JP4513183B2 - 領収書発行システム、領収書発行方法および情報記録媒体 - Google Patents

領収書発行システム、領収書発行方法および情報記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、領収書発行システム、領収書発行方法および情報記録媒体に関する。特に、1個または複数個からなる売上商品の中から領収書の対象となる1個または複数個の商品を指定する手段を備えた領収書発行システム、領収書発行方法および情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
ECR(電子式キャッシュレジスタ)やPOS(Point Of Sales)端末等に代表される売上商品を登録するデータ処理装置では、売上商品についての商品情報を記載したレシートを発行する機能に加えて、領収書発行機能を備えたものがある。例えば、領収書発行機能を備えたPOS端末においては、売上商品を登録する処理の終了時に顧客から領収書発行の要求があった場合、領収書キーを押下して、領収書の発行を指示する。領収書発行の指示によって、領収書発行の要求をした顧客の取り引きにおける売上合計金額を領収金額として記載した領収書が発行される。
【0003】
また、売上商品を登録するデータ処理の終了時とは異なる時点において、例えば、次の日において、顧客から領収書の発行を要求されることもある。そこで、領収書発行を指示されたときの処理としては、直接、領収金額をキー入力することによって、領収書を発行できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の領収書発行において、領収書の発行を指示し、領収金額をキー入力することによって、領収書が発行される。この結果、架空取り引きであっても領収書が発行されてしまう、または、実際に取り引きがあった場合でもその取り引きの売上合計金額と異なる任意の領収金額の領収書が発行されてしまうといった不正な事態が発生する可能性があった。
【0005】
また、集団共用の商品と個人用の商品とを一緒に購入し、集団共用の商品を領収書の対象する場合、顧客から指示された集団共用の商品の合計金額を手計算によって算出し、算出した金額を領収金額としてキー入力することによって、領収書データを作成しなければなかった。従って、顧客から指示された集団共用の商品の間違い、顧客から指示された会社用の商品の合計金額の算出の間違い、または領収金額のキー入力の間違いによって、不正な領収書が発行されてしまうという危険性もあった。
【0006】
また、事業主である顧客が、確定申告の申告対象となる商品と個人の日用品とを一緒に購入し、申告対象となる商品を領収書の対象とする場合も、上述と同様に、顧客から指示された申告対象となる商品の合計金額を手計算によって算出し、算出した金額を領収金額としてキー入力することによって、領収書データを作成しなければなかった。
【0007】
また、合計金額を手計算するための労力や合計金額を領収金額としてキー入力するための労力もかかっていた。
【0008】
本発明は、以上のような問題点を解決するためになされたもので、1個または複数個からなる売上商品の中から領収書の対象となる1個または複数個の商品を指定する手段を備えた領収書発行システム、領収書発行方法および情報記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上述した従来の問題点を解決すべく研究を重ねた。その結果、領収書発行を指示する場合、1個または複数個からなる売上商品の中から領収書の対象となる1個または複数個の商品を選択させ、選択した商品についての領収金額を算出し、算出した領収金額に基づいて、領収書を発行することによって、架空取り引き等による不正な領収書の発行や顧客から指定された商品の合計金額の手計算による間違いやキー入力時の入力ミス等による不正な領収書の発行を防止できることが判明した。更に、領収書の対象商品として顧客から指定された商品の合計金額を手計算するための労力や、キー入力するための労力を削減できることも判明した。
【0010】
上記研究結果に基づき、以下の発明を提供する。
【0011】
本発明の、領収書発行システムの第1の態様は、1顧客の1回の購入取り引きにおける1個または複数個からなる売上商品の中から領収書の対象となる1個または複数個の商品を指定する領収書対象商品指定手段と、
領収書対象商品指定手段によって選択された領収書の対象となる1個または複数個の商品に基づいた領収書データを作成する領収書データ作成手段と、
領収書データ作成手段によって作成された領収書データに基づいて領収書を発行する領収書発行手段と、
を備えた領収書発行システムである。
【0012】
本発明の、領収書発行システムの第2の態様は、領収書対象商品指定手段において、領収書の対象となる1個または複数個の商品を、1個または複数個からなる売上商品の全ての商品とすることできることを特徴とする領収書発行システムである。
【0013】
本発明の、領収書発行システムの第3の態様は、領収書対象商品指定手段が、1個または複数個からなる売上商品の情報を表示する売上商品表示手段と、
売上商品表示手段によって表示された1個または複数個からなる売上商品から領収書の対象となる1個または複数個の商品を選択する売上商品選択手段と、
を備えていることを特徴とする領収書発行システムである。
【0014】
本発明の、領収書発行システムの第4の態様は、1個または複数個からなる売上商品が、売上商品登録のグループに属する商品であることを特徴とする領収書発行システムである。
【0015】
本発明の、領収書発行システムの第5の態様は、売上商品登録のグループが、通し番号によって管理されることを特徴とする領収書発行システムである。
【0016】
本発明の、領収書発行システムの第6の態様は、通し番号を指定する通し番号指定手段と、
通し番号指定手段によって指定された通し番号に基づいて管理された売上商品登録のグループにおいて、グループに属する全ての商品を検索する売上商品検索手段と、
を更に備えることを特徴とする領収書発行システムである。
【0017】
本発明の、領収書発行システムの第7の態様は、領収書を発行した1個または複数個からなる売上商品を判別した情報を記憶する領収書発行履歴記憶手段を、更に備えることを特徴とする領収書発行システムである。
【0018】
本発明の、領収書発行システムの第8の態様は、1個または複数個からなる売上商品において、領収書の対象として指定されなかった1個または複数個の売上商品を認識するためのレシートデータである、指定外レシートデータを作成する指定外レシートデータ作成手段と、
指定外レシートデータ作成手段によって作成された指定外レシートデータに基づいてレシートを発行する指定外レシート発行手段と、
を更に備えることを特徴とする領収書発行システムである。
【0019】
本発明の、領収書発行方法の第1の態様は、1顧客の1回の購入取り引きにおける1個または複数個からなる売上商品の中から領収書の対象となる1個または複数個の商品を指定する領収書対象商品指定ステップと、
領収書対象商品指定ステップによって選択された領収書の対象となる1個または複数個の商品に基づいた領収書データを作成する領収書データ作成ステップと、領収書データ作成ステップによって作成された領収書データに基づいて領収書を発行する領収書発行ステップと、
を備えた領収書発行方法である。
【0020】
本発明の、領収書発行方法の第2の態様は、領収書対象商品指定ステップにおいて、領収書の対象となる1個または複数個の商品を、1個または複数個からなる売上商品の全ての商品とすることできることを特徴とする領収書発行方法である。
【0021】
本発明の、領収書発行方法の第3の態様は、領収書対象商品指定ステップが、1個または複数個からなる売上商品の情報を表示する売上商品表示ステップと、
売上商品表示ステップによって表示された1個または複数個からなる売上商品から領収書の対象となる1個または複数個の商品を選択する売上商品選択ステップと、
を備えていることを特徴とする領収書発行方法である。
【0022】
本発明の、領収書発行方法の第4の態様は、1個または複数個からなる売上商品が、売上商品登録のグループに属する商品であることを特徴とする領収書発行方法である。
【0023】
本発明の、領収書発行方法の第5の態様は、売上商品登録のグループが、通し番号によって管理されることを特徴とする、領収書発行方法である。
【0024】
本発明の、領収書発行方法の第6の態様は、通し番号を指定する通し番号指定ステップと、
通し番号指定ステップによって指定された通し番号に基づいて管理された売上商品登録のグループにおいて、グループに属する全ての商品を検索する売上商品検索ステップと、
を更に備えることを特徴とする領収書発行方法である。
【0025】
本発明の、領収書発行方法の第7の態様は、領収書を発行した1個または複数個からなる売上商品を判別した情報を記憶する領収書発行履歴記憶ステップを、更に備えることを特徴とする領収書発行方法である。
【0026】
本発明の、領収書発行方法の第8の態様は、1個または複数個からなる売上商品において、領収書の対象として指定されなかった1個または複数個の売上商品を認識するためのレシートデータである、指定外レシートデータを作成する指定外レシートデータ作成ステップと、
指定外レシートデータ作成ステップによって作成された前記指定外レシートデータに基づいてレシートを発行する指定外レシート発行ステップと、
を更に備えることを領収書発行方法である。
【0027】
本発明の、情報記録媒体の第1の態様は、上述の領収書発行方法のプログラムを記録した情報記録媒体である。
【0028】
本発明の、情報記録媒体の第2の態様は、コンパクト・ディスク、フロッピー・ディスク、ハード・ディスク、光磁気ディスク、デジタル・ビデオ・ディスク、もしくは磁気テープであることを特徴とするプログラムを記録した情報記録媒体である。
【0029】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。従って、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものによって置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
【0030】
図1は、POS端末の外観を示す斜視図である。
【0031】
POS端末100はドロワ102上に搭載されたもので、本体上部にキーボード103、ディスプレイ104、プリンタ106、ハンドスキャナ105が設けられている。また、POS端末100に、カードリーダを併設することも可能である。
【0032】
ここで、プリンタ106は、本体上部内に内蔵されており、本体上部表面には、レシート発行口106aとジャーナル確認窓106bとが形成されている。また、POS端末100には領収書発行機能を併有するものもある。即ち、プリンタ106が領収書発行用のプリンタとして兼用されており、レシート発行口106aが領収書発行口として兼用されている。また、POS端末100に領収書発行用のプリンタを併設することも可能である。
【0033】
また、キーボード103には、置数キー、部門キー、小計キー、締めキー等の商品登録に必要な各種キーの他に、領収書の発行を指示するための領収書キーも設けられている。
【0034】
図3は、POS端末の制御回路を示すブロック図である。
【0035】
図3に示すように、CPU(中央処理装置)301に、バスライン305を介して、プログラムデータ等が格納されたROM302、データ処理に使用される各種記憶部が形成されるRAM303、現在の日付および時刻を計時する時計回路304、ドロワ102に開放駆動信号を出力するI/Oポート306、ディスプレイ104を駆動制御して表示データに対応する文字等を表示させるディスプレイコントローラ307、キーボード103から入力キーに対応するキー信号を取り込むキーボードコントローラ308、プリンタ106にプリントデータ等を送信する通信インタフェース309等が接続されている。また、プリンタ106は、通信インタフェース309からのプリントデータ等を受信する通信インタフェース310が接続されている。また、RAM303において、図示していないハード・ディスクに記憶されているプログラムを実行させる。更に、上述のROM302およびRAM303に記憶されているデータまたは記憶するデータは、図示していないハード・ディスクのデータベースに記憶されているデータまたは記憶するデータであっても良い。
【0036】
図4は、領収書発行システムの機能ブロック図である。以下の各機能について説明する。
【0037】
図4に示すように、CPU301は、制御手段401、通し番号指定手段402、売上商品検索手段403、売上商品登録手段404、領収書対象商品指定手段405、領収書データ作成手段406、領収書発行手段407および顧客情報検索手段408を備えている。
【0038】
CPU301の売上商品登録手段404は、図示されていない入力装置を介して入力された売上商品に基づいて、RAM303の商品情報記憶部410から売上商品の商品情報を取り出す。ここで、顧客が購入取り引きにおいて購入した商品を売上商品という。取り出した売上商品の商品情報を、RAM303の商品登録情報記憶部412に格納する(以下、この操作を「売上商品登録」という)。同時に、売上商品の値引き情報をRAM303の値引き情報記憶部411に格納する。
【0039】
売上商品登録によって登録された売上商品は、1顧客の1回の購入取り引きにおける1個または複数個の売上商品からなる売上商品グループに分けられ、通し番号によって管理される。ここで、通し番号は、売上商品登録を実行するレジの番号およびレジ毎の通し番号によって管理されている。
【0040】
CPU301の顧客情報検索手段408は、顧客登録されている顧客に対して、図示されていない入力装置を介して入力された顧客情報に基づいて、RAM303の顧客情報記憶部413から詳細な顧客情報を取り出し、領収書のデータとする。
【0041】
CPU301の領収書対象商品指定手段405は、売上商品グループにおいて、図示されていない入力装置を介して指定された、領収書の対象となる売上商品と領収書の対象とならない売上商品とを判別するための商品情報を、売上商品登録手段404によって登録された売上商品の商品情報の一部として、RAM303の商品登録情報記憶部412に格納する。
【0042】
CPU301の領収書データ作成手段406は、領収書対象商品指定手段405によって指定された領収書の対象となる売上商品の商品情報に基づいて、領収書の合計金額を算出し、算出した合計金額を領収金額とする。領収金額、日付情報、図示されていない入力装置を介して入力された領収書の受取人情報、およびROM302のフォーマット情報記憶部420に記憶されている領収書を作成するためのフォーマット情報に基づいて、領収書のデータを作成する。
【0043】
CPU301の領収書発行手段407は、領収書を発行するための発行コマンドを領収書のデータ情報とともに、プリンタ106に送信し、更に、領収書のデータをRAM303の領収書発行履歴情報記憶部414に格納する。
【0044】
また、売上商品登録の終了時とは異なるタイミングにおいて、売上商品グループに属する売上商品を領収書の対象とする場合は、RAM303の商品登録情報記憶部412および値引き情報記憶部411に登録されている売上商品グループに属する売上商品を、下記の通し番号指定手段402および売上商品検索手段403によって取得し、取得した売上商品グループに属する売上商品に基づいて、上述した領収書対象商品指定手段405を実行する。
【0045】
CPU301の通し番号指定手段402は、図示されていない入力装置を介して通し番号を入力することによって、通し番号に基づいて管理されている売上商品グループを指定する。
【0046】
CPU301の売上商品検索手段403は、通し番号指定手段402によって指定された通し番号に基づいて管理されている売上商品グループに属する売上商品の商品情報を、RAM303の商品登録情報記憶部412および値引き情報記憶部411から検出する。
【0047】
CPU301の制御手段401は、売上商品登録手段404、顧客情報検索手段408、領収書対象商品指定手段405、領収書データ作成手段406、領収書発行手段407、通し番号指定手段402および売上商品検索手段403のそれぞれの手段を相互に関連付けて制御する。
【0048】
本発明の領収書発行システムは、1個または複数個からなる売上商品の中から領収書の対象となる1個または複数個の商品を指定する領収書対象商品指定手段と、領収書対象商品指定手段によって選択された領収書の対象となる1個または複数個の商品に基づいた領収書データを作成する領収書データ作成手段と、領収書データ作成手段によって作成された領収書データに基づいて領収書を発行する領収書発行手段と、を備えている。
【0049】
また、本発明の領収書発行システムは、領収書対象商品指定手段において、領収書の対象となる1個または複数個の商品を、1個または複数個からなる売上商品の全ての商品とすることできる。
【0050】
また、本発明の領収書発行システムは、1個または複数個からなる売上商品が、売上商品登録のグループに属する商品である。
【0051】
また、本発明の領収書発行システムは、売上商品登録のグループが、通し番号によって管理される。
【0052】
上述した本発明の領収書発行システムについて、図を参照しながら以下に詳細に説明する。
【0053】
図5は、領収書発行システムにおける領収書発行処理のフローチャートを示す図である。
【0054】
まず、1顧客の、即ち、個々の顧客の、最初の売上商品登録を行うことによって、合計金額を零クリアし、日付/時刻およびオペレータコードを取得し、売上商品グループを管理するための通し番号を付け直し、RAM303の商品登録情報記憶部412に格納するための、通し番号に基づいたデータレコードのヘッダ部の一部の情報を取得する(ステップS501)。
【0055】
次に、登録すべき売上商品の商品情報をRAM303の商品情報記憶部410から検出し、検出した売上商品の商品情報を、RAM303の商品登録情報記憶部412に格納するための、通し番号に基づいたデータレコードの商品情報部の情報を取得し、合計金額に検出した売上商品の金額を加算し、商品数に1を加算する(ステップS502)。更に、売上商品が値引きの対象商品である場合は、売上商品の値引き情報を、RAM303の値引き情報記憶部411に格納するための、通し番号に基づいた商品値引き情報を取得する。尚、RAM303の商品情報記憶部410、商品登録情報記憶部412、および値引き情報記憶部411については後述する。
【0056】
次に、1個の売上商品グループに属する売上商品の登録を終了するための締め入力があったか否かを判定する(ステップS503)。締め入力がなかった場合(ステップS503;No)は、締め入力があるまでステップS502を繰り返す。
【0057】
一方、締め入力があった場合(ステップS503;Yes)は、売上商品グループを識別するための通し番号を含めたヘッダ部と売上商品グループに属する全ての売上商品の商品情報からなる商品情報部とから構成される商品登録情報を、RAM303の商品登録情報記憶部412に格納し、更に、売上商品グループに属する売上商品の値引き情報から構成される商品値引き情報をRAM303の値引き情報記憶部411に格納する(ステップS504)。
【0058】
次に、売上商品グループを識別するための通し番号を含めたヘッダ部と売上商品グループに属する全ての売上商品の商品情報からなる商品情報部とから構成される商品登録情報、売上商品グループに属する売上商品の値引き情報から構成される商品値引き情報、およびROM302のフォーマット情報記憶部420に記憶されているレシートを作成するためのフォーマットに基づいて、レシートを発行するためのレシート発行データを作成する(ステップS505)。
【0059】
次に、レシートを発行するためのコマンドをレシート発行データとともに、プリンタ106に送信する(ステップS506)。
【0060】
次に、領収書発行の指示があったか否かを判定する(ステップS507)。領収書発行の指示があった場合(ステップS507;Yes)は、領収書の対象となる売上商品を指定し、指定した商品についての領収書を作成する領収書作成処理を実行して(ステップS508)、次の顧客の売上商品登録を開始するためにステップS501において待機する。
【0061】
一方、領収書発行の指示がなかった場合(ステップS506;No)は、次の顧客の売上商品登録を開始するためにステップS501において待機する。
【0062】
ここで、RAM303の商品詳細情報記憶部410、商品登録情報記憶部412、および値引き情報記憶部411について、図を参照しながら以下に詳細に説明する。
【0063】
図8は、RAM303の商品情報記憶部410に格納される商品詳細情報のデータ構成を示す図である。
【0064】
商品詳細情報は、購入取り引きの対象となる全ての商品の商品情報を管理するためのデータであり、RAM303の商品登録情報記憶部412に格納される商品登録情報の元データとなる。また、1個のデータレコードには、1個の商品の商品詳細情報が格納されている。
【0065】
1個のデータレコードは、商品コード、単価、売上数量、残り数量等の情報から構成されており、商品コードをキー情報として管理されている。
【0066】
図9は、RAM303の商品登録情報記憶部412に格納される商品登録情報のデータ構成を示す図である。
【0067】
商品登録情報は、1顧客が1回の購入取り引きにおいて売上商品登録された全ての売上商品の商品情報を管理するためのデータである。即ち、1個のデータレコードには、1個の売上商品グループに属する全ての売上商品の商品情報が格納されている。
【0068】
1個のデータレコードは、ヘッダ部と商品情報部とから構成されている。また、ヘッダ部は、日付/時刻、オペレータコード、売上商品グループを管理する通し番号、売上商品合計金額、商品数、領収書発行済みフラグ等の情報から構成されており、売上商品の商品情報を管理するための管理情報が格納されている。また、商品情報部は、ヘッダ部の商品数分の個別商品情報部から構成されている。更に、個別商品情報部は、売上商品グループに属する個々の売上商品を特定するための情報である商品コード、数量、単価、領収書発行済みフラグ等の情報から構成されている。
【0069】
各データレコードは、通し番号をキー情報として管理されており、通し番号を指定することによって、売上商品グループに属する売上商品の商品情報を検索することができる。
【0070】
図10は、RAM303の値引き情報記憶部411に格納される商品値引き情報のデータ構成を示す図である。
【0071】
商品値引き情報は、1顧客が1回の購入取り引きにおいて売上商品登録された売上商品において、値引き対象となる売上商品の商品情報を管理するためのデータである。また、1個のデータレコードには、1個の値引き対象商品の商品情報が格納される。
【0072】
1個のデータレコードは、通し番号、小計後値引き等の値引きの種類、商品コード、数量、値引き金額、値引き率等の情報から構成されており、通し番号をキー情報として管理されている。
【0073】
また、本発明の領収書発行システムは、領収書対象商品指定手段が、1個または複数個からなる売上商品の情報を表示する売上商品表示手段と、売上商品表示手段によって表示された1個または複数個からなる売上商品から領収書の対象となる1個または複数個の商品を選択する売上商品選択手段と、を備えている。
【0074】
また、本発明の領収書発行システムは、領収書を発行した1個または複数個からなる売上商品を判別した情報を記憶する領収書発行履歴記憶手段を、更に備えるている。
【0075】
また、本発明の領収書発行システムは、1個または複数個からなる売上商品において、領収書の対象として指定されなかった1個または複数個の売上商品を認識するためのレシートデータである、指定外レシートデータを作成する指定外レシートデータ作成手段と、指定外レシートデータ作成手段によって作成された指定外レシートデータに基づいてレシートを発行する指定外レシート発行手段と、を更に備えている。
【0076】
図6は、領収書発行処理における領収書作成処理のフローチャートを示す図である。
【0077】
まず、顧客登録されている顧客であるか否かを判定する(ステップS601)。顧客登録されている顧客である場合(ステップS601;Yes)は、RAM303の顧客情報記憶部413から顧客情報を検出する(ステップS602)。
【0078】
図11は、RAM303の顧客情報記憶部413に格納される顧客情報のデータ構成を示す図である。
【0079】
顧客情報は、購入取り引きのある顧客を管理するためのデータであり、1個のデータレコードには、1個の顧客の顧客情報が格納されている。
【0080】
次に、領収書の受取人欄に記載する名前を判定する(ステップ603)。
【0081】
図13は、領収書の受取人欄確認画面を示す図である。図13(a)は、顧客登録されている顧客の場合の領収書の受取人欄確認画面を示す図であり、図13(b)は、顧客登録されていない顧客の場合の領収書の受取人欄確認画面を示す図である。
【0082】
図13(a)に示すように受取人欄確認画面1300は、検出した顧客情報の氏名1301が表示され、「はい(Y)」タッチ入力部1302、「空白(N)」タッチ入力部1303、および「上様(O)」タッチ入力部1304が備えられている。
【0083】
「はい(Y)」タッチ入力部1302が指定された場合(ステップS603;Y)は、領収書の受取人欄を、表示されている顧客の氏名とする(ステップS604)。
【0084】
「空白(N)」タッチ入力部1303が指定された場合(ステップS603;N)は、領収書の受取人欄を、半角10文字分のスペースとする(ステップS605)。
【0085】
「上様(O)」タッチ入力部1304が指定された場合(ステップS603;O)は、領収書の受取人欄を、「上」とする(ステップS606)。
【0086】
一方、顧客登録されていない顧客である場合(ステップS601;No)は、領収書の受取人欄に記載する名前を「上様」として良いか否かを判定する(ステップ607)。
【0087】
図13(b)に示すように受取人欄確認画面1300は、上様1305が表示され、「はい(Y)」タッチ入力部1306および「空白(N)」タッチ入力部1307が備えられている。
【0088】
「はい(Y)」タッチ入力部1306が指定された場合(ステップS607;Y)は、領収書の受取人欄を、「上」とする(ステップS608)。
【0089】
「空白(N)」タッチ入力部1307が指定された場合(ステップS607;N)は、領収書の受取人欄を、半角10文字分のスペースとする(ステップS609)。
【0090】
次に、1個の売上商品グループに属する全ての売上商品を領収書の対象商品とするか否かを判定する(ステップS610)。
【0091】
図14は、売上商品グレープの全商品領収書指定確認画面を示す図である。
【0092】
図14に示すように全商品領収書指定確認画面1400は、「はい(Y)」タッチ入力部1401および「いいえ(N)」タッチ入力部1402が備えられている。
【0093】
「はい(Y)」タッチ入力部1401が指定された場合(ステップS610;Y)は、即ち、1個の売上商品グループに属する全ての売上商品を領収書の対象商品とする場合は、RAM303の商品登録情報記憶部412に格納した商品登録情報のヘッダ部を取り出し、領収書発行済みフラグをセットし、更に売上商品グループに属する全ての売上商品の合計金額を領収金額とし(ステップS611)、次のステップS615に移る。
【0094】
一方、「いいえ(N)」タッチ入力部1402が指定された場合(ステップS610;N)は、即ち、1個の売上商品グループに属する全ての売上商品を領収書の対象商品としない場合は、領収書の対象商品を指定するために、まず、売上商品グループに属する全ての売上商品の商品情報を表示する(ステップS612)。
【0095】
図15は、領収書の対象商品を指定するための領収書対象商品指定画面を示す図の一例である。図15に示すように、領収書対象商品指定画面1500は、商品名、個数、および単価からなる商品情報が表示されている。商品名が表示されている商品名エリア1501は、タッチ入力部となっており、商品名エリア1501をタッチ入力することによって、タッチした商品を領収書の対象商品に指定することができる。
【0096】
また、売上商品の商品数が多く、全ての売上商品の商品情報を1回に表示できない場合は、スクロールバー表示することによって、全ての商品情報を表示することができる。
【0097】
次に、表示した売上商品から領収書の対象となる商品を選択させ、選択された売上商品に基づいて、RAM303の商品登録情報記憶部412に格納した商品登録情報の個別商品情報部を取り出し、領収書発行済みフラグをセットする(ステップS613)。
【0098】
図9に示したように、RAM303の商品登録情報記憶部412に格納した商品登録情報において、領収書を発行したか否かを判別するためのフラグが、領収書発行済みフラグである。ヘッダ部の領収書発行済みフラグは、1個のデータレコードに格納されている売上商品グループに属する全ての売上商品を領収書の対象商品としたか否かを判別するためのフラグであり、個別商品情報部の領収書発行済みフラグは、売上商品グループに属する売上商品において、領収書の対象商品として指定された売上商品であるか否かを判別するためのフラグである。即ち、ヘッダ部の領収書発行済みフラグをセットした場合は、売上商品グループに属する全ての売上商品を、個別に領収書の対象商品として指定し、全ての個別商品情報部の領収書発行済みフラグをセットした場合と同じである。
【0099】
また、ヘッダ部の領収書発行済みフラグまたは個別商品情報部の領収書発行済みフラグによって、領収書の二重発行を防止することができる。
【0100】
次に、選択した売上商品の合計金額に基づいて領収金額を算出し(ステップS614)、次のステップS615に移る。
【0101】
次に、領収書の但し書きを判定する(ステップS615)。
【0102】
図16は、領収書の但し書き確認画面を示す図である。
【0103】
図16に示すように但し書き確認画面1600は、予め設定されてある但し書き1601が表示され、「はい(Y)」タッチ入力部1602および「いいえ(N)」タッチ入力部1603が備えられている。
【0104】
「はい(Y)」タッチ入力部1602が指定された場合(ステップS615;Y)は、「御品代」、「お食事代」等の予め設定させてあるデフォルト値を但し書きとし(ステップS616)、次のステップS618に移る。
【0105】
一方、「いいえ(N)」タッチ入力部1603が指定された場合(ステップS615;N)は、但し書きを空白にし(ステップS617)、次のステップS618に移る。
【0106】
次に、領収書の情報である領収金額、日付情報、発行人情報および受取人情報と、ROM302のフォーマット情報記憶部420に記憶されている領収書を作成するためのフォーマット情報とに基づいて、領収書発行データを作成する(ステップS618)。
【0107】
次に、領収書を発行するためのコマンドを、作成した領収書発行データとともにプリンタ106に送信する(ステップS619)。
【0108】
最後に、RAM303の商品登録情報記憶部412から取り出された商品登録情報を、ヘッド部の領収書発行済みフラグまたは個別商品情報部の領収書発行済みフラグがセットされている商品登録情報に更新し、更に領収書発行履歴情報をRAM303の領収書発行履歴情報記憶部414に格納し(ステップS620)、領収書作成処理を終了する。
【0109】
図12は、RAM303の領収書発行履歴情報記憶部414に格納される領収書発行履歴情報のデータ構成を示す図である。
【0110】
領収書発行履歴情報は、領収書の発行履歴を管理するためのデータであり、1個のデータレコードには、1回の領収書発行の領収書発行履歴情報が格納されている。
【0111】
上述した領収書作成処理の途中において、例えば、「ESC」キーを入力することによって、領収書の発行を中止することもできる。
【0112】
また、図6の領収書作成処理のステップS618において、領収書の対象商品に指定された売上商品と領収書の対象商品に指定されなかった売上商品とを判別できるように記載した指定外レシートを発行するための指定外レシート発行データを作成し、ステップS619において、レシートを発行するためのコマンドを、作成した指定外レシート発行データとともにプリンタ106に送信することもできる。
【0113】
図18は、指定外レシートを示す図の一例である。
【0114】
レシート用紙1800には、売上商品登録日情報1801、領収書発行日情報1802、オペレータコード1803、領収書の対象商品に指定されなかった売上商品の商品情報1804a、1804c、1804e、領収書の対象商品に指定された売上商品の商品情報1804b、1804d、領収書発行前合計金額1805、および領収書発行後合計金額1806が記載されている。領収書の対象商品に指定された売上商品の商品情報1804b、1804dおよび領収書発行前合計金額1805は線で消されており、領収書の対象商品に指定された売上商品と領収書の対象商品に指定されなかった売上商品とを判別できるように記載されたレシートになっている。
【0115】
また、本発明の領収書発行システムは、通し番号を指定する通し番号指定手段と、通し番号指定手段によって指定された通し番号に基づいて管理された売上商品登録のグループにおいて、グループに属する全ての商品を検索する売上商品検索手段と、を更に備えている。
【0116】
図7は、領収書発行システムにおける通し番号指定の領収書発行処理のフローチャートを示す図である。
【0117】
図6に示したように売上商品登録の終了時に領収書の発行を指示する場合とは異なるタイミングにおいて、1個の売上商品グループに属する売上商品を領収書の対象商品とする場合は、通し番号を指定することによって、指定された通し番号に基づいた売上商品グループの商品登録情報をRAM303の商品登録情報記憶部412から検出し、指定された通し番号に基づいた商品値引き情報をRAM303の値引き情報記憶部411から検出する。
【0118】
まず、1個の売上商品グループを検索するための通し番号を指定する(ステップS701)。ここで、既に発行されているレシートに記載されている通し番号を、キーボード等の入力装置を介して、直接入力することによって、通し番号を指定することができる。また、既に発行されているレシートに記載されている通し番号を、レシート読み込み用の装置を介して読み取ることによって、通し番号を指定することも可能である。
【0119】
次に、通し番号の指定作業に基づいて、領収書を発行するか否かを判定する(ステップS702)。領収書を発行しない場合(ステップS702;No)は、領収書発行処理を終了する。
【0120】
一方、領収書を発行する場合(ステップS702;Yes)は、次のステップS703に移る。
【0121】
次に、指定された通し番号に基づいた売上商品グループの商品登録情報を、RAM303の商品登録情報記憶部412から検出し、指定された通し番号に基づいた商品値引き情報をRAM303の値引き情報記憶部411から検出する(ステップS703)。
【0122】
次に、指定された通し番号に基づいた商品登録情報および商品値引き情報を検出できたか否かを判定する(ステップS704)。商品登録情報および商品値引き情報を検出できた場合(ステップS704;Yes)は、売上商品グループに属する売上商品から領収書の対象商品を指定し、指定した売上商品についての領収書を作成する領収書作成処理を実行して(ステップS705)、領収書発行処理を終了する。
【0123】
一方、商品登録情報および商品値引き情報を検出できなかった場合(ステップS704;No)は、通し番号指定エラーの処理を実行して(ステップS706)、領収書発行処理を終了する。ここで、通し番号指定エラーの処理として、ステップS701に戻り、通し番号を再度指定しても良い。
【0124】
ここで、通し番号を指定するための通し番号指定画面について、図を参照しながら以下に詳細に説明する。
【0125】
図17は、通し番号を指定するための通し番号指定画面を示す図の一例である。
【0126】
通し番号指定画面1700は、通し番号欄1701、確認エリア1702および発行取消エリア1703を備えている。
【0127】
通し番号は、キーボード等の入力装置を介して入力し、入力した情報を通し番号欄1701に表示させる。
【0128】
表示されている通し番号の情報が正しい場合は、確認エリア1702をタッチ入力させることによって、図15に示した領収書対象商品指定画面に移り、指定された通し番号に基づいた売上商品グループに属する全ての売上商品の商品情報を表示し、指定作業を実行することができる。また、領収書の発行を取り消す場合は、発行取消エリア1703をタッチ入力させることによって、領収書の発行を取り消すことができる。
【0129】
領収書発行コマンドを受信したプリンタ106は、領収書を印刷し、発行するためのプリンタ印刷処理を実行する。プリンタ106は、レシートプリンタとスリッププリンタとにおいて、印刷処理が異なる。
【0130】
図19は、領収書発行システムにおけるレシートプリンタ印刷処理のフローチャートを示す図である。
【0131】
まず、領収書発行指令を受信したか否かを判定する(ステップS1901)。領収書発行指令を受信した場合(ステップS1901;Yes)は、レシート発行した後、印刷されたレシートヘッダ部を切り落とすため、レシートをカットする(ステップS1902)。
【0132】
次に、領収書発行指令とともに受信した領収書データに基づいて、領収書を印刷する(ステップS1903)。
【0133】
次に、領収書の部分を切り離すために、レシートをカットする(ステップS1904)。
【0134】
最後に、次のレシートを発行するためのレシートヘッダ部を印刷し(ステップS1905)、レシートプリンタ印刷処理を終了する。
【0135】
一方、領収書発行指令を受信しなかった場合(ステップS1901;No)は、レシートプリンタ印刷処理を実行しない。
【0136】
図20は、領収書発行システムにおけるスリッププリンタ印刷処理のフローチャートを示す図である。
【0137】
まず、領収書発行指令を受信したか否かを判定する(ステップS2001)。領収書発行指令を受信した場合(ステップS1001;Yes)は、領収書用紙をスリッププリンタに挿入するための、領収書挿入要求をする(ステップS2002)。
【0138】
図21は、領収書用紙の挿入要求画面を示す図である。
【0139】
図21に示すように挿入要求画面2100は、「OK」タッチ入力部2101および「ESC」タッチ入力部2102が備えられている。
【0140】
「ESC」タッチ入力部2102が指定された場合(ステップS2002;ESC)は、スリッププリンタ印刷処理を終了する。
【0141】
「OK」タッチ入力部2101が指定された場合(ステップS2002;OK)は、領収書発行指令とともに受信した領収書データに基づいて、領収書を印刷する(ステップS2003)。
【0142】
次に、領収書用紙をスリッププリンタから排出するための、領収書排出要求をする(ステップS2004)。
【0143】
図22は、領収書用紙の排出要求画面を示す図である。
【0144】
図22に示すように排出要求画面2200は、「OK」タッチ入力部2201および「ESC」タッチ入力部2202が備えられている。
【0145】
「ESC」タッチ入力部2202が指定された場合(ステップS2004;ESC)は、スリッププリンタ印刷処理を終了する。
【0146】
「OK」タッチ入力部2201が指定された場合(ステップS2004;OK)は、スリッププリンタ印刷処理を終了する。
【0147】
図2は、プリンタによって印刷された領収書を示す図である。図2(a)は、レシートプリンタによって印刷された領収書を示す図であり、図2(b)は、スリッププリンタによって印刷された領収書を示す図である。
【0148】
また、本発明の領収書発行システムは、KIOSK端末のように、顧客自身が領収書の発行を指示することによって、領収書を発行させることもできる。例えば、レシートの情報を読み取らせることによって、売上商品グループに属する売上商品の商品情報を管理しているデータベースから、領収書発行に必要な情報を検出し、領収書を発行させることもできる。
【0149】
また、本発明の領収書発行方法は、1個または複数個からなる売上商品の中から領収書の対象となる1個または複数個の商品を指定する領収書対象商品指定ステップと、領収書対象商品指定ステップによって選択された領収書の対象となる1個または複数個の商品に基づいた領収書データを作成する領収書データ作成ステップと、領収書データ作成ステップによって作成された領収書データに基づいて領収書を発行する領収書発行ステップと、を備えている。
【0150】
また、本発明の領収書発行方法は、領収書対象商品指定ステップにおいて、領収書の対象となる1個または複数個の商品を、1個または複数個からなる売上商品の全ての商品とすることできる。
【0151】
また、本発明の領収書発行方法は、領収書対象商品指定ステップが、1個または複数個からなる売上商品の情報を表示する売上商品表示ステップと、売上商品表示ステップによって表示された1個または複数個からなる売上商品から領収書の対象となる1個または複数個の商品を選択する売上商品選択ステップと、を備えている。
【0152】
また、本発明の領収書発行方法は、1個または複数個からなる売上商品が、売上商品登録のグループに属する商品である。
【0153】
また、本発明の領収書発行方法は、売上商品登録のグループが、通し番号によって管理される。
【0154】
また、本発明の領収書発行方法は、通し番号を指定する通し番号指定ステップと、通し番号指定ステップによって指定された通し番号に基づいて管理された売上商品登録のグループにおいて、グループに属する全ての商品を検索する売上商品検索ステップと、を更に備えている。
【0155】
また、本発明の領収書発行方法は、領収書を発行した1個または複数個からなる売上商品を判別した情報を記憶する領収書発行履歴記憶ステップを、更に備えている。
【0156】
また、本発明の領収書発行方法は、1個または複数個からなる売上商品において、領収書の対象として指定されなかった1個または複数個の売上商品を認識するためのレシートデータである、指定外レシートデータを作成する指定外レシートデータ作成ステップと、指定外レシートデータ作成ステップによって作成された前記指定外レシートデータに基づいてレシートを発行する指定外レシート発行ステップと、を更に備えている。
【0157】
本発明の情報記録媒体は、上述の領収書発行方法のステップを有するプログラムを記録することもできる。
【0158】
また、本発明の情報記録媒体は、コンパクト・ディスク、フロッピー・ディスク、ハード・ディスク、光磁気ディスク、ディジタル・ビデオ・ディスク、もしくは磁気テープであっても良い。
【0159】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、以下の効果を奏する。
【0160】
領収書発行システムにおいて、領収書の発行を指示する場合、1個または複数個からなる売上商品の中から領収書の対象となる1個または複数個の商品を選択させ、選択した商品についての領収金額を算出し、算出した領収金額に基づいて、領収書を発行することによって、架空取り引き等による不正な領収書の発行や顧客から指定された商品の合計金額の手計算による間違いやキー入力時入力ミス等による不正な領収書の発行を防止することができる。
【0161】
または、領収書の対象商品として顧客から指定された商品の合計金額を手計算するための労力や、キー入力するための労力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】POS端末の斜視図である。
【図2】(a)レシートプリンタによって印刷された領収書を示す図、
(b)スリッププリンタによって印刷された領収書を示す図である。
【図3】POS端末の制御回路を示すブロック図である。
【図4】領収書発行システムの機能ブロック図である。
【図5】領収書発行処理のフローチャートを示す図である。
【図6】領収書発行処理における領収書作成処理のフローチャートを示す図である。
【図7】通し番号指定の領収書発行処理のフローチャートを示す図である。
【図8】商品詳細情報のデータ構成を示す図である。
【図9】商品登録情報のデータ構成を示す図である。
【図10】商品値引き情報のデータ構成を示す図である。
【図11】顧客情報のデータ構成を示す図である。
【図12】領収書発行履歴情報のデータ構成を示す図である。
【図13】(a)顧客登録されている顧客の領収書の受取人欄確認画面を示す図、
(b)顧客登録されていない顧客の領収書の受取人欄確認画面を示す図である。
【図14】売上商品グループの全商品領収書指定確認画面を示す図である。
【図15】領収書の対象商品を指定するための領収書対象商品指定画面を示す図である。
【図16】領収書の但し書き確認画面を示す図である。
【図17】通し番号を指定するための通し番号指定画面を示す図である。
【図18】指定外レシートを示す図である。
【図19】レシートプリンタ印刷処理のフローチャートを示す図である。
【図20】スリッププリンタ印刷処理のフローチャートを示す図である。
【図21】領収書用紙の挿入要求画面を示す図である。
【図22】領収書用紙の排出要求画面を示す図である。
【符号の説明】
100 POS端末
102 ドロワ
103 キーボード
104 ディスプレイ
105 ハンドスキャナ
106 プリンタ

Claims (18)

  1. 1顧客の1回の購入取り引きにおける1個または複数個からなる売上商品の中から領収書の対象となる1個または複数個の商品を指定する領収書対象商品指定手段と、
    前記領収書対象商品指定手段によって選択された前記領収書の対象となる1個または複数個の商品に基づいた領収書データを作成する領収書データ作成手段と、前記領収書データ作成手段によって作成された前記領収書データに基づいて領収書を発行する領収書発行手段と、
    を備えた領収書発行システム。
  2. 前記領収書対象商品指定手段において、前記領収書の対象となる1個または複数個の商品を、1個または複数個からなる前記売上商品の全ての商品とすることできることを特徴とする、請求項1に記載の領収書発行システム。
  3. 前記領収書対象商品指定手段が、1個または複数個からなる前記売上商品の情報を表示する売上商品表示手段と、
    前記売上商品表示手段によって表示された1個または複数個からなる前記売上商品から前記領収書の対象となる1個または複数個の商品を選択する売上商品選択手段と、
    を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の領収書発行システム。
  4. 1個または複数個からなる前記売上商品が、売上商品登録のグループに属する商品であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の領収書発行システム。
  5. 前記売上商品登録のグループが、通し番号によって管理されることを特徴とする、請求項4に記載の領収書発行システム。
  6. 前記通し番号を指定する通し番号指定手段と、
    前記通し番号指定手段によって指定された前記通し番号に基づいて管理された前記売上商品登録のグループにおいて、前記グループに属する全ての商品を検索する売上商品検索手段と、
    を更に備えることを特徴とする、請求項5に記載の領収書発行システム。
  7. 領収書を発行した1個または複数個からなる前記売上商品を判別した情報を記憶する領収書発行履歴記憶手段を、更に備えることを特徴とする、請求項4または6に記載の領収書発行システム。
  8. 1個または複数個からなる前記売上商品において、前記領収書の対象として指定されなかった1個または複数個の前記売上商品を認識するためのレシートデータである、指定外レシートデータを作成する指定外レシートデータ作成手段と、
    前記指定外レシートデータ作成手段によって作成された前記指定外レシートデータに基づいてレシートを発行する指定外レシート発行手段と、
    を更に備えることを特徴とする、請求項7に記載の領収書発行システム。
  9. 1顧客の1回の購入取り引きにおける1個または複数個からなる売上商品の中から領収書の対象となる1個または複数個の商品を指定する領収書対象商品指定ステップと、
    前記領収書対象商品指定ステップによって選択された前記領収書の対象となる1個または複数個の商品に基づいた領収書データを作成する領収書データ作成ステップと、
    前記領収書データ作成ステップによって作成された前記領収書データに基づいて領収書を発行する領収書発行ステップと、
    を備えた領収書発行方法。
  10. 前記領収書対象商品指定ステップにおいて、前記領収書の対象となる1個または複数個の商品を、1個または複数個からなる前記売上商品の全ての商品とすることできることを特徴とする、請求項9に記載の領収書発行方法。
  11. 前記領収書対象商品指定ステップが、1個または複数個からなる前記売上商品の情報を表示する売上商品表示ステップと、
    前記売上商品表示ステップによって表示された1個または複数個からなる前記売上商品から前記領収書の対象となる1個または複数個の商品を選択する売上商品選択ステップと、
    を備えていることを特徴とする、請求項9に記載の領収書発行方法。
  12. 1個または複数個からなる前記売上商品が、売上商品登録のグループに属する商品であることを特徴とする、請求項9から11のいずれか1項に記載の領収書発行方法。
  13. 前記売上商品登録のグループが、通し番号によって管理されることを特徴とする、請求項12に記載の領収書発行方法。
  14. 前記通し番号を指定する通し番号指定ステップと、
    前記通し番号指定ステップによって指定された前記通し番号に基づいて管理された前記売上商品登録のグループにおいて、前記グループに属する全ての商品を検索する売上商品検索ステップと、
    を更に備えることを特徴とする、請求項13に記載の領収書発行方法。
  15. 領収書を発行した1個または複数個からなる前記売上商品を判別した情報を記憶する領収書発行履歴記憶ステップを、更に備えることを特徴とする、請求項12または14に記載の領収書発行方法。
  16. 1個または複数個からなる前記売上商品において、前記領収書の対象として指定されなかった1個または複数個の前記売上商品を認識するためのレシートデータである、指定外レシートデータを作成する指定外レシートデータ作成ステップと、
    前記指定外レシートデータ作成ステップによって作成された前記指定外レシートデータに基づいてレシートを発行する指定外レシート発行ステップと、
    を更に備えることを特徴とする、請求項15に記載の領収書発行方法。
  17. 請求項9から16のいずれか1項に記載の領収書発行方法のプログラムを記録した情報記録媒体。
  18. 前記情報記録媒体は、コンパクト・ディスク、フロッピー・ディスク、ハード・ディスク、光磁気ディスク、デジタル・ビデオ・ディスク、もしくは磁気テープであることを特徴とする、請求項17に記載のプログラムを記録した情報記録媒体。
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