JP4513764B2 - 画像判定装置および画像判定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、入力した画像データの表す画像がピントの合っている画像であるか否か判定する技術に関するものである。
デジタルカメラで撮影した画像の画像データは、通常、デジタルカメラの内部にセットされたメモリカードに記録される。メモリカードに記録された画像データは、撮影後において容易に削除可能であるため、ユーザは気軽に撮影を行うことができ、また、近年のメモリカードの記憶容量の増加によって1枚のメモリカードの中に大量の画像データを記録することが可能であることから、ユーザは、非常に多くの画像データをメモリカードに記録している場合がある。
メモリカードに記録された画像データには、ピントが合っていない画像のように、印刷する必要性の低い画像の画像データが多く含まれている場合もある。従って、メモリカードに記録された画像データの表す画像を印刷する場合において、ユーザは、メモリカードに記録された画像データをデジタルカメラや印刷装置の表示部に表示させ、ピントの合っている画像を選択する必要があった。このような選別作業は、メモリカードに記録された画像データの数が多くなるほど煩わしい作業であった。
そこで、上記選別作業を容易にするために、画像データの表す画像が、ピントの合っている画像であるかピントがぼけている画像であるかの判定(以下、「ピンぼけ判定」とも呼ぶ)を自動的に実行することが望まれている。なお、「ピンぼけ」とは、ピントがぼけていることを意味している。
例えば、ビットマップ形式の画像データに基づいて画像のエッジを検出する技術(例えば、特許文献1参照)を用いて、検出した画像のエッジ量(エッジ幅)の大きさが所定の範囲以内であるか否かを判定することにより、ピンぼけ判定できる可能性がある。
特開平10−340332号公報
しかし、デジタルカメラで撮影して記録された画像データは、通常、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)形式の圧縮された画像データにより構成されているので、JPEG形式の圧縮された画像データをビットマップ形式の画像データに展開するために時間がかかり、結果として、ピンぼけ判定に時間がかかってしまう可能性がある。このピンぼけ判定に要する時間は、メモリカードに記録された画像データの数が多くなるほど顕著となることが予想される。
そこで、本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、入力された画像データの表す画像についてのピンぼけ判定を高速に実行することが可能な技術を提供することを目的とする。
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の画像判定装置は、
入力画像データの表す画像がピントのぼけている画像であるか否か判定する画像判定装置であって、
正規直交変換に基づいて符号化されている前記入力画像データから取得される正規直交変換係数に基づいて、所定の評価値を算出する評価値算出部と、
算出した評価値に基づき、前記入力された画像データの表す画像がピントのぼけている画像であるか否か判定する判定部と、
を備えることを特徴とする。
上記画像判定装置によれば、正規直交変換係数に基づいて算出した評価値に基づいて、ピンぼけ判定を実行することができるので、入力された画像データの表す画像についてのピンぼけ判定を高速に実行することが可能となる。
ここで、前記正規直交変換は離散コサイン変換であり、
前記評価値算出部は、前記離散コサイン変換に基づいて符号化されている前記入力画像データから取得される前記正規直交変換係数としての離散コサイン変換係数に基づいて、所定の評価値を算出することが好ましい。
このようにすれば、例えば、JPEG形式の画像データのように、離散コサイン変換に基づいて符号化されている画像データの場合に、容易に評価値を算出することができる。
なお、前記評価値算出部は、所定の低周波数に対応する離散コサイン変換係数に基づいて、前記所定の評価値を算出することが好ましい。
このようにすれば、精度よくピンぼけ判定を実行することが可能となる。
例えば、前記評価値算出部は、最も低い第1の周波数に対応する離散コサイン変換係数の絶対値を積算した係数積算値R1、2番目に低い第2の周波数に対応する離散コサイン変換係数の絶対値を積算した係数積算値R2、および、3番目に低い第3の周波数に対応する離散コサイン変換係数の絶対値を積算した係数積算値R3を求め、求めた係数積算値R1,R2,R3に基づいて、Fb=(R1−R2)/(R2−R3)の式で表される前記所定の評価値を算出することができる。
上記画像判定装置において、
前記判定部は、算出した評価値が所定の範囲内にある場合には、前記入力画像データの表す画像はピントの合っている画像であると判定し、前記算出した評価値が所定の範囲内にない場合には、前記入力画像データの表す画像はピントのぼけている画像であると判定することが好ましい。
このようにすれば、ピンぼけ判定が容易となる。
なお、上記のように、算出した評価値が所定の範囲内にあるか否かによりピンぼけ判定を行う場合には、
前記所定の範囲を示す評価閾値を決定する評価閾値決定部を備え、
前記評価閾値決定部は、所定の出力装置によって出力される前記入力画像データの表す画像の大きさを表す出力サイズおよび前記入力画像データの解像度を表す画像サイズに対応する評価閾値を、あらかじめ用意されている評価閾値情報を参照することにより決定するようにすればよい。
このようにすれば、容易に所定の範囲を決定することができる。
上記画像判定装置において、
前記判定部によってピントのぼけていない画像であると判定された画像を印刷するための印刷部を備えるものとしてもよい。
このような構成であれば、本発明の画像判定装置を印刷装置として適用することができる。
また、上記画像判定装置において、
前記評価値算出部は、前記入力画像データの表す画像に対して1以上の評価領域を設定し、設定した評価領域ごとに前記所定の評価値を算出し、
前記判定部は、前記評価領域ごとに算出した評価値に基づき、前記評価領域のいずれについてもピントのぼけている画像であると判定した場合には、前記入力された画像データの表す画像がピントのぼけている画像であると判定し、前記評価領域のいずれかについてピントの合っている画像であると判定した場合には、前記入力された画像データの表す画像がピントの合っている画像であると判定するよことが好ましい。
このようにすれば、例えば、入力された画像データの表す画像の一部についてピントを合わせて撮影したような画像であって、画像全体でピンぼけ判定を実行した場合には、ピントがぼけている画像と判定してしまうような画像について、ピントが合っている画像であると判定することが可能となる。
なお、本発明は、上述した画像判定装置としての構成のほか、画像判定装置を備える印刷装置等の種々の画像出力装置としての態様や、画像判定方法としての態様、コンピュータプログラムとしての態様、コンピュータプログラムを記録した記録媒体としての態様、コンピュータプログラムを含み搬送波内で具現化されたデータ信号としての態様など、種々の態様で実現可能である。
本発明をコンピュータプログラムまたはそのプログラムを記録した記録媒体等として構成する場合には、上記装置の動作を制御するプログラム全体として構成するものとしてもよいし、本発明の機能を果たす部分のみを構成するものとしてもよい。また、記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM/RAM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
以下では、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の手順で説明する。
A.第1実施例:
A1.プリンタの構成概要:
A2.自動印刷処理の概要:
A3.ピンぼけ判定処理:
B.第2実施例:
C.変形例:
A.第1実施例:
A1.プリンタの構成概要:
図1は、本発明の画像判定装置の一実施例としてのプリンタ100の構成概要を示す説明図である。図示するように、このプリンタ100は、制御回路200と、制御回路200に接続されたプリンタエンジン300、液晶ディスプレイ(LCD)400、操作パネル500、メモリカードスロット600、および外部インタフェース部700と、を備える。
プリンタエンジン300は、インクカートリッジを搭載したキャリッジ(図示省略)や、キャリッジを駆動するモータおよび印刷用紙を副走査方向に搬送する紙送りモータ(図示省略)等を備えており、実際に印刷を実行する機能部である。
液晶ディスプレイ400は、各種メニュー画面やプリンタ100に読み込まれた画像データの表す画像を表示する機能部である。
操作パネル500は、ユーザが各種設定を行うために用いる操作ボタン(図示省略)を備えている。
メモリカードスロット600は、挿入されたメモリカードMCから、記録された画像データを読み出すための機能部である。
外部インタフェース部700は、デジタルカメラやコンピュータなどの機器を、ケーブルを介してプリンタ100に接続するためのインタフェース群で構成されている。
制御回路200は、CPU210と、RAM220と、ROM230と、EEPROM240と、を備えている。ROM230には、プリンタ100の動作を全般的に制御するための制御プログラムや各種アプリケーションプログラムが記憶されている。RAM220には、後述する自動印刷において自動的に設定される印刷条件情報や、メモリカードMCあるいはデジタルカメラから読み出した画像データ等が、一時的に記憶される。EEPROM240には、後述する評価閾値情報DTHが記憶されている。なお、印刷条件情報については、ユーザが操作パネル500を操作することによって設定されて、RAM220に記憶されることもある。
CPU210は、ユーザによる操作パネル500の操作により指示された自動印刷の実行に従って、ROM230に記憶されている自動印刷のためのアプリケーションプログラムを実行することにより、自動印刷を実行するための、読み込み制御部212、デコード部214、ピンぼけ判定部216、および、印刷制御部218として機能する。
読み込み制御部212は、メモリカードスロット600に挿入されたメモリカードMCや、外部インタフェース部700を介して接続された機器、例えば、デジタルカメラから、画像データを読み込む機能部である。
デコード部214は、読み込んだ画像データが、JPEG形式の圧縮された画像データである場合に、その圧縮画像データを展開処理して、圧縮されていない画像データ、例えば、ビットマップ形式の画像データを得るための機能部である。
ピンぼけ判定部216は、読み込んだ画像データの表す画像が、ピントがぼけている画像(以下、「ピンぼけ画像」とも呼ぶ)であるかピントが合っている画像(以下、「合焦画像」とも呼ぶ)であるかを判定するための機能部である。なお、ピンぼけ判定部216は、評価閾値決定部216a、評価値算出部216b、および、判定部216cの3つの機能部分を備えるが、これら各機能部分については、後で詳述する。
印刷制御部218は、プリンタエンジン300を制御して、印刷対象画像として選択された画像の印刷を実行させるための機能部である。なお、印刷制御部218およびプリンタエンジン300は本発明の印刷部に対応する。
以上の構成のプリンタ100では、自動印刷が実行されると、例えば、メモリカードMCに記録されている複数の画像データの画像について、まず、ピンぼけ判定を行い、ピントがぼけていないと判定された画像、すなわち、ピントが合っていると判定された画像が、印刷対象画像として選択されて印刷される。
A2.自動印刷処理の概要:
図2は、自動印刷処理の手順を示すフローチャートである。プリンタ100では、ユーザが、例えば、液晶ディスプレイ400に表示されたメニュー画面(図示省略)から、操作パネル500を操作して、「自動印刷メニュー」を選択することにより、CPU210は、図2に示す手順で自動印刷処理を実行する。なお、ここでは、メモリカードMCに記録された画像データについて、自動印刷を実行する場合を例に説明する。ただし、画像データの読み出し元は、外部インタフェース部700を介して接続されたデジタルカメラ等の各種機器でもよい。例えば、「自動印刷メニュー」を選択する際に、ユーザが操作パネル500を操作して画像データの読み出し元を指定可能することにより実現可能である。
自動印刷処理が開始されると、まず、CPU210の印刷制御部218は、印刷条件を設定する(ステップS100)。設定された印刷条件情報には、はがきサイズ,L判サイズ,A4サイズなどの印刷用紙の大きさ(以下、「印刷サイズ」とも呼ぶ)を表す情報(印刷された画像の大きさ、すなわち、出力サイズに対応する情報)や、縦,横などの印刷用紙の向きを表す情報、印刷の枚数を表す情報などが含まれる。なお、印刷条件情報は、あらかじめ、自動印刷プログラムで利用されるデータとして、あらかじめROM230あるいはEEPROM240の所定の領域に記憶されており、このデフォルトデータを読み出すことにより、自動的に印刷条件を設定することができる。設定された印刷条件情報は、RAM220の所定の領域に記憶される。ただし、例えば、上記「自動印刷メニュー」を選択する際に、ユーザが操作パネル500を操作して印刷サイズや印刷枚数を指定可能とするようにしてもよい。
印刷条件の設定後、CPU210のピンぼけ判定部216は、メモリカードMCに記録されている画像データを読み出して、ピンぼけ判定を実行する(ステップS200)。判定の結果は、ピンぼけ判定された画像の識別情報と関係付けて、ピンぼけ判定結果情報として、RAM220の所定の領域にまとめて記憶される。なお、このピンぼけ判定については、後で詳述する。
ピンぼけ判定の終了後、CPU210の印刷制御部218は、RAM220に記憶されている判定結果情報に基づいて、ピントがぼけていないと判定された画像、すなわち、ピントが合っていると判定された画像を選択して印刷する(ステップS300)。ピントがぼけていないと判定された画像が複数ある場合には、例えば、メモリカードMCへの記録順や、ピンぼけ判定順、画像データのファイル名のアルファベット順等のあらかじめ定められている所定の順番で、順に選択して印刷する。
A3.ピンぼけ判定処理:
以下では、本発明の特徴であるピンぼけ判定処理について詳細に説明する。図3は、ピンぼけ判定処理の手順を示すフローチャートである。
ピンぼけ判定処理が開始されると、まず、ピンぼけ判定部216の評価閾値決定部216aは、RAM220に記憶されている印刷条件情報を読み出して、印刷サイズを取得する(ステップS210)。次に、評価閾値決定部216aは、メモリカードMCに記録されている画像データの表す画像の中からピンぼけ判定を実行する1つの画像を判定対象画像として選択し、メモリカードMCから判定対象画像の画像データを、読み込み制御部212を介して読み出して、RAM220に読み込む(ステップS220)。なお、この判定対象画像の選択は、メモリカードMCに対して画像データが記録されている順番(記録順)や、画像データの識別情報であるファイル名のアルファベット順等のあらかじめ定められている所定の順番で行われる。そして、評価閾値決定部216aは、RAM220から画像データを読み出して、画像サイズを取得する(ステップS230)。次に、評価閾値決定部216aは、EEPROM240に保存されている評価閾値情報DTHを参照して、取得した印刷サイズおよび画像サイズに対応する評価閾値Ftl,Fthを決定する(ステップS240)。評価閾値情報DTHには、印刷サイズおよび画像サイズごとに対応する評価閾値Fth,Ftlが含まれており、図3のステップS240では、ステップS210で取得した印刷サイズおよびステップS230で取得した画像サイズに応じた評価閾値Fth,Ftlが、評価閾値情報DTHを参照することにより決定される。なお、評価閾値については、後で詳述する。
評価閾値決定部216aによって評価閾値が決定されると、次に、ピンぼけ判定部216の評価値算出部216bは、評価値(Fb)を算出する(ステップS250)。
図4は、評価値算出処理の手順を示すフローチャートである。まず、評価値算出部216bは、JPEG形式の画像データ(以下、単に「JPEG画像データ」とも呼ぶ)をビットマップ形式の画像データ(以下、単に「ビットマップ画像データ」とも呼ぶ)に変換するための周知の処理(以下、「デコード処理」とも呼ぶ)を実行するデコード部214を制御して、RAM220に記憶されているJPEG画像データを読み出して、上記デコード処理の一部である復号化および逆量子化を行い、JPEG画像データ中に含まれている、ビットマップ画像データをJPEG画像データに変換する際の処理単位である8×8画素の画像ブロックごとの、離散コサイン変換(DCT)係数のブロック(以下、「DCT係数ブロック」とも呼ぶ)を取得する(ステップS252)。
次に、評価値算出部216bは、取得した各DCT係数ブロックに含まれるDCT係数に基づいて、所定の低周波成分のDCT係数についての係数積算値(以下、「周波数成分係数積算値」と呼ぶ)を求める(ステップS254)。具体的には、以下で説明するようにして、周波数成分係数積算値を求める。
図5は、ステップS252の処理で取得されたDCT係数ブロックを模式的に示す説明図である。図5において、上部はJPEG画像データを示し、下部は、ステップS252の処理により得られる、i番目(iは1〜nの整数)のDCT係数ブロックBiを模式的に示している。
図5の下部に示すように、ステップS252の処理の結果、1つのDCT係数ブロックBiについて8×8のDCT係数が得られる。ここで、DCT係数ブロックBiの各DCT係数を、水平方向周波数成分u(=0,1,2,3,4,5,6,7)および垂直方向周波数成分v(=0,1,2,3,4,5,6,7)とし、ある周波数成分(u,v)のDCT係数をXi(u,v)で表すこととする。Xi(0,0)はDC成分(直流成分)のDCT係数を示し、Xi(0,0)以外はAC成分(交流成分)のDCT係数を示している。
評価値算出部216bは、各ブロックB1〜Bnのそれぞれについて得られた各周波数成分(u,v)のDCT係数を下式(1)に従って積算することにより求められる周波数成分係数積算値Suvのうち、(0,1)〜(0,3),(1,0)〜(1,3),(2,0)〜(2,3),(3,0)〜(3,2)の周波数成分について、それぞれ、周波数成分係数積算値S01〜S03,S10〜S13,S20〜S23,S30〜S32を算出する。
Figure 0004513764
図4に戻って、評価値算出部216bは、上記のようにして求めた所定の低周波成分についての周波数成分係数積算値に基づいて、所定の周波数についての係数積算値(以下、「周波数係数積算値」と呼ぶ)を求める(ステップS256)。
具体的には、下式(2)で表される大きさの周波数jに相当する周波数成分(u,v)の周波数成分係数積算値Suvを、下式(3)に従って積算することにより求められる周波数係数積算値Rjのうち、j=1,2,3の周波数について、それぞれ、周波数係数積算値R1,R2,R3を算出する。ただし、下式(2)の関数(floor[])は、少数の切り捨てを意味している。
Figure 0004513764
Figure 0004513764
なお、ある周波数jに相当するDCT係数の周波数成分は、例えば、図5に示したDCT係数ブロックにおいて、左上のDC成分を中心とする円周方向に沿って並ぶAC成分のDCT係数に相当し、例えば、周波数j=1に相当する周波数成分(u,v)は(0,1),(1,0),(1,1)となり、周波数係数積算値R1は下式(4a)で表される。また、周波数j=2に相当する周波数成分(u,v)は(0,2),(2,0),(2,2),(1,2),(2,1)となり、周波数係数積算値R2は下式(4b)で表される。さらに、また、周波数j=3に相当する周波数成分(u,v)は(0,3),(3,0),(1,3),(2,3),(3,1),(3,2)となり、周波数係数積算値R2は下式(4c)で表される。
R1=S01+S10+S11 …(4a)
R2=S02+S20+S22+S12+S21 …(4b)
R3=S03+S30+S13+S23+S31+S32 …(4c)
次に、評価値算出部216bは、求めた周波数係数積算値R1,R2,R3の各値に基づき、下式(5)に従って評価値Fbを算出する(ステップS258)。
Fb=(R1−R2)/(R3−R2) …(5)
評価値算出部216bによって評価値Fbが算出されると、図3に戻って、ピンぼけ判定部216の判定部216cは、求められた評価値Fbが、下式(6)で表されるように、評価閾値Ftl,Fthで表される所定の範囲に収まっているか否かを判定する。
Ftl≦Fb≦Fth …(6)
そして、判定部216cは、評価値Fbが所定の範囲に収まっている場合には(ステップS260:YES)、判定対象画像を合焦画像(ピントが合っている画像)と判定し(ステップS270a)、評価値Fbが所定の範囲に収まっていない場合には(ステップS260:NO)、判定対象画像をピンぼけ画像(ピントがぼけている画像)と判定し(ステップS270b)、その判定結果をRAM220の所定の領域にピンぼけ判定結果情報として保存する(ステップS280)。
次に、判定部216cは、メモリカードMCにピンぼけ判定がまだ行われていない未判定の画像の画像データが有るか否か判断する(ステップS290)。このとき、未判定の画像データが有る場合には(ステップS290:YES)、ステップS220に戻って、ステップS220〜S280の処理を繰り返し、未判定の画像データが無い場合には(ステップS290:NO)、ピンぼけ判定処理を終了する。
ここで、前述の評価値Fbおよび評価閾値Ftl,Fthについて、図6を用いて説明する。図6は、周波数成分係数積算値について示すグラフである。図6において、横軸は水平方向周波数成分uを示し、縦軸は垂直方向周波数成分v=0でかつ水平方向周波数成分u=1,2,3,4,5,6,7における周波数成分係数積算値Su0(以下、単に「Su」と略す)を示している。ただし、縦軸の周波数成分係数積算値Suは、各水平方向周波数成分uの周波数成分係数積算値Suの総和に対する割合で表されている。また、ピンぼけ画像のグラフの一例を一点鎖線で示し、ピントの合っている画像(合焦画像)のグラフの一例を実線で示している。
図6に示す各グラフのうち、水平方向周波数成分u=1,2,3の3つの周波数成分について着目すると、ピンぼけ画像のS1bとS2bの差(S1b−S2b)はピントが合っている画像(合焦画像)のS1pとS2pの差(S1p−S2p)に比べて大きくなり、ピンぼけ画像のS2bとS3bの差(S2b−S3b)はピントが合っている画像(合焦画像)のS2pとS3pの差(S2p−S3p)に比べて小さくなっている。このように、発明者は、DCT係数の各周波数成分は、ピントが合っている場合とピントが合っていない場合とである傾向を持って変化する特徴、特に、水平方向周波数成分u=1,2,3の3つの周波数において、上記傾向が顕著であるという特徴を、実験により発見した。また、上記特徴は、水平方向成分のみならず、垂直方向の各周波数成分においても、さらには、水平方向および垂直方向の各周波数成分においても、同様である。
従って、上記式(5)により算出される評価値Fbは、ピンぼけ画像の場合には、合焦画像(ピントが合っている画像)の場合に比べてより大きな値となる傾向にある。そこで、人がピンぼけでない(ピントが合っている)と感じる画像からピンぼけである(ピントがぼけている)と感じる画像に変化する上側の評価値Fbを、実験的に求めて、求めた評価値Fbを評価閾値Fthとし、この評価閾値Fthよりも大きくなれば、判定対象画像はピンぼけ画像であると判定するようにしている。
また、発明者は、ピンぼけ画像の中には、R2とR3の差(R2−R3)が負の値となって評価値Fbが負の値となるものや、R1とR2の差(R1−R2)がピントが合っている画像の場合に比べてより小さくなって評価値Fbが「0」に近づくものがあることも発見した。そこで、人がピンぼけでないと感じる画像からピンぼけであると感じる画像に変化する下側の評価値Fbを実験的に求めて、求めた評価値Fbを評価閾値Ftlとし、この評価閾値Ftlよりも小さくなれば、判定対象画像はピンぼけ画像であると判定するようにしている。
そして、評価閾値情報DTHには、印刷サイズおよび画像サイズごとに、あらかじめ実験的に求められた評価閾値Fth,Ftlが含まれており、図3のステップS210で取得した印刷サイズおよびステップS230で取得した画像サイズに応じた評価閾値Fth,Ftlが、ステップS240において評価閾値情報DTHを参照することにより決定される。
例えば、印刷サイズをL判とし、画像サイズを500万画素とした場合には、Ftl=1.2で、Fth=5のように決定される。
なお、ピンぼけと判定される画像の幅は画角によって決まるものであるので、評価閾値Fth,Ftlは、例えば、画像のエッジ幅を変化させた画像を、画像サイズや印刷サイズを変えて生成し、上記(1)式で算出される評価値Fbを求めることにより、実験的に求めることができる。
以上のように、本実施例におけるピンぼけ判定処理では、メモリカードMCに記録されている画像データの表す画像が、ピントがぼけている画像(ピンぼけ画像)であるかピントが合っている画像(合焦画像)であるかを、DCT係数に基づいて判定することができる。従って、JPEG形式の圧縮された画像データをピットマップ形式の圧縮されていない画像データに展開する必要がないので、ピンぼけ判定を比較的高速に実行することが可能である。
B.第2実施例:
図7は、第2実施例におけるピンぼけ判定処理の手順を示すフローチャートである。本実施例のピンぼけ判定処理は、図3に示した第1実施例のピンぼけ判定処理におけるステップS240とステップS250の間に、評価領域設定(ステップS242)および判定対象評価領域選択(ステップS244)を追加し、ステップS260とステップS270bの間に、未判定評価領域の有無の判断(ステップS262b)を追加したものである。
ステップS242において、ピンぼけ判定部216の評価値算出部216bは、以下で説明するように、JPEG画像データの各DCT係数ブロックについて、評価領域を設定する。
図8は、設定された評価領域について示す説明図である。図8に示すように、評価値算出部216bは、JPEG画像データを構成する複数のDCT係数ブロックを、複数ブロックごとに分割し、ステップS250における評価値Fbの算出処理単位として、複数の評価領域を設定する。なお、図8は、16×12ブロックのDCT係数ブロックを、4×4ブロックごとに分割し、4×3の評価領域を設定している例を示している。
次に、ステップS244において、評価値算出部216bは、設定された複数の評価領域の中からピンぼけ判定を実行する1つの評価領域を判定対象評価領域として選択する。そして、評価値算出部216bは、判定対象評価領域の評価値Fbを算出する(ステップS250)。
評価値算出部216bによって判定対象評価領域の評価値Fbが算出されると、ステップS260において、ピンぼけ判定部216の判定部216cは、評価値Fbが、評価閾値Ftl,Fthにより制限される所定の範囲に収まっているか否かを判定する。
ここで、判定部216cは、判定対象評価領域の評価値Fbが所定の範囲に収まっている場合には(ステップS260:YES)、第1実施例の場合と同様に、判定対象画像を合焦画像(ピンぼけでない画像)と判定し(ステップS270a)、その判定結果をRAM220の所定の領域にピンぼけ判定結果情報として保存する(ステップS280)。一方、判定対象評価領域の評価値Fbが所定の範囲に収まっていない場合には(ステップS260:NO)、ステップS242で設定した評価領域の中で、まだ判定の行われていない未判定の評価領域があるか否か判断する(ステップS262b)。このとき、未判定の評価領域がある場合には(ステップS262b:YES)、ステップS244に戻って、次の判定対象評価領域を選択し、ステップS250以降の処理を実行し、未判定の評価領域が無い場合には(ステップS262b:NO)、判定対象画像をピンぼけ画像と判定し(ステップS270b)、その判定結果をRAM220の所定の領域にピンぼけ判定結果情報として保存する(ステップS280)。
以上のように、本実施例におけるピンぼけ判定処理においても、メモリカードMCに記録されている画像データの表す画像が、ピントがぼけている画像(ピンぼけ画像)であるかピントが合っている画像(合焦画像)であるかを、DCT係数に基づいて判定することができる。従って、JPEG形式の圧縮された画像データをピットマップ形式の圧縮されていない画像データに展開する必要がないので、ピンぼけ判定を比較的高速に実行することが可能である。
また、本実施例におけるピンぼけ判定処理では、判定対象画像のピンぼけ判定を、設定された評価領域ごとに実行して、全ての評価領域についてピントがぼけていると判定した場合においてのみ判定対象画像をピンぼけ画像と判定し、1箇所の評価領域でもピントが合っていると判定した場合においては、判定対象画像をピントが合っている画像(合焦画像)と判定している。これにより、例えば、ある一部の被写体に対してのみ焦点を合わせて撮影した画像等のように、全体としてはピンぼけ画像と判定してしまうような画像を、ピントが合っている画像と判定し、ピンぼけ判定の精度を高めることができる。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
上記第2実施例では、図8に示すように、JPEG画像データを構成する複数のDCT係数ブロックを、複数ブロックごとに分割した複数の評価領域を設定する場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、m×nブロック(,nは、1以上の整数)のサイズの領域を、JPEG画像データを構成する複数のブロックの中で、水平方向または垂直方向に、所定のブロック数単位で順にずらして、評価領域を設定するようにしてもよい。また、あらかじめ決められた位置のm×nブロックの領域のみを評価領域として1つ設定するようにしてもよい。
C2.変形例2:
上記実施例では、自動印刷処理の一部としてピンぼけ判定処理を実行する場合を例に説明しており、ピンぼけ判定の結果得られたピンぼけ判定結果情報に基づいて、印刷の対象となる画像を自動的に選択して印刷を行う場合を例に説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、液晶ディスプレイ400にメモリカードMCに記録されている画像データの表す画像のそれぞれについてピントが合っていると判定された画像と、ピントがぼけていると判定された画像とを識別できるようにして表示するようにしてもよい。そして、ユーザがその表示を見ながら、操作パネル500を操作して印刷対象とする画像を選択するようにしてもよい。
C3.変形例3:
上記実施例では、まず、メモリカードMCに記録されている複数の画像データの画像それぞれについてピンぼけ判定を行い、その後で、ピンぼけ判定結果情報に基づいて、ピントが合っている画像のみを選択して印刷する場合を例に説明している。しかしながら、各画像ごとに、ピンぼけ判定および印刷を実行するようにしてもよい。
C4.変形例4:
上記実施例では、上記式(2)で表される大きさの周波数jに相当する周波数成分(u,v)のDCT係数の周波数成分係数積算値Suvを、全て積算することにより求められる周波数係数積算値Rjにより、評価値Fbを算出している。しかしながら、これに限定されるものではなく、周波数jに相当する水平方向周波数成分のみを周波数係数積算値Rjとしても良いし、周波数jに相当する垂直方向周波数成分のみを周波数係数積算値Rjとしても良いし、周波数jに相当する同じ値の水平方向周波数成分および垂直方向周波数成分のみを周波数係数積算値Rjとしても良い。
C5.変形例5:
上記実施例では、上記式(5)に示すように、R2とR3の差(R2−R3)に対するR1とR2の差(R1−R2)で表される傾きを評価値Fbとして求める場合を例に示しているが、これに限定されるものではない。例えば、R3に対するR1で表される傾き(R1/R3)や、R1に対するR1とR2の差(R1−R2)で表される傾き等種々の傾きを評価値として用いることができる。また、R1とR2の差(R1−R2)やR2とR3の差等を評価値として用いることもできる。ただし、この場合には、実施例の図6で説明したように、周波数係数積算値を各周波数係数積算値の総和に対する割合で求める必要があるため、R1,R2,R3以外の周波数係数積算値についても求める必要がある。なぜならば、DCT係数値は画像の輝度差に応じて変化する値であり、さらに、係数積算値は、DCT係数ブロック数に応じても変化する値であるため、積算係数値一方、上記のように、傾きで求めるようにすれば、それぞれの周波数係数積算値を割合で求める必要がない、という利点がある。
C6.変形例6:
なお、上記実施例では、図6に示したように、ピントが合っている画像とピントがぼけている画像(ピンぼけ画像)とで変化が顕著な、低周波成分のDCT係数を利用してピンぼけ判定を行う場合を例に説明しているが、高周波成分のDCT係数を利用してピンぼけ判定を行うことも可能である。
C7.変形例7:
また、上記実施例では、一つの評価値が評価閾値で表される所定の範囲に収まっているか否かでピンぼけ判定を実行する場合を例に説明しているが、複数の評価値によるピンぼけ判定を組み合わせて実行するようにしてもよい。この場合の評価値としては、変形例4で説明したような、低周波成分のDCT係数の利用の方法が異なる複の評価値を用いるようにしても良いし、低周波成分のDCT係数による評価値と高周波成分のDCT係数による評価値とを組み合わせて用いるようにしても良い。
C8.変形例8:
上記実施例では、離散コサイン変換(DCT)に基づいて符号化されているJPEG形式の画像データを例とし、この画像データから取得される離散コサイン変換係数(DCT係数)に基づいて、所定の評価値を算出する場合について説明しているが、これに限定されるものではなく、例えば、アダマール変換や離散フーリエ変換などの種々の正規直交変換に基づいて符号化されている画像データから取得される正規直交変換係数に基づいて、所定の評価値を算出するようにしても良い。
C9.変形例9:
上記実施例では、プリンタを本発明の画像判定装置として動作させる場合を例に説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、ディジタルビデオカメラ、パーソナルコンピュータ等の種々のコンピュータを備える機器を、本発明の画像判定装置とすることができる。
本発明の画像判定装置の一実施例としてのプリンタ100の構成概要を示す説明図である。 自動印刷処理の手順を示すフローチャートである。 ピンぼけ判定処理の手順を示すフローチャートである。 評価値算出処理の手順を示すフローチャートである。 ステップS252の処理で取得されたDCT係数ブロックを模式的に示す説明図である。 周波数成分係数積算値について示すグラフである。 第2実施例におけるピンぼけ判定処理の手順を示すフローチャートである。 設定された評価領域について示す説明図である。
符号の説明
100…プリンタ
200…制御回路
210…CPU
212…読み込み制御部
214…デコード部
216…ピンぼけ判定部
216a…評価閾値決定部
216b…評価値算出部
216c…判定部
218…印刷制御部
220…RAM
230…ROM
240…EEPROM
300…プリンタエンジン
400…液晶ディスプレイ(LCD)
500…操作パネル
600…メモリカードスロット
700…外部インタフェース部
MC…メモリカード
DTH…評価閾値情報

Claims (8)

  1. 入力画像データの表す画像がピントのぼけている画像であるか否か判定する画像判定装置であって、
    離散コサイン変換に基づいて符号化されている前記入力画像データから取得される離散コサイン変換係数に基づいて、最も低い第1の周波数に対応する離散コサイン変換係数の絶対値を積算した係数積算値R1、2番目に低い第2の周波数に対応する離散コサイン変換係数の絶対値を積算した係数積算値R2、および、3番目に低い第3の周波数に対応する離散コサイン変換係数の絶対値を積算した係数積算値R3を求め、求めた係数積算値R1,R2,R3に基づいて、Fb=(R1−R2)/(R2−R3)の式で表される所定の評価値を算出する評価値算出部と、
    算出した評価値に基づき、前記入力された画像データの表す画像がピントのぼけている画像であるか否か判定する判定部と、
    を備える画像判定装置。
  2. 請求項1に記載の画像判定装置であって、
    前記判定部は、前記算出した評価値が所定の範囲内にある場合には、前記入力画像データの表す画像はピントの合っている画像であると判定し、前記算出した評価値が所定の範囲内にない場合には、前記入力画像データの表す画像はピントのぼけている画像であると判定する
    画像判定装置。
  3. 請求項2に記載の画像判定装置であって、
    前記所定の範囲を示す評価閾値を決定する評価閾値決定部を備え、
    前記評価閾値決定部は、出力する前記入力画像データの表す画像の大きさを表す出力サイズおよび前記入力画像データの解像度を表す画像サイズに対応する評価閾値を、あらかじめ用意されている評価閾値情報を参照することにより決定する
    画像判定装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像判定装置であって、
    前記判定部によってピントのぼけていない画像であると判定された画像を印刷するための印刷部を備える
    画像判定装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像判定装置であって、
    前記評価値算出部は、前記入力画像データの表す画像に対して1以上の評価領域を設定し、設定した評価領域ごとに前記所定の評価値を算出し、
    前記判定部は、前記評価領域ごとに算出した評価値に基づき、前記評価領域のいずれについてもピントのぼけている画像であると判定した場合には、前記入力された画像データの表す画像がピントのぼけている画像であると判定し、前記評価領域のいずれかについてピントの合っている画像であると判定した場合には、前記入力された画像データの表す画像がピントの合っている画像であると判定する
    画像判定装置。
  6. 入力画像データの表す画像がピントのぼけている画像であるか否か判定する画像判定方法であって、
    (a)離散コサイン変換に基づいて符号化されている前記入力画像データから取得される離散コサイン変換係数に基づいて、最も低い第1の周波数に対応する離散コサイン変換係数の絶対値を積算した係数積算値R1、2番目に低い第2の周波数に対応する離散コサイン変換係数の絶対値を積算した係数積算値R2、および、3番目に低い第3の周波数に対応する離散コサイン変換係数の絶対値を積算した係数積算値R3を求め、求めた係数積算値R1,R2,R3に基づいて、Fb=(R1−R2)/(R2−R3)の式で表される所定の評価値を算出する工程と、
    (b)算出した評価値に基づき、前記入力された画像データの表す画像がピントのぼけている画像であるか否か判定する工程と、
    を備える画像判定方法。
  7. 入力画像データの表す画像がピントのぼけている画像であるか否か判定するためのコンピュータプログラムであって、
    離散コサイン変換に基づいて符号化されている前記入力画像データから取得される離散コサイン変換係数に基づいて、最も低い第1の周波数に対応する離散コサイン変換係数の絶対値を積算した係数積算値R1、2番目に低い第2の周波数に対応する離散コサイン変換係数の絶対値を積算した係数積算値R2、および、3番目に低い第3の周波数に対応する離散コサイン変換係数の絶対値を積算した係数積算値R3を求め、求めた係数積算値R1,R2,R3に基づいて、Fb=(R1−R2)/(R2−R3)の式で表される所定の評価値を算出する機能と、
    算出した評価値に基づき、前記入力された画像データの表す画像がピントのぼけている画像であるか否か判定する機能と、
    をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
  8. 請求項7に記載されたコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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