JP4522016B2 - フランジ除去装置とフランジ除去方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークから張出しているフランジを根元から除去する装置と方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
アルミニウムあるいはアルミニウム合金等の押出材を別部材と連結するために、押出材から張出しているフランジを押出材と一体で成形することが多い。この場合、フランジは押出材の全長にわたって成形される。しかし、フランジは別部材と連結する部分でのみ存在すればよく、それ以外の部分におけるフランジは不要である。そこで、不要な部分のフランジをプレス加工によって除去することが多い。
特開平8−192221号公報には、固定された押出型に対して移動可能な可動型を加えることによって、長さ方向において、必要な部分ではフランジを成形し、不要な部分ではフランジを成形しないようにする技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特開平8−192221号公報に記載の技術によると、押出材の押出後に不要なフランジ部を除去する必要がない。しかし、この技術は、複雑な押出型を必要とし、設備費が高くなる。しばしば、単純な押出型を用いて一様断面で押出しておいて、その後に不要部を除去する方式の方が適していることがある。
しかしながら、一様断面で押出しておいてから不要なフランジ部をプレス加工によって除去する場合には、押出材の寸法にばらつきがあることから、フランジの根元からフランジを除去できない場合が多く、フランジの根元の部分に切断残りが生じやすいという問題があった。
【0004】
本発明は、プレス加工でフランジを除去する従来の技術を改良し、ワークの大きさにばらつきがあっても、切断残りが生じないように、フランジを根元から除去することができるフランジ除去装置とフランジ除去方法を実現することを目的とする。
本発明は、ワークから張出しているフランジを根元から除去する場合に広く用いられるものであって、対象物は押出材に限られない。前記した押出材の例は、理解の便宜のための一例である。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用と効果】
本発明の1つの態様のフランジ除去装置は、進退するプレス型の後退側よりも前進側でプレス刃の進退線よりもワーク外側に広がるフランジ形成面に形成されたフランジを除去する装置であって、進退するプレス型と、プレス型の進退線に直交するワーク外側方向に変位可能にプレス型に取付けられたプレス刃と、そのプレス刃をワーク内側方向に付勢する付勢手段を備えている。
ここで、特許請求の範囲にいう「プレス型に取付けられたプレス刃」は、プレス型に直接取付けられた場合だけでなく、プレス型に間接的に取付けられた場合、即ち、プレス型に取付けられた他の部材にプレス刃が取り付けられた場合も含む。
本発明者は、フランジを除去するには、プレス刃を剛的に進退させるという従来のプレス加工での常識にとらわれず、プレス刃をプレス型の進退線に直交するワーク外側方向に変位可能とすることで切断残りの生じないフランジ除去装置を実現した。
この装置によると、プレス型を前進させると、プレス型に取付けられたプレス刃がフランジ形成面に当接する。さらにプレス型を前進させると、プレス型の進退線に直交するワーク外側方向の力がフランジ形成面からプレス刃に加わり、付勢手段によってワーク内側方向に付勢されていたプレス刃は、ワーク外側方向に変位する。この結果、さらにプレス型を前進させると、プレス刃はフランジ形成面に沿って移動し、フランジ形成面に形成されたフランジの根元に位置決めされる。さらにプレス型を前進させると、フランジの根元にプレス刃を位置決めしてフランジを除去できるので、切断残りが生じない。
【0006】
本発明は、フランジ除去方法をも実現する。この方法は、進退するプレス型の後退側よりも前進側でプレス刃の進退線よりもワーク外側に広がるフランジ形成面に形成されたフランジを除去する方法であって、プレス刃をフランジよりも後退側でワークのフランジ形成面に当接させ、その後にプレス刃をフランジ形成面に沿って前進させることによってプレス刃をフランジの根元に位置決めしてフランジを除去する。
この方法によると、プレス刃をフランジの根元に位置決めしてフランジを除去できるので、切断残りが生じない。
【0007】
本発明の他の態様のフランジ除去装置は、ワークのフランジ形成面に形成されたフランジを除去する装置であって、進退するプレス型と、プレス型の進退線と直交方向に変位可能にプレス型に取付けられたプレス刃と、プレス刃をワーク外側方向に付勢する付勢手段と、フランジの高さにおいてプレス刃をワーク側に移動させるガイド部と、フランジ形成面をガイド部から所定の距離に位置決めする位置決め部を備えている。
この装置によると、プレス型を前進させると、プレス型に取付けられたプレス刃は、フランジの高さにおいてはガイド部によってワーク側に移動する。このため、位置決め部によって、ガイド部とフランジ形成面の間の距離をフランジの高さではプレス刃がフランジの根元に位置決めされる距離に調整しておけば、フランジをその根元から除去することができるので、切断残りが生じない。一方、フランジの高さ以外の高さにおいては、プレス刃をワーク外側方向に付勢する付勢手段によってワーク外側に位置させることで、ワークのフランジ以外の部分が削られることを防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
(第1実施例)第1実施例のフランジ除去装置の構成を図1から図3を参照して説明する。図1から図3は、それぞれフランジ除去前、除去直前、除去後のフランジ除去装置の断面図である。
図1から図3に示すように、第1実施例のフランジ除去装置は、ベース122と、ベース122に固定された下型136およびガイドポスト124と、ガイドポスト124に案内されて図示上下方向に進退可能な上型(プレス型の一例)126等を備えている。
【0009】
下型136上には、ワーク142が載置されている。ワーク142は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金等を押出型から押出して成形されたものである。ワーク142は中空部を2つ持った構造となっており、例えば、車体フレームを構成するクロスメンバ等に用いられる。ワーク142が下型136に載置された状態では、ワーク142のフランジ形成面142aは、進退する上型126の後退側よりも前進側でプレス刃134の進退線よりもワーク142の外側に広がっている。フランジ形成面142aの下端には、フランジ142b形成されている。
【0010】
ガイドポスト124は、図示した2本のガイドポスト124の後側にそれぞれさらにガイドポストが設置されており、合計4本のガイドポスト124が設置されている。これらのガイドポスト124に案内されてT字型の上型(プレス型の一例)126が進退可能となっている。上型126は、下方に伸びるプレス刃保持部126aと、パッド支持部137を持つ。プレス刃保持部126aの下端には、プレス刃134が取付けられている。プレス刃保持部126aとプレス刃134には、それぞれ上型126の進退方向に沿って板バネ128が取付けられている。プレス刃保持部126と板バネ128には、それぞれを連通して複数のボルト孔130が設けられている。そのうちの1つのボルト孔130には、たわみ調整ボルト132が取付けられている。たわみ調整ボルト132の取付け位置を上側にする程、板バネ128はたわみやすくなる。このようにプレス刃保持部126aとプレス刃134に板バネ128を取付けることで、プレス刃134はプレス刃保持部126aに遊びを持った状態で取付けられており、プレス刃134は、上型126の進退線に直交するワーク142の外側方向に変位可能となっている。パッド支持部137には、ガイド138とスプリング139を介してパッド140が支持されている。上型126が前進してパッド140がワーク142の上面に接触すると、スプリング139による押え力によってワーク142が固定される。なお、スプリング139に代えてウレタン等の付勢部材を用いてもよい。
【0011】
次に、第1実施例のフランジ除去装置の動作を図1から図3を参照して説明する。
図1に示すように、上型126をワーク142に向けて前進(図示下降)させると、プレス刃134の刃先は、まずワーク142のフランジ142bより後退側のフランジ形成面142aに当接する。なお、図1の時点ではパッド140はワーク142の上面にはまだ接触していない。
続いて、上型126をさらに前進させると、プレス刃134の刃先は、フランジ形成面142aからワーク142外側の向き(図示右向き)へ力を受ける。これにより、プレス刃134を通じて板バネ128もワーク142外側の向きへ力を受ける。すると、板バネ128は、ワーク142内側方向に付勢する力に抗してワーク142外側の向きにたわみ、これに伴いプレス刃134もワーク142外側の向きにたわむ。このようにして、上型126が前進するのに伴い、プレス刃134の刃先はその進退線に対し傾斜したフランジ形成面142aに沿ってワーク142の外側を移動する。図2に示すように、プレス刃134の刃先がこの状態でフランジ形成面142aの下端まで到達すると、プレス刃134の刃先はフランジ142bの根元に位置決めされる。続いて、上型126をさらに前進させると、図3に示すようにプレス刃134はフランジ142bの根元からフランジ142bを除去する。
なお、図1から図2の状態になる間に、パッド140はワーク142の上面に接触し、スプリング139による押え力によってワーク142が固定される。また、ワーク142の大きさにバラツキがあり、図3の符号142cに示すようにワーク142のフランジ142bの根元が下型136からわずかに突出していても、ワーク142はアルミニウムあるいはアルミニウム合金等で形成されているので相当の硬度を有し、また、ワーク142はパッド140で固定されていることから、フランジ142bを確実に除去できる。
【0012】
以上のように第1実施例の装置によると、フランジ142bの根元からフランジ142bを除去できるため、切断残りが生じない。
【0013】
(第2実施例)次に、第2実施例のフランジ除去装置の構成を図4から図7を参照して説明する。図4から図6は、それぞれフランジ除去前、除去直前、除去後のフランジ除去装置の断面図である。図7は図5のフランジ除去装置のフランジ付近の拡大図である。
図4に示すように、第2実施例のフランジ除去装置は、ベース222と、ベース222に固定された下型236およびガイドポスト224と、ガイドポスト224に案内されて図示上下方向に進退可能な上型226と、ベース222上に図示左右方向に移動可能に設置された案内台250等を備えている。
【0014】
下型136上には、ワーク242が載置されている。ワーク242は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金等を押出型から押出して成形されたものである。ワーク142は中空部を1つ持った構造となっており、例えば、車体フレームの一部を構成する部材等に用いられる。ワーク242が下型236に載置された状態では、ワーク242のフランジ形成面242aは、上型226の進退方向(図示上下方向)と平行になっている。フランジ形成面242aの中間部に、フランジ242bが形成されている。
【0015】
ガイドポスト224は、図示した2本のガイドポスト224の後側にそれぞれさらにガイドポストが設置されており、合計4本のガイドポスト224が設置されている。これらのガイドポスト224に案内されて上型(プレス型の一例)226が図示上下方向に進退可能となっている。上型226は、ピン246によって取り付けられた下方に伸びるプレス刃保持部244と、パッド支持部237を持つ。プレス刃保持部244は、ピン246を軸として上型226の進退線と直交方向(図示左右方向)に変位可能となっている。プレス刃保持部244の下部側面には、第1突起部244aが形成されている。プレス刃保持部244の第1突起部244aが形成された側と逆側の下部側面には、プレス刃234が取付けられている。プレス刃234は、その刃先が第1突起部244aの先端と同じ高さとなるように取付けられている。プレス刃保持部244と上型226のバネ固定部226aの間には引張りバネ248が取り付けられており、プレス刃保持部244は引張りバネ248によってワーク242の外側方向(図示右向き)に付勢されている。パッド支持部237には、ガイド238とスプリング239を介してパッド240が支持されている。上型226が前進してパッド240がワーク242の上面に接触すると、スプリング239による押え力によってワーク242が固定される。なお、スプリング239に代えてウレタン等の付勢部材を用いてもよい。
【0016】
案内台250は、第2突起部250cが形成されたガイド面250bを持つガイド部250aと、フランジ形成面242aをガイド面250bから所定の距離に位置決めする位置決め部250dを備えている。ガイド面250bの第2突起部250cは、その先端がワーク242のフランジ242bの上面とほぼ同じ高さとなる位置に設けられている。
案内台250は図示左右方向に移動可能となっており、案内台250を、位置決め部250dの先端面がフランジ形成面242aに当接する位置に移動させた状態で本装置を動作させる。位置決め部250dは、フランジ242b付近の拡大図である図7に示すように、ガイド面250bとフランジ形成面242aの間の距離を距離Eとなるように位置決めする。ここで、距離Eは、プレス刃234の幅Aと、プレス刃保持部244の幅Bと、プレス刃保持部244の第1突起部244aの幅Cと、ガイド部250の第2突起部250cの幅Dを合計した距離である。即ち、ガイド面250bとフランジ形成面242aの間の距離Eは、第1突起部244aが第2突起部250cに乗り上げたときに、プレス刃234の刃先がフランジ242bの根元にちょうど位置する距離となっている。
また、位置決め部250dをワーク242のフランジ形成面242aに当接させることで、図7に示すように、ワーク242の大きさにバラツキがあって下型236よりワーク242の方が幅Fだけ飛び出ている場合でも、ガイド面250bとフランジ形成面242aの間の距離を常に同じ距離Eにできる。
【0017】
次に、第2実施例のフランジ除去装置の動作を図4から図7を参照して説明する。
図4に示すように、上型226をワーク242に向けて前進(図示下降)させると、プレス刃保持部244の第1突起部244aは案内台250のガイド面250bの平坦面に沿って直線的に前進する。これに伴い、プレス刃保持部244に保持されたプレス刃234も直線的に前進する。なお、図4の時点ではパッド240はワーク242の上面にはまだ接触していない。
続いて、上型226をさらに前進させると、プレス刃保持部244の第1突起部244aは、案内台250のガイド面250bに形成された第2突起部250cに当接し、この第2突起部250cに乗り上げるようにさらに移動する。この結果、プレス刃保持部244は、引張りバネ248によるワーク242の外側への付勢力に抗してワーク242側に変位する。これに伴い、プレス刃保持部244に保持されたプレス刃234もワーク242側に変位する。
【0018】
続いて、上型226をさらに前進させると、図5に示すように、プレス刃保持部244の第1突起部244aがガイド面250bの第2突起部250cに乗り上げて、第1突起部244aの先端が第2突起部250cの先端と当接する。即ち、両突起部244aと250cの高さが一致する。上記したように、プレス刃保持部244の第1突起部244aはプレス刃234の刃先の高さと一致し、ガイド面250bの第2突起部250cはワーク242のフランジ242bの上面の高さとほぼ同じとなる位置に設けられている。このため、両突起部244aと250cの高さが一致すると、プレス刃234の刃先はフランジ242bの上面とほぼ同じ高さに位置することになる。なお、図4から図5の状態になる間に、パッド240はワーク242の上面に接触し、スプリング239の押え力によってワーク242が固定される。
また、図7に示すように位置決め部250dの幅Eは、上記したようにプレス刃234の幅Aと、プレス刃保持部244の幅Bと、第1突起部244aの幅Cと、第2突起部250cの幅Dを合計した距離となるように形成されているから、この状態では、プレス刃234の刃先はフランジ242bの根元にちょうど位置することになる。
このため、上型226をさらに前進させると、プレス刃234の刃先がフランジ242bの根元にくい込んでフランジ242bをその根元から除去する。
【0019】
続いて、上型226をさらに前進させると、プレス刃保持部244の第1突起部244aは、図6に示すようにガイド面250bの第2突起部250cを乗り越える。プレス刃保持部244は引張りバネ248によってワーク242の外側の向きに付勢されていることから、第1突起部244aは第2突起部250cを乗り越えると、ワーク242外側の向きに逃げ、再度ガイド面250bの平坦面に沿って直線的に前進する。このように、プレス刃244の刃先は、フランジ242bの高さではフランジ242bの根元のワーク242側に接近するとともに、それ以外の高さではワーク242の外側に逃げるという図6の矢印Yに示すような軌道で移動する。
【0020】
以上のように第2実施例の装置によると、フランジ242bをその根元から除去することができるので、切断残りが生じないとともに、ワーク242のフランジ242b以外の部分が削られることを防止できる。
【0021】
以上、本発明の実施例のフランジ除去装置について説明したが、本発明の適用範囲は上記の実施例になんら限定されるものではない。すなわち、本発明は、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。例えば、図1から図3に示す第1実施例の装置では、プレス刃134とプレス刃保持部126aに板バネ128を取付けることで、プレス刃134がフランジ形成面142aに沿って移動するように構成されているが、本発明の適用範囲はこれに限られない。例えば、プレス刃保持部126aを上型126の進退線に直交するワーク142の外側方向に変位可能とし、上型126にバネ固定部を設けてプレス刃保持部126aとバネ固定部の間に押出しバネを取付けることで、プレス刃134がフランジ形成面142aに沿って移動するように構成してもよい。ただし、この場合は、第2実施例の装置と異なり、押出しバネによってプレス刃保持部126aをワーク142の内側方向に付勢するように構成する。
この構成によると、板バネ128に変えて押出しバネを用いることでプレス刃134をよりたわみやすくできることから、フランジ形成面142aの端部ではなく中間部にフランジ142bが形成されている場合でも、フランジ142bを根元から除去した後、プレス刃134がフランジ形成142aにくい込ませずに、フランジ形成面142aに沿って移動させることが容易である。
【0022】
また、例えば、第2実施例の装置では、プレス刃234の進退方向とフランジ形成面242aが平行な場合を説明しているが、プレス刃234の進退方向とフランジ形成面242aが非平行な場合も本発明を適用できる。また、フランジ形成面242aが平面状ではなく湾曲している場合にも本発明を適用できる。さらに、第2実施例の装置では、フランジ形成面242aの中間部にフランジ242bが形成されている場合を説明しているが、フランジ形成面242aに形成されるフランジ242bの位置に限定はない。
具体的には、プレス刃保持部244(第1突起部244aも含む)の形状や位置、ガイド部250a(第2突起部250cも含む)の形状や位置、プレス刃234の形状や位置、引張りバネ248の弾性力、位置決め部250dの幅等を変化させることで、プレス刃234の進退方向に対するフランジ形成面242aの傾斜角が様々であっても、また、フランジ形成面242aの湾曲形状が様々であっても、さらに、フランジ形成面242aに形成されたフランジ242bの位置が様々であっても、切断残りが生じないとともに、ワーク242のフランジ242b以外の部分が削られることを防止できるという本発明の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のフランジ除去装置の断面図(フランジ除去前)
【図2】同断面図(フランジ除去直前)
【図3】同断面図(フランジ除去後)
【図4】第2実施例のフランジ除去装置の断面図(フランジ除去前)
【図5】同断面図(フランジ除去直前)
【図6】同断面図(フランジ除去後)
【図7】図5のフランジ除去装置のフランジ付近の拡大図。
【符号の説明】
122、222:ベース
124、224:ガイドポスト
126、226:上型(プレス型の一例)
126a:プレス刃保持部
128:板バネ
130:ボルト孔
132:たわみ調整ボルト
134、234:プレス刃
136、236:下型
137、237:パッド支持部
138、238:ガイド
139:239:スプリング
140、240:パッド
142、242:ワーク(押出材)
142a、242a:フランジ形成面
142b、242b:フランジ
226a:バネ固定部
244:プレス刃保持部、244a:第1突起部
246:ピン
248:引張りバネ
250:案内台
250a:ガイド部、250b:ガイド面、250c:第2突起部、250d:位置決め部
Claims (3)
- 進退するプレス型の後退側よりも前進側でプレス刃の進退線よりもワーク外側に広がるフランジ形成面に形成されたフランジを除去する装置であって、
進退するプレス型と、プレス型の進退線に直交するワーク外側方向に変位可能にプレス型に取付けられたプレス刃と、そのプレス刃をワーク内側方向に付勢する付勢手段を備えたフランジ除去装置。 - 進退するプレス型の後退側よりも前進側でプレス刃の進退線よりもワーク外側に広がるフランジ形成面に形成されたフランジを除去する方法であって、
プレス刃をフランジよりも後退側でワークのフランジ形成面に当接させ、その後にプレス刃をフランジ形成面に沿って前進させることによってプレス刃をフランジの根元に位置決めしてフランジを除去する方法。 - ワークのフランジ形成面に形成されたフランジを除去する装置であって、
進退するプレス型と、プレス型の進退線と直交方向に変位可能にプレス型に取付けられたプレス刃と、プレス刃をワーク外側方向に付勢する付勢手段と、フランジの高さにおいてプレス刃をワーク側に移動させるガイド部と、フランジ形成面をガイド部から所定の距離に位置決めする位置決め部を備えたフランジ除去装置。
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