JP7372072B2 - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および画像検査システム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および画像検査システム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および画像検査システムに関し、特に画像の品質を評価する技術に関する。
近年、深層学習をはじめとする機械学習を用いた画像認識により、製品の外観検査や品質検査を自動化する画像検査システムの開発が進んでいる。このような画像検査システムを構築する場合には、事前に一定数の良品および不良品の画像を用意し、良品および不良品の画像の特徴量を学習して、判別モデルを構築する必要がある。
機械学習を用いた画像検査システムにおいて、より高精度な判別モデルを構築するためには、良品や不良品など製品の状態がより鮮明に写った画像を用いることが有効的であると考えられる。しかし、日々の製造システムの運用によって蓄積される大量の製品の画像の中には、製品撮影時のブレ、設備の振動、製品の公差などの影響によって、画像のピントが合っていないような、学習用の画像としては除外することが望ましい画像が混在している場合がある。また、画像にボケが生じているような画像が学習用の画像として用いられた場合、判別モデルの精度低下を招く恐れがある。
従来から、学習用の画像の選定処理として、製品の状態が鮮明に写っていない画像を除外する場合には、人が画像を1枚ずつ確認し、手作業で選別する方法が用いられていた。しかし、従来の手作業による画像の選定は、時間や労力が過大である。また、目視などによって画像の品質を評価する際の指標となる基準を定量的に設けることが困難であった。
そこで、製品の画像の品質を評価する画像処理として、例えば、特許文献1は、画像に対してデコンボリューションを行い、より鮮明にされた画像と元の画像とを比較して対象の元の画像の品質を推定する技術を開示している。また、特許文献2は、複数の画像に対してフーリエ変換を行い、高周波成分の分布を比較して、相対的に高い画像の品質を有する画像を抽出する技術を開示している。また、学習用の画像を選別するために別途、画像の品質判定モデルを構築することも考えられる。
特許第5624975号公報 特開2006-085258号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、撮影された画像の品質をデコンボリューションで評価する際に適切な関数設定が必要となり、撮影環境ごとに適した準備が必要となる。また、特許文献2に記載の技術では、複数の画像における高周波成分の分布を比較する場合に、撮影対象の製品の外観が比較的大きく変化していると、画像の品質の評価が困難となる場合がある。また、学習用の画像を選定するための別途の画像の品質判定モデルを構築する場合には、いったん画像の品質判定モデルを構築してしまうと、その後に画像のサイズを変更した場合において、サイズ変更を考慮した画像の品質の評価が困難となる。
このように、従来の技術では、機械学習を用いた画像検査システムにおける判別モデルを構築するために、画像の品質を評価して学習用の画像を選定することが困難であった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、学習用の画像を選定するために、より容易に画像の品質を評価することができる画像処理技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、撮像装置から取得された画像を、空間周波数領域のスペクトルに変換するように構成された変換部と、前記変換部によって変換されたスペクトルに対して、変曲点を示すパラメータを有する非線形モデルを適用するように構成されたモデル適用部と、前記非線形モデルが適用された前記スペクトルから、変曲点の値を抽出するように構成された抽出部と、変曲点の値に対して設定された基準に基づいて、抽出された前記変曲点の値を有する前記画像の品質を示す評価値を求めて出力するように構成された評価値算出部とを備える。
また、本発明に係る画像処理装置において、前記評価値に対して設定されたしきい値に基づいて、前記評価値を有する前記画像の良否を判定するように構成された判定部と、前記判定部によって良と判定された画像を格納するように構成された記憶部とをさらに備えていてもよい。
また、本発明に係る画像処理装置において、前記判定部によって否と判定された画像に対して復元処理を行うように構成された復元処理部をさらに備えていてもよい。
また、本発明に係る画像処理装置において、前記画像と、前記評価値算出部によって求められた前記評価値に関する情報とを表示画面に表示するように構成された表示装置をさらに備えていてもよい。
また、本発明に係る画像処理装置において、前記表示装置は、前記画像ごとの前記評価値を、前記画像とともに前記表示画面に表示させてもよい。
上述した課題を解決するために、本発明に係る画像処理方法は、対象物の画像を取得する第1ステップと、前記第1ステップで取得された前記画像を、空間周波数領域のスペクトルに変換する第2ステップと、前記第2ステップで変換されたスペクトルに対して、変曲点を示すパラメータを有する非線形モデルを適用する第3ステップと、前記非線形モデルが適用された前記スペクトルから、変曲点の値を抽出する第4ステップと、変曲点の値に対して設定された基準に基づいて、前記第4ステップで抽出された前記変曲点の値を有する前記画像の品質を示す評価値を求めて出力する第5ステップとを備える。
上述した課題を解決するために、本発明に係る画像処理プログラムは、コンピュータに、対象物の画像を取得する第1ステップと、前記第1ステップで取得された前記画像を、空間周波数領域のスペクトルに変換する第2ステップと、前記第2ステップで変換されたスペクトルに対して、変曲点を示すパラメータを有する非線形モデルを適用する第3ステップと、前記非線形モデルが適用された前記スペクトルから、変曲点の値を抽出する第4ステップと、変曲点の値に対して設定された基準に基づいて、前記第4ステップで抽出された前記変曲点の値を有する前記画像の品質を示す評価値を求めて出力する第5ステップと、前記評価値に対して設定されたしきい値に基づいて、前記評価値を有する前記画像の良否を判定する第6ステップと、前記第6ステップで良と判定された画像の特徴を学習し、画像に含まれる前記対象物の外観を検査する判別モデルを構築する第7ステップとを実行させる。
上述した課題を解決するために、本発明に係る画像検査システムは、上記の画像処理装置と、画像検査装置とを備え、前記画像検査装置は、前記記憶部に格納されている画像の特徴を学習し、画像に含まれる対象物の外観を検査する判別モデルを構築するように構成された学習部と、前記学習部によって構築された学習済みの前記判別モデルに対して未知の画像を入力として与え、学習済みの前記判別モデルの演算を行い、演算結果を算出するように構成された算出部と、前記算出部による前記演算結果に基づいて、前記未知の画像に含まれる対象物の外観を検査するように構成された判別部と、前記判別部による検査の結果を提示するように構成された提示部とを備える。
本発明によれば、空間周波数領域のスペクトルに変換された画像に、変曲点を示すパラメータを有する非線形モデルを適用して変曲点の値を抽出し、抽出した変曲点の値に対して設定された基準に基づいて、抽出された変曲点の値を有する画像の品質を示す評価値を求める。そのため、学習用の画像を選定するために、より容易に画像の品質を評価することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像検査システムの構成を示すブロック図である。 図2は、第1の実施の形態に係る画像処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、第1の実施の形態に係る画像検査装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4は、第1の実施の形態に係る画像処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図5は、第1の実施の形態に係る画像処理装置の動作を説明するための図である。 図6は、第1の実施の形態に係る画像処理装置の動作を説明するための図である。 図7は、第1の実施の形態に係る判定部による判定結果の表示例を示す図である。 図8は、第1の実施の形態に係る画像検査装置の動作を説明するフローチャートである。 図9は、第2の実施の形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図10は、第2の実施の形態に係る画像処理装置の動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図1から図10を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
はじめに、本発明の実施の形態に係る画像処理装置1および画像検査装置4を備える画像検査システムの概要について説明する。
画像検査システムは、機械学習を用いた画像検査システムであり、例えば、製造プロセスで得られた製品の画像に基づいて、予め構築された学習済みの判別モデルを用いて、製品の良品、不良品などの外観検査を行う。
画像処理装置1は、予め設定された撮影環境で撮影された製品の画像の品質を定量的に評価して、一定の品質を満たした画像を、製品の外観検査を行う判別モデルを構築するための学習用画像として選定する。
本実施の形態において、画像の品質とは、撮影された画像のピントや明るさに関する、画像の空間周波数領域における高周波成分の分布で表される画像の状態に関する情報である。例えば、ピントが合っていないぼやけた画像や、ハレーションが生じた画像などは、ピントの合った自然画像と比較して高周波成分が低下していることが知られている。
本実施の形態に係る画像処理装置1は、画像の空間周波数領域における高周波成分の低下の程度を表す情報を各画像から抽出し、各画像の品質を示す評価値として用いることがその特徴の一つである。
画像検査装置4は、画像処理装置1によって求められた画像の品質を示す評価値に基づいて選定された学習用の画像を用いて、製品の外観における異変、良品や不良品などを判別するための判別モデルを構築する。画像検査装置4は、構築した学習済み判別モデルを用いて、製品が写った未知の画像の演算を行い、演算結果に基づいて外観を判別する。
[画像処理装置の機能ブロック]
次に、画像処理装置1が備える各機能部について図1を参照して説明する。
画像処理装置1は、取得部10、補正部11、変換部12、モデル適用部13、抽出部14、評価値算出部15、判定部16、第1記憶部(記憶部)17、第2記憶部18、および表示部19を備える。
取得部10は、対象物3の画像を取得する。取得部10は、図1に示すように、外部に設置されたカメラ2(撮像装置)によって撮影された製品などの対象物3の外観が含まれる画像を、有線または無線通信によってカメラ2から取得する。画像は、例えば、静止画像のデジタルデータである。
また、本実施の形態では、カメラ2の位置、照明、および対象物3の設置位置などの撮影環境は予め構築されており、製造プロセスで得られる各対象物3は、同じ環境設定のもと撮影されている。しかし、本実施の形態では、前述したように、何らかの原因により、設備に振動が生じたり、製品自体の高さが変わったり、カメラ2の位置の微細なずれなどが生ずる場合があることを想定する。特に、対象物3が微細な製品であるような場合には、微小な環境変化は、撮影された画像に大きな変化を与える場合もある。
補正部11は、取得部10によって取得された対象物3の画像に含まれる対象物3の領域の切り出し、色調補正、リサイズ、ノイズの除去など予め設定された補正処理を行う。
変換部12は、補正部11によって補正処理が行われた画像を、空間周波数領域のスペクトルに変換する。より詳細には、変換部12は、空間領域の画像を2次元離散フーリエ変換して、極座標変換を行うことで、画像の空間周波数分布を示す周波数スペクトル、すなわちパワースペクトルを出力する。
モデル適用部13は、変換部12によって得られたスペクトルに対して、変曲点を示すパラメータを唯一つ有する非線形モデルを適用する。非線形モデルは、少なくとも変曲点がパラメータとして規定される非線形関数であり、例えば、次式(1)に示す4パラメータ-シグモイド関数を用いることができる。
Figure 0007372072000001
ただし、a、bは上限および下限を示し、cは曲線形状を示し、dは変曲点を示すパラメータである。
モデル適用部13は、例えば、変換部12によって得られたスペクトルと4パラメータ-シグモイド関数モデルとの誤差が小さくなるように、4パラメータ-シグモイド関数のパラメータa、b、c、dの値を求めることができる。
抽出部14は、非線形モデルが適用されたスペクトルから、変曲点の値を抽出する。より詳細には、抽出部14は、4パラメータ-シグモイド関数が当てはめられた画像のパワースペクトルにおいて、変曲点dの強度に対応する周波数(周期)を抽出する。
前述したように、ピントが外れて画像にボケが生じているような場合、パワースペクトルの高周波成分が低下することが知られている。本実施の形態では、上式(1)に示す4パラメータ-シグモイド関数が当てはめられたパワースペクトルの変曲点の値を、その画像における高周波成分の低下具合を示す情報として抽出する。
評価値算出部15は、変曲点の値に対して設定された基準に基づいて、抽出部14が抽出した変曲点の値に係る画像の品質を示す評価値を求める。具体的には、評価値算出部15は、抽出部14が抽出した変曲点の値を、対象の画像の最大周波数で除して正規化した値を評価値として求める。
判定部16は、評価値に対して設定されたしきい値に基づいて、評価値算出部15が求めた評価値に係る画像の良否を判定する。しきい値は、任意の値として設定されることができる。例えば、画像検査装置4において外観検査の判別モデルを構築する際に学習用の画像として特徴量が抽出可能と推定される評価値の下限値や、所望の判別精度に応じてより高い評価値に対応するしきい値を設定することができる。
第1記憶部17は、判定部16が良と判定した画像を学習用画像として格納する。
第2記憶部18は、画像検査装置4において、構築された学習済み判別モデルを用いて判別処理を行う際の判別対象の画像を格納する。第2記憶部18は、例えば、判別用の画像として、評価値算出部15によって評価値が算出された画像を格納することができる。
表示部19は、評価値算出部15によって求められた評価値と対応する画像を後述の表示装置108の表示画面に表示させる。また、表示部19は、判定部16によって良否判定がなされた画像を同様に表示させることができる。
[画像検査装置の機能ブロック]
次に、画像検査装置4の機能構成の一例について説明する。
画像検査装置4は、学習部40、判別モデル格納部41、算出部42、判別部43、第3記憶部44、および提示部45を備える。
学習部40は、第1記憶部17に格納されている学習用の画像をロードして、画像の特徴を学習し、画像に含まれる対象物3の外観を検査する判別モデルを構築する。判別モデルは、公知の機械学習手法を採用することができる。例えば、サポートベクターマン(SVM)、単純ベイズ、ランダムフォレスト、オートエンコーダ、敵対的生成ネットワーク(GAN)、パーセプトロン、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)、残差ネットワーク(ResNet)や、これらの組み合わせが挙げられる。
判別モデル格納部41は、学習用の画像を用いた学習により構築された学習済み判別モデルを格納する。
算出部42は、第2記憶部18から判別用の画像を読み出して、学習済みの判別モデルに入力として与え、学習済みの判別モデルの演算を行い、演算結果を算出する。
判別部43は、算出部42による演算結果に基づいて、未知の画像である判別用の画像に含まれる対象物3の外観を検査する。例えば、判別部43は、算出部42による演算結果に基づいて、対象物3の製品についての、良品または不良品の検査、あるいは、特定の外観上の異変などを検出する検査などを行うことができる。
第3記憶部44は、算出部42による演算結果、および判別部43による検査の結果を記憶する。
提示部45は、判別部43による検査の結果および検査の対象となった画像に関する情報を提示する。例えば、提示部45は、表示装置408の表示画面に検査の結果を表示させることができる。あるいは、提示部45は、図示されない外部のサーバなどに検査の結果を、通信ネットワークNWを介して送信することができる。
なお、学習部40は、画像検査装置4が備える場合に限らず、画像処理装置1が備えることができる。このような構成を採用する場合、画像処理装置1において判別モデルの構築までが行われる。
[画像処理装置のハードウェア構成]
次に、上述した機能を有する画像処理装置1を実現するハードウェア構成の一例について、図2のブロック図を参照して説明する。
図2に示すように、画像処理装置1は、例えば、バス101を介して接続されるプロセッサ102、主記憶装置103、通信インターフェース104、補助記憶装置105、入出力I/O106、入力装置107、および表示装置108を備えるコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。プロセッサ102は、CPUやGPUなどによって構成される。
主記憶装置103には、プロセッサ102が各種制御や演算を行うためのプログラムが予め格納されている。プロセッサ102と主記憶装置103とによって、図1に示した補正部11、変換部12、モデル適用部13、抽出部14、評価値算出部15、判定部16など、画像処理装置1の各機能が実現される。
通信インターフェース104は、画像処理装置1と各種外部電子機器との間をネットワーク接続するためのインターフェース回路である。例えば、通信インターフェース104を介して、画像処理装置1と画像検査装置4とはネットワーク接続され、画像検査装置4に学習用の画像や、判別用の画像を送信することができる。
補助記憶装置105は、読み書き可能な記憶媒体と、その記憶媒体に対してプログラムやデータなどの各種情報を読み書きするための駆動装置とで構成されている。補助記憶装置105には、記憶媒体としてハードディスクやフラッシュメモリなどの半導体メモリを使用することができる。
補助記憶装置105は、画像処理装置1が画像の補正処理、フーリエ変換処理、非線形モデルの適用処理、変曲点の抽出処理、評価値算出処理、およびしきい値処理を含む処理を実行するための画像処理プログラムを格納するプログラム格納領域を有する。補助記憶装置105は、学習用の画像を格納する領域、判別用の画像を格納する領域を有する。また、補助記憶装置105は、モデル適用部13が用いる4パラメータ-シグモイド関数を格納する領域を有する。補助記憶装置105は、取得部10が取得したカメラ2による撮影画像を記憶する領域を有する。また、補助記憶装置105は、判定部16が判定に用いるしきい値を格納する領域を有する。
補助記憶装置105によって、図1で説明した第1記憶部17、および第2記憶部18が実現される。さらには、例えば、上述したデータやプログラムやなどをバックアップするためのバックアップ領域などを有していてもよい。
入出力I/O106は、外部機器からの信号を入力したり、外部機器へ信号を出力したりするI/O端子により構成される。
入力装置107は、物理キーやタッチパネルなどで構成され、外部からの操作入力に応じた信号を出力する。
表示装置108は、液晶ディスプレイなどによって構成される。表示装置108は、図1で説明した表示部19を実現する。
カメラ2は、光信号を画像信号に変換して、動画や静止画像を生成することができる。より詳細には、カメラ2は、CCD(電荷結合素子:Charge-Coupled Device)イメージセンサや、CMOSイメージセンサなどの撮像素子を有し、撮像領域から入射する光を受光面に結像して、電気信号に変換する。なお、カメラ2が画像を撮影する場合の倍率、焦点などは、予めカメラ2が備える図示されない制御部によって自動的に設定される。カメラ2と画像処理装置1との間の通信は、無線で行われてもよい。
[画像検査装置のハードウェア構成]
次に、上述した機能を有する画像検査装置4を実現するハードウェア構成の一例について、図3のブロック図を参照して説明する。
図3に示すように、画像検査装置4は、上述した画像処理装置1のハードウェア構成と同様に、例えば、バス401を介して接続されるプロセッサ402、主記憶装置403、通信インターフェース404、補助記憶装置405、入出力I/O406、入力装置407、および表示装置408を備えるコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。プロセッサ402は、CPUやGPUなどによって構成される。
プロセッサ402と主記憶装置403とによって、図1に示した学習部40、算出部42、および判別部43など、画像検査装置4の各機能が実現される。
補助記憶装置405は、読み書き可能な記憶媒体と、その記憶媒体に対してプログラムやデータなどの各種情報を読み書きするための駆動装置とで構成されている。補助記憶装置405には、記憶媒体としてハードディスクやフラッシュメモリなどの半導体メモリを使用することができる。
補助記憶装置405は、画像検査装置4が学習処理、算出処理、および判別処理を含む処理を実行するための画像処理プログラムを格納するプログラム格納領域を有する。補助記憶装置405は、学習済みの判別モデルを格納する領域を有する。また、補助記憶装置405には、予め設定された機械学習手法に関する情報を格納する領域を有する。
補助記憶装置105によって、図1で説明した判別モデル格納部41、および第3記憶部44が実現される。さらには、例えば、上述したデータやプログラムやなどをバックアップするためのバックアップ領域などを有していてもよい。
なお、画像検査装置4と画像処理装置1とは、それぞれ独立したハードウェア構成を有し、互いに通信ネットワークNWを介して接続されている場合に限らず、共通する単一のコンピュータによって実現されていてもよい。また、画像処理装置1に含まれる各機能部は、ネットワーク上に分散された構成としてもよい。同様に、画像検査装置4の各機能部についても、同一ネットワーク上に分散された構成としてもよい。例えば、学習部40と算出部42とをそれぞれ異なるコンピュータで実現することができる。
[画像処理装置の動作]
次に、上述した構成を有する画像処理装置1の動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。前提として、全ての画像が一定の角度、距離、照明環境で撮影されるような事前の設定がなされているものとする。しかし、周辺の環境および製品のばらつきや、設備の振動などによって、カメラ2で撮影される画像にばらつきが生ずる場合を仮定する。
まず、取得部10は、カメラ2で撮影された対象物3を含む画像を取得する(ステップS1)。次に、補正部11は、取得された画像から対象物3が含まれる領域を切り出す(ステップS2)。次に、変換部12は、ステップS2で補正された画像に対して2次元離散フーリエ変換を行って、空間周波数領域のスペクトルを出力する(ステップS3)。
次に、モデル適用部13は、ステップS3で得られた画像のパワースペクトルに対して、式(1)に示す4パラメータ-シグモイド関数を当てはめる(ステップS4)。次に、抽出部14は、4パラメータ-シグモイド関数が当てはめられた画像のパワースペクトルから、変曲点の値を抽出する(ステップS5)。
その後、評価値算出部15は、変曲点の値に対して設定された基準に基づいて、抽出された変曲点の値を有する画像の品質を示す評価値を求める(ステップS6)。具体的には、評価値算出部15は、抽出部14が抽出した変曲点の値を、対象の画像の最大周波数で除した値を評価値として求める。
図5は、ピントが合った画像、すなわち、評価値の最良値(評価値:1.0)の例を示している。また、図5は、画像のパワースペクトル(ps)、および4パラメータ-シグモイド関数が適用されたパワースペクトル(sigm)を示している。図5に示すような、評価値が最良値のピントが合った自然画像では、パワースペクトルが対数軸上で直線になっている。また、図5に示すように、評価値が最良値の1.0の画像の変曲点dは、破線で示すようにパワースペクトルにおける横軸上(周期)の右端に現れる。
図6は、複数の対象物3の画像(a),(b),(c),(d),(e)と、それぞれの空間周波数領域のパワースペクトル(ps)、4パラメータ-シグモイド関数がフィッティングされたパワースペクトル(sigm)、変曲点d、および評価値を示している。
図6の例では、画像(a)から(e)に向かって画像のボケがより強くなっている。各画像の変曲点d(破線)に着目すると、画像のボケが強くなるにしたがって、画像の強度と周期との関係を表すスペクトルの横軸上の右端から左端へ変曲点dが移動することがわかる。このように、変曲点dを画像の高周波成分の分布の減少を示す情報として用いることで、画像の品質を評価する定量的な評価値が算出される。表示部19は、図6に示すように、表示画面において、画像ごとの評価値を、画像とともに並べて表示させることができる。
図4のフローチャートに戻り、判定部16は、評価値に対して設定されたしきい値を用いて、ステップS6で算出された評価値についてのしきい値処理を行う。しきい値は、例えば、対象物3の外観検査を行う判別モデルを構築する際に、対象物3の画像の特徴量を抽出することが困難な画像を排除することができる値が設定される。例えば、図6の例に示す、評価値1.0から-3.0の範囲における任意の値をしきい値として用いることができる。例えば、ユーザは、図6に示すように、画像とともに表示される画像ごとの評価値を表示画面上で比較して、任意のしきい値を入力装置107から入力することができる。入力装置107は、操作入力に応じたしきい値を受け付ける。
ステップS6で算出された評価値がしきい値以上の場合(ステップS7:YES)、その評価値の画像を学習用の画像として第1記憶部17に格納する(ステップS8)。
その後、表示部19は、ステップS7での判定結果を表示する(ステップS9)。図7は、判定結果の表示例を示す図である。図7の表示画面の領域19aに示すように、判定部16がしきい値0を用いた場合を示している。なお、このしきい値0は、図6に示すように、評価値が-0.2の画像(d)や、評価値が-3.0の画像(e)のように比較的強いボケが生じた画像を除外することができる値である。
また、図7の例では、表示部19において、合計7311枚の画像が処理された結果を表示している。図7の領域19bでは、判定部16がしきい値0に基づいて、7311枚の画像のうち良画像と判定した画像の割合(72.7%)と、良画像の代表画像とが表示されている。また、領域19cには、しきい値を下回り、学習用の画像からは除外された画像の割合(27.3%)および除外された画像の代表画像が表示されている。
[画像検査装置の動作]
次に、上述した構成を有する画像検査装置4の動作について、図8のフローチャートを用いて説明する。なお、以下においては、事前に画像処理装置1によって学習用の画像が第1記憶部17に格納され、判別用の画像についても事前に第2記憶部18に格納されているものとする。
また、学習部40は、事前に画像処理装置1の第1記憶部17に格納されている学習用の画像を読み出して、対象物3の外観検査を行う判別モデルを学習により構築する(画像処理プログラムの第7ステップ)。具体的には、学習部40は、学習用の画像を入力として、予め設定された機械学習手法にしたがって学習演算を行い、画像の特徴量を学習する。学習部40は、事前の学習によって構築された学習済みの判別モデルを判別モデル格納部41に格納しているものとする。
まず、算出部42は、図8のフローチャートに示すように、判別モデル格納部41から学習済みの判別モデルを読み込む(ステップS40)。次に、算出部42は、画像処理装置1の第2記憶部18から判別用の未知の画像を読み出して、学習済みの判別モデルに入力として与え、学習済みの判別モデルの演算を行い、演算結果を算出する(ステップS41)。算出部42による演算結果、すなわち演算の詳細は任意に設定することができる。例えば、対象物3の外観に生ずる複数の異なる種類の異変を演算する構成としてもよい。
次に、判別部43は、算出部42による演算結果に基づいて、対象物3の外観の検査を行う(ステップS42)。例えば、判別部43は、外観において、所定の異変が判別された対象物3を不良品とし、所定の異変が判別されなかった対象物3を良品とした検査結果を出力する。
その後、提示部45は、判別部43による検査結果を提示する(ステップS43)。例えば、提示部45は、表示装置408の表示画面に検査結果を表示することができる。
ここで、本実施の形態に係る画像処理装置1の効果について説明する。図7で説明した、しきい値0以上の画像が学習用の画像として用いられた場合と、除外されたしきい値未満の画像も含めて学習用の画像として用いた場合との最終的な判別の結果を比較した。
なお、7311枚の画像のうち99%の画像は良品の画像であり、不良品の画像が少ない不均衡なデータが用いられた。また、不良品の見逃し率を0%にしたうえで良品正答率を向上させるように学習を行った。
表1は、評価値がしきい値未満の画像を含むすべての品質の画像を用いて判別モデルを構築した場合と、しきい値以上の品質を有する画像のみを用いて判別モデルを構築した場合との良品正答率を示している。
Figure 0007372072000002
表1に示すように、本実施の形態に係る画像処理装置1で選定されたしきい値以上の画像を学習用の画像として用いて構築した学習済み判別モデルでは、良品正答率が54.2%であった。一方、品質がしきい値未満の画像を含むすべての画像を学習用の画像として用いて構築した学習済み判別モデルでは、良品正答率は49.7%であった。すなわち、本実施の形態に係る画像処理装置1を用いることで、良品正答率は4.5%向上したことが示されている。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、検査対象の画像を空間周波数領域のスペクトルに変換し、変曲点パラメータで規定される非線形モデルを適用して、変曲点の値をスペクトルの高周波成分の分布の低下を示す情報として抽出して正規化する。さらに、正規化した変曲点の値に対して設定された基準に基づいて画像の品質を表す絶対的ともいえる評価値を算出する。そのため、画像の品質をより容易かつ定量的に評価することができる。またその結果として、機械学習を用いた画像検査システムにおける判別モデルを構築するための前処理としての、学習用画像の選定を容易に行うことができる。
また、第1の実施の形態によれば、4パラメータ-シグモイド関数を画像のパワースペクトルに当てはめて抽出された変曲点に基づいて算出された評価値に対してしきい値処理を行い、選定された良画像を学習用画像として用いることで、より判別精度の高い画像検査の判別モデルを構築することができる。
また、第1の実施の形態によれば、画像の撮影環境が変化した場合であっても、撮影済みの画像において、撮影環境の変化の影響による画像の品質の低下を検出し、品質が一定未満の画像を排除することができる。そのため、品質の低い画像が含まれる場合であっても、より簡易に機械学習による画像認識を用いた画像検査システムを実現することができる。
また、第1の実施の形態によれば、任意の画像に適用することができる汎用的な画像処理技術であるので、撮影対象、撮影環境、画像サイズなどが変化していても、一定の基準で画像の品質を示す評価値を得ることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、上述した第1の実施の形態と同じ構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第1の実施の形態では、画像処理装置1において、判定部16がしきい値処理を行い、しきい値以上の画像のみを学習用の画像として第1記憶部17に格納する場合について説明した。これに対して、第2の実施の形態では、画像の品質がしきい値未満の画像に対して復元処理を行う。以下、第1の実施の形態と異なる構成を中心に説明する。
図9は、第2の実施の形態に係る画像検査システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態では、画像処理装置1Aが復元処理部20をさらに備える点で第1の実施の形態に係る画像処理装置1と異なる。なお、画像処理装置1Aおよび画像検査装置4に含まれるその他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
復元処理部20は、判定部16によって否と判定された、しきい値を下回る画像に対して復元処理を行う。例えば、復元処理部20は、しきい値が0である場合に、しきい値を下回った評価値が-0.8の画像に対してコントラスト調整を行い、しきい値以上の評価値の画像、例えば評価値0.1の画像を生成する。コントラスト調整の他にもノイズの除去や輝度の調整などを行うことができる。
次に、本実施の形態に係る画像処理装置1Aの動作について、図10のフローチャートを参照して説明する。なお、ステップS1からステップS9までの処理は第1の実施の形態と同様であり説明を省略する。
図10に示すように、判定部16により実行されるしきい値処理において、画像の評価値がしきい値を下回った場合(ステップS7:NO)、復元処理部20はしきい値を下回った画像の復元処理を行う(ステップS10)。復元処理された画像は、再び変換部12によって2次元離散フーリエ変換される(ステップS3)。
その後、ステップS4からステップS6までが実行され、再び判定部16によるしきい値処理が行われ、復元された画像がしきい値以上の場合(ステップS7:YES)、学習用の画像として第1記憶部17に格納される(ステップS8)。その後、表示部19は画像を表示することができる(ステップS9)。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、画像の品質を示す評価値がしきい値を下回る画像であっても、復元処理を行うことでしきい値以上の品質を有する画像を得ることができる。特に、画像の数が限られている場合などにおいて有効である。
なお説明した実施の形態では、学習部40が、第1記憶部17に格納されている学習用画像を用いて学習を行い、判別モデルを構築する場合について説明した。しかし、第1記憶部17に格納されている学習用画像の数を増やすことが望まれる場合には、画像処理装置1のプロセッサ102は、既存の学習用画像を用いて、追加の学習用画像を合成して生成する水増し処理を行うことができる。また、既存の学習用画像において明るさの変化を許容したい、あるいは明るさを加えた画像を学習用に用意することが望まれる場合にも、プロセッサ102は、既存の学習用画像を用いて追加の学習用の画像を生成することができる。
以上、本発明の画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および画像検査システムにおける実施の形態について説明したが、本発明は説明した実施の形態に限定されるものではなく、請求項に記載した発明の範囲において当業者が想定し得る各種の変形を行うことが可能である。
1…画像処理装置、2…カメラ、3…対象物、4…画像検査装置、10…取得部、11…補正部、12…変換部、13…モデル適用部、14…抽出部、15…評価値算出部、16…判定部、17…第1記憶部、18…第2記憶部、19…表示部、40…学習部、41…判別モデル格納部、42…算出部、43…判別部、44…第3記憶部、45…提示部、101,401…バス、102,402…プロセッサ、103,403…主記憶装置、104,404…通信インターフェース、105,405…補助記憶装置、106,406…入出力I/O、107,407…入力装置、108,408…表示装置、NW…通信ネットワーク。

Claims (8)

  1. 撮像装置から取得された画像を、空間周波数領域のスペクトルに変換するように構成された変換部と、
    前記変換部によって変換されたスペクトルに対して、変曲点を示すパラメータを有する非線形モデルを適用するように構成されたモデル適用部と、
    前記非線形モデルが適用された前記スペクトルから、変曲点の値を抽出するように構成された抽出部と、
    変曲点の値に対して設定された基準に基づいて、抽出された前記変曲点の値を有する前記画像の品質を示す評価値を求めて出力するように構成された評価値算出部と
    を備える画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記評価値に対して設定されたしきい値に基づいて、前記評価値を有する前記画像の良否を判定するように構成された判定部と、
    前記判定部によって良と判定された画像を格納するように構成された記憶部と
    をさらに備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記判定部によって否と判定された画像に対して復元処理を行うように構成された復元処理部をさらに備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記画像と、前記評価値算出部によって求められた前記評価値に関する情報とを表示画面に表示するように構成された表示装置をさらに備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置において、
    前記表示装置は、前記画像ごとの前記評価値を、前記画像とともに前記表示画面に表示させる
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 対象物の画像を取得する第1ステップと、
    前記第1ステップで取得された前記画像を、空間周波数領域のスペクトルに変換する第2ステップと、
    前記第2ステップで変換されたスペクトルに対して、変曲点を示すパラメータを有する非線形モデルを適用する第3ステップと、
    前記非線形モデルが適用された前記スペクトルから、変曲点の値を抽出する第4ステップと、
    変曲点の値に対して設定された基準に基づいて、前記第4ステップで抽出された前記変曲点の値を有する前記画像の品質を示す評価値を求めて出力する第5ステップと、
    を備える画像処理方法。
  7. コンピュータに、
    対象物の画像を取得する第1ステップと、
    前記第1ステップで取得された前記画像を、空間周波数領域のスペクトルに変換する第2ステップと、
    前記第2ステップで変換されたスペクトルに対して、変曲点を示すパラメータを有する
    非線形モデルを適用する第3ステップと、
    前記非線形モデルが適用された前記スペクトルから、変曲点の値を抽出する第4ステップと、
    変曲点の値に対して設定された基準に基づいて、前記第4ステップで抽出された前記変曲点の値を有する前記画像の品質を示す評価値を求めて出力する第5ステップと、
    前記評価値に対して設定されたしきい値に基づいて、前記評価値を有する前記画像の良否を判定する第6ステップと、
    前記第6ステップで良と判定された画像の特徴を学習し、画像に含まれる前記対象物の外観を検査する判別モデルを構築する第7ステップと
    を実行させるための画像処理プログラム。
  8. 請求項2に記載の画像処理装置と、画像検査装置とを備え、
    前記画像検査装置は、
    前記記憶部に格納されている画像の特徴を学習し、画像に含まれる対象物の外観を検査する判別モデルを構築するように構成された学習部と、
    前記学習部によって構築された学習済みの前記判別モデルに対して未知の画像を入力として与え、学習済みの前記判別モデルの演算を行い、演算結果を算出するように構成された算出部と、
    前記算出部による前記演算結果に基づいて、前記未知の画像に含まれる対象物の外観を検査するように構成された判別部と、
    前記判別部による検査の結果を提示するように構成された提示部と
    を備える画像検査システム。
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