JP6811092B2 - 2本捩れ溝を有する縫い針 - Google Patents

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Description

本発明はミシン用の縫い針に関し、当該針はミシン針とも呼ばれる。ミシンは針本体を有し、針本体は、その一方の端部に、ミシンの対応する保持装置へ縫い針をクランプする保持部分を有する。保持部分の反対側では、針本体は針先端で終端する作業部を有する。針本体のこの作業部には、針本体を完全に通って延在するニードルアイ(針孔)も設けられており、これを上糸が縫い操作の間に通過する。
しばしば、縫い針はスタンピング工程の使用により製造される。その際、しばしば、長手軸の方向にニードルアイに隣接する凹所(凹み)が形成され、当該凹所は先端溝とも呼ばれる。この先端溝は特許文献1にも存在し、ニードルアイの2つの側壁に向かい合ってより深くなるように設計されている。そのため、縫い方向が変えられると、縫い糸はニードルアイの側壁と先端溝の間のフランク又はエッジの上をスライドする。この結果、縫い糸のツイストシフトが生じる。
多方向縫製用の縫い針が特許文献1から公知である。縫い針は、針本体を通って延在していて2つの対向する側壁で境界を定められた細長いニードルアイを有する。針本体は長手軸に沿って延在する。縫い操作の間にニードルアイの中をガイドされる糸を取っておく(節約する)ために、2つの側壁は、−長手軸の方向に見て−それらの側壁エッジ上で凹形に湾曲している。糸がニードルアイから斜めに又は側方に出るとき、糸はニードルアイの2つの凹形に下がった側壁のうちの1つの上をガイドされる。この方策により、縫い糸のツイストシフトが回避できる。糸が側壁の上を移動している間、縫い糸のツイスト効果は最小限にのみ変更されるか、又は変更されるべきでなく、その結果縫製誤差が回避されて、糸が節約される。
特許文献2は、針先端の反対側に針本体内に長手軸方向に延在する溝を有するミシン用の縫い針を記載している。当該溝はニードルアイ内で終端している。ニードルアイ内で溝が終端する前の1つの位置で、当該溝は、針本体の長手軸に対して角度を付けられた部分を有する。この角度を有する溝のために、縫い糸が解かれる(untwisting)ように、ニードルアイの領域で縫い糸に作用する圧縮力が縫い糸の傾き方向に指向するよう意図されている。
特許文献3は、針先端がバッキングの輸送方向に針軸に対してずれているタフト針(tufting needle)を記載している。これは、先に置かれた糸のバッキングが刺され、タフト針の振動のために損傷することを防ぐ。タフト針は、−針の長手軸に対して傾斜するように−ニードルアイから開始して斜めに延在する糸溝であって、針先端の上で終わる糸溝を有してもよい。この結果、糸は、針先端が位置する針の長手軸から偏向される。
特許文献4に記載の針は、特に靴を縫うときに使用されるように設計されている。針はニードルアイ無しで設計されていて、作業部の針本体に凹所を有する。その結果、鉤状の突起が形成される。針は縫製すべき素材に刺される。この突起によって、クロッシェ(鈎針編み)と同様に、糸ループを掴み、それを縫製素材の他方の側に引っ張ることができる。従って、この針は、DIN614:2002−04に順応するステッチタイプ101を実行するように具体的に構成されている。
EP1127973B1 DE102009004033A1 DE8632106U1 GB703934A
この従来技術を考慮して、本発明の目的は、ニードルアイの領域で十分な又は改善した安定性を示し、従って縫い針のツイストシフトを回避する又は最小化するミシン用縫い針を提供することである。
この目的は、特許請求項1,15の特徴を呈する縫い針によって達成される。
縫い針は、保持部及び作業部を有する、長手軸に沿って延びる針本体を有する。保持部及び作業部は、針本体の反対側の端領域に具備されている。保持部は、縫い針をミシンの適切な保持装置又はクランプ装置にクランプするために配置されている。作業部内では、針本体は針先端25に向かって先細っている。また、作業部には、横断方向に針本体の前面から裏面に針本体を完全に通って延びるニードルアイが設けられており、そこを上糸が縫製のためにガイドされる。ニードルアイは、長手軸及び横断方向に対して直角に指向した横方向において2つの対向する側壁によって境界を定められている。
長手軸の方向に見て、ニードルアイと針先端の間に、針本体の前面に糸溝が設けられている。この糸溝は捩れ溝(twist groove)である。糸溝は、ニードルアイと針先端の間に位置しており、針本体を通る第1長手中央平面の異なる側(サイド)に配置された2つの糸溝開口を有する。好ましくは、糸溝又はこのようにして形成された捩れ溝は、針本体を通るこの第1長手中央平面に対して対称的に配置されている。第1長手中央平面は、針本体の長手軸に沿って並びに横断方向に延在する。横断方向は、長手軸に対して直角に指向している。針本体の外郭(輪郭)に対して凹んだ糸溝は2つの糸溝開口に隣接している。糸溝開口は、糸溝内側表面が針本体の外郭表面に隣接する移行領域を形成する。糸溝は、2つの糸溝開口から距離を置いてニードルアイの下側エッジにてニードルアイで終端する。
縫い針のこの構成のために、少なくとも縫い針が縫製素材の上にある時に、糸は、縫い操作の間に縫製素材から糸溝内の2つの糸溝開口のうちの1つを通って、また最終的にニードルアイを通って移動する。縫製素材が刺される間又は刺された後、糸は糸溝から引っ張り出され、糸溝から離れた針先端によりニードルアイ内に引っ張られる。しかしながら、糸溝の位置のために、針ストローク移動の大部分の間、また少なくとも針が縫製素材から離れているとき及び/又は縫製素材が搬送されている間、糸が糸溝の内側に留まることが保証される。糸溝は糸の捩れ(twisting)又は解き(untwisting)を防ぎ、従ってツイストシフト(twist shifting)を防ぐ。ニードルアイを画定する縫い針本体の側壁は横断方向に十分大きく寸法決めでき、ニードルアイの領域での縫い針の安定性が保証される。確かに、縫製素材が刺されるとき、縫い糸は糸溝からニードルアイの側壁上へ押される。しかし、縫製プロセスのこの段階は糸のツイストシフトに非常に小さい効果しか与えないことが判明しており、そのため拡大された側壁が糸への大きなマイナスの効果無しに縫い針を安定化させるために設けられてもよい。糸溝はいかなるツイストシフトも避けるために設けられる。
1つの例示の実施形態では、横方向での2つの糸溝開口の間の距離は第1長手中央平面に対して直角であって、少なくとも数個の地点で、好ましくは全ての地点で、ニードルアイに直接隣接する地点での横方向における糸溝の幅よりも大きい。その際、例えば、糸溝の1つの寸法が横方向に、−少なくとも部分的に−増加し、ニードルアイから増大する距離を有することも可能である。横方向Sの糸溝の寸法はそれぞれ最大の寸法に対応する。
糸溝開口は、第1長手中央平面に対して異なる側に位置している。その際、糸溝は好ましくは第1長手中央平面に対して対称になるように構成されてもよい。この結果、縫製素材の搬送方向を逆にし、少なくとも2つの縫い方向に所望の糸節約を達成することができる。従って、2つの糸溝開口を有する糸溝を通るニードルアイと針先端の間の領域での針本体の弱まりは受け入れられる。この結果、縫い針の否定的な振動や安定性の悪化この結果として生じない。全く逆に、ニードルアイの側壁の両側での針本体の強化のために、全体的に明らかにより安定した針が実現され、糸のツイストシフトは全く生じないか、又はせいぜい僅かに許される。
好ましくは、糸溝は、−ニードルアイに隣接して−特に長手軸の方向に延在する溝部分を有する。この溝部分は、ニードルアイ内でニードルアイの下側エッジで終端する。該下側エッジは針先端に最も近いニードルアイのエッジ(縁)を表す。好ましくは、溝部分は、ニードルアイを画定する側壁のそれぞれ1つの側壁領域によって、第1長手中央平面の両側で画定される。ゆえに、ニードルアイを画定する側壁は、横方向に当該溝部分を画定する、溝部分に沿って連続する1つの側壁領域をそれぞれ有する。横方向におけるこの溝部分の幅は一定であってもよく、又は−少なくとも部分的に−ニードルアイから始まりニードルアイから増加する距離を置いてより大きくなってもよい。
糸溝、従って溝部分も、溝底部又は溝基部を有する。この溝底部は、それぞれ糸溝及び溝部分の断面プロフィールの頂点の接続線により形成されうる。好ましくは、溝部分の溝底部は長手軸の方向に傾斜している。特に、溝部分の溝底部の距離は、長手軸に沿ってニードルアイから針先端に向かう方向に減少する。
さらに、第2長手中央平面から糸溝の溝底部の距離が、どの地点でも、ニードルアイに直接隣接するよりも大きくないと有利である。第2長手中央平面は、第1長手中央平面に対して直角に整列し、長手軸並びに横方向に延在する。
好ましくは、針本体は、シームも接合点も無い一片の均一な素材から作られる。例えば、当該針本体は、少なくとも部分的に円柱形である金属の出発材料からスタンピング工程によって作られてもよい。
好ましくは、糸溝は一方で溝部分に隣接する2つの端部分を有し、そのそれぞれは糸溝開口を有する。各々の端部分は特にオフセット及び/又はエッジも有さずに溝セクションに移行する。好ましい例示の実施形態では、2つの端部分は第1長手中央平面の向かい合う側に配置されている。第1長手中央平面に沿って、2つの端部分は高所によって互いから分けられてもよい。好ましくは、高所は、オフセット及び/又はエッジも有さずに糸溝の2つの端部分に移行する。従って、端部分の内側表面は、オフセットもエッジも形成せずに高所の表面に移行する。この結果、縫製素材の搬送方向又は縫い方向が変わるとき、糸は一方の端部分から高所を介して他方の端部分になだらかにスライドする。好ましくは、高所は凸状に湾曲しており、第1長手中央平面に対して対称になるように配置されている。特に、高所の凸状の曲線の頂点は該長手中央平面に上に位置してもよい。
好ましい実施形態では、糸溝の端部分は作業部の先細り領域で終端する。従って、糸溝の端部分は、溝部分の反対側のそれらのそれぞれの端部で、針先端に向かって先細る領域で針本体の外郭表面に隣接する。加えて、溝部分は少なくとも部分的に、針本体の作業部に配置されてもよく、当該部分は針先端に向かって先細る。
横方向に、溝部分は端部分の幅より大きい幅を有する。糸溝の端部分の幅は、糸溝伸張方向又は糸ガイド方向の交差方向に測定される。2つの端部分の糸溝伸張方向又は糸ガイド方向は、第1長手中央平面に対して斜めに指向している。溝部分の端部分の幅は、例えば、溝部分又はそれぞれの端部分が針本体の外郭表面に隣接する地点で測定される。
好ましい実施形態では、糸溝の少なくとも2つの端部分又は糸溝全体が、第2長手中央平面の一方の側でのみ針本体を通って延在する。この構成のために、スタンピング工程又は別な成形工程を用いてブランクから縫い針を製造するオプションが得られる。その変形例では、糸溝及び特にその端部分は第2長手中央平面を通って延在してもよい。この実施形態では、縫い針は切削製造工程により、又は成形工程により製造できる。
第1長手中央平面の向かい合う側に配置されていてニードルアイを画定する2つの側壁が針本体の外郭表面に隣接すると有利である。側壁エッジは、少なくとも部分的に、第2長手中央平面から最も離れている高所の地点よりも及び/又は最も離れている2つの糸溝開口の地点よりも、第2長手中央平面からより大きい距離を隔てている。この実施形態は、ニードルアイの領域で特に良好な安定性を有する針本体をもたらす。従って、ニードルアイの領域での針の破損の危険性はかなり低減される。好ましくは、側壁エッジは、針本体の長手軸と平行に延在する及び/又は長手軸の方向に凸状に湾曲した少なくとも1つのセクションを有し、特に長手軸の方向に凹状に湾曲した進行を有しない。
好ましい例示の実施形態では、針本体はニードルアイの隣に長手軸の方向にグリッパ凹所を有する。好ましくは、グリッパ凹所は第1長手中央平面に対して対称的である。グリッパ凹所は、第2長手中央平面に対してニードルアイにおける2つの端部分の糸溝開口の反対側に配置される。
本発明の有利な実施形態は従属特許請求項、明細書及び図面から推測できる。記載は本発明の本質的な特徴に制限される。以降では、本発明の好ましい例示の実施形態を付属の図面を参照して詳細に説明する。
本発明に係る針の例示の実施形態の斜視図である。 図1に従う針の針本体の作業部の横方向の側面図である。 図2に従う作業部の横断方向の図である。 図2,3に従う作業部の、図3における交差線IV−IVに沿う断面図である。 図3における交差線V−Vに沿う、図2〜4における作業部を通る断面図である。 針先端での、針本体の長手軸Lに沿う、図1〜5に従う針本体の図である。 図3の図における、作業部の部分図である。 交差線VIII−VIIIに沿う、図7に示す作業部の部分を通る断面図である。 図7,8に従う作業部の部分の、横方向の側面図である。 縫製操作の間の縫い針と糸の位置を概略的に示す図である。 縫製操作の間の縫い針と糸の位置を概略的に示す図である。 縫製操作の間の縫い針と糸の位置を概略的に示す図である。 縫製操作の間の縫い針と糸の位置を概略的に示す図である。 縫製操作の間の縫い針と糸の位置を概略的に示す図である。 本発明に係る針の別な例示の実施形態の斜視図である。 図15に従う針の針本体の作業部の横方向の側面図である。 図16に従う作業部の横断方向の図である。 図17における交差線XVIII−XVIIIに沿う、図16,17に従う作業部の断面図である。 図17における交差線XIX−XIXに沿う、図16〜19に従う作業部を通る断面図である。 針先端での、針本体の長手軸Lに沿う、図15〜19に従う針本体の図である。
図1〜9は、ミシンで使用するための縫い針20の例示の実施形態を示す。縫い針20は、長手軸Lに沿って延在する針本体21を有する。針本体21は、シーム(継ぎ目)や接合点のない均一な(cohesive)素材で製造される。好ましくは、当該針本体は金属又は合金から成る。図1〜15に示すように、針本体21は一方の端部領域に保持部22を有し、当該保持部は例えば円柱形である。保持部22は、ミシンの第1クランプ装置内で縫い針20を適当にクランプするように配置される。保持部22の反対側の端部領域には、針本体21は作業部23を有している。この作業部23に設置されているのは、針本体21が針先端25に向かって先細る先細り領域24である。図1に見られるように、作業部23は柄部26を介して保持部22に連結される。柄部26では、針本体21はこの例によれば少なくとも部分的に円柱形であり、保持部22に向かって広がってもよい。
互いに対して直角になるように指向した第1長手中央平面M1及び第2長手中央平面M2は、長手軸Lにおいて交差する。第1長手中央平面M1は、長手軸L並びに横断方向Qによって張られる。第2長手中央平面M2は、長手軸L並びに横方向Sによって張られる。横方向Sと横断方向Qは互いに直角に指向している。
作業部23では、針本体21はニードルアイ30を有する。ニードルアイ30は横断方向Qに針本体21を完全に貫通して延びている。従って、上糸は横断方向Qの近傍でニードルアイ30を通される。長手軸Lの方向では、ニードルアイ30の寸法は横方向Sより大きい。そこに形成されているのは、言わば一種の細長い穴である。横方向Sには、ニードルアイ30は2つの対向する側壁31により画定されている。本例によれば、側壁31は、少なくとも部分的に、長手軸L及び横断方向Qと平行な平面内で延びる。各々の側壁31は、針本体21のその前面32にて第1側壁エッジ33を有し、横断方向Qにおける前面32と反対側の針本体21の裏面34にて第2側壁エッジ35を有する。2つの側壁エッジ33,35は、少なくともニードルアイ30が開いている隙間ゲージプロフィール36を有するニードルアイ30の領域で、長手軸Lと大部分は平行に又は第2長手中央平面M2から凸状に湾曲して延びる(図4〜18)。
ニードルアイ30を画定する2つの側壁31は、針先端25と結合するサイドで下側横断表面40によって互いに連結しており、反対側では上側横断表面41によって互いに連結している。従って、隙間ゲージプロフィール36は2つの横断表面40,41によってと2つの側壁31によって画定される。ニードルアイ30を見下ろす、すなわち横断方向Zに見て、横断表面40,41は弧状である。加えて、横断表面40,41は、少なくとも第1長手中央平面M1と平行な各々の投影平面内で少なくとも部分的に弧状に延びてもよい(図4〜18)。
作業部23の先細り領域24に具備されているのは、針本体21の前面32における糸溝39である。ここに示す例示の実施形態では、糸溝は第1長手中央平面M1に対して対称的に配置されている。糸溝39は、ニードルアイ30に隣接する溝部分39aを有する。先端25に結合するニードルアイ30のサイドでは、溝部分39aはニードルアイ30に移行する。言い換えれば、溝部分39aは下側横断表面40によって下側エッジ45を形成する。
さらに、糸溝39は2つの糸溝開口42,43を有する。ここで記載している実施形態では、それぞれ1つの糸溝開口42,43を有する、糸溝39の2つの端部分39b,39cが溝部分39aに隣接している。縫い針20の作業部23の包囲線又は外郭表面Aに対して、糸溝39は針本体21内に設けられており、ニードルアイ30の一端と、そこから距離を置いて外郭表面A内の2つの糸溝開口42,43とで終端している。糸溝により形成される捩れ溝は、糸溝開口42,43のために2本捩れ溝(ダブルツイスト溝)と呼んでもよい。
針本体21の外郭表面Aは包囲輪郭により作業部23において特定される。この輪郭は、ニードルアイ30及び糸溝39が存在しない場合に作業部23が有する表面を画定する。外郭表面Aは図2,16,18において概略的にのみ描かれている。
ここで、本願において用語「エッジ」は、鋭い、角度のついたエッジを意味しないと理解されることを指摘する。むしろ、下側エッジ45又は側壁エッジ33,35のエッジは例えば、糸を損傷し得る針本体21上の鋭いエッジを形成しないように丸みを有し又はアールを有する。
図4,18では、針本体21の作業部23は第1中央平面M1に沿って断面で示されている。そこでは、糸溝39は、糸溝39の進行方向又は糸ガイド方向に沿って延びる頂上線を有し、溝底部46を形成する。溝部分39aでは、下側エッジ45で始まる頂上線は第1長手中央平面M1に沿って延びる。第2長手中央平面M2の反対側の溝部分39aの領域では、溝底部46は傾いて延在する。長手軸Lからの及び第2長手中央平面M2からの溝底部46の距離はそれぞれ、ニードルアイ30又は下側エッジ45で始まって、針先端25に向かって長手軸Lの方向に溝部分39aの領域で減少する。
図15〜20に従う縫い針20の例示の実施形態では、溝底部46は好ましくは横方向Sにおいて糸溝全体に沿って平坦である。その変形として、溝底部は描写と異なって凸状に湾曲してもよい。
隙間ゲージプロフィール36に隣接して、2つの側壁31の各々は側壁領域47を有する。2つの側壁領域47は横方向Sに下側エッジ45に隣接する溝部分39aを画定する。本例によれば、側壁領域47は−エッジもオフセットも無く−ニードルアイ30の隙間ゲージプロフィール36に隣接して配置された側壁31の領域に移行する。上側側壁エッジ33が、針先端25から増大する距離を有する第2長手中央平面M2に近づくエッジ部分48の側壁領域47に続いている。本例によれば、エッジ部分48は弧状に延在する。第2長手中央平面M2から当該エッジ部分までの距離は、それぞれの地点で、隙間ゲージプロフィール36の領域における第2長手中央平面M2から第1側壁エッジ33までの距離より小さい(図8)。
溝部分39aに隣接して、糸溝39は2つの端部分39b,39cを有し、その各々は糸溝開口42,43を有している。本例によれば、2つの端部分39b,39cは第1長手中央平面M1の異なるサイドにて延在する。その際、第1長手中央平面は2つの端部分39b,39cの間の境界表面として機能してもよい。
図1〜9に従う例示の実施形態では、2つの端部分39b,39cは第1長手中央平面M1の領域において互いから分かれている。高所(elevation)51は好ましくは第1長手中央平面M1に対して対称的であり、本例によれば、凸状の高所又は隆起部として構成される。2つの端部分39b,39cの移行領域では、高所51は丸みを帯びており、エッジもオフセットも有しない。従って、縫い操作の間に、糸は−損傷することなく−一方の端部分39b,39cから他方の端部分39c及び/又は39bにそれぞれスライドすることになる。
第1の例示の実施形態(図1〜9)の2つの端部分39b,39cの間の高所51は、この外郭表面Aを通って突出しない。
横断方向Qに高所51を見下ろすと、当該高所の幅は、針先端25から離れて長手軸Lに沿って横方向Sに連続的に減少する。同様に、高所51の高さは、針先端25から離れて長手軸Lに沿って横断方向Qに連続的に減少する。高所51は、第2長手中央平面M2からの高所の距離が最大となる頂点51aを有する。頂点51aは第1長手中央平面M1内に位置している。横断方向Qにおける第2長手中央平面M2から頂点51aの距離は、横断方向Qにおける第2長手中央平面M2からの第1側壁エッジ33の距離よりも差Dだけ小さい(図8)。第1側壁エッジ33の距離は、ニードルアイ30の開口の領域で、すなわち隙間ゲージプロフィール36の領域で測定される。第2長手中央平面M2から第2側壁エッジ35の距離は好ましくは、第2長手中央平面M2から頂点51aの距離より大きく、例えば第2長手中央平面M2から第1側壁エッジ33の距離と同じ大きさであってもよい。この結果、大寸法の側壁31が横断方向Qに実現でき、当該側壁は縫い針20にニードルアイ30の領域での良好な安定性を与える。
図1〜9に従う第1の例示の実施形態と異なり、図15〜20に従う第2の例示の実施形態における2つの端部分39b,39cは高所51によって互いから分かれていない。むしろ、溝底部46は好ましくは横方向Sに開けており(塞がっておらず)、それで2つの端部分39b,39cはオフセットもエッジも無く第1長手中央平面M1上で互いに直接移行している。従って、2つの糸溝開口42,43は第1長手中央平面M1内で互いに直接当接する。従って、横断方向Qに作業部23を見ると、糸溝39は、−ニードルアイ30にて始まり−針先端25に向かって第1溝部分39aに沿って横方向Sに初めに広がる輪郭を有する。2つの端部分39b,39cは、側壁領域47の端部分48が溝底部46に移行する地点で始まる。2つの端部分39b,39cはともに、溝部分39aから針先端25に向かって先細る共通の輪郭を有する。ゆえに、糸溝39は、−溝部分39aにて始まり−針先端25の方向に2つの端部分39b,39cに沿って減少する横方向Sの寸法を有する。この結果、糸溝39は、横断方向Zに見て両方の端部分39b,39c上で三角形の輪郭を有し、この三角形の横線は弧状に延びてもよい。この例示の実施形態では、糸溝39は、2つの端部分39b,39cに向かう溝部分39aの間の移行地点で横方向Sに最大の寸法を有する。
高所51は、ここで示し記載する2つの例示の実施形態の実質的な差異を形成する。図15〜20に従う第2の例示の実施形態では、2つの端部分39b,39cの間の高所51は除去され、糸溝の開けた内側表面で置き換えられている。それ以外は、縫い針20の2つの例示の実施形態は同一である。
糸溝39は前面32に向かって開いている。2つの糸溝開口42,43では、糸溝39が第1長手中央平面M1の両側で横方向Sにさらに開いている。本例示の実施形態では、糸溝39又は少なくとも2つの端部分39b,39cは、−第2長手中央平面M2に対して眺めて−一方のサイドにのみ設けられている。従って、糸溝39は第2長手中央平面M2を通って延在しないが、第2長手中央平面M2に到達してもよい。
その変形例では、少なくとも2つの端部分39b,39cが、図9において破線で非常に図式化されて示されている第2長手中央平面M2を通って延在することも可能である。最後に述べた実施形態の拡張では、糸溝39全体が、−前面32から見て−第2長手中央平面M2の他方の側に位置することも可能である。さらに又はそれに代えて、溝部分39aが長手中央平面M2を通って延在してもよい。
しかしながら、好ましい実施形態では、第2長手中央平面M2はどの地点でも糸溝39と交差せず、せいぜい接触する。これは、縫い針20が成形(forming)、特にスタンピングにより、非常に簡単に製造できるという利点を有する。
糸溝39は、図示の例示の実施形態において第1長手中央平面M1に対して対称になるように構成された縫い針20の捩れ溝を表す。好ましくは、縫い針20は全体として第1長手中央平面M1に対して対称になるよう構成される。
図3は、図1〜9に従う第1の例示の実施形態の様々な地点での捩れ溝又は糸溝39の幅を概略的に示す。溝部分39aは、横方向Sにおける2つの側壁31の最小距離と少なくとも同じ大きさである横方向Sの幅B1を有する。2つの端部分39b,39cの各々は、溝部分39aの幅B1より小さい幅B2を有する。それぞれの端部分39b,39cの幅B2は、糸ガイド方向Fに対して直角に測定される。糸ガイド方向Fは、それぞれの端部分39b,39cの境界を成すそれぞれのエッジ部分48の方向から生じる。
糸溝39の反対側のニードルアイ30の側には、針本体21の前面32上に、作業部23にはグリッパ開口53が設けられている。従って、グリッパ開口53の領域では、針本体21は横断方向Qに、長手軸Lに沿うグリッパ開口53に隣接する2つの領域よりも低い厚みを有する。このグリッパ開口53のために、ミシンのグリッパは、針本体21に沿って前面32上を移動する上糸をより良好に掴み、上糸を下糸に巻き付けることができる。グリッパ開口53は、第1長手中央平面M1に対して対称的に配置された2つの斜面(bevel)54を有する(図3及び5又は図17及び19)。しかしながら、一方の側にのみ斜面を設けたり、長手中央平面M1に対して別な態様で非対称になるように開口を構成したりすることも可能である。縫い針20は、横方向Sに見て一方の側又は他方の側から糸を掴むミシンのグリッパと相互作用してもよい。この結果、縫い針20は2つの縫い針を備えるミシンでの使用にも適する。第1長手中央平面M1に対する縫い針20の対称構造のため、2つの針がミシンで使用されるときでも混乱は生じない。このようなミシンでは、上述した2つの縫い針20を混乱の危険性無く使用できる。
図10〜14に関連して、素材60が縫われている間のミシンの縫い針20の使用を説明する。図10〜14は例として図1〜9に従う縫い針20の第1の例示の実施形態を示しているが、この説明は全ての例示の実施形態に当てはまる。
図10では、針20は縫製素材60から離れている。上糸61は、針20のニードルアイ30を通って縫製材料60の最後のステッチから延びる。縫製素材60は第1搬送方向T1に移動する。第1搬送方向T1は、針20の横方向Sと平行に指向している。その際、針20は、その長手軸Lに沿って縫製素材60に向かって下方に移動する。少なくとも針先端25が縫製素材60を刺すまで、上糸61は2つの糸溝開口42,43のうちの1つの内側に留まり、本例によれば、第1糸溝開口42内に留まる。この結果、上糸61の予期しない捩れ移動が防止される。
図12では、針20は、縫製素材60からの戻りストロークの後に、図10に示すように再びその初期位置にある。今、縫製素材60の搬送方向を逆にすると仮定する。連続する縫製工程のために、縫製素材は、第1搬送方向T1と反対である第2搬送方向T2に移動する。この方向の逆転の間、ニードルアイ30から縫製素材60まで延びる上糸61の糸部分は、第1糸溝開口42から−場合によっては存在する高所51を介して−第2糸溝開口43に移動する(図13,14)。その際、高所51が存在する場合、上糸61は2つの端部分39b,39cの間にエッジもオフセットも有しない凸状の高所51の上をスライドする。その際、上糸61のツイストシフトは少なくとも実質的に回避される。上糸61は、上糸61のツイスト(撚り合わせ)や解きを生じさせる、上糸61の延在方向とほとんど一致する角のある鋭利なエッジやオフセットの上を移動しない。
搬送方向の逆転を実行した後、縫製素材60は次に第2搬送方向T2へ移動し、縫い針20はその長手軸Lに沿うストローク移動を実行する。図10,11により示される状況と同様に、縫い針20がまだ縫製素材60を刺していない限り、上糸61はその際、第2糸溝開口43内に留まる。
従って、本例によれば、縫い針20は少なくとも2つの搬送方向T1,T2に縫うために設けられている。
本発明に従う縫い針は好ましくは、変位先端又は切断先端を具備する。
本発明は、ミシンで使用するための縫い針20に関する。縫い針20は、ニードルアイ30を備えた作業部23と、針先端25に向かって先細る領域24とを有する。ニードルアイ30は、針本体21の長手軸Lと直角に横断方向Qに縫い針20の針本体21を通過する。捩れ溝が、針本体21の外郭に対して凹んで針本体21の前面32に導入され、当該捩れ溝はニードルアイ30から針先端25の方向に延びる。捩れ溝は、2つの糸溝開口42,43を有する糸溝39によって形成される。捩れ溝は好ましくは、長手軸Lと横断方向Qによって張られる第1長手中央平面M1に対して第1長手中央平面M1に対して対称である。糸溝39は、ニードルアイ30に隣接する溝部分39aを有する。糸溝は2つの端部分39b,39cを有し、その各々は、ニードルアイ30に対して離れて糸溝開口42,43を有する。1つの例示の実施形態では、凸状の丸みを帯びた高所51は2つの端部分39b,39cを互いから分離してもよい。高所51は好ましくは、第1長手中央平面M1に対して対称になるように構成される。
20 縫い針
21 針本体
22 針保持部
23 作業部
24 先細り領域
25 針先端
26 柄部
30 ニードルアイ
31 側壁
32 前面
33 第1側壁エッジ
34 裏面
35 第2側壁エッジ
36 隙間ゲージプロフィール
39 糸溝
39a 糸溝部分
39b 第1端部分
39c 第2端部分
40 下側横断表面
41 上側横断表面
42 第1糸溝開口
43 第2糸溝開口
45 下側エッジ
46 溝底部
47 側壁領域
48 エッジ部分
51 高所
51a 頂点
53 グリッパ開口
54 斜面
60 縫製素材
61 上糸
A 外郭表面
B1 溝部分の幅
B2 端部分の幅
F 糸ガイド方向
L 長手軸
M1 第1長手中央平面
M2 第2長手中央平面
Q 横断方向
S 横方向
T1 第1搬送方向
T2 第2搬送方向

Claims (16)

  1. ミシン用の縫い針(20)であって、
    前記ミシンにおいて前記縫い針(20)をクランプするための保持部(22)と、前記縫い針(20)の針先端(25)を有する作業部(23)とを有する、長手軸(L)に沿って延在する針本体(21)と、
    前記針本体(21)の前記作業部(23)に設けられ、前記針本体(21)を完全に通って延びるニードルアイ(30)と、
    前記ニードルアイ(30)と前記針先端(25)の間に設けられ、前記針先端(25)に面する前記ニードルアイ(30)の下側エッジ(45)において前記ニードルアイ(30)で終端する糸溝(39)と、を備え、
    前記糸溝(39)は、前記ニードルアイ(30)から離れて、第1糸溝開口(42)及び第2糸溝開口(43)を有し、これら開口は、前記針本体(21)を通る第1長手中央平面(M1)の異なる側に配置されている、縫い針。
  2. 前記第1長手中央平面(M1)に対して直角の横方向(S)における2つの糸溝開口(42,43)の間の距離が、前記ニードルアイ(30)に隣接する地点での前記横方向(S)における前記糸溝(39)の幅より大きい、ことを特徴とする請求項1に記載の縫い針。
  3. 前記第1長手中央平面(M1)に対して直角の横方向(S)における前記糸溝(39)の1つの寸法が、前記ニードルアイ(30)から始まって、2つの糸溝開口(42,43)の方向に増大する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の縫い針。
  4. 前記糸溝(39)は、前記ニードルアイ(30)に直接隣接する溝部分(39a)を有する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の縫い針。
  5. 前記溝部分(39a)は、前記ニードルアイ(30)の境界を定める側壁のそれぞれ1つの側壁領域(47)によって向かい合う側で境界を定められる、ことを特徴とする請求項4に記載の縫い針。
  6. 前記溝部分(39a)の溝底部(46)は、前記ニードルアイ(30)から始まって前記針先端(25)の方向に前記長手軸(L)に近づく、ことを特徴とする請求項4又は5に記載の縫い針。
  7. 前記糸溝(39)は、それぞれ1つの糸溝開口(42,43)と前記溝部分(39a)の間に延在する2つの端部分(39b,39c)を有する、ことを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の縫い針。
  8. 前記糸溝の前記端部分(39b,39c)は、作業部(23)の領域(24)に設けられており、該領域(24)は前記針先端(25)に向かって先細る、ことを特徴とする請求項7に記載の縫い針。
  9. 前記端部分(39b,39c)の幅(B2)は前記溝部分(39a)の幅(B1)より小さい、ことを特徴とする請求項7又は8に記載の縫い針。
  10. 前記糸溝(39)の前記2つの端部分(39b,39c)の間に高所(51)が設けられる、ことを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の縫い針。
  11. 前記高所(51)は、エッジ無しに、前記糸溝(39)の前記2つの端部分(39b,39c)に移行する、ことを特徴とする請求項10に記載の縫い針。
  12. 前記高所(51)は、凸状に湾曲しており、前記第1長手中央平面(M1)上に頂点(51a)を有する、ことを特徴とする請求項10又は11に記載の縫い針。
  13. 前記糸溝(39)は、前記第1長手中央平面(M1)に対して直角に指向する平面であって、前記針本体(21)を通る第2長手中央平面(M2)を通って延在しない、ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の縫い針。
  14. 前記ニードルアイ(30)は、1つの側壁エッジ(33,35)にて前記針本体(21)の外郭表面(A)の境界を定めるそれぞれ1つの側壁(31)によって、前記第1長手中央平面(M1)の向かい合う側で境界を定められる、ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の縫い針。
  15. ミシン用の縫い針(20)であって、
    前記ミシンにおいて前記縫い針(20)をクランプするための保持部(22)と、前記縫い針(20)の針先端(25)を有する作業部(23)とを有する、長手軸(L)に沿って延在する針本体(21)と、
    前記針本体(21)の前記作業部(23)に設けられ、前記針本体(21)を完全に通って延びるニードルアイ(30)と、
    前記ニードルアイ(30)と前記針先端(25)の間に設けられ、前記針先端(25)に面する前記ニードルアイ(30)の下側エッジ(45)において前記ニードルアイ(30)で終端する糸溝(39)と、を備え、
    前記糸溝(39)は、前記ニードルアイ(30)から離れて、第1糸溝開口(42)及び第2糸溝開口(43)を有し、これら開口は、前記針本体(21)を通る第1長手中央平面(M1)の異なる側に配置されており、
    前記糸溝(39)は、前記ニードルアイ(30)に直接隣接する溝部分(39a)を有し、
    前記糸溝(39)は、それぞれ1つの糸溝開口(42,43)と前記溝部分(39a)の間に延在する2つの端部分(39b,39c)を有し、
    前記端部分(39b,39c)の幅(B2)は前記溝部分(39a)の幅(B1)より小さく、
    前記糸溝(39)の前記2つの端部分(39b,39c)の間に高所(51)が設けられ、
    前記ニードルアイ(30)は、1つの側壁エッジ(33,35)にて前記針本体(21)の外郭表面(A)の境界を定めるそれぞれ1つの側壁(31)によって、前記第1長手中央平面(M1)の向かい合う側で境界を定められ、
    前記側壁エッジ(33,35)は、前記第1長手中央平面(M1)に対して直角に指向する第2長手中央平面(M2)から最大距離を隔てており、当該距離は前記第2長手中央平面(M2)に対する前記高所(51)の最大距離より大きい、ことを特徴とする縫い針
  16. ミシンを通して少なくとも2つの搬送方向(T)に搬送される縫製素材(60)を縫うミシンにおける、請求項1〜15のいずれか一項に記載の縫い針(20)の使用。
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