JP4524012B2 - 小型遊星歯車装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は小型遊星歯車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
マイクロマシンなどに用いられる従来の小型遊星歯車装置は、図3のように構成されている。
【0003】
この図3の小型遊星歯車装置は減速段が2段の例を示している。
即ち、従来の小型遊星歯車装置1は、遊星歯車機構を収容する大径円筒部2aと出力軸及び軸受を収容する小径円筒部2bから成るハウジング2を備えている。そして、この大径円筒部2aの内周面には内歯歯車3が設けられている。
【0004】
また、小径円筒部2bの外周には、この小型遊星歯車装置1をマイクロマシンなどの装置に取付けるための取付穴2d′を有する複数の突体2dが設けられている。
【0005】
ハウジング2の大径円筒部2aの開口面には、円板状の台座4が取付けられ、台座4の中央の穴4aから内方へ入力軸(モータMの駆動軸)5が挿入され、入力軸5の内側先端には、入力歯車6が固定されている。
【0006】
また、台座4側において、モータMを固定するために、例えばハウジング2の大径円筒部2dの先端近傍に複数のネジ穴4bが設けられている。
【0007】
ハウジング2の小径円筒部2b内には、複数(例えば2個)の軸受7によって出力軸8の基部が回動自在に収容されている。
【0008】
2個の軸受7、7は小径円筒部2bの環状突出部2cを挟むように収容され、出力軸8が軸方向に移動しないように、2個の軸受7、7の各外側部分に接するように、2個のEリング8a、8aが出力軸8に設けられた環状溝8b、8bに嵌着されている。
【0009】
出力軸8の内側先端には、中央に嵌合穴9aを有する出力板9が圧入固定されている。出力板9には、円周方向に等間隔で複数(例えば3個)の遊星軸10が固定され、各遊星軸10には、それぞれ同一歯数の遊星歯車11が回動自在に嵌合されている。
【0010】
各遊星歯車11はハウジング2の大径円筒部2aの内周の内歯歯車3に噛合すると共に、中央の太陽歯車12に噛合していて、内歯歯車3内を自転運動しつつ太陽歯車の周りを公転運動する。
【0011】
太陽歯車12は、入力軸5の内側先端と出力軸8の内側先端との間に位置し、太陽板13の中央の嵌合穴13aに固定されている。
【0012】
太陽板13には、円周方向に等間隔で複数(例えば3個)の遊星軸14が固定され、各遊星軸14にはそれぞれ同一歯数の遊星歯車15が回動自在に嵌合されている。
【0013】
各遊星歯車15は内歯歯車3に噛合すると共に、中央の入力歯車6に噛合していて、内歯歯車3内を自転運動しつつ入力歯車6の周りを公転運動する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構造の従来の小型遊星歯車装置では、
(1)ハウジング2の大径円筒部2aの内周に内歯歯車3が成形加工されているが、段状になったハウジング2の一部分である大径円筒部2aに、片側の開口部側からしか加工作業ができないため、高精度の内歯加工が著しく困難である。このため歯車の成形精度が悪く、遊星歯車11、15との噛合の精度も悪くなって、遊星歯車11、15への伝達効率が悪くなり、また騒音を生じるなどの不都合があった。
【0015】
(2)出力軸8の軸方向の移動をEリング8aによって防ぐ構造となっているが、この方法では出力軸8の軸方向のガタツキをゼロにするのは不可能であり、このため、Eリング8aと軸受7との間にワッシャー(図示せず)を介在させることによってガタツキを防ぐようにしているが、このようにワッシャーを介在させつつ調整する方法では、多大な時間と労力がかかり、コスト高の要因ともなっていた。
【0016】
(3)遊星歯車装置は超小型化が要求され、このため出力軸8も極めて細いが、従来では出力軸8がストレート形状であって、前記したように出力板9を圧入する際の力を出力軸8の先端で受けていたため、出力軸8が長いと曲がるおそれがあり、出力軸8をあまり長くできなかった。
【0017】
(4)内歯歯車3、太陽歯車12、入力歯車6と噛合する遊星歯車11、15の厚みは各遊星軸10、14の出力板9、太陽板13からの突出長さにほぼ等しいだけの厚みとなっているが、このように遊星歯車11、15に厚みがあると、軸方向の少しでもゆがみがあると、内歯歯車3、太陽歯車12、入力歯車6との噛み合いの精度を上げるのが難しくなり、回転不良を生じるおそれもあった。
【0018】
(5)モータを取付けるために、また、遊星歯車装置1を取付けるためにネジ穴などの取付け構造を必要とするため、その分だけ外形が大きくなり、また寸法も長くなり、小型化の妨げとなっていた。
【0019】
本発明はこれらの問題を解決した小型遊星歯車装置を提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る小型遊星歯車装置は、前減速段および後減速段の2段の減速段を有する遊星歯車機構を含む小型遊星歯車装置であって、出力軸と、両端に開口を有する大径円筒部、および大径円筒部の一端にその開口を塞ぐように結合された小径円筒部を含むハウジングと、大径円筒部の他端に、その開口に嵌るように固定された台座とを含む。大径円筒部は遊星歯車を収容し、小径円筒部は軸受を介して出力軸を支持する。台座には、前減速段の太陽歯車となる入力歯車とこの入力歯車に結合している入力軸とを受け入れるための穴が設けられている。遊星歯車機構は、前記出力軸と一体に回動する後減速段の遊星軸と、後減速段の遊星軸に回動自在に支持される後減速段の遊星歯車と、後減速段の遊星歯車とかみ合う後減速段の太陽歯車と、後減速段の太陽歯車と一体に回動する前減速段の遊星軸と、前減速段の遊星軸に支持される減速段の遊星歯車と、大径円筒部の内周面に形成され、前減速段および後減速段のそれぞれの遊星歯車とかみ合う内歯歯車と、を含む。ハウジングの小径円筒部は、その外周面にネジが形成されて、当該小型遊星歯車装置を他の装置に取り付けるためのネジ軸を含む。台座に設けられた前記穴は、その内周面にネジが形成されて、前記入力軸となるモータ軸を有するモータをネジ込んで取り付けるためのネジ穴となっている。
【0021】
さらに、出力軸を支持する軸受は軸方向に2個配置することができ、小径円筒部内周面のこれらの軸受の間の位置に、これらの軸受の外輪側面が接する環状突出部を設けることができる。また、2個の軸受のうち遊星歯車機構側に位置する軸受の内輪側面に、遊星歯車機構側から当接する径大部を出力軸に設けることができる。さらに、他の1個の軸受の内輪側面に、遊星歯車機構側とは反対側から当接し、出力軸に圧入固定される円筒形状の固定ブッシュを有するようにできる。
【0022】
さらに、後減速段の遊星軸と出力軸とを結合し、これらを一体とする出力板を有するようにでき、この出力板は、出力軸の前記径大部に当接するまで出力軸に圧入されて固定されるようにできる。
【0023】
さらに、遊星歯車機構は、後減速段の太陽歯車と一体に回転し、前減速段の遊星軸が固定された太陽板を含むようにできる。また、前減速段の遊星軸が、この遊星軸に回動自在に支持される前減速段の遊星歯車と前記太陽板との間の部分に、径が大きくされた環状段部を設けて、前減速段の遊星歯車を台座に隣接するようにできる。前減速段の遊星軸は周方向に複数設けられ、各々の遊星軸の環状段部に囲まれた内側には、台座に前記モータが取り付けられたとき、前減速段の遊星歯車より軸方向寸法が長い前記入力歯車を受け入れるための空間が形成されるようにでき、台座に設けられた前記ネジ穴の軸方向寸法が、前記入力歯車の軸方向寸法より短いようにできる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1はマイクロマシンなどに用いられる本発明の小型遊星歯車装置の一実施形態を示している。
【0034】
この図1の小型遊星歯車装置20は減速段が2段の例を示している。
この小型遊星歯車装置20は、遊星歯車機構を収容する大径円筒部21aと出力軸及び軸受を収容する小径円筒部21bから成るハウジング22を備えている。そして、この大径円筒部21aの内周面には内歯歯車23が形成されている。
【0035】
しかして、このハウジング22は、前記内歯歯車23が内周に形成された両端が開口した円筒状の内歯ケース24と、力軸を収容する出力軸ハウジング25の2つの部分に、分割して構成されている。
【0036】
即ち、内歯ケース24は、前記したように軸方向の両端が開口した円筒状で、その内周面に内歯歯車23が形成され、軸方向の両端の開口部には、薄肉の環状縁板24a、24bが軸方向に突設されている。
【0037】
出力軸ハウジング25は、内歯ケース24の前記環状縁板24a内に適合する外形の円形の皿板状部26と、皿板状部26より小径の円筒部27とから成り、皿板状部26を内歯ケース24の環状縁板24aで覆い、この環状縁板24aを複数箇所でカシメ加工することによって、出力軸ハウジング25と内歯ケース24とが一体的に固定される。
【0038】
このように内歯ケース24と出力軸ハウジング25とに分割して作成するようにしたので、内歯ケース24は軸方向の両側に開口しているため、内歯ケース24の内周の内歯歯車23を例えばブローチ加工、金属成形などを初めとする種々の高精度の加工方法が可能となり、この結果、遊星歯車への回転伝達も高精度となり減速効率も高くなり、また騒音も生じにくくなる。
【0039】
出力軸ハウジング25の円筒部27の外周には、マイクロマシンなどの装置のネジ穴にネジ込んで取付けるためのネジ部28が設けられている。
【0040】
このように出力軸ハウジング25そのものをネジとしたので、そのまま小型遊星歯車装置をネジ込んで取付けることができ、特別の取付け用の突出部などが不要となり、その分だけ小型化を実現できる。
【0041】
円筒部27の内周面の軸方向のほぼ中央には環状突出部29が設けられている。
内歯ケース24の他端側の環状縁板24b内には、円板状の台座32が嵌入固定され、そのフランジ32aが環状縁板24bの先端に当接した状態にされている。
【0042】
台座32の中央には円筒状の穴33が設けてあり、この穴33の内周にはモータをネジ込んで取付けるためのネジ部33aが設けられている。
【0043】
このため、モータを台座32に直接固定でき、特別のネジ止め用の突起及び取付部品が不要なので、その分だけ小型化を実現できる。
【0044】
モータをこの穴33にネジ込んで固定すれば、モータの駆動軸(入力軸35)が内歯ケース24の中心軸に一致して挿入された状態になる。
【0045】
入力軸35には入力歯車36が固定されている。
出力軸ハウジング25の円筒部27内には、環状突出部29を挟む2個の軸受37、37を介して出力軸38の基部が回動自在に収容されている。
【0046】
出力軸38の内側先端には、中央に嵌合穴39aを有する出力板39が圧入固定されている。この出力板39と内側の軸受37との間において、出力軸38には径大部38aが設けられている。
【0047】
このようにしたので、出力軸38に出力板39を圧入固定する際に加わる力を径大部38aで受け止めることができ、出力軸38が細く長くても、その圧入の際の曲がりを防ぐことができる。
【0048】
また、この径大部38aは出力板39及び内側の軸受37のストッパーとなっている。
なお、前記出力板39と出力軸38を一体形成してもよい。
【0049】
出力軸38には外側端部から円筒状の固定ブッシュ42を圧入して出力軸38の前記径大部38aと内側の軸受37が接し、外側の軸受37の内輪に固定ブッシュ42が接した状態にする。
【0050】
このようにしたので、出力軸38の軸方向へのガタツキがほとんど生じなくなる。
なお、固定ブッシュ42と外側の軸受37との間にリング状の板バネ(図示せず)を介在させてもよい。
また、固定ブッシュ42は、出力軸38にネジ止めによって固定してもよい。
【0051】
前記出力板39は出力軸ハウジング25の皿板状部26の皿穴26a内に収容された状態となっている。
【0052】
この出力板39には、円周方向に等間隔で複数(例えば3個)の第1の遊星軸44が固定され、各第1の遊星軸44には、それぞれ同一歯数の第1の遊星歯車45が回動自在に嵌合されている。
【0053】
各第1の遊星歯車45は内歯ケース24の内周の内歯歯車23に噛合すると共に、中央の太陽歯車48に噛合していて、内歯歯車23内を自転運動しつつ太陽歯車48の周りを公転運動する。
【0054】
太陽歯車48は、入力歯車36と出力軸38の内側先端との間に位置し、円板状の太陽板49の中央の嵌合穴49aに圧入固定されている。
【0055】
太陽板49には、円周方向に当間隔で複数(例えば3個)の第2の遊星軸50が固定され、各第2の遊星軸50にはそれぞれ同一歯数の第2の遊星歯車51が回動自在に嵌合されている。
【0056】
各第2の遊星歯車51は内歯ケース24の内周の内歯歯車23に噛合すると共に、中央の入力歯車36に噛合していて、内歯歯車23内を自転運動しつつ入力歯車36の周りを公転運動する。
【0057】
前記第2の遊星軸50には、その中間部が大径となった環状段部50aを設けて、第2の遊星軸50に取付けられる第2の遊星歯車51の厚さが前記環状段部50aの厚さ分だけ減じた薄型にされていると共に、この環状段部50aの厚さ分だけ第2の遊星歯車51の位置を前記台座32側にしている。
【0058】
厚みが大きい遊星歯車の場合には、軸方向のゆがみが少しでもあると、内歯歯車23との噛み合い精度を上げるのが困難であり、回転不良を生じることもあるが、このように厚みを減じると、軸方向のゆがみによる影響が小さくなり、噛み合いの精度を上げることができる。また、厚みが小でも前記環状段部50aによって横倒れ方向に傾くのを防ぐことができる。
【0059】
また、前記環状段部50aの厚さ分だけ台座32側に第2の遊星歯車51が位置するので、モータの入力軸35に固定された入力歯車36のできるだけモータ側の根元部分で第2の遊星歯車51が噛合することとなるから、モータを台座32に取付ける際に、入力歯車36と第2の遊星歯車51との噛合を完了した状態でモータ取付けを行うことができる。
【0060】
また、入力歯車36がモータ本体にほぼ隙間のない状態で固定されている場合、台座32の厚さ(少なくとも穴33の部分の厚さ)を入力歯車36の厚さより薄くすることで、モータを台座32に取付ける際に、モータ自体が穴33のネジ部33aに接触する前に、入力歯車36の先端を第2の遊星歯車51に噛合させることができ、その噛合作業をモータとネジ部33aとの接触に妨げられることなく容易に行うことができる。
【0061】
ただし、台座32を薄くし過ぎると、ネジ部33aの長さが不足してモータの取り付けが困難になったり、強度が低下する恐れがあるので、台座32の厚さ(少なくとも穴33の部分の厚さ)を第2の遊星歯車51の厚さより僅かに薄くする程度でよく、例えば、台座32の厚さを第2の遊星歯車51の厚さの0.8倍程度にするのが適当である。
【0062】
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態の構成に限定されるものではなく、各部において種々の変形が可能なことは勿論であり、例えばハウジング22を構成する内歯ケース24の外周に取付け用のネジ面を形成してもよい。
【0063】
また、出力軸38に図2に示すようにリードスクリュー52を設けて、このリードスクリュー52にピニオン(図示せず)を噛合させるものでもよい。
また、前記固定ブッシュ42を圧入しやすいように、出力軸38の固定ブッシュ42が固定される部分より先端側を僅かに径を細くしてもよい。
また、軸受37としてベアリングを例示したが含油軸受を用いてもよい。
【0064】
【発明の効果】
ハウジングの小径円筒部をネジ軸を含むものとしたことにより、この小型遊星歯車装置を、取り付け対象部分にそのままネジ込んで取り付けることができ、また、モータをそのまま台座のネジ穴にネジ込んで取り付けることができるので、特別の取付部品などが不要となり、その分だけ小形化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す断面図
【図2】本発明の他の実施形態を示す断面図
【図3】従来の小型遊星歯車装置を示す断面図
【符号の説明】
20 小型遊星歯車装置
22 ハウジング
23 内歯歯車
24 内歯ケース
25 出力軸ハウジング
28 ネジ面
32 台座
35 入力軸
36 入力歯車
37 軸受
38 出力軸
39 出力板
42 固定ブッシュ
44 第1の遊星軸
45 第1の遊星歯車
46 環状スペーサ
48 太陽歯車
49 太陽板
50 第2の遊星軸
50a 環状段部
51 第2の遊星歯車

Claims (4)

  1. 前減速段および後減速段の2段の減速段を有する遊星歯車機構を含む小型遊星歯車装置であって、
    出力軸と、
    遊星歯車機構を収容し、両端に開口を有する大径円筒部と、大径円筒部の一端に、その前記開口を塞ぐように結合され、かつ軸受を介して出力軸を支持する小径円筒部と、を含むハウジングと、
    大径円筒部の他端に、その前記開口に嵌るように固定された台座であって、前減速段の太陽歯車となる入力歯車とこの入力歯車に結合している入力軸とを受け入れるための穴が設けられた台座と、
    を有し、
    遊星歯車機構は、前記出力軸と一体に回動する後減速段の遊星軸と、後減速段の遊星軸に回動自在に支持される後減速段の遊星歯車と、後減速段の遊星歯車とかみ合う後減速段の太陽歯車と、後減速段の太陽歯車と一体に回動する前減速段の遊星軸と、前減速段の遊星軸に支持される減速段の遊星歯車と、大径円筒部の内周面に形成され、前減速段および後減速段のそれぞれの遊星歯車とかみ合う内歯歯車と、を含み、
    小径円筒部は、その外周面にネジが形成されて、当該小型遊星歯車装置を他の装置に取り付けるためのネジ軸を含み、
    台座に設けられた前記穴は、その内周面にネジが形成されて、前記入力軸となる駆動軸を有するモータをネジ込んで取り付けるためのネジ穴となっている、
    小型遊星歯車装置。
  2. 請求項1に記載の小型遊星歯車装置であって、
    出力軸を支持する前記軸受は軸方向に2個配置され、小径円筒部内周面のこれらの軸受の間の位置に、これらの軸受の外輪側面が接する環状突出部が設けられ、
    出力軸には、2個の軸受のうち遊星歯車機構側に位置する軸受の内輪側面に、遊星歯車機構側から当接する、径が大きくされた径大部が設けられ、
    さらに、他の1個の軸受の内輪側面に、遊星歯車機構側とは反対側から当接し、出力軸に圧入固定される円筒形状の固定ブッシュを有する、
    小型遊星歯車装置。
  3. 請求項2に記載の小型遊星歯車装置であって、
    後減速段の遊星軸と出力軸とを結合し、これらを一体とする出力板を有し、
    出力板は、出力軸の径大部に当接するまで出力軸に圧入されて固定される、
    小型遊星歯車装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の小型遊星歯車装置であって、
    遊星歯車機構は、後減速段の太陽歯車と一体に回動し、前減速段の遊星軸が固定される太陽板を含み、
    前減速段の遊星軸に、前減速段の遊星歯車と太陽板との間の部分に、径が大きくされた環状段部を設けて、前減速段の遊星歯車が台座に隣接するようにし、
    前減速段の遊星軸は周方向に複数設けられ、各々の遊星軸の環状段部に囲まれた内側には、台座に前記モータが取り付けられたとき、前減速段の遊星歯車より軸方向寸法が長い前記入力歯車を受け入れるための空間が形成され、
    台座のネジ穴部分の軸方向寸法が、前記入力歯車の軸方向寸法より短い、
    小型遊星歯車装置。
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