JP4518657B2 - 左側通行車両用の空気入りタイヤ及び右側通行車両用の空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は左側通行車両用の空気入りタイヤ及び右側通行車両用の空気入りタイヤに係り、特に、サイプによるウエット性能の向上を維持しつつ、サイプ付近に生ずる偏摩耗を抑制可能なトラック、バス等の重荷重車両に適したリブパターン基調の左側通行車両用の空気入りタイヤ及び右側通行車両用の空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
トラック、バス等の重荷重車両に用いられる空気入りタイヤとして、周方向に延びる4本の周方向主溝を備えたリブパターンの空気入りタイヤは、特に良路走行用の空気入りタイヤとしては一般的なものである。
【0003】
また、ウエット性能を向上するために、トレッドに主溝よりも浅い湯溝と称される溝や、サイプを設けることも一般的に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、リブパターンにサイプを付加した従来の空気入りタイヤでは、サイプ周辺に偏摩耗を発生する問題があった。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、サイプによるウエット性能の向上を維持しつつ、サイプ付近に生ずる偏摩耗を抑制可能な左側通行車両用の空気入りタイヤ及び右側通行車両用の空気入りタイヤを提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
発明者が種々の調査及び実験を行った結果、リブパターンのサイプ付近に生ずる偏摩耗の発生原因を付きとめた。
【0007】
先ず、一般的な路面には、水はけを目的として道路幅方向に傾斜がつけられている。
【0008】
日本では、車両は左側通行であることから、道路の傾斜は車両の進行方向左側が道路中央部対比で低くなるような山型の傾斜がつけられている。
【0009】
この傾斜した道路を車両が進む際には、微小ではあるが絶えず車両を左側(即ち、傾斜を下る方向)に動かす方向の力が作用しており、当然ではあるが、直進するには絶えず車両を右側に動かす方向の力を生じさせて重力からくる力を打ち消すことが必要になり、タイヤの接地面には絶えず進行方向に向いて左側からの力が作用することになる。
【0010】
図4(A)に示すように、この微小ではあるが絶えず発生する進行方向左側(矢印L方向側)からの右方向(矢印R方向)への力F1と、車両を動かす際に発生する進行方向(矢A方向)に動く力F2との合力F3により、周方向に延びるリブには、タイヤ外側から見た場合の左上がりのサイプ100Lを広げる力foが作用し、図4(B)に示すように右上がりのサイプ100Rを閉じる方向の力fcが作用する。
【0011】
このサイプにかかる力の違いにより、広げられたサイプ部分では、結果的にリブが分断されることになるため、リブの剛性に不連続な部分が発生することから、サイプ前後(タイヤ周方向)に摩耗差が生じて偏摩耗となる。
【0012】
ここで問題としている偏摩耗は、リブ内の周方向へ不均一となるため、見た目の悪さもさることながら、振動を発生するため、ドライバー(乗員)には特に敬遠される。
【0013】
したがって、左側通行の車両に装着する空気入りタイヤには、右上がりのサイプのみを配したトレッドパターンが有効であることが分かる。
【0014】
また、前述した微小ではあるが絶えず働く横向きの力により、特に各リブの幅方向端部(所謂エッジ部分)に偏摩耗が発生する。これは、接地時のエッジ圧の上昇により加速される。
【0015】
エッジ圧の上昇とは、図5(A)に示すように、有限の(端部のある)物体102を平滑な面104に押し当てると(矢印方向)、その物体102が潰れる(ひしゃげる)ことにより、エッジ部分の接地圧力が中央部分対比増加する現象をいう。
【0016】
このエッジ圧は、図5(B)に示すように当然その物体102の側壁角度θにより増減し、側壁が立っているほど低くなる。
【0017】
これは、感覚的には側壁が寝ているほど(側壁角度θが大ほど)、側壁が倒れ込まないように補強が行われること(即ち、端部の接地圧が高くなる)と理解できる。
【0018】
しかし、タイヤの場合、その製法面での制約により、即ち、タイヤ加硫用のモールドでタイヤの外形を作り、モールドより加硫済みのタイヤを取り出すことから、リブの側壁、即ち、溝壁の角度をマイナス(アンダーカット)にすることは困難であるから、溝壁はタイヤ径方向に平行な状態が最上であるといえる。
【0019】
しかし、溝壁の角度を小さく(タイヤ径方向に近づける)すると、溝内に石等を噛み易く、また噛み込んだ石を排出し難くなるため、石噛防止を目的をした手段を設けることが好ましい。
【0020】
請求項1に記載の発明は上記事実に鑑みてなされたものであって、周方向に沿って延びる複数の周方向主溝によって区分される複数のリブをトレッドに備え、前記複数のリブの少なくとも一つには前記リブを横断する複数のサイプが形成された左側通行車両用の空気入りタイヤであって、タイヤ赤道面上に配置されるセンターリブには、前記センターリブの両側の前記周方向主溝に開口し、前記周方向主溝よりも浅く形成された浅溝の溝底にサイプの形成されたサイプ付きセンター横溝が周方向に沿って複数形成され、前記サイプ付きセンター横溝は、タイヤ周方向に対して右上がりに傾斜する2つの傾斜直線部分、及び前記傾斜直線部分よりも短く一方の傾斜直線部分の端部と他方の傾斜直線部分の端部とをタイヤ周方向に連結する短い直線部分とを有してクランク状に形成されており、前記センターリブのタイヤ幅方向両側に配置されるセカンドリブには、タイヤ周方向に対して右上がりに傾斜すると共に前記センターリブの両側の前記周方向主溝に開口し、前記周方向主溝よりも浅く形成された浅溝の溝底にサイプの形成されたサイプ付きセカンド横溝が周方向に沿って複数形成されている。
【0021】
次に、請求項1に記載の左側通行車両用の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0022】
左側通行用の車両に空気入りタイヤを装着して、左側通行の道路を走行すると、タイヤの接地面には絶えず進行方向に向いて左側からの力が作用する。
【0023】
進行方向左側からの右方向への力と、車両を動かす際に発生する進行方向に動く力の合力は、リブに対してタイヤ外側から見て右上がりの方向に作用する。
【0024】
リブに右上がりの方向の合力が作用すると、右上がりのサイプ周辺には右上がりのサイプを閉じる方向の力が作用するのでサイプは開かず、リブの剛性に不連続な部分が発生しない。このため、サイプ前後(タイヤ周方向)に摩耗差が生じて偏摩耗に至ることがない。
周方向主溝よりも溝深さが浅くサイプよりも幅広の浅溝をリブに形成することにより、路面とタイヤとの間の水を排水することができ、浅溝が存在する摩耗初期のウエット性能を向上させることができる。なお、トレッドの摩耗が進行して浅溝の排水作用が無くなると、サイプが表れてサイプのエッジ効果でウエット性能を維持する。
【0025】
なお、本発明でいうサイプは、タイヤが接地した際に、溝幅が零または実質上零となる幅狭の溝である。
【0026】
また、サイプは、左上がりの傾斜部分を含んでいなければ良く、タイヤ周方向に平行な部分を一部含んでいても良い。
【0027】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の左側通行車両用の空気入りタイヤにおいて、前記周方向主溝の溝壁は、タイヤ径方向に対して平行、または前記リブの基部の幅が広がる方向にタイヤ径方向に対する角度が10度以下で傾斜していることを特徴としている。
【0028】
次に、請求項2に記載の左側通行車両用の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0029】
請求項2に記載の左側通行車両用の空気入りタイヤでは、溝壁がタイヤ径方向に対して平行、またはリブの基部の幅が広がる方向にタイヤ径方向に対する角度が10度以下で傾斜しているため、リブのエッジ圧を低くでき、リブエッジの偏摩耗を抑制することができる。
【0030】
溝壁の角度が10度を越えると、エッジ圧が高くなり、リブエッジに偏摩耗を生じ易くなる。なお、溝壁の角度は5度以下が更に好ましい。
【0031】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の左側通行車両用の空気入りタイヤにおいて、前記周方向溝には、石噛防止突起が設けられていることを特徴としている。
【0032】
次に、請求項3に記載の左側通行車両用の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0033】
石噛防止突起を設けた周方向溝では、路面の石が溝内に入り込もうとしたとき(溝が石を噛もうとしたとき)、石噛防止突起が石の進入を抑制し、耐石噛み性が向上する。
【0034】
特に、タイヤ赤道面側の周方向溝は石が噛み易いので、タイヤ赤道面側の周方向溝に石噛防止突起を設けることが効果的である。
【0035】
また、請求項2に記載したように、溝壁がタイヤ径方向に対して平行、またはリブの基部の幅が広がる方向にタイヤ径方向に対する角度が10度以下で傾斜している場合には、溝内に石等を噛み易く、また噛み込んだ石を排出し難くなるため、石噛防止突起を設けることが効果的である。
【0036】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の左側通行車両用の空気入りタイヤにおいて、前記リブには、周方向主溝側の幅方向端部に長さ5mm未満の短尺サイプが周方向に沿って複数設けられていることを特徴としている。
【0037】
次に、請求項4に記載の左側通行車両用の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0038】
リブの幅方向端部に長さ5mm未満の短尺サイプを周方向に沿って複数設けることで、リブエッジの接地圧を低下させることができ、リブエッジの偏摩耗を抑制することができる。
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
請求項5に記載の発明は、周方向に沿って延びる複数の周方向主溝によって区分される複数のリブをトレッドに備え、前記複数のリブの少なくとも一つには前記リブを横断する複数のサイプが形成された右側通行車両用の空気入りタイヤであって、タイヤ赤道面上に配置されるセンターリブには、前記センターリブの両側の前記周方向主溝に開口し、前記周方向主溝よりも浅く形成された浅溝の溝底にサイプの形成されたサイプ付きセンター横溝が周方向に沿って複数形成され、前記サイプ付きセンター横溝は、タイヤ周方向に対して左上がりに傾斜する2つの傾斜直線部分、及び前記傾斜直線部分よりも短く一方の傾斜直線部分の端部と他方の傾斜直線部分の端部とをタイヤ周方向に連結する短い直線部分とを有してクランク状に形成されており、前記センターリブのタイヤ幅方向両側に配置されるセカンドリブには、タイヤ周方向に対して左上がりに傾斜すると共に前記センターリブの両側の前記周方向主溝に開口し、前記周方向主溝よりも浅く形成された浅溝の溝底にサイプの形成されたサイプ付きセカンド横溝が周方向に沿って複数形成されている。
【0043】
次に、請求項5に記載の右側通行車両用の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0044】
右側通行用の車両に空気入りタイヤを装着して、右側通行の道路を走行すると、タイヤの接地面には絶えず進行方向に向いて右側からの力が作用する。
【0045】
進行方向右側からの左方向への力と、車両を動かす際に発生する進行方向に動く力の合力は、リブに対してタイヤ外側から見て左上がりの方向に作用する。
【0046】
リブに左上がりの方向の合力が作用すると、左上がりのサイプ周辺には左上りのサイプを閉じる方向の力が作用するのでサイプは開かず、リブの剛性に不連続な部分が発生しない。このため、サイプ前後(タイヤ周方向)に摩耗差が生じて偏摩耗に至ることがない。
周方向主溝よりも溝深さが浅くサイプよりも幅広の浅溝をリブに形成することにより、路面とタイヤとの間の水を排水することができ、浅溝が存在する摩耗初期のウエット性能を向上させることができる。なお、トレッドの摩耗が進行して浅溝の排水作用が無くなると、サイプが表れてサイプのエッジ効果でウエット性能を維持する。
【0047】
また、サイプは、右上がりの傾斜部分を含んでいなければ良く、タイヤ周方向に平行な部分を一部含んでいても良い。
【0048】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の右側通行車両用の空気入りタイヤにおいて、前記周方向主溝の溝壁は、タイヤ径方向に対して平行、または前記リブの基部の幅が広がる方向にタイヤ径方向に対する角度が10度以下で傾斜していることを特徴としている。
【0049】
次に、請求項6に記載の右側通行車両用の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0050】
請求項6に記載の右側通行車両用の空気入りタイヤでは、溝壁がタイヤ径方向に対して平行、またはリブの基部の幅が広がる方向にタイヤ径方向に対する角度が10度以下で傾斜しているため、リブのエッジ圧を低くでき、リブエッジの偏摩耗を抑制することができる。
【0051】
溝壁の角度が10度を越えると、エッジ圧が高くなり、リブエッジに偏摩耗を生じ易くなる。なお、溝壁の角度は5度以下が更に好ましい。
【0052】
請求項7に記載の発明は、請求項5または請求項6に記載の右側通行車両用の空気入りタイヤにおいて、前記周方向溝には、石噛防止突起が設けられていることを特徴としている。
【0053】
次に、請求項7に記載の右側通行車両用の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0054】
石噛防止突起を設けた周方向溝では、路面の石が溝内に入り込もうとしたとき(溝が石を噛もうとしたとき)、石噛防止突起が石の進入を抑制し、耐石噛み性が向上する。
【0055】
特に、タイヤ赤道面側の周方向溝は石が噛み易いので、タイヤ赤道面側の周方向溝に石噛防止突起を設けることが効果的である。
【0056】
また、請求項6に記載したように、溝壁がタイヤ径方向に対して平行、またはリブの基部の幅が広がる方向にタイヤ径方向に対する角度が10度以下で傾斜している場合には、溝内に石等を噛み易く、また噛み込んだ石を排出し難くなるため、石噛防止突起を設けることが効果的である。
【0057】
請求項8に記載の発明は、請求項5乃至請求項7の何れか1項に記載の右側通行車両用の空気入りタイヤにおいて、前記リブには、周方向主溝側の幅方向端部に長さ5mm未満の短尺サイプが周方向に沿って複数設けられていることを特徴としている。
【0058】
次に、請求項8に記載の右側通行車両用の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0059】
リブの幅方向端部に長さ5mm未満の短尺サイプを周方向に沿って複数設けることで、リブエッジの接地圧を低下させることができ、リブエッジの偏摩耗を抑制することができる。
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【発明の実施の形態】
本発明の空気入りタイヤの一実施形態を図1乃至図3にしたがって説明する。
【0064】
この図1において、矢印B方向はタイヤ軸方向、矢印A方向はタイヤ周方向,TWは接地幅を示している。
【0065】
図1に示すように、本実施形態の左側通行車両用の空気入りタイヤ10(タイヤサイズ:315/80R22.5)のトレッド12には、タイヤ赤道面CLを挟んでタイヤ軸方向(矢印B方向)両側にタイヤ周方向(矢印A方向)に沿って直線状に延びる周方向主溝14が形成されており、周方向主溝14のタイヤ軸方向外側にはタイヤ周方向に沿って直線状に延びる周方向主溝16が形成されている。
【0066】
図1及び図2に示すように、周方向主溝14の底部及び周方向主溝16の底部には、各々石噛み防止突起18が主溝長手方向に沿って複数形成されている。
【0067】
図2に示すように、この石噛み防止突起18は、頂部18Aの位置がトレッド12の踏面12Aよりも低く設定されている。なお、石噛み防止突起18は図1に示すように不連続に形成されていることが好ましい。
【0068】
図1に示すように、タイヤ赤道面CL上には、一対の周方向主溝14に挟まれてタイヤ周方向に沿って延びるセンターリブ22が設けられている。
【0069】
センターリブ22には、センターリブ22を幅方向に横断し、両側の周方向主溝14に開口するサイプ付きセンター横溝24が周方向に沿って複数形成されている。
【0070】
サイプ付きセンター横溝24は、タイヤ周方向に対して傾斜する2つの直線部分及び傾斜した一方の直線部分の端部と傾斜した他方の直線部分の端部とをタイヤ周方向に連結する短い直線部分(タイヤ周方向に対する角度は0°)とを備え、略クランク形状を呈している。
【0071】
図3に示すように、このサイプ付きセンター横溝24は、周方向主溝14及び周方向主溝16よりも溝幅が狭く、かつ深さも浅く形成された浅溝24Aと、この浅溝24Aの溝底に形成されたサイプ24Bとから構成されている。
【0072】
浅溝24Aは、タイヤが接地したときにも溝幅を有するように、その溝幅がサイプ24Bよりも幅広に設定されている。
【0073】
一方、サイプ24Bは、タイヤが接地したときに溝幅が実質上零となるように、その溝幅が浅溝24Aよりも幅狭に設定されている。
【0074】
センターリブ22の周方向主溝14側の端部には、エッジ圧低減用としてタイヤ軸方向に延びる短尺サイプ26がタイヤ周方向に沿って複数形成されている。
【0075】
周方向主溝14と周方向主溝16で挟まれるセカンドリブ28には、タイヤ軸方向に対して右上がりに傾斜し、かつセカンドリブ28を幅方向に横断するサイプ付きセカンド横溝30がタイヤ周方向に複数形成されている。
【0076】
このサイプ付きセカンド横溝30の構造は、前述したサイプ付きセンター横溝24から周方向に平行な部分を省いた形状であるので、詳細な説明は省略する。
【0077】
セカンドリブ28の幅方向両側の端部には、各々短尺サイプ32がタイヤ周方向に沿って複数形成されている。この短尺サイプ32は、前述した短尺サイプ26と同様の長さ、深さ及びピッチが好ましい。
【0078】
また、周方向主溝16のタイヤ幅方向外側に配置され、タイヤ周方向に連続して延びるショルダーリブ34には、周方向主溝16側の端部に、短尺サイプ36がタイヤ周方向に沿って複数形成されている。この短尺サイプ36は、前述した短尺サイプ26と同様の長さ、深さ及びピッチが好ましい。
周方向主溝14の溝壁の角度(タイヤ径方向に対して)が5°、周方向主溝16の溝壁の角度(タイヤ径方向に対して)が5°である。なお、短尺サイプ32及び短尺サイプ36の長さ、深さ及びピッチは短尺サイプ26と同一である。また、サイプ付きセカンド横溝30の各部の寸法は、サイプ付きセンター横溝24のタイヤ周方向に平行な部分を除いて全て同一寸法である。
(作用)
次に、本実施形態の空気入りタイヤ10の作用を説明する。
【0079】
周方向主溝14の溝壁の角度及び周方向溝16の溝壁の角度を5°以内に設定したので、各リブのエッジ圧の上昇を抑えることができる。なお、複数の石噛み防止突起18を周方向主溝14及び周方向溝16に配置したので、溝壁の角度が小さいにもかかわらず、悪路走行時等の周方向主溝14及び周方向溝16への石の進入を抑制することが、進入した場合でも排出し易い。
【0080】
ショルダーリブ34のエッジ部に複数のサイプ36を形成したので、エッジ部の剛性が低下し、ショルダーリブ34のエッジ部付近に生じるリブテアの発生を抑制することができる。
【0081】
セカンドリブ28のエッジ部に複数のサイプ32を形成したので、エッジ部の剛性が低下し、セカンドリブ28のエッジ部付近に生じるリブテアの発生を抑制することができる。
【0082】
センターリブ22にエッジ部に複数のサイプ26を形成したので、エッジ部の剛性が低下し、センターリブ22のエッジ部付近に生じるリブテアの発生を抑制することができる。
【0083】
センターリブ22にサイプ付きセンター横溝24を形成し、セカンドリブ28にサイプ付きセカンド横溝30を形成したので、サイプ付きセンター横溝24及びサイプ付きセカンド横溝30のタイヤ軸方向のエッジ成分により耐ウエット性が向上する。
【0084】
サイプ付きセンター横溝24は、浅溝24Aの溝底にサイプ24Bが形成されているので、浅溝24Aがトレッド12の摩耗により消滅してもサイプ24Bのエッジ成分により耐ウエット性を摩耗中期〜摩耗末期まで維持する。
【0085】
なお、サイプ付きセンター横溝24は、摩耗初期においてサイプ24Bよりも幅広の浅溝24Aが路面との間の水を周方向主溝14側へ排水するので、摩耗初期のウエット性能が向上する。
【0086】
サイプ付きセンター横溝24と同様に、サイプ付きセカンド横溝30は、浅溝の溝底にサイプが形成されているので、浅溝がトレッド12の摩耗により消滅してもサイプのエッジ成分により耐ウエット性を摩耗中期〜摩耗末期まで維持する。
【0087】
なお、サイプ付きセカンド横溝30は、摩耗初期においてサイプよりも幅広の浅溝が路面との間の水を周方向主溝14側及び周方向主溝16側へ排水するので、摩耗初期のウエット性能が向上する。
【0088】
また、この空気入りタイヤ10を装着して左側通行の道路を走行すると、トレッド12には絶えず進行方向に向いて左側からの力が作用する。
【0089】
進行方向左側からの右方向への力と、車両を動かす際に発生する進行方向に動く力の合力は、セカンドリブ28に対してタイヤ外側から見て右上がりの方向に作用する。
【0090】
セカンドリブ28に右上がりの方向の合力が作用すると、サイプ付きセカンド横溝30の右上がりのサイプを閉じる方向の力が作用するのでサイプは開かず、セカンドリブ28に剛性に不連続な部分が発生しない。このため、セカンドリブ28において、サイプ30B前後(タイヤ周方向)に摩耗差が生じて偏摩耗に至ることがない。
【0091】
同様に、進行方向左側からの右方向への力と、車両を動かす際に発生する進行方向に動く力の合力は、センターリブ22に対してタイヤ外側から見て右上がりの方向に作用する。
【0092】
センターリブ22に右上がりの方向の合力が作用すると、右上がりのサイプ付きセンター横溝24を閉じる方向の力が作用するのでサイプ付きセンター横溝24は開かず、センターリブ22に剛性に不連続な部分が発生しない。このため、センターリブ22において、サイプ付きセンター横溝24前後(タイヤ周方向)に摩耗差が生じて偏摩耗に至ることがない。
【0093】
この空気入りタイヤ10では上記のような構成としたので、耐ウエット性、耐石噛み性、耐偏偏摩耗性を両立することができ、外観の悪化や乗り心地の悪化を防止できる。
【0094】
なお、上記した各部の寸法等は実施形態の数値に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0095】
また、上記実施形態の空気入りタイヤ10は左側通行車両用であったが、右側通行車両用では、サイプ付きセンター横溝24及びサイプ付きセカンド横溝30の傾斜方向を全て左上がりとすれば良い。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の左側通行車両用の空気入りタイヤ及び右側通行用の空気入りタイヤは上記の構成としたので、サイプによるウエット性能の向上を維持しつつ、サイプ付近に生ずる偏摩耗を抑制することができ、見た目の悪さや乗り心地の悪化を防止できる、という優れた効果を有する。
【0097】
請求項2に記載の左側通行車両用の空気入りタイヤ及び請求項6に記載の右側通行車両用の空気入りタイヤは上記の構成としたので、リブエッジの接地圧上昇を抑えることができ、リブエッジの偏摩耗を抑制できる、という優れた効果を有する。
【0098】
請求項3に記載の左側通行車両用の空気入りタイヤ及び請求項7に記載の右側通行車両用の空気入りタイヤは上記の構成としたので、耐石噛み性を向上することができる、という優れた効果を有する。
【0099】
請求項4に記載の左側通行車両用の空気入りタイヤ及び請求項8に記載の右側通行車両用の空気入りタイヤは上記の構成としたので、リブエッジの接地圧を低下させることができ、リブエッジの偏摩耗を抑制することができる、という優れた効果を有する。
【0100】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの平面図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの周方向主溝の断面図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤのサイプ付き横溝の断面図である。
【図4】 (A)は左側通行用のタイヤの左上がりのサイプ付近に作用する力を示す説明図であり、(B)は左側通行用のタイヤの右上がりのサイプ付近に作用する力を説明する説明図である。
【図5】 (A)は物体を接地させたときの接地圧分布を示すグラフであり、(B)は側壁の傾斜した物体を示す側面図である。
【符号の説明】
10 空気入りタイヤ(左側通行車両用の空気入りタイヤ)
12 トレッド
14 周方向主溝
16 周方向主溝
18 石噛防止突起
24 サイプ付きセンター横溝
24A 浅溝
24B サイプ
26 短尺サイプ
28 セカンドリブ
30 サイプ付きセカンド横溝
32 短尺サイプ
34 ショルダーリブ
36 短尺サイプ
Claims (8)
- 周方向に沿って延びる複数の周方向主溝によって区分される複数のリブをトレッドに備え、前記複数のリブの少なくとも一つには前記リブを横断する複数のサイプが形成された左側通行車両用の空気入りタイヤであって、
タイヤ赤道面上に配置されるセンターリブには、前記センターリブの両側の前記周方向主溝に開口し、前記周方向主溝よりも浅く形成された浅溝の溝底にサイプの形成されたサイプ付きセンター横溝が周方向に沿って複数形成され、
前記サイプ付きセンター横溝は、タイヤ周方向に対して右上がりに傾斜する2つの傾斜直線部分、及び前記傾斜直線部分よりも短く一方の傾斜直線部分の端部と他方の傾斜直線部分の端部とをタイヤ周方向に連結する短い直線部分とを有してクランク状に形成されており、
前記センターリブのタイヤ幅方向両側に配置されるセカンドリブには、タイヤ周方向に対して右上がりに傾斜すると共に前記センターリブの両側の前記周方向主溝に開口し、前記周方向主溝よりも浅く形成された浅溝の溝底にサイプの形成されたサイプ付きセカンド横溝が周方向に沿って複数形成されている、ことを特徴とする左側通行車両用の空気入りタイヤ。 - 前記周方向主溝の溝壁は、タイヤ径方向に対して平行、または前記リブの基部の幅が広がる方向にタイヤ径方向に対する角度が10度以下で傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の左側通行車両用の空気入りタイヤ。
- 前記周方向主溝には、石噛防止突起が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の左側通行車両用の空気入りタイヤ。
- 前記リブには、幅方向端部に長さ5mm未満の短尺サイプが周方向に沿って複数設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の左側通行車両用の空気入りタイヤ。
- 周方向に沿って延びる複数の周方向主溝によって区分される複数のリブをトレッドに備え、前記複数のリブの少なくとも一つには前記リブを横断する複数のサイプが形成された右側通行車両用の空気入りタイヤであって、
タイヤ赤道面上に配置されるセンターリブには、前記センターリブの両側の前記周方向主溝に開口し、前記周方向主溝よりも浅く形成された浅溝の溝底にサイプの形成されたサイプ付きセンター横溝が周方向に沿って複数形成され、
前記サイプ付きセンター横溝は、タイヤ周方向に対して左上がりに傾斜する2つの傾斜直線部分、及び前記傾斜直線部分よりも短く一方の傾斜直線部分の端部と他方の傾斜直線部分の端部とをタイヤ周方向に連結する短い直線部分とを有してクランク状に形成されており、
前記センターリブのタイヤ幅方向両側に配置されるセカンドリブには、タイヤ周方向に対して左上がりに傾斜すると共に前記センターリブの両側の前記周方向主溝に開口し、前記周方向主溝よりも浅く形成された浅溝の溝底にサイプの形成されたサイプ付きセカンド横溝が周方向に沿って複数形成されている、ことを特徴とする右側通行車両用の空気入りタイヤ。 - 前記周方向主溝の溝壁は、タイヤ径方向に対して平行、または前記リブの基部の幅が広がる方向にタイヤ径方向に対する角度が10度以下で傾斜していることを特徴とする請求項5に記載の右側通行車両用の空気入りタイヤ。
- 前記周方向主溝には、石噛防止突起が設けられていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の右側通行車両用の空気入りタイヤ。
- 前記リブには、幅方向端部に長さ5mm未満の短尺サイプが周方向に沿って複数設けられていることを特徴とする請求項5乃至請求項7の何れか1項に記載の右側通行車両用の空気入りタイヤ。
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