JP4192072B2 - 車両盗難防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両盗難防止装置に関するものである。
従来、車両が盗難にあった際に、車両の位置を自動的にオペレーションセンタに通報して盗難車両の位置を特定し、警察等に盗難車両を取り戻してもらうことを目的とした車両盗難防止装置が種々提案されている。
そして、この種の車両盗難防止装置として、例えば特許文献1に記載される車両盗難防止装置が知られている。
この車両盗難防止装置は、自車の現在位置を示す自車位置情報をGPSによって検出し、その自車位置情報を、自動車電話を通じて周期的にオペレーションセンタに通報する車載通信装置を備えている。また、該車両盗難防止装置は、GPS及び車載通信装置が正常に動作しているか否かを判断する故障診断を周期的に実行するイモビライザユニットを備えている。
該イモビライザユニットは、その故障診断により、GPSまたは車載通信装置に異常が生じていると判断すると、車内に設けられたウォーニングランプを点灯させて該異常が生じている旨をユーザに知らせるとともに、自動車電話を通じてオペレーションセンタに通報を行う。その後、イモビライザユニットは、所定時間内にオペレーションセンタから解除信号が送信されてこなければ、エンジンを強制的に停止させたり、アラームユニットを作動させてホーンの自動的な鳴動やヘッドランプの自動的な点滅点灯を行ったりして、周囲に盗難車であることを報知するようになっている。
また、イモビライザユニットは、自動車電話の故障診断も行い、該自動車電話に異常が生じていると判断すると、車両のオーナでしか知り得ない暗証コードが入力されないと、エンジンの強制的な停止や、前記アラームユニットの作動による報知を行うようになっている。
このため、特許文献1に記載の車両盗難防止装置によれば、GPS、車載通信装置、自動車電話などが破壊されたり取り外されたりした場合、自動的にそれを検知し、エンジンを停止させて自走できなくしたり、盗難車である旨を周囲に報知したりすることにより、車両の盗難を抑止することができる。
特開平9−240431号公報
ところが、該車両盗難防止装置では、自動車電話からオペレーションセンタに対して送信される電波の遮蔽・妨害さえ行えば、オペレーションセンタは車両の位置を認識することができなくなる。このため、例えば自動車電話を金属体によって覆うなどして電波の遮蔽を行えば、GPS、車載通信装置、自動車電話といった位置情報通報手段を破壊したり取り外したりしなくても、オペレーションセンタに位置を把握されることなく盗難車両を通常どおりに走行させることができてしまう。よって、従来の車両盗難防止装置では、車両の盗難を充分に抑止することができない。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、位置情報通報手段に異常が生じた場合は勿論、該位置情報通報手段から送信される電波の遮蔽・妨害が行われた場合であっても、盗難の抑止効果を確実に得ることができる車両盗難防止装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、車両に配設され、車両の現在位置を示す車両位置情報を取得し、その車両位置情報を含む位置情報信号を外部の車両位置監視手段に送信する位置情報通報手段と、該位置情報通報手段に異常が生じた際に車両の所定の装置を制御する車両制御手段とを備え、前記位置情報通報手段は、該位置情報通報手段が正常に作動している旨を示す正常作動信号を電波によって送信する作動信号送信手段を備え、前記車両制御手段は、前記正常作動信号を受信する受信手段を備え、該受信手段によって前記正常作動信号を受信できなくなったことを条件として前記位置情報通報手段に異常が生じたと判断することを要旨とする。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両盗難防止装置において、前記位置情報通報手段は、車両位置監視手段に対して送信される前記位置情報信号を妨害すると、作動信号送信手段から前記車両制御手段に対して送信される前記正常作動信号も妨害されるように構成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の車両盗難防止装置において、前記位置情報通報手段は、前記車両位置情報を取得する位置情報取得手段と、その車両位置情報を無線通信により前記車両位置監視手段に送信する位置情報送信手段と、前記位置情報取得手段及び前記位置情報送信手段の異常診断を行うとともに、その異常診断の結果、正常であると判断した際に前記作動信号送信手段から前記正常作動信号を送信させ、異常が生じたと判断した際には該正常作動信号の送信を禁止する異常診断手段とを備えていることを要旨とする。
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1に記載の発明によると、位置情報通報手段に異常が生じると、作動信号送信手段から正常作動信号が送信されなくなる。このため、車両制御手段は、該正常作動信号を受信できなくなり、位置情報通信手段に異常が生じたと判断して車両の所定の装置を制御する。つまり、位置情報通報手段が破壊されたり取り外されたりした場合は勿論、該位置情報通報手段の破壊や取り外しを行わず、該位置情報通報手段を金属体などで覆うことなどにより車両位置監視手段に対して送信される位置情報信号を妨害した場合であっても、高い確率で正常作動信号も妨害され、車両制御手段は該正常作動信号を受信できなくなる。よって、例えば、位置情報通報手段に異常が生じた際に、最高速度の制限やエンジンの強制的な停止を行うなど、車両がもつ本来の価値を低下させるように車両制御手段によって車両の装置を制御させることにより、盗難の抑止効果を確実に得ることが可能となる。
請求項2に記載の発明によると、車両位置監視手段に対して送信される位置情報信号を妨害すると、作動信号送信手段から車両制御手段に対して送信される正常作動信号も確実に妨害され、車両制御手段は該正常作動信号を受信できなくなる。このため、請求項1に記載の作用がより確実に奏される。
請求項3に記載の発明によると、位置情報通報手段の異常診断は自身によって行われる。そして、位置情報通報手段は、自身に異常が生じたと判断した場合に、車両制御手段に対する正常作動信号の送信を禁止する。このため、車両制御手段は、正常作動信号を受信できるか否かのみに基づいて、位置情報通報手段に異常が生じているか否かを確実に判断することができる。
以上詳述したように、本発明によれば、位置情報通報手段に異常が生じた場合は勿論、該位置情報通報手段から送信される電波の遮蔽・妨害が行われた場合であっても、盗難の抑止効果を確実に得ることができる車両盗難防止装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1及び図2に基づき詳細に説明する。
図1に示すように、車両1には、車両盗難防止装置2が配設されている。車両盗難防止装置2は、エンジン駆動制御など車両1の制御を行う車両制御手段としての車両制御装置11と、位置情報通報手段としての位置情報ユニット21とを備えている。
車両制御装置11は、対応する携帯機3との相互通信を行う送受信部12、照合制御部13及びエンジン制御部14を備えている。
携帯機3は通信機能を有し、送受信部12から送信されたリクエスト信号を受信すると、自身に予め設定されたIDコードを含むIDコード信号を送信するようになっている。なお、本実施形態において携帯機3は、134kHzのリクエスト信号を受信し、300MHzのIDコード信号を送信するようになっている。
照合制御部13には、送受信部12、エンジン制御部14及び位置情報ユニット21を構成する制御部22が、電気的に接続されている。
送受信部12は、照合制御部13から出力されるリクエスト信号を所定周波数の電波に変換し、その電波を少なくとも車両1の室内に送信する。また、送受信部12は、携帯機3から送信されたIDコード信号を受信し、そのIDコード信号をパルス信号に復調して受信信号を生成するとともに、その受信信号を照合制御部13へ出力する。
照合制御部13は、具体的には図示しないCPU、ROM、RAMからなるCPUユニットである。該照合制御部13は、送受信部12に対してリクエスト信号を間欠的に出力するようになっている。また、照合制御部13は、送受信部12から前記受信信号が入力されると、その受信信号に含まれるIDコードと、自身に予め設定されたIDコードとの比較(IDコード照合)を行う。そして、照合制御部13は、それらIDコード同士が一致した際、すなわちIDコードの照合が成立した際に、エンジン制御部14に対して始動許可信号を出力する。
エンジン制御部14は、具体的には図示しないCPU、ROM、RAMからなるCPUユニットであり、エンジンの燃料噴射制御や点火時期制御などの各種エンジン駆動制御を行う。このエンジン制御部14は、エンジンの停止状態においては、照合制御部13から始動許可信号が入力されたことを条件として、該エンジン駆動制御を許可する。すなわち、エンジン制御部14は、照合制御部13から始動許可信号が入力されないと、たとえエンジンの始動操作が行われたとしても、エンジンを始動させないようになっている。また、エンジン制御部14は、イグニッションパルスやオルタネータ出力などによりエンジンの駆動状態を検出し、エンジンが駆動していることを検出した際には、照合制御部13に対して完爆信号を出力する。
そして、照合制御部13は、エンジン制御部14から完爆信号が入力されると、位置情報ユニット21の制御部22に対してエンジンが駆動している旨を示すエンジン駆動信号を出力する。なお、本実施形態において照合制御部13は、前記IDコード照合の成立の有無に拘わらず、完爆信号が入力された際にはエンジン駆動信号を該制御部22に出力するようになっている。
位置情報ユニット21は、異常診断手段としての制御部22と、位置情報取得手段としてのGPS受信ユニット23と、作動信号送信手段及び位置情報送信手段としての通報用通信ユニット24と、バックアップ電池25とを備えている。なお、本実施形態において位置情報ユニット21は、車両1の電気系の機能ポジションがACC(アクセサリ)ポジションまたはON(イグニッションオン)ポジションに位置しているときに、車両用バッテリから電力供給されるようになっている。また、制御部22、GPS受信ユニット23及び通報用通信ユニット24にはバックアップ電池25が接続され、車両用バッテリからの電力供給が途絶えると、該バックアップ電池25から電力供給されるようになっている。
GPS受信ユニット23は、公知のGPS衛星4(詳しくは3つのGPS衛星4)と通信を行う通信ユニットである。このGPS受信ユニット23は、制御部22から位置情報要求信号が入力されると、公知のGPS衛星4(詳しくは3つのGPS衛星4)からGPS位置情報を取得し、そのGPS位置情報を制御部22に出力する。
通報用通信ユニット24は、外部の所定箇所に設けられた車両位置監視手段としてのオペレーションセンタ5との通信、及び照合制御部13との通信を行う通信ユニットである。この通報用通信ユニット24は、制御部22から位置情報信号が入力されると、その位置情報信号を所定周波数の電波に変調し、図示しない外部送信用アンテナを介して、該電波を外部に送信する。また、通報用通信ユニット24は、制御部22から正常作動信号が入力されると、その正常作動信号を所定周波数の電波に変調し、図示しない車内通信用アンテナを介して、該電波を車内に送信する。なお、本実施形態において外部送信用アンテナと車内通信用アンテナとは、位置情報信号及び正常作動信号のうちの一方を妨害すると、確実に両信号が妨害されるように配設されている。また、本実施形態において位置情報信号及び正常作動信号は、一方が妨害電波による電波干渉によって妨害された場合、確実に両信号が妨害されるような周波数に設定されている。このため、例えば通報用通信ユニット24を金属体などで覆ったり、妨害電波を発信したりすることにより、位置情報信号を妨害した場合、確実に正常作動信号も妨害されてしまうこととなる。
制御部22は、具体的には図示しないCPU、ROM、RAMからなるCPUユニットであり、車両1の現在位置の算出と、該現在位置を示す車両位置情報の通報制御とを行う。詳しくは、制御部22は、照合制御部13からエンジン駆動信号が入力されると、GPS受信ユニット23に対して位置情報要求信号を出力する。その後、制御部22は、GPS受信ユニット23からGPS位置情報が入力されると、そのGPS位置情報に基づいて車両1の現在位置を算出し、算出した車両1の現在位置を示す位置情報信号を、通報用通信ユニット24に出力する。そして、制御部22は、通報用通信ユニット24から位置情報信号が正常に送信されると、暗号化処理を施した正常作動信号を同通報用通信ユニット24に出力する。なお、こうした制御部22による車両1の現在位置の算出処理及び車両位置情報の通報制御は、所定時間毎に繰り返し行われる。
ところで、前記照合制御部13は、位置情報ユニット21から送信される正常作動信号を受信する受信手段としての受信回路13aを備えている。この受信回路13aは、該正常作動信号を受信すると、その正常作動信号をパルス信号に復調する。そして、照合制御部13は、受信回路13aによって正常作動信号が受信されると、まず復調された正常作動信号の復号化処理を行い、該復号化された正常作動信号が、対応する位置情報ユニット21から送信されたものであるか否かの判断を行う。具体的には、照合制御部13は、正常作動信号に含まれるユニットコードが、自身に予め設定されたユニットコードと一致するか否かを判断し、該ユニットコード同士が一致した際に、対応する位置情報ユニット21から送信された正常作動信号であると判断する。その結果、照合制御部13は、対応する正常作動信号を所定時間内に受信できた場合には位置情報ユニット21が正常に作動していると判断し、対応する正常作動信号を所定時間内に受信できない場合には位置情報ユニット21に異常が生じていると判断する。そして、照合制御部13は、該位置情報ユニット21に異常が生じていると判断した場合には、前記エンジン制御部14に対して制限信号を出力する。
エンジン制御部14は、照合制御部13から制限信号が入力されると、燃料噴射量を制限するなどして、車両1の最高速度を制限する。なお、本実施形態においてエンジン制御部14は、照合制御部13から制限信号が入力されると、車両1の最高速度を「30km/h」に制限するようになっている。
次に、このように構成された車両盗難防止装置2の具体的な動作態様を、図2に示すシーケンスチャートに従って説明する。
まず、車両制御装置11は、ステップS1で示すようにエンジンが駆動されると、ステップS2で示すように位置情報ユニット21にエンジン駆動信号を出力する。
位置情報ユニット21は、車両制御装置11からのエンジン駆動信号が入力されると、ステップS3で示すようにGPS衛星4からGPS位置情報を取得し、ステップS4で示すように該GPS位置情報に基づいて車両1の現在位置を算出する。そして、位置情報ユニット21は、S5で示すように該車両1の現在位置を示す位置情報信号をオペレーションセンタ5へ送信するとともに、ステップS6で示すように正常作動信号を車両制御装置11へ送信する。
ステップS7で示すように、車両制御装置11は、位置情報ユニット21からの正常作動信号を受信できた否かを判断する。そして、車両制御装置11は、該正常作動信号を受信できなかった場合にステップS8で示すように車両1の最高速度を制限し、該正常作動信号を受信できた場合にはこうした制限を行わない。
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)位置情報ユニット21に異常が生じると、通報用通信ユニット24から正常作動信号が送信されなくなる。このため、照合制御部13は、該正常作動信号を受信できなくなり、位置情報ユニット21に異常が生じたと判断してエンジン制御部14に対して制限信号を出力する。そして、エンジン制御部14は、車両1の最高速度を制限し、車両1が本来もつ価値を低下させる。つまり、位置情報ユニット21が破壊されたり取り外されたりした場合は勿論、該位置情報ユニット21の破壊や取り外しを行わず、通報用通信ユニット24を金属体などで覆うことによりオペレーションセンタ5に送信される位置情報信号を妨害した場合、正常作動信号も妨害されてしまう。このため、こうした場合にも、車両1の最高速度が制限され、車両1が本来もつ価値が低下する。すなわち、単に車両1を盗難した場合には車両1の位置がオペレーションセンタ5に通報されることとなり、位置情報信号がオペレーションセンタ5に通報されてしまうのを妨害すると、車両1の価値が低下してしまうこととなる。よって、こうした車両盗難防止装置2によれば、車両1の盗難の抑止効果を確実に得ることができる。
(2)通報用通信ユニット24は、オペレーションセンタ5に対して送信される位置情報信号を妨害すると、照合制御部13に対して送信される正常作動信号も確実に妨害されるように構成されている。このため、こうした車両盗難防止装置2によれば、車両1の盗難の抑止効果をより確実に得ることができる。
(3)位置情報ユニット21の異常診断は自身(制御部22)によって行われる。そして、位置情報ユニット21は、自身に異常が生じたと判断した場合に、照合制御部13に対する正常作動信号の送信を禁止する。このため、照合制御部13は、正常作動信号を受信できるか否かのみに基づいて、位置情報ユニット21に異常が生じているか否かを確実に判断することができる。つまり、照合制御部13は、位置情報ユニット21の異常診断を簡単に行うことができる。よって、照合制御部13の処理負担を軽減することができる。
(4)位置情報ユニット21は、エンジンが駆動しているときにのみ作動するようになっている。つまり、位置情報ユニット21は、エンジンの非駆動時には作動しない。このため、エンジンの非駆動時におけるバッテリの電力消費量を抑制することができる。
(5)位置情報ユニット21は、暗号化処理した正常作動信号を送信するようになっている。このため、たとえ正常作動信号が不正に受信されても、該正常作動信号が解読されてしまうのを防止することができる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 前記実施形態では、位置情報ユニット21は制御部22を備え、該制御部22によってGPS受信ユニット23及び通報用通信ユニット24の異常診断を行うようになっている。しかし、制御部22を省略し、こうした異常診断を照合制御部13によって行うように変更してもよい。
・ 前記実施形態では、位置情報信号と正常作動信号とが、通報用通信ユニット24によって送信されるようになっている。しかし、必ずしも通報用通信ユニットによって位置情報信号及び正常作動信号が送信される必要はなく、例えば位置情報信号を送信するユニットと正常作動信号を送信するユニットとを別体で構成してもよい。
・ 前記実施形態において車両盗難防止装置2は、対応する携帯機3との相互通信の成立の有無に拘わらず、エンジンが駆動された際には位置情報ユニット21を作動させ、車両1の位置情報をオペレーションセンタ5に通報するようになっている。しかし、車両盗難防止装置2は、該携帯機3との相互通信が成立しない状態でエンジンが駆動された際にのみ、位置情報ユニット21を作動させるようになっていてもよい。なお、車両盗難防止装置2は、位置情報ユニット21を作動させない場合においては、車両1の最高速度を制限する走行制限処理を行わないようになっている必要がある。
・ 前記実施形態において車両制御装置11は、対応する携帯機3と相互通信を行う送受信部12を備え、該携帯機3との相互通信が成立した際に、エンジンを始動可能としている。つまり、車両制御装置11は、携帯機3との電気的な照合が成立したことを条件としてエンジンを始動可能としている。しかし、車両制御装置11は、こうした携帯機3との電気的な照合の成立をエンジン始動の条件としている必要はなく、従来の一般的な車両のごとく、車室内に設けられたキーシリンダに機械キーを挿入・回動することを、エンジンの始動条件としていてもよい。
・ 前記実施形態において車両制御装置11は、位置情報ユニット21からの正常作動信号を受信できなかった際に、車両1の最高速度を制限する速度制限制御を行うようになっている。しかし、車両制御装置11は、こうした車両1の最高速度の制限に限らず、例えばエンジンを強制的に停止させるエンジンの強制停止制御、ホーンを鳴動させたりライトを点滅点灯させたりして異常が生じている旨を周囲に報知する報知制御を行うようになっていてもよい。また、車両制御装置11は、シフトポジションを非走行ポジション(Pポジション、Nポジションなど)に固定するシフトロック制御、タイヤを回転不能な状態にロックするタイヤロック制御、ブレーキペダルを踏まれた状態に固定するブレーキロック制御などを行うようになっていてもよい。さらに、車両制御装置11は、これら各種制御を組み合わせて行うようになっていてもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1) 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両盗難防止装置において、前記正常作動信号は、暗号化された信号であること。この技術的思想(1)に記載の発明によれば、たとえ正常作動信号が不正に受信されても、解読されてしまうのを防止することができる。
(2) 請求項1〜3、技術的思想(1)のいずれか1項に記載の車両盗難防止装置において、前記位置情報通報手段は、エンジンの駆動状態を示す信号が入力されたことを条件として、前記位置情報の取得及び該位置情報の送信を行うこと。この技術的思想(2)に記載の発明によれば、エンジンの駆動状態でのみ、位置情報通報手段が作動されることとなるため、エンジンの停止状態でのバッテリの電力消費量を抑制することができる。
(3) 請求項1〜3、技術的思想(1),(2)のいずれか1項に記載の車両盗難防止装置において、前記位置情報通報手段は、対応する携帯機との相互通信が成立したことを条件としてエンジンが駆動された場合には前記位置情報通報手段を作動させず、該相互通信が成立していないにも拘わらずエンジンが駆動された場合にのみ、該位置情報通報手段を作動させること。この技術的思想(3)に記載の発明によれば、不正な操作によるエンジンの駆動時にのみ位置情報通報手段を作動させることができ、車両盗難防止装置の電力消費量を抑えることができる。
(4) 請求項1〜3、技術的思想(1)〜(3)のいずれか1項に記載の車両盗難防止装置において、前記車両制御手段は、前記位置情報通報手段に異常が生じたと判断した際に、エンジンを強制的に停止させるエンジン強制停止制御、車両の最高速度を制限する速度制限制御、ホーンの鳴動やヘッドライトの点滅点灯などによって異常が生じている旨を周囲に報知する報知制御、タイヤの回転を規制するタイヤロック制御、ブレーキペダルが踏まれた状態に固定するブレーキロック制御、シフトポジションを非走行ポジションに固定するシフトロック制御のうちの少なくとも1つの制御を行うこと。
本発明の一実施形態の概略構成を示すブロック図。 同実施形態の具体的態様を示すシーケンスチャート。
符号の説明
1…車両、2…車両盗難防止装置、3…携帯機、5…車両位置監視手段としてのオペレーションセンタ、11…車両制御手段としての車両制御装置、21…位置情報通報手段としての位置情報ユニット、22…異常診断手段としての制御部、23…位置情報取得手段としてのGPS受信ユニット、24…作動信号送信手段及び位置情報送信手段としての通報用通信ユニット。

Claims (3)

  1. 車両に配設され、車両の現在位置を示す車両位置情報を取得し、その車両位置情報を含む位置情報信号を外部の車両位置監視手段に送信する位置情報通報手段と、該位置情報通報手段に異常が生じた際に車両の所定の装置を制御する車両制御手段とを備え、
    前記位置情報通報手段は、該位置情報通報手段が正常に作動している旨を示す正常作動信号を電波によって送信する作動信号送信手段を備え、
    前記車両制御手段は、前記正常作動信号を受信する受信手段を備え、該受信手段によって前記正常作動信号を受信できなくなったことを条件として前記位置情報通報手段に異常が生じたと判断することを特徴とする車両盗難防止装置。
  2. 前記位置情報通報手段は、車両位置監視手段に対して送信される前記位置情報信号を妨害すると、作動信号送信手段から前記車両制御手段に対して送信される前記正常作動信号も妨害されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両盗難防止装置。
  3. 前記位置情報通報手段は、前記車両位置情報を取得する位置情報取得手段と、その車両位置情報を無線通信により前記車両位置監視手段に送信する位置情報送信手段と、前記位置情報取得手段及び前記位置情報送信手段の異常診断を行うとともに、その異常診断の結果、正常であると判断した際に前記作動信号送信手段から前記正常作動信号を送信させ、異常が生じたと判断した際には該正常作動信号の送信を禁止する異常診断手段とを備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両盗難防止装置。
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