JP2014185887A - トイレ検索システムおよびトイレ検索方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの緊急度に応じてトイレを検索する。
【解決手段】トイレの位置を記憶する記憶部240と、現在位置を検出する位置検出部126と、トイレの利用に関するユーザの緊急度を検出する緊急度検出部112と、緊急度に応じて、記憶部の中から現在位置を含むトイレの検索範囲を決定し、該検索範囲の中からトイレを検索するトイレ検索部212と、現在位置から検索されたトイレまでの経路を探索する経路探索部214と、探索された経路を表示する表示部124と、を備える、トイレ検索システム10。
【選択図】図1
【解決手段】トイレの位置を記憶する記憶部240と、現在位置を検出する位置検出部126と、トイレの利用に関するユーザの緊急度を検出する緊急度検出部112と、緊急度に応じて、記憶部の中から現在位置を含むトイレの検索範囲を決定し、該検索範囲の中からトイレを検索するトイレ検索部212と、現在位置から検索されたトイレまでの経路を探索する経路探索部214と、探索された経路を表示する表示部124と、を備える、トイレ検索システム10。
【選択図】図1
Description
本発明は、トイレ検索システムおよびトイレ検索方法に関する。
現在位置の近傍のトイレを表示するシステムが知られている。例えば、特許文献1には、車両の搭乗者がトイレに行きたがっている状態を検出した場合には、ナビシステムを駆動して、車両位置近傍のトイレを表示する搭乗者対応車載装置が開示されている。この技術では、搭乗者は、ナビシステムのディスプレイ上に表示された、車両位置近傍のトイレへ到達することができる。
しかし、特許文献1の技術では、ユーザの緊急度に応じて、トイレを表示することはできなかった。また、近年のトイレには、様々な設備が付帯しているため、ユーザは、自分好みのトイレに到達したいという要望があった。そのほか従来のトイレ検索システムでは、操作の簡易化、使い勝手の向上等が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、トイレ検索システムが提供される。このトイレ検索システムは;トイレの位置を記憶する記憶部と;現在位置を検出する位置検出部と;トイレの利用に関するユーザの緊急度を検出する緊急度検出部と;前記緊急度に応じて、前記記憶部の中から前記現在位置を含むトイレの検索範囲を決定し、該検索範囲の中からトイレを検索するトイレ検索部と;前記現在位置から前記検索されたトイレまでの経路を探索する経路探索部と;前記探索された経路を表示する表示部と、を備える。この形態のトイレ検索システムは、緊急度に応じて現在位置を含むトイレの検索範囲を決定することができるので、ユーザの緊急度に応じて到達可能なトイレを検索することができる。また、検索されたトイレまでの経路が探索されて表示されるので、ユーザは迷うことなく、速やかにトイレへ到達することができる。
(2)上記形態のトイレ検索システムにおいて、前記記憶部には、トイレの位置とトイレの付帯情報とが対応付けられて記憶されており;前記トイレの付帯情報に関するユーザの好みを受け付ける受付部を備え;前記トイレ検索部は、前記検索範囲の中から前記ユーザの好みに対応するトイレを検索してもよい。この形態のトイレ検索システムによれば、トイレ検索部は検索範囲の中からユーザの好みに対応するトイレを検索するので、ユーザは、希望に添ったトイレを利用することができる。
(3)上記形態のトイレ検索システムにおいて、目的地を検出する目的地検出部を備え;前記トイレ検索部は、前記検索範囲を前記現在位置から前記目的地の方向に決定し、該検索範囲の中からトイレを検索してもよい。この形態のトイレ検索システムによれば、目的地の方向に検索範囲が決定され、検索範囲の中からトイレが検索されるので、ユーザは、目的地の方向へ向かいつつ、緊急度に応じたトイレへ到達することができる。
(4)上記形態のトイレ検索システムにおいて、ユーザの移動速度を検出する移動速度検出部を備え;前記トイレ検索部は、前記移動速度に基づいて前記検索範囲を決定し、該検索範囲の中からトイレを検索してもよい。この形態のトイレ検索システムによれば、移動速度に基づいて検索範囲が決定されるので、ユーザは、ユーザの緊急度と、移動速度とに応じた範囲内にあるトイレへ到達することができる。
(5)上記形態のトイレ検索システムにおいて、前記緊急度検出部は、所定の緊急度を検出した時から経過した時間に基づいて緊急度を推定してもよい。この形態のトイレ検索システムによれば、緊急度が推定されるので、トイレの利用に関する緊急度を入力不可能なユーザも、推定された緊急度に応じてトイレへ到達することができる。
(6)上記形態のトイレ検索システムにおいて、前記現在位置から前記検索されたトイレまでの所要時間を表示する表示部を備えてもよい。この形態のトイレ検索システムによれば、現在位置から検索されたトイレまでの所要時間が表示されるので、ユーザは、トイレまでの到達時間を知ることができる。
(7)上記形態のトイレ検索システムにおいて、前記検索されたトイレの付帯情報を表示する表示部を備えてもよい。この形態のトイレ検索システムによれば、検索されたトイレの付帯情報が表示されるので、ユーザにとって便宜である。
本発明は、上述したトイレ検索システム以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、トイレ検索システムによるトイレ検索方法や、トイレ検索方法を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することができる。
A.第1実施形態:
A1.システム構成:
図1は、トイレ検索システム10の概略構成を示す説明図である。トイレ検索システム10は、スマートフォン100と、検索サーバ200とを備える。スマートフォン100は、送受信アンテナと無線基地局と交換局とを含む通信キャリア70を介して、インターネット80に接続された検索サーバ200にアクセスすることができる。
A1.システム構成:
図1は、トイレ検索システム10の概略構成を示す説明図である。トイレ検索システム10は、スマートフォン100と、検索サーバ200とを備える。スマートフォン100は、送受信アンテナと無線基地局と交換局とを含む通信キャリア70を介して、インターネット80に接続された検索サーバ200にアクセスすることができる。
スマートフォン100は、主制御部110と、無線通信部120と、タッチパネル122と、表示部124と、GPS受信機126と、計時部128と、記憶部130と、を備える。
無線通信部120は、通信キャリア70を介したデータ通信や音声通信を行うための回路である。表示部124は、地図画像等の種々の画像を表示する装置である。タッチパネル122は、表示部124に重畳して設けられており、指やペンによるユーザからのタッチ操作を受け付ける。タッチパネル122は、本願の「受付部」に相当する。GPS受信機126は、GPS(Global Positioning System/全地球測位システム)を構成する人工衛星から受信した電波に基づいて、スマートフォン100(ユーザ)の現在位置(経度・緯度)を測位する。GPS受信機126は、本願の「位置検出部」に相当する。計時部128は、現在時刻の計測を行う集積回路(例えば、リアルタイムクロック回路)である。なお、計時部128は、後述する主制御部110が現在時刻の計測を行うためのプログラムを実行することでソフトウェア的に実現してもよい。
記憶部130は、不揮発的にデータが記憶される記憶装置であり、例えば、フラッシュメモリによって構成される。
主制御部110は、CPUやメモリを備えており、スマートフォン100の動作全体を制御する。主制御部110は、CPUによってメモリに記録されたコンピュータプログラムが実行されることで、緊急度検出部112や、目的地検出部114、移動速度検出部116として機能する。
緊急度検出部112は、タッチパネル122を介して入力された、トイレの利用に関するユーザの緊急度を検出する。目的地検出部114は、タッチパネル122を介して入力された、ユーザの移動目的地を検出する。移動速度検出部116は、ユーザの移動手段に基づいて、ユーザの移動速度を検出する。
次に、検索サーバ200について説明する。検索サーバ200は、制御部210と、通信部220と、記憶部230と、を備えている。通信部220は、インターネット80を介してスマートフォン100と通信を行うことができる
記憶部230は、施設データベース240と、地図データベース250と、を記憶している。
図2は、施設データベース240のデータ構造の一例を示す図である。施設データベース240には、トイレが設置されている施設の位置(経緯度)と、トイレの付帯情報とが対応付けられて記憶されている。付帯情報とは、トイレが設置されている施設のカテゴリ(名称)や、トイレの利用可能な時間に関する情報(開放時間、非開放日)、そのトイレが男性用、女性用、男女共用のいずれであるかといった利用者の性別に関する情報、そのトイレが洋式や和式、温水洗浄、ベビーキープ、バリアフリーであるかといったトイレの付帯設備に関する設備情報、そのトイレが清潔である、空いているといったユーザによって評価された評価情報等である。
地図データベース250には、スマートフォン100の表示部124に地図を表示させるための地図データや、経路探索を行うためのネットワークデータが記憶されている。ネットワークデータには、自動車や自転車、バス、電車、徒歩、など、各種移動手段毎に、それぞれの移動手段が移動可能な道のつながり状態をリンクやノードによって表したデータが含まれる。
制御部210は、CPUやメモリを備えており、検索サーバ200の動作全体を制御する。制御部210は、CPUによってメモリに記録されたコンピュータプログラムが実行されることで、トイレ検索部212および経路探索部214として機能する。
トイレ検索部212は、後述のトイレ検索処理において、スマートフォン100から、トイレ検索条件と検索要求とを受けつける。トイレ検索部212は、スマートフォン100から受信したトイレの検索条件に応じて、現在位置からのトイレの検索範囲を決定する。トイレ検索部212は、記憶部230の施設データベース240の中から、検索範囲内に存在するトイレを検索する。また、トイレ検索部212は、検索範囲内に存在するトイレの中から、ユーザの好みに該当する付帯情報が対応付けられたトイレを検索する。
経路探索部214は、現在位置からトイレ検索部212によって検索されたトイレまでの経路を探索する。経路探索のアルゴリズムとしては、周知のダイクストラ法を利用することができる。
検索サーバ200の制御部210は、トイレ検索部212によって決定された検索範囲を含む地図データを地図データベース250から抽出し、通信部220を介してスマートフォン100へ送信する。また、制御部210は、経路の探索が終了すると、探索された経路を表す経路データを、スマートフォン100へ送信する。さらに、制御部210は、現在位置から検索されたトイレまでの所要時間を計算し、所要時間と検索されたトイレの付帯情報と、をスマートフォン100へ送信する。
A2.トイレ検索処理:
図3は、トイレ検索システム10により実行されるトイレ検索処理のフローチャートである。本実施形態では、トイレ検索処理は、スマートフォン100の主制御部110のROMに記憶されているプログラムを、スマートフォン100のユーザが指定して実行することで開始される。
図3は、トイレ検索システム10により実行されるトイレ検索処理のフローチャートである。本実施形態では、トイレ検索処理は、スマートフォン100の主制御部110のROMに記憶されているプログラムを、スマートフォン100のユーザが指定して実行することで開始される。
トイレ検索処理が開始されると、スマートフォン100の主制御部110は、検索条件を入力するための入力画面W1、W2を表示部124に表示して、トイレを検索するための検索条件の入力を、タッチパネル122を介して受け付ける(ステップS100)。
図4は、検索条件の入力画面W1の一例を示す図である。入力画面W1は、優先付帯情報選択欄C1〜C4と、キャンセルボタンB11と、次の入力画面W2への遷移ボタンB12と、を備える。優先付帯情報選択欄C1〜C4は、検索されるトイレの付帯情報として、スマートフォン100のユーザの好みに対応する付帯情報を選択する欄である。第1付帯情報を選択する欄C1には、ユーザが最も好む付帯情報が選択される。一旦設定された優先付帯情報は、次回の検索時に再表示されてもよい。なお、優先付帯情報は選択されなくともよい。
図5は、検索条件の入力画面W2を示す図である。入力画面W2は、移動手段選択欄C5と、目的地入力欄C6と、緊急度ゲージCAと、キャンセルボタンB13と、検索開始ボタンB14と、を備える。移動手段選択欄C5は、スマートフォン100のユーザの移動手段を選択する欄である。移動速度検出部116は、入力された移動手段に対応する移動速度を検出する。移動手段に対応する移動速度は、あらかじめ定められており、スマートフォン100の記憶部130に記憶されている。移動手段に対応する移動速度は、例えば、ステップS100においてユーザによって選択された移動手段が徒歩であれば時速4kmであり、移動手段が車であれば時速40kmである。なお、移動手段が入力されていない場合には、移動速度検出部116は、移動速度を徒歩による移動速度に設定する。目的地入力欄C6は、スマートフォン100のユーザの移動目的地がある場合に、その目的地を入力する欄である。目的地検出部114は、目的地入力欄C6に入力された目的地を検出する。緊急度ゲージCAは、ゲージバーGBをスライドさせることで、ユーザのトイレの利用に関する緊急度を入力するゲージである。スマートフォン100の緊急度検出部112は、ゲージバーGBの位置に応じて、ユーザの緊急度が0からMAXのいずれであるかを検出する。
スマートフォン100の主制御部110は、ステップS100において、検索開始ボタンB14が押下されることにより、検索条件の入力を受け付けると、計時部128によって現在の時刻を検出するとともに、GPS受信機126によってスマートフォン100(ユーザ)の現在位置を検出する(ステップS110)。スマートフォン100の主制御部110は、優先付帯情報と目的地と移動速度と緊急度と現在時刻と現在位置とを含む検索条件を、トイレ検索要求とともに検索サーバ200へ送信する(ステップS120)。
検索サーバ200のトイレ検索部212は、トイレ検索要求と検索条件とを受信すると(ステップS200)、検索範囲決定処理を行い、トイレの検索範囲を決定する(ステップS210)。ステップS210において、トイレ検索部212は、記憶部230に記憶されている検索範囲を決定するためのテーブルTBを参照して、検索範囲を決定する。
図6は、トイレ検索部212によって実行される検索範囲決定処理のフローチャートである。検索サーバ200のトイレ検索部212は、検索範囲を決定するためのテーブルTBを参照して、緊急度に基づいて、移動時間を決定する(ステップS211)。
図7は、検索範囲を決定するためのテーブルTBの一例である。テーブルTBには、緊急度と、移動時間と、検索範囲を目的地方向とするか否かと、検索の際に考慮される付帯情報と、が紐付けられている。図6のステップS211において、トイレ検索部212は、緊急度が2であれば、移動時間を15分以内に決定する。
次に、検索サーバ200のトイレ検索部212は、受信した移動速度に基づいて、現在位置からの検索距離を決定する(ステップS212)。具体的には、トイレ検索部212は、ステップS200において受信した移動速度とステップS211において決定された移動時間とに基づいて、現在位置からの移動距離を算出する。
次に、検索サーバ200のトイレ検索部212は、受信した検索条件の中に目的地が含まれるか否かを確認する(ステップS213)。目的地が含まれている場合には(ステップS213:YES)、トイレ検索部212は、図7に示すテーブルTBを参照して、検索条件として受信した緊急度が目的地を考慮する緊急度であるか否かを確認する(ステップS214)。目的地を考慮する緊急度である場合には(ステップS214:YES)、トイレ検索部212は、検索範囲を、現在位置から目的地方向に向けて、ステップS212において決定された移動距離の範囲に決定する(ステップS215)。
トイレ検索部212は、受信した検索条件の中に目的地が含まれていない場合や(ステップS213:NO)、緊急度が目的地を考慮する緊急度ではない場合には(ステップS214:NO)、検索範囲を、現在位置を中心とするステップS212において決定された距離範囲内に決定する(ステップS216)。
このような検索範囲の決定が行われることにより、検索範囲は、緊急度が高い場合には現在位置から短時間で到達可能な範囲に決定され、緊急度が低い場合には現在位置から比較的長い時間で到達可能な範囲に決定される。
図3に戻り、検索範囲が決定されると、トイレ検索部212は、施設データベース240を参照して、決定された検索範囲内に位置するトイレを検索する(ステップS220)。具体的には、トイレ検索部212は、施設データベース240の中から、現在位置を含む検索範囲の中に位置し、ステップS200において受信した現在時刻に移動時間を加算した時刻において、開放されているトイレを検索する。また、トイレ検索部212は、受信した緊急度が、ステップS100において選択された付帯情報を考慮する緊急度である場合には、選択された付帯情報に対応するトイレを検索する。
なお、トイレ検索部212は、検索範囲内にトイレが複数存在する場合には次のように検索を行う。トイレ検索部212は、緊急度が付帯情報を考慮する緊急度である場合には、より優先度の高い付帯情報を備えるトイレを検索する。緊急度が、付帯情報を考慮しない緊急度である場合には、現在位置からより短い時間で到達可能なトイレを検索する。
トイレが検索されると(ステップS220)、経路探索部214は、現在位置から検索されたトイレまでの経路を探索する(ステップS230)。
次に、検索サーバ200の制御部210は、ステップS210において決定された検索範囲を含む地図データと、ステップS230において探索された経路を表す経路データと、所要時間と、検索されたトイレの付帯情報と、を含む検索結果を、通信部220を介してスマートフォン100へ送信する(ステップS240)。現在位置から検索されたトイレまでの所要時間は、制御部210によって計算される。
スマートフォン100の主制御部110は、無線通信部120を介して検索結果を受信すると(ステップS130)、受信した検索結果を、表示部124に表示する(ステップS140)。具体的には、地図データが表す地図画像上に、経路データが表す経路と、ステップS110で検出された現在位置を示すマークと、トイレまでの所要時間とトイレの付帯情報と、を重畳させて表示部124に表示する。以上のようにして、トイレ検索システム10によるトイレ検索処理が実行される。
図8は、緊急度が目的地を考慮する緊急度である場合において、表示部124に表示される検索結果の一例である。図8には、説明の便宜のために、検索範囲S1がハッチングによって示されている。図8に示す例では、目的地は、表示部124の右上方向(○×デパート方向)であり、検索範囲S1は、現在位置p1から目的地方向へ向かって広がっている。表示部124には、検索結果として、現在位置p1から検索範囲S1内に存在する3つのトイレまでのそれぞれの経路と、それぞれのトイレまでの所要時間と、付帯情報と、が表示される。
図9は、緊急度が目的地を考慮しない緊急度である場合において、表示部124に表示される検索結果の一例である。図9には、トイレ検索部212によって決定された検索範囲S2を、ハッチングを付して示している。図9に示す例では、検索範囲S2は、現在位置p2を中心とした円状である。ユーザによって目的地が入力されない場合や、緊急度が目的地方向を検索範囲としない緊急度である場合には、表示部124には、図9に示すように、現在位置p2を中心として検索されたトイレまでの経路と、それぞれのトイレまでの所要時間と、付帯情報と、が表示される。なお、スマートフォン100のユーザによって、タッチパネル122を操作することにより図8および図9に示す表示部124に表示されたトイレのうち一つが選択された場合には、主制御部110は選択されたトイレまでのルート案内を開始することができる。
以上で説明したトイレ検索処理では、トイレの利用に関するユーザの緊急度に応じて、検索範囲が決定される。そのため、ユーザは、緊急度に応じて到達可能な範囲に位置するトイレを知ることができる。また、検索範囲は、緊急度が高い場合は短時間で到達可能な範囲に決定されるので、ユーザは緊急度が高い場合は速やかにトイレへ到達することができる。また、緊急度が低い場合には、比較的長い時間で到達可能な範囲の中からユーザの好む付帯情報に対応するトイレが検索される。そのため、ユーザは、例えばユーザの緊急度に余裕がある場合には、希望に添った付帯情報に対応するトイレを利用することができる。
また、上記トイレ検索処理では、検索範囲は、移動速度と緊急度に応じて許容される時間とに基づいて決定される。そのため、ユーザの移動手段にかかわらず、緊急度に応じて到達可能な範囲に位置するトイレが適切に検索される。さらに、目的地が検出されており、かつ、緊急度が検索範囲を目的地方向とする緊急度である場合には、検索範囲は、現在位置から目的地方向に向けて決定される。そのため、ユーザは目的地へ向かいつつ、緊急度に応じた時間内にトイレに到達することができる。
さらに、上記トイレ検索処理では、表示部124には、現在位置から検索されたトイレまでの経路が表示される。そのため、ユーザは、迷うことなく速やかに検索されたトイレへ到達することができる。よって、緊急度の高いユーザにとっては、特に便宜である。また、表示部124には、現在位置から検索されたトイレまでの所要時間と、検索されたトイレの付帯情報と、が表示されるので、ユーザは複数のトイレが検索された場合には、所要時間と付帯情報とを参照して、希望に添ったトイレへ到達することができる。
また、本実施形態では、少なくとも緊急度を選択して検索開始ボタンを押すだけでトイレが検索される。そのため、ユーザは簡易に、緊急度に応じたトイレへ到達することができる。また、ユーザは、緊急度をゲージバーGBによって感覚的に決定することができるので、緊急度が高い場合であっても、スマートフォン100の操作に対して煩わしさを覚えづらい。
B.第2実施形態:
上述の第1実施形態では、ユーザが選択した緊急度に基づいてトイレを検索するトイレ検索処理について説明した。本実施形態においては、緊急度を推定して、推定した緊急度に基づいてトイレを検索する、緊急度推定モードにおけるトイレ検索処理について説明する。
上述の第1実施形態では、ユーザが選択した緊急度に基づいてトイレを検索するトイレ検索処理について説明した。本実施形態においては、緊急度を推定して、推定した緊急度に基づいてトイレを検索する、緊急度推定モードにおけるトイレ検索処理について説明する。
B1.トイレ検索処理:
図10は、緊急度推定モードにおけるトイレ検索処理のフローチャートである。この処理は、主制御部110のROMに記憶されている、プログラムを、スマートフォン100のユーザが指定して実行することで開始される。
図10は、緊急度推定モードにおけるトイレ検索処理のフローチャートである。この処理は、主制御部110のROMに記憶されている、プログラムを、スマートフォン100のユーザが指定して実行することで開始される。
本実施形態においても、トイレ検索処理が開始されると、スマートフォン100の主制御部110は、第1実施形態におけるトイレ検索処理と同様に(図3、ステップS100)、検索条件の入力を受け付ける(ステップS300)。
次に、スマートフォン100の主制御部110は、表示部124に緊急度推定条件を入力するための入力画面W3を表示して、推定条件の入力を受け付ける(ステップS302)。
図11は、推定条件の入力画面W3の一例を示す図である。入力画面W3は、緊急度推移グラフKの傾きを決定するための時間入力欄C7と、推定開始時の緊急度を選択する推定開始時緊急度選択欄C8と、トイレの検索を開始するための緊急度を選択する検索開始緊急度選択欄C9と、キャンセルボタンB21と、緊急度の推定を開始するための推定開始ボタンB22と、を備える。推定開始時緊急度は、入力画面W3に推定条件を入力している現在の緊急度といいかえることができる。スマートフォン100のユーザは、トイレ検索システム10を利用する対象となる人物について、例えば緊急度がMAXとなる時間を時間入力欄C7に入力する。緊急度検出部112は、緊急度がMAXとなる時間に基づいて、緊急度推移グラフの傾きを求める。なお、緊急度検出部112は、他の緊急度(緊急度3など)に到達する時間に基づいて、緊急度推移グラフの傾きを求めてもよい。
緊急度検出部112は、ステップS302において、開始ボタンB22が押下されることにより推定条件の入力を受け付けると、緊急度の推定を開始する(ステップS304)。具体的には、緊急度検出部112は、計時部128により計時された推定開始時の時刻と現在の時刻とから、推定開始時からの経過時間を算出する。緊急度検出部112は、緊急度推移グラフKの傾きと、推定開始時の緊急度と、経過時間と、に基づいて、現在の緊急度を推定する。
緊急度検出部112は、推定された緊急度が、検索を開始するための検索開始緊急度に達した場合には(ステップS306:YES)、第1実施形態と同様に、計時部128によって現在の時刻を検出するとともに、GPS受信機126によってスマートフォン100(ユーザ)の現在位置を検出する(ステップS310)。スマートフォン100の主制御部110は、優先付帯情報と目的地と移動速度と推定された緊急度(検索開始緊急度)と現在時刻と現在位置とを含む検索条件を、トイレ検索要求とともに検索サーバ200へ送信する(ステップS120)。その後、検索サーバ200によって行われる処理(図10、ステップS400〜ステップS440)は、第1実施形態において、検索サーバ200によって行われる処理(図3、ステップS200〜ステップS240)と同様であるため、説明を省略する。
スマートフォン100の主制御部110は、検索サーバ200から検索結果を受信すると(ステップS330)、第1実施形態と同様に、受信した検索結果を表示部124に表示する(ステップS340)。主制御部110は、また、表示部124に緊急度の推定を継続するか否かを入力する画面(図示せず)を表示する。主制御部110は、推定を継続する旨を受け付けた場合には(ステップS350:YES)、推定開始時緊急度を「0」にリセットする(ステップS360)。緊急度検出部112は、その後、ステップS304に戻り、再び緊急度を推定する。主制御部110は、推定を継続しない旨を受け付けた場合には(ステップS350:NO)、緊急度推定モードによるトイレ検索処理を終了する。
以上のような緊急度推定モードによるトイレ検索処理においても、第1実施形態と同様に、トイレの利用に関するユーザの緊急度に応じて、検索範囲が決定される。緊急度が低い場合には、比較的長い時間で到達可能な検索範囲の中からユーザの好む付帯情報に対応するトイレが検索される。また、目的地が設定されており、緊急度が検索範囲を目的地方向とする緊急度である場合には、現在位置から目的地方向に向けて検索範囲が決定される。検索範囲は、移動速度に基づいて決定される。さらに、表示部124には、現在位置から検索されたトイレまでの経路および所要時間と、検索されたトイレの付帯情報と、が表示される。そのため、本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
さらに、本実施形態においては、トイレの利用に関するユーザの緊急度が推定される。また、推定された緊急度が、検索を開始する緊急度に達した場合に、検索サーバ200のトイレ検索部212によってトイレの検索が行われる。そのため、例えば、その都度、緊急度の入力が困難なユーザであっても、推定された緊急度に応じて、適切にトイレへ到達することができる。また、スマートフォン100のユーザの同伴者(例えば、子ども)の緊急度を推定して、同伴者を適切にトイレへ案内することができる。
C.変形例:
C1.変形例1:
上述の第1実施形態では、スマートフォン100の主制御部110は、タッチパネル122を介して、ユーザが好む付帯情報を受け付けている。これに対し、主制御部110は、ユーザの好まない付帯情報(除外付帯情報)をタッチパネル122を介して受け付け、緊急度に応じて、除外付帯情報に対応するトイレを、検索対象から除外してもよい。こうすることで、スマートフォン100のユーザの好まないトイレが検索されることを防止できる。
C1.変形例1:
上述の第1実施形態では、スマートフォン100の主制御部110は、タッチパネル122を介して、ユーザが好む付帯情報を受け付けている。これに対し、主制御部110は、ユーザの好まない付帯情報(除外付帯情報)をタッチパネル122を介して受け付け、緊急度に応じて、除外付帯情報に対応するトイレを、検索対象から除外してもよい。こうすることで、スマートフォン100のユーザの好まないトイレが検索されることを防止できる。
C2.変形例2:
上述の第1実施形態では、トイレ検索部212は、検索範囲の中から3件のトイレを検索している。これに対し、トイレ検索部212が検索範囲の中から検索するトイレの数は、より複数であっても少数であってもよい。また付帯情報に対応するトイレが検索範囲の中に存在しない場合には、トイレ検索部212は、付帯情報を備えていないトイレに対して経路探索を行ってもよい。こうすることで、スマートフォン100のユーザは、緊急度に応じた時間内にトイレへ到達できる。
上述の第1実施形態では、トイレ検索部212は、検索範囲の中から3件のトイレを検索している。これに対し、トイレ検索部212が検索範囲の中から検索するトイレの数は、より複数であっても少数であってもよい。また付帯情報に対応するトイレが検索範囲の中に存在しない場合には、トイレ検索部212は、付帯情報を備えていないトイレに対して経路探索を行ってもよい。こうすることで、スマートフォン100のユーザは、緊急度に応じた時間内にトイレへ到達できる。
C3.変形例3:
上述の第1実施形態では、表示部124は、検索結果として、現在位置から検索範囲内に存在する3つのトイレまでのそれぞれの経路と、それぞれのトイレまでの所要時間と、付帯情報とを表示している。これに対し、表示部124は、トイレの外観や、付帯設備の様子を表す写真を表示してもよい。こうすることで、スマートフォン100のユーザに対し、より有益な情報を提供することができる。
上述の第1実施形態では、表示部124は、検索結果として、現在位置から検索範囲内に存在する3つのトイレまでのそれぞれの経路と、それぞれのトイレまでの所要時間と、付帯情報とを表示している。これに対し、表示部124は、トイレの外観や、付帯設備の様子を表す写真を表示してもよい。こうすることで、スマートフォン100のユーザに対し、より有益な情報を提供することができる。
C4.変形例4:
上述の第1実施形態では、目的地検出部114は、入力画面W1に入力された目的地を検出している。これに対し、目的地検出部114は、目的地へのルート案内がされている最中に、スマートフォン100のユーザによってトイレ検索処理が開始された場合には、ルート案内において指定されている目的地を検出してもよい。
上述の第1実施形態では、目的地検出部114は、入力画面W1に入力された目的地を検出している。これに対し、目的地検出部114は、目的地へのルート案内がされている最中に、スマートフォン100のユーザによってトイレ検索処理が開始された場合には、ルート案内において指定されている目的地を検出してもよい。
C5.変形例5:
上述の第1実施形態では、目的地が設定されており、緊急度が検索範囲を目的地方向とする場合には、現在位置から目的地方向に向けて検索範囲が決定される。また、経路探索部214は、目的地方向に存在するトイレまでの経路を探索している。これに対し、経路探索部214は、緊急度に応じて探索する経路を変更してもよい。例えば、緊急度が低い場合には、目的地までのルート沿いに存在するトイレまでの経路を探索してもよい。また、緊急度が高い場合には、経路探索部214は、ユーザの移動手段が車両であっても、車両が通行できない道路を経路探索の対象としてもよい。この場合、経路探索部214は、車両が通行できない道路の手前に存在する駐車場までの移動経路と、駐車場からトイレまでの徒歩での移動経路と、を探索してもよい。こうすることで、ユーザは、移動手段にかかわらず、緊急度に応じた時間内にトイレへ到達することができる。
上述の第1実施形態では、目的地が設定されており、緊急度が検索範囲を目的地方向とする場合には、現在位置から目的地方向に向けて検索範囲が決定される。また、経路探索部214は、目的地方向に存在するトイレまでの経路を探索している。これに対し、経路探索部214は、緊急度に応じて探索する経路を変更してもよい。例えば、緊急度が低い場合には、目的地までのルート沿いに存在するトイレまでの経路を探索してもよい。また、緊急度が高い場合には、経路探索部214は、ユーザの移動手段が車両であっても、車両が通行できない道路を経路探索の対象としてもよい。この場合、経路探索部214は、車両が通行できない道路の手前に存在する駐車場までの移動経路と、駐車場からトイレまでの徒歩での移動経路と、を探索してもよい。こうすることで、ユーザは、移動手段にかかわらず、緊急度に応じた時間内にトイレへ到達することができる。
C6.変形例6:
上述の第1実施形態では、移動速度検出部116は、記憶部130を参照して、入力された移動手段に対応する移動速度を検出している。これに対し、移動速度検出部116は、GPS受信機126によって検出された現在位置と、計時部128によって計時された時刻との関係から、移動距離と移動時間とを算出して、移動速度を検出してもよい。
上述の第1実施形態では、移動速度検出部116は、記憶部130を参照して、入力された移動手段に対応する移動速度を検出している。これに対し、移動速度検出部116は、GPS受信機126によって検出された現在位置と、計時部128によって計時された時刻との関係から、移動距離と移動時間とを算出して、移動速度を検出してもよい。
C7.変形例7:
上述の第1実施形態では、スマートフォン100の緊急度検出部112は、ユーザによって操作されたゲージバーGBの位置に応じて、緊急度が0からMAXのいずれであるかを検出している。これに対し、入力画面に緊急度を表すボタンや、数値を入力する欄を表示することとし、緊急度検出部112は、押下されたボタンや、入力された数値によって緊急度を検出してもよい。また、緊急度検出部112は、スマートフォン100の備えるマイクによって認識される言葉や、音の大小によって緊急度を検出してもよい。また、スマートフォン100に例えば加速度センサを備えることとし、緊急度検出部112は、加速度センサによって検出される加速度の大小により、緊急度を検出してもよい。
上述の第1実施形態では、スマートフォン100の緊急度検出部112は、ユーザによって操作されたゲージバーGBの位置に応じて、緊急度が0からMAXのいずれであるかを検出している。これに対し、入力画面に緊急度を表すボタンや、数値を入力する欄を表示することとし、緊急度検出部112は、押下されたボタンや、入力された数値によって緊急度を検出してもよい。また、緊急度検出部112は、スマートフォン100の備えるマイクによって認識される言葉や、音の大小によって緊急度を検出してもよい。また、スマートフォン100に例えば加速度センサを備えることとし、緊急度検出部112は、加速度センサによって検出される加速度の大小により、緊急度を検出してもよい。
C8.変形例8:
図12は、トイレ検索システム10において、スマートフォン100に表示される入力画面の別の例を示す図である。上述の第1実施形態では、トイレ検索システム10は、スマートフォン100のユーザによって検索条件が入力され、検索開始ボタンB14を押下されることでトイレ検索処理を開始している。これに対し、スマートフォン100の主制御部110は、図12に示すように、表示部124の一部に緊急度を選択する入力画面W4を重畳させておき、緊急度を示すボタン(b0〜b4)がユーザによって押下されたことを検出した場合に、トイレ検索処理を開始してもよい。こうすることによって、より簡易にトイレ検索処理が開始されるので、スマートフォン100のユーザにとって、緊急度の高い場合は特に便宜である。
図12は、トイレ検索システム10において、スマートフォン100に表示される入力画面の別の例を示す図である。上述の第1実施形態では、トイレ検索システム10は、スマートフォン100のユーザによって検索条件が入力され、検索開始ボタンB14を押下されることでトイレ検索処理を開始している。これに対し、スマートフォン100の主制御部110は、図12に示すように、表示部124の一部に緊急度を選択する入力画面W4を重畳させておき、緊急度を示すボタン(b0〜b4)がユーザによって押下されたことを検出した場合に、トイレ検索処理を開始してもよい。こうすることによって、より簡易にトイレ検索処理が開始されるので、スマートフォン100のユーザにとって、緊急度の高い場合は特に便宜である。
C9.変形例9:
上述の第2実施形態では、スマートフォン100のユーザは、トイレ検索システムを利用する対象となる人物について、例えば緊急度がMAXとなる時間を時間入力欄C7に入力し、緊急度検出部112は、入力された時間に基づいて、緊急度の推移と時間との関係を決定している。これに対し、緊急度検出部112は、トイレ検索システムを利用する対象となる人物の属性に基づいて、緊急度の推移と時間との関係を決定してもよい。例えば、記憶部130に、あらかじめ年齢と、緊急度の推移および時間との関係を対応づけて記憶しておく。緊急度検出部112は、表示部124を介して受け付けた属性に対応する緊急度の推移と時間との関係を、記憶部130から読み出して緊急度を推定してもよい。なお、緊急度の推移と時間との関係は、直線に限られず、二次曲線でもよい。また、記憶部130は、年齢だけでなく、性別や、現在の季節、屋外、野外、病歴などに対応して、緊急度の推移と時間との関係を記憶していてもよい。
上述の第2実施形態では、スマートフォン100のユーザは、トイレ検索システムを利用する対象となる人物について、例えば緊急度がMAXとなる時間を時間入力欄C7に入力し、緊急度検出部112は、入力された時間に基づいて、緊急度の推移と時間との関係を決定している。これに対し、緊急度検出部112は、トイレ検索システムを利用する対象となる人物の属性に基づいて、緊急度の推移と時間との関係を決定してもよい。例えば、記憶部130に、あらかじめ年齢と、緊急度の推移および時間との関係を対応づけて記憶しておく。緊急度検出部112は、表示部124を介して受け付けた属性に対応する緊急度の推移と時間との関係を、記憶部130から読み出して緊急度を推定してもよい。なお、緊急度の推移と時間との関係は、直線に限られず、二次曲線でもよい。また、記憶部130は、年齢だけでなく、性別や、現在の季節、屋外、野外、病歴などに対応して、緊急度の推移と時間との関係を記憶していてもよい。
C10.変形例10:
上述の第2実施形態では、緊急度検出部112は、緊急度推移グラフKの傾きと、推定開始時の緊急度と、経過時間と、に基づいて、現在の緊急度を推定している。これに対し、記憶部130は、トイレ利用時刻と緊急度をその都度記憶し、緊急度検出部112は、トイレ利用時刻と利用時の緊急度とから緊急度の推移と時間との関係を学習して、学習した結果に基づいて緊急度を推定してもよい。こうすることによって、緊急度検出部112は、より正確に緊急度を推定することができる。
上述の第2実施形態では、緊急度検出部112は、緊急度推移グラフKの傾きと、推定開始時の緊急度と、経過時間と、に基づいて、現在の緊急度を推定している。これに対し、記憶部130は、トイレ利用時刻と緊急度をその都度記憶し、緊急度検出部112は、トイレ利用時刻と利用時の緊急度とから緊急度の推移と時間との関係を学習して、学習した結果に基づいて緊急度を推定してもよい。こうすることによって、緊急度検出部112は、より正確に緊急度を推定することができる。
C11.変形例11:
上述の第2実施形態では、スマートフォン100の主制御部110は、推定された緊急度が、検索開始緊急度に達した場合に検索サーバ200へトイレ検索要求を送信している(ステップS320)。これに対し、検索開始緊急度に達していなくとも、スマートフォン100の主制御部110は、ユーザから、例えばタッチパネル122を介してトイレ検索実行指示を受け付けた場合には、現在の推定緊急度を検索条件として、トイレ検索要求を送信してもよい。
上述の第2実施形態では、スマートフォン100の主制御部110は、推定された緊急度が、検索開始緊急度に達した場合に検索サーバ200へトイレ検索要求を送信している(ステップS320)。これに対し、検索開始緊急度に達していなくとも、スマートフォン100の主制御部110は、ユーザから、例えばタッチパネル122を介してトイレ検索実行指示を受け付けた場合には、現在の推定緊急度を検索条件として、トイレ検索要求を送信してもよい。
C12:変形例12:
上述の実施形態では、検索サーバ200が、施設データや地図データ、ネットワークデータを記憶している。これに対して、スマートフォン100は、施設データや地図データ、ネットワークデータを、自身のメモリに記憶していてもよい。この場合、スマートフォン100は、自身のメモリに記憶された施設データや地図データ、ネットワークデータを用いてトイレ検索処理や経路探索を行うことができる。
上述の実施形態では、検索サーバ200が、施設データや地図データ、ネットワークデータを記憶している。これに対して、スマートフォン100は、施設データや地図データ、ネットワークデータを、自身のメモリに記憶していてもよい。この場合、スマートフォン100は、自身のメモリに記憶された施設データや地図データ、ネットワークデータを用いてトイレ検索処理や経路探索を行うことができる。
C13.変形例13:
上述の実施形態では、トイレ検索処理は、スマートフォン100を用いて実行されている。これに対し、スマートフォン100は、一般的な携帯電話やノート型パソコン、タブレット端末、携帯情報端末(PDA)、車載端末、携帯音楽プレーヤ、携帯型ゲーム機、など、様々な装置に置きかえることが可能である。
上述の実施形態では、トイレ検索処理は、スマートフォン100を用いて実行されている。これに対し、スマートフォン100は、一般的な携帯電話やノート型パソコン、タブレット端末、携帯情報端末(PDA)、車載端末、携帯音楽プレーヤ、携帯型ゲーム機、など、様々な装置に置きかえることが可能である。
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…トイレ検索システム
70…通信キャリア
80…インターネット
100…スマートフォン
110…主制御部
112…緊急度検出部
114…目的地検出部
116…移動速度検出部
120…無線通信部
122…タッチパネル
124…表示部
126…GPS受信機
128…計時部
130…記憶部
200…検索サーバ
210…制御部
212…トイレ検索部
214…経路探索部
220…通信部
230…記憶部
240…施設データベース
250…地図データベース
K…緊急度推移グラフ
W1〜W4…入力画面
C1〜C4…優先付帯情報選択欄
C5…移動手段選択欄
C6…目的地入力欄
C7…時間入力欄
C8…推定開始時緊急度選択欄
C9…検索開始緊急度選択欄
CA…緊急度ゲージ
GB…ゲージバー
TB…テーブル
B11、B13、B21…キャンセルボタン
B12…遷移ボタン
B14…検索開始ボタン
B22…推定開始ボタン
b0〜b4…緊急度を示すボタン
S1、S2…検索範囲
p1、p2…現在位置
70…通信キャリア
80…インターネット
100…スマートフォン
110…主制御部
112…緊急度検出部
114…目的地検出部
116…移動速度検出部
120…無線通信部
122…タッチパネル
124…表示部
126…GPS受信機
128…計時部
130…記憶部
200…検索サーバ
210…制御部
212…トイレ検索部
214…経路探索部
220…通信部
230…記憶部
240…施設データベース
250…地図データベース
K…緊急度推移グラフ
W1〜W4…入力画面
C1〜C4…優先付帯情報選択欄
C5…移動手段選択欄
C6…目的地入力欄
C7…時間入力欄
C8…推定開始時緊急度選択欄
C9…検索開始緊急度選択欄
CA…緊急度ゲージ
GB…ゲージバー
TB…テーブル
B11、B13、B21…キャンセルボタン
B12…遷移ボタン
B14…検索開始ボタン
B22…推定開始ボタン
b0〜b4…緊急度を示すボタン
S1、S2…検索範囲
p1、p2…現在位置
Claims (8)
- トイレ検索システムであって、
トイレの位置を記憶する記憶部と、
現在位置を検出する位置検出部と、
トイレの利用に関するユーザの緊急度を検出する緊急度検出部と、
前記緊急度に応じて、前記記憶部の中から前記現在位置を含むトイレの検索範囲を決定し、該検索範囲の中からトイレを検索するトイレ検索部と、
前記現在位置から前記検索されたトイレまでの経路を探索する経路探索部と、
前記探索された経路を表示する表示部と、
を備える、トイレ検索システム。 - 請求項1に記載のトイレ検索システムであって、
前記記憶部には、トイレの位置とトイレの付帯情報とが対応付けられて記憶されており、
前記トイレの付帯情報に関するユーザの好みを受け付ける受付部を備え、
前記トイレ検索部は、前記検索範囲の中から前記ユーザの好みに対応するトイレを検索する、トイレ検索システム。 - 請求項1または請求項2に記載のトイレ検索システムであって、
目的地を検出する目的地検出部を備え、
前記トイレ検索部は、前記検索範囲を前記現在位置から前記目的地の方向に決定し、該検索範囲の中からトイレを検索する、トイレ検索システム。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のトイレ検索システムであって、
ユーザの移動速度を検出する移動速度検出部を備え、
前記トイレ検索部は、前記移動速度に基づいて前記検索範囲を決定し、該検索範囲の中からトイレを検索する、トイレ検索システム。 - 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のトイレ検索システムであって、
前記緊急度検出部は、所定の緊急度を検出した時から経過した時間に基づいて緊急度を推定する、トイレ検索システム。 - 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のトイレ検索システムであって、
前記表示部は、前記現在位置から前記検索されたトイレまでの所要時間を表示する、トイレ検索システム。 - 請求項2に記載のトイレ検索システムであって、
前記表示部は、前記検索されたトイレの前記付帯情報を表示する、トイレ検索システム。 - トイレ検索システムによるトイレ検索方法であって、
現在位置を検出し、
トイレの利用に関するユーザの緊急度を検出し、
前記緊急度に応じて、トイレの位置が記憶された記憶部の中から前記現在位置を含むトイレの検索範囲を決定し、該検索範囲の中からトイレを検索し、
前記現在位置から前記検索されたトイレまでの経路を探索し、
前記探索された経路を表示する、トイレ検索方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013059665A JP2014185887A (ja) | 2013-03-22 | 2013-03-22 | トイレ検索システムおよびトイレ検索方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2013
- 2013-03-22 JP JP2013059665A patent/JP2014185887A/ja active Pending
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