図7に示すフローチャートにおいて、ステップ704でNO、または、ステップ705でNOとなった場合に、ステップ707においてI、Sの値をLUTによって決定する際に使用されるLUTを示したグラフである。
図8(a)は、図7に示すフローチャートにおいて、ステップ704でNO、または、ステップ705でNOとなった場合にIの値が決定される際に使用されるLUT1(801)を示したグラフ、図8(b)は、図7に示すフローチャートにおいて、ステップ704でNO、または、ステップ705でNOとなった場合にSの値が決定される際に使用されるLUT2(802)を示したグラフである。
LUT1(801)、LUT2(802)は入力する値に対応して値を出力するグラフであり、LUT1(801)、LUT2(802)は、入力する値に対応して値を出力する任意の変換テーブル或いは関数に変更可能である。
チャンネルIの値については、まず、In−I_histmaxの値を求めて、求めた値を図8(a)に示すLUT1(801)に入力してΔIの値が求められる。
そして、次に、In−ΔIの値を求めることにより、チャンネルIについての地肌除去処理が行われた値が求められ、チャンネルIの地肌除去処理が行われた値はIn−ΔIとなる。
チャンネルSの値については、まず、(In−ΔI)/Inの値を求めて、求めた値を図8(b)に示すLUT2(802)に入力してΔSの値が求められる。
そして、Sn−ΔSの値を求めることにより、チャンネルSについての地肌除去処理が行われた値が求められ、チャンネルSの地肌除去処理が行われた値はSn−ΔSとなる。
このようにして、分割されたエリアのうちの1つのエリア内の1つの画素について、地肌除去処理が行われた後の各チャンネルH、I、Sの値が求められ、同じエリア内のその他の画素についても同様に地肌除去処理が行われ、各々の画素におけるチャンネルH、I、Sの値が求められ、エリア内の画素について地肌除去処理が行われる。
そして、分割されたすべてのエリアについて、同じように地肌除去処理が行われ、入力カラー画像データに関して、すべての画素について、地肌除去処理された各チャンネルH、I、Sの値が求められる。
処理速度吸収用メモリ104に保存されたカラー画像データについて、カラー画像用地肌除去部102で地肌除去処理が行われて各チャンネルH、I、Sの値が求められ、地肌除去処理されたHIS空間で表現されるカラー画像データが求まると、RGB空間変換部106において、HIS空間で表現されるカラー画像データがRGBの色空間で表現されるカラー画像データに変換されて、地肌除去処理されたRGBの色空間で表現されるカラー画像データが求まる。
次に、本発明に係わる画像処理装置によって地肌除去されたカラー画像データについて図9を参照して説明を行う。
図9は、本発明に係わる画像処理装置によって地肌除去処理が行われたカラー画像データについて示す模式図である。
図9(a)は、本発明に係わる画像処理装置によって地肌除去される前の地肌を有するカラー画像データ901を示す模式図であり、図9(b)は、本発明に係わる画像処理装置によって図9(a)に示す地肌を有するカラー画像データ901が地肌除去された後のカラー画像データ902を示す模式図である。
スキャナーのように均一なライティング状態でない場所で撮影が行われると画像中にムラが生じやすくなり、図9(a)に示すように、カラー画像データ901は、地肌が青くムラのある状態で、文字、線が黒、赤、緑、青の色で構成されている。
本発明に係わるカラー画像処理装置で地肌除去処理されることによって、カラー画像データ901が、図9(b)に示すカラー画像データ902のように文字、線の情報が保たれたまま、不必要な青色のムラのある地肌が除去される。
以上述べたように、本発明に係わる地肌除去処理が行われる際には、地肌除去を行う際に優先するチャンネルを示すチャンネルの優先順位や除去する地肌レベルを示す範囲値等の入力が可能であり、従来、地肌を有する文字、線を含むカラー画像データの地肌を除去する時に文字、線のカラー情報を残そうとすると地肌も再現してしまって、地肌と文字、線との境界があいまいとなり判読しにくかった現象が、本発明に係わる地肌除去処理で処理を行うことによって、地肌と文字、線との境界近辺の地肌を所望の地肌に調整することができ、また、ユーザの調整で地肌を残す際にも自然な色の再現を行うことができる。
なお、本実施例においては、地肌除去を行う際に優先するチャンネルを示すチャンネルの優先順位をH、I、Sの順番として説明を行ったが、優先順位が他の順番であっても、上述した記載内容は適用される。
なお、本発明に係わる画像処理装置は、HIS空間で表されるカラー画像データが処理速度吸収用メモリ104に直接入力されて、そして、地肌除去処理が行われ、カラー画像用地肌除去部102より地肌が除去されたHIS空間で表されるカラー画像データが生成されるようにしてもよい。
なお、HIS空間変換部105において、RGBの色空間以外の例えばL*a*b*空間等で表現されるカラー画像データをHISの色空間に変換して処理速度吸収用メモリ104に入力し、カラー画像用地肌検出部101、カラー画像用地肌除去部102、ユーザ指示部103、処理速度吸収用メモリ104で、処理速度吸収用メモリ104に入力されたHISの色空間で表現されるカラー画像データの地肌が除去され、そして、本発明に係わる画像処理装置に、地肌除去処理が行われたHISの色空間で表現されるカラー画像データがRGB以外の例えばL*a*b*空間等の色空間で表されるカラー画像データに変換される構成要素を備えて該変換が実行されることで、RGB以外の例えばL*a*b*空間等の色空間で表される地肌除去処理されたカラー画像データが求められる。
本実施例においては、地肌除去する際に優先するチャンネルとなるHIS空間のチャンネルの優先順位が入力されるように説明したが、カラー画像データの色空間におけるチャンネルの優先順位、例えば、RGBの色空間ならば、RGBの各チャンネル、L*a*b*空間ならば、L*、a*、b*のチャンネルの優先順位が、地肌除去する際のカラー画像データの優先するチャンネルとして入力されることが可能である。
なお、本実施例においては、地肌レベル、或いは、地肌除去レベルにおいて、HISの各チャンネル毎に閾値が求められ、優先順位が1位のチャンネルについては、閾値を中心とした前後の範囲を地肌除去する対象としたが、求めた閾値を中心とした前後の範囲ではなく、求めた閾値以下の範囲を地肌除去する対象と定め地肌除去処理を行ってもよい。
なお、入力カラー画像データの色空間がRGBでなく他の色空間、例えば、L*a*b*空間等であった場合には、HIS空間変換部105の代わりに、入力カラー画像データのL*a*b*空間等をHIS空間に変換するHIS空間変換部を設け、RGB空間変換部106の代わりに、HIS空間をL*a*b*空間等に変換する変換部を備えることで、L*a*b*空間等によって表現されたカラー画像データの地肌除去処理も可能となる。
また、入力カラー画像データの色空間がHIS以外の色空間で表されるカラー画像データであった場合でも、カラー画像用地肌検出部101内の地肌レベル検出部107で入力カラー画像データの色空間の各チャンネル毎に地肌レベルが検出され、カラー画像用地肌検出部101内の地肌除去レベル算出部108で各チャンネル毎に地肌除去レベルが算出され、カラー画像用地肌除去部102で各チャンネル毎に地肌除去されて地肌除去された画像が生成される。
なお、HIS空間変換部105で変換されたカラー画像データのH、I、Sの各チャンネルの値を0から255に拡張するように説明したが、精度を上げる為に、0から255の間ではなくさらに範囲を広げて拡張するようにしてもよい。
また、HIS空間で表現されるカラー画像データが、直接、処理速度吸収用メモリ104に入力される場合には、HIS空間で表現されるカラー画像データが処理速度吸収用メモリ104に直接入力される前に、H、I、Sの値を、ともに、0から255またはさらに範囲を広げて拡張する図示しないデータ拡張部を設けて、H、I、Sの値をともに拡張して処理速度吸収用メモリ104に入力するようにしても良い。
なお、カラー画像用地肌検出部101内の地肌レベル検出部107で決定された閾値は、ユーザ指示部103から入力される調整値や、地肌レベル検出部107内部に予め用意された値によってオフセットが行われても良い。
なお、地肌レベルを示す範囲値は、図1に示すユーザ指示部103からユーザによって範囲値が直接入力されて、ユーザ指示部103から地肌レベル検出部107に送られるやり方や、カラー画像用地肌検出部101において、作成したヒストグラムについて、ヒストグラムの山の麓が自動的に検出されて、山の麓から山の頂点を挟んだ向かい側の麓までを範囲として範囲値を決定するやり方も可能である。
なお、地肌除去レベル算出部108で算出される地肌除去レベルは、分割されたエリアの地肌レベルが徐々に連続的に変化するように調整する方式もしくは急激に切り替えられる方式によって地肌除去レベルが求められるが、ユーザ指示部103より入力される優先順位が1位のチャンネルの地肌除去レベルが地肌レベル検出部107で求められた地肌レベルより算出され、そして算出された優先順位1位のチャンネルの地肌除去レベルに基づいて他のチャンネルの地肌除去レベルが算出されるようにしてもよい。
なお、本発明に係わる画像処理装置をコンピュータ等に組み込む或いは、本発明に係わる画像処理装置が有する構成をソフトウェアとしてコンピュータ等にインストールして、本発明に係わる画像処理装置が組み込まれた、或いは、ソフトウェアとしてインストールされたコンピュータ等が本発明に係わる画像処理装置の構成を備えるようにして、カメラ付携帯電話やデジタルカメラで撮影された画像が当該コンピュータ等によって様々な用途に使用されることが可能である。
次に、本発明に係わる画像処理装置の構成を備えるコンピュータ等によって、カメラ付携帯電話やデジタルカメラで撮影された画像が様々な用途に使用される使用例について図10を参照して説明を行う。
図10は、本発明に係わる画像処理装置の構成を備えるコンピュータ等によって、カメラ付携帯電話やデジタルカメラで撮影された画像が様々な用途に使用される使用例について示した模式図である。
図10に示すように、インターネット1012には、本発明に係わる画像処理装置の構成を備えるコントローラ1002、本発明に係わる画像処理装置の構成を備える携帯電話用のWebサーバ1011、本発明に係わる画像処理装置の構成を備える画像形成装置1005、そして、ネットワークプリンタ1004、コンピュータ1007が接続される。
デジタルカメラ1001で撮影されたカラー画像データはコントローラ1002に対して汎用インタフェースまたはメディアにて送られ、コントローラ1002に地肌除去する際のH、I、Sのチャンネルの優先順位と地肌除去基準の強弱が入力され、コントローラ1002に送られた画像は、コントローラ1002によって、カラー画像データの地肌が除去される処理が行われ、地肌が除去されたカラー画像データがコントローラ1002の内部に電子保存される。
コントローラ1002に電子保存された画像は、コントローラ1002が接続されている図示しないネットワーク若しくはインターネット1012に接続されている図示しないコンピュータから取り出して活用されることが可能である。
また、コントローラ1002で処理された画像をコントローラ1002に接続されたプリンタ1003に定型変倍処理を行ってプリントアウトさせることも可能である。
さらに、コントローラ1002で処理された画像を、インターネット1012に接続されたネットワークプリンタ1004にプリントアウトさせることももちろん可能である。
また、インターネット1012に接続された画像形成装置1005は、コンビニエンスストア等の店頭に設置された、デジタルカメラで撮影された画像をプリントさせることができる画像形成装置を想定しており、デジタルカメラ1006で撮影されたカラー画像データが画像形成装置1005に入力されて、ユーザによって、地肌除去する際に優先して地肌除去するH、I、Sのチャンネルの優先順位と地肌除去基準の強弱が画像形成装置1005に入力されて、画像形成装置1005に備えられた本発明に係わる画像処理装置の機能により、入力カラー画像データの地肌が除去される処理が行われる。
画像形成装置1005の他の利用法としては、デジタルカメラ1008で撮影されたカラー画像データがインターネット1012に接続されたコンピュータ1007に入力され、コンピュータ1007を通して画像形成装置1005に対してプリント予約が行われ、コンピュータ1007からインターネット1012を通して画像形成装置1005に、当該カラー画像データと、ユーザによってコンピュータ1007に入力された地肌除去する際のH、I、Sのチャンネルの優先順位と、ユーザによってコンピュータ1007に入力された地肌除去基準の強弱が送信され、プリント予約が行われた地肌を有するカラー画像データが画像形成装置1005で地肌除去処理され、地肌除去されたカラー画像データが画像形成装置1005よりプリントされてユーザに渡されるようにすることも可能である。
また、カメラ付携帯電話1009で撮影されたカラー画像データをWebサーバ1011に携帯電話網を使って送信し、そして、カメラ付携帯電話1009から、地肌除去する際に優先して地肌除去するH、I、Sのチャンネルの優先順位と地肌除去基準の強弱が入力され、Webサーバ1011で地肌を有するカラー画像データが地肌除去処理されて、カメラ付携帯電話1009に地肌除去処理された画像が送り返されるようにすることが可能である。
また、Webサーバ1011で地肌除去処理された画像を、電話回線を利用してファクシミリ装置1010に送信することも可能である。
なお、本発明に係わる画像処理装置を使用して、会議室内の原稿やホワイトボードに書かれた内容を電子化する際に、会議室の天井に配置されたズームカメラで撮影した会議室内の原稿やホワイトボードのカラー画像データの地肌を除去する処理が行われるようにすることも可能である。
次に、本発明に係わる画像処理装置を使用して、会議室天井に配置されたズームカメラより撮影された会議室内の原稿やホワイトボードのカラー画像データの地肌を除去して、地肌除去された会議室内の原稿やホワイトボードのカラー画像データが使用される様子について図11を参照して説明を行う。
図11は、本発明に係わる画像処理装置を使用して、会議室天井に配置されたズームカメラより撮影された会議室内の原稿やホワイトボードのカラー画像データの地肌を除去して、地肌除去された会議室内の原稿やホワイトボードのカラー画像データが使用される様子について示した模式図である。
図11に示すように、会議室1101の天井部分には、ズームカメラ1102と会議室1101の光源となる照明器具1104が備えられ、会議室1101の壁にはホワイトボード1103が掛けられており、そして会議室1101の机の上には本発明を適用した画像処理装置1106、会議に使用される原稿1105、パーソナルコンピュータ1108、プリンタ1107が存在し、会議室1101の壁にはLANコネクタ1109が存在する。
ズームカメラ1102は、照明器具1104によって照らされた会議室1101内全体の撮影が可能である。
ホワイトボード1103は、電子ボードでなく、通常のホワイトボードであって、ユーザによって任意の文字、記号等が記述され、ズームカメラ1102で撮影されて、撮影されたカラー画像データが画像処理装置1106で地肌除去処理される対象となる。
照明器具1104は、ズームカメラ1102が撮影する撮影対象を照らす光源となるが、撮影対象に対してスキャナー装置の中にあるような均一なライティングが困難な為、ズームカメラ1102で撮影される原稿1105、ホワイトボード1103には影や光による濃度ムラが必ず発生してしまう。
原稿1105は、紙に文字、記号等が記述された、会議で使用される原稿であり、ズームカメラ1102で撮影されて、撮影されたカラー画像データが画像処理装置1106で処理される対象となる。
画像処理装置1106は、本発明に係わる画像処理装置の構成を備え、入力された地肌を有するカラー画像データに対して地肌除去処理を行う機能を有する。
プリンタ1107は、画像処理装置1106で処理されたカラー画像データをプリントアウトする。
パーソナルコンピュータ1108は、必要に応じて、ズームカメラ1102で撮影された原稿1105やホワイトボード1103のカラー画像データの地肌を除去する際に、優先して地肌除去するH、I、Sのチャンネルの優先順位と、地肌除去基準の強弱が入力される。
さらに、ズームカメラ1102で撮影する撮影範囲をパーソナルコンピュータ1108によって指定することを可能とし、セキュリティ上ズームカメラ1102で撮影されたくない場所を指定することが可能である。
そして、画像処理装置1106は、会議室1101のLANコネクタ1109を介してインターネットと接続されており、インターネットを利用した電子会議が行われる際には、他の会議室に画像処理装置1106で地肌除去処理されたホワイトボード1103、原稿1105のカラー画像データを送ることが可能となる。
このように図11に示す会議室1101において、均一な照明効果が得られない照明1104によって照らされて撮影されて地肌を有するカラー画像データとなる、ズームカメラ1102で撮影される原稿1105やホワイトボード1103のカラー画像データが、本発明に係わる画像処理装置1106を使用することによって、自然な地肌除去処理が行われて電子データとして活用されることが可能となる。
この発明は、画像データの地肌除去処理を行う画像処理装置において利用可能である。
この発明によれば、カラー画像データの地肌レベルを色空間における各チャンネル毎に検出して、その地肌を除去することができる。
本発明に係わる画像処理装置における構成について示したブロック図。 カラー画像データが地肌の分布に応じて複数のエリアに分割されて、1つのエリア内に存在するM×N個の画素について示す模式図。 処理速度吸収用メモリ104に保存されたカラー画像データの分割されたエリアのうちの1つのエリア内に存在するM×N個の画素のH、I、Sの各チャンネルの値によって形成されるヒストグラム。 カラー画像用地肌検出部101において、カラー画像データが分割されたエリアのうちの1つのエリアにおいて、H、I、Sの各チャンネルの閾値を決定するやり方の1つであって、作成されたヒストグラムに解析を行って各チャンネルの閾値を決定するやり方について示したヒストグラム。 カラー画像用地肌検出部101内の地肌レベル検出部107で検出される地肌レベルの色空間における範囲を示す範囲値について示すヒストグラム。 ユーザ指示部103に属する、ユーザが地肌除去基準の強弱を入力するユーザインタフェース画面の一例であるユーザインタフェース画面601の画面構成図。 地肌除去処理が行われるエリア内の1つの画素について行われる地肌除去処理の処理フローを示したフローチャート。 図7に示すフローチャートにおいて、ステップ704でNO、または、ステップ705でNOとなった場合に、ステップ707においてI、Sの値をLUTによって決定する際に使用されるLUTを示したグラフ。 本発明に係わる画像処理装置によって地肌除去処理が行われたカラー画像データについて示す模式図。 本発明に係わる画像処理装置の構成を備えるコンピュータ等によって、カメラ付携帯電話やデジタルカメラで撮影された画像が様々な用途に使用される使用例について示した模式図。 本発明に係わる画像処理装置を使用して、会議室天井に配置されたズームカメラより撮影された会議室内の原稿やホワイトボードのカラー画像データの地肌を除去して、地肌除去された会議室内の原稿やホワイトボードのカラー画像データが使用される様子について示した模式図。
符号の説明
301 k
501 β
502 α1
503 α2
801 LUT1
802 LUT2
901 カラー画像データ
902 カラー画像データ
1001 デジタルカメラ
1002 コントローラ
1003 プリンタ
1004 ネットワークプリンタ
1005 画像形成装置
1006 デジタルカメラ
1007 コンピュータ
1008 デジタルカメラ
1009 カメラ付携帯電話
1010 ファクシミリ装置
1011 Webサーバ
1012 インターネット
1101 会議室
1102 ズームカメラ
1103 ホワイトボード
1104 照明器具
1105 原稿
1106 画像処理装置
1107 プリンタ
1108 パーソナルコンピュータ
1109 LANコネクタ

Claims (5)

  1. 画像データを入力する画像データ入力手段と、
    前記画像データ入力手段で入力した画像データを所定の色空間における各チャンネルのデータに変換する変換手段と、
    前記変換手段で変換された前記各チャンネルのデータからそれぞれ地肌レベルを検出する地肌検出手段と、
    前記地肌検出手段で検出した前記各チャンネルの地肌レベルに基づき各チャンネルの地肌除去レベルを算出する算出手段と、
    前記所定の色空間における各チャンネルの優先順位を操作者より受け付ける優先順位受付手段と、
    前記優先順位が第1位のチャンネルの前記算出手段で算出された地肌除去レベルと、地肌除去処理対象画素の該第1位のチャンネルのデータとに基づき当該地肌除去処理対象画素が地肌である可能性があるか否かを判断する第1の判断手段と、
    前記第1の判断手段で当該地肌除去処理対象画素が地肌である可能性があると判断された場合に、前記優先順位が第2位のチャンネルの前記算出手段で算出された地肌除去レベルと当該地肌除去処理対象画素の当該第2位のチャンネルのデータとに基づき当該地肌除去処理対象画素が地肌である否かの判断を行う第2の判断手段と、
    前記第2の判断手段で当該地肌除去処理対象画素が地肌であると判断された場合に、当該地肌除去処理対象画素の前記優先順位が第1位以外のチャンネルのデータに対する前記画像データの地肌除去処理を実行する第1の地肌除去処理手段と、
    前記第2の判断手段で当該地肌除去処理対象画素が地肌であると判断されない場合、或いは、前記第1の判断手段で当該地肌除去処理対象画素が地肌である可能性がないと判断された場合に、当該地肌除去処理対象画素の前記優先順位が第1位以外のチャンネルのデータに対する前記画像データの地肌除去処理を実行する第2の地肌除去処理手段と、
    前記第1の地肌除去処理手段或いは前記第2の地肌除去処理手段で前記画像データの地肌除去処理がされた各チャンネルのデータに基づき地肌が除去された画像データを生成する生成手段と
    を具備する画像処理装置。
  2. 前記画像データ入力手段で入力した画像データを複数の領域に分割する領域分割手段
    を更に具備し、
    前記地肌検出手段による地肌レベルの検出および前記算出手段による地肌除去レベルの算出および、前記第1の地肌除去処理手段による地肌除去処理或いは前記第2の地肌除去処理手段による地肌除去処理を前記領域分割手段で分割された領域毎に行う
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記所定の色空間における各チャンネルは、
    色相を表すHチャンネルと、
    明度式を表すIチャンネルと、
    彩度を表すSチャンネルと
    からなり、
    前記優先順位受付手段は、
    前記Hチャンネルを第1の優先順位、前記Iチャンネルを第2の優先順位、前記Sチャネンルを第3の優先順位と受け付け
    前記第1の判断手段は、
    前記地肌除去処理対象画素の前記Hチャンネルのデータが所定の範囲内である場合に当該地肌除去処理対象画素を地肌と判断し、
    前記第2の判断手段は、
    前記地肌除去処理対象画素の前記Iチャンネルのデータが当該チャンネルの地肌除去レベルより低い場合は、当該地肌除去処理対象画素を地肌と判断する
    請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の地肌除去処理手段は、
    前記地肌除去処理対象画素の前記Iチャンネルのデータおよび前記地肌除去処理対象画素の前記Sチャンネルのデータを最小の値にすることにより当該地肌除去処理対象画素に対する前記画像データの地肌除去処理を実行し、
    前記第2の地肌除去処理手段は、
    前記地肌除去処理対象画素の前記Iチャンネルのデータを前記Iチャンネルの地肌レベルにしたがって下げるとともに、前記地肌除去処理対象画素の前記Sチャンネルのデータを前記Iチャンネルの当該地肌除去処理対象画素のデータの下げ量に対応して下げることにより当該地肌除去処理対象画素に対する前記画像データの地肌除去処理を実行する
    請求項3記載の画像処理装置。
  5. 定の色空間における各チャンネルの優先順位を操作者より優先順位受付手段により受け付け
    画像データを画像データ入力手段により入力し、
    前記画像データ入力手段で入力した画像データを前記所定の色空間における各チャンネルのデータに変換手段により変換し、
    前記変換手段で変換された前記各チャンネルのデータからそれぞれ地肌レベルを地肌検出手段により検出し、
    前記地肌検出手段で検出した前記各チャンネルの地肌レベルに基づき各チャンネルの地肌除去レベルを算出手段により算出し、
    前記優先順位が第1位のチャンネルの前記算出手段で算出された地肌除去レベルと、地肌除去処理対象画素の該第1位のチャンネルのデータとに基づき当該地肌除去処理対象画素が地肌である可能性があるか否かを第1の判断手段で判断し、
    前記第1の判断手段で当該地肌除去処理対象画素が地肌である可能性があると判断された場合に、前記優先順位が第2位のチャンネルの前記算出手段で算出された地肌除去レベルと当該地肌除去処理対象画素の当該第2位のチャンネルのデータとに基づき当該地肌除去処理対象画素が地肌である否かの判断を第2の判断手段により行い、更に、前記第2の判断手段で当該地肌除去処理対象画素が地肌であると判断された場合に、当該地肌除去処理対象画素の前記優先順位が第1位以外のチャンネルのデータに対する前記画像データの地肌除去処理を第1の地肌除去処理手段により実行し、
    前記第2の判断手段で当該地肌除去処理対象画素が地肌であると判断されない場合、或いは、前記第1の判断手段で当該地肌除去処理対象画素が地肌である可能性がないと判断された場合に、当該地肌除去処理対象画素の前記優先順位が第1位以外のチャンネルのデータに対する前記画像データの地肌除去処理を第2の地肌除去処理手段により実行し、
    前記第1の地肌除去処理手段或いは前記第2の地肌除去処理手段で前記画像データの地肌除去処理がされた各チャンネルのデータに基づき地肌が除去された画像データを生成する画像処理方法。
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