JP4523795B2 - 車両のバックドア用電動解錠式ロック装置 - Google Patents

車両のバックドア用電動解錠式ロック装置 Download PDF

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本発明は、ロック解除を電動で行う車両のバックドア用電動解錠式ロック装置に関する
バックドアは例えばワンボックスカーに一般的に設けられている。このバックドアのロ
ック機構は、車両ボディに後部開口の下方に位置させてストライカを固定し、該後部開口
を開閉するバックドアに、該ストライカを把持解放するロック機構を設けてなっている。
特開平9-49356号公報 特開2003-90158号公報
最近のバックドア用ロック機構では、ロック機構を電動で解錠する電動解錠機構がさら
に備えられている。バックドアには一般的にワイパーが設けられており、ワイパーの軸部
分からバックドア内に雨水が浸入する。このため電動解錠機構は防水化することが好まし
いが、従来のバックドア用電動解錠式ロック装置は、防水化のために複雑な構成を採らざ
るを得ないため、部品コスト、組立コストともに高価になっていた。
本発明は、簡単な構造で防水化を図ることができるバックドア用電動解錠式ロック装置
を得ることを目的とする。
本発明は、車両ボディにその後部開口の下方に位置させてストライカを固定し、該後部開口を開閉するバックドアに、該ストライカを把持解放するロック機構と、このロック機構のロックを解除する電動解錠機構を設けた車両のバックドア用電動解錠式ロック装置において、ロック機構は、ストライカを把持解放するフックとラチェットを備えていて、該ラチェットは上記電動解錠機構によって押圧されたときフックによるストライカの把持を解放する被駆動腕を有すること;電動解錠機構は、接合面を有するメイン防水ハウジングと、このメイン防水ハウジングの接合面と密着する接合面を有するサブ防水ハウジングとを有していて、このメインとサブの防水ハウジングの接合面は、バックドアを閉じた状態において下方のみに開放部が形成されるように設けられていること;メインとサブの防水ハウジングの間に、接合面で囲まれる部分に位置させて、モータと、このモータによって回転駆動されるリリースレバーと、モータからリリースレバーに至る駆動機構とが収納されており、このリリースレバーには、メインとサブの防水ハウジングの下方開放部からロック機構側に向けて突出し該防水ハウジングの外側でラチェットの被駆動腕と係合する押圧腕が設けられていること;を特徴としている。
リリースレバーにはロック解除レバーを一体に形成することができ、この手動ロック解
除レバーを押圧腕とともにメインとサブの防水ハウジングの下方開放部から突出させるこ
とができる。
メインとサブの防水ハウジングの間に収納される駆動機構には自由度がある。具体例を
あげると、モータによって回転駆動されるウォームと、このウォームによって回転駆動さ
れる、リリースレバーの回転軸とは別の回転軸を有する中間ギヤと、この中間ギヤとリリ
ースレバーを連動させるギヤ機構と、中間ギヤを原位置に回動付勢するトーションコイル
ばねとで駆動機構を構成することができる。
この駆動機構の構成において、さらに具体的には、中間ギヤには、ウォームと噛み合う
ヘリカルギヤと該ヘリカルギヤと同軸の小平ギヤとを設け、リリースレバーには、この小
平ギヤと噛み合うセクタギヤを設けて連動させ、リリースレバーの回転軸となるセクタギ
ヤの中心を、中間ギヤの回転軸よりバックドアを閉じた状態において下方に位置させるこ
とが好ましい。この構成によれば、リリースレバーの押圧腕をメインとサブの防水ハウジ
ングの下方開放部から容易にロック機構側に向けて突出させることができる。
リリースレバーは所定の回転中心による回動により押圧腕の位置を変化させる回転部材とすることが好ましい。
本発明によれば、簡単な構成で確実に車両のバックドア用電動解錠式ロック装置の防水
化を図ることができる。
図12に示すように、車両(ワンボックスカー)のバックドア10は、車両の後部開口
11を開閉するべく、車両ボディ20の後端上部の左右方向軸21に枢着されている。車
両ボディ20には、後部開口11の下方に位置させてストライカ22が固定され、バック
ドア10の下部内面には、このストライカ22と協働してバックドアロック機構を構成す
る電動解錠式ロック機構30が固定されている。この電動解錠式ロック機構30は、スト
ライカ22を把持解放するロック機構ブロック100とこのロック機構ブロック100の
ロックを解除する電動解錠機構ブロック200とに大別される。バックドア10を閉じた
状態においては、ロック機構ブロック100は電動解錠機構ブロック200の下方に位置
する。
ロック機構ブロック100は、図1に分解して示すように、下部ベースプレート101
と上部ベースプレート102とを有する。下部ベースプレート101には、ストライカ2
2を進入させるストライカ進入溝101aが形成されている。下部ベースプレート101
と上部ベースプレート102の間には、ストライカ進入溝101aの両側に位置させて、
軸103と軸104でフック105とラチェット106がそれぞれ枢着されている。下部
ベースプレート101と上部ベースプレート102の間にはさらに、ストライカ進入溝1
01aの両側に位置させてフック105とラチェット106を覆う合成樹脂製のクッショ
ンブロック107と108が挟着保持されており、このクッションブロック107と10
8に、フック105とラチェット106をそれぞれ互いに係合する方向(図8ないし図1
1においてフック105を時計方向、ラチェット106を反時計方向)に回動付勢するト
ーションコイルばね109と110が支持されている。クッションブロック107と10
8との間には、ストライカ進入溝101aに進入するストライカ22と当接してショック
を和らげる合成樹脂製クッション111(図1)が支持されており、クッションブロック
108には、同様にストライカ22進入時のショックを和らげると同時に該ストライカ2
2の左右方向の遊びをとる弾性舌片108aが一体成形されている。なお、フック105
とラチェット106の動きを示す図8ないし図11においては、クッションブロック10
7と108及びクッション111は描いていない。
フック105は、図8ないし図11に明らかなように、ストライカ保持溝105aと、
ロック係止部105bと、ハーフロック係止部105cと、スイッチ押圧部105dとを
有している。ラチェット106は、フック105のロック係止部105bまたはハーフロ
ック係止部105cと係脱するロック部106aと、被駆動腕106bとを有している。
被駆動腕106bは、電動解錠機構ブロック200によって押圧操作可能なようにラチェ
ット106の軸104と平行な方向に伸びている。
トーションコイルばね109と110は、ロック係止部105bまたはハーフロック係
止部105cとロック部106aとが係合する方向にフック105とラチェット106を
回動付勢している。ロック係止部105bとロック部106aが係合した状態では、スト
ライカ保持溝105a内にストライカ22が保持される(図11、ロック状態)。また、
ハーフロック係止部105cとロック部106aが係合する(ロック係止部105bとハ
ーフロック係止部105cの間にロック部106aが位置する)状態はハーフロック状態
(図9、図10)である。一方、ロック係止部105bとロック部106aの係合が外れ
ると、トーションコイルばね109がフック105をストライカ開放方向に回動させ、ス
トライカ22をストライカ進入溝101aから離脱させる(図8、ロック解除状態)。
上部ベースプレート102は、フック105とラチェット106の回動平面と平行な挟
着支持板部102aと、この挟着支持板部102aから略直交する上方向に延びる、電動
解錠機構ブロック200との結合板部102bとを有している。下部ベースプレート10
1のストライカ進入溝101aは、挟着支持板部102aと平行な挟着板部101bに形
成されており、この下部ベースプレート101と上部ベースプレート102には、下部ベ
ースプレート101と上部ベースプレート102の結合状態で密着する、挟着板部101
b(挟着支持板部102a)と結合板部102bの両者に対して傾斜する取付板部101
cと102cが形成されている。
下部ベースプレート101と上部ベースプレート102は、両者の間にフック105、
ラチェット106、クッションブロック107、108、トーションコイルばね109、
110及びクッション111を収納した状態で、軸103と軸104によりかしめ固定さ
れ、ロック機構ブロック100としてユニット化(サブアッシ)される。
電動解錠機構ブロック200は、図2に分解して示すように、ともに合成樹脂製のメイ
ン防水ハウジング201とサブ防水ハウジング202とを有し、このメイン防水ハウジン
グ201とサブ防水ハウジング202の間に、電動駆動系の全ての要素が収納されている
。メイン防水ハウジング201とサブ防水ハウジング202には、互いに対向する平面か
らなる超音波溶着平面(接合面)201aと202aが形成され、この超音波溶着平面2
01aと202aで囲まれる部分に、各種の収納凹部が形成されている。
メイン防水ハウジング201側には、超音波溶着平面201a側から見た凹部として、
モータ収納凹部201b、ウォーム収納凹部201c、ヘリカルギヤ収納凹部201d、
このヘリカルギヤ収納凹部201dの中心部に位置する有底軸穴201eが形成されてい
る。ヘリカルギヤ収納凹部201dの斜め下方には、溶着平面201aからの凸部として
、リリースレバー支持用有底筒部201f及びこのリリースレバー支持用有底筒部201
fと同心の下部半円筒部201gが形成されている。
一方、サブ防水ハウジング202側には、超音波溶着平面202a側から見た凹部とし
て、モータ収納凹部201bと対をなすモータ収納凹部202b、ウォーム収納凹部20
1cと対をなすウォーム収納凹部202c、ヘリカルギヤ収納凹部201dと対をなすヘ
リカルギヤ収納凹部202dが形成されている。また、このヘリカルギヤ収納凹部202
dの略下半分には、該収納凹部202dより一段深くかつバックドア10を閉じた状態に
おいて下方が開放されたセクタ状凹部202eが形成されており、このセクタ状凹部20
2eには、ヘリカルギヤ収納凹部202dの中心部に位置する、有底軸穴201eと対を
なす有底筒部202fが形成されている。さらに、セクタ状凹部202eの下端部には、
リリースレバー支持用有底筒部201f(下部半円筒部201g)と対をなす下方の開放
された略半円筒状段部202gと、この略半円筒状段部202gの中心に位置する有底筒
部202hが形成されている。
サブ防水ハウジング202にはまた、メイン防水ハウジング201とは反対側に突出す
る一対のねじ座202iと、電気コネクタ筒部202jが形成されている。ロック機構ブ
ロック100側の上部ベースプレート102の取付板部102cには、一対のねじ座20
2iに対応する一対のねじ穴102dと、有底筒部202hに対応する貫通穴102eが
形成されている。
電動解錠機構ブロック200を構成する全ての要素は、以上のメイン防水ハウジング2
01とサブ防水ハウジング202の間に挟着支持されている。モータ収納凹部201bと
モータ収納凹部202bの間にはモータユニット203が収納され、ウォーム収納凹部2
01cとウォーム収納凹部202cの間にはモータユニット203の出力軸に固定された
ウォーム204が収納され、ヘリカルギヤ収納凹部201dとヘリカルギヤ収納凹部20
2dの間には、中間ギヤ205が収納されている。中間ギヤ205はウォーム204と噛
み合うヘリカルギヤ(ウォームギヤ)205aと、このヘリカルギヤ205aと同軸の小
平ギヤ205bを有し、その軸部の両側に突出形成した突出軸205d(図2、図5)は
有底軸穴201eと有底筒部202fに回転自在に支持されている。ヘリカルギヤ収納凹
部201dとヘリカルギヤ収納凹部202dの間にはまた中間ギヤ205と一緒にトーシ
ョンコイルばね206が収納されている。トーションコイルばね206の両端部のフック
206a(図2に一方のみ図示)は、中間ギヤ205とメイン防水ハウジング201にそ
れぞれ掛け止められ、該中間ギヤ205をロック解除方向(図6の時計方向)に回動付勢
する。
中間ギヤ205の小平ギヤ205bに噛み合うセクタギヤ207aを有するリリースレ
バー207は、セクタギヤ207aの中心部の表裏に突出する一対の支持軸207bと2
07cを有している。支持軸207bは、リリースレバー支持用有底筒部201fと下部
半円筒部201gに回動自在に支持され、支持軸207cは有底筒部202hに回動自在
に支持されている。リリースレバー207の回転軸(支持軸207bと207c)は、バ
ックドア10を閉じた状態において中間ギヤ205の回転軸(突出軸205d)より下方
に位置している。
リリースレバー207にはセクタギヤ207aの下方に突出する押圧腕207dが形成されている。図5に示すように、この押圧腕207dは、メイン防水ハウジング201及びサブ防水ハウジング202の外側で、ロック機構ブロック100側のラチェット106の被駆動腕106bと係合して該ラチェット106をロック解除方向に回動させる作用をする。リリースレバー207にはまた、支持軸207b(207c)の半径方向に突出する手動ロック解除レバー207eが一体形成されている。この手動ロック解除レバー207eは、車両室内から直接操作が可能な位置にあり、例えばバッテリーがあがってしまった際にも手動によってリリースレバー207をロック解除方向に回動させる。なお、この手動ロック解除レバー207eには、車両室内のプルレバーに連動して引かれる操作ワイヤを接続し、手動によってプルレバーが引かれたとき、リリースレバー207をロック解除方向に回動させることもできる。
メイン防水ハウジング201とサブ防水ハウジング202は、両者の間の各収納凹部に
以上のモータユニット203、ウォーム204、中間ギヤ205、トーションコイルばね
206及びリリースレバー207を収納した状態で、その超音波溶着平面201aと20
2aを密着させて超音波溶着され、電動解錠機構ブロック200としてユニット化(サブ
アッシ)される。このメイン防水ハウジング201とサブ防水ハウジング202の結合状
態では、サブ防水ハウジング202のセクタ状凹部202eと略半円筒状段部202gの
下方に、下方開放部210(図5、図6)が形成され、この下方開放部210からリリー
スレバー207の押圧腕207dと手動ロック解除レバー207eだけが突出し、その他
の要素は露出しない液密状態とされる。リリースレバー207の回転軸が、バックドア1
0を閉じた状態において中間ギヤ205の回転軸より下方に位置する構造は、リリースレ
バー207の押圧腕207dと手動ロック解除レバー207eだけを下方開放部210か
ら突出させるために有利である。
サブ防水ハウジング202の電気コネクタ筒部202j内には、図2、図4、図7に示
すように、モータユニット203の一対の給電端子203aと203bと、カーテシスイ
ッチ208の検出端子208aと208bが臨んでいる。給電端子203aと203bは
、サブ防水ハウジング202内に埋め込まれており、モータ収納凹部202b内にモータ
203を正しく収納すると、該モータの端子に導通する。カーテシスイッチ208は、ロ
ック機構ブロック100側のクッションブロック107に保持され、そのスイッチ切片2
08cがフック105のスイッチ押圧部105dによって押圧されるか否かによってロッ
ク状況(ロック状態または、ハーフロック(アンロック)状態)を検知する。
サブアッシされたロック機構ブロック100と電動解錠機構ブロック200は、ロック
機構ブロック100側の結合板部102bに形成されているねじ穴102dに固定ねじ1
13を挿通し、電動解錠機構ブロック200側のねじ座202iに螺合させることで一体
化され、電動解錠式ロック機構30として構成される。このとき、ロック機構ブロック1
00の結合板部102bの貫通穴102eに電動解錠機構ブロック200の有底筒部20
2hを嵌合させてロック機構ブロック100と電動解錠機構ブロック200を正しく位置
決めする。図3と図4は、この一体化された電動解錠式ロック機構30を示している。
カーテシスイッチ208は、この完全アッシ時に、クッションブロック107に形成さ
れている保持爪107a(図1、図7)に保持される。この完全アッシ状態では、電動解
錠機構ブロック200の下方開放部210から突出するリリースレバー207の押圧腕2
07dがラチェット106の被駆動腕106bに係合可能である。
そして、一体化された電動解錠式ロック機構30は、図4に明らかなように、ロック機
構ブロック100側の取付板部101cと102cが固定ねじ12でバックドア10の下
部内面に固定され、ストライカ22とともにバックドアロック機構を構成する。
以上の構成のバックドアロック機構において、いまフック105のストライカ保持溝1
05a内にストライカ22が保持され、フック105のロック係止部105bとラチェッ
ト106のロック部106aが係合したロック状態(図3、図4、図11)を考える。こ
のロック状態において、例えばリモコン解錠信号によりモータユニット203に通電され
、ウォーム204がロック解除方向に回転すると、ヘリカルギヤ205aを介して中間ギ
ヤ205がトーションコイルばね206に抗して図6の反時計方向に回転する。中間ギヤ
205が反時計回転すると、小平ギヤ205bとセクタギヤ207aを介してリリースレ
バー207が時計方向(ロック解除方向)Aに回転し、その押圧腕207dがラチェット
106の被駆動腕106bを押す。すると、ロック部106aとロック係止部105bの
係合が外れ、ストライカ22がフック105のストライカ保持溝105aから解放されて
ロックが解除される。つまり、バックドア10を開くことができる。
ウォーム204が以上のロック解除動作に必要な角度だけ回転すると、モータユニット
203への通電が断たれ、その結果、トーションコイルばね206の力によって中間ギヤ
205、リリースレバー207が原位置に復し、リリースレバー207の押圧腕207d
がラチェット106の被駆動腕106bから離れる。
また、以上の電動解錠動作とは別に、車両室内から直接操作が可能な位置にある手動ロ
ック解除レバー207eを介してリリースレバー207をロック解除方向Aに回転させる
ことができる。よって同様に、ロック解除を行うことができる。プルレバーを解放したと
きの原位置復帰動作は電動解錠の場合と同様である。
バックドア10を再び閉じると、フック105のストライカ保持溝105a内にストラ
イカ22が進入し、ロック係止部105bがラチェット106のロック部106aに係合
したときロック状態となる。ロック部106aがロック係止部105bとハーフロック係
止部105cの間に位置する状態(図9、図10)はハーフロック状態、ロック部106
aがハーフロック係止部105cと係合するまでの状態(図8)はアンロック状態であり
、これらの状態では、スイッチ押圧部105dがカーテシスイッチ208のスイッチ切片
208cを押さないので、ハーフロックまたはアンロックが検知される。ロック状態では
、スイッチ押圧部105dがスイッチ切片208cを押すため(図11)、ロック状態が
検知される。なお、カーテシスイッチ208の検出端子208aと208bは、モータユ
ニット203の一対の給電端子203aと203bとともに、電気コネクタ筒部202j
内に臨んでいるので、電気接続作業が簡易である。
以上の実施形態によれば、電動解錠機構ブロック200の電動駆動要素は、全てがメイ
ン防水ハウジング201とサブ防水ハウジング202の間の収納凹部に収納されており、
両ハウジングの下方開放部210からリリースレバー207の押圧腕207dが突出して
いるので、確実な防水ができる。勿論、図示実施例の電動駆動要素は一例であり、他の駆
動機構を用いることもできる。
以上の実施形態では、メイン防水ハウジング201とサブ防水ハウジング202を合成
樹脂材料から構成しその接合面を超音波溶着平面としたが、接着剤や溶接によって接合さ
れる接合面としてもよい。また接合面が実施形態のように平面であると超音波溶着が容易
であるが、必ずしも全てが平面である必要はない。
本発明による車両のバックドア用電動解錠式ロック装置のロック機構ブロックの一実施形態を示す分解斜視図である。 同解錠機構ブロックの分解斜視図である。 同全体の正面図である。 図3の側面図である。 図3のV-V線に沿う断面図である。 図4のVI-VI線に沿う断面図である。 解錠機構ブロックのサブ防水ハウジングとカーテシスイッチ回りの分解斜視図である。 ロック機構ブロックのロック解除状態の平面図である。 同ハーフロック状態の平面図である。 同ハーフロック状態からロック状態に至る直前の平面図である。 同ロック状態の平面図である。 ワンボックスカーのストライカとバックドアの電動解錠式ロック機構の関係を示す断面図である。
符号の説明
10 バックドア
11 後部開口
20 車両ボディ
21 左右方向軸
22 ストライカ
30 電動解錠式ロック機構
100 ロック機構ブロック
101 下部ベースプレート
102 上部ベースプレート
103 104 軸
105 フック
106 ラチェット
106b 被駆動腕
107 108 クッションブロック
107a カーテシスイッチ保持爪
108a 弾性舌片
109 110 トーションコイルばね
111 クッション
113 固定ねじ
200 電動解錠機構ブロック
201 メイン防水ハウジング
202 サブ防水ハウジング
201a 202a 超音波溶着平面(接合面)
201b 202b モータ収納凹部
201c 202c ウォーム収納凹部
201d 202d ヘリカルギヤ収納凹部
201e 有底軸穴
201f リリースレバー支持用有底筒部
201g 下部半円筒部
202e セクタ状凹部
202f 有底筒部
202g 略半円筒状段部
202h 有底筒部
202i ねじ座
203 モータユニット
203a 203b 給電端子
204 ウォーム
205 中間ギヤ
205a ヘリカルギヤ
205b 小平ギヤ
205d 突出軸
206 トーションコイルばね
207 リリースレバー
207a セクタギヤ
207b 207c 支持軸
207d 押圧腕
207e 手動ロック解除レバー
208 カーテシスイッチ
208a 208b 検出端子
210 下方開放部

Claims (5)

  1. 車両ボディにその後部開口の下方に位置させてストライカを固定し、該後部開口を開閉するバックドアに、該ストライカを把持解放するロック機構と、このロック機構のロックを解除する電動解錠機構を設けた車両のバックドア用電動解錠式ロック装置において、
    上記ロック機構は、上記ストライカを把持解放するフックとラチェットを備え、該ラチェットは上記電動解錠機構によって押圧されたとき上記フックによるストライカの把持を解放する被駆動腕を有し、
    上記電動解錠機構は、接合面を有するメイン防水ハウジングと、このメイン防水ハウジングの接合面と密着する接合面を有するサブ防水ハウジングとを有し、このメインとサブの防水ハウジングの接合面は、上記バックドアを閉じた状態において下方のみに開放部が形成されるように設けられており、
    上記メインとサブの防水ハウジングの間に、上記接合面で囲まれる部分に位置させて、モータと、このモータによって回転駆動されるリリースレバーと、上記モータからリリースレバーに至る駆動機構とが収納されており、このリリースレバーに、メインとサブの防水ハウジングの下方開放部からロック機構側に向けて突出し該防水ハウジングの外側でラチェットの被駆動腕と係合する押圧腕が設けられていることを特徴とする車両のバックドア用電動解錠式ロック装置。
  2. 請求項1記載の電動解錠式ロック装置において、上記リリースレバーと一体に形成される手動ロック解除レバーが上記押圧腕とともにメインとサブの防水ハウジングの下方開放部から突出している車両のバックドア用電動解錠式ロック装置。
  3. 請求項1または2記載の電動解錠式ロック装置において、上記メインとサブの防水ハウジングの間に収納される駆動機構は、上記モータによって回転駆動されるウォームと、このウォームによって回転駆動される、上記リリースレバーの回転軸とは別の回転軸を有する中間ギヤと、この中間ギヤと該リリースレバーを連動させるギヤ機構と、上記中間ギヤを原位置に回動付勢するトーションコイルばねとである車両のバックドア用電動解錠式ロック装置。
  4. 請求項3記載の電動解錠式ロック装置において、上記中間ギヤは、上記ウォームと噛み合うヘリカルギヤと該ヘリカルギヤと同軸の小平ギヤとを有し、上記リリースレバーは、この小平ギヤと噛み合うセクタギヤを有していて、該セクタギヤの中心が該リリースレバーの回転軸であり、このリリースレバー回転軸は、該中間ギヤの回転軸より上記バックドアを閉じた状態において下方に位置している車両のバックドア用電動解錠式ロック装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載の電動解錠式ロック装置において、上記リリースレバーは回転中心と上記押圧腕を有している車両のバックドア用電動解錠式ロック装置。
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