JP4518180B2 - 半導体装置、および、その製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置、および、その製造方法に関する。特に、本発明は、少なくとも第1のフィンと第2のフィンとを含むフィン型電界効果トランジスタを有する半導体装置に関する。
半導体装置においては、高周波増幅素子やスイッチ素子などに用いられる半導体素子として、たとえば、電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)が設けられている。ここでは、GaAsやInPなどの化合物半導体を用いたFETが、高周波数領域にて高い利得を得ることが可能であり、線形性に優れるため、多く利用されている。
半導体装置においては、高集積化をするために、半導体素子の微細化が要求されている。上記のようなFETにおいては、微細化のために、ゲート長が短縮化されてきているが、短チャネル効果によるパンチスルー現象の発生によって、ドレイン電流のカットオフ特性が悪化するなど、特性の劣化が生ずる場合がある。
このため、上記の不具合の発生を抑制するために、フィン型電界効果トランジスタ(finFET)が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
finFETは、チャネル形成領域が設けられる板状のフィンが基板の面から突出するように形成されており、そのフィンにおけるチャネル形成領域の側面の両者を挟んで覆うようにゲート電極が形成されている。このため、finFETは、短チャネル効果によるパンチスルー現象の発生を抑制し、ドレイン電流のカットオフ特性を向上させることができる。
また、finFETは、ゲート電極に対するフィンを所望な本数で形成することが容易であって、ドレイン電流を所望に増加させることができる。このため、マルチfinFETとしてfinFETを形成することにより、最大発振周波数fmaxおよび遮断周波数fTが優れた高周波パワー素子として用いることができる。
特開2002−118255号公報
しかしながら、上記においては、広帯域での利得、および、低い歪み特性の要求に対応することが容易ではなかった。
したがって、本発明は、広帯域での利得、および、低い歪み特性を容易に実現可能な半導体装置、および、その製造方法を提供する。
本発明は、少なくとも第1のフィンと第2のフィンとを含むフィン型電界効果トランジスタを有し、前記フィン型電界効果トランジスタは、前記第1のフィンにおける閾値電圧と前記第2のフィンにおける閾値電圧とのそれぞれが、互いに異なっている半導体装置である。
本発明は、少なくとも第1のフィンと第2のフィンとを含むフィン型電界効果トランジスタを形成する工程を有し、当該フィン型電界効果トランジスタを形成する工程では、前記第1のフィンにおける閾値電圧と前記第2のフィンにおける閾値電圧とのそれぞれが、互いに異なるように、前記第1のフィンと前記第2のフィンとを設ける、半導体装置の製造方法である。
本発明においては、第1のフィンと第2のフィンとを含むフィン型電界効果トランジスタについて、第1のフィンにおける閾値電圧と第2のフィンにおける閾値電圧とのそれぞれを互いに異なるように形成する。
本発明によれば、広帯域での利得、および、低い歪み特性を容易に実現可能な半導体装置、および、その製造方法を提供することができる。
以下より、本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
(構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置について、要部を模式的に示す平面図である。
また、図2と図3は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置について、要部を模式的に示す断面図である。
ここで、図2は、図1のX1−X2部分において紙面に垂直な面について示す断面図である。また、図3は、図1のY1−Y2部分において紙面に垂直な面について示す断面図である。
本実施形態の半導体装置は、図1に示すように、finFET100を有しており、finFET100は、フィンFと、ゲート電極Gとを含む。
このfinFET100において、フィンFは、図1に示すように、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bを含む。この5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bは、たとえば、シリコン半導体によって形成されている。
このフィンFを構成する5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのそれぞれは、図1に示すように、基板1のxy面において、y方向へライン状に延在している。そして、この5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのそれぞれは、間隔を隔てて、x方向に並んでいる。
ここでは、図2に示すように、基板1のxy面に、埋め込み酸化膜(BOX)2が形成されており、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのそれぞれは、その埋め込み酸化膜2の表面に突出するように設けられている。具体的には、たとえば、シリコン半導体からなる基板1のxy面に、たとえば、シリコン酸化膜からなる埋め込み酸化膜2が形成されている。そして、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bは、この埋め込み酸化膜2の表面に対して垂直なz方向に凸状に突出して形成されている。この5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bは、z方向に突出する高さが、互いに同じになるように形成されている。
フィンF1を構成する5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのうち、x方向にて中央に位置する第1のフィンF1は、図1および図3に示すように、一対のソース・ドレイン領域S1,D1が形成されている。そして、この第1のフィンF1においては、その一対のソース・ドレイン領域S1,D1が、チャネル形成領域C1をy方向にて挟むように設けられている。また、この第1のフィンF1においては、図3に示すように、シリサイド層SSが、第1のフィンF1における一対のソース・ドレイン領域S1,D1の上表面を被覆するように形成されている。
同様に、x方向にて第1のフィンF1に隣り合って並ぶ2枚の第2のフィンF2a,F2bは、図1に示すように、一対のソース・ドレイン領域S2a,D2a,S2b,D2bが形成されている。そして、この2枚の第2のフィンF2a,F2bのそれぞれにおいては、その一対のソース・ドレイン領域S2a,D2a,S2b,D2bが、チャネル形成領域C2a,C2bを、y方向にて挟むように設けられている。そして、図示をしていないが、この第2のフィンF2a,F2bにおいては、図3にて第1のフィンF1について示した場合と同様に、シリサイド層(図示なし)が、形成されている。
また、x方向の両端に位置し、第2のフィンF2a,F2bに隣り合って並ぶ2枚の第3のフィンF3a,F3bのそれぞれは、図1に示すように、一対のソース・ドレイン領域S3a,D3a,S3b,D3bが形成されている。そして、この2枚の第3のフィンF3a,F3bのそれぞれにおいては、その一対のソース・ドレイン領域S3a,D3a,S3b,D3bが、チャネル形成領域C3a,C3bを、y方向にて挟むように設けられている。そして、図示をしていないが、この第3のフィンF3a,F3bにおいては、図3にて第1のフィンF1について示した場合と同様に、シリサイド層(図示なし)が、形成されている。
本実施形態においては、この5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのうち、x方向において中央に位置する第1のフィンF1は、これに隣り合って並ぶ2枚の第2のフィンF2a,F2bとの間において、閾値電圧Vthが互いに異なるように形成されている。また、このx方向の中央に位置する第1のフィンF1は、x方向の両端に位置する2枚の第3のフィンF3a,F3bとの間において、閾値電圧Vthが互いに異なるように形成されている。そして、中央の第1のフィンF1に隣り合って並ぶ2枚の第2のフィンF2a,F2bと、x方向の両端に位置する2枚の第3のフィンF3a,F3bとの間についても、閾値電圧Vthが互いに異なるように形成されている。
具体的には、図1および図2に示すように、第1のフィンF1,第2のフィンF2a,F2b,第3のフィンF3a,F3bの間において、xy面にてy方向へ延在する幅が互いに異なるように調整して、閾値電圧Vthが互いに異なるように形成されている。
たとえば、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのうち、x方向にて中央に位置する第1のフィンF1については、図1に示すように、xy面にてy方向へ延在している幅W1が、たとえば、100nmになるように形成する。
そして、x方向にて第1のフィンF1に隣り合って並ぶ2枚の第2のフィンF2a,F2bのそれぞれについては、図1に示すように、xy面にてy方向へ延在している幅W2が、第1のフィンF1の幅W1よりも広くなるように形成する。ここでは、第2のフィンF2a,F2bの幅W2が、第1のフィンF1の幅W1よりも、たとえば、70nm分、広くなるように形成する。
そして、x方向の両端に位置する2枚の第3のフィンF3a,F3bのそれぞれについては、図1に示すように、xy面にてy方向へ延在している幅W3が、第1のフィンF1の幅W1および第2のフィンF2a,F2bよりも広くなるように形成する。ここでは、第3のフィンF3a,F3bの幅W3が、第2のフィンF1の幅W2よりも、たとえば、70nm分、広くなるように形成する。
そして、この5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bにおいては、図2および図3に示すように、ゲート絶縁膜Gzが設けられている。
ゲート絶縁膜Gzは、たとえば、シリコン酸化膜を用いて形成されている。ここでは、ゲート絶縁膜Gzは、図2および図3に示すように、各フィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのチャネル形成領域C1,C2a,C2b,C3a,C3bに対応する領域の表面に設けられている。
本実施形態では、ゲート絶縁膜Gzは、図2に示すように、各フィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bにおいてy方向に沿って延在する面であって、基板1のxy面に垂直な両側面と、基板1のxy面に平行な上面とを被覆するように形成されている。
finFET100において、ゲート電極Gは、図1に示すように、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bに交差するように設けられている。ここでは、ゲート電極Gは、基板1のxy面において、x方向に延在しており、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのそれぞれに対して直交している。
このゲート電極Gは、図1に示すように、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bの各チャネル形成領域C1,C2a,C2b,C3a,C3bに対応するように形成されている。
また、図2に示すように、ゲート電極Gは、基板1のxy面において、凸状に突出して形成されている。そして、ゲート電極Gは、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bにおいて、y方向に沿って延在する面であって、基板1のxy面に垂直な両側面と、基板1のxy面に平行な上面とを、ゲート絶縁膜Gzを介して被覆するように形成されている。
また、このゲート電極Gにおいては、図3に示すように、側面部にサイドウォールSWが形成されている。
(製造方法)
本実施形態において、上記の半導体装置を製造する製造方法の要部に関して、説明する。
図4から図16は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法において、各工程にて製造される装置の要部を示す図である。この図4から図16においては、図番の順にて、順次、各工程にて製造される装置の要部を示している。
ここでは、図4と図5と図15と図16のそれぞれは、前述の図2と同様に、図1のX1−X2部分において紙面に垂直な面について示す断面図である。また、図6は、斜視図である。そして、図7から図14は、上段の図が、図1のX1−X2部分において紙面に垂直な面について示す断面図であり、下段の図が、図1のY1−Y2部分において紙面に垂直な面について示す断面図である。
まず、図4(a)に示すように、基板1の表面に、埋め込み酸化膜2と半導体層3とを設ける。
ここでは、シリコン半導体である基板1の表面から深い位置に酸素イオンを注入し、熱処理を実施することで、基板1にシリコン酸化膜からなる埋め込み酸化膜2を形成すると共に、その埋め込み酸化膜2の表面に、シリコン半導体からなる半導体層3を設ける。このように、本実施形態においては、SIMOX(Separation by implantation of Oxygen)構造のSOI基板を準備する。
つぎに、図4(b)に示すように、半導体層3にイオン注入を実施する。
ここでは、図2にて示したように、半導体層3において5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bの各チャネル形成領域C1,C2a,C2b,C3a,C3bを設ける領域部分に対応するように開口が形成されたレジストマスクR1を設ける。具体的には、半導体層3の全表面に、感光性材料からなるフォトレジスト膜(図示なし)を成膜後、フォトリソグラフィ法によって、そのフォトレジスト膜をパターン加工し、このレジストマスクR1を設ける。
その後、そのレジストマスクR1を用いて、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bの各チャネル形成領域C1,C2a,C2b,C3a,C3bを設ける領域部分にイオン注入を実施する。たとえば、2×1012/cmの濃度になるように、B(ボロン)をイオン注入する。
つぎに、図4(c)に示すように、レジストマスクR1を除去する。
たとえば、アッシング処理を実施することで、このレジストマスクR1を除去する。
つぎに、図4(d)に示すように、シリコン窒化膜SNを設ける。
ここでは、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって、シリコン窒化膜SNを、半導体層3の表面に成膜する。
つぎに、図5(e)に示すように、レジストマスクR2を設ける。
ここでは、シリコン窒化膜SNにおいてパターン加工を施す面に、感光性材料からなるフォトレジスト膜(図示なし)をスピンコート法によって成膜する。そして、設計パターンに対応するようにマスクパターンが形成されたフォトマスク(図示なし)を照明し、その照明によって生ずるマスクパターン像を、そのフォトレジスト膜に露光して転写する。その後、そのマスクパターン像が転写されたフォトレジスト膜を現像して、レジストマスクR2を形成する。
本実施形態においては、図2にて示したように、シリコン窒化膜SNにて5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bを設ける部分に対応する表面を被覆し、その他の部分の表面が露出するように、フォトレジスト膜をパターン加工する。このようにすることで、図5(e)に示すように、レジストマスクR2を形成する。
つぎに、図5(f)に示すように、ハードマスクSNmを形成する。
ここでは、上記のレジストマスクR2を用いて、シリコン窒化膜SNをパターン加工することによって、ハードマスクSNmを形成する。たとえば、RIE(Reactive Ion Etching)法によって、半導体層3の表面が露出するまで、シリコン窒化膜SNについてエッチング処理を実施する。たとえば、CF系のRIE法を実施する。
本実施形態においては、図2にて示したように、半導体層3において5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bを設ける部分の表面が被覆され、その他の部分の表面が露出するように、シリコン窒化膜SNをエッチング処理する。このようにすることで、図5(f)に示すように、ハードマスクSNmを形成する。
つぎに、図5(g)に示すように、フィンFを形成する。
ここでは、レジストマスクR2を、たとえば、アッシング処理で除去した後、上記のハードマスクSNmを用いて、半導体層3をパターン加工することによって、フィンFを形成する。たとえば、RIE法によって、埋め込み酸化膜2の表面が露出するまで、半導体層3についてエッチング処理を実施する。たとえば、HBr系のRIE法を実施する。これにより、図5(g)に示すように、半導体層3から、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bを形成する。
つぎに、図5(h)に示すように、ハードマスクSNmを除去する。
ここでは、たとえば、ウェットエッチング処理によって、このハードマスクSNmを除去する。
このようにすることによって、図6に示すように、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bが形成される。
すなわち、x方向にて第1のフィンF1に隣り合って並ぶ2枚の第2のフィンF2a,F2bのそれぞれについては、図6に示すように、xy面にてy方向へ延在している幅W2が、第1のフィンF1の幅W1よりも広くなるように形成する。そして、x方向の両端に位置する2枚の第3のフィンF3a,F3bのそれぞれについては、図6に示すように、xy面にてy方向へ延在している幅W3が、第1のフィンF1の幅W1および第2のフィンF2a,F2bの幅W2よりも広くなるように形成する。
つぎに、図7に示すように、絶縁膜Gzaと、金属層Gkとを形成する。
ここでは、図7(ia),(ib)に示すように、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bの表面に絶縁膜Gzaを形成する。たとえば、フィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bについて熱酸化処理を実施し、たとえば、厚さが2nm程度のシリコン酸化膜(SiO)を設けることで、この絶縁膜Gzaを形成する。この他に、SiONや、HfO2などの高誘電体絶縁膜を、絶縁膜Gzaとして、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bの表面に形成してもよい。
この後、図7(ia),(ib)に示すように、絶縁膜Gzaを被覆するように金属層Gkを形成する。
ここでは、たとえば、スパッタリング法によって、WSi膜を金属層Gkとして形成する。この他に、MoSi,TiNなどの高融点金属層、あるいは、これらの積層体を、金属層Gkとして形成してもよい。
つぎに、図8に示すように、シリコン窒化膜SNaを設ける。
ここでは、図8(ja),(jb)に示すように、プラズマCVD法によって、シリコン窒化膜SNを、金属層Gkの表面に成膜する。
つぎに、図9に示すように、フォトレジスト膜R3aを設ける。
ここでは、図9(ka),(kb)に示すように、シリコン窒化膜SNaにおいてパターン加工を施す面に、感光性材料からなるフォトレジスト膜R3aを、スピンコート法によって、成膜する。
つぎに、図10に示すように、レジストマスクR3を形成する。
ここでは、設計パターンに対応するようにマスクパターンが形成されたフォトマスク(図示なし)を照明し、その照明によって生ずるマスクパターン像を、そのフォトレジスト膜R3aに露光して転写する。その後、そのマスクパターン像が転写されたフォトレジスト膜R3aを現像して、図10(la),(lb)に示すように、レジストマスクR3を形成する。
本実施形態においては、シリコン窒化膜SNaにおいて、図1から図3に示したように、ゲート電極Gおよびゲート絶縁膜Gzを設ける部分に対応する表面を被覆し、その他の部分の表面が露出するように、フォトレジスト膜R3aを除去して、パターン加工する。このようにすることで、図10(la),(lb)に示すように、レジストマスクR3を形成する。
つぎに、図11に示すように、ハードマスクSNnを形成する。
ここでは、図11(ma),(mb)に示すように、上記のレジストマスクR3を用いて、シリコン窒化膜SNaをパターン加工することによって、ハードマスクSNnを形成する。
たとえば、RIE法によって、金属層Gkの表面が露出するまで、シリコン窒化膜SNnについてエッチング処理を実施する。たとえば、CF系のRIE法を実施する。これにより、シリコン窒化膜SNaからハードマスクSNnを形成する。
つぎに、図12に示すように、レジストマスクR3を除去する。
たとえば、アッシング処理を実施することで、図12(na),(nb)に示すように、このレジストマスクR3を除去する。
つぎに、図13に示すように、ゲート電極Gを形成する。
ここでは、図13(oa),(ob)に示すように、上記のハードマスクSNnを用いて、金属層Gkをパターン加工することによって、ゲート電極Gを形成する。
たとえば、RIE法によって、絶縁膜Gzaの表面が露出するまで、金属層Gkについてエッチング処理を実施する。これにより、金属層Gkからゲート電極Gを形成する。
つぎに、図14に示すように、ゲート絶縁膜Gzを形成する。
ここでは、図14(pa),(pb)に示すように、上記のゲート電極Gをマスクとして用いて、絶縁膜Gzaをパターン加工することによって、ゲート絶縁膜Gzを形成する。
たとえば、RIE法によって、絶縁膜Gzaについてエッチング処理を実施する。これにより、絶縁膜Gzaからゲート絶縁膜Gzを形成する。このとき、同様にして、ハードマスクSNnを除去する。
つぎに、図15(q)に示すように、サイドウォールSWを形成する。
ここでは、たとえば、CVD法によりシリコン酸化膜(図示なし)を、ゲート電極Gおよび第1のフィンF1を含む各フィンF2a,F2b,F3a,F3bを被覆するように堆積する。その後、そのシリコン酸化膜についてエッチバック処理を実施することで、図15(q)に示すように、ゲート電極Gの側面にサイドウォールSWを形成する。また、これにより、第1のフィンF1の側面にサイドウォールSWを形成する。
図示していないが、第1のフィンF1以外の各フィンF2a,F2b,F3a,F3bの側面についても、同様にして、サイドウォールSWを形成する。
つぎに、図15(r)に示すように、一対のソース・ドレイン領域S1,D1を形成する。
ここでは、図15(r)に示すように、第1のフィンF1において、一対のソース・ドレイン領域S1,D1を形成する部分にイオン注入を実行する。具体的には、ゲート電極GおよびサイドウォールSWをマスクとして、第1のフィンF1にイオン注入をする。たとえば、N型のFETとして、このfinFET100を形成する場合には、たとえば、P(リン)イオンを注入する。一方で、P型のFETとして、このfinFET100を形成する場合には、たとえば、B(ボロン)イオンを注入する。具体的には、加速電圧が5〜10KeV、ドーズ量が3×1015/cm程度の条件で、イオン注入を実施する。このようにすることによって、第1のフィンF1に一対のソース・ドレイン領域S1,D1を形成する。
図示していないが、第1のフィンF1以外の各フィンF2a,F2b,F3a,F3bについても、同様にして、一対のソース・ドレイン領域S2a,D2a,S2b,D2b,S3a,D3a,S3b,D3bを、それぞれ形成する。
つぎに、図15(s)に示すように、シリサイド層SSを形成する。
ここでは、図15(s)に示すように、第1のフィンF1において一対のソース・ドレイン領域S1,D1を形成した表面に、シリサイド層SSを形成する。具体的には、一対のソース・ドレイン領域S1,D1の表面に、たとえば、コバルトやニッケルをスパッタリング法によって堆積する。その後、熱処理を行うことで、このシリサイド層SSを、その表面に形成する。
図示していないが、第1のフィンF1以外の各フィンF2a,F2b,F3a,F3bについても、同様にして、一対のソース・ドレイン領域S2a,D2a,S2b,D2b,S3a,D3a,S3b,D3bの表面に、シリサイド層SSを形成する。
つぎに、図16(t)に示すように、層間絶縁膜10を形成する。
ここでは、各部を被覆するように、たとえば、CVD法によって、シリコン酸化膜を堆積後、たとえば、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法によって、その表面を平坦化することによって、この層間絶縁膜10を形成する。この他に、Low−k膜などを、層間絶縁膜10として形成しても良い。
つぎに、図16(u)に示すように、コンタクトSC,GC,DCと、配線SH,GH,DHとを形成する。
ここでは、図16(u)に示すように、第1のフィンF1を被覆する層間絶縁膜10において、一対のソース・ドレイン領域S1,D1に対応する部分に、コンタクトホール(図示なし)を形成する。具体的には、一対のソース・ドレイン領域S1,D1のそれぞれを被覆するシリサイド層SSの表面が露出するように、たとえば、RIE法によって層間絶縁膜10についてエッチング処理を実施し、コンタクトホール(図示なし)を形成する。
そして、これと同様に、第1のフィンF1を被覆する層間絶縁膜10において、ゲート電極Gに対応する部分に、コンタクトホール(図示なし)を形成する。具体的には、上記と同様に、ゲート電極Gの表面が露出するように、たとえば、RIE法によって層間絶縁膜10についてエッチング処理を実施し、コンタクトホール(図示なし)を形成する。本実施形態においては、一対のソース・ドレイン領域S1,D1に対応する部分にコンタクトホールを形成する際に、ゲート電極Gに対応する部分についても、コンタクトホールを形成する。
図示していないが、第1のフィンF1以外の各フィンF2a,F2b,F3a,F3bに対しても、上記と同様に、コンタクトホール(図示なし)を形成する。
その後、図16(u)に示すように、その各コンタクトホールにアルミニウムなどの金属材料を埋め込んで、加工することで、各コンタクトSC,GC,DCを形成する。具体的には、一対のソース・ドレイン領域S1,D1のそれぞれに電気的に接続するように、コンタクトSC,DCを形成する。そして、ゲート電極Gに電気的に接続するように、コンタクトGCを形成する。本実施形態においては、一対のソース・ドレイン領域S1,D1に対応する部分にコンタクトSC,DCを形成する際に、ゲート電極Gに対応する部分についても、コンタクトGCを形成する。
図示していないが、第1のフィンF1以外の各フィンF2a,F2b,F3a,F3bについても、同様に、各コンタクトSC,GC,DCを形成する。
この後、図16(u)に示すように、第1配線SHと、第2配線DHと、第3配線GHとのそれぞれを形成する。ここでは、アルミニウムなどの金属材料を成膜後、パターン加工することで、第1配線SHと、第2配線DHと、第3配線GHとのそれぞれを形成する。具体的には、一対のソース・ドレイン領域S1,D1のそれぞれに形成されたコンタクトSC,DCに電気的に接続するように、第1配線SHと、第2配線DHとを形成する。そして、これと共に、ゲート電極Gに形成されたコンタクトGCに電気的に接続するように、第3配線GHを形成する。
図示していないが、第1のフィンF1以外の各フィンF2a,F2b,F3a,F3bについても、第1配線SHと第2配線DHと第3配線GHとを形成する。
すなわち、各フィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bにおいて、一方のソース・ドレイン領域S1,S2a,S2b,S3a,S3bのそれぞれに設けられた各コンタクトSCに電気的に接続するように、第1配線SHを形成する。
そして、各フィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bにおいて、他方のソース・ドレイン領域D1,D2a,D2b,D3a,D3bのそれぞれに設けられた各コンタクトDCに電気的に接続するように、第2配線DHを形成する。
そして、各フィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bにおいて、ゲート電極Gに対応するように設けられた各コンタクトGCに電気的に接続するように、第3配線GHを形成する。
以上のように、本実施形態のfinFET100は、第1のフィンF1と、第2のフィンF2a,F2bと、第3のフィンF3a,F3bとを含む。ここでは、第1のフィンF1における閾値電圧Vthと、第2のフィンF2a,F2bにおける閾値電圧Vthと、第3のフィンF3a,F3bにおける閾値電圧Vthとのそれぞれが、互いに異なるように形成されている。具体的には、第1のフィンF1と、第2のフィンF2a,F2bと、第3のフィンF3a,F3bとのそれぞれは、図1に示したように、各幅W1,W2,W3が、互いに異なっており、これにより、互いの閾値電圧Vthが異なるように設けられている。つまり、本実施形態のfinFET100は、閾値電圧Vthが異なる単位finFETの集合体として作製されている。
図17は、本発明の第1実施形態にかかる半導体装置において、finFET100の相互コンダクタンスの電圧依存性を示す図である。図17においては、縦軸が、相互コンダクタンス(gm)を示しており、横軸が、ゲート電圧(Vg)を示している。この図17においては、finFET100の全体の結果について、太い実線faで示している。そして、finFET100を構成する第1のフィンF1の結果については、細い実線f1で示している。同様に、finFET100を構成する2枚の第2のフィンF2a,F2bのそれぞれの結果については、細い実線f2で示している。また、finFET100を構成する2枚の第3のフィンF3a,F3bのそれぞれの結果については、細い実線f3で示している。
図17に示すように、第1のフィンF1(実線f1)は、第2のフィンF2a,F2b(実線f2)に対して、相互コンダクタンスgmの最大値が小さく、その最大値を示す際のゲート電圧Vgが大きい。そして、第2のフィンF2a,F2b(実線f2)は、第3のフィンF3a,F3b(実線f3)に対して、相互コンダクタンス(gm)の最大値が小さく、その最大値を示す際のゲート電圧Vgが大きい。
すなわち、フィンの幅が広くなるに伴って、相互コンダクタンスgmが大きくなり、かつ、相互コンダクタンスgmの立ち上がりが生ずるゲート電圧Vgが減少している。
このため、各フィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bを有するfinFET100の相互コンダクタンス(gm)については、図17にて太い実線faで示すように、各結果(f1,f2,f3)が合成されたものに相当する。
よって、本実施形態のfinFET100は、第1のフィンF1、第2のフィンF2a,F2b、第3のフィンF3a,F3bのいずれか1つで構成された場合と比較して、相互コンダクタンスgmのピークからの減少度合いが緩和される。つまり、相互コンダクタンスgmの電圧依存性がフラットになる。
したがって、本実施形態においては、高周波RFICにおける利得の広帯域化が実現できる。
また、本実施形態のfinFET100は、第1のフィンF1、第2のフィンF2a,F2b、第3のフィンF3a,F3bのいずれか1つで構成された場合と比較して、図17に示すように、ゲート電圧Vgに対する相互コンダクタンスgmの変化が少なくなる。つまり、線形性が向上する。
したがって、本実施形態においては、素子特性の低歪化が実現できる。
また、本実施形態においては、第1のフィンF1と第2のフィンF2a,F2bと第3のフィンF3a,F3bとそれぞれは、x方向に延在している。そして、y方向において、中央に位置する第1のフィンF1を挟むように、2枚の第2のフィンF2a,F2bが間隔を隔てて並んでいる。つまり、y方向において、2枚の第2のフィンF2a,F2bとのそれぞれが、第1のフィンF1を中心にして、対称に配置されている。そして、さらに、y方向において中央に位置する第1のフィンF1を、第2のフィンF2a,F2bを介して、2枚の第3のフィンF3a,F3bが間隔を隔てて並んでいる。つまり、y方向において、2枚の第3のフィンF3a,F3bとのそれぞれが、第1のフィンF1を中心にして、対称に配置されている。
このように、本実施形態は、y方向において対称なパターンになるように、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bが配置されている。
したがって、本実施形態のfinFET100は、動作時における電界強度分布、電流分布、熱分布の偏りが無くなるので、信頼性を向上可能であって、特性のバラツキを抑制することができる。
このため、特に、移動体通信端末用の無線モジュールの高機能化、高集積化、低コスト化に有用である。
なお、本実施形態においては、各フィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのチャネル形成領域にイオン注入をする場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、各フィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのチャネル形成領域にイオン注入を実施しないノンドープ構造にしてもよい。このようにすることで、さらに、高速動作を実現することができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態について説明する。
(構成)
図18は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置について、要部を示す平面図である。
また、図19と図20は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置について、要部を模式的に示す断面図である。
ここで、図19は、図18のX1−X2部分において紙面に垂直な面について示す断面図である。また、図20は、図1のY1−Y2部分において紙面に垂直な面について示す断面図である。
本実施形態は、図18から図20に示すように、finFET100を構成するフィンFが、第1実施形態と異なる。この点を除き、第1実施形態と同様である。このため、重複する個所については、記載を省略する。
本実施形態のfinFET100において、フィンFは、図18に示すように、第1実施形態と同様に、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bを含む。この5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのそれぞれは、図18に示すように、基板1のxy面において、y方向へライン状に延在している。そして、この5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのそれぞれは、間隔を隔てて、x方向に並んでいる。
本実施形態のfinFET100は、第1実施形態と同様に、図19に示すように、基板1のxy面に、埋め込み酸化膜2が形成されており、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのそれぞれは、埋め込み酸化膜2の表面から突出している。この5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bは、それぞれにおいて、z方向に突出する高さが、互いに同じになるように形成されている。
しかしながら、本実施形態においては、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのそれぞれは、図18および図19に示すように、xy面にてy方向へ延在している幅W1,W2,W3が、互いに同じになるように形成されている。
つまり、x方向にて中央に位置する第1のフィンF1の幅W1が、その第1のフィンF1に隣り合って並ぶ2枚の第2のフィンF2a,F2bのそれぞれの幅W2と同じになるように形成されている。そして、x方向にて中央に位置する第1のフィンF1の幅W1が、第2のフィンF2a,F2bを介して、第1のフィンF1に隣り合って並ぶ2枚の第3のフィンF3a,F3bのそれぞれの幅W3と同じになるように形成されている。ここでは、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのそれぞれは、第1実施形態における第1のフィンF1の幅W1と同様になるように、形成されている。
また、フィンFにおいて、x方向にて中央に位置する第1のフィンF1は、第1実施形態と同様に、これに隣り合って並ぶ2枚の第2のフィンF2a,F2bとの間において、閾値電圧Vthが互いに異なるように形成されている。また、このx方向の中央に位置する第1のフィンF1は、x方向の両端に位置する2枚の第3のフィンF3a,F3bとの間において、閾値電圧Vthが互いに異なるように形成されている。そして、中央の第1のフィンF1に隣り合って並ぶ2枚の第2のフィンF2a,F2bと、x方向の両端に位置する2枚の第3のフィンF3a,F3bとの間についても、閾値電圧Vthが互いに異なるように形成されている。
本実施形態においては、第1のフィンF1,第2のフィンF2a,F2b,第3のフィンF3a,F3bの間において、チャネル形成領域における不純物元素のドープ量が互いに異なるように調整して、閾値電圧Vthが互いに異なるように形成されている。
たとえば、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのうち、x方向にて中央に位置する第1のフィンF1については、たとえば、2.5×1012/cmになるように、ボロンがイオン注入されている。
そして、x方向にて第1のフィンF1に隣り合って並ぶ2枚の第2のフィンF2a,F2bのそれぞれについては、たとえば、2.0×1012/cmになるように、ボロンがイオン注入されている。
そして、x方向の両端に位置する2枚の第3のフィンF3a,F3bのそれぞれについては、たとえば、1.5×1012/cmになるように、ボロンがイオン注入されている。
そして、この5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bにおいては、第1実施形態と同様に、図19および図20に示すように、ゲート絶縁膜Gzが設けられている。
そして、ゲート電極Gは、図18に示すように、第1実施形態と同様に、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bに交差するように設けられている。ここでは、ゲート電極Gは、基板1のxy面において、x方向に延在しており、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのそれぞれに対して直交している。
(製造方法)
本実施形態において、上記の半導体装置を製造する製造方法の要部に関して、説明する。
図21と図22は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法において、各工程にて製造される装置の要部を示す図である。
ここでは、図21は、前述の図19と同様に、図18のX1−X2部分において紙面に垂直な面について示す断面図である。また、図22は、斜視図である。
まず、図21(a)に示すように、基板1の表面に、埋め込み酸化膜2と半導体層3とを設ける。
ここでは、第1実施形態の場合と同様に、シリコン半導体である基板1から深い位置に酸素イオンを注入し、熱処理を実施することで、基板1にシリコン酸化膜からなる埋め込み酸化膜2を形成する。そして、これと共に、その埋め込み酸化膜2の表面に、シリコン半導体からなる半導体層3を設ける。つまり、SIMOX構造のSOI基板を準備する。
つぎに、図21(b)に示すように、レジストマスクR1を用いて半導体層3にイオン注入を実施する。
ここでは、図19にて示したように、半導体層3において5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bの各チャネル形成領域C1,C2a,C2b,C3a,C3bを設ける領域部分に対応するように開口が形成されたレジストマスクR1を設ける。具体的には、第1実施形態の場合と同様に、半導体層3の全表面に、感光性材料からなるフォトレジスト膜(図示なし)を成膜後、フォトリソグラフィ法によって、そのフォトレジスト膜をパターン加工し、このレジストマスクR1を設ける。
その後、そのレジストマスクR1を用いて、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bの各チャネル形成領域C1,C2a,C2b,C3a,C3bを設ける領域部分にイオン注入を実施する。たとえば、1.5×1012/cmになるように、B(ボロン)をイオン注入する。
そして、レジストマスクR1を除去する。
つぎに、図21(c)に示すように、レジストマスクR2を用いて半導体層3にイオン注入を実施する。
ここでは、図19にて示したように、半導体層3において、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのうち、第2のフィンF2a,F2bのチャネル形成領域C2a,C2bを設ける領域部分に対応するように開口が形成されたレジストマスクR2を設ける。具体的には、半導体層3の全表面に、感光性材料からなるフォトレジスト膜(図示なし)を成膜後、フォトリソグラフィ法によって、そのフォトレジスト膜をパターン加工し、このレジストマスクR2を設ける。
その後、そのレジストマスクR2を用いて、半導体層3にイオン注入を実施する。たとえば、2.0×1012/cmになるように、B(ボロン)をイオン注入する。
そして、レジストマスクR2を除去する。
つぎに、図21(d)に示すように、レジストマスクR3を用いて半導体層3にイオン注入を実施する。
ここでは、図19にて示したように、半導体層3において、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのうち、第1のフィンF1のチャネル形成領域C1を設ける領域部分に対応するように開口が形成されたレジストマスクR2を設ける。具体的には、半導体層3の全表面に、感光性材料からなるフォトレジスト膜(図示なし)を成膜後、フォトリソグラフィ法によって、そのフォトレジスト膜をパターン加工し、このレジストマスクR3を設ける。
その後、そのレジストマスクR3を用いて、半導体層3にイオン注入を実施する。たとえば、2.5×1012/cmになるように、B(ボロン)をイオン注入する。
そして、レジストマスクR3を除去する。
つぎに、図21(e)に示すように、フィンFを形成する。
ここでは、図18に示したフィンFの平面形状に対応するように、半導体層3をパターン加工する。
たとえば、第1実施形態と同様に、このパターン形状に対応するようにハードマスク(図示なし)を形成する。その後、そのハードマスクを用いて、半導体層3をエッチング処理することで、半導体層3を、上記のようにパターン加工する。
このようにすることによって、図22に示すように、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bが形成される。すなわち、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのそれぞれを、図22に示すように、xy面にてy方向へ延在している幅W1,W2,W3が、互いに同じになるように形成する。
つぎに、図19および20に示したように、ゲート電極G,ゲート絶縁膜Gzなどの各部を形成する。
ここでは、第1実施形態と同様にして、ゲート電極G,ゲート絶縁膜Gzなどの各部を形成する。
つまり、フィンFを被覆するように、絶縁膜(図示なし)と金属層(図示なし)とを、順次、基板1上に成膜後、図18に示したゲート電極Gのパターン形状に対応したパターン形状になるように、ハードマスク(図示なし)を、その金属膜上に形成する。そして、そのハードマスクを用いて、金属層をエッチング処理し、パターン加工することによって、ゲート電極Gを形成する。これにより、図18に示したパターン形状に、ゲート電極Gを形成する。
そして、第1実施形態と同様に、このゲート電極Gをマスクとして用いて、絶縁膜をパターン加工することによって、図19と図20とに示すように、ゲート絶縁膜Gzを形成する。
この後、第1実施形態と同様にして、図20に示すように、ゲート電極Gの側面と、各フィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bの側面とのそれぞれに、サイドウォールSWを形成する。そして、第1実施形態と同様にして、図20に示すように、各フィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bに、一対のソース・ドレイン領域S1,D1,S2a,D2a,S2b,D2b,S3a,D3a,S3b,D3bを形成する。そして、第1実施形態と同様にして、図20に示すように、各フィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bの一対のソース・ドレイン領域S1,D1,S2a,D2a,S2b,D2b,S3a,D3a,S3b,D3bの表面に、シリサイド層SSを形成する。なお、図20においては、第1のフィンF1について示しているが、他の第2のフィンF2a,F2b,第3のフィンF3a,F3bは、チャネル形成領域のドープ量が異なることを除いて、上記のように、同一に構成する。
そして、第1実施形態について図16にて示した場合と同様に、本実施形態においても、層間絶縁膜10を形成後、コンタクトSC,GC,DCと、配線SH,GH,DHとを形成する。
以上のように、本実施形態のfinFET100においては、第1のフィンF1と、第2のフィンF2a,F2bと、第3のフィンF3a,F3bとの間において、チャネル形成領域のドーズ量が異なっている。これにより、本実施形態では、第1のフィンF1と、第2のフィンF2a,F2bと、第3のフィンF3a,F3bとの間において、互いの閾値電圧Vthが異なるように設けられている。
図23は、本発明の第2実施形態にかかる半導体装置において、finFET100の相互コンダクタンスの電圧依存性を示す図である。図23においては、縦軸が、相互コンダクタンス(gm)を示しており、横軸が、ゲート電圧(Vg)を示している。この図23においては、finFET100の全体の結果について、太い実線faで示している。そして、finFET100を構成する第1のフィンF1の結果については、細い実線f1で示している。同様に、finFET100を構成する2枚の第2のフィンF2a,F2bのそれぞれの結果については、細い実線f2で示している。また、finFET100を構成する2枚の第3のフィンF3a,F3bのそれぞれの結果については、細い実線f3で示している。
図23に示すように、第1のフィンF1(実線f1)は、第2のフィンF2a,F2b(実線f2)に対して、相互コンダクタンスgmの最大値が大きく、その最大値を示す際のゲート電圧Vgについても、大きい。そして、第2のフィンF2a,F2b(実線f2)は、第3のフィンF3a,F3b(実線f3)に対して、相互コンダクタンス(gm)の最大値が大きく、その最大値を示す際のゲート電圧Vgについても、大きい。
すなわち、フィンのチャネル形成領域の不純物濃度が大きくなるに伴って、相互コンダクタンスgmが大きくなり、かつ、相互コンダクタンスgmの立ち上がりが生ずるゲート電圧Vgが増加している。
各フィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bを有するfinFET100の相互コンダクタンスgmは、図23にて太い実線faで示すように、各結果(f1,f2,f3)が合成されたものに相当する。
よって、本実施形態のfinFET100は、第1実施形態の場合と同様に、第1のフィンF1、第2のフィンF2a,F2b、第3のフィンF3a,F3bのいずれかで構成された場合と比較して、相互コンダクタンスgmのピークからの減少度合いが緩和される。つまり、相互コンダクタンスgmの電圧依存性がフラットになる。
したがって、本実施形態においては、第1実施形態の場合と同様に、高周波RFICにおける利得の広帯域化が実現できる。また、本実施形態においては、素子特性の低歪化が実現できる。
また、本実施形態においては、チャネル形成領域にイオン注入された不純物イオンの濃度が、y方向において対称になるように、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bが配置されている。
したがって、本実施形態のfinFET100は、第1実施形態の場合と同様に、動作時における電界強度分布、電流分布、熱分布の偏りが減少するので、信頼性を向上可能であって、特性のバラツキを抑制することができる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態について説明する。
(構成)
図24は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置について、要部を示す平面図である。
また、図25と図26は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置について、要部を模式的に示す断面図である。
ここで、図25は、図24のX1−X2部分において紙面に垂直な面について示す断面図である。また、図26にて、(a)は、図24のY1−Y2部分において紙面に垂直な面について示す断面図である。また、図26にて、(b)は、図24のY1b−Y2b部分において紙面に垂直な面について示す断面図である。また、図26にて、(c)は、図24のY1c−Y2c部分において紙面に垂直な面について示す断面図である。
本実施形態は、図24から図26に示すように、finFET100を構成するフィンFの形状が、第1実施形態と異なる。また、finFET100を構成するゲート電極Gの形状が、第1実施形態と異なる。この点を除き、第1実施形態と同様である。このため、重複する個所については、記載を省略する。
本実施形態のfinFET100において、フィンFは、図24に示すように、第1実施形態と同様に、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bを含む。この5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのそれぞれは、図24に示すように、基板1のxy面において、y方向へライン状に延在している。そして、この5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのそれぞれは、間隔を隔てて、x方向に並んでいる。
また、本実施形態のfinFET100は、第1実施形態と同様に、図25に示すように、基板1のxy面に、埋め込み酸化膜2が形成されており、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのそれぞれは、埋め込み酸化膜2の表面から突出している。この5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bは、それぞれにおいて、z方向に突出する高さが、互いに同じになるように形成されている。
しかしながら、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのそれぞれは、図24および図25に示すように、xy面にてy方向へ延在している幅W1,W2,W3が、互いに同じになるように形成されている。
つまり、x方向にて中央に位置する第1のフィンF1の幅W1が、その第1のフィンF1に隣り合って並ぶ2枚の第2のフィンF2a,F2bのそれぞれの幅W2と同じになるように形成されている。そして、x方向にて中央に位置する第1のフィンF1の幅W1が、第2のフィンF2a,F2bを介して、第1のフィンF1に隣り合って並ぶ2枚の第3のフィンF3a,F3bのそれぞれの幅W3と同じになるように形成されている。ここでは、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのそれぞれは、第1実施形態における第1のフィンF1の幅W1と同様になるように、形成されている。
そして、この5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bにおいては、第1実施形態と同様に、図25および図26に示すように、ゲート絶縁膜Gzが設けられている。
そして、ゲート電極Gは、図24に示すように、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bに交差して延在するように設けられている。ここでは、ゲート電極Gは、基板1のxy面において、x方向に延在しており、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのそれぞれに対して直交している。
また、finFET100においては、第1実施形態と同様に、x方向にて中央に位置する第1のフィンF1が、これに隣り合って並ぶ2枚の第2のフィンF2a,F2bとの間において、閾値電圧Vthが互いに異なるように形成されている。また、このx方向の中央に位置する第1のフィンF1が、x方向の両端に位置する2枚の第3のフィンF3a,F3bとの間において、閾値電圧Vthが互いに異なるように形成されている。そして、中央の第1のフィンF1に隣り合って並ぶ2枚の第2のフィンF2a,F2bと、x方向の両端に位置する2枚の第3のフィンF3a,F3bとの間についても、閾値電圧Vthが互いに異なるように形成されている。
本実施形態においては、第1のフィンF1,第2のフィンF2a,F2b,第3のフィンF3a,F3bの間において、ゲート長が互いに異なるように、ゲート電極Gを形成することによって、閾値電圧Vthが異なるように設けられている。
具体的には、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのうち、x方向にて中央に位置する第1のフィンF1については、ゲート長GL1が、たとえば、200nmになるように形成する。つまり、図24および図26(a)に示すように、ゲート電極Gにて第1のフィンF1に交差する部分において、x方向に延在するゲート電極Gの幅が、上記の値になるように、ゲート電極Gを形成する。
そして、x方向にて第1のフィンF1に隣り合って並ぶ2枚の第2のフィンF2a,F2bのそれぞれについては、図24および図26(b)に示すように、ゲート長GL2a,GL2bが、第1のフィンF1のゲート長GL1よりも長くなるように形成する。ここでは、第2のフィンF2a,F2bのゲート長GL2a,GL2bが、第1のフィンF1のゲート長GL1よりも、たとえば、70nm分、広くなるように形成する。つまり、図24および図26(b)に示すように、ゲート電極Gにて第2のフィンF2a,F2bに交差する部分において、x方向に延在するゲート電極Gの幅が、上記の値になるように、ゲート電極Gを形成する。
そして、x方向の両端に位置する2枚の第3のフィンF3a,F3bについては、図24および図26(c)に示すように、ゲート長GL3a,GL3bが、第1,第2のフィンF1,F2a,F2bのゲート長GL1,GL2a,GL2bよりも長くなるように形成する。ここでは、第3のフィンF3a,F3bのゲート長GL3a,GL3bが、第2のフィンF2a,F2bのゲート長GL2a,GL2bよりも、たとえば、70nm分、広くなるように形成する。つまり、図24および図26(c)に示すように、ゲート電極Gにて第3のフィンF3a,F3bに交差する部分において、x方向に延在するゲート電極Gの幅が、上記の値になるように、ゲート電極Gを形成する。
(製造方法)
本実施形態において、上記の半導体装置を製造する製造方法の要部に関して、説明する。
図27と図28は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造方法において、各工程にて製造される装置の要部を示す図である。
ここでは、図27は、前述の図25と同様に、図24のX1−X2部分において紙面に垂直な面について示す断面図である。また、図28は、斜視図である。
まず、図27(a)に示すように、基板1の表面に、埋め込み酸化膜2と半導体層3とを設ける。
ここでは、第1実施形態の場合と同様に、シリコン半導体である基板1から深い位置に酸素イオンを注入し、熱処理を実施することで、基板1にシリコン酸化膜からなる埋め込み酸化膜2を形成する。そして、これと共に、その埋め込み酸化膜2の表面に、シリコン半導体からなる半導体層3を設ける。つまり、SIMOX構造のSOI基板を準備する。
つぎに、図27(b)に示すように、レジストマスクR1を用いて半導体層3にイオン注入を実施する。
ここでは、図25にて示したように、半導体層3において5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bの各チャネル形成領域C1,C2a,C2b,C3a,C3bを設ける領域部分に対応するように開口が形成されたレジストマスクR1を設ける。具体的には、第1実施形態の場合と同様に、半導体層3の全表面に、感光性材料からなるフォトレジスト膜(図示なし)を成膜後、フォトリソグラフィ法によって、そのフォトレジスト膜をパターン加工し、このレジストマスクR1を設ける。
その後、そのレジストマスクR1を用いて、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bの各チャネル形成領域C1,C2a,C2b,C3a,C3bを設ける領域部分にイオン注入を実施する。たとえば、2.0×1012/cmになるように、B(ボロン)をイオン注入する。
そして、レジストマスクR1を除去する。
つぎに、図27(c)に示すように、フィンFを形成する。
ここでは、図24に示したフィンFの平面形状に対応するように、半導体層3をパターン加工する。
たとえば、第1実施形態と同様に、このパターン形状に対応するようにハードマスク(図示なし)を形成する。その後、そのハードマスクを用いて、半導体層3をエッチング処理することで、半導体層3を、上記のようにパターン加工する。
このようにすることによって、図28に示すように、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bが形成される。すなわち、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのそれぞれを、図28に示すように、xy面にてy方向へ延在している幅W1,W2,W3が、互いに同じになるように形成する。
つぎに、図25および図26に示したように、ゲート電極G,ゲート絶縁膜Gzなどの各部を形成する。
ここでは、第1実施形態と同様にして、ゲート電極G,ゲート絶縁膜Gzなどの各部を形成する。
つまり、フィンFを被覆するように、絶縁膜(図示なし)と金属層(図示なし)とを、順次、基板1上に成膜後、図24に示したゲート電極Gのパターン形状に対応したパターン形状でハードマスク(図示なし)を、その金属膜上に形成する。そして、そのハードマスクを用いて、金属層をエッチング処理し、パターン加工することによって、ゲート電極Gを形成する。これにより、図24に示したパターン形状に、ゲート電極Gを形成する。
そして、第1実施形態と同様に、このゲート電極Gをマスクとして用いて、絶縁膜をパターン加工することによって、図25と図26とに示すように、ゲート絶縁膜Gzを形成する。
この後、第1実施形態と同様にして、図26に示すように、ゲート電極Gの側面と、各フィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bの側面とのそれぞれに、サイドウォールSWを形成する。そして、第1実施形態と同様にして、図26に示すように、各フィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bに、一対のソース・ドレイン領域S1,D1,S2a,D2a,S2b,D2b,S3a,D3a,S3b,D3bを形成する。そして、第1実施形態と同様にして、図26に示すように、各フィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bの一対のソース・ドレイン領域S1,D1,S2a,D2a,S2b,D2b,S3a,D3a,S3b,D3bの表面に、シリサイド層SSを形成する。
なお、図26(b)においては、2枚の第2のフィンF2a,F2bのうち、一方の第2のフィンF2bについて示しているが、他方の第2のフィンF2aは、一方の第2のフィンF2aと同一に構成されている。また、図26(b)においては、2枚の第3のフィンF3a,F3bのうち、一方の第3のフィンF3bについて示しているが、他方の第3のフィンF3aは、一方の第3のフィンF3aと同一に構成されている。
そして、図16にて第1実施形態について示したように、層間絶縁膜10を形成後、コンタクトSC,GC,DCと、配線SH,GH,DHとを、形成する。
以上のように、本実施形態のfinFET100においては、第1のフィンF1と、第2のフィンF2a,F2bと、第3のフィンF3a,F3bとの間において、ゲート長が互いに異なっている。これにより、本実施形態では、第1のフィンF1と、第2のフィンF2a,F2bと、第3のフィンF3a,F3bとの間において、互いの閾値電圧Vthが異なっている。
図29は、本発明の第3実施形態にかかる半導体装置において、finFET100の相互コンダクタンスの電圧依存性を示す図である。図29においては、縦軸が、相互コンダクタンス(gm)を示しており、横軸が、ゲート電圧(Vg)を示している。この図29においては、finFET100の全体の結果について、太い実線faで示している。そして、finFET100を構成する第1のフィンF1の結果については、細い実線f1で示している。同様に、finFET100を構成する2枚の第2のフィンF2a,F2bのそれぞれの結果については、細い実線f2で示している。また、finFET100を構成する2枚の第3のフィンF3a,F3bのそれぞれの結果については、細い実線f3で示している。
図29に示すように、第1のフィンF1(実線f1)は、第2のフィンF2a,F2b(実線f2)に対して、相互コンダクタンスgmの最大値が大きく、その最大値を示す際のゲート電圧Vgについても、大きい。そして、第2のフィンF2a,F2b(実線f2)は、第3のフィンF3a,F3b(実線f3)に対して、相互コンダクタンス(gm)の最大値が大きく、その最大値を示す際のゲート電圧Vgについても、大きい。
すなわち、フィンFにおけるゲート長が短くなるに伴って、相互コンダクタンスgmが大きくなり、かつ、相互コンダクタンスgmの立ち上がりが生ずるゲート電圧Vgが減少している。
各フィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bを有するfinFET100の相互コンダクタンスgmは、図29にて太い実線faで示すように、各フィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bの結果(f1,f2,f3)が合成されたものに相当する。
よって、本実施形態のfinFET100は、第1実施形態の場合と同様に、第1のフィンF1、第2のフィンF2a,F2b、第3のフィンF3a,F3bのいずれかで構成された場合と比較して、相互コンダクタンスgmのピークからの減少度合いが緩和される。つまり、相互コンダクタンスgmの電圧依存性がフラットになる。したがって、本実施形態においては、第1実施形態の場合と同様に、高周波RFICにおける利得の広帯域化が実現できる。また、本実施形態においては、素子特性の低歪化が実現できる。
また、本実施形態においては、ゲート長がy方向において対称になるように、5枚のフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bが配置されている。
したがって、本実施形態のfinFET100は、第1実施形態の場合と同様に、動作時における電界強度分布、電流分布、熱分布の偏りが無くなるので、信頼性を向上可能であって、特性のバラツキを抑制することができる。
なお、本実施形態においては、第1実施形態の場合と同様に、各フィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのチャネル形成領域にイオン注入をする場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、各フィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bのチャネル形成領域にチャネル形成領域にイオン注入を実施しないノンドープ構造にしてもよい。このようにすることで、さらに、高速動作を実現することができる。
本発明の実施に際しては、上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形形態を採用することができる。
たとえば、上記の実施形態においては、3種類の閾値電圧Vthが異なるフィンF1,F2a,F2b,F3a,F3bを含むfinFET100について説明したが、これに限定されない。2種類の閾値電圧Vthが異なるフィンを含むように、finFETを構成する場合においても、同様な効果を得ることができる。また、4種類以上の閾値電圧Vthが異なるフィンを含むように、finFETを構成する場合においても、同様な効果を得ることができる。
また、上記の実施形態においては、サイドウォールSWを設ける場合について説明したが、これに限定されない。サイドウォールSWを設けなくとも、好適な効果を得ることができる。
また、本発明においては、相互コンダクタンスgmの電圧依存性が少ないフィン型電界効果トランジスタを提供するので、用途に応じて様々なデバイスに適用可能である。
また、上記の各実施形態を互いに組み合わせても、同様な効果を得ることができる。たとえば、第1実施形態にて示したように、複数のフィンにて、そのフィンの幅を複数種類にすると共に、第2実施形態にて示したように、複数のフィンにて、そのフィンのチャネル形成領域の不純物濃度を複数種類にしても良い。また、さらに、第3実施形態にて示したように、複数のフィンにて、そのフィンにおけるゲート長を複数種類にしても良い。
なお、上記の実施形態において、基板1は、本発明における基板に相当する。また、上記の実施形態において、finFET100は、本発明におけるフィン型電界効果トランジスタに相当する。また、上記の実施形態において、第1のフィンF1は、本発明における第1のフィンに相当する。また、上記の実施形態において、第2のフィンF2a,F2bは、本発明における第2のフィンに相当する。また、上記の実施形態において、第3のフィンF3a,F3bは、本発明における第2のフィンに相当する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置について、要部を模式的に示す平面図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置について、要部を模式的に示す断面図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置について、要部を模式的に示す断面図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法において、各工程にて製造される装置の要部を示す図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法において、各工程にて製造される装置の要部を示す図である。 図6は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法において、各工程にて製造される装置の要部を示す図である。 図7は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法において、各工程にて製造される装置の要部を示す図である。 図8は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法において、各工程にて製造される装置の要部を示す図である。 図9は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法において、各工程にて製造される装置の要部を示す図である。 図10は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法において、各工程にて製造される装置の要部を示す図である。 図11は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法において、各工程にて製造される装置の要部を示す図である。 図12は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法において、各工程にて製造される装置の要部を示す図である。 図13は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法において、各工程にて製造される装置の要部を示す図である。 図14は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法において、各工程にて製造される装置の要部を示す図である。 図15は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法において、各工程にて製造される装置の要部を示す図である。 図16は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法において、各工程にて製造される装置の要部を示す図である。 図17は、本発明の第1実施形態にかかる半導体装置において、finFETの相互コンダクタンスの電圧依存性を示す図である。 図18は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置について、要部を示す平面図である。 図19は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置について、要部を模式的に示す断面図である。 図20は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置について、要部を模式的に示す断面図である。 図21は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法において、各工程にて製造される装置の要部を示す図である。 図22は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法において、各工程にて製造される装置の要部を示す図である。 図23は、本発明の第2実施形態にかかる半導体装置において、finFET100の相互コンダクタンスの電圧依存性を示す図である。 図24は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置について、要部を示す平面図である。 図25は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置について、要部を模式的に示す断面図である。 図26は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置について、要部を模式的に示す断面図である。 図27は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造方法において、各工程にて製造される装置の要部を示す図である。 図28は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造方法において、各工程にて製造される装置の要部を示す図である。 図29は、本発明の第3実施形態にかかる半導体装置において、finFET100の相互コンダクタンスの電圧依存性を示す図である。
符号の説明
1:基板(基板),100:finFET(フィン型電界効果トランジスタ),F:フィン,G:ゲート電極,F1:第1のフィン(第1のフィン),F2a,F2b:第2のフィン(第2のフィン),F3a,F3b:第3のフィン(第2のフィン),Gz:ゲート絶縁膜

Claims (4)

  1. 少なくとも第1のフィンと複数の第2のフィンとを含むフィン型電界効果トランジスタ
    を有し、
    前記フィン型電界効果トランジスタは、前記第1のフィンにおける閾値電圧と前記第2のフィンにおける閾値電圧とのそれぞれが互いに異なるように、前記第1のフィンにおけるゲート長と前記第2のフィンにおけるゲート長とのそれぞれが互いに異なっていると共に、
    前記第1のフィンと前記第2のフィンとのそれぞれは、同一形状であって、基板の面にて第1方向に延在しており、前記第1方向に直交する第2方向にて対称に間を隔てて並ぶように配置されている、
    半導体装置。
  2. 前記第1のフィンと前記第2のフィンとのそれぞれは、基板の面にて第1方向に延在しており、前記第1方向に直交する第2方向にて規定される幅が、互いに異なっている、
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1のフィンと前記第2のフィンとのそれぞれは、チャネル形成領域における不純物元素のドープ量が、互いに異なっている、
    請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 少なくとも第1のフィンと複数の第2のフィンとを含むフィン型電界効果トランジスタを形成する工程
    を有し、
    当該フィン型電界効果トランジスタの形成工程においては、
    前記第1のフィンにおける閾値電圧と前記第2のフィンにおける閾値電圧とのそれぞれが互いに異なるように、前記第1のフィンにおけるゲート長と前記第2のフィンにおけるゲート長とのそれぞれが互いに異なると共に、
    前記第1のフィンと前記複数の第2のフィンとのそれぞれが、同一形状であって、基板の面にて第1方向に延在しており、前記第1方向に直交する第2方向にて対称に間を隔てて並んで配置されるように、当該フィン型電界効果トランジスタを形成する
    半導体装置の製造方法。
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