JP4689104B2 - 駐車場情報検索方法、駐車場情報検索システム及びプログラム - Google Patents

駐車場情報検索方法、駐車場情報検索システム及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現在位置の位置情報を得ることのできる現在位置検出手段を備えた移動体通信機器に好適な駐車場情報検索方法、駐車場情報検索システム及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、車両を運転中のユーザーが、現在地から目的地までの効率的な経路案内情報を所望すると、ユーザーのリクエストに応じて、当該経路案内情報を探索し、表示画面に表示したり音声出力したりして、ユーザーに経路案内情報を提供する車載用のカーナビゲーションシステムが用いられている。これにより、ユーザーは効率的に所望する目的地に到着することができる。
【0003】
しかし、前記経路案内情報によって、ユーザーが効率的に目的地に到着しても、交通量の多い都市部などにおいては、目的地周辺における駐車場が満車であることが多く、無駄な駐車場待ちや駐車場探しといった、駐車の際の問題が生じている。
【0004】
そこで、この問題を解決するために、ユーザーのリクエストに応じて、前記カーナビゲーションシステムに携帯情報端末や携帯電話回線等を介して、駐車場の現在の満空情報を配信するサービスが行われている。これにより、ユーザーは、目的地周辺の現在の満空情報を確認して、目的地に到着する前に駐車場探しを行うことができ、効率的な走行ができるようになった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、コンサートのイベント会場のように、時間的に人口の集中が起きやすい目的地の周辺の駐車場においては、駐車場に駐車する時だけでなく、駐車場から出る出庫時にも車両の集中が生じる。従って、現在の満空情報を前記カーナビゲーションシステムで確認し、スムーズに駐車場に駐車できても、イベント等が終了して駐車場から出庫するときには、駐車場に駐車されていた車両が一斉に出庫しようとするため、駐車場からなかなか出られなかったり、駐車場周辺の渋滞に巻き込まれたりすることがあった。そして、自宅等の次の目的地への到着時刻が遅くなる原因となっていた。
【0006】
そこで、駐車場から出庫するときの混雑の程度を予想して、早めに自宅等の次の目的地に行くために、現在の目的地から少し離れた駐車場を利用し、目的地と駐車場との間で他の交通手段を利用することなどが、ユーザーの独自の判断により行われている。しかし、判断の基準が明確でないため、ユーザーの予想が外れる可能性があり、確実に最適な駐車場を選択することが難しくなっている。
【0007】
本発明の目的は、上記問題点を解決するためになされたものであって、出発地から目的地までの経路探索を行う際に、駐車場の出庫の際の混雑等を考慮した、詳細かつ効率のよい経路案内情報を提供し、利用者が容易に比較検討することができる駐車場情報検索方法、駐車場情報検索システム及びプログラムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、駐車場の駐車場情報を記憶手段に記憶する記憶段階と、過去の統計を用いて予測した結果得られる前記駐車場の出庫所要時間情報を、前記駐車場の出発時の駐車場条件に対応させて交通情報記憶手段に記憶する交通情報記憶段階と、移動体通信機器の現在地の現在位置情報と、第1目的地の第1目的地情報及び第2目的地の第2目的地情報とを入力する入力段階と、前記第1目的地の周辺にある駐車場の駐車場情報を前記記憶手段より検索する検索段階と、前記現在地から前記駐車場までの第1経路に関する第1経路情報と、前記駐車場と前記第1目的地との間の往復の第2経路に関する第2経路情報と、前記駐車場から前記第2目的地までの第3経路に関する第3経路情報とによって構成される経路情報を探索する経路探索段階と、前記経路探索段階で探索された前記経路情報及び前記交通情報記憶手段に記憶された出庫所要時間情報から、前記第1経路と前記第2経路と前記第3経路との移動に要する所要時間に関する所要時間情報を演算する所要時間演算段階と、前記経路探索段階において探索された全ての前記経路情報から、前記所要時間情報の所要時間が所定条件を満たしている同経路情報を選択し、その選択された前記経路情報に対応する前記駐車場の駐車場情報を前記移動体通信機器の出力部に出力する出力段階とを備え、前記所要時間演算段階では、前記移動体通信機器を搭載した車両が前記駐車場を出庫するときの前記駐車場条件を取得し、その駐車場条件に従って前記出庫所要時間情報を検索し、検索した同出庫所要時間情報の出庫所要時間を、前記第3経路を前記移動体通信機器を搭載した車両が走行するために要する所要時間に加算して、前記所要時間情報を演算することを要旨とする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、駐車場の駐車場情報を記憶する記憶手段と、過去の統計を用いて予測した結果得られる前記駐車場の出庫所要時間情報を、前記駐車場の出発時の駐車場条件に対応させて記憶する交通情報記憶手段と、第1目的地の第1目的地情報を入力し、前記第1目的地の周辺にある駐車場の駐車場情報を前記記憶手段より検索し出力する検索手段と、移動体通信機器の現在地の現在位置情報と、前記第1目的地情報と、第2目的地の第2目的地情報と、前記検索手段により出力された前記駐車場情報とを入力し、前記現在地から前記駐車場までの第1経路に関する第1経路情報と、前記駐車場と前記第1目的地との間の往復の第2経路に関する第2経路情報と、前記駐車場から前記第2目的地までの第3経路に関する第3経路情報とによって構成される経路情報を探索し出力する経路探索手段と、前記経路探索手段により出力された前記経路情報及び前記交通情報記憶手段に記憶された出庫所要時間情報を入力し、前記第1経路と前記第2経路と前記第3経路との移動に要する所要時間に関する所要時間情報を演算する所要時間演算手段と、前記経路探索手段において出力された全ての前記経路情報を入力し、前記所要時間情報の所要時間が所定条件を満たしている同経路情報を選択し、その選択された前記経路情報に対応する前記駐車場の駐車場情報を出力する選択手段とを備え、前記所要時間演算手段は、前記移動体通信機器を搭載した車両が前記駐車場を出庫するときの前記駐車場条件を取得し、その駐車場条件に従って前記出庫所要時間情報を検索し、検索した同出庫所要時間情報の出庫所要時間を、前記第3経路を前記移動体通信機器を搭載した車両が走行するために要する所要時間に加算して、前記所要時間情報を演算する手段であることを要旨とする。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の駐車場情報検索システムにおいて、前記駐車情報検索システムは、前記移動体通信機器と、同移動体通信機器との間で電波信号により各種情報の入出力を行う情報センタとによって構成され、前記情報センタは、前記記憶手段と、前記交通情報記憶手段と、前記検索手段と、前記経路探索手段と、前記所要時間演算手段と、前記選択手段とを備え、前記移動体通信機器において取得した前記現在位置情報と前記第1目的地情報と前記第2目的地情報とを前記情報センタに出力し、前記情報センタの前記選択手段から出力された前記駐車場情報を前記移動体通信機器の出力部に出力することを要旨とする。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の駐車場情報検索システムにおいて、前記駐車場情報検索システムは、前記移動体通信機器と、同移動体通信機器との間で電波信号により各種情報の入出力を行う情報センタとによって構成され、前記情報センタは、前記記憶手段と、前記交通情報記憶手段と、前記検索手段とを備え、前記移動体通信機器は、前記経路探索手段と、前記所要時間演算手段と、前記選択手段とを備え、前記移動体通信機器において取得した前記現在位置情報と前記第1目的地情報と前記第2目的地情報とを前記情報センタに出力し、前記情報センタの前記検索手段から出力された前記駐車場情報を前記移動体通信機器の前記経路探索手段に入力し、前記情報センタの前記交通情報記憶手段から出力された前記交通情報を前記移動体通信機器の前記所要時間演算手段に入力し、前記移動体通信機器の前記選択手段から出力された前記駐車場情報を前記移動体通信機器の出力部に出力することを要旨とする。
【0016】
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか1つに記載の駐車場情報検索システムにおいて、前記経路探索手段は、前記第1経路および前記第3経路を、前記移動体通信機器を搭載する車両を利用して走行する経路として探索し、前記第2経路を、公共交通機関または徒歩、もしくは前記公共交通機関と前記徒歩との組み合わせを利用した経路として探索することを要旨とする。
【0018】
請求項6に記載の発明は、請求項2〜5のいずれか1つに記載の駐車場情報検索システムにおいて、前記駐車場条件は、出庫時の日時、曜日、季節、天候、第1目的地におけるイベントの種類の少なくともいずれか1つであることを要旨とする。
【0021】
請求項7に記載の発明は、請求項2〜6のいずれか1つに記載の駐車場情報検索システムにおいて、前記記憶手段は、前記駐車場の満空情報を記憶し、前記検索手段は、前記記憶手段の前記満空情報に基づいて、空車有りの状態の前記駐車場の駐車場情報を検索することを要旨とする。
【0022】
請求項8に記載の発明は、駐車場の駐車場情報を記憶手段に記憶する記憶処理と、過去の統計を用いて予測した結果得られる前記駐車場の出庫所要時間情報を、前記駐車場の出発時の駐車場条件に対応させて交通情報記憶手段に記憶する交通情報記憶処理と移動体通信機器の現在地の現在位置情報と、第1目的地の第1目的地情報、及び第2目的地の第2目的地情報とを入力する入力処理と、前記第1目的地の周辺に位置する前記駐車場の駐車場情報を前記記憶手段より検索する検索処理と、前記現在地から前記駐車場までの第1経路に関する第1経路情報と、前記駐車場と前記第1目的地との間の往復の第2経路に関する第2経路情報と、前記駐車場から前記第2目的地までの第3経路に関する第3経路情報とによって構成される経路情報を探索する経路探索処理と、前記経路探索処理で探索された前記経路情報及び前記交通情報記憶手段に記憶された出庫所要時間情報から、前記第1経路と前記第2経路と前記第3経路との移動に要する所要時間に関する所要時間情報を演算する所要時間演算処理と、前記経路探索処理において探索された全ての前記経路情報から、前記所要時間情報の所要時間が所定条件を満たしている同経路情報を選択し、その選択された前記経路情報に対応する前記駐車場の駐車場情報を前記移動体通信機器の出力部に出力する出力処理とをコンピュータにて実行させるプログラムであって、前記所要時間演算処理は、前記移動体通信機器を搭載した車両が前記駐車場を出庫するときの前記駐車場条件を取得し、その駐車場条件に従って前記出庫所要時間情報を検索し、検索した同出庫所要時間情報の出庫所要時間を、前記第3経路を前記移動体通信機器を搭載した車両が走行するために要する所要時間に加算して、前記所要時間情報を演算する処理であることを要旨とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、駐車場情報検索システムのシステム構成ブロック図を示す。
【0024】
図1において、コンピュータシステムを備えた情報センタとしてのネットワークナビセンタ10は、利用者の自動車11に搭載された移動体通信機器12との間で、経路情報と所要時間情報としての複合経路情報RGIや、センタ10に知らせる自身(自車)の現在位置情報API等を含む各種情報の授受を行うようになっている。
【0025】
詳述すると、移動体通信機器12からの現在位置情報APIと目的地情報としての目的地詳細情報DIとが、同通信機器12のアンテナ13から電波信号となって発信される。現在位置情報APIは利用者の車両の現在位置データにより構成される。また、目的地詳細情報DIは、利用者が初めに訪れる予定の第1目的地に関する第1目的地情報としての第1目的地データと、次に訪れる第2目的地に関する第2目的地情報としての第2目的地データと、同第1目的地を出発する予定時刻に関する出発予定時刻データとによって構成される。そして、この電波信号は携帯電話基地局14の基地局アンテナ15で受信され一般電話回線網16を介してネットワークナビセンタ10に送信される。
【0026】
反対に、ネットワークナビセンタ10からの複合経路情報RGIは、一般電話回線網16を介して携帯電話基地局14の基地局アンテナ15から電波信号となって発信される。この複合経路情報RGIは、前記現在位置情報API及び目的地詳細情報DIとに基づいて、ネットワークナビセンタ10によって探索・演算されるものである。そして、複合経路情報RGIは、現在位置から第1目的地を経由して第2目的地に行くまでの最適な案内経路を、複数の交通機関を組み合わせた案内経路として表現した複合経路データと、同案内経路の距離や所要時間等を表現した詳細情報データとによって構成される。
【0027】
また、このセンタ10側の電波信号は移動体通信機器12のアンテナ13にて受信され同移動体通信機器12に送信される。つまり、ネットワークナビセンタ10は、自動車11に搭載された移動体通信機器12とはいわゆる無線インターネットで接続されている。ちなみに、自動車11等の移動体通信機器12とセンタ10との間に一般電話回線網16を介さずに、移動体通信機器側に無線送受信機とTA(ターミナルアダプタ;Terminal Adapter)とDSU(デジタルサービスユニット;Digital Service Unit)を備えて、移動体通信機器12とネットワークナビセンタ10とを直接無線インターネットにて接続する手法でもよい。
【0028】
ネットワークナビセンタ10は、図2に示すように、サーバ群21及びデータ変換装置22を備えている。サーバ群21は、マップサーバ23、利用者サーバ24、記憶手段を構成する目的地情報サーバ25、交通情報記憶手段を構成する駐車場情報サーバ26、交通情報記憶手段を構成する交通情報サーバ27を備えている。またサーバ群21は、検索手段及び、経路検索手段、所要時間演算手段、選択手段としての管理サーバ28を備えている。
【0029】
マップサーバ23は、地図データ(道路地図、住宅地図、建物形状地図等)、交差点データ、住所データ、道路データ等を記憶管理している。道路データは、信号や交差点で区切られ、緯度Xと経度Yとによって表現される始点と終点と、道路名称等とによって特定されている。
【0030】
利用者サーバ24は、移動体通信機器12において複合経路情報RGIを受信する利用者の利用者データを記憶管理しており、利用者データは、名前データ、住所データ、携帯電話番号データ、IP(Internet Protocol )アドレスデータからなる。
【0031】
目的地情報サーバ25は、利用者が移動体通信機器12において設定する前記第1目的地の基本データと、その第1目的地の最寄りの駐車場に関する駐車場情報としての駐車場データを記憶管理している。基本データは、目的地名称データからなる。また、駐車場データは、駐車場名称データ、交通手段データ、距離データ、所要時間データからなる。
【0032】
基本データの目的地名称データは、利用者が移動体通信機器12において設定する目的地の名称、例えば「××スタジアム」や「○△競技場」といったデータである。駐車場データのうち、駐車場名称データは、駐車場の名称を表すデータである。交通手段データは、駐車場と前記目的地との間の交通手段、例えば「徒歩」や「地下鉄」といったデータである。距離データは、駐車場と前記目的地との間の距離、例えば「100m」や「5km」といったデータである。所要時間データは、駐車場と目的地との間の所要時間、例えば「5分」や「15分」といったデータである。
【0033】
駐車場情報サーバ26は、前記目的地の最寄りの駐車場における現在の基本情報を提供する基本データと、過去の統計から得られた予測データとを記憶管理している。基本データは、駐車場名称データ、駐車場座標データ、及び満空データからなる。また、予測データは、日時データと出庫所要時間データとからなる。
【0034】
基本データのうち、駐車場名称データは、駐車場の名称を表すデータである。駐車場座標データは、本実施形態では前記マップサーバ23に記憶された地図データ上で特定される位置であって、緯度Xと経度Yによって表現され、駐車場の位置を特定するデータである。満空データは駐車場の満空情報、例えば「満車」、「空車有り」といったデータである。
【0035】
予測データのうち、日時データは、当該駐車場において出庫に集中が起きる予定日と時間帯、例えば「8月1日、19:00〜20:00」といったデータである。出庫所要時間データは、前記日時データの予定日と時間帯において、同駐車場から出庫するためにかかる予測所要時間、例えば「15分」といったデータである。
【0036】
交通情報サーバ27は、過去の統計から得られた各道路ごとの渋滞予測データを記憶管理している。渋滞予測データは、道路データ、日時データ、渋滞脱出時間データとからなる。
【0037】
渋滞予測データのうち、道路データは、信号や交差点で区切られて特定された所定区間の道路についてのデータであり、本実施形態では、マップサーバ23に記憶された地図データ上で特定される位置であって、始点と終点とを緯度Xと経度Yで特定することによって表現される。日時データは、渋滞が発生する予定日と時間帯、例えば「8月1日、21:00〜21:30」といったデータである。渋滞脱出時間データは、前記日時データの予定日と時間帯において、渋滞中の前記所定区間の道路を走行するために通常時(本実施形態では法定速度での走行時とする)に加えて余分にかかる時間、例えば「30分」といったデータである。
【0038】
管理サーバ28は各サーバ23〜27を統括管理するサーバであって、データ変換装置22、一般電話回線網16及び携帯電話基地局14を介して移動体通信機器12と接続されている。
【0039】
管理サーバ28は記憶部を備え、同記憶部には駐車場検索プログラムが記憶されている。そして、管理サーバ28は、この駐車場検索プログラムに従って各種演算処理動作を実行する。駐車場検索プログラムは、移動体通信機器12を介して利用者から送信される目的地詳細情報DIに基づいて、第1目的地の最寄りの駐車場のうち、空車有りの駐車場の駐車場データを抽出し前記管理サーバ28の記憶部に記憶させる一連の処理動作を管理サーバ28に実行させるためのプログラムである。
【0040】
又、管理サーバ28の記憶部には、経路探索プログラムが記憶されており、管理サーバ28は経路探索プログラムに従って各種演算処理動作を実行する。経路探索プログラムは、前記移動体通信機器12を介して利用者から送信される現在位置情報APIと、目的地詳細情報DIと、前記駐車場データに基づいて、現在地から第2目的地までの複合経路の複合経路データを探索し、前記管理サーバ28の記憶部に記憶させるためのプログラムである。尚、複合経路データは、現在地から駐車場までの第1経路データ、駐車場から第1目的地までの往復の第2経路データ、駐車場から第2の目的地までの第3経路データとによって構成されている。
【0041】
さらに、管理サーバ28の記憶部には、詳細情報検索プログラムが記憶されており、管理サーバ28は詳細情報検索プログラムに従って各種演算処理動作を実行する。詳細情報検索プログラムは、前記経路探索プログラムに従って探索された前記複合経路の詳細情報データを求め前記管理サーバ28の記憶部に記憶させるためのプログラムである。尚、詳細情報データは、前記第1〜第3経路についてのそれぞれの距離データ、所要時間データによって構成されている。
【0042】
さらにまた、管理サーバ28の記憶部には、経路情報配信プログラムが記憶されており、管理サーバ28は経路情報配信プログラムに従って各種演算処理動作を実行する。経路情報配信プログラムは、前記経路探索プログラム及び経路情報配信プログラムによって求められた複合経路データと詳細情報データとによって構成される複合経路情報RGIを利用者の移動体通信機器12に配信するためのプログラムである。尚、本実施形態では、複合経路情報RGIは前記詳細データの所要時間データの所要時間が短い順に最大3つに絞られてから配信される。
【0043】
又、前記各サーバ23〜28において記憶管理される各種データは、本実施形態では、ネットワークナビセンタ10の管理者が登録する。すなわち、管理者が各種データの情報を、インターネット17や電話、FAX、テレビ、ラジオ、情報誌等の情報媒体等を利用して収集し、ネットワークナビセンタ10においてパソコンを操作して各サーバ23〜28に登録する。
【0044】
次に、ネットワークナビセンタ10を介して前記複合経路情報RGIが配信される自動車11に搭載された移動体通信機器12について説明する。
移動体通信機器12は車両用ナビゲーション装置31にて構成され、図3に示すように、その車両用ナビゲーション装置31は、入出力装置32、現在位置検出装置33、情報記憶装置34及び主制御装置35を備えている。
【0045】
入出力装置32は、目的地を入力したり、利用者が必要な時に案内情報や音声や画面から出力できるようにしたりして、利用者の意思によりナビゲーション処理を主制御装置35に指示する装置である。又、入出力装置32は、ネットワークナビセンタ10より配信された前記複合経路情報RGIを利用し、利用者が必要な時に同複合経路情報RGIを画面から出力できるように主制御装置35に指示する装置である。
【0046】
入出力装置32は、タッチスイッチ41、キースイッチ(ジョグキー及び電源スイッチ)42、出力部としてのディスプレイ43、スピーカ44、プリンタ45を備えている。タッチスイッチ41は、ディスプレイ43の画面43a上に設けられ、目的地や電話番号や地図所の現在位置等や、経路案内等をリクエストする。キースイッチ42は、ディスプレイ43の周辺に設けられ、前記タッチスイッチ41と同様に目的地や電話番号や地図上の現在位置等や、経路案内をリクエストする。
【0047】
ディスプレイ43は、カラー液晶ディスプレイであって、地図データや描画データに基づいて画面43aに図5及び図6に示すように地図43bやカーソル43d、ポインタ43e、選択画面43f、選択ボタン43g,43h、選択ボックス43i,43j、ボタン43k、リスト画面43l、スタートフラッグ43m、ゴールフラッグ43n、パーキングマーク43o、指標43p、決定ボタン43q等を表示する。出力部としてのスピーカ44は、経路案内を音声で出力する。プリンタ45は、主制御装置35で処理したデータを記録紙に記録する。
【0048】
現在位置検出装置33は、車両の現在位置に関する情報を検出、或いは、受信する装置である。現在位置検出装置33は、GPS受信装置46、絶対方位センサ47、相対方位センサ48、距離センサ49、VICS(道路交通情報通信システム;Vehicle Information and Communication System)受信装置50及び携帯電話機52を備えている。なお、VICSとは、渋滞情報や道路規制情報等を車両に向けて送信するシステムである。
【0049】
GPS受信装置46は、衛星航法システム(GPS;Global Positioning System )を利用して車両の現在位置や、車両方位、車両速度等を検出する。絶対方位センサ47は、地磁気センサなどで構成されている。相対方位センサ48は、ステアリングセンサ、ジャイロなどで構成されている。距離センサ49は、車輪の回転数から走行距離を算出する。
【0050】
VICS受信装置50は、FM多重放送局、ビーコン(道路に設置され、狭域の渋滞情報や道路規制情報等を車両に向けて送信する発信機)が送信する道路情報を受信する受信装置である。
【0051】
携帯電話機52は、一般電話回線網16を介して携帯電話基地局14のアンテナ15から発信されるネットワークナビセンタ10からの複合経路情報RGI等を受信する。又、携帯電話機52は、現在位置情報API及び、利用者が車両用ナビゲーション装置31に入力する前記目的地詳細情報DIを携帯電話基地局14に発信し、一般電話回線網16を介して前記現在位置情報API及び目的地詳細情報DIをネットワークナビセンタ10に送信するようになっている。
【0052】
情報記憶装置34は、ナビゲーションプログラム及びデータを記憶する。ナビゲーションプログラムは、地図描画部、経路探索部、経路案内部、現在位置計算部、目的地設定操作制御部等からなり、ナビゲーションの信号処理を行うアプリケーション部及びOS部で構成されている。つまり、一般的な経路探索などの処理を行うためのプログラムや、経路案内に必要な表示制御、音声案内に必要な音声出力制御を行うためのプログラム及びそれに必要なデータ、さらに、経路案内及び地図表示に必要な表示情報が格納されている。
【0053】
具体的には、現在位置検出装置33からの現在位置、タッチスイッチ41又はキースイッチ42からの入力信号に基づき目的地の設定、通過点を設定し、探索道路データを用いて経路探索を実行するプログラムによって構成される。また、VICS受信装置50等から取得した交通情報に基づき探索道路データを変換し再度経路探索を実行させるプログラム、地図描画やマップマッチング、経路に沿って音声出力タイミングや音声フレーズを決定するためのプログラムによっても構成される。
【0054】
一方、データは、地図データ(道路地図、住宅地図、建物形状地図等)、駐車場データ、交差点データ、ノードデータ、道路データ、写真データ、登録地点データ、目的地点データ、目的地読み込みデータ、電話番号データ、住所データ、その他ナビゲーション装置に必要なすべてのデータである。
【0055】
又、情報記憶装置34は、複合経路情報取得プログラムを記憶する。複合経路情報取得プログラムは、現在位置情報APIと目的地詳細情報DIとをネットワークナビセンタ10に送信し、ネットワークナビセンタ10から受信した複合経路情報RGIを地図形式で出力したり、リスト形式で出力したりするためのプログラムである。
【0056】
具体的には、現在位置情報APIと目的地詳細情報DIとを携帯電話機52からネットワークナビセンタ10に発信するためのプログラムによって構成される。また、ネットワークナビセンタ10からの複合経路情報RGIを携帯電話機52にて受信させ、その受信した複合経路情報RGIを主制御装置35に転送させ、ディスプレイ43から出力するためのプログラムによっても構成される。
【0057】
主制御装置35は、中央制御装置(CPU)53、フラッシュメモリ54、ROM55、RAM56、画像メモリ57、画像プロセッサ58、音声プロセッサ59、通信インタフェース61、センサ入力インタフェース62、時計63を備えている。
【0058】
CPU53は、種々の演算処理を実行する。フラッシュメモリ54は、情報記憶装置34から読み出したナビゲーションプログラム及び複合経路情報取得プログラムを格納する。ROM55は、フラッシュメモリ54に格納したプログラムのプログラムチェック、更新処理を行うプログラムを格納している。
【0059】
記憶手段としてのRAM56は、設定された目的地の地点座標、道路コードナンバー等の探索された経路案内情報や演算処理中のデータを一時格納する。又、RAM56は、前記携帯電話機52が受信したネットワークナビセンタ10から配信された複合経路情報RGIを一時記憶するようになっている。
【0060】
画像メモリ57は、ディスプレイ43の画面43aに表示する地図43b等の画像データが記憶される。画像プロセッサ58は、CPU53からの表示制御信号に基づいて、画像メモリ57から画像データを取り出し、画像処理を施してディスプレイ43に地図43b等を表示する。
【0061】
音声プロセッサ59は、CPU53からの音声出力制御信号に基づいて情報記憶装置34から読み出した走行案内のための音声、フレーズ、1つにまとまった文章、音等を合成してアナログ信号に変換させてスピーカ44に出力する。
【0062】
通信インタフェース61は、現在位置検出装置33のGPS受信装置46、VICS受信装置50及び携帯電話機52と主制御装置35との間でのデータの授受を行う。センサ入力インタフェース62は、現在位置検出装置33の絶対方位センサ47、相対方位センサ48及び距離センサ49からのセンサ信号を取り込む。時計63は、内部ダイアグ情報に日付や時間を記入する。
【0063】
そして、主制御装置35のCPU53は、情報記憶装置34から読み出されフラッシュメモリ54に格納されたナビゲーションプログラムに基づいて車両用ナビゲーション装置31本来の動作をする。つまり、CPU53は、現在位置検出装置33にて取得された各データに基づき一定時間ごとに現在位置を算出し、一時的に現在位置情報APIとしてRAM56に書き込む。この算出した現在位置は、各種データの検出誤差を考慮してマップマッチング処理を行ったものである。
【0064】
ここで、案内経路については、利用者の選択、すなわち、タッチスイッチ41又はキースイッチ42の選択操作によって、CPU53は画面表示、音声出力のいずれでも選択できるように処理動作するようになっている。
【0065】
次に、ネットワークナビセンタ10及び車両用ナビゲーション装置31の作用について図4のフローチャートに従って説明する。尚、車両用ナビゲーション装置31本来の機能である現在位置検出、地図表示等は従来と同様であるので、説明の便宜上、車両用ナビゲーション装置31とネットワークナビセンタ10との間の動作について説明する。
【0066】
走行中の自動車11に搭載されている車両用ナビゲーション装置31のCPU53は、一定時間毎に自車の現在位置を算出し、図5に示すように、ディスプレイ43の画面43aに表示された地図43b上に、現在位置をカーソル43dで示している。そして、利用者は、キースイッチ42を操作することにより、これから行く目的地を第1目的地として選択することができるようになっている。
【0067】
本実施形態では、この目的地は「○△競技場」であり、図5に示すように、ポインタ43eが地図43bの右上にある「○△競技場」の位置に重ねられて選択操作されることにより、第1目的地として選択される。そして、第1目的地が選択されると、CPU53は複合経路情報取得プログラムに従って、「○△競技場」を第1目的地データとして、RAM56に記憶させる(ステップS11)。尚、第1目的地を利用者に選択させる際には、目的地名をリスト形式で表示させて、その中から選択させるようにしてもよい。
【0068】
次に、CPU53は選択画面43fを地図43bの右側に表示させる。そして、利用者はキースイッチ42を操作して、第1目的地までの経路案内のみを希望する場合には選択ボタン43gを、第2目的地までの経路案内、すなわち、複合経路情報RGIの取得を希望する場合は選択ボタン43hを選択する。
【0069】
利用者により選択ボタン43gが選択されると(ステップS12でNO)、CPU53は情報記憶装置34のナビゲーションプログラムに従って、RAM56に記憶された目的地データである「○△競技場」を目的地とした片道のみの案内経路を探索する。そして、画面43a上に現在地から目的地までの片道のみの案内経路を表示し、処理を終了する(ステップS13)。
【0070】
反対に、利用者が複合経路情報RGIの取得を希望する際には、選択ボタン43hが選択される(ステップS12でYES)。そして、利用者は、選択ボタン43hを選択すると同時に、選択ボックス43i,43jを選択する。この選択ボックス43iは、第1目的地である「○△競技場」を利用者が出発する予定時刻を選択するものであり、本実施形態では「20:30」が選択されている。また、選択ボックス43jは、第2目的地を選択するものであり、本実施形態では利用者の「自宅」が選択されている。
【0071】
そして、前記選択ボックス43i,43jが選択されると、CPU53は複合経路情報取得プログラムに従って、選択ボックス43iにおいて選択された「20:30」を出発予定時刻データとしてRAM56に記憶させる。また、選択ボックス43jにおいて選択された「自宅」より、情報記憶装置34の登録地点データを検索し、利用者の自宅の位置の位置データを読み取り、第2目的地データとしてRAM56に記憶させる(ステップS14)。
【0072】
そして、利用者がボタン43kを選択すると、CPU53は複合経路情報取得プログラムに従って、前記RAM56に記憶されている前記現在位置データによって構成される現在位置情報APIと、前記第1および第2目的データ、出発予定時刻データによって構成される目的地詳細情報DIとを抽出する。そして、抽出した現在位置情報APIと目的地詳細情報DIとを通信インタフェース61を介して携帯電話機52に出力する。
【0073】
携帯電話機52は入力した現在位置情報APIと目的地詳細情報DIとに応答して携帯電話基地局14に発信し、一般電話回線網16を介してネットワークナビセンタ10との交信を可能にする。そして、携帯電話機52は入力した現在位置情報APIと目的地詳細情報DIとをネットワークナビセンタ10に送信する(ステップS15)。このとき、ネットワークナビセンタ10には現在位置情報APIと目的地詳細情報DIとともに携帯電話機52の携帯電話番号やIPアドレスも送信される。
【0074】
ネットワークナビセンタ10の管理サーバ28は、データ変換装置22を介して現在位置情報API、目的地詳細情報DI、携帯電話番号及びIPアドレスを入力する(ステップS16)。そして、管理サーバ28は。駐車場検索プログラムに従って、まず入力した携帯電話番号及びIPアドレスに基づいてネットワークナビセンタ10に登録されている利用者かどうか判断する。
【0075】
具体的には、利用者サーバ24に記憶された利用者データの携帯電話番号及びIPアドレスと一致する番号かどうかで判断される。尚、データ変換装置22は、一般電話回線網16から管理サーバ28に出力される情報を管理サーバ28が受信可能にする信号処理回路である。又、データ変換装置22は、管理サーバ28から読み出された複合経路情報RGIを一般電話回線網16を介して携帯電話基地局14に出力することを可能にするための信号処理回路でもある。
【0076】
そして、一致する番号及びIPアドレスがない時には、管理サーバ28はネットワークナビセンタ10に登録されていないものと判断し、新たな現在位置情報API等の各種情報を待つ。
【0077】
一方、一致する番号及びIPアドレスがあるときには、管理サーバ28はネットワークナビセンタ10に登録されている利用者と判断し、入力した目的地詳細情報DIに基づいて、目的地情報サーバ25から目的地詳細情報DIの第1目的地データと一致する目的地名称データをもつ基本データを検索する。そして、一致する目的地名称データをもつ基本データが1つも存在しない場合は、管理サーバ28は駐車場検索プログラムの処理動作を終了して次の新たな目的地詳細情報DI等の各種情報を待つ。
【0078】
反対に、目的地詳細情報DIの第1目的地データと一致する基本データが検索されると、管理サーバ28は目的地情報サーバ25から、同基本データの目的地に対応する最寄りの駐車場の駐車場データを読み出す。
【0079】
そして、管理サーバ28は、読み出した駐車場データのうちの駐車場名称データに基づいて、駐車場情報サーバ26から同駐車場名称データと一致する名称をもつ駐車場の基本データを複数検索する。そして、管理サーバ28は検索した前記複数の基本データから、満空データを読み出し、満車状態ではなく、空車有りの状態である基本データを有する駐車場を複数抽出する(ステップS17)。そして、空車有りの状態である駐車場が1つも存在しない場合は、管理サーバ28は駐車場検索プログラムの処理動作を終了して次の新たな目的地詳細情報DI等を待つ。
【0080】
反対に、空車有りの状態である駐車場が1つ又は複数検索されると、管理サーバ28は、前記経路探索プログラムにしたがって、前記1つ又は複数の駐車場の1つずつについて、次の処理動作を行う。
【0081】
まず、管理サーバ28は、前記検索された複数の駐車場のうちの1つの駐車場の駐車場座標データを駐車場情報サーバの基本データから読み取る。そして、管理サーバ28は入力した利用者の現在位置情報APIと、前記駐車場座標データとに基づいて、利用者の現在位置から当該駐車場までの間を車両で移動する場合の経路、すなわち第1経路をマップサーバ23より探索し、探索した第1経路を第1経路データとして前記記憶部に記憶する。
【0082】
次に、管理サーバ28は、前記駐車場の基本データと、前記目的地詳細情報DIの第1目的地データに基づいて、前記駐車場から第1目的地(ここでは「○△競技場」)までの往復の交通手段データを前記目的地情報サーバ25から検索する。そして、検索した交通手段データを第2経路データとして前記記憶部に記憶する。
【0083】
そして、管理サーバ28は、前記駐車場座標データと、前記目的地詳細情報DIの第2目的地データに基づいて、前記駐車場から第2目的地(ここでは「自宅」)までの間を車両で移動する場合の経路、すなわち第3経路をマップサーバ23より探索する。そして、探索した第3経路を第3経路データとして前記記憶部に記憶する(ステップS18)。
【0084】
次に、管理サーバ28は、詳細情報検索プログラムに従って、前記第1経路データに基づいて、第1経路の走行距離を計算し、第1経路距離データとして記憶する。そして、同第1経路を法定速度で走行した場合の所要時間を計算し、第1経路所要時間データとして記憶する。
【0085】
また、管理サーバ28は、前記目的地情報サーバ25から、前記第2経路データに基づいて、駐車場から第1目的地までの距離データと所要時間データとを読み出し、それぞれ、第2経路距離データと第2経路所要時間データとして記憶する。
【0086】
さらに、管理サーバ28は、目的地詳細情報DIの出発予定時刻データと、前記第2経路所要時間データとに基づいて、前記駐車場を出庫する予測日時を計算し、同予測日時における前記駐車場から出庫するために要する出庫所要時間を、前記駐車場情報サーバ26の出庫所要時間データから読み取る。
【0087】
さらに、また、管理サーバ28は、第3経路を法定速度で走行した場合の第3経路を構成する各道路の通過予測日時を計算する。そして、管理サーバ28は、同通過予測日時における、前記各道路の渋滞の発生予測を前記交通情報サーバ27の渋滞予測データから検索する。そして、管理サーバ28は、前記通過予測日時に対応する同渋滞予測データの渋滞脱出時間データから、前記各道路の渋滞を脱出するために、法定速度での走行時に加えて余分にかかる渋滞脱出時間を読み取る。
【0088】
管理サーバ28は、前記第3経路を法定速度で走行した場合の所要時間と、前記出庫所要時間と前記渋滞脱出時間とを加えることにより、第3経路の予測所要時間を計算し、第3経路所要時間データとして記憶する(ステップS19)。
【0089】
そして、管理サーバ28は、前記駐車場検索プログラムに従って抽出された、1つ又は複数の駐車場の全てについて、前記ステップS18とステップS19の動作を行い、経路情報配信プログラムに従って、それぞれの駐車場の第1〜第3経路所要時間データを加算して全体の所要時間を計算する。
【0090】
次に、管理サーバ28は、全体の所要時間が短い順に上位3つの駐車場を特定し、同駐車場の複合経路データ(第1〜第3経路データ)と、詳細情報データ(第1及び第2経路距離データ、第1〜第3経路所要時間データ)とを複合経路情報RGIとして記憶部に記憶する。
【0091】
そして、管理サーバ28は、前記最大3つの駐車場それぞれの複合経路情報RGIを、データ変換装置22にてデータ変換して一般電話回線網16を介して携帯電話基地局14に出力する。
【0092】
そして、携帯電話基地局14に出力された最大3つの複合経路情報RGIは、携帯電話基地局14のアンテナ15から車両用ナビゲーション装置31の携帯電話機52に送信される。
【0093】
携帯電話機52への複合経路情報RGIの送信が完了(経路情報配信プログラムの処理動作が終了)すると、管理サーバ28は、次の新たな現在位置情報API及び目的地詳細情報DIを待つ(ステップS20)。
【0094】
一方、携帯電話機52が最大3つの複合経路情報RGIを受信すると、CPU53は複合経路情報取得プログラムに基づいて同複合経路情報RGIをRAM56に一時記憶する(ステップS21)。
【0095】
CPU53はRAM56に記憶された最大3つの複合経路情報RGIを画像プロセッサ58に出力する。画像プロセッサ58は、CPU53からの表示制御信号に基づいて複合経路情報RGIを画像処理し、図6に示すように、ディスプレイ43に、前記最大3つの複合経路情報RGIを反映させた地図43bとリスト画面43lとを表示させる(ステップS22)。
【0096】
本実施形態では、地図43b上に、車両の現在位置を示すスタートフラッグ43mと、第1の目的地を示すゴールフラッグ43nと、前記最大3つの複合経路情報RGIに基づく、3つの駐車場の位置を示すパーキングマーク43oと、該駐車場までのそれぞれの案内経路を示す指標43pとを表示する。また、リスト画面43l上には、前記最大3つの複合経路情報RGIに基づく、それぞれの案内経路ごとの交通手段、距離、所要時間を表示する。
【0097】
つまり、利用者が、キースイッチ42によって車両用ナビゲーション装置31の画面43a上で第1目的地の設定等の選択決定操作すると、車両用ナビゲーション装置31とネットワークナビセンタ10との間で現在位置情報API、目的地詳細情報DI、複合経路情報RGIの送受信が行われる。そして、現在位置情報API、目的地詳細情報DI、複合経路情報RGIの送受信の結果、画面43aには、図6に示すような地図43bとリスト画面43lが表示されるようになる。
【0098】
その結果、利用者は、第1目的地、第2目的地、第1目的地の予定出発時刻を設定するのみで、第1目的地周辺の駐車場の出庫の際の待ち時間と、駐車場から第2目的地に移動するまでの間の渋滞による遅延時間との予測が考慮された、現在地から第2目的地までの効率的な複数の経路を知ることができる。
【0099】
続いて、利用者は、地図43bとリスト画面43lを確認し、好みの経路を選択する際には、リスト画面43l上の好みの経路が記載されている場所にある決定ボタン43qを、キースイッチ42を操作することにより選択する。すると、CPU53は、画像プロセッサ58を介して地図43b上に、選択された経路のパーキングマーク43oと案内経路を示す指標43pのみを表示させるようにする(ステップS23)。そして、利用者は、案内経路を示す指標43pに従って走行し、道を間違えることなく選択した駐車場の所在地に到達し、リスト画面43lに表示された交通手段を利用して、第1目的地まで到達することになる。
【0100】
次に上記のように構成した実施形態の特徴を以下に記載する。
(1)本実施形態によれば、利用者の自動車11に搭載された車両用ナビゲーション装置31が、同車両用ナビゲーション装置31が取得した自動車11の現在地の現在位置情報APIと、利用者が入出力装置32を介して入力した目的地詳細情報DIとをネットワークナビセンタ10に送信するようにした。尚、目的地詳細情報DIは最初に訪れる予定の第1目的地の第1目的地データと、第1目的地の次に訪れる予定の第2目的地の第2目的地データとによって構成される。そして、ネットワークナビセンタ10の管理サーバ28は、受信した目的地詳細情報DIの第1目的地データに基づいて、第1目的地の最寄りの駐車場に関する駐車場データを記憶管理する目的地情報サーバ25から、第1目的地の最寄りの駐車場の駐車場データを読み取るようにした。
【0101】
そして、管理サーバ28は、同駐車場データと現在位置情報APIと目的地詳細情報DIに基づいて、自動車11の現在地から前記駐車場までの第1経路と、駐車場と第1目的地との間の第2経路と、駐車場と第2目的地までの第3経路とをマップサーバ23及び目的地情報サーバ25から検索するようにした。また、第1〜第3経路のデータを複合経路データとして記憶部に記憶するようにした。さらに、管理サーバ28は、前記第1〜第3経路の距離と所要時間とを演算し、詳細情報データとして記憶部に記憶し、前記複合経路データと前記詳細情報データとによって構成される複合経路情報RGIを車両用ナビゲーション装置31に送信するようにした。そして、移動体通信機器12は、受信した複合経路情報RGIに基づいた画像をディスプレイ43に出力し、利用者が確認できるようにした。
【0102】
従って、利用者は、第1目的地、第2目的地等の情報により構成される目的地詳細情報DIを入力するのみで、現在地から第1目的地の最寄りの駐車場を経由した第2目的地までの複合経路情報RGIを取得することができる。その結果、複数の目的地を訪れる時に、最初の目的地に到着する前に、現在地から駐車場を経由した最後の目的地までの複合経路がわかるので、目的地に到着してから駐車場探しをする面倒が生ずることなく、詳細かつ効率の良い経路を容易に検討することができる。
【0103】
(2)本実施形態によれば、ネットワークナビセンタ10の管理サーバ28は、現在地から第1目的地の最寄りの駐車場までの第1経路と、同駐車場から第2目的地までの第3経路とについては、自動車11による走行経路としてマップサーバ23より検索するようにした。そして、第1目的地の最寄りの駐車場と第1目的地との間の経路である第2経路については、目的地情報サーバ25から検索するようにし、公共交通手段もしくは徒歩による経路とした。
【0104】
従って、利用者は、目的地詳細情報DIを入力するのみで、第1経路から第3経路までの複合経路情報RGIを、自動車11および公共交通手段及び徒歩を組み合わせた経路として確認することができ、車両のみによる経路案内に比較して、詳細かつ効率の良い経路を容易に検討できる。
【0105】
(3)本実施形態によれば、ネットワークナビセンタ10の駐車場情報サーバ26は過去の統計から得られた駐車場の出庫所要時間の予測データである出庫所要時間データを記憶するようにした。そして、車両用ナビゲーション装置31は、第1目的地データと第2目的地データと、第1目的を出発する予定時刻に関する出発予定時刻データとによって構成される目的地詳細情報DIをネットワークナビセンタ10に送信するようにした。
【0106】
その結果、管理サーバ28は、第1目的地の最寄りの駐車場から第2目的地までの第3経路の所要時間を計算する際に、駐車場情報サーバ26から、前記出発予定時刻データに対応する駐車場の出庫に要する出庫所要時間データを読み取り、第3経路の走行に要する所要時間に、加算するようにした。
【0107】
従って、利用者は、駐車場の出庫待ちによる遅延時間の予測が考慮された複合経路の所要時間を得ることができ、詳細かつ効率の良い経路を容易に検討できる。
【0108】
(4)本実施形態によれば、ネットワークナビセンタ10の交通情報サーバ27は過去の統計から得られた予測データである渋滞脱出時間データを記憶するようにした。そして、この渋滞脱出時間データは、道路の渋滞を脱出するために、法定速度での走行時に加えて余分にかかる渋滞脱出時間のデータとした。
【0109】
また、ネットワークナビセンタ10の管理サーバ28は、車両用ナビゲーション装置31から受信した第1目的地の出発予定時刻データに基づいて、第1目的地の最寄りの駐車場から第2目的地までの第3経路を構成する各道路の通過予測日時を計算するようにした。そして、管理サーバ28は、同通過予測日時に対応する渋滞脱出時間データを交通情報サーバ27より読み取り、第3経路の走行に要する所要時間に、読み取った渋滞脱出時間を加算するようにした。
【0110】
従って、利用者は、第3経路の渋滞による遅延時間の予測が考慮された複合経路の所要時間を得ることができ、詳細かつ効率の良い経路を容易に検討できる。
(5)本実施形態によれば、ネットワークナビセンタ10の駐車場情報サーバ26は駐車場の満空データを記憶するようにした。そして、管理サーバ28は、受信した目的地詳細情報DIの第1目的地データに基づいて、目的地情報サーバ25から第1目的地の最寄りの駐車場を検索すると、検索した駐車場が、空車有りの状態であるかどうかを、駐車場情報サーバ26の満空データによって検索するようにした。そして、管理サーバ28は、空車有りの状態である満空データを有する駐車場のみを使用して、第1目的地から第2目的地までの経路を検索するようにした。
【0111】
従って、利用者は、現在地から駐車場を経由した目的地までの経路を確認するときに、空車有りの状態である満空データを有する駐車場のみを経由する経路を確認することができるので、詳細かつ効率の良い経路を容易に検討することができる。
【0112】
なお、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、利用者に第1目的地データと第2目的地データを入力させ、第1経路と第2経路、第3経路によって構成される複合経路情報RGIを車両用ナビゲーション装置31のディスプレイ43上に出力するようにした。しかし、利用者に第1目的地データのみを入力させて、前記第1経路と第2経路のみから構成される複合経路情報RGIをディスプレイ43上に出力するようにしても良い。
【0113】
また、利用者に2つの目的地だけでなく、3つ以上の目的地を入力させ、管理サーバ28に最後の目的地以外の全ての目的地の最寄りの駐車場を検索させ、現在地から各目的地の駐車場及び目的地を経由して最後の目的地までの経路を検索させるようにしてもよい。
【0114】
・上記実施形態では、管理サーバ28が、第3経路所要時間を演算する際に、第1目的地の最寄り駐車場の予測の出庫所要時間と、第3経路の渋滞脱出所要時間とを、第3経路の走行所要時間に加算して求めるようにした。しかし、出庫所要時間もしくは渋滞脱出所要時間のいずれか1つのみを走行所要時間に加算して第3経路所要時間を演算するようにしても良いし、両方とも加算しないようにしても良い。
【0115】
・上記実施形態では、管理サーバ28が、駐車場情報サーバ26の満空データが空車有りの状態である駐車場のみを使用して第1目的地から第2目的地までの経路を検索するようにした。しかし、満空データに関係なく、目的地情報サーバ25から検索された第1目的地の最寄りの駐車場を全て使用するようにしても良い。
【0116】
・上記実施形態では、管理サーバ28は、第1〜第3経路の全体の所要時間が短い順に上位3つの駐車場を特定し、複合経路情報RGIとして記憶部に記憶し、車両用ナビゲーション装置31に送信するようにした。しかし、その他の順番で駐車場を特定するようにしてもよい。例えば、駐車場代の安い順、第2経路の公共機関や徒歩での移動の費用の安い順等によって特定するようにしてもよい。また、特定する数は3つ以外でももちろんよい。
【0117】
・上記実施形態では、駐車場情報サーバ26に記憶されている過去の統計からの予測による出庫所要時間データは、日時変化に伴って変化するデータとしたが、曜日、季節、天候、第1目的地におけるイベントの種類等の他の要因によっても変化するデータとしてもよい。そして、複合経路情報RGIを配信する時の曜日、季節、天候、イベントの種類等を検索条件として管理サーバ28に出庫所要時間を検索させるようにしてもよい。
【0118】
・上記実施形態では、交通情報サーバ27に記憶されている過去の統計からの予測による渋滞脱出時間データは、日時変化に伴って変化するデータとしたが、曜日、季節、天候、第1目的地におけるイベントの種類等の他の要因によっても変化するデータとしてもよい。そして、複合経路情報RGIを配信する時の曜日、季節、天候、イベントの種類等を検索条件として管理サーバ28に渋滞脱出時間を検索させるようにしてもよい。
【0119】
・上記実施形態では、管理サーバ28が第1経路及び第3経路の渋滞がない場合の通常の所要時間を演算する際に、各道路の法定速度を使用して所要時間を演算するようにしたが、それ以外の方法で求めるようにしてもよい。例えば、自動車11における予め定めた所定時間の走行速度の平均速度から所要時間を演算するようにしてもよい。また、VICS受信装置50等を介して取得した道路交通情報を反映させて通常の所要時間を演算するようにしてもよい。
【0120】
さらにまた、ネットワークナビセンタ10から取得した道路交通情報TIに基づいて、渋滞や事故等による車両の遅延時間を考慮して、所要時間を計算するようにしてもよい。
【0121】
・上記実施形態では、各サーバ23〜28において記憶管理される各種データは、ネットワークナビセンタ10の管理者が登録するようにした。しかし、ネットワークナビセンタ10に対してインターネット等のネットワークを介して接続されているパソコン等を介して管理者以外の第三者に登録させるようにしてもよい。例えば、目的地情報サーバ25の各種データは、目的地の関係者が登録するようにしてもよいし、駐車場情報サーバ26の満空データ等は、駐車場の管理者が入力するようにしてもよい。このようにすれば、より精度の高いデータを得ることができる。
【0122】
・上記実施形態の車両用ナビゲーション装置31とネットワークナビセンタ10との間の回線を常時接続した状態で実施してもよい。
・上記実施形態では、車両用ナビゲーション装置31に備えた情報記憶装置34は特に限定しなかったが、各種プログラムや各種データが記憶されるものであればよく、例えば、CD、MO、DVDであってもよい。
【0123】
・上記実施形態では、第1経路及び第3経路の案内経路を表示するための経路探索の演算はネットワークナビセンタ10の管理サーバ28側で行ったが、車両用ナビゲーション装置31側で行うようにしてもよい。
【0124】
そして、この場合に、車両用ナビゲーション装置31が現在位置情報APIと目的地詳細情報DIとをネットワークナビセンタ10に送信し、それにより検索した駐車場データを移動体通信機器12に送信して車両用ナビゲーション装置31において経路探索を行うようにしてもよい。
【0125】
・上記実施形態では、移動体通信機器12は携帯電話機52を備えた車両用ナビゲーション装置31とした。しかし、携帯電話機52に代えて現在位置情報API、目的地詳細情報DIが発信でき、複合経路情報RGIが受信できる送受信装置(無線装置)を備えた車両用ナビゲーション装置31に具体化してもよい。
【0126】
【発明の効果】
各請求項に記載の発明によれば、利用者は、第1目的地に到着する前に、現在地から第1目的地の最寄りの駐車場を経由した第2目的地までの複合経路がわかるので、目的地に到着してから駐車場探しをする面倒が生じなくなり、詳細かつ効率の良い経路の経路情報を容易に検討することができる。
【0128】
加えて、請求項5に記載の発明によれば、第1目的地の最寄りの駐車場と第1目的地との間の経路を公共交通手段及び徒歩を組み合わせた経路としたので、利用者は、車両のみの経路案内に比較して、詳細かつ効率のよい経路を容易に検討することができる。
【0129】
加えて、請求項6に記載の発明によれば、利用者は、駐車場の出庫待ちによる遅延時間の予測が考慮された複合経路の所要時間を得ることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の駐車場情報検索システムのシステム構成ブロック図である。
【図2】 ネットワークナビセンタの構成を示すブロック図である。
【図3】 車両用ナビゲーション装置の構成を示すブロック回路図である。
【図4】 移動体通信機器とネットワークナビセンタとの間で行われる処理を示すフローチャート図である。
【図5】 ディスプレイの画面上の地図表示及び選択画面表示を示す図である。
【図6】 ディスプレイの画面上に複数の複合経路情報が表示された状態を示す図である。
【符号の説明】
API…現在位置情報、DI…目的地情報としての目的地詳細情報、RGI…経路情報と所要時間情報としての複合経路情報、10…情報センタとしてのネットワークナビセンタ、12…移動体通信機器、25…記憶手段を構成する目的地情報サーバ、26…交通情報記憶手段を構成する駐車場情報サーバ、27…交通情報記憶手段を構成する交通情報サーバ、28…検索手段及び、経路検索手段、所要時間演算手段、選択手段としての管理サーバ、43…出力部としてのディスプレイ。

Claims (8)

  1. 駐車場の駐車場情報を記憶手段に記憶する記憶段階と、
    過去の統計を用いて予測した結果得られる前記駐車場の出庫所要時間情報を、前記駐車場の出発時の駐車場条件に対応させて交通情報記憶手段に記憶する交通情報記憶段階と、
    移動体通信機器の現在地の現在位置情報と、第1目的地の第1目的地情報及び第2目的地の第2目的地情報とを入力する入力段階と、
    前記第1目的地の周辺にある駐車場の駐車場情報を前記記憶手段より検索する検索段階と、
    前記現在地から前記駐車場までの第1経路に関する第1経路情報と、前記駐車場と前記第1目的地との間の往復の第2経路に関する第2経路情報と、前記駐車場から前記第2目的地までの第3経路に関する第3経路情報とによって構成される経路情報を探索する経路探索段階と、
    前記経路探索段階で探索された前記経路情報及び前記交通情報記憶手段に記憶された出庫所要時間情報から、前記第1経路と前記第2経路と前記第3経路との移動に要する所要時間に関する所要時間情報を演算する所要時間演算段階と、
    前記経路探索段階において探索された全ての前記経路情報から、前記所要時間情報の所要時間が所定条件を満たしている同経路情報を選択し、その選択された前記経路情報に対応する前記駐車場の駐車場情報を前記移動体通信機器の出力部に出力する出力段階とを備え
    前記所要時間演算段階では、前記移動体通信機器を搭載した車両が前記駐車場を出庫するときの前記駐車場条件を取得し、その駐車場条件に従って前記出庫所要時間情報を検索し、検索した同出庫所要時間情報の出庫所要時間を、前記第3経路を前記移動体通信機器を搭載した車両が走行するために要する所要時間に加算して、前記所要時間情報を演算することを特徴とする駐車場情報検索方法。
  2. 駐車場の駐車場情報を記憶する記憶手段と、
    過去の統計を用いて予測した結果得られる前記駐車場の出庫所要時間情報を、前記駐車場の出発時の駐車場条件に対応させて記憶する交通情報記憶手段と、
    第1目的地の第1目的地情報を入力し、前記第1目的地の周辺にある駐車場の駐車場情報を前記記憶手段より検索し出力する検索手段と、
    移動体通信機器の現在地の現在位置情報と、前記第1目的地情報と、第2目的地の第2目的地情報と、前記検索手段により出力された前記駐車場情報とを入力し、前記現在地から前記駐車場までの第1経路に関する第1経路情報と、前記駐車場と前記第1目的地との間の往復の第2経路に関する第2経路情報と、前記駐車場から前記第2目的地までの第3経路に関する第3経路情報とによって構成される経路情報を探索し出力する経路探索手段と、
    前記経路探索手段により出力された前記経路情報及び前記交通情報記憶手段に記憶された出庫所要時間情報を入力し、前記第1経路と前記第2経路と前記第3経路との移動に要する所要時間に関する所要時間情報を演算する所要時間演算手段と、
    前記経路探索手段において出力された全ての前記経路情報を入力し、前記所要時間情報の所要時間が所定条件を満たしている同経路情報を選択し、その選択された前記経路情報に対応する前記駐車場の駐車場情報を出力する選択手段とを備え
    前記所要時間演算手段は、前記移動体通信機器を搭載した車両が前記駐車場を出庫するときの前記駐車場条件を取得し、その駐車場条件に従って前記出庫所要時間情報を検索し、検索した同出庫所要時間情報の出庫所要時間を、前記第3経路を前記移動体通信機器を搭載した車両が走行するために要する所要時間に加算して、前記所要時間情報を演算する手段であることを特徴とする駐車場情報検索システム。
  3. 請求項2に記載の駐車場情報検索システムにおいて、
    前記駐車情報検索システムは、
    前記移動体通信機器と、同移動体通信機器との間で電波信号により各種情報の入出力を行う情報センタとによって構成され、
    前記情報センタは、
    前記記憶手段と、前記交通情報記憶手段と、前記検索手段と、前記経路探索手段と、前記所要時間演算手段と、前記選択手段とを備え、
    前記移動体通信機器において取得した前記現在位置情報と前記第1目的地情報と前記第2目的地情報とを前記情報センタに出力し、前記情報センタの前記選択手段から出力された前記駐車場情報を前記移動体通信機器の出力部に出力することを特徴とする駐車場情報検索システム。
  4. 請求項2に記載の駐車場情報検索システムにおいて、
    前記駐車場情報検索システムは、
    前記移動体通信機器と、同移動体通信機器との間で電波信号により各種情報の入出力を行う情報センタとによって構成され、
    前記情報センタは、
    前記記憶手段と、前記交通情報記憶手段と、前記検索手段とを備え、
    前記移動体通信機器は、
    前記経路探索手段と、前記所要時間演算手段と、前記選択手段とを備え、
    前記移動体通信機器において取得した前記現在位置情報と前記第1目的地情報と前記第2目的地情報とを前記情報センタに出力し、前記情報センタの前記検索手段から出力された前記駐車場情報を前記移動体通信機器の前記経路探索手段に入力し、前記情報センタの前記交通情報記憶手段から出力された前記交通情報を前記移動体通信機器の前記所要時間演算手段に入力し、前記移動体通信機器の前記選択手段から出力された前記駐車場情報を前記移動体通信機器の出力部に出力することを特徴とする駐車場情報検索システム。
  5. 請求項2〜4のいずれか1つに記載の駐車場情報検索システムにおいて、
    前記経路探索手段は、前記第1経路および前記第3経路を、前記移動体通信機器を搭載する車両を利用して走行する経路として探索し、前記第2経路を、公共交通機関または徒歩、もしくは前記公共交通機関と前記徒歩との組み合わせを利用した経路として探索することを特徴とする駐車場情報検索システム。
  6. 請求項2〜5のいずれか1つに記載の駐車場情報検索システムにおいて、前記駐車場条件は、出庫時の日時、曜日、季節、天候、第1目的地におけるイベントの種類の少なくともいずれか1つであることを特徴とする駐車場情報検索システム。
  7. 請求項2〜6のいずれか1つに記載の駐車場情報検索システムにおいて、
    前記記憶手段は、前記駐車場の満空情報を記憶し、
    前記検索手段は、前記記憶手段の前記満空情報に基づいて、空車有りの状態の前記駐車場の駐車場情報を検索することを特徴とする駐車場情報検索システム。
  8. 駐車場の駐車場情報を記憶手段に記憶する記憶処理と、
    過去の統計を用いて予測した結果得られる前記駐車場の出庫所要時間情報を、前記駐車場の出発時の駐車場条件に対応させて交通情報記憶手段に記憶する交通情報記憶処理と、 移動体通信機器の現在地の現在位置情報と、第1目的地の第1目的地情報、及び第2目的地の第2目的地情報とを入力する入力処理と、
    記第1目的地の周辺に位置する前記駐車場の駐車場情報を前記記憶手段より検索する検索処理と、
    前記現在地から前記駐車場までの第1経路に関する第1経路情報と、前記駐車場と前記第1目的地との間の往復の第2経路に関する第2経路情報と、前記駐車場から前記第2目的地までの第3経路に関する第3経路情報とによって構成される経路情報を探索する経路探索処理と、
    前記経路探索処理で探索された前記経路情報及び前記交通情報記憶手段に記憶された出庫所要時間情報から、前記第1経路と前記第2経路と前記第3経路との移動に要する所要時間に関する所要時間情報を演算する所要時間演算処理と、
    前記経路探索処理において探索された全ての前記経路情報から、前記所要時間情報の所要時間が所定条件を満たしている同経路情報を選択し、その選択された前記経路情報に対応する前記駐車場の駐車場情報を前記移動体通信機器の出力部に出力する出力処理とをコンピュータにて実行させるプログラムであって、
    前記所要時間演算処理は、前記移動体通信機器を搭載した車両が前記駐車場を出庫するときの前記駐車場条件を取得し、その駐車場条件に従って前記出庫所要時間情報を検索し、検索した同出庫所要時間情報の出庫所要時間を、前記第3経路を前記移動体通信機器を搭載した車両が走行するために要する所要時間に加算して、前記所要時間情報を演算する処理である
    ことを特徴とするプログラム。
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