JPH08171678A - ポイントカード装置 - Google Patents

ポイントカード装置

Info

Publication number
JPH08171678A
JPH08171678A JP31680394A JP31680394A JPH08171678A JP H08171678 A JPH08171678 A JP H08171678A JP 31680394 A JP31680394 A JP 31680394A JP 31680394 A JP31680394 A JP 31680394A JP H08171678 A JPH08171678 A JP H08171678A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
point
customer
card
point value
transaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31680394A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Sugimoto
杉本  隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
Priority to JP31680394A priority Critical patent/JPH08171678A/ja
Publication of JPH08171678A publication Critical patent/JPH08171678A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポイントカードを忘れた場合の未累積のポイ
ント値の累積加算処理時の不正操作等をなくすこと。 【構成】 顧客がポイントカードを忘れた場合、その商
品買上げ金額に応じたポイント値をポイント算出手段に
よって算出するが、カード忘れ指示手段によるカード忘
れの指示を受けて、ポイント一時保存ファイルに一時的
に保存するに留める(S18)。この場合、その取引を
特定させるため、取引特定情報を付加する。次回来店時
にポイントカードとともに前回カードを忘れた時の取引
特定情報を取得し、その取引特定情報の入力に基づきポ
イント一時保存ファイル中から対応するポイント値が検
索されれば、そのポイント値を顧客ポイントファイルに
加算する処理をポイント検索加算手段により実行させる
(S21)。これにより、累積するポイント値が変更操
作される要素をなくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商品買上げ金額に応じ
たポイント値を該当する顧客の顧客ポイントファイルに
累積加算するようにしたポイントカード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ポイントカード装置は、商品買上げ毎に
買上げ金額に応じたポイント値を算出し、顧客毎に付加
するものであり、累積ポイント値に応じて顧客に特典を
与えるポイントサービスに利用される。ポイントサービ
スによれば、顧客の購買意欲を高めるとともに、固定客
を掴むための様々な販売促進活動を支援する顧客情報を
得ることができる。
【0003】ここに、例えば、複数のECR(電子式金
銭登録機)をPOS端末としてLANなどの回線により
ホストコンピュータに接続して構成されたPOSシステ
ムにおいて、ポイント累積加算サービスを行う場合、累
積ポイントサービスを受けている証拠として、ポイント
カード(或いは、顧客情報カード)を店独自に発行し、
顧客に渡すようにしている。このポイントカードは、顧
客ファイル検索時にキーとなる顧客コードが磁気的に書
き込まれた磁気カードであって、自店やチェーン店のみ
で通用する専用カードである。そして、1取引で顧客が
買い上げた商品の合計額に応じてポイント値が算出さ
れ、算出されたポイント値を累積させるよう、前回まで
に累積されたその顧客のポイント値を読み出すため、顧
客の提示したポイントカードをレジ備付けのカードリー
ダで読み込む。このとき、前回までに累計されたポイン
ト値は、ホストコンピュータにて顧客毎の顧客ポイント
ファイル内に顧客コード毎に管理されているか、或い
は、ポイントカード内に顧客ポイントファイルを設け、
カード内に直接書き込み記憶されている。例えば、ホス
トコンピュータにおいて顧客ポイントファイルとして一
括管理している場合においては、カードリーダで読み取
られたポイントカードの顧客コードに該当する顧客ポイ
ントファイルのポイント情報があれば、そのポイント情
報を問合せ元POS端末に送信し、今回のポイント値の
加算に供する。そして、この加算された新しいポイント
値を元にして、ホストコンピュータの顧客ポイントファ
イルを更新する。
【0004】このため、顧客がポイントサービスを受け
るためには、その店専用のポイントカードを店員に提示
して顧客を特定させる必要がある。ところが、ポイント
カードを保有している顧客であっても、利用時にポイン
トカードを忘れてしまった場合には、ポイント値の累積
加算処理を受けられない。
【0005】しかし、ポイントカードを忘れただけで、
ポイント値の累積加算処理を受けられないのでは、顧客
に対するサービス性の低いものとなり、顧客獲得の一環
として採用されるポイントサービスの趣旨を十分に発揮
できない。そこで、現実には、ポイントカードを忘れた
顧客に対しては、今回の買上げ金額に応じて算出された
ポイント値をレシート上に印字して顧客に渡し、次回来
店時にこのレシートをポイントカードとともに提示すれ
ば、そのポイント値の累積加算処理が受けられるように
運用されている。即ち、顧客がポイントカードとともに
レシートを提示した場合、キャッシャはポイントカード
で顧客を確認した後、レシート上に印字されているポイ
ント値をキーボード上のテンキーにて置数入力すること
により、その顧客の顧客ポイントファイルに累積加算処
理が実行される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
対応策による場合、累積加算すべきポイント値をキャッ
シャが直接キー入力することにより行っているので、現
実の取引で得られたポイント値と異なる値のポイント値
が累積加算されてしまうおそれがある。例えば、キャッ
シャがレシート上に印字されているポイント値を見間違
えたり、キー操作を誤ることによって、ポイント値の誤
入力が発生し得る。或いは、顧客のレシート上のポイン
ト値の改ざんや、キャッシャの不正によっても、ポイン
ト値の誤入力、特に、異常にポイント値を高める意図的
な誤入力が発生し得る。極端には、顧客とキャッシャと
の共謀により、レシートが存在しなくてもポイントカー
ドの提示さえあれば架空のポイント値が入力されて累積
加算されてしまうケースも発生し得る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のポイントカード
装置は、ポイントカードをカードリーダにより読み取っ
て顧客を特定するとともに、商品買上げ金額に応じたポ
イント値をポイント算出手段により算出し、算出された
ポイント値を特定された顧客の顧客ポイントファイルに
累積加算するようにしたポイントカード装置において、
前記ポイントカードを忘れたことを指示するカード忘れ
指示手段と、カード忘れが指示された取引に関して前記
ポイント算出手段により算出されたポイント値をその取
引を特定させる取引特定情報とともに一時的に保存する
ポイント一時保存ファイルと、その取引特定情報を報知
させる報知手段と、取得した前記取引特定情報の入力に
基づき前記ポイント一時保存ファイル中から対応するポ
イント値を検索して前記顧客ポイントファイルに加算す
るポイント検索加算手段とを設けた。
【0008】
【作用】本発明のポイントカード装置においては、顧客
がポイントカードを忘れて買物をした場合、その商品買
上げ金額に応じたポイント値をポイント算出手段によっ
て算出するが、カード忘れ指示手段によるカード忘れの
指示を受けて、ポイント一時保存ファイルに一時的に保
存するに留める。この場合、その取引を特定させるた
め、取引特定情報が付加されるとともに、取引特定情報
自体は報知手段によって、例えば、顧客に報知される。
そして、次回来店時にポイントカードとともに前回カー
ドを忘れた時の取引特定情報を顧客から取得し、その取
引特定情報の入力に基づきポイント一時保存ファイル中
から対応するポイント値が検索されれば、そのポイント
値がそのままポイント検索加算手段によって顧客ポイン
トファイルに加算される。即ち、ポイント値がキャッシ
ャ等によって恣意的に変更操作されるようなことなく、
現実の取引に基づき算出されたポイント値にてそのポイ
ント値の累積加算処理が正しく行われる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。本実施例のポイントカード装置は、例えば、図2に
示すようなPOSシステム1を利用して実現されてい
る。このPOSシステム1は#1〜#nなるn台のPO
S端末2が、通信回線(特に制約を受けないが、例え
ば、LAN)3によって、ホストコンピュータ4に接続
されたオンラインシステムとして構成されている。
【0010】このホストコンピュータ4は、POSシス
テム1全体の制御を受持ち、その電装系は、例えば、図
3に示すように構成されている。まず、ホスト制御部5
とメモリ部6とを保有し、バス7を介して接続された通
信インタフェース8から、前記通信回線3を介して複数
台のPOS端末2との間で相互にオンライン通信を実行
し得るように構成されている。前記ホスト制御部5はポ
イント累積手段やポイント検索加算手段の処理を実行さ
せる機能を備えている。また、前記ホスト制御部5には
バス7及びI/O機器制御部8を介して、キーボード
9、表示器10、プリンタ11及びハードディスクドラ
イブ装置(HDD)12が接続されている。なお、特に
図示しないが、顧客毎にポイント値を保有して、ポイン
ト値の累積加算処理を受ける顧客ポイントファイルは顧
客コード毎に前記メモリ部6中に作成されている。ま
た、後述するポイント一時保存ファイルもこのメモリ部
6中に確保されている。
【0011】一方、POS端末2は、精算場所に配設さ
れてキャッシャが商品登録精算処理を行うためのもので
あり、図4に示すようなECR構造とされている。即
ち、本体16の上面側にはキーボード17が設けられ、
本体16の下部側にはドロワ18が引出自在に設けられ
ている。また、本体16の中央部には表示器19が設け
られている。さらには、磁気カード製のポイントカード
(図示せず)の読み取りを行うための磁気カードリーダ
20がカードリーダとしてキーボード17脇に並設され
ている。
【0012】図5に前記キーボード17のキー配置を示
す。このキーボード17には、商品区分登録を行うため
の部門キー21、金額、コード、その他の数値情報を入
力させるテンキー22、取引種別等を指定するための各
種取引キー23などの各種キーが設けられている。各種
取引キー23中には、「預/合計」キー、「自社クレジ
ット」キー、「他社クレジット」キーなどの締めキーも
含まれている。また、これらのキーボード17の一部に
は、ポイントサービスに関連して、「顧客ポイント」キ
ー24、「ポイント訂正」キー25、及び、「カード忘
れ」キー26が設けられている。「顧客ポイント」キー
24は、ポイントカードを磁気カードリーダ20で読み
取らせるための読み取り動作を宣言するキーである。
「カード忘れ」キー26は、カード忘れ指示手段として
機能し、ポイントカードを保有している顧客がそのポイ
ントカードを携帯し忘れた際に、仮のポイント処理を行
わせるために、「顧客ポイント」キー24に代えて操作
されるキーである。「ポイント訂正」キー25は、現時
点での顧客ポイントファイルにおける累計ポイント値の
変更を宣言するためのキーである。より具体的には、前
回の来店時にはポイントカードを忘れて、前記「カード
忘れ」キー26操作による後述するような仮のポイント
処理を受けた後、次回来店時にポイントカードと後述す
るレシートの提示を受けた場合に、正式なポイント累積
加算処理を行うためにこの「ポイント訂正」キー25が
押下されるように運用される。
【0013】このようなキーボード17を含む前記PO
S端末2の電装系は図6に示すように構成されている。
即ち、ホストコンピュータ3側と同様に、POS制御部
27とメモリ部28とを保有し、バス29を介して接続
された通信インタフェース30から、前記通信回線3を
介して前記ホストコンピュータ4との間で相互にオンラ
イン通信を実行し得るように構成されている。前記PO
S制御部27中には、後述するポイント算出手段の処理
を実行させる機能を備えている。また、POS制御部2
7には、バス29及びI/O機器制御部31を介して、
前述したキーボード17、表示器19、磁気カードリー
ダ20とともにプリンタ32が接続されている。このプ
リンタ32は前記本体16内に内蔵されたレシート/ジ
ャーナルプリンタであり、商品登録精算処理に伴い、取
引単位で後述するようなレシートを発行するとともに、
並行してジャーナル用紙への印字を行うものである。
【0014】次に、ポイント値の累積加算処理等のポイ
ントサービス関連処理について、ホスト制御部5側の制
御処理を示す図1のフローチャート、及び、POS制御
部27側の制御処理を示す図7のフローチャートを参照
して説明する。顧客による商品買上げがあった場合、任
意のPOS端末2において、その買上げ商品の商品登録
処理が終了した後に(図7中のステップS1)、ポイン
トサービス関連処理が実行される。ここに、ポイントカ
ードを携帯した顧客、ポイントカードを保有しているが
(会員であるが)、ポイントカードを携帯し忘れた顧
客、ポイントカードを保有しない(会員でない)顧客が
存在し得る。
【0015】まず、顧客によりポイントカードが提示さ
れた場合には、キャッシャは「顧客ポイント」キー24
を押下する。POS制御部27が「顧客ポイント」キー
24の押下を検知すると(S2)、ポイント算出手段が
今回の商品買上げ金額に基づくポイント値の算出処理を
実行する(S3)。次に、提示されたポイントカードに
ついて磁気カードリーダ20で読み取りを行い(S
4)、顧客コードをキーとして通信回線3を介してホス
トコンピュータ4側にポイントの問合せを行う(S
5)。この問合せには、算出された今回のポイント値も
含まれる。
【0016】この問合せを受けたホストコンピュータ4
側では、図1に示すように、通常のポイント問合せと認
識し(S17)、問合せのあった顧客コードの顧客ポイ
ントファイルを検索し、その顧客ポイントファイルに今
回のポイント値を累積加算して顧客ポイントファイルに
更新するとともに、更新された累積ポイント値を読み出
す(S18)。このステップS18の処理は、ポイント
累積手段により実行される。読み出した累積ポイント値
を含む伝文をセットし(S19)、その伝文を問合せの
あったPOS端末2に応答する(S20)。ポイント値
を問合せたPOS端末2では、この応答を受けた後、
「預/合計」キーなどの締めキーが押下されたかをチェ
ックし(S6)、締めキーが押下されていれば、累計ポ
イント値の情報を含む取引情報をプリンタ32によって
レシート用紙上に印字し、レシートを発行する(S
7)。このレシートをポイントカードとともに顧客に手
渡すことにより、今回の取引が終了する。
【0017】また、会員でない顧客の場合には、「顧客
ポイント」キー24を押下せず、かつ、「カード忘れ」
キー26も押下しないので、ステップS2,S8の判断
を受けた後、「預/合計」キーなどの締めキーが押下さ
れたかをチェックし(S9)、締めキーが押下されてい
れば、ポイント情報を含まない商品買上げ合計額等のみ
の取引情報をプリンタ32によってレシート用紙上に印
字し、レシートを発行する(S10)。このレシートを
顧客に手渡すことにより、今回の取引が終了する。
【0018】一方、会員でありながら、ポイントカード
を忘れた顧客の場合には、その旨の申出を受けて、キャ
ッシャは通常の「顧客ポイント」キー24に代えて、
「カード忘れ」キー26を押下する。POS制御部27
が「カード忘れ」キー26の押下を検知すると(S
8)、レシートの有効期限を算出する(S11)ととも
に、ポイント算出手段が商品買上げ金額に基づくポイン
ト値の算出処理を実行する(S12)。この後、POS
制御部27は算出されたポイント値を一時的に保存する
ためのポイント一時保存ファイルを作成するためのデー
タ(ポイント値及び買上日付、レジNo.、レシート番号
による取引特定情報)をホストコンピュータ4側に送信
する(S13)。
【0019】このようなファイル作成のためのデータを
受信したホストコンピュータ4側では、図1に示すよう
に、ポイント一時保存ファイルの作成依頼と認識し(S
16)、メモリ部6中の一部に確保されたポイント一時
保存ファイル33への必要事項の書込みを行う(S2
1)。図8は、ポイント一時保存ファィル33のフォー
マット例を示し、買上日付、レジNo.、レシート番号に
よる取引特定情報34aとともに、買上額34b、ポイ
ント値34cに関する情報が一時的に保存される。この
ポイント一時保存ファイル33の保存内容は、後述する
ように、次回読出時又は有効期限超過後に削除される。
ホストコンピュータ4側では、依頼のあった取引に関し
てそのポイント値をポイント一時保存ファイル33に保
存し終わると、完了した旨のOK応答を返す(S2
2)。
【0020】ポイント一時保存ファイルの作成を依頼し
たPOS端末2では、このOK応答を受けた後、「預/
合計」キーなどの締めキーが押下されたかをチェックし
(S14)、締めキーが押下されていれば、自己の保有
している取引情報に基づきプリンタ32によってレシー
ト用紙上に取引情報を印字し、レシート35を発行させ
る(S15)。
【0021】このレシート35には、例えば、図9
(a)に示すように、買上日付情報36a、レシート番
号情報36b、買上商品情報36c、合計金額情報36
d、レジNo.情報36e等の通常の取引情報の他に、未
累積のポイント値情報36f、「次回ご来店の時に加算
しますので、ポイントカードとこのレシートをお持ち下
さい」なる旨のメッセージ情報36g、有効期限情報3
6hも併せて印字される。これにより、このレシート3
5が取引特定情報を顧客やキャッシャに対して報知させ
る報知手段として機能する。このようなレシート35を
顧客に手渡すことにより、今回の取引が終了する。
【0022】そして、ポイントカードを忘れた顧客がポ
イント値の累積加算処理を受けたい場合には、レシート
35に印字されている有効期限内に、再度来店し、キャ
ッシャにポイントカードを提示するとともに、このレシ
ート35を提示する。これらの提示を受けたキャッシャ
は、「ポイント訂正」キー25を押下する。POS制御
部27が「ポイント訂正」キー25の押下を検知すると
(S29)、図10に示す処理が実行される。まず、提
示されたポイントカードを磁気カードリーダ20で読み
取って(S30)、会員であることを確認し、かつ、そ
の顧客コードを取得する。次に、提示されたレシート3
5に基づき未累積の前回の取引を特定するための取引特
定情報(買上日付、レジNo.、レシート番号)を順次
キー入力する(S31〜33)。これらの取引特定情報
の入力を受けて、ホストコンピュータ4側にポイント一
時保存ファイル33の検索を依頼する(S34)。
【0023】この依頼を受けたホストコンピュータ4側
では、図1に示すように、「ポイント訂正」キー押下の
依頼と認識した場合(S23)、取引特定情報をキーと
してポイント一時保存ファイル33の検索を行い、該当
する取引のポイント値(未累積のポイント値)を読み出
す(S24)。上記の取引特定情報によって検索される
ポイント値は唯一であり、他の取引によるポイント値が
誤って検索されることはない。引き続き、読み出したポ
イント値をポイントカード読み取りにより特定されてい
る顧客ポイントファイルにおいて書き込むことにより、
累積加算処理が行われる(S24)。さらに、書込み処
理された結果である累積ポイント値がその顧客ポイント
ファイルから読み出されるとともに、対応するポイント
一時保存ファイル33は削除される(S24)。このよ
うなポイント一時保存ファイル33の削除により、一旦
読み出されて累積加算処理に供されたポイント値が重複
して使用されるような不都合を生じない。このようなス
テップS24の処理はポイント検索加算手段により実行
される。この処理が正常に行われると(S25)、読み
出した累積ポイント値を含む伝文をセットし(S2
6)、その伝文を検索依頼のあったPOS端末2に応答
する(S27)。検索依頼をしたPOS端末2では、こ
の応答を受けて、累積ポイント値、前回の取引情報等を
プリンタ32によってレシート用紙上に印字し、訂正レ
シート37を発行する(S35)。この訂正レシート3
7は前回のポイント値が累積加算された旨を顧客に明示
させるために発行される。
【0024】よって、本実施例によれば、顧客がポイン
トカードを忘れた場合のポイント値の処理として、その
買上げ時点では取敢えず、算出されたポイント値をホス
トコンピュータ4においてポイント一時保存ファイル3
3として保存しておくとともに、レシート35には次回
来店時にはポイントカードとこのレシート35を持参す
ればポイント累積加算処理を行う旨を印字しておき、そ
の顧客が次回来店時にポイントカードとこのレシート3
5とを提示した場合には前回の取引を検索して該当する
ポイント一時保存ファイル33から未累積のポイント値
を読み出してそのまま顧客ポイントファイルに累積加算
処理を行わせるので、加算すべきポイント値がキャッシ
ャの恣意的な操作によって変更されてしまう要素がな
く、ポイント値の累積加算処理におけるキャッシャの不
正やミスなどを防止できる。
【0025】なお、特に図示しないが、ポイント一時保
存ファイル33に保存されたポイント値等の情報は、そ
のポイント値算出時に算出された有効期限が過ぎると、
自動的に削除される。ポイント一時保存ファイル33を
その検索読み出しの他、有効期限でも管理するのは、ホ
ストコンピュータ4のメモリ部6に確保されるメモリ領
域が有限だからである。
【0026】また、本実施例では、ホストコンピュータ
4のメモリ部6中に顧客ポイントファイルを確保して累
積ポイント値を保存するようにしたが、顧客の保有する
ポイントカード自身を顧客ポイントファイルとして利用
し、順次累積加算される累積ポイント値をポイントカー
ドに直接記録させるようにしたものにも同様に適用でき
る。
【0027】さらに、本実施例のポイントカード装置は
ホストコンピュータ4を備えたPOSシステム1を利用
した構成としたが、これに限らず、例えば、1台のスタ
ンドアロン型のECRのみからなる構成であっても同様
に適用できる。この場合、前述したPOS端末2の構成
を借用して説明すれば、そのメモリ部28中にポイント
一時保存ファイル33を備え、POS制御部27に前述
したような全ての制御を受け持たせればよい。
【0028】
【発明の効果】本発明のポイントカード装置によれば、
ポイントカードをカードリーダにより読み取って顧客を
特定するとともに、商品買上げ金額に応じたポイント値
をポイント算出手段により算出し、算出されたポイント
値を特定された顧客の顧客ポイントファイルに累積加算
するようにしたポイントカード装置において、前記ポイ
ントカードを忘れたことを指示するカード忘れ指示手段
と、カード忘れが指示された取引に関して前記ポイント
算出手段により算出されたポイント値をその取引を特定
させる取引特定情報とともに一時的に保存するポイント
一時保存ファイルと、その取引特定情報を報知させる報
知手段と、取得した前記取引特定情報の入力に基づき前
記ポイント一時保存ファイル中から対応するポイント値
を検索して前記顧客ポイントファイルに加算するポイン
ト検索加算手段とを設けたので、顧客がポイントカード
を忘れた場合の未累積のポイント値の累積加算処理にお
いて、前回算出されてポイント一時保存ファイルに一時
的に保存されているポイント値を読み出してそのまま該
当する顧客ポイントファイルに累積加算するため、途中
でキャッシャ等によって累積加算すべきポイント値が変
更操作される要素がなくなり、よって、ポイント値の累
積加算処理におけるキャッシャの不正や入力ミスなどを
防止でき、この結果、ポイントカードを忘れた場合も含
めてポイントカード装置を正しく運用させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のホストコンピュータにおけ
る制御処理を示すフローチャートである。
【図2】POSシステムを示すブロック図である。
【図3】ホストコンピュータの電装系の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】POS端末の外観を示す斜視図である。
【図5】キーボードのキー配置を示す平面図である。
【図6】POS端末の電装系の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】POS端末における制御処理を示すフローチャ
ートである。
【図8】ポイント一時保存ファイルのフォーマットを示
す模式図である。
【図9】発行されたレシート例を示す平面図である。
【図10】POS端末におけるポイント訂正時の制御処
理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
20 カードリーダ 26 カード忘れ指示手段 33 ポイント一時保存ファイル 34a 取引特定情報 35 報知手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポイントカードをカードリーダにより読
    み取って顧客を特定するとともに、商品買上げ金額に応
    じたポイント値をポイント算出手段により算出し、算出
    されたポイント値を特定された顧客の顧客ポイントファ
    イルに累積加算するようにしたポイントカード装置にお
    いて、前記ポイントカードを忘れたことを指示するカー
    ド忘れ指示手段と、カード忘れが指示された取引に関し
    て前記ポイント算出手段により算出されたポイント値を
    その取引を特定させる取引特定情報とともに一時的に保
    存するポイント一時保存ファイルと、その取引特定情報
    を報知させる報知手段と、取得した前記取引特定情報の
    入力に基づき前記ポイント一時保存ファイル中から対応
    するポイント値を検索して前記顧客ポイントファイルに
    加算するポイント検索加算手段とを設けたことを特徴と
    するポイントカード装置。
JP31680394A 1994-12-20 1994-12-20 ポイントカード装置 Pending JPH08171678A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31680394A JPH08171678A (ja) 1994-12-20 1994-12-20 ポイントカード装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31680394A JPH08171678A (ja) 1994-12-20 1994-12-20 ポイントカード装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08171678A true JPH08171678A (ja) 1996-07-02

Family

ID=18081100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31680394A Pending JPH08171678A (ja) 1994-12-20 1994-12-20 ポイントカード装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08171678A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004139424A (ja) * 2002-10-18 2004-05-13 Toshiba Tec Corp 商品販売登録データ処理装置
JP2006079490A (ja) * 2004-09-13 2006-03-23 Fujitsu Ltd ポイント修正装置およびポイント修正方法
JP2011253507A (ja) * 2010-06-04 2011-12-15 Toshiba Corp ポイント管理システム
JP2012074058A (ja) * 2011-11-14 2012-04-12 Toshiba Tec Corp 商品販売データ処理装置
JP2013156947A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Toshiba Tec Corp 決済端末とそのプログラムおよび決済システム
JP2017129910A (ja) * 2016-01-18 2017-07-27 株式会社寺岡精工 Posレジスタ及びプログラム
JP2019040447A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 東芝テック株式会社 情報処理装置およびプログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004139424A (ja) * 2002-10-18 2004-05-13 Toshiba Tec Corp 商品販売登録データ処理装置
JP2006079490A (ja) * 2004-09-13 2006-03-23 Fujitsu Ltd ポイント修正装置およびポイント修正方法
JP4529128B2 (ja) * 2004-09-13 2010-08-25 富士通フロンテック株式会社 ポイント修正装置およびポイント修正方法
JP2011253507A (ja) * 2010-06-04 2011-12-15 Toshiba Corp ポイント管理システム
JP2012074058A (ja) * 2011-11-14 2012-04-12 Toshiba Tec Corp 商品販売データ処理装置
JP2013156947A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Toshiba Tec Corp 決済端末とそのプログラムおよび決済システム
JP2017129910A (ja) * 2016-01-18 2017-07-27 株式会社寺岡精工 Posレジスタ及びプログラム
JP2019040447A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 東芝テック株式会社 情報処理装置およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4109644B2 (ja) 金銭登録装置および金銭登録システム並びに金銭登録装置用表示制御プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP5114887B2 (ja) Posレジスタ
JP2009199330A (ja) 商品販売データ処理装置
JPH08171678A (ja) ポイントカード装置
JP3745647B2 (ja) クーポン発券システム
JPS63303495A (ja) 取引処理装置
JP4778944B2 (ja) ポイント付与サービスシステム
JP6568271B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP5764701B2 (ja) 商取引処理装置及びレシート明細検索プログラム
JPH05298557A (ja) 商品販売データ処理装置
JP5562913B2 (ja) 商品販売データ処理装置及びレシート明細検索プログラム
JP2019185829A (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
JPS62127998A (ja) 電子式キヤツシユレジスタ
JPH07249176A (ja) Posシステム
JP3797698B2 (ja) ポイントカードシステム
JP6382389B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP7041233B2 (ja) 商品データ処理装置、プログラム
JP7336560B2 (ja) 商品データ処理装置、プログラム
JP6797264B2 (ja) 商品データ処理装置、プログラム、及び商品データ処理方法
JPH11353554A (ja) ハンディ型売上データ処理装置およびそのプログラム記録媒 体
JP2726785B2 (ja) カード処理装置
JP3662005B2 (ja) サービスポイント付与装置及びサービスポイント付与方法並びにサービスポイント付与プログラム
JP6138198B2 (ja) 商取引処理装置及びレシート明細検索プログラム
JP2993794B2 (ja) 商品販売データ処理装置
JPH10320649A (ja) Pos端末装置のレシート発行方式