JPH0724484B2 - 自走式目土散布機 - Google Patents
自走式目土散布機Info
- Publication number
- JPH0724484B2 JPH0724484B2 JP36076691A JP36076691A JPH0724484B2 JP H0724484 B2 JPH0724484 B2 JP H0724484B2 JP 36076691 A JP36076691 A JP 36076691A JP 36076691 A JP36076691 A JP 36076691A JP H0724484 B2 JPH0724484 B2 JP H0724484B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soil
- roller
- ground surface
- self
- belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Soil Working Implements (AREA)
- Road Repair (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は芝張り作業で使用する自
走式目土散布機に関する。
走式目土散布機に関する。
【０００２】
【従来の技術】本発明者は先に目土散布機として、実開
昭６２−１４８００５号を提案している。
昭６２−１４８００５号を提案している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記目土散布機は従
来、専ら手作業で行われていた目土散布を機械的な作業
機で効率良く行うものであるが、該作業機は専ら切芝の
短柵植えのものを対象としている。ところで本願発明者
は別に、従来の短柵植えとなされる芝の移殖植えを改良
した新規で効率的な芝の育成方法、及び該方法を実施す
るための渦巻きロール製品を提案した。これは特開平２
−１０４２１６号であって、該本文中に記載した通り切
芝を分解引伸して筋状の芝ランナーとなしたものを土砂
は通過するが、芝ランナー自身は通過させないメッシュ
の上下二枚のネット間へ凡そ一列状態に挟み込んだ長尺
の渦巻きロール製品を工場で製造し、これを芝植えを必
要とする地表面へ適宜運んで該地表面上へ延展しながら
実施する芝の育成方法であり、該方法によれば従来の芝
植え作業に比べて作業性が１５〜２０倍に向上するもの
となるが、本発明は斯有るネット間に挟み込んだ状態で
延展された上面へ散布するに好適な目土散布機を提供せ
んとするものである。
来、専ら手作業で行われていた目土散布を機械的な作業
機で効率良く行うものであるが、該作業機は専ら切芝の
短柵植えのものを対象としている。ところで本願発明者
は別に、従来の短柵植えとなされる芝の移殖植えを改良
した新規で効率的な芝の育成方法、及び該方法を実施す
るための渦巻きロール製品を提案した。これは特開平２
−１０４２１６号であって、該本文中に記載した通り切
芝を分解引伸して筋状の芝ランナーとなしたものを土砂
は通過するが、芝ランナー自身は通過させないメッシュ
の上下二枚のネット間へ凡そ一列状態に挟み込んだ長尺
の渦巻きロール製品を工場で製造し、これを芝植えを必
要とする地表面へ適宜運んで該地表面上へ延展しながら
実施する芝の育成方法であり、該方法によれば従来の芝
植え作業に比べて作業性が１５〜２０倍に向上するもの
となるが、本発明は斯有るネット間に挟み込んだ状態で
延展された上面へ散布するに好適な目土散布機を提供せ
んとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は走行手段として
クローラを採用し、該走行手段上へ目土貯留ホッパーの
底面を水平走行するベルトとなした目土搬送手段を構成
し、且つ該目土搬送手段前方へ前記ベルト巾とほぼ同一
巾寸法で回転するブラッシローラを設け、又その前方下
部へ同様巾寸法の地表面と当接する転圧ローラを上下動
可能に配設したことを特徴とする。
クローラを採用し、該走行手段上へ目土貯留ホッパーの
底面を水平走行するベルトとなした目土搬送手段を構成
し、且つ該目土搬送手段前方へ前記ベルト巾とほぼ同一
巾寸法で回転するブラッシローラを設け、又その前方下
部へ同様巾寸法の地表面と当接する転圧ローラを上下動
可能に配設したことを特徴とする。
【０００５】
【作用】地表面上へ芝ランナーを挟んで延展した上下二
枚のネット上を転圧ローラで予じめ押圧し、ネットの浮
上がりを防止した状態下で目土散布が効率良く行われる
ものとなる。
枚のネット上を転圧ローラで予じめ押圧し、ネットの浮
上がりを防止した状態下で目土散布が効率良く行われる
ものとなる。
【０００６】
【実施例】図１は本発明装置の側面図、図２は同平面図
である。１は左右１対のゴムクローラによる走行手段、
２は該走行手段上の装置フレームＦの前面側へ設置した
目土搬送手段であって、目土貯留ホッパー２Ａの底面を
水平走行する無端ベルト２Ｂとなした構成である。３は
上記無端ベルトを駆動するための伝導手段であって、装
置フレームＦの後面側へ設置したエンジン４からの駆動
により無端ベルト２Ｂを矢印（イ）方向へ回動させるも
のとなす。ここに目土貯留ホッパー２Ａの前面側、即ち
上記無端ベルト２Ｂの進行側前面にはベルト面との開口
間隙ｈを適宜変更調整するためのゲート板５が設けてあ
り、該ゲート板５はエンジン４の側の操縦席位置でレバ
ー杆６を介し随時変えられるようになっている。
である。１は左右１対のゴムクローラによる走行手段、
２は該走行手段上の装置フレームＦの前面側へ設置した
目土搬送手段であって、目土貯留ホッパー２Ａの底面を
水平走行する無端ベルト２Ｂとなした構成である。３は
上記無端ベルトを駆動するための伝導手段であって、装
置フレームＦの後面側へ設置したエンジン４からの駆動
により無端ベルト２Ｂを矢印（イ）方向へ回動させるも
のとなす。ここに目土貯留ホッパー２Ａの前面側、即ち
上記無端ベルト２Ｂの進行側前面にはベルト面との開口
間隙ｈを適宜変更調整するためのゲート板５が設けてあ
り、該ゲート板５はエンジン４の側の操縦席位置でレバ
ー杆６を介し随時変えられるようになっている。
【０００７】７は上記無端ベルト２Ｂの走行上面とほぼ
同一水平面上で支持され、且つ該無端ベルト２Ｂの前端
縁側で回動されるブラッシローラであって、該軸８は装
置フレームＦ側から左右１対の支持ブラケット９を介し
支承されると共に、軸８の片端側に設けた鎖輪１０がエ
ンジン４側の駆動鎖輪１１からチェン１２を介して矢印
（ロ）方向へ回動させるようになっている。該ブラッシ
ローラ７は無端ベルト２Ｂの前端縁と接近状態に設けて
あり、無端ベルト２Ｂを介して移送されてくる目土を掻
取りながら、その下向きとなる回転遠心力の作用方向即
ち矢印線（ハ）方向へ散布させるようになされる。この
際１２は、その前面側に設けた飛散防止用のカバーであ
るが、該カバー１２の下端は次述する転圧ローラの土砂
スクレバー作用を行うための掻取爪板１３に形成してあ
る。
同一水平面上で支持され、且つ該無端ベルト２Ｂの前端
縁側で回動されるブラッシローラであって、該軸８は装
置フレームＦ側から左右１対の支持ブラケット９を介し
支承されると共に、軸８の片端側に設けた鎖輪１０がエ
ンジン４側の駆動鎖輪１１からチェン１２を介して矢印
（ロ）方向へ回動させるようになっている。該ブラッシ
ローラ７は無端ベルト２Ｂの前端縁と接近状態に設けて
あり、無端ベルト２Ｂを介して移送されてくる目土を掻
取りながら、その下向きとなる回転遠心力の作用方向即
ち矢印線（ハ）方向へ散布させるようになされる。この
際１２は、その前面側に設けた飛散防止用のカバーであ
るが、該カバー１２の下端は次述する転圧ローラの土砂
スクレバー作用を行うための掻取爪板１３に形成してあ
る。
【０００８】１４はクローラの進行方向側の一定距離隔
てた位置に配設されてなる転圧ローラであって、クロー
ラ側のフレームから突出させた左右１対のロッド１５で
自由回動する状態に支承されてなり、且つ該ロッド１５
は装置フレームＦのブラケット１６から油圧シリンダー
１７を介し矢印（ニ），（ホ）方向へ支点１８を支軸と
して上下動可能となされるのであり、上動の矢印（ニ）
方向では転圧ローラ１４は地上面から持上げられた状態
となり、これに対し下動（ホ）では地上面を一定の重さ
で押圧するようになすのであり、即ち地上面に対し延展
されてなる芝ランナーをサンドイッチ状に挟み込んだネ
ット上面を上記クローラの走行と共に押圧しながら矢印
（ヘ）方向へ回動するものとなる。尚、図面で１９は装
置フレームＦの後方位置に設けた操縦席であり、２０、
２１及び２２は夫々れクローラの走行用及び転圧ローラ
の上下操作用レバー並びにベルト駆動用レバーであり、
又２３及び２４はクラッチ及びブレーキペタルである。
尚、ベルト駆動用レバー２３にはブラッシローラ駆動用
の釦スイッチ２５が取付けてある。
てた位置に配設されてなる転圧ローラであって、クロー
ラ側のフレームから突出させた左右１対のロッド１５で
自由回動する状態に支承されてなり、且つ該ロッド１５
は装置フレームＦのブラケット１６から油圧シリンダー
１７を介し矢印（ニ），（ホ）方向へ支点１８を支軸と
して上下動可能となされるのであり、上動の矢印（ニ）
方向では転圧ローラ１４は地上面から持上げられた状態
となり、これに対し下動（ホ）では地上面を一定の重さ
で押圧するようになすのであり、即ち地上面に対し延展
されてなる芝ランナーをサンドイッチ状に挟み込んだネ
ット上面を上記クローラの走行と共に押圧しながら矢印
（ヘ）方向へ回動するものとなる。尚、図面で１９は装
置フレームＦの後方位置に設けた操縦席であり、２０、
２１及び２２は夫々れクローラの走行用及び転圧ローラ
の上下操作用レバー並びにベルト駆動用レバーであり、
又２３及び２４はクラッチ及びブレーキペタルである。
尚、ベルト駆動用レバー２３にはブラッシローラ駆動用
の釦スイッチ２５が取付けてある。
【０００９】次に本発明装置の運転について説明する。
運転者は装置フレームＦの後部操縦席１９に乗り、エン
ジン４の始動と共にクラッチ２３を踏んでクローラを走
行させ、地表面２６に延展された芝ランナーの挟み込ま
れたネット上面２７を転圧ローラ１４で押圧しながら進
行するのであり、この際目土貯留ホッパー２Ａ内に投入
されている目土を底面の無端ベルト２Ｂの駆動と共に、
ブラッシローラ７を同時回動させることにより、無端ベ
ルト２Ｂ前縁へ取出し且つ回転するブラッシローラ７の
毛先で斜め下方の遠心方向（ハ）へ効率良く散布させる
ものとなす。この際目土散布量が少ない場合は、ゲート
板５を上方に上げて開口間隙ｈを大なるようになすので
あり、逆に多い場合は下方に下げるようにする。しかし
て、目土散布の終了後は転圧ローラ１４を地表面から上
方に持上げた状態で他所へ移動するのである。
運転者は装置フレームＦの後部操縦席１９に乗り、エン
ジン４の始動と共にクラッチ２３を踏んでクローラを走
行させ、地表面２６に延展された芝ランナーの挟み込ま
れたネット上面２７を転圧ローラ１４で押圧しながら進
行するのであり、この際目土貯留ホッパー２Ａ内に投入
されている目土を底面の無端ベルト２Ｂの駆動と共に、
ブラッシローラ７を同時回動させることにより、無端ベ
ルト２Ｂ前縁へ取出し且つ回転するブラッシローラ７の
毛先で斜め下方の遠心方向（ハ）へ効率良く散布させる
ものとなす。この際目土散布量が少ない場合は、ゲート
板５を上方に上げて開口間隙ｈを大なるようになすので
あり、逆に多い場合は下方に下げるようにする。しかし
て、目土散布の終了後は転圧ローラ１４を地表面から上
方に持上げた状態で他所へ移動するのである。
【００１０】
【発明の効果】本発明は上記の通り、転圧ローラ１４で
地表面上へ延展された芝ランナーを内包するネット上面
を予じめ押圧した状態となし、即ちネットが張られた状
態下でその上面へ目土を散布するようになすことから、
ネットの浮上がりが常時防止された状態下で効率の良い
目土散布が出来るものとなるのであり、一度の作業で補
正の必要がない（ネットが地表面上へ部分的にも顕出し
たりしていない）奇麗な仕上がりの目土散布作業を遂行
出来るものとなるのである。尚、本発明で走行手段１に
クローラを使用していることは、目土散布後にその地表
面をクローラの走行による独特な波型の轍跡が形成さ
れ、これはネットを一定巾間隔で地面内へ確実に押し込
ませる効果を奏するものとなることから、ネットと地面
との良好な結合状態が得られるものとなる。又、本装置
によれば左右クローラ巾に相当する一定巾間隔で均一な
目土散布の行われるものとなるのであり、従来の無造作
に散布されるものに対し、本発明では整然と行われて作
業がし易く、とりわけ従来困難であった雨中雨後のぬか
るんだ地表面に対する作業も何ら差し支えなく好適に実
施出来るものとなる。本発明装置は切芝の短柵張り作業
時の目土散布にも適用することが出来る。
地表面上へ延展された芝ランナーを内包するネット上面
を予じめ押圧した状態となし、即ちネットが張られた状
態下でその上面へ目土を散布するようになすことから、
ネットの浮上がりが常時防止された状態下で効率の良い
目土散布が出来るものとなるのであり、一度の作業で補
正の必要がない（ネットが地表面上へ部分的にも顕出し
たりしていない）奇麗な仕上がりの目土散布作業を遂行
出来るものとなるのである。尚、本発明で走行手段１に
クローラを使用していることは、目土散布後にその地表
面をクローラの走行による独特な波型の轍跡が形成さ
れ、これはネットを一定巾間隔で地面内へ確実に押し込
ませる効果を奏するものとなることから、ネットと地面
との良好な結合状態が得られるものとなる。又、本装置
によれば左右クローラ巾に相当する一定巾間隔で均一な
目土散布の行われるものとなるのであり、従来の無造作
に散布されるものに対し、本発明では整然と行われて作
業がし易く、とりわけ従来困難であった雨中雨後のぬか
るんだ地表面に対する作業も何ら差し支えなく好適に実
施出来るものとなる。本発明装置は切芝の短柵張り作業
時の目土散布にも適用することが出来る。
【図１】本発明装置の側面図である。
【図２】同平面図である。
１ クローラ走行手段 ２ 目土搬送手段 ２Ａ 目土貯留ホッパー ２Ｂ 無端ベルト ４ エンジン ５ ゲート板 ７ ブラッシローラ １３ 掻取爪板 １４ 転圧ローラ
Claims (1)
- 【請求項１】 クローラによる走行手段上に目土貯留ホ
ッパーの底面を水平走行するベルトとなした目土搬送手
段を構成し、且つ該目土搬送手段前方には前記ベルト巾
とほぼ同一巾寸法で回転するブラッシローラを設け、又
その前方下部へ同様巾寸法の地表面と当接する転圧ロー
ラを上下動可能に配設したことを特徴とする自走式目土
散布機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36076691A JPH0724484B2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 自走式目土散布機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36076691A JPH0724484B2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 自走式目土散布機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06165607A JPH06165607A (ja) | 1994-06-14 |
| JPH0724484B2 true JPH0724484B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=18470828
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36076691A Expired - Lifetime JPH0724484B2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 自走式目土散布機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0724484B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4520625B2 (ja) * | 2000-11-24 | 2010-08-11 | 東興産業株式会社 | グラウンド整地方法 |
| JP5462194B2 (ja) * | 2011-01-21 | 2014-04-02 | 初田拡撒機株式会社 | 目土散布機 |
| JP7041457B2 (ja) * | 2015-09-25 | 2022-03-24 | 株式会社 マルナカ | 目土散布機 |
-
1991
- 1991-12-06 JP JP36076691A patent/JPH0724484B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06165607A (ja) | 1994-06-14 |
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