JP4513660B2 - 車両用盗難防止システム - Google Patents

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Description

本発明は、概して、車両において、車室内への異常侵入を検出したときに警報を発する車両用盗難防止システムに係り、特に、誤った警報の出力を大幅に低減した車両用盗難防止システムに関する。
従来、車両において、車室内への異常侵入を検出したときに警報を発する車両用盗難防止装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、タイヤ空気圧センサ(例えば、特許文献2及び3参照)を用いて、車両の盗難を検出する手法も提案されている(例えば、特許文献4及び5参照)。
特開2002−370618号公報 特開平5−126666号公報 特開平8−178784号公報 特開平8−244559号公報 特開2002−362318号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来装置は、構造上、振動のある立体駐車場に乗り込んだときや外部からちょっとしたイタズラ程度の振動を受けた場合などであっても簡単に(誤って)警報を発してしまうため、実際上は使用に耐えられない。
また、上記特許文献4及び5に開示された従来装置はいずれも、タイヤの空気圧が大幅に低下した場合に盗難発生と判定するものであるが、タイヤの空気圧が大幅に低下する場合とは車両全体が持ち上げられた場合しか想定できず、車両の全輪が接地している状態で盗人等が車室内に侵入してきた場合を検出できない。
しかしながら、一方で、車両駐車状態においてタイヤ空気圧が増加した場合に異常侵入発生と判定するものとすれば、上記特許文献1に開示された従来装置と同様に、わずかな振動でも誤って警報を発してしまう可能性がある。なぜなら、一人の人間が車室内に乗り込んだことによって増加するタイヤ空気圧の変化は微少であるからである。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、誤った警報の出力を大幅に低減した車両用盗難防止システムを提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第一の態様は、車両において、車室内への異常侵入を検出したときに警報を発する車両用盗難防止システムであって、各輪のタイヤ空気圧を検出する第一の検出手段と、前記タイヤ空気圧のデータが含まれた車室内を伝搬する電波の伝搬経路の変化を検出する第二の検出手段と、上記第一の検出手段により検出されたタイヤ空気圧の変化量が第一の所定値を越え、且つ、上記第二の検出手段により上記車室内を伝搬する電波の伝搬経路の変化が検出されたときに警報を発する警報手段とを有する車両用盗難防止システムである。

この第一の態様において、上記第二の検出手段は、例えば、上記車室内を伝搬する電波の受信電界強度(RSSI)を測定する測定手段を有し、該測定手段により測定された受信電界強度の変化量が第二の所定値を越えたときに上記車室内を伝搬する電波の伝搬経路が変化したと判断する。
この第一の態様においては、車室内に人等が存在する場合と存在しない場合とでは車室内を伝搬する電波の伝搬経路が異なる、すなわち、車室内に人等が存在しないはずの駐車時に車室内を伝搬する電波の伝搬経路に変化が生じれば車室内へ人等の侵入が発生したと判断できる、という洞察が前提とされている。
この第一の態様によれば、タイヤ空気圧の増加量に基づく侵入判定と、車室内を伝播する電波の伝搬経路の変化に基づく侵入判定の双方が一致して車室内への人等の侵入を検出したときにのみ警報が発せられるため、人等が車室内に侵入していないにもかかわらず誤って警報が発せられてしまう事態(誤判定、誤警報)の発生を大幅に低減することができる。
上記目的を達成するための本発明の第二の態様は、上記第一の態様に係る車両用盗難防止システムにおいて、上記第一の検出手段が各輪に設置された複数のタイヤ空気圧検出器から成り、上記複数のタイヤ空気圧検出器の各々が検出したタイヤ空気圧を所定の通信装置へ無線通信を利用して送信し、上記車室内を伝搬する電波が上記複数のタイヤ空気圧検出器から上記所定の通信装置へ送信される無線通信電波であり、上記受信電界強度が上記所定の通信装置における上記無線通信電波の受信電界強度である、車両用盗難防止システムである。
この第二の態様において、上記所定の通信装置は、上記無線通信電波が確実に車室内を通るように、車室内に設けられる。侵入者が車室内のどこにいても上記無線通信電波の受信電界強度が変化するように、車室内の中央付近(例えば、運転席と助手席の間のセンターコンソール内、など)に設けられることが好ましい。
この第二の態様によれば、各車輪においてタイヤ空気圧を直接測定する直接式のタイヤ空気圧モニタシステムが搭載された車両において、該システムの無線電波を車室内を伝搬する電波として利用することによって、車室内を伝搬する電波を簡易に用意できると共に、車室内を伝搬する電波の受信電界強度をタイヤ空気圧モニタシステムの受信機側において容易に測定することができる。
なお、この第二の態様において、上記複数のタイヤ空気圧検出器の各々は、バッテリー電源を節約すると共に上記測定手段による測定を容易にするために、上記無線通信電波を間欠的に上記所定の通信装置へ送信すると共に、検出したタイヤ空気圧の変化量が上記第一の所定値を越えた後、所定期間、上記無線通信電波を連続的に上記所定の通信装置へ送信する、ことが好ましい。
また、この第二の態様において、上記警報手段は、仮に上記複数のタイヤ空気圧検出器のいずれかに不具合が生じた場合であっても誤った警報が発せられるのを確実に防止するために、上記第一の検出手段によって検出されたタイヤ空気圧の変化量が2輪以上において上記第一の所定値を越え、且つ、上記複数のタイヤ空気圧検出器のうち2つ以上から送信された上記無線通信電波の受信電界強度が上記第二の所定値を越えたときにときに警報を発することが好ましい。
さらに、上記第一及び第二の態様において、上記車両用盗難防止システムは、バッテリー電源節約の観点から、上記車両がロックされたときに作動状態となり、該車両がアンロックされたときに非作動状態となる、ことが好ましい。
本発明によれば、誤った警報の出力を大幅に低減した車両用盗難防止システムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
なお、本発明に係る盗難防止システムは、各車輪においてタイヤ空気圧を直接測定する既存の直接式タイヤ空気圧モニタシステムを利用するものであり、該システムが搭載された車両に搭載されることを前提とする。
また、既存の直接式タイヤ空気圧モニタシステムの基本概念、主要なハードウェア構成、作動原理、及び基本的な制御手法等については当業者には既知であるため、詳しい説明を省略する。
以下、図1〜4を用いて、本発明の一実施例に係る盗難防止システムについて説明する。本実施例に係る盗難防止システムは、車両駐車中に車室内への人等の侵入を検知して、警報を発するシステムである。
本実施例に係る盗難防止システムは、タイヤ空気圧の変化を監視し、その変化が所定量を超えたときに侵入発生と判定する第一の判定と、車室内を伝搬する電波の伝搬経路を監視し、伝搬経路が変化したときに侵入発生と判定する第二の判定の双方が一致して車室内への侵入発生と判定した場合にのみ警報を発するようにし、誤った警報出力の防止を図るものである。
ここで、上記第二の判定は、車室内に人等が存在する場合と存在しない場合とでは車室内を伝搬する電波の伝搬経路が異なる、すなわち、車室内に人等が存在しないはずの駐車時に車室内を伝搬する電波の伝搬経路に変化が生じれば車室内へ人等の侵入が発生したと判断できる、という洞察を前提としている。
本実施例に係る盗難防止システムは、より具体的には、既存の直接式タイヤ空気圧モニタシステムを利用して、各タイヤにおいて測定されたタイヤ空気圧データが電波に乗せられて警報装置へ送信されるとき、警報装置が受信されたタイヤ空気圧データからタイヤ空気圧の変化を監視すると共に、このタイヤ空気圧データを乗せた搬送電波を上述の車室内を伝搬する電波として利用し、その受信電界強度(Received Signal Strength Indication;RSSI)を測定・監視し、RSSIの変化が所定量を超えたときに該電波の伝搬経路が変化したと判断する。
図1は、本実施例に係る盗難防止システムの車両における配置を示す概略図である。車両100の各タイヤ101にはそれぞれタイヤ空気圧測定装置102が装着される。各タイヤ空気圧測定装置102は、周期的に、それぞれのタイヤの空気圧を測定し、その測定データを搬送波電波(例えば、300MHz帯や400MHz帯など)に乗せて、無線通信を利用し、無線通信機能を備えた警報装置103へ送信する。
本実施例に係るタイヤ空気圧測定装置102は、既存のタイヤ空気圧モニタシステムのものを流用することができる。タイヤ空気圧測定装置102の構造・形状やタイヤへの装着方法については当業者には既知であるため、ここでは詳しい説明を省略する。
警報装置103は、車室内に設けられ、各タイヤ空気圧測定装置102から送信されてくる無線通信電波を受信し、この無線通信電波に乗せられたタイヤ空気圧データから各車輪のタイヤ空気圧の変化を監視すると共に、この無線通信電波のRSSIを測定し、その変化を監視する。
各タイヤ空気圧測定装置102から送信された無線通信電波は、車体(ボデー)等の金属部分に反射又は回折して、最終的に警報装置103によって受信されることになるが、警報装置103が車室内に配置されることにより、各タイヤ空気圧測定装置102から警報装置103へ送信されるタイヤ空気圧データを乗せた無線通信電波が確実に車室内を伝搬することになる。よって、この無線通信電波のRSSIを測定し、その変化を監視することによって、車室内への侵入発生を判定することができる。
本実施例に係る警報装置103は、各タイヤ空気圧測定装置102からの無線通信電波が車室内を伝搬するように設置される限り車室内の任意の場所に設置することができるが、車室内に侵入した盗人等が車室内のどこにいてもいずれかのタイヤ空気圧測定装置102からの無線通信電波の伝搬経路が変化するように、図1に示すように車室内の中央付近(例えば、運転席と助手席の間のセンターコンソール内、など)に設けられることが好ましい。
図2は、本実施例に係る盗難防止システム200の概略構成図である。盗難防止システム200は、大きく分けて、各車輪に設けられた(通常は4つの)タイヤ空気圧測定装置102と、警報装置103とから成る。
各タイヤ空気圧測定装置102は、タイヤの空気圧を測定する圧力センサ部201と、圧力センサ部201により測定されたタイヤ空気圧を所定の搬送波電波に乗せて警報装置103へ無線送信する送信部202とを有する。圧力センサ部201や送信部202の具体的構成・構造は当業者には既知であるため、ここでは詳しい説明を省略する。
警報装置103は、各タイヤ空気圧測定装置102からタイヤ空気圧データが含まれた無線通信電波を受信し、受信電波から各車輪のタイヤ空気圧データを抽出すると共に、該受信電波のRSSIを測定する受信部203と、受信部203から各車輪のタイヤ空気圧データとそのデータを伝達した無線通信電波のRSSIとを取得し、車室内への人等の侵入が発生したか否かを判定する侵入判定部204と、侵入判定部204からの指令に応じて侵入が発生したことを表す警報を発する警報出力部205とを有する。
侵入判定部204は、受信部203から取得した各車輪のタイヤ空気圧の変動を監視し、その変化量を所定の閾値と大小比較して、該閾値を超える変化量を示す車輪が2輪以上存在するとき、車室内に人等が侵入したことに起因してタイヤ空気圧が増加したものと判断し、「タイヤ空気圧に基づく侵入判定」について「侵入発生」と判定する。ここで、判定のための所定値は、例えば一人の人間が車室内に乗り込んだ際に見込まれる各車輪のタイヤ空気圧増加量などに基づいて適宜設定される。
また、侵入判定部204は、受信部203から取得したタイヤ空気圧データを乗せた無線電波のRSSIの変動を監視し、そのレベル(振幅)の変化量を所定の閾値と大小比較して、該閾値を越える変化量を示す無線電波が2波以上存在するとき、車室内に人等が侵入したことに起因してタイヤ空気圧データを乗せた無線電波の車室内伝搬経路が変化したものと判断し、「車室内を伝搬する電波の伝搬経路に基づく侵入判定」について「侵入発生」と判定する。
ここで、警報装置103の受信部203によって受信された無線電波がいずれの車輪に装着されたタイヤ空気圧測定装置102から送信されたものであるかの識別は、例えば、各タイヤ空気圧測定装置102の送信部202が圧力センサ部201によって測定されたタイヤ空気圧を警報装置103へ送信する際に、自局を識別するためのID情報を添付して送信するようにしておくことによって、該ID情報を利用して容易に可能となる
侵入判定部204は、タイヤ空気圧に基づく侵入判定と車室内を伝搬する電波の伝播経路に基づく侵入判定とがいずれも一致して侵入発生と判定したとき、警報出力部205に侵入発生警報を出力するように指令を出す。
また、本盗難防止システム200は、車両がロックされたときにセット状態となって作動(タイヤ空気圧監視及びRSSI測定)を開始し、アンロックされたときに解除されて非作動状態となる。本実施例において、車両がロックされた状態とは、一例として、ステアリングロック、シフトロック、及びドアロックされた車両状態を指すものとする。したがって、正規ユーザがドアアンロック状態で荷物の出し入れ等のために車室内に出入りしたとしても、本盗難防止システムは稼動していないため、警報は発せられない。
また、警報出力部205は、侵入判定部204から警報出力指令を受けたとき、警報として、クラクション又は専用のブザーを吹鳴するものとする。このような音響的な警報に代えて又は加えて、無線通信を利用して、所定の無線通信局(管理センタ)へ侵入が発生したことを伝達するようにしてもよい。
図3は、本実施例に係るタイヤ空気圧測定装置102の送信部202が圧力センサ部201によって測定されたタイヤ空気圧データを警報装置103へ送信するタイミングを示している。
図示するように、送信部202は、平時には、バッテリー電源節約のため、所定の間隔で周期的・間欠的にタイヤ空気圧データを送信する。この送信は、警報装置103からのリクエストを待たず、すなわち双方向通信によらず、自律的に行われるものとする。
他方、4輪のいずれか1輪でもタイヤ空気圧の変化量(増加量)が所定の閾値を越えたとき、各タイヤ空気圧測定装置102の送信部202は、それ以降の所定期間、連続的にタイヤ空気圧データを送信する。これは、例えば、警報装置103によって判定され、各タイヤ空気圧測定装置102へ指示される。
このようにタイヤ空気圧に所定の変化が観測された場合に送信部202が連続的に送信するように設定しておくことによって、警報装置103は、タイヤ空気圧に所定量を超える変化が発生したときに、各車輪からのタイヤ空気圧データを所定期間連続的に受信することができるため、車室内を伝播する電波のRSSIの測定を容易且つ迅速に行うことができる。
図4は、本実施例に係る盗難防止システム200の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、盗難防止システム200は、自車両が上述のようなロック状態となったか否かを判定する(S401)。
自車両がロック状態となると(S401の「YES」)、盗難防止システム200はセットされた状態となり、警報装置103が作動を開始する(S402)。具体的には、上述のように、各タイヤ空気圧測定装置102から送信されてくる各車輪のタイヤ空気圧データの変化の監視と、そのデータを搬送してきた無線電波のRSSIの変化の監視とを開始する。
次いで、警報装置103の侵入判定部204は、4つの車輪のうち2輪以上のタイヤ空気圧の変化量(増加量)が所定値を超えたか否かを判定する(S403)。すなわち、タイヤ空気圧に基づく侵入判定を行う。
所定量を超えるタイヤ空気圧の増加が検出された車輪が2輪以上となった場合(S403の「YES」)、侵入判定部204は、次いで、2つ以上のタイヤ空気圧測定装置102から送信された電波の警報装置103におけるRSSIの変化量が所定値を超えたか否かを判定する(S404)。
所定量を超えるRSSIの変化が検出されたタイヤ空気圧データを乗せた無線電波が2波以上となった場合(S404の「YES」)、侵入判定部204から警報出力部205へ指令が送られ、警報出力部205が侵入発生を表す警報を出力する(S406)。
他方、所定量を超えるタイヤ空気圧の増加が検出された車輪が2輪以上とならない場合(S403の「NO」)、或いは、所定量を超えるタイヤ空気圧の増加が検出された車輪は2輪以上となったが、所定量を超えるRSSIの変化が検出されたタイヤ空気圧データを乗せた無線電波が2波以上とならない場合(S404の「NO」)、車室内への人等の侵入は発生していないと判断され、警報は出力されない。
警報が出力されなかった場合、次いで、正規ユーザによる(すなわち、正規キーによる)アンロック(典型的にはドアアンロック)が行われたか否かが判定される(S405)。アンロックされない場合(S405の「NO」)、本盗難防止システム200のセット状態が維持され、S403へ戻り、タイヤ空気圧及びRSSIの監視が継続される。
他方、正規ユーザにより車両がアンロックされた場合(S405の「YES」)、本盗難防止システム200はセット状態が解除されて作動を停止する(S407)。すなわち、タイヤ空気圧及びRSSIの監視を停止する。
このように、本実施例によれば、タイヤ空気圧の増加量に基づく侵入判定と、車室内を伝播する電波の受信電界強度の変化量から推定された車室内を伝播する電波の伝搬経路の変化に基づく侵入判定の双方が一致して車室内への人等の侵入を検出したときにのみ警報が発せられる二重チェックシステムが採用されているため、人等が車室内に侵入していないにもかかわらず誤って警報が発せられてしまう事態の発生を大幅に低減することができる。
また、本実施例によれば、上記のような2つのパラメータによる二重チェックに加えて、タイヤ空気圧の変化及び車室内伝播電波のRSSIの双方について2輪以上で基準を超える変化が発生した場合に初めて侵入発生と判定することによって、いずれかのタイヤ空気圧測定装置102に不具合が発生し、タイヤ空気圧データに読み違いが生じた場合などの事態に遭遇してしまったときでも、誤って侵入発生警報が出力されてしまう事態の発生が大幅に低減される。
さらに、本実施例によれば、上記のような2つのパラメータによる二重チェックの一方として用いられる「車室内を伝搬する電波」として直接式のタイヤ空気圧モニタシステムにおけるタイヤ空気圧データを搬送する無線電波を利用することとしたため、既存の直接式タイヤ空気圧モニタシステムを搭載した車両において簡易且つ容易に本システムを実現することができる。
本発明は、いわゆる直接式のタイヤ空気圧モニタシステムを搭載した車両用の盗難防止システムに利用できる。搭載される車両の外観、重量、サイズ、走行性能等は問わない。
本発明の一実施例に係る盗難防止システムの車両における配置を示す概略図である。 本発明の一実施例に係る盗難防止システムの概略構成図である。 本発明の一実施例に係るタイヤ空気圧測定装置のタイヤ空気圧データ送信タイミングを示すチャート図である。 本発明の一実施例に係る盗難防止システムの処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
100 車両
101 タイヤ
102 タイヤ空気圧測定装置
103 警報装置
200 盗難防止システム
201 圧力センサ部
202 送信部
203 受信部
204 侵入判定部
205 警報出力部

Claims (7)

  1. 車両において、車室内への異常侵入を検出したときに警報を発する車両用盗難防止システムであって、
    各輪のタイヤ空気圧を検出する第一の検出手段と、
    前記タイヤ空気圧のデータが含まれた車室内を伝搬する電波の伝搬経路の変化を検出する第二の検出手段と、
    前記第一の検出手段により検出されたタイヤ空気圧の変化量が第一の所定値を越え、且つ、前記第二の検出手段により前記車室内を伝搬する電波の伝搬経路の変化が検出されたときに警報を発する警報手段と、を有することを特徴とする車両用盗難防止システム。
  2. 請求項1記載の車両用盗難防止システムであって、
    前記第二の検出手段は、
    前記車室内を伝搬する電波の受信電界強度を測定する測定手段を有し、
    前記測定手段により測定された受信電界強度の変化量が第二の所定値を越えたときに前記車室内を伝搬する電波の伝搬経路が変化したと判断する、ことを特徴とする車両用盗難防止システム。
  3. 請求項2記載の車両用盗難防止システムであって、
    前記第一の検出手段は、各輪に設置された複数のタイヤ空気圧検出器から成り、
    前記複数のタイヤ空気圧検出器の各々は、検出したタイヤ空気圧を所定の通信装置へ無線通信を利用して送信し、
    前記車室内を伝搬する電波は、前記複数のタイヤ空気圧検出器から前記所定の通信装置へ送信される無線通信電波であり、
    前記受信電界強度は、前記所定の通信装置における前記無線通信電波の受信電界強度である、ことを特徴とする車両用盗難防止システム。
  4. 請求項3記載の車両用盗難防止システムであって、
    前記所定の通信装置は車室内に設けられる、ことを特徴とする車両用盗難防止システム。
  5. 請求項3又は4記載の車両用盗難防止システムであって、
    前記複数の検出器の各々は、前記無線通信電波を間欠的に前記所定の通信装置へ送信すると共に、検出したタイヤ空気圧の変化量が前記第一の所定値を越えた後、所定期間、前記無線通信電波を連続的に前記所定の通信装置へ送信する、ことを特徴とする車両用盗難防止システム。
  6. 請求項3乃至5のいずれか一項記載の車両用盗難防止システムであって、
    前記警報手段は、前記第一の検出手段によって検出されたタイヤ空気圧の変化量が2輪以上において前記第一の所定値を越え、且つ、前記複数のタイヤ空気圧検出器のうち2つ以上から送信された前記無線通信電波の受信電界強度が前記第二の所定値を越えたときにときに警報を発する、ことを特徴とする車両用盗難防止システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項記載の車両用盗難防止システムであって、
    前記車両がロックされたときに作動状態となり、該車両がアンロックされたときに非作動状態となる、ことを特徴とする車両用盗難防止システム。
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