JP4510058B2 - 小動物用静止固定具 - Google Patents

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Description

本発明はマウス・ラット・ウサギ等、一般に実験に供される小動物用静止固定具に関する。
実験に供される小動物は、採血を初めとする各種実験作業の際には静止状態を保持するため、固定する必要がある。而して、従来斯かる固定には、スポンジを収納した箱型容器に小動物を入れた後、上から蓋で押圧固定する方法や、一方のみが開口したパイプ型容器に小動物を入れた後、当該開口部から押圧部を挿入スライドさせて固定する方法が採用されていた(例えば、非特許文献1参照)。
しかしながら、斯かる従来の方法による固定は、箱型容器の場合には小動物の上下から、またパイプ型容器の場合には小動物の前後からそれぞれ押圧固定するに過ぎず、体全体を包み込むように固定するものではなかったため、部分的な過度の圧迫がもたらすストレスにより、往々にして採血等の作業時に暴れを誘発してしまい、時には作業者が噛まれたり、あるいは逆に小動物を傷付けたりしてしまうと云う問題があった。
株式会社井内盛栄堂(大阪市北区天満4−15−5)発行商品カタログ
本発明は、上記の如き従来の問題に鑑みてなされたもので、極めて容易に、しかもより安全確実に小動物の体全体を包み込むように固定することができる小動物用静止固定具を提供することを課題としている。
本発明者は、斯かる課題を解決すべく種々検討を重ねた結果、身を守るために狭くて暗い場所に逃げ隠れする、と云う小動物の習性を利用すれば、極めて良い結果が得られることを見い出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、少なくとも内径が、一方の大径開口部から他方の小径開口部に向って徐々に小径となっている筒状体から成ると共に、当該筒状体の大径開口部側の上縁部に、小動物の尾の引き出し口形成用の易切除加工部が設けられていることを特徴とする小動物用静止固定具により上記課題を解決したものである。
本発明における筒状体は、その内径が、一方の開口部から他方の開口部に向って徐々に小径となっているので、小動物の尾を持って、大径開口部側にその頭部を位置せしめれば、無理に押し付けずとも、当該動物は自ら小径開口部方向に進入し、自然と身動きできない状態となる。
従って、本発明の小動物用静止固定具を用いれば、極めて容易に、しかもより安全確実に小動物をその体全体がソフトに包まれた状態で静止固定することができるので、動物の感触を得ながら採血・体重や身長の測定・移動等の実験に伴なう各種作業をスムースに行ない得ると共に、無理に押し付け、固定するのとは異なり、小動物にストレスを与えることも少なく、また圧死の恐れもない。
以下本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
図1は本発明小動物用静止固定具の概略斜視説明図、図2は小動物の尾の引き出し口を形成した状態の本発明小動物用静止固定具の概略平面説明図、図3は使用状態の本発明小動物用静止固定具の概略斜視説明図である。
図1〜3において、10は筒状体で、その一方の開口部が大径開口部11、他方の開口部が小径開口部12となっていると共に、その内径及び外径が共に、当該大径開口部11から小径開口部12に向って徐々に小径となっている。
当該筒状体10の具体的な内径寸法並びに徐々に小径となる度合は、静止固定する小動物の種類やサイズに応じて適宜選定することができる。
因に、後述するように、当該大径開口部11は小動物の出入口、また小径開口部12は静止固定時における小動物の呼吸口として利用される。
筒状体10の材質は特に制限されないが、例えば折曲可能な柔軟性を有する合成樹脂シートやフィルムを用いるのが、ヒートシール等の手段により効率良く筒状に接合成形し得る点で望ましいと共に、得られた筒状体10自身が折曲可能なため、扁平状態で効率良く輸送・保管ができることはもとより、後述するように、小動物を静止固定後、大径開口部11側を容易に折曲封止し得る点で望ましい。因に、10aは上記の如き合成樹脂シートやフィルムによって筒状体10を成形した場合のヒートシール接合部を示している。
また、筒状体10は透明体とするのが、外部から小動物の様子を観察しながら作業し得るのでより望ましい。
10bは迫り出し底部で、筒状体10の大径開口部11側に連成されている。この迫り出し底部10bは、後述するように、小動物の受け部として利用されるもので、当該迫り出し底部10bに小動物を案内セットすることによりスムースに小動物が筒状体10の内部に進入する。
当該迫り出し底部10bの具体的形成法はその如何を問わないが、例えば筒体を成形後、端部を斜めにカットする方法、あるいは、当該斜めにカットした状態となるように予め成形した展開シートやフィルムを用いて筒体とする方法が簡便な方法として挙げられる。
13は易切除加工部で、筒状体10の大径開口部11側の上縁部に、小動物の尾Pの引き出し口14形成用として設けられている。
易切除加工部13の具体的加工法としては、引き出し口14の切除形成が容易であれば、ミシン目、切れ目、切れ込みあるいはそれらの組み合せ等、特に制限されないが、例えば筒状体10の大径開口部11から長手方向(図1において横方向)に適宜長さのミシン目線13aを付設すると共に、筒状体10のヒートシール接合部10aから短手方向(図1において縦方向)に鋸刃状の切れ込み部13bを前記ミシン目線13aの長さに対応せしめて適宜数形設するのが、縦方向の引き裂きと横方向の引き裂きにより、小動物のサイズに応じた大きさの引き出し口14をより容易に形成することができるので望ましい。
15は係止用穴で、小径開口部12側の上縁部に位置するヒートシール接合部10aに連成された突片部16に設けられている。
この係止用穴15を、適宜部位に取り付けられたフック(図示省略)に挿通係止すれば、筒状体10が固定保持されるので、採血等の作業をよりスムースに行なうことができる。
次に、図1に示された実施の形態に係る本発明の小動物用静止固定具の使用方法を説明する。
まず、小動物の尾を持って、図1に示す筒状体10の大径開口部11側の迫り出し底部10bに案内セットする。すると、小動物はその習性に従って、自らより狭い筒状体10の奥方向、すなわち小径開口部12方向に進入移動し、やがて身動きできないところで自然に停止する。そこで、図3に示すように、大径開口部11側における余分な筒状体部位を折り返し部10cとして折曲し、適宜粘着テープ、ホッチキス、クリップ等の止め具17で封止しつつ筒状体10本体に固定すれば、内部の小動物は後退動も不能となり、その体全体が筒状体10によってソフトに包まれた状態で静止固定されるので、体重などの測定や移動作業等をスムースに行なうことができる。因に、この状態において、小径開口部12は小動物の呼吸口となる。尚、作業終了後においては、折り返し部10cの封止固定を解除し、大径開口部11から小動物を出し、解放する。
また、採血等のために、小動物の尾Pを外に引き出す必要がある場合には、小動物のサイズに応じて切れ込み部13bの適宜部位から縦方向にミシン目線13aまで引き裂き、次いで、当該ミシン目線13aに沿って大径開口部11まで引き裂いて筒状体10の上縁部を切除すれば、図2に示すように、当該切除部位に引き出し口14が形成されるので、当該引き出し口14から尾Pを外に引き出すことができる。
本発明小動物用静止固定具の概略斜視説明図。 小動物の尾の引き出し口を形成した状態の本発明小動物用静止固定具の概略平面説明図。 使用状態の本発明小動物用静止固定具の概略斜視説明図。
符号の説明
10:筒状体
10a:ヒートシール接合部
10b:迫り出し底部
10c:折り返し部
11:大径開口部
12:小径開口部
13:易切除加工部
13a:ミシン目線
13b:切れ込み部
14:尾の引き出し口
15:係止用穴
16:突片部
17:止め具
P:小動物の尾

Claims (4)

  1. 少なくとも内径が、一方の大径開口部から他方の小径開口部に向って徐々に小径となっている筒状体から成ると共に、当該筒状体の大径開口部側の上縁部に、小動物の尾の引き出し口形成用の易切除加工部が設けられていることを特徴とする小動物用静止固定具。
  2. 筒状体が、折曲可能な柔軟性を有することを特徴とする請求項1記載の小動物用静止固定具。
  3. 筒状体の大径開口部側に、迫り出し底部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の小動物用静止固定具。
  4. 筒状体の小径開口部側の上縁部に、係止用穴を有する突片部が設けられていることを特徴とする請求項1〜の何れか1項記載の小動物用静止固定具。
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