JP4526825B2 - エネルギーデバイス - Google Patents

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Description

本発明は、高容量化かつ薄型化が可能であるエネルギーデバイスに関する。
近年、携帯電話やPDAに代表される携帯型電子機器の小型軽量化が急速に進んでおり、使用される二次電池の高性能化への開発が積極的に進められている。中でもリチウム二次電池は、鉛蓄電池やニッケル−カドミウム電池を凌駕する放電電圧とエネルギー密度を持ち、ニッケル・水素電池を凌いで二次電池の主流となっている。
このリチウム二次電池では、リチウムイオンの授受を行う正極及び負極の材料が充放電電圧やサイクル寿命などの電池特性に大きな影響を与える。負極材料においては、体積あたりのリチウムイオンの含有能力によりエネルギー密度が左右される。
負極として用いることができる材料として、リチウムと反応し合金を形成する材料が報告されている。その中でもシリコンは理論容量が大きいため、負極材料として特に有望であり、シリコンを負極として用いた種々の二次電池が提案されている。なかでも薄膜シリコンを用いた二次電池は、良好な充放電サイクル特性を示す。
特許文献1には、CVD法またはスパッタリング法などの方法で集電体上にシリコンの微結晶薄膜または非晶質薄膜を形成してなるリチウム二次電池用負極が記載されている。
しかしながら、シリコン薄膜を負極として用いた際には、充放電を繰り返してリチウムの吸蔵/放出が起こると、シリコンの体積の膨張/収縮が非常に大きいため、集電体にしわが生じたり、シリコン薄膜と集電体とが剥離するという問題があった。このしわや剥離は、リチウム二次電池のサイクル特性を悪化させる。
これを解決するため、集電体の表面に凹凸を設け、その上にシリコン薄膜を形成することによって、シリコン粒子を逆錐形に成長させて、シリコン薄膜層の集電体付近に空隙を形成することが提案されている(特許文献2参照)。充放電サイクルに伴うシリコンの膨張/収縮による応力を空隙が緩和するため、集電体にしわが発生したり、負極活物質であるシリコン薄膜が集電体から剥離するような応力が発生したりするのを抑制することができるとされている。
しかし、集電体付近の空隙だけでは、厚さ方向において集電体から遠いシリコン薄膜の表面付近におけるシリコンの膨張/収縮による応力を緩和することができない。従って、満足できるサイクル特性は得られない。
特開2002−83594号公報 特開2002−313319号公報
本発明は、上記の従来の二次電池の問題を解決し、シリコン薄膜からなる負極活物質を備え、サイクル特性に優れたエネルギーデバイスを提供することを目的とする。
本発明のエネルギーデバイスは、負極集電体と、この上に形成されたシリコンの柱状粒子を含む負極活物質薄膜とを備えたエネルギーデバイスであって、前記負極活物質薄膜に含まれる全ての前記シリコンの柱状粒子は、その径が前記負極集電体の表面から遠ざかるにしたがって徐々に増大し、最大となったのち、シリコン薄膜の表面に近づくにしたがって小さくなる略樽型であり、厚さ方向においてシリコン密度が最大となる位置の前記負極集電体の表面からの距離をh、前記負極活物質薄膜の厚さをdとしたとき、0<h/d≦0.8であり、厚さ方向においてシリコン密度が最大となる位置での、前記負極集電体の表面と平行な方向における前記シリコンの柱状粒子の径をL1、厚さ方向においてシリコン密度が最大となる位置と前記負極活物質薄膜の表面との距離をL2としたとき、L2/L1≧0.5であることを特徴とする。
本発明によれば、負極活物質薄膜に含まれるシリコンの柱状粒子の概略形状を、厚さ方向の略中間部分が最も太い樽型にすることができるので、充放電に伴うシリコンの膨張/収縮による応力を緩和することができる。従って、大容量化のために正極活物質層を厚くし、これに対応するように負極活物質層を厚くしても、サイクル特性の劣化を防止することができる。即ち、本発明により大容量とサイクル特性とが両立したエネルギーデバイスを実現することができる。
本発明のエネルギーデバイスは、負極集電体と、この上に形成されたシリコンの柱状粒子を含む負極活物質薄膜とを備える。そして、前記負極活物質薄膜に含まれる全ての前記シリコンの柱状粒子は、その径が前記負極集電体の表面から遠ざかるにしたがって徐々に増大し、最大となったのち、シリコン薄膜の表面に近づくにしたがって小さくなる略樽型である。厚さ方向においてシリコン密度が最大となる位置の前記負極集電体の表面からの距離をh、前記負極活物質薄膜の厚さをdとしたとき、0<h/d≦0.8である。厚さ方向においてシリコン密度が最大となる位置での、前記負極集電体の表面と平行な方向における前記シリコンの柱状粒子の径をL1、厚さ方向においてシリコン密度が最大となる位置と前記負極活物質薄膜の表面との距離をL2としたとき、L2/L1≧0.5を満足する。
即ち、シリコン柱状粒子が略樽型であり、負極集電体の表面と平行な断面におけるシリコン密度は、負極活物質薄膜の厚さ方向の略中間部分にて最大となり、これより負極集電体に近い側及び遠い側(負極活物質薄膜の表面側)にいくに従ってシリコン密度が低下する。これにより、充放電に伴うシリコンの膨張/収縮によって負極活物質薄膜と負極集電体との界面で発生する応力を緩和することができるので、負極集電体のしわや負極活物質薄膜と負極集電体との剥離を防止できる。その結果、サイクル特性が向上する。
このような負極活物質薄膜は、負極集電体上にシリコンを主成分として含む負極活物質薄膜を真空プロセスにより成膜することにより得られる。
ここで、本発明において、「シリコンを主成分として含む」とは、シリコンの含有量が50at%以上であることを意味し、望ましくは70at%以上、更に望ましくは80at%以上、最も望ましくは90at%以上である。シリコン含有量が高いほど電池容量を向上できる。
また、真空プロセスとは、蒸着法、スパッタ法、CVD法、イオンプレーティング法、レーザーアブレーション法などの各種真空薄膜製造プロセスを含む。薄膜の種類に応じて最適な成膜法を選択することができる。真空成膜法により薄い負極活物質薄膜を効率よく製造できる。その結果、小型薄型のエネルギーデバイスが得られる。中でも、真空蒸着法は、簡易且つ効率的に所望する薄膜を形成することができるので好ましい。
ここで、負極集電体の被成膜面の表面粗さRaが0.01〜1μmである。
表面粗さRaがこの数値範囲の下限を下回ると、シリコンの柱状粒子が負極集電体の表面近傍においても密に成長しやすいので、充放電に伴うシリコン粒子の膨張/収縮によって負極活物質薄膜と負極集電体との界面で発生する応力を緩和することが困難となる。また、負極集電体の被成膜面が平滑であるので、負極集電体と負極活物質薄膜との密着性が低下する。これらにより、充放電を繰り返すと負極集電体と負極活物質薄膜との間で剥離が生じやくなり、その結果、サイクル特性が低下する。
また、表面粗さRaがこの数値範囲の上限を上回ると、シリコン柱状粒子が逆錐体状に成長し、負極活物質薄膜の表面近傍にてシリコン密度が最大値となる。従って、同じ負極活物質薄膜の厚みであれば、略樽型の本発明のシリコン柱状粒子に比べて、逆錐体状のシリコン柱状粒子の方が、最大径部での径が大きくなる。よって、充放電によりシリコン柱状粒子が膨張/収縮を繰り返すとき、シリコン柱状粒子間の相互干渉は、逆錐体状のシリコン柱状粒子の方が大きくなる。その結果、負極活物質薄膜と負極集電体との界面で発生する応力を緩和することが困難となる。従って、負極集電体のしわや負極活物質薄膜と負極集電体との間で剥離が生じやすくなり、その結果、サイクル特性が低下する。
更に、第1の製造方法では、前記負極集電体をソースに対して相対的に移動しながら成膜を行い、被成膜領域に、前記負極集電体の相対的移動方向の下流側から不活性ガスを導入する。また、第2の製造方法では、前記負極活物質薄膜の全成膜時間をT、成膜開始時刻を0としたとき、0<t≦0.83Tを満足する時刻tから成膜終了までの期間に被成膜領域に不活性ガスを導入する。このように、負極活物質薄膜の成膜時間の後半のみに不活性ガスを導入することにより、負極活物質薄膜の表層近傍でシリコン柱状粒子の径の肥大化を防止することができる。その結果、略樽型のシリコン柱状粒子を形成することができる。
以下に、本発明を更に詳細に説明する。
本発明の一実施形態のエネルギーデバイスは、両面に正極活物質が形成された正極集電体と、セパレータと、両面に負極活物質が形成された負極集電体とを、正極集電体と負極集電体との間にセパレータが介在するようにして巻回した円筒状巻回物を電池缶に収め、この電池缶を電解液で満たしてなる。
正極集電体としては、Al、Cu、Ni、Ti、ステンレススチールの厚さ10〜80μmの箔、網などを用いることが出来る。あるいは、表面に金属薄膜が形成されたポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどの高分子基板を用いることも出来る。
正極活物質はリチウムイオンの出入が出来ることが必要であり、Co、Ni、Mo、Ti、Mn、Vなどの遷移金属を含むリチウム含有遷移金属酸化物や、これにアセチレンブラックなどの導電性補助剤とニトリルゴム、ブチルゴム、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデンなどの結着剤とを混合した混合ペーストを用いることも出来る。
負極集電体としては、Cu、Ni、ステンレススチールの厚さ10〜80μmの箔、網などを用いることが出来る。あるいは、表面に金属薄膜が形成されたポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどの高分子基板を用いることも出来る。
負極集電体の表面には下地層が形成されていても良い。下地層としては、例えば、集電体と負極活物質薄膜との間の接着力強化や防錆処理などを目的とする層であってもよく、具体的には、例えばシリコン−銅薄膜やクロメート処理層などを用いることが出来る。あるいは、負極集電体として銅箔を用いる場合には、亜鉛メッキ、スズ、銅、ニッケル、若しくはコバルトと亜鉛との合金メッキ、ベンゾトリアゾールなどのアゾール誘導体を用いた被覆層、クロム酸若しくは二クロム酸塩を含む溶液などによるクロム含有被膜、またはこれらの組み合わせを用いることが出来る。負極集電体として、銅箔に代えて、他の基材の表面に銅被覆を施したものを用いることも出来、この場合には、この銅被覆の表面に上記の下地層を形成してもよい。本発明では、このような下地層が形成されている場合には、この下地層を含めて負極集電体と考える。従って、上述した負極集電体の被成膜面の表面粗さRaとしてはこの下地層の表面粗さが適用される。
負極活物質は、シリコンを主成分として含むシリコン薄膜である。シリコン薄膜はアモルファスまたは微結晶であることが好ましく、スパッタリング法、蒸着法、CVD法をはじめとする真空成膜プロセスで形成することができる。
セパレーターは機械的強度とイオン透過性とに優れることが好ましく、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリフッ化ビニリデンなどを用いることが出来る。セパレーターの孔径は例えば0.01〜10μmであり、その厚さは例えば5〜200μmである。
電解液としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、メチルエチルカーボネート、6フッ化メチルアセテート、又はテトロヒドロフラン等の溶媒に、LiPF6、LiBF4、LiClO4などの電解質塩を溶解させた溶液を用いることが出来る。
電池缶としては、ステンレススチール、鉄、アルミニウム、ニッケルメッキスチールなどの金属材料を用いることができるが、電池用途に応じてプラスチック材料を用いることもできる。
(実施例1〜3,比較例1〜3)
正極集電体として厚さ40μmのアルミ箔を用い、その両面に正極活物質としてLiCoO2にアセチレンブラック、ポリフッ化ビニリデン等を適量加えた合剤ペーストを厚さ100μmに塗布形成した。また、負極集電体として厚さ30μmの銅箔を用い、その両面に負極活物質としてシリコン薄膜を真空蒸着法を用いて形成した。こうして形成した正極と負極とを、平均孔径1μm厚さ50μmのポリプロピレンをセパレータとして正極と負極との間に挟み込んで巻回し、正極及び負極に取り出し電極をそれぞれ設けて、ステンレススチールの缶にプロピレンカーボネート系の電解液とともに封入し、一般的なリチウムイオン二次電池を作製した。
図1は、本実施例において使用した、真空蒸着法を用いて負極活物質としてのシリコン薄膜を成膜するための装置を示した断面図である。
負極集電体としての基材1は、巻き出しロール2から巻き出され、搬送ロール3a、キャンロール(円筒状基材支持装置)4、搬送ロール3bで順に搬送されて巻き取りロール5に巻き取られる。
キャンロール4の下部には蒸着ユニット10が配置されている。蒸着ユニット10は、蒸着ソース(本例ではシリコン)11と、蒸着ソース11を保持するるつぼ12と、電子ビーム13aを発する電子ビーム発生装置13とを備える。電子ビーム発生装置13からの電子ビーム13aは、図示しない偏向ヨークで偏向されて蒸着ソース11を照射して、蒸着ソース11を加熱し蒸発させる。
キャンロール4と蒸着ユニット10との間には、開口21aを有する遮蔽板21と、矢印22aの方向に移動して開口21aを開閉するシャッター22とが設けられている。
遮蔽板21とキャンロール4との間であって、開口21aよりも基材1の移動方向の下流側の位置に、被蒸着領域に向けてガス導入ノズル25が配置されている。
以上の装置は、真空槽20内に収納される。真空槽20の内部は真空排気装置29により所定の真空度に維持されている。
このような装置を用いて、蒸着ソース11としてシリコン約100gをるつぼ12に載せ、電子ビーム発生装置13からの電子ビーム13aを照射して加熱してシリコンを蒸発させた。蒸着ソース11から生成された蒸発粒子は、開口21aを通過して、キャンロール4上を走行している基材(銅箔)1上に堆積してシリコン薄膜を形成した。このようにして、基材1を走行させながら、基材1上に厚さ10μmのシリコン薄膜を連続的に成膜した。
このとき、実施例1〜3、比較例1,2では、ガス導入ノズル25からArガスを8.45×10-2Pa・m3/s導入しながら成膜した。ガス導入ノズル25は、基材1の走行方向から見て開口21a内の下流側の端部近傍にのみArガスを供給する。従って、基材1上の特定の地点に着目すると、その地点に形成されるシリコン薄膜の成膜期間のうち、終了側のある期間のみArガスが導入されながら成膜されることになる。実施例1〜3、比較例1,2では、基材1の被成膜面の表面粗さRaを変えて成膜した。一方、比較例3では、Arガスを導入しない以外は実施例2と同様にして成膜した。
図2、図4は実施例2の、図3は比較例3の、負極活物質の厚さ方向に沿った断面のSEM写真を模式的に表したものである。図2〜図4において、1は負極集電体としての銅箔(基材)、30は負極活物質としてのシリコン薄膜を構成するシリコン粒子(結晶粒子)である。図2〜図4に示されているように、シリコン粒子30は、厚さ方向(図2〜図4の紙面の上下方向)を長手方向とする柱状構造を有している。しかも、シリコン粒子30の径は、厚さ方向において一定ではない。即ち、図2及び図4(実施例2)では、シリコン粒子30の径は、負極集電体1の表面から徐々に増大し、厚さ方向の略中央近傍にて最大となり、シリコン薄膜の表面に近づくにしたがって小さくなる。これに対して、図3(比較例3)では、シリコン粒子30の径は、負極集電体1の表面から徐々に増大し、シリコン薄膜の表面近傍で最大となる。
本発明では、厚さ方向におけるシリコン粒子30の径(即ち、シリコン密度)の変化に着目し、厚さ方向においてその径(即ち、密度)が最大となる位置がエネルギーデバイスのサイクル特性に影響を及ぼすことを見出した。
即ち、本発明は、図2及び図3に示されているように、厚さ方向においてシリコン密度が最大となる位置の負極集電体1の表面からの距離をh、負極活物質薄膜の厚さをdとしたとき、比h/dに着目する。
ここで、距離hは、以下のようにして決定される。即ち、少なくとも10個のシリコン粒子30を含む厚さ方向に沿った断面のSEM写真において、負極集電体1の表面に垂直な方向に、負極集電体1の表面からシリコン薄膜の表面までを100分割する。100個に分割された負極集電体1の表面と平行な個々の領域においてシリコン密度が最大となる領域を決定し、その領域の厚さ方向の中央位置の負極集電体1の表面からの距離を求める。これを、撮影位置が異なる少なくとも10枚のSEM写真について行い、それらから得られる距離の平均値を距離hとする。ここで、シリコン密度とは、SEM写真における前記各領域に対する、シリコン粒子間の空隙を除いたシリコンの存在割合を意味する。
また、負極活物質薄膜の厚さdは、以下のようにして決定される。即ち、厚さ方向に沿った断面のSEM写真中の特定のシリコン粒子30に着目し、このシリコン粒子30のうち、負極集電体1の表面に対して垂直な方向において負極集電体1の表面から最も離れた箇所の、負極集電体1の表面からの距離をこのシリコン粒子30の高さとする。少なくとも20個のシリコン粒子について同様に高さを求め、その平均値を負極活物質薄膜の厚さdとする。
更に、本発明は、図4に示されているように、厚さ方向においてシリコン密度が最大となる位置での、負極集電体1の表面と平行な方向におけるシリコン粒子30の径をL1、厚さ方向においてシリコン密度が最大となる位置と負極活物質薄膜の表面との距離をL2としたとき、比L2/L1に着目する。
ここで、比L2/L1は以下のようにして決定される。即ち、少なくとも10個のシリコン粒子30を含む厚さ方向に沿った断面のSEM写真において、負極集電体1の表面に垂直な方向に、負極集電体1の表面からシリコン薄膜の表面までを100分割する。100個に分割された負極集電体1の表面と平行な個々の領域においてシリコン密度が最大となる領域を決定する。その領域の厚さ方向の中央位置を通り負極集電体1の表面と平行な直線に沿ったシリコン粒子30の径L1’を求める。また、この直線と、これより最も離れた位置にあるシリコン粒子30の頂点との距離L2’を求める。これより比L2’/L1’を求める。少なくとも20個のシリコン粒子30について同様に比L2’/L1’を求め、その平均値を比L2/L1とする。
実施例1〜3,比較例1〜3で形成したリチウムイオン二次電池に対し、0.2Cの充放電速度で、50サイクル後及び200サイクル後の充放電サイクル試験を行った。サイクル試験後の電池容量維持率を表1に示す(順に「50サイクル後」及び「200サイクル後」と表示)。併せて、比h/d及び比L2/L1を示す。
Figure 0004526825
表1からわかるように、負極集電体1の被成膜面の表面粗さRaが0.01〜1μmの範囲内である実施例1〜3は、0<h/d≦0.8及びL2/L1≧0.5の一方又は両方を満足している。即ち、シリコン粒子は、膜厚方向のほぼ中央位置で径が最大となり、その後、負極活物質薄膜の表面に向かって径が小さくなっていた。そして、0<h/d≦0.8及びL2/L1≧0.5のうちの少なくとも一方を満足する実施例1〜3は、50サイクル後及び200サイクル後の電池容量維持率に関して、これらのいずれをも満足しない比較例1〜3に比べて優れていた。
負極集電体1の被成膜面の表面粗さRaが0.1μmを超える比較例2では、h/d>0.8且つL2/L1<0.5である。即ち、シリコン粒子は、負極活物質薄膜の表面近傍に最大径部を有する略逆円錐形状を有していた。このような比較例2では、良好なサイクル特性は得られなかった。
負極集電体1の被成膜面の表面粗さRaが0.01μm未満の比較例1では、h/d>0.8且つL2/L1<0.5である。即ち、シリコン粒子は、負極活物質薄膜の表面近傍に最大径部を有する略逆円錐形状を有していた。また、負極集電体1の近傍でもシリコン粒子が比較的高密度で成長していた。これらに加えて、負極集電体1の被成膜面が平滑であることにより、負極集電体1とシリコン薄膜との剥離が生じやすく、そのため50サイクル後のサイクル特性が劣っていた。また、200サイクルの充放電を繰り返す過程で負極集電体1とシリコン薄膜との界面で剥離を生じた。これは、シリコン粒子の膨張/収縮による応力に界面が耐えられなかったためであると考えられる。
更に、シリコン薄膜の成膜中にArガス導入を行わなかった比較例3では、h/d>0.8且つL2/L1<0.5である。即ち、シリコン粒子は、負極活物質薄膜の表面近傍に最大径部を有する略逆円錐形状を有していた。このような比較例3では、良好なサイクル特性は得られなかった。
なお、実施例1〜3のそれぞれのシリコン薄膜は、X線回折測定(CuKα、40kV)でいずれも顕著なシリコン結晶に相当するピークが検出されず、アモルファスまたは微結晶であることが推定できた。
(実施例4〜8,比較例4)
負極集電体1として被成膜面の表面粗さRaが0.125μmの銅箔を用い、成膜中に供給する不活性ガスの種類を変える以外は実施例2と同様にしてシリコン薄膜を成膜し、リチウムイオン二次電池を作製した(実施例4〜8)。また、不活性ガスに代えて酸素ガスを供給しながら成膜する以外は実施例2と同様にしてシリコン薄膜を成膜し、リチウムイオン二次電池を作製した(比較例4)。
実施例4〜8,比較例4で形成したリチウムイオン二次電池に対し、0.2Cの充放電速度で、50サイクル後及び200サイクル後の充放電サイクル試験を行った。サイクル試験後の電池容量維持率、比h/d、比L2/L1を表2に示す。
Figure 0004526825
表2からわかるように、導入ガスとしてシリコンと反応するO2を用いた比較例4では、
シリコン粒子が、負極活物質薄膜の表面近傍に最大径部を有する略逆円錐形状を有していた。また、シリコン薄膜が成長せず多くは酸化シリコンのアモルファスもしくは微結晶となったと推定され、サイクル特性が極めて悪い。
これに対し実施例4〜8のように、導入ガスとして不活性ガスを用いた場合においては良好なサイクル特性を得ることができた。
実施例4〜8では不活性ガスとして、N2、He、Ne、Ar、Xeを用いたが、本発明は導入ガスとしてSiと反応しない不活性ガスであればよく、実施例4〜8で用いたガスに限られるものではない。
なお、実施例4〜8のそれぞれのシリコン薄膜は、X線回折測定(CuKα、40kV)でいずれも顕著なシリコン結晶に相当するピークが検出されず、アモルファスまたは微結晶であることが推定できた。
(実施例9〜12,比較例5)
負極の製造方法を以下のように変更する以外は実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を作製した。
図5は、本実施例において使用した、真空蒸着法を用いて負極活物質としてのシリコン薄膜を成膜するための装置を示した断面図である。
図5の装置はガス導入ノズル25の配置において図1に示した装置と異なる。即ち、図5の装置では、ガス導入ノズル25は、遮蔽板21と蒸着ユニット10との間の空間に、開口21aに向かってガスを供給できるように配置されている。これ以外は図1に示した装置と同様であり、図1と同じ構成要素には同じ符号を付してそれらについての詳細な説明を省略する。
このような装置を用いて、蒸着ソース11としてシリコン約100gをるつぼ12に載せ、電子ビーム発生装置13からの電子ビーム13aを照射して加熱してシリコンを蒸発させた。蒸着ソース11から生成された蒸発粒子は、開口21aを通過して、キャンロール4上の基材1上に堆積してシリコン薄膜を形成した。
負極集電体(基材)1として厚さ30μm、被成膜面のRaが0.125μmの銅箔を用いた。シャッター22を時間T=600秒だけ開放し、このシャッター開放時間Tの間は基材1の搬送を停止して、基材1上に厚さ10μmのシリコン薄膜を成膜した。時間Tが経過後、シャッター22を閉じ、基材1を開口21aの開口長とほぼ同じ長さだけ巻き出しロール2から巻き取りロール5に搬送した。その後、再度シャッター22を時間T=600秒だけ開放し、基材1上に厚さ10μmのシリコン薄膜を成膜した。この動作を繰り返し、基材1を間欠的に搬送して、基材1上にシリコン薄膜を成膜した。
更に、シャッター22を解放した時刻を0として、時刻t秒から成膜終了(t=600秒)までの間は、ガス導入ノズル25からArガスを8.45×10-2Pa・m3/s導入し続けた。
以上の方法において、Arガスの導入開始時刻tを変化させてシリコン薄膜を成膜した(実施例9〜12,比較例5)。
実施例9〜12,比較例5で形成したリチウムイオン二次電池に対し、0.2Cの充放電速度で、50サイクル後及び200サイクル後の充放電サイクル試験を行った。サイクル試験後の電池容量維持率、比h/d、比L2/L1を表3に示す。
Figure 0004526825
表3からわかるように、不活性ガスの導入開始時刻によって比h/d、比L2/L1が変化し、t≦500秒(即ち、t/T≦0.83)である実施例9〜12では0<h/d≦0.8及びL2/L1≧0.5の一方又は両方を満足し、良好なサイクル特性を得ることができた。
なお、実施例9〜12のそれぞれのシリコン薄膜は、X線回折測定(CuKα、40kV)でいずれも顕著なシリコン結晶に相当するピークが検出されず、アモルファスまたは微結晶であることが推定できた。
(実施例13〜15,比較例6)
実施例1のセパレータおよび電解質に代えて固体電解質を用い、負極集電体1の被成膜面の表面粗さRaを種々に変化させる以外は実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を作製した(実施例13〜15)。固体電解質は、リン酸リチウムを抵抗加熱装置を用いて500℃に加熱し、真空蒸着法を用いて形成した厚さ1μmの薄膜を用いた。また、負極活物質薄膜の形成時にArガスの導入を行わない以外は実施例14と同様にしてリチウムイオン二次電池を作製した(比較例6)。
実施例13〜15,比較例6で形成したリチウムイオン二次電池に対し、0.2Cの充放電速度で、50サイクル後及び200サイクル後の充放電サイクル試験を行った。サイクル試験後の電池容量維持率、比h/d、比L2/L1を表4に示す。
Figure 0004526825
表4からわかるように、電解質として固体電解質を用いた場合でも、負極集電体1の被成膜面の表面粗さRaが0.01〜1μmの範囲内である実施例13〜15は、0<h/d≦0.8及びL2/L1≧0.5の一方又は両方を満足し、良好なサイクル特性を得ることができた。
一方、シリコン薄膜の成膜時に不活性ガスの導入を行わない比較例6は、0<h/d≦0.8及びL2/L1≧0.5のいずれをも満足せず、サイクル特性が劣っていた。
本発明のエネルギーデバイスの利用分野は特に限定されないが、例えば薄型、軽量の小型携帯機器の2次電池として利用することができる。
本発明において負極活物質薄膜を成膜する装置の一実施形態を示した断面図 本発明の実施例2における負極活物質の断面SEM写真と比h/dとを模式的に表わした図 比較例3における負極活物質の断面SEM写真と比h/dとを模式的に表わした図 本発明の実施例2における負極活物質の断面SEM写真と比L2/L1とを模式的に表わした図 本発明において負極活物質を成膜する装置の別の実施形態を示した断面図
符号の説明
1 基材
2 巻き出しロール
3a,3b 搬送ロール
4 キャンロール
5 巻き取りロール
10 蒸着ユニット
11 蒸着ソース
12 るつぼ
13 電子ビーム発生装置
13a 電子ビーム
20 真空槽
21 遮蔽板
21a 開口
22 シャッター
22a シャッター移動方向
25 ガス導入ノズル
29 真空排気装置
30 シリコン粒子

Claims (2)

  1. 負極集電体と、この上に形成されたシリコンの柱状粒子を含む負極活物質薄膜とを備えたエネルギーデバイスであって、
    前記負極活物質薄膜に含まれる全ての前記シリコンの柱状粒子は、その径が前記負極集電体の表面から遠ざかるにしたがって徐々に増大し、最大となったのち、シリコン薄膜の表面に近づくにしたがって小さくなる略樽型であり、
    厚さ方向においてシリコン密度が最大となる位置の前記負極集電体の表面からの距離をh、前記負極活物質薄膜の厚さをdとしたとき、0<h/d≦0.8であり、
    厚さ方向においてシリコン密度が最大となる位置での、前記負極集電体の表面と平行な方向における前記シリコンの柱状粒子の径をL1、厚さ方向においてシリコン密度が最大となる位置と前記負極活物質薄膜の表面との距離をL2としたとき、L2/L1≧0.5であることを特徴とするエネルギーデバイス。
  2. 前記負極集電体の前記負極活物質薄膜側の面の表面粗さRaが0.01〜1μmである請求項1に記載のエネルギーデバイス。
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