JP4513736B2 - 液晶パネル用樹脂組成物、並びにそれを用いたカラーフィルタ及び液晶パネル - Google Patents
液晶パネル用樹脂組成物、並びにそれを用いたカラーフィルタ及び液晶パネル Download PDFInfo
- Publication number
- JP4513736B2 JP4513736B2 JP2005361628A JP2005361628A JP4513736B2 JP 4513736 B2 JP4513736 B2 JP 4513736B2 JP 2005361628 A JP2005361628 A JP 2005361628A JP 2005361628 A JP2005361628 A JP 2005361628A JP 4513736 B2 JP4513736 B2 JP 4513736B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- resin composition
- meth
- acid
- crystal panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F290/00—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers modified by introduction of aliphatic unsaturated end or side groups
- C08F290/02—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers modified by introduction of aliphatic unsaturated end or side groups on to polymers modified by introduction of unsaturated end groups
- C08F290/06—Polymers provided for in subclass C08G
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K19/00—Liquid crystal materials
- C09K19/02—Liquid crystal materials characterised by optical, electrical or physical properties of the components, in general
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F290/00—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers modified by introduction of aliphatic unsaturated end or side groups
- C08F290/02—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers modified by introduction of aliphatic unsaturated end or side groups on to polymers modified by introduction of unsaturated end groups
- C08F290/06—Polymers provided for in subclass C08G
- C08F290/061—Polyesters; Polycarbonates
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/20—Filters
- G02B5/201—Filters in the form of arrays
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1335—Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Optical Filters (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Description
油性、分子量と溶媒の極性のバランスを調整することによって、ガラス面に対する接触角と表面張力とが特定の関係を有する樹脂組成物が、前記課題を解決することができることを見出し本発明に到達したものである。従って、本発明の要旨は、以下の通りである。
(i)バインダ樹脂、界面活性剤、及び溶剤を含む液晶パネル用樹脂組成物であって、該樹脂組成物の液滴の清浄ガラス面に対する接触角θ(度)と、該樹脂組成物の表面張力σ(mN/m)が下記式(1) 、(2) 、及び(3) を満足することを特徴とする液晶パネル用樹脂組成物。
σ≦σ0 −1 (2)
θ≦15 (3)
〔但し、前記式中、σ0 は樹脂組成物に用いられている溶剤単独の表面張力(mN/m)である。〕
(ii)前記(i)に記載の液晶パネル用樹脂組成物を用いて形成されたカラーフィルタ。
(iii)前記(i)に記載の液晶パネル用樹脂組成物を用いて形成された液晶パネル。
本発明のバインダ樹脂、界面活性剤、及び溶剤を含む液晶パネル用樹脂組成物は、光重合性単量体、及び光重合開始系を感光性成分として含有するのが好ましい。また、更に必要に応じて、色材、分散剤、その他成分等を含有する。以下に、本発明の液晶パネル用樹脂組成物の構成成分について説明する。
〔1−1.光重合性単量体〕
本発明の液晶パネル用樹脂組成物は、光重合性単量体を含有するのが好ましい。光重合性単量体は、重合可能な低分子化合物であれば特に制限はないが、エチレン性二重結合を少なくとも1つ有する付加重合可能な化合物(以下、「エチレン性化合物」と言う場合がある。)が好ましい。エチレン性化合物は、本発明の液晶パネル用樹脂組成物が活性光線の照射を受けた場合、後述する光重合開始系の作用により付加重合し、硬化するようなエチレン性二重結合を有する化合物である。尚、本発明における単量体は、いわゆる高分子物質に相対する概念を意味し、狭義の単量体以外に二量体、三量体、オリゴマーも含有する。
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、グリセロール(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステルが挙げられる。又、これらアクリレートの(メタ)アクリル酸部分を、イタコン酸部分に代えたイタコン酸エステル、クロトン酸部分に代えたクロトン酸エステル、或いは、マレイン酸部分に代えたマレイン酸エステル等が挙げられる。又、芳香族ポリヒドロキシ化合物と不飽和カルボン酸とのエステルとしては、ハイドロキノンジ(メタ)アクリレート、レゾルシンジ(メタ)アクリレート、ピロガロールトリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。又、不飽和カルボン酸と多価カルボン酸及び多価ヒドロキシ化合物とのエステル化反応により得られるエステルは、必ずしも単一物ではなく、混合物であっても良い。代表例としては、(メタ)アクリル酸、フタル酸、及びエチレングリコールの縮合物、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、及びジエチレングリコールの縮合物、(メタ)アクリル酸、テレフタル酸、及びペンタエリスリトールの縮合物、(メタ)アクリル酸、アジピン酸、ブタンジオール、及びグリセリンの縮合物等が挙げられる。
又、エチレン性化合物は酸価を有する単量体であってもよい。酸価を有する単量体としては、例えば、脂肪族ポリヒドロキシ化合物と不飽和カルボン酸とのエステルであり、脂肪族ポリヒドロキシ化合物の未反応のヒドロキシル基に非芳香族カルボン酸無水物を反応させて酸基を持たせた多官能単量体が好ましく、特に好ましくは、このエステルにおいて、脂肪族ポリヒドロキシ化合物がペンタエリスリトール及び/又はジペンタエリスリトールであるものである。これらの単量体は1種を単独で用いても良いが、製造上、単一の化合物を得ることは難しいことから、2種以上を混合して用いても良い。又、必要に応じて単量体として酸基を有しない多官能単量体と酸基を有する多官能単量体を併用しても良い。
きる。
〔1−2.光重合開始系〕
本発明の液晶パネル用樹脂組成物は、光重合開始系を含有するのが好ましい。光重合開始系は、通常、光重合開始剤、及び必要に応じて添加される増感色素、重合加速剤等の付加剤との混合物として用いられ、光を直接吸収し、或いは光増感されて分解反応又は水素引き抜き反応を起こし、重合活性ラジカルを発生する機能を有する成分である。
載の複素環を有するクマリン系色素、特開平3−239703号、特開平5−289335号各公報等に記載の3−ケトクマリン系色素、特開平6−19240号公報等に記載のピロメテン系色素、特開昭47−2528号、特開昭54−155292号、特公昭45−37377号、特開昭48−84183号、特開昭52−112681号、特開昭58−15503号、特開昭60−88005号、特開昭59−56403号、特開平2−69号、特開昭57−168088号、特開平5−107761号、特開平5−210240号、特開平4−288818号各公報等に記載のジアルキルアミノベンゼン骨格を有する色素等を挙げることができる。
〔1−3.色材〕
本発明の液晶パネル用樹脂組成物は、必要に応じて(例えば、画素、ブラックマトリックスの用途に用いる場合など)、色材を含有する。色材としては、顔料又は染料が使用できるが、耐熱性、耐光性などの点から顔料が好ましい。顔料としては、赤色顔料、青色顔料、緑色顔料、黄色顔料、紫色顔料、オレンジ顔料、ブラウン顔料等各種の色の顔料を使用することができる。又、その化学構造としては、アゾ系、フタロシアニン系、キナクリドン系、ベンツイミダゾロン系、イソインドリノン系、ジオキサジン系、インダンスレン系、ペリレン系等の有機顔料が挙げられる。この他に種々の無機顔料等も利用可能である。以下、使用できる顔料の具体例をピグメントナンバーで示す。以下に挙げる「C.I.」は、カラーインデックス(C.I.)を意味する。
黄色顔料としては、C.I.ピグメントイエロー1、1:1、2、3、4、5、6、9、10、12、13、14、16、17、24、31、32、34、35、35:1、36、36:1、37、37:1、40、41、42、43、48、53、55、61、62、62:1、63、65、73、74、75,81、83、87、93、94、95、97、100、101、104、105、108、109、110、111、116、117、119、120、126、127、127:1、128、129、133、134、136、138、139、142、147、148、150、151、153、154、155、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、172、173、174、175、176、180、181、182、183、184、185、188、189、190、191、191:1、192、193、194、195、196、197、198、199、200、202、203、204、205、206、207、208を挙げることができる。これらの中で、好ましくはC.I.ピグメントイエロー83、117、129、138、139、150、154、155、180、185であり、更に好ましくはC.I.ピグメントイエロー83、138、139、150、180である。
上記の各種の顔料は、複数種を併用することもできる。例えば、色度の調整のために、顔料として、緑色顔料と黄色顔料とを併用したり、青色顔料と紫色顔料とを併用したりすることができる。尚、これらの顔料の平均粒径は、通常1μm以下、好ましくは0.5μm以下、更に好ましくは0.25μm以下である。又、通常0.001μm以上、好ましくは0.005μm以上である。
アゾ系染料としては、例えば、C.I.アシッドイエロー11、C.I.アシッドオレンジ7、C.I.アシッドレッド37、C.I.アシッドレッド180、C.I.アシッドブルー29、C.I.ダイレクトレッド28、C.I.ダイレクトレッド83、C.I.ダイレクトイエロー12、C.I.ダイレクトオレンジ26、C.I.ダイレクトグリーン28、C.I.ダイレクトグリーン59、C.I.リアクティブイエロー2、C.I.リアクティブレッド17、C.I.リアクティブレッド120、C.I.リアクティブブラック5、C.I.ディスパースオレンジ5、C.I.ディスパースレッド58、C.I.ディスパースブルー165、C.I.ベーシックブルー41、C.I.ベーシックレッド18、C.I.モルダントレッド7、C.I.モルダントイエロー5、C.I.モルダントブラック7等が挙げられる。
フタロシアニン系染料として、例えば、C.I.パッドブルー5等が、キノンイミン系染料として、例えば、C.I.ベーシックブルー3、C.I.ベーシックブルー9等が、キノリン系染料として、例えば、C.I.ソルベントイエロー33、C.I.アシッドイエロー3、C.I.ディスパースイエロー64等が、ニトロ系染料として、例えば、C.I.アシッドイエロー1、C.I.アシッドオレンジ3、C.I.ディスパースイエロー42等が挙げられる。
カーボンブラックの例としては、例えば、三菱化学社製の商品として、MA7、MA8、MA11、MA100、MA100R、MA220、MA230、MA600、#5、#10、#20、#25、#30、#32、#33、#40、#44、#45、#47、#50、#52、#55、#650、#750、#850、#950、#960、#970、#980、#990、#1000、#2200、#2300、#2350、#2400、#2600、#3050、#3150、#3250、#3600、#3750、#3950、#4000、#4010、OIL7B、OIL9B、OIL11B、OIL30B、OIL31B等が、デグサ社製の商品として、Printex3、Printex3OP、Printex30、Printex30OP、Printex40、Printex45、Printex55、Printex60、Printex75、Printex80、Printex85、Printex90、Printex A、Printex L、Printex G、Printex P、Printex U、Printex V、PrintexG、SpecialBlack550、SpecialBlack350、SpecialBlack250、SpecialBlack100、SpecialBlack6、SpecialBlack5、SpecialBlack4、Color Black FW1、Color Black FW2、Color Black FW2V、Color Black FW18、Color Black FW18、Color Black FW200、Color Black S160、Color Black S170等が、キャボット社製の商品として、Monarch120、Monarch280、Monarch460、Monarch800、Monarch880、Monarch900、Monarch1000、Monarch1100、Monarch1300、Monarch1400、Monarch4630、REGAL99、REGAL99R、REGAL415、REGAL415R、REGAL250、REGAL250R、REGAL330、REGAL400R、REGAL55R0、REGAL660R、BLACK PEARLS480、PEARLS130、VULCAN XC72R、ELFTEX−8等が、コロンビヤンカーボン社製の商品として、RAVEN11、RAVEN14、RAVEN15、RAVEN16、RAVEN22RAVEN30、RAVEN35、RAVEN40、RAVEN410、RAVEN420、RAVEN450、RAVEN500、RAVEN780、RAVEN850、RAVEN890H、RAVEN1000、RAVEN1020、RAVEN1040、RAVEN1060U、RAVEN1080U、RAVEN1170、RAVEN1190U、RAVEN1250、RAVEN1500、RAVEN2000、RAVEN2500U、RAVEN3500、RAVEN5000、RAVEN5250、RAVEN5750、RAVEN7000等が、それぞれ挙げられる。尚、高い光学濃度及び高い表面抵抗率を有する樹脂ブラックマトリクスの製造には樹脂被覆されたカーボンブラックを用いるのが特に好ましい。
〔1−4.分散剤〕
本発明の液晶パネル用樹脂組成物は、必要に応じて用いられる分散剤を含有する。分散剤は、特に限定されるものではないが、ウレタン系分散剤が好ましく、そのウレタン系分散剤としては、ポリイソシアネート化合物と、同一分子内に水酸基を1個又は2個有する化合物と、同一分子内に活性水素と3級アミノ基を有する化合物とを反応させることによって得られるウレタン樹脂が特に好ましい。
い。
ポリエーテルグリコールとしては、ポリエーテルジオール、ポリエーテルエステルジオール、及びこれら2種類以上の混合物が挙げられる。ポリエーテルジオールとしては、アルキレンオキシドを単独又は共重合させて得られるもの、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレン−プロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコール、ポリオキシヘキサメチレングリコール、ポリオキシオクタメチレングリコール、及びそれらの2種以上の混合物が挙げられる。ポリエーテルエステルジオールとしては、エーテル基含有ジオール若しくは他のグリコールとの混合物をジカルボン酸又はそれらの無水物と反応させるか、又は、ポリエステルグリコールにアルキレンオキシドを反応させることによって得られるもの、例えば、ポリ(ポリオキシテトラメチレン)アジペート等が挙げられる。ポリエーテルグリコールとして最も好ましいのは、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコール、又はこれらの化合物の片末端水酸基が炭素数1〜25のアルキル基でアルコキシ化された化合物である。
これらの同一分子内に水酸基を1個又は2個有する化合物のうち、特にポリエーテルグリコールとポリエステルグリコールが好ましい。尚、同一分子内に水酸基を1個又は2個有する化合物の数平均分子量は、通常300〜10,000、好ましくは500〜6,000、更に好ましくは1,000〜4,000である。
〔1−5.バインダ樹脂〕
本発明の液晶パネル用樹脂組成物はバインダ樹脂を必須成分とする。バインダ樹脂は、例えば、特開平7−207211号、特開平8−259876号、特開平10−300922号、特開平11−140144号、特開平11−174224号、特開2000−56118号、特開2003−233179号各公報等に記載される公知の高分子化合物を使用することができるが、中でも窒素原子非含有の高分子化合物が好ましく、エポキシ基含有(メタ)アクリレート5〜90モル%とそれと共重合し得る他のラジカル重合性単量体10〜95モル%との共重合体のエポキシ基の10〜100モル%に不飽和一塩基酸を付加させ、更にそれにより生じた水酸基の10〜100モル%に多塩基酸無水物を付加させて得られる樹脂が特に好ましい。
前記一般式(I) において、R7 とR8 が連結して形成される環は、脂肪族環であるのが好ましく、飽和又は不飽和の何れでもよく、又、炭素数が5〜6であるのが好ましい。これらの中で、前記一般式(I) の構造としては、下記式(Ia)、(Ib)、又は(Ic)で表される構造が好ましい。バインダ樹脂にこれらの構造を導入することによって、液晶パネル用樹脂組成物として耐熱性や強度を増すことが可能である。尚、これらの構造を有するモノ(メタ)アクリレートは1種を単独で用いても良く、2種以上を混合して用いても良い。
本発明において、前記エポキシ基含有(メタ)アクリレートと、それと共重合し得る他のラジカル重合性単量体との共重合体としては、共重合し得る他のラジカル重合性単量体に由来する構成繰返し単位中、前記一般式(I) で表される構造を有するモノ(メタ)アクリレートに由来する構成繰返し単位を、5〜90モル%含有するものであるのが好ましく10〜70モル%含有するものであるのが更に好ましく、15〜50モル%含有するものであるのが特に好ましい。
その溶剤の具体例としては、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、セロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート等のエチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、カルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテート等のジエチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;プロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;ジプロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類等の酢酸エステル類;エチレングリコールジアルキルエーテル類;メチルカルビトール、エチルカルビトール、ブチルカルビトール等のジエチレングリコールジアルキルエーテル類;トリエチレングリコールジアルキルエーテル類;プロピレングリコールジアルキルエーテル類;ジプロピレングリコールジアルキルエーテル類;1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;ベンゼン、トルエン、キシレン、オクタン、デカン等の炭化水素類;石油エーテル、石油ナフサ、水添石油ナフサ、ソルベントナフサ等の石油系溶剤;乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル等の乳酸エステル類;ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等が挙げられる。これらの溶剤は単独で用いても良く、2種以上を併用しても良い。これらの溶剤の使用量は得られる共重合体100重量部に対し、通常30〜1000重量部、好ましくは50〜800重量部である。溶剤の使用量がこの範囲外では共重合体の分子量の制御が困難となる。
そのカルボキシル基含有樹脂としては、カルボキシル基を有していれば特に限定されず、通常、カルボキシル基含有重合性単量体を重合して得られる。カルボキシル基含有重合性単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、クロトン酸、イタコン酸、フマル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルコハク酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルアジピン酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルマレイン酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルフタル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルコハク酸、2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルアジピン酸、2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルマレイン酸、2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルヒドロフタル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルフタル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシブチルコハク酸、2−(メタ)アクリロイルオキシブチルアジピン酸、2−(メタ)アクリロイルオキシブチルマレイン酸、2−(メタ)アクリロイルオキシブチルヒドロフタル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシブチルフタル酸等のビニル系単量体、アクリル酸にε−カプロラクトン、β−プロピオラクトン、γ−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン等のラクトン類を付加させたものである単量体、及び、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートにコハク酸、マレイン酸、フタル酸、或いはそれらの無水物等の酸或いは無水物を付加させた単量体等が挙げられる。中でも好ましいのは、(メタ)アクリル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルコハク酸であり、更に好ましいのは、(メタ)アクリル酸である。これらは複数種使用してもよい。
シジルエーテル、グリシジル−α−エチルアクリレート、クロトニルグリシジルエーテル、(イソ)クロトン酸グリシジルエーテル、N−(3,5−ジメチル−4−グリシジル)ベンジルアクリルアミド、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートグリシジルエーテル等の非環式エポキシ基含有不飽和化合物も挙げることができるが、耐熱性、分散性の点から、脂環式エポキシ基含有不飽和化合物が好ましい。
2価の炭化水素基をそれぞれ示し、nは1〜10の整数である。〕
前記一般式(IIIa)〜(IIIm)において、R2 のアルキレン基としては、炭素数が1〜10であるのが好ましく、具体的には、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基等が例示できるが、好ましくはメチレン基、エチレン基、プロピレン基である。又、R13の炭化水素基としては、炭素数が1〜10であるのが好ましく、アルキレン基、フェニレン基等が挙げられる。
前記カルボキシル基含有樹脂のカルボキシル基部分に前記エポキシ基含有不飽和化合物を付加させるには、公知の手法を用いることができ、例えば、カルボキシル基含有樹脂とエポキシ基含有不飽和化合物とを、トリエチルアミン、ベンジルメチルアミン等の3級アミン、ドデシルトリメチルアンモニウムクロライド、テトラメチルアンモニウムクロライド、テトラエチルアンモニウムクロライド、テトラブチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド等の4級アンモニウム塩、ピリジン、トリフェニルホスフィン等の触媒の存在下、有機溶剤中、反応温度50〜150℃で数時間〜数十時間反応させることにより、樹脂のカルボキシル基にエポキシ基含有不飽和化合物を導入することができる。
〜200KOHmg/g、好ましくは20〜150KOHmg/g、より好ましくは30〜150KOHmg/gである。又、GPCにおける重量平均分子量は、ポリスチレン換算で、通常2000〜100000、好ましくは4000〜50000、更に好ましくは5000〜30000である。
本発明の液晶パネル用樹脂組成物において、これらバインダ樹脂の含有割合は、全固形分中、通常0.1重量%以上、好ましくは1重量%以上であり、又、通常80重量%以下、好ましくは60重量%以下である。バインダ樹脂の含有量がこの範囲よりも少ないと、膜が脆くなり、基板への密着性が低下することがある。逆に、この範囲よりも多いと、露光部への現像液の浸透性が高くなり、画素の表面平滑性や感度が悪化する場合がある。
〔1−6.界面活性剤〕
本発明の液晶パネル用樹脂組成物は、界面活性剤を必須成分とする。界面活性剤としては、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性界面活性剤等、各種のものを用いることができるが、電圧保持率や有機溶媒に対する相溶性等の諸特性に悪影響を及ぼす可能性が低い点で、非イオン性界面活性剤を用いるのが好ましい。
等の第4級アンモニウム塩系界面活性剤等が挙げられる。これらのうち、第4級アンモニウム塩系界面活性剤が好ましく、ステアリルトリメチルアンモニウム塩系界面活性剤が更に好ましい。又、非イオン系性面活性剤としては、例えば、トーレシリコーン株式会社製の「SH8400」、シリコーン株式会社製の「KP341」等のシリコーン系界面活性剤、住友3M株式会社製の「FC430」、大日本インキ化学工業株式会社製の「F470」、ネオス株式会社製の「DFX−18」等の弗素系界面活性剤、花王株式会社製の「エマルゲン104P」、「エマルゲンA60」等のポリオキシエチレン系界面活性剤等が挙げられる。これらのうち、シリコーン系界面活性剤が好ましく、ポリジメチルシロキサンにポリエーテル基又はアラルキル基の側鎖が付加された構造を有する、いわゆるポリエーテル変性又はアラルキル変性シリコーン系界面活性剤が更に好ましい。
〔1−7.溶剤以外のその他成分〕
本発明の液晶パネル用樹脂組成物は、前記各成分の外に、分散助剤、有機カルボン酸又は/及び有機カルボン酸無水物、可塑剤、熱重合防止剤、保存安定剤、表面保護剤、密着向上剤、現像改良剤等を含有していてもよい。
誘導体、ピグメントオレンジ71のスルホン酸誘導体、ピグメントバイオレット23のスルホン酸誘導体であり、より好ましくはピグメントイエロー138のスルホン酸誘導体、ピグメントレッド254のスルホン酸誘導体である。
又、本発明の液晶パネル用樹脂組成物は、可塑剤を含有していてもよく、その可塑剤としては、例えば、ジオクチルフタレート、ジドデシルフタレート、トリエチレングリコールジカプリレート、ジメチルグリコールフタレート、トリクレジルホスフェート、ジオクチルアジペート、ジブチルセバケート、トリアセチルグリセリン等が挙げられる。これら可塑剤の含有割合は、全固形分中、10重量%以下の範囲であるのが好ましい。
〔1−8.溶剤〕
本発明の液晶パネル用樹脂組成物は、溶剤を必須成分とする。溶剤は、前記各成分を溶解又は分散させ、粘度を調節する機能を有するものであり、その溶剤としては、例えば、ジイソプロピルエーテル、ミネラルスピリット、n−ペンタン、アミルエーテル、エチルカプリレート、n−ヘキサン、ジエチルエーテル、イソプレン、エチルイソブチルエーテル、ブチルステアレート、n−オクタン、バルソル#2、アプコ#18ソルベント、ジイソブチレン、アミルアセテート、ブチルアセテート、アプコシンナー、ブチルエーテル、ジイソブチルケトン、メチルシクロヘキセン、メチルノニルケトン、プロピルエーテル、ドデカン、ソーカルソルベントNo.1及びNo.2、アミルホルメート、ジヘキシルエーテル、ジイソプロピルケトン、ソルベッソ#150、(n,sec,t−)酢酸ブチル、ヘキセン、シェルTS28 ソルベント、ブチルクロライド、エチルアミルケトン、エチルベンゾエート、アミルクロライド、エチレングリコールジエチルエーテル、エチルオルソホルメート、メトキシメチルペンタノン、メチルブチルケトン、メチルヘキシルケトン、メチルイソブチレート、ベンゾニトリル、エチルプロピオネート、メチルセロソルブアセテート、メチルイソアミルケトン、メチルイソブチルケトン、プロピルアセテート、アミルアセテート、アミルホルメート、ビシクロヘキシル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジペンテン、メトキシメチルペンタノール、メチルアミルケトン、メチルイソプロピルケトン、プロピルプロピオネート、プロピレングリコール−t−ブチルエーテル、メチルエチルケトン、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、エチルセロソルブアセテート、カルビトール、シクロヘキサノン、酢酸エチル、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、3−メトキシプロピオン酸、3−エトキシプロピオン酸、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸プロピル、3−メトキシプロピオン酸ブチル、ジグライム、エチレングリコールアセテート、エチルカルビトール、ブチルカルビトール、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコール−t−ブチルエーテル、3−メチル−3−メトキシブタノール、トリプロピレングリコールメチルエーテル、メトキシブチルアセテート、3−メチルー3ーメトキシブチルアセテート等が挙げられる。これらの中では、プロプレングリコールモノメチルエーテルアセテート、メトキシブチルアセテート、3−エトキシプロピオン酸エチルが好ましい。また、これらの溶剤は、1種を単独で使用しても、2種以上を併用して使用してもよい。好ましい溶剤の組合せとしては、例えばプロプレングリコールモノメチルエーテルアセテート及びメトキシブチルアセテートを含む溶剤、プロプレングリコールモノメチルエーテルアセテート及び3−エトキシプロピオン酸エチルを含む溶剤等が挙げられる。
〔2.液晶パネル用樹脂組成物の調製〕
次に、本発明の液晶パネル用樹脂組成物を調製する方法を説明する。
本発明において、任意成分としての色材を用いる場合、先ず、色材、分散剤、及び溶剤とを各所定量秤量し、分散処理工程において、色材を分散させて液状のインキ状液体とする。この分散処理工程では、ペイントコンディショナー、サンドグラインダー、ボールミル、ロールミル、ストーンミル、ジェットミル、ホモジナイザー等を使用することができる。この分散処理を行なうことによって色材が微粒子化されるため、液晶パネル用樹脂組成物の塗布特性が向上し、製品のカラーフィルタ基板等の透過率が向上する。色材を分散処理する際には、バインダ樹脂、及び分散助剤等を適宜併用するのが好ましい。又、サンドグラインダーを用いて分散処理を行なう場合は、0.1から数mm径のガラスビーズ、又はジルコニアビーズを用いるのが好ましい。分散処理する際の温度は、通常0℃以上、好ましくは室温以上、又、通常100℃以下、好ましくは80℃以下の範囲に設定する。尚、分散時間は、インキ状液体の組成、及びサンドグラインダーの装置の大きさ等により適正時間が異なるため、適宜調整する必要がある。
〔3.液晶パネル用樹脂組成物の物性〕
本発明の液晶パネル用樹脂組成物は、該樹脂組成物の液滴の清浄ガラス面に対する接触角θ(度)と、表面張力σ(mN/m)が下記式(1) 、(2) 、及び(3) を満足することを特徴とする。下記式(1) 、(2) 、及び(3) のいずれかを満足しない場合には、塗布ムラと乾燥ムラの発生を同時に解決することが困難となる。
σ≦σ0 −1 (2)
θ≦15 (3)
〔但し、前記式中、σ0 は樹脂組成物に用いられている溶剤単独の表面張力(mN/m)である。〕
又、本発明の液晶パネル用樹脂組成物は、下記式(1')、(2')、及び(3')を満足するのが好ましく、下記式(1'') 、(2'') 、及び(3'') を満足するのが更に好ましく、下記式(2''')、及び(3''')を満足するのが特に好ましい。
σ≦σ0 −1.5 (2')
θ≦12 (3')
θ≦3×(σ0 −σ) (1'')
σ≦σ0 −2 (2'')
θ≦9 (3'')
σ≦σ0 −2 (2''')
θ≦5 (3''')
又、本発明の液晶パネル用樹脂組成物は、レベリング性の面から、該樹脂組成物に用いられている溶剤によって溶剤重量が2倍になるまで希釈したときの表面張力σ’(mN/m)と希釈前の表面張力σ(mN/m)が、下記式(4) を満足するのが好ましく、下記式(4')を満足するのが更に好ましく、下記式(4'') を満足するのが特に好ましい。
|σ−σ’|≦0.3 (4')
|σ−σ’|≦0.2 (4'')
尚、本発明において、前記接触角、前記表面張力は、それぞれ以下の方法によって測定される。又、前記希釈は、以下の方法により行われる。
<接触角>
(i)液晶パネル用ガラス基板を洗浄剤よって洗浄後、UVオゾン処理により光洗浄を施す。前記洗浄により、純水による接触角が0(ゼロ)度、即ち完全に濡れ広がる清浄なガラス基板とする。なお、洗浄剤は、例えば界面活性剤含有タイプのアルカリ系洗浄剤が挙げられ、中でも無機アルカリが好ましい。具体例としてはライオン社製「サンウォッシュ
TL−100」、横浜油脂社製「セミクリーンKG」等が挙げられる。UVオゾン処理は低圧水銀灯照射装置(例えばオーク製作所社製「VUM」)にて、照度が通常1〜100mW/cm2、好ましくは5〜20mW/cm2で10〜300秒間、好ましくは30〜120秒間の条件で行われる。
<表面張力>
表面をアルコールランプ等で充分に赤熱し清浄化した白金プレートを用意し、樹脂組成物の静的な表面張力を、平板法による表面張力計を使用して23℃において測定する。ここで「静的な表面張力」とは、流動等による時間に伴う状態変化が生じない条件における表面張力をいう。表面張力計は、例えば協和界面科学社製「CBVP−A3」、KSV社製「Sigma700」等が挙げられる。
<希釈方法>
室温にて、ビーカー中の樹脂組成物に、該樹脂組成物に用いられていると同一の溶媒を、攪拌下で少量ずつ滴下して希釈する。具体的には、例えばマグネチックスターラー等により、30〜120rpm程度に攪拌しながら、10〜30分間かけて滴下希釈する。
〔4.液晶パネル用樹脂組成物の応用〕
本発明の液晶パネル用樹脂組成物は、通常溶剤に溶解或いは分散された状態で基板上へ供給され、液晶パネル形成時のレジスト材等として用いられる。基板へのその供給方法としては、従来公知の方法、例えば、スピナー法、ワイヤーバー法、フローコート法、ダイコート法、ロールコート法、スプレーコート法等によって行うことができる。中でも、ダイコート法によれば、塗布液使用量が大幅に削減され、かつ、スピンコート法によった際に付着するミストなどの影響が全くない、異物発生が抑制されるなど、総合的な観点から好ましい。そして、本発明の液晶パネル用樹脂組成物は、その塗布の際の塗布ムラや、その後の乾燥工程における乾燥ムラ等も生じず、露光工程、現像工程、熱処理工程等を経て、極めて平滑な表面を有する層を形成することができる。
〔4−1.カラーフィルタのブラックマトリクス・画素〕
カラーフィルタの透明基板としては、透明で適度の強度があれば、その材質は特に限定されるものではない。材質としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ポリスルホン系樹脂等の熱可
塑性樹脂製シート、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂シート、又は各種ガラス等が挙げられる。この中でも、耐熱性の観点からガラス、耐熱性樹脂が好ましい。これらの透明基板には、接着性等の表面物性の改良のため、必要に応じ、コロナ放電処理やオゾン処理等の表面処理、シランカップリング剤やウレタン系樹脂等の各種樹脂等による薄膜形成処理等を行なってもよい。透明基板の厚さは、通常0.05mm以上、好ましくは0.1mm以上、又、通常10mm以下、好ましくは7mm以下の範囲とされる。又、各種樹脂による薄膜形成処理を行なう場合、その膜厚は、通常0.01μm以上、好ましくは0.05μm以上、又、通常10μm以下、好ましくは5μm以下の範囲である。
その遮光金属材料としては、金属クロム、酸化クロム、窒化クロム等のクロム化合物、ニッケルとタングステン合金等が用いられ、これらを複数層状に積層させたものであってもよい。これらの遮光金属薄膜は、一般にスパッタリング法によって形成され、ポジ型フォトレジストにより、膜状に所望のパターンを形成する。クロムに対しては硝酸第二セリウムアンモニウムと過塩素酸及び/又は硝酸とを混合したエッチング液を用い、その他の材料に対しては、材料に応じたエッチング液を用いて蝕刻され、最後にポジ型フォトレジストを専用の剥離剤で剥離することによって、ブラックマトリクスを形成することができる。この場合、先ず、蒸着又はスパッタリング法等により、透明基板上にこれら金属又は金属・金属酸化物の薄膜を形成する。次いで、この薄膜上にポジ型フォトレジスト用樹脂組成物の塗布膜を形成する。次いで、ストライプ、モザイク、トライアングル等の繰り返しパターンを有するフォトマスクを用いて、塗布膜を露光・現像し、レジスト画像を形成する。その後、この塗布膜にエッチング処理を施してブラックマトリクスを形成することができる。
するのが好ましい。塗布膜の厚さを調節するためには、リップの走行速度、及びリップからの液状の樹脂組成物の吐出量を調整すればよい。塗布膜の厚さは、大き過ぎるとパターン現像が困難となるとともに、液晶セル化工程でのギャップ調整が困難となることがある一方で、小さ過ぎると顔料濃度を高めることが困難となり、所望の色発現が不可能となることがある。塗布膜の厚さは、乾燥後の膜厚として、通常0.2μm以上、好ましくは0.5μm以上、より好ましくは0.8μm以上、又、通常20μm以下、好ましくは10μm以下、より好ましくは5μm以下の範囲である。
この水溶液には、更に有機溶剤、緩衝剤、錯化剤、染料又は顔料を含ませることができる。ここで、アルカリ性化合物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、メタ珪酸ナトリウム、燐酸ナトリウム、燐酸カリウム、燐酸水素ナトリウム、燐酸水素カリウム、燐酸二水素ナトリウム、燐酸二水素カリウム、水酸化アンモニウム等の無機アルカリ性化合物や、モノ−・ジ−・又はトリ−エタノールアミン、モノ−・ジ−・又はトリ−メチルアミン、モノ−・ジ−・又はトリ−エチルアミン、モノ−・又はジ−イソプロピルアミン、n−ブチルアミン、モノ−・ジ−・又はトリ−イソプロパノールアミン、エチレンイミン、エチレンジイミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)、コリン等の有機アルカリ性化合物が挙げられる。これらのアルカリ性化合物は、2種以上の混合物であってもよい。界面活性剤としては、例えば、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエステル類、ソルビタンアルキルエステル類、モノグリセリドアルキルエステル類等のノニオン系界面活性剤、アルキルベンゼンスルホン酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸塩類、アルキル硫酸塩類、アルキルスルホン酸塩類、スルホコハク酸エステル塩類等のアニオン性界面活性剤、アルキルベタイン類、アミノ酸類等の両性界面活性剤が挙げられる。有機溶剤としては、例えば、イソプロピルアルコール、ベンジルアルコール、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、フェニルセロソルブ、プロピレングリコール、ジアセトンアルコール等が挙げられる。有機溶剤は、単独でも水溶液と併用して使用できる。
尚、本発明におけるカラーフィルタは、上記した作製方法の他に、(1)溶剤、色材としてのフタロシアニン系顔料、バインダ樹脂としてのポリイミド系樹脂を含む硬化性着色樹脂組成物を、基板に塗布し、エッチング法により画素画像を形成する方法によっても作製することができる。又、(2)フタロシアニン系顔料を含む着色樹脂組成物を着色インキとして用い、印刷機によって、透明基板上に直接画素画像を形成する方法や、(3)フタロシアニン系顔料を含む着色樹脂組成物を電着液として用い、基板をこの電着液に浸漬させ所定パターンにされたITO電極上に、着色膜を析出させる方法、更に、(4)フタロシアニン系顔料を含む着色樹脂組成物を塗布したフィルムを、透明基板に貼りつけて剥離し、画像露光、現像し画素画像を形成する方法や、(5)フタロシアニン系顔料を含む着色樹脂組成物を着色インキとして用い、インクジェットプリンターにより画素画像を形成する方法、等によっても作製することができる。カラーフィルタの作製方法は、本発明の液晶パネル用樹脂組成物の組成に応じ、これに適した方法が採用される。
〔4−2.フォトスペーサ〕
本発明の液晶パネル用樹脂組成物は、通常溶剤に溶解或いは分散された状態で、基板上へ供給される。その供給方法としては、前述したいずれの塗布方法によっても行うことができる。中でも、ダイコート法が好ましく、塗布量は、乾燥膜厚として、通常0.5μm以上、好ましくは1μm以上であり、又、通常10μm以下、好ましくは8μm以下、より好ましくは5μm以下の範囲である。その際、乾燥膜厚あるいは最終的に形成されたスペーサの高さが、基板全域にわたって均一であることが重要である。ばらつきが大きい場合には、液晶パネルにムラ欠陥を生ずることとなる。又、インクジェット法や印刷法などにより、パターン状に供給されても良い。
〔4−3.リブ(液晶分割配向突起)〕
リブ(液晶分割配向突起)とは、液晶表示装置の視野角を改善するために、透明電極上に形成する突起をいい、該突起のスロープを利用して液晶を局所的に傾け、一画素内で液晶を多方向に分割させるものである。
〔4−4.液晶表示装置(パネル)〕
本発明に係る液晶パネルは、例えば、前記カラーフィルタ基板と、薄膜トランジスタ(TFT)による駆動基板とを、液晶層を介して対向した構造により構成することができる。より具体的には、配向膜材料を塗布し配向処理を施したカラーフィルタ基板と、同じくTFT駆動基板とを、周辺シール材を介して貼り合わせ、その空隙に液晶材料を注入することで、液晶パネルとすることができる。
<接触角>
液晶パネル用ガラス基板(旭硝子社製「AN100」)を洗浄剤(ライオン社製「サンウォッシュTL−100」)によって洗浄後、UVオゾン処理を1000mjで行うことにより光洗浄を施し、純水による接触角がゼロ度、即ち完全に濡れ広がる清浄なガラス基板を用意する。次に市販の液滴法による接触角測定装置(協和界面科学社製「CA−DT」)を使用して、ガラス基板に対する樹脂組成物との静的な接触角を、23℃において測定する。
<表面張力>
表面をアルコールランプ等で充分に赤熱し清浄化した白金プレートを用意し、市販の平板法による表面張力計(協和界面科学社製「CBVP−A3」)を使用して、23℃における樹脂組成物の静的な表面張力を測定する。
色材としてピグメントレッド177 10g、分散剤としてビック・ケミー社製「byk−161」(不揮発分30%)13.3g、及び溶剤としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート46.7gを混合した顔料分散液を作製した。又、別途、バインダ樹脂として、スチレン(55モル%)/α−メチルスチレン(15モル%)/アクリル酸(20モル%)/下記構造の構成繰返し単位(10モル%)の4元共重合体樹脂(重量平均分子量12000)5.0g、光重合性単量体としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート5.0g、光重合開始剤として、2−(2−クロロフェニル)−4,5−
ジフェニルイミダゾール二量体0.4g、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン0.2g、重合加速剤として2−メチルベンゾチアゾール0.4g、界面活性剤として、大日本インキ社製弗素系界面活性剤「F475」0.013g、ビックケミー社製シリコーン系界面活性剤「BYK−323」0.05g、及び溶剤として、プロプレングリコールモノメチルエーテルアセテート29.5g、メトキシブチルアセテート36.6gを混合したクリアーレジストを作製した。両者を更に混合し、攪拌均一化したのち、粒子径0.5mmのジルコニアビーズ300gを加え、ペイントコンディショナーで5時間振とうして分散処理した後、濾過して均一な液晶パネル用樹脂組成物を得た。
この液晶パネル用樹脂組成物を、スリットダイにより、塗布速度100mm/s、塗布ギャップ100μm、ウェットの塗布厚みが20μmの条件でガラス基板に枚葉塗布した後、減圧乾燥チャンバーにて到達圧力1Torrにて真空乾燥し、更に80℃のホットプレートにて3分間ベークした。この塗布基板について、干渉縞検査灯(Naランプ)で塗布ムラ及び乾燥ムラの発生状況を観察したところ、表1に示す結果であった。
界面活性剤として、ビックケミー社製シリコーン系界面活性剤「BYK−323」を0.025g用いた外は、実施例1と同様にして液晶パネル用樹脂組成物を調製した。この液晶パネル用樹脂組成物は、液滴の清浄ガラス面に対する接触角θは3度であった。又、表面張力σは26.2mN/mであり、溶剤単独の表面張力σ0 は27.6mN/mであった。更に、溶剤によって溶剤重量が2倍になるまで希釈したときの表面張力σ’は26.5mN/mであった。この塗布基板について、干渉縞検査灯(Naランプ)で塗布ムラ及び乾燥ムラの発生状況を観察したところ、表1に示す結果であった。
界面活性剤として、大日本インキ社製弗素系界面活性剤「F470」を0.025g、ビックケミー社製シリコーン系界面活性剤「BYK−330」(不揮発成分51%)を0.049g用いた外は、実施例1と同様にして液晶パネル用樹脂組成物を調製した。この液晶パネル用樹脂組成物は、液滴の清浄ガラス面に対する接触角θは5度であった。又、表面張力σは25.7mN/mであり、溶剤単独の表面張力σ0 は27.6mN/mであった。更に、溶剤によって溶剤重量が2倍になるまで希釈したときの表面張力σ’は25.9mN/mであった。この塗布基板について、干渉縞検査灯(Naランプ)で塗布ムラ及び乾燥ムラの発生状況を観察したところ、表1に示す結果であった。
界面活性剤として、セイミケミカル社製弗素系界面活性剤「S−393」を0.013g用いた外は、実施例1と同様にして液晶パネル用樹脂組成物を調製した。この液晶パネル用樹脂組成物は、液滴の清浄ガラス面に対する接触角θは25度であった。又、表面張力σは23.8mN/mであり、溶剤単独の表面張力σ0 は27.6mN/mであった。更に、溶剤によって溶剤重量が2倍になるまで希釈したときの表面張力σ’は25.0mN/mであった。この塗布基板について、干渉縞検査灯(Naランプ)で塗布ムラ及び乾燥ムラの発生状況を観察したところ、表1に示す結果であった。
界面活性剤として、ネオス社製弗素系界面活性剤「DFX−18」を0.025g用いた外は、実施例1と同様にして液晶パネル用樹脂組成物を調製した。この液晶パネル用樹脂組成物は、液滴の清浄ガラス面に対する接触角θは20度であった。又、表面張力σは26.1mN/mであり、溶剤単独の表面張力σ0 は27.6mN/mであった。更に、溶剤によって溶剤重量が2倍になるまで希釈したときの表面張力σ’は26.5mN/mであった。この塗布基板について、干渉縞検査灯(Naランプ)で塗布ムラ及び乾燥ムラの発生状況を観察したところ、表1に示す結果であった。
界面活性剤として、ビックケミー社製シリコーン系界面活性剤「BYK−333」を0.05g用いた外は、実施例1と同様にして液晶パネル用樹脂組成物を調製した。この液晶パネル用樹脂組成物は、液滴の清浄ガラス面に対する接触角θは15度であった。又、表面張力σは25.6mN/mであり、溶剤単独の表面張力σ0 は27.6mN/mであった。更に、溶剤によって溶剤重量が2倍になるまで希釈したときの表面張力σ’は26.1mN/mであった。この塗布基板について、干渉縞検査灯(Naランプ)で塗布ムラ及び乾燥ムラの発生状況を観察したところ、表1に示す結果であった。
界面活性剤として、ビックケミー社製シリコーン系界面活性剤「BYK−331」を0.025g用いた外は、実施例1と同様にして液晶パネル用樹脂組成物を調製した。この液晶パネル用樹脂組成物は、液滴の清浄ガラス面に対する接触角θは6度であった。又、表面張力σは27.3mN/mであり、溶剤単独の表面張力σ0 は27.6mN/mであった。更に、溶剤によって溶剤重量が2倍になるまで希釈したときの表面張力σ’は27.5mN/mであった。この塗布基板について、干渉縞検査灯(Naランプ)で塗布ムラ及び乾燥ムラの発生状況を観察したところ、表1に示す結果であった。
Claims (6)
- バインダ樹脂、界面活性剤、及び溶剤を含む液晶パネルの部分となる画素、ブラックマトリックス、フォトスペーサ、リブ材(液晶分割配向突起)、又はオーバーコート用樹脂組成物であって、当該樹脂組成物の液滴の清浄ガラス面に対する接触角θ(度)と、当該樹脂組成物の表面張力σ(mN/m)が下記式(1)、(2)及び(3)を満足することを特徴とする液晶パネルの部分となる画素、ブラックマトリックス、フォトスペーサ、リブ材(液晶分割配向突起)、又はオーバーコート用樹脂組成物。
θ≦5×(σ0−σ) (1)
σ≦σ0−1 (2)
θ≦15 (3)
[但し、前記式(1)及び(2)中、σ0は上記樹脂組成物に用いられている溶剤単独の
表面張力(mN/m)である。] - 前記接触角θ(度)と、前記表面張力σ(mN/m)が更に下記式(1’)、(2’)、及び(3’)を満足することを特徴とする請求項1に記載の液晶パネルの部分となる画素、ブラックマトリックス、フォトスペーサ、リブ材(液晶分割配向突起)、又はオーバーコート用樹脂組成物。
θ≦4×(σ 0 −σ) (1’)
σ≦σ 0 −1.5 (2’)
θ≦12 (3’)
[但し、前記式(1’)及び(2’)中、σ 0 は上記樹脂組成物に用いられている溶剤単
独の表面張力(mN/m)である。] - 請求項1又は2に記載の液晶パネルの部分となる画素、ブラックマトリックス、フォトスペーサ、リブ材(液晶分割配向突起)、又はオーバーコート用樹脂組成物を、当該樹脂組成物に用いられている溶剤によって溶剤重量が2倍になるまで希釈したときの表面張力σ’(mN/m)と希釈前の表面張力σ(mN/m)が、下記式(4)を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶パネルの部分となる画素、ブラックマトリックス、フォトスペーサ、リブ材(液晶分割配向突起)、又はオーバーコート用樹脂組成物。
|σ−σ’|≦0.4 (4) - 前記希釈したときの表面張力σ’(mN/m)と、前記希釈前の表面張力σ(mN/m)が、更に下記式(4’)を満足することを特徴とする請求項3に記載の液晶パネルの部
分となる画素、ブラックマトリックス、フォトスペーサ、リブ材(液晶分割配向突起)、又はオーバーコート用樹脂組成物。
|σ−σ’|≦0.3 (4’) - 界面活性剤としてシリコーン系界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の液晶パネルの部分となる画素、ブラックマトリックス、フォトスペーサ、リブ材(液晶分割配向突起)、又はオーバーコート用樹脂組成物。
- 界面活性剤として弗素系界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の液晶パネルの部分となる画素、ブラックマトリックス、フォトスペーサ、リブ材(液晶分割配向突起)、又はオーバーコート用樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005361628A JP4513736B2 (ja) | 2004-12-15 | 2005-12-15 | 液晶パネル用樹脂組成物、並びにそれを用いたカラーフィルタ及び液晶パネル |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004363686 | 2004-12-15 | ||
JP2005361628A JP4513736B2 (ja) | 2004-12-15 | 2005-12-15 | 液晶パネル用樹脂組成物、並びにそれを用いたカラーフィルタ及び液晶パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006195450A JP2006195450A (ja) | 2006-07-27 |
JP4513736B2 true JP4513736B2 (ja) | 2010-07-28 |
Family
ID=36587927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005361628A Active JP4513736B2 (ja) | 2004-12-15 | 2005-12-15 | 液晶パネル用樹脂組成物、並びにそれを用いたカラーフィルタ及び液晶パネル |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4513736B2 (ja) |
KR (1) | KR100752968B1 (ja) |
CN (2) | CN1906524B (ja) |
TW (1) | TWI348592B (ja) |
WO (1) | WO2006064873A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11851590B2 (en) | 2020-05-18 | 2023-12-26 | Samsung Display Co., Ltd. | Resin composition, adhesive member, and display device including the same |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4553128B2 (ja) * | 2005-02-02 | 2010-09-29 | 東洋インキ製造株式会社 | 着色組成物、それを用いたカラーフィルタおよびその製造方法 |
JP4522915B2 (ja) * | 2005-06-24 | 2010-08-11 | 大日本印刷株式会社 | カラーフィルター用インクジェットインク、カラーフィルター、及び液晶表示装置 |
WO2008032675A1 (fr) * | 2006-09-12 | 2008-03-20 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Composition à base de résine photosensible colorée en noir, procédé de formation d'une matrice noire, procédé de production d'un filtre de couleur et filtre de couleur ainsi obtenu |
JP4935409B2 (ja) * | 2007-02-19 | 2012-05-23 | 大日本印刷株式会社 | 透明樹脂層形成用塗工液 |
KR101490224B1 (ko) * | 2007-06-01 | 2015-02-05 | 후지필름 가부시키가이샤 | 컬러 필터용 경화성 조성물, 컬러 필터용 경화성 조성물의 제조 방법, 착색 경화성 수지 조성물, 착색 패턴 형성 방법, 착색 패턴, 컬러 필터의 제조 방법, 컬러 필터 및 액정 표시 소자 |
JP5535430B2 (ja) * | 2007-06-01 | 2014-07-02 | 富士フイルム株式会社 | カラーフィルタ用硬化性組成物、カラーフィルタ、及びその製造方法 |
KR100930670B1 (ko) * | 2007-12-31 | 2009-12-09 | 제일모직주식회사 | 컬러필터용 감광성 수지 조성물 및 이를 이용한 컬러필터 |
JP2010059280A (ja) * | 2008-09-02 | 2010-03-18 | Toppan Printing Co Ltd | ハードコート塗液、ハードコートフィルムおよびタッチパネル用上部電極板 |
JP5440783B2 (ja) * | 2010-01-08 | 2014-03-12 | セイコーエプソン株式会社 | インク組成物 |
KR101582004B1 (ko) * | 2012-08-06 | 2015-12-31 | 아반스트레이트코리아 주식회사 | 컬러 필터용 유리 시트의 제조 방법, 컬러 필터 패널의 제조 방법, 및 디스플레이용 유리 기판 |
JP2015013272A (ja) * | 2013-07-08 | 2015-01-22 | トヨタ自動車株式会社 | 塗布装置及び塗布方法 |
KR20160095879A (ko) * | 2015-02-04 | 2016-08-12 | 동우 화인켐 주식회사 | 감광성 수지 조성물, 이로 형성되는 광경화 패턴 및 이를 포함하는 화상 표시 장치 |
KR20180085231A (ko) * | 2017-01-18 | 2018-07-26 | 동우 화인켐 주식회사 | 흑색 감광성 수지 조성물, 이로부터 제조된 화상표시장치용 블랙 매트릭스, 컬럼 스페이서 및 블랙 매트릭스 일체형 컬럼 스페이서 |
WO2023237571A1 (en) * | 2022-06-10 | 2023-12-14 | Merck Patent Gmbh | Composition comprising two different surfactants |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002040650A (ja) * | 2000-07-25 | 2002-02-06 | Fujifilm Arch Co Ltd | ネガ型感光性樹脂組成物 |
JP2003322716A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-11-14 | Mitsubishi Chemicals Corp | カラーフィルター用組成物及びカラーフィルター |
JP2004029261A (ja) * | 2002-06-25 | 2004-01-29 | Toppan Printing Co Ltd | カラーフィルタ用重合性組成物、それを用いたカラーフィルタ、並びにカラーフィルタの製造方法 |
JP2004126549A (ja) * | 2002-08-08 | 2004-04-22 | Sumitomo Chem Co Ltd | 着色感光性樹脂組成物 |
JP2004233993A (ja) * | 2003-01-30 | 2004-08-19 | Qimei Industry Co Ltd | 液晶ディスプレイの製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI300795B (en) * | 2001-08-21 | 2008-09-11 | Mitsubishi Chem Corp | Curable resin composition for die coating and process for producing color filter |
TWI313397B (en) * | 2003-03-28 | 2009-08-11 | Sumitomo Chemical Co | Colored photosensitive resin composition |
-
2005
- 2005-12-15 CN CN2005800018466A patent/CN1906524B/zh active Active
- 2005-12-15 CN CN2009101462168A patent/CN101592863B/zh active Active
- 2005-12-15 TW TW094144421A patent/TWI348592B/zh active
- 2005-12-15 JP JP2005361628A patent/JP4513736B2/ja active Active
- 2005-12-15 WO PCT/JP2005/023042 patent/WO2006064873A1/ja not_active Application Discontinuation
- 2005-12-15 KR KR1020067013143A patent/KR100752968B1/ko active IP Right Review Request
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002040650A (ja) * | 2000-07-25 | 2002-02-06 | Fujifilm Arch Co Ltd | ネガ型感光性樹脂組成物 |
JP2003322716A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-11-14 | Mitsubishi Chemicals Corp | カラーフィルター用組成物及びカラーフィルター |
JP2004029261A (ja) * | 2002-06-25 | 2004-01-29 | Toppan Printing Co Ltd | カラーフィルタ用重合性組成物、それを用いたカラーフィルタ、並びにカラーフィルタの製造方法 |
JP2004126549A (ja) * | 2002-08-08 | 2004-04-22 | Sumitomo Chem Co Ltd | 着色感光性樹脂組成物 |
JP2004233993A (ja) * | 2003-01-30 | 2004-08-19 | Qimei Industry Co Ltd | 液晶ディスプレイの製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11851590B2 (en) | 2020-05-18 | 2023-12-26 | Samsung Display Co., Ltd. | Resin composition, adhesive member, and display device including the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TWI348592B (en) | 2011-09-11 |
CN1906524B (zh) | 2012-12-26 |
JP2006195450A (ja) | 2006-07-27 |
KR20060132857A (ko) | 2006-12-22 |
TW200630747A (en) | 2006-09-01 |
KR100752968B1 (ko) | 2007-08-30 |
CN101592863A (zh) | 2009-12-02 |
CN1906524A (zh) | 2007-01-31 |
CN101592863B (zh) | 2012-12-26 |
WO2006064873A1 (ja) | 2006-06-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4513736B2 (ja) | 液晶パネル用樹脂組成物、並びにそれを用いたカラーフィルタ及び液晶パネル | |
JP5652510B2 (ja) | 着色樹脂組成物、カラーフィルタ、液晶表示装置及び有機elディスプレイ | |
JP5140903B2 (ja) | 着色樹脂組成物、カラーフィルタ及び液晶表示装置 | |
KR101167868B1 (ko) | 경화성 조성물, 컬러 필터, 및 액정 표시 장치 | |
JP6354840B2 (ja) | 遮光材付き基板、カラーフィルタ及び液晶表示装置並びにこの遮光材を形成するための着色樹脂組成物 | |
JP5509553B2 (ja) | 顔料分散体、カラーフィルター用着色組成物、カラーフィルター、液晶表示装置および有機elディスプレイ | |
JP2006317924A (ja) | カラーフィルタ用硬化性樹脂組成物、カラーフィルタ、および液晶表示装置 | |
JP6241153B2 (ja) | 遮光材、着色樹脂組成物、カラーフィルタ、及び液晶表示装置 | |
JP6365118B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、それを硬化させてなる硬化物、ブラックマトリックス及び画像表示装置 | |
JP2008102505A (ja) | カラーフィルタ用硬化性樹脂組成物、カラーフィルタ、および液晶表示装置 | |
JP2009007560A (ja) | 着色硬化性樹脂組成物、カラーフィルタ、液晶表示装置及び有機elディスプレイ | |
JP5092590B2 (ja) | 着色光重合性組成物、カラーフィルター及び液晶表示装置 | |
JP2005148717A (ja) | カラーフィルター用着色組成物、カラーフィルター及び液晶表示装置 | |
JP2009145884A (ja) | インクジェット法カラーフィルター用ブラックマトリックス形成用組成物、およびこれを用いたブラックマトリックスの形成方法、ブラックマトリックス、カラーフィルターおよび液晶表示装置 | |
JP5292708B2 (ja) | 硬化性組成物、カラーフィルター、及び液晶表示装置 | |
JP5293143B2 (ja) | カラーフィルタ用着色樹脂組成物、カラーフィルタ、液晶表示装置及び有機elディスプレイ | |
JP4182887B2 (ja) | 着色樹脂組成物、カラーフィルタ、及び液晶表示装置 | |
JP2020117570A (ja) | アルカリ可溶性樹脂、感光性樹脂組成物、硬化物、及び画像表示装置 | |
WO2009141924A1 (ja) | 着色硬化性樹脂組成物、カラーフィルタ、液晶表示装置及び有機elディスプレイ | |
JP6344108B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、これを硬化させてなる硬化物、ブラックマトリックス及び画像表示装置 | |
JP2006058821A (ja) | 着色樹脂組成物、カラーフィルタ、及び液晶表示装置 | |
JP2018159930A (ja) | 感光性樹脂組成物、これを硬化させてなる硬化物、ブラックマトリックス及び画像表示装置 | |
JP5040807B2 (ja) | 着色樹脂組成物、カラーフィルタ、及び液晶表示装置 | |
JP2017182092A (ja) | 着色樹脂組成物 | |
JP4725122B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物、カラーフィルタおよび液晶表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061222 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20090706 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090903 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090915 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091113 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100420 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100503 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4513736 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140521 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |