JP2002081250A - 動力クローズ機構付車両ドアラッチ装置の安全装置 - Google Patents

動力クローズ機構付車両ドアラッチ装置の安全装置

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JP2002081250A JP2000274404A JP2000274404A JP2002081250A JP 2002081250 A JP2002081250 A JP 2002081250A JP 2000274404 A JP2000274404 A JP 2000274404A JP 2000274404 A JP2000274404 A JP 2000274404A JP 2002081250 A JP2002081250 A JP 2002081250A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全装置の簡素化。 【構成】 ラッチ6をモータ10の動力でハーフラッチ
位置からフルラッチ位置に回転させる動力クローズ機構
と、前記ラッチ6と係合するラチェット7と、前記ラチ
ェット7を前記ラッチ6との係合から離脱させるラチェ
ットレバー32とを有する。前記動力クローズ機構は前
記ラッチ6と当接係合して前記ラッチ6を前記ハーフラ
ッチ位置から前記フルラッチ位置に回転させる押圧リン
ク20を有し、前記ラチェットレバー32の近傍位置に
は前記ラチェットレバー32を作動させると共に前記押
圧リンク20を前記ラッチ6との係合から離脱させるオ
ープンレバー37を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動力クローズ機構付車
両ドアラッチ装置に関するものであり、特に、動力クロ
ーズ機構とラッチ装置のラッチとの間の連結を解除する
安全装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、動力クローズ機構を備えた車両ドア
ラッチ装置は公知である。公知の動力クローズ機構は、
モータ動力で、ストライカと係合するラッチ装置のラッ
チを、ハーフラッチ位置からフルラッチ位置に回転させ
ることで、ドアをハーフラッチ状態からフルラッチ状態
に変位させる機構である。また、従来、車両ドアラッチ
装置において、動力クローズ機構と、動力クローズ機構
とラッチ装置のラッチとの間の連結を解除する安全装置
を設けたものも公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記動力クローズ機構
は、モータ動力でラッチをハーフラッチ位置からフルラ
ッチ位置に向けて回転させ、ラッチがフルラッチ位置に
完全に変位した後にラッチとモータとの連結を解除する
構成である。このため、ラッチがモータ動力で移動して
いるときにモータの故障等で動力閉扉が停止してしまう
と、ラッチとモータとの間の連結解除が行われない。こ
のような状態になると、手動でドアを完全に閉めること
はできても、ラッチとモータとの連結を解除しない限
り、ドアを開けることはできなくなる。このような事態
は、安全装置を作動させることで回避できる。安全装置
は、ドアのオープンハンドルの開扉操作で作動する構成
となっており、安全装置はラッチとモータとの間の連結
解除と、ラッチとラチェットとの間の係合解除とを行う
ようになっている。しかし、従来の安全装置は、ドアと
車体との間に手を挟んだときに使用するフェールセーフ
機構としての意味合いが強く、このため、装置の部品点
数が多いものであった。
【0004】
【課題を解決する手段】よって本発明は、ストライカ8
と係合するラッチ6をモータ10の動力でハーフラッチ
位置からフルラッチ位置に回転させる動力クローズ機構
と、前記ラッチ6と係合して前記ラッチ6と前記ストラ
イカ8との係合状態を保持するラチェット7と、前記ラ
チェット7を前記ラッチ6との係合から離脱させるラチ
ェットレバー32とを有するものにおいて、前記動力ク
ローズ機構は前記モータ10の動力により移動すると前
記ラッチ6と当接係合して前記ラッチ6を前記ハーフラ
ッチ位置から前記フルラッチ位置に回転させる押圧リン
ク20を有し、前記ラチェットレバー32の近傍位置に
は変位すると前記ラチェットレバー32と当接して前記
ラチェット7を前記ラッチ6から離脱させるために前記
ラチェットレバー32を作動させると共に前記押圧リン
ク20を前記ラッチ6との係合から離脱させるオープン
レバー37を設けた動力クローズ機構付車両ドアラッチ
装置の安全装置の構成としたものである。
【0005】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する
と、本発明によるドアラッチ装置1は、ベースプレート
2とカバープレート3とからなるラッチボディ4を備え
ている。図に示したドアラッチ装置1はテールゲート用
であり、テールゲート5に止着される。テールゲート用
ラッチボディ4の形状としては、特開平4−29768
2号公報に記載のものを参照できる。
【0006】前記ラッチボディ4の内部には、周知のラ
ッチ6およびラチェット7が軸支される。前記ラッチ6
は、前記テールゲート5を閉扉方向に移動させると、車
体(図示なし)に固定のストライカ8との当接により、
まずアンラッチ位置からハーフラッチ位置に回転してス
トライカ8と初期係合し、更に前記テールゲート5を閉
扉方向に移動させると、ハーフラッチ位置からフルラッ
チ位置に回転してストライカ8とフル係合する。前記ラ
チェット7は前記ラッチ6と係合することで前記ラッチ
6と前記ストライカ8との係合を保持する。
【0007】前記ラッチボディ4には上方に立ち上がる
ブラケット9が固定され、ブラケット9の上部にはモー
タ10と減速機構11とからなるモータユニット12が
取付けられる。前記ブラケット9の中央部にはセクター
軸13によりセクターギア14を軸支し、セクターギア
14の歯部は前記モータユニット12の出力歯車15に
噛合させる。セクターギア14は図1の位置がニュート
ラル位置であり、この位置からモータ10の動力で時計
回転方向(閉扉方向)および反時計回転方向(開扉方
向)の双方に回転する。前記ブラケット9の前記セクタ
ーギア14に近接する位置には、セクタースイッチ16
が取付けられる。セクタースイッチ16の接触端子17
は、前記セクターギア14が回転すると、セクターギア
14に植設した2個の押圧片18、19と選択的に接離
してオンオフする。
【0008】前記セクターギア14の基部側には、押圧
リンク20(図3)の右端部21をピン22で軸支す
る。押圧リンク20は左右方向に長く、その中央下部に
は、縦方向の面を備えた当接部23が形成され、押圧リ
ンク20の左側部分には、左右に伸びる案内スロット2
4が形成される。案内スロット24には前後方向に伸び
るガイドピン25の先端側(前端側)をスライド自在に
挿入する。前記押圧リンク20は、前記セクターギア1
4がニュートラル位置から右転すると、その左側が前記
ガイドピン25で案内されながら全体的に左側に移動す
る。
【0009】前記ガイドピン25の後端側は、前記ブラ
ケット9に形成した縦方向の移動溝26に差込まれ、も
って、ガイドピン25はブラケット9により上下方向に
スライド自在に支持される。
【0010】前記ラッチボディ4の上部外方には、前記
ラッチ6と一体的に回転するラッチレバー27が設けら
れる。前記ラッチ6と前記ラッチレバー27とは前記ラ
ッチ6の回転軸となるラッチ軸28を介して連結してい
るが、別途図示のない連結ピンで互いを連結しても良
い。前記ラッチレバー27の先端29は、前記押圧リン
ク20の前記当接部23の近傍に臨ませる。前記当接部
23は、前記モータ10の動力で前記押圧リンク20が
左方に移動すると、前記ラッチレバー27の前記先端2
9に当接して、前記ラッチレバー27を介して前記ラッ
チ6をフルラッチ方向に回転させる。
【0011】以上までの説明において、前記モータ10
のモータ動力で前記ラッチレバー27を回転させる機構
が本発明おける動力クローズ機構となる。
【0012】前記ラッチボディ4の前記カバープレート
3には取付片30を一体的に形成し、取付片30に軸3
1でラチェットレバー32を軸支する。前記ラチェット
レバー32の第1アーム33は、前記ベースプレート2
と前記カバープレート3との間の間隙から前記ラッチボ
ディ4の内部に伸長させて、前記ラチェット7の先端3
4の近傍に臨ませる。
【0013】前記ラチェットレバー32の短い第2アー
ム35には、前記押圧リンク20の前記右端部21の上
部位置に臨むように後方に屈曲させた屈曲片36を一体
的に形成する。前記屈曲片36は前記セクターギア14
がニュートラル位置から左転すると前記押圧リンク20
の前記右端部21と当接し、これにより前記ラチェット
レバー32は前記軸31を中心に左転して前記第1アー
ム33は前記ラチェット7の前記先端34に当接してラ
チェット7を回転させ、もって、ラチェット7をラッチ
6から離脱させテールゲート5を開扉させる。
【0014】以上までの説明において、前記モータ10
のモータ動力で前記ラチェット7を回転させる機構が本
発明における動力オープン機構となり、動力オープン機
構は前記動力クローズ機構と1個のモータ10を共有す
ることになる。
【0015】前記ラチェットレバー32の左方には、オ
ープンレバー37が配設される。オープンレバー37は
前記ガイドピン25の前端に回転自在に支持される。オ
ープンレバー37の右端には、前記ラチェットレバー3
2の第3アーム38に当接する押圧片39が形成され
る。40は前記ラッチ6の前記ハーフラッチ位置を検出
するラッチスイッチ、41はオープンレバー37の左端
の操作ノブである。テールゲート用ドアラッチ装置1に
おけるオープンレバー37は、所望により、テールゲー
ト5のキーシリンダに連結される。
【0016】
【作用】図1のニュートラル状態において、テールゲー
ト5を閉扉方向に移動させると、ラッチ6はストライカ
8と当接してアンラッチ位置からハーフラッチ位置に回
転し、ラチェット7はラッチ6に係合してラッチ6のア
ンラッチ位置方向への戻りを防止する。
【0017】ラッチスイッチ40がラッチ6のハーフラ
ッチ位置への変位を検出すると、モータ10は閉扉方向
に回転してセクターギア14を図1において右転させ
る。すると、セクターギア14にピン22で連結されて
いる押圧リンク20は左方に移動し、押圧リンク20の
当接部23はラッチレバー27の先端29に当接してラ
ッチレバー27を回転させ、これによりラッチレバー2
7と一体的に回転するラッチ6をフルラッチ位置方向に
回転させる(図4)。この結果、ラッチ6はハーフラッ
チ位置からフルラッチ位置にモータ10の動力で移動
し、テールゲートは閉扉される。
【0018】上記において、モータ10の閉扉方向への
回転量は、時間又はモータに掛かる負荷等で制御され、
ラッチ6がフルラッチ位置に変位すると、モータ10は
反転して開扉方向に回転し、セクタースイッチ16の接
触端子17が前記セクターギア14の押圧片18に接触
すると、モータ10は停止する。
【0019】モータ10の動力による動力閉扉を緊急に
停止中止させたいときは、オープンレバー37を操作す
る。オープンレバー37の左端の操作ノブ41を上方に
持ち上げると、最初にオープンレバー37はガイドピン
25を中心に右転して、押圧片39がラチェットレバー
32の第3アーム38に当接し、ラチェットレバー32
を軸31を中心に左転させる。すると、ラチェットレバ
ー32の第1アーム33がラチェット7の先端34に当
接してラチェット7を回転させる。これにより、ラチェ
ット7によるラッチ6の拘束を解除する(図6)。
【0020】ラチェット7をラッチ6から離脱させた状
態で、更に、オープンレバー37の操作ノブ41を持ち
上げると、ラチェットレバー32はこれ以上回転しない
から、押圧片39とラチェットレバー32の第3アーム
38との当接部が支点となって、ガイドピン25を移動
溝26に沿って上方に移動させる。すると、ガイドピン
25に左側部分が支持されている押圧リンク20は、右
側のピン22を中心に左側が上動して、押圧リンク20
の当接部23はラッチレバー27の先端29から離脱
し、これにより、ラッチ6とモータ10との間の連結が
解除される(図7)。このようにして、ラチェット7に
よるラッチ6の拘束を解除し、また、ラッチ6とモータ
10との間の連結を解除すると、モータ10の動力によ
る動力閉扉は停止され、ラッチ6は自由となってアンラ
ッチ位置方向に回転できることになり、緊急時における
テールゲート5の開扉が可能となる。
【0021】閉扉状態で、モータ10を開扉方向に回転
させると、セクターギア14はニュートラル位置から左
転する。なお、モータ10を開扉回転は、別途設けられ
るリモコンの開扉操作や、室内の起動スイッチで行う。
【0022】セクターギア14が左転すると押圧リンク
20の右端部21が上動してラチェットレバー32の屈
曲片36に当接し、これによりラチェットレバー32が
軸31を中心に左転して第1アーム33はラチェット7
の先端34に当接してラチェット7を回転させ、もっ
て、ラチェット7をラッチ6から離脱させテールゲート
5を開扉させる。
【0023】本発明によるドアラッチ装置1は、テール
ゲート用のラッチ装置として説明し、また、図示してあ
るが、上記した動力クローズ機構及び動力オープン機構
の基本概念は、乗降ドア(スイング式ドア・スライド式
ドアを含む)用のラッチ装置にも利用できるものであ
り、テールゲート用ラッチ装置に限定されるものではな
い。また、乗降ドア用のラッチ装置において実施すると
きは、前記オープンレバー37は、乗降ドアのオープン
ハンドルに連結される。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明は、ストライカ8
と係合するラッチ6をモータ10の動力でハーフラッチ
位置からフルラッチ位置に回転させる動力クローズ機構
と、前記ラッチ6と係合して前記ラッチ6と前記ストラ
イカ8との係合状態を保持するラチェット7と、前記ラ
チェット7を前記ラッチ6との係合から離脱させるラチ
ェットレバー32とを有するものにおいて、前記動力ク
ローズ機構は前記モータ10の動力により移動すると前
記ラッチ6と当接係合して前記ラッチ6を前記ハーフラ
ッチ位置から前記フルラッチ位置に回転させる押圧リン
ク20を有し、前記ラチェットレバー32の近傍位置に
は変位すると前記ラチェットレバー32と当接して前記
ラチェット7を前記ラッチ6から離脱させるために前記
ラチェットレバー32を作動させると共に前記押圧リン
ク20を前記ラッチ6との係合から離脱させるオープン
レバー37を設けた動力クローズ機構付車両ドアラッチ
装置の安全装置としたため、構造が簡単でありながら、
オープンレバー37を回転させるだけで、ラチェット7
によるラッチ6の拘束解除と、ラッチ6とモータ10と
の間の連結解除とを行え、非常時におけるテールゲート
5の開扉が可能となる。また、本発明は、前記におい
て、前記オープンレバー37は、前記ドアラッチ装置の
不動のブラケット9にスライド自在に取付けられたガイ
ドピン25に支持させ、前記ガイドピン25には前記押
圧リンク20に形成した案内スロット24を係合させて
前記押圧リンク20が前記モータ動力により移動すると
前記ガイドピン25が前記案内スロット24に対して相
対的に移動するように構成した動力クローズ機構付車両
ドアラッチ装置の安全装置とし、押圧リンク20の移動
をガイドするガイドピン25にオープンレバー37を取
付けてあるから、更に構造を簡素化できる。また、本発
明は、前記において、前記オープンレバー37は、前記
ドアラッチ装置の不動のブラケット9にスライド自在に
取付けられたガイドピン25に支持させ、前記ガイドピ
ン25には前記押圧リンク20に形成した案内スロット
24を係合させて前記押圧リンク20が前記モータ動力
により移動すると前記ガイドピン25が前記案内スロッ
ト24に対して相対的に移動するように構成した動力ク
ローズ機構付車両ドアラッチ装置の安全装置とし、前記
オープンレバー37は、前記ラチェットレバー32との
当接部を支点として前記ガイドピン25に外力を与える
から、軽い力でガイドピン25を前記ブラケット9に対
してスライドさせることができる。また、本発明は、前
記において、前記ラチェットレバー32は前記モータ1
0の動力でも作動して前記ラチェット7を前記ラッチと
の係合から離脱させうる構成とした動力クローズ機構付
車両ドアラッチ装置の安全装置としたから、動力オープ
ン機構を簡単に併設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のドアラッチ装置の正面図。
【図2】 同一部縦断側面図。
【図3】 前記ドアラッチ装置の押圧リンクの正面図。
【図4】 前記ドアラッチ装置のセクターギアを閉扉方
向に回転させた状態を示す図。
【図5】 前記セクターギアを開扉方向に回転させた状
態を示す図。
【図6】 オープンレバーによりラチェットを回転させ
た状態を示す図。
【図7】 オープンレバーにより押圧リンクをラッチレ
バーから離脱させた状態を示す図。
【符号の説明】 1…ドアラッチ装置、2…ベースプレート、3…カバー
プレート、4…ラッチボディ、5…テールゲート、6…
ラッチ、7…ラチェット、8…ストライカ、9…ブラケ
ット、10…モータ、11…減速機構、12…モータユ
ニット、13…セクター軸、14…セクターギア、15
…出力歯車、16…セクタースイッチ、17…接触端
子、18、19…押圧片、20…押圧リンク、21…右
端部、22…ピン、23…当接部、24…案内スロッ
ト、25…ガイドピン、26…移動溝、27…ラッチレ
バー、28…ラッチ軸、29…先端、30…取付片、3
1…軸、32…ラチェットレバー、33…第1アーム、
34…先端、35…第2アーム、36…屈曲片、37…
オープンレバー、38…第3アーム、39…押圧片、4
0…ラッチスイッチ、41…操作ノブ。
【手続補正書】
【提出日】平成13年8月14日(2001.8.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストライカ8と係合するラッチ6をモー
    タ10の動力でハーフラッチ位置からフルラッチ位置に
    回転させる動力クローズ機構と、前記ラッチ6と係合し
    て前記ラッチ6と前記ストライカ8との係合状態を保持
    するラチェット7と、前記ラチェット7を前記ラッチ6
    との係合から離脱させるラチェットレバー32とを有す
    るものにおいて、前記動力クローズ機構は前記モータ1
    0の動力により移動すると前記ラッチ6と当接係合して
    前記ラッチ6を前記ハーフラッチ位置から前記フルラッ
    チ位置に回転させる押圧リンク20を有し、前記ラチェ
    ットレバー32の近傍位置には変位すると前記ラチェッ
    トレバー32と当接して前記ラチェット7を前記ラッチ
    6から離脱させるために前記ラチェットレバー32を作
    動させると共に前記押圧リンク20を前記ラッチ6との
    係合から離脱させるオープンレバー37を設けた動力ク
    ローズ機構付車両ドアラッチ装置の安全装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記オープンレバー
    37は、前記ドアラッチ装置の不動のブラケット9にス
    ライド自在に取付けられたガイドピン25に支持させ、
    前記ガイドピン25には前記押圧リンク20に形成した
    案内スロット24を係合させて前記押圧リンク20が前
    記モータ動力により移動すると前記ガイドピン25が前
    記案内スロット24に対して相対的に移動するように構
    成した動力クローズ機構付車両ドアラッチ装置の安全装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記オープンレバー
    37は、前記ラチェットレバー32との当接部を支点と
    して前記ガイドピン25に外力を与えて前記ガイドピン
    25を前記ブラケット9に対してスライドさせ得る構成
    とした動力クローズ機構付車両ドアラッチ装置の安全装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1つにお
    いて、前記ラチェットレバー32は前記モータ10の動
    力でも作動して前記ラチェット7を前記ラッチとの係合
    から離脱させうる構成とした動力クローズ機構付車両ド
    アラッチ装置の安全装置。
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