JP4528454B2 - 多方向縫いのための縫い針 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一端部で先端を有し、一端部とは反対側の他端部で緊締部を有する、ミシンのための針に関する。
【0002】
【従来の技術】
ミシン用の針は、一般的に、針の先端付近で上糸がガイドされる針穴を有している。針は、高速連続縫いの際に、縫い製品(面状の繊維製品)に突き刺され、この際に針は、縫い製品を段階的に送ることによって互いに間隔を保って縫い穴を形成するようになっている。
【0003】
上糸は、縫い穴から縫い穴にガイドされて、前進方向でも後退方向でも針穴を通って、さらに針穴の縁部を介して滑動ガイドされるようになっている。縫い製品の送り方向が規定されていれば、針は規定された作業方向を有し、縫い製品は規定された方向(減速として針穴に対して横方向)に送られる。しかしながら、縫い製品を異なる方向、例えば前進/後退方向又は種々異なる多方向(マルチディレクショナル)で送るミシンにおいては、縫い目品質は、糸の撚り及び/又は縫い方向に依存している。これはしばしば不都合である。
【0004】
独国実用新案登録第8632106.4号明細書によれば、例えばタフティング針(Tuftingnadel)が公知である。このタフティング針は、針軸線方向に位置する縦長の針穴を有しており、この針穴は、両端部で湾曲された下側若しくは上側の針穴縁部を有している。この針穴縁部は出口側が真っ直ぐに延びている。平面図で見て、つま針穴軸線方向で見て、タフティング針は左右非対称に構成されている。出口側で針穴は湾曲した糸溝に続いている。
【0005】
このようなタフティング針は、優先的な作業方向を有している。
【0006】
これに対して、アメリカ合衆国特許第3986468号明細書によれば、ミシンのための左右対称の針が公知である。この針は、先端付近で、針本体を横方向に通って延びる針穴を有しており、この針穴は、2つの針穴壁によって形成されている。2つの針穴は、その上側でも下側でもそれぞれ真っ直ぐに延びて形成された縁部を有している。つまり側壁の縁部は、直線に沿ってそれぞれシャンク側の針穴端部から先端側の針穴端部に延びている。
【0007】
このような形式の縫い針は、左右対称であるにもの拘わらず、撚られた糸の前進縫い及び後退縫いの際に異なる動作を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の課題は、ミシン用の針で、種々異なる縫い方向で生じる縫い目間の品質的な違いが減少されるようなものを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決した本発明によれば、シャンク若しくは針本体を横方向に貫通して延びる針穴を備えていて、該針穴が、先端の近くに配置されていて、2つの針穴側壁間に形成されており、これらの針穴側壁の縁部が出口側で輪郭に沿って、シャンク側の針穴端部から、これとは反対側で先端側の針穴端部まで延びており、前記輪郭が、少なくとも針穴領域内で、シャンク側の針穴端部と先端側の隆起部とを結ぶ真っ直ぐな仮想線の下側に延びている。
【0010】
【発明の効果】
本発明による針は、針本体(シャンク)を横方向に延びる針穴を有しているが、この「横方向」とは、針本体の縦中心軸線に対して直角に延びる方向でもあり、また針本体の縦中心軸線に対して鋭角で傾いた方向でもある。針穴は、2つの針穴側壁によって制限されており、これらの針穴側壁は、針穴の出口側、つまり糸が縫い製品に向かって延びる側が沈降、つまり低く構成されている。換言すれば、針穴壁の縁部は針の裏に向かって湾曲されているか、又はその他の形状に成形されている。これによって、糸通し溝の側壁として続く針穴壁は、針厚に関連してそれぞれ部分的な隆起部を成す2つの箇所間に延びている。このような形式で、沈降された側壁は、針穴を介して糸が走行する際に糸の撚りが大きく変化することなしに、撚られた糸を針穴に対して横方向で、針穴壁を介して導出ガイドすることができる。糸の撚りに対する影響を少なくしたことによって、少なくともほぼ同品質を有する、種々異なる縫い方向の縫い目が得られる。例えば、前進縫い及び後退縫いの際に、糸が針穴壁を横切る時に糸に種々異なる重大な撚りが加えられることはない。
【0011】
針穴領域における輪郭部を沈降させて低く構成したことによって、糸と針穴の縁部との間の摩擦は減少される。摩擦の減少は、糸と針とが成す角度とは無関係に、糸に対する影響を小さくする。糸に加えられる押し方向若しくは引っ張り方向の撚りは相応に少なくなる。これによって改善された縫い目及び縫い製品の改良された品質が得られる。しかも、従来の針において極端な場合に生じる影響は避けられる。撚られた糸の撚りが、縫い作業時に強い影響を受けると、ループ形成に不都合な影響が生じる。糸に押し方向又は引っ張り方向の撚りが加えられて、この状態で糸が縫い製品をつらぬくと、糸は針が引き戻された時に、規則正しいループを形成することなしに、捩られるか又は撚られる。これは間違った縫い目を形成し、場合によって針が折れる結果になる。本発明による針の新しい輪郭形状によって、このような極端な欠陥状態は避けられる。これは特に、縫い製品が自動的にすべての考えられる方向で、しかも少なくとも2つの方向で送られる多方向(マルチディレクショナル)縫いにおいて当てはまる。しかしながら、本発明による針において得られる、撚りに対する減少された影響は、一方向縫いだけを行うミシンにおいても重要である。新たな針は、種々異なる撚り例えば右撚りの糸又は左撚りの糸を上糸として用いることを可能にする。この場合、縫い目品質に作用する撚り方向の影響は著しく減少され、大抵の場合、無意味なものになる。
【0012】
針穴壁は、有利な形式で段無しで構成されていて、針穴出口側で凹状に湾曲されている。針穴出口側における針穴壁の上縁部の湾曲は、縫い方向とは無関係に前記一様な糸道を補助し、しかも全体的に低くされた針穴高さ及びこれによって得られた縫い穴のゆっくりとした開口に従って、高い縫い速度が可能である。
【0013】
本発明による針の有利な実施例において、針穴の出口側端部の接続部に、先端に向かって延びる糸溝が形成されており、この場合、針穴壁は糸溝の側壁に移行している。これによって良好な糸ガイド、及び特にループ形成時に糸を良好に支持することができる。これは、針が糸を用いて縫い製品をつらぬいて、再び戻しストロークが開始されるか若しくは行われる瞬間である。
【0014】
側壁を凹状の円弧状に湾曲させたことによって、そのそれぞれの縁部を大まかに湾曲させるか、若しくは針穴方向に対して横方向で平らにすることを可能にする。いずれの場合も、糸は破壊されることなしに当該の縁部を介して走行し(当該の縁部上を滑動ガイドされ)、この際に、糸の個別のストランド又はフィラメントと、針穴壁とが成す角度は、重要ではない。これは、特に扁平な縁部を有する構造形状のために適している。
【0015】
本発明の有利な実施例においては、出口側の糸溝は、針の長手方向に対して平行に整列されている。これによって針は、糸溝によって得られる所定の優先作業方向(マルチディレクショナルな適用可能性に不都合に作用する)を有してはいない。
【0016】
しかも針は、有利な形式で縦中心面に対して左右対称に構成されている。これによって、2つの針穴壁は互いに鏡面対称的に成形されている。これも、縫い針のマルチディレクショナルな作業可能性に不都合に作用する。
【0017】
針穴に隣接して、針のシャンクには有利な形式でえぐり溝が配置されており、このえぐり溝は、グリッパ(Greifer)に縫い作業時に十分なスペースを提供する。本発明の有利な実施例によれば、シャンクは、針の先端とえぐり溝との間の領域で、全体的に平らにされていて、有利な形式で針穴とえぐり溝との間だけが、針穴におけるその最大シャンク高さを有している。これは、縫い穴を開けることに関連して及び種々異なる作業方向での糸道(Fadenlauf)に関連して、有利である。
【0018】
針穴壁の輪郭部を沈降させることは、縦中心軸線に対する沈降の最も低い箇所の間隔がシャフト直径の約25%であれば、効果的である。
【0019】
針の針穴は、必要であれば、つまり付加的な効果を得たい場合には、糸入口側を平らにすればよい。しかしながらまた、糸通し溝の縁部を糸穴を越えて真っ直ぐに続くように構成すれば有利である。これによって、糸穴の入口側において糸を良好に保護することができる。
【0020】
本発明の実施例の有利な詳細は、従属請求項に記載されている。その他の詳細は図面及び以下の説明に記載されている。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に示した実施例を用いて具体的に説明する。
【0022】
図1に示した針1のシャンク2(針本体)は、緊締するために設けられた緊締部(柄)3から、縦中心線5に沿って先端(針先)4まで延びている。シャンク2は有利な形式で伸びて、つまり真っ直ぐに形成されている。しかしながら場合によっては、その他の形式で、例えば直角に曲げて形成されていてもよい。長手方向中心軸線5は、先端4によって規定されていて、シャンク2の長手方向と合致している。
【0023】
先端4の近くで、シャンク2は針穴6を備えており、この針穴6はシャンク2を横方向に貫通して延びている。この場合、針穴6は、図3に示されているように、縦長の開口又は楕円形の開口、円形穴又はその他の形状の開口によって形成されている。針穴6を形成する当該の開口は、図面では詳しく示されていない中心軸線又は開口軸線を有している。この中心軸線又は開口軸線は、縦中心軸線5と有利な形式で交差するか、又はこの縦中心軸線5に対して鋭角を成して傾いて配置されている。すべての場合において、針穴6はシャンク2を横方向で貫通してガイドされている。針穴6は、縦中心軸線5によって規定された長手方向に関連して、先端4とは反対側の第1の針穴端部7と、先端4に向いた側の第2の針穴端部8とによって制限されている。2つの針穴7,8は、程度の差はあるが有利な形式で丸味を付けられていて、鋭い縁部を形成しないように構成されている。第1の針穴端部7で、針1のシャンク2は、ポイント9(図2参照)においてその針の裏10に対して、針1の定格寸法(Nenngroesse)の約87%に相当する高さを有しており、先端4と、ポイント9に続くえぐり溝11との間に最も高い隆起部つまり最大のシャンク厚が規定されている。しかしながら別の実施例では、ポイント9におけるシャンク2の高さは別の形式で規定されていてもよい。
【0024】
ポイント9と第2の針穴端部8との間には、図3の平面図に示された針穴壁14,15が延びており、これらの針穴壁14,15は、互いに鏡面対称的に構成されている。第2の針穴端部8と先端4との間で、針穴壁14,15は、糸ガイドのための出口側の糸溝18の側壁16,17内に移行しており、これらの側壁16,17は、縦中心軸線5に対して平行に配置されている。
【0025】
特に図1及び図2に示されているように、針穴壁14,15及び側壁16,17は、それぞれ1つの上縁部19a,19bを有しており、これらの上縁部は、糸走出側の針穴6の輪郭形状を規定する。縁部19a,20a、19b、20bは、サドル(鞍部)状の閉じた環状面を形成している。縁部19,20によって規定された、針穴6に対して横方向で見た輪郭は、ポイント9と糸溝18が終わるポイント22とを結ぶ仮想線21に接触していない。この仮想線又は直線21は、有利な形式で、縦中心軸線5に対して正(positiv)の鋭角で配向されている。中断部及び段部なしで並びに折り曲げ部なしで互いに移行し合う縁部19,20は、有利な形式で1つの円弧を規定しており、この円弧は、その中央領域が縦中心軸線5に接近している。縦中心軸線5に最も接近している箇所は、先端側の(第2の)針穴端部8の領域である。縦中心軸線5に対する間隔は、有利にはシャンク直径の25%又はそれよりも小さい。
【0026】
糸溝28は、図示の実施例は比較的平らに維持されている。このことはつまり、側壁16,17が、針穴6の幅よりも著しく低いということである。従って、側壁16,17の高さは有利には、針穴6を通ってガイドされる最も太い糸の厚さよりも著しく小さい。
【0027】
特に図4に示されているように、針穴壁14,15は、図1、図2及び図4の上側、つまり縁部19a,19bによって規定された糸出口側で滑動面24,25を有しており、これらの滑動面は、図4に示した針穴6の開放方向26に対して直交する横方向で少なくとも部分的に真っ直ぐに構成されている。針穴6の内壁への若しくは針1の外側へのそれぞれの移行部で、滑動面24,25は丸味を付けられている。
【0028】
針1は、先端4から針穴6まで有利な形式で左右対称に構成されている。しかしながら、それより先では、針1は、特に図3及び図5に示されているように、左右対称からずれている。えぐり溝11の領域には、ループ把持(Schlingergreifer)のために十分なスペースを提供するために側方の傾斜面27が設けられている。
【0029】
針の裏10には、えぐり溝11とは反対側に有利には1つの糸通し溝28が形成されている。この糸通し溝28は、針穴6まで又はこの針穴6を越えて延びている。糸通し溝28は、有利な形式で縁部が真っ直ぐに延びる側壁29,30によって制限されており、この場合、側壁29,30の高さは、針穴6に向かって延びる糸が糸通し溝28によって完全に受容されるか又は場合によっては糸通し溝28からやや突き出るような寸法に構成されている。図1に示されているように、糸通し溝28は段付けされた高さを有していてもよい。この場合は、糸通し溝の深さ若しくは高さは、針穴6に向かって次第に減少されている。
【0030】
以上述べた針1は次のように作業する。
【0031】
まず、図6のa乃至図6のdには、前進縫い(Vorwaertsnaehen)における針1の種々異なる段階が示されている。図6のaでは、針1は押さえ35の上側に位置しており、押さえ35は、糸31によって縫おうとする面状の繊維製品32上に載っている。糸31は、最後の縫い穴及び最後の縫い目によって規定されたポイント33から、面状の繊維製品32上を移動する針1の針穴6まで緊張される。この際に糸31は、ピンと張った状態で維持される。糸31は左撚り(Z字撚り)であって、この撚りは図6のa乃至図6のdに示されている。糸31は滑動面24上に位置していて、この場合、糸31のストランド又は個別フィラメントは、縦中心軸線5に対してほぼ横方向で滑動面24の縁部上に延びる。従って、撚りの影響は、最初から比較的小さい。
【0032】
図6のb及び図6のcに示された針のステッチ運動において、糸31は、針穴6を通って、ポイント33と針穴6との間の間隔が減少した程度だけ引き戻される。この引き戻し過程は、針穴壁14が低くなっていることによって、及び滑動面24が平らに又は大まかに丸味を付けて構成されていることによって、糸31を付加的にねじるか又はねじって送ることなしに、行うことができる。これは図6のa乃至図6のdに図示された、撚りの比較的一様な傾斜角度によって明らかである。
【0033】
後退縫い(Rueckwaertsnaehen)では基本的に異なっているにも拘わらず、後退縫いにおいても撚りは変化しない。これは図7のa乃至図7のdに示されている。図7では、前進縫いの際に使用された糸31と同じ撚りを有する糸31が使用されている。しかしながら面状の繊維製品は、図6のa〜図6のdにおけるように針1に関連して右方向ではなく、左方向に移動せしめられる。これは、図6及び図7にはそれぞれ矢印Tで示されている。これによって、最後の縫い目を有するポイント33は、糸31が針穴壁15及び滑動面25を介して移動するように、針1から離れる。この場合、撚りは、糸31のストランド又は個別フィラメントが、縦中央軸線5に対して平行に又は鋭角を成して、滑動面25及びその縁部を介して移動するようになっている。しかしながら、滑動面25及びその丸味の付けられた縁部の扁平な構成によって、針穴壁15は糸31の撚りに引っ掛かることはなく、ひいては撚りが変化することもない。特に、撚り(糸をピンと引っ張った場合)が寄せ集められることはないので、糸31が付加的な撚りが加えられることはない。このような形式で、前進縫いでも後退縫いでも、同品質の縫い目又は少なくともほぼ同品質の縫い目が得られる。しかも縫い目品質は、前進縫いでも後退縫いでも糸31の撚り方向とは無関係である。また縫い製品(面状の繊維製品32)を側方で移動させることによっても、同品質又は少なくともほぼ同品質の縫い目が得られる。
【0034】
この針1は、少なくとも2方向、有利には多方向で縫うことができる、ミシンのために設けられている。このために、この針1は新しい幾何学形状を有している。針1は、針穴の領域内で先端に向かう両側のえぐり溝の側面で、出口側の糸ガイド溝の溝縁部若しくは針穴縁部の両側の沈降部を備えている。この場合、シャンクの全高さは、針穴におけるえぐり溝端部と針穴始端部との間の領域内だけで得られる。沈降した針穴縁部/溝縁部の長さは、針の幾何学形状に基づいている。この場合、針穴の長さは有利には、真っ直ぐに延びる糸出口溝の出口が維持されるように選定されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による針の部分的な縦断面図である。
【図2】図1に示した針の拡大した部分的な縦断面図である。
【図3】図1に示した針の部分的な平面図である。
【図4】図2に示した針のIV−IV線に沿った拡大断面図である。
【図5】図2又は図3に示した針のV−V線に沿った拡大断面図である。
【図6】a,b,c,dは、図1に示した針の、前進縫いにおけるそれぞれ異なる縫い段階を示す概略図である。
【図7】a,b,c,dは、図1に示した針の、後退縫いにおけるそれぞれ異なる縫い段階を示す概略図である。
【符号の説明】
1 針、 2 シャンク、 3 緊締部(柄)、 4 先端、 5 縦中心軸線、 6 針穴、 7 第1の針穴端部、 8 第2の針穴端部、 9 ポイント、 10 針の裏、 11 えぐり溝、 14,15 針穴壁、 16,17側壁、 18 糸溝、 19a,19b 縁部、 19,20 縁部、 21仮想線(直線)、 22 ポイント、 24,25 滑動面、 26開放方向、 27 傾斜面、 28 糸通し溝、 29,30 側壁、 31 糸、 32 面状の繊維製品、 33 ポイント、 35 押さえ

Claims (12)

  1. 一端部で先端(4)を有し、一端部とは反対側の他端部で緊締部(3)を有する、ミシンのための針(1)において、
    針本体としてのシャンク(2)を横方向に貫通して延びる針穴(6)が設けられていて、該針穴(6)が、前記針(1)の先端(4)のに配置されていて、2つの針穴側壁(14,15)間に形成されており、これらの針穴側壁の縁部(19a,19b)が出口側で輪郭に沿って、シャンク側の針穴端部(7)から、これとは反対側で先端側の針穴端部(8)まで延びており、前記輪郭が、少なくとも針穴領域内で、シャンク側の針穴端部()と先端側の隆起部(22)とを結ぶ、針の先端(4)に向かうにつれて低くなる傾斜を有する真っ直ぐな仮想線(21)の下側に延びていることを特徴とする、多方向縫いのための縫い針。
  2. 針穴壁(14,15)の縁部(19a,19b)が縦断面で見て凹状に湾曲されている、請求項1記載の針。
  3. 針(1)の、針穴(6)の出口側の接続部に糸溝(18)が形成されていて、該糸溝(18)が先端(14)に向かって延びており、針穴壁(14,15)が、先端側の針穴端部(8)で前記糸溝(18)の側壁(16,17)に移行している、請求項1記載の針。
  4. 針穴壁(14,15)の縁部(19a,19b)と、針穴に続く糸溝(18)の側壁(16,17)の縁部(20a,20b)とが、縦断面で見て円弧状に湾曲している、請求項3記載の針。
  5. 出口側の糸溝(18)が、針(1)の長手方向に対して平行に整列されている、請求項3記載の針。
  6. 針穴壁(14,15)が、針穴(6)の中央を分割する想定縦中心面に対して互いに左右対称に構成されている、請求項1記載の針。
  7. 針穴(6)の側壁(14,15)が、針穴(6)の出口側で横方向に平らにされている、請求項1記載の針。
  8. 針穴(6)の側壁(14,15)が、針穴(6)の出口側で丸味の付けられた縁部を有している、請求項1記載の針。
  9. 先端(4)とえぐり溝(11)との間の区分内の、針(1)の針本体(2)が、針穴(6)とえぐり溝(11)との間で、針本体(2)の定格高さの80%〜90%に相当する高さを有している、請求項1記載の針。
  10. 針穴壁(14,15)が少なくとも1箇所(8)において、その縁部(19)の出口側の沈降部の最も深い位置で、縦中心軸線(5)に対して、シャンク定格高さの25%を有している、請求項1記載の針。
  11. 針穴壁(14,15)の入口側が、真っ直ぐに形成された縁部によって制限されている、請求項1記載の針。
  12. 前記縁部が、糸通し溝(28)を形成する側壁(29,30)の縁部の直線的な延長部に沿って延びている、請求項11記載の針。
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