JP4521364B2 - 不燃性照明カバー - Google Patents

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Description

本発明は、不燃性照明カバーに関する。
鉄道車両の火災対策のために、国土交通省は、従来より鉄道車両材料に対して車両部位ごとに不燃、極難燃、難燃に分けて燃焼性規格を規定している。近時、鉄道火災において延焼の要因である鉄道車両内部の天井部位について燃焼規制強化を図る目的で、平成16年12月27日付の省令(国鉄技第124号)により「鉄道に関する技術上の基準を定める省令等の解釈基準」改正が発令・施行されるに至った。
この燃焼性規格において、延焼の要因とされる照明も含む鉄道車両内部の天井部位は、従来の難燃から不燃に変更され、さらに不燃認定の要件に耐溶融滴下性と燃焼時の発熱量が加えられた。
照明カバーとしては、従来、光線透過率に優れ、かつ軽量素材であり2次成形も必要であることから、難燃性を付与したアクリル樹脂又はポリカーボネート樹脂が用いられてきた。しかしながら、これらの樹脂からなる照明カバーは、従来の難燃の規格を満たすが、不燃の規格は満たさない問題がある。
不燃性に優れた照明カバー用として、ガラス繊維織物とフッ素樹脂からなる光拡散用材料も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、この光拡散用材料は、鉄道車両材料に対する不燃の規格は満たさない問題がある。また、ガラス繊維シートとフッ素樹脂シートとからなる照明器具用耐熱性光拡散シートが開示されているが(例えば、特許文献2参照。)、不燃性の判断は自己燃焼性のみで判断されており、鉄道車両材料に対する不燃の規格は満たさない問題がある。
特開2001−55646号公報(請求項1、実施例) 特開2002−221609号公報
本発明は、上記現状に鑑み、不燃性であり、照明カバーに適した光線透過率を有することが可能な照明カバーの提供を目的とする。
本発明は、ポリテトラフルオロエチレン樹脂含浸ガラスクロスシート、熱溶融成形性含フッ素樹脂層、ガラスクロス及び低発煙性樹脂層を含む積層体からなる不燃性照明カバーであって、上記ポリテトラフルオロエチレン樹脂含浸ガラスクロスシートは、上記積層体における最表層であることを特徴とする不燃性照明カバーである。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明の不燃性照明カバーは、ポリテトラフルオロエチレン〔PTFE〕樹脂含浸ガラスクロスシート、熱溶融成形性含フッ素樹脂層、ガラスクロス及び低発煙性樹脂層を含む積層体からなる。
上記不燃性照明カバーは、上記積層体からなるものであれば、上記積層体の他に、必要に応じ、例えば、枠組み、蝶番等の治具類を備えたものであってもよい。上記治具類としては、例えば、上記不燃性照明カバーを照明装置に用いるに際し、該照明装置における他の部分への取付け治具等が挙げられる。
上記不燃性照明カバーは、PTFE樹脂含浸ガラスクロスシートが上記積層体における最表層であるものである。該積層体における最表層は、実質的に上記不燃性照明カバーにおける最表層となるが、前記燃焼性規格を満たす範囲において、印字や印刷等が施されていてもよい。また、最表層にエンボス加工等の意匠処理を施していてもよい。
上記最表層とは、後述の車両用材料燃焼性試験時に火炎の接する面を言う。
上記PTFE樹脂含浸ガラスクロスシートは、一般に、ガラスクロスシートをPTFE水性分散液に含浸したのち乾燥し、焼成することにより作成したものである。
上記ガラスクロスシートを構成するガラスクロスとしては、従来公知のものを使用することができ、求められる室内照度に応じ適宜選択することができるが、得られる不燃性照明カバーの透光性を高める点で、全光線透過率が高いことが好ましい。上記全光線透過率は、40%以上であるものが好ましく、50%以上であるものがより好ましく、55%以上であることが更に好ましい。
本明細書において、上記全光線透過率は、ヘイズガードII(東洋精機製作所社製)を用い、ASTM D−1003に準じて測定して得られる値である。
上記ガラスクロスは、燃焼時の発煙、着色等の原因となり得る集束材、表面処理剤等を除去する点で、PTFE樹脂水性分散液に含浸する前に予め加熱処理(ヒート処理)を行ったものであることが好ましい。
上記加熱処理は、400℃以上が好ましい。
上記ガラスクロスは、全光線透過率及び強度を維持する点で、1mあたりの重量(目付け量)が60〜210g/mであることが好ましく、80〜150g/mであることがより好ましい。
上記ガラスクロスは、目付け量が大き過ぎると、強度に優れるが全光線透過率が低下することがあり、目付け量が小さ過ぎると、全光線透過率が高くなるが強度が低下することがある。上記ガラスクロスは、目付け量を上記範囲内とすることにより、不燃性照明カバーとして使用可能な強度と透光性を有することができる。
上記PTFE樹脂は、限界酸素指数が90容積%以上であり、好ましくは95容積%以上であるものが好ましい。
上記限界酸素指数とは、雰囲気中に何容積%の酸素があれば、該雰囲気中において材料(被験物)が燃え続けるかを表した数字であり、数字が大きい程、その材料が燃えにくいことを意味する。本明細書において、限界酸素指数は、ASTM D−2863に従い測定したものである。上記PTFE樹脂含浸ガラスクロスシートは上述のごとく高い限界酸素指数を有するPTFE樹脂と実質的に不燃性のガラスクロスからなり、高い不燃性を有する。
上記PTFE樹脂水性分散液は、従来公知の方法、例えば特開平8−269285号公報記載の方法にて調製することができるが、所望のPTFE樹脂含浸ガラスクロスシートにおけるPTFE樹脂含有量の割合に応じて適宜濃度を調整することが好ましい。
上記含浸、乾燥及び焼成は、例えば、特開平8−269285号公報記載の方法等、公知の方法にて行うことができる。上記含浸、乾燥及び焼成は繰り返し行うものであってもよい。
上記含浸は、不燃性及び透光性の点で、得られるPTFE樹脂含浸ガラスクロスシートに占めるPTFE樹脂の質量の比率(本明細書において、本比率を「PTFE樹脂含有量」ともいう。)が、好ましくは10%以上、80%以下、より好ましくは30%以上、70%以下、更に好ましくは40%以上、65%以下となるように行う。
上記熱溶融成形性含フッ素樹脂層を構成する熱溶融成形性含フッ素樹脂は、特に限定されないが、融点及び限界酸素指数が高いものが好ましい。
上記熱溶融成形性含フッ素樹脂としては、一般に、使用するPTFE樹脂の融点に近似した融点を有するものを使用することができる。上記熱溶融成形性含フッ素樹脂の融点は、好ましくは250〜330℃、より好ましくは260℃以上である。
上記熱溶融成形性含フッ素樹脂は、限界酸素指数が一般に90容積%以上、好ましくは95容積%以上であるので、不燃性に優れている。
上記熱溶融成形性含フッ素樹脂としては、テトラフルオロエチレン〔TFE〕/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)〔PAVE〕共重合体〔PFA〕又はTFE/ヘキサフルオロプロピレン〔HFP〕共重合体〔FEP〕等が好ましい。
上記熱溶融成形性含フッ素樹脂は、粉体、液状体及びシート状物の何れであってもよいが、取り扱い性の点で、シート状物であることが好ましい。
上記熱溶融成形性含フッ素樹脂は、公知の方法にて調製することができる。
上記熱溶融成形性含フッ素樹脂層は、PTFE樹脂含浸ガラスクロスシートの隣接層とすることが好ましく、PTFE樹脂含浸ガラスクロスシートと後述のガラスクロスとの中間層とすることがより好ましい。
本発明の不燃性照明カバーにおけるガラスクロスは、一般に、上述のPTFE樹脂含浸ガラスクロスシートを構成するガラスクロスと同様の性質を有するものである。
上記ガラスクロスとしては、燃焼時の発煙、着色等の原因となり得る集束材、表面処理剤等を除去する点で、積層前に上述の加熱処理を行ったものが好ましい。
上記加熱処理は、少なくとも400℃以上で行い、集束材、表面処理剤等を充分に除去しておくことが重要である。
本発明の不燃性照明カバーにおいて、ガラスクロスは、積層前に加熱処理を行ったものであることが好ましく、また、PTFE樹脂含浸ガラスクロスシートを構成するガラスクロスは含浸前に加熱処理を行ったものであることが好ましい。
本発明の不燃性照明カバーにおける低発煙性樹脂層を構成する低発煙性樹脂とは、国鉄技第124号に規定の天井部位に関する不燃性の要求基準のうち、鉄道車両用材料燃焼試験の試験方法Iにおける発煙量の要求基準を満たす樹脂を意味する。
上記低発煙性樹脂は、熱可塑性樹脂であってもよいし、熱硬化性樹脂であってもよい。
上記低発煙性樹脂は、不燃性及びガラスクロスに対する投錨効果(アンカー効果)及び形状を付与するための二次加工性及び形状保持性の点で、熱可塑性樹脂が好ましい。
熱可塑性樹脂としては、フッ素非含有熱可塑性樹脂が好ましく、低発煙性、透明性の点で、ポリカーボネート樹脂が更に好ましい。
上記ポリカーボネート樹脂は、透明性、強度、硬度、耐衝撃性等に優れていることに加え、得られる不燃性照明カバーに、優れた強度、形状保持性及び耐衝撃性を付与することができる。
本発明の不燃性照明カバーにおいて、PTFE樹脂含浸ガラスクロスシート、熱溶融成形性含フッ素樹脂層、ガラスクロス及び低発煙性樹脂層は、この順に積層していることが好ましい。
本発明の不燃性照明カバーは、充分な不燃性を示すPTFE樹脂含浸ガラスクロスシートを最表層とするものであるので、平成16年12月27日発令の省令(国鉄技第124号)に定められた不燃性の規格を満たすことができる。更に、上記不燃性照明カバーは、最表層とする上記PTFE樹脂含浸ガラスクロスシートに溶融滴下が生じ難いので、上記省令に定められた耐溶融滴下性の基準を満たすことができる。
本発明の不燃性照明カバーは、熱溶融成形性含フッ素樹脂層、ガラスクロス及び低発煙性樹脂層をこの順に積層した場合、上述の通り、低発煙性樹脂層を構成する低発煙性樹脂がガラスクロスの凹部に入り込むことによりアンカー効果を発揮するので、強固な積層構造を有することとなり、実用の点で充分な耐衝撃性と形状保持性を兼ね備えることができる。
PTFE樹脂含浸ガラスクロスシート、熱溶融成形性含フッ素樹脂層、ガラスクロス及び低発煙性樹脂層は何れも一般に軽量であり、また熱可塑性樹脂の優れた成形加工性により、本発明の不燃性照明カバーは、軽量であり且つ二次成形が可能である。
本発明の不燃性照明カバーにおける積層体は、低発煙性樹脂層側に、更に他層を設けたものであってもよい。
上記低発煙性樹脂層側に設ける他層としては、例えば、上述のガラスクロス、低発煙性樹脂層が挙げられる。
上記他層は、1層であってもよいし、ガラスクロス/低発煙性樹脂層構造、ガラスクロス/低発煙性樹脂層/ガラスクロス構造等の複層であってもよく、以上の複層を構成する各層は、上記の順で低発煙性樹脂層に積層していることが好ましい。
本発明の不燃性照明カバーは、耐衝撃性、形状保持性等の強度、透明性等の点で、合計厚みが0.3〜1mmであることが好ましい。
上記厚みは、上記強度の点で、より好ましい下限が0.4mm、更に好ましい下限が0.5mmであり、透明性の点で、より好ましい上限が0.8mm、更に好ましい上限が0.7mmである。
上記PTFE樹脂含浸ガラスクロスシートの厚みは、不燃性及び透光性が確保されていれば特に限定されず、ガラスクロスの種類、織り方等に応じて適宜設定することができる。上記厚みは、透光性等の点で、一般に0.3mm以下、好ましくは0.2mm以下、より好ましくは0.15mm以下である。
上記厚みの下限は、強度や加工時の容易性等を考慮すると、好ましくは20μm、より好ましくは50μmである。
上記熱溶融成形性含フッ素樹脂層は、接着性の点で厚みが10〜100μmであることが好ましく、25〜75μmであることがより好ましい。
上記ガラスクロスの厚みは、不燃性及び透光性が確保されていれば特に限定されず、ガラスクロスの種類、織り方等に応じて適宜設定することができる。上記厚みは、透光性等の点で、一般に0.3mm以下、好ましくは0.2mm以下、より好ましくは0.15mm以下である。
上記厚みの下限は、強度や加工時の容易性等を考慮すると、好ましくは60μm、より好ましくは80μmである。
上記低発煙性樹脂層は、後述のコーンカロリーメータ発熱試験における発熱量を少なくする点で0.3mm以下であることが好ましく、0.26mm以下であることがより好ましい。
上記厚みの下限は、積層成形後の層間強度を保持する上では50μmが好ましく、更に全光線透過率の確保、加工時の容易性等をも考慮すると、より好ましくは80μm、更に好ましくは100μmである。
本発明に適用可能な積層方法としては、例えば、下記(1)と(2)とをこの順に行う方法が挙げられる。
(1)上述のPTFE樹脂含浸ガラスクロスシートとガラスクロスとを、熱溶融成形性含フッ素樹脂のシートを介して圧着することにより積層し、シートAを得る。
(2)上記シートAのガラスクロス側に低発煙性樹脂を圧着して積層する。
上記(2)の工程において低発煙性樹脂を積層する際、更に(2a)該低発煙性樹脂を介してガラスクロスを同時に又は順次圧着して積層してもよいし、(2b)図1に示すように、該低発煙性樹脂に、ガラスクロス、低発煙性樹脂及びガラスクロスとをこの順に同時に又は順次圧着して積層してもよい。
上記(1)及び(2)における圧着方法としては、公知の方法を採用することができるが、中でも、熱圧着(熱ラミネーション)が好ましい。
上記熱圧着としては、熱ロールを用いて積層する方法や、加熱プレスする方法等がある。
PTFE樹脂は、非粘着性が高く他の材料と容易に積層する事ができないが、融点の近似した熱溶融成形性含フッ素樹脂とは熱圧着等を行うことにより容易に積層可能である。また、熱溶融成形性含フッ素樹脂は、熱圧着を行った場合、投錨効果(アンカー効果)によりガラスクロスと強固に積層可能である。PTFE樹脂含浸ガラスクロスシートに上記熱溶融成形性含フッ素樹脂を介してガラスクロスを配置し熱圧着加工を施すことにより、PTFE樹脂含浸ガラスクロスシートと、熱溶融成形性含フッ素樹脂と、ガラスクロスとの積層体を容易に得る事ができる。この積層体のガラスクロス面には接着や熱圧着により容易に低発煙性樹脂との積層が可能になる。
上記(2)の工程は、予め低発煙性樹脂層とガラスクロスとを組み合わせてコア材Bを作成したのち、上述のシートAのガラスクロス側と該コア材Bの低発煙性樹脂層側とを接するようにして積層するものであってもよい。特に、上記(2b)の工程において、2枚のコア材Bの低発煙性樹脂層側を、それぞれ上記シートAのガラスクロス側に配置させ順次積層することにより、ガラスクロスの積層枚数が2枚以上の不燃性照明カバーを得ることができる。
上記(2)の工程において、低発煙性樹脂は、好ましくはアンカー効果によりガラスクロスに入り込んで一体化するので、コア材Bの積層枚数を多くすると、強度を向上させた不燃性照明カバーを得ることができる。
例えば(2a)の工程を行い、厚み0.26mmの低発煙性樹脂層を1層積層させた不燃性照明カバーと、(2b)の工程を行い、厚み0.13mmの低発煙性樹脂層を2層積層させた不燃性照明カバーとを対比した場合、各不燃性照明カバーにおける低発煙性樹脂層の厚みは同じであるが、得られる不燃性照明カバーの強度は後者の方が高くなる。
本発明において、得られる不燃性照明カバーの強度を向上させる上で、低発煙性樹脂とガラスクロスの単位面積あたりの重量を下げ、積層枚数を多くする方が好ましいが、全光線透過率の実用レベルの確保と照明カバー材の経済性とを十分に考慮する必要がある。
本発明の不燃性照明カバーにおいて、ガラスクロスの目付け量G(g/m)と低発煙性樹脂の米坪当り樹脂量P(g/m)との関係で、目付け量GがG:P=50:50の重量比以上に大きくなる場合は、全光線透過率の低下が生じる場合があるので、低発煙性樹脂層は、本範囲内に相当する厚みとなるよう積層することが好ましい。
熱圧着する際の温度設定は、例えば、低発煙性樹脂の荷重たわみ温度より0〜100℃高い温度に、好ましくは上記荷重たわみ温度より40〜80℃高い温度に調整するとよい。熱圧着する際の温度が上記範囲より低いと、低発煙性樹脂の溶融粘度が高くなりガラスクロスへの含浸が不足気味となり、全光線透過率が30%以下になることがある。
上記「荷重たわみ温度」は、ASTM D 648の1.82MPaに準拠して測定した値である。
また圧力設定は、低発煙性樹脂の流動状態やガラスクロスへの浸透状態によって調整するが、およそ1〜3MPaの範囲が好適である。1MPa未満では、やはり低発煙性樹脂のガラスクロスへの含浸が弱く、十分な全光線透過率が得られない場合がある。圧力が3MPaを越えると、低発煙性樹脂の流動が大きくなり、全光線透過率のバラツキが生じる場合がある。
加圧時間については、全光線透過率、生産効率等を最適にする時間を選択すればよく、基本的に5〜30分の範囲が選択出来、15〜20分が好適である。
加圧時の注意点としては、圧力分布を出来る限り均一に保つ事が大切である。圧力分布が不均一な場合には、本来、低発煙性樹脂が垂直方向(=厚み方向)に浸透すべきところが水平方向にも分散してしまい、ガラスクロス内への垂直浸透が不足し、結果として不燃性照明カバーの全光線透過率の低下やバラツキを生じることがある。
本発明の不燃性照明カバーは、その用途に応じて適宜加工することができ、その形状は特に限定されない。
本発明の不燃性照明カバーは、上述の構成からなるものであるので、不燃性であり、例えば、平成16年12月27日発令の国土交通省令「国鉄技第124号」に記載される「鉄道に関する技術上の基準を定める省令等の解釈基準の一部改正について」の第83条に示される客車・天井部材料に適用される不燃基準に適合することができ、具体的には、該不燃基準のうち、鉄道車両用材料燃焼試験の試験方法Iにおける不燃性適合での要求基準を充足することに加え、コーンカロリーメータ発熱試験(国鉄技第124号第83条に記載)において発熱量を8MJ/m以下にすることができる。
本発明の不燃性照明カバーは、更に、全光線透過率に優れ、全光線透過率を一般に35%以上、好ましくは40%以上のものとすることが可能である。
本明細書において、上記各試験は後述の評価方法にて測定するものである。
本発明の不燃性照明カバーは、また、形状保持性に優れたものとすることが可能であり、例えば、室内雰囲気等の確保のための透過光色、蛍光燈具本体への取付けに必要な成形加工性を有することもできる。
本発明の不燃性照明カバーは、上述のように、不燃性であり、全光線透過率及び形状保持性に優れているので、例えば、車両用照明カバー、建造物用照明カバー等、不燃性が要求される照明カバーとして好適に用いることができる。
上記車両用照明カバーとしては、例えば、上述の本発明の不燃性照明カバーを備えた鉄道車両用照明装置が挙げられる。
上記鉄道車両用照明装置は上記照明カバーを有するものであれば特に限定されず、間接照明のように意匠が加味されたものであってもよい。
本発明の不燃性照明カバーは、上記構成よりなるので、不燃性であり、全光線透過率及び形状保持性に優れており、例えば車両用照明カバー、建造物用照明カバー等、不燃性が要求される照明カバーとして好適に用いることができる。
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例及び比較例のみに限定されるものではない。
なお、各実施例及び比較例から得られたポリテトラフルオロエチレン〔PTFE〕樹脂含浸ガラスクロスシート、積層シートA及び不燃性照明カバーについて、下記手順にて各種測定を行った。
1.厚み
シックネスゲージ(ミツトヨ社製)にて測定した。
2.樹脂含有量
得られたシートの質量(a)と含浸前のガラスクロスの質量(b)との差を樹脂量として、下記の式により算出した。
Figure 0004521364
3.全光線透過率
ヘイズガードII(東洋精機製作所社製)を用い、JIS K 7105の「プラスチックの光学的特性試験」に準拠して測定した。
4.燃焼性評価
国土交通省の新燃焼基準に基づく燃焼性評価を行った。燃焼性の判断基準を下記表1に示す。
Figure 0004521364
実施例1
(1)PTFE樹脂含浸ガラスクロスシートの作成
ガラスクロス(日東紡製;目付け量100g/m、加熱処理品)をPTFE水性分散液(ダイキン工業社製、製品名;D2CE)中に浸漬し、一定速度で引き上げるディッピング法によりPTFE樹脂を付着させ、その後、100℃にて乾燥し、更に380℃にて焼成を行った。
上記浸漬、乾燥及び焼成からなる工程を合計2回繰り返し、厚み120μm、PTFE樹脂含有量48重量%の均一な外観のPTFE樹脂含浸ガラスクロスシートを得た。
(2)積層工程1
上記PTFE樹脂含浸ガラスクロスシート、厚さ25μmのPFAフィルム(製品名:ネオフロンPFAフィルム、ダイキン工業製)及び上記ガラスクロス(日東紡製;目付け量100g/m、加熱処理品)を使用し、熱ラミネーション法により、厚み180μm、全光線透過率40.3%の積層シートAを得た。
上記熱ラミネーションは、それぞれ250℃及び350℃に温度設定した熱ロール間(クリアランス0.11mm)に、PTFE樹脂含浸ガラスクロスシートが250℃の熱ロール側となるよう、該PTFE樹脂含浸ガラスクロスシート、PFAフィルム及びガラスクロスの順に積層するよう配置し、送り速度1m/分にて行った。
(3)積層工程2
図3に示す通り、積層シートAを表面材とし、積層シートAのガラスクロス側に、厚さ0.13mmのポリカーボネートシート(筒中プラスチック社製、製品名;ECG100−80)と上記ガラスクロスとから構成されるコア材を2層順次組合せて、製品1枚分の材料セットとした。また、図2に示す通り、本材料セットの上下に凹凸発生防止のためのクッション材と表面平滑性に優れる金属型板(硬質アルミ板)を対称に配置し、プレス熱板内に挿入した後に熱圧着を行った。
上記熱圧着は、ヒートプレス装置(独国:DONIEDEN社製)を用いて、上記積層単位を210±3℃、1.5MPa下で20分間加熱したのち、解圧してブロック全体を引き出し、そのまま冷却用低圧プレスに入れ冷却した。冷却プレスは、熱板が40℃以下に保つ様に調整された低圧プレスで、圧力0.02MPaの圧下で5分間冷却した。
上記工程を経て得られた不燃性照明カバーは、厚み0.48mm、全光線透過率37%であった。
上記不燃性照明カバーについて、燃焼性評価を実施したところ、いずれも不燃性基準に適合する結果を確認した。
実施例2
積層シートAにおいて、上記厚さ25μmのPFAフィルムを、厚さ50μmのPFAフィルムに変える以外は、実施例1と同様にして不燃性照明カバーを作成した。
実施例2において得られた積層シートAは、厚み180μm、全光線透過率43.0%であった。
実施例2において得られた不燃性照明カバーは、厚み0.50mm、全光線透過率37%であり、燃焼性評価を実施したところ、いずれも不燃性基準に適合する結果を確認した。
比較例1
実施例1のPTFE水性分散液の代わりに、限界酸素指数が60容積%の軟質フッ素樹脂分散液(セントラル硝子社製、製品名:セフラルソフト)を使って含浸処理したフッ素樹脂含浸ガラスクロスとする以外は、実施例1と同様の手順で照明カバー材を作製した。これより得られた照明カバーは、厚み0.50mm、全光線透過率37%であったが、車材燃試アルコール燃焼試験での耐溶融滴下性が不適合となった。
比較例2
実施例1のコア材として、ポリカーボネートとガラスクロスに代えて、メラミン樹脂を使い、目付け量100g/mのガラスクロスに、メラミン樹脂とガラスクロスとの合計重量に対する樹脂量比率が48重量%であるメラミン樹脂含浸ガラスクロスを2層積層する以外は、実施例1と同様の手順で照明カバー材(図4参照)を作製した。これより得られた照明カバーは、厚み0.52mm、全光線透過率43%であったが、車材燃試アルコール燃焼試験での発煙量が不適合となった。
実施例3
実施例1のPTFE樹脂含浸ガラスクロスシート及びコア材における各ガラスクロス基材の目付け量を200g/mとし、PTFE樹脂含浸ガラスクロスシートのPTFE樹脂含有量を42%とし、積層シートAに接する低発煙性樹脂層(ポリカーボネートシート)の厚さを0.3mmに代え、該低発煙性樹脂とガラスクロスから構成されるコア材を1層積層した以外は実施例1と同様の手順で不燃性照明カバー(図5参照)を作製した。これより得られた不燃性照明カバーは、厚み0.58mm、全光線透過率21%で、燃焼試験に問題なかった。
実施例4
実施例1の積層シートAとコア材(ポリカーボネート/ガラスクロス)とのプレス一体成形において、成形温度を185℃として加圧した以外は、実施例1と同様の手順で不燃性照明カバーを作製した。これより得られた不燃性照明カバーは、厚み0.52mm、全光線透過率23%で、燃焼試験に問題なかった。
本発明の不燃性照明カバーは、上記構成よりなるので、不燃性及び光線透過率に優れ、更に形状保持性をも有するので、例えば車両用照明カバー、建造物用照明カバー等、不燃性が要求される照明カバーとして好適に用いることができる。
本発明の不燃性照明カバーの模式的断面図である。 実施例1における熱圧着に使用したヒートプレス装置の模式的断面図である。 実施例1の不燃性照明カバーの模式的断面図である。 比較例2の照明カバー材の模式的断面図である。 実施例3の照明カバー材の模式的断面図である。
符号の説明
1、11 PTFE樹脂含浸ガラスクロス
2 PFAフィルム
3、13 ガラスクロス層
4 ポリカーボネートシート(厚み0.13mm)
5 クッション材
6 金属型板
7 離型フィルム
8 メラミン樹脂含浸ガラスクロス
10 積層シートA
14 ポリカーボネートシート(厚み0.3mm)
20 不燃性照明カバー

Claims (6)

  1. ポリテトラフルオロエチレン樹脂含浸ガラスクロスシート、熱溶融成形性含フッ素樹脂層、ガラスクロス及び低発煙性樹脂層を含む積層体からなる不燃性照明カバーであって、前記ポリテトラフルオロエチレン樹脂含浸ガラスクロスシートは、前記積層体における最表層であることを特徴とする不燃性照明カバー。
  2. ポリテトラフルオロエチレン樹脂含浸ガラスクロスシート、熱溶融成形性含フッ素樹脂層、ガラスクロス及び低発煙性樹脂層は、この順に積層している請求項1記載の不燃性照明カバー。
  3. 熱溶融成形性含フッ素樹脂層を構成する熱溶融成形性含フッ素樹脂は、テトラフルオロエチレン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体又はテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体である請求項1又は2記載の不燃性照明カバー。
  4. 低発煙性樹脂層を構成する低発煙性樹脂は、ポリカーボネート樹脂である請求項1、2又は3記載の不燃性照明カバー。
  5. ガラスクロスは、積層前に加熱処理を行ったものであり、ポリテトラフルオロエチレン樹脂含浸ガラスクロスシートを構成するガラスクロスは、含浸前に加熱処理を行ったものである請求項1、2、3又は4記載の不燃性照明カバー。
  6. 平成16年12月27日発令の国土交通省令「国鉄技第124号」に記載される「鉄道に関する技術上の基準を定める省令等の解釈基準の一部改正について」の第83条に示される客車・天井部材料に適用される不燃基準に適合することを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の不燃性照明カバー。
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