JP4520625B2 - グラウンド整地方法 - Google Patents

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JP4520625B2
JP4520625B2 JP2000358380A JP2000358380A JP4520625B2 JP 4520625 B2 JP4520625 B2 JP 4520625B2 JP 2000358380 A JP2000358380 A JP 2000358380A JP 2000358380 A JP2000358380 A JP 2000358380A JP 4520625 B2 JP4520625 B2 JP 4520625B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、グラウンド整地方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば野球場、サッカー場、ラグビー場、テニスコート、校庭などにおける土のグラウンドは、使用されて踏み固められると次第に固くなる。そのまま使用を続けると非常に固くなって、怪我をし易い等、競技に適さない状態になるため、定期的に整備が必要である。
【0003】
このように上層部が固結したグラウンドを程よい固さで競技に適したコンディションに戻すには、従来、次のような方法が採られている。
【0004】
▲1▼古く固結した表土をブルドーザーで表面から数cm削り取って除去する。
【0005】
▲2▼次いで、同じくブルドーザーで表面を平らにならす。
【0006】
▲3▼次いで、回転する複数の棒爪を有する耕耘機(ロータリーテイラー)で、表面から約10cm程の深さの部分に対し、土の粒子が細かくほぐれるまで、3〜4回程度攪拌を繰り返す。
【0007】
▲4▼攪拌された上層部に対し、新しい表土をのせて、ブルドーザーで均一にならす。
【0008】
▲5▼新しく入れた土と既存の土とがよく混ざり合うように、上層部を再度ロータリーテイラーで攪拌する。
【0009】
▲6▼次いで、▲3▼および▲5▼におけるロータリーテイラーでの攪拌により、表土の下層の土から表面に浮き上がってきた石を手作業で除去する。
【0010】
▲7▼攪拌された表土をタイヤローラーで転圧する。
【0011】
▲8▼転圧された表面をレベラーで平らにしつつ所定の高さ(傾斜)に仕上げる作業(レベル出し)を行う。すなわち、このレベラー作業と、ローラーによる転圧とを細かな凹凸が均一になるまで繰り返す。
【0012】
▲9▼表面の硬度とレベルが確保されたら、最終仕上げとして、表面に化粧砂を数mm程度の厚さに散布し、ブラシがけを行う。さらに、塩化カルシウムの散布、散水を行い、再度ブラシがけを行う。
【0013】
このような従来のグラウンド整地方法は、特に次に述べるような点が原因となって、多大な労力と、費用と、時間(工期)を必要とするものである。
【0014】
・上記▲1▼で除去した古い表土を産業廃棄物(残土)として処理しなければならない。
【0015】
・ロータリーテイラーで攪拌することにより、表土の下層の土に含まれていた石が表面に浮き上がって来てしまうため、上記▲6▼のように、この石を手作業で除去しなければならない。
【0016】
・上記▲3▼で表面用の上質の土である表土とその下層の通常の土とが混合されてしまうこと、および、上記▲1▼で除去した分を補う必要があることから、上記▲4▼のように、高価な新しい表土を必ず追加しなければならない。
【0017】
・古い表土の除去(上記▲1▼)と新しい表土の追加(上記▲4▼)とにより、表面の所定の高さ(傾斜)および平坦さがほとんど失われるため、表面のレベル出しをほぼ一からやり直す必要がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、固結したグラウンドや荒れたグラウンドに対し、残土を出さず、低コストかつ短期間で、競技を行うのに良好なコンディションに整備することができるグラウンド整地方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(13)の本発明により達成される。
【0020】
(1) ローター軸と、前記ローター軸に対し傾斜して突出形成され、該ローター軸回りに回転可能に支持された複数の突起とを有し、前記ローター軸が回転した際に前記各突起がそれぞれ前記ローター軸回りに回転しつつ、前記ローター軸方向に揺動するレイキを用い、前記各突起がそれぞれ回転および揺動することにより、該各突起でグラウンドの上層部をほぐすほぐし工程と、
前記上層部に対してローラーをかけて、前記上層部を平らにし、固める転圧工程と、
平面視でW字状をなす第1のブラシと、該第1のブラシの後方に位置し、進行方向に対しほぼ垂直な一文字状をなす第2のブラシとを有する整地ブラシの前記第1のブラシおよび前記第2のブラシを用いるか、または、リング状部材を多数結合して、平面視で長方形状に形成された整地マットを用いて、前記上層部を平滑にならすならし工程と
化粧砂を散布する化粧砂散布装置を用いて、前記上層部に前記化粧砂を散布する化粧砂散布工程と、
土を固める固化剤を散布する固化剤散布装置を用いて、前記上層部に前記固化剤を散布する固化剤散布工程と、
水を散水する散水装置を用いて、前記上層部に水を散水する散水工程とを有することを特徴とするグラウンド整地方法。
【0021】
(2) 前記転圧工程と前記ならし工程との間に、前記上層部に表土を散布して追加する表土追加工程を有する上記(1)に記載のグラウンド整地方法。
【0022】
(3) 前記表土追加工程では、前記表土を散布する表土散布装置を用い、該表土散布装置を前記化粧砂散布装置と兼用する上記(2)に記載のグラウンド整地方法。
【0023】
(4) 前記化粧砂散布工程と前記固化剤散布工程との間で、前記ならし工程を再度行う上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のグラウンド整地方法。
【0024】
(5) 前記固化剤散布装置は、前記固化剤を収納し、該収納された固化剤を放出する複数の散布口を有するホッパーと、該ホッパーの下方に設けられた受け板とを有し、前記各散布口から放出された固化剤が前記受け板に衝突したのち前記上層部に落下するよう構成されている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のグラウンド整地方法。
(6) 前記各散布口は、それぞれ、その開口の大きさを変化させて、前記固化剤の散布量を調整可能である上記(5)に記載のグラウンド整地方法。
(7) 前記散水工程の後に、前記転圧工程および前記ならし工程のうちの少なくとも一方の工程を再度行う上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のグラウンド整地方法。
【0025】
(8) グラウンドの高さが等しいところを結んだ方向に沿って整地する上記(1)ないし(7)のいずれかに記載のグラウンド整地方法。
【0026】
(9) 前記グラウンドは、野球用グラウンドであり、該野球用グラウンドは、マウンドを中心として、その外周側に向かって下るように傾斜しており、
前記野球用グラウンドにおいて、前記マウンドの周辺部から螺旋を描くように徐々に外周側に向かう方向に沿って整地する上記(8)に記載のグラウンド整地方法。
【0027】
(10) 前記グラウンドは、長方形状の競技領域を有し、その長手方向に沿った中心線の付近の高さが最も高く、該中心線の付近から前記競技領域の2つの長辺に向かって下るような傾斜がついており、
前記長方形状の競技領域を有するグラウンドにおいて、前記競技領域の長手方向に沿って整地する上記(8)に記載のグラウンド整地方法。
【0028】
(11) 前記競技領域の一方の長辺の付近と、前記中心線の付近とから、それぞれ、他方の長辺に近づく方向に順次ずれながら整地していき、前記競技領域のほぼ半分を整地し、
次いで、前記他方の長辺の付近と、前記中心線の付近とから、それぞれ、前記一方の長辺に近づく方向に順次ずれながら整地していき、残りのほぼ半分を整地する上記(10)に記載のグラウンド整地方法。
【0029】
(12) 前記ほぐし工程において、石が表面に浮き上がってこないように行う上記(1)ないし(11)のいずれかに記載のグラウンド整地方法。
【0030】
(13) 前記ほぐし工程において、表土とそれより下層の土とが混合しないように行う上記(1)ないし(12)のいずれかに記載のグラウンド整地方法。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のグラウンド整地方法を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0032】
図1は、本発明のグラウンド整地方法の実施形態におけるほぐし工程を示す斜視図、図2は、図1に示すほぐし工程で使用するレイキ(地面穿孔装置)の背面図(後ろ側から見た図)、図3は、本発明のグラウンド整地方法の実施形態における転圧工程を示す斜視図、図4は、本発明のグラウンド整地方法の実施形態における表土追加工程(化粧砂散布工程)を示す斜視図、図5は、本発明のグラウンド整地方法の実施形態におけるならし工程(整地ブラシを用いる場合)を示す斜視図、図6は、本発明のグラウンド整地方法の実施形態におけるならし工程(整地マットを用いる場合)を示す斜視図、図7は、本発明のグラウンド整地方法の実施形態における固化剤散布工程を示す斜視図、図8は、本発明のグラウンド整地方法の実施形態における散水工程を示す斜視図である。
【0033】
以下、本発明のグラウンド整地方法の実施形態における各工程について順次説明する。
【0034】
<ほぐし工程>
ほぐし工程は、踏み固められたグラウンドの上層部の土をほぐし、柔らかくする工程であり、図1および図2に示すようなレイキ(地面穿孔装置)を使用して行う。このようなレイキとしては、例えば実登3020882号公報に記載された地面穿孔装置を使用することができる。
【0035】
図1および図2に示すレイキ1は、トラクタ10で牽引されるものであり、ローター軸11と、ローター軸11の回転駆動系15と、ローター軸11に対し軸受けを介して回転可能に支持された複数のローター12と、トラクタ10に対する連結器13とを有し、各ローター12の外周部には、複数の穿孔用のタイン(突起)14が放射状に突出形成されている。
【0036】
連結器13は、トラクタ10側に設置された昇降手段(油圧リフト装置)により上下方向に昇降可能になっている。これにともなって、レイキ1も上下方向に昇降し、ローター12が地面(グラウンド100の表面)から離間した状態と接地した状態とに変位することができる。
【0037】
連結器13の下部には、トラクタ10に設置された動力取り出し部(PTO)からの回転力(駆動力)をレイキ1に伝達するプロペラシャフト151が設けられており、このプロペラシャフト151の後端部は、ギアボックス152の駆動力入力軸(図示せず)に連結されている。
【0038】
ギアボックス152内には、一対の噛合するベベルギア(図示せず)が内装されており、これにより、プロペラシャフト151の回転方向が90度変換されて出力軸153に出力される。
【0039】
出力軸153の端部には、プーリー154が固着されている。また、ローター軸11の端部にもプーリー155が固着され、両プーリー154、155には、エンドレスベルト156が掛け回されている。
【0040】
また、出力軸153およびローター軸11は、それぞれ、その両端部において支持部材16に対し回転可能に支持されている。
【0041】
以上のようなプロペラシャフト151、ギアボックス152、出力軸153、プーリー154、155およびエンドレスベルト156により、ローター軸11の回転駆動系15が構成される。
【0042】
この回転駆動系15により、トラクタ10に設置された動力取り出し部(PTO)から出力された回転力は、プロペラシャフト151、ギアボックス152内のベベルギア、出力軸153、プーリー154、エンドレスベルト156、プーリー155を順次経てローター軸11へ伝達され、これを回転する。
【0043】
ローター軸11は、出力軸153の下方にこれとほぼ平行に設置され、その長手方向に沿って複数のローター12が一定の間隔で設置されている。
【0044】
ローター12は、ローター本体17を有し、その外周部には、複数の穿孔用のタイン(突起)14が突出形成されている。
【0045】
タイン14の長さは、例えば4〜12cm程度であるのが好ましく、8cm程度であるのがより好ましい。
タイン14の先端部は、先細り形状となっているのが好ましい。
【0046】
また、各タイン14の形状、長さ、径等の条件は、それぞれ、同一でも異なっていてもよい。
【0047】
このようなローター12は、ローター軸11に対し、図示しない軸受(ローラーベアリング)を介して回転自在に設置されており、その回転中心線は、ローター軸11に対し所定角度傾斜している。この傾斜角度としては、例えば、好ましくは3〜15°程度、より好ましくは3〜5°程度とされる。なお、この傾斜角度は、各ローター12について、同一でも異なっていてもよい。図2に示す構成では、各ローター12について傾斜角度がほぼ同一であり、かつ傾斜方向が交互に逆方向となるように構成されている。
【0048】
ローター12やタイン14の設置数は、特に限定されないが、好ましくは4〜12個、より好ましくは6〜8個のローター12が設置され、また、1つのローター12に設置されるタイン14の本数は、好ましくは12〜20本程度とされる。
【0049】
このようなレイキ1は、次のように作動することにより、グラウンド100の上層部をほぐす。
【0050】
トラクタ10からの駆動力は、前述した回転駆動系15によりローター軸11へ伝達され、ローター軸11が図2中Aに示す方向に回転する。
【0051】
ローター軸11が回転すると、ローター軸11に対し所定角度傾斜して設置されているローター本体17が図2中Bに示す方向に揺動(振動)し、これにより、タイン14も同様に揺動する。この揺動の周期は、ローター軸11の回転周期と一致する。また、ローター軸11の回転速度は、プロペラシャフト151の回転速度に比例するので、プロペラシャフト151の回転速度を調節することにより、ローター12の揺動周期を設定することができる。
【0052】
このような状態で、前記昇降手段によりレイキ1を下降させると、タイン14が地面に接触し、レイキ1の自重により地面に押圧される。このとき、ローター12の揺動により、タイン14は振動しながら地中に侵入し、穿孔を行う。
【0053】
トラクタ10が前進走行し、レイキ1がローター軸11とほぼ直交する方向へ牽引されると、ローター12は、グラウンド100上を転動する。これにより、振動状態のタイン14が順に地中に侵入し、穿孔する。穿孔された孔の周辺の土壌は、地中に差し込まれたタイン14の揺動(振動)により、破砕される。
【0054】
グラウンド100の表面の状態を見ながら、整地する領域の全体に対して、この作業を1回あるいは2〜数回繰り返して行う。
【0055】
このようなほぐし工程により、固結したグラウンド100の上層部は、十分に柔軟にほぐされる。このため、本発明では、固結した表土を削り取って除去する必要がない。
【0056】
また、グラウンド100の上層部の土を、攪拌する(かき回す)ことなくほぐすことができる。これにより、本発明では、表土の下層の土に含まれていた石が表面に浮き上がってくることがないので、石を手作業で拾って除去するという煩雑な作業も不要である。
【0057】
さらに、上述したように表土を除去する必要がないこと、および、ほぐした上層部の土が混合しない(表土層とその下層との層構造が破壊されない)ことから、通常は、表土を追加する必要がない。
【0058】
また、固結した表土の除去および表土の追加が不要であることから、グラウンド100の表面の平坦度や所定の傾斜が損なわれることが少ない。このため、レベル出し(グラウンド100の表面を平らにしつつ所定の高さ(傾斜)に仕上げる作業)を簡単に行うことができる。
【0059】
なお、図示の構成では、各ローター12のローター軸11に対する傾斜方向が交互に逆方向となっているので、隣接するローター12におけるタイン14の振動方向も逆方向となり、よって、グラウンド100の上層部をほぐす効果がより高まる。
【0060】
このようなほぐし工程では、グラウンド100の表面からの深さが好ましくは4〜12cmまで、より好ましくは8cm程度までの上層部がほぐされる。この深さは、タイン14の長さに対応している。
【0061】
<転圧工程>
転圧工程は、前記ほぐし工程で上層部が十分にほぐされたグラウンド100に対して、ローラーをかけて、表面を平らにし、適度な固さに固める工程であり、例えば図3に示すようなローラー2を使用して行う。
【0062】
ローラー2は、ローラー本体21と、ローラー本体21に対し回転可能に連結されたフレーム22とを有し、フレーム22の先端部に設けられた連結器を介してトラクター20に連結され、これにより牽引されるものである。
【0063】
ローラー本体21は、コンクリートや、ステンレス鋼等の金属材料で構成された円柱状の重量物である。トラクター20を運転して、ローラー2を牽引することにより、ローラー本体21がグラウンド100上を転動し、その表面を転圧する。
【0064】
転圧工程では、この作業を、グラウンド100の表面の状態を見ながら、整地する領域の全体に対して、この作業を1回あるいは2〜数回繰り返して行う。
【0065】
また、この転圧工程は、後述する他の工程の後にも、必要に応じて繰り返し行ってもよい。
【0066】
<表土追加工程>
表土追加工程は、グラウンド100に表面用の上質な表土を散布して追加する工程であり、必要に応じて行われるものである。すなわち、本発明では、通常は、前述したように表土を追加する必要はないが、グラウンド100の状態により、表土を追加してもよい。この場合、追加する表土の量は、従来の方法と比べて少量で済む。
この表土追加工程は、例えば図4に示すような散布装置3を使用して行う。
【0067】
散布装置3は、本体部31と、本体部31の上部に設けられたホッパー32と、車輪(タイヤ)33とを有しており、トラクター30で牽引して使用する。
【0068】
散布する土、砂等は、ホッパー32内に充填される。本体部31の内部には、図示を省略するが、コンベアベルトと、計量ゲートと、回転ブラシとがそれぞれ設けられている。ホッパー32内に収納された土や砂は、前記コンベアベルトで後方に順次搬送され、散布量を調整する前記計量ゲートを通過した後、前記回転ブラシにより本体部31の後部から下方に向かって放出(噴出)され、散布される。
【0069】
前記コンベアベルトや前記回転ブラシは、車輪33の回転力により駆動されるようになっている。
【0070】
表土追加工程においては、このような散布装置3により、整地する領域の全体に対して、均等な厚さに表土を散布、追加することができる。このため、本発明では、表土を追加する場合にも、前記レベル出し作業が容易である。
【0071】
<ならし工程>
ならし工程は、整地ブラシや整地マットを用いて、グラウンド100の表面を平滑にならす工程であり、例えば図5に示すような整地ブラシと例えば図6に示すような整地マットとの一方、または両方を使用して行う。
【0072】
図5に示す整地ブラシ4は、枠状のフレーム41と、フレーム41の下部にそれぞれ設置された第1のブラシ42および第2のブラシ43と、フレーム41をトラクター40に対して連結する連結器44とを有し、トラクター40の後部に連結して牽引した状態で使用する。
【0073】
第1のブラシ42は、平面視で(上から見て)W字状をなしており、第2のブラシ43は、第1のブラシ42の後方に位置し、進行方向に対しほぼ垂直な横一文字状をなしている。
【0074】
このような構成の接地ブラシ4では、接地面積が広く効果的にならし作業を行うことができるとともに、均一な仕上がりが得られる。
【0075】
図6に示す整地マット5は、例えば、金属製のリング状部材51を多数結合して長方形状に形成されており、ロープ52を介してトラクター50により牽引して使用する。
【0076】
このような構成の整地マット5では、各リング状部材51がグラウンド100の表面に均等な圧力で接触し、均一で平滑な仕上がりが得られる。
【0077】
このようなならし工程は、必要に応じ繰り返し行ってもよく、また、他の各工程を挟んでさらに繰り返し行ってもよい。
【0078】
<化粧砂散布工程>
化粧砂散布工程は、グラウンド100の表面に化粧砂を散布する工程であり、必要に応じて行うものである。
【0079】
この化粧砂散布工程は、前述した散布装置3を使用して行うことができる。
化粧砂散布工程の後には、前記ならし工程を再度行うのが好ましい。
【0080】
<固化剤散布工程>
固化剤散布工程は、グラウンド100の表面を適度な固さに固める固化剤を散布する工程であり、必要に応じて行うものである。
【0081】
この固化剤散布工程においては、例えば図7に示すような散布装置6を使用して、例えば塩化カルシウム等の固化剤を散布する。
【0082】
散布装置6は、散布する固化剤等の粉体を収納可能なホッパー61と、ホッパー61の左右にそれぞれ設けられた車輪(タイヤ)62と、ホッパー61の下方に設けられた受け板63とを有し、トラクター60の後部に連結して牽引して使用する。
【0083】
ホッパー61の底部には、粉体(固化剤)を放出する複数の散布口64が設けらており、これらの散布口64は、横一列に配置されている。散布口64は、例えば互いにスライド可能な2枚重ねの板部材にそれぞれ形成された孔で構成されており、2枚の板を相対的にスライドさせることにより、その開口の大きさを変化させて、固化剤の散布量を調整することができるようになっている。
【0084】
また、ホッパー61の内部には、粉体を送り出すアジテーター(図示せず)が設置されており、このアジテーターは、トラクター60の動力取り出し部(PTO)または車輪62からの駆動力により回転するようになっている。
【0085】
前記アジテーターにより、各散布口64から放出された固化剤は、受け板63に衝突したのちグラウンド100の表面に落下する。これにより、固化剤が均一に散布される。
【0086】
このような固化剤散布工程により、競技に適した固さを得るとともに、土ぼこりを抑えることができる。
【0087】
<散水工程>
固化剤散布工程の後には、グラウンド100の表面に対し散水する散水工程を行うことが好ましい。これにより、散布された固化剤が散水された水により地中に溶かし込まれ、風雨による流出を防止して、より確実に固化剤を定着させることができる。また、土ぼこりをより少なく抑えることができるとともに、程よいクッション性が得られる効果もある。
【0088】
このような散水工程は、例えば図8に示すような散水装置7を使用して行うことができる。
【0089】
図8に示す散水装置7は、タンクを有する本体部71と、本体部71の下部に設置された車輪(タイヤ)72と、本体部71の後部に左右方向に沿って設けられた長尺のブーム73と、ブーム73の長手方向に沿って設けられた給水管74と、ブーム73に対し所定長さ間隔で複数設置されたノズル75とを有しており、本体部71のタンクに貯留された水が図示しないポンプにより給水管74内に送水されノズル75から噴射されるようになっている。このような散水装置7は、トラクター70で牽引して移動しながら散水することができるようになっている。
【0090】
散水工程の後には、最終仕上げとして、前記転圧工程や前記ならし工程を再度行うことが好ましい。
【0091】
本発明のグラウンド整地方法の各工程は、以上説明したようなものであり、前述したような各装置等を牽引し、グラウンド(競技領域)のほぼ全面を塗りつぶすように順次通過して、全体を整地していく。
【0092】
このときに通過する経路は、グラウンドの高さが等しいところを結んだ線(以下、「等高線」と言う。)に沿って整地するのが好ましい。すなわち、グラウンドは、通常、水はけ等を考慮して、僅かな傾斜が所定の方向に形成されているが、等高線に沿って整地していくと、例えば高い所の土が削り取られて低いところに土が移動するというようなことがなく、所定の傾斜が損なわれることがない。このため、より少ない労力で、より短期間に整地を行うことができる。なお、本発明においては、前述した各工程のうちの少なくとも1つで等高線に沿って整地するのが好ましく、全部の工程で等高線に沿って整地するのがより好ましい。以下、このような等高線に沿って整地する方法について図面を参照してより具体的に説明する。
【0093】
図9は、野球用グラウンドの内野の部分を整地する際の通過経路を示す図である。
【0094】
野球用グラウンドの内野200は、マウンド210の部分が高く盛り上げられているのはもちろんであるが、内野200全体としても、マウンド210を中心として、外周側に向かって下るように傾斜している。したがって、野球用グラウンドの内野200においては、等高線は、ほぼマウンド210を中心とする同心円状になっている。
【0095】
このような内野200を整地する際には、図示のような通過経路230によれば、等高線に沿って整地することができ、前述したような傾斜を損なうことなく整地することができる。すなわち、マウンド210の外周のスタート位置220から螺旋を描くように(渦巻状に)徐々に外周側に向かう方向に沿って整地し、終了位置240まで順に通過経路230を通過する。これにより、内野200の全領域が整地される。
【0096】
なお、マウンド210の部分は、傾斜が大きく、高い精度も必要とされるため、手作業で整備する。
【0097】
図10は、長方形状の競技領域を有するグラウンドを整地する際の通過経路を示す図である。
【0098】
例えばサッカー場、ラグビー場、ホッケー場や、複数の競技に使用する多目的のグラウンド等、長方形状の競技領域300を有するグラウンドは、通常、その長手方向に沿った中心線310の付近で最も高く、ここから競技領域の2つの長辺320、330に向かって下るような傾斜がついている。すなわち、このようなグラウンドにおける等高線は、競技領域300の長手方向に沿ったものとなっているため、競技領域300の長手方向に沿って整地することにより、傾斜した高い部位を削り取ることなく整地することができる。
【0099】
また、このようなグラウンドにおいては、特に、図示の通過経路360に沿って整地するのがより好ましい。すなわち、長辺320と短辺370との角部付近のスタート位置340から競技領域の長手方向に沿って整地する。反対側の短辺380まで行ったら、短辺370と中心線310との交点付近に移動して方向転換し(図中の破線部)、短辺370に向かって折り返す。このようにして、長辺320の付近と中心線310の付近とから、長辺330に近づく方向に順次ずれながら終了位置350まで整地していく。これにより、競技領域300のほぼ半分が整地される。次いで、同様に、反対側の長辺330の付近と中心線310の付近とから、長辺320に近づく方向に順次ずれながら整地していき、残りのほぼ半分を整地する。なお、方向転換する部分(図中の破線部)では、トラクターに設置された前記昇降装置によりレイキ(地面穿孔装置)を上昇させて表面から離間させた状態で行う。
【0100】
このような通過経路360に沿って整地することにより、前述したような競技領域300の傾斜を損なう度合いがより低減される。また、必要に応じて、長辺320、330付近の土を中心線310の付近に移動して、所定の傾斜となるように修正してもよい。
【0101】
以上、本発明のグラウンド整地方法を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0102】
例えば、各工程で使用する装置、器具等は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものに置換することができる。
【0103】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、踏み固められて固結したグラウンドをほぐして程よいクッション性を付与することができる。また、グラウンドの表面をきれいに仕上げることができる。このようなことから、各種の競技を行うのに極めて良好な状態が得られる。
【0104】
また、特に以下のような要因により、低コストかつ短期間で行うことができる。
【0105】
・固結した古い表土の除去が不要で、産業廃棄物(残土)を出さない。
・上層部の土を攪拌することがないため、表土の下層の土に含まれていた石が表面に浮き上がって来るようなことがなく、石の除去作業が不要である。
【0106】
・通常は、新しい表土を追加する必要がない。
・古い表土の除去および新しい表土の追加が不要であることから、グラウンドの所定の高さ(傾斜)が損なわれにくく、レベル出し作業が容易である。
【0107】
また、等高線に沿って整地することとした場合には、グラウンド表面の平坦さおよび所定の傾斜が好適に得られるとともに、さらに短期間に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグラウンド整地方法の実施形態におけるほぐし工程を示す斜視図である。
【図2】図1に示すほぐし工程で使用するレイキ(地面穿孔装置)の背面図(後ろ側から見た図)である。
【図3】本発明のグラウンド整地方法の実施形態における転圧工程を示す斜視図である。
【図4】本発明のグラウンド整地方法の実施形態における表土追加工程(化粧砂散布工程)を示す斜視図である。
【図5】本発明のグラウンド整地方法の実施形態におけるならし工程(整地ブラシを用いる場合)を示す斜視図である。
【図6】本発明のグラウンド整地方法の実施形態におけるならし工程(整地マットを用いる場合)を示す斜視図である。
【図7】本発明のグラウンド整地方法の実施形態における固化剤散布工程を示す斜視図である。
【図8】本発明のグラウンド整地方法の実施形態における散水工程を示す斜視図である。
【図9】野球用グラウンドの内野の部分を整地する際の通過経路を示す図である。
【図10】長方形状の競技領域を有するグラウンドを整地する際の通過経路を示す図である。
【符号の説明】
1 レイキ
10 トラクター
11 ローター軸
12 ローター
13 連結器
14 タイン(突起)
15 回転駆動系
151 プロペラシャフト
152 ギアボックス
153 出力軸
154、155 プーリー
156 エンドレスベルト
16 支持部材
17 ローター本体
2 ローラー
20 トラクター
21 ローラー本体
22 フレーム
3 散布装置
30 トラクター
31 本体部
32 ホッパー
33 車輪
4 整地ブラシ
40 トラクター
41 フレーム
42 第1のブラシ
43 第2のブラシ
44 連結器
5 整地マット
50 トラクター
51 リング状部材
52 ロープ
6 散布装置
60 トラクター
61 ホッパー
62 車輪
63 受け板
64 散布口
7 散水装置
70 トラクター
71 本体部
72 車輪
73 ブーム
74 給水管
75 ノズル
100 グラウンド
200 内野
210 マウンド
220 スタート位置
230 通過経路
240 終了位置
300 競技領域
310 中心線
320、330 長辺
340 スタート位置
350 終了位置
360 通過経路
370、380 短辺

Claims (13)

  1. ローター軸と、前記ローター軸に対し傾斜して突出形成され、該ローター軸回りに回転可能に支持された複数の突起とを有し、前記ローター軸が回転した際に前記各突起がそれぞれ前記ローター軸回りに回転しつつ、前記ローター軸方向に揺動するレイキを用い、前記各突起がそれぞれ回転および揺動することにより、該各突起でグラウンドの上層部をほぐすほぐし工程と、
    前記上層部に対してローラーをかけて、前記上層部を平らにし、固める転圧工程と、
    平面視でW字状をなす第1のブラシと、該第1のブラシの後方に位置し、進行方向に対しほぼ垂直な一文字状をなす第2のブラシとを有する整地ブラシの前記第1のブラシおよび前記第2のブラシを用いるか、または、リング状部材を多数結合して、平面視で長方形状に形成された整地マットを用いて、前記上層部を平滑にならすならし工程と
    化粧砂を散布する化粧砂散布装置を用いて、前記上層部に前記化粧砂を散布する化粧砂散布工程と、
    土を固める固化剤を散布する固化剤散布装置を用いて、前記上層部に前記固化剤を散布する固化剤散布工程と、
    水を散水する散水装置を用いて、前記上層部に水を散水する散水工程とを有することを特徴とするグラウンド整地方法。
  2. 前記転圧工程と前記ならし工程との間に、前記上層部に表土を散布して追加する表土追加工程を有する請求項1に記載のグラウンド整地方法。
  3. 前記表土追加工程では、前記表土を散布する表土散布装置を用い、該表土散布装置を前記化粧砂散布装置と兼用する請求項2に記載のグラウンド整地方法。
  4. 前記化粧砂散布工程と前記固化剤散布工程との間で、前記ならし工程を再度行う請求項1ないし3のいずれかに記載のグラウンド整地方法。
  5. 前記固化剤散布装置は、前記固化剤を収納し、該収納された固化剤を放出する複数の散布口を有するホッパーと、該ホッパーの下方に設けられた受け板とを有し、前記各散布口から放出された固化剤が前記受け板に衝突したのち前記上層部に落下するよう構成されている請求項1ないし4のいずれかに記載のグラウンド整地方法。
  6. 前記各散布口は、それぞれ、その開口の大きさを変化させて、前記固化剤の散布量を調整可能である請求項5に記載のグラウンド整地方法。
  7. 前記散水工程の後に、前記転圧工程および前記ならし工程のうちの少なくとも一方の工程を再度行う請求項1ないし6のいずれかに記載のグラウンド整地方法。
  8. グラウンドの高さが等しいところを結んだ方向に沿って整地する請求項1ないし7のいずれかに記載のグラウンド整地方法。
  9. 前記グラウンドは、野球用グラウンドであり、該野球用グラウンドは、マウンドを中心として、その外周側に向かって下るように傾斜しており、
    前記野球用グラウンドにおいて、前記マウンドの周辺部から螺旋を描くように徐々に外周側に向かう方向に沿って整地する請求項8に記載のグラウンド整地方法。
  10. 前記グラウンドは、長方形状の競技領域を有し、その長手方向に沿った中心線の付近の高さが最も高く、該中心線の付近から前記競技領域の2つの長辺に向かって下るような傾斜がついており、
    前記長方形状の競技領域を有するグラウンドにおいて、前記競技領域の長手方向に沿って整地する請求項8に記載のグラウンド整地方法。
  11. 前記競技領域の一方の長辺の付近と、前記中心線の付近とから、それぞれ、他方の長辺に近づく方向に順次ずれながら整地していき、前記競技領域のほぼ半分を整地し、
    次いで、前記他方の長辺の付近と、前記中心線の付近とから、それぞれ、前記一方の長辺に近づく方向に順次ずれながら整地していき、残りのほぼ半分を整地する請求項10に記載のグラウンド整地方法。
  12. 前記ほぐし工程において、石が表面に浮き上がってこないように行う請求項1ないし11のいずれかに記載のグラウンド整地方法。
  13. 前記ほぐし工程において、表土とそれより下層の土とが混合しないように行う請求項1ないし12のいずれかに記載のグラウンド整地方法。
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