JP2003300452A - 車両用タイヤ監視装置 - Google Patents

車両用タイヤ監視装置

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JP2003300452A
JP2003300452A JP2002105768A JP2002105768A JP2003300452A JP 2003300452 A JP2003300452 A JP 2003300452A JP 2002105768 A JP2002105768 A JP 2002105768A JP 2002105768 A JP2002105768 A JP 2002105768A JP 2003300452 A JP2003300452 A JP 2003300452A
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tire
tires
microcomputer
sensor
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JP2002105768A
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Kenji Narumi
健司 鳴海
Katsuhide Kumagai
勝秀 熊谷
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤの盗難防止に加えて、車両の盗難防止
性を向上させることができる車両用タイヤ監視装置を提
供する。 【解決手段】 各センサ装置11a〜11dは、タイヤ
2a〜2dが回転もしくは取り外されたか否かを検出
し、検出された情報を無線信号として送信する。また、
モニタ装置12は、受信回路34、マイコン35及び報
知手段33を備えている。受信回路34は、各センサ装
置11a〜11dから送信される無線信号を受信する。
マイコン35は、受信した無線信号に基づいて車両1の
停止時にタイヤ2a〜2dの異常判定を行う。報知手段
33は、マイコン35の判定結果に基づいてタイヤ2a
〜2dの異常状態を報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用タイヤが少
なくとも回転もしくは移動したか否かを監視する車両用
タイヤ監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の盗難を防止する車両用盗難
防止装置として、例えば車両のタイヤやホイールの盗難
を防止する車両用タイヤ監視装置が用いられている。
【0003】車両用タイヤ監視装置は、車両の各タイヤ
のタイヤバルブにそれぞれ設けられたセンサ装置を備え
ている。センサ装置は、タイヤを固定するのに用いられ
るホイールナットの脱落を検出し、その検出された情報
を無線信号に変換して外部に送信するようになってい
る。
【0004】また、車両内には受信回路及びマイクロコ
ンピュータ(マイコン)からなるモニタ装置が配設さ
れ、センサ装置から送信された無線信号は受信回路に入
力される。そして、その無線信号は受信回路にてパルス
信号に復調され、マイコンに入力される。そして、マイ
コンは、そのセンサ装置によって検出された情報からホ
イールナットが脱落していると判定したときに、警報装
置を作動させて車両のユーザにその旨を報知する。
【0005】このため、ユーザはタイヤに異常が生じて
いることを迅速且つ確実に認識することができる。よっ
て、タイヤの盗難を防止することができるとともに、車
両の安全性を向上させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の車両
用タイヤ監視装置は、ホイールナットが取り外されたこ
とを検出してユーザに盗難を報知するようになってい
る。しかし、車両自体が盗難に遭う場合にホイールナッ
トが取り外されることはないため、車両用タイヤ監視装
置はユーザに車両の盗難を報知することができない。
【0007】本発明は、このような従来技術に存在する
問題点に着目してなされたものである。その目的は、タ
イヤの盗難防止に加えて、車両の盗難防止性を向上させ
ることができる車両用タイヤ監視装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、車両の複数のタイヤにそ
れぞれ設けられたセンサ装置と、それらセンサ装置から
送信される無線信号を受信し、その無線信号に基づいて
各センサ装置と対応するタイヤの状態を監視するモニタ
装置とを備えた車両用タイヤ監視装置において、前記各
センサ装置は、少なくとも前記タイヤが回転もしくは移
動したか否かを検出する検出手段と、その検出された情
報を無線信号として送信する送信手段とを備え、前記モ
ニタ装置は、前記各センサ装置から送信される無線信号
を受信する受信手段と、受信した無線信号に基づいて前
記車両の停止時に前記タイヤの異常判定を行う判定手段
と、前記判定手段の判定結果に基づいて前記タイヤの異
常状態を報知する報知手段とを備えることを要旨とす
る。
【0009】本発明においては、車両用タイヤ監視装置
は、車両の停止時にタイヤの回転もしくは移動が判定手
段によって判定されたときに、タイヤの異常状態を報知
手段によって報知する。よって、タイヤが盗難に遭った
場合、タイヤが移動したことが判定手段によって判定さ
れ、タイヤの異常状態が報知手段によって報知される。
しかも、車両自体が盗難に遭った場合でも、タイヤの回
転が判定手段によって判定され、タイヤの異常状態が報
知手段によって報知される。したがって、タイヤの盗難
防止に加えて、車両の盗難防止性を向上させることがで
きる。
【0010】なお、「受信した無線信号」とは、モニタ
装置と送信手段との間の通信が途切れた場合における出
力が0の信号も含むこととする。請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の発明において、前記報知手段は、
前記タイヤの異常状態を外部端末に報知することを要旨
とする。
【0011】本発明においては、外部端末を警備会社等
の緊急機関に設置すれば、ユーザが緊急機関に連絡をと
らなくても、タイヤの異常状態が報知手段によって直接
緊急機関に報知されるため、盗難に素早く対応すること
ができる。ゆえに、車両の盗難防止性がより一層向上す
る。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の発明において、前記検出手段は、前記
タイヤの回転もしくは移動に加え、前記タイヤの空気圧
情報も検出することを要旨とする。
【0013】本発明においては、検出手段はタイヤの空
気圧情報も検出する。すなわち、車両用タイヤ監視装置
は、タイヤの空気圧も監視してタイヤの異常状態を報知
手段によって報知する。よって、判定手段の判定結果に
基づいてユーザが空気圧を正常な状態に戻すことによ
り、燃費の低下やタイヤの異常磨耗を防止できるととも
に、車両の安全性を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した車両用
タイヤ監視装置の一実施形態を図1〜図3に従って説明
する。
【0015】図1に示すように、車両1は複数(本実施
形態において4つ)のタイヤ2a〜2dを備えている。
図2に示すように、各タイヤ2a〜2dは、それらのホ
イール3に形成された挿通孔3aに、車両1の車軸端部
のハブ4に突設されたホイールボルト5を挿通した状態
で、ホイールナット6を螺着することにより固定されて
いる。
【0016】また、車両1には車両用タイヤ監視装置1
0が設けられている。車両用タイヤ監視装置10は、各
タイヤ2a〜2dに設けられた各センサ装置11a〜1
1dと、車両1の車体側に配設されたモニタ装置12と
を備えている。
【0017】図3に示すように、センサ装置11a〜1
1dは、検出手段としての空気圧センサ13、検出手段
としての加速度センサ14、送信手段としての送信器1
5及び送信アンテナ16によって構成されている。空気
圧センサ13及び加速度センサ14は、正常時において
はオン状態となり、異常状態を検出するとオフ状態とな
るものである。空気圧センサ13及び加速度センサ14
は、図2に示す各タイヤ2a〜2dのタイヤバルブ7に
接続された状態に配置されている。空気圧センサ13
は、タイヤ2a〜2dの空気圧情報を検出するようにな
っている。加速度センサ14は、タイヤ2a〜2dが回
転したか否かを検出するとともに、タイヤ2a〜2dが
車体から取り外されたか否かを検出するようになってい
る。
【0018】送信器15は、図2に示すように、ホイー
ル3の中心部分に装着されたケース21内に収容されて
いる。図3に示すように、送信器15は、空気圧センサ
13及び加速度センサ14に電気的に接続されている。
送信器15は、タイヤ2a〜2dの空気圧の情報を空気
圧センサ13が検出すると、その情報を無線信号に変換
して送信アンテナ16から送信するようになっている。
なお、空気圧センサ13によって検出された情報を含む
無線信号は、所定の間欠周期(本実施形態において約1
0分)で送信器15から送信されるようになっている。
また、送信器15は、タイヤ2a〜2dが回転したか否
かという情報を加速度センサ14が検出すると、その情
報を無線信号に変換して送信アンテナ16から送信する
ようになっている。それとともに、送信器15は、タイ
ヤ2a〜2dが車体から取り外されたか否かという情報
を加速度センサ14が検出すると、その情報を無線信号
に変換して送信アンテナ16から送信するようになって
いる。なお、加速度センサ14によって検出された情報
を含む無線信号は、所定の間欠周期(本実施形態におい
て約1秒)で送信器15から送信されるようになってい
る。
【0019】図1,図3に示すように、モニタ装置12
は、複数(ここでは4つ)の受信アンテナ31a〜31
d、受信装置32及び報知手段33を備えている。各受
信アンテナ31a〜31dは、車両1における各タイヤ
2a〜2dの近傍に配設されている。すなわち、各受信
アンテナ31a〜31dは、各センサ装置11a〜11
dと対応して設けられている。このため、センサ装置1
1a〜11dから送信された無線信号は、対応する受信
アンテナ31a〜31dによって受信される。
【0020】受信装置32は、受信手段としての受信回
路34及び判定手段としてのマイクロコンピュータ(マ
イコン)35を備えている。受信回路34には各受信ア
ンテナ31a〜31dが接続されている。受信回路34
は、受信アンテナ31a〜31dによって受信された無
線信号をパルス信号に復調してマイコン35に対して出
力する。また、受信回路34にはRSSI(Recei
ved SignalStrength Indica
tor:受信信号強度表示)回路が内蔵され、同受信回
路34は、各受信アンテナ31a〜31dによる無線信
号の受信信号強度表示信号(RSSI信号)をマイコン
35に対して出力する。
【0021】マイコン35には、車両1の運転席近傍に
設けられているイグニッションスイッチ36、シフトポ
ジションセンサ37及びパーキングブレーキ検出センサ
38が接続されている。イグニッションスイッチ36
は、エンジンの停止状態を検出してマイコン35にエン
ジン停止信号を出力する。シフトポジションセンサ37
は、自動変速機のシフトレンジが停車レンジにあること
を検出してマイコン35に停車レンジ検出信号を出力す
る。パーキングブレーキ検出センサ38は、パーキング
ブレーキが作動していることを検出してマイコン35に
パーキングブレーキ検出信号を出力する。
【0022】マイコン35は、具体的には図示しないC
PU、ROM、RAMからなるCPUユニットによって
構成されている。マイコン35には、タイヤ2a〜2d
の空気圧等の基準データが予め記録されている。この基
準データは、タイヤ2a〜2dの空気圧等の正常値を示
す値であり、所定の範囲をもって設定されている。マイ
コン35は、前記空気圧センサ13によって検出された
情報を含む無線信号が入力されたときに、タイヤ2a〜
2dの空気圧に異常があるか否かを判定するようになっ
ている。また、マイコン35は、エンジン停止信号、停
車レンジ検出信号及びパーキングブレーキ検出信号が入
力されたことを条件として、車両1が停止しているとみ
なすようになっている。このとき、マイコン35は、前
記加速度センサ14によって検出された情報を含む無線
信号に基づいて、タイヤ2a〜2dが回転したか否かを
判定するとともに、タイヤ2a〜2dが車体から取り外
されたか否かを判定するようになっている。
【0023】また、報知手段33は、マイコン35に電
気的に接続されており、表示器39、警報手段としての
ホーン40及び通信端末41によって構成されている。
表示器39は、車両1の室内(例えばインストルメント
パネル等)に配設されており、タイヤ2a〜2dが異常
状態にあることがマイコン35によって判定された際
に、その旨を表示するインジケータである。ホーン40
は、元々車両1に備えられているものであり、タイヤ2
a〜2dが異常状態にあることがマイコン35によって
判定された際に、車外に警報を出力するようになってい
る。通信端末41は、タイヤ2a〜2dが異常状態にあ
ることがマイコン35によって判定された際に、その旨
を緊急機関としての警備会社51に設置された外部端末
51aに報知するようになっている。
【0024】続いて、マイコン35によって行われるタ
イヤ2a〜2dの異常判定処理について説明する。ま
ず、受信アンテナ31a〜31dが無線信号を受信する
と、受信回路34から高い値のRSSI信号がマイコン
35に入力される。そして、その高い値のRSSI信号
がマイコン35に入力された場合、マイコン35は各受
信アンテナ31a〜31dの全てを受信可能な状態に維
持する。すなわち、マイコン35は、RSSI信号に基
づいて受信アンテナ31a〜31dのいずれかによって
無線信号を受信したものと判定する。
【0025】また、送信された無線信号は受信回路34
によって復調され、同信号に含まれる空気圧センサ13
によって検出された空気圧情報がマイコン35に入力さ
れる。マイコン35は、この空気圧情報に基づき、タイ
ヤ2a〜2dの空気圧に異常が生じているか否かを判定
する。そして、マイコン35は、その空気圧情報と、自
身に予め設定された基準データとを比較する。これによ
り、マイコン35は、空気圧情報が基準データの範囲内
にあれば無線信号を送信したセンサ装置11a〜11d
と対応するタイヤ2a〜2dが正常であると判定する。
また、マイコン35は、空気圧情報が基準データの範囲
外にある場合には、無線信号を送信した11a〜11d
と対応するタイヤ2a〜2dの空気圧に異常が生じてい
ると判定する。そして、マイコン35は、タイヤ2a〜
2dの空気圧に異常が生じていると判定した場合、表示
器39に対して作動信号を出力し、タイヤ2a〜2dの
空気圧に異常が生じている旨を表示させるとともに、ど
のタイヤ2a〜2dの空気圧に異常が生じているかを表
示させる。なお、マイコン35は、この異常判定処理を
終了した後、上記一連の処理を繰り返し行う。
【0026】また、無線信号に含まれる加速度センサ1
4によって検出された情報がマイコン35に入力された
とき、マイコン35は車両1が走行状態にあるか否かを
判定する。この場合、マイコン35は、イグニッション
スイッチ36からのエンジン停止信号、シフトポジショ
ンセンサ37からの停車レンジ検出信号及びパーキング
ブレーキ検出センサ38からのパーキングブレーキ検出
信号が入力されると、車両1が走行していない状態にあ
ると判定する。このとき、マイコン35は、加速度セン
サ14によって検出された情報に基づいて、タイヤ2a
〜2dが回転したか否かを判定するとともに、タイヤ2
a〜2dが車体から取り外されたか否かを判定するよう
になっている。
【0027】そして、マイコン35は、タイヤ2a〜2
dが回転したり取り外されてたりしていると判定した場
合、表示器39に対して作動信号を出力し、タイヤ2a
〜2dが回転したり取り外されたりしている旨を表示さ
せるとともに、どのタイヤ2a〜2dが回転したり取り
外されたりしているかを表示させる。なお、マイコン3
5は、この異常判定処理を終了した後、上記一連の処理
を繰り返し行う。また、マイコン35は、ホーン40を
駆動してその旨をユーザに報知する。さらに、マイコン
35は、通信端末41を駆動してその旨を警備会社51
に報知する。
【0028】本実施形態によれば、以下のような効果を
得ることができる。 (1)車両用タイヤ監視装置10は、車両1の停止時に
タイヤ2a〜2dが回転もしくは取り外されたことがマ
イコン35によって判定されたときに、タイヤ2a〜2
dの異常状態を報知手段33によって報知する。よっ
て、タイヤ2a〜2dが盗難に遭った場合、タイヤ2a
〜2dが取り外されたことがマイコン35によって判定
され、タイヤ2a〜2dの異常状態が報知手段33によ
って報知される。しかも、車両1がレッカー移動等によ
って盗まれた場合でも、タイヤ2a〜2dの回転がマイ
コン35によって判定され、タイヤ2a〜2dの異常状
態が報知手段33によって報知される。したがって、タ
イヤ2a〜2dの盗難防止に加えて、車両1の盗難防止
性を向上させることができる。
【0029】なお、マイコン35は、加速度センサ14
によって検出された情報からタイヤ2a〜2dの回転も
判定するものであるため、例えば、傾斜地に停めた車両
1が自然発車した等の緊急事態もユーザに報知すること
ができる。
【0030】(2)外部端末51aを警備会社51等の
緊急機関に設置すれば、ユーザが警備会社51に連絡を
とらなくても、タイヤ2a〜2dの異常状態が通信端末
41によって直接警備会社51に報知されるため、盗難
に素早く対応することができる。その上、タイヤ2a〜
2dの異常状態がマイコン35によって判定されたとき
にはホーン40が作動するため、車両1の盗難を未然に
防止することができる。ゆえに、車両1の盗難防止性が
より一層向上する。
【0031】(3)空気圧センサ13はタイヤ2a〜2
dの空気圧情報を検出する。すなわち、車両用タイヤ監
視装置10は、タイヤ2a〜2dの動きだけでなく空気
圧も監視して、タイヤ2a〜2dの異常状態を報知手段
33によって報知する。よって、マイコン35の判定結
果に基づいてユーザが空気圧を正常な状態に戻すことに
より、燃費の低下やタイヤ2a〜2dの異常磨耗を防止
できる。また、タイヤ2a〜2dがランフラットタイヤ
の場合、パンク等によって空気が抜けたのに気付かない
ことがあるが、空気圧センサ13によってそれを防止す
ることができる。ゆえに、車両1の安全性を向上させる
ことができる。
【0032】(4)車両1が走行していない状態は、イ
グニッションスイッチ36からのエンジン停止信号、シ
フトポジションセンサ37からの停車レンジ検出信号及
びパーキングブレーキ検出センサ38からのパーキング
ブレーキ検出信号が入力されたことを条件として、マイ
コン35によって判定される。これらイグニッションス
イッチ36、シフトポジションセンサ37及びパーキン
グブレーキ検出センサ38は元々車両1に搭載されてい
るものであるため、車両1が走行していない状態にある
のを検出するために新たにセンサを設ける必要がない。
【0033】また、車両1が走行していない状態にある
と判定されたときにはじめて、タイヤ2a〜2dの異常
判定がマイコン35によって行われる。よって、車両1
が走行状態にあるのにも拘わらず、マイコン35がタイ
ヤ2a〜2dが異常状態にあると判定して、ホーン40
が作動したり、通信端末41と警備会社51との間で通
信が行われたりするのを防止することができる。
【0034】なお、本実施形態は以下のように変更して
もよい。 ・前記実施形態において、マイコン35は、受信アンテ
ナ31a〜31dのいずれかが送信器15からの無線信
号を受信できないと判定したときにおいて、報知手段3
3に対して作動信号を出力するようになっていてもよ
い。具体的には、マイコン35は、送信器15が電池切
れしたときや、加速度センサ14によって検出できる程
度の振動も伴わずにタイヤ2a〜2dが取り外されたと
き等において、報知手段33に対して作動信号を出力す
るようになっていてもよい。
【0035】・前記実施形態では、空気圧センサ13及
び加速度センサ14が検出手段として用いられていた
が、それらに加えて、ブレーキパッドが磨耗したか否か
を検出するブレーキパッドセンサも検出手段として用い
てもよい。
【0036】・センサ装置11a〜11dの数は4つに
限らず、車両1のタイヤ2a〜2dの数に応じて増減さ
せてもよい。 ・前記実施形態において、携帯電話、PDA(携帯情報
端末)及びパーソナルコンピュータ31等を外部端末5
1aとして用いてもよい。
【0037】・前記実施形態において、外部端末51a
は警備会社51に設置されていたが、警察署等に設置す
るようにしてもよい。 ・前記実施形態では、警報手段としてホーン40が用い
られていたが、これに限らない。例えば、ヘッドライト
を警報手段として用い、ヘッドライトを点滅動作させる
ことにより、タイヤ2a〜2dの異常状態を報知するよ
うにしてもよい。
【0038】・前記実施形態においてマイコン35は、
タイヤ2a〜2dに異常が生じているときにのみ表示器
39を作動させるようになっている。しかし、マイコン
35は、タイヤ2a〜2dに異常が生じていない場合に
も表示器39を作動させてその旨をユーザに報知するよ
うになっていてもよい。
【0039】・前記実施形態において、イグニッション
スイッチ36がオフ状態にあること、シフトレンジが停
車レンジにあること及びパーキングブレーキが作動して
いることのうち少なくともいずれか一つを条件として、
マイコン35がタイヤ2a〜2dの異常判定を行うよう
にしてもよい。また、前記実施形態とは別の条件に基づ
いて、マイコン35がタイヤ2a〜2dの異常判定を行
うようにしてもよい。例えば、車両1のドアに設けられ
たドア錠が施錠状態にあること、エンジン始動装置を構
成するキーシリンダからキーが抜かれていること及び車
両1に設けられた車速センサが車速が0であると検出し
たこと等を条件として、マイコン35がタイヤ2a〜2
dの異常判定を行うようにしてもよい。
【0040】次に、上記実施形態及び別例によって把握
される技術的思想を以下に記載する。 (1)請求項1〜3のいずれか一項において、前記報知
手段は、前記判定手段の判定結果に基づいて警報を作動
させる警報手段を備えていることを特徴とする車両用タ
イヤ監視装置。よって、技術的思想(1)によれば、車
両の盗難防止性がより一層向上する。
【0041】(2)請求項1〜3、技術的思想(1)の
いずれか一項において、前記判定手段は、イグニッショ
ンスイッチがオフ状態にあること、シフトレンジが停車
レンジにあること及びパーキングブレーキが作動してい
ることのうち少なくともいずれか一つを条件として、前
記車両が停止しているとみなして受信した無線信号に基
づいて前記タイヤの異常判定を行うことを特徴とする車
両用タイヤ監視装置。よって、技術的思想(2)によれ
ば、判定手段が誤判定するのを防止することができる。
【0042】(3)請求項2において、前記外部端末と
は緊急機関に設置された端末であることを特徴とする車
両用タイヤ監視装置。 (4)請求項3において、前記タイヤが回転もしくは移
動したという情報を含む無線信号及び前記タイヤの空気
圧情報を含む無線信号は、それぞれ所定の間欠周期で前
記送信手段から前記受信手段に送信されることを特徴と
する車両用タイヤ監視装置。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
タイヤの盗難防止に加えて、車両の盗難防止性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の車両用タイヤ監視装置が配設さ
れた車両の概略平面図。
【図2】 タイヤの側断面図。
【図3】 車両用タイヤ監視装置の概略構成を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
1…車両、2a,2b,2c,2d…タイヤ、10…車
両用タイヤ監視装置、11a,11b,11c,11d
…センサ装置、12…モニタ装置、13…検出手段とし
ての空気圧センサ、14…検出手段としての加速度セン
サ、15…送信手段としての送信器、33…報知手段、
34…受信手段としての受信回路、35…判定手段とし
てのマイクロコンピュータ(マイコン)、51a…外部
端末。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の複数のタイヤにそれぞれ設けられ
    たセンサ装置と、それらセンサ装置から送信される無線
    信号を受信し、その無線信号に基づいて各センサ装置と
    対応するタイヤの状態を監視するモニタ装置とを備えた
    車両用タイヤ監視装置において、 前記各センサ装置は、少なくとも前記タイヤが回転もし
    くは移動したか否かを検出する検出手段と、その検出さ
    れた情報を無線信号として送信する送信手段とを備え、 前記モニタ装置は、前記各センサ装置から送信される無
    線信号を受信する受信手段と、受信した無線信号に基づ
    いて前記車両の停止時に前記タイヤの異常判定を行う判
    定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて前記タイ
    ヤの異常状態を報知する報知手段とを備えることを特徴
    とする車両用タイヤ監視装置。
  2. 【請求項2】 前記報知手段は、前記タイヤの異常状態
    を外部端末に報知することを特徴とする請求項1に記載
    の車両用タイヤ監視装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記タイヤの回転もし
    くは移動に加え、前記タイヤの空気圧情報も検出するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用
    タイヤ監視装置。
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