JP4523582B2 - 金属酸化物ガスセンサの製造方法 - Google Patents

金属酸化物ガスセンサの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4523582B2
JP4523582B2 JP2006348213A JP2006348213A JP4523582B2 JP 4523582 B2 JP4523582 B2 JP 4523582B2 JP 2006348213 A JP2006348213 A JP 2006348213A JP 2006348213 A JP2006348213 A JP 2006348213A JP 4523582 B2 JP4523582 B2 JP 4523582B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal oxide
polymer
gas sensor
oxide
precursor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006348213A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007171207A (ja
Inventor
イル−ドー キム
ジェ−ミン ホン
ドン−ヨウン キム
ソン−ム ジョ
ロスチャイルド アブナー
エル.トゥラー ハリー
Original Assignee
コリア インスティテュート オブ サイエンス アンド テクノロジー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コリア インスティテュート オブ サイエンス アンド テクノロジー filed Critical コリア インスティテュート オブ サイエンス アンド テクノロジー
Publication of JP2007171207A publication Critical patent/JP2007171207A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4523582B2 publication Critical patent/JP4523582B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/02Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance
    • G01N27/04Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance
    • G01N27/12Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance of a solid body in dependence upon absorption of a fluid; of a solid body in dependence upon reaction with a fluid, for detecting components in the fluid
    • G01N27/125Composition of the body, e.g. the composition of its sensitive layer
    • G01N27/127Composition of the body, e.g. the composition of its sensitive layer comprising nanoparticles
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/02Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance
    • G01N27/04Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance
    • G01N27/12Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance of a solid body in dependence upon absorption of a fluid; of a solid body in dependence upon reaction with a fluid, for detecting components in the fluid
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y15/00Nanotechnology for interacting, sensing or actuating, e.g. quantum dots as markers in protein assays or molecular motors

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)

Description

本発明は超高感度の金属酸化物ガスセンサ及びその製造方法に関し、特に、金属酸化物の微細構造がナノグレインからなるナノ繊維又はナノグレインからなるナノロッドのネットワーク構造である超高感度の金属酸化物ガスセンサの製造方法に関する。
金属酸化物半導体の酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(SnO2)、酸化タングステン(WO3)、酸化チタン(TiO2)などは外部の特殊な又は有害なガス成分であるH2、CO、O2、NOx、CO2、DMMP(ジメチルメチルホスフォネート)、CH4、NH3、アルコール、湿気などと接触すると、酸化物表面で起きる気体の吸着及び酸化/還元反応により電気比抵抗が変化する。
金属酸化物半導体を利用したガスセンサの特性に関してはガス拡散度(gas diffusion)とガス−表面反応(gas-surface reaction)がその特性に多くの影響を与える。従って、表面活性度(surface activity)を高め、体積対表面積比(surface to volume ratio)を増大させようとする努力がなされている。
このような努力の一環としてZnOナノワイヤ構造を利用した湿度及びアンモニアセンサに関する研究が一部進められ(非特許文献1又は非特許文献2)、ナノワイヤ形態を利用したSnO2(非特許文献3)及びIn23(非特許文献4)センサ特性に関する研究も一部進められている(非特許文献5)。
Y. S, Zhang, Physica B-Condense Matter. Vol. 368, 94-99, 2005 X. H. Wang, Appl. Phy. Lett. Vol. 252, 2504-2411, 2005 Zhang, D. Nano Lett. 4, 1919, 2004 Kolmakov, A. Nano Lett. 5, 667, 2005 Sens. Actuators B, 108, 29, 2005
しかし、このようなシングルナノワイヤを利用したセンサの場合、非常に高い感度を得ることができるが、接触抵抗の不安定性によるノイズ発生のために再現性の高いデバイスの製作が難しいという欠点がある。
結局、シングルナノワイヤ又はナノファイバを利用したセンサ素子製作ではなく、各ナノファイバのネットワークを利用してセンサを製作することにより、再現性を向上させ、電気的な安定性を図ることができる。このような各ナノファイバのネットワーク構造を容易に得る方法としてはエレクトロスピニング法がある。
エレクトロスピニングにより製造された繊維は、その製造条件によって数百ナノメートルから数マイクロメートルの直径を有する。従って、エレクトロスピニングにより製造されるナノ繊維状マットの単位体積当たり表面積は連続フィルムより数百倍(2桁)高いために、センサ材料として活用すれば高い感度と速い応答時間を示すと予想されるので、化学センサ、光学センサ、バイオセンサなどに活用するための研究が活発に行われている。
エレクトロスピニングによる数百マイクロメートルサイズの直径を有するナノ繊維状マットの製造は様々な研究グループによって研究されている(D. Li and Y. Xia, Nano Lett. 3 (2003), 555)。このようなナノ繊維状マットは開孔構造(open pore structure)からなる優れた多孔構造を有するのでガス拡散性に優れるが、ナノ繊維の直径は通常数百ナノメートルサイズであるため、比表面積は通常20〜30m2/g以下と低いほうである。このような材料からなるセンサは大面積のナノファイバの製造が可能で、比較的安価で超極細ナノファイバのネットワークを得ることができるという利点があり、熱化学工程(thermal vapor deposition)により得られた金属酸化物ナノワイヤに比べてセンシング感度の向上は多少期待することができるが、依然として満足な水準ではない。
従って、速い応答時間と高感度を有するセンサのために、ガス拡散性に優れた微細な多孔性構造を有し、かつ金属酸化物の比表面積が大きく増加したファイバの薄層からなる高感度センサの開発が求められている。
また、金属酸化物ファイバとセンシング基板との接着性は電気的な接触と密接な関連があるために、ノイズを最小化するためには接着性が非常に優れていなければならない。実際に、一般的な金属やセラミック基板上にエレクトロスピニングされた金属酸化物前駆体を含む複合ナノ繊維を高温で熱処理する場合、基板から脱着(ピールオフ)する現象が観察される。
本発明は前記の問題を解決するためになされたもので、熱圧着工程により金属酸化物の微細構造が、速い応答速度と高感度センシングのためのガス拡散性及び比表面積が大きく増加したナノロッド及び/又はナノグレイン構造を有し、多孔性の金属酸化物繊維とセンサ基板との接着性を増大させることを目的とする。
上記のような目的を達成するための本発明の第1態様による超高感度の金属酸化物ガスセンサは、センサ電極と、該センサ電極上に形成され、単結晶のナノロッドを含むナノ繊維のネットワーク構造を有する多孔性金属酸化物薄層と、を備えることを特徴とする。ここで、前記多孔性金属酸化物薄層は各ナノ繊維間の巨大(マクロ)気孔とナノロッド間の微細(メソ)気孔を共に有することを特徴とする。
また、前記目的を達成するための本発明の第2態様による超高感度の金属酸化物ガスセンサは、センサ電極と、該センサ電極上に形成され、単結晶のナノグレインが凝集してねじれた(ツイステッド)形態の各ナノ繊維のネットワーク構造を有する多孔性金属酸化物薄層と、を備えることを特徴とする。ここで、前記多孔性金属酸化物薄層は各ナノ繊維間の巨大気孔と各ナノグレイン間の微細気孔を共に有することを特徴とする。
また、前記目的を達成するための本発明の第3態様による超高感度の金属酸化物ガスセンサは、センサ電極と、該センサ電極上に形成され、ナノグレインからなるナノロッドのネットワーク構造を有する多孔性金属酸化物薄層と、を備えることを特徴とする。ここで、前記多孔性金属酸化物薄層は各ナノロッド間の微細気孔と各ナノグレイン間の微細気孔を共に有することを特徴とする。
また、前記目的を達成するための本発明の第4態様による超高感度の金属酸化物ガスセンサは、センサ電極と、該センサ電極上に形成され、ナノグレインとナノロッドの少なくとも1つを含む各ナノ繊維のネットワーク構造を有する多孔性金属酸化物薄層と、を備えることを特徴とする。ここで、前記金属酸化物薄層は、ZnO、SnO2、VO2、TiO2、In23、CaCu3Ti412、NiO、MoO3、SrTiO3、Fe23、又はNb、Fe、CO、Vの少なくとも1つの元素がドーピングされたTiO2、又はFeがドーピングされたSrTiO3、又はIn、Gaの少なくとも1つの元素がドーピングされたZnOを含むことを特徴とする。
一方、前記目的を達成するための本発明の第5態様による超高感度の金属酸化物ガスセンサの製造方法は、センサ電極上に金属酸化物前駆体と高分子を含む混合溶液を紡糸して前記金属酸化物前駆体と高分子とが混合された複合繊維を形成する段階と、前記複合繊維を熱圧着又は熱加圧する段階と、前記熱圧着又は熱加圧された複合繊維を熱処理して前記複合繊維から前記高分子を除去する段階と、を含むことを特徴とする。
ここで、前記金属酸化物前駆体は、ZnO、SnO2、VO2、TiO2、In23、CaCu3Ti412、NiO、MoO3、SrTiO3、Fe23前駆体、又はNb、Fe、CO、Vの少なくとも1つの元素がドーピングされたTiO2前駆体、又はFeがドーピングされたSrTiO3前駆体、又はIn、Gaの少なくとも1つの元素がドーピングされたZnO前駆体を含むことを特徴とする。
本発明は、従来のエレクトロスピニングで得られた金属酸化物は下部基板との接着強度が低くて信頼性の高い素子特性を実現することが難しいという欠点を克服するために熱圧着工程を導入したものであり、このような熱圧着工程後に得られた金属酸化物は基板との接着性の向上だけではなく、使用された高分子の部分もしくは全体の溶融過程を経て独特の形態のナノロッド及び/又はナノグレインを含む繊維層の形成を誘導する。これにより、比表面積が増加して微細気孔による速い気体拡散性を得ることによって応答速度と感度の高いガスセンサに利用することができ、多様な金属酸化物ナノファイバをアレイ化することにより、気体選択度も向上し得るという効果がある。
特に、このような技術は特定の高分子、溶媒、又は金属酸化物半導体の前駆体に限られるものではなく、各実施例に示すように、多様な種類の金属酸化物半導体に汎用的に適用可能な技術であり、従来の薄膜センサの制約(低い比表面積及び遅い反応速度)を克服する代案として超高感度センサを開発し得るという効果がある。
本発明は、エレクトロスピニングなどによる方法で微細な繊維素を含む超極細ナノファイバ(以下、「ナノ繊維」ともいう)を製造し、これを熱圧着又は熱加圧して各繊維素をナノロッド又はナノグレインに変形させることにより、表面積及びガス拡散を極大化させ、金属酸化物と電極との接着性を極大化させることを特徴とする。
図2を参照してより具体的に説明する。金属酸化物前駆体、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、又は酸化スズ前駆体と、高分子と、溶媒とを含む混合溶液を準備し、該混合溶液をセンサ電極上に紡糸して前記金属酸化物前駆体(酸化チタン、酸化亜鉛、又は酸化スズ前駆体)と高分子間の相分離又は相互混合過程によって超極細繊維状の酸化チタン/高分子、酸化亜鉛/高分子、又は酸化スズ/高分子複合繊維を形成する。
次に、前記複合繊維を熱圧着又は熱加圧(この場合、高分子の部分及び全体溶融を誘導し得るなら、ガラス転移温度より若干高い温度で加熱する場合のみを含むこともできる)して繊維状の接触部位及び接触面積を広くして高分子を部分的又は全体的に溶解して電極との接着力を増大させる。
次に、熱処理工程により複合繊維から高分子物質を除去することによって酸化チタンナノロッドからなるナノ繊維、酸化亜鉛ナノグレインからなるナノ繊維、又は酸化スズナノグレインからなるナノロッドを含む多孔性薄層を得る。
このような多孔性金属酸化物(例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、又は酸化スズ)薄層は、セラミック基板に形成された白金(Pt)、金(Au)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)、銀(Ag)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、ニッケル(Ni)、ステンレス鋼、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、銅(Cu)、もしくはタングステン(W)電極、又はガラス基板に形成されたITO(InドーピングされたSnO2)もしくはFTO(FドーピングされたSnO2)電極、又はプラスチック基板もしくはSiウエハに形成された金属電極などのセンサ電極上に形成されることによってガスセンサに応用することができる。
図3は、図2に示すエレクトロスピニング、熱圧着、及び熱処理過程を経て製造されたTiO2金属酸化物ナノファイバを利用したプロトタイプのテストセンサ素子の写真である。
また、図4は、アレイセンサ構造を有して高温ヒータが装着されたセンサ電極上に異なる種類の金属酸化物をエレクトロスピニングした後、熱圧着及び熱処理過程により製造されたナノファイバマットを利用したアレイセンサを概略的に示す図である。ここで、代表的な金属酸化物ナノファイバセンサ素材の例としてZnO、SnO2、TiO2、CaCu3Ti412を示している。金属酸化物半導体の酸化/還元ガス反応の程度は金属酸化物半導体の種類によって選択的に異なるために、多様な反応ガスの定性分析のためには多種の金属酸化物半導体をアレイ状にしてその正確度を向上させる必要がある。これにより、外部有害環境ガス(H2、O2、CO、NOx、アルコール、NH3、CH4、SOx、DMMP、フェノール、アセトン、ホルムアルデヒドなど)との反応時に発生する抵抗の変化を超高感度で測定することができる。ここで、気体との反応性をよくするためにマイクロヒータが内蔵された基板を活用することもある。このようなヒータは気体との反応性を最も向上し得る温度調節のために外部から調節が可能である。この場合、基板にSiウエハ又はガラス基板を使用することができ、アレイ電極構造(IDC;Interdigital capacitor)又は抵抗の変化を感知し得る平行板(parallel-plate)構造を形成することができるなら、下部電極構造に特に限定されるものではない。また、前記アレイセンサ構造の製作のために異なる混合溶液の紡糸後に熱圧着又は熱加圧を同時に行うこともできる。
以下、添付図面を参照して本発明による超高感度の金属酸化物ガスセンサ及びその製造方法の実施形態について詳細に説明する。本発明の各実施形態では超極細繊維を得るための方法としてエレクトロスピニング法を用いた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、メルトブローン、フラッシュ紡糸、静電メルトブローン方法などを用いることもできる。
エレクトロスピニング溶液の製造
エレクトロスピニングのために無機酸化物のゾル−ゲル前駆体と適当な高分子溶液とを混合して使用する。ここで、高分子の役割は溶液の粘度を増加させて紡糸時に繊維状に形成させ、また、無機酸化物前駆体との相溶性により紡糸された繊維の構造を制御することにある。
本発明で使用される金属酸化物(以下、「無機酸化物」ともいう)前駆体は、Zn、Sn、V、Ti、In、Ca、Cu、Ni、Mo、Sr、Fe、Nb、CO、Gaのイオンを含む前駆体であり、高分子との反応後に高温(200℃以上)熱処理により、ZnO、SnO2、VO2、TiO2、In23、CaCu3Ti412、NiO、MoO3、SrTiO3、Fe23、又はNb、Fe、CO、VドーピングされたTiO2、又はFeドーピングされたSrTiO3、又はIn、GaドーピングされたZnOの酸化物を形成できるなら、特定の前駆体に限定されるものではない。例えば、酸化チタン前駆体としてはチタン(IV)プロポキシドを、酸化亜鉛前駆体としては酢酸亜鉛を、酸化スズの前駆体としては酢酸スズを使用することができ、無機酸化物のゾル−ゲル反応を利用してエレクトロスピニング溶液を製造する。
また、本発明で使用される高分子は、ポリウレタンとポリエーテルウレタンを含むポリウレタン共重合体、セルロースアセテートやセルロースアセテートブチレートやセルロースアセテートプロピオネートなどのセルロース誘導体、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリメチルアクリレート(PMA)、ポリアクリル共重合体、ポリビニルアセテート(PVAc)、ポリビニルアセテート共重合体、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリフルフリルアルコール(PPFA)、ポリスチレン(PS)、ポリスチレン共重合体、ポリエチレンオキシド(PEO)、ポリプロピレンオキシド(PPO)、ポリエチレンオキシド共重合体、ポリプロピレンオキシド共重合体、ポリカーボネート(PC)、ポリビニルクロライド(PVC)、ポリカプロラクトン、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリビニルフルオリド、ポリビニリデンフルオリド共重合体、及びポリアミドから選択された少なくとも1つであり得る。しかし、本発明の内容はこれに限定されるものではなく、エレクトロスピニング法などにより超極細繊維から形成できるものであれば特に限定されるものではない。
本発明で使用される高分子は、金属酸化物前駆体との相溶性に優れた高分子と、相溶性がよくない高分子と、に大別することができる。前者としてはポリビニルアセテート、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシドなどがあり、このような高分子を使用してエレクトロスピニングさせると、相分離が徐々に進行してゾル−ゲル反応が起こるが、これについては後述する。また、後者としてはポリスチレンなどがあり、このような高分子を使用してエレクトロスピニングさせると、金属酸化物前駆体と相溶性がよくないので相平衡を保つことが難しく、急激に固体化する。しかし、このような相溶性がよくない高分子も本発明で使用することができるが、これについては実施例5で後述する。
エレクトロスピニング溶液の製造過程の一例について説明する。まず、酸化チタン、酸化亜鉛、又は酸化スズとの親和力に優れたポリビニルアセテートをジメチルホルムアミド(DMF)、アセトン、テトラヒドロフラン、トルエン、又はこれらの混合溶媒に溶解させ、エレクトロスピニングによる繊維形成に適した粘度を形成する5〜20重量%の高分子溶液を製造する。ポリビニルアセテートは重量平均分子量が100,000〜1,500,000g/molの高分子を使用する。
次に、チタンプロポキシド、酢酸亜鉛、又は酢酸スズをポリビニルアセテート高分子溶液に対して1〜60重量%の量で高分子溶液に添加し、触媒として酢酸をチタンプロポキシド、ジンクアセテート、又はティンアセテートに対し0.01〜60重量%の量で添加した後、常温で1〜10時間反応させた後、これをエレクトロスピニング溶液として使用する。
超極細繊維の製造
次に、エレクトロスピニング装置を利用してエレクトロスピニングして超極細金属酸化物(例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、又は酸化スズなど)繊維を得る。
図1に示すように、エレクトロスピニング装置は紡糸溶液を定量的に投入し得る定量ポンプに連結された紡糸ノズル、高電圧発生器、紡糸された繊維層を形成させる電極などからなる。使用目的によって、接地された金属板(例えば、白金(Pt)、金(Au)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)、銀(Ag)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、ステンレス鋼、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、タングステン(W)などの金属電極が形成された基板)、あるいは透明導電性酸化物電極(例えば、ITO又はFTO)がコーティングされたガラス基板、あるいは金属電極が形成されたプラスチック基板を陰極として使用し、時間当たりの吐出量が調節できるポンプが取り付けられた紡糸ノズルを陽極として使用する。10〜30kVの電圧を印加して溶液吐出の速度を10〜50マイクロリットル(μl)/分に調節することにより、繊維の厚さが50nm〜1000nmの超極細繊維を製造することができる。超極細金属酸化物半導体繊維からなる膜が0.1〜20μmの厚さで電極の形成された基板上に形成されるまでエレクトロスピニングを行う。
エレクトロスピニングにより得られる無機酸化物/高分子複合繊維は複雑な形成過程を伴う。図1に示すように、紡糸溶液が高電圧発生器から帯電された紡糸ノズルを介して噴射され、接地された導電性基板まで電場により延伸する。紡糸ノズルから接地された基板に紡糸溶液のジェット流が生成されるが、これはコーン形態を有し、テイラーコーン(Taylor cone)と呼ばれる。エレクトロスピニング装置の紡糸ノズルで形成される多くの正電荷を有するテイラーコーンから紡糸が開始すると、まず空気中の水分と反応して無機酸化物前駆体のゾル状態からゲル状態に変換が起こる。
このようなゾル−ゲル変換と共に高速で紡糸されて繊維の直径が小さくなることで、表面積が増加して使用された溶媒が揮発する。この過程で化学反応と共に溶液の濃度が急激に変化する。また、溶媒の揮発により繊維表面の温度が低下し、この時、空気中の水分が凝縮してゾル−ゲル変換反応の程度が変わる。特に、無機酸化物−高分子混合溶液からのエレクトロスピニングは水分により反応が進行するので、紡糸装置周囲の温度及び湿度が重要なプロセス変数として作用する。
エレクトロスピニング時に紡糸ノズルから吐出された紡糸溶液に含まれる金属酸化物(例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ、Nbドーピングされた酸化チタン、又はCaCu3Ti412等)前駆体のゾル−ゲル反応が水分によって起こる。紡糸溶液の準備過程で既に一部の前駆体は酸触媒により加水分解反応が起き、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ、Nbドーピングされた酸化チタン、又はCaCu3Ti412ゾル形態で高分子溶液と混合しており、紡糸が開始するとより速くゲル化反応が進行する。ゲル化反応が進行すると共に吐出された紡糸溶液の太さが短時間で細くなり、この時、繊維の表面積が非常に増加して溶媒の揮発が起こる。熱力学的に相溶状態であった金属酸化物前駆体と高分子溶液は、濃度の急激な変化及びゲル化反応によって相分離が始まる。この過程で使用した高分子と酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ、Nbドーピングされた酸化チタン、又はCaCu3Ti412前駆体との相溶性がエレクトロスピニングされた繊維の構造に大きな影響を及ぼす。
相溶性に優れた高分子、例えばポリビニルアセテート(PVAc)やポリビニルピロリドン(PVP)などの場合には相分離が徐々に進行するので、形成された酸化亜鉛、酸化スズ、Nbドーピングされた酸化チタン、又はCaCu3Ti412ドメインとポリビニルアセテートドメインが流動性を有して共存する。ここで、急激な溶媒の揮発による繊維表面の温度低下は、周囲に存在する水分を凝縮させて繊維の内部と表面で異なるゲル化反応を起こす。
また、各ドメインが流動性を有する場合、紡糸過程でドメインの延伸程度と金属酸化物前駆体の種類及び使用された高分子の種類によって、熱処理後に特異な構造を有することがある。特に、金属酸化物/高分子複合繊維のエレクトロスピニング後に高分子のガラス転移温度前後での熱加圧過程によりこのような各ドメインの流動性に変化を与えることができ、使用された高分子の部分及び全体溶融過程により基板との接着性を向上させて、熱処理後に比表面積及び単位体積当たりの密度が大きく向上した独特の構造を有するようになるが、これは超極細繊維を利用したセンサの応用に非常に重要な要素である。このような金属酸化物半導体のナノファイバを熱圧着工程により、さらに微細で接着性に優れたナノファイバにすることが本発明の最も重要な核心技術である。熱圧着工程を経ない金属酸化物半導体ナノファイバはセンサ基板から容易に剥がれ、センサの測定が不安定又は不可能である。
金属酸化物ナノロッド及び/又はナノ繊維の製造
次に、エレクトロスピニングされた超極細繊維が積層された電極又は基板を使用された高分子のガラス転移温度以上(高分子としてポリビニルアセテートを使用した場合、120℃)で1.5Kgf/cm2(1.5Ton、10cm×10cm電極基板基準、213.4psi)の圧力でプレスを行って10分間熱圧着する。このような熱圧着圧力、温度、及び時間は、使用された高分子の種類及び高分子のガラス転移温度などを考慮して適切に選択することができる。又は、高分子のガラス転移温度以上で溶融させることが可能である場合、圧着工程を経ることなく、熱を加えるか、又は熱い圧縮空気を利用して加圧することも可能である。この過程でエレクトロスピニング時に相分離した前駆体と高分子間の流動が抑制され、熱処理後にナノグレイン及び/又はナノロッド構造に分離される。
熱圧着処理後に空気中、450℃で30分間熱処理し、高分子を分解して除去すると、図6の(b)に示す単結晶のナノロッドを含む酸化チタンナノファイバ、図13の(b)に示すナノグレインが凝集してねじれた形態の酸化亜鉛ナノファイバ、図18の(d)に示すナノグレインからなる酸化スズナノロッド、図20に示すナノグレインを含むNbドーピングされた酸化チタンナノロッド、図22の(d)に示すナノグレインとナノロッドを含むカルシウムカッパーチタネート(CaCu3Ti412)ナノファイバなどが得られる。前記各図面に示すように、本発明は熱圧着及び熱処理により超極細繊維状をナノグレイン又はナノロッドに変形させて微細及び巨大気孔を同時に有するナノファイバを製造することを特徴とする。熱圧着後の熱処理温度と時間は、使用された金属酸化物の結晶化及び塑性温度を考慮して決定する。熱処理は金属酸化物前駆体の種類によって200〜800℃の温度範囲で行われる。
比較例1
ポリビニルアセテートと酸化チタン(TiO 2 )前駆体混合溶液のエレクトロスピニング後に熱圧着過程なしに熱処理
ポリビニルアセテート(Mw:850,000)30gをアセトン270mlとジメチルホルムアミド30mlの混合溶媒に溶解させた高分子溶液にチタンプロポキシド6gを常温で徐々に添加した。この時、溶媒の水分によって反応が開始して懸濁液に変わる。次に、反応触媒として酢酸2.4gを徐々に滴下した。この時、反応が進行して懸濁液は透明な溶液に変わる。
図1のエレクトロスピニング装置を利用してエレクトロスピニングを行って、PtがコーティングされたAl23基板を陰極とし、吐出速度を調節し得るポンプが取り付けられた金属ニードルを陽極として2つの電極間に15kVの電圧を印加した。紡糸液の吐出速度を30μl/分に調節して総吐出量が5,000μlになるまでエレクトロスピニングしてPtがコーティングされたAl23基板上に超極細酸化チタン−ポリビニルアセテート複合繊維層を形成させた(図5の(a)参照)。
次に、本比較例においては、熱圧着過程を経ていない状態で前記複合繊維層に450℃で30分間熱処理のみ施した(図5の(b)参照)。図5の(b)は同軸方向に配列された微細な繊維素を覆う繊維外壁が一部剥がれた状態の画像を示すものであり、熱圧着なしに熱処理のみ施した場合には一般に微細な繊維素が繊維外壁により覆われている。図5の(b)は繊維の直径が200〜700nmの典型的な繊維構造を示しているが、繊維と繊維間の巨大気孔が相対的に小さい気孔体積(Vpore)/(cm3-1)を有して存在することが分かる。このようなナノロッド構造を含まない1次元酸化チタンナノファイバ薄層を窒素吸脱着法により比表面積を測定した結果31.22m2/gであった。
比較例2
ポリビニルアセテートと酸化亜鉛(ZnO)前駆体混合溶液のエレクトロスピニング後に熱圧着過程なしに熱処理
ポリビニルアセテート(Mw:1,000,000)2.4gをジメチルホルムアミド15mlに入れて約1日溶解させた高分子溶液と、ジンクアセテート6gをジメチルホルムアミド15mlに溶解させた溶液を混合する。この時、ゾル−ゲル反応のための触媒として酢酸2gを入れて2時間以上攪拌して反応させる。反応が行われた前駆体をシリンジに移してエレクトロスピニング装備に装着した後、シリンジの先のチップと基板(この場合、センサ電極)間に電圧を印加して超極細酸化亜鉛−ポリビニルアセテート複合繊維層を得る(図12の(a)参照)。ここで、電圧は15kv、流量は15μl/min、総吐出量は500〜5,000μl、チップと基板間の距離は約10cmである。特に、ゾル−ゲル反応のために使用された酢酸の含有量によってZnOナノファイバの微細構造の変化を観察することができる。
次に、本比較例においては、熱圧着過程を経ていない状態で前記ZnO/PVAc複合繊維層に450℃で30分間熱処理のみ施した(図12の(b)参照)。図12の(b)は繊維の直径が200〜700nmの典型的な繊維構造を示しているが、繊維と繊維間の巨大(macro)気孔が相対的に小さい気孔体積(Vpore)/(cm3-1)を有して存在することが分かる。
比較例3
ポリビニルアセテートと酸化スズ(SnO 2 )前駆体混合溶液のエレクトロスピニング後に熱圧着過程なしに熱処理
ポリビニルアセテート(Mw:1,000,000)2.4gをジメチルホルムアミド15mlに入れて約1日溶解させた高分子溶液と、ティンアセテート6gをジメチルホルムアミド15mlに溶解させた溶液を混合する。この時、溶液は透明で若干黄色を呈する。その後、ゾル−ゲル反応のための触媒として酢酸2gを入れて2時間以上攪拌して反応させる。反応が行われた透明な前駆体をシリンジに移してエレクトロスピニング装備に装着した後、シリンジの先のチップと基板間に電圧を印加して酸化スズ−ポリビニルアセテート複合繊維層を得る(図17の(a)参照)。ここで、電圧は12kv、流量は30μl/min、総吐出量は500〜5,000μl、チップと基板間の距離は約10cmである。特に、ゾル−ゲル反応のために使用された酢酸の含有量によってSnO2ナノファイバの微細構造の変化を観察することができる。
次に、本比較例においては、熱圧着過程を経ていない状態で前記SnO2/PVAc複合繊維層に450℃で30分間熱処理のみ施した(図17の(b)参照)。図17の(b)は繊維の直径が200〜700nmの典型的な繊維構造を示しているが、繊維と繊維間の巨大気孔が相対的に小さい気孔体積(Vpore)/(cm3-1)を有して存在することが分かる。
実施例1
比較例1で製造した酸化チタン−ポリビニルアセテート複合繊維層の熱圧着工程及び後熱処理過程により単結晶のナノロッド構造の繊維製造
比較例1でエレクトロスピニングにより製造された酸化チタン−ポリビニルアセテート複合繊維層には、高分子と酸化チタンの前駆体とが混合されている。このような高分子−酸化チタン複合繊維が積層された基板を本発明による熱的、機械的、電気的安定性に優れたナノロッド構造の繊維にするために120℃に加熱されたプレスを用いて1.5kgf/cm2(213.4psi)の圧力で10分間熱圧着してエレクトロスピニングで形成された酸化チタン繊維素を分離させる。すなわち、図5の(b)に示す微細な繊維素を覆っている繊維外壁を粉砕して酸化チタン繊維素を分離させる。図6の(a)を参照すると、複合繊維層を圧着した後、表面の状態は可塑化されたポリビニルアセテートが一部変形して被膜を形成していることが分かる。すなわち、ガラス転移温度の低いポリビニルアセテートが部分的又は全体的に溶融して基板に密着した構造を示す。これは基板との接着性の増大に必須の過程になる。
前記方法により熱圧着処理された基板を450℃で熱処理して繊維層内に含まれるポリビニルアセテートの熱分解を経ることで、図6の(b)に示すように、単結晶のナノロッドを含むナノ繊維のネットワーク構造を有する多孔性金属酸化物薄層を得ることができる。このような多孔性金属酸化物薄層は比表面積の増大だけではなく、基板との接着強度に優れ、電気的な接触及び熱的、機械的安定性に優れる。
図7の(a)及び(b)の透過電子顕微鏡(TEM)写真は、平均幅が10〜20nm、平均長さが50〜100nmである単結晶の酸化チタンナノロッドを示し、図7の(c)と(d)の格子イメージとFFT(Fourier Transform)電子回折パターンにより単結晶の酸化チタンナノロッドがアナターゼ構造であることが分かる。
図8は熱圧着過程を経て熱処理されたTiO2ナノファイバと熱圧着なしに熱処理されたTiO2ナノファイバの比表面積(BET)測定結果の比較により得られた気孔の大きさの分布を示す図である。熱圧着なしに熱処理されたTiO2繊維層の比表面積が31.22m2/gであるのに対して、熱圧着経て熱処理されたTiO2繊維層の場合、ナノロッド構造の形成により138.23m2/gの高い比表面積特性を示す。特に、ナノロッドの分布によってより大きい気孔体積が形成され、10〜25nm及び55〜70nmの2種の気孔分布(bimodal pore distribution)を示すので、速いガス拡散通路を提供してセンサの感度を向上させることができる。ここで、小さい気孔は各ナノロッド間の気孔で、大きい気孔は各ナノ繊維間の気孔である。
実施例2
比較例2で製造した酸化亜鉛−ポリビニルアセテート複合繊維層の熱圧着工程及び後熱処理過程により単結晶のナノグレインが凝集してねじれた形態の繊維製造
比較例2でエレクトロスピニングにより製造された酸化亜鉛−ポリビニルアセテート複合繊維層には、高分子と酸化亜鉛の前駆体とが混合されている。このような高分子−酸化亜鉛複合繊維が積層された基板を本発明による熱的、機械的、電気的安定性に優れたナノグレインを含むナノ繊維にするために120℃に加熱されたプレスを用いて1.5kgf/cm2(213.4psi)の圧力で10分間熱圧着する。図13の(a)は熱圧着過程で起きる高分子(PVAc)の全体的な溶融過程によりZnO/PVAc複合繊維が互いに連結された構造を示している。すなわち、ガラス転移温度の低いポリビニルアセテートが全体的に溶融して基板に密着した構造を示す。これは基板との接着性の増大に必須の過程になる。
前記方法により熱圧着処理された基板を450℃で熱処理して繊維層内に含まれるポリビニルアセテートの熱分解を経ることで、図13の(b)に示すように、単結晶のナノグレインが凝集してねじれた形態の各ナノ繊維のネットワーク構造を有する多孔性金属酸化物薄層を得ることができる。このような多孔性金属酸化物薄層は比表面積の増大だけではなく、基板との接着強度に優れ、電気的な接触及び熱的、機械的安定性に優れる。
図13の(c)と(d)は図13の(b)を拡大した写真で、約20nm(平均の大きさが10〜50nm)のナノグレインに凝集しており、このような微細な各単結晶がねじれたナノファイバを構成している。このようなナノグレインから構成されたナノ繊維の場合、気体の速い移動経路を提供し得る微細な気孔だけではなく、粒界の体積が大きくなることによって高いガス感知度を提供することができる。ここで、酸化亜鉛薄層は各ナノ繊維間の巨大気孔と各ナノグレイン間の微細気孔とを同時に含んでいるが、巨大気孔の平均の大きさは少なくとも約100nmで、微細気孔の平均の大きさは1〜25nmの範囲内にある。巨大気孔は気孔体積(Vpore/cm3-1)が非常に低く、実際にBET分析してみると、微細気孔に比べてVporeが低く観察される。従って、巨大気孔もセンサ特性を改善するのに大きく寄与するが、微細気孔に比べてセンサの感度の改善面ではその影響力が少ない。
また、図14のX線回折特性に示すように、熱圧着及び熱処理過程を経た酸化亜鉛の場合、単一相(single phase)のZnO構造を示していることが分かる。図15の透過電子顕微鏡写真でも単結晶のZnOが約20nm(平均の大きさが10〜50nm)のナノグレインに凝集しており、これらは図13の(b)、(c)、(d)に示すように完全にねじれた構造を示し、繊維自体の安定性が高い。
実施例3
比較例3で製造した酸化スズ−ポリビニルアセテート複合繊維層の熱圧着工程及び後熱処理過程によりナノグレインからなるナノロッド構造の繊維製造
比較例3でエレクトロスピニングにより製造された酸化スズ−ポリビニルアセテート複合繊維層には高分子と酸化スズの前駆体が混合されている。このような高分子−酸化スズ複合繊維が積層された基板を120℃に加熱されたプレスを用いて1.5kgf/cm2(213.4psi)の圧力で10分間熱圧着する。
図18の(a)は熱圧着過程で起きる高分子(PVAc)の全体的な溶融過程によりSnO2/PVAc複合繊維が互いに連結された構造を示し、図18の(b)は熱圧着過程を経て450℃で30分間熱処理した後、微細なナノグレインからなる連続状のナノ繊維が得られることを示す。このようなナノ繊維は紡糸された含有量が少ない場合、18の(b)のように連続性を示し、紡糸された含有量が多い場合、18の(c)のように連続状の繊維が50〜400nmの長さと20〜200nmの幅を有する棒状(rod shape)のナノロッド構造に切れていることが分かり、それぞれのナノロッドはより微細な約10nmの大きさ(平均の大きさが5〜20nm)の各ナノグレインから構成されることを図18の(d)が示している。このようなナノグレインから構成されたナノロッドは微細な気孔を多く含んでおり、熱圧着をしない超極細繊維構造の金属酸化物に比べてガス感知度が非常に向上している。図面を参照すると、各ナノロッド間の気孔と各ナノグレイン間の気孔を同時に含んでいるが、各ナノロッド間の気孔の平均の大きさは50〜80nmの範囲内で、各ナノグレイン間の気孔の平均の大きさは1〜25nmの範囲内にある。すなわち、各ナノロッド間の気孔と各ナノグレイン間の気孔は100nm未満の微細な大きさを有する。
図19の(a)と(b)は熱圧着と熱処理過程を経てナノグレインから構成されたナノロッド又はナノ繊維の表面構造を有する酸化亜鉛の透過電子顕微鏡(TEM)写真を示し、図19の(b)は約10nmの大きさを有する単結晶構造を示している。このような各ナノグレインから構成されたナノ繊維及びナノグレインから構成されたナノロッドの場合、気体の速い移動経路を提供し得る微細な気孔だけではなく、粒界の体積が大きくなることによって高いガス感知度を提供することができる。
実施例4
ドーピングされた金属酸化物半導体ナノファイバの製造
前記実施例1〜3で金属酸化物前駆体−高分子の複合繊維をエレクトロスピニングにより製造し、熱圧着過程を経て高分子を部分又は全体溶融させて基板との接着性を向上させ、熱処理後にナノロッド/ナノグレイン形態のナノファイバを有する多様な金属酸化物について紹介した。
本実施例においては、ドナーやアクセプタのようなドーパントの添加により金属酸化物半導体のガス応答速度を調節して反応領域(sensor's dynamic range)を変化させる実例を挙げる。このようなドーピングされたナノファイバはドーピング物質を0.01〜50wt%の含有量だけ添加した(Nb、Fe、CO、V)ドーピングされたTiO2、FeドーピングされたSrTiO3、及び(In、Ga)ドーピングされたZnOナノファイバを含む。
その一例として、NbドーピングされたTiO2ナノファイバを得るために、ポリビニルアセテート(Mw:1,000,000)2.4gをジメチルホルムアミド(DMF)30mlに入れて溶解させ、6gのチタンプロポキシドを混合する。この時、ゾル−ゲル反応のための触媒として酢酸2gを入れて2時間以上攪拌して反応させる。ここに0.01〜3gのニオブエトキシド(Nb(OC255)を添加して攪拌する。反応が行われた前駆体をシリンジに移してエレクトロスピニング装備に装着した後、シリンジの先のチップと基板(この場合、センサ電極)間に電圧を印加してファイバを得る。ここで、電圧は15kv、流量は15μl/min、チップと基板間の距離は約10cmである。特に、ゾル−ゲル反応のために使用された酢酸の含有量によってもNbドーピングされたTiO2のナノファイバの微細構造の変化を観察することができる。
図20は5mMのニオブエトキシドが添加されて得られたNbドーピングされたTiO2ナノファイバの熱圧着及び熱処理後の走査電子顕微鏡(SEM)写真であり、ナノグレイン又はナノロッド構造を含むナノファイバを示している。挿入写真でナノファイバが微細なナノグレイン及びナノロッド形態から構成されていることを確認することができる。このように、ドナーをTiO2にドーピングすることにより、ガス反応速度及び電気伝導度の変化によりTiO2がn型からp型に転移するガス反応濃度を調節することができる。
実施例5
ポリスチレンを使用した超極細酸化チタン繊維の製造
ポリスチレン(分子量350,000g/mol、Aldrich)を0.25g/mLの濃度でDMFに溶解した後、チタンプロポキシドを0.19g/mLの濃度で添加し、少量の酢酸を反応触媒として添加してチタンプロポキシドのゾル化反応を進行させた後、比較例1と同一の条件でエレクトロスピニングを行った。エレクトロスピニング後、酸化チタン−ポリスチレン複合繊維を450℃で熱処理し、マトリクスとして使用したポリスチレンを除去した酸化チタン繊維の構造を図21に示す。本実施例においては、比較例1の過程を経て熱圧着なしに熱処理された酸化チタンナノファイバ(ナノファイバの内部構造が長く延伸した繊維素の構造)とは異なる酸化チタン粒子から形成され、また前記各実施例のナノ繊維とも異なる構造を示す。
すなわち、ポリスチレンは酸化チタン前駆体と相溶性がよくないので相平衡を保つことが難しく、前記の各実施例のような相分離過程を経ることなく、酸化チタンドメインが急激に固体化して図21のような粒子形態となる。ファイバ内部の構造はナノロッド形態ではないが、熱圧着過程を経て高温で熱処理された場合は、ナノロッド形態ではない微細で稠密なナノグレインの構造を有することができ、粒界の面積が増大する。従って、粒界を介して反応ガスの円滑な拡散が行われて、反応面積が増大することによってガスの反応性及び選択性の増加に大きな影響を与えることができる。従って、ガスセンサへの応用に利点として作用することができる。
本実施例はナノファイバの形成がポリビニルアセテートのようにガラス転移温度の低い高分子に限定されるのではなく、所定量の粘度を有する高分子であればポリスチレンを含む多様な高分子を使用することができ、各高分子と金属酸化物前駆体の反応性が高く、熱圧着及び熱処理過程により、安定性が高く、かつ比表面積が大きく改善された多孔性ファイバ構造を得ることが可能であることを示す例である。
実施例6
4成分の金属酸化物(CaCu 3 Ti 4 12 )ナノファイバの製造
前記実施例1〜5により、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズのような2成分系、ドーピングされた酸化チタンのような3成分系の金属酸化物半導体からナノファイバを製造して熱圧着過程を経て、後熱処理により独特の構造の繊維層を製造することが可能であることが分かった。また、ポリビニルアセテートではないポリスチレンを高分子として使用することにより、異なる表面構造を得ることができることを確認することができた。本実施例においては、4成分系、すなわちカルシウムカッパーチタネート(CaCu3Ti412、CCTO)ナノファイバを製造し、同一の熱圧着過程により独特の微細構造を確保し、接着強度の向上により機械的安定性を向上させる例を紹介する。
ポリビニルアセテート(Mw:1,300,000)2.4gをジメチルホルムアミド(DMF)15gに入れる。24時間攪拌して高分子を溶解すると粘度の高い高分子溶液を得ることができる。カルシウムクロライド(CaCl2)0.333gとカッパークロライド(CuCl2)1.215gをジメチルホルムアミド15gに溶解した後、該溶液を高分子溶液に入れて10分間攪拌する。その後、ゾル−ゲル反応のための触媒として酢酸2gを入れ、チタンプロポキシド3.41gを入れて1時間攪拌する。用意した前駆体溶液をシリンジに移してエレクトロスピニング装備に装着した後、シリンジの先のチップと下部基板間に電圧を印加してナノファイバを得る。ここで、電圧は14kV、流量は15μl/min、チップと基板間の距離は約10cmである。基板はFTOがコーティングされたガラス基板とPtがコーティングされたSiウエハを使用した(FTO基板は450℃で熱処理、Pt基板は800℃で熱処理を施す)。
このように得られた4成分系のCCTOナノファイバは図22の(b)及び(d)に示す。図22の(b)及び(d)には、ナノグレインを含むナノロッド構造形状の繊維層が形成されている。図22の(a)はFTO基板で熱圧着過程を経ることなく、450℃で熱処理されたCCTOナノファイバを示し、図22の(b)はFTO基板で熱圧着後に450℃で熱処理されたCCTOナノファイバを示す。図22の(c)はPt基板で熱圧着過程を経ることなく、450℃で熱処理されたCCTOナノファイバを示し、図22の(d)はPt基板で熱圧着後に450℃で熱処理されたCCTOナノファイバの表面走査電子顕微鏡写真を示す。
熱圧着を経ない場合(図22の(a))、繊維の直径が200〜600nmの典型的な超極細繊維構造を示し、120℃で10分間熱圧着を経て熱処理された場合(図22の(b))、稠密な構造のCCTOナノロッド集合体を示す。また、熱圧着を経ない場合(図22の(c))、グレインが大きく形成された超極細繊維構造を示し、120℃で10分間熱圧着を経て熱処理された場合(図22の(d))、稠密な構造のCCTOナノロッド集合体を示す。ここで、図22の(c)の挿入画像はCCTOのグレインが800℃で熱処理により成長した状態を示す。
4成分系の金属酸化物半導体でも熱圧着過程を経て熱処理された場合、基板との接着性が改善され、比表面積が大きく上昇した形態のナノファイバ構造を示す。特に、このような4成分系の複雑な構造のCCTOからも熱的、機械的、電気的安定性に優れたナノファイバを製作することが可能で、2成分系[ZnO、SnO2、VO2、TiO2、In23、NiO、MoO3、Fe23]、3成分系[SrTiO3もしくは(Nb、Fe、CO、V)ドーピングされたTiO2、(In、Ga)ドーピングされたZnOの複合ファイバ]、並びに4成分系[FeドーピングされたSrTiO3]形態の金属酸化物半導体ナノファイバの製造が可能で、特に、熱圧着過程を経て熱的、機械的、電気的安定性に優れたナノファイバに基づいて超高感度の金属酸化物ガスセンサを製造することが可能である。
実験例1
酸化チタンナノファイバを利用したガスセンサ特性の評価
実施例1によってAl23基板上に形成されたPt電極から構成されたIDC上に製造されたナノロッド構造のバンドル(bundle)形態からなるTiO2ナノファイバネットワークを利用したガスセンサの優秀性を確認するために、300℃の温度でNO2ガスの濃度を500ppbから50ppmまで変化させて抵抗変化を温度別に観察した。ガスセンサの特性を評価するために、酸化チタンナノファイバが形成されたセンサ電極はチューブ炉(tube furnace)内の石英チューブ内に装着される。Pt/Pt-Rh(type S)サーモカップルが酸化チタンナノファイバ薄層の多様なガス変化及び濃度変化に対する抵抗変化を測定する間、温度の変化を測量する。ガスの流量はMFS(Tylan UFC-1500Aマスフローコントローラ及びTylan RO-28コントローラ)により調節された。反応は可逆的であり、反応時間は1分未満と非常に速かった。
図9は10分のパルス周期での反復的な露出に対する抵抗の変化を示しており、図10は空気中に500ppbのNO2への露出時に抵抗変化感度と温度の変化を示す図である。大気中の基本抵抗であるRoを基準に500ppbの極微量のNO2の存在時に、300℃の温度で抵抗値が833%増加することが分かる。この結果値は従来に報告されたTiO2で作られた高感度センサの結果に比べて100倍以上高い値であり、R/Roに外挿した場合、1ppb未満の濃度まで検出が可能である。微細なナノロッド構造を有する酸化チタンファイバで形成されたセンサプロトタイプは非常に優れたNO2ガス反応性を示し、酸化チタンナノファイバがサブppm(sub-ppm)レベル以下のNO2検出に有用な環境及び医療用のガスセンサとして非常に有望であるということを立証する結果である。
また、多様な反応ガス(H2、CO、CH4、DMMP)に対するセンサ特性は図11の(a)〜(d)に示す。抵抗の変化は酸化ガスであるNO2への露出時に増加したのに対し、還元ガスであるH2、CO、CH4、DMMPへの露出時に抵抗が減少する典型的なn型半導体の特性を示している。還元ガスへの反応はNOx反応ほど大きくはないが、依然として相当な抵抗変化値を示していることが、図11の結果から分かる。測定された各ガスのうち、H2とDMMPへの感度がCOとCH4より非常に高いことが分かる。このようなセンサ特性は優先的な選択度がH2とDMMPに存在することを示す結果である。特に、神経ガス剤のようなDMMPへの反応はシングルppmレベル以下でもDMMPの増加を検出できる能力がナノロッド及びナノグレイン形態の酸化チタンファイバ薄層にあることを示し、このような結果は特に保安用にCWA検出器として活用可能性が高いことを証明する結果である。
実験例2
酸化亜鉛ナノファイバを利用したガスセンサ特性の評価
実施例2によってAl23基板上に形成されたPt電極から構成されたIDC上に製造されて各ナノグレインからなるねじれた酸化亜鉛ナノファイバを利用し、多様な有害環境ガスに対して300℃で反応前後の比抵抗変化を測定した。酸化亜鉛ナノファイバが形成されたセンサ電極はチューブ炉内の石英チューブ内に装着される。Pt/Pt−Rh(type S)サーモカップルが酸化亜鉛ナノファイバ薄層の多様なガス変化及び濃度変化に対する抵抗変化を測定する間、温度の変化を測量する。ガスの流量はMFS(Tylan UFC-1500Aマスフローコントローラ及びTylan RO-28コントローラ)により調節された。反応は可逆的であり、反応時間は1分未満と非常に速かった。
図16に示すように、抵抗は300℃で酸化ガス(NO2)(5〜50ppm)への露出の間増加する典型的なn型半導体の特性を示している。微細なナノグレインを有するねじれた形態の酸化亜鉛ナノファイバセンサプロトタイプは非常に優れたNO2ガスへの選択性を示す。図16に示すように、R/Ro(R=テストガスへの露出の間測定された抵抗、Ro=大気中で測定された基本抵抗)値は大気への数十ppmの露出時にR/Ro=4倍以上の高い値を示す。これは酸化亜鉛ナノファイバがサブppmレベル以下のNO2検出に有用な環境及び医療用のガスセンサとして非常に有望であるということを立証する結果である。このような検出能力はNO2だけではなく、他の多様な有害ガス(CO、CH4、DMMP)に対しても超高感度ガス反応を期待することができる。特に、神経ガス剤のようなDMMPや他の有害ガスへの反応はシングルppmレベル以下でも検出し得ると期待される。
特に、このようなナノファイバを利用したセンサは実験例1と2で立証されたTiO2とZnOだけではなく、半導体特性を有するSnO2、VO2、TiO2、In23、CaCu3Ti412、NiO、MoO3、SrTiO3、Fe23酸化物、又はNb、Fe、CO、Vの少なくとも1つの元素がドーピングされたTiO2酸化物、又はFeがドーピングされたSrTiO3酸化物、又はIn、Gaの少なくとも1つの元素がドーピングされたZnO酸化物にも適用され、前記列挙された金属酸化物半導体がナノグレイン及び/又はナノロッドを含むナノファイバから構成される場合、有害環境ガス(H2、O2、CO、NOx、アルコール、NH3、CH4、SOx、DMMP、フェノール、アセトン、ホルムアルデヒド)検出のための超高感度センサに応用が可能である。
これは、本発明により得られたナノファイバがナノグレイン及び/又はナノロッド構造を有することによって比表面積が拡大され、特に、微細多孔性構造を有することによって速いガス拡散及び速い応答速度を期待することができる。特に、本発明の核心となる熱圧着工程によりセンサ基板から金属酸化物半導体ナノファイバが剥がれることを防止することによって熱的、電気的、機械的安定性を向上させることができる。
実験例3
金属酸化物半導体−高分子複合繊維層の熱圧着又は熱加圧過程後の表面変化
前記実施例1〜3で酸化チタン−ポリビニルアセテート、酸化亜鉛−ポリビニルアセテート、又は酸化スズ−ポリビニルアセテート複合繊維を高分子のガラス転移温度以上で熱圧着することによってポリビニルアセテートが部分的又は全体的に溶融して電極と密着した構造の複合繊維層を形成し得ることを説明した。図6の(a)は酸化チタン−ポリビニルアセテート複合繊維層がガラス転移温度以上で熱圧着された後の複合繊維の表面走査電子顕微鏡写真を示す。また、図13の(a)は酸化亜鉛−ポリビニルアセテート複合繊維層がガラス転移温度以上で熱圧着された後のファイバの表面走査顕微鏡写真を示し、図18の(a)は酸化スズ−ポリビニルアセテート複合繊維層の熱圧着後の表面の状態であり、高分子であるポリビニルアセテートが部分的又は全体的に溶融することによって熱処理後に独特の構造を得る基礎となっている。
このような高分子の溶融過程はポリビニルアセテートに限定されるものではなく、前記列挙した高分子にも適用される。ポリビニルアセテートの他に前記列挙した高分子を利用してエレクトロスピニングを行う場合にも各高分子のガラス転移温度前後で熱圧着工程を経る場合、接着性が大幅に増大して機械的安定性に優れたナノグレイン及び/又はナノロッドタイプの繊維層を形成することができる。また、金属酸化物半導体前駆体の変化により酸化亜鉛(ZnO)及び酸化スズ(SnO2)だけではなく、酸化タングステン(WO3)、酸化チタン(TiO2)、インジウムオキシド(In23)、バナジウムオキシド(VOx)、カルシウムカッパーチタネート(CaCu3Ti412)、ニッケルオキシド(NiO)、モリブデンオキシド(MoO3)、ストロンチウムチタネート(SrTiO3)、アイアンオキシド(Fe23)など多様な金属酸化物半導体ナノファイバを製造し、これをアレイタイプにすることにより、センサ反応の正確度を向上させることができる。
添付図面を参照して、本発明の実施形態を、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施することができるように詳細に説明した。しかし、本発明は、多様な形態で実現することができ、ここで説明する実施形態に限定されるものではない。
本発明で利用したエレクトロスピニング装置を概略的に示す図である。 本発明によるセンサ製作のためのエレクトロスピニング、熱圧着、及び熱処理過程を概略的に示す図である。 アルミナ基板上に形成されたセンサ電極上にエレクトロスピニング、熱圧着、及び熱処理過程を経て製造されたTiO2金属酸化物ナノファイバを利用したプロトタイプテストセンサ素子の写真である。 アレイセンサ構造を有して高温ヒータが装着されたセンサ電極上に異なる種類の金属酸化物をエレクトロスピニングした後、熱圧着及び熱処理過程により製造されたナノファイバマットを利用したアレイセンサを概略的に示す図であり、ここで、代表的な金属酸化物ナノファイバセンサ素材の例としてZnO、SnO2、TiO2、CaCu3Ti412を示している。 図5の(a)は、Al23基板上にPt電極から構成されたIDC上に、TiO2前駆体及びポリビニルアセテート(PVAc)を使用して製造した混合溶液がエレクトロスピニングされて形成されたTiO2/PVAc複合繊維の走査電子顕微鏡(SEM)写真であり、そして図5の(b)は、TiO2/PVAc複合繊維を450℃で30分間熱処理して得られたTiO2ナノファイバの走査電子顕微鏡(SEM)写真を示す。 図6の(a)は、本発明の実施例1によって図5の(a)に示すTiO2/PVAc複合繊維を120℃で10分間、1.5Kgf/cm2(213.4psi)の圧力で熱圧着した後の走査電子顕微鏡写真であり、高分子(PVAc)のガラス転移温度以上における熱圧着過程により部分又は全体溶融が発生して電極又は基板との接着性が大幅に増大し、次の熱処理過程により、図6の(b)のように、ナノロッドから構成されたナノファイバが形成されることが走査電子顕微鏡写真から分かり、また、図6の(b)の挿入画像はナノロッドを示す。 図7の(a)は、熱圧着過程により高分子の溶融を経た後、熱処理されて生成された酸化チタンナノロッドの透過電子顕微鏡(TEM)写真を示し、図7の(b)は、酸化チタンナノロッドが10〜20μmの幅と50〜100μmの長さを有する単結晶構造を有することを示し、図7の(c)は、格子イメージにより単結晶の酸化チタンナノロッドがアナターゼ構造であることを示し、そして図7の(d)は、FFT電子回折パターンにより単結晶の酸化チタンナノロッドがアナターゼ構造であることを示す。 熱圧着過程を経て熱処理されたTiO2ナノファイバと熱圧着なしに熱処理されたTiO2ナノファイバの比表面積(BET)測定分析により得られた気孔の大きさの分布を示す図である。 NO2ガスを10分間の反復的なサイクル(cyclic exposure)により500ppbから50ppbまで変化させて抵抗変化を温度別に測定した結果を示す図である。 空気中で500ppbのNO2露出時に感度と温度の変化を示す図である。 図11の(a)は、300℃の温度でH2ガス(5〜500ppm)に対して測定されたTiO2ナノファイバガスセンサの抵抗応答を示し、図11の(b)は、COガス(5〜500ppm)に対して300℃の温度で測定されたTiO2ナノファイバガスセンサの抵抗応答を示し、図11の(c)は、CH4ガス(50〜5000ppm)に対して300℃の温度で測定されたTiO2ナノファイバガスセンサの抵抗応答を示し、そして図11の(d)は、DMMPガス(8〜800ppm)に対して300℃の温度で測定されたTiO2ナノファイバガスセンサの抵抗応答を示す。 図12の(a)は、Al23基板上にPt電極から構成されたIDC上に、ZnO前駆体及びポリビニルアセテート(PVAc)を使用して製造した混合溶液がエレクトロスピニングされて形成されたZnO/PVAc複合繊維の走査電子顕微鏡(SEM)写真であり、そして図12の(b)は、ZnO/PVAc複合繊維を450℃で30分間熱処理して得られたZnOナノファイバの走査電子顕微鏡(SEM)写真である。 図13の(a)〜(d)は、それぞれ、本発明の実施例2によって図12の(a)に示すZnO/PVAc複合繊維を120℃で10分間、1.5Kgf/cm2(213.4psi)の圧力で熱圧着した後、450℃で30分間熱処理して得られたZnO(酸化亜鉛)の走査電子顕微鏡写真である。 図13の(b)の表面構造を有する酸化亜鉛のX線回折特性を示するグラフであり、単一相のZnO構造を示す。 図13の(d)の熱圧着後に熱処理された酸化亜鉛の透過電子顕微鏡(TEM)写真を示し、図13の(d)のナノグレインがZnO単結晶構造を有することを示す。 本発明の実施例2によって製造されたねじれた構造の酸化亜鉛(ZnO)ナノ繊維を用いたセンサの反応結果を示す図である。 図17の(a)は、Al23基板上にPt電極から構成されたIDC上に、SnO2前駆体及びポリビニルアセテート(PVAc)を使用して製造した混合溶液がエレクトロスピニングされて形成されたSnO2/PVAc複合繊維の走査電子顕微鏡(SEM)写真であり、そして図17の(b)は、SnO2/PVAc複合繊維を450℃で30分間熱処理して得られたSnO2ナノファイバの走査電子顕微鏡(SEM)写真である。 図18の(a)〜(d)は、それぞれ、本発明の実施例3によって図17の(a)に示すSnO2/PVAc複合繊維を120℃で10分間、1.5Kgf/cm2(213.4psi)の圧力で熱圧着した後、450℃で30分間熱処理して得られたSnO2(酸化スズ)の走査電子顕微鏡写真である。 図19の(a)及び(b)は、熱圧着と熱処理過程を経てナノグレインから構成されたナノロッド又はナノ繊維の表面構造を有する酸化スズの透過電子顕微鏡(TEM)写真を示し、図19の(b)のように約10nmの大きさを有する単結晶構造を示している。 本発明の実施例4によって製造されたドーピングが行われた金属酸化物ナノロッドの例として、ドナーのNbがドーピングされたTiO2ナノロッドの走査電子顕微鏡(SEM)写真である。 本発明の実施例5によってポリビニルアセテート(PVAc)の代わりにポリスチレン(PS)を使用してエレクトロスピニングされた酸化チタン繊維を450℃で30分間熱処理した後の走査電子顕微鏡写真であり、金属酸化物ナノファイバの形成において、特定の高分子に限定されないことを示す。 図22の(a)及び(b)は、FTO電極を使用して熱圧着の前又は後にそれぞれ450℃で熱処理されたCaCu3Ti4O12(CCTO)表面の走査電子顕微鏡写真であり、そして図22の(c)及び(d)は、Pt電極を使用して熱圧着の前又は後にそれぞれ800℃で熱処理されたCCTO表面の走査電子顕微鏡写真である。

Claims (11)

  1. センサ電極上に金属酸化物前駆体と高分子とを含む混合溶液を紡糸して前記金属酸化物前駆体と高分子とが混合された複合繊維を形成する段階と、
    前記複合繊維を熱圧着又は熱加圧する段階と、
    前記熱圧着又は熱加圧された複合繊維を熱処理して前記複合繊維から前記高分子を除去する段階と、
    を含むことを特徴とする超高感度の金属酸化物ガスセンサの製造方法。
  2. 前記金属酸化物前駆体は200℃以上の温度で熱処理によりZnO、SnO2、VO2、TiO2、In23、CaCu3Ti412、NiO、MoO3、SrTiO3、Fe23を構成し得る前駆体、あるいはNb、Fe、CO、Vの少なくとも1つの元素がドーピングされたTiO2を構成し得る前駆体、あるいはFeがドーピングされたSrTiO3を構成し得る前駆体、あるいはIn、Gaの少なくとも1つの元素がドーピングされたZnOを構成し得る前駆体を含むことを特徴とする請求項に記載の超高感度の金属酸化物ガスセンサの製造方法。
  3. 前記混合溶液にNb、Fe、CO、V、In、Gaの少なくとも1つの元素を含有する物質を添加することによってセンサのガス応答速度を調節して反応領域を変化させることを特徴とする請求項に記載の超高感度の金属酸化物ガスセンサの製造方法。
  4. 前記高分子はポリウレタン、ポリエーテルウレタン、ポリウレタン共重合体、セルロースアセテート、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートプロピオネート、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリメチルアクリレート(PMA)、ポリアクリル共重合体、ポリビニルアセテート(PVAc)、ポリビニルアセテート共重合体、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリフルフリルアルコール(PPFA)、ポリスチレン、ポリスチレン共重合体、ポリエチレンオキシド(PEO)、ポリプロピレンオキシド(PPO)、ポリエチレンオキシド共重合体、ポリプロピレンオキシド共重合体、ポリカーボネート(PC)、ポリビニルクロライド(PVC)、ポリカプロラクトン、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリビニルフルオリド、ポリビニリデンフルオリド共重合体、及びポリアミドから選択された少なくとも1つであることを特徴とする請求項に記載の超高感度の金属酸化物ガスセンサの製造方法。
  5. 前記熱圧着段階は、前記高分子のガラス転移温度以上の温度で圧力を加えることによって前記複合繊維のうち高分子を部分的又は全体的に溶融して前記センサ電極との接着性を向上させることを特徴とする請求項に記載の超高感度の金属酸化物ガスセンサの製造方法。
  6. 前記高分子はポリビニルアセテート(PVAc)であり、120℃の温度で10分間1.5Kgf/cm2(213.4psi)の圧力でプレスすることを特徴とする請求項に記載の超高感度の金属酸化物ガスセンサの製造方法。
  7. 前記熱加圧段階は、前記高分子のガラス転移温度以上の温度で少なくとも10分の加熱過程により高分子の部分もしくは全体溶融を誘導するか、又は前記高分子のガラス転移温度以上の温度を有する圧縮空気を利用して加圧することによって高分子の溶融を誘導することを特徴とする請求項に記載の超高感度の金属酸化物ガスセンサの製造方法。
  8. 前記熱処理は前記金属酸化物前駆体の種類によって200〜800℃の温度の範囲間で行われることを特徴とする請求項に記載の超高感度の金属酸化物ガスセンサの製造方法。
  9. 前記混合溶液はエレクトロスピニング、メルトブローン、フラッシュ紡糸、又は静電メルトブローンによって紡糸されることを特徴とする請求項に記載の超高感度の金属酸化物ガスセンサの製造方法。
  10. 前記センサ電極は少なくとも二つのセットが整列されており、少なくとも二つのセットのセンサ電極上に異なる混合溶液を紡糸することを特徴とする請求項に記載の超高感度の金属酸化物ガスセンサの製造方法。
  11. 前記異なる混合溶液の紡糸後、同時に熱圧着又は熱加圧することを特徴とする請求項10に記載の超高感度の金属酸化物ガスセンサの製造方法。
JP2006348213A 2005-12-23 2006-12-25 金属酸化物ガスセンサの製造方法 Expired - Fee Related JP4523582B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR20050129096 2005-12-23
KR1020060113002A KR100812357B1 (ko) 2005-12-23 2006-11-15 초고감도 금속산화물 가스센서 및 그 제조방법

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007171207A JP2007171207A (ja) 2007-07-05
JP4523582B2 true JP4523582B2 (ja) 2010-08-11

Family

ID=38365864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006348213A Expired - Fee Related JP4523582B2 (ja) 2005-12-23 2006-12-25 金属酸化物ガスセンサの製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7640789B2 (ja)
EP (1) EP1971853B1 (ja)
JP (1) JP4523582B2 (ja)
KR (1) KR100812357B1 (ja)
CN (1) CN101091111B (ja)
WO (1) WO2007073111A1 (ja)

Families Citing this family (113)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8485983B2 (en) * 2003-04-21 2013-07-16 The Research Foundation Of State University Of New York Selective nanoprobe for olfactory medicine
KR100649092B1 (ko) * 2005-11-02 2006-11-27 한국과학기술연구원 금속산화물 코팅 산화티타늄 초극세섬유로 구성된 금속산화물 계 슈퍼커패시터 및 그 제조방법
WO2007139859A2 (en) * 2006-05-22 2007-12-06 The Research Foundation Of State Univeristy Of New York M003 nanowires obtained by electrospinning for bio-chem sensors
JP2008083041A (ja) * 2006-08-30 2008-04-10 Kri Inc 検出素子およびその製造方法、ならびに検出装置
KR100799577B1 (ko) * 2006-08-31 2008-01-30 한국전자통신연구원 가스 및 생화학물질 감지용 센서 제조 방법과 그 센서를포함하는 집적회로 및 그 제조 방법
US7759150B2 (en) * 2007-05-22 2010-07-20 Sharp Laboratories Of America, Inc. Nanorod sensor with single-plane electrodes
JP5480152B2 (ja) * 2007-11-20 2014-04-23 ダウ・コーニング・コーポレイション 物品およびその製造方法
DE102007059652A1 (de) * 2007-12-10 2009-06-18 Eads Deutschland Gmbh Gassensor mit einer verbesserten Selektivität
KR100943704B1 (ko) * 2007-12-27 2010-02-23 황민선 전파흡수재료, 이를 포함하는 전파흡수체 및 그 제조방법
KR100989611B1 (ko) * 2007-12-31 2010-10-26 고려대학교 산학협력단 계층적 구조를 이용한 고감도, 쾌속반응 산화물 반도체형가스 센서 및 그 제조 방법
KR100947892B1 (ko) 2008-03-20 2010-03-17 한국과학기술연구원 나노그레인/나노입자의 네트워크 구조를 가진도체금속산화물 막을 이용한 전도성전극, 이의 제조방법 및이를 이용한 수퍼캐패시터
WO2010021777A2 (en) * 2008-06-03 2010-02-25 University Of Washington Detection of trace chemicals and method therefor
CN101294928B (zh) * 2008-06-13 2011-09-07 北京化工大学 MoO3-SnO2基掺杂的纳米复合金属氧化物及其制备方法
KR100907486B1 (ko) * 2008-06-30 2009-07-13 한국과학기술연구원 다성분계 금속산화물 나노섬유 웹 구조의 음극 활물질을구비한 이차전지용 음극 및 이를 이용한 이차전지와,이차전지용 음극 활물질의 제조 방법
KR101035003B1 (ko) * 2008-07-16 2011-05-20 한국과학기술연구원 촉매를 포함하는 금속산화물 가스센서 및 이의 제조방법
KR101144980B1 (ko) 2008-08-07 2012-05-11 인하대학교 산학협력단 금속나노입자함유 1차원 나노구조물의 제조방법, 그제조방법으로 제조된 금속나노입자함유 1차원 나노구조물,상기 1차원나노구조물을 포함하는 광촉매
US20100050792A1 (en) * 2008-08-27 2010-03-04 Korea University Industrial & Academic Collaboration Foundation Preparing sensors with nano structure
CN102197093B (zh) * 2008-08-29 2014-07-16 陶氏康宁公司 从分散体形成的金属化的颗粒
JP2012501290A (ja) * 2008-08-29 2012-01-19 ダウ コーニング コーポレーション ナノ粒子を含む繊維およびナノ粒子を製造する方法
TW201016909A (en) * 2008-08-29 2010-05-01 Dow Corning Article formed from electrospinning a dispersion
US8241542B2 (en) * 2008-10-06 2012-08-14 Lockheed Martin Corporation Method for preparing a composite material having nanofibers exposed therefrom
KR100958920B1 (ko) * 2008-10-08 2010-05-19 한국과학기술연구원 금속산화물 나노볼층을 구비한 염료감응형 태양전지 및 이의 제조방법
KR101027074B1 (ko) * 2008-10-23 2011-04-05 서울대학교산학협력단 금속산화물층을 갖는 나노구조물 가스센서, 나노구조물 가스센서 어레이 및 그 제조 방법
US7816681B2 (en) 2008-12-03 2010-10-19 Electronics And Telecommunications Research Institute Capacitive gas sensor and method of fabricating the same
KR101201897B1 (ko) * 2008-12-12 2012-11-16 한국전자통신연구원 산화물 반도체 나노섬유를 이용한 초고감도 가스센서 및 그제조방법
KR101191386B1 (ko) 2008-12-19 2012-10-15 한국전자통신연구원 센서용 산화물 반도체 나노섬유 제조 방법 및 그를 이용한 가스 센서
KR101125170B1 (ko) * 2009-04-30 2012-03-19 한국과학기술연구원 금속산화물 나노입자를 이용한 가스센서 및 그 제조방법
KR101134184B1 (ko) * 2009-07-17 2012-04-09 포항공과대학교 산학협력단 수직 배열된 나노튜브의 제조방법, 센서구조의 제조방법 및 이에 의해 제조된 센서소자
US20120108465A1 (en) * 2009-09-28 2012-05-03 Duoss Eric B Fiber array sensor
KR101283685B1 (ko) 2009-11-23 2013-07-08 한국전자통신연구원 환경가스 센서 및 그의 제조방법
CN101746712B (zh) * 2009-12-11 2012-07-04 华东师范大学 在硅片上复合vo2片状和多孔纳米结构的相变材料及其制备方法
KR101156672B1 (ko) * 2009-12-15 2012-06-15 충남대학교산학협력단 다공성 나노섬유를 이용한 가스센서 및 이의 제조방법
KR101156673B1 (ko) * 2009-12-16 2012-06-15 충남대학교산학협력단 금속산화물 함유 다공성 나노섬유를 이용한 가스센서 및 이의 제조방법
KR101142854B1 (ko) * 2009-12-23 2012-05-08 한국과학기술연구원 나노섬유 및 그 제조방법
WO2011093429A1 (ja) * 2010-01-29 2011-08-04 財団法人北九州産業学術推進機構 高感度雰囲気センサーの製造方法、高感度雰囲気センサーおよびそれを用いた物質の検知方法
KR101335682B1 (ko) * 2010-03-17 2013-12-03 부산대학교 산학협력단 산화물 반도체 나노섬유-나노막대 혼성 구조체 및 이를 이용한 환경 가스 센서
KR101147923B1 (ko) 2010-06-29 2012-07-11 전남대학교산학협력단 금속옥사이드가 함유된 다공성탄소나노섬유 제조방법, 상기 방법으로 제조된 다공성 탄소나노섬유, 및 이를 포함하는 탄소나노섬유응용제품
DE102010027070A1 (de) * 2010-07-13 2012-01-19 Eberhard-Karls-Universität Tübingen Gas-Sensor und Verfahren zu seiner Herstellung
CN101937777A (zh) * 2010-07-20 2011-01-05 东华大学 一种染料敏化太阳能电池的制备方法
CN101915787A (zh) * 2010-07-20 2010-12-15 东华大学 无机纳米多孔二氧化钛纤维膜气体传感器及其制备方法
CN102071540A (zh) * 2010-11-17 2011-05-25 无锡中科光远生物材料有限公司 一种气体传感器纤维膜及其制备方法
CN102062750A (zh) * 2010-11-22 2011-05-18 大连理工大学 一种基于二氧化钛纳米管阵列的室温甲醛气体传感器
DE102010062006A1 (de) 2010-11-26 2012-05-31 Robert Bosch Gmbh Nanofasern umfassendes Anodenmaterial für eine Lithiumionenzelle
JP5817108B2 (ja) * 2010-12-07 2015-11-18 株式会社デンソー ガスセンサ
KR101255217B1 (ko) * 2010-12-07 2013-04-23 한국과학기술연구원 다공성 금속산화물 나노섬유 및 그 제조방법
US20120237968A1 (en) 2011-03-14 2012-09-20 Anastasia Rigas Detector and Method for Detection of H. Pylori
US10401318B2 (en) 2011-03-14 2019-09-03 Anastasia Rigas Breath analyzer and breath test methods
KR101337914B1 (ko) 2011-05-04 2013-12-05 한국과학기술원 다공성 주석산아연 나노섬유, 그 제조 방법 및 이를 이용한 가스센서
US9126366B2 (en) * 2011-06-15 2015-09-08 Korea Institute Of Machinery & Materials Apparatus and method for manufacturing cell culture scaffold
US20130048579A1 (en) * 2011-08-30 2013-02-28 Lawrence Livermore National Security, Llc Ceramic Filter with Nanofibers
WO2013033367A1 (en) 2011-08-30 2013-03-07 Cornell University Metal and ceramic nanofibers
KR101344738B1 (ko) 2011-12-12 2013-12-26 한국과학기술연구원 고감도 투명 가스 센서 및 그 제조방법
US9285332B2 (en) 2011-12-12 2016-03-15 Korea Institute Of Science And Technology Low power consumption type gas sensor and method for manufacturing the same
CN102515744B (zh) * 2011-12-12 2013-07-24 苏州大学 一种CaCu3Ti4O12微纳级纤维及其制备方法
KR101284610B1 (ko) 2012-04-09 2013-07-17 한국과학기술원 타원형 기공을 갖는 나노섬유, 그 제조방법 및 이를 포함하는 물품
KR101360403B1 (ko) * 2012-07-20 2014-02-11 한국과학기술원 다공성 금속산화물 나노섬유, 그의 제조 방법 및 이를 포함하는 장치
KR101435720B1 (ko) * 2012-10-19 2014-09-01 서울과학기술대학교 산학협력단 Nb가 도핑된 TiO2 나노섬유의 비표면적 제어방법
CN103031610A (zh) * 2012-12-07 2013-04-10 北京航空航天大学 一种制备单根超长Cu纳米线并测量其电学性能的方法
KR101521418B1 (ko) * 2013-10-10 2015-05-21 한국과학기술원 복수의 가스를 동시에 측정하는 호흡 가스 진단 장치
CN103623449B (zh) * 2013-11-11 2016-03-30 王云锋 空气除臭杀菌装置及其方法
KR101539526B1 (ko) * 2014-01-17 2015-07-28 한국과학기술원 다중 기공 분포 구조를 갖는 금속산화물 나노섬유, 이의 제조 방법 및 이를 포함하는 가스 센서
GB2523788B (en) * 2014-03-05 2020-04-22 Ams Sensors Uk Ltd Method of fabrication of CMOS-based Semiconductor Devices comprising CMOS-incompatible metals
CN103926295A (zh) * 2014-04-28 2014-07-16 广东产品质量监督检验研究院 生物传感器及其制作方法
CN104020260B (zh) * 2014-06-18 2016-10-26 清华大学 一种NiO和Al掺杂的ZnO异质纳米结构及其制备与应用方法
CN104267068A (zh) * 2014-08-26 2015-01-07 吉林大学 基于α-Fe2O3/SnO2复合纳米纤维的丙酮气体传感器及其制备方法
WO2016064188A1 (ko) 2014-10-24 2016-04-28 주식회사 아모텍 가스센서용 다공질보호층, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 가스센서
US9678030B2 (en) * 2014-12-30 2017-06-13 General Electricity Company Materials and sensors for detecting gaseous agents
CN104634830A (zh) * 2015-01-26 2015-05-20 南京大学 一种检测甲烷的pmma-二氧化锡基薄膜气敏传感器
WO2016172531A1 (en) * 2015-04-23 2016-10-27 Rowan University System and method for electrospun fiber straining and collecting
US20180052083A1 (en) * 2015-04-28 2018-02-22 Panasonic Corporation Chemical substance concentrator
CN105136977B (zh) * 2015-07-09 2017-01-18 济南大学 一种二硫化钼基双金属纳米复合材料构建的气体传感器的制备方法
KR101588169B1 (ko) * 2015-07-28 2016-01-25 고려대학교 산학협력단 나노 기공, 메조 기공 및 마크로 기공이 3차원적으로 상호 연결된 다공성 산화물 반도체, 그 제조방법 및 이를 가스감응물질로 포함하는 가스센서
CN105301061B (zh) * 2015-09-23 2018-05-22 西南交通大学 一种自组装式网格状α-MoO3纳米带气敏传感器
JP6860870B2 (ja) * 2015-10-14 2021-04-21 株式会社日本触媒 ガスセンサ
JP6777982B2 (ja) * 2015-10-14 2020-10-28 株式会社日本触媒 ガスセンサの感ガス体用組成物
WO2017064865A1 (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 株式会社日本触媒 感ガス体、ガスセンサ、及びガスセンサの感ガス体用組成物
US11056288B2 (en) 2015-12-15 2021-07-06 The Regents Of The University Of California Nanodendrite with ruthenium oxide capacitor and method
CN105803579A (zh) * 2016-04-06 2016-07-27 中国科学院深圳先进技术研究院 一种钛酸铜钙微纳米纤维及其制造方法
AT519492B1 (de) * 2016-12-22 2019-03-15 Mat Center Leoben Forschung Gmbh Sensoranordnung zur Bestimmung und gegebenenfalls Messung einer Konzentration von mehreren Gasen und Verfahren zur Herstellung einer Sensoranordnung
CN110226086B (zh) * 2017-01-26 2022-04-15 阿莫绿色技术有限公司 气体传感器用纤维网、其制造方法及包括其的气体传感器
JP6442574B2 (ja) * 2017-03-16 2018-12-19 太平洋セメント株式会社 ナノ粒子集合体、ナノ粒子焼成物、及びこれらの製造方法
CN107064242B (zh) * 2017-04-11 2020-01-17 西南交通大学 二硫化钼掺杂纳米银粒子复合湿度传感器及其制备方法
CN107340321B (zh) * 2017-07-29 2019-01-25 中山市澳多电子科技有限公司 一种车载气体检测装置
CN107367528A (zh) * 2017-07-29 2017-11-21 韦德永 一种基于ZnO复合纤维的乙醇气体传感器
CN107315036A (zh) * 2017-08-06 2017-11-03 潘金文 一种基于SnO2复合纳米纤维的乙醇气体传感器
IT201700122764A1 (it) * 2017-10-27 2019-04-27 Consiglio Nazionale Ricerche Sensore di gas basato su ossido di metallo e relativo metodo di fabbricazione
CN107884447A (zh) * 2017-11-07 2018-04-06 上海纳米技术及应用国家工程研究中心有限公司 钙钛矿丙酮传感材料的制备方法及其产品和应用
CN109870488A (zh) * 2017-12-04 2019-06-11 中国科学院大连化学物理研究所 一种乙醇气体传感器的制备方法
KR102092452B1 (ko) * 2018-02-13 2020-03-23 한국과학기술원 나노입자 촉매와 다중채널 기공이 포함된 금속산화물 나노섬유를 이용한 가스센서용 부재, 가스센서 및 그 제조방법
WO2019189245A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 パナソニック株式会社 ガス吸着体、ガスセンサ及びガス吸着体の製造方法
CN108411405B (zh) * 2018-04-03 2020-10-30 青岛大学 一种Fe2O3/TiO2复合纳米纤维及其制备方法
CN108484966B (zh) * 2018-05-04 2019-03-12 东莞理工学院 监测有机气体的大变形快速响应智能驱动器及制备方法
CN108956710B (zh) * 2018-06-01 2020-12-01 五邑大学 一种网格状ZnO螺旋式多孔空心纳米线传感器的制备方法
CN108914249A (zh) * 2018-06-26 2018-11-30 合肥萃励新材料科技有限公司 一种氟掺杂氧化锡纤维的合成方法
CN108956713B (zh) * 2018-06-29 2020-12-01 五邑大学 传播路径水平分布的ZnO/碳纳米线敏感材料及其制备方法和高敏度传感器
RU2686878C1 (ru) * 2018-07-05 2019-05-06 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Саратовский государственный технический университет имени Гагарина Ю.А." (СГТУ имени Гагарина Ю.А.) Одноэлектродный газовый сенсор на основе окисленного титана, способ его изготовления, сенсорное устройство и мультисенсорная линейка на его основе
CN109103112A (zh) * 2018-08-14 2018-12-28 青岛大学 一种低温环保纳米纤维场效应晶体管的制备方法
WO2020061259A1 (en) * 2018-09-19 2020-03-26 Rutgers, The State University Of New Jersey Systems and methods for low-power gas monitoring
CN109557140B (zh) * 2018-11-08 2021-02-19 深圳大学 一种N3掺杂的ZnO材料及其制备方法与乙醇传感器
CN109298030B (zh) * 2018-11-22 2021-01-29 湖北大学 一种铌掺杂锐钛矿相二氧化钛薄膜气敏传感器及其制备方法
KR102411251B1 (ko) * 2019-01-15 2022-06-22 한국과학기술원 나노구조체를 포함하는 센서 및 이의 제조 방법
CN110687164A (zh) * 2019-09-16 2020-01-14 深圳市立洋光电子股份有限公司 Pt-In2O3纳米材料的制备方法及气体传感器
CN111071997B (zh) * 2019-12-17 2021-07-13 青海民族大学 一种铜铟硒纳米片的制备方法
CN111591953B (zh) * 2020-05-07 2022-08-05 南京航空航天大学 针状微电极及其制备方法
CN111610234B (zh) * 2020-07-07 2021-09-07 上海大学 一种场效应晶体管丙酮气体传感器及其制备方法
CN112345590B (zh) * 2020-09-30 2024-01-26 西安工业大学 一种三维分层多级TiO2纳米花NH3敏传感器及其制备方法
CN112457026B (zh) * 2020-12-14 2023-03-24 江西科技学院 一种基于还原-氧化气氛协同烧结钛酸铜钙CaCu3Ti4O12陶瓷的方法
CN112763549B (zh) * 2020-12-28 2022-11-25 光华临港工程应用技术研发(上海)有限公司 气敏传感器的制备方法及气敏传感器
WO2022250261A1 (ko) * 2021-05-28 2022-12-01 삼성전자 주식회사 황 화합물을 검출하는 나노섬유 센서 및 그 제조방법
CN113406155B (zh) * 2021-06-23 2022-08-05 长春理工大学 氧化锡/多酸/氧化钨三层同轴纳米纤维气体传感材料及其制备方法
CN113533452A (zh) * 2021-07-16 2021-10-22 吉林大学 基于纳米线状In2O3-Au-Pd敏感材料的CO气体传感器及其制备方法
CN114577860B (zh) * 2022-01-14 2024-01-30 浙江大学 一种金属氧化物低温氢气敏感材料及其制备方法
CN114993972B (zh) * 2022-05-27 2023-08-11 江南大学 一种ZnO纳米线、NO2气体传感器及其制备和应用

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005510711A (ja) * 2001-11-26 2005-04-21 ソニー インターナショナル (ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 常温に近い温度で製造され及び動作する、化学的検出材料としての半導体材料の用途

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5330833A (en) * 1991-07-24 1994-07-19 Tokuyama Soda Kabushiki Kaisha Tin oxide fiber and a process for producing the same
JP2856970B2 (ja) * 1992-02-24 1999-02-10 株式会社トクヤマ ガス検出素子
JP3823520B2 (ja) * 1998-03-11 2006-09-20 日産化学工業株式会社 無水アンチモン酸亜鉛半導体ガスセンサー及びその製造方法
JP3976403B2 (ja) * 1998-06-10 2007-09-19 新コスモス電機株式会社 ニオイ識別用センサアレイ
US20040213701A1 (en) * 2001-11-14 2004-10-28 Akiyoshi Hattori Gas sensor and production method for gas sensor
KR20020023937A (ko) * 2001-12-26 2002-03-29 태원필 나노입자와 다공질구조를 갖는 산화티타늄-산화주석박막형 습도센서
US20050255315A1 (en) 2002-12-21 2005-11-17 Shinsuke Yamanaka Oxide nanostructure, method for producing same, and use thereof
KR100543218B1 (ko) * 2003-10-31 2006-01-20 한국과학기술연구원 전기방사된 초극세 산화티타늄 섬유로 이루어진 반도체전극을 가지는 염료감응형 태양전지 및 그 제조방법
US7011737B2 (en) 2004-04-02 2006-03-14 The Penn State Research Foundation Titania nanotube arrays for use as sensors and method of producing
CN1683586A (zh) * 2004-04-14 2005-10-19 北京大学 氧化锡纳米敏感薄膜制备方法
CN1307328C (zh) * 2004-05-18 2007-03-28 中国科学院理化技术研究所 一维单晶二氧化钛纳米材料的制备方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005510711A (ja) * 2001-11-26 2005-04-21 ソニー インターナショナル (ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 常温に近い温度で製造され及び動作する、化学的検出材料としての半導体材料の用途

Also Published As

Publication number Publication date
CN101091111B (zh) 2010-12-01
WO2007073111A1 (en) 2007-06-28
EP1971853B1 (en) 2013-07-24
JP2007171207A (ja) 2007-07-05
US7640789B2 (en) 2010-01-05
EP1971853A1 (en) 2008-09-24
KR20070066859A (ko) 2007-06-27
EP1971853A4 (en) 2012-05-02
KR100812357B1 (ko) 2008-03-11
US20070261959A1 (en) 2007-11-15
CN101091111A (zh) 2007-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4523582B2 (ja) 金属酸化物ガスセンサの製造方法
KR101035003B1 (ko) 촉매를 포함하는 금속산화물 가스센서 및 이의 제조방법
Song et al. Characterization of electrospun ZnO–SnO2 nanofibers for ethanol sensor
US9133549B2 (en) Gas sensor using metal oxide nanoparticles, and method for manufacturing same
KR101633549B1 (ko) 다결정 나노섬유, 마이크로입자 및 나노입자로 구성된 복합 금속산화물 감지소재, 이를 이용한 가스센서 및 그 제조 방법
KR101191386B1 (ko) 센서용 산화물 반도체 나노섬유 제조 방법 및 그를 이용한 가스 센서
KR101521417B1 (ko) 금속산화물 반도체 나노 구조체와 그래핀의 복합체를 이용한 가스 센서용 부재,가스 센서 및 그 제조 방법
KR101665911B1 (ko) 다결정 나노섬유, 마이크로입자 및 나노입자로 구성된 복합 금속산화물 감지소재, 이를 이용한 가스센서 및 그 제조 방법
KR101552326B1 (ko) 금속산화물 반도체 나노섬유와 이중 촉매를 이용한 가스 센서용 부재 및 그 제조 방법
KR20150018920A (ko) 페리틴을 이용한 나노 촉매를 포함하는 다공성 금속산화물 반도체 나노 구조체를 이용한 가스 센서용 부재, 가스 센서 및 그 제조 방법
KR101719422B1 (ko) 나노입자가 분산된 에멀전 용액으로부터 기능화된 촉매를 포함하는 다공성 금속산화물 복합체 나노섬유 및 이를 이용한 가스 센서 및 그 제조 방법
KR101850249B1 (ko) 전기방사 및 식각공정으로부터 촉매가 기능화된 금속산화물 나노튜브, 이의 제조 방법 및 이를 이용한 가스 센서
US20150160149A1 (en) Sensing material for gas sensor, gas sensor comprising the sensing material, method of preparing the sensing material, and method of manufacturing the gas sensor
KR101684738B1 (ko) 촉매가 결착된 희생층 템플레이트로부터 전사되어 얻어진 촉매를 포함하는 다공성 금속산화물 반도체 나노섬유 제조방법 및 이를 이용한 가스 센서
KR102014603B1 (ko) 금속산화물 다공성 나노튜브 및 이를 이용한 가스센서 부재 및 그 제조방법
KR101714961B1 (ko) 촉매가 결착된 희생층 템플레이트로부터 전사되어 얻어진 촉매를 포함하는 다공성 금속산화물 반도체 나노섬유 제조방법 및 이를 이용한 가스 센서
KR101746301B1 (ko) 계층적 중공 구조를 갖는 복합 금속산화물 및 그 제조 방법
KR102046704B1 (ko) 촉매가 기능화된 다공성 금속산화물 중공 스피어를 이용한 가스 센서 및 그 제조방법
US11673122B2 (en) Gas sensor using metal oxide semiconducting nanofiber sensitized by alkali or alkaline earth metal and noble metal catalysts, and manufacturing method thereof
KR101592559B1 (ko) 고성능 산소센서 및 그의 제조방법
KR20200041034A (ko) 2차원 금속산화물 나노쉬트로 구성된 다공성 1차원 금속산화물 나노섬유를 이용한 가스센서 및 그 제조방법
KR20150070681A (ko) 나노섬유 기반 가스센서 제조 방법
Yang Electrospun Noble Metal Doped/Decorated WO3 Nanofibers for the Enhanced Gas Sensing Application

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100427

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100527

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4523582

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees