JP4514673B2 - 経路誘導装置、経路誘導方法、および経路誘導装置として情報通信端末を機能させるためのプログラム - Google Patents

経路誘導装置、経路誘導方法、および経路誘導装置として情報通信端末を機能させるためのプログラム Download PDF

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本発明は、経路の検索機能を有する情報通信端末による経路の導出に関する。本発明は、より特定的には、当該端末の使用者の健康に応じて経路を検索できる経路誘導装置、経路誘導方法、および経路誘導装置として情報通信端末を機能させるためのプログラムに関する。
従来、経路誘導装置において、使用者により指定された目的地までの誘導経路は、地図情報、公共交通機関の時刻表などにより、より簡便に速く、使用者が指定する目的地に到着するように行なわれている。このような経路誘導装置は、目的地までの誘導経路が複数探索された場合、これらを使用者に通知する。使用者は、その誘導経路の中から、条件に合致する経路を選択することができる。
たとえば、携帯電話により実現される携帯型経路誘導装置は、アプリケーションプログラムを実行して、公共交通機関の乗り継ぎ時間を考慮し、そして誘導経路となる候補を提供する。また、車載型の経路誘導装置(いわゆるカーナビゲーションシステム)は、目的地までの距離、道幅、渋滞情報、有料道路の使用可/不可などを考慮して、誘導経路の候補を提供する。このような経路誘導装置として、たとえばカーナビゲーションシステム等が開示されている(特開平10−253379号公報(特許文献1)、特開2003−75175号公報(特許文献2)、特開2003−148967号公報(特許文献3)、特開2004−184285号公報(特許文献4))。
特開平10−253379号公報 特開2003−75175号公報 特開2003−148967号公報 特開2004−184285号公報
ところで、たとえば、使用者がスキューバダイビングの帰路に着いている場合、使用者はスキューバダイビング中の高圧下で圧縮空気を取り込むことにより非常に高濃度で多量の窒素を体内に取り込んでいる。使用者がこのような健康状態で気圧の低い高度な場所に移動すると、不活性窒素の飽和により、いわゆる潜水病を発症する場合があった。そのため、たとえば、スキューバダイビング直後の飛行機(一般的に飛行機内気圧は約0.8気圧に保たれており、地上では高度約2000メートルに相当する。)への搭乗は、絶対に避けなければならない経路とされている。
しかしながら、上記のような従来の経路誘導装置によれば、単に、誘導経路の簡便さ、目的地までの速やかさなど、使用者の健康状態と直接関係のない交通機関事情などの外部要因のみで誘導経路探索が行われている。したがって、使用者の健康状態、体調に関係なく、誘導経路上において使用者が移動することによる環境(気圧、気温など)変化及び環境の変化度合において体調の対応能力が考慮されていないことになる。このため、使用者がたとえば脳血管疾患、心疾患、一般成人病などを有する場合には、誘導経路上での急激な気圧、気温変化による脳梗塞、心筋梗塞などの発作、体調不良その他の病気が再発する可能性があった。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その第1の目的は、使用者の健康状態、体調が考慮された経路を誘導できる経路誘導装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、複数の使用者の健康状態、体調が考慮された経路を誘導できる経路誘導装置を提供することである。
本発明の第3の目的は、経路を通過している使用者に対して当該経路の影響を通知できる経路誘導装置を提供することである。
本発明の第4の目的は、使用者の体力の強化を支援できる経路誘導装置を提供することである。
本発明の第5の目的は、使用者の健康状態、体調が考慮された経路を誘導できる経路誘導方法を提供することである
本発明の第6の目的は、使用者の健康状態、体調が考慮された経路を誘導できる経路誘導装置として端末を機能させるためのプログラムを提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明のある局面に従うと、目的地までの経路の情報を表示する経路誘導装置が提供される。経路誘導装置は、外部から情報の入力を受ける入力手段を備える。情報は、経路誘導装置の位置を表わす位置情報と、経路誘導装置の目的地を表わす目的地情報と、経路誘導装置の使用者の状態を表わすための健康情報とを含む。経路誘導装置は、複数の経路が含まれる地図情報と、予め準備された複数の健康情報と、複数の健康度と、複数の環境変化影響度とを格納する記憶手段を備える。各健康情報は、経路誘導装置の使用者の状態を表わすための情報である。各健康度は、各健康情報に基づいて予め定められた定量化基準に従って作成されたデータである。各環境変化影響度は、各経路の2地点間における環境の変化が身体に及ぼす影響の度合いを表わすために予め定められた定量化基準に従って作成されたデータである。各健康度は、各健康情報に関連付けられている。経路誘導装置は、位置情報と目的地情報とに基づいて、位置から目的地までの経路を地図情報から検索する第1の経路検索手段と、位置情報と目的地情報とに基づいて、第1の経路検索手段により検索された経路における環境の変化を算出する算出手段と、記憶手段に格納されている環境変化影響度から、算出手段により算出された環境の変化に対応する環境変化影響度を検索する影響度検索手段と、記憶手段に格納されている健康度から、入力手段を介して入力された健康情報に関連付けられる健康度を検索する健康度検索手段と、検索された環境変化影響度と健康度とに基づいて、予め定められた閾値を下回る環境変化影響度が関連付けられる経路を検索する第2の経路検索手段と、第2の経路検索手段により検索された経路を出力する出力手段とを備える。
好ましくは、健康情報は、使用者を測定することにより取得される情報である。環境の情報は、環境を測定することにより取得される情報である。
好ましくは、健康情報は、血圧を含む。環境の情報は、気圧および気温のいずれかを含む。
好ましくは、経路を表わす情報は、交通機関による経路を表わす情報を含む。
好ましくは、入力手段は、複数の同行者の健康情報の入力を受ける。健康度検索手段は、複数の同行者の健康情報のいずれにも関連付けられる健康度を検索する。
好ましくは、入力手段は、経路における環境を表わす環境情報を取得する環境情報取得手段を含む。影響度検索手段は、環境情報取得手段により取得された環境情報に基づいて環境変化影響度を新たに検索する。
好ましくは、経路誘導装置は、時刻を計測する計時手段をさらに備える。環境情報取得手段は、計時手段による時刻に基づいて、環境情報を新たに取得するタイミングを検知する検知手段と、タイミングの検知に応答して、環境情報を新たに取得する手段とを含む。
好ましくは、環境情報取得手段は、外部から入力されるデータに基づいて、環境情報を新たに取得するタイミングを検知する検知手段と、タイミングの検知に応答して、環境情報を新たに取得する手段とを含む。
好ましくは、経路誘導装置は、記憶手段に格納されている健康度を変更する変更手段をさらに備える。
この発明の他の局面に従うと、情報通信端末によって目的地までの経路の情報を表示する経路誘導方法が提供される。この方法は、外部から情報の入力を受けるステップを備える。情報は、情報通信端末の位置を表わす位置情報と、情報通信端末の目的地を表わす目的地情報と、情報通信端末の使用者の状態を表わすための健康情報とを含む。この方法は、複数の経路が含まれる地図情報と、予め準備された複数の健康情報と、複数の健康度と、複数の環境変化影響度とを準備するステップを備える。各健康情報は、情報通信端末の使用者の状態を表わすための情報である。各健康度は、各健康情報に基づいて予め定められた定量化基準に従って作成されたデータである。各環境変化影響度は、各経路の2地点間における環境の変化が身体に及ぼす影響の度合いを表わすために予め定められた定量化基準に従って作成されたデータである。各健康度は、各健康情報に関連付けられている。この方法は、位置情報と目的地情報とに基づいて、位置から目的地までの経路を地図情報から検索する第1の経路検索ステップと、位置情報と目的地情報とに基づいて、第1の経路検索ステップにより検索された経路における環境の変化を算出するステップと、準備された環境変化影響度から、算出された環境の変化に対応する環境変化影響度を検索するステップと、準備された健康度から、入力された健康情報に関連付けられる健康度を検索するステップと、環境変化影響度と健康度とに基づいて、予め定められた閾値を下回る環境変化影響度が関連付けられる経路を検索する第2の経路検索ステップと、第2の経路検索ステップにより検索された経路を出力するステップとを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、目的地までの経路の情報を表示する経路誘導装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムが提供される。このプログラムはコンピュータに、外部から情報の入力を受けるステップを実行させる。情報は、コンピュータの位置を表わす位置情報と、コンピュータの目的地を表わす目的地情報と、コンピュータの使用者の状態を表わすための健康情報とを含む。このプログラムはコンピュータに、複数の経路が含まれる地図情報と、予め準備された複数の健康情報と、複数の健康度と、複数の環境変化影響度とを準備するステップを実行させる。各健康情報は、コンピュータの使用者の状態を表わすための情報である。各健康度は、各健康情報に基づいて予め定められた定量化基準に従って作成されたデータである。各環境変化影響度は、各経路の2地点間における環境の変化が身体に及ぼす影響の度合いを表わすために予め定められた定量化基準に従って作成されたデータである。各健康度は、各健康情報に関連付けられている。このプログラムはコンピュータに、位置情報と目的地情報とに基づいて、位置から目的地までの経路を地図情報から検索する第1の経路検索ステップと、位置情報と目的地情報とに基づいて、第1の経路検索ステップにより検索された経路における環境の変化を算出するステップと、準備された環境変化影響度から、算出された環境の変化に対応する環境変化影響度を検索するステップと、準備された健康度から、入力された健康情報に関連付けられる健康度を検索するステップと、環境変化影響度と健康度とに基づいて、予め定められた閾値を下回る環境変化影響度が関連付けられる経路を検索する第2の経路検索ステップと、第2の経路検索ステップにより検索された経路を出力するステップとを実行させる。
本発明に係る経路誘導装置によると、使用者の健康状態、体調を考慮して経路が検索される。したがって、当該使用者は、自己の体調に応じた経路を選択することができる。
本発明の他の局面に従う経路誘導装置によると、複数の同行者の健康状態、体調が考慮された経路を誘導することができる。したがって、複数の同行者の各々の体調に応じた経路を選択することができる。
本発明の他の局面に従う経路誘導装置によると、経路を通過している使用者に対して当該経路の影響を通知することができる。したがって、使用者は、たとえば当該経路における環境の変化に合わせて、休憩時間を長くしたり経路を途中から変更する等の対応を取ることができる。
本発明の他の局面に従う経路誘導装置によると、当該装置は、健康状態を表わす情報の入力をうけることができるため、経路を再度検索することができる。このようにすると、たとえば、使用者が敢えて負担の大きな経路を選択することもできるため、使用者の体力の強化を支援することができる。
本発明の他の局面に従う経路を誘導するための方法によると、使用者の健康状態、体調が考慮された経路が検索される。したがって、当該方法の使用者は、自己の体調に応じた経路を選択することができる。
本発明のさらに他の局面に従うプログラムによると、使用者の健康状態、体調が考慮された経路を誘導できる経路誘導装置として、情報通信端末を機能させることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る経路誘導装置の一態様である携帯電話100について説明する。図1は、携帯電話100のハードウェア構成を表わすブロック図である。
携帯電話100は、GPS(Global Positioning System)アンテナ102と、GPSアンテナ102により受信される信号に基づいて位置情報を取得するGPS信号受信部104と、携帯電話100の加速度を検出する加速度センサ106と、携帯電話100の移動方向を検出する方位センサ108とを備える。GPS信号受信部104により取得される位置情報と、加速度センサ106により検出される加速度情報と、方位センサ108により検出される移動方向を表わす情報とは、それぞれ制御部120に入力される。
携帯電話100は、さらに、アンテナ112と、アンテナ112を介して外部の通信回線と通信するための外部ネットワーク接続部114と、外部からデータの入力を受ける入力部116と、時刻を計測するクロック118とを備える。外部ネットワーク接続部114により受信された情報と、入力部116により入力が受けられた情報と、クロック118からの時刻情報とは、それぞれ制御部120に入力される。また、外部ネットワーク接続部114は、制御部120から出力される信号に基づいて、アンテナ112を介して外部ネットワークに対して信号を送信する。
制御部120は、CPU(Central Processing Unit)130と、ROM(Read Only Memory)132とを含む。CPU130は、CPU130に入力されるデータと、ROM132に格納されているデータおよびプログラムとに基づいて、携帯電話100を実現するための処理を実行する。なお、制御部120は、ROM132に代えて、フラッシュメモリその他のデータの書き換え可能なメモリを含んでいてもよい。この場合、データあるいはプログラムの更新が可能になるため、たとえば経路の提供に関する機能のバージョンアップを実現することもできる。
携帯電話100は、さらに制御部120から出力されるデータに基づいて映像を表示する表示部140と、外部から入力されたデータあるいは制御部120により生成されたデータを格納する記憶部150と、制御部120により生成されたデータを一時的に格納するRAM(Random Access Memory)160と、着脱可能な情報記録媒体が装着可能であり、その媒体に格納されているデータを読み出し、あるいはその媒体にデータを格納するための外部記録媒体読出装置170とを備える。
記憶部150は、たとえばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等の読み書き可能な不揮発性の記憶媒体により実現される。あるいは、データの更新が必要とされない場合には、記憶部150は、DVD(Digital Versatile Disk)−ROM、CD(Compact Disk)−ROM等の読出専用の記憶媒体によって実現されてもよい。
外部記録媒体読出装置170には、記録媒体172が装着される。記録媒体172は、フラッシュメモリーカード、IC(Integrated Circuit)カードその他のメモリである。記録媒体172は、後述するように、健康情報データを格納している。この健康情報データは、氏名、性別、年齢、身長、体重、使用者が現在罹っている病名、投薬、スキューバダイビング後の体内の残留窒素濃度など、現在の体調を示す。健康情報データは、経路の誘導中に、使用者の体調の不具合を予測するために用いられる。これらの情報は、病院での診断記録、健康診断記録データを含んでもよい。
また、スキューバダイビング後の残留窒素濃度の情報は、ダイビングでは一般的に使用されているダイブコンピュータから取得することもできる。このコンピュータは、潜水開始・終了時間、潜水時間、水深、休息時間に基づいて体内の残留窒素濃度を算出する。この情報は、一般的なシリアル通信によって、あるいは外部記録媒体読出装置170によって取得可能である。
なお、経路誘導装置の態様は、携帯電話に限られず、情報の通信機能と表示機能とを備える携帯可能な情報通信端末であればよい。この端末には、たとえばPDA(Personal Digital Assistant)も含まれる。
ここで図2を参照して、本実施の形態に係る携帯電話100の使用態様について説明する。図2は、携帯電話100がサーバ200と通信可能に接続されている状態を表わす図である。
携帯電話100は、アンテナ112を介してネットワーク190に接続する。ネットワーク190には、サーバ200が接続されている。サーバ200は、ネットワーク190を介して情報を通信する通信部210と、外部からデータの入力を受け、また外部にデータを出力するための入出力部220と、CPU230と、データベース240とを備える。サーバ200は、後述するように、データベース240に格納されている位置情報をその情報の送信要求に応答して、その情報を携帯電話100その他の端末装置に提供する。サーバ200は、たとえば公知のコンピュータシステムにより実現される。コンピュータシステムの構成および動作は周知であるため、ここではそれらについての説明は繰り返さない。
ここで、図3を参照して、サーバ200のデータ構造について説明する。図3は、データベース240におけるデータの格納の一態様を表わす図である。データベース240は、領域310〜領域394を含む。
経路を特定するためのデータは、領域310に格納されている。ここで、経路とは予め設定された2つの地点により特定される移動可能な道筋をいう。経路は、たとえば一般の道路、鉄道、空路その他の公共交通機関のルート、その他携帯電話100の使用者が通過することができる道筋を含む。
その経路に含まれる位置を表わすデータは、領域320に格納されている。ここで、位置とは、その経路においてたとえば予め定められた間隔ごとに区切られる特定の場所をいう。これらの位置は、たとえば100メートルごとあるいは1キロメートルごとに設定可能である。
高度のデータは、領域330に格納されている。ここで高度は、たとえば一般に使用されるように海抜の高度を表わす。
気圧を表わすデータは、領域340に格納されている。気温を表わすデータは、領域350に格納されている。各データが取得された時刻を表わすデータは、領域360に格納されている。
予め算出された複数の健康情報は、それぞれ領域370〜領域374に格納されている。各健康情報は、各経路に関連付けられている。
予め算出された複数の健康度は、それぞれ領域380〜領域384に格納されている。各健康度は、各健康情報に関連付けられている。したがって、各健康度は、各経路にも関連付けられていることになる。
さらに、予め算出された複数の環境変化影響度は、それぞれ領域390〜領域394に格納されている。ここで、環境変化影響度とは、特定の経路における環境の変化が身体に及ぼす影響の程度をいう。たとえば環境の一例として気圧について説明すると、以下のとおりである。すなわち、当該経路上の一地点(A地点)と他の地点(B地点)との間で気圧に差異がある場合、この気圧の差異は、当該経路に存在する者の身体に対して何らかの影響を及ぼす場合がある。この差異と影響の程度とを予め特定して、たとえばマップ形式のようにして保持しておくことにより、特定の経路における環境の差異による体調の影響の程度が検索可能になる。
サーバ200は、予め定められた間隔ごとにあるいは入出力部220を介したデータの入力に応じて、データベース240に格納されるこれらのデータを適宜更新することができる。また、サーバ200は、自己にアクセスする携帯情報端末、たとえば本実施の形態における携帯電話100により送信されるデータの送信要求に応じて、領域310〜394に格納されているデータを、その端末に送信する。したがって、サーバ200との間で通信可能な端末は、データベース240に格納されているデータを取得することができるため、端末内部のデータは、逐次更新することもできる。端末内部におけるデータ構造については、後述する。
なお、図3に示されるデータは、携帯電話100の記憶部150の各領域に格納されているデータと同じである。このようにすると、各種算出に必要なCPUによる演算をサーバ200のCPU230で処理することができ、携帯電話100のCPU130の負荷を低減することができる。
次に、図4を参照して、本実施の形態に係る携帯電話100のデータ構造について説明する。図4は、ROM132におけるデータの格納の一態様を表わす図である。ROM132は、領域410〜領域460を含む。
携帯電話100の基本的な動作を実行するためのプログラムであるオペレーティングシステムは、領域410に格納されている。通信プログラムは、領域420に格納されている。この通信プログラムは、外部ネットワーク接続部114による通信処理を実行するためのプログラムである。
表示制御プログラムは、領域430に格納されている。このプログラムは、たとえばRAM160の表示データ格納領域に格納されているデータに基づいて表示部140における映像の表示を実現するためのものである。
経路誘導プログラムは、領域440に格納されている。このプログラムは、後述するように携帯電話100の使用者に関する情報と予め設定されている複数の経路の中から経路を選択し、当該使用者を目的地に導くための情報を出力するためのものである。
健康度検索プログラムは、領域450に格納されている。このプログラムは、使用者の身体情報に基づいてその使用者の健康度を検索する。健康度は、健康の程度を表わすデータである。
影響度検索プログラムは、領域460に格納されている。このプログラムは、各経路における環境が身体に及ぼす影響度を検索するためのものである。ここで、影響度は、環境による身体への影響度(以下、環境影響度)と、環境の変化による身体への影響度(以下、環境変化影響度)とを含む。環境には、気圧、気温が含まれる。気圧についての環境影響度と環境変化影響度とは、以下のように説明される。すなわち、環境影響度は、特定の気圧下に使用者が存在している場合に、当該使用者の体調(血圧等)に対する影響の程度を予め定められた定量化基準に基づいて定量化されたものである。この場合、各気圧と、当該気圧下における身体への影響度とが、関連付けられている。この関連付けについては、後述する。
また、環境変化影響度は、単位時間あたりの気圧の変化による体調に対する影響の程度を予め定められた定量化基準によって定量化されたものである。この場合、気圧の変化量と、当該変化量についての身体への影響度とが、関連付けられている。この関連付けについては、後述する。
図5を参照して、本実施の形態に係る携帯電話100を実現するCPU130について説明する。図5は、CPU130の機能的構成を表わすブロック図である。この構成は、たとえば図4に示される各プログラムがそれぞれ実行される場合に実現される。なお、図5に示される態様に代えて、各処理を実現するための回路を組み合わせることにより、あるいは、いわゆるFPGA(Field Programmable Gate Array)と称される再構成可能なデバイスにより、CPU130が実現する機能と同様の機能をハードウェアとして実現するようにしてもよい。
図5に示されるように、CPU130は、入出力部510と、通信制御部520と、誘導経路候補検索部530と、健康度検索部540と、環境データ取得部550と、影響度検索部560と、誘導経路決定部570と、表示制御部580とを含む。
入出力部510は、CPU130の外部と内部との間におけるデータの入出力を行なう。通信制御部520は、外部ネットワーク接続部114に対して通信処理を実行させる。通信処理は、たとえばサーバ200にアクセスして、位置情報を取得するための処理、電子メールを送信するための処理あるいは受信するための処理、さらに電話の発着信を行なうための処理を含む。
誘導経路候補検索部530は、GPSアンテナ102により受信される信号に基づいて位置情報を取得するGPS信号受信部104を介して入力された現在地を表わすデータおよび入力部116を介して入力された目的地を表わすデータと、記憶部150あるいは外部記録媒体読出装置170によって読み出されたデータとに基づいて、携帯電話100の使用者の目的地までの経路の候補と、当該経路において利用可能な移動手段とを検索する。移動手段は、徒歩、電車、航空機等を含む。検索される経路は、予め定められた検索基準に従う経路であれば、複数の経路が検索されてもよい。
健康度検索部540は、入力部116を介して入力されるデータあるいは記録媒体172の格納されているデータに基づいて携帯電話100の使用者の健康度を検索する。環境データ取得部550は、外部ネットワーク接続部114を介した通信処理により、前記検索された経路候補上の環境の情報(たとえば気温、気圧、高度)を取得する。
影響度検索部560は、環境データ取得部550により取得された環境データと、誘導経路候補検索部530により検索された移動手段とに基づいて、誘導経路候補検索部530により検索された各経路のそれぞれについて、その経路における環境あるいは環境の変化が使用者の身体に及ぼす影響度(すなわち、環境影響度、環境変化影響度)を検索する。
これらの影響度は、たとえば以下のようにして検索される。まず、複数の影響度がたとえばテーブル情報として、予め準備される。各経路の各々は、使用者の移動速度、高度、気圧等に基づいて、定量化のために予め作成された基準にしたがって、定量化される。その定量化された結果に基づいて、前述のテーブルの中から、該当する影響度が特定される。なお、影響度の検索は、上述の態様に限られない。
また、予めテーブルとして準備された環境影響度、環境変化影響度から特定の環境影響度、あるいは環境変化影響度を検索する態様に代えて、環境影響度、環境変化影響度を算出するようにしてもよい。たとえば、予め算出された関数を用いることにより、環境影響度、環境変化影響度を算出することができる。この場合、入力変数として、気温、気圧その他の環境を表わす情報が使用される。これらの入力変数に基づいて環境影響度あるいは環境変化影響度を導出するための関数は、たとえば各入力変数の線形和として記述することができる。この場合、入力変数の次元が異なるため、各変数を無次元化するための係数を各変数について用いればよい。このようにすると、影響度をテーブルとして予め作成し、記憶部150に保持させるよりも、記憶部150におけるデータ領域の使用量を抑制することができる。また、関数を置き換えることにより環境影響度あるいは環境変化影響度の導出方法を変更することができるため、入力変数の値がどのようなものであっても、環境影響度あるいは環境変化影響度を算出することができる。
誘導経路決定部570は、健康度検索部540により検索された健康度と、影響度検索部560により検索された環境変化影響度とに基づいて目的地までの経路を決定する。この決定は、たとえば検索された健康度よりも小さく、尚且つ環境変化影響度が最も小さい経路を検索することにより、あるいは現在地から目的地までの所要時間が最小である経路を検索することにより行なわれる。
表示制御部580は、表示部140における画像の表示を実現するための処理を実行する。表示制御部580は、RAM160に格納されているデータに基づいて表示部140に画像を表示させる。
次に、図6および図7を参照して、携帯電話100とサーバ200との通信について説明する。図6は、携帯電話100からサーバ200に対して送信されるパケットの構成を概念的に表わす図である。図7は、サーバ200から携帯電話100に送信されるパケットの構成を概念的に表わす図である。
図6に示されるように、パケット600は、領域610〜領域650を含む。ヘッダ情報は、領域610に格納されている。送信元アドレスは、領域620に格納されている。本実施の形態においては、送信元アドレスは、携帯電話100を特定するためのデータである。相手先アドレスは、領域630に格納されている。本実施の形態においては、このアドレスは、位置情報の提供事業者すなわちサーバ200のアドレスである。データ本体は、領域640に格納されている。データ本体は、たとえば位置情報、環境データその他のデータの送信要求を含む。チェックデータ(たとえばフレームチェックシークエンス)は、領域650に格納されている。
図7を参照して、サーバ200から携帯電話100に送信されるパケット700は、領域710〜領域750を含む。ヘッダは、領域710に格納されている。送信元アドレスは、領域720に格納されている。このアドレスは、情報提供事業者すなわちサーバ200のアドレスである。相手先アドレスは、領域730に格納されている。このアドレスは、すなわち携帯電話100を特定するためのアドレスである。データ本体は、領域740に格納されている。このデータ本体は、図6に示される送信要求(領域640)に対する回答、すなわち位置情報、環境データである。チェックデータ(たとえばFCS(Frame Check Sequence))は、領域750に格納されている。
なお、携帯電話100とサーバ200との間の通信されるデータの構成は、図6あるいは図7に示されるものに限られない。
図8を参照して、記録媒体172に格納されているデータについて説明する。図8は、記録媒体172におけるデータの格納の一態様を表わす図である。記録媒体172は、領域810〜領域840を含む。
格納されている情報の項目は、領域810に格納されている。予め記録された1つのデータレコードは、領域820に格納されている。すなわち、個人番号が「1」として特定されるこのレコードは、男性の情報を表わす。この男性は、45歳であり、身長は178cmであり、体重は76kgである。また、現在患っている病気の名称として、たとえば軽度の糖尿病が登録されている。さらに、スキューバダイビング後の残留窒素濃度は、「F」として登録されている。同様に2人目の使用者についてのデータレコードは、領域830に格納されている。第3番目の使用者の情報は、領域840に格納されている。
このような情報が、外部記録媒体読出装置170によって読み出されると、読み出された情報は、記憶部150において予め定められた領域に格納される。
図9〜図13を参照して、携帯電話100のデータ構造について説明する。図9〜図13は、記憶部150におけるデータの格納の一態様を表わす図である。
図9に示されるように、記憶部150は、データを格納する領域902〜930を含む。図9と図3とから明らかなように、領域902〜領域930に格納されているデータは、図3における各領域に格納されているデータと同じである。
すなわち、携帯電話100は、予め作成された複数の経路、複数の健康情報、複数の健康度、複数の環境変化影響度を記憶部150に格納している。これらのデータは、後述するように、検索のためのキーとなるデータが与えられた場合に検索可能に構成されている。したがって、携帯電話100は、外部から入力される健康情報に対応する経路、健康度、環境変化影響度などを検索する処理を実行することができる。この処理の手順は、後述する。
次に、図10を参照して、記憶部150は、予め作成された情報として、テーブル1000、1002,1004,1006,1008を含む。各情報は、たとえば医療情報に基づいて作成される。あるいは、テーブル1006,1008の情報は、スキューバダイビングにおいて一般的に使用される、いわゆるダイブテーブルに基づいて作成される。
これらのデータは、携帯電話100が記憶部150に保持している場合もあれば、前述のサーバ200のデータベース240が保持している場合もある。これらのデータが携帯電話100の外部に存在している場合には、携帯電話100に使用者は、経路を誘導する機能を実行する前に、これらのデータを提供する装置(たとえばサーバ200)から予め取得することにより、経路を導出する機能を携帯電話100に実現させることができる。健康度は、このデータに基づいて予め定められた定量化基準に従って作成される。
次に、図11を参照して、記憶部150は、テーブル910〜テーブル960をさらに含む。これらのテーブルは、携帯電話100の使用に応じて逐次作成される。たとえば、携帯電話100の使用者として複数の使用者が存在する場合、各使用者が自己のデータを作成して記憶部150に保存することにより、各使用者に応じたテーブルが作成される。
たとえば、健康度として、第1の使用者に対する気圧の情報は、テーブル910に格納されている。第2の使用者に対する気圧の情報は、テーブル920に格納されている。第3の使用者に対する気圧の情報は、テーブル930に格納されている。
たとえば、テーブル910において、気圧による使用者の体調に対する影響の程度がそれぞれ格納されている。ここで、「0:30」は、経路の選択の開始時からの経過時間が30分であることを示す。この場合、脳血管疾患および心疾患に対する影響度は「0」である。また、糖尿病に対する影響度は「2.0」である。残留窒素濃度は、「8.3」である。したがって、第1の使用者は、気圧が変化するような経路においては、脳血管疾患および心疾患に対する影響を受けないことになる。この場合、第1の使用者が脳血管疾患あるいは心疾患を有していないので、気圧は経路の選択に影響を及ぼさないことになる。
一方、糖尿病および残留窒素濃度については、第1の使用者は気圧による影響を少なからず受けることになる。したがって、第1の使用者が糖尿病を患っている場合、あるいは特定の動作の後に残留窒素濃度が平常時に比べて変化している場合には、経路の選択時に、気圧を考慮することが好ましい場合が生じることになる。
同様に、他の健康度として、第1の使用者に対する気温による影響度を表わすデータは、テーブル940に格納されている。第2の使用者に対する気温による影響度を表わすデータは、テーブル950に格納されている。第3の使用者に対する気温による影響度を表わすデータは、テーブル960に格納されている。
このようにすると、たとえば、複数の人数で旅行に行った場合でも、携帯電話100は、同行者全員に対して健康状態あるいは体調が考慮された経路を誘導することができる。
また、個人ごとに環境による影響を表わすデータをテーブルとして予め保持しておくことにより、携帯電話100は、特定の環境におけるその使用者に対する影響度を検索することができる。
図12を参照して、携帯電話100のデータ構造についてさらに説明する。図12は、記憶部150における環境による影響度(環境影響度)、環境の変化による影響度(環境変化影響度)を表わすデータの格納の一態様を表わす図である。
記憶部150は、テーブル1010〜テーブル1030を含む。第1の経路誘導候補に関する情報は、テーブル1010に格納されている。第2の経路誘導候補に関する情報は、テーブル1020に格納されている。第3の経路誘導候補に関する情報は、テーブル1030に格納されている。
たとえば、テーブル1010において、第1の経路誘導候補は、移動手段として車と飛行機と乗り継ぎのための徒歩とを含む。予め区切られた経過時間と、使用される移動手段とがそれぞれ対応付けられている。またその経過時間ごとに、気圧と気圧の変化度と気温と気温の変化度とがそれぞれ関連付けられている。
同様に、第2の経路誘導候補は、移動手段として車を含む。予め区切られた経過時間ごとに、気圧と気圧変化度と気温と気温変化度とがそれぞれ関連付けられている。テーブル1030における第3の経路誘導候補に関する情報も同様である。
なお、予め準備されたデータがテーブル形式により格納されており、処理に応じてそのテーブルが参照され、データが取得される処理については、当業者にとって容易に理解できるため、ここでは詳細な説明は繰り返さない。
図13を参照して、携帯電話100のデータ構造についてさらに説明する。図13は、記憶部150における経路情報の格納の一態様を表わす図である。この経路情報は、携帯電話100の使用者が入力部116を介して現在位置と目的位置とを入力することにより生成される。
記憶部150は、領域1110〜領域1150を含む。誘導経路候補を表わすデータは、領域1110に格納されている。位置を特定するためのデータは、領域1120に格納されている。その位置の高度を表わすデータは、領域1130に格納されている。その位置の気圧を表わすデータは、領域1140に格納されている。その位置における気温を表わすデータは、領域1150に格納されている。領域1110から1150に格納されているデータは、それぞれ関連付けられている。たとえば、第1の経路の位置「001」において、その高度は、100.0mであり、気圧は、1013.0hPaであり、気温は、20.0度である。
複数の経路が検索された場合には、図13に示される構造に基づいて各経路が表示部140に表示される。表示部140における表示態様については、後述する。
次に、図14を参照して、携帯電話100の制御構造について説明する。図14は、制御部120が目的地までの経路を誘導するために実行する処理の手順を表わすフローチャートである。この処理は、携帯電話100の使用者が当該処理の開始を指示するための操作を行なった後に、その処理に対応するプログラムの実行により実現される。
ステップS1202にて、制御部120は、入力部116を介して目的地の入力と、希望する移動手段の入力とを受ける。ステップS1204にて、制御部120は、予め準備されている探索処理を実行することにより、その目的地までの誘導経路の候補を探索する。
ステップS1210にて、制御部120は、外部の記録媒体172から健康情報を取得するか否かを判断する。この判断は、たとえば入力部116を介してそのような取得のための指示が入力されたか否かを判断することにより行なわれる。制御部120が、記録媒体172から健康情報を取得すると判断すると(ステップS1210にてYES)、処理はステップS1212に移される。そうでない場合には(ステップS1210にてNO)、処理はステップS1214に移される。
ステップS1212にて、制御部120は、外部記録媒体読出装置170を駆動して記録媒体172に格納されている健康情報を読み出す。制御部120は、その読み出した情報を記憶部150において予め定められた領域に格納する。
ステップS1214にて、制御部120は、表示部140に対して「健康情報入力ガイド」メニューを表示させる。この表示は、たとえばそのメニューを表示するためのデータをRAM160の領域に書き込むことにより実現される。ステップS1216にて、制御部120は、入力部116を介して、当該メニューに従う健康情報の入力を受ける。
ステップS1218にて、制御部120は、取得された健康情報に従ってその情報の提供者の健康度(図11)を検索する。たとえば、使用者がスキューバダイビング後の帰路に着いていた場合、体内の残留窒素濃度についての影響度が、経路の選択時に考慮すべき項目として、検索される。体内に蓄積された残留窒素は、時間の経過とともに体外へ排出されることから、時間の経過とともにその影響度、つまり健康度の残留窒素項目の度数は、下がっていくことになる。
なお、一般にレジャーダイビングの場合、水深30〜40メートルが潜水の限界とされている。この時約4〜5気圧の高圧下のもとで、地上の約4〜5倍の濃度の圧縮空気を体内に取り込むこととなる。窒素は、高濃度で体内の各器官に取り込まれ、その排出には十数時間以上かかると言われている。
このように、例えば体内の残留窒素濃度の場合、現在の健康情報を得ることにより体調は経時的に予測することが可能であり、当該テーブルを参照することにより、時系列的に身体の健康度を導出することができる。
図14を再び参照して、ステップS1300にて、制御部120は、後述する外部ネットワークとの通信処理を実行する。この処理が実行されると、環境データあるいは位置情報を提供するサーバ200との通信が確立され、携帯電話100が求める情報が取得される。
ステップS1220にて、制御部120は、記憶部150に格納されているテーブルから、誘導経路候補上の環境影響度と、環境変化影響度とを検索する。例えば、環境影響度と環境変化影響度とは、たとえば図12に示されるように、気圧あるいは気温に基づいて特定される。環境影響度は、人間が快適に過ごしやすい環境に対しての差異を度数化したものである。環境変化影響度は、周知の経路探索により導かれた誘導経路の候補が経路上の予測通過時間を持ち合わせていることを考慮して、各誘導経路の候補上の環境データと合わせて誘導経路上の環境の変化の度合を度数化して、定量的に表わしたものである。
ステップS1222にて、制御部120は、各誘導経路候補の環境影響度と環境変化影響度とが、携帯電話100の使用者の健康度に合致するか否かを判断する。この判断は、たとえば各影響度(環境影響度、環境変化影響度)と、使用者の健康度とが一致するか否かに基づいて行なわれる。これらの影響度が健康度に合致する場合には(ステップS1222にてYES)、処理はステップS1230に移される。そうでない場合には(ステップS1222にてNO)、処理はステップS1224に移される。
ステップS1224にて、制御部120は、予め準備されている休憩時間データを加算する。処理は、ステップS1220に戻される。
ステップS1230にて、制御部120は、誘導経路候補が1つも存在しないか否かを判断する。その候補が1つも存在しない場合には(ステップS1230にてYES)、処理はステップS1250に移される。そうでない場合には(ステップS1230にてNO)、処理はステップS1232に移される。
ステップS1232にて、制御部120は、誘導経路候補一覧と移動手段と所要時間と休憩時間とをともに、表示部140に表示させる。
ステップS1240にて、制御部120は、入力部116を介したデータの入力に基づいて、誘導経路が選択されたか否かを判断する。誘導経路が選択されている場合には(ステップS1240にてYES)、処理はステップS1260に移される。そうでない場合には(ステップS1240にてNO)、処理はステップS1250に移される。
ステップS1250にて、制御部120は、誘導経路を探索するための条件の変更あるいは移動手段の変更を促すための表示データを生成する。表示データは、たとえば「経路を変更してください」と表示するメッセージを含む。制御部120は、そのデータをRAM160において予め定められた領域に格納する。その結果、表示部140は、誘導経路の検索条件の変更あるいは移動手段の変更を促す画像を表示する。
ステップS1260にて、制御部120は、経路の誘導を行なうための処理を開始する。この処理が開始されると、表示部140は、選択された経路を表わす画像を表示する。この表示は、上述の各表示処理と同様に、記憶部150およびRAM160に格納されているデータに基づいて行なわれる。
図15を参照して、携帯電話100の制御構造についてさらに説明する。図15は、携帯電話100とサーバ200とが通信するために制御部120が実行する処理の手順を表わすフローチャートである。この処理は、たとえば携帯電話100の使用者が予め定められた接続操作を実行した場合に、制御部120が通信プログラムを実行することにより実現される。
ステップS1310にて、制御部120は、情報提供事業者、すなわちサーバ200との通信を確立する。この場合、制御部120は、外部ネットワーク接続部114に対して通信を確立するための信号を送信させる。制御部120は、その後、ネットワーク接続部114を介してサーバ200との間で通信が確立されたことを検知する。
ステップS1320にて、制御部120は、誘導経路候補上の環境データの取得要求を送信する。この送信は、たとえば制御部120が図6に示されるパケットを外部ネットワーク接続部114に対して送信させることにより実現される。
ステップS1330にて、制御部120は、情報提供事業者(サーバ200)から、取得要求に応じた環境データを受信する。このデータは、たとえば図7に示される構造を含む。
ステップS1340にて、制御部120は、受信した環境データを記憶部150において予め定められた領域に格納する。このデータは、たとえば図13に示されるように各領域に格納される。ステップS1350にて、制御部120は、サーバ200との通信を終了する。
ここで、図16を参照して、携帯電話100の使用者が取り得る経路について説明する。図16は、当該使用者が現在地1400から目的地1490に移動するために取り得る経路を表わす図である。
携帯電話100の使用者は、現在地1400に位置している。使用者が目的地1490に到達することを望む場合、当該使用者は、現在地1400において、目的地1490を表わすデータを、入力部116を介して携帯電話100に入力する。ここでは、たとえば3つの経路が候補となり得る。
すなわち、この候補は、第1の経路1410と、第2の経路1420と、第3の経路1430とを含む。第1の経路1410は、目的地1490までの距離が最短となるような経路である。第2の経路1420は、坂道を迂回しつつ目的地に到達するための経路を表わす。第3の経路1430は、できるだけ坂道を通らないように平坦地を通過するように移動するための経路である。このような経路が存在する場合に、携帯電話100の使用者は、現在地1400において前述の各データを携帯電話100に入力することにより、その使用者の健康状態に応じて最適な経路を選択することができる。
たとえば、第1の経路1410の場合、移動中における気圧、気温の変化度(たとえばこれらの変化量と移動距離との比として表わされる変化率)が第2の経路1420あるいは第3の経路1430におけるそれらの値よりも大きいと考えられる。このような変化度が使用者の身体の健康度に合致しなかった場合には、携帯電話100は、変化度を引き下げるために、誘導経路である第1の経路1410上において一定の休息時間を加えて、そして、変化度を再度検索する。
その結果、周知の探索法により検索された誘導経路の候補である第1の経路1410における変化度が身体の健康度に合致しなかった場合においても、使用者は、移動時の休息時間を考慮することにより、身体に及ぼす影響度が小さい経路、たとえば影響度に関して予め定められた水準を下回る経路として、第1の経路1410を選択することができる。
また、使用者は、変化度がより低く、かつ時間的損失の少ない誘導経路の選択を望む場合には、第2の経路1420を選択することができる。さらに、使用者の健康状態が著しく悪い状況である場合、使用者は、変化度が非常に低い誘導経路の候補として、第3の経路1430を選択することができる。
次に、図17を参照して、図16に示される経路に存在する携帯電話100のデータ構造について説明する。図17は、そのような携帯電話100の記憶部150における経路情報の格納の一態様を表わす図である。
記憶部150は、領域1510〜領域1560を含む。経路を識別するためのデータは、領域1510に格納されている。各経路において予め定められた間隔ごとに特定される位置を表わすデータは、領域1520に格納されている。各位置の高度を表わすデータは、領域1530に格納される。各位置における気圧を表わすデータは、領域1540に格納されている。各位置における気温を表わすデータは、領域1550に格納されている。領域1530から1550におけるデータが取得された時刻を表わすデータは、領域1560に格納されている。領域1510から1560に格納されているデータは、それぞれ相互に関連付けられている。図17に示されるデータは、携帯電話100の使用者が現在地1400においてデータの取得処理を実行した場合に記憶部150に格納される。
次に、図18および図19を参照して、本実施の形態に係る携帯電話100の表示態様について説明する。図18は、表示部140が表示する誘導経路候補の一覧を表わす図である。
携帯電話100は、入力部116を介した誘導経路の探索処理を実行すると、その実行結果を表示部140に表示させる。この表示は、検索結果を表わすデータをRAM160の領域に書き込むことにより実現される。そのようなデータが書き込まれると、表示部140は、図18に示されるように一覧を表示する。たとえば一覧は、経路として「ルート1」から「ルート3」を表示している。「ルート1」は、最初の移動手段が「AAAA」である。所要時間は、0時間30分である。休憩時間は、10分である。また、「ルート2」として表わされる経路は、移動手段は、「BBBB」である。その経路における所要時間は、1時間00分である。休憩時間は、20分である。「ルート3」についての情報も、同様に表示される。表示部140は、さらに一覧として表示されているルートの中からいずれかを選択するためのチェックボックスを表示する。
図18に示される例では、たとえばチェックボックス1610が選択されている状態を表わす。このような状態において、携帯電話100の使用者が入力部116としての決定ボタン(図示しない)を押下すると、ルート2の選択が確定する。「ルート2」が選択されると、そのルートについての詳細情報が表示される。
すなわち、図19を参照して、表示部140は、「ルート2」についての詳細情報を表わす画面を表示する。この画面は、たとえば経路誘導モードと示される表題を含む。この場合、誘導経路は、「ルート2」である。
表示部140は、さらに、現在位置と移動速度と現在時刻と到着予定時刻とを表示する。現在地は、たとえばGPS信号受信部104により取得された位置情報に基づいて表示される。移動速度は、加速度センサ106により検出された加速度に基づいて算出された速度である。現在時刻は、クロック118による時刻情報、あるいはGPS信号受信部104を介して受信されたGPS信号に基づいて特定される現在時刻である。到着予定時刻は、現在時刻と、移動速度と、移動手段に応じた所要時間とに基づいて、予め定められた算出式によりCPU130によって算出される。
表示部140は、さらに、当該経路の付近の地図を表示するための指示の入力を受けるアイコン「地図表示」を表示する。使用者が、このアイコンを押下すると、現在位置が含まれる地図が表示される。このとき表示される地図の情報は、たとえば記憶部150に予め格納されている地図情報である。
以上のようにして、本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話100は、現在位置と目的地と携帯電話100の使用者の健康状態とに応じて、予め定められた検索基準に従う経路を検索する。この場合、使用者の健康状態、体調等が考慮された経路が検索される。そのため、各経路における所要時間、費用、乗り換え回数その他の使用者に依存しない基準のみを用いる場合に比べて、使用者は、より適切な、たとえば当該使用者が有する疾患に対する影響の小さい経路を選択することができる。
また、本実施の形態に係る携帯電話100によれば、複数の健康状態の入力を受けることができるため、複数の同行者の健康状態、体調が考慮された経路を誘導できる経路誘導装置として機能することができる。
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る経路誘導装置は、目的地までの経路を誘導している間に環境の変化度を算出し、その結果に基づいて、当該装置の使用者に及ぼす影響度を使用者に通知する機能を有する点で、前述の実施の形態と異なる。なお、本実施の形態に係る誘導経路装置は、第1の実施の形態が備えるハードウェア構成と同一のものを備える。それらの機能も同じである。したがって、ここではそれらについての説明は繰り返さない。
図20を参照して、本実施の形態に係る経路誘導装置を実現するCPU130について説明する。図20は、CPU130の機能的構成を表わすブロック図である。
CPU130は、図5に示される構成に加えて、変化度算出部1810をさらに含む。変化度算出部1810は、経路誘導装置の一態様である携帯電話100の移動中に、目的地までの環境データを定期的にあるいは不定期に取得する。変化度算出部1810が、定期的に環境データを取得する場合には、たとえば予め設定された更新タイミングごとに、通信処理が開始され、環境データを受信するための処理が実行される。
一方、変化度算出部1810が、不定期に環境データを取得する場合には、その取得のための処理は、たとえば予め定められたランダム変数に応じて実行される。あるいは、移動手段の切り換わりを検知し、その検知に応じて環境データを取得してもよい。さらに、使用者がデータの更新を実行するためのボタン操作を行うことにより、環境データが取得されてもよい。
変化度算出部1810は、そのようにして取得された環境データに基づいて、移動中の使用者に対する環境変化影響度および環境影響度を再度検索する。変化度算出部1810は、その算出結果に基づいて表示部140に画像を表示させるためのデータを生成する。このデータは、すなわち使用者に対して環境の変化によって受ける身体への影響度を通知するためのものである。
図21を参照して、本実施の形態に係る経路誘導装置の制御構造について説明する。図21は、CPU130が実行する処理の手順を表わすフローチャートである。
ステップS1910にて、CPU130は、クロック118から時刻情報の入力を受ける。ステップS1920にて、CPU130は、その時刻情報に基づいて特定される時刻が、環境データを取得するタイミングであるか否かを判断する。その時刻が環境データを取得するタイミングである場合には(ステップS1920にてYES)、処理はステップS1930に移される。そうでない場合には(ステップS1920にてNO)、処理は終了する。
ステップS1930にて、CPU130は、環境データを取得するための処理を実行する。すなわち、CPU130は、外部ネットワーク接続部114を介してサーバ200との通信処理を開始する。この処理が実行されると、現在の環境データが携帯電話100に入力され、記憶部150に格納される。
ステップS1940にて、CPU130は、取得したデータに基づいて環境の変化の程度を算出する。変化の程度は、たとえば単位移動距離あたりの気圧あるいは気温の変化である。
ステップS1950にて、CPU130は、ステップS1940における算出の結果に基づいて、環境変化影響度を再び検索する。この検索は、記憶部150に格納されているデータ、たとえば図8から図10に示されるデータを参照することにより行なわれる。
ステップS1960にて、CPU130は、検索された環境変化影響度を画像として表示するための表示データを生成する。ステップS1970にて、CPU130は、その表示データを表示部140に出力させる。その結果、表示部140は、更新された環境データに基づいて再度検索された環境変化影響度をたとえばアイコン、色別表示などにより表示する。
以上のようにして、本発明の第2の実施の形態に係る経路誘導装置によれば、環境データが、定期的にあるいは不定期的に取得される。経路誘導装置は、取得した環境データを用いて新たに検索される環境変化影響度に基づいて環境の変化による影響を表示する。このようにすると、使用者は、環境の変化による影響を認識することができるため、たとえば移動手段の変更、経路の変更等の措置をとることができる。
ある局面において、経路誘導装置が携帯電話によって実現される場合には、誘導経路の経路誘導中において、使用者は、携帯電話の付加サービスを利用することにより、より効果的な経路の誘導を受けることができる。
すなわち、携帯電話の付加サービスとして、使用者の希望する地域の天気、気温などの環境情報が、使用者による逐次の操作を必要とすることなく定期的に更新されるものがある。このような更新の機能を本発明に係る経路誘導装置に適用することにより、当該装置は、誘導経路上の環境データを定期的に取得し、環境影響度あるいは環境変化影響度を逐次更新することができる。その結果、使用者は、より実情に合った経路を選択することができる。
経路誘導装置はさらに、当初設定した誘導経路上において、使用者の健康を損なわない誘導が予定通り実行されているか否かを判断する。経路誘導装置は、その判断の結果に基づいて、必要であれば、休息時間の加算その他の算出条件の見直しが必要であることを、使用者に通知する。この通知に応じて再度経路が検索可能になるため、使用者の体調に応じた経路が検索され、そして提示される。
<第3の実施の形態>
以下、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る経路誘導装置は、使用者の健康情報を変更する機能を有する点で、前述の各実施の形態と異なる。なお、本実施の形態に係る経路誘導装置のハードウェア構成は、前述の各実施の形態におけるハードウェア構成と同一である。それらの機能も同じである。したがって、ここではそれらについての説明は繰り返さない。
図22を参照して、本実施の形態に係るCPU130について説明する。図22は、CPU130の機能的構成を表わすブロック図である。
CPU130は、図5に示される構成に加えて、健康度変更部2010を含む。健康度変更部2010は、健康度を変更するためのプログラムが実行することにより実現される。なお、CPU130に代えて回路素子その他の特有の処理を実行するハードウェアが用いられる場合には、本実施の形態に係る機能は、健康度を取得し、取得したデータに基づいて更新する処理を実行する素子により実現されてもよい。
健康度変更部2010は、入出力部510を介して入力される健康度情報に基づいて、記憶部150に格納されている健康度を上書き更新する。健康度変更部2010は、たとえば入力部116を介した変更のための指示の入力に応じてその処理を実行する。
図23を参照して、本実施の形態に係る経路誘導装置の制御構造について説明する。図23は、CPU130が、健康度を変更するために実行する処理の手順を表わすフローチャートである。
ステップS2110にて、CPU130は、入力部116を介して外部から指示の入力を検知する。ステップS2120にて、CPU130は、その指示が健康度の変更のための指示であるか否かを判断する。その指示が健康度の変更のための指示である場合には(ステップS2120にてYES)、処理はステップS2130に移される。そうでない場合には(ステップS2120にてNO)、処理は終了する。
ステップS2130にて、CPU130は、記憶部150において予め定められた領域から、既に格納されている健康度のデータを読み出す。CPU130は、その読み出したデータをRAM160の表示領域に格納する。表示部140は、現在格納されている健康度を表示する。これにより、携帯電話100の使用者は、現在保存されている健康度がどのようなものであるかを認識することができる。
ステップS2140にて、CPU130は、入力部116を介して健康データの入力を受ける。たとえば、入力部116が数字ボタンにより実現される場合には、CPU130は、その数字ボタンの押下に応じて健康度データの入力を受ける。入力されたデータは、RAM160に一時的に確保された記憶領域に格納される。
ステップS2150にて、CPU130は、健康度データを確定するための指示が入力されたか否かを判断する。その指示が入力されている場合には(ステップS2150にてYES)、処理はステップS2160に移される。そうでない場合には(ステップS2150にてNO)、処理はステップS2140に戻される。
ステップS2160にて、CPU130は、記憶部150において予め定められた領域に、入力された健康度を格納する。
以上のようにして、本発明の第3の実施の形態に係る経路誘導装置は、既に保持している健康度に代えて新たな健康度の入力を受けることにより、記憶部150におけるデータ構造を変更することができる。経路誘導装置は、健康度を検索する指示がCPU130によって出力された場合には、変更後の健康度を再度検索する。経路誘導装置は、検索後の健康度に基づいて経路を検索する。
このようにすると、当該装置の使用者は、その健康状態が現実に変化した場合に、その変化に応じた経路を検索することができる。また、現実の健康状態とは無関係に、経路誘導装置は、入力された情報に基づいて健康度を検索する。したがって、たとえば、使用者が身体への負荷を敢えて増やすための経路を選択することもできるため、身体トレーニング等の目的に使用することもできる。
具体的には、経路誘導装置が身体の健康度を検索する際に、使用者が任意に身体の健康度を設定することができる。経路誘導装置は、設定後の健康度に基づいて、使用者の身体の体力強化を行える経路を提供する。使用者は、身体の健康度が検索された後に、入力部116を操作することにより、経路誘導装置の動作のモードを身体トレーニングモードに切り替える。使用者は、検索された健康度を参照しながら、使用者の判断により身体の健康度のレベルを上げる。使用者は、入力部116を操作することにより、データの入力を行う。このようにすると、使用者は、現在の健康状態より厳しい環境の誘導経路を選択することができる。これにより、使用者の身体への環境負荷を増加することにより体力を強化できる経路誘導装置が提供される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態に係る経路誘導装置の一態様である携帯電話100のハードウェア構成を表わすブロック図である。 携帯電話100がサーバ200と通信可能に接続されている状態を表わす図である。 サーバ200が備えるデータベース240におけるデータの格納の一態様を表わす図である。 携帯電話100のROM132におけるデータの格納の一態様を表わす図である。 携帯電話100を実現するCPU130の機能的構成を表わすブロック図である。 携帯電話100からサーバ200に対して送信されるパケットの構成を概念的に表わす図である。 サーバ200から携帯電話100に送信されるパケットの構成を概念的に表わす図である。 記録媒体172におけるデータの格納の一態様を表わす図である。 携帯電話100の記憶部150におけるデータの格納の一態様を表わす図(その1)である。 携帯電話100の記憶部150におけるデータの格納の一態様を表わす図(その2)である。 携帯電話100の記憶部150におけるデータの格納の一態様を表わす図(その3)である。 携帯電話100の記憶部150におけるデータの格納の一態様を表わす図(その4)である。 携帯電話100の記憶部150におけるデータの格納の一態様を表わす図(その5)である。 携帯電話100の制御部120が経路を誘導するために実行する処理の手順を表わすフローチャート(その1)である。 携帯電話100の制御部120が経路を誘導するために実行する処理の手順を表わすフローチャート(その2)である。 携帯電話100の使用者が現在地1400から目的地1490に移動するために取り得る経路を表わす図である。 図16に示される経路に存在する携帯電話100の記憶部150における経路情報の格納の一態様を表わす図である。 携帯電話100の表示部140が表示する誘導経路候補の一覧を表わす図(その1)である。 携帯電話100の表示部140が表示する誘導経路候補の一覧を表わす図(その2)である。 本発明の第2の実施の形態に係る経路誘導装置を実現するCPU130の機能的構成を表わすブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る経路誘導装置のCPU130が実行する処理の手順を表わすフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る経路誘導装置を実現するCPU130の機能的構成を表わすブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る経路誘導装置を実現するCPU130が、健康度を変更するために実行する処理の手順を表わすフローチャートである。
符号の説明
100 携帯電話、102,112 アンテナ、104 GPS受信部、106 加速度センサ、108 方位センサ、114 外部ネットワーク接続部、116 入力部、118 クロック、120 制御部、130,230 CPU、132 ROM、140 表示部、150 記憶部、160 RAM、170 外部記録媒体読出装置、172 記録媒体、190 ネットワーク、200 サーバ、210 通信部、220,510 入出力部、240 データベース、520 通信制御部、530 誘導経路候補検索部、540 健康度検索部、550 環境データ取得部、560 影響度検索部、570 誘導経路決定部、580 表示制御部、1810 変化度算出部、2010 健康度検索部。

Claims (11)

  1. 目的地までの経路の情報を表示する経路誘導装置であって、
    外部から情報の入力を受ける入力手段を備え、前記情報は、前記経路誘導装置の位置を表わす位置情報と、前記経路誘導装置の目的地を表わす目的地情報と、前記経路誘導装置の使用者の状態を表わすための健康情報とを含み、
    複数の経路が含まれる地図情報と、予め準備された複数の健康情報と、複数の健康度と、複数の環境変化影響度とを格納する記憶手段を備え、各前記健康情報は、前記経路誘導装置の使用者の状態を表わすための情報であり、各前記健康度は、各前記健康情報に基づいて予め定められた定量化基準に従って作成されたデータであり、各前記環境変化影響度は、各前記経路の2地点間における環境の変化が身体に及ぼす影響の度合いを表わすために予め定められた定量化基準に従って作成されたデータであり、各前記健康度は、各前記健康情報に関連付けられており、
    前記位置情報と前記目的地情報とに基づいて、前記位置から前記目的地までの経路を前記地図情報から検索する第1の経路検索手段と、
    前記位置情報と前記目的地情報とに基づいて、前記第1の経路検索手段により検索された経路における環境の変化を算出する算出手段と、
    前記記憶手段に格納されている環境変化影響度から、前記算出手段により算出された環境の変化に対応する環境変化影響度を検索する影響度検索手段と、
    前記記憶手段に格納されている健康度から、前記入力手段を介して入力された健康情報に関連付けられる健康度を検索する健康度検索手段と、
    検索された前記環境変化影響度と前記健康度とに基づいて、予め定められた閾値を下回る環境変化影響度が関連付けられる経路を検索する第2の経路検索手段と、
    前記第2の経路検索手段により検索された経路を出力する出力手段とを備える、経路誘導装置。
  2. 前記健康情報は、前記使用者を測定することにより取得される情報であり、
    前記環境の情報は、前記環境を測定することにより取得される情報である、請求項1に記載の経路誘導装置。
  3. 前記健康情報は、血圧を含み、
    前記環境の情報は、気圧および気温のいずれかを含む、請求項2に記載の経路誘導装置。
  4. 前記経路を表わす情報は、交通機関による経路を表わす情報を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の経路誘導装置。
  5. 前記入力手段は、複数の同行者の健康情報の入力を受け、
    前記健康度検索手段は、前記複数の同行者の健康情報のいずれにも関連付けられる健康度を検索する、請求項1〜4のいずれかに記載の経路誘導装置。
  6. 前記入力手段は、前記経路における環境を表わす環境情報を取得する環境情報取得手段を含み、
    前記影響度検索手段は、前記環境情報取得手段により取得された環境情報に基づいて前記環境変化影響度を新たに検索する、請求項1〜5のいずれかに記載の経路誘導装置。
  7. 時刻を計測する計時手段をさらに備え、
    前記環境情報取得手段は、
    前記計時手段による時刻に基づいて、前記環境情報を新たに取得するタイミングを検知する検知手段と、
    前記タイミングの検知に応答して、前記環境情報を新たに取得する手段とを含む、請求項6に記載の経路誘導装置。
  8. 前記環境情報取得手段は、
    外部から入力されるデータに基づいて、前記環境情報を新たに取得するタイミングを検知する検知手段と、
    前記タイミングの検知に応答して、前記環境情報を新たに取得する手段とを含む、請求項6に記載の経路誘導装置。
  9. 前記記憶手段に格納されている健康度を変更する変更手段をさらに備える、請求項1〜8のいずれかに記載の経路誘導装置。
  10. 情報通信端末によって目的地までの経路の情報を表示する経路誘導方法であって、
    外部から情報の入力を受けるステップを備え、前記情報は、前記情報通信端末の位置を表わす位置情報と、前記情報通信端末の目的地を表わす目的地情報と、前記情報通信端末の使用者の状態を表わすための健康情報とを含み、
    複数の経路が含まれる地図情報と、予め準備された複数の健康情報と、複数の健康度と、複数の環境変化影響度とを準備するステップを備え、各前記健康情報は、前記情報通信端末の使用者の状態を表わすための情報であり、各前記健康度は、各前記健康情報に基づいて予め定められた定量化基準に従って作成されたデータであり、各前記環境変化影響度は、各前記経路の2地点間における環境の変化が身体に及ぼす影響の度合いを表わすために予め定められた定量化基準に従って作成されたデータであり、各前記健康度は、各前記健康情報に関連付けられており、
    前記位置情報と前記目的地情報とに基づいて、前記位置から前記目的地までの経路を前記地図情報から検索する第1の経路検索ステップと、
    前記位置情報と前記目的地情報とに基づいて、前記第1の経路検索ステップにより検索された経路における環境の変化を算出するステップと、
    準備された前記環境変化影響度から、算出された前記環境の変化に対応する環境変化影響度を検索するステップと、
    準備された前記健康度から、入力された前記健康情報に関連付けられる健康度を検索するステップと、
    前記環境変化影響度と前記健康度とに基づいて、予め定められた閾値を下回る環境変化影響度が関連付けられる経路を検索する第2の経路検索ステップと、
    前記第2の経路検索ステップにより検索された経路を出力するステップとを備える、経路誘導方法。
  11. 目的地までの経路の情報を表示する経路誘導装置として、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記プログラムは前記コンピュータに、
    外部から情報の入力を受けるステップを実行させ、前記情報は、前記コンピュータの位置を表わす位置情報と、前記コンピュータの目的地を表わす目的地情報と、前記コンピュータの使用者の状態を表わすための健康情報とを含み、
    複数の経路が含まれる地図情報と、予め準備された複数の健康情報と、複数の健康度と、複数の環境変化影響度とを準備するステップを実行させ、各前記健康情報は、前記コンピュータの使用者の状態を表わすための情報であり、各前記健康度は、各前記健康情報に基づいて予め定められた定量化基準に従って作成されたデータであり、各前記環境変化影響度は、各前記経路の2地点間における環境の変化が身体に及ぼす影響の度合いを表わすために予め定められた定量化基準に従って作成されたデータであり、各前記健康度は、各前記健康情報に関連付けられており、
    前記位置情報と前記目的地情報とに基づいて、前記位置から前記目的地までの経路を前記地図情報から検索する第1の経路検索ステップと、
    前記位置情報と前記目的地情報とに基づいて、前記第1の経路検索ステップにより検索された経路における環境の変化を算出するステップと、
    準備された前記環境変化影響度から、算出された前記環境の変化に対応する環境変化影響度を検索するステップと、
    準備された前記健康度から、入力された前記健康情報に関連付けられる健康度を検索するステップと、
    前記環境変化影響度と前記健康度とに基づいて、予め定められた閾値を下回る環境変化影響度が関連付けられる経路を検索する第2の経路検索ステップと、
    前記第2の経路検索ステップにより検索された経路を出力するステップとを実行させる、プログラム。
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