JPH0656109U - グランド整地機に使用されるスプリング式レーキ歯 - Google Patents

グランド整地機に使用されるスプリング式レーキ歯

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JPH0656109U
JPH0656109U JP9309792U JP9309792U JPH0656109U JP H0656109 U JPH0656109 U JP H0656109U JP 9309792 U JP9309792 U JP 9309792U JP 9309792 U JP9309792 U JP 9309792U JP H0656109 U JPH0656109 U JP H0656109U
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rake
rake tooth
ground
teeth
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敏郎 大羽
孝成 北村
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株式会社共栄社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】製作費を殆ど増すことなく、コイルバネ部を有
するスプリング式レーキ歯の寿命を倍増させることであ
る。 【構成】コイルバネ部1の両端部における円周方向に沿
った位相が180°異なる部分を接線方向にそれぞれ延
設して廻り止め部2a,2bを形成し、各廻り止め部2
a,2bの端部を該部分に介してほぼ直角にわん曲させ
てそれぞれ外方に延設して、直線状の一対の歯部3a,
3bを背中合わせにして形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、グランド整地機の本体フレームの最前部に横方向に沿って多数並べ られて、表層土を掘削するためのスプリング式レーキ歯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10、及び図11に、従来のスプリング式レーキ歯(以下、単に「レーキ歯 」と略称する場合もある)T’の斜視図、及びその使用状態の側面図が示されて いる。このレーキ歯T’は、金属線材を数回巻回したコイルバネ部31の両端部 における円周方向に沿った位相が180°異なる各部分のうち一方は、その接線 方向に所定長だけ延ばされて、廻り止め部32となっていると共に、その他方は 、その接線方向に所定長だけ延ばされて延長部33が形成されて、更にこの延長 部33の先端部において外方にほぼ直角にわん曲されて所定長だけ延ばされて、 直線状の歯部34が形成された構成である。多数のレーキ歯T’を並べて、その コイルバネ部31の内部に心棒35を挿通して、多数のレーキ歯T’を心棒35 に、その軸方向に沿ってのみ移動しないように互いに弾接させて、この心棒35 の部分を、背面が開口した箱体36に内装固定して、レーキ歯T’の廻り止め部 32を箱体36の天板部36aに弾接させて使用する。
【0003】 そして、図11に示されるように、各レーキ歯T’の歯部34がやや後傾状態 となって使用されて、使用時においては、その廻り止め部32が箱体36の天板 部36aに弾接され、これにより心棒35に対してレーキ歯T’が廻るのが防止 される。この状態で機体が進行すると、各レーキ歯T’の歯部34の先端部によ ってグランドの表層部が掘削される。この整地中において、大きな石などの障害 物があった場合には、レーキ歯T’の歯部34が弾性により横方向、或いはコイ ルバネ部31の円周方向に僅かに変形して、障害物を回避して、これを露出させ ないでグランドの表層部を掘削し、後続のナラシ板、転圧ローラ、及び仕上ブラ シがこの順序で作用して、グランドの表面を整地している。このレーキ歯T’の 歯部34の磨耗は激しくて、使用によって短くなるために、この歯部34が短く なったのに応じて、箱体36を下げて地表面に近接させて使用している。そして 、この歯部34の長さが一定限度を超えて短くなると、使用不可能となるので、 所定期間使用する毎に、多数のレーキ歯T’の全体を取り替える必要があった。 このように、従来のレーキ歯T’は、その寿命が短いために、その取替えは、ほ ぼシーズン毎に行っていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の課題は、上記した従来のスプリング式レーキ歯の形状の改良によって 、製作費を殆ど増すことなく、その寿命を倍増させることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するための本考案は、グランド整地機の本体フレームの最前部 に横方向に沿って多数並べられて、表層土を掘削するためのスプリング式レーキ 歯であって、金属線材を数回巻回したコイルバネ部の両端部における円周方向に 沿った位相が180°異なる各部分を接線方向にそれぞれ延設して廻り止め部を 形成し、各廻り止め部の端部を該廻り止め部に対してほぼ直角にわん曲させてそ れぞれ外方に延設して、一対の歯部を背中合わせにして形成したことを特徴とし ている。
【0006】
【考案の作用】
一方の歯部を使用する場合には、他方の歯部に連設されている廻り止め部が箱 体の天板部に弾接する構成となる。従って、一方の歯部が磨耗により短くなって 使用不能となった場合には、多数のレーキ歯を装着している心棒の左右を反転さ せて(即ち、レーキ歯を反転させて)、箱体に内装し直すと、他方の未使用の歯 部が下方を向いて、損耗して短くなった歯部に連設している廻り止め部が箱体の 天板部に弾接する。このように、一本のレーキ歯に二本の歯部が形成されていて 、レーキ歯を反転させて使用できるので、その寿命が従来形状のものに比較して 倍増する。
【0007】
【実施例】
以下、実施例を挙げて、本考案を更に詳細に説明する。図1は、本考案に係る レーキ歯Tを使用したグランド整地機の側面図であり、図2は、多数のレーキ歯 Tを並べた使用状態の斜視図であり、図3は、レーキ歯Tの当初における使用状 態の側面図であり、図4は、損耗した歯部が上方となるようにレーキ歯Tを反転 させて使用している状態の側面図であり、図5ないし図9は、それぞれレーキ歯 Tの斜視図、正面図、平面図、右側面図、及び左側面図である。最初に、図5な いし図9を参照にして、本考案に係るレーキ歯Tそのものについて説明し、その 後に、このレーキ歯Tの使用方法について説明する。レーキ歯Tは、金属線材を 数回巻回したコイルバネ部1の両端部における円周方向に沿った位相が180° 異なる部分がそれぞれ接線方向に延設されて直線状の廻り止め部2a,2bが形 成され、各廻り止め部2a,2bの端部が、該廻り止め部2a,2bに対してほ ぼ直角にわん曲されてそれぞれ外方に延設されて、直線状の一対の歯部3a,3 bが背中合わせとなって形成されたものである。
【0008】 図2に示されるように、円周方向に沿った位相を揃えて多数のレーキ歯Tを並 べて、そのコイルバネ部1に心棒4を挿通して、その両端部をそれぞれ止め具5 により固定し、コイルバネ部1を弾接状態にして多数のレーキ歯Tを心棒4に装 着する。そして、心棒4に多数のレーキ歯Tが上記のようにして装着された状態 で、これを、背面が開口した箱体6に内装して、この箱体6の両端面から固定ボ ルト7を挿通して前記止め具5に螺合して、心棒4を箱体6に固定する。図1に 示されるように、箱体6の天板部6aの上面にはアングル材8が固定され、この アングル材8の長手方向の両端部に一対のアーム9が溶接により固定され、該一 対のアーム9の先端部が、本体フレームFの先端部下面に固定された各ブラケッ ト10にピン11を介して枢着されている。
【0009】 一方、グランド整地機Mの本体フレームFを構成している横杆12の長手方向 の中央部の前面にブラケット13が固定され、調整具14の本体部14aの背面 側に固定されたブラケット15と前記ブラケット13とがピン16で枢着され、 調整具14のロッド14bの下端部が、前記アングル材8の長手方向の中央部に 固定されたブラケット17(図3参照)にピン18を介して枢着されている。こ の調整具14は、そのハンドル14cを回転させると、本体部14aに対してロ ッド14bが出入りする構造になっている。よって、調整具14のハンドル14 cを所定方向に回転させると、そのロッド14bが本体部14aに対して出入り しながら、各ピン11を中心にして一対のアーム9が回動すると共に、ピン16 を中心にして調整具14の全体が回動して、グランド面Gに対するレーキ歯Tの 上下方向の位置が変化する。
【0010】 また、前記一対のアーム9を枢着している各ブラケット10には、それぞれ走 行輪19が装着されており、本体フレームFにおける前記レーキ歯Tの後方には 、ナラシ板21、転圧ローラ22、及び仕上ブラシ23がこの順序で装着されて いる。このグランド整地機Mは、本体フレームFの前部に枢着された各アーム2 4,25が、トラクタの後部のヒッチリンク(図示せず)の部分に連結されて、 トラクタにより牽引されて使用される。
【0011】 そして、上記した調整具14によって、グランド面Gに対するレーキ歯Tの高 さを設定して、グランド整地機Mをトラクタにより牽引して走行させると、他方 の歯部3bに連設している廻り止め部2bが箱体6の天板部6aの裏面に弾接し て、心棒4に対してレーキ歯Tが廻るのが防止される。これにより、多数のレー キ歯Tの一方の歯部3aの先端部が僅かに地中に喰い込んだ状態が維持されて、 グランド面Gの表層部が掘削され、その直後にナラシ板21によって平坦にされ て、転圧ローラ22により転圧され、最後に仕上ブラシ23により仕上げられる 。ここで、整地中において、レーキ歯Tの歯部3aに大きな石などの障害物があ った場合には、この歯部3aは、自身の弾性によって横方向、或いはコイルバネ 部1の円周方向に僅かに変形して、これらの障害物を回避して、これをグランド 面に露出することなく、グランド面Gの表層部の掘削を行う。なお、図2及び図 3において、未使用の歯部3bは、斜め上方に突出しているが、作業に際して全 く障害とならない。
【0012】 上記のようにして、グランド面Gの整地を行う毎に、レーキ歯Tの歯部3aは 磨耗して短くなるので、調整具14によって、グランド面Gに対するレーキ歯T の位置を下げて、グランド面Gに対する歯部3aの喰い込み量を一定に確保して 整地を行う。磨耗により、レーキ歯Tの一方の歯部3aが短くなって、使用不能 となった場合には、図4に示されるように、多数のレーキ歯Tを装着している心 棒4の左右を反転させて、箱体6に対して固定し直すと、レーキ歯Tが反転され て、使用中において短くなった歯部3aに連設している廻り止め部2aが箱体6 の天板部6aの裏面に弾接して、他方の未使用の歯部3bの使用が可能となる。
【0013】
【考案の効果】
本考案に係るスプリング式レーキ歯は、金属線材を数回巻回したコイルバネ部 の両端部における円周方向に沿った位相が180°異なる各部分を接線方向にそ れぞれ延設して廻り止め部を形成し、各廻り止め部の端部を該廻り止め部に対し てほぼ直角にわん曲させてそれぞれ外方に延設して、一対の歯部を背中合わせに して形成してあるので、一方の歯部が短くなって使用不能となった場合には、レ ーキ歯そのものを反転させて他方の未使用の歯部を使用できる。よって、製作費 を殆ど増加させることなく、スプリング式レーキ歯としての寿命を従来のものに 比較して倍増させることができる。また、未使用のレーキ歯を使用するために、 このレーキ歯を反転させる場合には、心棒に多数のレーキ歯が装着されたままで 、この心棒の左右を反転させればよいので、レーキ歯の反転は、極めて容易に行 える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るレーキ歯Tを使用したグランド整
地機Mの側面図である。
【図2】多数のレーキ歯Tを装着した心棒4を箱体6に
固定した状態の斜視図である。
【図3】レーキ歯Tの当初における使用状態の側面図で
ある。
【図4】損耗した歯部3aが上方となるようにレーキ歯
Tを反転させた使用状態の側面図である。
【図5】レーキ歯Tの斜視図である。
【図6】同じく正面図である。
【図7】同じく平面図である。
【図8】同じく右側面図である。
【図9】同じく左側面図である。
【図10】従来のレーキ歯T’の斜視図である。
【図11】従来のレーキ歯T’の使用状態の側面図であ
る。
【符号の説明】
M:グランド整地機 T:スプリング式レーキ歯 1:コイルバネ部 2a,2b:廻り止め部 3a,3b:歯部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グランド整地機の本体フレームの最前部
    に横方向に沿って多数並べられて、表層土を掘削するた
    めのスプリング式レーキ歯であって、金属線材を数回巻
    回したコイルバネ部の両端部における円周方向に沿った
    位相が180°異なる各部分を接線方向にそれぞれ延設
    して廻り止め部を形成し、各廻り止め部の端部を該廻り
    止め部に対してほぼ直角にわん曲させてそれぞれ外方に
    延設して、一対の歯部を背中合わせにして形成したこと
    を特徴とするグランド整地機に使用されるスプリング式
    レーキ歯。
JP1992093097U 1992-12-25 1992-12-25 グランド整地機に使用されるスプリング式レーキ歯、及びレーキ装置 Expired - Lifetime JP2596472Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002161510A (ja) * 2000-11-24 2002-06-04 Toko Sangyo Kk グラウンド整地方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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